JP2021142713A - ストラットベアリングの下側ケースの製造方法、及びストラットベアリング - Google Patents

ストラットベアリングの下側ケースの製造方法、及びストラットベアリング Download PDF

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Abstract

【課題】補強用芯金を内蔵した、ストラットベアリングの下側ケースの製造方法において、製造コストが増大することなく、製造された前記下側ケースにおける防錆能力の低下を抑制する。【解決手段】芯金セット工程で、芯金8をインサート品として金型D1内にセットする。芯金セット工程を経て金型D1を閉じた状態では、径方向支持部材9、及び軸方向支持部材10,11により、芯金8は金型D1内に位置決めされる。軸方向支持部材10,11のうち、芯金8の円筒部8Aの外周面M1に繋がる円環部8Bの表面N1を支持する円環部支持部材Uの先端部Pを、先端へ向かうにしたがって縮径させた形状とする。【選択図】図6

Description

本発明は、車両のストラット式サスペンションに用いるストラットベアリングの下側ケースの製造方法、及び前記ストラットベアリングに関する。
車体に対する車輪の支持をコイルスプリングにより行うとともに、上下振動を吸収するためにショックアブソーバを備えたサスペンションとして、ショックアブソーバを内蔵した伸縮する柱(ストラット)を車軸に固定してなるストラット式サスペンションがある。ストラット式サスペンションは、主に乗用車の前輪用として広く使用されている。
ストラット式サスペンションのアッパー部に用いるストラットベアリングとして、上側軌道輪を保持する上側ケースと、下側軌道輪を保持する下側ケースとを備え、前記上側ケース及び前記下側ケースを合成樹脂製とし、前記下側ケースに補強用芯金を内蔵したものがある(例えば、特許文献1における補強用のインサート37を内蔵した下部キャップ30参照)。
前記ストラットベアリングは、車輪が跳ね上げた路面上の泥水等を直接受ける厳しい泥水環境で使用される。その上、ストラットベアリングは、洗車の際に高圧洗浄機が使用されると、足回りの洗車の際に、高圧洗浄機から放出された高圧水を受けることになる。
米国特許出願公開第2019/0184781号明細書 特開平11−207749号公報
補強用芯金を内蔵した前記下側ケースを製造する場合、前記芯金(特許文献1では、インサート37)を射出成形用金型内に径方向及び軸方向に位置決めするために、前記金型内に金属製の支持部材を設ける必要がある。射出成形後の成形品に前記支持部材の痕が残り、当該箇所の前記芯金が広範囲で露出する場合、泥水等が前記芯金に触れると、前記芯金が腐食してしまう。そのため、後工程で露出部を被覆処理する必要があるので、製造コストが増大する。被覆処理をしない場合は、射出成形を行う前に芯金にメッキなどの防錆処理をすることや、前記芯金の材料としてステンレス材を使用する必要があるので、製造コストが増大する。
前記支持部材の痕に前記芯金が露出しないようにするための工夫としては、前記支持部材を進退できるように支持し、前記支持部材が進出した状態で前記芯金を支持し、射出開始後の、予め定めた信号に基づき、アクチュエータにより前記支持部材を後退させ、樹脂を充填するように構成することが考えられる。
例えば、特許文献2の構成では、ピストン5にホールドピン4を一体に設け、バネ6によりピストン5を押圧してホールドピン4を進出させた状態でインサート品1を位置決めしている。そして、射出開始後の、予め定めた射出工程経過時間やスクリュ前進位置などの信号を確認することによって、流体圧導入口14から圧油を供給してピストン5を後退させながら、又は後退させた後に、キャビティ15内に樹脂を充填するようにしている。それにより、成形品にはホールドピン4の穴が残らず、インサート品1の外周を樹脂で被うことができる。
しかしながら、前記ストラットベアリングの補強用芯金を内蔵した下側ケースの製造において、特許文献2のようにアクチュエータにより前記支持部材を駆動する構成を採用すると、アクチュエータを設ける必要があること、金型構造が複雑になること、及び前記支持部材の駆動制御が必要になることから、製造コストが増大する。
本発明は、補強用芯金を内蔵した、ストラットベアリングの下側ケースの製造方法、及びストラットベアリングにおいて、製造コストが増大することなく、製造された前記下側ケースにおける防錆能力の低下を抑制することを目的とする。
本願の発明者らは、前記課題に鑑み、前記支持部材の痕に前記芯金が広範囲に露出しないように前記芯金の露出を少なくするための工夫として、前記芯金に対して前記支持部材の先端を線接触又は点接触させることを想到して本発明を完成するに至った。さらに、本願の発明者らは、前記支持部材の痕に前記芯金が露出しないように前記芯金を覆いながら製造コストの増大を抑制するための工夫として、前記支持部材を弾性支持し、射出成形工程における溶融樹脂材料の圧力で前記支持部材を前記芯金から離間させることを想到して本発明を完成するに至った。
本発明の要旨は以下のとおりである。
〔1〕
車両のストラット式サスペンションのストラットの上端部に固定される上側ケースと、
前記ストラットの外側に配置されたコイルスプリング側に接続される下側ケースと、
前記上側ケースに保持される上側軌道輪と、
前記下側ケースに保持される下側軌道輪と、
前記上側軌道輪及び前記下側軌道輪間を転動する転動体とを備え、
前記上側ケース及び前記下側ケースを合成樹脂製としたストラットベアリングにおいて、
補強用芯金を内蔵する前記下側ケースの製造方法であって、
前記芯金は、
前記ストラットベアリングの回転軸まわりに軸対称な円筒部と、
前記円筒部の一端部から前記回転軸に直交して遠ざかる方向である径方向へ延びる円環部とからなり、
前記製造方法は、芯金セット工程と、射出成形工程とを含み、
前記芯金セット工程は、
射出成形用金型を開いて、前記芯金をインサート品として前記金型内にセットする工程であり、
前記芯金セット工程を経て前記金型を閉じた状態では、前記芯金を前記径方向に位置決めする径方向支持部材、及び前記芯金を前記回転軸の方向である軸方向に位置決めする軸方向支持部材により、前記芯金は前記金型内に位置決めされており、
前記射出成形工程は、
型締めをした後に、前記下側ケースを成形する溶融樹脂材料を、前記金型のゲートから前記金型のキャビティ内に注入して前記下側ケースを射出成形する工程であり、
前記軸方向支持部材のうち、前記円筒部の外周面に繋がる前記円環部の表面を支持する円環部支持部材の先端部を、先端へ向かうにしたがって縮径させた形状としてなることを特徴とする、
ストラットベアリングの下側ケースの製造方法。
〔2〕
前記円環部支持部材は、その先端が前記芯金に線接触又は点接触する、
〔1〕に記載のストラットベアリングの下側ケースの製造方法。
〔3〕
前記円環部支持部材を、前記軸方向に平行な方向へ可動する可動支持部材とし、
前記可動支持部材を弾性体により前記円環部に向かう方向へ付勢し、
前記溶融樹脂材料の圧力で、前記可動支持部材が前記芯金から離間する方向へ前記弾性体の付勢力に抗して変位する、
〔1〕に記載のストラットベアリングの下側ケースの製造方法。
〔4〕
前記射出成形工程を行う射出成形機は縦型であり、
前記射出成形用金型の上型に前記円環部支持部材を備える、
〔1〕〜〔3〕の何れかに記載のストラットベアリングの下側ケースの製造方法。
〔5〕
車両のストラット式サスペンションのストラットの上端部に固定される上側ケースと、
前記ストラットの外側に配置されたコイルスプリング側に接続される下側ケースと、
前記上側ケースに保持される上側軌道輪と、
前記下側ケースに保持される下側軌道輪と、
前記上側軌道輪及び前記下側軌道輪間を転動する転動体とを備え、
前記上側ケース及び前記下側ケースを合成樹脂製としたストラットベアリングであって、
前記芯金は、
前記ストラットベアリングの回転軸まわりに軸対称な円筒部と、
前記円筒部の一端部から前記回転軸に直交して遠ざかる方向である径方向へ延びる円環部とからなり、
前記下側ケースの、前記芯金の円筒部の外周面に繋がる前記芯金の円環部の表面側には、前記芯金に近づくにしたがって縮径する凹部が形成されており、当該凹部内に前記芯金が線状又は点状に露出する、
ストラットベアリング。
〔6〕
車両のストラット式サスペンションのストラットの上端部に固定される上側ケースと、
前記ストラットの外側に配置されたコイルスプリング側に接続される下側ケースと、
前記上側ケースに保持される上側軌道輪と、
前記下側ケースに保持される下側軌道輪と、
前記上側軌道輪及び前記下側軌道輪間を転動する転動体とを備え、
前記上側ケース及び前記下側ケースを合成樹脂製としたストラットベアリングであって、
前記芯金は、
前記ストラットベアリングの回転軸まわりに軸対称な円筒部と、
前記円筒部の一端部から前記回転軸に直交して遠ざかる方向である径方向へ延びる円環部とからなり、
前記下側ケースの、前記芯金の円筒部の外周面に繋がる前記芯金の円環部の表面側には、前記芯金に近づくにしたがって縮径する凹部が形成されており、当該凹部内に前記芯金が露出しない、
ストラットベアリング。
以上における本発明に係るストラットベアリングの下側ケースの製造方法、及びストラットベアリングによれば、主に以下に示す効果を奏する。
(1)前記円環部支持部材が固定支持部材である場合、前記円環部支持部材の先端部が、先端へ向かうにしたがって縮径させた形状であることから、前記円環部支持部材の痕に前記芯金が広範囲に露出しない。特に、前記円環部支持部材の先端が前記芯金に線接触又は点接触するものでは、前記円環部支持部材の痕に露出する前記芯金は線状又は点状になるので、前記芯金の露出が一層少なくなる。したがって、このような下側ケースを備えたストラットベアリングは、弾性体で構成されたスプリングインシュレーターが前記円環部支持部材の位置を覆う仕様のストラット式サスペンションに好適に使用できる。スプリングインシュレーターを軸方向に押さえつけるコイルスプリングは螺旋状に巻かれており、周方向全周でスプリングインシュレーターを押し付けることはできず、一部の領域は下側ケースと弾性体のスプリングインシュレーターの間に微小な隙間が生じることがあり、泥水等が前記円環部支持部材の痕に浸入する場合がある。しかしながら、前記芯金の露出が少ないので、下側ケースにおける防錆能力の低下を抑制できる。その上、円環部支持部材の先端部の形状を変更するだけであるので、製造コストが増大しない。
(2)前記円環部支持部材が弾性支持された可動支持部材であり、溶融樹脂材料の圧力で、前記可動支持部材が前記芯金から離間する方向へ変位するものである場合、前記円環部支持部材の痕に前記芯金が露出しないように前記芯金が合成樹脂で覆われるので、下側ケースにおける防錆能力の低下を抑制できる。したがって、このような下側ケースを備えたストラットベアリングは、前記スプリングインシュレーターが無い仕様のストラット式サスペンションに好適に使用できる。その上、前記芯金の露出部を被覆処理する後工程を行う必要がなく、可動支持部材を駆動するアクチュエータを設けてその駆動制御を行う必要がなく、射出成形を行う前に前記芯金にメッキなどの防錆処理をする必要がなく、前記芯金の材料としてステンレス材を使用する必要もないので、製造コストが増大しない。
本発明の実施の形態1に係る製造方法で製造した下側ケースを含むストラットベアリングを備えた車両のストラット式サスペンションの部分断面概略図である。 前記ストラットベアリングの縦断面図である。 同じく要部拡大縦断面図である。 下側ケースを上方から見た斜視図である。 下側ケースを下方から見た縦断面斜視図である。 射出成形用金型の要部拡大縦断面図である。 円環部支持部材の先端部の形状を示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は径方向から見た図、(c)は周方向から見た図である。 先端部の形状を変えた円環部支持部材を有する射出成形用金型を用いて製造した下側ケースを下方から見た縦断面斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る製造方法で製造した下側ケースを含むストラットベアリングの縦断面図である。 同じく要部拡大縦断面図である。 下側ケースを上方から見た斜視図である。 下側ケースを下方から見た縦断面斜視図である。 射出成形用金型の要部拡大縦断面図である。 射出成形工程における可動支持部材の動作説明用断面図であり、(a)は可動支持部材に溶融樹脂材料の圧力が作用した瞬間の状態を、(b)は可動支持部材が溶融樹脂材料の圧力で芯金から離間する方向へ変位した状態を示している。 可動支持部材の向きを変えた例を示す、図12に対応する縦断面斜視図である。 可動支持部材の先端部の形状の変形例を示す要部拡大縦断面図であり、(a)は前記形状が円錐状である場合を、(b)は前記形状が半球状である場合を、(c)は前記形状が円錐台状である場合を、(d)は前記形状が半球台状である場合を示している。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
本明細書において、ストラットベアリング1の回転軸J(図2及び図9参照)の方向を「軸方向」、軸方向に直交し、回転軸Jから遠ざかる方向を「径方向」(例えば、図2及び図9の矢印Rの方向参照)という。また、軸方向を鉛直方向とした場合に、径方向に直交する水平方向を「周方向」という。
補強用芯金8を内蔵する下側ケース3についても、ストラットベアリング1に組み付けた状態を基準として、前記方向の定義を用いる。
実施の形態1.
<ストラット式サスペンション>
図1の概略図に示す車両のストラット式サスペンションSは、ショックアブソーバを内蔵した伸縮するストラット16を、図示しない車軸に固定し、アッパーマウント19を車体に固定した状態で使用される。
ストラット式サスペンションSのアッパー部には、車体を支えながらステアリング操作により操舵輪の方向が変化する分だけ揺動回転するストラットベアリング1を備える。
ストラット16の外側には、サスペンションスプリングであるコイルスプリング17、及び砂等の異物からショックアブソーバのオイルシールを保護するためのダストブーツ20が設けられる。ストラット式サスペンションSは、下側ケース3(図2)のコイルスプリング17の支持面にゴム等の弾性体で構成されたスプリングインシュレーター18を備える。
<ストラットベアリング>
図1の概略図、並びに図2及び図3の縦断面図に示すように、ストラットベアリング1は、ストラット16の上端部に固定される上側ケース2と、スプリングインシュレーター18を介してコイルスプリング17側に接続される下側ケース3と、上側ケース2に保持される上側軌道輪4と、下側ケース3に保持される下側軌道輪5と、上側軌道輪4及び下側軌道輪5間を転動する転動体6とを備える。転動体6は、保持器7により、隣り合う転動体6同士が接触しないように保持される。
上側軌道輪4及び下側軌道輪5は鋼製であり、上側ケース2及び下側ケース3は合成樹脂製である。上側ケース2は、合成樹脂製であり硬質の基体13と、エラストマー製であり軟質の外径側シール材14及び内径側シール材15とからなる。下側ケース3は、合成樹脂製で硬質であり、内部に鋼製の補強用芯金8を収容している。芯金8は、ストラットベアリング1の回転軸Jまわりに軸対称な円筒部8Aと、円筒部8Aの一端部である上端部から径方向Rへ延びる円環部8Bとからなる。
上側ケース2及び下側ケース3を形成する前記合成樹脂は、例えばポリアミド系(PA66,PA46,PA612,PA6,PA9T,PA10T等)であり、強化繊維として例えばガラス繊維(GF)を20〜60重量%含有する。
外径側シール材14及び内径側シール材15を形成する前記エラストマーは、熱可塑製エラストマー(TPE)として、TPS(スチレン系)、TPO(オレフィン系)、TPU(ウレタン系)、TPA(アミド系)、TPEE(エステル系)等であり、ゴム材料として、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、アクリルゴム(ACM)、エチレン・アクリルゴム(AEM)、フッ素ゴム(FKM,FPM)、シリコーンゴム(VQM)等である。ゴム材料は、1種、あるいは2種以上のゴムを適当にブレンドして使用することができる。
芯金8を形成する前記鋼は、冷延鋼板(SPCC、SPCD、SPCE等)、熱延鋼板(SPHC、SPHD、SPHE等)、又は高張力鋼板(SPFC490、SPFC590等)である。
<下側ケース>
下側ケース3は、図4の斜視図、及び図5の縦断面斜視図に示す外形を有し、図3の縦断面図及び図5の縦断面斜視図に示す凹部A1を、例えば周方向等分に有するとともに、図3、図4及び図5に示す凹部B1,B2を、例えば周方向等分に有する。凹部A1は、後述する軸方向支持部材11によって形成される。凹部B1,B2は、後述する軸方向支持部材11と対向して芯金8を挟持する、後述する径方向支持部材9及び軸方向支持部材10によって形成される。
凹部A1は、芯金8の円筒部8Aの外周面M1に繋がる芯金8の円環部8Bの表面N1側に形成され、芯金8に近づくにしたがって縮径する。凹部を形成した後述する支持部材が半円筒状であるので、芯金8は、凹部A1内に線状に露出する。凹部B1,B2は、芯金8の円筒部8Aの内周面M2に繋がる芯金8の円環部8Bの表面N2側に形成され、芯金8は凹部B1,B2内に面状に露出する。
芯金8は凹部B1,B2内に面状に露出するが、図1ないし図3に示すように、凹部B1,B2はシール材14,15のシールリップに囲まれた範囲内に位置するので、泥水等が浸入して凹部B1,B2内に露出する芯金8に触れることはない。
<下側ケースの製造方法>
(射出成形用金型)
図6の縦断面図に示す射出成形用金型D1は、縦型の射出成形機に用いるものであり、下型Lに対して上型Hが上下方向に開閉する。
(芯金セット工程)
射出成形用金型D1を開いて、芯金8をインサート品として金型D1内にセットする芯金セット工程を行う。前記芯金セット工程を経て金型D1を閉じた状態では、芯金8を径方向Rに位置決めする径方向支持部材9、及び芯金8を軸方向に位置決めする軸方向支持部材10,11により、芯金8は金型D1内に位置決めされる。径方向支持部材9及び軸方向支持部材10,11は、それぞれ、例えば周方向等分に3個以上設ける。
すなわち、上型Hを開き、下型Lに設けた径方向支持部材9及び軸方向支持部材10上に芯金8をセットすることにより、下型Lに対して芯金8が径方向及び軸方向へ位置決めされる。上型Hを閉じると、上型Hに設けた軸方向支持部材11が芯金8の上面に当接するので、芯金8は、金型D1のキャビティC内の所定位置に位置決めされる。
径方向支持部材9、及び軸方向支持部材10は、芯金8の円筒部8Aの内周面M2に繋がる芯金8の円環部8Bの表面N2側に配置される固定支持部材Fである。軸方向支持部材11は、芯金8の円筒部8Aの外周面M1に繋がる芯金8の円環部8Bの表面N1側に配置される固定支持部材Fである。芯金8の円環部8Bの両表面N1,N2に軸方向支持部材11,10を設けることにより、型締めにより芯金8を挟み込んだ際にモーメント荷重が掛りにくい。
(円環部支持部材)
本実施の形態では、射出成形用金型D1の上型Hに軸方向支持部材11を備える。軸方向支持部材11は、芯金8の円筒部8Aの外周面M1に繋がる円環部8Bの表面N1を支持する円環部支持部材Uである。
円環部支持部材Uの下端部である先端部Pの形状は、先端へ向かうにしたがって縮径させた形状であり、図7(a)の斜視図に示すように半円筒状である。先端部Pの形状は、径方向から見ると、図7(b)のように半円形であり、周方向から見ると、図7(c)のように矩形状である。したがって、図6において、円環部支持部材Uである軸方向支持部材11は芯金8の上面に線接触している。
(射出成形工程)
前記芯金セット工程を経て金型D1を閉じ、型締めをした図6の状態で、下側ケース3を成形する溶融樹脂材料を、金型D1の図示しないゲートから金型D1のキャビティC内に注入して下側ケース3を射出成形する射出成形工程を行う。
(冷却・固化工程)
前記射出成形工程を行った後、圧力を加えながら溶融樹脂材料を冷却させる冷却・固化工程を行う。
(成形品取出し工程)
前記冷却・固化工程を行った後、図6に示す金型D1の上型Hを開いて、下型Lに配置したエジェクタピンにより突き出すことにより、インサート成形品である、図4及び図5に示す下側ケース3を取り出す成形品取出し工程を行う。本実施の形態では、下側ケース3に突片Tを設けているので、下型Lの傾斜コアIは、突片Tを形成するための凹部Wを有する。そのため、下側ケース3を取り出す際には、傾斜コアIを軸方向及び内径側(径方向内方)へスライドさせるようにしてアンダーカットを回避している。
以上のような製造方法で製造された下側ケース3には、図4及び図5の斜視図に示すような凹部B1,B2、凹部A1が形成される。芯金8は、前記のとおり、凹部B1,B2内に面状に露出し、凹部A1内に線状に露出する。
円環部支持部材Uの下端部である先端部Pの形状は、先端へ向かうにしたがって縮径させた形状であればよい。先端部Pの形状を半球状にした場合、円環部支持部材Uは、芯金8の上面に点接触する。その場合、芯金8に近づくにしたがって縮径する凹部A1の形状は、図8の縦断面斜視図に示す形状になり、芯金8は、凹部A1内に点状に露出する。
先端へ向かうにしたがって縮径させた形状である円環部支持部材Uの先端部Pは、その先端を面として芯金8の上面に面接触させてもよい。ただし、凹部A1内における芯金8の露出をなるべく少なくするためには、円環部支持部材Uの先端面の面積をなるべく小さくするのが好ましい実施態様である。また、凹部A1内における芯金8の露出をより一層少なくするためには、円環部支持部材Uの先端部Pを、芯金8の上面に線接触又は点接触させるのがより好ましい実施態様である。
<作用効果>
本実施の形態において、円環部支持部材Uの先端部Pが、先端へ向かうにしたがって縮径させた形状であることから、円環部支持部材Uの痕である凹部A1に芯金8が広範囲に露出しない。特に、円環部支持部材Uの先端Pが芯金8に線接触又は点接触するものでは、円環部支持部材Uの痕である凹部A1に露出する芯金8は線状又は点状になるので、芯金8の露出が一層少なくなる。したがって、このような下側ケース3を備えたストラットベアリング1は、弾性体で構成されたスプリングインシュレーター18が円環部支持部材Uの位置を覆う仕様である図1のようなストラット式サスペンションSに好適に使用できる。
スプリングインシュレーター18を軸方向に押さえつけるコイルスプリング17は螺旋状に巻かれており、周方向全周でスプリングインシュレーター18を押し付けることはできず、一部の領域は下側ケース3と弾性体のスプリングインシュレーター18の間に微小な隙間が生じることがあり、泥水等が円環部支持部材Uの痕である凹部A1に浸入する場合がある。しかしながら、芯金8の露出が少ないので、下側ケース3における防錆能力の低下を抑制できる。その上、円環部支持部材Uの先端部Pの形状を変更するだけであるので、製造コストが増大しない。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る製造方法で製造した下側ケース3を含むストラットベアリング1を、図9の縦断面図、及び図10の要部拡大縦断面図に、下側ケース3を、図11の斜視図、及び図12の縦断面斜視図に示す。下側ケース3において、実施の形態2の凹部A2が実施の形態1の凹部A1と異なり、それ以外は同じである。実施の形態1と同一符号は同一又は相当する部品又は部分を示しているので、詳細説明を省略する。
<下側ケース>
下側ケース3は、図11及び図12に示す外形を有し、図10及び図12に示す凹部A2を、例えば周方向等分に有する。凹部A2は、芯金8の円筒部8Aの外周面M1に繋がる芯金8の円環部8Bの表面N1側に形成され、芯金8に近づくにしたがって縮径する。芯金8は凹部A1内に露出しない。
<下側ケースの製造方法>
(射出成形用金型)
図13の縦断面図に示す射出成形用金型D2は、縦型の射出成形機に用いるものであり、下型Lに対して上型Hが上下方向に開閉する。
(芯金セット工程)
射出成形用金型D2を開いて、芯金8をインサート品として金型D2内にセットする芯金セット工程を行う。前記芯金セット工程を経て金型D2を閉じた状態では、芯金8を径方向Rに位置決めする径方向支持部材9、及び芯金8を軸方向に位置決めする軸方向支持部材10,11により、芯金8は金型D1内に位置決めされる。径方向支持部材9及び軸方向支持部材10,11は、それぞれ、例えば周方向等分に3個以上設ける。
すなわち、上型Hを開き、下型Lに設けた径方向支持部材9及び軸方向支持部材10上に芯金8をセットすることにより、下型Lに対して芯金8が径方向及び軸方向へ位置決めされる。上型Hを閉じると、上型Hに設けた軸方向支持部材11が芯金8の上面に当接するので、芯金8は、金型D2のキャビティC内の所定位置に位置決めされる。
径方向支持部材9、及び軸方向支持部材10は、芯金8の円筒部8Aの内周面M2に繋がる芯金8の円環部8Bの表面N2側に配置される固定支持部材Fである。軸方向支持部材11は、芯金8の円筒部8Aの外周面M1に繋がる芯金8の円環部8Bの表面N1側に配置される可動支持部材Gである。
可動支持部材Gの上端部には、フランジ部Q及び支持部Oが設けられ、上方に位置する弾性体Kである圧縮コイルばね12のコイル部内に支持部Oが挿入される。可動支持部材Gは、圧縮コイルばね12により下方へ弾性付勢された状態で、フランジ部Qが上型Hに当て止めされて静止する。
(円環部支持部材)
本実施の形態では、射出成形用金型D2の上型Hに軸方向支持部材11を備える。可動支持部材Gである軸方向支持部材11は、芯金8の円筒部8Aの外周面M1に繋がる円環部8Bの表面N1を支持する円環部支持部材Uである。
可動支持部材Gである円環部支持部材Uの下端部である先端部Pの形状は、先端へ向かうにしたがって縮径させた形状であり、図7(a)の斜視図に示すように半円筒状である。先端部Pの形状は、径方向から見ると、図7(b)のように半円形であり、周方向から見ると、図7(c)のように矩形状である。
(射出成形工程)
前記芯金セット工程を経て金型D2を閉じ、型締めをした図13の状態で、下側ケース3を成形する溶融樹脂材料E(図14参照)を、金型D2の図示しないゲートから金型D2のキャビティC内に注入して下側ケース3を射出成形する射出成形工程を行う。
前記射出成形工程で溶融樹脂材料Eを、金型D2のキャビティC内に注入すると、図14(a)の状態から、可動支持部材Gの半円筒状である先端部Pに溶融樹脂材料Eの圧力が作用する。それにより、図14(b)のように、可動支持部材Gに対し、芯金8から離間する方向である上方Vへ変位させる方向の力が作用する。したがって、可動支持部材Gは、圧縮コイルばね12の弾性付勢力に抗して、上型Hに当て止めされる位置まで上方へ変位し、図14(b)の状態になる。
可動支持部材Gが上方Vへ変位するタイミングは、可動支持部材Gが成形時の樹脂圧(例えば、10MPa〜200MPa程度)を受けたタイミングであり、圧縮コイルばね12のばね定数は、前記樹脂圧で圧縮コイルばねは縮むように設定する。
(冷却・固化工程)
前記射出成形工程を行った後、圧力を加えながら溶融樹脂材料Eを冷却させる冷却・固化工程を行う。それにより、図14(b)のように可動支持部材Gが上方Vへ変位した状態のまま、溶融樹脂材料Eは固化する。
(成形品取出し工程)
前記冷却・固化工程を行った後、図13に示す金型D2の上型Hを開いて、下型Lに配置したエジェクタピンにより突き出すことにより、インサート成形品である、図11及び図12に示す下側ケース3を取り出す成形品取出し工程を行う。
<変形例>
可動支持部材Gの半円筒状である先端部Pの軸方向に平行な軸まわりの向きは、先端部Pにより形成された凹部A2により説明すると、図15の縦断面斜視図に示すように、周方向から見ると半円形(図7(b)の形状)とし、径方向から見ると矩形状(図7(c)の形状)としてもよい。
可動支持部材Gの先端部Pの形状は、図16(a)の断面図に示すような円錐状、図16(b)の断面図に示すような半球状、図16(c)の断面図に示すような円錐台状、図16(d)の断面図に示すような半球台状等であってもよい。すなわち、可動支持部材Gの先端部Pは、先端へ向かうにしたがって縮径させた形状であり、溶融樹脂材料Eの圧力で、可動支持部材Gが芯金8から離間する方向へ弾性体Kの付勢力に抗して変位するように、前記圧力により可動支持部材Gに力が作用する形状にすればよい。
<作用効果>
本実施の形態において、円環部支持部材Uが弾性支持された可動支持部材Gであり、溶融樹脂材料Eの圧力で、可動支持部材Gが芯金8から離間する方向Vへ変位する。それにより、円環部支持部材Uの痕である凹部A2に芯金8が露出しないように芯金8が合成樹脂で覆われるので、下側ケース3における防錆能力の低下を抑制できる。したがって、このような下側ケース3を備えたストラットベアリング1は、スプリングインシュレーター18が無い仕様のストラット式サスペンションSに好適に使用できる。その上、芯金8の露出部を被覆処理する後工程を行う必要がなく、可動支持部材Gを駆動するアクチュエータを設けてその駆動制御を行う必要がなく、射出成形を行う前に芯金8にメッキなどの防錆処理をする必要がなく、芯金8の材料としてステンレス材を使用する必要もないので、製造コストが増大しない。
以上の実施の形態の記載はすべて例示であり、これに制限されるものではない。本発明の範囲から逸脱することなく種々の改良及び変更を施すことができる。
1 ストラットベアリング 2 上側ケース
3 下側ケース 4 上側軌道輪
5 下側軌道輪 6 転動体
7 保持器 8 芯金
8A 円筒部 8B 円環部
9 径方向支持部材 10,11 軸方向支持部材
12 圧縮コイルばね 13 基体
14 外径側シール材 15 内径側シール材
16 ストラット 17 コイルスプリング
18 スプリングインシュレーター 19 アッパーマウント
20 ダストブーツ
A1,A2 円環部支持部材による凹部 B1,B2 固定支持部材による凹部
C キャビティ D1,D2 射出成形用金型
E 溶融樹脂材料 F 固定支持部材
G 可動支持部材 H 上型
I 傾斜コア J 回転軸
K 弾性体 L 下型
M1 外周面 M2 内周面
N1,N2 表面 O 支持部
P 先端部 Q フランジ部
R 径方向 S ストラット式サスペンション
T 突片 U 円環部支持部材
V 上方(芯金から離間する方向) W 凹部

Claims (6)

  1. 車両のストラット式サスペンションのストラットの上端部に固定される上側ケースと、
    前記ストラットの外側に配置されたコイルスプリング側に接続される下側ケースと、
    前記上側ケースに保持される上側軌道輪と、
    前記下側ケースに保持される下側軌道輪と、
    前記上側軌道輪及び前記下側軌道輪間を転動する転動体とを備え、
    前記上側ケース及び前記下側ケースを合成樹脂製としたストラットベアリングにおいて、
    補強用芯金を内蔵する前記下側ケースの製造方法であって、
    前記芯金は、
    前記ストラットベアリングの回転軸まわりに軸対称な円筒部と、
    前記円筒部の一端部から前記回転軸に直交して遠ざかる方向である径方向へ延びる円環部とからなり、
    前記製造方法は、芯金セット工程と、射出成形工程とを含み、
    前記芯金セット工程は、
    射出成形用金型を開いて、前記芯金をインサート品として前記金型内にセットする工程であり、
    前記芯金セット工程を経て前記金型を閉じた状態では、前記芯金を前記径方向に位置決めする径方向支持部材、及び前記芯金を前記回転軸の方向である軸方向に位置決めする軸方向支持部材により、前記芯金は前記金型内に位置決めされており、
    前記射出成形工程は、
    型締めをした後に、前記下側ケースを成形する溶融樹脂材料を、前記金型のゲートから前記金型のキャビティ内に注入して前記下側ケースを射出成形する工程であり、
    前記軸方向支持部材のうち、前記円筒部の外周面に繋がる前記円環部の表面を支持する円環部支持部材の先端部を、先端へ向かうにしたがって縮径させた形状としてなることを特徴とする、
    ストラットベアリングの下側ケースの製造方法。
  2. 前記円環部支持部材は、その先端が前記芯金に線接触又は点接触する、
    請求項1に記載のストラットベアリングの下側ケースの製造方法。
  3. 前記円環部支持部材を、前記軸方向に平行な方向へ可動する可動支持部材とし、
    前記可動支持部材を弾性体により前記円環部に向かう方向へ付勢し、
    前記溶融樹脂材料の圧力で、前記可動支持部材が前記芯金から離間する方向へ前記弾性体の付勢力に抗して変位する、
    請求項1に記載のストラットベアリングの下側ケースの製造方法。
  4. 前記射出成形工程を行う射出成形機は縦型であり、
    前記射出成形用金型の上型に前記円環部支持部材を備える、
    請求項1〜3の何れか1項に記載のストラットベアリングの下側ケースの製造方法。
  5. 車両のストラット式サスペンションのストラットの上端部に固定される上側ケースと、
    前記ストラットの外側に配置されたコイルスプリング側に接続される下側ケースと、
    前記上側ケースに保持される上側軌道輪と、
    前記下側ケースに保持される下側軌道輪と、
    前記上側軌道輪及び前記下側軌道輪間を転動する転動体とを備え、
    前記上側ケース及び前記下側ケースを合成樹脂製としたストラットベアリングであって、
    前記芯金は、
    前記ストラットベアリングの回転軸まわりに軸対称な円筒部と、
    前記円筒部の一端部から前記回転軸に直交して遠ざかる方向である径方向へ延びる円環部とからなり、
    前記下側ケースの、前記芯金の円筒部の外周面に繋がる前記芯金の円環部の表面側には、前記芯金に近づくにしたがって縮径する凹部が形成されており、当該凹部内に前記芯金が線状又は点状に露出する、
    ストラットベアリング。
  6. 車両のストラット式サスペンションのストラットの上端部に固定される上側ケースと、
    前記ストラットの外側に配置されたコイルスプリング側に接続される下側ケースと、
    前記上側ケースに保持される上側軌道輪と、
    前記下側ケースに保持される下側軌道輪と、
    前記上側軌道輪及び前記下側軌道輪間を転動する転動体とを備え、
    前記上側ケース及び前記下側ケースを合成樹脂製としたストラットベアリングであって、
    前記芯金は、
    前記ストラットベアリングの回転軸まわりに軸対称な円筒部と、
    前記円筒部の一端部から前記回転軸に直交して遠ざかる方向である径方向へ延びる円環部とからなり、
    前記下側ケースの、前記芯金の円筒部の外周面に繋がる前記芯金の円環部の表面側には、前記芯金に近づくにしたがって縮径する凹部が形成されており、当該凹部内に前記芯金が露出しない、
    ストラットベアリング。
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