JP2021142532A - レーザ・パンチ複合システム - Google Patents
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Abstract
【課題】レーザ・パンチ複合システムにおいて、パンチ加工とレーザ加工によってピアス穴を形成する際に、スパッタやドロスに起因する加工不良を減らす。【解決手段】レーザ・パンチ複合加工機1において、パンチプレス3は、ワークWに窪み部51を形成する。レーザ加工機5は、窪み部51の位置でピアス加工を行う。パンチプレス3は、ワーク3に対して、窪み部51を形成する窪み加工を行うための成形パンチ31を有している。窪み部51は、内周面53とそれに連続する底部55とを有する。成形パンチ31の先端は、ワークWに入り込む部分であるパンチ先端部33を有している。パンチ先端部33は、外周部35と、外周部35に接続されており外周部35と所定の角度を成す接続部39を有する底辺部37とを有している。【選択図】図3
Description
本発明は、レーザ・パンチ複合システム、特に、パンチを用いて金属板に窪み部を形成し次にレーザ加工を用いて窪み部にピアス穴を形成するシステムに関する。
金属板を切断する技術として、レーザ加工が知られている。レーザ加工では、最初に、レーザ発振器の作動によりレーザ加工ヘッドの先端部から金属板の穴明け予定箇所に向かってレーザ光を照射する。これにより、ピアス穴が形成される。そして、ピアス穴を起点として、金属板がレーザ加工されて切断される。
ピアス穴を空ける前に、パンチ加工によって、断面V字(円錐)の窪み加工を行う技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
ピアス穴を空ける前に、パンチ加工によって、断面V字(円錐)の窪み加工を行う技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
従来、レーザ切断加工開始位置にピアシング加工を行うとき、ワークの裏面(下面)に貫通孔が達するまでは、レーザ光の照射によって溶融した溶融金属はレーザ切断加工位置へ噴射されている高圧ガスによってスパッタとして周囲上方に飛散される。そして、飛散されたスパッタはワーク上面に落下して溶着することがあった。
本願の発明者が特許文献1の技術を検討した結果、特許文献1のように断面V字(円錐)の窪みを設けてからレーザ光によるピアス加工を行った場合には、スパッタやドロスによる上記不具合を解消でき、つまり加工終了製品に不良が発生することが分かった。
本願の発明者が特許文献1の技術を検討した結果、特許文献1のように断面V字(円錐)の窪みを設けてからレーザ光によるピアス加工を行った場合には、スパッタやドロスによる上記不具合を解消でき、つまり加工終了製品に不良が発生することが分かった。
本発明の目的は、レーザ・パンチ複合システムにおいて、パンチ加工とレーザ加工によってピアス穴を形成する際に、スパッタやドロスに起因する加工不良を減らすことにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係るレーザ・パンチ複合システムは、ワークを加工するものであり、パンチ加工部と、レーザ加工部とを備えている。
パンチ加工部は、ワークに窪み部を形成する。
レーザ加工部は、窪み部の位置でピアス加工を行う。
パンチ加工部は、ワークに対して、内周面と内周面に連続する底部とを有する窪み部を形成する窪み加工を行うためのパンチを有している。
パンチの先端は、ワークに入り込む部分である下方向突出部を有している。
下方向突出部は、外周部と、外周部に接続されており外周部と所定の角度を成す接続部を有する底辺部とを有している。
このシステムでは、レーザ加工によるピアス加工の前にピアス位置へ成形による窪み部を形成することで、レーザ加工時にスパッタやドロスが周りへ飛散するのを防止できる。
このシステムでは、パンチの下方向突出部が外周部に接続されており外周部と所定の角度を成す接続部を有する底辺部を有している。したがって、窪み部は、被加工物の面から下方に延びる壁状の内周面によって囲まれている。したがって、レーザ加工時にスパッタ等が窪み部の外に出にくくなる。その結果、スパッタやドロスに起因する加工不良が減る。
パンチ加工部は、ワークに窪み部を形成する。
レーザ加工部は、窪み部の位置でピアス加工を行う。
パンチ加工部は、ワークに対して、内周面と内周面に連続する底部とを有する窪み部を形成する窪み加工を行うためのパンチを有している。
パンチの先端は、ワークに入り込む部分である下方向突出部を有している。
下方向突出部は、外周部と、外周部に接続されており外周部と所定の角度を成す接続部を有する底辺部とを有している。
このシステムでは、レーザ加工によるピアス加工の前にピアス位置へ成形による窪み部を形成することで、レーザ加工時にスパッタやドロスが周りへ飛散するのを防止できる。
このシステムでは、パンチの下方向突出部が外周部に接続されており外周部と所定の角度を成す接続部を有する底辺部を有している。したがって、窪み部は、被加工物の面から下方に延びる壁状の内周面によって囲まれている。したがって、レーザ加工時にスパッタ等が窪み部の外に出にくくなる。その結果、スパッタやドロスに起因する加工不良が減る。
底辺部は、接続部を含み外周部から所定の角度を成して延びる延長部と、延長部からさらに下方に突出する第1突出部とを有していてもよい。
このシステムでは、窪み部は、延長部に対応する段部と、第1突出部に対応する第1凹部とを有する。したがって、スパッタは、段部にたまることで、第1凹部に逆流しにくい。
このシステムでは、窪み部は、延長部に対応する段部と、第1突出部に対応する第1凹部とを有する。したがって、スパッタは、段部にたまることで、第1凹部に逆流しにくい。
第1突出部は円錐面の少なくとも一部を有していてもよい。
このシステムでは、窪み部は、第1突出部に対応する円錐状の第1凹部を有する。したがって、他の形状に比べて成形する体積が減り、それよりパンチ加工部の圧力能力を軽減できる。
このシステムでは、窪み部は、第1突出部に対応する円錐状の第1凹部を有する。したがって、他の形状に比べて成形する体積が減り、それよりパンチ加工部の圧力能力を軽減できる。
底辺部は、接続部を含み外周部からさらに下方に突出する第2突出部を有していてもよい。
このシステムでは、窪み部の内周面の下端からさらに下方に延びる第2凹部が形成されるので、深く成形を行っても成形部の体積を減らすことができ、そのためパンチ加工部の圧力能力を減らすことができる。
このシステムでは、窪み部の内周面の下端からさらに下方に延びる第2凹部が形成されるので、深く成形を行っても成形部の体積を減らすことができ、そのためパンチ加工部の圧力能力を減らすことができる。
本発明に係るレーザ・パンチ複合システムでは、パンチ加工とレーザ加工によってピアス穴を形成する際に、スパッタやドロスに起因する加工不良を減らせる。
1.第1実施形態
(1)基本構成
図1〜図3を用いて、第1実施形態のレーザ・パンチ複合加工機1を説明する。図1は、レーザ・パンチ複合加工機の模式図である。図2は、レーザ・パンチ複合加工機の制御構成を示すブロック図である。図3は、成形パンチの模式的側面図である。
レーザ・パンチ複合加工機1は、金属製の板状のワーク(被加工物)Wにパンチング加工を行うためのパンチプレス3と、ワークWにレーザ切断加工を行うためのレーザ加工機5とを複合化した構成である。
(1)基本構成
図1〜図3を用いて、第1実施形態のレーザ・パンチ複合加工機1を説明する。図1は、レーザ・パンチ複合加工機の模式図である。図2は、レーザ・パンチ複合加工機の制御構成を示すブロック図である。図3は、成形パンチの模式的側面図である。
レーザ・パンチ複合加工機1は、金属製の板状のワーク(被加工物)Wにパンチング加工を行うためのパンチプレス3と、ワークWにレーザ切断加工を行うためのレーザ加工機5とを複合化した構成である。
パンチプレス3は、ワークWにパンチング加工を行うことで、ワークWに窪み部51(後述)を形成する。
レーザ加工機5(レーザ加工部の一例)は、窪み部51にレーザ光を照射してピアス加工を行い、続いて製品の輪郭のレーザ切断加工を行う。
レーザ加工機5(レーザ加工部の一例)は、窪み部51にレーザ光を照射してピアス加工を行い、続いて製品の輪郭のレーザ切断加工を行う。
図2に示すように、レーザ・パンチ複合加工機1は、コントローラ71を有している。コントローラ71は、プロセッサ(例えば、CPU)と、記憶装置(例えば、ROM、RAM、HDD、SSDなど)と、各種インターフェース(例えば、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェースなど)を有するコンピュータシステムである。コントローラ71は、記憶部(記憶装置の記憶領域の一部又は全部に対応)に保存されたプログラムを実行することで、各種制御動作を行う。
コントローラ71は、パンチ駆動部73、レーザ駆動部75及び加工テーブル移動装置77を制御する。
レーザ・パンチ複合加工機1は、ワークWを支持する加工テーブル9を有している。この実施形態では、加工テーブル9は、加工テーブル移動装置77によってX軸方向及びY軸方向に移動可能になっている。加工テーブル移動装置77は、モータやボールネジ機構等からなる公知技術である。
コントローラ71は、パンチ駆動部73、レーザ駆動部75及び加工テーブル移動装置77を制御する。
レーザ・パンチ複合加工機1は、ワークWを支持する加工テーブル9を有している。この実施形態では、加工テーブル9は、加工テーブル移動装置77によってX軸方向及びY軸方向に移動可能になっている。加工テーブル移動装置77は、モータやボールネジ機構等からなる公知技術である。
(2)パンチプレス
パンチプレス3のパンチ加工部3A(パンチ加工部の一例)は、加工テーブル9の上方に離れた位置に設けられている。この実施形態では、パンチ加工部3Aは、X軸方向及びY軸方向に移動不能である。
パンチプレス3のパンチ加工部3A(パンチ加工部の一例)は、加工テーブル9の上方に離れた位置に設けられている。この実施形態では、パンチ加工部3Aは、X軸方向及びY軸方向に移動不能である。
パンチ加工部3Aは、パンチ保持部材21を有している。パンチ保持部材21は、図示しないフレームに固定されており、Z軸方向へ延びたガイドレール(図示せず)によってZ軸方向へ移動可能である。パンチプレス3は、パンチ保持部材21をZ軸方向へ移動させるZ軸サーボモータ(パンチ駆動部73の一部)を有している。パンチ加工部3Aは、図示しないフレームにZ軸方向へ移動可能になるように設けられている。パンチ加工部3Aは、Z軸サーボモータ(図示省略)の駆動によりZ軸方向へ移動する。
パンチ加工部3Aは、成形パンチ31(パンチの一例)を有している。成形パンチ31は、パンチ保持部材21の下部に着脱可能に装着されている。成形パンチ31は、Z軸サーボモータの駆動によりパンチ保持部材21と一体的にZ軸方向へ移動する。
成形パンチ31は、窪み加工を行う部材であり、ワークWに窪み部51を形成する。図3に示すように、成形パンチ31は、円錐状のパンチ基部32と、その先端側(下端側)に一体形成されたパンチ先端部33(下方向突出部の一例)を備えている。パンチ先端部33は、下方向に突出しており、ワークWに入り込む部分である。パンチ先端部33は、外周部35(外周部の一例)と、外周部35に接続された底辺部37(底辺部37)とを有している。底辺部37は、外周部35と所定の角度を成す接続部39(接続部の一例)を有している。
さらに詳細には、底辺部37は、接続部39を含み外周部35から所定の角度を成して延びる延長部41(延長部の一例)と、延長部41からさらに下方に突出する円錐突出部43(第1突出部の一例)とを有している。延長部41は、環状の水平面である。
なお、第1突出部は、角錐形状であってもよい。
成形パンチ31は、窪み加工を行う部材であり、ワークWに窪み部51を形成する。図3に示すように、成形パンチ31は、円錐状のパンチ基部32と、その先端側(下端側)に一体形成されたパンチ先端部33(下方向突出部の一例)を備えている。パンチ先端部33は、下方向に突出しており、ワークWに入り込む部分である。パンチ先端部33は、外周部35(外周部の一例)と、外周部35に接続された底辺部37(底辺部37)とを有している。底辺部37は、外周部35と所定の角度を成す接続部39(接続部の一例)を有している。
さらに詳細には、底辺部37は、接続部39を含み外周部35から所定の角度を成して延びる延長部41(延長部の一例)と、延長部41からさらに下方に突出する円錐突出部43(第1突出部の一例)とを有している。延長部41は、環状の水平面である。
なお、第1突出部は、角錐形状であってもよい。
(3)レーザ加工機
レーザ加工機5は、レーザ加工ヘッド15を有している。レーザ加工ヘッド15は、ワークWに向かってアシストガスを噴射しつつレーザ光LBを照射する。
レーザ加工ヘッド15は、ファイバレーザ発振器(図示せず、レーザ駆動部75の一部)にプロセスファイバー(図示せず)を介して光学的に接続されおり、プロセスファイバーの出射端から出射されたレーザ光LBを平行光に変換するコリメートレンズ(図示せず)、そこ出射されたレーザ光LBを集光する集光レンズ(図示せず)を備えている。また、レーザ加工ヘッド15は、アシストガスを供給するガス供給源(図示せず)に接続されている。なお、ファイバレーザ発振器以外の他のレーザが用いられてもよい。
レーザ加工ヘッド15は、加工テーブル9の上方に離れた位置に設けられている。この実施形態では、レーザ加工ヘッド15は、X軸方向及びY軸方向に移動不能である。レーザ加工ヘッド15は、図示しないフレームにZ軸方向へ移動可能になるように設けられている。レーザ加工ヘッド15は、Z軸サーボモータ(図示省略)の駆動によりZ軸方向へ移動する。
レーザ加工機5は、レーザ加工ヘッド15を有している。レーザ加工ヘッド15は、ワークWに向かってアシストガスを噴射しつつレーザ光LBを照射する。
レーザ加工ヘッド15は、ファイバレーザ発振器(図示せず、レーザ駆動部75の一部)にプロセスファイバー(図示せず)を介して光学的に接続されおり、プロセスファイバーの出射端から出射されたレーザ光LBを平行光に変換するコリメートレンズ(図示せず)、そこ出射されたレーザ光LBを集光する集光レンズ(図示せず)を備えている。また、レーザ加工ヘッド15は、アシストガスを供給するガス供給源(図示せず)に接続されている。なお、ファイバレーザ発振器以外の他のレーザが用いられてもよい。
レーザ加工ヘッド15は、加工テーブル9の上方に離れた位置に設けられている。この実施形態では、レーザ加工ヘッド15は、X軸方向及びY軸方向に移動不能である。レーザ加工ヘッド15は、図示しないフレームにZ軸方向へ移動可能になるように設けられている。レーザ加工ヘッド15は、Z軸サーボモータ(図示省略)の駆動によりZ軸方向へ移動する。
(4)レーザ穴明け加工方法
図4〜図6を用いて、本実施形態に係るレーザ穴明け加工方法を説明する。図4〜図6は、加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
(4−1)窪み部形成工程
最初に、加工テーブル9にワークWを支持させた状態で、パンチプレス3をX軸方向及びY軸方向へ移動させることにより、成形パンチ31のパンチ先端部33をワークWの窪み形成予定箇所に対してZ軸方向に対向する位置に位置決めする。
次に、成形パンチ31をワークW(換言すれば、加工テーブル9)に接近するZ軸方向(下方向)へ移動させる。これにより、成形パンチ31のパンチ先端部33によって、図4に示すように、ワークWに窪み部51を形成できる。
図4〜図6を用いて、本実施形態に係るレーザ穴明け加工方法を説明する。図4〜図6は、加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
(4−1)窪み部形成工程
最初に、加工テーブル9にワークWを支持させた状態で、パンチプレス3をX軸方向及びY軸方向へ移動させることにより、成形パンチ31のパンチ先端部33をワークWの窪み形成予定箇所に対してZ軸方向に対向する位置に位置決めする。
次に、成形パンチ31をワークW(換言すれば、加工テーブル9)に接近するZ軸方向(下方向)へ移動させる。これにより、成形パンチ31のパンチ先端部33によって、図4に示すように、ワークWに窪み部51を形成できる。
図4に示すように、窪み部51は、内周面53(内周面の一例)と、内周面53に連続する底部55(底部の一例)とを有する。内周面53は、ワークWの面19に対して垂直に延びており、つまり壁角度は90度である。
底部55は、環状段部57と、円錐凹部59(第1凹部の一例)とを有する。環状段部57は、内周面53の下端に所定角度を有して接続されており、ワークWの面19に平行に延びている。ただし、環状段部は水平でなくてもよい。円錐凹部59は、テーパ面(すり鉢状の傾斜面)を有している。
なお、内周面53は成形パンチ31の外周部35によって形成され、環状段部57は成形パンチ31の延長部41によって形成され、円錐凹部59は成形パンチ31の円錐突出部43によって形成される。
なお、内周面53とワークWの面19との壁角度、環状段部57と内周面53との角度、円錐凹部59自体の角度γは、特に限定されない。
底部55は、環状段部57と、円錐凹部59(第1凹部の一例)とを有する。環状段部57は、内周面53の下端に所定角度を有して接続されており、ワークWの面19に平行に延びている。ただし、環状段部は水平でなくてもよい。円錐凹部59は、テーパ面(すり鉢状の傾斜面)を有している。
なお、内周面53は成形パンチ31の外周部35によって形成され、環状段部57は成形パンチ31の延長部41によって形成され、円錐凹部59は成形パンチ31の円錐突出部43によって形成される。
なお、内周面53とワークWの面19との壁角度、環状段部57と内周面53との角度、円錐凹部59自体の角度γは、特に限定されない。
最後に、成形パンチ31をワークWから離反するZ軸方向(上方向)へ移動させて、元の高さ位置に復帰させる。
(4−2)レーザ光照射工程
最初に、加工テーブル9をX軸方向及び/又はY軸方向へ移動させることにより、レーザ加工ヘッド15の先端部をワークWの窪み部51に対してZ軸方向に対向する位置に位置決めする。
次に、レーザ加工ヘッド15のZ軸方向の移動によってレーザ光LBの焦点位置を調節する。そして、図5に示すように、ファイバレーザ発振器及びガス供給源の作動によりレーザ加工ヘッド15からワークWの窪み部51に向かってアシストガスを噴射しつつレーザ光LBを照射する。
これにより、図6に示すように、ワークWの上面から下面に貫通した貫通孔Hが形成される。具体的には、窪み部51の傾斜面の円錐凹部59の中心に貫通孔Hが形成される。
最初に、加工テーブル9をX軸方向及び/又はY軸方向へ移動させることにより、レーザ加工ヘッド15の先端部をワークWの窪み部51に対してZ軸方向に対向する位置に位置決めする。
次に、レーザ加工ヘッド15のZ軸方向の移動によってレーザ光LBの焦点位置を調節する。そして、図5に示すように、ファイバレーザ発振器及びガス供給源の作動によりレーザ加工ヘッド15からワークWの窪み部51に向かってアシストガスを噴射しつつレーザ光LBを照射する。
これにより、図6に示すように、ワークWの上面から下面に貫通した貫通孔Hが形成される。具体的には、窪み部51の傾斜面の円錐凹部59の中心に貫通孔Hが形成される。
本実施形態では、レーザ加工によるピアス加工の前にピアス位置へ成形による窪み部51を形成することで、レーザ加工部分の板厚を減らすことができ、それによりレーザ加工時間を短縮でき、さらにレーザ加工を安定させることできるので不良品が発生しにくい。さらに、レーザ加工部部分の板厚が減ることで、スパッタSの量が減る。
本実施形態では、窪み部51は内周面53を有しているので、ピアシング加工時に飛散するスパッタSなどがピアシング加工位置の周囲に溶着することが抑えられる。
本実施形態では、窪み部51は内周面53を有しているので、ピアシング加工時に飛散するスパッタSなどがピアシング加工位置の周囲に溶着することが抑えられる。
追加的な効果として、内周面53のワーク面に対する壁角度が90度であるので、深く成形しても窪み部の径が大きくならない。したがって、小径孔加工に対応できる。
さらに追加的な効果として、環状段部57が平坦であるので、スパッタSは、内周面53と円錐凹部59との間において、環状段部57にたまりやすい。つまり、スパッタSが円錐凹部59に逆流しにくい。
さらに追加的な効果として、円錐凹部59がテーパ形状であるので、他の形状に比べて成形する体積が減り、それよりパンチプレス3の圧力能力を軽減できる。
さらに追加的な効果として、環状段部57が平坦であるので、スパッタSは、内周面53と円錐凹部59との間において、環状段部57にたまりやすい。つまり、スパッタSが円錐凹部59に逆流しにくい。
さらに追加的な効果として、円錐凹部59がテーパ形状であるので、他の形状に比べて成形する体積が減り、それよりパンチプレス3の圧力能力を軽減できる。
(5)切断加工
切断加工では、レーザ加工機5が、例えば、ワークWにおいて製品の輪郭をレーザ切断する。
切断加工では、レーザ加工機5が、例えば、ワークWにおいて製品の輪郭をレーザ切断する。
2.第2実施形態
図7及び図8を用いて、第2実施形態を説明する。図7は、第2実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図8は、第2実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。なお、基本的な構成は第1実施形態と同じであるので、成形パンチと窪み部だけを説明する(以下の実施形態の全てにおいて、同様である)。
図7及び図8を用いて、第2実施形態を説明する。図7は、第2実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図8は、第2実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。なお、基本的な構成は第1実施形態と同じであるので、成形パンチと窪み部だけを説明する(以下の実施形態の全てにおいて、同様である)。
成形パンチ31A(パンチの一例)は、窪み加工を行う部材であり、ワークWに窪み部51(後述)を形成する。図7に示すように、成形パンチ31Aは、円柱状のパンチ基部32Aと、その先端側に一体形成されたパンチ先端部33A(下方向突出部の一例)を備えている。パンチ先端部33Aは、下方向に突出しており、ワークWに入り込む部分である。パンチ先端部33Aは、外周部35A(外周部の一例)と、外周部35Aに接続された底辺部37Aとを有している。底辺部37Aは、外周部35と所定の角度を成す接続部39A(接続部の一例)を有している。
さらに詳細には、底辺部37Aは、接続部39Aを含み外周部35Aから所定の角度を成して延びる平坦な底面41Aを有している。
窪み部形成工程は、第1実施形態と同じである。
さらに詳細には、底辺部37Aは、接続部39Aを含み外周部35Aから所定の角度を成して延びる平坦な底面41Aを有している。
窪み部形成工程は、第1実施形態と同じである。
図8に示すように、窪み部51Aは、内周面53A(内周面の一例)と、内周面53Aに連続する底部55A(底部の一例)とを有する。
内周面53Aは、ワークWの面19に対して垂直に延びている。
底部55Aは、底面57Aを有している。底面57Aは、内周面53Aの下端に所定角度を有して接続されており、ワークWの面19に平行に延びている。
なお、内周面53Aは成形パンチ31Aの外周部35Aによって形成され、底面57Aは成形パンチ31Aの底面41Aによって形成される。
なお、内周面53AとワークWの面19との角度、底面57Aと内周面53Aとの角度は、特に限定されない。
本実施形態では、窪み部51Aは内周面53Aを有しているので、ピアシング加工時に飛散するスパッタSなどがピアシング加工位置の周囲に溶着することが抑えられる。
内周面53Aは、ワークWの面19に対して垂直に延びている。
底部55Aは、底面57Aを有している。底面57Aは、内周面53Aの下端に所定角度を有して接続されており、ワークWの面19に平行に延びている。
なお、内周面53Aは成形パンチ31Aの外周部35Aによって形成され、底面57Aは成形パンチ31Aの底面41Aによって形成される。
なお、内周面53AとワークWの面19との角度、底面57Aと内周面53Aとの角度は、特に限定されない。
本実施形態では、窪み部51Aは内周面53Aを有しているので、ピアシング加工時に飛散するスパッタSなどがピアシング加工位置の周囲に溶着することが抑えられる。
3.第3実施形態
図9及び図10を用いて、第3実施形態を説明する。図9は、第3実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図10は、第3実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
図9及び図10を用いて、第3実施形態を説明する。図9は、第3実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図10は、第3実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
成形パンチ31B(パンチの一例)は、窪み加工を行う部材であり、ワークWに窪み部51B(後述)を形成する。図9に示すように、成形パンチ31Bは、円柱状のパンチ基部32Bと、その先端側に一体形成されたパンチ先端部33B(下方向突出部の一例)を備えている。パンチ先端部33Bは、下方向に突出しており、ワークWに入り込む部分である。パンチ先端部33Bは、外周部35B(外周部の一例)と、外周部35Bに接続された底辺部37Bとを有している。底辺部37Bは、外周部35と所定の角度を成す接続部39B(接続部の一例)を有している。
外周部35Bは、円錐形状の一部の形状を有している。
底辺部37Bは、接続部39Bを含み外周部35Bから所定の角度を成して延びる平坦な底面41Bを有している。
窪み部形成工程は、第1実施形態と同じである。
底辺部37Bは、接続部39Bを含み外周部35Bから所定の角度を成して延びる平坦な底面41Bを有している。
窪み部形成工程は、第1実施形態と同じである。
図10に示すように、窪み部51Bは、内周面53B(内周面の一例)と、内周面53Bに連続する底部55B(底部の一例)とを有する。内周面53Bは、ワークWの面19に対して壁角度αをなしている。壁角度αは80度以上、90度以上、95度以上であることが好ましい。
底部55Bは、底面57Bを有している。底面57Bは、内周面53Bの下端に所定角度を有して接続されており、ワークWの面19に平行に延びている。
なお、内周面53Bは成形パンチ31の外周部35Bによって形成され、底面57Bは成形パンチ31Bの底面41Bによって形成される。
なお、内周面53BとワークWの面19との角度、底面57Bと内周面53Bとの角度は特に限定されない。
底部55Bは、底面57Bを有している。底面57Bは、内周面53Bの下端に所定角度を有して接続されており、ワークWの面19に平行に延びている。
なお、内周面53Bは成形パンチ31の外周部35Bによって形成され、底面57Bは成形パンチ31Bの底面41Bによって形成される。
なお、内周面53BとワークWの面19との角度、底面57Bと内周面53Bとの角度は特に限定されない。
本実施形態では、窪み部51Bは内周面53Bを有しているので、ピアシング加工時に飛散するスパッタなどがピアシング加工位置の周囲に溶着することが抑えられる。
追加的な効果として、内周面53Bの壁角度αの設定によって、成形パンチ31がワークWに食いつきにくい。
さらに追加的な効果として、第2実施形態と比較して、深く成形行っても成形部の体積を減らすことができ、そのためパンチプレス3の圧力能力を減らすことができる。
追加的な効果として、内周面53Bの壁角度αの設定によって、成形パンチ31がワークWに食いつきにくい。
さらに追加的な効果として、第2実施形態と比較して、深く成形行っても成形部の体積を減らすことができ、そのためパンチプレス3の圧力能力を減らすことができる。
4.第4実施形態
図11及び図12を用いて、第4実施形態を説明する。図11は、第4実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図12は、第4実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
図11及び図12を用いて、第4実施形態を説明する。図11は、第4実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図12は、第4実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
成形パンチ31C(パンチの一例)は、窪み加工を行う部材であり、ワークWに窪み部51C(後述)を形成する。図11に示すように、成形パンチ31Cは、パンチ基部32Cと、その先端側に一体形成されたパンチ先端部33C(下方向突出部の一例)を備えている。パンチ先端部33Cは、下方向に突出しており、ワークWに入り込む部分である。パンチ先端部33Cは、外周部35C(外周部の一例)と、外周部35Cに接続された底辺部37Cとを有している。底辺部37Cは、外周部35と所定の角度を成す接続部39C(接続部の一例)を有している。
外周部35Cは、円柱形状である。
底辺部37C(第2突出部の一例)は、外周部35Cからさらに下方に突出しており、接続部39Cを含み外周部35Cから所定の角度を成して延びる円錐面41Cと、平坦な底面43Cとを有している。
窪み部形成工程は、第1実施形態と同じである。
底辺部37C(第2突出部の一例)は、外周部35Cからさらに下方に突出しており、接続部39Cを含み外周部35Cから所定の角度を成して延びる円錐面41Cと、平坦な底面43Cとを有している。
窪み部形成工程は、第1実施形態と同じである。
図12に示すように、窪み部51Cは、内周面53C(内周面の一例)と、内周面53Cに連続する底部55C(底部の一例)とを有する。内周面53Cは、ワークWの面19に対して垂直に延びている。
底部55Cは、内周面53Cの下端からさらに下方に延びる凹部57C(第2凹部の一例)を有している。凹部57Cは、第1底面59Cと、第2底面61Cとを有している。第1底面59Cは、内周面53Cの下端に対して角度βを成して接続されており、円錐面の一部の形状である。第2底面61Cは、平坦面であり、ワークWの面19に平行に延びている。
なお、内周面53Cは成形パンチ31Cの外周部35Cによって形成され、第1底面59Cは成形パンチ31Cの円錐面41Cによって形成され、第2底面61Cは成形パンチ31Cの底面43Cによって形成される。
なお、内周面53CとワークWの面19との角度、第1底面59Cと内周面53Cとの角度β、第2底面61Cと第1底面59Cとの角度は、特に限定されない。
底部55Cは、内周面53Cの下端からさらに下方に延びる凹部57C(第2凹部の一例)を有している。凹部57Cは、第1底面59Cと、第2底面61Cとを有している。第1底面59Cは、内周面53Cの下端に対して角度βを成して接続されており、円錐面の一部の形状である。第2底面61Cは、平坦面であり、ワークWの面19に平行に延びている。
なお、内周面53Cは成形パンチ31Cの外周部35Cによって形成され、第1底面59Cは成形パンチ31Cの円錐面41Cによって形成され、第2底面61Cは成形パンチ31Cの底面43Cによって形成される。
なお、内周面53CとワークWの面19との角度、第1底面59Cと内周面53Cとの角度β、第2底面61Cと第1底面59Cとの角度は、特に限定されない。
本実施形態では、窪み部51Cは内周面53Cを有しているので、ピアシング加工時に飛散するスパッタSなどがピアシング加工位置の周囲に溶着することが抑えられる。
追加的な効果として、内周面53Cの壁角度が90度であるので、深く成形しても窪み部の径が大きくならない。したがって、小径穴加工が可能になる。
追加的な効果として、内周面53Cと第1底面59Cとの角度βの設定によって、成形パンチ31がワークWに食いつきにくくできる。
さらに追加的な効果として、第2実施形態と比較して、深く成形を行っても成形部の体積を減らすことができ、そのためパンチプレス3の圧力能力を減らすことができる。
追加的な効果として、内周面53Cの壁角度が90度であるので、深く成形しても窪み部の径が大きくならない。したがって、小径穴加工が可能になる。
追加的な効果として、内周面53Cと第1底面59Cとの角度βの設定によって、成形パンチ31がワークWに食いつきにくくできる。
さらに追加的な効果として、第2実施形態と比較して、深く成形を行っても成形部の体積を減らすことができ、そのためパンチプレス3の圧力能力を減らすことができる。
5.第5実施形態
図13及び図14を用いて、第5実施形態を説明する。図13は、第5実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図14は、第5実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
図13及び図14を用いて、第5実施形態を説明する。図13は、第5実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図14は、第5実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
成形パンチ31Dは、窪み加工を行う部材であり、ワークWに窪み部51D(後述)を形成する。図13に示すように、成形パンチ31Dは、円柱状のパンチ基部32Dと、その先端側(下端側)に一体形成されたパンチ先端部33D(下方向突出部の一例)を備えている。パンチ先端部33Dは、下方向に突出しており、ワークWに入り込む部分である。パンチ先端部33Dは、外周部35D(外周部の一例)と、外周部35Dに接続された底辺部37D(底辺部の一例)とを有している。底辺部37Dは、外周部35Dと所定の角度を成す接続部39D(接続部の一例)を有している。
さらに詳細には、底辺部37Dは、接続部39Dを含み外周部35Dから所定の角度を成して延びる延長部41D(延長部の一例)と、延長部41Dからさらに下方に突出する円柱突出部43D(第1突出部の一例)とを有している。
窪み部形成工程は、第1実施形態と同じである。
さらに詳細には、底辺部37Dは、接続部39Dを含み外周部35Dから所定の角度を成して延びる延長部41D(延長部の一例)と、延長部41Dからさらに下方に突出する円柱突出部43D(第1突出部の一例)とを有している。
窪み部形成工程は、第1実施形態と同じである。
図14に示すように、窪み部51Dは、内周面53D(内周面の一例)と、内周面53Dに連続する底部55D(底部の一例)とを有する。内周面53Dは、ワークWの面19に対して垂直に延びており、壁角度は90度である。
底部55Dは、環状段部57Dと、円柱凹部59Dとを有する。環状段部57Dは、内周面53Dの下端に所定角度を有して接続されており、ワークWの面19に平行に延びている。ただし、環状段部は水平でなくてもよい。
なお、内周面53Dは成形パンチ31Dの外周部35Dによって形成され、環状段部57Dは延長部41Dによって形成され、円柱凹部59Dは円柱突出部43Dによって形成される。
なお、内周面53DとワークWの面19との角度、環状段部57Dと内周面53Dとの角度、円柱凹部59D内周面と環状段部57Dとの角度、円柱凹部59Dの底面と内周面との角度は、特に限定されない。
底部55Dは、環状段部57Dと、円柱凹部59Dとを有する。環状段部57Dは、内周面53Dの下端に所定角度を有して接続されており、ワークWの面19に平行に延びている。ただし、環状段部は水平でなくてもよい。
なお、内周面53Dは成形パンチ31Dの外周部35Dによって形成され、環状段部57Dは延長部41Dによって形成され、円柱凹部59Dは円柱突出部43Dによって形成される。
なお、内周面53DとワークWの面19との角度、環状段部57Dと内周面53Dとの角度、円柱凹部59D内周面と環状段部57Dとの角度、円柱凹部59Dの底面と内周面との角度は、特に限定されない。
本実施形態では、窪み部51Dは内周面53Dを有しているので、ピアシング加工時に飛散するスパッタSなどがピアシング加工位置の周囲に溶着することが抑えられる。
追加的効果として、内周面53Dの壁角度が90度であるので、深く成形しても窪み部の径が大きくならず、したがって小径穴加工ができる。
追加的効果として、環状段部57Dを設けることで、スパッタSが円柱凹部59Dに逆流しにくい。
追加的効果として、環状段部57Dを設けることで、第2実施形態として比較して、少ない体積で深く成形できる。
追加的効果として、内周面53Dの壁角度が90度であるので、深く成形しても窪み部の径が大きくならず、したがって小径穴加工ができる。
追加的効果として、環状段部57Dを設けることで、スパッタSが円柱凹部59Dに逆流しにくい。
追加的効果として、環状段部57Dを設けることで、第2実施形態として比較して、少ない体積で深く成形できる。
6.第6実施形態
図15及び図16を用いて、第6実施形態を説明する。図15は、第6実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図16は、第6実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
図15及び図16を用いて、第6実施形態を説明する。図15は、第6実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図16は、第6実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
成形パンチ31E(パンチの一例)は、窪み加工を行う部材であり、ワークWに窪み部51E(後述)を形成する。図15に示すように、成形パンチ31Eは、パンチ基部32Eと、その先端側に一体形成されたパンチ先端部33E(下方向突出部の一例)を備えている。パンチ先端部33Eは、下方向に突出しており、ワークWに入り込む部分である。パンチ先端部33Eは、外周部35E(外周部の一例)と、外周部35Eに接続された底辺部37Eとを有している。底辺部37Eは、外周部35と所定の角度を成す接続部39E(接続部の一例)を有している。
外周部35Eは、円錐形状の一部の形状である。
底辺部37Eは、接続部39Eを含み外周部35Eから所定の角度を成して延びる円錐面41Eと、円錐凸部43Eとを有している。
窪み部形成工程は、第1実施形態と同じである。
底辺部37Eは、接続部39Eを含み外周部35Eから所定の角度を成して延びる円錐面41Eと、円錐凸部43Eとを有している。
窪み部形成工程は、第1実施形態と同じである。
図16に示すように、窪み部51Eは、内周面53E(内周面の一例)と、内周面53に連続する底部55(底部の一例)とを有する。
内周面53Eは、ワークWの面19に対して壁角度αを成して延びている。
底部55Eは、環状段部57Eと、円錐凹部59Eとを有している。環状段部57Eは、内周面53Eの下端に対して角度βを成して接続されており、円錐面の一部の形状である。円錐凹部59Eは、テーパ面(すり鉢状の傾斜面)を有している。
なお、内周面53Eは成形パンチ31Eの外周部35Eによって形成され、環状段部57Eは成形パンチ31Eの円錐面41Eによって形成され、円錐凹部59Eは成形パンチ31Eの円錐凸部43Eによって形成される。
なお、内周面53EとワークWの面19との壁角度α、環状段部57Eと内周面53Eとの角度β、円錐凹部59Eと環状段部57Eとの角度、円錐凹部59E自体の角度γは、特に限定されない。
内周面53Eは、ワークWの面19に対して壁角度αを成して延びている。
底部55Eは、環状段部57Eと、円錐凹部59Eとを有している。環状段部57Eは、内周面53Eの下端に対して角度βを成して接続されており、円錐面の一部の形状である。円錐凹部59Eは、テーパ面(すり鉢状の傾斜面)を有している。
なお、内周面53Eは成形パンチ31Eの外周部35Eによって形成され、環状段部57Eは成形パンチ31Eの円錐面41Eによって形成され、円錐凹部59Eは成形パンチ31Eの円錐凸部43Eによって形成される。
なお、内周面53EとワークWの面19との壁角度α、環状段部57Eと内周面53Eとの角度β、円錐凹部59Eと環状段部57Eとの角度、円錐凹部59E自体の角度γは、特に限定されない。
本実施形態では、窪み部51Eは内周面53Eを有しているので、ピアシング加工時に飛散するスパッタなどがピアシング加工位置の周囲に溶着することが抑えられる。
追加的な効果として、状況に応じて角度α、角度β、角度γを変更することで最適な結果が得られる。
追加的な効果として、状況に応じて角度α、角度β、角度γを変更することで最適な結果が得られる。
7.第7実施形態
図17及び図18を用いて、第7実施形態を説明する。図17は、第7実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図18は、第7実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
成形パンチ31F(パンチの一例)は、窪み加工を行う部材であり、ワークWに窪み部51F(後述)を形成する。図17に示すように、成形パンチ31Fは、円柱状のパンチ基部32Fと、その先端側に一体形成されたパンチ先端部33F(下方向突出部の一例)を備えている。パンチ先端部33Fは、下方向に突出しており、ワークWに入り込む部分である。パンチ先端部33Fは、外周部35F(外周部の一例)と、外周部35Fに接続された底辺部37Fとを有している。底辺部37Fは、外周部35Fと所定の角度を成す接続部39F(接続部の一例)を有している。
さらに詳細には、底辺部37Fは、接続部39Fを含み外周部35Fから所定の角度を成して延びる半球底面41F(第2突出部の一例)を有している。半球底面41Fは、外周部35Fからさらに下方に突出している。
窪み部形成工程は、第1実施形態と同じである。
図17及び図18を用いて、第7実施形態を説明する。図17は、第7実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図18は、第7実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
成形パンチ31F(パンチの一例)は、窪み加工を行う部材であり、ワークWに窪み部51F(後述)を形成する。図17に示すように、成形パンチ31Fは、円柱状のパンチ基部32Fと、その先端側に一体形成されたパンチ先端部33F(下方向突出部の一例)を備えている。パンチ先端部33Fは、下方向に突出しており、ワークWに入り込む部分である。パンチ先端部33Fは、外周部35F(外周部の一例)と、外周部35Fに接続された底辺部37Fとを有している。底辺部37Fは、外周部35Fと所定の角度を成す接続部39F(接続部の一例)を有している。
さらに詳細には、底辺部37Fは、接続部39Fを含み外周部35Fから所定の角度を成して延びる半球底面41F(第2突出部の一例)を有している。半球底面41Fは、外周部35Fからさらに下方に突出している。
窪み部形成工程は、第1実施形態と同じである。
図18に示すように、窪み部51Fは、内周面53F(内周面の一例)と、内周面53Fに連続する底部55F(底部の一例)とを有する。内周面53Fは、ワークWの面19に対して垂直に延びており、壁角度は90度である。
底部55Fは、内周面53Fの下端からさらに下方に延びる凹部57F(第2凹部の一例)を有している。凹部57Fは、内周面53FAの下端に所定角度を有して接続されており、半球面を有している。
内周面53Fは成形パンチ31Fの外周部35Fによって形成され、凹部57Fは底辺部37Fすなわち半球底面41Fによって形成される。
なお、内周面53FとワークWの面19との角度は特に限定されない。
底部55Fは、内周面53Fの下端からさらに下方に延びる凹部57F(第2凹部の一例)を有している。凹部57Fは、内周面53FAの下端に所定角度を有して接続されており、半球面を有している。
内周面53Fは成形パンチ31Fの外周部35Fによって形成され、凹部57Fは底辺部37Fすなわち半球底面41Fによって形成される。
なお、内周面53FとワークWの面19との角度は特に限定されない。
本実施形態では、窪み部51Fは内周面53Fを有しているので、ピアシング加工時に飛散するスパッタSなどがピアシング加工位置の周囲に溶着することが抑えられる。
8.第8実施形態
図19及び図20を用いて、第8実施形態を説明する。図19は、第8実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図19は、第8実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
成形パンチ31Gは、窪み加工を行う部材であり、ワークWに窪み部51G(後述)を形成する。図19に示すように、成形パンチ31Gは、円柱状のパンチ基部32Gと、その先端側(下端側)に一体形成されたパンチ先端部33G(下方向突出部の一例)を備えている。パンチ先端部33Gは、下方向に突出しており、ワークWに入り込む部分である。パンチ先端部33Gは、外周部35G(外周部の一例)と、外周部35Gに接続された底辺部37G(底辺部の一例)とを有している。底辺部37Gは、外周部35Gと所定の角度を成す接続部39G(接続部の一例)を有している。
さらに詳細には、底辺部37Gは、接続部39Gを含み外周部35Gから所定の角度を成して下方に延びる円錐突出部41G(第2突出部の一例)を有している。
図19及び図20を用いて、第8実施形態を説明する。図19は、第8実施形態の成形パンチの模式的側面図である。図19は、第8実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
成形パンチ31Gは、窪み加工を行う部材であり、ワークWに窪み部51G(後述)を形成する。図19に示すように、成形パンチ31Gは、円柱状のパンチ基部32Gと、その先端側(下端側)に一体形成されたパンチ先端部33G(下方向突出部の一例)を備えている。パンチ先端部33Gは、下方向に突出しており、ワークWに入り込む部分である。パンチ先端部33Gは、外周部35G(外周部の一例)と、外周部35Gに接続された底辺部37G(底辺部の一例)とを有している。底辺部37Gは、外周部35Gと所定の角度を成す接続部39G(接続部の一例)を有している。
さらに詳細には、底辺部37Gは、接続部39Gを含み外周部35Gから所定の角度を成して下方に延びる円錐突出部41G(第2突出部の一例)を有している。
図20に示すように、窪み部51Gは、内周面53G(内周面の一例)と、内周面53に連続する底部55G(底部の一例)とを有する。
内周面53Gは、ワークWの面19に対して垂直に延びており、したがって壁角度は90度である。
底部55Gは、内周面53Gの下端からさらに下方に延びる円錐凹部57G(第2凹部の一例)を有している。円錐凹部57Gは、内周面53Gの下端に所定角度を有して接続されており、テーパ面(すり鉢状の傾斜面)を有している。
なお、内周面53Gは成形パンチ31Gの外周部35Gによって形成され、円錐凹部57Gは成形パンチ31Gの底辺部37Gすなわち円錐突出部41Gによって形成される。
なお、内周面53GとワークWの面19との壁角度、円錐凹部57Gと内周面53Gとの角度、円錐凹部57G自体の角度は、特に限定されない。
内周面53Gは、ワークWの面19に対して垂直に延びており、したがって壁角度は90度である。
底部55Gは、内周面53Gの下端からさらに下方に延びる円錐凹部57G(第2凹部の一例)を有している。円錐凹部57Gは、内周面53Gの下端に所定角度を有して接続されており、テーパ面(すり鉢状の傾斜面)を有している。
なお、内周面53Gは成形パンチ31Gの外周部35Gによって形成され、円錐凹部57Gは成形パンチ31Gの底辺部37Gすなわち円錐突出部41Gによって形成される。
なお、内周面53GとワークWの面19との壁角度、円錐凹部57Gと内周面53Gとの角度、円錐凹部57G自体の角度は、特に限定されない。
本実施形態では、窪み部51Gは内周面53Gを有しているので、ピアシング加工時に飛散するスパッタSなどがピアシング加工位置の周囲に溶着することが抑えられる。
追加的な効果として、内周面53Gの壁角度が90度であるので、深く成形しても、窪み部の径が大きくならない。したがって、小径穴加工が可能である。
さらに追加的な効果として、円錐凹部57Gが円錐形状であるので、他の形状に比べて成形部の体積が減り、それよりパンチプレス3の圧力能力を軽減できる。
追加的な効果として、内周面53Gの壁角度が90度であるので、深く成形しても、窪み部の径が大きくならない。したがって、小径穴加工が可能である。
さらに追加的な効果として、円錐凹部57Gが円錐形状であるので、他の形状に比べて成形部の体積が減り、それよりパンチプレス3の圧力能力を軽減できる。
9.第9実施形態
図21を用いて、第9実施形態を説明する。図21は、第9実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
図21では、ワークWの各面に1つの(両面で2つの)窪み部51Eが同じ平面位置に形成されている。このように両面加工することで、レーザ加工する板厚をさらに薄くできる。
パンチプレス及び窪み部の形状は、第1〜第8実施形態のいずれであってもよい。
図21を用いて、第9実施形態を説明する。図21は、第9実施形態の加工プロセスを示すワークの模式的断面図である。
図21では、ワークWの各面に1つの(両面で2つの)窪み部51Eが同じ平面位置に形成されている。このように両面加工することで、レーザ加工する板厚をさらに薄くできる。
パンチプレス及び窪み部の形状は、第1〜第8実施形態のいずれであってもよい。
10.実施形態の共通事項
上記第1〜第9実施形態は、下記の構成及び機能を共通に有している。
レーザ・パンチ複合システム(例えば、レーザ・パンチ複合加工機1)は、ワーク(例えば、ワークW)を加工するものであり、パンチ加工部(例えば、パンチ加工部3A)と、レーザ加工部(例えば、レーザ加工機5)とを備えている。
パンチ加工部は、ワークに窪み部(例えば、窪み部51、51A〜51G)を形成する。
レーザ加工部は、窪み部の位置でピアス加工を行う。
パンチ加工部は、ワークに内周面(例えば、内周面53、53A〜53G)と内周面に連続する底部(例えば、底部55、55A〜55G)とを有する窪み部を形成する窪み加工を行うためのパンチ(例えば、成形パンチ31、31A〜31G)を有している。
パンチの先端は、ワークに入り込む部分である下方向突出部(例えば、パンチ先端部33、33A〜33G)を有している。
下方向突出部は、外周部(例えば、外周部35、35A〜35G)と、外周部に接続されており外周部と所定の角度を成す接続部(例えば、接続部39、39A〜39G)を有する底辺部(例えば、底辺部37、37A〜37G)とを有している。
このシステムでは、レーザ加工によるピアス加工の前にピアス位置へ成形による窪み部を形成することで、レーザ加工時にスパッタやドロスが周りへ飛散するのを防止できる。
このシステムでは、パンチの下方向突出部が外周部に接続されており外周部と所定の角度を成す接続部を有する底辺部を有しているので、窪み部は、被加工物の面から下方に延びる壁状の内周面によって囲まれている。したがって、レーザ加工時にスパッタ等が窪み部の外に出にくくなる。その結果、スパッタやドロスに起因する加工不良が減る。
上記第1〜第9実施形態は、下記の構成及び機能を共通に有している。
レーザ・パンチ複合システム(例えば、レーザ・パンチ複合加工機1)は、ワーク(例えば、ワークW)を加工するものであり、パンチ加工部(例えば、パンチ加工部3A)と、レーザ加工部(例えば、レーザ加工機5)とを備えている。
パンチ加工部は、ワークに窪み部(例えば、窪み部51、51A〜51G)を形成する。
レーザ加工部は、窪み部の位置でピアス加工を行う。
パンチ加工部は、ワークに内周面(例えば、内周面53、53A〜53G)と内周面に連続する底部(例えば、底部55、55A〜55G)とを有する窪み部を形成する窪み加工を行うためのパンチ(例えば、成形パンチ31、31A〜31G)を有している。
パンチの先端は、ワークに入り込む部分である下方向突出部(例えば、パンチ先端部33、33A〜33G)を有している。
下方向突出部は、外周部(例えば、外周部35、35A〜35G)と、外周部に接続されており外周部と所定の角度を成す接続部(例えば、接続部39、39A〜39G)を有する底辺部(例えば、底辺部37、37A〜37G)とを有している。
このシステムでは、レーザ加工によるピアス加工の前にピアス位置へ成形による窪み部を形成することで、レーザ加工時にスパッタやドロスが周りへ飛散するのを防止できる。
このシステムでは、パンチの下方向突出部が外周部に接続されており外周部と所定の角度を成す接続部を有する底辺部を有しているので、窪み部は、被加工物の面から下方に延びる壁状の内周面によって囲まれている。したがって、レーザ加工時にスパッタ等が窪み部の外に出にくくなる。その結果、スパッタやドロスに起因する加工不良が減る。
11.他の実施形態
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
第1実施形態ではパンチ加工部及びレーザ加工部がX軸方向及びY軸方向に固定されており、加工テーブルがX軸方向及びY軸方向に移動可能であった。しかし、レーザ・パンチ複合加工機では、パンチ加工部及びレーザ加工部と加工テーブルの上のワークとがX軸方向及びY軸方向に相対移動できればよいので、第1実施形態の構造に限定されない。例えば、加工テーブルをX軸方向及びY軸方向に固定し、パンチ加工部及びレーザ加工部をX軸方向及びY軸方向に移動可能にしてもよい。また、例えば、加工テーブルをX軸方向に固定しかつY軸方向に移動可能にし、レーザ加工部をX軸方向及びY軸方向に移動可能にし、パンチ加工部をX軸方向に移動可能にしかつY軸方向に固定してもよい。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
第1実施形態ではパンチ加工部及びレーザ加工部がX軸方向及びY軸方向に固定されており、加工テーブルがX軸方向及びY軸方向に移動可能であった。しかし、レーザ・パンチ複合加工機では、パンチ加工部及びレーザ加工部と加工テーブルの上のワークとがX軸方向及びY軸方向に相対移動できればよいので、第1実施形態の構造に限定されない。例えば、加工テーブルをX軸方向及びY軸方向に固定し、パンチ加工部及びレーザ加工部をX軸方向及びY軸方向に移動可能にしてもよい。また、例えば、加工テーブルをX軸方向に固定しかつY軸方向に移動可能にし、レーザ加工部をX軸方向及びY軸方向に移動可能にし、パンチ加工部をX軸方向に移動可能にしかつY軸方向に固定してもよい。
本発明は、パンチを用いて金属板に窪み部を形成し次にレーザ加工を用いて窪み部にピアス穴を形成するレーザ・パンチ複合システムに広く適用できる。
1 :レーザ・パンチ複合加工機
3 :パンチプレス
5 :レーザ加工機
31 :成形パンチ
32 :パンチ基部
33 :パンチ先端部
35 :外周部
37 :底辺部
39 :接続部
41 :延長部
51 :窪み部
53 :内周面
55 :底部
57 :環状段部
3 :パンチプレス
5 :レーザ加工機
31 :成形パンチ
32 :パンチ基部
33 :パンチ先端部
35 :外周部
37 :底辺部
39 :接続部
41 :延長部
51 :窪み部
53 :内周面
55 :底部
57 :環状段部
Claims (4)
- ワークを加工するレーザ・パンチ複合システムであって、
前記ワークに窪み部を形成するパンチ加工部と、
前記窪み部の位置でピアス加工を行うレーザ加工部と、を備え、
前記パンチ加工部は、前記ワークに対して、内周面と前記内周面に連続する底部とを有する窪み部を形成する窪み加工を行うためのパンチを有しており、
前記パンチの先端は、前記ワークに入り込む部分である下方向突出部を有しており、
前記下方向突出部は、外周部と、前記外周部に接続されており前記外周部と所定の角度を成す接続部を有する底辺部とを有している、レーザ・パンチ複合システム。 - 前記底辺部は、前記接続部を含み前記外周部から所定の角度を成して延びる延長部と、前記延長部からさらに下方に突出する第1突出部とを有している、請求項1に記載のレーザ・パンチ複合システム。
- 前記第1突出部は円錐面の少なくとも一部を有している、請求項2に記載のレーザ・パンチ複合システム。
- 前記底辺部は、前記接続部を含み前記外周部からさらに下方に突出する第2突出部を有している、請求項1に記載のレーザ・パンチ複合システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020041561A JP2021142532A (ja) | 2020-03-11 | 2020-03-11 | レーザ・パンチ複合システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020041561A JP2021142532A (ja) | 2020-03-11 | 2020-03-11 | レーザ・パンチ複合システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021142532A true JP2021142532A (ja) | 2021-09-24 |
Family
ID=77765569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020041561A Pending JP2021142532A (ja) | 2020-03-11 | 2020-03-11 | レーザ・パンチ複合システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021142532A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102022124202A1 (de) | 2022-09-21 | 2024-03-21 | TRUMPF Werkzeugmaschinen SE + Co. KG | Stanz-Laser-Kombinationsverfahren und Stanz-Laser-Kombinationsmaschine zum Bearbeiten eines Werkstücks sowie Computerprogramm und computerlesbares Speichermedium |
-
2020
- 2020-03-11 JP JP2020041561A patent/JP2021142532A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102022124202A1 (de) | 2022-09-21 | 2024-03-21 | TRUMPF Werkzeugmaschinen SE + Co. KG | Stanz-Laser-Kombinationsverfahren und Stanz-Laser-Kombinationsmaschine zum Bearbeiten eines Werkstücks sowie Computerprogramm und computerlesbares Speichermedium |
WO2024061775A1 (de) | 2022-09-21 | 2024-03-28 | TRUMPF Werkzeugmaschinen SE + Co. KG | Stanz-laser-kombinationsverfahren und stanz-laser-kombinationsmaschine zum bearbeiten eines werkstücks sowie computerprogramm und computerlesbares speichermedium |
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