JP2021142222A - 座位姿勢を保持する能力に障害をもった者用のフットレスト及び椅子 - Google Patents

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【課題】高さと角度を一度に調整できるフットレスト及びフットレストを備える椅子を提供する。【解決手段】回転中心となる枢軸39と該枢軸39を中心とする円弧上に配置された複数の孔あるいは長孔から成る角度調整用孔35とを有する足載せ台31と、足載せ台31の枢軸39を摺動可能に支持する長孔から成るガイド孔27と該ガイド孔27と平行に配置された複数の孔あるいは長孔から成る高さ位置調整用孔38,39とを有する足載せ台支持フレーム12と、足載せ台31の角度調整用孔35と足載せ台支持フレーム12の高さ位置調整用孔38,39とが合致した箇所で両孔35,38,39を貫通して連結することにより位置固定する締結ねじ33,34とを備えているフットレスト。【選択図】図3

Description

本発明は、フットレスト及びフットレストを備えた椅子に関するものである。さらに詳述すると、本発明は、自分の力では脚部の姿勢を保持する能力に障害をもった者、特に子供のためのフットレスト及びフットレストを備えた椅子に関するものである。
従来から、自分の力では座位姿勢を保持する能力に障害をもった者、例えば脚部疾患を有する者の場合、ふくらはぎにパッドを当てて足を安定化させるレッグレストを備える車椅子は提案されている(特許文献1)。
この車椅子において、足を乗せるフットレストに関しては、翻転軸を中心に起立し、あるいは水平に倒伏するように回動させる構造とされ、足載せ台を使うときに倒して水平にし、使用しないときには立てて邪魔とならないようにするように配慮されている。
特開2004−57562号公報
しかしながら、自分の力では座位姿勢を保持する能力に障害をもった者、特に脚部疾患を有する子供の場合には、脚部を支えるだけでは足を安定化させるには不十分であることがあり、足載せ台の高さ調整並びに角度調整も必要となることがある。例えば、子供の障害の程度に応じて、足載せ台の高さや足首の状態に応じた足載せ台の角度のきめ細かな調整が必要である。
しかも、高さを調整する操作と角度調整の操作とを別々の操作とすることは調整操作が煩わしいものとなることから、一度に行えるようにすることが望まれる。
本発明は、かかる要望に応えるもので、高さと角度を一度に調整できるフットレスト及びフットレストを備える椅子を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためのフットレストは、回転中心となる枢軸と該枢軸を中心とする円弧上に配置された複数の孔あるいは長孔から成る角度調整用孔とを有する足載せ台と、足載せ台の枢軸を摺動可能に支持する長孔から成るガイド孔と該ガイド孔と平行に配置された複数の孔あるいは長孔から成る高さ位置調整用孔とを有する足載せ台支持フレームと、足載せ台の角度調整用孔と足載せ台支持フレームの高さ位置調整用孔とが合致した箇所で両孔を貫通して連結することにより位置固定する締結ねじとを備えるようにしている。
また、本発明のフットレストは、足載せ台支持フレームがヒンジ部を介して固定フレームを備え、固定フレームに対して当該足載せ台支持フレームを回動させ選択された角度で固定されるようにすることが好ましい。
ここで、ヒンジ部は、足載せ台支持フレームに取り付けられた第1の部材と、固定フレームに取り付けられた第2の部材と、第1の部材と第2の部材とを貫通して相互に回転可能に連結すると共に回転中心となる連結手段とを有し、かつ第1の部材および第2の部材には連結手段を中心に互いに異なるピッチで円周方向に複数の位置決め用の貫通孔がそれぞれ設けられると共に、第1の部材と第2の部材のそれぞれの位置決め用の貫通孔の位置が合うところで第1の部材と第2の部材とを貫通して第1の部材と第2の部材とを回転方向に連結して相互に回転不能とする位置決め用締結手段とを備えるものであることが好ましい。
さらに、本発明の椅子は、請求項1から3のいずれか一つに記載のフットレストを備えることが好ましい。
請求項1記載のフットレストによれば、高さと角度とを一度に調整できる。
本発明にかかる座位姿勢を保持する能力に障害をもった者用のフットレスト及び椅子を、障害を持った子供用のダイニング椅子に適用した一実施形態を示す斜視図である。 同ダイニング椅子のフットレストを上に上げた状態を示す斜視図である。 本発明にかかるフットレストの一実施形態を示す後方上から見た斜視図である。 同フットレストの後方下から見た斜視図である。 同フットレストのヒンジ部の一実施形態を示す分解斜視図である。 同フットレストの足載せ台と足載せ台支持フレームとの一実施形態を示す分解斜視図である。 同フットレストの足載せ台の角度調整の一実施形態を示す説明図であり、(A)は水平、(B)は仰角、(C)俯角を持たせた状態を示す。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に、本発明にかかる座位姿勢を保持する能力に障害をもった者用のフットレスト及び椅子を、障害を持った子供用のダイニング椅子に適用した一実施形態を示す。
この実施形態にかかる子供用ダイニング椅子は、例えば、股関節の内転筋の緊張などによるひざの接触を予防する内転防止パッド2、及び骨盤を保持する骨盤パッド3並びに足置き場としてのフットレスト5を備え、座位保持の補助が必要な子供に対して特に有用なものである。
ここで、脚部6並びに肘当て7が伸縮可能な支持構造、例えば入れ子式の伸縮構造(テレスコピック構造)とされており、座8並びに肘当て7の高さ調整が可能とされている。また、骨盤を保持する一対の骨盤パッド3も、図示していないスライド機構によって左右方向に移動可能に備えられ、骨盤をホールドする幅を調整可能とされている。尚、図中の符号9はカバーである。
また、脚部6並びに肘当て7が伸縮可能な支持構造、例えば入れ子式の伸縮構造(テレスコピック構造)とされており、座8並びに肘当て7の高さ調整が可能とされている。脚部が入れ子式の伸縮構造(テレスコピック構造)とされており、高さ調整が可能とされている。また、脚部並びに肘当てが入れ子式の伸縮構造(テレスコピック構造)とされており、高さ調整が可能とされている。また、骨盤を保持する一対の骨盤パッドは左右方向に移動可能に備えられ、ホールドする幅を調整可能とされている。
フットレスト5は、本実施形態の場合、図3〜図6に示すように、座下の座支持フレーム(図示省略)に吊り下げられるように装着されるフットレスト支持フレーム10と、該フットレスト支持フレーム10に高さ及び角度が調整可能となるように支持される足載せ台31とで構成されている。
本実施形態のフットレスト5は、回転中心となる枢軸39と該枢軸39を中心とする円弧上に配置された複数の孔あるいは長孔から成る角度調整用孔35とを有する足載せ台31と、足載せ台31の枢軸39を摺動可能に支持する長孔から成るガイド孔27と該ガイド孔27と平行に配置された複数の孔あるいは長孔から成る高さ位置調整用孔28,29とを有する足載せ台支持フレーム12と、足載せ台31の角度調整用孔35と足載せ台支持フレーム12の高さ位置調整用孔28,29とが合致した箇所で両孔35,28及び29を貫通して連結することにより位置固定する手回し可能な締結ねじ33とを備えるようにしている。
フットレスト支持フレーム10は、例えば、椅子本体のフレーム(図示省略)に取り付けられる固定フレーム11と、足載せ台31を吊り下げる足載せ台支持フレーム12と、固定フレーム11と足載せ台支持フレーム12とを回転自在に連結して任意の角度で固定するヒンジ部13とを有し、固定フレーム12換言すれば椅子本体のフレームに対して足載せ台支持フレーム12を回動させ選択された角度で固定されるようにすることが好ましい。
本実施形態の場合、固定フレーム11並びに足載せ台支持フレーム12としては、例えば角パイプが採用されている。また、椅子の座8の下に配置されるフレーム(図示省略)にも角パイプが採用され、その一つの角に締付けねじ(図示省略)が備えられ、固定パイプ11を挿入してから任意の位置(椅子の前後方向・座の前端からの突出量が必要なところで)でねじ止めして固定する構造とされている。締付けねじは、角パイプから成る固定パイプ11の角の部分をねじで押圧して固定するため、圧潰し難く強い力で締め付けることができる。
ガイド孔27と高さ位置調整用孔28とは、本実施形態の場合、足載せ台支持フレーム12とは別体で成形されたガイドプレート26に設けられ、該ガイドプレート26を足載せ台支持フレーム12に取り付けることで、足載せ台支持フレーム12と一体化されている。ガイドプレート26は、例えば上端近傍と下端近傍との2箇所で締結手段30によって足載せ台支持フレーム12に固定されている。締結手段30は、本実施形態の場合、ねじを用いているが、リベットでも良いし、場合によっては溶接付であっても良い。勿論、ガイド孔27と高さ位置調整用孔28とは、足載せ台支持フレーム12そのものに予め一体的に設けるようにしても良い。この場合には、高さ位置調整用孔28と高さ位置調整用孔29とは同一のものとなる。
足載せ台31は、本実施形態の場合、例えば合成樹脂製シェルによって適宜形状に成形され、足載せ台支持アーム32によって支持されている。足載せ台31は、例えば図6に示すように、足載せ台支持アーム32を下から宛がって締結ボルトなどで締結することで足載せ台支持アーム32に固定されている。足載せ台支持アーム32には、回転中心となる枢軸39を取り付けるためのねじ孔38と、一定の範囲内で固定角度を調整可能とする角度調整用孔35とを備えている。この足載せ台支持アーム32は、左右の足載せ台支持フレーム12の内側に配置され、枢軸39と締結ねじ33によって足載せ台支持フレーム12のガイド孔27と高さ位置調整用孔28,29に支持ないし連結されることで固定されている。ここで、同じ高さで足載せ台31の角度を変更する場合における、足載せ台支持アーム32を足載せ台支持フレーム12に固定するための孔28,29の位置と枢軸39の位置との関係は一定である。尚、枢軸39は、本実施形態の場合、例えば止め付け用のねじと円筒状のカラーとで構成され、カラーの中央の孔に通したねじをねじ孔38にねじ込むことで足載せ台支持アーム32に回転可能に支持されている。このカラーは足載せ台支持フレーム12のガイド孔27を貫通しており、ガイド孔27に沿って上下方向にスライド可能に支持される。
角度調整用孔35は、回転中心となる枢軸39(換言すれば、ねじ孔38)を中心とする円弧上に配置された複数の孔あるいは長孔から成る構成されている。本実施形態の場合、角度調整用孔35は、ねじ孔38を中心とする円弧上に複数の孔例えば5つの孔が等間隔に配置されることによって構成されている。この一群の孔から成る角度調整用孔35の周囲には、角度調整用孔35を囲う円弧状の補強リブ37が形成され、補強リブ37の内側に締結ねじ33の頭部の角形座面33aが嵌合する溝36が形成されている。他方、締結ねじ(ボルト)33には、頭部の下に角形座部33aが形成されたものが使用される。したがって、締結ねじ33の角形座部33aを溝36に嵌合させることで、ボルトは回転不能となる。
そこで、角度調整用孔35に挿入した締結ねじ33をガイドプレート26の任意の貫通孔28及び足載せ台支持フレーム12の貫通孔29を貫通させてから外に突出したねじ部分にグリップ34のねじ孔をねじ込んで回すだけで、ボルト33を締め付けることができ、足載せ台31の足載せ台支持アーム32と足載せ台支持フレーム12とを連結して固定することができる。尚、本実施形態では、角度調整用孔35は、円弧上に配置した5つの孔で構成しているが、これに特に限られず、これらの範囲をカバーする1つの長孔であっても良い。この場合でも、締結ねじ33の締め付け力で足載せ台31の角度を固定することも可能である。また、高さ位置調整用孔28,29は、本実施形態の場合、一定ピッチで空けられた多数の孔の集合であるが、これに特に限られず場合によっては1つの長孔でも良い。回転中心で2つの部材を締め付ける場合には大きな力が必要となるが、本実施形態の場合には回転中心となる枢軸39から離れた位置で固定するため、大きな締め付け力を必要としない。したがって、孔28,29と締結ねじ33との係合でなくとも締め付けによる摩擦力で固定することは可能である。
固定フレーム11と足載せ台支持フレーム12とは、ヒンジ部13によって、足載せ台支持フレーム12の角度即ち垂線に対する角度を調整可能とされていることが好ましい。ここで、ヒンジ部13は、足載せ台支持フレーム12の角度を調整できる機構であれば特定の機構に限定されるものではないが、足載せ台支持フレーム12に取り付けられた第1の部材と、固定フレーム11に取り付けられた第2の部材と、第1の部材と第2の部材とを貫通して相互に回転可能に連結すると共に回転中心となる連結手段とを有し、かつ第1の部材および第2の部材には連結手段を中心に互いに異なるピッチで円周方向に複数の位置決め用の貫通孔がそれぞれ設けられると共に、第1の部材と第2の部材のそれぞれの位置決め用の貫通孔の位置が合うところで第1の部材と第2の部材とを貫通して第1の部材と第2の部材とを回転方向に連結して相互に回転不能とする位置決め用締結手段とを備える、所謂ヒンジ型関節であることが好ましい。
本実施形態の場合、ヒンジ部13は、例えば、図3から図5に示すように、固定フレーム11の一端(図5においては前端)に溶接付けなどで固定された第2の部材としてのシリンダ14と、このシリンダ14の両側に配置されるように足載せ台支持フレーム12の頂部に溶接付けなどで固定された第1の部材としての一対のディスク15と、これら一対のディスク15とシリンダ14とを貫通して連結する連結手段としての締結ねじ17と、ディスク15とシリンダ14とに互いに異なるピッチで円環状にそれぞれに配置された複数の位置決め用の貫通孔21,24の位置が合うところでディスク15とシリンダ14とを貫通してディスク15とシリンダ14とを連結して相互に回転不能とする位置決め用締結手段たる締結ねじ19及びグリップ18とで構成されている。尚、一対のディスク15は底部プレート16で底部が連結されたコ形を成し、底部プレート16の部分を足載せ台支持フレーム12の上端に溶接などで固着されている。
シリンダ14は、本実施形態の場合、締結ねじ19を貫通させる中央の1カ所の貫通孔24と、その周りに一定間隔例えば90°ごとに同一円周上に配置されている4カ所の貫通孔20とを有している。他方、シリンダ14を挟む一対のディスク15は、締結ねじ17を貫通させる中央の1カ所の貫通孔22若しくはねじ穴23が設けられると共に、その周りに一定間隔例えば60°ごとに同一円周上に5カ所の貫通孔21を配置している。
シリンダ14とこのシリンダ14を挟むように両側に配置された一対のディクス15とは、中央の貫通孔22,24を貫通しねじ孔23にねじ込まれる締結ねじ17によって相互に回転自在に連結され、中央の貫通孔22,24及びねじ孔23の周りに配置された貫通孔21,20とを貫通する締結ねじ19のグリップ18による締め付けによって相互に固定される。つまり、ディスク15の貫通孔21とシリンダ14の貫通孔20とは互いにピッチが異なっており、双方の貫通孔21,20の位置が合うところで締結ねじ19を貫通させて固定されるように設けられている。
したがって、外側の一対のディスク15に貫通されている5カ所の貫通孔21と、中央のシリンダ14の4カ所の貫通孔20との組み合わせによって、固定フレーム11と足載せ台支持フレーム12との間の角度は20°おきで5段階に切り替え可能である。即、2種類のピッチのどの孔を組み合わせるかで合致する角度(連結する位置)は変化する。この場合、穿孔する孔数が多い方の部材例えばディスク15では、貫通孔21が重なり合わないように配置することができるので、ヒンジ部13のシリンダ14並びにディスク15の直径を小さくして(同じ角度で切り替える場合に1種類の孔では孔が重ならないように離して空ける必要があるため、畢竟シリンジ及びディスクの直径は大きくなる。)コンパクト化が可能となる。
フットレスト5の全体としての角度調整は、ヒンジ部13の2種類のピッチの孔20,21の組み合わせを変更して合致する角度(連結する位置)を変化させることで行われる。このヒンジ部13での足載せ台支持フレーム12の座面に対する角度(前後方向)の調整即ち傾きの変更で足載せ台31の前後方向の位置を調整することが可能となる。換言すれば、フットレスト5の全体としての出し入れ量が調整可能となる。
また、図7に示すように、足載せ台31そのものの角度調整(部分的な角度調整)により、足載せ台31の角度を足首の硬直などの障害に応じて適宜変えることができる。同時に、足載せ台31の高さ調整を可能とする。1つの工程・操作で高さと角度が同時に変えられる。足載せ台31の回転の中心となる枢軸39は固定されておらずガイド孔27を摺動する。
尚、本実施形態の足載せ台支持フレーム12は、足載せ台31の左右両端を支えるものであり、それらの間に配置される上横杆40と下横杆41とで連結されている。また、図中の符号42はキャスターである。
以上のように構成されたフットレスト5によれば、以下のようにして、脚部疾患を有する子供の足を載せて脚を安定化させるに必要な高さに足載せ台31の高さと角度並びに必要に応じて前後方向の位置を調整してから固定することができる。
まず、足載せ台31の高さ調整あるいは角度調整をする場合には、グリップ34を回して締結ねじ33を弛める。そして、グリップ34を外してから、締結ねじ33を足載せ台支持フレーム12の孔28,29及び足載せ台支持アーム32の角度調整用孔35から抜き取ることで、足載せ台支持アーム32と足載せ台支持フレーム12との連結を解除する。その上で、足載せ台31と足載せ台支持アーム32とを足載せ台支持フレーム12のガイド孔27に沿って必要とされる高さまで昇降させる。ここで、足載せ台31の足載せ台支持アーム32の回転中心となる枢軸39は、足載せ台支持フレーム12のガイド孔27に係合したまま、ガイド孔27に沿って上下方向に移動させることができる。
また、フットレスト5は、ヒンジ部13の角度調整により、足載せ台支持フレーム12そのものの鉛直線に対する角度を変更することが可能であるため、同時に足載せ台31の座8に対する前後方向の位置即ち出入り量を調整することもできる。例えば、足載せ台31は、足載せ台支持フレーム12を前方へ傾ければ前方へ迫り出され、後方へ傾ければ椅子の内側へ引き込まれる。
足載せ台31を枢軸39を中心に上あるいは下に揺動させることで、足載せ台支持アーム32に円弧状に配置された孔列(角度調整用孔35)の範囲内で足載せ台31の角度を上並びに下に調整することが可能とされている。さらに、ヒンジ部13を調整することで足載せ台支持フレーム12そのものを前後方向に揺動させて、足載せ台31を座8よりも前方へ突出させたり引っ込めたりすることができる。
足載せ台支持フレーム12の角度を変更する必要がある場合には、ヒンジ部13のグリップ18を締結ねじ19から外してから、締結ねじ19をシリンダ14及びディスク15から抜き取る。そして、中央の連結ねじ17を中心に足載せ台支持フレーム12の頂部に固定されたディスク15を相対的に回転させ、任意の角度に調整する。このとき、ディスクの貫通孔21とシリンダ14の貫通孔20との位置が合致する箇所に締結ねじ19を通すことで、固定フレーム11と足載せ台支持フレーム12との角度が固定される。
他方、足載せ台31の角度を調整する場合には、足載せ台支持アーム32の枢軸39が足載せ台支持フレーム12のガイド孔27に係合した状態を保持しているので、枢軸39を中心に足載せ台支持アーム32が回転して足載せ台31の角度を変更することができる。そこで、足載せ台31を必要とする仰角・俯角を成すように調整し、必要とする角度が得られるあたりで足載せ台支持フレーム12の高さ位置調整用孔29,28と合致する足載せ台支持アーム32の角度調整用孔35に締結ねじ33を挿入してから、足載せ台支持アーム32と足載せ台支持フレーム12とを連結する。このとき、締結ねじ33の頭の底部は角形座面33aとなっているので、角度調整用孔35の周囲のリブ37で囲まれた溝36に嵌合して回転不能とされ、片側からグリップ34を回転させるだけで締結ねじ33の締め付けが行える。したがって、工具も使わずに、グリップ34による締結ねじ33の締め付け、取り外しにより、フッドレストの昇降動作と角度調整とが実行できる。しかも、枢軸39を中心(支点)に足載せ台31を水平線よりも上(仰角)あるいは下(俯角)に傾けることができるので、障害に応じて足載せ台31の傾きを変化させるなど、障害の程度に合わせたより細かな調整が実施できる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の実施形態では障害を持った子供用の椅子の脚を支持するフットレストとして適用した例を挙げて説明したが、このような用途に限られるものでなく、例えば車椅子でのフットレストとして用いるようにしても良い。この場合、車椅子のフレームに対する固定フレーム部分の取付手段については特に限定を受けるものではない。
また、上述の実施形態では、足載せ台31は左右一対の足載せ台支持フレーム12で両端支持とされているが、これに特に限られるものでは無く、例えば中央に配置される一本の足載せ台支持フレームに対して足載せ台の中央部分が支持される構造としても良い。
また、上述の実施形態では、内転防止パッド2と骨盤パッド3並びに肘当て7などを有しているが、本発明においてこれらは必須のものではない。また、上述の実施形態の椅子は、脚部6が入れ子式の伸縮構造(テレスコピック構造)とされており、高さ調整が可能とされているが、脚部6の伸縮あるいはキャスタ42の存在は必須のものではない。しかし、障害を持った者、中でも子供には、脚部のみならずさまざまな障害を有していることがあるので、内転防止パッド2、骨盤パッド3及び肘当て7並びに伸縮可能な脚部6やキャスタ42を有していることが好ましく、さらには図示していないが頭部を支えるヘッドレスト並びに胸椎部分を保持する体幹パッドを備えることがさらに好ましい。
また、上述の実施形態では、座位保持の補助が必要な者に対して有用な特殊な椅子として適用した例を挙げているが、必ずしも特殊な椅子への適用に限定されるものではなく、通常の子供用椅子あるいは成人用の要介助者椅子などへの適用も可能であることは言うまでもない。
1 椅子
2 内転防止パッド
3 骨盤パッド
4 背凭れ
5 フットレスト
6 脚部
7 肘当て
8 座
9 脚カバー
10 フットレスト支持フレーム
11 固定フレーム
12 足載せ台支持フレーム
13 ヒンジ部
14 シリンダ
15 ディスク
16 連結プレート
17 連結ねじ
18 グリップ
19 固定ピン
20 貫通孔(シリンダ)
21 貫通孔(ディスク)
22 中央孔
23 中央ねじ孔
24 中央貫通孔
25 角孔
26 プレート
27 ガイド孔
28 高さ位置調整用孔(プレートの)
29 高さ位置調整用孔(足載せ台支持フレームの)
30 リベット(連結ボルト)
31 足載せ台
32 足載せ台支持アーム
33 締結ねじ
34 グリップ
35 角度調整用孔
36 角座面
37 補強リブ
38 枢軸を取り付けるねじ孔
39 枢軸
40 上横杆
41 下横杆
42 キャスター

Claims (4)

  1. 回転中心となる枢軸と該枢軸を中心とする円弧上に配置された複数の孔あるいは長孔から成る角度調整用孔とを有する足載せ台と、
    前記足載せ台の前記枢軸を摺動可能に支持する長孔から成るガイド孔と該ガイド孔と平行に配置された複数の孔あるいは長孔から成る高さ位置調整用孔とを有する足載せ台支持フレームと、
    前記足載せ台の前記角度調整用孔と前記足載せ台支持フレームの前記高さ位置調整用孔とが合致した箇所で両孔を貫通して連結することにより位置固定する締結ねじとを備えている
    ことを特徴とするフットレスト。
  2. 前記足載せ台支持フレームはヒンジ部を介して固定フレームを備え、前記固定フレームに対して当該足載せ台支持フレームを回動させ選択された角度で固定されることを特徴とする請求項1記載のフットレスト。
  3. 前記ヒンジ部は、前記足載せ台支持フレームに取り付けられた第1の部材と、前記固定フレームに取り付けられた第2の部材と、前記第1の部材と前記第2の部材とを貫通して相互に回転可能に連結すると共に回転中心となる連結手段とを有し、
    かつ前記第1の部材および前記第2の部材には前記連結手段を中心に互いに異なるピッチで円周方向に複数の位置決め用の貫通孔がそれぞれ設けられると共に、前記第1の部材と前記第2の部材のそれぞれの位置決め用の前記貫通孔の位置が合うところで前記第1の部材と前記第2の部材とを貫通して前記第1の部材と前記第2の部材とを回転方向に連結して相互に回転不能とする位置決め用締結手段とを備える
    ことを特徴とする請求項2記載のフットレスト。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載のフットレストを備える椅子。
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