JP2021140852A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リードの困難の発生を抑制すること。【解決手段】磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、コントローラと、を備える。磁気ディスクは、複数のトラックを有する。磁気ヘッドは、磁気ディスクに対してリード/ライトを行う。コントローラは、磁気ディスクの第1の部位に対するライト動作と、磁気ディスクの第1の部位よりもトラックピッチが狭い第2の部位に対するライト動作と、で制御を異ならせる。【選択図】図3

Description

本実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
従来、磁気ディスク装置が備える磁気ディスクにおいて、トラックの中心が磁気ディスクの回転中心から偏心し得る。そして、互いに隣接する2つのトラックの偏心方向または偏心率が異なる場合がある。そのような場合、当該2つのトラックの間の距離(即ちトラックピッチ)が狭窄された部分が生じ得る。そのような部分では、当該2つのトラックのうちの一方に先にライトされたデータに、当該2つのトラックのうちの他方に別のデータが過度にオーバーライトされることによって、先にライトされたデータのリードが困難になってしまう虞がある。
米国特許出願公開第2003/0197969号明細書 米国特許第6556371号明細書 米国特許出願公開第2012/0019957号明細書
一つの実施形態は、リードの困難の発生を抑制できる磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、コントローラと、を備える。磁気ディスクは、複数のトラックを有する。磁気ヘッドは、記磁気ディスクに対してリード/ライトを行う。コントローラは、磁気ディスクの第1の部位に対するライト動作と、磁気ディスクの第1の部位よりもトラックピッチが狭い第2の部位に対するライト動作と、で制御を異ならせる。
図1は、第1の実施形態にかかる磁気ディスク装置のハードウェア構成の一例を示す模式的な図である。 図2は、第1の実施形態にかかる磁気ディスクに設定された複数のトラックの一例を示す模式的な図である。 図3は、第1の実施形態にかかるWOS(Write Offtrack Slice)の設定方法を説明するための図である。 図4は、第1の実施形態にかかるライト制御情報の保存先の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態にかかるライト制御情報の保存先の別の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態にかかるライト制御情報の保存先のさらに別の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態にかかる磁気ディスク装置の制御系を示すブロック線図である。 図8は、第1の実施形態にかかるライト制御情報であるWOSを生成する一連の処理の例を示すフローチャートである。 図9は、第1の実施形態にかかるライト動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、第2の実施形態にかかるライト制御情報を求める一連の処理の例を示すフローチャートである。 図11は、第2の実施形態にかかるライト動作の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる磁気ディスク装置を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる磁気ディスク装置のハードウェア構成の一例を示す模式的な図である。
磁気ディスク装置100は、磁気ディスク1を備える。磁気ディスク装置100は、不図示のホストからのアクセスコマンドに応じて磁気ディスク1にデータをライトしたり磁気ディスク1からデータをリードしたりする。
データのライトおよびリードは、磁気ヘッド2を介して行われる。具体的には、磁気ディスク装置100は、磁気ディスク1のほかに、磁気ヘッド2、アーム3、VCM(Voice Coil Motor)4、信号処理回路5、位置検出回路6、コントローラ7、およびVCM駆動回路8を備えている。
磁気ディスク1は、表面に磁性層が形成されたディスクである。磁気ディスク1は、不図示のスピンドルモータにより、回転軸を中心に所定の回転速度で回転される。磁気ヘッド2は、それに備わるライト素子およびリード素子により、回転中の磁気ディスク1に対してデータのライトやリードを行う。磁気ヘッド2は、アーム3の先端に取り付けられている。磁気ヘッド2は、VCM駆動回路8によって駆動されるVCM4により、磁気ディスク1の径方向に沿って移動せしめられる。
磁気ディスク1の表面には、例えばサーボライタによって、またはセルフサーボライト(SSW)によって、サーボ情報がライトされている。サーボ情報は、セクタ/シリンダ情報、バーストパターン、およびPost Code、などを含む。セクタ/シリンダ情報は、磁気ディスク1の円周方向および半径方向のサーボ番地を与えることができ、磁気ヘッド2を目標トラックまで移動させるシーク制御に用いることができる。バーストパターンおよびPost Codeは、磁気ヘッド2を目標トラックに位置決めするトラッキング制御に用いることができる。
図1には、サーボ情報が書き込まれたサーボ領域の配置の一例として放射状に配置されたサーボ領域11が示されている。磁気ディスク1の径方向には、サーボ情報によって、同心円の複数のトラック14が設定されている。各トラック14の周回上のサーボ領域11の間には、データがライトされ得るデータ領域12が設けられている。1つのサーボ領域11と、当該サーボ領域11に後続する1つのデータ領域12は、サーボセクタ13を構成する。データ領域12には、複数のデータセクタが連続的に形成されている。各データセクタに対し、磁気ヘッド2によって、データのライトおよびリードが実行される。
一般に、磁気ディスクに対するデータのライト方式(記録方式)としては、SMR(Shingled Magnetic Recording)およびCMR(Conventional Magnetic Recording)が知られている。
SMRによれば、磁気ディスクへデータをライトする際に、既にライトされた1トラック分のデータの一部に重なるように、次のトラックのデータがライトされる。これにより、トラックの間隔(トラックピッチ)をライト素子の幅よりも狭くすることができるので、記録密度が向上する。
CMRによれば、隣接する2つのトラックのデータが互いに重ならないようにデータがライトされる。CMRは、ランダムアクセス性能が高いという特徴を有する。
実施形態は、SMRおよびCMRのどちらが採用された磁気ディスク装置にも適用できる。
信号処理回路5は、コントローラ7から供給されるライト対象のデータをコード変調してプリアンプ(不図示)を介して磁気ヘッド2に供給する。また、信号処理回路5は、磁気ディスク1から読み出されプリアンプを介して供給された信号のうちのデータに対応する信号をコード復調してデジタルデータとしてコントローラ7へ渡す。
位置検出回路6は、信号処理回路5は、磁気ディスク1から読み出されプリアンプを介して受信した信号のうちのサーボ情報に対応する信号に基づいて磁気ヘッド2の位置を検出する。位置検出回路6は、検出された磁気ヘッド2の位置をコントローラ7に渡す。
コントローラ7は、一定時間毎に検出される磁気ヘッド2の位置、ファームウェアプログラム、各種制御パラメータ、及び不図示のタイマで測定されたプログラム処理時間に基づいて、VCM4を駆動する入力値を決定する。
また、コントローラ7は、磁気ディスク装置100の外部のホストとの間でデータの送受信を実行する。
コントローラ7は、例えば、CPU(Central Processing Unit)21、RAM(Random Access Memory)22、およびFROM(Flash Read Only Memory)23を備えている。FROM23は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、ファームウェアプログラムや各種制御パラメータが格納される。RAM22は、揮発性メモリであり、ファームウェアプログラムや各種制御パラメータがロードされる領域を提供する。また、RAM22は、バッファやキャッシュとして使用され得る。コントローラ7は、RAM22の他に、ホストと磁気ディスク1との間で転送されるデータのためのバッファメモリが設けられていてもよい。
なお、ファームウェアプログラムは磁気ディスク1に格納されていてもよい。また、コントローラ7は、CPU21に替えて、またはCPU21とともに、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの、ハードウェア回路を備えていてもよい。
なお、図1に示される例では、1枚の磁気ディスク1と1つの磁気ヘッド2が描画されている。しかしながら、磁気ディスク装置100に設けられる磁気ディスク1の数および磁気ヘッド2の数はこれに限定されない。
例えば、磁気ディスク1のおもて面に対向する磁気ヘッド2と、磁気ディスク1の裏面に対向する別の磁気ヘッド2と、が設けられ得る。
また、複数の磁気ディスク1が磁気ディスク装置100に設けられ得る。そして、磁気ディスク1毎に、おもて面に対向する磁気ヘッド2と、裏面に対向する磁気ヘッド2と、が設けられ得る。
また、VCM4およびアーム3の対が複数設けられ、複数の磁気ヘッド2のうちの一部と他の一部とは、それぞれ異なる対によって移動せしめられるように磁気ディスク装置100が構成されてもよい。
サーボ情報の書き込み誤差などによって、トラック14の中心が、磁気ディスク1の回転中心から偏心する場合がある。このような偏心の影響は、磁気ヘッド2の位置決めの際に、径方向における目標位置が周期的に変動することとして顕れる。この径方向における目標位置の周期的な変動は、RRO(Repeatable RunOut)と称される。RROは、RRO補正パラメータに基づいて補正される。
しかしながら、たとえRROの補正によって磁気ヘッド2の位置を目標トラックに位置決めしようとしても、磁気ヘッド2は種々の外乱によって目標トラックの位置から変動し得る。このようなRROと異なる外乱は、NRRO(Non Repeatable Runout)と称され得る。ライト動作の際に、磁気ヘッド2の位置がNRROによって目標トラックから逸れることによって、データの径方向のライト間隔がトラック14の間隔よりも狭くなってしまう場合がある。
採用されている記録方式がSMRであれCMRであれ、データを正しく読み出すためには、データが書き込まれた領域の径方向の幅が所定値(例えば磁気ヘッド2のリード素子の幅)以上であることが望まれる。データがライトされた領域の径方向の幅があまりにも狭い場合、当該データを正しくリードすることが困難である。よって、NRROのような外乱によってデータがライトされる領域の径方向の幅が所定値以下とならないように、磁気ヘッド2によってデータのライトが可能な径方向の範囲(以降、ライト可能範囲と表記される)がトラック毎に決められている。ライト可能範囲の境界を規定するラインは、WOS(Write Offtrack Slice)と称され得る。
例えば、磁気ヘッド2がライト対象の目標セクタ(目標のサーボセクタ)にアプローチした際に、コントローラ7は、磁気ヘッド2の位置がWOSによって決められたライト可能範囲に収まっているか否かを確認する。磁気ヘッド2の位置がWOSによって決められたライト可能範囲に収まっている場合、コントローラ7は、磁気ヘッド2は目標トラック上にある状態、つまりオントラック状態、であると判断し、データのライトを実行する。磁気ヘッド2の位置がWOSによって決められたライト可能範囲から逸脱している場合、コントローラ7は、磁気ヘッド2はオントラック状態でないと判断し、データのライトを実行しない。
磁気ヘッド2がオントラック状態でないと判断された場合、コントローラ7は、例えば、磁気ディスク1がさらに一回転して磁気ヘッド2が目標セクタに再びアプローチした際に、磁気ヘッド2がオントラック状態であるか否かを再度、確認し、磁気ヘッド2がオントラック状態であると判断された場合にライトを実行することができる。この処理は、ライトリトライと称される。
ここで、偏心方向または偏心率がトラック14毎にばらつく場合がある。
図2は、第1の実施形態にかかる磁気ディスク1に設定された複数のトラック14の一例を示す模式的な図である。ここでは、各トラック14の偏心次数が1次である場合の例を示す。各トラック14の偏心次数(以降、単に次数)が2以上であっても、または、各トラック14が複数の次数を含んでいる場合であっても、同様の趣旨の説明が成立する。
また、図2には、紙面右方に延びるx軸と、紙面上方に延びるy軸と、からなる座標系が描画されている。当該座標系は、説明の便宜のために設けられたものであり、磁気ディスク装置100またはその構成要素が特定の向きを有したり、特定の向きで構成または動作したりすることを開示または示唆するものではない。
図2には、複数のトラック14の一例として、トラック#n−1、トラック#n、およびトラック#n+1の3つのトラック14が描画されている。磁気ディスク1の中心側から磁気ディスク1の外側に向けて、トラック#n−1、トラック#n、およびトラック#n+1がこの順番に配置されている。なお、nは1以上の整数である。
トラック#nの中心Ctnは、磁気ディスク1の回転中心Cと一致している。つまり、トラック#nは偏心していない。しかしながら、トラック#n−1の中心Ctn−1は、磁気ディスク1の回転中心Cからx軸の正の向きに離間している。また、トラック#n+1の中心Ctn+1は、磁気ディスク1の回転中心Cからy軸の正の向きに離間している。
トラック#n−1およびトラック#n+1の偏心によって、トラック#n−1とトラック#nとの間のトラックピッチPn−1は、磁気ディスク1の周方向で一定にはなっていない。トラック#nとトラック#n+1との間のトラックピッチPnも同様に、磁気ディスク1の周方向で一定になっていない。
つまり、互いに隣接する2つのトラック14の偏心方向または偏心量が互いに異なっている場合、当該2つのトラック14の間のトラックピッチが、周方向の一部において狭窄された部分が生じ得る。
このトラックピッチが狭窄された部分においては、NRROによる磁気ヘッド2の位置の変動によって、データがライトされた領域の径方向の幅が所定値以下となってしまうリスクが、他の部分に比して高い。つまり、トラックピッチが狭窄された部分においては、データのリードが困難になる可能性が、他の部分に比して高い。
そこで、トラックピッチが狭窄された部分においてデータのリードが困難になる可能性を抑制するために、第1の実施形態によれば、磁気ディスク装置100は、トラックピッチに応じてWOSが設定されるように構成されている。
図3は、第1の実施形態にかかるWOSの設定方法を説明するための図である。
図3の(A)は、2つの互いに隣接するトラック14の径方向の位置(目標位置)を示したグラフであり、(B)は、当該2つのトラック14の間のトラックピッチを示したグラフである。当該2つのトラック14のうちの内周側のトラック14を、トラック#mと表記し、当該2つのトラック14のうちの外周側のトラック14を、トラック#m+1と表記する。なお、(A)のグラフの縦軸は、径方向の位置を示しており、(B)のグラフの縦軸は、トラックピッチを示している。(A)および(B)のグラフの横軸は、周方向の位置をセクタ番号によって示している。横軸が示すものおよび横軸のスケールは、(A)〜(D)で共通である。
(A)および(B)から、例えば、部位200−1において、部位200−2に比べ、トラックピッチが狭くなっていることが読み取れる。つまり、部位200−1においては、部位200−2に比べ、NRROによってデータのリードの困難が起きるリスクが高い。
図3の(C)は、縦軸にトラックピッチの狭窄量を示したグラフである。本グラフに示されるように、部位200−1において、部位200−2に比べ、狭窄量が大きくなっている。なお、本グラフおよび以降の説明では、トラックピッチの狭窄量は、トラックピッチの基準値からの減少量として表現されている。トラックピッチが基準値よりも小さい場合に、狭窄量に正の符号が付されることとしている。狭窄量の定義および符号の付し方は、これに限定されない。
基準値は、任意に設定され得る。サーボ情報が書き込み誤差を有さない場合、各トラックは、偏心していない真円として設定される。この状態のトラックを、理想的なトラックと表記する。トラック#mおよびトラック#m+1を理想的なトラックと仮定した場合、トラック#mおよびトラック#m+1は偏心していない真円であるはずであるので、トラック#mとトラック#m+1との間のトラックピッチは周方向で一定となる。例えば、トラック#mおよびトラック#m+1を理想的なトラックと仮定した場合のトラック#mとトラック#m+1との間のトラックピッチが、基準値として使用され得る。つまり、書き込み誤差なくサーボ情報がライトされた場合、トラックピッチは基準値と一致する。
図3の(D)は、WOSの一例を示したグラフである。WOS300−1は、トラック#mにかかる2つのWOSのうちの内周側のWOSである。WOS300−2は、トラック#mにかかる2つのWOSのうちの外周側のWOSである。WOS300−3は、トラック#m+1にかかる2つのWOSのうちの内周側のWOSである。WOS300−4は、トラック#m+1にかかる2つのWOSのうちの外周側のWOSである。
部位200−1において、WOS300−2とトラック#mとの間の間隔が狭められている。また、部位200−1において、WOS300−3とトラック#m+1との間の間隔が狭められている。つまり、部位200−1にかかるライト可能範囲(より正確には、トラック#mのライト可能範囲のうちの外周側の範囲と、トラック#m+1のライト可能範囲のうちの内周側の範囲)が、部位200−2にかかるライト可能範囲(より正確には、トラック#mのライト可能範囲のうちの外周側の範囲と、トラック#m+1のライト可能範囲のうちの内周側の範囲)よりも狭くなるように、WOSが設定されている。
これによって、トラックピッチが狭窄された部位(例えば部位200−1)においては、トラックピッチをより狭める向きへの磁気ヘッド2の変動が厳しく制限されるので、当該部位においてデータのリードが困難になる可能性が低減される。
なお、部位200−1は、第2の部位の一例である。また、部位200−2は、第1の部位の一例である。
図3の(D)に示された例では、WOS300−1およびWOS300−4としてそれぞれ固定値が設定されている。実際には、WOS300−1は、トラック#m−1とトラック#mとの間のトラックピッチに応じて設定される。また、WOS300−4は、トラック#m+1とトラック#m+2との間のトラックピッチに応じて設定される。
WOSは、所定の粒度で設定され得る。例えば、サーボセクタの単位でWOSが設定され得る。または、サーボセクタよりも大きいトラックの単位でWOSが設定されてもよい。以降では、基本的に、特に断りがない限り、サーボセクタの単位でWOSが設定されることとして説明する。
WOSは、ライト制御情報30として所定の箇所に保存される。ライト制御情報30は、部位と、当該部位に対するライト動作の際に使用されるWOSと、を磁気ディスク1が備える複数の部位のそれぞれについて関連付けた情報である。部位とは、例えばサーボセクタ単位の領域である。なお、部位はこれに限定されない。部位は、トラック14であってもよい。
ライト制御情報30が保存される箇所は、任意に設定され得る。
一例では、図4に示されるように、ライト制御情報30は磁気ディスク1のサーボ領域11に保存されている。例えば、ライト制御情報30は、Post Codeに追加されている。
例えば、1つのトラック14のサーボ領域11には、当該1つのトラック14のサーボセクタ毎のWOSがライト制御情報30として記録されている。このライト制御情報30は、磁気ヘッド2が当該1つのトラック14に位置決めする際にサーボ領域11から読み出されて位置検出回路6を介してコントローラ7に入力される。コントローラ7は、当該ライト制御情報30(つまりWOS)を用いて当該1つのトラック14に対するライト動作の制御を実行する。
別の例では、図5に示されるように、ライト制御情報30は磁気ディスク1のデータ領域12に保存されている。
全てのトラック14にかかるWOSをまとめたライト制御情報30がシステム領域に保存されていてもよい。そのような場合、コントローラ7は、磁気ディスク装置100のパワーオン時など所定のタイミングに、ライト制御情報30をシステム領域からRAM22にロードする制御を行う。そして、コントローラ7は、ライト動作の際には、RAM22内のライト制御情報30を使用する。
または、各トラック14のWOSが、対応するトラック14のデータ領域12にライト制御情報30として分散して保存されていてもよい。
さらに別の例では、図6に示されるように、ライト制御情報30は、FROM23に保存されている。コントローラ7は、磁気ディスク装置100のパワーオン時など所定のタイミングにライト制御情報30をFROM23からRAM22にロードする制御を行う。そして、コントローラ7は、ライト動作の際には、RAM22内のライト制御情報30を使用する。
図7は、第1の実施形態にかかる磁気ディスク装置100の制御系を示すブロック線図である。
まず、ライトの目標セクタ(目標のサーボセクタ)に対応したRRO補正パラメータ31が取得され、RRO補正機32によって磁気ヘッド2の位置の補正量が演算される。当該補正量は、制御器33に入力される。制御器33は、アクチュエータ35を駆動する入力値を、サーボ信号復調器34によって得られた磁気ヘッド2の現在位置と、RRO補正機32によって演算された補正量と、に基づいて演算する。
なお、RRO補正機32および制御器33の機能は、例えばCPU21によって実現される。サーボ信号復調器34の機能は、信号処理回路5および位置検出回路6の協働によって実現される。アクチュエータ35は、VCM駆動回路8である。RRO補正パラメータ31は、例えばFROM23に保存されており、RRO補正機32は、FROM23からRRO補正パラメータを取得する。なお、RRO補正パラメータ31が保存されている位置はFROM23に限定されない。ライト制御情報30と同様に、サーボ領域11に保存されていてもよいし、データ領域12(例えばシステム領域)に保存されていてもよい。
アクチュエータ35は、入力値に基づいてアーム3を駆動することで、磁気ヘッド2を補正後の位置に移動させる。
CPU21は、磁気ヘッド2を用いたライト動作36を制御する。ライト動作36の際には、ライト対象のサーボセクタに対応したWOS(即ちライト制御情報30)が取得される。そして、WOSを用いてライト動作36の制御が実行される。ライト動作36が行われている際に磁気ディスク1から読み出されたサーボ情報は、サーボ信号復調器34に入力されて、サーボ信号復調器34は、当該サーボ情報に基づいて、制御器33に入力される現在位置を更新する。
このように、第1の実施形態によれば、磁気ヘッド2の位置決めの際には、RROの補正が行われる。そして、位置決め制御下で磁気ヘッド2を用いたライト動作36が実施される際には、ライト制御情報30が使用される。
続いて、第1の実施形態にかかる磁気ディスク装置100の動作を説明する。
図8は、第1の実施形態にかかるライト制御情報30であるWOSを生成する一連の処理の例を示すフローチャートである。なお、図8に示される一連の処理は、磁気ディスク装置100の出荷前に実行されてもよいし、磁気ディスク装置100の出荷後の任意のタイミングで実行されてもよい。
また、ここでは一例として、トラック#iとトラック#iにトラック#iの外周側で隣接するトラック#i+1との間のトラックピッチに基づいてトラック#iおよびトラック#i+1のWOSが演算される場合について説明する。実際には、隣接する2つのトラック毎に図8に示される一連の処理が実施されることによって、全トラック14にかかるWOSが演算される。
まず、コントローラ7は、VCM4への入力値を制御することによって、トラック#iへ磁気ヘッド2を移動させる(S101)。そして、コントローラ7は、磁気ディスク1が回転された状態で磁気ヘッド2をトラック#i上に位置決めするトラッキング制御を行いながら、偏心成分を次数毎に測定する(S102)。なお、偏心成分とは、例えば、位相と、振幅と、の組み合わせである。
S102に続いて、コントローラ7は、次数毎に得られた偏心成分を所定のメモリに保存する(S103)。偏心成分の保存先は任意である。例えば、FROM23、RAM22、または磁気ディスク1に偏心成分が保存され得る。
続いて、コントローラ7は、VCM4への入力値を制御することによって、トラック#i+1へ磁気ヘッド2を移動させる(S104)。そして、S102〜S103と同様の処理を、トラック#i+1に対して実施する。つまり、コントローラ7は、磁気ディスク1が回転された状態で磁気ヘッド2をトラック#i+1上に位置決めするトラッキング制御を行いながら、偏心成分を次数毎に測定する(S105)。そして、コントローラ7は、次数毎に得られた偏心成分を所定のメモリに保存する(S106)。
続いて、コントローラ7は、トラック#iとトラック#i+1との間のトラックピッチの狭窄量を、S103およびS106によって保存された次数毎の偏心成分に基づいて演算する(S107)。
ここで、トラック#iとトラック#i+1との間のトラックピッチの狭窄量の演算方法の一例を説明する。
トラック#iとトラック#i+1との間のトラックピッチの基準値を、Tpbと表記する。セクタ番号をtとする。径方向の狭窄量をzと表記する。トラック#jの径方向の位置をx(j、t)と表記する。
このような定義に従えば、狭窄量zは、下記の式(1)のように表すことができる。なお、absは、絶対値を演算する演算子である。
z=Tpb−abs((x(i、t)−x(i+1、t))) (1)
x(j、t)は、RRO成分と、NRRO成分と、の二乗和の平方根によって表すことができる。ここでは、偏心に起因する狭窄量を演算することを目的としているため、NRRO成分は無視される。つまり、RRO成分をRROと表記すると、x(j、t)は、下記の式(2)のように表すことができる。
x(j、t)=RRO(j、t) (2)
よって、狭窄量、正確には偏心に起因する狭窄量、は、下記の式(3)のように表すことができる。
z=Tpb−(RRO(i、t)−RRO(i+1、t)) (3)
また、RROは、1以上の次数の偏心成分の総和として表すことができる。つまり、セクタ番号がtである位置における位相をθt、トラック#jにかかるk次の偏心の振幅をAjk、トラック#jにかかるk次の偏心の位置ズレ量(つまりセクタ番号が0である位置における位相)をφjk、と表記すると、RROは、下記の式(4)のように表すことができる。
RRO(j、t)=Aj1×sin(θt+φj1)+
Aj2×sin(θt+φj2)+
Aj3×sin(θt+φj3)+・・・ (4)
トラック#iおよびトラック#i+1にかかる次数毎の偏心成分は、S103およびS106によって保存されている。CPU21は、トラック#iおよびトラック#i+1にかかる次数毎の偏心成分と、式(4)と、を式(3)に適用することによって、狭窄量zを得ることができる。
S107の処理の後、コントローラ7は、演算された狭窄量に基づいて、トラック#iの外周側のWOSとトラック#i+1の内周側のWOSとを演算する(S108)。狭窄量が大きいほど、トラック#i、トラック#i+1からの磁気ヘッド2の位置の変動の許容量が小さくなるように、それぞれのWOSが設定される。
例えば、各トラック14を理想的なトラックと仮定した場合の、各トラック14から外周側および内周側のそれぞれに一定値だけ離間した位置に、仮のWOSが設定される。各トラック14が理想的なトラックである場合、各トラック14は偏心していない真円であるはずであるので、各トラック14の内周側および外周側に設定される仮のWOSは、偏心していない真円となるはずである。コントローラ7は、仮のWOSに狭窄量zを加算または減算することによって、目的のWOSを演算することができる。
例えば、トラック#iにかかる2つの目的のWOSのうちの外周側の目的のWOSを、WOS(i、outer)とし、トラック#iの外周側の仮のWOSをWOSt(i、outer)とした場合、下記の式(5)によって、WOS(i、outer)を演算することができる。
WOS(i、outer)=WOSt(i、outer)−z (5)
これによって、狭窄量zが大きいほど、トラック#iの外周側のライト可能範囲を狭くすることができる。
また、トラック#i+1にかかる2つの目的のWOSのうちの内周側の目的のWOSを、WOS(i+1、inner)とし、トラック#i+1の内周側の仮のWOSをWOSt(i+1、inner)とした場合、下記の式(6)によって、WOS(i+1、inner)を演算することができる。
WOS(i+1、inner)=WOSt(i+1、inner)+z (6)
これによって、狭窄量zが大きいほど、トラック#i+1の内周側のライト可能範囲を狭くすることができる。
コントローラ7は、上記のようにして求まった目的のWOSを保存して(S109)、動作が終了する。
図9は、第1の実施形態にかかるライト動作の一例を示すフローチャートである。
まず、目標トラックに磁気ヘッド2が到達すると(S201)、コントローラ7は、磁気ヘッド2が目標セクタ(目標のサーボセクタ)に到達する前に、WOSを読み出す(S202)。そして、コントローラ7は、磁気ヘッド2の現在位置と、WOSと、に基づいて磁気ヘッド2がオントラック状態であるか否かを判定する(S203)。
磁気ヘッド2がオントラック状態である場合(S203:Yes)、コントローラ7は、目標セクタへのデータのライトを実施する(S204)。これによって、ライト動作が完了する。
磁気ヘッド2がオントラック状態でない場合(S203:No)、コントローラ7は、データのライトを実施しないで、ライトリトライを実施する。つまり、コントローラ7は、データのライトを見送り(postpone)、その後、磁気ディスク1が一回転したときに、S203の処理からやり直す。
なお、ライトリトライの実行可能な回数は制限されていてもよい。また、磁気ヘッド2がオントラック状態でない場合の処理はこれに限定されない。磁気ヘッド2がオントラック状態でない場合、コントローラ7は、目標セクタに後続するサーボセクタを新たな目標セクタに設定して、ライト動作を継続してもよい。
以上述べたように、第1の実施形態によれば、コントローラ7は、第1の部位に対するライト動作と、第1の部位よりもトラックピッチが狭い第2の部位に対するライト動作と、で制御を実行する。具体的には、コントローラ7は、第2の部位に対するライト動作の際には、第1の部位に設定されたライト可能範囲よりも狭いライト可能範囲に基づいて、磁気ヘッド2がオントラック状態にあるか否かを判定する。
これによって、リードの困難が第2の部位において発生する可能性を抑制することができる。
なお、ライト可能範囲は、トラック単位で設定されていてもよいし、トラックよりも小さい領域(例えばサーボセクタ)の単位で設定されていてもよい。つまり、コントローラ7は、トラック単位でライト動作の制御を異ならせてもよいし、トラックよりも小さい領域(例えばサーボセクタ)の単位でライト動作の制御を異ならせてもよい。
また、ライト可能範囲を規定するWOSを部位毎に記したライト制御情報30は、磁気ディスク1に保存されてもよいし、不揮発性メモリであるFROM23に保存されてもよい。ライト制御情報30は、サーボ領域11に保存されてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、第1の部位よりもトラックピッチが狭い第2の部位に対し、ライト許可範囲が第1の部位に比べて狭くなるようにWOSが設定されたことで、第2の部位でリードの困難が生じる可能性が抑制された。
これに対し、第2の実施形態では、第1の部位に対するライトは許可され、第2の部位に対するライトは禁止される。これによって、第2の部位でリードの困難が生じる可能性をゼロにする。
第2の実施形態では、ライト制御情報30は、部位と、当該部位に対するライト動作が禁止されているか否かを示す情報と、を磁気ディスク1が備える複数の部位のそれぞれについて関連付けた情報である。部位は、トラック14であってもよいし、トラック14よりも小さい領域(例えばサーボセクタ)であってもよい。
ライト制御情報30は、第1の実施形態と同様に、任意の場所に保存され得る。つまり、ライト制御情報30は、磁気ディスク1のサーボ領域11に保存されてもよいし、磁気ディスク1のデータ領域12に保存されてもよいし、FROM23に保存されてもよい。また、ライト制御情報30は、上記以外の任意の場所に保存され得る。
図10は、第2の実施形態にかかるライト制御情報30を求める一連の処理の例を示すフローチャートである。なお、本図に示される一連の処理は、磁気ディスク装置100の出荷前に実行されてもよいし、磁気ディスク装置100の出荷後の任意のタイミングで実行されてもよい。
まず、S301〜S307において、S101〜S107と同様の処理が実行される。
S307の後、コントローラ7は、トラック#iとトラック#i+1との間のトラックピッチの狭窄量に基づいて、ライトの許可/禁止を設定する(S308)。例えば、狭窄量が所定のしきい値を越える部分に位置するサーボセクタには、ライトが禁止される。狭窄量が所定のしきい値に満たない部分に位置するサーボセクタには、ライトが許可される。狭窄量が所定値と等しい場合は、ライトが禁止されてもよいし、ライトが許可されてもよい。
なお、ライトの許可/禁止は、トラック#iおよびトラック#i+1の両方に対して等しく設定されてもよいし、トラック#iおよびトラック#i+1のうちの1つのみに対して設定されてもよい。例えば、隣接する2つのトラック14のうちの内周側に位置するトラック14(ここではトラック#i)のみに対してライトの許可/禁止が設定されてもよい。または、隣接する2つのトラック14のうちの外周側に位置するトラック14(ここではトラック#i+1)のみに対してライトの許可/禁止が設定されてもよい。
そして、コントローラ7は、ライトの許可/禁止の設定をライト制御情報30として保存して(S309)、動作が終了する。
なお、図10に示された一連の処理は、隣接する2つのトラック毎に実施されることによって、全トラック14にかかるライト制御情報30が演算される。
図11は、第2の実施形態にかかるライト動作の一例を示すフローチャートである。
まず、目標トラックに磁気ヘッド2が到達すると(S401)、コントローラ7は、磁気ヘッド2が目標セクタ(目標のサーボセクタ)に到達する前に、目標セクタにかかるライト制御情報30を読み出す(S402)。つまり、コントローラ7は、目標セクタに対するライトの許可/禁止の設定を取得する。
目標セクタに対するライトが許可されている場合(S403:Yes)、コントローラ7は、目標セクタへのデータのライトを実施する(S404)。これによって、ライト動作が終了する。
目標セクタに対するライトが禁止されている場合(S403:No)、コントローラ7は、目標セクタへのデータのライトを実施せずに、動作が終了する。その場合、例えば別のサーボセクタが新たな目標セクタとして設定されて、当該新たな目標セクタに対するライト動作が実施され得る。
このように、第2の実施形態によれば、第1の部位に対するライトを禁止せず、第1の部位よりもトラックピッチが狭い第2の部位に対するライトを禁止する。
これによって、リードの困難が第2の部位において発生する可能性を抑制することができる。
以上述べたように、第1の実施形態および第2の実施形態によれば、コントローラ7は、第1の部位に対するライト動作と、第1の部位よりもトラックピッチが狭い第2の部位に対するライト動作と、で制御を異ならせる。
これによって、リードの困難が第2の部位において発生する可能性を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 磁気ディスク、2 磁気ヘッド、3 アーム、4 VCM、5 信号処理回路、6 位置検出回路、7 コントローラ、8 VCM駆動回路、11 サーボ領域、12 データ領域、13 サーボセクタ、14 トラック、30 ライト制御情報、31 RRO補正パラメータ、32 補正機、33 制御器、34 サーボ信号復調器、35 アクチュエータ、36 ライト動作、100 磁気ディスク装置、200−1,200−2 部位。

Claims (10)

  1. 複数のトラックを有する磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクに対してリード/ライトを行う磁気ヘッドと、
    前記磁気ディスクの第1の部位に対するライト動作と、前記磁気ディスクの前記第1の部位よりもトラックピッチが狭い第2の部位に対するライト動作と、で制御を異ならせるコントローラと、
    を備える磁気ディスク装置。
  2. 前記コントローラは、
    前記複数のトラックのうちのライト対象のトラックにおいて、前記磁気ヘッドの位置とライト可能範囲との比較に基づいて前記磁気ヘッドがオントラック状態にあるか否かを判定し、
    前記第2の部位にかかる前記ライト可能範囲は、前記第1の部位にかかる前記ライト可能範囲よりも狭い、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記コントローラは、
    前記第1の部位に対するライトを禁止せず、前記第2の部位に対するライトを禁止する、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記コントローラは、トラック単位で前記制御を異ならせる、
    請求項1から3の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
  5. 前記コントローラは、前記第1の部位をトラックよりも小さい領域の単位で前記制御を異ならせる、
    請求項1から3の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
  6. 部位毎のライト制御情報が前記磁気ディスクに格納されており、
    前記コントローラは、前記ライト制御情報に従って前記制御を実行する、
    請求項1から5の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
  7. 前記磁気ディスクは、サーボ領域を備え、前記ライト制御情報は前記サーボ領域に格納されている、
    請求項6に記載の磁気ディスク装置。
  8. 前記磁気ディスクと異なる不揮発性メモリをさらに備え、
    部位毎のライト制御情報が前記不揮発性メモリに格納されており、
    前記コントローラは、前記ライト制御情報に従って前記制御を実行する、
    請求項1から5の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
  9. 前記コントローラは、前記トラックピッチの狭窄量を演算し、前記狭窄量に基づいて前記ライト制御情報を生成する、
    請求項6から8の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
  10. 前記コントローラは、前記複数のトラックのうちの互いに隣接する2つのトラックの偏心成分を測定し、前記互いに隣接する2つのトラックの偏心成分に基づいて前記狭窄量を演算する、
    請求項9に記載の磁気ディスク装置。
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