JP2021140775A - 端末装置、方法、プログラム、サーバー装置及びシステム - Google Patents

端末装置、方法、プログラム、サーバー装置及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】より柔軟性の高い賃貸物品の提供を可能にする端末装置、方法、プログラム、サーバー装置及びシステムを提供する。【解決手段】あらかじめ決められた賃料の支払いを条件として賃貸物品を賃貸しているユーザの指示入力を受け付けるように構成された入力インターフェイスと、入力インターフェイスによって受け付けられたユーザの指示入力に基づいて賃貸物品を他のユーザの選択に応じて再貸し出しする再貸し出し予約日を選択し、通信インターフェイスを介して選択された再貸し出し予約日をサーバー装置に送信し、他のユーザによって再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず再貸し出し予約日に基づいて減額された賃料を前記ディスプレイに出力するために、メモリに記憶された所定の指示命令に基づいて処理するように構成されたプロセッサと、を含む端末装置である。【選択図】 図1

Description

本開示は、あらかじめ決められた賃料の支払いを条件として賃貸されている賃貸物品の再貸し出しを可能にする端末装置、方法、プログラム、サーバー装置及びシステムに関する。
従来より、例えば賃貸物件などの不動産の賃貸を希望するユーザに様々な情報を提供し、ユーザによる賃貸物件の選択を支援するシステムが知られていた。例えば、特許文献1には、ある賃貸物件について2つ以上の賃貸料金が存在する場合に賃借者が容易に理解できる表示を行う賃貸情報提供システムが記載されている。しかし、このようなシステムでは賃貸物件を賃貸すると賃借者はその物件を使用し続けることが前提とされているのが通常であった。
特開2016−128940号公報
そこで、上記のような技術を踏まえ、本開示では、より柔軟性の高い賃貸物品の提供を可能にする端末装置、方法、プログラム、サーバー装置及びシステムを提供する。
本開示の一態様によれば、「あらかじめ決められた賃料の支払いを条件として賃貸物品を賃貸しているユーザの指示入力を受け付けるように構成された入力インターフェイスと、ネットワークを介して遠隔に設置されたサーバー装置と通信するように構成された通信インターフェイスと、所定の情報を表示するように構成されたディスプレイと、所定の指示命令を記憶するように構成されたメモリと、前記入力インターフェイスによって受け付けられた前記ユーザの指示入力に基づいて前記賃貸物品を他のユーザの選択に応じて再貸し出しする再貸し出し予約日を選択し、前記通信インターフェイスを介して選択された前記再貸し出し予約日を前記サーバー装置に送信し、前記他のユーザによって前記再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず前記再貸し出し予約日に基づいて減額された前記賃料を前記ディスプレイに出力するために、前記メモリに記憶された所定の指示命令に基づいて処理するように構成されたプロセッサと、を含む端末装置」が提供される。
本開示の一態様によれば、「あらかじめ決められた賃料の支払いを条件として賃貸物品を賃貸しているユーザの指示入力を受け付けるように構成された入力インターフェイスと、ネットワークを介して遠隔に設置されたサーバー装置と通信するように構成された通信インターフェイスと、所定の情報を表示するように構成されたディスプレイと、所定の指示命令を記憶するように構成されたメモリとを含むコンピュータにおいて、プロセッサが前記所定の指示命令を処理することによりなされる方法であって、前記入力インターフェイスによって受け付けられた前記ユーザの指示入力に基づいて前記賃貸物品を他のユーザの選択に応じて再貸し出しする再貸し出し予約日を選択する段階と、前記通信インターフェイスを介して選択された前記再貸し出し予約日を前記サーバー装置に送信する段階と、前記他のユーザによって前記再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず前記再貸し出し予約日に基づいて減額された前記賃料を前記ディスプレイに出力する段階とを含む方法」が提供される。
本開示の一態様によれば、「あらかじめ決められた賃料の支払いを条件として賃貸物品を賃貸しているユーザの指示入力を受け付けるように構成された入力インターフェイスと、ネットワークを介して遠隔に設置されたサーバー装置と通信するように構成された通信インターフェイスと、所定の情報を表示するように構成されたディスプレイと、メモリとを含むコンピュータを、前記入力インターフェイスによって受け付けられた前記ユーザの指示入力に基づいて前記賃貸物品を他のユーザの選択に応じて再貸し出しする再貸し出し予約日を選択し、前記通信インターフェイスを介して選択された前記再貸し出し予約日を前記サーバー装置に送信し、前記他のユーザによって前記再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず前記再貸し出し予約日に基づいて減額された前記賃料を前記ディスプレイに出力するための処理をするように構成されたプロセッサ、として機能させるプログラム」が提供される。
本開示の一態様によれば、「ネットワークを介して遠隔に設置された端末装置と通信するように構成された通信インターフェイスと、所定の指示命令とともに、ユーザがあらかじめ決められた賃料の支払いを条件として賃貸している賃貸物品を特定する情報に対応付けて、前記賃貸物品の賃料を示す賃料情報と、割引額を示す割引額情報とを記憶するように構成されたメモリと、前記端末装置から前記ユーザによる指示入力に基づいて選択された前記賃貸物品を他のユーザに再貸し出し可能にする再貸し出し予約日を示す再貸し出し予約日情報を受信し、前記他のユーザによって前記再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず受信した前記再貸し出し予約日情報と前記メモリに記憶された前記割引額情報とに基づいて前記賃料の減額量を決定し、前記メモリに記憶された前記賃料情報と決定された前記減額量とに基づいて減額された賃料を算出し、前記減額量か前記減額された賃料の少なくともいずれか一つを前記通信インターフェイスを介して前記端末装置に送信するために、前記メモリに記憶された所定の指示命令に基づいて処理するように構成されたプロセッサと、を含むサーバー装置」が提供される。
本開示の一態様によれば、「上記記載の端末装置と、上記記載のサーバー装置を含むシステム」が提供される。
本開示の様々な実施形態によれば、より柔軟性の高い賃貸物品の提供を可能にする端末装置、方法、プログラム、サーバー装置及びシステムを提供することができる。
なお、上記効果は説明の便宜のための例示的なものであるにすぎず、限定的なものではない。上記効果に加えて、または上記効果に代えて、本開示中に記載されたいかなる効果や当業者であれば明らかな効果を奏することも可能である。
図1は、本開示に係る端末装置に表示される画面の例を示す図である。 図2は、本開示に係るシステム1の構成を概略的に示す概念図である。 図3は、本開示に係る端末装置100の構成の例を示すブロック図である。 図4は、本開示に係るサーバー装置200の構成の例を示すブロック図である。 図5Aは、本開示に係るサーバー装置200に記憶されるユーザ情報テーブルを概念的に示す図である。 図5Bは、本開示に係るサーバー装置200に記憶される賃貸物件情報テーブルを概念的に示す図である。 図6は、本開示に係るシステム1において実行される処理シーケンスを概念的に示す図である。 図7は、本開示に係る端末装置100において実行される処理フローを示す図である。 図8は、本開示に係る端末装置100に表示される画面の例を示す図である。 図9は、本開示に係る端末装置100に表示される画面の例を示す図である。 図10は、本開示に係るサーバー装置200において実行される処理フローを示す図である。 図11は、本開示に係る端末装置100に表示される画面の例を示す図である。 図12は、本開示に係る端末装置100に表示される画面の例を示す図である。
添付図面を参照して本開示の様々な実施形態を説明する。なお、図面における共通する構成要素には同一の参照符号が付されている。
<本開示に係るシステムの概要>
本開示に係るシステムでは、ユーザがあらかじめ決められた賃料の支払いを条件として賃貸物品を賃貸しているときに、その賃貸物品を賃貸している期間のうちの少なくとも一部の期間について、他のユーザに対して再貸し出しをすることが可能となる。さらに、当該システムでは、そのユーザが他のユーザに対して再貸し出しする予約をしたことを受けて、あらかじめ決められた賃料を割り引くことが可能になる。
このようなシステムにおいては、例えば、ユーザは賃貸物品を常に使用しているとは限らない。例えば賃貸物品が賃貸物件であるような場合に、そのユーザが出張で一定期間不在となり、だれも使用しない日が続くことが考えられる。そのような場合に、賃貸物品を他のユーザに再貸し出しすることで、賃貸物品の効率的な活用を図ることが可能となる。さらに、賃貸物品を再貸し出ししたユーザにとっても、その分賃料が減額されるため、コストメリットを得ることが可能となる。
図1は、本開示に係る端末装置に表示される画面の例を示す図である。具体的には、図1は、上記システムを構成する端末装置において、当該システムに係るアプリケーションが実行された特に表示される画面であって、賃貸物件を賃貸しているユーザが再貸し出しの予約日を選択する画面の例を示す。図1によると、端末装置のディスプレイ111にカレンダー状に各日付11が表示されている。そして、ユーザが例えばタッチパネルなどの入力インターフェイスを介して、再貸し出しを予約する日付を選択すると、その選択された日付が選択されたことを示す表示12がされる。その後、ユーザが再貸し出し予約アイコン13をクリックすると、サーバー装置に再貸し出し予約日等の情報が送信され、他のユーザに賃貸物件の再貸し出しが可能になる。その結果、再貸し出し予約日の日数に応じた賃料の割引額が決定され、ユーザに通知される。
なお、本開示において、賃貸物品とは一又は複数のユーザに対してあらかじめ決められた賃料の支払いを条件として貸し出し可能な物品のことを意味するにすぎない。このような賃貸物品の一例としては、オフィスビル、マンション、アパート、家屋などの賃貸物件や土地などの不動産、乗用車やトラック、自転車、自動二輪車などのレンタル車両、DVDやCDなどのレンタル記憶媒体等、様々な物品が挙げられる。また、「あらかじめ決められた賃料の支払いを条件とする」こととは、ユーザが賃貸物件を賃貸する時点でその賃料が支払われている必要はなく、将来その賃料の少なくとも一部が支払われることが予定されていればよい。以下においては、賃貸物品が賃貸物件である場合について説明するが、本開示に係る発明の賃貸物品が賃貸物件にのみに限定されることを意図したものではない。
<本開示に係る一実施形態>
1.本開示に係るシステム1の構成
図2は、本開示の第1実施形態に係るシステム1の構成を概略的に示す概念図である。図2を参照すると、システム1は、端末装置100とサーバー装置200とを少なくとも含み、各々が遠隔に設置され、直接又は間接的にネットワーク300を介して互いに通信可能に接続されている。なお、ここでは図示はしていないが、再貸し出しされた賃貸物件に対して、他のユーザによる予約を受け付けることを可能にする予約サーバー装置などの遠隔に設置された他のサーバー装置も、ネットワーク300を介して接続されている。
ネットワーク300は、無線通信により構成されていてもよいし、有線通信により構成されていてもよいし、それらを組み合わせて構成されていてもよい。また、図2の例では、端末装置100及びサーバー装置200はそれぞれ1台しか記載されていないが、当然2台以上の装置によって構成することも可能である。例えば、サーバー装置200は、その各構成要素及び処理を複数の管理装置に分配することも可能である。また、当該システム1には、必要に応じて各種データベースに接続し、これらとともに各処理を実行することが可能である。
端末装置100は、主に、賃貸物件の再貸し出しのためのアプリケーションを実行し、ユーザに再貸し出しするためのインターフェイスを提供する。また、場合によっては、端末装置100は、予約サーバー装置にアクセスし、再貸し出しされた賃貸物件を予約するためのインターフェイスも提供することが可能である。サーバー装置200は、賃貸物件の様々な属性情報や、端末装置100から受信した再貸し出し予約に関する情報を記憶・管理する。
2.端末装置100の構成
図3は、本開示に係る端末装置100の構成の例を示すブロック図である。端末装置100は、図3に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。
端末装置100は、一例としては、スマートフォンに代表される無線通信可能な携帯型の端末装置が挙げられる。しかし、それ以外にも、フィーチャーフォン、携帯情報端末、PDA、ラップトップパソコン、デスクトップパソコンなど、本開示に係るアプリケーションを実行可能な装置であれば、いずれでも好適に適用することが可能である。
図3によると、端末装置100は、ディスプレイ111、プロセッサ112、GPSセンサ114を含むセンサ113、通信処理回路116及びアンテナを含む通信インターフェイス115、RAM、ROM、又は不揮発性メモリ(場合によっては、HDD)等を含むメモリ117、タッチパネル119及びハードキー120を含む入力インターフェイス118を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
ディスプレイ111は、プロセッサ112の指示に応じて、メモリ117に記憶された画像情報を読み出して、本開示に係る再貸し出しの予約のためのアプリケーションを実行することによって生成される各種表示(例えば、図8〜図11)を行う表示部として機能する。ディスプレイ111は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイから構成される。
入力インターフェイス118は、タッチパネル119及び/又はハードキー120等から構成され、再貸し出しの予約のためのアプリケーションの起動や再貸し出し予約に係るユーザの指示入力を受け付ける入力部として機能する。タッチパネル119は、ディスプレイ111を被覆するように配置され、ディスプレイ111の表示する画像データに対応する位置座標の情報をプロセッサ112に出力する。タッチパネル方式としては、抵抗膜方式、静電容量結合方式、超音波表面弾性波方式など、公知の方式を利用することができる。本開示においては、タッチパネル119は、指示体によりなされたスワイプ操作やタップ操作を検出する。
プロセッサ112は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ117に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御する制御部として機能する。具体的には、プロセッサ112は、本開示に係るアプリケーションを実行するためのプログラムやOSを実行するためのプログラムをメモリ117から読み出して実行する。本開示においては、特に、プロセッサ112は、入力インターフェイス118によって受け付けられたユーザの指示入力に基づいて賃貸物件を他のユーザに再貸し出し可能にする再貸し出し予約日を選択する処理、通信インターフェイス115を介して再貸し出し予約日をサーバー装置200に送信する処理、他のユーザによって再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず再貸し出し予約日に基づいて減額された賃料をディスプレイ111に出力する処理、他のユーザによって賃貸物件の再貸し出しが選択された場合はディスプレイ111に再貸し出しされる旨の通知を出力する処理、再貸し出し予約日において再貸し出しすることが確定する旨をサーバー装置200から受信すると、再貸し出し予約のキャンセルを制限する表示をディスプレイ111に出力する処理等を実行する。なお、プロセッサ112は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUで構成しても良い。
メモリ117は、ROM、RAM、不揮発性メモリ、HDD等から構成され、記憶部として機能する。ROMは、本実施形態に係るアプリケーションやOSを実行するための指示命令をプログラムとして記憶する。RAMは、ROMに記憶されたプログラムがプロセッサ112により処理されている間、データの書き込み及び読み込みをするために用いられるメモリである。不揮発性メモリは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。本開示においては、特に、メモリ117には、入力インターフェイス118によって受け付けられたユーザの指示入力に基づいて賃貸物件を他のユーザに再貸し出し可能にする再貸し出し予約日を選択する処理、通信インターフェイス115を介して再貸し出し予約日をサーバー装置200に送信する処理、他のユーザによって再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず再貸し出し予約日に基づいて減額された賃料をディスプレイ111に出力する処理、他のユーザによって賃貸物件の再貸し出しが選択された場合はディスプレイ111に再貸し出しされる旨の通知を出力する処理、再貸し出し予約日において再貸し出しすることが確定する旨をサーバー装置200から受信すると、再貸し出し予約のキャンセルを制限する表示をディスプレイ111に出力する処理等のためのプログラムが記憶される
通信インターフェイス115は、通信処理回路116及びアンテナを介して、遠隔に設置されたサーバー装置200等との間で情報の送受信をする通信部として機能する。通信処理回路116は、本実施形態に係る再貸し出しの予約のためのアプリケーションを実行するためのプログラムや、当該アプリケーションにおいて利用される各種情報等(例えば、図5A及び図5B)を当該アプリケーションの進行に応じて、サーバー装置200から受信するための処理をする。また、当該アプリケーションの実行の結果をサーバー装置200に送信するための処理をする。
通信処理回路116は、LTE方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づいて処理されるが、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信に関する方式に基づいて処理することも可能である。また、無線通信に代えて、または加えて、有線通信を用いることも可能である。
センサ113は、GPSセンサ114を含む。GPSセンサ114は、複数の衛星との通信によって端末装置100の現在位置情報を検出する。現在地情報の検出は、所定間隔(例えば、3分毎)で実行することが可能である。なお、本実施形態において、センサ113で検出される現在地情報は、現実空間における緯度・経度等の座標情報であったり、現実空間に形成されたエリア(例えば市区町村や都道府県など)を特定する情報であってもよい。また、本実施形態においてはセンサ113の例としてGPSセンサ114等を挙げたが、これに限らず、wifiのアクセスポイントや広帯域無線通信の基地局の情報等も現在地情報として利用することが可能であり、これらの情報を取得可能な通信処理ユニットなどもセンサ113として利用し得る。このような現在地情報は、例えば端末装置100を介して再貸し出しされている賃貸物件の予約をする際に、予約可能な賃貸物件を検索するために用いられる。
3.サーバー装置200の構成
図4は、本開示に係るサーバー装置200の構成の例を示すブロック図である。サーバー装置200は、図4に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。
図4によると、サーバー装置200は、RAM、ROM、及び不揮発性メモリ、HDD等を含むメモリ211、CPU等から構成されるプロセッサ212、出力インターフェイス213、及び通信インターフェイス214を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
メモリ211は、RAM、ROM、不揮発性メモリ、HDDを含み、記憶部として機能する。当該メモリ211は、本実施形態に係る各処理のための指示命令やOSを実行するための指示命令をプログラムとして記憶する。このようなプログラムは、プロセッサ212によってロードされ実行される。また、メモリ211は、図5Aに示されたユーザ情報テーブルや図5Bに示された貸出物件情報テーブルなどの様々な情報を記憶する。また、本実施形態においては、メモリ211は、端末装置100からユーザによる指示入力に基づいて選択された賃貸物件を他のユーザに再貸し出し可能にする再貸し出し予約日を示す再貸し出し予約日情報を受信する処理、他のユーザによって再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず受信した再貸し出し予約日情報とメモリ211に記憶された割引額情報とに基づいて前記賃料の減額量を決定する処理、メモリ211に記憶された賃料情報と決定された減額量とに基づいて減額された賃料を算出する処理、減額量か減額された賃料の少なくともいずれか一つを通信インターフェイス214を介して端末装置100に送信する処理、再貸し出し予約日情報を受信すると他のユーザによる再貸し出しの選択を受け付けるために予約サーバー装置に通信インターフェイス214を介して再貸し出しが可能な日を示す情報を送信する処理、再貸し出し予約日情報を受信するとあらかじめ決められた条件に基づいて他のユーザに再貸し出しが可能であることを確定する処理等を実行するためのプログラムを記憶する。
プロセッサ212は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ211に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御するための制御部として機能する。本実施形態においては、特に、プロセッサ212は、端末装置100からユーザによる指示入力に基づいて選択された賃貸物件を他のユーザに再貸し出し可能にする再貸し出し予約日を示す再貸し出し予約日情報を受信する処理、他のユーザによって再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず受信した再貸し出し予約日情報とメモリ211に記憶された割引額情報とに基づいて前記賃料の減額量を決定する処理、メモリ211に記憶された賃料情報と決定された減額量とに基づいて減額された賃料を算出する処理、減額量か減額された賃料の少なくともいずれか一つを通信インターフェイス214を介して端末装置100に送信する処理、再貸し出し予約日情報を受信すると他のユーザによる再貸し出しの選択を受け付けるために予約サーバー装置に通信インターフェイス214を介して再貸し出しが可能な日を示す情報を送信する処理、再貸し出し予約日情報を受信するとあらかじめ決められた条件に基づいて他のユーザに再貸し出しが可能であることを確定する処理等を実行する。プロセッサ212は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUで構成しても良い。
通信インターフェイス214は、一例として、端末装置100とネットワーク300を介して、本実施形態に係るプログラム、各種情報等を送受信するために、変調や復調などの処理を行う。通信インターフェイス214は、公知の無線通信方式や公知の有線通信方式にしたがって、端末装置100と通信する。本開示においては、特に端末装置100からユーザID情報や再貸し出し予約情報等を受信するとともに、ユーザ情報や確定情報等を送信する。
出力インターフェイス213は、特に図示はしていないが、プリンタやディスプレイ等の様々な外部機器との間で情報の入出力をするための情報入出力部として機能する。出力インターフェイス213は、シリアルポート、パラレルポート、USB等、所望に応じて公知の接続形式を採用することが可能である。
4.サーバー装置200のメモリ211に記憶される情報
図5Aは、本開示の第1実施形態に係るサーバー装置200に記憶されるユーザ情報テーブルを概念的に示す図である。当該ユーザ情報テーブルに記憶される情報はアプリケーションの実行に応じて随時受信され更新してメモリ211に記憶される。
図5Aによると、ユーザ情報テーブルには、ユーザID情報に対応付けて、賃貸物件ID情報、再貸出予約日情報、再貸出確定日情報、及び合計割引額情報が記憶されている。「ユーザID情報」は、ユーザごとに付与された固有の情報で、各ユーザを特定する情報である。「賃貸物件ID情報」は、賃貸物件ごとに付与された固有の情報で、各賃貸物件を特定する情報である。当該情報によって、ユーザID情報で特定されるユーザが賃貸している賃貸物件を特定することが可能となる。「再貸出予約日情報」は、ユーザが入力インターフェイス118を介して入力した再貸し出し予約日を示す情報である。当該情報は、再貸し出し予約日そのものであってもよいし、再貸し出し予約日を特定可能な情報に変換したものであってもよい。「再貸出確定日情報」は、ユーザによって予約された再貸し出し予約日のうち、所定の条件に照らして再貸し出しが可能であることが確定している日を示す情報である。当該情報は、再貸し出し確定日そのものであってもよいし、再貸し出し確定日を特定可能な情報に変換したものであってもよい。「合計割引額情報」は、再貸し出し予約日に基づいて算出された賃料の減額量を示す情報である。一例としては、再貸し出しが確定している日の月ごとの累積日数に、賃貸物件ごとに定められた1日ごとの割引額を掛け合わせた額を示す情報である。
図5Bは、本開示の第1実施形態に係るサーバー装置200に記憶される賃貸物件情報テーブルを概念的に示す図である。当該賃貸物件情報テーブルに記憶される情報はあらかじめメモリ211に記憶される。
図5Bによると、賃貸物件情報テーブルには、賃貸物件ID情報に対応付けて、家賃情報、割引額情報、再貸出額情報、及び場所情報が記憶されている。「賃貸物件ID情報」は、上記のとおり、賃貸物件ごとに付与された固有の情報で、各賃貸物件を特定する情報である。「家賃情報」は、当該賃貸物件を賃貸するために条件として設定された、ユーザが支払う賃料を示す情報である。割引額情報は、当該物件を再貸し出しした際に家賃から割り引かれる1日あたりの割引額を示す情報である。「再貸出額情報」は、他のユーザに当該賃貸物件を予約サイト等を通じて再貸出する際の基準となる宿泊料を示す情報である。「場所情報」は、当該賃貸物件の位置を示す情報である。当該情報は、例えば他のユーザによって再貸し出しが可能な物件が予約サイト等で検索されるときに利用される。その他、図示はしていないが、当該賃貸物件の広さ、設備などの様々な情報が必要に応じて記憶される。
5.システム1における処理シーケンス
図6は、本開示に係るシステム1において実行される処理シーケンスを概念的に示す図である。具体的には、図6は、端末装置100とサーバー装置200において各プロセッサが処理をすることによって両装置間でなされる処理シーケンスを示す図である。
図6によると、当該処理シーケンスは、端末装置100において賃貸物件の再貸し出しの予約をするためのアプリケーションが起動されることによって開始する(S11)。当該アプリケーションが起動すると、当該アプリケーションのユーザを特定するユーザID情報(T11)がサーバー装置200に送信される。当該ユーザID情報を受信したサーバー装置200は、当該ユーザが正当なユーザであることを認証するとともに、ユーザ情報テーブル(図5A)及び賃貸物件テーブル(図5B)に基づいて、当該ユーザの賃貸物件に関する情報や予約確定日情報などを含むユーザ情報(T12)を端末装置100に送信する。
端末装置100は、ユーザ情報を受信すると、当該ユーザの賃貸物件に関する情報に加え、再貸し出し予約メニューや、賃貸物件詳細表示メニューなどの選択アイコン等が表示されたメニュー画面を、ディスプレイ111に表示する(S13)。その後、端末装置100は、入力インターフェイス118を介して、再貸出予約メニューの選択アイコンの選択が受け付けられると、再貸し出し予約画面に移行する(S14)。そして、端末装置100は、賃貸物件の再貸し出し予約処理を行い(S15)、ユーザによって選択された再貸し出し予約日を示す再貸し出し予約情報(T13)をサーバー装置200に送信する。再貸し出し予約情報を受信したサーバー装置200は、所定の条件に基づいて再貸し出しが可能であるか否かを判断する再貸し出し予約確定処理をする(S16)。この予約確定処理においては、賃料から確定した日数に応じた割引額を算出する処理も実行される。その後、サーバー装置は、再貸し出しが確定している再貸し出し確定日を示す情報や割引後の賃料を示す情報を含む確定情報(T14)を端末装置100に送信する。
端末装置100は、ディスプレイ111に再貸し出し確定日や割引後の賃料を含む確定情報を表示する(S17)。これによって、一連の処理シーケンスが終了する。
また、端末装置100とサーバー装置200との間では、上記のとおり、再貸し出しが確定した日数に応じて賃料の割引がなされる。したがって、ユーザに対しては、割引前の賃料ではなく、割引後の賃料が請求されることとなる。すなわち、サーバー装置200は、ユーザ情報テーブルの合計割引額情報を参照し割引後の賃料を算出する処理をする(S21)。そして、算出された割引後の賃料を示す情報を含む請求情報(T15)を端末装置100に送信する。端末装置100は、請求情報を受信すると、クレジットカード払いや銀行振り込みなど、ユーザによって指定された支払方法で賃料の支払い処理を行う(S22)。そして、端末装置100は、支払いが完了すると、その旨を示す支払情報(T16)をサーバー装置200に送信し、賃料の支払いに係る一連の処理を終了する。
6.端末装置100で行われる処理フロー
図7は、本開示に係る端末装置100において実行される処理フローを示す図である。具体的には、図7は、図6で示した処理シーケンスのうち、S13〜S17において実行される処理フローを示す。当該処理フローは、所定周期で、主にプロセッサ112がメモリ117に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって行われる。
図7によると、プロセッサ112は、ディスプレイ111にメニュー画面が表示された状態において、入力インターフェイス118を介して、ユーザによる再貸し出し予約メニューの選択アイコンの選択を受け付けたか否かを判断する(S101)。そして、受け付けたと判断された場合には、プロセッサ112は、ディスプレイ111に、再貸し出し予約画面を表示するよう制御する(S102)。
次に、プロセッサ112は、再貸し出し予約画面において、入力インターフェイス118を介して、ユーザにより再貸し出し予約日の選択を受け付けたか否かを判断する(S103)。再貸し出し予約日の選択を受け付けると、プロセッサ112は、再貸し出し予約画面に表示された再貸し出し予約アイコンを活性化し、当該アイコンに対するユーザの指示入力が受け付けられたか否かを判断する(S104)。そして、指示入力が受け付けられたと判断されると、プロセッサ112は、再貸し出し予約された日を示す情報と、賃貸物件を特定するための賃貸物件ID情報又ユーザID情報の少なくともいずれかが含まれた再貸し出し予約情報をサーバー装置200に送信するよう、通信インターフェイス115を制御する(S105)。
ここで、図8は、本開示に係る端末装置100に表示される画面の例を示す図である。つまり、図8は、図7で説明した再貸し出し予約画面の例を示す図である。図8によれば、ディスプレイ111に「再貸し出し予約日を選択してください」という表示とともに、カレンダー状に各日付11が表示されている。具体的には、ユーザが当該操作を行っている日が含まれる月とその翌月のカレンダーが表示され、ユーザからの指示入力を受け付けることでそれ以前の月又はそれ以降の月のカレンダーに切り替えることが可能である。
図7のS103で説明した通り、入力インターフェイス118においてユーザからの指示入力(一例としては、所望の日付上でのタップ操作の入力)を受け付けることによって、当該ユーザが賃貸している賃貸物件の再貸し出しを希望する再貸し出し予約日を選択することが可能である。図7の例では、ユーザのタップ操作の入力を受け付けることによって、12月8日、9日、11日、12日、15日〜19日、22日、23日及び26日、並びに1月5日〜9日、12日、13日、15日、19日、20日、22日、26日、27日、29日が、他のユーザに対して賃貸物件の再貸し出しが可能な再貸し出し予約日として選択されている。なお、再貸し出し予約日として選択された日には、選択されたことを示す表示12が表示され、選択されなかった日と識別可能になっている。
そして、図7のS104で説明したとおり、再貸し出し予約日が一つでも選択されると、再貸し出し予約アイコン13を活性化する。このとき、まだ再貸し出し予約日が選択されていないときには、再貸し出し予約アイコン13は例えばグレーにハイライト表示され、ユーザに予約できないことが視認可能に表示される。他方、再貸し出し予約アイコン13が活性化されると、再貸し出し予約アイコン13は例えばブルーにハイライト表示され、ユーザに予約できることが視認可能に表示される。なお、同時にキャンセルアイコン18も活性化し、当該アイコンをタップすることによって、一度選択した再貸し出し予約日をキャンセルすることも可能である。
再び図7に戻り、プロセッサ112は、送信した再貸し出し予約日において再貸し出し可能なことが確定したことを示す確定情報を受信したか否かを判断する(S106)。そして、確定情報を受信した場合には、プロセッサ112はディスプレイ111に確定情報を出力するよう処理する(S107)。そして、プロセッサ112は一連の処理を終了する。
ここで、当該確定情報には、再貸し出しが確定している再貸し出し確定日を示す情報と割引後の賃料を示す情報が含まれる。この割引後の賃料の算出については後述するが、当該賃料は、実際に再貸し出しが確定した日において、他のユーザが宿泊予約をするか否かにかかわらず、再貸し出しが確定した日数に応じて減額される。したがって、ユーザ自らが、他のユーザに対して宿泊予約をするよう働きかける必要もなく、ユーザにとって利便性の高いものとなっている。
図9は、本開示に係る端末装置100に表示される画面の例を示す図である。具体的には、図9は、図7のS107で示された確定情報が表示された画面の例を示す。図9によると、ディスプレイ111には、「再貸出確定しました。」という表示とともに、カレンダー表示14と再貸し出しが確定した日付を識別する表示12が表示されている。また、ディスプレイ111には、受信した確定情報に含まれる割引後の賃料を示す情報等に基づいて賃料表示15がなされている。これによると、次の賃料支払月において、賃貸物件の再貸し出しが確定した日数(12日間)とともに、割引前の賃料(図5Bの家賃情報)と、割引額(図5Bの割引額情報)と、割引後の賃料(合計割引額)が表示されている。
7.サーバー装置200で行われる処理フロー
図10は、本開示に係るサーバー装置200において実行される処理フローを示す図である。具体的には、図10は、図6で示した処理シーケンスのうち、S16において実行される処理フローを示す。当該処理フローは、所定周期で、主にプロセッサ212がメモリ211に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって行われる。
図10によると、プロセッサ212は、通信インターフェイス214を介して、端末装置100から再貸し出し予約情報を受信したか否かを判断する(S201)。そして、再貸し出し予約情報を受信した場合には、プロセッサ212は、それに含まれるユーザID情報又は賃貸物件ID情報を参照して、再貸し出し予約された日を示す情報をユーザ情報テーブルの「再貸し出し予約日情報」に記憶する。そして、プロセッサ212は、あらかじめ決められた条件に基づいて当該賃貸物件を他のユーザに再貸し出しが可能であることを確定する処理を行う(S202)。一例としては、プロセッサ112は、当該賃貸物件について、ユーザ情報テーブルの再貸し出し確定日情報を参照し、今回再貸し出し予約日として指定された月において、すでに再貸し出しが確定した累積日数を算出する。そして、プロセッサ112は、累積日数に再貸し出し予約日の日数を加算した日数が、あらかじめ決められた閾値(例えば、25日)を超えるような場合には、条件を満たさないとして、再貸し出し予約日を確定できなかった旨を端末装置100に通知する。他方、当該閾値を超えない場合には、プロセッサ2122は、再貸し出し予約日を再貸し出し確定日として確定する。そして、プロセッサ212は、再貸し出し確定日が確定すると、確定した日付をユーザ情報テーブルの再貸し出し確定日情報に記憶する。
次に、プロセッサ212は、ユーザ情報テーブルの再貸し出し確定情報を参照し、次の賃料支払月において再貸し出しが確定している日数を算出する(S203)。上記のとおり、再貸し出し確定日は、ユーザによって希望された再貸し出し予約日に基づいて確定されるものであるが、プロセッサ212は、当該再貸し出し確定日と賃貸物件情報テーブルの割引額情報とに基づいて、次の家賃支払い月における減額量、つまり割引額を算出する(S204)。一例としては、プロセッサ212は、「次の賃料支払月において再貸し出しが確定している日数」と「割引額情報で示された割引額」とを乗算することによって割引額を算出する。そして、プロセッサ212は、算出された割引額を家賃情報によって示される減額前の賃料から減算して当該月における合計割引額を算出し、当該金額をユーザ情報テーブルの合計割引額情報に記憶する。
次に、プロセッサ212は、ユーザ情報テーブルの合計割引額情報と、賃貸物件情報テーブルの家賃情報とを少なくとも含む確定情報と、割引後の家賃情報と、確定した再貸し出し確定日情報とを含む確定情報を、通信インターフェイス214を介して、端末装置100に送信する(S205)。その後、プロセッサ112は、他のユーザに対して再貸し出しされる賃貸物件の宿泊予約の選択を可能にする予約サイトを運営する予約サーバー装置に、賃貸物件情報テーブルの場所情報、再貸し出し額情報、広さ、設備などの情報とともに、再貸し出し確定日情報を送信する(S206)。これによって、当該予約サイトにおいて、他のユーザが再貸し出しされた賃貸物件の宿泊予約が可能となる。なお、本実施形態においては、再貸し出しされることが確定すると予約サーバー装置に自動的に確定日情報等が送信されるようにしたが、管理者等によって確定日情報等が手動で送信されるようにしてもよい。
ここで、図10に示す通り、他のユーザによる宿泊予約を可能にする宿泊予約サイトを運営する予約サーバー装置に対して、再貸し出し確定日情報等を送信するよりも前に、プロセッサ212は、賃料の減額量、すなわち割引額を決定している(図10のS204)。つまり、本開示のシステム1においては、賃料の割引額は、実際に予約サイトにおいて再貸し出しされた賃貸物件が他のユーザによって予約されたかや、実際に他のユーザによって宿泊されたかに関係なく、決定している。したがって、ユーザにとって、再貸し出し予約日を申告した日数分は、ほぼ確実に減額することが可能となり、より積極的な当該システム1の活用を図ることができる。
図11は、本開示に係る端末装置100に表示される画面の例を示す図である。具体的には、図11は、再貸し出しが確定した賃貸物件の情報が、予約サイトを運営する予約サーバー装置に登録され、他のユーザが端末装置100を用いて予約サイトを閲覧したときの画面の例を示す。図11によれば、ディスプレイ111には、予約可能一覧17が表示されている。当該一覧には、再貸し出しが確定した賃貸物件の一つである「宿泊施設名:C1」の物件が表示され、他のユーザが宿泊予約可能になっていることが示されている。
また、本開示においては、サーバー装置200において、賃貸物件の再貸し出しが確定した段階で、予約サイトを運営する予約サーバー装置に再貸し出しが可能な賃貸物件の情報が送信され、他のユーザが宿泊予約することが可能となる。したがって、このような状態においては、賃貸物件のユーザが、賃貸物件の再貸し出しをキャンセルするのを制限する必要がある。
図12は、本開示に係る端末装置100に表示される画面の例を示す図である。具体的には、図12は、端末装置100が確定情報を受信したのち、再度図7に示す処理フローが繰り返されたときの再貸し出し予約画面の例を示す図である。図12によると、プロセッサ112は、受信した確定情報に基づいて、確定した再貸し出し日を識別するための表示12を行っている。そして、この表示12がなされた日付に対するユーザの指示入力を入力インターフェイス118が受け付けると、プロセッサ112は「既に再貸出が確定しています」という表示16を行い、当該日付についてはキャンセル操作を含むいかなる操作もできないことを通知する。また、プロセッサ112は、表示12がなされた日付に対する指示入力を受け付けたとしても、キャンセルアイコン18を活性化せずに、当該日付について再貸し出しのキャンセルをユーが行うことを制限している。
以上、本実施形態においては、ユーザがあらかじめ決められた賃料の支払いを条件として賃貸物品を賃貸しているときに、その賃貸物品を賃貸している期間のうちの少なくとも一部の期間について、他のユーザに対して再貸し出しをすることが可能となる。さらに、当該システムでは、そのユーザが他のユーザに対して再貸し出しする予約をしたことを受けて、あらかじめ決められた賃料を割り引くことが可能になる。したがって、賃貸物品をより柔軟に活用することが可能となる。また、実際に他のユーザに対して再貸し出しされたか否かにかかわらず賃料を割り引くことが可能であるため、ユーザの利便性も高めることが可能となる。
<その他>
上記においては、割引額を再貸し出し確定日の日数により算出した。しかし、これに限らず、端末装置100から送信された再貸し出し予約日の日数により算出することも可能である。また、上記においては、割引額の算出はサーバー装置200において行った。しかし、例えば、あらかじめ図5A及び図5Bに示す情報を端末装置100が受信しておけば、端末装置100において再貸し出し予約日が入力された段階で端末装置100において算出することも可能である。また、サーバー装置200において再貸し出しが確定した段階で、その旨のみ端末装置100に送信し、その後端末装置100において割引額を算出することも可能である。
本明細書で説明される処理及び手順は、実施形態において明示的に説明されたものによってのみならず、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせによっても実現可能である。具体的には、本明細書で説明された処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ストレージ等の媒体に、当該処理に相当するロジックを実装することによって実現される。また、本明細書で説明される処理及び手順は、それらの処理・手順をコンピュータプログラムとして実装し、端末装置やサーバー装置を含む各種のコンピュータに実行させることが可能である。
本明細書中で説明される処理及び手順が単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、モジュールによって実行される旨が説明されたとしても、そのような処理又は手順は、複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は、複数のモジュールによって実行されるものとすることができる。また、本明細書中で説明される各種情報が単一のメモリや記憶部に格納される旨が説明されたとしても、そのような情報は、単一の装置に備えられた複数のメモリ又は複数の装置に分散して配置された複数のメモリに分散して格納されるものとすることができる。さらに、本明細書において説明されるソフトウェアおよびハードウェアの要素は、それらをより少ない構成要素に統合して、又は、より多い構成要素に分解することによって実現されるものとすることができる。
100 端末装置
200 サーバー装置

Claims (12)

  1. あらかじめ決められた賃料の支払いを条件として賃貸物品を賃貸しているユーザの指示入力を受け付けるように構成された入力インターフェイスと、
    ネットワークを介して遠隔に設置されたサーバー装置と通信するように構成された通信インターフェイスと、
    所定の情報を表示するように構成されたディスプレイと、
    所定の指示命令を記憶するように構成されたメモリと、
    前記入力インターフェイスによって受け付けられた前記ユーザの指示入力に基づいて前記賃貸物品を他のユーザに再貸し出し可能にする再貸し出し予約日を選択し、前記通信インターフェイスを介して前記再貸し出し予約日を前記サーバー装置に送信し、前記他のユーザによって前記再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず前記再貸し出し予約日に基づいて減額された前記賃料を前記ディスプレイに出力するために、前記メモリに記憶された所定の指示命令に基づいて処理するように構成されたプロセッサと、
    を含む端末装置。
  2. 前記賃貸物品は不動産である、請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記プロセッサは、前記他のユーザによって前記賃貸物品の再貸し出しが選択された場合は前記ディスプレイに再貸し出しされる旨の通知を出力する処理をするように構成された、請求項1又は2に記載の端末装置。
  4. 前記プロセッサは、前記再貸し出し予約日において再貸し出しすることが確定する旨を前記サーバー装置から受信すると、再貸し出し予約のキャンセルを制限する表示を前記ディスプレイに出力する処理をするように構成された、請求項1〜3のいずれか一項に記載の端末装置。
  5. あらかじめ決められた賃料の支払いを条件として賃貸物品を賃貸しているユーザの指示入力を受け付けるように構成された入力インターフェイスと、ネットワークを介して遠隔に設置されたサーバー装置と通信するように構成された通信インターフェイスと、所定の情報を表示するように構成されたディスプレイと、所定の指示命令を記憶するように構成されたメモリとを含むコンピュータにおいて、プロセッサが前記所定の指示命令を処理することによりなされる方法であって、
    前記入力インターフェイスによって受け付けられた前記ユーザの指示入力に基づいて前記賃貸物品を他のユーザに再貸し出し可能にする再貸し出し予約日を選択する段階と、
    前記通信インターフェイスを介して前記再貸し出し予約日を前記サーバー装置に送信する段階と、
    前記他のユーザによって前記再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず前記再貸し出し予約日に基づいて減額された前記賃料を前記ディスプレイに出力する段階と
    を含む方法。
  6. あらかじめ決められた賃料の支払いを条件として賃貸物品を賃貸しているユーザの指示入力を受け付けるように構成された入力インターフェイスと、ネットワークを介して遠隔に設置されたサーバー装置と通信するように構成された通信インターフェイスと、所定の情報を表示するように構成されたディスプレイと、メモリとを含むコンピュータを、
    前記入力インターフェイスによって受け付けられた前記ユーザの指示入力に基づいて前記賃貸物品を他のユーザに再貸し出し可能にする再貸し出し予約日を選択し、前記通信インターフェイスを介して前記再貸し出し予約日を前記サーバー装置に送信し、前記他のユーザによって前記再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず前記再貸し出し予約日に基づいて減額された前記賃料を前記ディスプレイに出力するための処理をするように構成されたプロセッサ、
    として機能させるプログラム。
  7. ネットワークを介して遠隔に設置された端末装置と通信するように構成された通信インターフェイスと、
    所定の指示命令とともに、ユーザがあらかじめ決められた賃料の支払いを条件として賃貸している賃貸物品を特定する情報に対応付けて、前記賃貸物品の賃料を示す賃料情報と、割引額を示す割引額情報とを記憶するように構成されたメモリと、
    前記端末装置から前記ユーザによる指示入力に基づいて選択された前記賃貸物品を他のユーザに再貸し出し可能にする再貸し出し予約日を示す再貸し出し予約日情報を受信し、前記他のユーザによって前記再貸し出しが選択されたか否かにかかわらず受信した前記再貸し出し予約日情報と前記メモリに記憶された前記割引額情報とに基づいて前記賃料の減額量を決定し、前記メモリに記憶された前記賃料情報と決定された前記減額量とに基づいて減額された賃料を算出し、前記減額量か前記減額された賃料の少なくともいずれか一つを前記通信インターフェイスを介して前記端末装置に送信するために、前記メモリに記憶された所定の指示命令に基づいて処理するように構成されたプロセッサと、
    を含むサーバー装置。
  8. 前記賃貸物品は不動産である、請求項7に記載のサーバー装置。
  9. 前記プロセッサは、前記再貸し出し予約日情報を受信すると、前記他のユーザによる再貸し出しの選択を受け付けるために遠隔に設置された他のサーバー装置に、前記通信インターフェイスを介して前記再貸し出しが可能な日を示す情報を送信する処理をするように構成された、請求項7又は8に記載のサーバー装置。
  10. 前記プロセッサは、前記再貸し出し予約日情報を受信すると、あらかじめ決められた条件に基づいて、前記他のユーザに再貸し出しが可能であることを確定する処理をするように構成された、請求項7〜9のいずれか一項に記載のサーバー装置。
  11. 前記あらかじめ決められた条件は、再貸し出しが確定した月ごとの累積日数が閾値を超えないことである、請求項10に記載のサーバー装置。
  12. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の端末装置と、
    請求項7〜11のいずれか一項に記載のサーバー装置と、
    を含むシステム。
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