JP2021137899A - 位置・力制御システム、位置・力制御方法及びプログラム - Google Patents

位置・力制御システム、位置・力制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機械を用いて、人による手作業と同等の作業を行うこと。【解決手段】位置・力制御システム1において、作業装置2の作業具296aは、作業面に対する作業に用いられる。ジンバル部29は、作業具296aを姿勢変化可能に保持する。第1アーム22及び第2アーム25は、ジンバル部29を作業面に対して位置変化可能に保持する。作業装置2の関節を駆動する複数のアクチュエータは、ジンバル部29、第1アーム22及び第2アーム25の関節を駆動する。制御装置6は、作業装置2の関節を駆動する複数のアクチュエータを制御する。また、制御装置6は、作業具296aに対して、作業者が作業を行った場合の第1アーム22、第2アーム25及びジンバル部29の動作における関節の位置に関する情報に基づいて、作業装置2の関節を駆動する複数のアクチュエータを制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、位置・力制御システム、位置・力制御方法及びプログラムに関する。
建設現場において、各種建設機械を用いた作業は積極的に自動化が進められ、生産効率は徐々に上昇している。
例えば、特許文献1には、ダンプトラックやクラッシャ等の作業機械へ自動積み込み作業を行う自動運転建設機械に関する技術が開示されている。
特開2001−055762号公報
しかしながら、ビルの内装工事等、人が手作業で行って来た部分の機械化については、数十年にわたり様々な取り組みが行われてきたが、事実上、ほとんど開発が進んでいない。これは、人による手作業が、技能やこれに類する感覚的な要素に大きく依存するものであるためと考えられる。
また、人による手作業の機械化が実現されていないために、原子力発電所の解体等、作業員が立ち入ることが困難な危険な場所において、複雑な遠隔操作を行うこと等も、現状では困難である。
即ち、従来の技術においては、機械を用いて、人による手作業と同等の作業を行うことが困難であった。
本発明は、機械を用いて、人による手作業と同等の作業を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の位置・力制御システムは、
作業面に対する作業に用いられる作業具と、
前記作業具を姿勢変化可能に保持する作業側保持具と、
前記作業側保持具を前記作業面に対して位置変化可能に保持する作業側アーム部と、
前記作業側アーム部及び前記作業側保持具の関節を駆動する複数の作業側アクチュエータと、
を有する作業装置と、
前記複数の作業側アクチュエータを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記作業具に対して、作業者が作業を行った場合の前記作業側アーム部及び前記作業側保持具の動作における前記関節の位置に関する情報に基づいて、前記複数の作業装置側アクチュエータを制御することを特徴とする。
本発明によれば、機械を用いて、人による手作業と同等の作業を行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る位置・力制御システム1の構成例を示す模式図である。 作業装置2の具体的構成例を示す模式図(斜視図)である。 作業装置2の具体的構成例を示す模式図(正面図)である。 作業装置2の具体的構成例を示す模式図(側面図)である。 作業装置2の具体的構成例を示す模式図(上面図)である。 ジンバル部29の構成例を示す模式図(斜視図)である。 ジンバル部29の構成例を示す模式図(正面図)である。 ジンバル部29の構成例を示す模式図(側面図)である。 ジンバル部29の構成例を示す模式図(上面図)である。 操作装置3の具体的構成例を示す模式図(斜視図)である。 操作装置3の具体的構成例を示す模式図(正面図)である。 操作装置3の具体的構成例を示す模式図(側面図)である。 操作装置3の具体的構成例を示す模式図(上面図)である。 ジンバル部39の構成例を示す模式図(斜視図)である。 位置・力制御システム1の制御系統の機能的構成を示すブロック図である。 位置・力制御部61bに実装される制御アルゴリズムを示す模式図である。 制御装置6が実行する位置・力制御処理の流れを説明するフローチャートである。 制御装置6が実行する再現処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る位置・力制御システム1の構成例を示す模式図である。
図1に示すように、位置・力制御システム1は、作業装置2と、操作装置3と、カメラ4と、ディスプレイ5と、制御装置6とを備え、作業装置2、操作装置3、カメラ4、ディスプレイ5及び制御装置6は、インターネットあるいは通信ケーブル等の通信路7を介して電気的に接続されている。
作業装置2は、作業面に対する作業を行う装置であり、作業面に対して固定的な位置に、作業装置2を支持する支持部2Aが設置される。また、作業装置2は、支持部2Aを基端として設置された多関節機構を備え、多関節機構の各関節にはアクチュエータが備えられている。さらに、作業装置2の多関節機構の先端には、作業面に対して作業を行うための作業具(ここでは「左官作業用のこて」とする)が姿勢変化自在に設置されている。作業装置2の作業対象となる作業面は、後述するようにカメラ4によって撮像される。なお、作業装置2の具体的構成については後述する。
操作装置3は、作業者によって操作が行われる装置であり、作業面から遠隔的な位置(ただし、距離は問わない)に、操作装置3を支持する支持部3Aが設置される。また、操作装置3は、支持部3Aを基端として設置された多関節機構を備え、多関節機構の各関節にはアクチュエータが備えられている。さらに、操作装置3の多関節機構の先端には、作業具(左官作業用のこて)のハンドルと同形態の操作部材が姿勢変化自在に設置されている。
カメラ4は、作業装置2の作業面を撮像する撮像装置であり、カメラ4が撮像する画角内には、作業具が作業面に対して操作を行っている部分が含まれる。カメラ4によって撮像された画像の撮像データは、通信路7を介して、ディスプレイ5に送信される。
ディスプレイ5は、操作装置3を操作する作業者に向けて画面を表示する表示装置であり、カメラ4から送信された撮像データに基づいて、作業具が作業面に対して操作を行っている部分の画像を表示する。
制御装置6は、作業装置2、操作装置3、カメラ4及びディスプレイ5を制御する。例えば、制御装置6は、作業装置2及び操作装置3に備えられた各アクチュエータの可動部の位置(ロータリーエンコーダによって検出される回転角度)を取得し、操作装置3をマスタ、作業装置2をスレーブとして動作させるための制御を実行する。
本実施形態における制御装置6は、作業装置2と操作装置3とをマスタ・スレーブシステムとして動作させる際に、アクチュエータの位置に関する情報(アクチュエータの可動部の位置あるいは可動部と連動して移動する部材の位置等)を基に算出した実空間のパラメータ(入力ベクトル)を、位置と力とを独立して取り扱うことが可能な仮想空間に座標変換(変換行列によって変換)する。座標変換によって算出されたパラメータは、仮想空間において、入力ベクトルに対応する位置及び力の状態値を表すものとなる。そして、制御装置6は、座標変換後の空間において、入力ベクトルから算出された位置及び力の状態値を、位置及び力の制御(ここでは力触覚の伝達)を行うための位置及び力それぞれの目標値に追従させるための演算を行い、演算結果を実空間に戻すための逆変換(変換行列の逆行列による変換)を行う。さらに、制御装置6は、逆変換によって取得された実空間のパラメータ(電流指令値等)に基づいて、各アクチュエータを駆動することにより、作業装置2と操作装置3との間で、力触覚をより正確に伝達可能なマスタ・スレーブシステムを実現する。
なお、位置と速度(または加速度)あるいは角度と角速度(または角加速度)は、微積分演算により置換可能なパラメータであるため、位置あるいは角度に関する処理を行う場合、適宜、速度あるいは角速度等に置換することが可能である。
また、本実施形態に係る位置・力制御システム1は、人手による各種作業(職人の技術を用いた作業等)を対象として適用することが可能であり、例えば、左官作業、塗装作業あるいは内装作業等、作業面に対して行われる各種作業に適用することができる。
[具体的構成例]
次に、作業装置2及び操作装置3の具体的な構成例について説明する。
[作業装置2の構成例]
図2〜5は、作業装置2の具体的構成例を示す模式図であり、図2は作業装置2の斜視図、図3は作業装置2の正面図、図4は作業装置2の側面図、図5は作業装置2の上面図である。
図2〜5に示すように、作業装置2は、支持部2Aと、第1ヒンジ部21と、第1アーム22と、第1アクチュエータ23と、第2ヒンジ部24と、第2アーム25と、第2アクチュエータ26と、ラックアンドピニオン機構27と、第3アクチュエータ28と、ジンバル部29と、を備えている。なお、第1アクチュエータ23、第2アクチュエータ26及び第3アクチュエータ28には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ23a,26a,28aがそれぞれ内蔵されている。
支持部2Aは、構造物あるいは重量物等、作業装置2が動作を行う際の基部となる部分に設置され、作業装置2を支持する。
第1ヒンジ部21は、支持部2Aに対し、第1アーム22を鉛直軸周りに回動可能に支持する。また、第1ヒンジ部21には、第1アクチュエータ23が設置される。
第1アーム22は、第1ヒンジ部21を介して支持部2Aに回動可能に支持されると共に、第2ヒンジ部24を介して、第2アーム25を回動可能に支持する。
第1アクチュエータ23は、第1ヒンジ部21の回転軸周りに回転トルクを発生させ、支持部2Aに対して、第1アーム22を回転させる。第1アクチュエータ23の出力により、支持部2Aに対する第1アーム22の回転角度及び回転トルクが制御される。また、第1アクチュエータ23には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ23aが設置されており、ロータリーエンコーダ23aによって検出された回転角度は、制御装置6に送信される。
第2ヒンジ部24は、第1アーム22に対し、第2アーム25を鉛直軸周りに回動可能に支持する。また、第2ヒンジ部24には、第2アクチュエータ26が設置される。
第2アーム25は、第2ヒンジ部24を介して第1アーム22に回動可能に支持されると共に、ラックアンドピニオン機構27のピニオン部材27bに連結されている。
第2アクチュエータ26は、第2ヒンジ部24の回転軸周りに回転トルクを発生させ、第1アーム22に対して、第2アーム25を回転させる。第2アクチュエータ26の出力により、第1アーム22に対する第2アーム25の回転角度及び回転トルクが制御される。また、第2アクチュエータ26には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ26aが設置されており、ロータリーエンコーダ26aによって検出された回転角度は、制御装置6に送信される。
ラックアンドピニオン機構27は、平歯車を有するラック部材27aと、ピニオンギアを有するピニオン部材27bとを備え、ピニオン部材27bのピニオンギアは、ラック部材27aの平歯車と噛み合っている。ピニオン部材27bは、第2アーム25の一端に連結されていると共に、ピニオン部材27bのピニオンギアには、第3アクチュエータ28が設置される。ピニオン部材27bにおいて、ピニオンギアのラックギアに対する回転は、第3アクチュエータ28によって制御される。また、ラック部材27aの一端(下端)には、ジンバル部29が鉛直軸周りに回転可能に連結されている。ラックアンドピニオン機構27は、第1ヒンジ部21、第1アーム22、第2ヒンジ部24及び第2アーム25の相対位置が変化することにより、水平方向及び作業面に対して垂直な方向に移動することが可能となっている。
第3アクチュエータ28は、ピニオン部材27bに備えられたピニオンギアの回転軸周りに回転トルクを発生させ、ピニオン部材27bに対して、ラック部材27aを直動運動させる。また、第3アクチュエータ28には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ28aが設置されており、ロータリーエンコーダ28aによって検出された回転角度は、制御装置6に送信される。
ジンバル部29は、ラックアンドピニオン機構27におけるラック部材27aの一端(下端)に鉛直軸周りに回転可能に連結されている。また、ジンバル部29は、作業具(左官作業用のこて)を姿勢変化自在に保持すると共に、アクチュエータによって、作業具の姿勢を制御可能に構成されている。ラックアンドピニオン機構27は、水平方向及び作業面に対して垂直な方向に移動することが可能であり、ラック部材27aは、ピニオン部材27bに対して鉛直方向に移動可能であるため、ジンバル部29は、作業面に対して3次元的に位置を変化させることができ、さらに、作業具の姿勢を自在に変化(鉛直方向、奥行方向及び水平方向の3軸周りに回転)させることが可能となっている。
図6〜9は、ジンバル部29の構成例を示す模式図であり、図6はジンバル部29の斜視図、図7はジンバル部29の正面図、図8はジンバル部29の側面図、図9はジンバル部29の上面図である。
図6〜9に示すように、ジンバル部29は、ブラケット291と、第4アクチュエータ292と、外環部293と、第3ヒンジ部294a,294bと、第5アクチュエータ295と、内環部296と、ベアリング部297と、第6アクチュエータ298と、を備えている。なお、第4アクチュエータ292、第5アクチュエータ295及び第6アクチュエータ298には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ292a,295a,298aがそれぞれ内蔵されている。
ブラケット291は、ジンバル部29全体を支持する枠体であり、上辺部291a及び側辺部291b,291cを有している。上辺部291aの中央部は、ラック部材27aに鉛直軸周りに回転可能に連結されている。側辺部291b,291cには、第3ヒンジ部294a,294bがそれぞれ設置されている。
第4アクチュエータ292は、ブラケット291がラック部材27aに連結されている回転軸周りに回転トルクを発生させ、ラック部材27aに対して、ブラケット291を回転させる。第4アクチュエータ292の出力により、ラック部材27aに対するブラケット291の回転角度及び回転トルクが制御される。また、第4アクチュエータ292には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ292aが設置されており、ロータリーエンコーダ292aによって検出された回転角度は、制御装置6に送信される。
外環部293は、側辺部291b,291cの第3ヒンジ部294a,294bを介してブラケット291内に設置された環状の部材であり、第3ヒンジ部294a,294bによって水平方向の回転軸周りに回転可能に保持されている。
第3ヒンジ部294a,294bは、ブラケット291の側辺部291b,291cにそれぞれ設置され、外環部293をブラケット291に対して水平方向の回転軸周りに回転可能に支持する。
第5アクチュエータ295は、第3ヒンジ部294a,294bの回転軸周りに回転トルクを発生させ、ブラケット291に対して、外環部293を回転させる。第5アクチュエータ295の出力により、ブラケット291に対する外環部293の回転角度及び回転トルクが制御される。また、第5アクチュエータ295には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ295aが設置されており、ロータリーエンコーダ295aによって検出された回転角度は、制御装置6に送信される。
内環部296は、外環部293の内周に嵌め込まれた環状の部材であり、外環部293に対して、ベアリング部297を介して回転可能に設置されている。また、内環部296の内部には、作業具296aが設置されている。
ベアリング部297は、外環部293と内環部296との間に設置された軸受け部材によって構成され、外環部293と内環部296との相対回転(同心回転)を可能とさせる。
第6アクチュエータ298は、外環部293に対して内環部296が同心回転する際の回転トルクを発生させ、外環部293に対して、内環部296を回転させる。第6アクチュエータ298の出力により、外環部293に対する内環部296の回転角度及び回転トルクが制御される。また、第6アクチュエータ298には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ298aが設置されており、ロータリーエンコーダ298aによって検出された回転角度は、制御装置6に送信される。
[操作装置3の構成例]
操作装置3は、作業装置2と同様の多関節機構を有し、各関節には作業装置2と同様にアクチュエータを備えている。
図10〜13は、操作装置3の具体的構成例を示す模式図であり、図10は操作装置3の斜視図、図11は操作装置3の正面図、図12は操作装置3の側面図、図13は操作装置3の上面図である。
図10〜13に示すように、操作装置3は、支持部3Aと、第1ヒンジ部31と、第1アーム32と、第1アクチュエータ33と、第2ヒンジ部34と、第2アーム35と、第2アクチュエータ36と、ラックアンドピニオン機構37と、第3アクチュエータ38と、ジンバル部39と、を備えている。なお、第1アクチュエータ33、第2アクチュエータ36及び第3アクチュエータ38には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ33a,36a,38aがそれぞれ内蔵されている。
支持部3Aは、構造物あるいは重量物等、操作装置3に操作が入力される際の基部となる部分に設置され、操作装置3を支持する。
第1ヒンジ部31は、支持部3Aに対し、第1アーム32を鉛直軸周りに回動可能に支持する。また、第1ヒンジ部31には、第1アクチュエータ33が設置される。
第1アーム32は、第1ヒンジ部31を介して支持部3Aに回動可能に支持されると共に、第2ヒンジ部34を介して、第2アーム35を回動可能に支持する。
第1アクチュエータ33は、第1ヒンジ部31の回転軸周りに回転トルクを発生させ、支持部3Aに対して、第1アーム32を回転させる。第1アクチュエータ33の出力により、支持部3Aに対する第1アーム32の回転角度及び回転トルクが制御される。また、第1アクチュエータ33には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ33aが設置されており、ロータリーエンコーダ33aによって検出された回転角度は、制御装置6に送信される。
第2ヒンジ部34は、第1アーム32に対し、第2アーム35を鉛直軸周りに回動可能に支持する。また、第2ヒンジ部34には、第2アクチュエータ36が設置される。
第2アーム35は、第2ヒンジ部34を介して第1アーム32に回動可能に支持されると共に、ラックアンドピニオン機構37のピニオン部材37bに連結されている。
第2アクチュエータ36は、第2ヒンジ部34の回転軸周りに回転トルクを発生させ、第1アーム32に対して、第2アーム35を回転させる。第2アクチュエータ36の出力により、第1アーム32に対する第2アーム35の回転角度及び回転トルクが制御される。また、第2アクチュエータ36には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ36aが設置されており、ロータリーエンコーダ36aによって検出された回転角度は、制御装置6に送信される。
ラックアンドピニオン機構37は、平歯車を有するラック部材37aと、ピニオンギアを有するピニオン部材37bとを備え、ピニオン部材37bのピニオンギアは、ラック部材37aの平歯車と噛み合っている。ピニオン部材37bは、第2アーム35の一端に連結されていると共に、ピニオン部材37bのピニオンギアには、第3アクチュエータ38が設置される。ピニオン部材37bにおいて、ピニオンギアのラックギアに対する回転は、第3アクチュエータ38によって制御される。また、ラック部材37aの一端(下端)には、ジンバル部39が鉛直軸周りに回転可能に連結されている。ラックアンドピニオン機構37は、第1ヒンジ部31、第1アーム32、第2ヒンジ部34及び第2アーム35の相対位置が変化することにより、水平方向及び作業面に対して垂直な方向に移動することが可能となっている。
第3アクチュエータ38は、ピニオン部材37bに備えられたピニオンギアの回転軸周りに回転トルクを発生させ、ピニオン部材37bに対して、ラック部材37aを直動運動させる。また、第3アクチュエータ38には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ38aが設置されており、ロータリーエンコーダ38aによって検出された回転角度は、制御装置6に送信される。
ジンバル部39は、ラックアンドピニオン機構37におけるラック部材37aの一端(下端)に鉛直軸周りに回転可能に連結されている。また、ジンバル部39は、作業具(左官作業用のこて)を姿勢変化自在に保持すると共に、アクチュエータによって、作業具の姿勢を制御可能に構成されている。ラックアンドピニオン機構37は、水平方向及び作業面に対して垂直な方向に移動することが可能であり、ラック部材37aは、ピニオン部材37bに対して鉛直方向に移動可能であるため、ジンバル部39は、作業面に対して3次元的に位置を変化させることができ、さらに、作業具の姿勢を自在に変化(鉛直方向、奥行方向及び水平方向の3軸周りに回転)させることが可能となっている。
図14は、ジンバル部39の構成例を示す模式図(斜視図)である。
ジンバル部39は、図6〜9に示すジンバル部29の構成に対し、作業具296aに代えて作業具のハンドル(操作部材396a)が設置されている点が異なっている。
図14に示すように、ジンバル部39は、ブラケット391と、第4アクチュエータ392と、外環部393と、第3ヒンジ部394a,394bと、第5アクチュエータ395と、内環部396と、ベアリング部397と、第6アクチュエータ398と、を備えている。なお、第4アクチュエータ392、第5アクチュエータ395及び第6アクチュエータ398には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ392a,395a,398aがそれぞれ内蔵されている。
ブラケット391は、ジンバル部39全体を支持する枠体であり、上辺部391a及び側辺部391b,391cを有している。上辺部391aの中央部は、ラック部材37aに鉛直軸周りに回転可能に連結されている。側辺部391b,391cには、第3ヒンジ部394a,394bがそれぞれ設置されている。
第4アクチュエータ392は、ブラケット391がラック部材37aに連結されている回転軸周りに回転トルクを発生させ、ラック部材37aに対して、ブラケット391を回転させる。第4アクチュエータ392の出力により、ラック部材37aに対するブラケット391の回転角度及び回転トルクが制御される。また、第4アクチュエータ392には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ392aが設置されており、ロータリーエンコーダ392aによって検出された回転角度は、制御装置6に送信される。
外環部393は、側辺部391b,391cの第3ヒンジ部394a,394bを介してブラケット391内に設置された環状の部材であり、第3ヒンジ部394a,394bによって水平方向の回転軸周りに回転可能に保持されている。
第3ヒンジ部394a,394bは、ブラケット391の側辺部391b,391cにそれぞれ設置され、外環部393をブラケット391に対して水平方向の回転軸周りに回転可能に支持する。
第5アクチュエータ395は、第3ヒンジ部394a,394bの回転軸周りに回転トルクを発生させ、ブラケット391に対して、外環部393を回転させる。第5アクチュエータ395の出力により、ブラケット391に対する外環部393の回転角度及び回転トルクが制御される。また、第5アクチュエータ395には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ395aが設置されており、ロータリーエンコーダ395aによって検出された回転角度は、制御装置6に送信される。
内環部396は、外環部393の内周に嵌め込まれた環状の部材であり、外環部393に対して、ベアリング部397を介して回転可能に設置されている。また、内環部396の内部には、作業具(左官作業用のこて)のハンドルと同形態の操作部材396aが設置されている。
ベアリング部397は、外環部393と内環部396との間に設置された軸受け部材によって構成され、外環部393と内環部396との相対回転(同心回転)を可能とさせる。
第6アクチュエータ398は、外環部393に対して内環部396が同心回転する際の回転トルクを発生させ、外環部393に対して、内環部396を回転させる。第6アクチュエータ398の出力により、外環部393に対する内環部396の回転角度及び回転トルクが制御される。また、第6アクチュエータ398には、出力軸の回転角度を検出するロータリーエンコーダ398aが設置されており、ロータリーエンコーダ398aによって検出された回転角度は、制御装置6に送信される。
[制御系統の構成]
次に、位置・力制御システム1の制御系統について説明する。
図15は、位置・力制御システム1の制御系統の機能的構成を示すブロック図である。
図15に示すように、位置・力制御システム1の制御系統は、主として、制御装置6と、作業装置2の第1アクチュエータ23、第2アクチュエータ26、第3アクチュエータ28、第4アクチュエータ292、第5アクチュエータ295及び第6アクチュエータ298と、操作装置3の第1アクチュエータ33、第2アクチュエータ36、第3アクチュエータ38、第4アクチュエータ392、第5アクチュエータ395及び第6アクチュエータ398と、カメラ4と、ディスプレイ5とによって構成される。また、上述したように、作業装置2の第1アクチュエータ23、第2アクチュエータ26、第3アクチュエータ28、第4アクチュエータ292、第5アクチュエータ295及び第6アクチュエータ298、操作装置3の第1アクチュエータ33、第2アクチュエータ36、第3アクチュエータ38、第4アクチュエータ392、第5アクチュエータ395及び第6アクチュエータ398には、ロータリーエンコーダ23a,26a,28a,292a,295a,298a,33a,36a,38a,392a,395a,398aがそれぞれ備えられている。
制御装置6は、PC(Personal Computer)あるいはサーバコンピュータ等の情報処理装置によって構成され、プロセッサ61と、メモリ62と、記憶部63と、通信部64と、入力部65と、表示部66と、を備えている。
プロセッサ61は、制御装置6全体を制御するものであり、記憶部63に記憶されたプログラムに従って、各種処理を実行する。
メモリ62は、プロセッサ61が各種処理を実行する際に生成される各種データを記憶する。
記憶部63は、ハードディスクあるいは半導体メモリ等の不揮発性の記憶装置によって構成され、プロセッサ61が実行するプログラムや位置・力制御システム1で用いられる各種データ及び位置・力制御システム1が動作することによって生成された各種データを記憶する。
通信部64は、制御装置6が他の装置と通信を行うための通信インターフェースを構成する。
入力部65は、キーボードあるいはマウス等の入力装置によって構成され、制御装置6に対する各種情報の入力を受け付ける。
表示部66は、制御装置6において処理される各種情報や、制御装置6に各種情報を入力するためのユーザインターフェース画面を表示する。
このような構成において、プロセッサ61が位置・力制御処理及び再現処理のためのプログラムを実行することにより、機能的構成として、位置情報取得部61aと、位置・力制御部61bと、制御情報送信部61cと、が形成される。また、記憶部63には、パラメータ記憶部63aが形成される。
パラメータ記憶部63aには、位置・力制御処理が実行されることにより生成された位置・力制御システム1の動作の履歴を表す各種パラメータが記憶される。例えば、パラメータ記憶部63aには、各アクチュエータの位置に関する情報(ここでは、各ロータリーエンコーダから出力された回転角度とする)、制御装置6において算出された仮想空間における位置及び力の状態値、あるいは、位置及び力の制御のために算出された各アクチュエータへの指令値(電流指令値等)が時系列に記憶される。また、再現処理が実行された場合、パラメータ記憶部63aに記憶されたパラメータを読み出して、時系列に実行することにより、位置・力制御システム1においては、履歴として記録された動作を作業装置2によって再現することができる。
位置情報取得部61aは、各アクチュエータのロータリーエンコーダから出力されるアクチュエータの位置に関する情報(各ロータリーエンコーダから出力された回転角度)を逐次取得する。
位置・力制御部61bは、位置情報取得部61aによって取得されたアクチュエータの位置に関する情報に基づいて、作業装置2及び操作装置3の構成において対応するアクチュエータ間で力触覚を伝達するための位置及び力の制御を実行する。
図16は、位置・力制御部61bに実装される制御アルゴリズムを示す模式図である。
図16に示すように、位置・力制御部61bに実装されるアルゴリズムは、機能別力・速度割当変換ブロックFTと、理想力源ブロックFCあるいは理想速度(位置)源ブロックPCの少なくとも一つと、逆変換ブロックIFTとを含む制御則として表される。なお、本実施形態において、制御対象システムSは、作業装置2及び操作装置3(具体的には、これらに備えられる各アクチュエータ)によって構成される。
機能別力・速度割当変換ブロックFTは、制御対象システムSの機能に応じて設定される速度(位置)及び力の領域への制御エネルギーの変換を定義するブロックである。具体的には、機能別力・速度割当変換ブロックFTでは、制御対象システムSの機能の基準となる値(基準値)と、アクチュエータの現在位置とを入力とする座標変換が定義されている。この座標変換は、一般に、基準値及び現在速度(位置)を要素とする入力ベクトルを速度(位置)の制御目標値を算出するための速度(位置)からなる出力ベクトルに変換すると共に、基準値及び現在の力を要素とする入力ベクトルを力の制御目標値を算出するための力からなる出力ベクトルに変換するものである。
機能別力・速度割当変換ブロックFTにおける座標変換を、実現する機能に応じて設定することにより、各種行為を実現したり、スケーリングを伴う行為の再現を行ったりすることができる。
即ち、本発明の基本的原理では、機能別力・速度割当変換ブロックFTにおいて、アクチュエータ単体の変数(実空間上の変数)を、実現する機能を表現するシステム全体の変数群(座標変換後の仮想空間上の変数)に“変換”し、速度(位置)の制御エネルギーと力の制御エネルギーとに制御エネルギーを割り当てる。そのため、アクチュエータ単体の変数(実空間上の変数)のまま制御を行う場合と比較して、速度(位置)の制御エネルギーと力の制御エネルギーとを独立に与えることが可能となっている。
本実施形態においては、各アクチュエータの位置(回転角度)から算出される位置及び力の入力と基準値とにおいて、位置の差がゼロ、力の和がゼロ(逆向きに等しい力が出力される)となることを条件として、座標変換後の仮想空間における状態値の演算を行うことができる。
理想力源ブロックFCは、機能別力・速度割当変換ブロックFTによって定義された座標変換に従って、力の領域における演算を行うブロックである。理想力源ブロックFCにおいては、機能別力・速度割当変換ブロックFTによって定義された座標変換に基づく演算を行う際の力に関する目標値が設定されている。この目標値は、実現される機能に応じて固定値または可変値として設定される。例えば、基準値が示す機能と同様の機能を実現する場合には、目標値としてゼロを設定したり、スケーリングを行う場合には、再現する機能を示す情報を拡大・縮小した値を設定したりできる。
理想速度(位置)源ブロックPCは、機能別力・速度割当変換ブロックFTによって定義された座標変換に従って、速度(位置)の領域における演算を行うブロックである。理想速度(位置)源ブロックPCにおいては、機能別力・速度割当変換ブロックFTによって定義された座標変換に基づく演算を行う際の速度(位置)に関する目標値が設定されている。この目標値は、実現される機能に応じて固定値または可変値として設定される。例えば、基準値が示す機能と同様の機能を実現する場合には、目標値としてゼロを設定したり、スケーリングを行う場合には、再現する機能を示す情報を拡大・縮小した値を設定したりできる。
逆変換ブロックIFTは、速度(位置)及び力の領域の値を制御対象システムSへの入力の領域の値(例えば指令電流値等)に変換するブロックである。
このような制御アルゴリズムの下、位置・力制御部61bには、位置情報取得部61aによって取得された時系列の位置の検出値(アクチュエータの回転角度)が入力される。この時系列の位置の検出値は、各アクチュエータの動作を表すものであり、位置・力制御部61bは、入力された検出値(位置)から導出された速度(位置)及び力の情報に対して、機能に応じて設定されている座標変換を適用する。
本実施形態において、機能別力・速度割当変換ブロックFTによって定義される機能として、操作装置3の動作を作業装置2に伝達すると共に、作業装置2に対する作業面からの反力の入力を操作装置3にフィードバックする機能(バイラテラル制御機能)を実現することができる。
この場合、機能別力・速度割当変換ブロックFTにおける座標変換は、次式(1)及び(2)として表される。
Figure 2021137899
ただし、式(1)において、x’pは速度(位置)の状態値を導出するための速度、x’fは力の状態値に関する速度である。また、x’mは基準値(操作装置3からの入力)の速度(操作装置3の現在位置の微分値)、x’sは作業装置2の現在の速度(現在位置の微分値)である。また、式(2)において、fpは速度(位置)の状態値に関する力、ffは力の状態値を導出するための力である。また、fmは基準値(操作装置3からの入力)の力、fsは作業装置2の現在の力である。
なお、式(1)及び(2)は、作業装置2及び操作装置3において対応する関節に備えられた一組のアクチュエータにおける座標変換を表している。本実施形態の位置・力制御システム1においては、作業装置2及び操作装置3において対応する関節に備えられた各組のアクチュエータを対象として、式(1)及び(2)による座標変換が行われることにより、作業装置2と操作装置3との間でバイラテラル制御が実現される。
[動作]
次に、位置・力制御システム1の動作を説明する。
[位置・力制御処理]
初めに、作業者が操作装置3に入力した作業のための動作を作業装置2においてリアルタイムに再現する位置・力制御処理について説明する。
図17は、制御装置6が実行する位置・力制御処理の流れを説明するフローチャートである。
位置・力制御処理は、入力部65または通信部64を介して、位置・力制御処理の実行が指示されることに対応して開始される。
位置・力制御処理が開始されると、ステップS1において、位置情報取得部61aは、各アクチュエータのロータリーエンコーダから出力されるアクチュエータの位置に関する情報(各ロータリーエンコーダから出力された回転角度)を逐次取得する。
ステップS2において、位置・力制御部61bは、位置情報取得部61aによって取得されたアクチュエータの位置に関する情報に基づいて、実空間から仮想空間への座標変換(式(1)及び(2)参照)を実行する。これにより、実空間のパラメータ(入力ベクトル)が、位置と力とを独立して取り扱うことが可能な仮想空間のパラメータ(位置及び力の状態値)に変換される。なお、このとき、作業装置2における基準値は操作装置3において検出されたアクチュエータの位置に関する情報とされ、操作装置3における基準値は作業装置2において検出されたアクチュエータの位置に関する情報とされる。
ステップS3において、位置・力制御部61bは、仮想空間において、算出された位置及び力の状態値を、位置及び力の制御(ここでは力触覚の伝達)を行うための位置及び力それぞれの目標値に追従させるための演算を実行する。
ステップS4において、位置・力制御部61bは、演算結果を実空間に戻すための逆変換(変換行列の逆行列による変換)を行う。
ステップS5において、制御情報送信部61cは、逆変換によって取得された実空間のパラメータ(ここでは電流指令値)を作業装置2及び操作装置3の各アクチュエータに出力する。
ステップS6において、位置・力制御部61bは、位置・力制御処理が実行されることにより生成された位置・力制御システム1の動作の履歴を表す各種パラメータをパラメータ記憶部63aに記憶する。
ステップS6の後、位置・力制御処理が繰り返される。
なお、作業者の作業が終了した場合、位置・力制御処理は終了される。
このような処理により、ディスプレイ5に映し出された作業面及び作業具の画像を見ながら、操作装置3において作業者が作業(操作)を行うと、作業者が入力した操作に対応する動作が、制御装置6のバイラテラル制御によって、作業装置2において再現される。
そのため、作業面から遠隔的な位置にいる作業者が行った動作が、作業装置2においてリアルタイムに再現され、作業具によって作業面への作業を行うことが可能となる。
したがって、位置・力制御システム1によれば、機械を用いて、人による手作業と同等の作業を行うことが可能となる。
[再現処理]
次に、作業者が過去に操作装置3に入力した作業のための動作を作業装置2において事後的に再現する再現処理について説明する。
図18は、制御装置6が実行する再現処理の流れを説明するフローチャートである。
再現処理は、入力部65または通信部64を介して、再現処理の実行が指示されることに対応して開始される。
再現処理が開始されると、ステップS11において、位置・力制御部61bは、パラメータ記憶部63aに記憶された動作履歴を表す一連のパラメータを読み出す。
ステップS12において、位置情報取得部61aは、作業装置2における各アクチュエータのロータリーエンコーダから出力されるアクチュエータの位置に関する情報(各ロータリーエンコーダから出力された回転角度)を逐次取得する。
ステップS13において、位置・力制御部61bは、パラメータ記憶部63aから読み出された動作履歴を表すパラメータ(操作装置3の各アクチュエータの動作履歴を表すパラメータ)を基準値とし、位置情報取得部61aによって取得された作業装置2の各アクチュエータの位置に関する情報と共に、実空間から仮想空間への座標変換を行う変換行列に入力する。
ステップS14において、位置・力制御部61bは、基準値及び作業装置2の各アクチュエータの位置に関する情報に基づいて、実空間から仮想空間への座標変換(式(1)及び(2)参照)を実行する。これにより、実空間のパラメータ(入力ベクトル)が、位置と力とを独立して取り扱うことが可能な仮想空間のパラメータ(位置及び力の状態値)に変換される。
ステップS15において、位置・力制御部61bは、仮想空間において、算出された位置及び力の状態値を、位置及び力の制御(ここでは力触覚の伝達)を行うための位置及び力それぞれの目標値に追従させるための演算を実行する。
ステップS16において、位置・力制御部61bは、演算結果を実空間に戻すための逆変換(変換行列の逆行列による変換)を行う。
ステップS17において、制御情報送信部61cは、逆変換によって取得された実空間のパラメータ(ここでは電流指令値)を作業装置2の各アクチュエータに出力する。
ステップS18において、位置・力制御部61bは、再現処理を終了する条件が充足されたか否かの判定を行う。再現処理を終了する条件が充足されたか否かは、例えば、パラメータ記憶部63aから読み出された動作履歴を表すパラメータが時系列の末尾まで再現されたか否か、及び、入力部65または通信部64を介して、再現処理の終了が指示されたか否かによって判定することができる。
再現処理を終了する条件が充足されていない場合、ステップS18においてNOと判定されて、処理はステップS12に移行する。
一方、再現処理を終了する条件が充足された場合、ステップS18においてYESと判定されて、再現処理は終了する。
このような処理により、作業者が過去に操作装置3に入力した作業のための動作の履歴に基づいて、作業装置2を動作させることができるため、作業者が存在しない状態においても、作業者による作業を擬似的に行うことが可能となる。
また、制御装置6に実装される制御アルゴリズムにおいては、作業に用いられる材料の特性(塗装作業における塗料の粘度等)が異なっても、基準値が表す動作に適応的に追従して作業装置2を動作させることができる。
そのため、作業者が行った作業を作業対象に応じて柔軟に変化させながら再現することができる。
[変形例1]
上述の実施形態において、作業者が操作装置3に入力した作業のための動作を作業装置2においてリアルタイムに再現する動作形態、及び、作業者が過去に操作装置3に入力した作業のための動作を作業装置2において事後的に再現する動作形態について説明した。
これに対し、作業の訓練を行う学習者が操作装置3に作業のための動作を入力すると共に、作業者が過去に操作装置3に入力した作業のための動作が作業装置2において実現されるよう作業装置2を制御することとしてもよい。この場合、訓練者に対し、熟練の作業者の動作を教示するティーチングシステムとして、位置・力制御システム1を動作させることができる。
ティーチングシステムとして位置・力制御システム1を動作させる場合、1つの方法として、例えば、パラメータ記憶部63aから読み出された動作履歴を表すパラメータ(作業装置2及び操作装置3の各アクチュエータの動作履歴を表すパラメータ)を基準値とし、位置情報取得部61aによって取得された作業装置2及び操作装置3の各アクチュエータの位置に関する情報を入力として、式(1)及び(2)を用いたバイラテラル制御を行うことができる。このとき、訓練者が操作装置3のハンドルを把持した状態で、操作装置3を動作させることで、訓練者に熟練の作業者の動作をお手本として体感させるティーチングシステムとすることができる。
このような方法によれば、訓練者は、操作装置3のハンドルを軽く把持しておくことで、熟練の作業者がどのような作業を行ったかを体感することができる。
また、他の方法として、例えば、パラメータ記憶部63aから読み出された動作履歴を表すパラメータ(操作装置3の各アクチュエータの動作履歴を表すパラメータ)を作業者の動作を誘導する動作目標値として保持しておき、図14に示す位置・力制御処理の実行時に、作業者の動作が動作目標値から許容範囲以上逸脱した場合に、制御装置6によって、作業者による入力に対し、動作目標値側に位置あるいは力を近づける制御を介入させることができる。
なお、このとき用いられる許容範囲は、訓練者独自の動作をどの程度許容するかに応じて、即ち、パラメータ記憶部63aに記憶された熟練の作業者の動作にどの程度厳密に従わせるかに応じて設定することができる。
このような方法によれば、訓練者自身が行った操作が、熟練の作業者とどのように相違するかを位置・力制御システム1から力触覚として訓練者に教示することができる。
また、パラメータ記憶部63aに記憶された動作の履歴を表すパラメータを用いて、位置・力制御システム1よりも簡易な構成のシステムによって、学習者に対するティーチングを行うこともできる。
例えば、作業装置2と同様の多関節機構を備えると共に、アクチュエータを備えることなく、各関節にはロータリーエンコーダ及び力センサ(トルクセンサ)を備えた訓練装置を用いて、訓練者にティーチングを行うことができる。
即ち、パラメータ記憶部63aに記憶された動作の履歴を表すパラメータから、熟練の作業者が行った動作における位置(関節の回転角度)及び力(関節の回転トルク)の値を算出することができる。
そして、訓練者が訓練装置を用いて作業を行う際に、各関節のロータリーエンコーダ及び力センサによって訓練者の動作における位置及び力の情報をディスプレイに表示すると共に、熟練の作業者が対応する動作を行った際の位置及び力の値を併せてディスプレイに表示することで、訓練者に対し、ベテランの作業者の動作を数値によって教示することができる。
また、数値によって教示することの他、訓練者の動作と熟練の作業者の動作とを比較した結果を表す記号、メッセージ、光による信号(赤、青、黄色のランプの点灯等)あるいは音を出力すること等により、訓練者にティーチングを行うこととしてもよい。
なお、本発明は、本発明の効果を奏する範囲で変形、改良等を適宜行うことができ、上述の実施形態に限定されない。
例えば、上述の実施形態において、作業装置2及び操作装置3は、図2〜図11に示す構成を有するものとして説明したが、これに限られない。即ち、作業具が作業面に対して移動可能であり、姿勢変化可能な構成であれば、作業装置2の多関節機構は種々の形態とすることができる。また、操作装置3の多関節機構も、作業装置2の形態と同様に、種々変更することが可能である。さらに、作業装置2の多関節機構の構成と操作装置3の多関節機構の構成とは、必ずしも同一である必要はなく、リンク構造が置換可能であれば、異なる構成とすることとしてもよい。
また、上述の実施形態において、作業者が操作部材396aを操作する際の操作性をより高めるための制御を行うこととしてもよい。
例えば、作業装置2及び操作装置3のラックアンドピニオン機構27,37に設置された第3アクチュエータ28,38によって、ラック部材27a,37aの自重を補償する制御を行ったり、ラック部材27a,37aが移動した場合の慣性を打ち消す制御を行ったりすることができる。
また、上述の実施形態において、左官作業用のこてを作業具として用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、ローラや刷毛等、作業面に対する作業に用いられる各種作業具を位置・力制御システム1において用いることが可能である。
また、上述の実施形態及び変形例を適宜組み合わせて、本発明を実施することが可能である。
上述の実施形態における制御のための処理は、ハードウェア及びソフトウェアのいずれにより実行させることも可能である。
即ち、上述の処理を実行できる機能が制御装置6に備えられていればよく、この機能を実現するためにどのような機能構成及びハードウェア構成とするかは上述の例に限定されない。
なお、上記実施形態は、本発明を適用した一例を示しており、本発明の技術的範囲を限定するものではない。即ち、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができ、上記実施形態以外の各種実施形態を取ることが可能である。本発明が取ることができる各種実施形態及びその変形は、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以上のように構成される位置・力制御システム1は、作業装置2と、制御装置6と、を備えている。作業装置2は、作業具296aと、ジンバル部29と、第1アーム22及び第2アーム25と、第1アクチュエータ23、第2アクチュエータ26、第3アクチュエータ28、第4アクチュエータ292、第5アクチュエータ295及び第6アクチュエータ298と、を備えている。
作業具296aは、作業面に対する作業に用いられる。
ジンバル部29は、作業具296aを姿勢変化可能に保持する。
第1アーム22及び第2アーム25は、ジンバル部29を作業面に対して位置変化可能に保持する。
第1アクチュエータ23、第2アクチュエータ26、第3アクチュエータ28、第4アクチュエータ292、第5アクチュエータ295及び第6アクチュエータ298は、ジンバル部29、第1アーム22及び第2アーム25の関節を駆動する。
制御装置6は、第1アクチュエータ23、第2アクチュエータ26、第3アクチュエータ28、第4アクチュエータ292、第5アクチュエータ295及び第6アクチュエータ298を制御する。
また、制御装置6は、作業具296aに対して、作業者が作業を行った場合の第1アーム22、第2アーム25及びジンバル部29の動作における関節の位置に関する情報に基づいて、第1アクチュエータ23、第2アクチュエータ26、第3アクチュエータ28、第4アクチュエータ292、第5アクチュエータ295及び第6アクチュエータ298を制御する。
これにより、作業者が行った動作が、作業装置2において再現され、作業具296aによって作業面への作業を行うことが可能となる。
したがって、位置・力制御システム1によれば、機械を用いて、人による手作業と同等の作業を行うことが可能となる。
制御装置6は、作業者が現在または過去に行った作業で取得された関節の位置に関する情報に基づいて、第1アクチュエータ23、第2アクチュエータ26、第3アクチュエータ28、第4アクチュエータ292、第5アクチュエータ295及び第6アクチュエータ298を制御する。
これにより、作業者が現在または過去に行った作業を作業装置2において再現することができる。
また、位置・力制御システム1は、作業者による作業のための動作を操作として受け付ける操作装置3を備える。
操作装置3は、操作部材396a、ジンバル部39、第1アーム32及び第2アーム35と、第1アクチュエータ33、第2アクチュエータ36、第3アクチュエータ38、第4アクチュエータ392、第5アクチュエータ395及び第6アクチュエータ398と、を備えている。
操作部材396aは、作業具296aの把持部の形態を有する。
ジンバル部39は、操作部材396aを姿勢変化可能に保持する。
第1アーム32及び第2アーム35は、ジンバル部39を位置変化可能に保持する。
第1アクチュエータ33、第2アクチュエータ36、第3アクチュエータ38、第4アクチュエータ392、第5アクチュエータ395及び第6アクチュエータ398は、ジンバル部39、第1アーム32及び第2アーム35の関節を駆動する。
制御装置6は、操作装置3に対する操作として作業者が行った作業におけるジンバル部39、第1アーム32及び第2アーム35の関節の位置に関する情報に基づいて、第1アクチュエータ33、第2アクチュエータ36、第3アクチュエータ38、第4アクチュエータ392、第5アクチュエータ395及び第6アクチュエータ398を制御する。
これにより、作業者が操作装置3に対して行った操作を作業装置2においてリアルタイムに再現することができる。
制御装置6は、第1アーム22、第2アーム25及びジンバル部29の動作における関節の位置に関する情報に基づいて、操作部材396aの位置変化及び姿勢変化に対して、作業具296aに作業面から入力される反力に相当する力を付与する。
これにより、操作装置3の操作部材396aを操作する作業者に対して、作業具296aを実際に操作しているのと同様の力触覚を与えることが可能となる。
作業装置2は、操作装置3に対する操作として作業者が過去に行った作業の履歴情報を記憶するパラメータ記憶部63aから履歴情報を読み出し、当該履歴情報に基づいて、第1アクチュエータ23、第2アクチュエータ26、第3アクチュエータ28、第4アクチュエータ292、第5アクチュエータ295及び第6アクチュエータ298を制御する。
これにより、作業者(例えば、熟練の作業者等)が行った操作を記憶しておき、作業者がいない状態において、作業者による作業を作業装置2で再現することができる。
1 位置・力制御システム、2 作業装置、2A,3A 支持部、21,31 第1ヒンジ部、22,32 第1アーム部、23,33 第1アクチュエータ、23a,26a,28a,33a,36a,38a,292a,295a,298a,392a,395a,398a ロータリーエンコーダ、24,34 第2ヒンジ部、25,35 第2アーム、26,36 第2アクチュエータ、27,37 ラックアンドピニオン機構、27a,37a ラック部材、27b,37b ピニオン部材、28,38 第3アクチュエータ、29,39 ジンバル部、291,391 ブラケット、291a,391a 上辺部、291b,291c,391c,391b 側辺部、292,392 第4アクチュエータ、293,393 外環部、294a,294b,394a,394b 第3ヒンジ部、295,395 第5アクチュエータ、296,396 内環部、296a 作業具、396a 操作部材、297,397 ベアリング部、298,398 第6アクチュエータ、3 操作装置、4 カメラ、5 ディスプレイ、6 制御装置、61 プロセッサ、61a 位置情報取得部、61b 位置・力制御部、61c 制御情報送信部、62 メモリ、63 記憶部、63a パラメータ記憶部、64 通信部、65 入力部、66 表示部、7 通信路、S 制御対象システム、FT 機能別力・速度割当変換ブロック、FC 理想力源ブロック、PC 理想速度(位置)源ブロック、IFT 逆変換ブロック

Claims (7)

  1. 作業面に対する作業に用いられる作業具と、
    前記作業具を姿勢変化可能に保持する作業側保持具と、
    前記作業側保持具を前記作業面に対して位置変化可能に保持する作業側アーム部と、
    前記作業側アーム部及び前記作業側保持具の関節を駆動する複数の作業側アクチュエータと、
    を有する作業装置と、
    前記複数の作業側アクチュエータを制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記作業具に対して、作業者が作業を行った場合の前記作業側アーム部及び前記作業側保持具の動作における前記関節の位置に関する情報に基づいて、前記複数の作業装置側アクチュエータを制御することを特徴とする位置・力制御システム。
  2. 前記制御装置は、作業者が現在または過去に行った作業で取得された前記関節の位置に関する情報に基づいて、前記複数の作業装置側アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1に記載の位置・力制御システム。
  3. 前記作業具の把持部の形態を有する操作部材と、
    前記操作部材を姿勢変化可能に保持する操作側保持具と、
    前記操作側保持具を位置変化可能に保持する操作側アーム部と、
    前記操作側保持具及び前記操作側アーム部の関節を駆動する複数の操作側アクチュエータと、
    を有し、作業者による作業のための動作を操作として受け付ける操作装置を備え、
    前記制御装置は、前記操作装置に対する操作として作業者が行った作業における前記操作側保持具及び前記操作側アーム部の関節の位置に関する情報に基づいて、前記複数の作業装置側アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の位置・力制御システム。
  4. 前記制御装置は、前記作業側アーム部及び前記作業側保持具の動作における前記関節の位置に関する情報に基づいて、前記操作部材の位置変化及び姿勢変化に対して、前記作業具に作業面から入力される反力に相当する力を付与することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の位置・力制御システム。
  5. 前記作業装置は、前記操作装置に対する操作として作業者が過去に行った作業の履歴情報を記憶する記憶部から前記履歴情報を読み出し、当該履歴情報に基づいて、前記複数の作業装置側アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の位置・力制御システム。
  6. 作業面に対する作業に用いられる作業具と、
    前記作業具を姿勢変化可能に保持する作業側保持具と、
    前記作業側保持具を前記作業面に対して位置変化可能に保持する作業側アーム部と、
    前記作業側アーム部及び前記作業側保持具の関節を駆動する複数の作業側アクチュエータと、
    を有する作業装置と、
    前記複数の作業側アクチュエータを制御する制御装置と、
    を備える位置・力制御システムで実行される位置・力制御方法であって、
    前記制御装置が、前記作業具に対して、作業者が作業を行った場合の前記作業側アーム部及び前記作業側保持具の動作における前記関節の位置に関する情報に基づいて、前記複数の作業装置側アクチュエータを制御する制御ステップを含むことを特徴とする位置・力制御方法。
  7. 作業面に対する作業に用いられる作業具と、
    前記作業具を姿勢変化可能に保持する作業側保持具と、
    前記作業側保持具を前記作業面に対して位置変化可能に保持する作業側アーム部と、
    前記作業側アーム部及び前記作業側保持具の関節を駆動する複数の作業側アクチュエータと、
    を有する作業装置と、
    前記複数の作業側アクチュエータを制御する制御装置と、
    を備える位置・力制御システムにおける制御装置を構成するコンピュータに、
    前記作業具に対して、作業者が作業を行った場合の前記作業側アーム部及び前記作業側保持具の動作における前記関節の位置に関する情報に基づいて、前記複数の作業装置側アクチュエータを制御する制御機能を実現させることを特徴とするプログラム。
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