JP2021137717A - 気液溶解タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、十分な量のマイクロバブル及びウルトラファインバブルの溶解した気泡溶解水を排出できる気液溶解タンクを提供する。【解決手段】 本発明は、整流板V1をタンク体1内に角度θを有して配置して、タンク体1内を気液溶解室MR及び液滞留室SRに区画する。タンク体1内に流れ案内体5を配置し、流れ案内体5、及び整流板V1の整流面により気液溶解室MRに循環流れSFを形成する。気液溶解室MRで循環する水中の気泡は、循環流れSFの乱流により、マイクロバブル及びウルトラファインバブルに粉砕(剪断面)され、水中に溶解されて、気泡溶解水W2となる。気泡溶解水W2は、整流板V1の各流通穴88,89から液滞留室SRに流出される。気泡溶解水は、液滞留室SRから流出される。【選択図】 図23

Description

本発明は、気液溶解タンクに関する。
気体を水に溶解する技術として、特許文献1は、気液溶解タンクを開示する。気液溶解タンクは、タンク本体、内挿管及びノズルを備える。タンク本体は、下部に加圧水管が接続される。内挿管は、上端が閉塞し、下端が開口する筒管に形成され、下端を加圧水管に向けてタンク体に内挿される。ノズルは、内挿管の上端に固定されて、内挿管内に挿入される。気液溶解タンクは、タンク本体に水を充填し、内挿管及びノズルを水に浸水する。
気液溶解タンクは、ノズルから気泡を含む加圧水を内挿管内に噴射して、内挿管内の水中にマイクロメータオーダの微細気泡を発生する。気液溶解タンクは、内挿管内において、微細気泡を水に溶解し、気泡溶解水として加圧水管に流出する。
特開2011−88061号公報
特許文献1は、ノズルから気泡を含む加圧水を内挿管の水に噴射し、噴流により微細気泡の混入及び溶け込んだ水を加圧水管に直接、流出しているので、十分な量のマイクロメータおオーダの気泡を水に溶解できない虞がある。
本発明は、十分な量のマイクロ単位の気泡及びナノ単位の気泡を水に確実に溶け込ませることができ、十分な量(多数量)のマイクロ単位の気泡、及びナノ単位の気泡を水に溶解した気泡溶解水を流出できる気液溶解タンクを提供することにある。
本発明に係る請求項1の気液溶解タンクは、両筒端が閉塞され、内部に密閉空間を有する筒状体に形成されるタンク体と、整流面を有し、前記整流面を前記タンク体の一方の筒端側に向けて前記密閉空間に配置され、前記密閉空間を前記タンク体の一方の筒端側の気液溶解室、及び他方の筒端側の液滞留室に区画する整流体と、前記タンク体に設けられる流れ案内体と、を備え、前記タンク体は、前記一方の筒端側の前記気液溶解室の穴閉塞端、及び前記整流面の間に配置され、前記気液溶解室に開口する流入口と、前記液滞留室に開口する流出口と、を有し、気泡を含んだ加圧水が前記流入口から前記気液溶解室に流入され、前記整流面は、前記タンク体の筒中心線に対し角度を隔てて傾斜され、傾斜する方向において、最も一方の筒端側に位置する一方の面端縁部、及び最も他方の筒端側に位置する他方の面端縁部と、前記一方の面端縁部側の穴面領域、及び前記他方の面端縁部側の非穴面領域と、を有し、前記気液溶解室の前記穴閉塞端に向う水の流れを形成し、前記整流体は、前記穴面領域に配置され、前記タンク体の筒中心線方向において、前記整流体を貫通し、前記気液溶解室及び前記液滞留室に開口する複数の流通穴を有し、前記流れ案内体は、前記流入口に連通され、前記整流面の穴面領域側において、気泡を含んだ加圧水を前記気液溶解室の穴閉塞端側に向けて噴射し、及び前記気液溶解室の前記穴閉塞端側から前記非穴面領域に向う水の流れを形成することを特徴とする。
本発明に係る請求項2の気液溶解タンクは、両筒端が閉塞され、内部に密閉空間を有する筒状体に形成されるタンク体と、整流平面を有し、前記整流平面を前記タンク体の一方の筒端側に向けて前記密閉空間に配置され、前記密閉空間を前記タンク体の一方の筒端側の気液溶解室、及び他方の筒端側の液滞留室に区画する整流体と、前記タンク体に設けられる流れ案内体と、を備え、前記整流平面は、前記タンク体の筒中心線に対し角度を隔てて傾斜され、傾斜する方向において、最も一方の筒端側に位置する一方の面端縁部、及び最も他方の筒端側に位置する他方の面端縁部と、前記一方の面端部側の穴面領域、及び前記他方の面端縁部側の非穴面領域と、を有し、前記タンク体は、前記一方の面端縁部に間隔を隔てて、前記一方の筒端側の前記気液溶解室の穴閉塞端、及び前記整流平面の間に配置され、前記気液溶解室に開口する流入口と、前記液滞留室に開口する流出口と、を有し、気泡を含んだ加圧水が前記流入口から前記気液溶解室に流入され、前記整流体は、前記穴面領域に配置され、前記タンク体の筒中心線の方向において、前記整流体を貫通し、前記気液溶解室及び前記液滞留室に開口する複数の流通穴と、前記整流平面が凹んで形成され、前記気液溶解室の穴閉塞端に向う水の流れを形成する流れ凹部と、を有し、前記流れ案内体は、前記流入口に連結され、前記整流平面の穴面領域側において、気泡を含んだ加圧水を前記気液溶解室の前記穴閉塞端側に噴出し、及び前記気液容器室の前記穴閉塞端側から前記非穴面領域に向か水の流れを形成することを特徴とする。
本発明に係る請求項3の気液溶解タンクは、請求項2の気液溶解タンクにおいて、前記流れ凹部は、前記整流平面が凹んで形成された椀状凹部であることを特徴とする。
本発明に係る請求項4の気液溶解タンクは、両筒端が閉塞され、内部に密閉空間を有する筒状体に形成されるタンク体と、整流平面を有し、前記整流平面を前記タンク体の一方の筒端側に向けて前記密閉空間に配置され、前記密閉空間を前記タンク体の一方の筒端側の気液溶解室、及び他方の筒端側の液滞留室に区画する整流体と、前記タンク体に設けられる流れ案内体と、を備え、前記整流平面は、前記タンク体の筒中心線に対し角度を隔てて傾斜され、傾斜する方向において、最も一方の筒端側に位置する一方の面端縁部、及び最も他方の筒端側に位置する他方の面端縁縁と、前記一方の面端部側の穴面領域、及び前記他方の筒端側の非穴面領域と、を有し、前記タンク体は、前記一方の面端縁部に間隔を隔てて、前記一方の筒端側の前記気液溶解室の穴閉塞端、及び前記整流平面の間に配置され、及び前記気液溶解室に開口する流入口と、前記液滞留室に開口する流出口と、を有し、気泡を含んだ加圧水が前記流入口から前記気液溶解室に流入され、前記整流体は、前記穴面領域に配置され、前記タンク体の筒中心線の方向において、前記整流体を貫通して、前記気液溶解室及び前記液滞留室に開口する複数の流通穴と、前記整流平面から前記気液溶解室に突出する流れ凸部と、を有し、前記流れ案内体は、前記流入口に連結され、前記整流平面の穴面領域側において、気泡を含んだ加圧水を前記気液溶解室の穴閉塞端側に向けて噴出し、及び前記気液溶解室の前記穴閉塞端側から前記非穴面領域に向う水の流れを形成することを特徴とする。
本発明に係る請求項5の気液溶解タンクは、請求項4の気液溶解タンクに加えて、前記流れ凸部は、前記整流平面が前記気液溶解室に突出した椀状凸部であることを特徴とする。
本発明に係る請求項6の気液溶解タンクは、両筒端が閉塞され、内部に密閉空間を有する筒状体に形成されるタンク体と、整流平面を有し、前記整流平面を前記タンク体の一方の筒端側に向けて前記密閉空間に配置され、前記密閉空間を前記タンク体の一方の筒端側の気液溶解室、及び他方の筒端側の液滞留室に区画する整流体と、前記タンク体に設けられる流れ案内体と、を備え、前記整流平面は、前記タンク体の筒中心線に対し角度を隔てて傾斜され、傾斜する方向において、最も一方の筒端側に位置する面端縁部、及び最も他方の筒端側に位置する他方の面端縁部と、前記一方の面端縁部側の穴面領域、及び前記他方の面端縁部側の非穴面領域と、を有し、前記タンク体は、前記一方の面端縁部に間隔を隔てて、前記一方野筒端側の前記気液溶解室の穴閉塞端、及び前記整流平面の間に配置され、前記気液溶解室に開口する流入口と、前記液滞留室に開口する流出口と、を有し、気泡を含んだ加圧水が前記流入口から前記気液溶解室に流入され、前記整流体は、前記穴面領域に配置され、前記タンク体の筒中心線の方向において、前記整流体を貫通し、前記気液溶解室及び前記液滞留室に開口する複数の流通穴を有し、前記流れ案内体は、前記流入口に連通され、前記整流平面の前記穴面領域側において、気泡を含んだ加圧水を前記気液溶解室の穴閉塞端側に向け噴出し、及び前記気液溶解室の前記穴閉塞端側から前記非穴面領域に向う水の流れを形成することを特徴とする。
本発明は、流れ案内体、及び整流体(整流面)によって、気液溶解室に循環流れ(循環する乱流)を形成する。気液溶解室で循環する加圧水中(水中)の気泡は、循環流れの乱流(キャビテーション)により、マイクロバブル及びウルトラファインバブルに粉砕(剪断)され、マイクロバブル及びウルトラファインバブルは水中に溶解されて、気泡溶解水となる。気泡溶解水は、循環する途中で、各流通穴から液滞留室に流入される。
このように、本発明は、水(加圧水)を気液溶解室で循環して、循環流れ(循環する乱流)によって、マイクロバブル及びウルトラファインバブルの溶解した気泡溶解水とした後に、気泡溶解水を液滞留室に流出する。
これにより、本発明は、十分な量マイクロ単位の気泡(マイクロバブル)、及びナノ単位の気泡(ウルトラファインバブル)を確実に水に溶け込ませることができ、十分な量(多数量)のマイクロバブル及びウルトラファインバブルの溶解した気泡溶解水を流出できる。
なお、国際標準化機構(ISO)の国際規格「ISO20480−1」には、1マイクロメートル(μm)以上100マイクロメートル(μm)の気泡を「マイクロバブル」、1マイクロメートル(μm)未満の気泡を「ウルトラファインバブル」と定めている(以下、同様)。
第1乃至第4実施形態の液気溶解タンクを示す正面図である。 第1乃至第4実施形態の気液溶解タンクを示す側面図である。 第1乃至第4実施形態の気液溶解タンクを示す上面図である。 第1乃至第4実施形態の気液溶解タンクを示す下面図(底面図)である。 第1実施形態の気液溶解タンクであって、図1のA−A断面図である。 図5の一部拡大図であって、整流板(整流体)の固定突起及び保持突起を示す図である。 図5の一部拡大図であって、流れ案内体の流出ノズルを示す図である。 図5のB−B断面図である。 図5のC−C拡大断面図である。 図5のD−D拡大断面図である。 (a)は、第1タンク容器を示す正面図、(b)は、第1タンク容器を示す側面図である。 (a)は、第1タンク容器を示す上面図、(b)は、第1タンク容器を示す下面図(底面図)である。 (a)は、図11(a)のE−E断面図、(b)は、図11(b)のF−F断面図である。 図12(a)のG−G断面図である。 (a)は、第2タンク容器を示す正面図、(b)は、第2タンク容器を示す側面図である。 (a)は、第2タンク容器を示す上面図、(b)は、図16(a)のH−H断面図である。 (a)は、締付け具の連結板を示す上面図、(b)は、締付け具の連結板を示す側面図である。 第1実施形態の気液溶解タンクにおいて、(a)は、整流板(整流体)を示す表側斜視図、(b)は、整流板(整流体)を示す裏側斜視図である。 第1実施形態の気液溶解タンクにおいて、(a)は、整流板(整流体)を示す後側斜視図、(b)は、整流板(整流体)を示す前側斜視図である。 第1実施形態の気液溶解タンクにおいて、(a)は、整流板(整流体)を示す側斜視図、(b)は、図19(b)のI−I断面図である。 第1実施形態の気液溶解タンクにおいて、整流板(整流体)の表側斜視図であって、第1及び第2流路穴の配置を示す図である。 (a)は、流れ案内体の流出ノズルを示す上面図、(b)は、流れ案内体の流出ノズルを示す正面図、(c)は、図22(a)のJ−J断面図である。 図5の一部拡大図であって、循環空間領域における循環流れを示す図である。 第2実施形態の気液溶解タンクであって、図1のA−A断面図である。 図24の一部拡大図であって、整流板(整流体)の固定突起及び保持突起を示す図である。 図24の一部拡大図であって、流れ案内体の流出ノズルを示す図である。 図24のK―K拡大断面図である。 第2実施形態の気液溶解タンクにおいて、(a)は、整流板(整流体)を示す表側斜視図、(b)は、整流板(整流体)を示す裏側斜視図である。 第2実施形態の気液溶解タンクにおいて、(a)は、整流板(整流体)を示す後側斜視図、(b)は、整流板(整流体)示す前側斜視図である。 第2実施形態の気液溶解タンクにおいて、(a)は、整流板(整流体)を示す側斜視図、(b)は、図29(b)のL−L断面図である。 第2実施形態の気液溶解タンクにおいて、整流板(整流体)の表側斜視図であって、第1及び第2流通穴の配置を示す図である。 図24の一部拡大図であって、循環空間領域における循環流れを示す図である。 第3実施形態の気液溶解タンクであって、図1のA−A断面図である。 図33の一部拡大図であって、整流板(整流体)の固定突起及び保持突起を示す図である。 図33の一部拡大図であって、流れ案内体の流出ノズルを示す図である。 図33のM―M拡大断面図である。 第3実施形態の気液溶解タンクにおいて、(a)は、整流板(整流体)を示す表側斜視図、(b)は、整流板(整流体)を示す裏側斜視図である。 第3実施形態の気液溶解タンクにおいて、(a)は、整流板(整流体)を示す後側斜視図、(b)は、整流板(整流体)の前側斜視図である。 第3実施形態の気液溶解タンクにおいて、(a)は、整流板(整流体)を示す側斜視図、(b)は、図38(b)のN−N断面図である。 第3実施形態の気液溶解タンクにおいて、整流板(整流体)の表側斜視図であって、第1及び第2流通穴の配置を示す図である。 図33の一部拡大図であって、循環空間領域における循環流れを示す図である。 第4実施形態の気液溶解タンクであって、図1のA−A断面図である。 図42の一部拡大図であって、整流板(整流体)の固定突起及び保持突起を示す図である。 図42の一部拡大図であって、流れ案内体の流出ノズルを示す図である。 図42のO−O拡大断面図である。 第4実施形態の気液溶解タンクにおいて、(a)は、整流板(整流体)の表側斜視図、(b)は、整流板(整流体)の裏側斜視図である。 第4実施形態の気液溶解タンクにおいて、(a)は、整流板(整流体)の前側斜視図、(b)は、図47(a)のP−P断面図である。 第4実施形態の気液溶解タンクにおいて、整流板(整流体)の表側斜視図であって、第1及び第2流通穴の配置を示す図である。 図42の一部拡大図であって、循環空間領域における循環流れを示す図である。
第1実施形態乃至第4実施形態の気液溶解タンクについて、図1乃至図49を参照して説明する。
図1乃至図49において、第1実施形態乃至第4実施形態の気液溶解タンクX1〜X4は、加圧ポンプ(図示しない)から流入される気泡を含んだ加圧水PWに、マイクロバブル又はウルトラファインバブルを溶解して、マイクロバブル、ウルトラファインバブルの溶解した(溶け込んだ)気泡溶解水W2を流出する。
加圧水は、100マイクロメートル(μm)を超える気泡を含んだ水又は湯である。気泡は、空気又はオゾン等の気泡である。
第1実施形態の気液溶解タンクについて、図1乃至図23を参照して説明する。
図1乃至図23において、第1実施形態の気液溶解タンクX1(以下、「気液溶解タンクX1」という)は、タンク体1、連結体2、エア抜き弁3(エアベント)、整流体V1、及び流れ案内体5を備える。
タンク体1(タンク手段)は、図1乃至図10に示すように、両筒端1A,1B(上筒端1A、下筒端1B)が閉塞され、内部に密閉空間Rを有する筒状体に形成される。タンク体1は、例えば、円筒体に形成され、密閉空間Rは両筒端1A,1B側が閉塞された円形穴に形成される。
タンク体1は、図1乃至図16に示すように、第1タンク容器6(上タンク容器)、及び第2タンク容器7(下タンク容器)を備える。
第1タンク容器6は、図1乃至図14に示すように、タンク体1の筒中心線aの方向A(以下、「筒中心線方向A」という)において、タンク体1を二分割した一方側(上側)を構成する。
第1タンク容器6は、図1乃至図14に示すように、第1容器本体10(上容器本体)、複数(一対)の固定突起11,12、複数(一対)の止め突起15,16、流入口19、流入ボス20、弁ボス21及び第1フランジ22(上フランジ)を有する。
第1容器本体10は、図11乃至図14に示すように、一方の筒端1Aが閉塞され、他方の筒端10Bが開口する円筒体(筒状体)に形成され、内部に第1タンク穴25を有する。
第1タンク穴25は、一方の筒端1A側が閉塞された円形穴に形成される。第1タンク穴25は、第1容器本体10(タンク体1)の筒中心線方向Aにおいて、他方の筒端10Bから他方の筒端1Aに向けて段々に縮径して形成される。
第1タンク穴25(密閉空間R)の一方の筒端1A側は、椀状面26に形成される。第1タンク穴25の椀状面26は、第1容器本体10(タンク体1)の筒中心線方向Aに突出して形成される。
各固定突起11,12は、図12(b)、図13及び図14に示すように、第1容器本体10に形成される。各固定突起11,12は、第1容器本体10の内周面10C(第1タンク穴25の内周面)に配置される。
各固定突起11,12は、図12(b)及び図14に示すように、第1容器本体10(タンク体1)の円周方向Bにおいて、相互間に周方向間隔δ1(第1周方向間隔)を隔てて配置される。
各固定突起11,12は、図13(a)に示すように、筒中心線方向Aにおいて、第1容器本体10の他方の筒端10Bに中心方向間隔δ2(第1中心方向間隔)を隔てて配置される。
各固定突起11,12は、図12(b)、図13及び図14に示すように、第1容器本体10(タンク体1)の径方向において、第1容器本体10の内周面10Cから筒中心線aに向けて第1タンク穴25内(密閉空間R内)に突出される。各固定突起11,12は、筒中心線方向Aにおいて、一方の筒端1A側に延在され、相互に平行に配置される。
各固定突起11,12は、図12(b)、図13(a)及び図14に示すように、切欠き溝27を有する。切欠き溝27は、筒中心線方向Aにおいて、他方の筒端10B側の各固定突起11,12の突起端11A,12A側に形成される。
切欠き溝27は、図12(b)、図13(a)及び図14に示すように、各固定突起11,12の突起端11A,12Aに開口し、及び各固定突起11,12の相互間の突起側面11B,12Bに開口して形成される。
各止め突起15,16は、図12(b)、図13及び図14に示すように、第1容器本体10に形成される。各止め突起15,16は、第1容器本体10の内周面10C(第1タンク穴25の内周面)に配置される。
各止め突起15,16は、図12(b)、図13及び図14に示すように、各固定突起11,12の間に配置される。各止め突起15,16は、図13(b)に示すように、第1容器本体10(タンク体1)の円周方向Bにおいて、各固定突起11,12に周方向間隔δ3(第2周方向間隔)を隔てて配置される。
各止め突起15,16は、図13(b)に示すように、間隔中心直線Lを境として、第1容器本体10(タンク体1)の円周方向Bに周方向間隔δ4(第3周方向間隔)を隔てて配置される。間隔中心直線Lは周方向間隔δ3(各固定突起11,12間)の中心を通り、筒中心線方向Aに延びる直線である。
各止め突起15,16は、図13(a)に示すように、筒中心線方向Aにおいて、各固定突起11,12の突起端11A,12Aに中心方向間隔δ5(第2中心方向間隔)を隔てて配置される。各止め突起15,16は、筒中心線方向Aにおいて、第1容器本体10の一方の筒端1A側に延在され、相互に平行に配置される。
各止め突起15,16は、図13(a)及び図14に示すように、第1容器本体10の径方向において、第1容器本体10の内周面10Cから第1タンク穴25(密閉空間R内)に突出される。
流入口19は、図13(a)及び図14に示すように、第1容器本体10(タンク体1)の筒中心線方向Aにおいて、各止め突起15,16の間(各固定突起11,12の間)に配置される。流入口19は、各止め突起15,16に隣接して配置される。
流入口19は、例えば、円形穴に形成され、穴中心bを間隔中心直線Lに位置(一致)して配置される。
流入口19は、図13(a)及び図14に示すように、第1容器本体10(タンク体1)の径方向において、第1容器本体10(タンク体1)を貫通して、第1タンク穴25内(密閉空間R)に開口する。
流入ボス20は、図11、図12(a)及び図13に示すように、第1容器本体10(タンク体1)に形成される。流入ボス20は、第1容器本体10の外周面10Dに配置される。
流入ボス20は、流入口19に連続して形成され、第1容器本体10の外周面10Dから径外方向に突出される。
流入ボス20は、流入口19と同心に配置されるボス流入穴28を有し、ボス流入穴28は、流入ボス20を貫通して、流入口19に開口(連通)される。
弁ボス21は、図11、図12(a)、図13(a)及び図14に示すように、第1容器本体10(タンク体1)に形成される。弁ボス21は、第1容器本体10の一方の筒端1Aに配置される。弁ボス21は、第1容器本体10(タンク体1)の一方の筒端1Aから筒中心線方向Aに突出される。
弁ボス21は、筒中心線aと同心に配置されるボス弁ネジ穴29を有し、ボス弁ネジ穴29は、弁ボス21及び第1容器本体10を貫通して、第1タンク穴25内(密閉空間R)に開口(連通)される。
第1フランジ22は、図11乃至図14に示すように、第1容器本体10に形成される。第1フランジ22は、第1容器本体10の外側に位置して、第1容器本体10の他方の筒端10B側に配置される。
第1フランジ22は、円環状に形成される。第1フランジ22は、第1容器本体10の筒中心線aと同心に配置され、第1容器本体10の外周面10Dから径外方向に突出される。第1フランジ22は、円環裏面22Bを第1容器本体10の他方の筒端10Bと面一にして配置される。
第1フランジ22は、図11、図12及び図13(b)に示すように、複数の第1連結穴31(例えば、8穴)、及び複数(一対)の第1連結突起32(上連結突起)を有する。
各第1連結穴31(上連結穴)は、図11(b)、図12(a)及び図13(b)に示すように、円形穴であって、第1フランジ22に形成される。各第1連結穴31は、穴中心を、第1容器本体10の筒中心線aを中心とする半径RXの円CX上に位置して配置される。
各第1連結穴31は、第1容器本体10の円周方向Bに等間隔(等角度:45度)を隔てて、第1フランジ22に配置される。各第1連結穴31は、第1容器本体10(タンク体1)の筒中心線方向Aにおいて、第1フランジ22を貫通し、第1フランジ22の円環表面22A(表面)及び円環裏面22B(裏面)に開口する。
各第1連結突起32は、図11、図12(a)及び図13に示すように、円柱突起であって、第1フランジ22に形成される。各第1連結突起32は、第1フランジ22の円環表面22Aに配置される。
各第1連結突起32は、突起中心を円CX上に位置して配置される。各第1連結突起32は、第1容器本体10の円周方向Bに等間隔(等角度;180度)を隔てて、第1連結穴31の間に配置される。
各第1連結突起32は、第1容器本体10(タンク体1)の筒中心線方向Aにおいて、第1フランジ22の円環表面22Aから一方の筒端1A側に突出する。
第2タンク容器7は、図1乃至図6、及び図8に示すように、筒中心線方向Aにおいて、タンク体1を二分割した他方側(下側)を構成する。
第2タンク容器7は、図1、図2、図4、図5、図8、図15及び図16に示すように、第2容器本体40(下容器本体)、保持突起41、流出口43、流出ボス44、及び第2フランジ45(下フランジ)を有する。
第2容器本体40は、図15及び図16に示すように、一方の筒端40Aが開口され、他方の筒端1Bが閉塞する円筒体(筒状体)に形成され、内部の第2タンク穴47を有する。
第2タンク穴47は、他方の筒端1B側が閉塞された円形穴に形成される。
保持突起41は、図16に示すように、第2容器本体40に形成される。保持突起41は、第2容器本体40の内周面40C(第2タンク穴47の内周面)に配置される。
保持突起41は、図16に示すように、第2容器本体40(タンク体1)の筒中心線方向Aにおいて、一方の筒端40Aに中心方向間隔δ6(第3中心方向間隔)を隔てて配置される。保持突起41は、第2容器本体40(タンク体1)の径方向において、第2容器本体40の内周面40Cから筒中心線aに向けて第2タンク穴47内(密閉空間R内)に突出される。保持突起41は、筒中心線方向Aにおいて、他方の筒端1B側に延在される。
保持突起41は、図16に示すように、保持凹穴48を有する。保持凹穴48は、筒中心線方向Aにおいて、一方の筒端40A側の保持突起41の突起端41A側に形成される。保持凹穴48は、第2容器本体40の内周面40Cに隣接して配置され、保持突起41の突起端41A及び第2容器本体40の内周面40C(第2タンク穴47の内周面)に開口して形成される。
保持凹穴48は、筒中心線方向Aにおいて、保持突起41の突起端41Aから第2容器本体40の他方の筒端1B側に延在されて、凹み底面48Aを有する。
流出口43は、図16に示すように、第2容器本体40(タンク体1)の他方の筒端1Bに配置される。
流出口43は、例えば、円形穴に形成され、第2容器本体40(タンク体1)の筒中心線aと同心に配置される。
流出口43は、図16に示すように、第2容器本体40(タンク体1)の筒中心線方向Aにおいて、第2容器本体40(タンク体1)を貫通して、第2タンク穴47内(密閉空間R)に開口する。
流出ボス44は、図15及び図16(b)に示すように、第2容器本体40に形成される。流出ボス44は、第2容器本体40(タンク体1)の外側に位置して、他方の筒端1Bに配置される。
流出ボス44は、流出口43に連続して形成され、第2容器本体40の他方の筒端1Bから突出される。
流出ボス44は、流出口43と同心に配置されるボス流出穴49を有し、ボス流出穴49は、流出ボス44を貫通して、流出口43に開口(連通)される。
第2フランジ45は、図15及び図16に示すように、第2容器本体40に形成される。第2フランジ45は、第2容器本体40の外側に位置して、一方の筒端40A側に配置される。
第2フランジ45は、円環状に形成される。第2フランジ45は、第2容器本体40の筒中心線aと同心に配置され、第2容器本体40の外周面40Dから径外方向に突出される。第2フランジ45は、円環裏面45Bを第2容器本体40の一方の筒端40Aと面一にして配置される。
第2フランジ45は、図15(b)及び図16に示すように、複数の第2連結穴50(下連結穴)、及び複数(一対)の第2連結突起51(下連結突起)を有する。第2フランジ45は、第1容器本体10の第1フランジ22と同数の第2連結穴50を有する。
各第2連結穴50は、図15(b)及び図16(a)に示すように、円形穴であって、第2フランジ45に形成される。各第2連結穴50は、穴中心を、第2容器本体40の筒中心線aを中心とする半径RXの円CX上に位置して配置される。
各第2連結穴50は、第2容器本体40の円周方向Bに等間隔(等角度:45度)を隔てて、第2フランジ45に配置される。各第2連結穴50は、第2容器本体40(タンク体1)の筒中心線方向Aにおいて、第2フランジ45を貫通して、第2フランジ45の円環表面45A(表面)及び円環裏面45B(裏面)に開口する。
各第2連結突起51は、図15及び図16に示すように、円柱突起であって、第2フランジ45に形成される。各第2連結突起51は、第2フランジ45の円環表面45Aに配置される。
各第2連結突起51は、突起中心を円CX上に位置して配置される。各第2連結突起51は、第2容器本体40の円周方向Bに等間隔(角度:180度)を隔てて、第2連結穴50の間に配置される。
各第2連結突起51は、第2容器本体40(タンク体1)の筒中心線方向Aにおいて。第2フランジ45の円環表面45Aから他方の筒端1B側に突出する。
タンク体1は、図1乃至図10に示すように、第1タンク容器6及び第2タンク容器7で構成される。
第1タンク容器6は、第1フランジ22(上フランジ)を第2タンク容器7の第2フランジ45(下フランジ)に対向して配置される。
第1及び第2タンク容器6,7は、図5に示すように、第1容器本体10の他方の筒端10B及び第2容器本体40の一方の筒端40Aを密接し、及び第1フランジ22の円環裏面22B(裏面)及び第2フランジ45の円環裏面45Bを密接して、タンク体1の筒中心線方向A(上下方向A)に連続して配置される。第1及び第2タンク容器6,7は、第1及び第2フランジ22,45の間に円環状シール材52を介在して、第1及び第2フランジ22,45を密着する。
第1及び第2タンク容器6,7は、第1及び第2容器本体10,40(第1及び第2タンク穴25,47)の筒中心線aを一致して、同心に配置される。
第1タンク容器6は、第1フランジ22の各第1連結穴31を、第2タンク容器7の第2フランジ45の各第2連結穴50に一致(連続)して配置される。
第1及び第2タンク容器6,7は、第1及び第2容器本体10,40の円周方向Bにおいて、保持突起41を第1容器本体10の間隔中心直線Lに対し180度の角度を隔てて位置して配置される。
これにより、タンク体1は、タンク体1の上側の第1タンク容器6、及びタンク体1の下側の第2タンク容器7によって構成され、第1及び第2容器本体10,40の第1及び第2タンク穴25,47にて密閉空間Rが形成される。
タンク体1において、各固定突起11,12、及び保持突起41は、図6に示すように、タンク体1の筒中心線方向Aに中心方向間隔δA(第3中心方向間隔)を隔てて配置される。中心方向間隔δAは、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、各固定突起11,12の突起端11A,12A、及び保持突起41の突起端41Aの間の間隔(距離)であって、各中心方向間隔δ2,δ6の合計間隔(合計距離:δA=δ2+δ6)である。
連結体2(連結手段)は、図1乃至図6に示すように、第1タンク容器6、及び第2タンク容器7を締付け、密着して連結する。
連結体2は、図1乃至図6、及び図17に示すように、複数(一対)の連結平板61,62、複数の締付け具63を有する。
各連結平板61,62は、例えば、鉄、鋼等の金属平板で形成される。各連結平板61,62は、図17に示すように、容器挿入穴64、複数のボルト穴65、及び複数(一対)の突起穴66を有する。
容器挿入穴64は、図17に示すように、円形穴であって、各連結平板61,62に形成される。容器挿入穴64は、各連結平板61の板厚さ方向において、各連結平板61,62を貫通して、板表面61A,62A及び板裏面61B,62Bに開口される。
各ボルト穴65は、図17に示すように、円形穴であって、容器挿入穴64の外側に位置して各連結平板61,62に形成される。各ボルト穴65は、穴中心を、容器挿入穴64の穴中心gを中心とする半径RXの円CX上に位置して配置される。各ボルト穴65は、容器挿入穴64の円周方向に等間隔(等角度:45度)を隔てて、各連結平板61,62に配置される。
各ボルト穴65は、各連結平板61,62の板厚さ方向において、各連結平板61,62を貫通して、各連結平板61,62の板表面61A,62A及び板裏面61B,62Bに開口される。
各突起穴66は、図17に示すように、円形穴であって、容器挿入穴64の外側に位置して各連結平板61,62に形成される。各突起穴66は、穴中心を円CXに位置して配置される。各突起穴66は、容器挿入穴64の円周方向に等間隔(等角度:180度)を隔てて、ボルト穴65の間に配置される。各突起穴66は、各連結平板61,62の板厚さ方向において、各連結平板61,62を貫通して、各連結平板61,62の板表面61A,62A及び板裏面61B,62Bに開口される。
各締付け具63は、図1乃至図6に示すように、ボルトネジ67、バネワッシャ68、及びナット69で構成される。ボルトネジ67、バネワッシャ68及びナット69は、鉄、鋼等の金属で形成される。
タンク体1おいて、連結体2は、図1乃至図6に示すように、各連結平板61,62を第1及び第2タンク容器6,7の第1及び第2容器本体10,40に外嵌して配置される。
連結平板61は、容器挿入穴64内に第1タンク容器6の第1容器本体10を挿入して、第1フランジ22に配置される。連結平板61は、図6に示すように、板裏面61Bを第1フランジ22の円環表面22Aに当接して、第1タンク容器6に配置される。
連結平板61は、図6に示すように、各突起穴66内に第1フランジ22の各第1連結突起32を挿入し、各ボルト穴65を第1フランジ22の各第1連結穴31に同心に位置して、第1タンク容器6に配置される。
連結平板62は、容器挿入穴64内に第2タンク容器7の第2容器本体40を挿入して、第2フランジ45に配置される。連結平板62は、図6に示すように、板表面62Aを第2フランジ45の円環表面45Aに当接して、第2タンク容器7に配置される。
連結平板62は、図6に示すように、各突起穴66内に第2フランジ45の第2連結突起51を挿入し、各ボルト穴65を第2フランジ45の各第2連結穴50に同心に位置して、第2タンク容器7に配置される。
各締付け具63は、図1乃至図6に示すように、各連結平板61,62の各ボルト穴65、第1及び第2フランジ22,45の各第1及び第2連結穴31,51に配置される。
各締付け具63において、ボルトネジ67は、図2に示すように、バネワッシャ68、連結平板61のボルト穴65、第1フランジ22の第1連結穴31、第2フランジ45の第2連結穴50、及び連結平板62のボルト穴65を貫通して、タンク体1(第1及び第2タンク容器6,7)に配置される。
各締付け具63において、ボルトネジ67は、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、連結平板62の各ボルト穴65(板裏面62B)から突出される。
各締付け具63において、ナット69は、図1、図2、及び図4乃至図6に示すように、連結平板62の各ボルト穴65から突出するボルトネジ67に螺着される。
これにより、タンク体1において、各連結平板61,62、第1及び第2フランジ22,45は、各ボルトネジ67及び各ナット69の間に配置される。
連結体2において、各締付け具63は、図1乃至図6に示すように、ナット69をボルトネジ67に螺着すると、ボルトネジ67又はナット69を回動して各連結平板61,62(板表面61A、板裏面62B)に当接し、各連結平板61,62、第1及び第2タンク容器6,7の第1及び第2フランジ22,45を締付け、第1及び第2タンク容器6,7を連結する。
第1及び第2タンク容器6,7は、図5に示すように、各ボルトネジ67、及び各ナット69の締付けによって、円環状シール材52を弾性変形しつつ、第1容器本体10の他方の筒端10B及び第1フランジ22の円環裏面45Bを、第2容器本体40の一方の筒端40A及び第2フランジ45の円環裏面45Bに圧接して連結される。
これにより、タンク体1は、内部に密閉空間Rが形成される。
エア抜き弁3(エア抜き手段)は、図1乃至図3、図7及び図8に示すように、タンク体1(第1タンク容器6)に配置され、密閉空間R内で過剰(余剰)となった気泡(空気、オゾン等)をタンク体1から排出する。エア抜き弁3は、第1タンク容器6の弁ボス21に取付けられる。
エア抜き弁3は、ボス弁ネジ穴29に気密に螺着されて、弁ボス21に配置される。
エア抜き弁3は、ボス弁ネジ穴29を通して、密閉空間Rに連通される。
整流体V1(整流手段)は、図5乃至図10に示すように、タンク体1において、密閉空間Rに配置される。整流体V1は、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、密閉空間Rをタンク体1の一方の筒端1A側(上筒端側)の気液溶解室MR、及びタンク体1の他方の筒端1B側(下筒端側)の液滞留室SRに区画する。
整流体V1は、図18乃至図21に示すように、例えば、板状体の整流板である(以下、「整流板V1」という)。
整流板V1は、例えば、長軸(長辺)NL(NL=2x)、及び短軸(短辺)SL(SL=2y)の楕円形(楕円形板)に形成される。
整流板V1(整流体)において、楕円形の長軸NLは、図6、図9及び図10に示すように、タンク体1の筒中心線aに対し角度θを隔てる密閉空間R(第1及び第2タンク穴25,47)の断面楕円面と略同一である。
整流板V1(整流体)は、図18乃至図21に示すように、整流平面4A(整流面)、及び整流裏面4Bを有する。
整流平面4A及び整流裏面4Bは、図6、図9及び図10に示すように、タンク体1の筒中心線aに対し角度θを隔てる密閉空間R(第1及び第2タンク穴25,47)の断面楕円形面と略同一の楕円形状に形成される。整流板V1(整流体)において、楕円形の長軸NLは、図6に示すように、中心方向間隔δA、及び密閉空間R(第1及び第2タンク穴25,47)の穴直径TDとすると、(NL)=(δA)+(TD)から求められ、楕円形の短軸SLは、密閉空間R(第1及び第2タンク穴25,47)の穴直径TDとなる。
整流板V1(整流体)において、整流平面4A(整流面)は、図18乃至図21に示すように、楕円形の面端縁4a(以下、「面端縁4a」という)を有する。
整流平面4Aは、楕円形の長軸NL、及び面端縁4aの交差点(2つの交差点)において、一方の面端縁部75(長軸NLの一方の頂点)、及び他方の面端縁部76(長軸NLの他方の頂点)を有する。
整流平面4A(整流面)は、図18(a)、図19(a)、図20(a)及び図21に示すように、一方の面端縁部75側に穴面領域HA、及び他方の面端縁部76側に非穴面領域HNを有する。
整流平面4A(整流面)において、穴面領域HAは、図18(a)及び図21に示すように、例えば、非穴面領域HNより広い面積を有する。穴面領域HAは、一方の面端縁部75から整流平面4Aの楕円中心線kより他方の面端縁部76側に配置(形成)される。
穴面領域HAは、整流平面4Aにおいて、例えば、長軸KLの7割の長さを占める面積とし、非穴面領域HNは、長軸NLの3割の長さを占める面積とする。
整流板V1(整流体)は、図18乃至図21に示すように、複数(一対)の整流固定突起81,82、整流保持突起84、流れ凹部87、及び複数の流通穴88,89を有する。
各整流固定突起81,82は、図18(a)、及び図19乃至図21に示すように、整流板V1に形成(一体形成)される。各整流固定突起81,82は、整流板V1において、一方の面端縁部75側に位置して、整流平面4Aに配置される。
各整流固定突起81,82は、楕円形の長軸KLに対し短軸SLの方向SPの両側に等しい板短間隔δB(第1板短間隔)を隔てて配置される。各整流固定突起81,82は、短軸SLの方向SP(以下、「短軸方向SP」という)に板短間隔δC(第2板短間隔)を隔てて配置される。各整流固定突起81,82は、一方の面端縁部75側において、整流平面4Aの面端縁4aに沿って穴面領域HAに形成される。
各整流固定突起81,82は、楕円中心線kの方向KP(以下、「楕円中心線方向KP」という)において、整流平面4A(穴面領域HA)から突出して形成される。各整流固定突起81,82は、突出端に突起傾斜面90を有する。
整流保持突起84は、図18(b)、図19及び図20に示すように、整流板V1に形成(一体形成)される。整流保持突起84は、整流板V1において、他方の面端縁部76側に位置して、整流裏面4Bに配置される。整流保持突起84は、他方の面端縁部76側において、長軸NL上に配置される。
整流保持突起84は、楕円中心線方向KPにおいて、整流平面4A(整流板4)の楕円中心線方向KPにおいて、整流裏面4Bから突出して形成される。整流保持突起84は、突出端に突起平面92を有する。
流れ凹部87は、図18乃至図21に示すように、整流平面4A(整流平面4Aの一部)が凹んで形成される。流れ凹部87は、整流板V1(整流体)の楕円中心線kを中心とする半径RWの流れ開口95(円形の流れ開口)を有する。流れ開口95は、整流平面4Aに開口する。流れ開口95の半径RWは、図18(a)に示すように、整流平面4Aの短軸SLの半分(SL/2=x)より短い距離の半径であって、例えば、短軸SLの半分の5割から6割の範囲にする[RW=0.5×(SL/2)〜0.6×(SL/2)]。
流れ凹部87は、図18乃至図21に示すように、例えば、椀状凹部又は球冠凹部であって、整流板V1の楕円中心線方向KPにおいて、整流平面4Aの一部が整流裏面4B側に椀状又は球冠状に凹んで形成される。
流れ凹部87は、図20(a)に示すように、楕円中心線kにおいて、最も深い凹み深さDPを有して、椀状又は球冠状に形成される。流れ凹部87は、整流平面4Aの一部の凹みによって、椀状又は球冠状の流れ凹み曲面87Aを有する。
これにより、流れ凹み曲面87A、及び流れ凹み曲面87Aを除く整流平面4A(整流平面4Aの一部)は、整流面を構成する。
複数の流通穴88,89は、図18乃至図21に示すように、複数の第1流通穴88、及び複数の第2流通穴89で構成され、各整流固定突起81,82及び整流保持突起84の間において、穴面領域HAに配置される。
各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、例えば、穴直径d1,d2の相異する円形穴に形成される。各第1流通穴88の穴直径d1は、各第2流通穴89の穴直径d2より大きい直径である。
各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図21に示すように、整流平面4Aの長軸NLの方向NP(以下、「長軸方向NP」という)に複数列p1〜p8(例えば、8列)、及び整流平面4Aの短軸方向SPに複数行q1〜q11(例えば、3行から8行)に整列して配置される。
各列p1〜p8は、穴縦間隔δvを隔てて配置され、各行q1〜q11は、穴横間隔δhを隔てて配置される。
各列p1〜p8は、整流平面4Aの一方の面端縁部75側から第1列目p1、第2列目p2,…,第8列目q8となる。第6列目p6は、短軸SLに一致する。各行q1〜q11は、整流平面4Aの面端縁4a、及び短軸SLの交差点(2つの交差点)うち、一方の面端縁部96から第1行目q1,第2行目q2,…,第11行目q11となる。第6行目q6は、長軸NLに一致する。
各第1流通穴88は、図21に示すように、第1列目p1から第4列目p4に配置される。各第1流通穴88は、第1列目p1の第5行目q5から第7行目q7に配置され、第2列目p2の第3行目q3から第9行目q9に配置され、第3及び第4列目p3,p4の第2行目q2から第10列目q10に配置される。
各第2流通穴89は、図21に示すように、第5列目p5から第8列目p8に配置される。各第2流通穴89は、第5列目p5から第8列目p8の第1行目q1から第11行目q11に配置される。
これにより、各第1流通穴88は、穴面領域HAにおいて、一方の面端縁部75側に配置され、各第2流通穴89は、穴面領域HAにおいて、各第1流通穴88より非穴面領域HN側(第1流通穴88及び非穴面領域HNの間)に配置される。
各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図18乃至図21に示すように、整流板V1の楕円中心線方向KPにおいて、整流板V1を貫通して、流れ凹み曲面87Aを含む整流平面4A(整流面)及び整流裏面4Bに開口する。
各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図20(b)に示すように、穴中心線uを楕円中心線kに対し一方の面端縁部75側に穴傾斜角度θ1を隔てて傾斜され、整流板V1を貫通する。
整流板V1(整流体)は、図5乃至図10に示すように、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、整流平面4A(整流面)及び流れ凹部87をタンク体1の一方の筒端1A側に向け、及び整流裏面4Bを他方の筒端1B側に向けて密閉空間Rに配置され、密閉空間Rを一方の筒端1A側(上筒端側)の気液溶解室MR、及び他方の筒端1B側(下筒端側)の液滞留室SRに区画する。整流板V1は、密閉空間R内において、第1タンク容器6の各固定突起11,12、及び第2タンク容器7の保持突起41の間に配置される。
整流板V1は、楕円中心線kをタンク体1の筒中心線aに位置(一致)して、密閉空間R内に配置される。
整流板V1(整流体)は、図5乃至図10に示すように、整流平面4A(整流面)の面端縁4aを第1及び第2容器本体10,40の内周面10C,40C(タンク体1の内周面)に当接して密閉空間R内に配置される。
整流板V1は、図5及び図6に示すように、整流平面4A(整流面)をタンク体1の筒中心線aに対し角度θ(傾斜角度)を隔てて傾斜されて、密閉空間R内(第1及び第2タンク穴25,47内)に配置される。
整流平面4A(整流面)は、一方の面端縁部75をタンク体1の一方の筒端1A側に位置し、他方の面端縁部76をタンク体1の他方の筒端1B側に位置して、タンク体1の筒中心線方向Aに傾斜される。
これにより、整流平面4A(整流面)は、タンク体1の筒中心線aに対し、タンク体1の一方の筒端1A側から他方の筒端1B側に向けて傾斜される。
なお、整流平面4A(整流板V1)の角度θ(傾斜角度)は、例えば、密閉空間R(第1及び第2タンク穴25,47)の穴直径DTとすると、穴直径DT及び中心方向間隔δAから、tan(θ)=DT/δAから求められる。
整流板V1(整流体)は、図8乃至図10に示すように、整流平面4A(整流面)の一方の面端縁部75(長軸NL)を間隔中心直線L(各止め突起15,16の間)に位置(一致)して、密閉空間R内に配置される。
整流板V1(整流体)において、各整流固定突起81,82は、図6、図8乃至図10に示すように、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、各固定突起11の突起端11A,12Aから各固定突起11,12の切欠き溝27内に挿入され、突起傾斜面90を切欠き溝27内で各固定突起11,12に当接して配置される。
整流板V1(整流体)において、整流保持突起84は、図6に示すように、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、保持突起41の突起端41Aから保持突起41の保持凹穴48内に挿入され、突起平面92を凹み底面48Aに当接して配置される。
これにより、整流板V1(整流体)は、密閉空間R内において、タンク体1(第1及び第2タンク容器6,7)に固定される。
整流板V1(整流体)は、各整流固定突起81,82及び各固定突起11,12の当接(接触)によって、タンク体1の一方の筒端1A側、及びタンク体1の円周方向Bに移動することなく、タンク体1に固定される。
整流板V1(整流体)は、整流保持突起84及び保持突起41の当接(接触)によって、タンク体1の他方の筒端1B側に移動することなく、タンク体1に固定される。
密閉空間Rに配置した整流板V1(整流体)において、整流平面4A(整流面)は、図5乃至図10に示すように、傾斜する方向SPにおいて、最も一方の筒端1A側に位置する一方の面端縁部75、及び最も他方の筒端1B側に位置する他方の面端縁部76を有する。
密閉空間Rに配置した整流板V1(整流体)において、各第1流通穴88、及び各第2流通穴89(各流通穴)は、図5、図7及び図10に示すように、穴中心線uをタンク体1の筒中心線aに平行して配置される。各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、整流板V1(整流体)を貫通して、気液溶解室MR及び液滞留室SRに開口(連通)する。
なお、各第1流通穴88、及び第2流通穴89において、穴傾斜角度θ1は、図6に示すように、整流板V1を密閉空間Rに配置し、及び整流平面4Aを角度θで傾けた時に、穴中心線uがタンク体1の筒中心線方向Aに向く角度(筒中心線aと平行する角度)である。
密閉空間Rに整流板V1(整流体)を配置したタンク体1において、流入口19は、図5、図7及び図10に示すように、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、整流平面4A(整流面)の一方の面端縁部75に間隔を隔てて配置される。流入口19は、図5及び図7に示すように、タンク体1の一方の筒端1A側の気液溶解室MRの穴閉塞端97(第1タンク穴25の一方の筒端1A側)、及び整流平面4A(整流面)の間に配置される。流入口19は、図5、図7及び図10に示すように、気液溶解室MRに開口(連通)する。
気液溶解室MRにおいて、穴閉塞端97は、図5乃至図10に示すように、第1タンク穴25の一方の筒端1A側であって、椀状面26に形成される。
タンク体1において、気泡を含んだ加圧水PWが流入口19から気液溶解室MRに流入される。
整流板V1において、流れ凹部87は、図5、図6及び図8に示すように、気液溶解室MRにおいて、気液溶解室MRに開口される。流れ凹部87は、タンク体1の筒中心線aを中心として配置される。流れ凹部87は、流れ凹み曲面87Aによって、気液溶解室MRの穴閉塞端97側(椀状面26側)に向う加圧水PWの流れを形成する。
角度θで傾斜された整流面は、気液溶解室MRにおいて、流れ凹み曲面87A(流れ凹部87)、及び流れ凹部87(流れ凹み曲面87A)を除く整流平面4Aによって、気液溶解室MRの穴閉塞端97側(椀状面26側)に向う水の流れを形成する。
密閉空間Rに整流板V1(整流体)を配置したタンク体1において、流出口43は、図5及び図8に示すように、液滞留室SRに開口(連通)する。
流れ案内体5(流れ案内手段)は、図5、図7、図8及び図10に示すように、タンク体1に設けられる。流れ案内体5は、流入口19に連結され、整流平面4A(整流面)の穴面領域HA側において、気泡を含んだ加圧水PWを気液溶解室MRの穴閉塞端97側(椀状面26側)に噴出し、及び気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)から整流平面4A(整流面)の非穴面領域HNに向う水の流れを形成する。
流れ案内体5は、図5、図7、図8及び図10に示すように、流出ノズルFNを有し、流出ノズルFN、気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)、及び第1容器本体10の内周面10C(タンク体1の内周面)で構成される。
流出ノズルFNは、図22に示すように、第1ノズル管98及び第2ノズル管99を有し、L字状の管に形成される。
第1ノズル管98は、図22に示すように、管中心線w1を第2ノズル管99の管中心線w2に直交して配置される。
第1ノズル管98は、一方の管端98A側を第2ノズル管99の一方の管端99Aに配置して、第2ノズル管99に連結される。
第2ノズル管99は、図22に示すように、止めフランジ101、及び管突起102を有する。
止めフランジ101は、図22に示すように、円環状に形成され、第2ノズル管99の他方の管端99B側に配置される。止めフランジ101は、第2ノズル管99の外周面99Dに配置され、第2ノズル管99の外周面99Dから突出される。
管突起102は、止めフランジ101の外周面101Dに形成される、管突起102は、第1ノズル管98の管中心線w1の方向において、止めフランジ101の外周面101Dから第1ノズル管98(管中心線w1)に並列して突出される。
流出ノズルFNは、図22に示すように、L字状の噴出穴FHを有する。噴出穴FHは、第1及び第2ノズル管98,99を貫通して形成され、第1ノズル管98の他方の管端98B、及び第2ノズル管99の他方の管端99Bに開口する。
流れ案内体5において、流出ノズルFNは、図5、図7、図8及び図10に示すように、タンク体1の気液溶解室MR(密閉空間R)に配置される。
流出ノズルFNは、第1ノズル管98(噴出穴FH)の管中心線w1をタンク体1の筒中心線aに並列し、及び他方の管端98Bを気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)に向けて配置される。
これにより、第1ノズル管98において、噴出穴FHは、気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)に向けられ、穴閉塞端97(椀状面26)に対向される。
流出ノズルFNは、図5、図7、図8及び図10に示すように、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、整流板V1の整流平面4A及び気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)の間に配置される。流出ノズルFNは、整流板V1(整流体)の整流平面4Aの一方の面端縁部75に間隔を隔てて、気液溶解室MRに配置される。
流出ノズルFHは、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、第1ノズル管98の他方の管端98B及び気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)の間に流出間隔δG(流出空間)を隔てて、気液溶解室MRに配置される。
流出ノズルFNは、図7に示すように、第2ノズル管99の他方の管端99Bから流入口19に圧入されて、タンク体1(第1容器本体10)に取付けられる。
流出ノズルFNは、図6及び図10に示すように、第2ノズル管99の流入口19への圧入によって、止めフランジ101を第1容器本体10の内周面10C(タンク体1の内周面)に当接し、管突起102を各止め突起15,16の間に挿入して、第1容器本体10(タンク体1)に取付けられる。流出ノズルFNにおいて、第2ノズル管99の管突起102は、図10に示すように、各止め突起15,16に当接して、各止め突起15,16の間に挿入される。
これにより、流出ノズルFNは、第1ノズル管98穴中心線w1を長軸NL上(各面端縁部75,76を結ぶ直線上)に位置し、第2ノズル管99の穴中心線w2を長軸NLに位置(一致)して配置される。
流出ノズルFNは、管突起102及び各止め突起15,16の当接によって、第2ノズル管99の管中心線W2を中心として回転しない。
流出ノズルFNをタンク体1(流入口19)に取付けると、第1ノズル管98(流出ノズルFN)は、図7に示すように、一方の面端縁部75側に位置して、整流平面4Aの穴面領域HAに間隔を隔てて、穴面領域HAに対向して配置される。
第1ノズル管98(流出ノズルFN)は、図10に示すように、整流平面4Aの他方の面端縁部76の間に液循環間隔δHを隔てて、気液溶解室MRに配置される。
これにより、流れ案内体5は、図7に示すように、流出間隔δG及び液循環間隔δHによって、流出ノズルFNより整流平面4A(整流板V1)の他方の面端縁部76側(流出ノズルFN及び他方の面端縁部76の間)の気液溶室MRに循環空間領域CRを形成する。
循環空間領域CRは、図5、図6、図7及び図10に示すように、流出ノズルFN(第1ノズル管98)及び他方の面端縁部76の間において、気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)、第1容器本体10の内周面10C(タンク体1の内周面)、及び整流板4の整流平面4A(流れ凹部87)にて区画される。
気液溶解タンクX1は、図1、図2及び図5に示すように、例えば、タンク体1の筒中心線aを上下方向Aに向けて配置される。気液溶解タンクX1は、上下方向Aにおいて、一方の筒端1Aを上方に向け、及び他方の筒端1Bを下方に向けて配置される。
気液溶解タンクX1において、図1乃至図5に示すように、流入口19(流入ボス20)は配管を介して加圧ポンプ(図示しない)に接続され、及び流出口43(流出ボス44)は配管を介して浴槽等の使用設備に接続される。加圧ポンプは、気泡を含んだ加圧水PW(以下、「気泡加圧水PW」という)を吐出し、気泡を含む加圧PW水は、配管を通って流入口19に流入される。
気液溶解タンクX1において、流入口19に流入した気泡加圧水PWは、図23に示すように、流出ノズルFNの噴出穴FHに流れ込む。
流出ノズルFNは、ノズル穴FHから気泡加圧PWを気液溶解室MRに噴出(噴射)する。気泡加圧水PWは、タンク体1の密閉空間Rに充填される。
タンク体1の密閉空間Rを気泡加圧水PWで充填すると、流出ノズルFNは、図23に示すように、穴面領域HA側において、気泡加圧水PWを気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)に向けて噴出する。気泡加圧水PWは、気液溶解室MRの流出間隔δG(流出空間)に噴出される。
流出間隔δGにおいて、気泡加圧水PWは、流速が減速され、圧力の高くなった乱流となり、気泡加圧水PWにベンチュリー効果による負圧を発生させる。
流出間隔δG(流出空間)において、気泡加圧水PW中の気泡は、ベンチュリー効果、気泡加圧水PW(気泡混入水WG)の乱流によって、マイクロバブル及びウルトラファインバブルに粉砕(剪断)される。
これにより、流出間隔δGにおいて、気泡加圧水PWは、マイクロバブルを超える気泡、マイクルバブル及びウルトラファンバブルの混入及び溶け込んだ気泡混入水WGとなる。
気泡混入水WGは、図23に示すように、気液溶解室MRの穴閉塞端97に衝突して、椀状面26によって循環空間領域CRに向けて流される。
気泡混入水WGは、図23に示すように、循環空間領域CRにおいて、椀状面26(穴閉塞端97)及び第1容器本体10の内周面10C(タンク体1の内周面)に沿って流れ、整流板V1(整流平面4A)の非穴面領域HNに衝突される。
このとき、第1ノズル管の管中心線w1を整流面(整流平面4A)の長軸NL上(各面端縁部75,76を結ぶ直線上)に位置しているので、気泡混入水WGは、非穴面領域HNの長軸NL(長軸NLを含む付近)に集中して衝突される。
これにより、流れ案内体5は、流出ノズルNH、気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)及び第1容器本体10の内周面10C(タンク体1の内周面)によって、気液溶解室MRの穴閉塞端97側から非穴面領域NHに向う水(気泡混入水WG、気泡溶解水W2)の流れを形成する。
整流板V1において、整流面(整流平面4A)は、図23に示すように、他方の面端縁部76から一方の面端縁部75に向かう水(気泡混入水WG)の流れを形成する。
気泡混入水WGは、図23に示すように、非穴面領域HNの衝突によって、液滞留室SRに流出することなく、一方の面端縁部75に向けられる。気泡混入水WGは、図23に示すように、整流面に沿って、整流面の傾斜する角度θで他方の面端縁部76から一方の面端縁部75に向けて流れる。
長軸NL(長軸NL付近)に沿って流れる気泡混入水WGは、図23に示すように、整流面を流れる途中で、流れ開口95から流れ凹部87に流れ込んで、流れ凹み曲面87Aに沿って流れる。
気泡混入水WGは、図23に示すように、十分な量のマイクロバブル及びウルトラファインバブルが溶け込んだ(溶解した)状態の気泡溶解水W2であると、気泡溶解水W2は、他方の面端縁部76から一方の面端縁部75に流れる途中で、各第2流通穴89から液滞留室SRに流出し、及び各第1流通穴88から液滞留室SRに流出する。
気泡混入水WGは、図23に示すように、多数のマイクロバブルを越える気泡(100マイクロメートルを超える気泡)の混入した状態であると、多数のマイクロバブルを越える気泡(浮力)によって、各第2流通穴89、及び各第1流通穴88から液滞留室SRに流出することなく、整流面に沿って一方の面端縁部75に向けて流れる。
各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図23に示すように、穴中心uを整流平面4Aに対し角度θ(傾斜角度)で位置しているので、気泡混入水WGを液滞留室SRに流し難くする。
整流板V1の整流面は、図23に示すように、気液溶解室MRの穴閉塞端97側に向う水の流れを形成する。
整流板V1(整流面)において、流れ凹部87は、半径RWの椀状凹部又は球冠凹部であるので、気泡混入水WGを流れ凹み曲面87Aに沿って流すことによって、気泡混入水WGを気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)に向ける。
整流板V1において、整流面(流れ凹み曲面87A、及び流れ凹み曲面87Aの除く整流平面4A)に沿って流れる気泡混入水WGは、図23に示すように、整流面(流れ凹み曲面87A、流れ凹み曲面87Aを除く整流平面4A)から気液溶解室MRの穴閉塞端97側に向けて流れる。
気泡混入水WGは、図23に示すように、流出ノズルNHから穴閉塞端97側に噴出される気泡加圧水PWによって、一方の面端縁部75側の整流面から気泡加圧水PWの噴出流れに引込まれる。
気泡混入水WGは、流出間隔δG(流出空間)において、気泡加圧水PWに合流(混合)される。
このように、気液溶解タンクX1は、流れ案内体5(流出ノズルNH、気液溶解室MRの穴閉塞端97、及び第1容器本体10の内周面10C)、及び整流板V1の整流面によって、循環空間領域CR(気液溶解室MR)に循環流れSF(循環する乱流)を形成する。循環流れSFは、気泡混入水WG(水)を、流出間隔δGから椀状面26及び第1容器本体10の内周面10Cに沿って流し、更に、気泡混入水WGを、整流板V1の整流面(流れ凹み曲面87A、及び流れ凹み曲面87Aを除く整流平面4A)に沿って流して、流出間隔δGに戻す流れである。
気液溶解タンクX1は、循環空間領域CRにおいて、循環流れSFを形成することで、気泡混入水WG(水)を気液溶解室MRで循環する。
これにより、循環する気泡混入水WG中の気泡は、循環流れSFの乱流(キャビテーション)により、マイクロバブル及びウルトラファンバブルに粉砕(剪断)され、マイクロバブル及びウルトラファインバブルは、水に溶け込んで(溶解して)気泡溶解水W2となる。
気泡溶解水W2は、循環する途中で、整流板V1の各第1及び各第2流通穴88,89から液滞留室SRに流出される。
気液溶解タンクX1では、流れ凹部87によって、気泡混入水WG(水)を効率的に、気液溶解室MRの穴閉塞端97側(椀状面26側)に向けて流すことができる。
気液溶解タンクX1では、気泡混入水WG(水)を気液溶解室MR(循環空間領域CR)で循環して、循環流れSF(循環する乱流)によって、マイクロマブル及びウルトラファインバブルの溶解した気泡溶解水W2とした後に、気泡溶解水W2を液滞留室SRに流出する。
これにより、気液溶解タンクX1は、十分な量のマイクロバブル及びウルトラファインバブルを確実に水に溶け込ませることができ、十分な量(多数量)のマイクロバブル及びウルトラファインバブルの溶解した気泡溶解水W2を流出できる。
気液溶解タンクX1において、液滞留室SRに流出した気泡溶解水W2は、図5に示すように、液滞留室SRに滞留され、流出口43(ボス流出穴49)から使用設備に流出される。
第2実施形態の気液溶解タンクについて、図1乃至図4、図24乃至図32を参照して説明する。
なお、図24乃至図32において、図1乃至図23と同一符号は、同一構成、同一部材であるので、詳細な説明は省略する。
図1乃至図4、及び図24乃至図32において、第2実施形態の気液溶解タンクX2(以下、「気液溶解タンクX2」という)は、タンク体1、連結体2、エア抜き弁3(エアベント)、整流体V2、及び流れ案内体5を備える。
気液溶解タンクX2は、第1実施形態の気液溶解タンクX1に対し、整流体V2が相異し、その他、タンク体1、連結体2、エア抜き弁3及び流れ案内体5は、第1実施形態の気液溶解タンクX1と同一である。
整流体V2は、例えば、板状体の整流板V2である(以下、「整流板V2」という)。
整流板V2は、図28乃至図31に示すように、複数(一対)の整流固定突起81,82、整流保持突起84、流れ凹部117、及び複数の流通穴88,89を有する。
流れ凹部117は、図28乃至図31に示すように、整流平面4A(整流平面4Aの一部)が凹んで形成される。流れ凹部117は、整流板V2(整流体)の楕円形中心線kを中心とする半径RYの流れ開口115(円形流れ開口)を有する。流れ開口115は、整流平面4Aに開口する。流れ開口115の半径RYは、図28(a)に示すように、整流平面4Aの短軸SLの半分[RY=(1/2)]の距離の半径である。
これにより、流れ凹部117は、整流平面4Aの略全面にわたって形成される。
流れ凹部117は、図28乃至図31に示すように、例えば、椀状凹部又は球冠凹部であって、整流板V2の楕円中心線方向KPにおいて、整流平面4Aの一部(略全面)が整流裏面4B側に椀状又は球冠状に凹んで形成される。
流れ凹部117は、図30(b)に示すように、楕円中心線kにおいて、最も深い凹み深さDQを有して、椀状又は球冠状に形成される。流れ凹部117は、整流平面4Aの略全面の凹みによって、椀状又は球冠状の流れ凹み曲面117Aを有する。
これにより、流れ凹み曲面117A、及び流れ凹み曲面117Aを除く整流平面4A(整流平面4Aの一部)は、整流面を構成する。
整流板V2において、各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図30(b)に示すように整流板V2の楕円中心線方向KPにおいて、整流板V2を貫通して、流れ凹み曲面117Aを含む整流平面4A(整流面)及び整流裏面4Bに開口する。
各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図30(b)に示すように、穴中心線uを楕円中心線kに対し一方の面端縁部75側に穴傾斜角度θ1を隔てて傾斜され、整流板V2を貫通する。
気液溶解タンクX2において、整流板V2は、図24乃至図27に示すように、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、整流平面4A(整流面)及び流れ凹部117をタンク体1の一方の筒端1A側に向け、及び整流裏面4Bを他方の筒端1B側に向けて密閉空間R内に配置され、密閉空間Rを一方の筒端1A側(上筒端側)の気液溶解室MR、及び他方の筒端1B側(下筒端側)の液滞留室SRに区画する。整流板V2は、密閉空間Rにおいて、第1タンク容器6の各固定突起11,12、及び第2タンク容器7の保持突起41の間に配置される。
整流板V2は、楕円形中心線kをタンク体1の筒中心線aに位置(一致)して、密閉空間R内に配置される。
整流板V2(整流体)は、図24、図25及び図27に示すように、整流平面4A(整流面)の面端縁4aを第1及び第2容器本体10,40の内周面10C,40C(タンク体1の内周面)に当接して密閉空間R内に配置される。
整流板V2は、図24及び図25に示すように、整流平面4A(整流面)をタンク体1の筒中心線aに対し角度θ(傾斜角度)を隔てて傾斜されて、密閉空間R内(第1及び第2タンク穴25,47内)に配置される。
整流平面4A(整流面)は、一方の面端縁部75をタンク体1の一方の筒端1A側に位置し、他方の面端縁部76をタンク体1の他方の筒端1B側に位置して、タンク体1の筒中心線方向Aに傾斜される。
これにより、整流平面4A(整流面)は、タンク体1の筒中心線aに対し、タンク体1の一方の筒端1A側から他方の筒端1B側に向けて傾斜される。
整流板V2は、図27に示すように、整流平面4Aの一方の面端縁部75(長軸NL)を間隔中心直線Lに位置(一致)して、密閉空間R内に配置される。
整流板V2(整流体)は、図5乃至図10で説明したと同様に、各整流固定突起81,82及び各固定突起11,12の当接(接触)、整流保持突起84及び保持突起41の当接(接触)によって、タンク体1の筒中心線方向A(一方の筒端1A側、他方の筒端1B側)及びタンク体1の円周方向Bに移動することなく、タンク体1に固定される。
密閉空間Rに配置した整流板V2(整流体)において、整流平面4A(整流面)は、図24及び図25に示すように、傾斜する方向SPにおいて、最も一方の筒端1A側に位置する一方の面端縁部75、及び最も他方の筒端1B側に位置する他方の面端縁部76を有する。
密閉空間Rに配置した整流板V2(整流体)において、各第1流通穴88、及び各第2流通穴89(各流通穴)は、図24乃至図26に示すように、穴中心線uをタンク体1の筒中心線aに平行して配置される。各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、整流板V2(整流体)を貫通して気液溶解室MR及び液滞留室SRに開口(連通)する。
密閉空間Rに整流板V2(整流体)を配置したタンク体1において、流入口19、及び流出口43は、図5乃至図10で説明と同様に、気液溶解室MR、液滞留室SRに開口(連通)する。
整流板V2において、流れ凹部117は、図28乃至図31に示すように、気液溶解室MRに開口される。流れ凹部117は、タンク体1の筒中心線aを中心として配置される。流れ凹部117は、流れ凹み曲面117Aによって、気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26側)に向う水の流れを形成する。
角度θで傾斜された整流面は、流れ凹み曲面117A(流れ凹部117)、及び流れ凹部117(流れ凹み曲面117A)を除く整流平面4Aによって、気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)に向う水の流れを形成する。
流れ案内体5において、流出ノズルFNは、図27に示すように、第1ノズル管98穴中心線w1を長軸NL上(各面端縁部75,76を結ぶ直線上)に位置し、第2ノズル管99の穴中心線w2を長軸NLに位置(一致)して配置される。
気液溶解タンクX2は、図1、図2及び図24に示すように、例えば、タンク体1の筒中心線aを上下方向Aに向けて配置される。気液溶解タンクX2は、上下方向Aにおいて、一方の筒端1Aを上方に向け、及び他方の筒端1Bを下方に向けて配置される。
気液溶解タンクX2において、気泡加圧水PWは、図23で説明したと同様に、タンク体1の密閉空間Rに充填される。
タンク体1の密閉空間Rを気泡加圧水PWで充填すると、流出ノズルFNは、図32に示すように、穴面領域HA側において、気泡加圧水PWを気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)に向けて噴出する。気泡加圧水PWは、気液溶解室MRの流出間隔δG(流出空間)に噴出される。
流出間隔δGにおいて、気泡加圧水PWは、流速が減速され、圧力の高くなった乱流となり、気泡加圧水PWにベンチュリー効果による負圧を発生させる。
流出間隔δG(流出空間)において、気泡加圧水PW中の気泡は、ベンチュリー効果、気泡加圧水PW(気泡混入水WG)の乱流によって、マイクロバブル及びウルトラファインバブルに粉砕(剪断)される。
これにより、流出間隔δGにおいて、気泡加圧水PWは、マイクロバブルを超える気泡、マイクルバブル及びウルトラファンバブルの混入及び溶け込んだ気泡混入水WGとなる。
気泡混入水WGは、図32に示すように、気液溶解室MRの穴閉塞端97に衝突して、椀状面26によって循環空間領域CRに向けて流される。
気泡混入水WGは、図32に示すように、循環空間領域CRにおいて、椀状面26(穴閉塞端97)及び第1容器本体10の内周面10C(タンク体1の内周面)に沿って流れ、整流板V2(整流平面4A)の非穴面領域HNに衝突される。
このとき、第1ノズル管の管中心線w1を整流面(整流平面4A)の長軸NL上(各面端縁部75,76を結ぶ直線上)に位置しているので、気泡混入水WGは、非穴面領域HNの長軸NL(長軸NLを含む付近)に集中して衝突される。
これにより、流れ案内体5は、流出ノズルNH、気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)及び第1容器本体10の内周面10C(タンク体1の内周面)によって、気液溶解室MRの穴閉塞端97側から非穴面領域NHに向う水(気泡混入水WG、気泡溶解水W2)の流れを形成する。
整流板V2において、整流面(整流平面4A)は、図32に示すように、他方の面端縁部76から一方の面端縁部75に向かう水(気泡混入水WG)の流れを形成する。
気泡混入水WGは、図32に示すように、非穴面領域HNの衝突によって、液滞留室SRに流出することなく、一方の面端縁部75に向けられる。気泡混入水WGは、図32に示すように、整流面に沿って、整流面の傾斜する角度θで他方の面端縁部76から一方の面端縁部75に向けて流れる。
略全ての気泡混入水WGは、図32に示すように、整流面を流れる途中で、流れ開口115から流れ凹部117に流れ込んで、流れ凹み曲面117Aに沿って流れる。
気泡混入水WGは、図32に示すように、十分な量のマイクロバブル及びウルトラファインバブルが溶け込んだ(溶解した)状態の気泡溶解水W2であると、気泡溶解水W2は、他方の面端縁部76から一方の面端縁部75に流れる途中で、各第2流通穴89から液滞留室SRに流出し、及び各第1流通穴88から液滞留室SRに流出する。
気泡混入水WGは、図32に示すように、多数のマイクロバブルを越える気泡(100マイクロメートルを超える気泡)の混入した状態であると、多数のマイクロバブルを越える気泡(浮力)によって、各第2流通穴89、及び各第1流通穴88から液滞留室SRに流出することなく、整流面に沿って一方の面端縁部75に向けて流れる。
各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図32に示すように、穴中心uを整流平面4Aに対し角度θ(傾斜角度)で位置しているので、気泡混入水WGを液滞留室SRに流し難くする。
整流板V2の整流面は、図32に示すように、気液溶解室MRの穴閉塞端97側に向う水の流れを形成する。
整流板V2(整流面)において、流れ凹部117は、半径RWの椀状凹部又は球冠凹部であるので、気泡混入水WGを流れ凹み曲面117Aに沿って流すことによって、略全ての気泡混入水WGを気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)に向ける。
整流板V2において、整流面(流れ凹み曲面117A)に沿って流れる気泡混入水WGは、図32に示すように、整流面(流れ凹み曲面117A)から気液溶解室MRの穴閉塞端97側に向けて流れる。
気泡混入水WGは、図32に示すように、流出ノズルNHから穴閉塞端97側に噴出される気泡加圧水PWによって、一方の面端縁部75側の整流面から気泡加圧水PWの噴出流れに引込まれる。
気泡混入水WGは、流出間隔δG(流出空間)において、気泡加圧水PWに合流(混合)される。
このように、気液溶解タンクX2は、流れ案内体5(流出ノズルNH、気液溶解室MRの穴閉塞端97、及び第1容器本体10の内周面10C)、及び整流板V2の整流面によって、循環空間領域CR(気液溶解室MR)に循環流れSF(循環する乱流)を形成する。循環流れSFは、気泡混入水WG(水)を、流出間隔δGから椀状面26及び第1容器本体10の内周面10Cに沿って流し、更に、気泡混入水WGを、整流板V2の整流面(流れ凹み曲面117A)に沿って流して、流出間隔δGに戻す流れである。
気液溶解タンクX2は、循環空間領域CRにおいて、循環流れSFを形成することで、気泡混入水WGを気液溶解室MRで循環する。
これにより、循環する気泡混入水WG中の気泡は、循環流れSFの乱流(キャビテーション)により、マイクロバブル及びウルトラファンバブルに粉砕(剪断)され、マイクロバブル及びウルトラファインバブルは、水に溶け込んで(溶解して)気泡溶解水W2となる。
気泡溶解水W2は、循環する途中で、整流板V2の各第1及び各第2流通穴88,89から液滞留室SRに流出される。
気液溶解タンクX2では、流れ凹部117によって、略全ての気泡混入水WG(水)を効率的に、気液溶解室MRの穴閉塞端97側(椀状面26側)に向けて流すことができる。
気液溶解タンクX2では、気泡混入水WG(水)を気液溶解室MR(循環空間領域CR)で循環して、循環流れSF(循環する乱流)によって、マイクロマブル及びウルトラファインバブルの溶解した気泡溶解水W2とした後に、気泡溶解水W2を液滞留室SRに流出する。
これにより、気液溶解タンクX2は、十分な量のマイクロバブル及びウルトラファインバブルを確実に水に溶け込ませることができ、十分な量(多数量)のマイクロバブル及びウルトラファインバブルの溶解した気泡溶解水W2を流出できる。
気液溶解タンクX2において、液滞留室SRに流出した気泡溶解水W2は、図24に示すように、液滞留室SRに滞留され、流出口43(ボス流出穴49)から使用設備に流出される。
第3実施形態の気液溶解タンクについて、図1乃至図4、図33乃至図41を参照して説明する。
なお、図33乃至図41において、図1乃至図23と同一符号は、同一構成、同一部材であるので、詳細な説明は省略する。
図1乃至図4、図33乃至図41において、第3実施形態の気液溶解タンクX3(以下、「気液溶解タンクX3」という)は、タンク体1、連結体2、エア抜き弁3(エアベント)、整流体V3、及び流れ案内体5を備える。
気液溶解タンクX3は、第1実施形態の気液溶解タンクX1に対し、整流板V3が相異し、その他、タンク体1、連結体2、エア抜き弁3及び流れ案内体5は、第1実施形態の気液溶解タンクX1と同一である。
整流体V3は、例えば、板状体の整流板である(以下、「整流板V3」という)。
整流板V3は、図37乃至図40に示すように、複数(一対)の整流固定突起81,82、整流保持突起84、流れ凸部127及び複数の流通穴88,89を有する。
流れ凸部127は、図37乃至図40に示すように、整流平面4Aから突出して形成される。流れ凸部127は、整流平面4Aの一部が整流平面4Aから整流裏面4Bに離間する方向に突出して形成される。
流れ凸部127は、整流板V3(整流体)の楕円中心線kを中心とする半径RZの円形底縁135を有する。流れ凸部127の半径RZは、図37(a)に示すように、整流平面4Aの短軸SLの半分(SL/2=x)より短い距離の半径であって、例えは、短軸SLの半分の5割から6割の範囲にする[RZ=0.5×(SL/2)〜0.6×(SL/2)]。
流れ凸部127は、図37乃至図40に示すように、例えば、椀状凸部又は球冠凸部であって、整流板V3の楕円中心線方向KPにおいて、整流平面4Aの一部が整流裏面4Bと反対側に椀状又は球冠状に突出して形成される。
流れ凸部127は、楕円形中心線kにおいて、最も高い突出高さHPを有して、椀状又は球冠状に形成される。流れ凸部127は、整流平面4Aの一部の突出によって、椀状又は球冠状の流れ凸曲面127Aを有する。
これにより、流れ凸曲面127A、及び流れ凸曲面127Aを除く整流平面4A(整流平面4Aの一部)は、整流面を構成する。
整流板V3において、各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図39(b)に示すように、整流板V3の楕円中心線方向KPにおいて、整流板V3を貫通して、流れ凸曲面127Aを含む整流平面4A(整流面)及び整流裏面4Bに開口する。
第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図39(b)に示すように、穴中心線uを楕円形中心線kに対し一方の面端縁部75側に穴傾斜角度θ1を隔てて傾斜され、整流板V3を貫通する。
気液溶解タンクX3において、整流板V3は、図33乃至図36に示すように、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、整流平面4A(整流面)及び流れ凸部127をタンク体1の一方の筒端1A側に向け、及び整流裏面4Bを他方の筒端1B側に向けて密閉空間R内に配置され、密閉空間Rを一方の筒端1A側(上筒端側)の気液溶解室MR、及び他方の筒端1B側(下筒端側)の液滞留室SRに区画する。整流板V3は、密閉空間R内において、第1タンク容器6の各固定突起11,12、及び第2タンク容器7の保持突起41の間に配置される。
整流板V3は、楕円形中心線kをタンク体1の筒中心線aに位置(一致)して、密閉空間R内に配置される。
整流板V3(整流体)は、図33乃至図36に示すように、整流平面4A(整流面)の面端縁4aを第1及び第2容器本体10,40の内周面10C,40C(タンク体1の内周面)に当接して密閉空間R内に配置される。
整流板V3は、図33及び図34に示すように、整流平面4A(整流面)をタンク体1の筒中心線aに対し角度θ(傾斜角度)を隔てて傾斜されて、密閉空間R内(第1及び第2タンク穴25,27内)に配置される。
整流平面4A(整流面)は、一方の面端縁部75をタンク体1の一方の筒端1A側に位置し、他方の面端縁部76をタンク体1の他方の筒端1B側に位置して、タンク体1の筒中心線方向Aに傾斜される。
これにより、整流平面4A(整流面)は、タンク体1の筒中心線aに対し、タンク体1の一方の筒端1A側から他方の筒端1B側に向けて傾斜される。
整流板V3は、図36に示すように、整流平面4Aの一方の面端縁部75(長軸NL)を間隔中心直線Lに位置(一致)して、密閉空間R内に配置される。
整流板V3(整流体)は、図5乃至図10で説明したと同様に、各整流固定突起81,82及び各固定突起11,12の当接(接触)、整流保持突起84及び保持突起41の当接(接触)によって、タンク体1の筒中心線方向A(一方の筒端1A側、他方の筒端1B側)及びタンク体1の円周方向Bに移動することなく、タンク体1に固定される。
密閉空間Rに配置した整流板V3(整流体)において、整流平面4A(整流面)は、図33乃至図36に示すように、傾斜する方向SPにおいて、最も一方の筒端1A側に位置する一方の面端縁部75、及び最も他方の筒端1B側に位置する他方の面端縁部76を有する。
密閉空間Rに配置した整流板V3(整流体)において、各第1流通穴88、及び各第2流通穴89(各流通穴)は、穴中心線uをタンク体1の筒中心線aに平行して配置される。各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図33及び図34に示すように、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、整流板V3(整流体)を貫通して気液溶解室MR及び液滞留室SRに開口(連通)する。
整流板V3において、流れ凸部127は、図33乃至図36に示すように、気液溶解室MRに突出される。流れ凸部127は、タンク体1の筒中心線aを中心として配置される。
角度θで傾斜された整流面は、流れ凸曲面127A(流れ凸部127)、及び流れ凸部127(流れ凸曲面127A)を除く整流平面4Aによって、気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)に向う水の流れを形成する。
流れ案内体5において、流出ノズルFNは、図36に示すように、第1ノズル管98穴中心線w1を長軸NL上(各面端縁部75,76を結ぶ直線上)に位置し、第2ノズル管99の穴中心線w2を長軸NLに位置(一致)して配置される。
気液溶解タンクX3は、図1、図2及び図33に示すように、例えば、タンク体1の筒中心線aを上下方向Aに向けて配置される。気液溶解タンクX2は、上下方向Aにおいて、一方の筒端1Aを上方に向け、及び他方の筒端1Bを下方に向けて配置される。
気液溶解タンクX3において、気泡加圧水PWは、図23で説明したと同様に、タンク体1の密閉空間Rに充填される。
タンク体1の密閉空間Rを気泡加圧水PWで充填すると、流出ノズルFNは、図41に示すように、穴面領域HA側において、気泡加圧水PWを気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)に向けて噴出する。気泡加圧水PWは、気液溶解室MRの流出間隔δG(流出空間)に噴出される。
流出間隔δGにおいて、気泡加圧水PWは、流速が減速され、圧力の高くなった乱流となり、気泡加圧水PWにベンチュリー効果による負圧を発生させる。
流出間隔δG(流出空間)において、気泡加圧水PW中の気泡は、ベンチュリー効果、気泡加圧水PW(気泡混入水WG)の乱流によって、マイクロバブル及びウルトラファインバブルに粉砕(剪断)される。
これにより、流出間隔δGにおいて、気泡加圧水PWは、マイクロバブルを超える気泡、マイクルバブル及びウルトラファンバブルの混及び溶け込んだ気泡混入水WGとなる。
気泡混入水WGは、図41に示すように、気液溶解室MRの穴閉塞端97に衝突して、椀状面26によって循環空間領域CRに向けて流される。
気泡混入水WGは、図41に示すように、循環空間領域CRにおいて、椀状面26(穴閉塞端97)及び第1容器本体10の内周面10C(タンク体1の内周面)に沿って流れ、整流板V2(整流平面4A)の非穴面領域HNに衝突される。
このとき、第1ノズル管の管中心線w1を整流面(整流平面4A)の長軸NL上(各面端縁部75,76を結ぶ直線上)に位置しているので、気泡混入水WGは、非穴面領域HNの長軸NL(長軸NLを含む付近)に集中して衝突される。
これにより、流れ案内体5は、流出ノズルNH、気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)及び第1容器本体10の内周面10C(タンク体1の内周面)によって、気液溶解室MRの穴閉塞端97側から非穴面領域NHに向う水(気泡混入水WG、気泡溶解水W2)の流れを形成する。
整流板V3において、整流面(整流平面4A)は、図41に示すように、他方の面端縁部76から一方の面端縁部75に向かう水(気泡混入水WG)の流れを形成する。
気泡混入水WGは、図41に示すように、非穴面領域HNの衝突によって、液滞留室SRに流出することなく、一方の面端縁部75に向けられる。気泡混入水WGは、図41に示すように、整流面に沿って、整流面の傾斜する角度θで他方の面端縁部76から一方の面端縁部75に向けて流れる。
長軸NL(長軸NL近傍)に沿って流れる気泡混入水WGは、図41に示すように、整流面を流れる途中で、流れ凸部127に衝突し、流れ凸曲面127Aに沿って流れる。
これにより、気泡混入水WGは、流れ凸曲面127Aに擦れて流れ、気泡混入水WG中の気泡は、流れ凸部127の衝突、及び流れ凸曲面127Aの擦れによって、マイクロバブル及びウルトラファインバブルに粉砕(剪断)される。流れ凸部127で粉砕されたマイクロバブル及びウルトラファインバブルは、気泡混入水WGに混入、溶解される。
気泡混入水WGは、図41に示すように、十分な量のマイクロバブル及びウルトラファインバブルが溶け込んだ(溶解した)状態の気泡溶解水W2であると、気泡溶解水W2は、他方の面端縁部76から一方の面端縁部75に流れる途中で、各第2流通穴89から液滞留室SRに流出し、及び各第1流通穴88から液滞留室SRに流出する。
気泡混入水WGは、図41に示すように、多数のマイクロバブルを越える気泡(100マイクロメートルを超える気泡)の混入した状態であると、多数のマイクロバブルを越える気泡(浮力)によって、各第2流通穴89、及び各第1流通穴88から液滞留室SRに流出することなく、整流面に沿って一方の面端縁部75に向けて流れる。
各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図41に示すように、穴中心uを整流平面4Aに対し角度θ(傾斜角度)で位置しているので、気泡混入水WGを液滞留室SRに流し難くする。
整流板V3の整流面は、図41に示すように、気液溶解室MRの穴閉塞端97側に向う水の流れを形成する。
整流板V3(整流面)において、流れ凸部127は、椀状凸部又は球冠凸部であるので、気泡混入水WGを流れ凸曲面127Aに沿って流すことによって、気泡混入水WGを気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)に向ける。
整流板V2において、整流面(流れ凸曲面127A、及び流れ凸曲面127Aを除く整流平面4A)に沿って流れる気泡混入水WGは、図41に示すように、整流面(流れ凸曲面127A、及び流れ凸曲面127Aを除く整流平面4A)から気液溶解室MRの穴閉塞端97側に向けて流れる。
気泡混入水WGは、図41に示すように、流出ノズルNHから穴閉塞端97側に噴出される気泡加圧水PWによって、一方の面端縁部75側の整流面から気泡加圧水PWの噴出流れに引込まれる。
気泡混入水WGは、流出間隔δG(流出空間)において、気泡加圧水PWに合流(混合)される。
このように、気液溶解タンクX3は、流れ案内体5(流出ノズルNH、気液溶解室MRの穴閉塞端97、及び第1容器本体10の内周面10C)、及び整流板V3の整流面によって、循環空間領域CR(気液溶解室MR)に循環流れSF(循環する乱流)を形成する。循環流れSFは、気泡混入水WG(水)を、流出間隔δGから椀状面26及び第1容器本体10の内周面10Cに沿って流し、更に、気泡混入水WGを、整流板V3の整流面(流れ凸曲面127A、及び流れ凸曲面127Aを除く整流平面4A)に沿って流して、流出間隔δGに戻す流れである。
気液溶解タンクX3は、循環空間領域CRにおいて、循環流れSFを形成することで、気泡混入水WGを気液溶解室MRで循環する。
これにより、循環する気泡混入水WG中の気泡は、循環流れSFの乱流(キャビテーション)及び流れ凸部127により、マイクロバブル及びウルトラファンバブルに粉砕(剪断)され、マイクロバブル及びウルトラファインバブルは、水に溶け込んで(溶解して)気泡溶解水W2となる。
気泡溶解水W2は、循環する途中で、整流板V2の各第1及び各第2流通穴88,89から液滞留室SRに流出される。
気液溶解タンクX3では、流れ凸部127によって、循環する気泡混入水WG中の気泡をマイクロバブル及びウルトラファインバブルに粉砕(剪断)できる。
気液溶解タンクX3では、気泡混入水WG(水)を気液溶解室MR(循環空気領域CR)で循環して、循環流れSF(循環する乱流)によって、マイクロマブル及びウルトラファインバブルの溶解した気泡溶解水W2とした後に、気泡溶解水W2を液滞留室SRに流出する。
これにより、気液溶解タンクX3は、十分な量のマイクロバブル及びウルトラファインバブルを確実に水に溶け込ませることができ、十分な量(多数量)のマイクロバブル及びウルトラファインバブルの溶解した気泡溶解水W2を流出できる。
気液溶解タンクX3において、液滞留室SRに流出した気泡溶解水W2は、図33に示すように、液滞留室SRに滞留され、流出口43(ボス流出穴49)から使用設備に流出される。
第4実施形態の気液溶解タンクについて、図1乃至図4、図42乃至図49を参照して説明する。
なお、図42乃至図49において、図1乃至図23と同一符号は、同一部材、同一構成であるので、詳細な説明は省略する。
図1乃至図4、図42乃至図49において、第4実施形態の気液溶解タンクX4(以下、「気液溶解タンクX4」という)は、タンク体1、連結体2、エア抜き弁3(エアベント)、整流体V4、及び流れ案内体5を備える。
気液溶解タンクX4は、第1実施形態の気液溶解タンクX1に対し、整流体V4が相異し、その他、タンク体1、連結体2、エア抜き弁3及び流れ案内体5は、第1実施形態の気液溶解タンクX1と同一である。
整流体V4は、例えば、板状体の整流板である(以下、「整流板V4」という)。
整流板V4は、図46乃至図48に示すように、複数(一対)の整流固定突起81,82、整流保持突起84、及び複数の流通穴88,89を有する。
整流板V4は、各整流板V1〜V3のように、流れ凹部87,117及び流れ凸部127を有することなく、整流平面4Aは、整流面を構成する。
整流板V4において、各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図46乃至図48に示すように、整流板V4の楕円中心線方向KPにおいて、整流板V4を貫通して、整流平面4A及び整流裏面4Bに開口する。
各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図47(b)に示すように、穴中心線uを楕円形中心線kに対し一方の面端縁部75側に穴傾斜角度θ1を隔てて傾斜され、整流板V4を貫通する。
気液溶解タンクX4において、整流板V4は、図42乃至図45に示すように、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、整流平面4A(整流面)をタンク体1の一方の筒端1A側に向け、及び整流裏面4Bを他方の筒端1B側に向けて密閉空間R内に配置され、密閉空間Rを一方の筒端1A側(上筒端側)の気液溶解室MR、及び他方の筒端1B側(下筒端側)の液滞留室SRに区画する。整流板V4は、楕円形中心線kをタンク体1の筒中心線aに位置(一致)して、密閉空間R内に配置される。
整流板V4(整流体)は、図42乃至図45に示すように、整流平面4A(整流面)の面端縁4aを第1及び第2容器本体10,40の内周面10C,40C(タンク体1の内周面)に当接して密閉空間R内に配置される。
整流板V4は、図42及び図43に示すように、整流平面4A(整流面)をタンク体1の筒中心線aに対し角度θ(傾斜角度)を隔てて傾斜され、密閉空間R(第1及び第2タンク穴25,47内)に配置される。
整流平面4A(整流面)は、一方の面端縁部75をタンク体1の一方の筒端1A側に位置し、他方の面端縁部76をタンク体1の他方の筒端1B側に位置して、タンク体1の筒中心線方向Aに傾斜される。
これにより、整流平面4A(整流面)は、タンク体1の筒中心線aに対し、タンク体1の一方の筒端1A側から他方の筒端1B側に向けて傾斜される。
整流板V4は、図45に示すように、整流平面4Aの一方の面端縁部75(長軸NL)を間隔中心直線Lに位置(一致)して、密閉空間R内に配置される。
整流板V4(整流体)は、図5乃至図10で説明したと同様に、各整流固定突起81,82及び各固定突起11,12の当接(接触)、整流保持突起84及び保持突起41の当接(接触)によって、タンク体1の筒中心線方向A(一方の筒端1A側、他方の筒端1B側)及びタンク体1の円周方向Bに移動することなく、タンク体1に固定される。
密閉空間Rに配置した整流板V4(整流体)において、整流平面4A(整流面)は、図42乃至図45に示すように、傾斜する方向SPにおいて、最も一方の筒端1A側に位置する一方の面端縁部75、及び最も他方の筒端1B側に位置する他方の面端縁部76を有する。
密閉空間Rに配置した整流板V4(整流体)において、各第1流通穴88、及び各第2流通穴89(各流通穴)は、穴中心線uをタンク体1の筒中心線aに平行して配置される。各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図42及び図43に示すように、タンク体1の筒中心線方向Aにおいて、整流板V4(整流体)を貫通して気液溶解室MR及び液滞留室SRに開口(連通)する。
角度θで傾斜された整流面は、整流平面4Aによって、気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)に向う水の流れを形成する。
流れ案内体5において、流出ノズルFNは、図45に示すように、第1ノズル管98穴中心線w1を長軸NL上(各面端縁部75,76を結ぶ直線上)に位置し、第2ノズル管99の穴中心線w2を長軸NLに位置(一致)して配置される。
気液溶解タンクX4は、図42に示すように、例えば、タンク体1の筒中心線aを上下方向Aに向けて配置される。気液溶解タンクX2は、上下方向Aにおいて、一方の筒端1Aを上方に向け、及び他方の筒端1Bを下方に向けて配置される。
気液溶解タンクX4において、気泡加圧水PWは、図23で説明したと同様に、タンク体1の密閉空間Rに充填される。
タンク体1の密閉空間Rを気泡加圧水PWで充填すると、流出ノズルFNは、図49に示すように、穴面領域HA側において、気泡加圧水PWを気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)に向けて噴出する。気泡加圧水PWは、気液溶解室MRの流出間隔δG(流出空間)に噴出される。
流出間隔δGにおいて、気泡加圧水PWは、流速が減速され、圧力の高くなった乱流となり、気泡加圧水PWにベンチュリー効果による負圧を発生させる。
流出間隔δG(流出空間)において、気泡加圧水PW中の気泡は、ベンチュリー効果、気泡加圧水PW(気泡混入水WG)の乱流によって、マイクロバブル及びウルトラファインバブルに粉砕(剪断)される。
これにより、流出間隔δGにおいて、気泡加圧水PWは、マイクロバブルを超える気泡、マイクルバブル及びウルトラファンバブルの混入及び溶け込んだ気泡混入水WGとなる。
気泡混入水WGは、図49に示すように、気液溶解室MRの穴閉塞端97に衝突して、椀状面26によって循環空間領域CRに向けて流される。
気泡混入水WGは、図49に示すように、循環空間領域CRにおいて、椀状面26(穴閉塞端97)及び第1容器本体10の内周面10C(タンク体1の内周面)に沿って流れ、整流板V2(整流平面4A)の非穴面領域HNに衝突される。
このとき、第1ノズル管の管中心線w1を整流面(整流平面4A)の長軸NL上(各面端縁部75,76を結ぶ直線上)に位置しているので、気泡混入水WGは、非穴面領域HNの長軸NL(長軸NLを含む付近)に集中して衝突される。
これにより、流れ案内体5は、流出ノズルNH、気液溶解室MRの穴閉塞端97(椀状面26)及び第1容器本体10の内周面10C(タンク体1の内周面)によって、気液溶解室MRの穴閉塞端97側から非穴面領域NHに向う水(気泡混入水WG、気泡溶解水W2)の流れを形成する。
整流板V4において、整流面(整流平面4A)は、図49に示すように、他方の面端縁部76から一方の面端縁部75に向かう水(気泡混入水WG)の流れを形成する。
気泡混入水WGは、図49に示すように、非穴面領域HNの衝突によって、液滞留室SRに流出することなく、一方の面端縁部75に向けられる。気泡混入水WGは、図49に示すように、整流面に沿って、整流面の傾斜する角度θで他方の面端縁部76から一方の面端縁部75に向けて流れる。
気泡混入水WGは、図49に示すように、十分な量のマイクロバブル及びウルトラファインバブルが溶け込んだ(溶解した)状態の気泡溶解水W2であると、気泡溶解水W2は、他方の面端縁部76から一方の面端縁部75に流れる途中で、各第2流通穴89から液滞留室SRに流出し、及び各第1流通穴88から液滞留室SRに流出する。
気泡混入水WGは、図49に示すように、多数のマイクロバブルを越える気泡(100マイクロメートルを超える気泡)の混入した状態であると、多数のマイクロバブルを越える気泡(浮力)によって、各第2流通穴89、及び各第1流通穴88から液滞留室SRに流出することなく、整流面に沿って一方の面端縁部75に向けて流れる。
各第1流通穴88、及び各第2流通穴89は、図49に示すように、穴中心uを整流平面4Aに対し角度θ(傾斜角度)で位置しているので、気泡混入水WGを液滞留室SRに流し難くする。
整流板V4の整流平面4A(整流面)は、図49に示すように、気液溶解室MRの穴閉塞端97側に向う水の流れを形成する。
整流板V4において、整流平面4A(整流面)に沿って流れる気泡混入水WGは、図49に示すように、整流平面4Aから気液溶解室MRの穴閉塞端97側に向けて流れる。
気泡混入水WGは、図49に示すように、流出ノズルNHから穴閉塞端97側に噴出される気泡加圧水PWによって、一方の面端縁部75側の整流平面4A(整流面)から気泡加圧水PWの噴出流れに引込まれる。
気泡混入水WGは、流出間隔δG(流出空間)において、気泡加圧水PWに合流(混合)される。
このように、気液溶解タンクX4は、流れ案内体5(流出ノズルNH、気液溶解室MRの穴閉塞端97、及び第1容器本体10の内周面10C)、及び整流板V4の整流面によって、循環空間領域CR(気液溶解室MR)に循環流れSF(循環する乱流)を形成する。循環流れSFは、気泡混入水WG(水)を、流出間隔δGから椀状面26及び第1容器本体10の内周面10Cに沿って流し、更に、気泡混入水WGを、整流板V4の整流平面4Aに沿って流して、流出間隔δGに戻す流れである。
気液溶解タンクX4は、循環空間領域CRにおいて、循環流れSFを形成することで、気泡混入水WGを気液溶解室MRで循環する。
これにより、循環する気泡混入水WG中の気泡は、循環流れSFの乱流(キャビテーション)により、マイクロバブル及びウルトラファンバブルに粉砕(剪断)され、マイクロバブル及びウルトラファインバブルは、水に溶け込んで(溶解して)気泡溶解水W2となる。
気泡溶解水W2は、循環する途中で、整流板V2の各第1及び各第2流通穴88,89から液滞留室SRに流出される。
気液溶解タンクX4では、気泡混入水WG(水)を気液溶解室MR(循環空間領域CR)で循環して、循環流れSF(循環する乱流)によって、マイクロマブル及びウルトラファインバブルの溶解した気泡溶解水W2とした後に、気泡溶解水W2を液滞留室SRに流出する。
これにより、気液溶解タンクX4は、十分な量のマイクロバブル及びウルトラファインバブルを確実に水に溶け込ませることができ、十分な量(多数量)のマイクロバブル及びウルトラファインバブルの溶解した気泡溶解水W2を流出できる。
気液溶解タンクX4において、液滞留室SRに流出した気泡溶解水W2は、図42に示すように、液滞留室SRに滞留され、流出口43(ボス流出穴49)から使用設備に流出される。
本発明は、気体(空気、水素)を水に溶解するのに最適である。
X1 気液溶解タンク
V1 整流板(整流体)
1 タンク体
1A 一方の筒端
1B 他方の筒端
2 連結体
3 エア抜き弁
4A 整流平面(整流面)
5 流れ案内体
19 流入口
43 流出口
75 一方の面端縁部
76 他方の面端縁部
87 流れ凹部
87A 流れ凹み曲面(整流面)
88 第1流通穴(流通穴)
89 第2流通穴(流通穴)
97 穴閉塞端
HA 穴面領域
HN 非穴面領域
MR 気液溶解室
SR 液滞留室
PW 加圧水
WG 気泡混入水
W2 気泡溶解水

Claims (6)

  1. 両筒端が閉塞され、内部に密閉空間を有する筒状体に形成されるタンク体と、
    整流面を有し、前記整流面を前記タンク体の一方の筒端側に向けて前記密閉空間に配置され、前記密閉空間を前記タンク体の一方の筒端側の気液溶解室、及び他方の筒端側の液滞留室に区画する整流体と、
    前記タンク体に設けられる流れ案内体と、を備え、
    前記タンク体は、
    前記一方の筒端側の前記気液溶解室の穴閉塞端、及び前記整流面の間に配置され、前記気液溶解室に開口する流入口と、
    前記液滞留室に開口する流出口と、を有し、
    気泡を含んだ加圧水が前記流入口から前記気液溶解室に流入され、
    前記整流面は、
    前記タンク体の筒中心線に対し角度を隔てて傾斜され、
    傾斜する方向において、最も一方の筒端側に位置する一方の面端縁部、及び最も他方の筒端側に位置する他方の面端縁部と、
    前記一方の面端縁部側の穴面領域、及び前記他方の面端縁部側の非穴面領域と、を有し、
    前記気液溶解室の前記穴閉塞端に向う水の流れを形成し、
    前記整流体は、
    前記穴面領域に配置され、前記タンク体の筒中心線の方向において、前記整流体を貫通し、前記気液溶解室及び前記液滞留室に開口する複数の流通穴を有し、
    前記流れ案内体は、
    前記流入口に連結され、
    前記整流面の穴面領域側において、気泡を含んだ加圧水を前記気液溶解室の穴閉塞端側に向けて噴射し、及び前記気液溶解室の前記穴閉塞端側から前記非穴面領域に向う水の流れを形成する
    ことを特徴とする気液溶解タンク。
  2. 両筒端が閉塞され、内部に密閉空間を有する筒状体に形成されるタンク体と、
    整流平面を有し、前記整流平面を前記タンク体の一方の筒端側に向けて前記密閉空間に配置され、前記密閉空間を前記タンク体の一方の筒端側の気液溶解室、及び他方の筒端側の液滞留室に区画する整流体と、
    前記タンク体に設けられる流れ案内体と、を備え、
    前記整流平面は、
    前記タンク体の筒中心線に対し角度を隔てて傾斜され、
    傾斜する方向において、最も一方の筒端側に位置する一方の面端縁部、及び最も他方の筒端側に位置する他方の面端縁部と、
    前記一方の面端縁部側の穴面領域、及び前記他方の面端縁部側の非穴面領域と、を有し、
    前記タンク体は、
    前記一方の面端縁部に間隔を隔てて、前記一方の筒端側の前記気液溶解室の穴閉塞端、及び前記整流平面の間に配置され、前記気液溶解室に開口する流入口と、
    前記液滞留室に開口する流出口と、を有し、
    気泡を含んだ加圧水が前記流入口から前記気液溶解室に流入され、
    前記整流体は、
    前記穴面領域に配置され、前記タンク体の筒中心線の方向において、前記整流体を貫通し、前記気液溶解室及び前記液滞留室に開口する複数の流通穴と、
    前記整流平面が凹んで形成され、前記気液溶解室の穴閉塞端側に向う水の流れを形成する流れ凹部と、を有し、
    前記流れ案内体は、
    前記流入口に連結され、
    前記整流平面の穴面領域側において、気泡を含んだ加圧水を前記気液溶解室の前記穴閉塞端側に噴出し、及び前記気液溶解室の前記穴閉塞端側から前記非穴面領域に向う水の流れを形成する
    ことを特徴とする気液溶解タンク。
  3. 前記流れ凹部は、
    前記整流平面が凹んで形成された椀状凹部である
    ことを特徴とする請求項2に記載の気液溶解タンク。
  4. 両筒端が閉塞され、内部に密閉空間を有する筒状体に形成されるタンク体と、
    整流平面を有し、前記整流平面を前記タンク体の一方の筒端側に向けて前記密閉空間に配置され、前記密閉空間を前記タンク体の一方の筒端側の気液溶解室、及び他方の筒端側の液滞留室に区画する整流体と、
    前記タンク体に設けられる流れ案内体と、を備え、
    前記整流平面は、
    前記タンク体の筒中心線に対し角度を隔てて傾斜され、
    傾斜する方向において、最も一方の筒端側に位置する面端縁部、及び最も他方の筒端側に位置する他方の面端縁部と、
    前記一方の面端縁部側の穴面領域、及び前記他方の面端縁部側の非穴面領域と、を有し、
    前記タンク体は、
    前記一方の面端縁部に間隔を隔てて、前記一方の筒端側の前記気液溶解室の穴閉塞端、及び前記整流平面の間に配置され、及び前記気液溶解室に開口する流入口と、
    前記液滞留室に開口される流出口と、を有し、
    気泡を含んだ加圧水が前記流入口から前記気液溶解室に流入され、
    前記整流体は、
    前記穴面領域に配置され、前記タンク体の筒中心線の方向において、前記整流体を貫通し、前記気液溶解室及び前記液滞留室に開口する複数の流通穴と、
    前記整流平面から前記気液溶解室に突出する流れ凸部と、を有し、
    前記流れ案内体は、
    前記流入口に連結され、
    前記整流平面の穴面領域側において、気泡を含んだ加圧水を前記気液溶解室の穴閉塞端側に向けて噴射し、及び前記気液溶解室の前記穴閉塞端側から前記非穴面領域に向う水の流れを形成する
    ことを特徴とする気液溶解タンク。
  5. 前記流れ凸部は、
    前記整流平面が前記気液溶解室に突出した椀状凸部である
    ことを特徴とする請求項4に記載の気液溶解タンク。
  6. 両筒端が閉塞され、内部に密閉空間を有する筒状体に形成されるタンク体と、
    整流平面を有し、前記整流平面を前記タンク体の一方の筒端側に向けて前記密閉空間に配置され、前記密閉空間を前記タンク体の一方の筒端側の気液溶解室、及び他方の筒端側の液滞留室に区画する整流体と、
    前記タンク体に設けられる流れ案内体と、を備え、
    前記整流平面は、
    前記タンク体の筒中心線に対し角度を隔てて傾斜され、
    傾斜する方向において、最も一方の筒端側に位置する一方の面端縁部、及び最も他方の筒端側に位置する他方の面端縁部と、
    前記一方の面端縁部側の穴面領域、及び前記他方の面端縁部側の非穴面領域と、を有し、
    前記タンク体は、
    前記一方の面端縁部に間隔を隔てて、前記一方の筒端側の前記気液溶解室の穴閉塞端、及び前記整流平面の間に配置され、前記気液溶解室に開口する流入口と、
    前記液滞留室に開口する流出口と、を有し、
    気泡を含んだ加圧水が前記流入口から前記気液溶解室に流入され、
    前記整流体は、
    前記穴面領域に配置され、前記タンク体の筒中心線の方向において、前記整流体を貫通し、前記気液溶解室及び前記液滞留室に開口する複数の流通穴を有し、
    前記流れ案内体は、
    前記流入口に連結され、
    前記整流平面の穴面領域側において、気泡を含んだ加圧水を前記気液溶解室の穴閉塞端側に向けて噴出し、及び前記気液溶解室の前記穴閉塞端から前記非穴面領域に向う水の流れを形成する
    ことを特徴とする気液溶解タンク。
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