JP2021137464A - 集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力の増加を抑制しつつ、適切なタイミングで集塵部を帯電させ、トイレットペーパーから発生した紙塵の拡散を適切に抑制することができる集塵装置を提供する。【解決手段】紙塵を集塵する集塵部10と、集塵部に電力を供給することにより、紙塵を吸着できるように集塵部を帯電させる電源部14と、トイレットペーパーの使用に関連する情報を取得する情報取得部16と、情報取得部の取得した情報に基づいて電源部の動作を制御する制御部18と、を備え、電源部は、紙塵の吸着に必要な電力を集塵部に供給する第1状態と、集塵部に供給される電力を第1状態よりも小さくした第2状態と、を有し、制御部は、情報の取得に応じて電源部を第1状態とし、電源部を第1状態とした後、所定のタイミングで電源部を第1状態から第2状態に切り替える。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、集塵装置に関する。
ペーパーホルダーからロール型のトイレットペーパーを引き出したり、引き出したトイレットペーパーを切断したりする際に、紙塵などの埃が空気中に舞ってしまうことがある。こうしたトイレットペーパーに起因する埃が溜まってしまうと、トイレ空間の見た目を低下させてしまう。また、堆積した埃は、雑菌の隠棲地となってしまう可能性もある。
そこで、トイレットペーパーから空気中に拡散する紙塵を静電力を用いて吸着させることにより、紙塵の拡散を抑制する集塵装置が提案されている。
トイレットペーパーを引き出したり、引き出したトイレットペーパーを切断したりして空気中に拡散する紙塵をより効果的に吸着させるためには、トイレットペーパーを使用するタイミングで集塵部を帯電させておくことが好ましい。
例えば、紙塵を吸着する集塵部に電源部から電力を供給することにより、集塵部を帯電させる場合に、電力を供給するタイミングが、トイレットペーパーを使用するタイミングとずれてしまうと、静電力が低下し、紙塵を吸着させる効果が低下してしまう。一方で、電源部から集塵部に常に電力を供給してしまうと、消費電力の増加などを招いてしまう。
特許第5829759号公報 特許第5226832号公報 特許第2960681号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、消費電力の増加を抑制しつつ、適切なタイミングで集塵部を帯電させ、トイレットペーパーから発生した紙塵の拡散を適切に抑制することができる集塵装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、トイレットペーパーの紙塵を集塵する集塵装置であって、前記紙塵を集塵する集塵部と、前記集塵部に電力を供給することにより、前記紙塵を吸着できるように前記集塵部を帯電させる電源部と、前記トイレットペーパーの使用に関連する情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部の取得した前記情報に基づいて前記電源部の動作を制御する制御部と、を備え、前記電源部は、前記紙塵の吸着に必要な電力を前記集塵部に供給する第1状態と、前記集塵部に供給される電力を前記第1状態よりも小さくした第2状態と、を有し、前記制御部は、前記情報の取得に応じて前記電源部を前記第1状態とし、前記電源部を前記第1状態とした後、所定のタイミングで前記電源部を前記第1状態から前記第2状態に切り替えることを特徴とする集塵装置である。
この集塵装置によれば、制御部が、情報の取得に応じて電源部を第1状態とするため、的確なタイミングで集塵部を帯電させ、静電力を発生させることができる。また、制御部が、電源部を第1状態とした後、所定のタイミングで電源部を第1状態から第2状態に切り替えるため、トイレ空間の不使用時間帯における消費電力を抑制することができる。従って、消費電力の増加を抑制しつつ、適切なタイミングで集塵部を帯電させ、トイレットペーパーから発生した紙塵の拡散を適切に抑制することができる集塵装置を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記情報取得部は、前記トイレットペーパーの回転を検知した回転検知情報を、前記トイレットペーパーの使用に関連する前記情報として取得し、前記制御部は、前記回転検知情報の取得に応じて前記電源部を前記第1状態とすることを特徴とする集塵装置である。
この集塵装置によれば、制御部が、回転検知情報の取得に応じて電源部を第1状態とするため、消費電力の増加を抑制しつつ、より適切なタイミングで集塵部を帯電させ、紙塵の拡散をより確実に抑制することができる。
第3の発明は、第1の発明において、前記情報取得部は、使用者の便座への着座を検知した着座検知情報を、前記トイレットペーパーの使用に関連する前記情報として取得し、前記制御部は、前記着座検知情報の取得に応じて前記電源部を前記第1状態とすることを特徴とする集塵装置である。
この集塵装置によれば、制御部が、着座検知情報の取得に応じて電源部を第1状態とする。このように、使用者がトイレットペーパーを使用する可能性が高く、且つ使用者がトイレットペーパーを使用するよりも前の着座のタイミングで電源部を第1状態とすることにより、使用者が実際にトイレットペーパーを引き出したり切断したりするタイミングにおいて、より確実に集塵部を帯電させておくことができ、紙塵の拡散をより確実に抑制することができる。従って、消費電力の増加を抑制しつつ、より適切なタイミングで集塵部を帯電させ、紙塵の拡散をより確実に抑制することができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記第2状態は、前記集塵部への電力の供給を停止した状態であることを特徴とする集塵装置である。
この集塵装置によれば、トイレ空間の不使用時間帯における消費電力をより抑制することができる。
本発明の態様によれば、消費電力の増加を抑制しつつ、適切なタイミングで集塵部を帯電させ、トイレットペーパーから発生した紙塵の拡散を適切に抑制することができる集塵装置が提供される。
実施形態に係る集塵装置を模式的に表す断面図である。 図2(a)及び図2(b)は、実施形態に係る集塵部を模式的に表す断面図である。 実施形態に係る集塵装置を模式的に表す正面図である。 実施形態に係る集塵装置を模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る集塵装置の動作の一例を模式的に表すグラフである。 実施形態に係る集塵装置の動作の一例を模式的に表すグラフである。 実施形態に係る集塵装置の変形例を模式的に表す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る集塵装置を模式的に表す断面図である。
図1に表したように、トイレシステム2は、紙巻器4と、カウンター6と、集塵装置10と、を備える。トイレシステム2は、トイレ空間TS内に設置して使用される。なお、トイレ空間TSは、家庭などに設置される個室状のトイレ室でもよいし、公共施設などに設置されるパーティションなどで仕切られたトイレブースなどでもよい。
紙巻器4は、トイレットペーパーTPを回動可能に支持する。紙巻器4は、カウンター6の下方に配置され、トイレ空間TSの壁面WLに取り付けられている。紙巻器4は、例えば、カウンター6の直下に設けられる。
紙巻器4は、例えば、本体部4aと、紙切り板4bと、押し付け部材4cと、を有する。本体部4aは、トイレットペーパーTPを回動可能に支持する。トイレットペーパーTPは、中心部分に回転軸となる貫通孔TPaを有する。本体部4aは、例えば、貫通孔TPaに挿通される軸支部4dを有し、軸支部4dを貫通孔TPaに挿通することにより、トイレットペーパーTPを回動可能に支持する。本体部4aは、例えば、一対の軸支部4dを有し、一対の軸支部4dを貫通孔TPaの両端に挿通し、貫通孔TPaの両端を支持することによって、トイレットペーパーTPを回動可能に支持する。
紙切り板4bは、本体部4aに支持されたトイレットペーパーTPの上方に配置されるように、本体部4aに回動可能に設けられる。紙切り板4bは、本体部4aに支持されたトイレットペーパーTPを上方から押さえる。また、紙切り板4bは、前端が、本体部4aに支持されたトイレットペーパーTPと近接するように、前後方向の長さが調整されている。これにより、紙切り板4bは、回転させて引き出されたトイレットペーパーTPを、前端のエッジで切断し易くする。
なお、本願明細書においては、壁面WLと向き合う使用者からみて手前側を「前方」とし、奥側を「後方」とし、上側を「上方」とし、下側を「下方」とし、右側を「右側方」とし、左側を「左側方」とする。前方は、換言すれば、壁面WLの向く方向である。
押し付け部材4cは、紙切り板4bを本体部4aに支持されたトイレットペーパーTPに押し付ける。押し付け部材4cは、例えば、本体部4aと紙切り板4bとの間に設けられ、弾性力によって紙切り板4bをトイレットペーパーTPに押し付けるトーションばねである。但し、押し付け部材4cの構成は、トーションばねに限ることなく、例えば、板ばねなどの他のばねなどでもよいし、ゴムなどの弾性体などでもよい。押し付け部材4cの構成は、紙切り板4bをトイレットペーパーTPに押し付け可能な任意の構成でよい。
なお、紙巻器4の構成は、上記に限ることなく、トイレットペーパーTPを回動可能に支持可能な任意の構成でよい。
カウンター6は、トイレ空間TSの壁面WLに取り付けられ、上面6aに予備のトイレットペーパーTPや清掃用具などを載置可能とする。
但し、紙巻器4の取付位置などは、上記に限ることなく、トイレ空間TS内の任意の位置でよい。紙巻器4は、例えば、壁面WLに直接取り付けてもよいし、壁面WLに取り付けられるキャビネットの内部などに取り付けてもよい。カウンター6は、トイレシステム2に必要に応じて設けられ、省略可能である。
集塵装置10は、トイレットペーパーTPの紙塵を集塵する。集塵装置10は、より詳しくは、紙巻器4に支持されたトイレットペーパーTPから発生する紙塵を集塵する。
図1に表したように、集塵装置10は、集塵部12と、電源部14と、情報取得部16と、制御部18と、を備える。
集塵部12は、トイレットペーパーTPの紙塵を集塵する。集塵部12は、板状である。集塵部12は、換言すれば、集塵板である。集塵部12は、紙塵を吸着させる吸着面12aを有する。
集塵部12は、吸着面12aを下方に向けた状態で、カウンター6の下面6bに取り付けられている。換言すれば、集塵部12は、吸着面12aをトイレットペーパーTP側に向けた状態で、カウンター6の下面6bに取り付けられている。
集塵部12は、紙巻器4に支持されたトイレットペーパーTP、及び紙切り板4bよりも上方に位置する。この場合、集塵部12(吸着面12a)の前端は、紙切り板4bの前端よりも前方に位置することが好ましい。また、集塵部12(吸着面12a)の後端は、紙切り板4bの前端よりも後方に位置することが好ましい。これにより、紙切り板4bの前端でトイレットペーパーTPを切断した際に発生する紙塵を、集塵部12でより適切に集塵することができる。
また、集塵部12は、紙巻器4に支持されたトイレットペーパーTP、及び紙切り板4bになるべく近接させて配置することが好ましい。例えば、集塵部12とトイレットペーパーTPとの間の距離は、トイレットペーパーTPの最大の直径よりも短いことが好ましい。トイレットペーパーTPの最大の直径とは、例えば、JIS規格で定められた12cmである。これにより、紙切り板4bの前端でトイレットペーパーTPを切断した際に発生する紙塵を、集塵部12でより適切に集塵することができる。
但し、集塵部12の配置や形状などは、上記に限るものではない。集塵部12は、例えば、壁面WLなどに取り付けてもよい。集塵部12は、トイレットペーパーTPの上方に限ることなく、トイレットペーパーTPの後方や下方に配置してもよい。集塵部12の配置は、紙塵を適切に集塵可能な任意の配置でよい。集塵部12の形状は、板状に限ることなく、紙塵を適切に集塵可能な任意の形状でよい。
電源部14は、集塵部12に電力を供給することにより、紙塵を吸着できるように集塵部12を帯電させる。電源部14は、例えば、電池(図示は省略)から供給された電力を、集塵部12に対応した電力に変換し、変換後の電力を集塵部12に供給する。集塵部12は、電源部14からの電力供給を受けて吸着面12aを帯電させ、静電力を発生させることにより、トイレットペーパーTPから発生した紙塵を吸着面12aに吸着させる。このように、集塵部12は、静電力を用いて吸着面12aに吸着させることにより、紙塵を集塵する。
なお、電源部14の構成は、電池からの直流電力を変換して集塵部12に供給する構成に限ることなく、例えば、商用電源(例えばコンセント)からの交流電力を変換して集塵部12に供給する構成などでもよい。電源部14の構成は、紙塵を吸着できるように帯電させる電力を集塵部12に供給可能な任意の構成でよい。
情報取得部16は、トイレットペーパーTPの使用に関する情報を取得する。情報取得部16は、例えば、トイレットペーパーTPの回転を検知した回転検知情報を、トイレットペーパーTPの使用に関する情報として取得する。情報取得部16は、取得した情報を制御部18に入力する。情報取得部16は、例えば、回転検知情報を制御部18に入力する。
制御部18は、情報取得部16の取得した情報に基づいて、電源部14の動作を制御する。制御部18は、例えば、回転検知情報に基づいて、電源部14の動作を制御する。
集塵装置10は、例えば、帯電部20をさらに備える。帯電部20は、例えば、トイレットペーパーTPを回転させて取り出す際にトイレットペーパーTPを帯電させる。より具体的には、帯電部20がトイレットペーパーTPに接した状態で、トイレットペーパーTPを回転させることで、帯電部20は、トイレットペーパーTPを摩擦帯電させる。
このように、トイレットペーパーTPを回転させて取り出す際に帯電部20によりトイレットペーパーTPを帯電させることで、トイレットペーパーTPから発生する紙塵を帯電させることができる。
帯電部20は、トイレットペーパーTPを正または負に帯電させる。例えば、帯電部20の材質の選択により、トイレットペーパーTPを正または負に帯電させることができる。例えば、ポリテトラフルオロエチレン、エボナイト、シリコーン、塩化ビニル、ポリエチレン、アクリル繊維、合成ゴムなどからなる帯電部20を設けることで、トイレットペーパーTPを正に帯電させることができる。一方、例えば、ガラス、ナイロン、羊毛、木綿などからなる帯電部20を設けることで、トイレットペーパーTPを負に帯電させることができる。帯電部20の機械的強度などの観点から、帯電部20は、例えば、ポリテトラフルオロエチレンからなるものであることが好ましい。
帯電部20は、例えば、紙切り板4bとトイレットペーパーTPとの間に設けられる。換言すれば、帯電部20は、例えば、紙切り板4bのトイレットペーパーTPと接する側の面(この例では、下面)に取り付けられる。これにより、トイレットペーパーTPを回転させて取り出す際に、トイレットペーパーTPを帯電部20で容易に帯電させることができる。
帯電部20は、例えば、紙切り板4bの下面の前部に取り付けられる。紙切り板4bの下面の前部に帯電部20を取り付けることで、帯電部20からトイレットペーパーTPに掛かる荷重が大きくなり、帯電部20とトイレットペーパーTPとの間の摩擦力を大きくすることができる。
また、この例では、紙巻器4が、押し付け部材4cを有する。これにより、帯電部20をトイレットペーパーTPに押し付け、帯電部20とトイレットペーパーTPとの間の摩擦力をより大きくすることができる。これにより、トイレットペーパーTP(紙塵)に帯電する電荷量を増加させ、紙塵をより効率よく集塵部12に吸着させることができる。
なお、帯電部20の位置は、紙切り板4bとトイレットペーパーTPとの間に限定されるものではない。帯電部20の位置は、トイレットペーパーTPから発生する紙塵を帯電させることができる任意の位置でよい。また、帯電部20の構成は、トイレットペーパーTPを摩擦帯電させる構成に限定されるものではない。帯電部20は、例えば、トイレットペーパーTP及び紙塵の少なくともいずれかに向けてイオンを放射することにより、紙塵を帯電させるイオナイザーなどでもよい。帯電部20の構成は、トイレットペーパーTPから発生する紙塵を帯電させることができる任意の構成でよい。
帯電部20は、例えば、紙塵を正に帯電させる。この場合、電源部14は、集塵部12の吸着面12aを負に帯電させる。反対に、帯電部20が、紙塵を負に帯電させた場合には、電源部14は、集塵部12の吸着面12aを正に帯電させる。これにより、紙塵を吸着面12aに、より確実に吸着させることができる。なお、集塵部12を帯電させるだけで適切に紙塵を集塵できる場合には、帯電部20を省略してもよい。
図2(a)及び図2(b)は、実施形態に係る集塵部を模式的に表す断面図である。
図2(a)及び図2(b)に表したように、集塵部12は、例えば、電極部30と、絶縁部32と、を有する。
電極部30は、例えば、金属などの電気伝導体からなる導電層を有する。電極部30は、後述のように、絶縁層を有していてもよい。電極部30は、電源部14と電気的に接続されている。電源部14は、電圧を印加することで、電極部30を帯電させる。
絶縁部32は、例えば、絶縁体からなる。絶縁部32は、例えば、樹脂製の化粧シートである。絶縁部32は、集塵部12の表面側に設けられる。絶縁部32は、電極部30よりも表面側に設けられる。吸着面12aは、例えば、絶縁部32に設けられる。換言すれば、吸着面12aは、例えば、絶縁部32で構成される。この例では、電源部14は、電極部30を介して絶縁部32の表面(すなわち、吸着面12a)を帯電させる。
このように、集塵部12の吸着面12aを絶縁部32で構成することで、電源部14からの電力の供給が止まった後も、しばらくの間、吸着面12aの帯電状態を維持し、吸着した紙塵PDを吸着面12aに支持することができる。これにより、例えば、電源部14からの電力の供給が止まった場合にも、吸着面12aに吸着した紙塵が飛散することを抑制できる。
なお、絶縁部32は、必要に応じて設けられ、省略可能である。例えば、絶縁部32が設けられない場合には、吸着面12aは、電極部30の表面に設けられる。電源部14は、電極部30の表面(すなわち、吸着面12a)を帯電させる。
電極部30は、図2(a)に表したように、1つの導電層からなるものであってもよいし、図2(b)に表したように、複数の導電層を有するものであってもよい。図2(b)に表した例では、電極部30は、第1導電層30aと、第2導電層30bと、絶縁層30cと、を有する。換言すれば、集塵部12は、例えば、第1導電層30aと、第2導電層30bと、絶縁層30cと、を有するコンデンサ構造である。第1導電層30aは、電極部30の表面側(吸着面12a側)に設けられる。第2導電層30bは、電極部30の裏面側(吸着面12aとは反対側)に設けられる。絶縁層30cは、電極部30の表面から裏面に向かう方向において、第1導電層30aと第2導電層30bとの間に設けられる。
電源部14は、第1導電層30a及び第2導電層30bと電気的に接続されている。電源部14は、第1導電層30a及び第2導電層30bを帯電させる。より具体的には、電源部14の一方の極(例えば、負極)は、第1導電層30aと電気的に接続され、第1導電層30aを一方の極性(例えば、負)に帯電させる。電源部14の他方の極(例えば、正極)は、第2導電層30bと電気的に接続され、第2導電層30bを他方の極性(例えば、正)に帯電させる。吸着面12aは、第1導電層30aと同じ極性に帯電する。
このように、集塵部12を、第1導電層30a、第2導電層30b、及び絶縁層30cを有するコンデンサ構造にすることで、集塵部12に帯電する電荷量を増加させることができる。これにより、紙塵をより効率よく集塵部12の吸着面12aに吸着させることができ、紙塵の拡散をさらに抑制することができる。
図3は、実施形態に係る集塵装置を模式的に表す正面図である。
図4は、実施形態に係る集塵装置を模式的に表す斜視図である。
図3及び図4に表したように、情報取得部16は、ケース部40と、回転部41と、伝達機構42と、磁石43と、コイル44と、検知回路45と、を有する。
また、図3及び図4に表したように、電源部14、情報取得部16、及び制御部18は、例えば、壁面WL又はカウンター6の下面6bに並べて設けられる。但し、これらの配置は、これに限ることなく、任意の配置でよい。
ケース部40は、紙巻器4に隣接して配置される。ケース部40は、紙巻器4の側方に隣接して配置される。ケース部40は、中空状であり、伝達機構42、磁石43、コイル44、及び検知回路45の各部を内部の空間に収容する。なお、図4では、便宜的に、ケース部40の図示を省略している。
回転部41は、ケース部40に回動可能に支持される。回転部41は、紙巻器4に支持されたトイレットペーパーTPの貫通孔TPaに挿通され、貫通孔TPaの内周面に接するように配置される。これにより、回転部41は、トイレットペーパーTPの回転に連動して回転する。すなわち、使用者がトイレットペーパーTPを引き出し、トイレットペーパーTPが回転すると、これに連動して回転部41も回転する。
伝達機構42は、回転部41及び磁石43と機械的に接続されている。磁石43は、コイル44と近接して配置される。磁石43は、例えば、コイル44内に挿通されるように配置される。伝達機構42は、回転部41の回転にともなう駆動力を磁石43に伝達し、磁石43を移動させて、磁石43とコイル44との相対的な位置関係を変化させることにより、コイル44に誘導起電力を発生させる。
コイル44は、例えば、中心軸を上下方向に向けて配置されている。伝達機構42は、例えば、複数のギアや回転カム機構などを有し、回転部41の回転にともなう駆動力を、上下方向にスライド移動する駆動力に変換して磁石43に伝達することにより、磁石43を上下に移動させる。これにより、磁石43をコイル44内で上下に移動させ、磁石43とコイル44との相対的な位置関係を変化させて、コイル44に誘導起電力を発生させることができる。
但し、伝達機構42、磁石43、及びコイル44の構成は、上記に限ることなく、コイル44に誘導起電力を発生させることが可能な任意の構成でよい。コイル44の中心軸の向き、及び磁石43を移動させる向きは、上下方向に限ることなく、任意の向きでよい。伝達機構42の構成は、磁石43とコイル44との相対的な位置関係を変化させることが可能な任意の構成でよい。この例では、磁石43を移動させているが、これとは反対にコイル44を移動させて、磁石43とコイル44との相対的な位置関係を変化させてもよい。伝達機構42は、回転部41の回転にともなう駆動力を磁石43及びコイル44の少なくとも一方に伝達する構成でもよい。
検知回路45は、コイル44に発生した誘導起電力を基に、トイレットペーパーTPの回転を検知する。このように、検知回路45は、コイル44に発生した誘導起電力を基に、トイレットペーパーTPの回転を検知した回転検知情報を取得する。そして、検知回路45は、取得した回転検知情報を制御部18に入力する。
このように、この例では、情報取得部16が、トイレットペーパーTPの回転の検知を行うことにより、トイレットペーパーTPの回転を検知した回転検知情報を取得する。なお、トイレットペーパーTPの回転を検知する構成は、上記に限ることなく、トイレットペーパーTPの回転を検知可能な任意の構成でよい。例えば、ロータリエンコーダなどのセンサを用いてトイレットペーパーTPの回転を検知してもよい。
但し、上記のように、回転部41の回転にともなう駆動力を磁石43及びコイル44の少なくとも一方に伝達し、コイル44に誘導起電力を発生させることにより、トイレットペーパーTPの回転を機械的に検知する。これにより、ロータリエンコーダなどのセンサを用いる場合と比べて、トイレットペーパーTPの回転の検知に必要となる電力を抑制することができる。
図5は、実施形態に係る集塵装置の動作の一例を模式的に表すグラフである。
図5に表したように、電源部14は、紙塵の吸着に必要な電力を集塵部12に供給する第1状態と、集塵部12に供給される電力を第1状態よりも小さくした第2状態と、を有する。第1状態は、換言すれば、紙塵の吸着に必要な電圧を集塵部12に印加した状態である。第2状態は、換言すれば、集塵部12に印加される電圧を第1状態よりも小さくした状態である。
この例において、第2状態は、集塵部12への電力の供給を停止した状態である。換言すれば、第2状態は、集塵部12への電圧の印加を停止した状態である。
制御部18は、情報の取得に応じて電源部14を第1状態とする(図5のタイミングt1)。この例において、制御部18は、回転検知情報の取得に応じて、電源部14を第1状態とする。制御部18は、回転検知情報を取得した際に、電源部14が第2状態である場合には、電源部14を第2状態から第1状態に切り替える。制御部18は、回転検知情報を取得した際に、電源部14が第1状態である場合には、電源部14の第1状態を維持する。
制御部18は、電源部14を第1状態とした後、所定のタイミングで電源部14を第1状態から第2状態に切り替える(図5のタイミングt2)。所定のタイミングは、例えば、回転検知情報の取得から所定時間が経過したタイミングである。例えば、回転検知情報が、回転を検知した状態と、停止を検知した状態(回転の非検知状態)と、を有する場合には、回転検知情報が、回転を検知した状態から、停止を検知した状態に切り替わったタイミングを所定のタイミングとしてもよい。あるいは、回転を検知した状態から、停止を検知した状態に切り替わったタイミングから所定時間が経過したタイミングを所定のタイミングとしてもよい。
以上、説明したように、本実施形態に係る集塵装置10では、制御部18が、情報の取得に応じて電源部14を第1状態とするため、的確なタイミングで集塵部12を帯電させ、静電力を発生させることができる。また、制御部18が、電源部14を第1状態とした後、所定のタイミングで電源部14を第1状態から第2状態に切り替えるため、トイレ空間TSの不使用時間帯における消費電力を抑制することができる。従って、消費電力の増加を抑制しつつ、適切なタイミングで集塵部12を帯電させ、トイレットペーパーTPから発生した紙塵の拡散を適切に抑制することができる集塵装置10を提供することができる。
また、集塵装置10では、制御部18が、回転検知情報の取得に応じて電源部14を第1状態とするため、消費電力の増加を抑制しつつ、より適切なタイミングで集塵部12を帯電させ、紙塵の拡散をより確実に抑制することができる。
また、集塵装置10では、第2状態を、集塵部12への電力の供給を停止した状態とすることにより、トイレ空間TSの不使用時間帯における消費電力をより抑制することができる。
図6は、実施形態に係る集塵装置の動作の一例を模式的に表すグラフである。
図6に表したように、第2状態は、第1状態よりも小さい電力を集塵部12に供給する状態でもよい。換言すれば、第2状態は、第1状態よりも小さい電圧を集塵部12に印加する状態でもよい。この場合には、例えば、集塵部12の吸着面12aの静電力が低下し、吸着面12aに吸着した紙塵が落下して拡散してしまうことを、より確実に抑制することができる。
図7は、実施形態に係る集塵装置の変形例を模式的に表す説明図である。
なお、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7に表したように、トイレシステム2aは、便座装置8を備える。便座装置8は、本体部8aと、便座8bと、着座検知センサ8cと、を有する。
便座装置8は、大便器の上に取り付けて用いられる。大便器は、より詳しくは、下方に向けて窪んだボウル部を有する洋式腰掛大便器である。便座8bは、例えば、本体部8aに回動可能に軸支される。便座8bは、座った状態で大便器のボウル部内に排泄を行えるように、大便器の上端面の上に載置される。
便座装置8は、例えば、便座8bに着座した使用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部などを有する。便座装置8は、例えば、衛生洗浄装置である。便座装置8は、便座8bの着座面を温める暖房機能を有する暖房便座装置などでもよい。
着座検知センサ8cは、使用者の便座8bへの着座を検知する。着座検知センサ8cには、例えば、便座8bの動きを検知する機械式のスイッチ、光学センサ、又は磁気センサなどが用いられる。着座検知センサ8cは、例えば、着座にともなう静電容量の変化を検知する静電容量センサや、着座にともなう圧力の変化を検知する圧電センサなどでもよい。あるいは、着座検知センサ8cは、便座8bに着座した人体又は着座直前の人体を検知する赤外線投受光式の測距センサ、マイクロ波センサ、焦電センサなどでもよい。
着座検知センサ8cは、使用者の便座8bへの着座を検知し、使用者の便座8bへの着座を検知した着座検知情報を集塵装置10aの情報取得部16aに入力する。
集塵装置10aにおいて、情報取得部16aは、便座装置8と通信を行うことにより、便座装置8の着座検知センサ8cから着座検知情報を取得する通信機である。情報取得部16aと便座装置8との間の通信は、有線でもよいし、無線でもよい。
集塵装置10aにおいて、制御部18は、着座検知情報の取得に応じて電源部14を第1状態とし、電源部14を第1状態とした後、所定のタイミングで電源部14を第1状態から第2状態に切り替える。
このように、使用者がトイレットペーパーTPを使用する可能性が高く、且つ使用者がトイレットペーパーTPを使用するよりも前の着座のタイミングで電源部14を第1状態とすることにより、使用者が実際にトイレットペーパーTPを引き出したり切断したりするタイミングにおいて、より確実に集塵部12を帯電させておくことができ、紙塵の拡散をより確実に抑制することができる。従って、消費電力の増加を抑制しつつ、より適切なタイミングで集塵部12を帯電させ、紙塵の拡散をより確実に抑制することができる。
一方で、上記のように、回転検知情報の取得に応じて電源部14を第1状態とする場合には、例えば、使用者が着座の前に便座8bの着座面を清掃するためにトイレットペーパーTPを引き出した際などにおいても、より確実に集塵部12を帯電させることができる。例えば、回転検知情報と着座検知情報との双方を取得するようにし、回転検知情報及び着座検知情報の少なくとも一方の取得に応じて電源部14を第1状態としてもよい。これにより、より確実に集塵部12を帯電させることができる。
このように、情報取得部は、他の装置と通信を行うことにより、情報を取得する通信機でもよい。他の装置と通信を行う場合に取得する情報は、着座検知情報に限定されるものではない。例えば、回転検知情報を他の装置から取得してもよい。
情報取得部の取得するトイレットペーパーTPの使用に関連する情報は、回転検知情報や着座検知情報に限ることなく、トイレットペーパーTPの使用に関連する任意の情報でよい。
情報取得部は、例えば、トイレ空間TSに入った人体や便座装置8に接近する人体などを検知した人体検知情報を取得してもよい。人体検知情報は、便座装置8から取得してもよいし、測距センサ、マイクロ波センサ、焦電センサなどの人体検知センサを設け、人体検知センサの検知に基づいて取得してもよい。
情報取得部は、例えば、使用者の操作部の操作に応じた操作情報を取得してもよい。操作情報は、リモコンなどの操作を便座装置8から取得してもよいし、押しボタンスイッチやタッチパネルなどの操作部を設け、操作部の操作に基づいて取得してもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレシステムや集塵装置などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2、2a トイレシステム、 4 紙巻器、 6 カウンター、 8 便座装置、 10、10a 集塵装置、 12 集塵部、 14 電源部、 16、16a 情報取得部、 18 制御部、 20 帯電部、 30 電極部、 32 絶縁部、 40 ケース部、 41 回転部、 42 伝達機構、 43 磁石、 44 コイル、 45 検知回路、 TP トイレットペーパー、 TS トイレ空間、 WL 壁面

Claims (4)

  1. トイレットペーパーの紙塵を集塵する集塵装置であって、
    前記紙塵を集塵する集塵部と、
    前記集塵部に電力を供給することにより、前記紙塵を吸着できるように前記集塵部を帯電させる電源部と、
    前記トイレットペーパーの使用に関連する情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部の取得した前記情報に基づいて前記電源部の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記電源部は、前記紙塵の吸着に必要な電力を前記集塵部に供給する第1状態と、前記集塵部に供給される電力を前記第1状態よりも小さくした第2状態と、を有し、
    前記制御部は、前記情報の取得に応じて前記電源部を前記第1状態とし、前記電源部を前記第1状態とした後、所定のタイミングで前記電源部を前記第1状態から前記第2状態に切り替えることを特徴とする集塵装置。
  2. 前記情報取得部は、前記トイレットペーパーの回転を検知した回転検知情報を、前記トイレットペーパーの使用に関連する前記情報として取得し、
    前記制御部は、前記回転検知情報の取得に応じて前記電源部を前記第1状態とすることを特徴とする請求項1記載の集塵装置。
  3. 前記情報取得部は、使用者の便座への着座を検知した着座検知情報を、前記トイレットペーパーの使用に関連する前記情報として取得し、
    前記制御部は、前記着座検知情報の取得に応じて前記電源部を前記第1状態とすることを特徴とする請求項1記載の集塵装置。
  4. 前記第2状態は、前記集塵部への電力の供給を停止した状態であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の集塵装置。
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