JP3837022B2 - スイッチ - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、接触を感知し、又は、接近を感知して作動するスイッチに関し、特に、広い範囲において操作可能なスイッチに関する。
【0002】
【背景技術】
従来、広い範囲において操作可能なスイッチとして、日本国特許出願公開公報8−171833号のような押圧型のスイッチがある。この押圧型スイッチは、2枚の帯状の電極板を所定間隔隔てて対向して設け、両電極板を広い範囲に延在させたというものである。
【0003】
この押圧型スイッチの任意の位置を押圧すると、押圧された電極板が他の電極板に接触し、スイッチとして機能する。
【0004】
さらに、静電容量型のスイッチが知られている。この静電容量型スイッチは、互いに絶縁した検出電極とアース電極を設け、この検出電極とアース電極間の静電容量の変化を検出する検出回路を有する。
【0005】
検出電極へ操作物である指等を接触又は接近すると、検出電極が人体の電荷により帯電し、検出電極の電荷量が増大し、そして、検出電極とアース電極間の静電容量が増大する。この静電容量の増大を検出回路により検出することにより、スイッチとして機能する。
【0006】
上記の押圧型スイッチは、押圧される電極板と他の電極板の間に所定の間隔を設ける必要があるため、スイッチ自体を薄く形成することは困難であるという問題点があった。
【0007】
さらに、押圧型スイッチは、平面又は緩やかな曲面に沿って延在させることは可能であるが、例えば、平面と平面が直交するような角部等においては、電極板を押圧可能にすることは極めて困難であるという問題点があった。
【0008】
一方、上記の静電容量型スイッチは、検出電極とアース電極を広い範囲に延在させると、指等の接触又は接近を検出することが極めて困難になるという問題点があった。
即ち、検出電極とアース電極の両電極の面積を広げると、検出電極へ指等を接触又は接近していない状態(静的状態)における検出電極とアース電極間の静電容量が極めて大きくなる。
【0009】
検出電極へ指等が接触又は接近した状態(帯電状態)における検出電極の電荷量は、上記静的状態の静電容量と比較すると相対的に極めて小さなものになる。
【0010】
このため、検出回路は、相対的に極めて小さな電荷の増大を検出しなければならなくなり、検出安定性が損なわれたり、検出不能となる。
【0011】
【特許文献1】
日本国特許出願公開公報8−171833号
【0012】
【発明の開示】
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の押圧型スイッチや静電容量型スイッチの問題点を解決しつつ広い範囲で操作可能なスイッチを提供すると共に、操作領域を任意に設定することができるスイッチを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のスイッチは、操作領域を形成する検出電極と、該検出電極と絶縁したアース電極と、該検出電極と絶縁し、且つ、該操作領域を限定する複数個のシールド片111と、該操作領域内の操作物の存在により生じた該検出電極と該アース電極間の静電容量の変化を検出する比較器44を備えた検出回路40とを有し、前記アース電極としての本体112の上面には、長手方向に沿って一連に複数個の区画118が設けられ、この区画内に嵌入する前記シールド片111を単数又は複数個本体112から取り外して操作領域とすることを特徴とする(第4実施例)。
【0015】
上記構成に於いて、シールド片111は、区画118に着脱自在に嵌入することを特徴とするスイッチ。
【0016】
また、本発明のスイッチは、カバー11を有するスイッチ本体10が建物の壁面に対して取付けられ、前記カバー11に絶縁部材13を介して検出ユニット15と指で接触可能な帯電板12とをそれぞれ固定し、また、前記壁面に操作領域を形成すると共に前記帯電板12と電気的に接続する帯電層5を検出電極板21よりも面積が大きくなるように延在形成し、一方、カバー11の裏面と壁面との間に前記検出電極板21、絶縁体22、アース電極23、絶縁体24を積層状態に有する少なくとも1個の電極部材20を設け、この電極部材20は前記帯電層5の一部に相当すると共に、前記検出電極板21の検出領域内に存在する被検出面7に対向し、さらに、前記検出ユニット15は、前記操作領域内の操作物の存在により生じた前記検出電極21とアース電極23間の静電容量の変化を検出する検出回路40を有することを特徴とする(第1実施例)。
【0017】
上記構成に於いて、帯電板12と電気的に接続する帯電層5は、建物の躯体に固定したパネル3と壁紙6とに間に設けられている。また、検出電極とアース電極と検出回路とを少なくとも2組以上備え、帯電板12と電気的に接続する帯電層5は、該複数の検出電極の検出領域内に少なくともその一部が位置するように配設されている。
【0018】
また、本発明のエレベータの昇降スイッチは、エレベータのパネル62に設けたレール部材80の長手方向に延在すると共に電極部材82を構成する検出電極板83と、該検出電極板と絶縁したアース電極85と、該検出電極板及び該アース電極と絶縁され、且つ、前記検出電極板83の検出領域内に所定面積が位置するように配設され、且つ、操作領域を形成する帯電部材71と、該操作領域内の操作物の存在により生じた前記検出電極板83と該アース電極85間の静電容量の変化を検出する検出回路40とを有し、前記帯電部材71は、前記検出電極板の検出領域内に着脱可能に設けられている(第2実施例)。該構成に於いて、帯電部材71は、磁石77を介してパネル62に付着する。
【0019】
また、本発明のエレベータの昇降スイッチは、エレベータのパネル62に設けたレール部材80の長手方向に延在すると共に電極部材82を構成する検出電極板83と、該検出電極板と絶縁したアース電極85と、該検出電極板及び該アース電極と絶縁され、且つ、前記検出電極板83の検出領域内に所定面積が位置するように配設され、且つ、操作領域を形成する帯電部材71と、該操作領域内の操作物の存在により生じた前記検出電極板83と該アース電極85間の静電容量の変化を検出する検出回路40とを有し、前記帯電部材71は、前記検出電極板83の検出領域内にスライド可能に設けられている(第2実施例)。
【0020】
上記構成に於いて、帯電部材71は、レール部材80に形成した長手方向の溝81に収納される凸部75を有し、この凸部75の側壁に対向するように検出電極板83が前記レール部材80に配設されている。また、帯電部材71は、レール部材80に形成した長手方向の溝81に収納される凸部75を有し、この凸部75の両側壁に対向するように検出電極板83が前記レール部材80に封入されている。
【0021】
さらに、本発明のスイッチは、電極部材103は、パネルに形成した保持孔92の底部102に対して積層状態に設けられた検出電極層104と、絶縁板105と、アース電極層106とから成り、一方、操作領域101を有する帯電ピン100は、前記検出電極層の検出領域内にその一部7が前記保持孔92を介して位置するように配設され、電極部材103と電気的に接続する検出回路40は、前記保持孔92に装着された操作領域101を有する帯電ピン100に指を触れると、前記検出電極層104とアース電極層103間の静電容量の変化を検出する比較器44を備えていることを特徴とする(第3実施例)。
【0022】
上記構成に於いて、パネルは、コンピュータと接続して使用するプリンタ90の壁面である。また、帯電ピン100は着脱自在である。ここで、「検出電極とアース電極間の静電容量の変化を検出する」とは、指等が検出電極へ接触又は接近することにより両電極間の静電容量が増大する場合と、指等を検出電極から引き離すことにより両電極間の静電容量が減少する場合の両者を含む。
【0023】
【発明の効果】
(1)従来の押圧型スイッチや静電容量型スイッチの問題点を解決しつつ広い範囲で操作可能なスイッチを提供すると共に、操作領域を任意に設定することができるスイッチを提供することができる。すなわち、本発明のスイッチは、操作領域に延在した検出電極の一部に対応するようにアース電極を設けたため、静的状態における検出電極とアース電極間の静電容量の増大を伴うことなく、広い範囲の操作領域を形成することができる。
【0024】
従って、広い範囲で操作可能なスイッチを実現できる。付言すれば、静的状態の検出電極とアース電極間の静電容量は、両電極が対向している面積に比例する。従って、アース電極の面積を拡張せずに、検出電極の面積のみを拡張しても、両電極が対向している面積は拡張されないため、静的状態の両電極間の静電容量は増大しない。一方、帯電状態における検出電極の電荷は、検出電極全体に分散する。従って、アース電極が検出電極の全部に対向していなくても、検出電極とアース電極間の静電容量は増大する。この静電容量の増大を検出回路により検出することにより、スイッチとして機能することができる。
【0025】
(2)また、帯電状態における検出電極の電荷量の総量は、検出電極を拡張しても一定である。従って、検出電極を拡張すると、検出電極全体に電荷が分散し、検出電極の単位面積当たりの電荷量は減少する。このため、理論的には、検出電極だけを拡張してゆくと、帯電状態の検出電極とアース電極間の静電容量の増加量が減少してゆく。しかし、この静電容量の増加量の減少は、事実上極めて小さく、検出回路の検出しきい値を調整することにより十分対応することができるため問題とならない。
【0026】
(3)特に、請求項1,2に記載の発明は、操作領域を限定するシールド部材を備えていることから、操作領域を限定するシールド部材を設けることにより、検出電極により形成した操作領域の任意の部分に操作領域を設定することができる。シールド部材は、アースされているため、指等の接触又は接近による電荷をアースに逃し、シールド部材が設けられている部分の検出電極の電荷の増大を防止する。従って、シールド部材に指等を接触又は接近させても、検出電極の電荷量の変化は生じない。この部分は、スイッチの操作不能領域を形成することになり、故に、シールド部材が設けられていない部分が操作領域を形成することになる。
【0027】
(4)特に、請求項3に記載の発明は、検出電極の検出領域にその一部が位置するように帯電部材を設けたため、静的状態における検出電極とアース電極間の静電容量の増大を伴うことなく、広い範囲の操作領域を形成することができる。従って、広い範囲で操作可能なスイッチを実現できる。付言すると、指等を帯電部材に接触し又は接近させると、帯電部材の電荷量が増大し、帯電部材の周囲に電界が形成される。この帯電部材は、検出電極やアース電極と絶縁されているため、帯電部材の電荷は電流となってこれら電極へ直接移動しない。しかし、帯電部材の一部は、検出電極の検出領域に位置しているため、この電界の発生により、検出電極の電荷量が増大する。そして、この電荷量の増大により検出電極とアース電極間の静電容量が増大する。この静電容量の増加が検出回路の検出しきい値よりも大きい場合、検出回路は、指等の接触又は接近を検出し、スイッチとして機能する。
【0028】
さらに、敷衍すると、帯電部材は、検出電極やアース電極と絶縁されているため、帯電部材の面積を増大させても、静的状態の検出電極とアース電極間の静電容量には影響を与えない。また、検出電極自体を広い範囲に延在させる必要はないため、外部のノイズの影響を受けにくいという利点がある。即ち、検出電極自体を広い範囲に延在させると、検出電極が一種のアンテナを形成し、外部のノイズにより検出電極の電荷が変動することがあるからである。このような電荷の変動は、検出回路の誤動作を誘発する場合がある。
【0029】
しかし、帯電部材のみを延在させ、検出電極の面積を小さくすれば、外部のノイズにより帯電部材の電荷が変動しても、その電荷の変動は、帯電部材と検出電極間において減衰されるため、検出回路の誤動作を防止することができる。
【0030】
さらに、帯電部材を設けることにより、静電火花による検出回路の破壊を防止することができる。即ち、大気が乾燥している場合、人体等の電荷量は極めて大きくなっている。もし、検出電極が露出していると、検出電極と指等の間で静電火花が生じ、その高圧電流が、検出電極と接続されている検出回路を瞬時に破壊してしまうのである。
【0031】
しかし、帯電部材を設けると、帯電部材と指等の間で静電火花が生じた場合、帯電部材と検出電極は絶縁されているため、高圧電流が検出電極を介して検出回路へ浸入することはない。なお、静電火花による高圧電流は、電荷の集中しやすい帯電部材の角部等から帯電部材の周囲に分散される。
【0032】
(5)シールド片を区画に脱自在に設けた実施例、帯電部材を操作領域に着脱自在に設けた実施例(請求項2,請求項6,請求項13)は、帯電部材を検出領域内に装着するとスイッチが操作不可能又は操作可能とするから、スイッチの操作領域を簡単に変更することができる。
【0033】
(6)一方、帯電部材を検出領域内にスライド可能に設けた実施例(請求項8)も、前5と同様に、スイッチの操作領域を簡単に変更することができる。
【0034】
(7)請求項8に記載の発明は、検出電極の検出領域に帯電部材の所定面積を位置させることにより、帯電部材により操作領域を形成し、検出電極の検出領域の任意の部分に操作領域を設定することができる。この効果は、請求項11に記載の発明(帯電ピン100 に指を触れる第3実施例)も同様に有する。
【0035】
(8)その他、実施例如何によっては、操作領域を形成する帯電部材が各検出回路と接続されていないため、一の帯電部材を共用しても、各検出回路間の相互干渉を防止することができる、第1帯電部材の検出領域に第2帯電部材の所定面積を位置させることにより、第2帯電部材により操作領域を形成し、第1帯電部材の検出領域の任意の部分に操作領域を設定することができる等の効果がある。
【0036】
【発明を実施するための最良の形態】
本発明に係る第1の実施の形態のスイッチを図1乃至図3を参照しつつ説明する(これを「第1実施例」という)。本実施の形態のスイッチは、室内照明器具17の点灯/消灯及び照度調整を行うものである。
【0037】
符号10は、壁面に取り付けられたスイッチ本体であり、カバー11と、カバー11の中央部に露出して設けた帯電板12と、帯電板12及び検出回路ユニット15をカバー11に固定する絶縁部材13と、カバー11の上部裏面に設けた第1電極部材20と、カバー11の下部裏面に設けた第2電極部材30と、第1検出回路40及び第2検出回路50を収納した検出回路ユニット15から成る。なお、符号14は、この本体10を壁面に取り付けるためのビスである。
【0038】
本体10を取り付ける壁面は、建築物の躯体1と、躯体1に枠体2を介して固定したパネル3と、パネル3の表面に貼付した合成樹脂製のフィルム4と、フィルム4の表面に貼付した壁紙6とから成る。このフィルム4の表面には、アルミニウムを蒸着して形成した帯電層5が延在している。
【0039】
第1電極部材20は、第1検出電極板21と、絶縁体22と、第1アース電極板23と、絶縁体24とを積層して成り、絶縁体24の裏面をカバー11の裏面に接着して固定する。
【0040】
第2電極部材30も上記第1電極部材20と同様の構成を有し、第2検出電極板31と、絶縁体32と、第2アース電極板33と、絶縁体34とを積層して成り、絶縁体34の裏面をカバー11の裏面に接着して固定する。
【0041】
上記第1検出電極板21と第2検出電極板31は、壁紙6を介し、帯電層5の一部である被検出面7、8に夫々対向して配設する。この被検出面7は、第1検出電極板21の検出領域内に存在し、また、被検出面8は、第2検出電極板31の検出領域内に存在する。
上記帯電板12は、リード線(図示せず)により帯電層5と電気的に接続されている。しかし、帯電板12は、絶縁部材13により、また、帯電層5は、フィルム4及び壁紙6により、他の部材や電極部材20、30等から絶縁されている。
【0042】
次に、図3を参照しつつ、本実施の形態の第1検出回路40及び第2検出回路50を説明する。上記第1検出電極板21は、第1検出回路40に接続され、また、上記第2検出電極板31は、第2検出回路50に接続され、上記第1アース電極板23及び第2アース電極板33は、建築物等にアースされている。
【0043】
第1検出回路40は、一連に接続されたパルス信号発生回路41と、差動増幅器42と、AC−DC変換器43と、比較器44とから成る。回路40から出力されたパルス信号V1は分枝され、分枝されたパルス信号は、抵抗45と第1検出電極板21と第1アース電極板23間の静電容量の増大により、パルスの周波数が低くなる。
【0044】
差動増幅器42は、パルス信号V1と、静電容量の変化により形成されたパルス信号V2の電圧差を増幅し、さらに、この出力V3を変換器43により直流電圧に変換する。比較器44は、変換器43の出力V4を、予め設定されている検出しきい値と比較し、このしきい値よりもV4が大きい場合、制御回路16へ検出信号を送信する。
【0045】
第2検出回路50は、上記第1検出回路と同様の構成を有する。即ち、パルス信号発生回路51と、差動増幅器52と、AC−DC変換器53と、比較器54と、抵抗55とから成る。但し、第2検出回路50においては、パルス信号V1とパルス信号V2の差動増幅器52への入力が、第1検出回路40とは逆相の接続となっている。従って、第2検出電極板31と第2アース電極板33間の静電容量が減少すると、制御回路16へ検出信号を送信する。
【0046】
尚、第1検出電極板21及び第2検出電極板31の検出領域内に帯電層5を位置させるために、上記しきい値を調整するか、各検出電極板21、31と帯電層5の表面までの距離を調整する。
【0047】
上記制御回路16は、第1検出回路40及び第2検出回路50の検出信号を受信することにより、室内照明器具17の点灯/消灯及び照度調整を行い、室内照明器具17は、制御回路16からの電源供給により、点灯しあるいは消灯する。
【0048】
次に、本実施の形態の作用を説明する。室内照明器具17が消灯している状態で、操作者が、操作領域、即ち、裏面に電極層5が存在している部分の壁紙6に指を触れると、当該部分の壁紙6に誘電分極が生じ、当該部分の壁紙6の裏面に電界が形成される。
【0049】
この電界の形成により、帯電層5に静電誘導が生じ、帯電層5の全体の電荷量が増大する。この帯電層5の電荷量の増大は、帯電層5の被検出面7、8にも電界を形成する。
【0050】
被検出面7、8の電界の形成により、第1検出電極板21及び第2検出電極板31に静電誘導が生じ、両検出電極板21、31の電荷量が増大する。このため、第1検出電極板21と第1アース電極板23間の静電容量と、第2検出電極板31と第2アース電極板33間の静電容量とが増大する。
【0051】
第1検出電極板21と第1アース電極板23間の静電容量の増大により、第1検出回路40は、検出信号を制御回路16へ送信する。制御回路16は、この第1検出回路40からの検出信号を受信すると、室内照明器具17へ電源供給を開始し、室内照明器具17が点灯する。
【0052】
一方、第2検出回路50は、第2検出電極板31と第2アース電極板33間の静電容量が増加するも、減少しないので、制御回路16へ検出信号を送信しない。
【0053】
次に、室内照明器具17の点灯後、操作者が、操作領域から指を離すと、第1検出電極板21と第1アース電極板23間の静電容量と、第2検出電極板31と第2アース電極板33間の静電容量とが減少し、第2検出回路50のみが、制御回路16へ検出信号を送信する。
【0054】
第2検出回路50からの検出信号が、上記の第1検出回路40の検出信号の受信後所定時間内(約2秒間)に制御回路16へ送信されると、制御回路16は、室内照明器具17の最大照度を保持したまま、室内照明器具17への電源供給を続行する。
【0055】
次に、室内照明器具17の点灯後、操作者が、上記所定時間以上、操作領域に指を接触させ続けると、制御回路16は、室内照明器具17への電源供給の電圧を徐々に下降させてゆく。従って、室内照明器具17の照度は、電圧の下降に伴い低下してゆく。
【0056】
さらに、操作者が指を操作領域に接触させ続けると、制御回路16は、所定の最低照度になるまで、電源供給の電圧を下降させる。そして、最低照度に達した後、今度は、最大照度になるまで、電源供給の電圧を徐々に上昇させる。そして、指の接触が持続している限り、この電圧の下降及び上昇過程を繰り返す。
【0057】
操作者が指を上記壁紙部分から離すと、第2検出回路50からの検出信号が送信され、制御回路16は、直ちに電源供給の電圧の下降及び上昇過程を停止し、指が離れた時の電圧を保持したまま室内照明器具17への電源供給を続行する。
【0058】
次に、室内照明器具17が点灯している状態で、操作者が操作領域に指を接触させると、第1検出回路40からの検出信号が制御回路16に送信される。その後、上記所定時間内に、操作者が操作領域から指を離すと、第2検出回路50からの検出信号を受信した制御回路16は、室内照明器具17への電源供給を停止し、室内照明器具17を消灯する。
【0059】
一方、室内照明器具17が点灯している状態で、操作者が操作領域に、上記所定時間以上、指を接触させ続けると、制御回路16は、第2検出回路50からの検出信号が送信されるまで、電源供給の電圧の下降及び上昇過程を繰り返す。
【0060】
そして、操作者が指を操作領域から離すと、第2検出回路50からの検出信号が送信され、制御回路16は、直ちに電源供給の電圧の下降及び上昇過程を停止し、指が離れた時の電圧を保持したまま室内照明器具17への電源供給を続行する。
【0061】
以上のように、本実施の形態では、帯電層5が延在している壁面が全て操作領域となっている。尚、帯電層5と接続された帯電板12も操作領域を形成する。この帯電板12に指を接触させると、帯電板12の増大した電荷が、上記リード線を通じて帯電層5へ電流となって移動するからである。
【0062】
この帯電板12は、帯電層5が壁紙6によって外部から見ることができないため、帯電層5の存在を知らない者でもこの帯電板12に指を接触することにより、室内照明器具17を操作することができる。
【0063】
さらに、本実施の形態では、第1電極部材20及び第1検出回路40と、第2電極部材30及び第2検出回路50の二組の電極部材と検出回路を用いているが、第1検出電極板21と第2検出電極板31が電気的に接続されていないため、相互干渉が生じない。従って、極めて高い検出安定性を維持することができる。
【0064】
さらに、本実施の形態では、帯電板12と指の間で静電火花が生じても、その高圧電流が両検出回路40、50を破壊することはない。この高圧電流は、電荷が集中する帯電層5の縁部から分散され、両検出回路40、50へ侵入しないからである。
【0065】
尚、本実施例の帯電層5を設けた所定の幅の合成樹脂製のフィルム4を、壁面の水平方向へ並設し、帯電層5による操作領域を壁面の水平方向へ拡張する場合には、各フィルム4の側部を他のフィルム4の側部と数cm程度重ねてパネル3に貼付する。
この場合、一のフィルム4の側部に位置する帯電層5の表面上に、他のフィルム4が重ねられて存在し、一のフィルム4の帯電層5と他のフィルム4の帯電層5は、他のフィルム4により絶縁されている。
【0066】
しかし、他のフィルム4の帯電層5の電荷の増大は、他のフィルム4に誘電分極を生じ、このため、他のフィルム4の側部の裏面に存在する一のフィルム4の帯電層5へ静電誘導を生じさせる。このように、導体から構成された各帯電層5の一部を、絶縁体であるフィルム4を介して並設して配設することにより、操作領域を延長することも可能である。
【0067】
【実施例】
本発明の帯電部材の材質及び形状は限定されない。即ち、帯電部材は、静電誘導を生じる導体の他、誘電分極を生じる絶縁体や半導体であっても良い。また、静電誘導や誘電分極を生じるのであれば、例えば、着磁された鉄片のように磁界を形成するようなものでも帯電部材に含まれる。
【0068】
以下、この欄では、第2実施例、第3実施例、第4実施例を記述する。同一の部分は援用する。
【0069】
本発明に係る第2の実施の形態のスイッチを図4乃至図6を参照しつつ説明する。本実施の形態のスイッチは、一般家屋用エレベータ用の昇降スイッチである。この昇降スイッチは、他の階に位置するエレベータを操作階へ移動させたり、操作階に位置するエレベータのドアを開放するものである。
【0070】
本実施の形態のスイッチの検出回路は、上記第1の実施の形態の検出回路40を利用する。尚、図4において、符号61は、エレベータのドアを示し、符号62は、ドア61を収納する鉄製のパネルを示す。
【0071】
符号70は、エレベータ60の昇降スイッチであり、アルミニウムで形成した中空のドーム型の帯電部材71と、エレベータのパネル62に設けたレール部材80とから成る。尚、帯電部材71の表面72には、鍍金加工を施す。
【0072】
帯電部材71は、内部に設けた2本の磁石77と、底部73に上下方向に延在して設けた凸部75と、底部73及び凸部75に貼着したフェルト製のシート76とから成る。尚、底部73と一体に形成した凸部75は、ビス74により、ドーム型の表面72と電気的に接続されている。
【0073】
レール部材80は、合成樹脂製であり、U字型の断面形状を有する。レール部材80の中央には、凸部75に対応するように形成した溝81を、長手方向に延存する。この溝81の両側壁内側には、2組の電極部材82を長手方向に延在する。各電極部材82は、図5で示すように、検出電極板83、絶縁体84及びアース電極板85をそれぞれ有している。
【0074】
電極部材82は、レール部材80の内部に封入されており、電極部材82を構成する検出電極板83、絶縁体84、アース電極板85は積層状態である。そして、各検出電極板83が、溝81の両側壁、即ち、帯電部材71の凸部75の両側壁に対向するように配置する。
【0075】
帯電部材71は、凸部75が溝81に収容されるように、パネル62に磁石77の磁力によって付着する。尚、上記シート76を設けたため、帯電部材71を凸部75を溝81に収容したまま、レール部材80の長手方向へスライドすることが可能である。また、帯電部材71は、磁石77によりパネル62に付着されているため、容易に着脱することができる。
【0076】
次に、本実施の形態の作用を説明する。操作者が、操作領域である帯電部材71のドーム表面72に指を接近させると、帯電部材71に静電誘導が生じ、凸部75の表面に電界が形成される。
【0077】
この電界の形成により、各検出電極板83の電荷量が増大する。このため、検出電極板83及びアース電極板85間の静電容量が増大し、検出回路は、エレベータの制御装置(図示せず)へ検出信号が送信される。そして、この制御装置は、エレベータを操作階へ移動し、あるいは、エレベータのドアを開放する。
【0078】
一方、レール部材80の表面に、手等が接触すると、検出電極板83のレール部材80の表面側の端面に静電誘導が生じる。尚、この検出電極板83の端面からレール部材80の表面までの距離と、検出電極板83の表面から凸部75の側壁までの距離は等しい。しかし、この静電誘導により生じる検出電極板83の電荷の増大量は、上記帯電部材71に指を接触した際の電荷の増大量に比較すると小さい。
【0079】
これは、検出電極板83の端面の面積が、2枚の検出電極板83の凸部75に対向している部分の面積に比べて極めて小さいからである。従って、検出回路の検出しきい値を、レール部材80の表面に手等が接触することにより増大する検出電極板83とアース電極板85間の静電容量よりも大きく設定することにより、当該表面に手等が接触しても検出回路は、制御回路へ検出信号を送信しない。
【0080】
このように、本実施の形態では、所定領域に延在した検出電極板83の検出領域内に、帯電部材71の凸部75の両側壁の所定面積を位置させることにより、帯電部材71により操作領域を形成し、検出電極板83の検出領域の任意の部分に操作領域を設定することができる。
【0081】
本実施の形態においては、幼児等がエレベータの操作を行えないように、帯電部材71を高所へ移動することができる。また、帯電部材71を取り外すことにより、その操作階において、エレベータを操作不能にすることもできる。
【0082】
尚、本実施の形態においては、検出電極板を延在したが、検出電極の代わりに帯電板を延在し、この帯電板の一部に帯電板と絶縁した検出電極を設けても良い。この場合、帯電板を第1帯電部材とし、帯電部材71を第2帯電部材とすると、第1帯電部材の検出領域に第2帯電部材の所定面積を位置させることにより、第2帯電部材により任意の操作領域を形成することができる。
【0083】
本発明に係る第3の実施の形態のスイッチを図7及び図8を参照しつつ説明する。本実施の形態のスイッチは、コンピュータと接続して使用するプリンタ90の電源スイッチである。尚、検出回路は、上記第1の実施の形態の検出回路40を用いる。
【0084】
プリンタ90の合成樹脂製の前面及び両側面パネル91の下方角部近傍に、複数の円形の孔92を設ける。この孔92の直径は約8mmであり、また、深さは約8mmである。そして、後述する帯電ピン100を着脱可能に保持することができる。また、各孔92の底面には、電極部材103を設ける。
【0085】
帯電ピン100は、鉄製であり、その表面には鍍金加工を施す。この帯電ピン100の頭部101は、帯電ピン100を孔92に挿入したときに、操作領域を形成する。電極部材103は、直径18mm程度の円形であり、絶縁板105と、絶縁板105の表面に設けた検出電極層104と、絶縁板105の裏面に設けたアース電極層106から成る。そして、検出電極層104は、帯電ピン100の底面102に対向するように配置する。各孔92に夫々設けられている複数の電極部材103は、上記検出回路に並列に接続する。
【0086】
次に、本実施の形態の作用を説明する。複数の孔92の内、操作の容易な位置にある一の孔92に帯電ピン100を挿入する。挿入された帯電ピン100の底部102は、検出電極層104の検出領域内に位置する。即ち、検出可能な約2mm程度の距離L内に位置するのである。
【0087】
従って、帯電ピン100に指を触れると、検出電極層104とアース電極層106間の静電容量が増加し、検出回路が検出信号を送信することにより、プリンタ90の電源のON/OFFが可能となる。
【0088】
一方、帯電ピン100を挿入していない孔92は、指と比較してその直径が小さいため、指を挿入することができない。また、上記検出可能距離Lは、孔92の底部に位置する検出電極層104の表面から2mm程度であるため、指を帯電ピン100を挿入していない孔92に押し付けても、検出回路が検出信号を送信することはない。
【0089】
本発明に係る第4の実施の形態のスイッチを図9及び図10を参照しつつ説明する。本実施の形態のスイッチは、産業用の汎用スイッチである。尚、検出回路は、上記第1の実施の形態の検出回路40を用いる。
【0090】
スイッチ110は、複数のシールド片111と、アルミニウム製の本体112から成る。シールド片111は、本体112の長手方向に沿って一連に設けた区画118に着脱可能に嵌入することができる。
【0091】
シールド片111は、アルミニウム製であり、縁部に設けた切欠き117と、裏面に設けた感圧接着層115を有する。この切欠き117は、本体112の区画118から取り外す際に、ドライバー等の先端を挿入するためのものである。
【0092】
シールド片111の側部は、区画118の側壁や隣接する他のシールド片111の側部に接触しているため、シールド片111は、本体112と電気的に接続される。
【0093】
本体112は、U字型断面形状を有し、アース電極としてアースされている。また本体112の上面には、剥離層116、検出電極板113、絶縁層114を順に積層して設ける。尚、検出電極層は、絶縁層114により、本体と絶縁されている。
本体112の裏面には、感圧粘着層121を設け、さらに、その感圧粘着層121の表面には、剥離紙122を付着する。この感圧粘着層121により、所望の位置に本体を貼付することができる。
【0094】
次に、本実施の形態の作用を説明する。操作領域を限定するシールド部材であるシールド片111の1個又は複数個を、本体112から取り外す。このシールド片111を取り外した跡の区画118が、操作領域となる。
【0095】
区画118に指を触れると、剥離層116に誘電分極が生じ、剥離層116の裏面に位置する検出電極層113の電荷量が増大する。そして、検出電極層113と本体112間の静電容量が増大し、検出回路が検出信号を送信する。
【0096】
一方、本体112に装着されているシールド片111に指を触れても、指の電荷は、本体112を介してアースされるため、検出電極層113の電荷量は増大せず、検出回路が検出信号を送信することはない。
【0097】
上記のように、シールド片111が貼着された部分は、スイッチの操作不可能領域を形成することになり、故に、シールド片111が設けられていない区画118が操作領域を形成することになる。尚、操作領域を変更する場合には、取り外したシールド片111を、元の区画118に再度貼着すれば良い。
尚、本実施の形態においては、検出電極層を延在したが、検出電極層の代わりに帯電層を延在し、この帯電層の一部に帯電層と絶縁した検出電極を設けても良い。
【0098】
【産業上の利用可能性】
以上のように、本発明に係るスイッチは、広い範囲で操作する必要がある場合、又は、操作領域を任意に設定する必要がある場合等の用途に適している。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明に係る第1の実施の形態のスイッチの分解斜視図である。
図2は、図1のスイッチ本体10及びその周囲の縦断面図である。
図3は、図1のスイッチの回路図である。
図4は、本発明に係る第2の実施の形態のスイッチを設けたエレベータの正面図である。
図5は、図4の帯電部材71とレール部材80の関係を示す水平断面図である。
図6は、図4の帯電部材71の側面図である。
図7は、本発明に係る第3の実施の形態のスイッチを設けたプリンタの斜視図である。
図8は、図7の帯電ピン100と孔92の周囲の縦断面図である。
図9は、本発明に係る第4の実施の形態のスイッチの斜視図である。
図10は、図9のスイッチ110のA−A線断面図である。
【符号の説明】
7…被検出面、11…カバー、12…他の帯電部材、15…検出ユニット、40…検出回路、44…比較器、62…パネル、71…帯電部材、77…磁石2…、80…レール部材、81…溝、90…プリンタ、92…保持孔、100…帯電ピン、103…電極部材、101…操作領域、112…スイッチ本体、118…区画、111…シールド片、82,83,104…検出電極(板,層)、22,105…絶縁体(板,層)、23,85,103…アース電極(板,層)。
Claims (13)
- 操作領域を形成する検出電極と、該検出電極と絶縁したアース電極と、該検出電極と絶縁し、且つ、該操作領域を限定する複数個のシールド片111と、該操作領域内の操作物の存在により生じた該検出電極と該アース電極間の静電容量の変化を検出する比較器44を備えた検出回路40とを有し、前記アース電極としての本体112の上面には、長手方向に沿って一連に複数個の区画118が設けられ、この区画内に嵌入する前記シールド片111を単数又は複数個本体112から取り外して操作領域とすることを特徴とするスイッチ。
- 請求項1に於いて、シールド片111は、区画118に着脱自在に嵌入することを特徴とするスイッチ。
- カバー11を有するスイッチ本体10が建物の壁面に対して取付けられ、前記カバー11に絶縁部材13を介して検出ユニット15と指で接触可能な帯電板12とをそれぞれ固定し、また、前記壁面に操作領域を形成すると共に前記帯電板12と電気的に接続する帯電層5を検出電極板21よりも面積が大きくなるように延在形成し、一方、カバー11の裏面と壁面との間に前記検出電極板21、絶縁体22、アース電極23、絶縁体24を積層状態に有する少なくとも1個の電極部材20を設け、この電極部材20は前記帯電層5の一部に相当すると共に、前記検出電極板21の検出領域内に存在する被検出面7に対向し、さらに、前記検出ユニット15は、前記操作領域内の操作物の存在により生じた前記検出電極21とアース電極23間の静電容量の変化を検出する検出回路40を有することを特徴とするスイッチ。
- 帯電板12と電気的に接続する帯電層5は、建物の躯体に固定したパネル3と壁紙6とに間に設けられている第3項記載のスイッチ。
- 前記検出電極と前記アース電極と前記検出回路とを少なくとも2組以上備え、帯電板12と電気的に接続する帯電層5は、該複数の検出電極の検出領域内に少なくともその一部が位置するように配設された第3項記載のスイッチ。
- エレベータのパネル62に設けたレール部材80の長手方向に延在すると共に電極部材82を構成する検出電極板83と、該検出電極板と絶縁したアース電極85と、該検出電極板及び該アース電極と絶縁され、且つ、前記検出電極板83の検出領域内に所定面積が位置するように配設され、且つ、操作領域を形成する帯電部材71と、該操作領域内の操作物の存在により生じた前記検出電極板83と該アース電極85間の静電容量の変化を検出する検出回路40とを有し、前記帯電部材71は、前記検出電極板の検出領域内に着脱可能に設けられているエレベータの昇降スイッチ。
- 帯電部材71は、磁石77を介してパネル62に付着する第6項記載のエレベータの昇降スイッチ。
- エレベータのパネル62に設けたレール部材80の長手方向に延在すると共に電極部材82を構成する検出電極板83と、該検出電極板と絶縁したアース電極85と、該検出電極板及び該アース電極と絶縁され、且つ、前記検出電極板83の検出領域内に所定面積が位置するように配設され、且つ、操作領域を形成する帯電部材71と、該操作領域内の操作物の存在により生じた前記検出電極板83と該アース電極85間の静電容量の変化を検出する検出回路40とを有し、前記帯電部材71は、前記検出電極板83の検出領域内にスライド可能に設けられているエレベータの昇降スイッチ。
- 帯電部材71は、レール部材80に形成した長手方向の溝81に収納される凸部75を有し、この凸部75の側壁に対向するように検出電極板83が前記レール部材80に配設されている第8項記載のエレベータの昇降スイッチ。
- 帯電部材71は、レール部材80に形成した長手方向の溝81に収納される凸部75を有し、この凸部75の両側壁に対向するように検出電極板83が前記レール部材80に封入されている第8項記載のエレベータの昇降スイッチ。
- 電極部材103は、パネルに形成した保持孔92の底部102に対して積層状態に設けられた検出電極層104と、絶縁板105と、アース電極層106とから成り、一方、操作領域101を有する帯電ピン100は、前記検出電極層の検出領域内にその一部7が前記保持孔92を介して位置するように配設され、電極部材103と電気的に接続する検出回路40は、前記保持孔92に装着された操作領域101を有する帯電ピン100に指を触れると、前記検出電極層104とアース電極層103間の静電容量の変化を検出する比較器44を備えていることを特徴とするスイッチ。
- パネルは、コンピュータと接続して使用するプリンタ90の壁面である第11項記載のスイッチ。
- 帯電ピン100は着脱自在である第11項記載のスイッチ。
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