JP2021137190A - 撮影装置 - Google Patents

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隆宏 小柳
Takahiro Koyanagi
隆宏 小柳
元気 多川
Genki Tagawa
元気 多川
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Abstract

【課題】放射線画像の撮影装置に搭載されたAEC機能を使用する際に、装置に荷重がかかるような撮影環境でも、正確な放射線量を検出することが可能な撮影装置を提供することを目的とする。【解決手段】開口部を有する保持基台と、放射線を検出し画像信号に変換する撮像用画素及び放射線照射量をモニターする検知用画素が二次元配列され、前記保持基台に積層された画素配列部と、前記保持基台と前記画素配列部の間に積層されており、空隙を持つ層と、を有して構成されており、前記開口部の前記画素配列部の法線方向において、前記空隙は、前記開口部を包含するように設けられたことを特徴とする撮影装置で表される本件発明により解決される。【選択図】図5

Description

本発明は、撮影装置に関するものである。
医療分野における放射線画像の撮影装置として、絶縁基板上に薄膜半導体材料によって形成されたフラットパネルディテクタ(以下FPD)方式を用いた撮影装置が普及している。医療画像診断においては、静止画撮影および透視撮影のような動画撮影のために、デジタル撮影装置が用いられている。
このような撮影装置により迅速かつ広範囲な部位の撮影を可能にするため、薄型で軽量な可搬型ワイヤレスタイプの装置が製品化されており、近年では多機能化が検討されている。
その一つとして、自動露出制御(Automatic Exposure Control、以下AEC)機能の搭載が検討されている。ワイヤレスタイプの撮影装置への搭載により使い勝手が向上することで、これまでAEC機能が利用されていなかった状況、例えば回診車などでのポータブル撮影などでも利用されることが期待できる。
特許文献1には、センサアレイ内に放射線検出用画素を配置し、放射線照射中はその画素からの信号を読み出すことで、放射線照射量を検出する撮影装置が記載されている。
特開2012−15913号公報
しかしながら、患者による荷重が撮影装置にかかった場合、装置の変形が起こり、装置内部に配置されたセンサ基板まで変形してしまう可能性がある。その変形により、センサ基板内の放射線検出用画素において画素内インピーダンスが変化し、ノイズ特性、オフセット特性に影響することで放射線量の適正な検出ができなくなりうる。
特に、荷重により、センサ基板が直接的あるいは間接的に内部構造の段差部分と接触している部分は、センサ基板が局所的に変形しやすい。その部分では、前述の放射線量検出への影響が顕著となってしまう。また放射線の検出においては、時間分解能を上げるために高速に検出信号を読み出す必要がある。そのため、1サンプル当りの信号量は非常に小さくなり、検出信号の変化の影響が大きくなる。
本発明は、撮影装置に荷重がかかるような状況下においても、撮影装置に搭載されたAEC機能を使用する際に、正確な放射線量を検出することが可能な撮影装置を提供することを目的とする。
上記の課題は、保持基台と、前記保持基台と接する中間層と、前記中間層と接する画素配列部と、を有する撮影装置であって、前記保持基台、前記中間層、及び前記画素配列部をこの順に備え、前記保持基台は、開口部を有し、前記中間層は、空隙を有し、前記画素配列部は、放射線を検出し画像信号に変換する撮像用画素と、前記画像信号とは異なる、入射した放射線の放射線量を検知するための信号を出力する検知用画素と、を含む、二次元配列された複数の画素を有し、前記空隙は、前記画素配列部の入射面側から見て、前記開口部を包含するように設けられていることを特徴とする撮影装置により解決される。
本発明によれば、撮影装置に荷重がかかるような環境においても、AEC機能を使用する際に正確な放射線量を検出することが可能な撮影装置を提供することができる。
第1実施形態における撮影装置の斜視図及び断面図である。 第1実施形態における撮影装置の放射線検出部の構成図である。 第1実施形態における撮影装置の制御部の構成図である。 撮影装置の部分拡大図と検知画素出力の例である。 第1実施形態における撮影装置の部分拡大図である。 第1実施形態における撮影装置の部分拡大図である。 第2実施形態における撮影装置の平面断面図である。
以下、本発明の実施形態のいくつかを添付図に基づき詳細を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態における撮影装置の構成を示す図である。図1(a)は撮影装置100の入射面側から見た外観斜視図であり、図1(b)は図1(a)に示す線A−Aに沿って撮影装置100を切断して矢印方向から見た断面図である。図1(b)中の矢印Xは、撮影装置100に入射する放射線の入射方向を模式的に示す。
撮影装置100は、略直方体形状であって、筐体1によって撮影装置100を構成する各部品が内包される。筐体1は、第1外装としての前面カバー2、第2外装としての背面カバー3を有する。胸当て部2aは、板状であって、放射線透過率の高い材料からなる。胸当て部2aの周縁に位置する枠部2b及び、背面カバー3は、表面に塗装等を施したマグネシウム合金やCFRP等の軽量高剛性材からなる。
筐体内には入射面側から順に、衝撃吸収シート4、画素配列部228、第一の接着層5、放射線遮蔽シート6、保持基台250が積層される。衝撃吸収シート4は外部より受ける衝撃から画素配列部228を保護する。
画素配列部228は、放射線を検出して、画像信号に変換する。放射線を可視光に波長変換するシンチレータ(蛍光体)、センサ基板、反射防止や衝撃吸収効果がある絶縁体によって構成されている。なお、絶縁体による反射防止とは、シンチレータによって変換された光が背面(放射線入射面と反対側の面)から反射してセンサ基板へ再入射することを防ぐことである。
また、画素配列部228は、フレキシブル回路基板9を介して、制御基板10に接続される。制御基板10は、駆動回路221、読出回路222を有し、前述のスイッチ素子の駆動信号等の電気信号制御を行う。
画素配列部228に対し、第一の接着層5を介して、放射線遮蔽シート6が接着されている。放射線遮蔽シート6は、例えば、Pb、Ba、Ta、Mo、Wの何れかの重金属を含む材料やステンレス鋼等の材料からなり、制御基板10への放射線の影響を低減する。放射線遮蔽シート6は、タングステンを練りこんだゴムシートなどにすることで、画素配列部228の絶縁体の機能を包含し一体化してもよい。
保持基台250は、画素配列部228を保持するための板状の部分を有する部材である。保持基台250の画素配列部228側の第一の面と放射線遮蔽シート6は、第二の接着層7によって接合されている。保持基台250の第一の面と対向する面である第二の面には、制御基板10、二次電池11、図示しない無線モジュールやアンテナ部等が保持されている。二次電池11は駆動用の電力を供給する。無線モジュールやアンテナ部は、外部装置に画像信号を無線送信する無線通信部として機能する。
本実施形態では、制御基板10は、保持基台250に締結部材12により取り付けられている。保持基台250には開口部が設けられ、開口部には圧入などにより締結部13が挿入され固定されており、締結部材12は例えばねじであり、締結部13にねじ締結により固定されている。
撮影装置100の外形寸法をJIS Z 4905で規格化されているフィルムカセッテと同等寸法とした場合、撮影装置100の厚さは15mmである。したがって、構成される各部品(例えば、筐体、FPD、回路・制御基板、無線アンテナ、バッテリなど)の厚さを考慮すると、保持基台250の厚さは2.5mm以下に抑えることが望ましい。
また、画像品質の観点から電気的なノイズによる影響を考慮し、保持基台250の電位を電気回路の基準電位のための接地(電気グランド)としている。従って、保持基台250は金属等の電気抵抗率が小さい材質であることが望ましい。
放射線入射面である胸当て部2aには、撮影方法によっては患者の体重が直接作用するため、内部に構成された画素配列部228や電気実装部品への応力が発生する可能性がある。したがって内部部品の破損防止のため、筐体1と保持基台250とで剛性を確保し、変形を抑制する構造とすることが望ましい。
本実施形態では、前述の剛性確保、軽量化に加え電気的ノイズ影響を考慮し、保持基台250の材質をマグネシウム合金としている。また制御基板10の固定用として金属(例えば、アルミニウム合金)からなる締結部13が保持基台250を貫通するように複数個圧入されている。各々の締結部13は保持基台250と定電位で接続(同電位となるように接続)されている。
図2は、撮影装置100の放射線検出部200についての構成図である。放射線検出部200は、保持基台250、駆動回路221、読出回路222、駆動制御部225及び画素配列部228を有している。
画素配列部228は、二次元配列された複数の画素を有しており、放射線画像の取得のための撮像用画素101と、放射線の照射をモニターするための検知用画素121が含まれる。
撮像用画素101は、放射線画像を取得するために、入射した放射線を入射した放射線量に応じた電荷に変換する変換素子102と、変換素子102で生成された電荷を信号線に出力するスイッチ素子103とを有している。
変換素子102は、例えば放射線を光に変換するシンチレータと、シンチレータで変換された光を電荷に変換する光電変換素子とを用いた間接型の変換素子とする。また他の例としては、変換素子102として、例えば放射線を直接電荷に変換する直接型の変換素子を用いることができる。
スイッチ素子103としては、例えば非晶質シリコン又は多結晶シリコンを用いた薄膜トランジスタ(TFT)を用いることができる。また、TFTに用いる半導体材料は、シリコンに限られるものではなく、ゲルマニウムや化合物半導体などの他の半導体材料であってもよい。
変換素子102の第1電極には、スイッチ素子103の第1主電極が電気的に接続され、変換素子102の第2電極には、バイアス線108が電気的に接続される。バイアス線108は、列に沿って配された複数の変換素子102の第2電極に共通して接続される。各列に配されたバイアス線108には、共通のバイアス電圧が供給される。バイアス線108は、不図示の電源回路よりバイアス電圧の供給を受ける。
スイッチ素子103の第2主電極には、信号線106が電気的に接続される。信号線106には、列に沿って配された画素のスイッチ素子103の第2主電極が共通に接続される。信号線106は、画素の列ごとに配される。各信号線106は、読出回路222に電気的に接続される。スイッチ素子103の制御電極には、駆動線104が電気的に接続される。駆動線104は、行に沿って配された複数の撮像用画素101のスイッチ素子103の制御電極に共通に接続される。駆動線104には、駆動回路221からゲート制御電圧Vg1〜Vgnが印加される。
検知用画素121は、検出素子122と、スイッチ素子123とを有している。検出素子122は、放射線照射中に入射する放射線照射量の総量を取得するために、入射した放射線又は光を、入射した量に応じた電荷に変換する素子である。スイッチ素子123は、検出素子122で生成された電荷を信号線に出力する素子である。さらに、検知用画素121は、変換素子102とスイッチ素子103とを含む。検出素子122の変換素子102及びスイッチ素子123は、それぞれ撮像用画素101の変換素子102及びスイッチ素子103と同様に動作し、駆動制御部225からの指示によって撮像用もしくは検知用に切り替えることができる。
検出素子122の第1電極には、スイッチ素子123の第1主電極が電気的に接続される。検出素子122の第2電極には、列ごとに配されたバイアス線108が電気的に接続される。検出線110には、列に沿って配されたスイッチ素子123の第2主電極が接続される。各検出線110は、読出回路222に電気的に接続される。スイッチ素子123の制御電極には、行毎に配された駆動線124が接続される。各駆動線124には、駆動回路221からゲート制御電圧Vd1〜Vdnが印加される。
読出回路222は、信号線106及び検出線110を介して撮像用画素101の変換素子102、検知用画素121の変換素子102及び検出素子122から転送される電荷をデジタル信号の電気信号に変換するデジタル変換回路である。読出回路222では、信号線106及び検出線110が、それぞれオペアンプ150の反転入力端子に接続される。またオペアンプ150の反転入力端子は、帰還容量を介し出力端子に接続され、非反転入力端子は、任意の固定電位に接続される。オペアンプ150は、電荷電圧変換回路として機能する。オペアンプ150の後段に、サンプルホールド回路151、マルチプレクサ152を介してADコンバータ153が接続される。読出回路222は、各回路が集積化された構成でもよく、回路毎に個別に設けられてもよい。
図3は、撮影装置100を含む放射線撮影システムの制御部400の構成図である。制御部400は、駆動制御部225、CPU401、メモリ402、放射線制御部403、画像データ制御部404及び有線通信部407を備える。駆動制御部225は、駆動回路221及び読出回路222を制御する。コマンドには撮影部位の情報も含まれる。CPU401は、メモリ402に格納されたプログラムや各種のデータを用いて、撮影装置100全体の制御を行う。メモリ402は、例えば、CPU401が処理を実行する際に用いるプログラムや各種のデータを保存する。また、メモリ402には、CPU401の処理により得られた各種のデータ及び、放射線画像データが保存される。
放射線制御部403は、不図示の放射線発生装置を制御する。放射線制御部403は、有線通信部407を介して、放射線発生装置との間で、制御に関する情報(例えば、放射線の照射開始、停止の通知、放射線の照射量、積算照射量等)のやり取りを行う。画像データ制御部404は、読出回路222からの画像データをメモリ402に保存する。画像データ制御部404は、放射線画像データや制御に関する情報(例えば、制御コマンド等)のやり取りを不図示の外部装置との間で行う。有線通信部407は、有線接続された外部装置との通信を行う。
なお、後述する駆動制御部225の機能や処理は、CPU401がメモリ402に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。また、他の例としては、CPU401は、メモリ402に替えて、SDカード等の記録媒体に格納されているプログラムを読み出してもよい。
また、他の例としては、駆動制御部225の機能や処理の少なくとも一部は、例えば複数のCPU及びメモリを協働させることにより実現してもよい。また、他の例としては、制御部の機能や処理の少なくとも一部は、ハードウェア回路を用いて実現してもよい。
図4は、保持基台250に凸型の段差rがある場合の形状と、その際の検知画素出力の例を示している。保持基台250には締結部13を圧入するための開口部が設けられている。保持基台250の開口部に締結部13を圧入した箇所は、画素配列部228の方向に加工上凸もしくは凹の微小な段差rが生じる。筐体1の放射線入射面である胸当て部2aには、撮影方法によっては患者の体重が直接作用するため、内部に構成された画素配列部228へ応力が発生する可能性がある。特に、画素配列部228の画素配列面の法線方向において、段差rと重なる部分では応力が集中する。
図4上側に示すグラフは、縦軸に画素配列部228の検知用画素121にて検出した出力の例を示しており、横軸は位置座標を示している。また図4下側は従来の構成における放射線検出部200の部分拡大図である。横軸の位置座標は図4下側の部分拡大図に対応している。段差rにより画素配列部228への応力が影響している範囲wでは、グラフが示すように出力が変動する。この時範囲wにおいては、段差rによる応力の影響で、インピーダンス(容量、抵抗など)が変化し、結果としてノイズ特性、オフセット特性などが変化しており、検出信号の出力値に影響が出る。
以上のことから、画素配列部228に生じる段差rによる影響は極力抑える必要がある。従来の構成においては、段差rが30μm以上の場合に検出信号への影響が顕著となることが本願発明者の実験から明らかになっている。
ここで、本実施形態に係る撮影装置の断面図を図5および図6に示す。以下、順に説明する。
図5では、保持基台250と締結部13によって生じる段差rによる応力が画素配列部228に及ぼす影響が低減されるように、第二の接着層7に空隙14となる空間が設けられている。空隙14は、第二の接着層7の面方向において、隣接する保持基台250の開口部を包含するように設けることで、段差rと第二の接着層7が非接触となる。すなわち、空隙14は、画素配列部228の入射面側から見て、開口部を包含するように、第二の接着層に設けられている。これにより、画素配列部228に伝わる段差rによる応力の影響を低減することができる。
図5では第二の接着層7に空隙を設ける例について説明したが、空隙を有するのは、画素配列部228から保持基台250までに積層されている中間層であればよい。例えば、放射線遮蔽シート6に空隙を設けるようにしてもよい。
また図6のように、空隙14は保持基台250に設けるようにしてもよい。この例では、保持基台250の第一の面において、開口部の穴の縁に対し、座繰り加工が施されている。その後、締結部13の圧入を行い、更に保持基台250の画素配列部228を有する側に第二の接着層7を接着することにより、空隙14が設けられる。この場合も、段差rは第二の接着層7に直接触れない為、画素配列部228に伝わる段差rによる応力の影響が低減される。
空隙14における、画素配列部228の法線方向に対する奥行の長さは、画素配列部228に段差rによる応力の影響を抑制するために、段差rの高さに対して十分に大きくとることが望ましい。また、第二の接着層7は、空隙14との稜線でも応力が発生することを考慮すると、柔軟物であることが望ましい。
また、剛性部材を画素配列部228の入射面側に配置することにより、画素配列部228に段差rが接触する可能性を低くするようにしてもよい。この場合、前面カバー2を剛性部材とし、外装としての機能を包含するようにしてもよい。
このような構成により、撮影装置に荷重がかかるような状況においても、段差による応力の画素配列部への影響を抑制することが可能となり、AEC機能を使用する際に正確な放射線量を検出することが可能な撮影装置を提供することができる。
(第2実施形態)
図7は、本実施形態に係る撮影装置100の構成例を模式的に示す平面断面図であり、放射線入射面に対し反対側の面から見た図となっている。なお、第1実施形態と重複する部分については説明を省略する。
放射線検知をモニターするために検知用画素121を有効とした領域を検知画素領域Fとする。検知画素領域Fは、有効撮影領域に対し、放射線照射を絞った状態で曝射されても確実に検出できるよう、パネル中心付近を含む領域に配置されていることが望ましい。
ここで、第1実施形態で説明した通り、保持基台250の開口部に締結部13を圧入する際には、段差rが加工上生じる。段差rは、画素配列部228と中間層を介して間接的に接しているため、段差rによる圧力が画素配列部228に加わり、検出信号の出力値に影響を及ぼす。本実施形態においては、画素配列部228の入射面側から見て、画素配列部228の面内方向において、検知画素領域Fと段差rが重ならない位置に締結部13を配置している。
検知画素領域Fと締結部13の配置については、予め保持基台250の開口部の位置情報を制御部400に備えられたメモリ402に記憶させておくことで、制御部400は、検知画素領域Fの位置を、開口部を避けるように設定する。また、検知画素領域Fとして設定されない箇所が予想できる場合は、その箇所に保持基台250の開口部を配置するようにしてもよい。
なお図4に示すように、段差rによる応力の影響範囲wは、画素配列部228の配列面における法線方向で重なる位置のみならず、その周辺にも及ぶ。従来の構成においては、画素配列部228の配列面における面内方向において、段差r高さの50倍の領域にまで検出信号への影響が及ぶことが本願発明者の実験上判明しているので、この領域についても検知用画素121と重ねないことがより好ましい。
このような構成により、撮影装置に荷重がかかるような状況においても、段差による画素配列部への応力を抑制することが可能となり、AEC機能を使用する際に正確な放射線量を検出することが可能な撮影装置を提供することができる。
1 筐体
7 第二の接着層
10 制御基板
13 締結部
14 空隙
100 撮影装置
228 画素配列部
250 保持基台

Claims (13)

  1. 保持基台と、前記保持基台と接する中間層と、前記中間層と接する画素配列部と、を有する撮影装置であって、
    前記保持基台、前記中間層、及び前記画素配列部をこの順に備え、
    前記保持基台は、開口部を有し、
    前記中間層は、空隙を有し、
    前記画素配列部は、放射線を検出し画像信号に変換する撮像用画素と、前記画像信号とは異なる、入射した放射線の放射線量を検知するための信号を出力する検知用画素と、を含む、二次元配列された複数の画素を有し、
    前記空隙は、前記画素配列部の入射面側から見て、前記開口部を包含するように設けられていること
    を特徴とする撮影装置。
  2. 締結部を有し、
    前記締結部は前記開口部に挿入され、
    前記締結部と前記開口部とによって生じる段差が、前記二次元配列に対する法線方向において、前記空隙より小さいことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 保持基台と、前記保持基台と第一の面で接する中間層と、前記中間層の前記第一の面と対向する第二の面と接する画素配列部と、を有する撮影装置であって、
    前記保持基台、前記中間層、及び前記画素配列部をこの順に備え、
    前記保持基台は、開口部を有し、
    前記画素配列部は、放射線を検出し画像信号に変換する撮像用画素と、前記画像信号とは異なる、入射した放射線の放射線量を検知するための信号を出力する検知用画素と、を含む、二次元配列された複数の画素を有し、
    前記保持基台の前記第一の面において、前記開口部は、座繰り形状を有すること
    を特徴とする撮影装置。
  4. 締結部を有し、
    前記締結部は前記開口部に挿入され、
    前記締結部と前記開口部とによって生じる段差が、前記二次元配列に対する法線方向において、前記座繰り形状の深さより小さいことを特徴とする請求項3に記載の撮影装置。
  5. 前記中間層は、接着層および放射線遮蔽シートの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮影装置。
  6. 前記中間層は、前記接着層および前記放射線遮蔽シートを有し、前記接着層と前記放射線遮蔽シートが積層してなることを特徴とする請求項5に記載の撮影装置。
  7. 保持基台と、直接あるいは間接的に前記保持基台と接する画素配列部と、を有する撮影装置であって、
    前記保持基台は、開口部を有し、
    前記画素配列部は、放射線を検出し画像信号に変換する撮像用画素と、前記画像信号とは異なる、入射した放射線の放射線量を検知するための信号を出力する検知用画素と、を含む、二次元配列された複数の画素を有し、
    前記検知用画素は、前記画素配列部の入射面側から見て、前記開口部と重ならない位置に設けられていること
    を特徴とする撮影装置。
  8. 制御部と、メモリと、を有し、
    前記メモリは、前記開口部の位置を示す位置情報を記憶し、
    前記制御部は、前記位置情報に基づき、前記複数の画素のうち、前記画素配列部の入射面側から見て、前記開口部と重ならない位置にある画素を、前記検知用画素として設定すること
    を特徴とする請求項7に記載の撮影装置。
  9. 前記開口部に挿入された締結部を有し、前記締結部と前記開口部との間に段差を有することを特徴とする請求項7または8に記載の撮影装置。
  10. 前記制御部は、前記段差に対し、前記画素配列部の面方向において、前記段差の50倍より離れた位置に設けられた画素を、前記検知用画素として設定すること
    を特徴とする請求項9に記載の撮影装置。
  11. 前記締結部には、締結部材が挿入されたことを特徴とする請求項2、4、および7のいずれか一項に記載の撮影装置。
  12. 制御基板を有し、前記締結部と前記締結部材により、前記制御基板が前記保持基台に固定されたことを特徴とする請求項11に記載の撮影装置。
  13. 前記保持基台と、前記画素配列部と、を内包する筐体を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の撮影装置。

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