JP2021136601A - 方向性結合器及び減衰器 - Google Patents

方向性結合器及び減衰器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021136601A
JP2021136601A JP2020032142A JP2020032142A JP2021136601A JP 2021136601 A JP2021136601 A JP 2021136601A JP 2020032142 A JP2020032142 A JP 2020032142A JP 2020032142 A JP2020032142 A JP 2020032142A JP 2021136601 A JP2021136601 A JP 2021136601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
strip
attenuator
shaped
directional coupler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020032142A
Other languages
English (en)
Inventor
雄大 長谷川
Takehiro Hasegawa
雄大 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2020032142A priority Critical patent/JP2021136601A/ja
Publication of JP2021136601A publication Critical patent/JP2021136601A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)

Abstract

【課題】細長い帯状の導体パターンを採用した場合と比較して、小型化可能な方向性結合器を提供する。【解決手段】方向性結合器(1)は、4つのポート(P1〜P4)を有し、且つ、バンドパスフィルタからなる減衰器(10)を備えている。4つのポート(P1〜P4)のうちのダミーポート(ポートP4)には、バンドパスフィルタ(減衰器10)の入力ポート(PI)が結合されており、バンドパスフィルタ(減衰器10)には出力ポートが設けられていない。【選択図】図1

Description

本発明は、1つのポートに減衰器が接続された方向性結合器、及び、その減衰器に関する。
マイクロ波帯及びミリ波帯に属する電磁波を伝送する伝送線路においては、しばしば、2つの異なる伝送線路により伝送される2つの電磁波を1つの伝送線路に合波したり、1つの伝送線路により伝送される電磁波を2つの伝送線路に分波したりすることが求められる。この場合、方向性結合器がよく用いられる。
典型的な方向性結合器は、第1ポート、第2ポート、第3ポート、及び第4ポートを備え、第1ポート及び第2ポートの各々に入力された電磁波を第3ポートから出力し、第3ポートに入力された電磁波を第1ポート及び第2ポートの各々から出力する。このように構成された方向性結合器において、第4ポートは、直接又は間接的に送信器、受信器、及びアンテナの何れも接続されないダミーポートである。無用な反射を低減するために、ダミーポートには、ダミーポートから出力される電磁波の電力を減衰させる減衰器が接続されていることが好ましい。
減衰器の一例としては、特許文献1の図1に示すような減衰器(特許文献1においては基板減衰回路と称されている)が挙げられる。この減衰器は、基板と、基板上に形成された細長い帯状の導体パターンであって、その長さが十分に長い導体パターンとを備えている。細長い帯状の導体パターンは、設計パラメータに応じて決まる単位長さ当たりの損失を有する。この損失は、さまざまな周波数帯域ごとに異なる。減衰器が方向性結合器に接続されている場合、方向性結合器の動作帯域に属する電磁波に対する単位長さ当たりの損失が重要である。減衰器における総損失は、上述した単位長さ当たりの損失と、導体パターンの長さとの積により定まる。したがって、細長い帯状の導体パターンの長さは、上記総損失が所望の値となる長さより長ければ、十分に長いといえる。
特開2011−142511号公報
しかしながら、減衰器として細長い帯状の導体パターンを採用する場合、導体パターンが多くのスペースを占有することになり、その結果として、減衰器が接続された方向性結合器の小型化が難しくなる。
本発明の一態様は、上述した課題に鑑みなされたものであり、その目的は、細長い帯状の導体パターンを採用した場合と比較して、小型化することができる減衰器が接続された方向性結合器を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る方向性結合器は、4つのポートと、入力ポートを有するバンドパスフィルタからなる減衰器と、を備え、前記4つのポートのうちの1つのポートであるダミーポートには、前記入力ポートが接続されており、(1)前記バンドパスフィルタは、出力ポートが設けられていない、又は、(2)出力ポートが設けられている場合、該出力ポートが開放又は短絡されている。
上記の構成によれば、方向性結合器のダミーポートから出力される電磁波をバンドパスフィルタにより損失させることによって、該電磁波の電力を減衰させることができる。単位長さ当たり又は単位面積当たりで考えた場合、特許文献1に記載されたような細長い帯状の導体パターンの損失よりも、バンドパスフィルタの損失の方が大きい。すなわち、バンドパスフィルタからなる減衰器は、細長い帯状の導体パターンからなる減衰器よりも小型化することができる。したがって、本方向性結合器は、従来と比較して、容易に小型化することができる。
本発明の第2の態様に係る方向性結合器は、上述した第1の態様に係る方向性結合器の構成に加えて、前記バンドパスフィルタは、Q値が100以下である、構成を更に採用している。
また、上記の課題を解決するために、本発明の第7の態様に係る減衰器は、Q値が100以下であるバンドパスフィルタからなる。
バンドパスフィルタを設計する場合、できるだけ損失を低減するためにできるだけQ値が高くなるように設計する。一方、本発明の一態様が備えているバンドパスフィルタは、電磁波をより多く損失させることを目的としているため、Q値は、小さいことが好ましい。減衰器として用いる場合の好ましいQ値の一例としては、100以下が挙げられる。なお、本明細書におけるQ値は、無負荷Q値のことを意味する。
本発明の第3の態様に係る方向性結合器は、上述した第2の態様に係る方向性結合器の構成に加えて、前記バンドパスフィルタは、前記Q値が70以下である、構成を更に採用している。
本発明の第8の態様に係る減衰器は、上述した第7の態様に係る減衰器の構成に加えて、前記Q値が70以下である、構成を更に採用している。
上記の構成によれば、バンドパスフィルタの損失をより大きくすることができるので、減衰器をより小型化することができる。したがって、方向性結合器をより小型化することができる。
本発明の第4の態様に係る方向性結合器は、上述した第1〜第3の態様の何れか一態様に係る方向性結合器の構成に加えて、前記バンドパスフィルタは、誘電体製の基板と、前記基板の一方の主面に設けられた導体パターン層と、前記基板の他方の主面に設けられた地導体層と、を備えたマイクロストリップフィルタである、構成を更に採用している。
本発明の第9の態様に係る減衰器は、上述した第7の態様又は第8の態様に係る減衰器の構成に加えて、前記バンドパスフィルタは、誘電体製の基板と、前記基板の一方の主面に設けられた導体パターン層と、前記基板の他方の主面に設けられた地導体層と、を備えたマイクロストリップフィルタである、構成を更に採用している。
マイクロストリップフィルタは、導波管型のバンドパスフィルタと比較して、導体損が大きくなる傾向にある。したがって、マイクロストリップフィルタの損失は、導波管型のフィルタの損失を上回る傾向にある。したがって、マイクロストリップフィルタは、減衰器として用いた場合に、導波管型のバンドパスフィルタと比較して、電磁波の電力を効率よく減衰させることができるため、小型化を図ることができる。
本発明の第5の態様に係る方向性結合器は、上述した第4の態様に係る方向性結合器の構成に加えて、前記導体パターン層は、電磁気的に結合した、n段(nは2以上の整数)の共振器として機能するn本の帯状導体であって、各帯状導体が略平行であり、隣接する帯状導体の長辺同士が近接するように配置されたn本の帯状導体と、前記n本の帯状導体の各々の端部をそれぞれが前記地導体層に短絡するn本の導体ポストであって、奇数段目の共振器として機能する帯状導体においては、各帯状導体の一方の端部に設けられ、偶数段目の共振器として機能する帯状導体においては、各帯状導体の他方の端部に設けられているn本の導体ポストと、を備え、1段目の共振器として機能する帯状導体の前記一方の端部以外の何れかの位置に前記入力ポートが結合されている、構成を更に採用している。
本発明の第10の態様に係る減衰器は、上述した第9の態様に係る減衰器の構成に加えて、前記導体パターン層は、電磁気的に結合した、n段(nは2以上の整数)の共振器として機能するn本の帯状導体であって、各帯状導体が略平行であり、隣接する帯状導体の長辺同士が近接するように配置されたn本の帯状導体と、前記n本の帯状導体の各々の端部をそれぞれが前記地導体層に短絡するn本の導体ポストであって、奇数段目の共振器として機能する帯状導体においては、各帯状導体の一方の端部に設けられ、偶数段目の共振器として機能する帯状導体においては、各帯状導体の他方の端部に設けられているn本の導体ポストと、を備え、1段目の共振器として機能する帯状導体の前記一方の端部以外の何れかの位置に前記入力ポートが結合されている、構成を更に採用している。
マイクロストリップフィルタの構成の一例としては、このような構成が挙げられる。このように構成されたマイクロストリップフィルタは、印刷回路基板を製造するプロセスを用いて製造することができるので、容易に製造することができる。また、方向性結合器も印刷回路基板を製造するプロセスを用いて製造する場合には、方向性結合器を製造するときに、減衰器を製造するプロセスを別途実施する必要がない。
本発明の第6の態様に係る方向性結合器は、上述した第4の態様又は第5の態様の何れか一態様に係る方向性結合器の構成に加えて、前記導体パターン層と前記地導体層との間隔が50μm以下である、構成を更に採用している。
本発明の第11の態様に係る減衰器は、上述した第9の態様又は第10の態様に係る減衰器の構成に加えて、前記導体パターン層と前記地導体層との間隔が50μm以下である、構成を更に採用している。
上記の構成によれば、バンドパスフィルタのQ値を容易に小さくすることができる。
本発明の一態様によれば、細長い帯状の導体パターンを採用した場合と比較して、小型化することができる方向性結合器及び減衰器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る方向性結合器を模式的に示したブロック図である。 (a)及び(b)の各々は、それぞれ、図1に示した方向性結合器が備えている減衰器の平面図及び断面図である。 参考例であるバンドパスフィルタの反射特性を示すグラフである。 図2に示した減衰器の実施例の反射特性を示すグラフである。 (a)は、図1に示した方向性結合器の第1の変形例を模式的に示したブロック図である。(b)は、図2に示した減衰器の第1の変形例の平面図である。(c)は、図1に示した方向性結合器の第2の変形例を模式的に示したブロック図である。(d)は、図2に示した減衰器の第2の変形例の平面図である。
〔方向性結合器の構成〕
本発明の一実施形態に係る方向性結合器である方向性結合器1について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、方向性結合器1を模式的に示したブロック図である。図2の(a)は、方向性結合器1が備えている減衰器10の平面図である。図2の(b)は、減衰器10の断面図であって、図2の(a)に示したA−A’線に沿った断面における断面図である。
方向性結合器1は、図1に示すように、4つのポートであるポートP1〜P4を有する。また、方向性結合器1は、図1に示すように、減衰器10を備えている。減衰器10は、図2を参照して後述するようにバンドパスフィルタからなる。
本実施形態において、方向性結合器1は、28GHz帯を動作帯域とする3dB型の方向性結合器である。したがって、方向性結合器1は、ポートP1及びポートP2の各々に入力された電磁波を合波したうえで、ポートP3からまとめて出力する。また、方向性結合器1は、ポートP3に入力された電磁波を分波したうえで、ポートP1及びポートP2の各々から出力する。
ポートP1〜P3の各々には、例えば無線デバイスを実現する場合、直接又は間接的に送信器、受信器、及びアンテナの何れかが接続される。一方、ポートP4は、直接又は間接的に送信器、受信器、及びアンテナの何れも接続されないポート、すなわちダミーポートである。
図1に示すように、ダミーポートであるポートP4には、減衰器10の入力ポートPIが接続されている。
方向性結合器1は、4つのポートを有してさえいればよく、例えば、市販されている方向性結合器のなかから所望の特性を有する方向性結合器を適宜選択してもよいし、所望の特性を有する方向性結合器を適宜設計してもよい。ただし、少なくともポートP4は、マイクロストリップ線路により構成されていることが好ましい。また、その場合、ポートP1〜P3もマイクロストリップ線路により構成されていることが好ましい。図2を参照して後述するように、減衰器10の入力ポートがマイクロストリップ線路により構成されているため、ポートP4がマイクロストリップ線路により構成されていることによって、ポートP4と入力ポートPIとを接続する場合に生じ得る反射を低減することができる。また、ポートP4及びポートP1〜P3がマイクロストリップ線路により構成されていることによって、方向性結合器1の対称性を高めることができる。
〔減衰器の構成〕
減衰器10は、図2に示すように、基板11aと、基板11bと、導体パターン層12と、地導体層13aと、地導体層13bと、導体ポスト141〜147と、を備えている。
基板11a,11bは、何れも、誘電体製の板状部材又は層状部材である。本実施形態では、基板11a,11bとして、厚さが33μmのエポキシ配合品である層状部材(味の素ファインテクノ株式会社製、比誘電率εは、ε=3.38)を採用している。ただし、基板11a,11bの厚さは、33μmに限定されるものではなく、適宜設定することができるが、50μm以下であることが好ましい。すなわち、減衰器10において、後述する導体パターン層12と、地導体層13a,13bのそれぞれとの間隔は、50μm以下であることが好ましい。
基板11a,11bを構成する誘電体は、エポキシ配合品に限定されるものではなく、市場に出回っている誘電体のなかから適宜選択することができる。基板11a,11bを構成する誘電体の他の例としては、ガラスエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、及び液晶ポリマーが挙げられる。
なお、本実施形態においては、方向性結合器1の減衰器10以外の部分(ポートP1〜P4を含む部分)は、基板11a及び基板11bとは別個の基板に形成されている。ただし、方向性結合器1において、減衰器10以外の部分と、減衰器10とは、同じ基板に形成されていてもよい。すなわち、基板11a及び基板11bに、減衰器10と、減衰器10以外の部分とが形成されていてもよい。
<積層構造>
図2の(b)に示すように、基板11aと、基板11bとは、各々の一方の主面である主面11aaと、主面11baとが近接するように、且つ、導体パターン層12を挟み込むように、積層されている。
導体パターン層12は、主面11aa又は主面11baに設けられた複数の導体パターンからなる導体パターン群である。導体パターン層12を構成する複数の導体パターンである帯状導体121〜127と、入力ポートPIを構成する帯状導体とについては、後述する。
本実施形態において、導体パターン層12は、銅製である。ただし、導体パターン層12を構成する導体は、銅に限定されるものではない。導体パターン層12を構成する導体は、導電率が比較的高く、入手しやすい導体のなかから適宜選択することができる。導体パターン層12を構成する導体の他の例としては、金、銀、及びアルミニウムが挙げられる。
また、後述するように、減衰器10は、バンドパスフィルタであり、そのQ値が100以下であることが好ましく、70以下であることがより好ましい。バンドパスフィルタのQ値を100以下又は70以下とするためには、いくつかの手法が考えられるが、導体パターン層12の導電率を低下させることによってQ値を低下させる場合には、導体パターン層12を構成する導体として、銅よりも導電率が低い導体(例えばニッケルやチタンなど)を採用してもよい。なお、本明細書におけるQ値は、無負荷Q値のことを意味する。
地導体層13aは、基板11aの他方の主面である主面11abに設けられた導体層である。地導体層13aは、主面11abを覆うように設けられている。地導体層13bは、基板11bの他方の主面である主面11bbに設けられた導体層である。地導体層13bは、主面11bbを覆うように設けられている。
本実施形態において、地導体層13a,13bは、導体パターン層12と同様に銅製である。地導体層13a,13bを構成する導体は、銅に限定されるものではない。地導体層13a,13bを構成する導体は、導電率が比較的高く、入手しやすい導体のなかから適宜選択することができる。地導体層13a,13bを構成する導体の他の例としては、金、銀、及びアルミニウムが挙げられる。
<導体パターン層の平面構造>
導体パターン層12は、図2の(a)に示すように、帯状導体120と、帯状導体121〜127とを含んでいる。
帯状導体121〜127は、電磁気的に結合した、7段(7はnの一例、nは2以上の整数)の共振器として機能する7本の帯状導体である。なお、減衰器10において、共振器の段数であり、帯状導体の本数であるnは、設計パラメータである。したがって、nは、n=7に限定されるものではなく、適宜定めることができる。本実施形態において、各帯状導体12i(iは、1≦i≦7の整数)の各々は、長さ(基板11a又は基板11bの長辺に沿った方向の長さ)が1.5mmであり、幅(基板11a又は基板11bの短辺に沿った方向の長さ)が30μmである。
各帯状導体12iは、略平行であり、隣接する帯状導体(例えば帯状導体121と帯状導体122)の長辺同士が近接するように配置されている。本実施形態において、隣接する帯状導体同士の間隔は、およそ55μmである。ただし、隣接する帯状導体同士の間隔は、これに限定されず、適宜設定することができる。また、隣接する帯状導体同士の間隔の各々は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
導体ポスト141〜147の各々は、それぞれ、帯状導体121〜127の各々と1対1で対応して設けられている。以下において、帯状導体12iに対応する導体ポストのことを導体ポスト14iと称する。
各導体ポスト14iは、主面11abから主面11bbまで、基板11a,11bを貫通する導体製の筒状部材又は棒状部材である。本実施形態において、各導体ポスト14iは、基板11a,11bに設けられた貫通孔の内壁に銅製の膜をメッキにより形成することによって得られる。すなわち、本実施形態において、導体ポスト14iは、銅製の筒状部材である。ただし、各導体ポスト14iの構成はこれに限定されるものではない。例えば、上述した貫通孔に導体を充填することによって得られる棒状部材であってもよい。
各導体ポスト14iは、対応する各帯状導体12iの端部に接続されており、各帯状導体12iを地導体層13a及び地導体層13bに短絡する。
図2の(a)に示すように、(1)奇数段目の共振器として機能する帯状導体121,123,125,127を地導体層13a及び地導体層13bに短絡するために、各導体ポスト141,143,145,147は、帯状導体121,123,125,127の一方の端部(図2の(a)に示した状態においては左端)に設けられており、(2)偶数段目の共振器として機能する帯状導体122,124,126を地導体層13a及び地導体層13bに短絡するために、各導体ポスト142,144,146は、帯状導体122,124,126の他方の端部(図2の(a)に示した状態においては右端)に設けられている。
帯状導体120は、減衰器10において入力ポートPIとして機能する。帯状導体120の一方の端部は、図1に図示するように、方向性結合器1のポートP4に接続されている。帯状導体120の他方の端部は、1段目の共振器として機能する帯状導体121の前記一方の端部以外の何れかの位置、すなわち、導体ポスト141が設けられている位置以外の何れかの位置において、帯状導体121に結合されている。なお、減衰器10には、入力ポートPIと対をなすポートである出力ポートPOが設けられていない。
帯状導体121に帯状導体120の他方の端部を結合する位置は、減衰器10を設計する場合の設計パラメータの1つになり得る。したがって、帯状導体121に帯状導体120の他方の端部を結合する位置は、減衰器10の反射特性などに応じて適宜最適化することが好ましい。
以上のように、減衰器10は、地導体層13aと、基板11aと、7段の共振器として機能する各帯状導体12iと、入力ポートPIとして機能する帯状導体120とを含む導体パターン層12と、基板11bと、地導体層13bとがこの順番で積層されている。したがって、減衰器10は、マイクロストリップフィルタの一態様である。
ただし、本発明の一態様においては、基板11b及び地導体層13bを省略し、導体パターン層12が大気中に露出する構成を採用してもよい。
また、このようなマイクロストリップフィルタについては、例えば、"Microstrip Filters for RF /Microwave Applications (Wiley Series in Microwave and Optical Engineering)", Jia-Sheng Hong, P.135-P.149, 2011にも記載されているので、参考にできる。
〔バンドパスフィルタのQ値と反射特性〕
以下では、参考例であるバンドパスフィルタのシミュレーション結果を参照して、減衰器10として用いるバンドパスフィルタの無負荷Q値(単にQ値とも記載する)について考察する。図3は、参考例として用いるバンドパスフィルタであって、出力端が開放されているバンドパスフィルタのSパラメータS11の周波数依存性(以下において、反射特性と称する)を示すグラフであり、Q値を、30,50,70,100,120と変化させた場合に得られる反射特性を示すグラフである。
なお、参考例であるバンドパスフィルタとしては、バターワース型のバンドパスフィルタであって、7段の共振器を有するバンドパスフィルタを用いた。このバンドパスフィルタは、通過帯域の中心周波数が28GHzになるように設計されている。
図3を参照すれば、バンドパスフィルタの反射損失は、大きくQ値に依存していることが分かる。具体的には、Q値が高くなればなるほどバンドパスフィルタの反射損失は、小さくなり、Q値が低くなればなるほどバンドパスフィルタの反射損失は、大きくなる。
本発明の一態様においては、入力ポートPIに入力された電磁波の強度を減衰させる目的でバンドパスフィルタを用いているため、Q値は、低いことが好ましい。図3を参照すれば、バンドパスフィルタを減衰器として利用する場合、そのQ値は、100以下であることが好ましく、70以下であることがより好ましい。Q値が100以下である場合、反射損失をおよそ−15dB以下(15dB以上)にすることができる。また、Q値が70以下である場合、反射損失を−20dB以下(20dB以上)にすることができる。
〔Q値小さくするための構成〕
上述したように、減衰器10においては、Q値が100以下であることが好ましく、Q値が70以下であることがより好ましい。
本実施形態では、厚さが50μm以下(具体的には33μm)である基板11a及び基板11bを採用することによって、すなわち、導体パターン層12と地導体層13aとの間隔、及び、導体パターン層12と地導体層13bとの間隔を50μm以下にすることによって、上述した条件を満たす減衰器10を実現している。
ただし、上述した条件を満たすための構成は、これに限定されるものではなく、例えば、以下の構成を採用し得る。
(構成1)導体パターン層12の表面粗さを大きくする、あるいは、導体パターン層12の表面に凸凹を形成する。
(構成2)導体パターン層12を構成する導体として、銅よりも導電率が低い導体を採用する。このような導体の例としては、ニッケルやチタンなどが挙げられる。また、導体パターン層12として、導電率が高い導体(例えば、金、銀、及びアルミニウムの何れか)と、導電率が低い導体(例えば、ニッケル又はチタン)とを積層した、2層膜又は多層膜を採用することもできる。
(構成3)本実施形態の方向性結合器1のように、減衰器10と、方向性結合器1の減衰器10以外の部分とが別個の基板に形成されている場合であれば、基板11a及び基板11bを構成する誘電体として、誘電損失が大きな誘電体(換言すれば誘電正接が大きな誘電体)を採用してもよい。
〔実施例〕
減衰器10の実施例について、図4を参照して説明する。図4は、実施例である減衰器10の反射特性を示すグラフである。
本実施例においては、以下の構成を採用した。
・基板11a,11b:厚さが33μmのエポキシ配合品である層状部材(味の素ファインテクノ株式会社製、比誘電率εは、ε=3.38)を採用した。
・各帯状導体12i:長さを1.5mmとし、幅を10μmとした。隣接する帯状導体同士の間隔をおよそ55μmとした。1.5mmは、上述した比誘電率を考慮した場合の電磁波の実効波長であって、周波数がおよそ28GHzである電磁波の実効波長の1/4波長に相当する。
本実施例において、減衰器10のQ値は、33である。
以上の構成を採用した本実施例は、帯状導体120及び帯状導体121〜127を、1.5mm×0.5mmのスペース内に配置することができた。
なお、SパラメータS11が−20dB以下となる帯域を動作帯域とみなす。
図4を参照すれば、本実施例の動作帯域は、中心周波数がおよそ28GHzであり、帯域幅Δfがおよそ1.5GHzであることが分かった。
また、本実施例に対する比較例では、導体パターン層12に対応する導体パターン層として、特許文献1の図1に記載された減衰器のように細長い帯状の導体パターンを採用した。なお、この細長い帯状の導体パターンにおいても幅を10μmとした。
この比較例において、28GHzにおける1cm当たりの伝送損失は、およそ1.4dBであったため、反射損失を−20dB以下とするためには、細長い帯状の導体パターンの長さが7cm以上であることが求められる。1.5mmごとに細長い帯状の導体パターンを折り返し、導体パターン同士の間隔が30μmとなるように該導体パターンを引き回した場合、必要なスペースは、1.5mm×1.8mmとなる。
したがって、減衰器10は、比較例の減衰器と比較して、導体パターン層12を設置するための面積を1/3以下に縮小できることが分かった。
〔変形例〕
方向性結合器1の第1の変形例である方向性結合器1A及び第2の変形例である方向性結合器1Bについて、図5を参照して説明する。図5の(a)は、方向性結合器1Aを模式的に示したブロック図である。図5の(b)は、方向性結合器1Aが備えている減衰器10Aであって、減衰器10の第1の変形例である減衰器10Aの平面図である。図5の(c)は、方向性結合器1Bを模式的に示したブロック図である。図5の(d)は、方向性結合器1Bが備えている減衰器10Bであって、減衰器10の第2の変形例である減衰器10bの平面図である。
図5の(a)に示すように、方向性結合器1Aが備えている減衰器10Aは、入力ポートPIに加えて出力ポートPOを備えている。方向性結合器1Aにおいて、出力ポートPOには、送信器、受信器、及びアンテナの何れも接続されていないし、短絡もされておらず、開放されている。
図5の(b)に示すように、出力ポートPOは、帯状導体128により構成されている。帯状導体128の一方の端部は、7段目の共振器として機能する帯状導体127の所定の位置において、帯状導体127に結合されている。本変形例において、帯状導体128と帯状導体127との接続点は、帯状導体124の中点近傍を回転中心として、帯状導体120と帯状導体121との接続点に対して2回の回転対称となる位置に設けられている。ただし、帯状導体128と帯状導体127との接続点は、図5の(b)に示した位置に限定されず、適宜定めることができる。また、帯状導体128の他方の端部は、開放されている。
このように、減衰器10Aは、出力ポートPOが設けられており、且つ、出力ポートPOが開放されている。
図5の(c)に示すように、方向性結合器1Bが備えている減衰器10Bは、減衰器10Aと同様に出力ポートPOを備えている。方向性結合器1Bにおいて、出力ポートPOの他方の端部は、短絡されている。
方向性結合器1Bは、減衰器10Aの構成に加えて、導体ポスト148を更に備えている。導体ポスト148は、各導体ポスト14iと同様に構成されている。したがって、第2の変形例では、導体ポスト148が設けられている位置についてのみ説明する。
図5の(d)に示すように、導体ポスト148は、帯状導体128の他方の端部に設けられている。したがって、導体ポスト148は、帯状導体128の他方の端部において、帯状導体128を短絡する。
〔効果〕
上述したように、方向性結合器1,1A,1Bは、4つのポートであるポートP1〜P4と、入力ポートPIを有するバンドパスフィルタからなる減衰器10,10A,10Bと、を備えている。ダミーポートであるポートP4には、入力ポートPIが接続されている。
減衰器10においては、出力ポートが設けられていない。また、減衰器10A,10Bにおいては、出力ポートPOが設けられている。減衰器10Aにおいて、出力ポートPOは、開放されている。また、減衰器10Bにおいて、出力ポートPOは、地導体層13a,13bに短絡されている。
上記の構成によれば、ポートP4から出力される電磁波をバンドパスフィルタを用いた減衰器10,10A,10Bにより損失させることによって、該電磁波の電力を減衰させることができる。単位長さ当たり又は単位面積当たりで考えた場合、特許文献1に記載されたような細長い帯状の導体パターンの損失よりも、バンドパスフィルタを用いた減衰器10,10A,10Bの損失の方が大きい。すなわち、減衰器10,10A,10Bは、細長い帯状の導体パターンからなる減衰器よりも小型化することができる。したがって、方向性結合器1,1A,1Bは、従来と比較して、容易に小型化することができる。
減衰器10,10A,10Bとして用いるバンドパスフィルタは、Q値が100以下であることが好ましく、70以下であることがより好ましい。
バンドパスフィルタを設計する場合、できるだけ損失を低減するためにできるだけQ値が高くなるように設計する。一方、本発明の一態様が備えているバンドパスフィルタは、電磁波をより多く損失させる減衰器として用いることを目的としているため、Q値は、小さいことが好ましい。減衰器として用いる場合の好ましいQ値の一例としては、100以下が挙げあれる。また、Q値が70以下である場合、バンドパスフィルタの損失をより大きくすることができるので、減衰器10,10A,10Bをより小型化することができる。したがって、方向性結合器1,1A,1Bをより小型化することができる。
減衰器10,10A,10Bとして用いるバンドパスフィルタは、誘電体製の基板11aと、基板11aの一方の主面である主面11aaに設けられた導体パターン層12と、基板11aの他方の主面である主面11abに設けられた地導体層13aと、を備えたマイクロストリップフィルタである。
減衰器10,10A,10Bとして用いるバンドパスフィルタの一例としては、上述したようにマイクロストリップフィルタが挙げられる。なお、減衰器10は、図2の(a)に示すように、基板11aと、導体パターン層12と、地導体層13aとに加えて、基板11bと、地導体層13bとを更に備えていてもよい。
マイクロストリップフィルタは、導波管型のフィルタと比較して、導体損が大きくなる傾向にある。したがって、マイクロストリップフィルタの損失は、導波管型のフィルタの損失を上回る傾向にある。したがって、バンドパスフィルタとしてマイクロストリップフィルタを用いた減衰器10,10A,10Bは、導波管型のバンドパスフィルタを用いた減衰器と比較して、電磁波の電力を効率よく減衰させることができるため、小型化を図ることができる。
本発明の第5の態様に係る方向性結合器は、上述した第4の態様に係る方向性結合器の構成に加えて、(1)導体パターン層12は、電磁気的に結合した、n段(nは2以上の整数、実施形態においてはn=7)の共振器として機能するn本の帯状導体12i(iは、1≦i≦nの整数)であって、各帯状導体12iが略平行であり、隣接する帯状導体の長辺同士が近接するように配置されたn本の帯状導体12iと、(2)各帯状導体12iの各々の端部をそれぞれが地導体層13aに短絡するn本の導体ポスト14iであって、奇数段目の共振器として機能する帯状導体においては、各帯状導体の一方の端部に設けられ、偶数段目の共振器として機能する帯状導体においては、各帯状導体の他方の端部に設けられているn本の導体ポスト14iと、を備えている。そのうえで、1段目の共振器として機能する帯状導体121の前記一方の端部以外の何れかの位置に入力ポートPIが結合されている。
減衰器10,10A,10Bを構成するマイクロストリップフィルタの構成の一例としては、このような構成が挙げられる。このように構成されたマイクロストリップフィルタは、印刷回路基板を製造するプロセスを用いて製造することができるので、容易に製造することができる。また、方向性結合器の減衰器以外の部分を、印刷回路基板を製造するプロセスを用いて製造する場合には、方向性結合器の減衰器以外の部分を製造するときに、減衰器を製造するプロセスと同じプロセスを採用できる。
また、導体パターン層12と地導体層13aとの間隔が50μm以下である、ことが好ましい。すなわち、基板11aの厚さは、50μm以下であることが好ましい。
図2に示した減衰器10のように、地導体層13aに加えて地導体層13bも備えている場合、導体パターン層12と地導体層13bとの間隔も50μm以下である、ことが好ましい。すなわち、基板11bの厚さも50μm以下であることが好ましい。
この構成によれば、バンドパスフィルタのQ値を容易に小さくすることができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,1A,1B 方向性結合器
P1〜P4 ポート(そのうちP4はダミーポート)
10,10A,10B 減衰器
PI 入力ポート
PO 出力ポート
11a,11b 基板
12 導体パターン層
121〜127 帯状導体
13a,13b 地導体層
141〜147,148B 導体ポスト

Claims (11)

  1. 4つのポートと、入力ポートを有するバンドパスフィルタからなる減衰器と、を備え、
    前記4つのポートのうちの1つのポートであるダミーポートには、前記入力ポートが接続されており、
    (1)前記バンドパスフィルタは、出力ポートが設けられていない、又は、(2)出力ポートが設けられている場合、該出力ポートが開放又は短絡されている、
    ことを特徴とする方向性結合器。
  2. 前記バンドパスフィルタは、Q値が100以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方向性結合器。
  3. 前記バンドパスフィルタは、前記Q値が70以下である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方向性結合器。
  4. 前記バンドパスフィルタは、
    誘電体製の基板と、
    前記基板の一方の主面に設けられた導体パターン層と、
    前記基板の他方の主面に設けられた地導体層と、を備えたマイクロストリップフィルタである、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の方向性結合器。
  5. 前記導体パターン層は、
    電磁気的に結合した、n段(nは2以上の整数)の共振器として機能するn本の帯状導体であって、各帯状導体が略平行であり、隣接する帯状導体の長辺同士が近接するように配置されたn本の帯状導体と、
    前記n本の帯状導体の各々の端部をそれぞれが前記地導体層に短絡するn本の導体ポストであって、奇数段目の共振器として機能する帯状導体においては、各帯状導体の一方の端部に設けられ、偶数段目の共振器として機能する帯状導体においては、各帯状導体の他方の端部に設けられているn本の導体ポストと、を備え、
    1段目の共振器として機能する帯状導体の前記一方の端部以外の何れかの位置に前記入力ポートが結合されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の方向性結合器。
  6. 前記導体パターン層と前記地導体層との間隔が50μm以下である、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の方向性結合器。
  7. Q値が100以下であるバンドパスフィルタからなる、
    ことを特徴とする減衰器。
  8. 前記Q値が70以下である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の減衰器。
  9. 前記バンドパスフィルタは、
    誘電体製の基板と、
    前記基板の一方の主面に設けられた導体パターン層と、
    前記基板の他方の主面に設けられた地導体層と、を備えたマイクロストリップフィルタである、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の減衰器。
  10. 前記導体パターン層は、
    電磁気的に結合した、n段(nは2以上の整数)の共振器として機能するn本の帯状導体であって、各帯状導体が略平行であり、隣接する帯状導体の長辺同士が近接するように配置されたn本の帯状導体と、
    前記n本の帯状導体の各々の端部をそれぞれが前記地導体層に短絡するn本の導体ポストであって、奇数段目の共振器として機能する帯状導体においては、各帯状導体の一方の端部に設けられ、偶数段目の共振器として機能する帯状導体においては、各帯状導体の他方の端部に設けられているn本の導体ポストと、を備え、
    1段目の共振器として機能する帯状導体の前記一方の端部以外の何れかの位置に入力ポートが結合されている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の減衰器。
  11. 前記導体パターン層と前記地導体層との間隔が50μm以下である、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の減衰器。
JP2020032142A 2020-02-27 2020-02-27 方向性結合器及び減衰器 Pending JP2021136601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020032142A JP2021136601A (ja) 2020-02-27 2020-02-27 方向性結合器及び減衰器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020032142A JP2021136601A (ja) 2020-02-27 2020-02-27 方向性結合器及び減衰器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021136601A true JP2021136601A (ja) 2021-09-13

Family

ID=77661761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020032142A Pending JP2021136601A (ja) 2020-02-27 2020-02-27 方向性結合器及び減衰器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021136601A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101407727B1 (ko) 군위성 단말기용 siw 구조 및 적층형 구조를 갖는 소형 저손실 여파기
US8130063B2 (en) Waveguide filter
KR101430994B1 (ko) 군위성 단말기용 siw 기반 적층형 도파관 구조를 갖는 소형경량 듀플렉서
JP3310670B2 (ja) 無線装置用方向性結合器
EP3403293B1 (en) Frequency selective limiter
KR20100135163A (ko) 고주파 필터 장치
US11121695B2 (en) Diplexer and multiplexer
CN103187603A (zh) 一种基于磁电耦合抵消技术的宽阻带ltcc带通滤波器
US10170815B2 (en) Filter and method of designing same
WO2018016632A1 (ja) ダイプレクサ及び送受信システム
JP2008099060A (ja) 積層型誘電体帯域通過フィルタ
JP4849959B2 (ja) バンドパスフィルタおよびそれを用いた高周波モジュールならびにそれらを用いた無線通信機器
CN112164846B (zh) 一种毫米波带通滤波器
US11050130B1 (en) Dielectric waveguide
JP2021136601A (ja) 方向性結合器及び減衰器
US11322813B2 (en) Band pass filter, communication device, and resonator
US11637354B2 (en) Method and system of fabricating and tuning surface integrated waveguide filter
WO2018173721A1 (ja) ダイプレクサ
KR200464997Y1 (ko) 공통 결함접지구조를 갖는 마이크로 스트립 전송선로
WO2019053972A1 (ja) 誘電体フィルタ、アレーアンテナ装置
JP7360764B2 (ja) 帯域通過フィルタ及びそれを備える高周波装置
JP2020150463A (ja) フィルタ
US11923589B2 (en) Electric coupling of a substrate integrated waveguide cavity resonator to a suspended substrate stripline low pass filter for introducing a notch response
WO2024014215A1 (ja) バンドパスフィルタ、および、レーダ装置
TWI528624B (zh) Balanced tri - band band - pass filter

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240109