JP2021135059A - 水位レベル表示装置および水位レベル表示システム - Google Patents

水位レベル表示装置および水位レベル表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、医療用液体の水位レベルの確認を容易にできる技術を提供することを目的とする。【解決手段】水位レベル表示装置は、医療用液体が貯留された容器に取り付けられる。水位レベル表示装置は、容器の第1位置に配置される第1静電容量センサと、第1位置より下方に位置する、容器の第2位置に配置される第2静電容量センサと、第1静電容量センサから出力される静電容量値に基づいて容器における第1位置に医療用液体が存在するか否かを判定する第1判定部と、第2静電容量センサから出力される静電容量値に基づいて容器における第2位置に医療用液体が存在するか否かを判定する第2判定部と、第1判定部および第2判定部によって判定された医療用液体の存在に応じて、容器における医療用液体の水位レベルを表示する表示部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、医療用液体が貯留された容器に取り付けられ、該医療用液体の水位レベルを容易に確認することができる水位レベル表示装置および水位レベル表示システムに関する。
従来、医療用液体の水位変化を検出する技術が知られている。特許文献1には、貯蔵体に貯えられた医療用の液体の液面の変化を検出し、この液体の液面の変化の検出により、貯蔵体の交換時期を報知する医療用液体の液面検出装置が記載されている。
特開2017−201272号公報
ところで、医療現場では、患者に対して使用される酸素吸入器用滅菌水等の医療用液体が貯留された容器における該医療用液体の水位レベルを医療従事者(例えば、看護師や医師等)が容易に確認したいという要請がある。例えば、夜間の医療現場において医療用液体の水位レベルを医療従事者が目視で確認することは困難である。しかしながら、医療用液体の水位レベルの確認を容易にできる技術は提案されていない。
本発明は、医療用液体が貯留された容器における該医療用液体の水位レベルの確認を容易にできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決することができる本発明は以下の通りである。
(1)医療用液体が貯留された容器に取り付けられる水位レベル表示装置であって、
前記容器の第1位置に配置される第1静電容量センサと、
前記第1位置より下方に位置する、前記容器の第2位置に配置される第2静電容量センサと、
前記第1静電容量センサから出力される静電容量値に基づいて前記容器における前記第1位置に前記医療用液体が存在するか否かを判定する第1判定部と、
前記第2静電容量センサから出力される静電容量値に基づいて前記容器における前記第2位置に前記医療用液体が存在するか否かを判定する第2判定部と、
前記第1判定部および前記第2判定部によって判定された前記医療用液体の存在に応じて、前記容器における前記医療用液体の水位レベルを表示する表示部と、
を備える、水位レベル表示装置。
(2)前記表示部は、前記水位レベルに応じて点灯形態が異なる表示を行う、
上記(1)に記載の水位レベル表示装置。
(3)前記表示部に表示した前記水位レベルの情報を情報端末に送信する送信部を更に備える、
上記(1)又は(2)に記載の水位レベル表示装置。
(4)前記水位レベル表示装置は、前記容器に対して着脱可能である、
上記(1)から(3)のいずれか一項に記載の水位レベル表示装置。
(5)前記医療用液体は、酸素供給装置から供給される酸素を加湿するための滅菌水であり、
前記容器は、樹脂製である、
上記(1)から(4)のいずれか一項に記載の水位レベル表示装置。
(6)医療用液体が貯留された容器に取り付けられる水位レベル表示装置と、前記水位レベル表示装置から送信される水位レベルの情報を受信する情報端末と、を備える水位レベル表示システムであって、
前記水位レベル表示装置は、
前記容器の第1位置に配置される第1静電容量センサと、
前記第1位置より下方に位置する、前記容器の第2位置に配置される第2静電容量センサと、
前記第1静電容量センサから出力される静電容量値に基づいて前記容器における前記第1位置に前記医療用液体が存在するか否かを判定する第1判定部と、
前記第2静電容量センサから出力される静電容量値に基づいて前記容器における前記第2位置に前記医療用液体が存在するか否かを判定する第2判定部と、
前記第1判定部および前記第2判定部によって判定された前記医療用液体の存在に応じて、前記容器における前記医療用液体の水位レベルを表示する表示部と、
を備える、水位レベル表示システム。
本発明によれば、医療用液体が貯留された容器における該医療用液体の水位レベルの確認を容易にできる。
本発明の実施形態に係る水位レベル表示装置を医療用液体が貯留された容器に取り付けた状態の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る水位レベル表示装置の概略構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る水位レベル表示装置のブロック図の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る水位レベル表示装置による水位レベルの検出原理の一例を説明する図である。 本発明の一実施形態として説明する、静電容量のデジタルカウント値と水位レベルの関係を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る水位レベル表示システムの概略構成の一例を示す図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施形態の構成に限定されるものではない。
<実施形態1>
実施形態1に係る水位レベル表示装置について説明する。本実施形態に係る水位レベル表示装置10は、滅菌水101(本願における「医療用液体」の一例)が貯留された容器100に取り付けられることによって使用される。図1は、水位レベル表示装置10を容器100に取り付けた状態を示す図である。本実施形態に係る水位レベル表示装置10は、患者に対して酸素を供給する酸素供給装置に用いられる滅菌水101の、容器100における滅菌水101の水位レベルを検出して表示する。酸素供給装置による酸素療法では、酸素ボンベや酸素濃縮器からチューブやマスク等を介して患者に酸素が供給される。酸素供給装置から供給される酸素には殆ど水分が含まれておらず、患者の気道内が乾燥するのを防ぐために酸素を加湿する加湿器が用いられる。加湿器として、ネブライザーやヒュミディファイヤーが一般的に使用されている。これらの加湿器には、滅菌水101が貯留
された樹脂製の硬質の容器100に専用のアダプター(ネブライザーアダプター又はヒュミディファイヤーアダプター)が接続されており、滅菌水101の残量が所定量以下になると滅菌水101が十分に貯留された容器100に取り換えられる。水位レベル表示装置10は、容器100に対して着脱可能であり、容器100の交換時には、交換前の容器100から取り外され、交換後の容器100に取り付けられる。なお、水位レベル表示装置10の容器100への取り付けには、例えば、両面テープ等の着脱可能な粘着シートが用いられる。
図2は、本実施形態に係る水位レベル表示装置10の概略構成図であり、図3は、本実施形態に係る水位レベル表示装置10のブロック図である。図2および図3に示すように、水位レベル表示装置10は、第1静電容量センサ11、第2静電容量センサ12、制御装置13、電源部14、および表示部15を備える。
第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12は、容器100内の空間との間に静電容量を形成し、その静電容量値を出力する。第1静電容量センサ11が配置された位置に滅菌水101が存在する場合には、第1静電容量センサ11から出力される静電容量値は相対的に高くなる。同様に、第2静電容量センサ12が配置された位置に滅菌水101が存在する場合には、第2静電容量センサ12から出力される静電容量値は相対的に高くなる。反対に、第1静電容量センサ11が配置された位置に滅菌水101が存在しない場合には、第1静電容量センサ11から出力される静電容量値は相対的に低くなる。同様に、第2静電容量センサ12が配置された位置に滅菌水101が存在しない場合には、第2静電容量センサ12から出力される静電容量値は相対的に低くなる。また、本実施形態においては、水位レベル表示装置10が、静電容量センサとして、第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12の2個のセンサを備える形態を示すが、水位レベル表示装置10は、静電容量センサを3個以上備える形態であってもよい。
第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12は、自己容量型のセンサである。ここで、図1に示すように、水位レベル表示装置10は、容器100において点線で表される警鐘水位ラインWL1(本願における「第1位置」の一例)および警告水位ラインWL2(本願における「第2位置」の一例)に、第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12の下端がそれぞれ配置される。これらのセンサ11,12の配置例は、容器100の第1位置に第1静電容量センサ11を配置することと、第1位置より下方に位置する、容器100の第2位置に第2静電容量センサ12を配置することの一例である。また、警鐘水位ラインWL1は、容器100の交換が警鐘される滅菌水101の水位ラインであり、警告水位ラインWL2は、容器100の交換が警告される滅菌水101の水位ラインである。水位レベル表示装置10は、滅菌水101の残量が警鐘水位ラインWL1を下回ったことと、当該残量が警告水位ラインWL2を下回ったこととを検出可能である。
制御装置13は、マイクロコンピュータによって構成されており、記憶手段(ROM(Read Only Memory)等であり不図示)に記憶されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)(不図示)によって実行させることで各機能を実現する。図3に示すように
、制御装置13は、機能部として、制御部31、第1判定部32、第2判定部33を有する。制御部31は、水位レベル表示装置10の各部を制御する機能部である。第1判定部32は、第1静電容量センサ11から出力される静電容量値に基づいて滅菌水101が容器100の警鐘水位ラインWL1の位置に存在するか否かを判定する機能部である。第2判定部33は、第2静電容量センサ12から出力される静電容量値に基づいて滅菌水101が容器100の警告水位ラインWL2の位置に存在するか否かを判定する機能部である。
電源部14は、制御装置13と電気的に接続されている。また、制御装置13は、第1静電容量センサ11、第2静電容量センサ12、および表示部15と電気的にそれぞれ接続されている。電源部14から制御装置13を介して水位レベル表示装置10の各部に電力が供給され、これにより当該各部が作動する。本実施形態では、電源部14にボタン型電池が用いられる。なお、このボタン型電池は、一次電池又は二次電池のいずれであってもよい。
表示部15は、第1判定部32および第2判定部33によって判定された滅菌水101の存在に応じて、容器100における滅菌水101の水位レベルを表示する。本実施形態では、表示部15は、ランプ15A、15B、15Cの3個のランプを有する。水位レベル表示装置10が容器100に取り付けられた状態において、上方から下方にランプ15A、15B、15Cの順に配置されている。また、本実施形態では、ランプ15A、15B、15Cのそれぞれには、例えば発光色の異なるLEDが用いられ、制御装置13からの信号により電源部14からランプ15A、15Bおよび15Cのいずれかに電力が供給され、いずれかのランプが点灯する。具体的には、ランプ15Aには青色LEDが用いられ、ランプ15Bには黄色LEDが用いられ、ランプ15Cには赤色LEDが用いられ、滅菌水101の水位レベルに応じてランプ15A、15Bおよび15Cのいずれかが点灯するといった点灯形態が異なる表示を行う。
次に、本実施形態に係る水位レベル表示装置10の動作について説明する。本実施形態に係る水位レベル表示装置10は、電源部14から制御装置13に電力が供給されることによって制御装置13が動作する。制御装置13は、第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12に所定電圧を印加する。これにより、第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12と容器100内の内部空間との間に静電容量が形成され、第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12は、その静電容量値を制御装置13に出力する。
ここで、水位レベル表示装置10による水位レベルの検出原理について図4(a)〜図4(c)を用いて説明する。図4(a)〜4(c)の各図の上段には、水位レベル表示装置10が取り付けられた容器100を模式的に示し、当該各図の下段には、第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12から出力される静電容量値を表す棒グラフを示している。この棒グラフにおいて、縦軸は制御装置13内に設けられたAD変換器(不図示)により変換された静電容量のデジタルカウント値を表し、棒グラフAは第1静電容量センサ11が出力する静電容量のデジタルカウント値を示し、棒グラフBは第2静電容量センサ12が出力する静電容量のデジタルカウント値を示している。
図4(a)に示す状態では、容器100内の滅菌水101の水位レベルWLが第1静電容量センサ11よりも高い位置にある。この状態では、第1静電容量センサ11が配置された位置に滅菌水101が存在し、第2静電容量センサ12が配置された位置に滅菌水101が存在するため、第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12と滅菌水101との間に静電容量が形成される。このため、図4(a)の下段の棒グラフに示すように、第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12から出力される静電容量のデジタルカウント値は、第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12が配置された位置に滅菌水101が存在しない場合と比較して相対的に高くなる。またこの状態では、第1判定部32は、警鐘水位ラインWL1に滅菌水101が存在すると判定し、第2判定部33は、警告水位ラインWL2に滅菌水101が存在すると判定する。
本実施形態において、第1静電容量センサ11が出力する静電容量値は、第2静電容量センサ12が出力する静電容量値よりも大きくなるように設定されている。このため、図4(a)の下段の棒グラフにおいて、第1静電容量センサ11が出力する静電容量のデジ
タルカウント値を示す棒グラフAの方が、第2静電容量センサ12が出力する静電容量のデジタルカウント値を示す棒グラブBよりも高い値を示している。なお、第2静電容量センサ12が出力する静電容量値の方が、第1静電容量センサ11が出力する静電容量値よりも大きくなるように設定されていてもよいし、各静電容量センサ11,12が出力する静電容量値が同じになるように設定されていてもよい。
図4(b)に示す状態では、容器100内の滅菌水101の水位レベルWLが第1静電容量センサ11と第2静電容量センサ12の間にある。この状態では、第1静電容量センサ11が配置された位置に滅菌水101が存在しないため、第1静電容量センサ11と滅菌水101との間に静電容量が形成されない。このため、図4(b)の下段の棒グラフに示すように、第1静電容量センサ11から出力される静電容量のデジタルカウント値が低下する。またこの状態では、第1判定部32は、警鐘水位ラインWL1に滅菌水101が存在しないと判定する。一方、第2静電容量センサ12と滅菌水101との間には静電容量が形成されるため、第2判定部33は、警告水位ラインWL2に滅菌水101が存在すると判定する。
図4(c)に示す状態では、容器100内の滅菌水101の水位レベルWLが第2静電容量センサ12の下方にある。この状態では、第2静電容量センサ12が配置された位置に滅菌水101が存在しないため、第2静電容量センサ12と滅菌水101との間に静電容量が形成されない。このため、図4(c)の下段の棒グラフに示すように、第2静電容量センサ12から出力される静電容量のデジタルカウント値が低下する。またこの状態では、第1判定部32は、警鐘水位ラインWL1に滅菌水101が存在しないと判定し、第2判定部33は、警告水位ラインWL2に滅菌水101が存在しないと判定する。
図5は、静電容量のデジタルカウント値と容器100における滅菌水101の水位レベルの関係を示すグラフである。図5のグラフにおいて、縦軸は静電容量のデジタルカウント値を表し、横軸は滅菌水の水位レベル(mm)を表し、線L1は第1静電容量センサ11から出力される静電容量のデジタルカウント値の変化を表し、線L2は第2静電容量センサ12から出力される静電容量のデジタルカウント値の変化を表している。なお、図5のグラフにおいて、点線C1よりも左側の領域は滅菌水101の水位レベルWLが第1静電容量センサ11の上端よりも高い位置にある状態に対応し、点線C2上が滅菌水101の水位レベルWLは第1静電容量センサ11の下端にある状態に対応し、点線C3上は滅菌水101の水位レベルWLが第2静電容量センサ12の中央部から下端にある状態に対応する。なお、第1静電容量センサ11が出力する静電容量値の方が、第2静電容量センサ12が出力する静電容量値よりも大きくなるように設定されているため、点線C1よりも左側の領域において、第1静電容量センサ11から出力される静電容量のデジタルカウント値の方が第2静電容量センサ12から出力される静電容量のデジタルカウント値よりも高くなる。
図5のグラフに示す線L1の変曲点P1は、滅菌水の水位レベルWLが第1静電容量センサ11の上端に達した時点での取得データである。水位レベルWLが第1静電容量センサ11の上端より下方になると第1静電容量センサ11から出力される静電容量のデジタルカウント値が低下し始め、水位レベルWLが第1静電容量センサ11の下端に達すると当該静電容量のデジタルカウント値が最低値となる。また、図5のグラフに示す線L2の変曲点P2は、滅菌水の水位レベルWLが第2静電容量センサ12の上端に達した時点での取得データである。水位レベルWLは第2静電容量センサ12の上端より下方になると第2静電容量センサ12から出力される静電容量のデジタルカウント値が低下し始め、水位レベルWLが第2静電容量センサ12の下端に達すると当該静電容量のデジタルカウント値が最低値となる。
水位レベル表示装置10は、この変曲点P1、P2を利用して水位レベルWLを検出する。具体的には、第1判定部32は、第1静電容量センサ11から出力される静電容量のデジタルカウント値を取得し、当該静電容量のデジタルカウント値が低下し始める変曲点P1を演算処理によって検出した場合には、水位レベルWLが第1静電容量センサ11の上端より下方になったと判定する。また第1判定部32は、当該静電容量のデジタルカウント値が最低値になったことを検出した場合には、警鐘水位ラインWL1を下回ったと判定する。これにより、第1判定部32は、第1静電容量センサ11から出力される静電容量値に基づいて警鐘水位ラインWL1に滅菌水が存在するか否かを判定できる。同様に、第2判定部33は、第2静電容量センサ12から出力される静電容量のデジタルカウント値を取得し、当該静電容量のデジタルカウント値が低下し始める変曲点P2を演算処理によって検出した場合には、水位レベルWLが第2静電容量センサ12の上端より下方になったと判定する。また第2判定部32は、当該静電容量のデジタルカウント値が最低値になったことを検出した場合には、水位レベルWLが警告水位ラインWL2を下回ったと判定する。これにより、第2判定部33は、第2静電容量センサ12から出力される静電容量値に基づいて警告水位ラインWL2に滅菌水が存在するか否かを判定できる。
本実施形態に係る水位レベル表示装置10は、第1判定部32および第2判定部33によって判定された、容器100の各位置(WL1、WL2)における滅菌水101の存在に応じて、容器100における滅菌水101の水位レベルWLを表示部15に表示する。具体的には、滅菌水101の水位レベルWLが警鐘水位ラインWL1より高い位置にある場合には、電源部14からランプ15Aにのみ電力が供給され、ランプ15Aが点灯し、且つ、ランプ15B、15Cは消灯した状態を保つ。滅菌水101の水位レベルWLが警鐘水位ラインWL1を下回り且つ警告水位ラインWL2より高い位置にある場合には、電源部14からランプ15Bのみに電力が供給され、ランプ15Bが点灯し、且つ、ランプ15Aは消灯し、ランプ15Cは消灯した状態を保つ。滅菌水101の水位レベルWLが警告水位ラインWL2を下回った場合には、電源部14からランプ15Cのみに電力が供給され、ランプ15Cが点灯し、且つ、ランプ15Bが消灯し、ランプ15Aは消灯した状態を保つ。このように、本実施形態に係る水位レベル表示装置10は、滅菌水101の水位レベルWLに応じて点灯形態が異なる表示を表示部15が行うことによって、水位レベルWLの確認を容易にできる。また、例えば、本実施形態に係る水位レベル表示装置10によれば、夜間の医療現場において滅菌水101の水位レベルWLを医療従事者が光(ライト等)を容器100に照らすことなく、目視で容易に確認できる。
また、上述した通り、本実施形態に係る水位レベル表示装置10は、表示部15に表示した水位レベルWLの情報を情報端末に送信する送信部16を備えてもよい。送信部16は、制御装置13と電気的に接続されており、表示部15に表示した水位レベルの情報を情報端末に送信する。送信部16は、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Low Energy(
BLE)、Wi-Fiなどの公知の無線通信によって情報端末に情報を送信する。また、送信
部16は、専用回線の周波数で情報端末に情報を送信してもよい。なお、情報端末としては、スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレット型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、その他の各種電子機器が挙げられる。また、情報端末は、医療従事者が持ち運び可能であってもよいし、病院内のナースステーション、医局又は病室前の廊下等に設置されていてもよい。当該情報端末は、表示部を備えており、当該表示部に水位レベルWLの情報を表示する。これにより、医療従事者は、水位レベル表示装置10が目視できる範囲にいなくても情報端末の表示を視ることにっよって、水位レベルWLの確認を容易できる。
以上の通り、本実施形態に係る水位レベル表示装置10によれば、夜間等の医療現場においても光を容器100に照らすことなく、該容器100における滅菌水101の水位レベルWLが警鐘水位ラインWL1又は警告水位ラインWL2に到達したことを医療従事者
は容易に認識できるため、医療従事者にとって水位レベル表示装置10は有用である。
<実施形態2>
次に、実施形態2に係る水位レベル表示システムを図6に基づいて説明する。図6は、本実施形態に係る水位レベル表示システムの概略構成図である。本実施形態に係る水位レベル表示システムは、上述した実施形態1に係る水位レベル表示装置10と、水位レベル表示装置10から送信される水位レベルの情報を受信する情報端末200と、を備える。情報端末200は、上述した通り、スマートフォン等であってもよい。
水位レベル表示装置10は、滅菌水101の水位レベルの情報を情報端末に送信する送信部16(図2および図3参照)を有する。また、図6に示すように、情報端末200は、液晶表示装置や有機ELで構成された表示部201を有し、表示部201に容器100における滅菌水101の水位レベルの情報を表示する。これにより、医療従事者は、水位レベル表示装置10が目視できる範囲内(例えば、水位レベル表示装置10が設置された病室など)にいなくても情報端末200の表示部201を確認することによって、容器100における滅菌水101の水位レベルを容易に把握することができる。このため、本実施形態に係る水位レベル表示システムによれば、医療従事者は、情報端末200を介して容器100における滅菌水101の水位レベルが上述の警鐘水位ラインWL1又は警告水位ラインWL2に到達したことを容易に認識することができる。
なお、水位レベル表示装置10は、水位レベルの情報の他に、滅菌水101が使用される患者毎ごとに割り振られた識別番号の情報を情報端末200に送信し、情報端末200はこの識別番号の情報を水位レベルの情報とともに表示部201に表示してもよい。これにより、容器100に貯留された滅菌水101を使用する患者が複数存在する場合であっても、情報端末200の表示部201を介して医療従事者は、いずれの患者に使用されている容器100の交換が必要であるかを容易に認識できる。
<その他の実施形態>
次に、その他の実施形態について説明する。上述の通り、水位レベル表示装置10の電源部14にはボタン型電池が用いられる。水位レベル表示装置10へボタン型電池を装着した直後では、電源部14からの出力電圧が安定しない場合がある。このため、水位レベル表示装置10には、ボタン型電池の装着後に電源部14から制御装置13への電圧入力線をグランドに接続する所定の回路を設けてもよい。また、ボタン型電池の装着後には、電源部14から出力される電圧値が安定するまで制御装置13から水位レベル表示装置10の各部11,12,15,16に電力が供給されないように構成してもよい。また、水位レベル表示装置10は、ボタン型電池の電圧が所定値以下になれば当該ボタン型電池の交換が必要であることを表示部15や別途設けるスピーカからの出力音によって警告可能に構成されていてもよい。
また、酸素療法を行う際には、容器100内の滅菌水101を加熱するヒータが用いられるため、滅菌水101の水温が約50〜55℃程度に上昇する。この温度上昇によって、第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12と容器100内の空間とで形成される静電容量値が安定しないことが生じ得る。このため、水位レベル表示装置10の第1判定部32および第2判定部33は、取得した各静電容量のデジタルカウント値のある時点の値と次の時点の値の差分を取得して、該差分が一定値以上であることにより、変曲点P1、P2を算出して滅菌水101の水位レベルを判定してもよい。また、水位レベル表示装置10の容器100への取付面に断熱材を設けてもよい。これにより、滅菌水101の水温上昇が第1静電容量センサ11および第2静電容量センサ12と容器100内の空間とで形成される静電容量の値に与える影響を低減することができる。
また、外部からの振動が容器100に伝わった際に滅菌水101が振動してしまうことを想定して、水位レベル表示装置10は、静電容量のデジタルカウント値のデータの取得ポイント数を適宜設定することにより、滅菌水101の振動を水位レベルの変化として検知することがないように制御してもよい。
また、水位レベル表示装置10の表示部15や情報端末200の表示部201には、容器100における滅菌水101の水位レベルが警戒レベル1、警戒レベル2又は警戒レベル3のいずれかに達したことを表示するようにしてもよい。例えば、水位レベルが警鐘水位ラインWL1を下回った時には当該水位レベルが警戒レベル1であることが表示され、水位レベルが警鐘水位ラインWL1より下であって警告水位ラインWL2以上である場合には当該水位レベルが警戒レベル2であることが表示され、水位レベルが警告水位ラインWL2を下回った時には当該水位レベルWLが警戒レベル3であることが表示されてもよい。これらの表示は、ランプ15A、15B、および15Cのランプの点灯数やこれらのランプの点滅によって認識可能に区別されていてもよいし、情報端末200の表示部201には文字情報として表示されてもよい。
また、上述の実施形態では、医療用液体として滅菌水101を例示したが、水位レベルが検出される医療用液体としてはこれに限られず、医療用液体は、例えば、点滴用の生理食塩水、薬剤又は輸血用血液等であってもよい。
また、上述の実施形態では、水位レベル表示装置10の電源部14には、ボタン型電池が用いられているがこれに限られず、ボタン型電池以外の一次電池又は二次電池が用いられてもよい。
以上、本願発明の実施形態について説明したが、上述した種々の実施形態は可能な限り組み合わせることができる。
10・・水位レベル表示装置
11・・第1静電容量センサ
12・・第2静電容量センサ
13・・制御装置
14・・電源部
15・・表示部
15A、15B、15C・・ランプ
16・・送信部
31・・制御部
32・・第1判定部
33・・第2判定部
WL・・水位ライン
WL1・・警鐘水位ライン
WL2・・警告水位ライン
P1、P2・・変曲点
100・・容器
101・・滅菌水
200・・情報端末
201・・表示部

Claims (6)

  1. 医療用液体が貯留された容器に取り付けられる水位レベル表示装置であって、
    前記容器の第1位置に配置される第1静電容量センサと、
    前記第1位置より下方に位置する、前記容器の第2位置に配置される第2静電容量センサと、
    前記第1静電容量センサから出力される静電容量値に基づいて前記容器における前記第1位置に前記医療用液体が存在するか否かを判定する第1判定部と、
    前記第2静電容量センサから出力される静電容量値に基づいて前記容器における前記第2位置に前記医療用液体が存在するか否かを判定する第2判定部と、
    前記第1判定部および前記第2判定部によって判定された前記医療用液体の存在に応じて、前記容器における前記医療用液体の水位レベルを表示する表示部と、
    を備える、水位レベル表示装置。
  2. 前記表示部は、前記水位レベルに応じて点灯形態が異なる表示を行う、
    請求項1に記載の水位レベル表示装置。
  3. 前記表示部に表示した前記水位レベルの情報を情報端末に送信する送信部を更に備える、
    請求項1又は2に記載の水位レベル表示装置。
  4. 前記水位レベル表示装置は、前記容器に対して着脱可能である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の水位レベル表示装置。
  5. 前記医療用液体は、酸素供給装置から供給される酸素を加湿するための滅菌水であり、
    前記容器は、樹脂製である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の水位レベル表示装置。
  6. 医療用液体が貯留された容器に取り付けられる水位レベル表示装置と、前記水位レベル表示装置から送信される水位レベルの情報を受信する情報端末と、を備える水位レベル表示システムであって、
    前記水位レベル表示装置は、
    前記容器の第1位置に配置される第1静電容量センサと、
    前記第1位置より下方に位置する、前記容器の第2位置に配置される第2静電容量センサと、
    前記第1静電容量センサから出力される静電容量値に基づいて前記容器における前記第1位置に前記医療用液体が存在するか否かを判定する第1判定部と、
    前記第2静電容量センサから出力される静電容量値に基づいて前記容器における前記第2位置に前記医療用液体が存在するか否かを判定する第2判定部と、
    前記第1判定部および前記第2判定部によって判定された前記医療用液体の存在に応じて、前記容器における前記医療用液体の水位レベルを表示する表示部と、
    を備える、水位レベル表示システム。
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