JP2021134673A - 給水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続作業を簡易化できる給水装置を提供する。【解決手段】一実施形態にかかる給水装置は、ポンプ装置と、前記ポンプ装置の運転を制御するポンプ制御部を有する制御盤と、前記ポンプ装置に設けられるとともに、前記制御盤にシリアル通信可能に接続される処理部を備える統合センサ部と、前記統合センサ部及び前記ポンプ装置に設けられるとともに前記処理部に通信可能に接続される複数のセンサと、を備える。【選択図】 図4

Description

本発明はポンプを備える給水装置に関する。
給水装置として、ポンプ装置を複数台備えるものがある。例えば複数台のポンプ装置は、インバータで可変速駆動されるモータとポンプ部とをそれぞれ備える。ポンプの吐出口には連結管が連結され、連結管には圧力センサが設けられる。また、連結管には、ポンプ毎の吐出し流量を検出する流量センサが設けられている。圧力センサや流量センサの検出結果に基づいてモータの速度制御を行っている。
特開2011−17348公報
このような給水装置において、軸受の異常振動を検出するための加速度センサやマイクロフォンを設ける場合がある。また、軸受の異常振動による焼損を防止するために、軸受近傍のモータフレームに温度センサを設ける場合もある。さらに、軸封部の漏水を検出する漏水センサや、水温を検出する温度センサを設けることもある。このように各ポンプに多数のセンサを設けると、センサ接続のためのケーブル数が多くなり、接続作業が煩雑となる。
そこで、本発明は、接続作業を簡易化できる給水装置が求められている。
本発明の一態様にかかる給水装置は、ポンプ装置と、前記ポンプ装置の運転を制御するポンプ制御部を有する制御盤と、前記ポンプ装置に設けられるとともに、前記制御盤にシリアル通信可能に接続される処理部を備える統合センサ部と、前記統合センサ部及び前記ポンプ装置に設けられるとともに前記処理部に通信可能に接続される複数のセンサと、を備える。
本発明によれば、接続作業を簡易化できる給水装置を提供できる。
第1実施形態にかかる給水装置の構成を示す正面図。 同実施形態にかかる給水装置の構成を示す側面図。 同給水装置の一部の構成を拡大して示す側面図。 同給水装置の構成を示すブロック図。 同給水装置の一部の構成を拡大して示す説明図。 第2実施形態にかかる給水装置の構成を示すブロック図。 同給水装置の一部の構成を拡大して示す説明図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る給水装置について、図1乃至図5を用いて説明する。図1は本実施形態に係る給水装置の正面図であり、図2は側面図である。図3は図2の一部を拡大して示す側面図であり、図4は給水装置の一部の構成を示すブロック図である。図5は給水装置の統合センサ部の構成を示す説明図である。なお、説明のため、各図において適宜構成を省略して示している。
図1乃至図5に示すように、給水装置10は、複数のポンプ装置11と、吐出側配管13と、複数のインバータや制御基板42を収容する制御盤14と、を備える。給水装置10は、例えば建物などの複数の給水先に送水する。給水装置10の一次側は受水槽を介して、あるいは直接、水道配管に接続される。給水装置10の二次側は給水先の水道機器に接続される。
ポンプ装置11は、モータ15と、モータ15に接続されたインペラを有するポンプ部16と、を備える。本実施形態においては3台のポンプ装置11が所定の設置箇所に配されるベース17上に横置きで支持され、ベース17上に沿って水平に並んで設置されている。
モータ15は、モータフレームを備えるとともに、モータフレーム内に、ベース17に設置された姿勢で水平方向に延びる軸、回転子、及び固定子を備える。モータ15の軸の先端はポンプ部16のケーシング内に延び、インペラが固定される。またモータ15の軸の所定箇所には、メカニカルシールが装着され、軸封部を構成する。モータ15は、ケーブルによって制御盤14に接続される。モータ15はインバータを介して制御基板42に接続され、制御基板42に搭載されたポンプ制御部44の制御によって回転数制御される。
ポンプ部16は、インペラと、ポンプ吸込口及びポンプ吐出口を備えるケーシングと、を備える。
ポンプ装置11は、モータ15の回転に伴ってケーシング内でインペラが回転することにより、水道配管に接続されたポンプ吸込口から液体を吸込み、給水先に接続されるポンプ吐出口から吐出する。ポンプ吸込口は、吸込側配管を介して、受水槽または水道配管に接続される。
ポンプ装置11において、軸封部の近傍に、ポンプセンサとしての漏水センサ21が設けられている。漏水センサ21は、一対の電極を有し、信号線Sを介して、信号を送信可能に、統合センサ部30に接続される。漏水センサ21は、漏水情報として検出した電極電圧を統合センサ部30に送信する。
ポンプ装置11において、モータフレームには、ポンプセンサとしての温度センサ22が設けられる。温度センサ22は、信号線Sを介して、信号を送信可能に、統合センサ部30に接続される。温度センサ22は、例えばモータフレームの温度を検出し、処理部32に出力する。
また、ポンプ装置11のモータフレームには、ポンプセンサとしての軸受センサ23が設けられる。軸受センサ23はモータフレームの振動を検出する加速度センサ、あるいはモータフレームが発生する音圧を検出するマイクロフォンを備える。軸受センサ23は、信号線Sを介して、信号を送信可能に、統合センサ部30に接続される。軸受センサ23は、モータフレームの振動または音圧を検出し、統合センサ部30に送信する。
吐出側配管13は、複数の連結管18と、複数の連結管18同士を連結する合流管19と、を備える。
複数の連結管18はそれぞれ、一端側が複数のポンプ装置11のポンプ吐出口に接続され、他端側が共通の合流管19に接続される。各連結管18は、ポンプ吐出口から合流管19に至る流路を形成する。各連結管18は、逆止弁24と、ボール弁25(開閉弁)と、統合センサ部30と、をそれぞれ備える。
統合センサ部30は、センサ基板31と、処理部32と、記憶部33と、流量センサ34の一部を構成する磁気検出素子34cと、温度センサ35と、を備える。
センサ基板31は回路基板であり、各連結管18の周壁の一部に設けられる。センサ基板31には、処理部32と、記憶部33と、流量センサ34の一部である磁気検出素子34cと、温度センサ35と、が実装される。センサ基板31は、信号線Sにより各種センサ21〜23に、信号受信可能に、接続される。
複数のポンプ装置11にそれぞれ設けられた各センサ基板31は、電源供給及びシリアル通信可能に、制御盤14に接続される。具体的には個々のセンサ基板31が、一本の接続コード36により、制御盤14の制御基板42に接続される。
処理部32は、例えばCPUや各種の処理回路、変換回路、を備える。処理部32は、各センサからの信号を受信する。また処理部32は、受信した信号をデジタル化処理する。
例えば処理部32は、デジタル化処理として、流量センサ34からの信号を、単位時間あたりのパルス数に変換してデジタル化処理する。処理部32は、漏水センサ21からのアナログ電圧信号をデジタル信号に変換する。また、処理部32は、温度センサ22、35の信号を温度データに変換する。処理部32は、軸受センサ23の信号を、周波数分析して波長帯域を複数の周波数帯域に分割し、複数の周波数帯域毎のピーク値を検出する。
ここで、例えば流量センサ34の実流量に対する単位時間当りのパルス数は、流量センサ34が収納された連結管18の流路口径によって定まるため、制御盤14のポンプ制御部44側で、流路口径に基づいた係数を設定する。
処理部32は、制御盤14のポンプ制御部44からのデータ要求に基づいて、信号をデジタル化したデジタルデータを、シリアル通信にて、制御盤14に送信する。例えば、処理部32は、ポンプ制御部44から与えられた局番を記憶部33に記憶させ、各センサから受信して変換したデジタルデータについて、記憶部33に記憶された局番と関連づけて通信を行う。局番は例えばポンプナンバーに対応した通信用の番号である。
記憶部33は、例えばRAM,ROMを備え、各種の設定値や演算式を記憶する。記憶部33は、ポンプ制御部44から与えられた局番を記憶する。
流量センサ34は、各ポンプ吐出口の二次側における連結管18の所定箇所に設けられている。流量センサ34は、ポンプ個別に設けられる。流量センサ34は、上昇流を検出する様に連結管18に取付けられている。流量センサ34は、回転羽根車式の流量センサであり、例えば磁石部34dを有する羽根車34aと、連結管18に羽根車を支持する主軸34bと、磁気検出素子34cと、を備える。
磁気検出素子34cは例えば交番検知タイプのホールICであり、センサ基板31に搭載され、処理部32と信号の送受信が可能に接続される。
流量センサ34は、磁気検出素子34cによって検出した羽根車34aの回転(流量)の情報(信号)を検出し、検出流量に比例したパルス信号を処理部32に送信する。
温度センサ35は、センサ基板31に搭載され、信号を送信可能に、処理部32に接続される。温度センサ35は、水温を検出し、検出結果として、温度情報としてのアナログ電圧信号を処理部32に出力する。
逆止弁24は、各連結管18の、流量センサ34の一次側であって合流管19との合流部よりも一次側に、それぞれ設けられている。逆止弁24は、連結管内の流路の流れを、一次側から二次側に向かう1方向となるように規制する。
ボール弁25は、各連結管18の、統合センサ部30及び逆止弁24よりも二次側であって合流管19との合流部よりも一次側に、それぞれ設けられている。ボール弁25は回転により流路を開閉するボールと、ボールを回転させるレバーと、を備え、レバーの回動操作によって、流路を開閉する開閉弁である。
合流管19は、複数の連結管18内に連通する連結流路を形成する配管であり、連結管18と交差する方向に延びる。合流管19の二次側は給水先である蛇口等の水道機器に接続される。合流管19には、ポンプセンサとしての圧力センサ26及びアキュムレータ27が設けられている。
圧力センサ26は、合流管19内部の流路の圧力を検出する。圧力センサ26は、信号線Sにより、信号送信可能に、統合センサ部30に接続される。圧力センサ26は、検出した圧力信号を処理部32に送信する。
図1及び図2に示すように、制御盤14は、例えば複数のポンプ装置11の側方に1つ設けられている。制御盤14は、制御ボックス41と、制御ボックス41内に収容された制御基板42と、複数のインバータと、を備える。また、制御盤14は、制御ボックス41内に、漏電遮断器、直流リアクトル、電源端子台、ノイズフィルタ等の、各種制御機器を有する。制御盤14は、拡張基板を増設することも可能である。例えばインバータ、漏電遮断器、直流リアクトル、電源端子台、ノイズフィルタ等の各種制御機器は、必要に応じて各ポンプ装置11に対応して複数個設けられる。
図6に示すように、制御基板42は、回路基板であり、記憶装置45及びポンプ制御部44等の各種制御機器が搭載されている。また、制御基板42は、複数の統合センサ部30にそれぞれ対応する複数の通信ポートを備える。制御基板42は接続コード36を介して複数のポンプ装置にそれぞれ設けられた統合センサ部30に接続される。接続コード36は例えば電源12V、または5V、クロックSCK、データSD、0Vの4線を有する4芯コードである。
ポンプ制御部44は例えば1以上のプロセッサを備える。ポンプ制御部44は、流量センサ34や圧力センサ26等の各種検出装置によって検知した情報に基づき、予め記憶装置に記憶された各種プログラムに従って、複数のポンプ装置11の動作を制御する。例えばポンプ制御部44は、各種センサからの検出情報に基づき、複数のインバータに制御信号を送信し各ポンプ装置11に対応するインバータを周波数制御する。
例えばポンプ制御部44は、電源投入時に、シリアル通信にて、各統合センサ部30に、ポンプ装置11のポンプナンバーに対応した通信用の局番を付与し、各統合センサ部30に局番を通知する。また、冠水などにより統合センサが故障し、統合センサ部30を交換した場合に、故障リセットボタンが押された時点で、再度ポンプ装置11のポンプナンバーに対応した通信用の局番を与える。
ポンプ制御部44は各センサからデータを検出する際、統合センサ部30に、センサ毎の所定のタイミングで制御信号を送信し、センサ毎にデータ要求を行う。例えば、軸受センサ23の信号を周波数分析するプロセスには数秒の演算時間が必要である一方、軸受の異常及びモータフレーム温度を検出するタイミングは、ポンプ装置11の運転中に一分ごと、もしくはポンプ停止直前といった頻度でよい。また、水温や漏水検出も同様に、ポンプ運転中に一分ごと、もしくはポンプ停止直前といった頻度でよい。一方で、流量は、例えば毎秒といった比較的高い頻度でデータを検出することが望ましい。したがって、ポンプ制御部44は、毎秒流量センサ34の単位時間あたりのパルス数についてデータ要求を行うとともに、軸受センサ23による分割周波数帯域毎のピーク値や、モータフレームの温度、水温、漏水の有無は、ポンプ運転中に、一分ごと、あるいは停止直前に一括で、データ要求を行う。
記憶装置45は、例えばプログラムメモリやRAM、書き換え可能なROMを備える。記憶装置45には、例えば、制御に必要な情報として、各種プログラム、算出式、データテーブル、基準値、閾値等が記憶されている。
例えば、流量センサ34の実流量に対する単位時間当りのパルス数は、流量センサ34が収納された連結管18の流路口径によって定まるため、記憶装置45において、制御に必要な情報として、流路口径に基づいた係数が設定され、記憶される。また、各ポンプ装置11に設けられた漏水センサ21は、縦型であるか、横型であるか、といったポンプ装置11の構造や、漏水センサ21の電極間距離など、漏水検出する条件によるため、記憶装置45において、制御に必要な情報として、これらの条件に基づく漏水の判定電圧が設定され、記憶される。
各インバータは、信号線Sを介してポンプ制御部44に接続され、電力線によってポンプ装置11のモータ15に電気的に接続されている。インバータはポンプ制御部44からの制御信号に応じた所定の周波数を出力することで、ポンプ装置11のモータ15を所定の回転速度で回転させる。
本実施形態にかかる給水装置10において、各センサ21,22,23,34,35は、与えられた局番に基づいてデータ通信を行うこととしている。これにより電気的に全く同じ統合センサ部30を製作した上で、給水装置10の製造過程において、ポンプナンバーが記載されたラベルなどで識別して制御基板42上の対応するコネクタに接続コード36を接続すれば、電源投入時に、自動的に、各統合センサ部30の電気的な識別が完了するため、製造コストの低減、生産性の向上に繋がる。
また、冠水などにより統合センサ部30が故障し、統合センサ部30を交換した場合に、故障リセットボタンが押された時点で再度ポンプナンバーに対応した通信用の局番を与える。これにより、通信用の局番の指定の無い新品の統合センサ部30にも、支障なく通信用の局番を与えることができ、補修用の統合センサ部30に同一部品を適用できる。
また、ポンプ制御部44は、各センサ毎に対応した頻度でデータ要求を行う。これにより、演算時間が必要な周波数分析処理にマスクされることなく流量データを送信することが可能となる。
例えば流量センサ34の実流量に対する単位時間当りのパルス数は、流量センサ34が収納された連結管18の流路口径によって定まるため、制御盤14の制御基板42側で、流路口径に基づいた係数を設定する。さらに各ポンプ装置11に設けられた漏水センサ21も、縦型であるか、横型であるか、といったポンプ装置11の構造や、漏水センサ21の電極間距離など、漏水検出する条件は様々であるが、制御盤14の制御基板42側で、漏水の判定電圧を設定して、アナログ電圧信号より漏水の有無を判断している。
一方、温度センサ22から得られたアナログ電圧信号は、デジタル温度データに変換してそのまま使用可能である。このように、シリアル通信により送信するデジタルデータの形式を適宜定めることにより、使用するポンプ機種や口径等が異なっても、柔軟に対応することが可能となる。すなわち、共通した構成の統合センサ部30で、個々のポンプ装置11に対応した制御を実現することが可能となる。したがって、統合センサ部30は1種類で、様々な構成のポンプ装置に対応可能となる。
以下、本発明の第2実施形態に係る給水装置について、図6及び図7を用いて説明する。図6は本実施形態に係る給水装置の一部を示すブロック図であり、図7は統合センサ部の構成を示す説明図である。なお、説明のため、各図において適宜構成を省略して示している。
給水装置10Aは、流量センサ34に発電部を備え、無線通信により通信する点において、上記給水装置10Aと異なるが、その他の構成は上記第1実施形態にかかる給水装置10Aと同様である。
給水装置10Aの各ポンプ装置11において、流量センサ34は、磁石部34dを有する羽根車34aと、主軸34bと、磁石部34dに対向配置された磁気検出素子34cと、を備える。各ポンプ装置11において、発電部37が設けられている。発電部37は例えば流量センサ34の主軸34bの軸周りに設けられ、水流によって羽根車が回転することで発電する発電コイルを備える。また、センサ基板31は制御基板42と無線によりデータ通信可能に構成されている。例えば、各ポンプ装置11において、センサ基板31上には無線通信可能に構成された通信部38が設けられ、制御盤14に通信部43が設けられ、通信部38、43によりRF送受信可能に構成されている。例えばブルートゥース(登録商標)を用いて無線通信を行ってもよい。
はすなわち、本実施形態にかかる給水装置10Aでは、制御盤14と統合センサ部30とは接続コードで接続されておらず、無線通信可能に構成されている。
給水装置10Aは、水流によって発電する発電部37によって各センサ21−23、34、35や処理部32に電源を供給するとともに、センサ基板31に設けられた通信部38によりRF信号による無線の送受信によりデータ通信を行う。
本実施形態にかかる給水装置10Aによれば、各センサ21−23、34、35や処理部32への電力供給が可能であり、無線での送受信が可能となるため、統合センサ部30と制御盤14とを接続する接続コード36を用いずに制御可能となる。このため接続作業が容易となり、組立が容易で設計の自由度が高い構成とすることができる。さらに、給水装置10Aによれば、流量センサ34に設けられた羽根車34aによって流体の流れを利用して発電できることから、エネルギーを有効利用できる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、給水装置10Aにおいて、発電部37の発電周波数から回転数を算出してもよい。この場合、磁気検出素子を省略できる。また、例えばコンデンサや小型のバッテリー等の蓄電部を設けることで、発電部37で発電した電力を蓄電可能に構成してもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10、10A…給水装置、11…ポンプ装置、13…吐出側配管、14…制御盤、15…モータ、16…ポンプ部、18…連結管、19…合流管、21…漏水センサ、22…温度センサ、23…軸受センサ、24…逆止弁、25…ボール弁、26…圧力センサ、27…アキュムレータ、30…統合センサ部、31…センサ基板、32…処理部、33…記憶部、34…流量センサ、34a…羽根車、34b…主軸、34c…磁気検出素子、34d…磁石部、35…温度センサ、36…接続コード、37…発電部、38…通信部、41…制御ボックス、42…制御基板、44…ポンプ制御部、45…記憶装置。
本発明の一態様にかかる給水装置は、複数のポンプ装置と、前記ポンプ装置の運転を制御するポンプ制御部を有する制御盤と、を備え、複数の前記ポンプ装置は、前記ポンプ装置に設けられるモータのモータフレームの温度を検出するモータフレーム温度センサ、漏水センサ、振動または音圧を検出する軸受センサ、流体の温度を検出する流体温度センサ、及び、流体の流れによって動作するとともに磁石を備える羽根車と磁気検出素子とを有する流量センサ、の少なくともいずれかのセンサを備え、複数の前記ポンプ装置は、前記少なくともいずれかのセンサからの信号をデジタル化処理するデジタル処理部が搭載されるセンサ基板を備えるセンサ処理部をそれぞれ備え、前記デジタル処理部は、デジタル化処理として、前記流量センサの信号を単位時間当りのパルス数に変換し、前記流体温度センサの信号を温度データに変換し、前記モータフレーム温度センサの信号を温度データに変換し、前記漏水センサの電圧信号をデジタル信号に変換し、あるいは前記軸受センサの信号を周波数分析して複数の周波数帯域毎のピーク値を検出し、前記デジタル化処理したデジタルデータを、シリアル通信にて前記制御盤に送信するとともに、前記ポンプ制御部は、前記デジタル処理部からのデジタルデータに基づき前記ポンプ装置を制御する、給水装置。
ポンプ装置11において、軸封部の近傍に、ポンプセンサとしての漏水センサ21が設けられている。漏水センサ21は、一対の電極を有し、信号線Sを介して、信号を送信可能に、センサ処理部(統合センサ部30に接続される。漏水センサ21は、漏水情報として検出した電極電圧を統合センサ部30に送信する。
ポンプ装置11において、モータフレームには、ポンプセンサとしての温度センサ22(モータフレーム温度センサ)が設けられる。温度センサ22は、信号線Sを介して、信号を送信可能に、統合センサ部30に接続される。温度センサ22は、例えばモータフレームの温度を検出し、デジタル処理部(処理部32に出力する。
温度センサ35(流体温度センサ)は、センサ基板31に搭載され、信号を送信可能に、処理部32に接続される。温度センサ35は、水温を検出し、検出結果として、温度情報としてのアナログ電圧信号を処理部32に出力する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(1)
ポンプ装置と、
前記ポンプ装置の運転を制御するポンプ制御部を有する制御盤と、
前記ポンプ装置に設けられるとともに、前記制御盤にシリアル通信可能に接続される処理部を備える統合センサ部と、
前記統合センサ部及び前記ポンプ装置に設けられるとともに前記処理部に通信可能に接続される複数のセンサと、を備える、給水装置。
(2)
前記ポンプ装置を複数備え、
複数の前記統合センサ部が複数の前記ポンプ装置にそれぞれ設けられ、
前記統合センサ部は、前記ポンプ装置に設けられるとともに前記処理部を搭載するセンサ基板と、少なくとも一部がセンサ基板に搭載される流量センサと、を備える、(1)に記載の給水装置。
(3)
前記ポンプ装置は、前記統合センサ部と通信可能に構成されるとともに、前記ポンプ装置に設けられた、温度センサ、漏水センサ、及び振動または音圧を検出する軸受センサ、の少なくともいずれかのポンプセンサを備え、
前記処理部は、前記ポンプセンサからの信号をデジタル化処理してデジタルデータをシリアル通信にて、前記制御盤に、送信する、(1)または(2)に記載の給水装置。
(4)
前記統合センサ部は、流体の温度を検出する温度センサをさらに備える、(2)または(3)に記載の給水装置。
(5)
前記流量センサは、流体の流れによって動作するとともに磁石を備える羽根車と、前記センサ基板に設けられた磁気検出素子と、前記羽根車の動作によって発電する発電部と、を備え、
前記統合センサ部は、前記ポンプ制御部と無線によりデータ通信可能に構成される(2)記載の給水装置。
(6)
前記ポンプ装置に設けられた温度センサ、漏水センサ、及び振動または音圧を検出する軸受センサ、の少なくともいずれか、または前記統合センサ部に設けられた流量センサ、を備えるとともに、
前記処理部は、デジタル化処理として、
前記流量センサの信号を単位時間当りのパルス数に変換し、
前記温度センサの信号を温度データに変換し、
前記漏水センサの電圧信号をデジタル信号に変換し、
あるいは、前記軸受センサの信号を周波数分析して、複数の周波数帯域毎のピーク値を検出する、(1)に記載の給水装置。
(7)
前記ポンプ制御部は、複数のポンプ装置にそれぞれ設けられた前記処理部の各々に、当該処理部が搭載されるポンプ装置毎に対応した通信用の局番を与え、
前記処理部は前記通信用の局番に基づきデータ通信を行う、(3)に記載の給水装置。

Claims (7)

  1. ポンプ装置と、
    前記ポンプ装置の運転を制御するポンプ制御部を有する制御盤と、
    前記ポンプ装置に設けられるとともに、前記制御盤にシリアル通信可能に接続される処理部を備える統合センサ部と、
    前記統合センサ部及び前記ポンプ装置に設けられるとともに前記処理部に通信可能に接続される複数のセンサと、を備える、給水装置。
  2. 前記ポンプ装置を複数備え、
    複数の前記統合センサ部が複数の前記ポンプ装置にそれぞれ設けられ、
    前記統合センサ部は、前記ポンプ装置に設けられるとともに前記処理部を搭載するセンサ基板と、少なくとも一部がセンサ基板に搭載される流量センサと、を備える、請求項1に記載の給水装置。
  3. 前記ポンプ装置は、前記統合センサ部と通信可能に構成されるとともに、前記ポンプ装置に設けられた、温度センサ、漏水センサ、及び振動または音圧を検出する軸受センサ、の少なくともいずれかのポンプセンサを備え、
    前記処理部は、前記ポンプセンサからの信号をデジタル化処理してデジタルデータをシリアル通信にて、前記制御盤に、送信する、請求項1または2に記載の給水装置。
  4. 前記統合センサ部は、流体の温度を検出する温度センサをさらに備える、請求項2または請求項3に記載の給水装置。
  5. 前記流量センサは、流体の流れによって動作するとともに磁石を備える羽根車と、前記センサ基板に設けられた磁気検出素子と、前記羽根車の動作によって発電する発電部と、を備え、
    前記統合センサ部は、前記ポンプ制御部と無線によりデータ通信可能に構成される請求項2記載の給水装置。
  6. 前記ポンプ装置に設けられた温度センサ、漏水センサ、及び振動または音圧を検出する軸受センサ、の少なくともいずれか、または前記統合センサ部に設けられた流量センサ、を備えるとともに、
    前記処理部は、デジタル化処理として、
    前記流量センサの信号を単位時間当りのパルス数に変換し、
    前記温度センサの信号を温度データに変換し、
    前記漏水センサの電圧信号をデジタル信号に変換し、
    あるいは、前記軸受センサの信号を周波数分析して、複数の周波数帯域毎のピーク値を検出する、請求項1に記載の給水装置。
  7. 前記ポンプ制御部は、複数のポンプ装置にそれぞれ設けられた前記処理部の各々に、当該処理部が搭載されるポンプ装置毎に対応した通信用の局番を与え、
    前記処理部は前記通信用の局番に基づきデータ通信を行う、請求項3のいずれかに記載の給水装置。
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