JP2021133144A - 絞り出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、袋状容器に充填されている栄養剤を含有する半固形状の内容物を、所定時間(約10分等)かけて規定の流量で絞り出すことができる、絞り出し装置を提供する。【解決手段】絞り出し装置は、口部を有する袋状容器から、当該袋状容器に充填されている、栄養剤を含有する半固形状の内容物を絞り出す。この絞り出し装置は、本体部と、本体部に回転自在に支持された、袋状容器を狭圧する一対のローラと、一対のローラを駆動する電動式の駆動モータと、駆動モータにより一対のローラを一定のトルクで回転駆動し、袋状容器から所定時間かけて内容物を規定の流量で絞り出す制御を行う制御部とを有し、袋状容器が一対のローラの間に配置された状態で、口部が形成された一方の端部に対して反対側の他端部から口部の方向へ、一対のローラにより狭圧して内容物を絞り出す。【選択図】図1

Description

本発明は、絞り出し装置に関する。
人体に栄養補給する方法として、腸壁から胃や十二指腸までチューブを通し、そのチューブ(管)を使って行う医療処置が知られている。その方法の一つに胃ろう造設が知られており、経管チューブを患者の胃内に差し込み、栄養剤などの流動物を注入する医療処置を毎日1人1〜数回実施している。
注入方法としては、手動加圧ポンプを用いるもの、電動ポンプを用いるもの、経腸栄養用輸液ポンプを用いるもの等が知られている。
手動加圧ポンプを用いる方法としては、ゴム球等の手動式ポンプが接続された筒状本体部に、薬剤等を収容した袋状容器を装着し、手動ポンプにて筒状本体部に送気することにより袋状容器を加圧し、袋状容器から薬剤等を押し出し、管を介して胃に薬剤等が注入される(例えば、特許文献1参照)。
電動ポンプを用いる方法としては、電動ポンプにより袋状容器を加圧し、袋状容器から薬剤等を押し出す装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、患者に流体を送達する栄養投与セットが知られている(例えば、特許文献3参照)。この栄養投与セットは大学病院等で経腸栄養用輸液ポンプとして使用されている。
特開2007−29562号公報 実用新案登録第3179627号公報 特開2007−98125号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、3〜7分程度、手動式ポンプにより送気することを要し、操作者の手技の負担が大きい、注入量が一定でない、残量が発生しやすい等の課題がある。
特許文献2に記載の装置では、電動ポンプにより袋状容器を20分程度加圧し、内容物を一気に5分程度で患者の胃等に注入するが、患者の負担が大きく、装置が高価である。
特許文献3に記載の栄養投与セットとしての経腸栄養用輸液ポンプは、複雑な構成を有し、輸液ポンプと輸液のセット価格が高額であり、レンタルも非常に高額である。
このため、簡単な構成で安価な絞り出し装置が望まれている。
本発明に係る絞り出し装置は、少なくとも以下の構成を具備する。
口部を有する袋状容器から、当該袋状容器に充填されている、栄養剤を含有する半固形状の内容物を絞り出す、絞り出し装置は、
本体部と、
前記本体部に回転自在に支持された、前記袋状容器を狭圧する一対のローラと、
前記一対のローラを駆動する電動式の駆動モータと、
前記駆動モータにより前記一対のローラを一定のトルクで回転駆動し、前記袋状容器から所定時間かけて前記内容物を規定の流量で絞り出す制御を行う制御部とを有し、
前記袋状容器が前記一対のローラの間に配置された状態で、前記口部が形成された一方の端部に対して反対側の他端部から前記口部の方向へ、前記一対のローラにより狭圧して前記内容物を絞り出す、ことを特徴とする。
本発明の実施形態に係る絞り出し装置の一例を示す斜視図である。 絞り出し装置の本体部に設けられた一対のローラと駆動モータなどの一例を説明するための図である。 絞り出し装置の一対のローラと押出し刃などの一例を示す図である。 絞り出し装置の電気的な機能ブロックの一例を示す図である。 絞り出し装置の動作の一例を示す図である。 ローラの形状の例を示す図であり、詳細には(a)はローレット状のローラの一例を示す図、(b)は歯型状のローラの一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る絞り出し装置は、口部を有する袋状容器から、当該袋状容器に充填されている、栄養剤を含有する半固形状の内容物を絞り出す。この絞り出し装置は、本体部と、本体部に回転自在に支持された、袋状容器を狭圧する一対のローラと、一対のローラを駆動する電動式の駆動モータ(電動モータ)と、この駆動モータにより一対のローラを一定のトルクで回転駆動し、袋状容器から所定時間かけて内容物を規定の流量で絞り出す制御を行う制御部とを有し、袋状容器が一対のローラの間に配置された状態で、口部が形成された一方の端部に対して反対側の他端部から口部の方向へ、一対のローラにより狭圧して内容物を絞り出す。
また、本体部は袋状容器が載置される載置部を有する。また、絞り出し装置は載置部と一対のローラの間に立設された押出部を有する。押出部には袋状容器が通る細長孔部が形成されている。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。尚、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
図1は本発明の実施形態に係る絞り出し装置100の一例を示す斜視図である。図2は絞り出し装置100の本体部110に設けられた一対のローラ121,122と駆動モータ130などの一例を説明するための図である。図3は絞り出し装置100の一対のローラ121,122、押出部116、逃げ溝部110u(溝部)等の一例を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る絞り出し装置100は、本体部110、一対のローラ121,122、駆動モータ130などを有する。
詳細には、図1に示す例では、本体部110は、略矩形状に形成され、前面側に、袋状容器200が載置される載置部115が設けられている。載置部115の左右両側には、ガイド部材として側壁部117が形成されている。
袋状容器200は、例えば、栄養剤を含有する半固形状の内容物が収容されている。袋状容器200には一方の端部又は端部付近に口部201が形成されている。
本体部110の略中央部には、収容部110sが形成されている。この収容部110sには、内容物が絞り出された袋状容器200が収容される。本体部110の収容部110sの壁部110Kには、一対のローラ121,122が回転自在に支持されている。詳細には、上方のローラ121の下方にローラ122が対向配置されている。
ローラ121,122の回転軸が、袋状容器200の幅方向(左右方向)に平行に配置されている。
載置部115と一対のローラ121,122の間には、板状の押出部116が立設されている。この押出部116には、袋状容器200が通る細長孔部116hが形成されている。
本実施形態では、押出部116は、本体部110に形成され、載置部115から上方に突出した突起部116aと、突起部116aの上部に隙間をあけて、本体部110に対して着脱自在に設けられた板状の押出上刃116bとを有する。
細長孔部116hは、突起部116aの上端と、押出上刃116bの下端とにより構成される。
また、細長孔部116hの縁部は、例えば樹脂などにより形成され滑り性を有することが好ましく、袋状容器200との摩擦を低減することができる。
また、図3に示す例では、板状の押出上刃116bはローラ方向面(ローラ側の面)に摩擦部116cを備える。摩擦部116cは摩擦が大きい例えばゴム等であり、絞り出し装置稼働時に押出上刃116bが上方に移動することを防止する。
また、押出上刃116bは、本体部の被係合部(不図示)に係合する爪部などの係合部(不図示)を有してもよく、絞り出し装置稼働時に押出上刃116bが上方に移動することを防止する。
一対のローラ121,122は、駆動モータ130により回転駆動される。
駆動モータ130は、本体部110に設けられている。駆動モータ130は、例えば電動モータであり、本実施形態では、減速装置を備えたギアドモータを採用する。
また、本体部110には、電源としての電池BTを収容する電源収容部110Bが設けられており、この電源収容部110Bに電池BTが着脱自在に収容される。電池BTを用いる場合、駆動モータとしては直流用電動式駆動モータを採用する。
なお、電源として例えば交流100V等の商用電源を用いる場合、絞り出し装置100はAC−DCコンバータ(変換器)を備えるか、交流用電動式駆動モータを採用することが好ましい。
また、図1に示す例では、本体部110には、主電源のオンオフを切り替える電源スイッチ1、電源オン時に点灯する電源ランプ2(LED等)、駆動モータ130の回転方向を切り換えるための正逆切換スイッチ3、緊急停止ボタン4、駆動モータを緊急停止した場合に点灯又は点滅する緊急停止ランプ5、駆動モータ130の作動中に点灯又は点滅する作動ランプ6、絞り出し終了時に点灯又は点滅する終了ランプ7などが設けられている。
図2に示す例では、本体部110(収納ケース)の壁部110Kに、上下一対のローラ121,122が回転自在に支持されている。詳細には、ローラ121(上側ローラ)は、軸受部材121BE(上側ローラ軸受)を介して本体部110に支持されている。ローラ122(下側ローラ)は、軸受部材122BE(上側ローラ軸受)を介して本体部110に支持されている。また、ローラ121,122は凹部の無い一連歯車形状としてもよい。
ローラ121,122は、それぞれ突起状部121t,122tを複数有し、詳細には歯形状(歯車形状)に形成されており、噛合しながら、互いに反対方向に回転可能に構成されている。
図2に示す例では、駆動モータ130の減速装置130G(減速ギヤ機構)を介してローラ121,122が回転駆動されるように構成されている。
また、図1,2,3に示すように、上方のローラ121の端部は、本体部110の壁部110Kに形成された溝部110uに回転自在に支持されている。この溝部110uは、袋状容器200の移動方向に対して反対方向で、上方に向かって斜め方向に向かって延在している。
例えば、一対のローラ121,122が逆回転時に、上方のローラ121が溝部110uに沿って移動しローラ121の歯部の噛み合いがはずれ、ローラ122に対して離間され、袋状容器200を簡単に取り外すことができる。
図4は絞り出し装置100の電気的な機能ブロックの一例を示す図である。
図4に示すように、絞り出し装置100の制御部190には、正逆切換スイッチ3、緊急停止ボタン4、緊急停止ランプ5(LED等)、作動ランプ6(LED等)、終了ランプ7(LED等)、駆動モータ130、検知部180等が電気的に接続されている。
検知部180は、袋状容器200からの内容物の絞り出しの終了を検知する。検知部180としては、例えば、袋状容器200の絞り出し終了時の位置又はその近傍に設けられた接触センサ、近接センサ、光電センサ、光センサ、過電流検出センサなどを採用することができる。
制御部190(CPU)は、各構成要素を統括的に制御する。
制御部190は、電源スイッチ1が操作された場合、駆動モータ130により一対のローラ121,122を回転駆動する処理を行う。詳細には、制御部190は、駆動モータ130により一対のローラ121,122を一定のトルクで回転駆動し、袋状容器200から所定時間かけて内容物を規定の流量で絞り出す制御を行う。
また、制御部190は、検知部180により、袋状容器200からの内容物の絞り出しの終了を検知した場合に、駆動モータ130の駆動を停止させ、終了ランプ7を点灯又は点滅する処理を行う。
制御部190は、正逆切換スイッチ3が操作された場合に、駆動モータ130の回転方向を切り換えることにより、一対のローラ121,122の歯車の噛み合いがローラ121の上方移動により解除され、袋状容器200を容易に取り外すことができる。
また、制御部190は、緊急停止ボタン4の操作を検知した場合、駆動モータ130の駆動を緊急停止し、緊急停止ランプ5を点灯又は点滅させる処理を行う。
また、制御部190は、駆動モータ130の作動中に作動ランプ6を点灯又は点滅する処理を行う。
次に、図5等を参照しながら、絞り出し装置100の動作の一例を説明する。
先ず、載置部115に袋状容器200が載置され、袋状容器200の口部201に対して反対側の端部が細長孔部116hに挿通され、一対のローラ121,122の間に配置される。
袋状容器200には、例えば、栄養剤を含有する半固形状の内容物250が収容されている。袋状容器200には一方の端部又は端部付近に口部201が形成されており、口部201には例えば患者の体内に内容物を導く管(不図示)が接続可能に形成されている。
電源スイッチ1が操作された場合、駆動モータ130により、一対のローラ121,122が互いに反対方向に回転し、袋状容器200が移動方向である後方向(口部201に対して反対方向)へ移動することで、細長孔部116hの狭圧により、袋状容器200から口部201を介して内容物が絞り出される。
袋状容器200からの内容物250の絞り出しの終了時、駆動モータ130が停止し、終了ランプ7が点灯又は点滅する。袋状容器200は、収容部110sに収容される。
そして、押出部116の板状の押出上刃116bを本体部110から取り外し、例えば正逆切換スイッチ3の操作に応じて駆動モータ130を逆回転させ、上方のローラ121を溝部110uに沿って上方に移動させた状態で、本体部110の収容部110sに収容されている袋状容器200が取り出される。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る絞り出し装置100は、口部201を有する袋状容器200から、当該袋状容器200に充填されている、栄養剤を含有する半固形状の内容物を絞り出す。この絞り出し装置100は、本体部110と、本体部110に回転自在に支持され、袋状容器200を狭圧する一対のローラ121,122と、一対のローラを駆動する電動式の駆動モータ130と、駆動モータ130により一対のローラ121,122を一定のトルクで回転駆動し、袋状容器200から所定時間(例えば約10分程度)かけて内容物250を規定の流量で絞り出す制御を行う制御部190とを有する。所定時間は、例えば5分〜60分の間の任意の時間に適宜設定され、それに応じてトルクや流量も規定される。)
絞り出し装置100は、袋状容器200が一対のローラ121,122の間に配置された状態で、口部201が形成された一方の端部に対して反対側の他端部から口部201の方向へ、一対のローラ121,122により狭圧して内容物を絞り出す。
すなわち、簡単な構成で、袋状容器に充填されている栄養剤を含有する半固形状の内容物を、所定時間(例えば約10分程度)かけて内容物を規定の流量で絞り出すことができる絞り出し装置を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係る絞り出し装置100の本体部110は、袋状容器200が載置される載置部115と、袋状容器200が通る細長孔部116hを備え、載置部115と一対のローラ121,122の間に立設された板状の押出部116を有する。細長孔部116hは、ローラ121,122の回転軸と平行な線に沿って形成されている。
詳細には、載置部115に袋状容器200が載置され、袋状容器200の口部201に対して反対側の端部が細長孔部116hに挿通され、一対のローラ121,122の間に配置される。駆動モータ130により、一対のローラ121,122が互いに反対方向に回転し、袋状容器200が後方向(口部に対して反対方向)へ移動することで、細長孔部116h及び一対のローラ121,122の狭圧により、袋状容器200から口部201を介して内容物が絞り出される。
すなわち、簡単な構成で、効率よく、袋状容器200から口部201を介して内容物を絞り出すことができる絞出装置を提供することができる。
また、絞り出し装置100は、載置部115の左右両側(袋状容器の移動方向に対して直交する方向の両側)に立設されたガイド部材としての側壁部117を備えるので、袋状容器200の正規の載置位置からのずれを防止することができる。また、袋状容器200の絞り出し移動時のずれを防止することができる。
また、本発明の実施形態に係る絞り出し装置100の押出部116は、本体部110に形成され、載置部から上方に突出した突起部116aと、突起部116aの上部に隙間をあけて、本体部110に対して着脱自在に設けられた板状の押出上刃116bとを有する。この押出上刃116bはローラ方向面(ローラ側の面)に摩擦部116cを備える。細長孔部116hは、突起部116aの上端と、押出上刃116bの下端とにより構成される。
すなわち、例えば絞り出し終了時に、狭圧された袋状容器200が細長孔部116hに通った状態となっており、板状の押出上刃116bを本体部110から取り外すことで、簡単に袋状容器200を取り出し可能な絞り出し装置100を提供することができる。
また、押出上刃116bは摩擦部116cが設けられているので、絞り出し装置稼働時に押出上刃116bが上方に移動することを防止することができる。
また、本発明の実施形態に係る絞り出し装置100は、本体部110に対向配置された一対のローラ121,122のうち、上方のローラ121の端部は、本体部110の壁部110Kに形成された溝部110uに回転自在に支持されている。
また、この溝部110uは、袋状容器200の移動方向に対して反対方向で、上方に向かって斜め方向に向かって延在している。
例えば、一対のローラ121,122を逆回転、つまり袋状容器200を戻す方向に回転させると、上方のローラ121が溝部110uに沿って移動し、他方のローラ122に対して離間され、ローラ121,122の噛み合いがはずれ、袋状容器200が簡単に取り外すことができる。なお、回転駆動時には、ローラ121は、溝部110uの下端部に位置しており、上方へ移動しないように構成されている。
また、本発明の実施形態に係る絞り出し装置100の一対のローラは、図6(a)に示すように、ローレット状部や、図6(b)に示すように、歯型状部(歯車状部)を有してもよい。
詳細には、図6(a)に示すローレット状部は、一対のローラの表面にローレット加工処理等を施すことにより複数の凹部や凸部が形成されていてもよい。すなわち、ローレット状部を備える一対のローラを回転駆動することにより、袋状容器200を狭圧し、袋状容器200との間の摩擦が大きくなり、確実に移動方向下流側へ袋状容器200を移動させることができる。
また、図6(b)に示す歯型状部は、一対のローラ121,122の断面形状が歯車状に凹部及び凸部が形成されていてもよい。すなわち、歯型状部を備える一対のローラ121,122を回転駆動することにより、袋状容器200を狭圧し、袋状容器200を断面形状波形にして、摩擦抵抗が大きくなり、確実に移動方向下流側へ袋状容器200を移動させることができる。
また、本発明の実施形態に係る絞り出し装置100の本体部110は、狭圧により減容された袋状容器を収容する収容部110sを有する。
詳細には、収容部110sは、一対のローラ121,122よりも、袋状容器の移動方向の下流側(後方)に形成されている。本実施形態では、収容部110sの周囲に壁部が形成されている。
すなわち、一対のローラ121,122により狭圧され潰された袋状容器200を、本体部110の収容部110sに確実に収容することができる。
また、上述したように、絞り出し装置100の駆動モータ130として、電動式の駆動モータを採用している。電動式の駆動モータは駆動力を制御部により容易に制御可能である。駆動モータ130として、減速装置を備えたギアドモータを採用してもよい。ギアドモータは、モータの出力を、減速装置により所定のトルクや回転数に変換し、一対のローラ121,122を回転駆動する。
すなわち、絞り出し装置100の駆動モータ130として、電動式の駆動モータを採用することで、簡単な構成で、袋状容器から内容物を絞り出す、絞り出し装置を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係る絞り出し装置100は、袋状容器200からの内容物の絞り出しの終了を検知する検知部180を有する。制御部190は、検知部180により絞り出しの終了を検知した場合、駆動モータ130の駆動を停止する制御を行う。
すなわち、簡単な構成で、袋状容器から内容物の絞り出しの終了時に、駆動モータの駆動を終了することで、例えば電源としての電池の消費を低減することができる。
また、本発明の実施形態に係る絞り出し装置100は、緊急時に操作される緊急停止ボタン4を有する。制御部190は、緊急停止ボタン4が操作されたことを検知した場合、駆動モータの駆動を停止する制御を行う。
すなわち、緊急時に、駆動モータの駆動を停止することで、絞り出しを素早く確実に停止することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的、構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
100…絞り出し装置
110…本体部
110K…壁部
110s…収容部
110u…溝部(逃げ溝部)
115…載置部
116…押出部
116a…突起部
116b…押出上刃
116h…細長孔部
117…側壁部
121…ローラ(上側ローラ又は上方(一方)のローラ)
122…ローラ(下側ローラ又は他方のローラ)
130…駆動モータ(電動式の駆動モータ)
190…制御部(CPU等)
200…袋状容器
201…口部

Claims (8)

  1. 口部を有する袋状容器から、当該袋状容器に充填されている、栄養剤を含有する半固形状の内容物を絞り出す絞り出し装置であって、
    本体部と、
    前記本体部に回転自在に支持され、前記袋状容器を狭圧する一対のローラと、
    前記一対のローラを駆動する電動式の駆動モータと、
    前記駆動モータにより前記一対のローラを一定のトルクで回転駆動し、前記袋状容器から所定時間かけて前記内容物を規定の流量で絞り出す制御を行う制御部とを有し、
    前記袋状容器が前記一対のローラの間に配置された状態で、前記口部が形成された一方の端部に対して反対側の他端部から前記口部の方向へ、前記一対のローラにより狭圧して前記内容物を絞り出すことを特徴とする絞り出し装置。
  2. 前記本体部は、前記袋状容器が載置される載置部を有し、
    前記袋状容器が通る細長孔部を備え、前記載置部と前記一対のローラの間に立設された押出部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の絞り出し装置。
  3. 前記押出部は、前記本体部に形成され、前記載置部から上方に突出した突起部と、
    前記突起部の上部に隙間をあけて、前記本体部に対して着脱自在に設けられた板状の押出上刃とを有し、
    前記細長孔部は、前記突起部の上端と、前記押出上刃の下端とにより構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の絞り出し装置。
  4. 前記本体部に対向配置された前記一対のローラのうち、上方のローラの端部は、前記本体部の壁部に形成された溝部に回転自在に支持されており、
    前記溝部は、前記袋状容器の移動方向に対して反対方向で、上方に向かって斜め方向に向かって延在し、
    前記一対のローラが逆回転時に、前記上方のローラが前記溝部に沿って移動可能、且つ、他方のローラに対して離間可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の絞り出し装置。
  5. 前記一対のローラは、ローレット状部、又は歯型状部を有する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の絞り出し装置。
  6. 前記本体部は、前記一対のローラにより狭圧された袋状容器を収容する収容部を有する
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の絞り出し装置。
  7. 前記袋状容器からの内容物の絞り出しの終了を検知する検知部を有し、
    前記制御部は、前記検知部により絞り出しの終了を検知した場合、前記駆動モータの駆動を停止する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の絞り出し装置。
  8. 緊急時に操作される緊急停止ボタンを有し、
    前記制御部は、前記緊急停止ボタンが操作されたことを検知した場合、前記駆動モータの駆動を停止する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の絞り出し装置。
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