JP2021132062A - バンドル型超電導コイルの電極構造体、バンドル型超電導コイル - Google Patents
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Abstract
【課題】バンドル型超電導コイルの最外周ターンにおいて電極と接続されるバンドル導体の応力集中と曲げ歪みを抑制することを目的とする。【解決手段】第1超電導積層体1A及び第2超電導積層体1Bは、互いの酸化物超電導層の一面側を向かい合わせてバンドル導体2を形成し、バンドル導体2は、コイル状に巻かれて超電導コイル200を形成し、超電導コイル200の最外周ターンにおいて、第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとの間に挟まれる電極40を備え、電極40は、第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとの離間位置に向かって厚さが減少している。【選択図】図2
Description
本発明は、バンドル型超電導コイルの電極構造体、バンドル型超電導コイルに関するものである。
下記特許文献1には、基板の片面に希土類系酸化物超電導体による超電導層が設けられたテープ状の超電導線材を複数枚重ね合せて超電導線材のバンドルを構成した無絶縁超電導コイル用の超電導体が開示されている。
このようなバンドル導体を巻回したバンドル型超電導コイルでは、最外周ターンで電極を取り付ける際、バンドル導体の先端部を開き、重ね合わされていた両方の超電導積層体の間に電極を挟み込む必要がある。
図5は、従来のバンドル型超電導コイルの電極構造体を示す正面図である。
図5に示すように、バンドル型超電導コイル(以下、単に超電導コイル200という)は、超電導積層体1が重ね合わされたバンドル導体2が、コイル状に巻かれて形成されている。バンドル導体2は、超電導コイル200の最外周ターンにおいて、その先端部が第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとに離間している。そして、超電導コイル200の最外周ターンにおいて離間した第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとの間には、電極40が挟まれている。第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bは、はんだ等により電極40と接続されている。
図5に示すように、バンドル型超電導コイル(以下、単に超電導コイル200という)は、超電導積層体1が重ね合わされたバンドル導体2が、コイル状に巻かれて形成されている。バンドル導体2は、超電導コイル200の最外周ターンにおいて、その先端部が第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとに離間している。そして、超電導コイル200の最外周ターンにおいて離間した第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとの間には、電極40が挟まれている。第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bは、はんだ等により電極40と接続されている。
この際、電極40の厚みによって、外周側の第2超電導積層体1Bと内周側の第1超電導積層体1Aとの間に浮き(隙間)が生じた状態となり、電極40のエッジ部Eにおいて、外周側の第2超電導積層体1Bに応力集中と共に大きな曲げ歪が生じ易くなる。その結果、酸化物超電導層の超電導特性が低下する虞があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、バンドル型超電導コイルの最外周ターンにおいて電極と接続されるバンドル導体の応力集中と曲げ歪みを抑制することを目的とする。
本発明の一態様に係るバンドル型超電導コイルの電極構造体は、テープ状の基板上に酸化物超電導層が配された第1超電導積層体及び第2超電導積層体を備え、前記第1超電導積層体及び前記第2超電導積層体は、前記酸化物超電導層が配置された互いの一面側を向かい合わせて重ねたバンドル導体を形成し、前記バンドル導体は、前記第1超電導積層体を内側、前記第2超電導積層体を外側にしてコイル状に巻かれて超電導コイルを形成し、前記超電導コイルの最外周ターンにおいて、前記第1超電導積層体と前記第2超電導積層体との間に挟まれる電極を備え、前記電極は、前記第1超電導積層体と前記第2超電導積層体との離間位置に向かって厚さが減少している。
この構成によれば、電極が第1超電導積層体と第2超電導積層体との離間位置に向かって厚さが減少しているので、超電導コイルの最外周ターンにおいて離間した第1超電導積層体と第2超電導積層体との隙間(浮き)が少なくなる。このため、電極と接続されるバンドル導体の応力集中と曲げ歪みを抑制することができる。
この構成によれば、電極が第1超電導積層体と第2超電導積層体との離間位置に向かって厚さが減少しているので、超電導コイルの最外周ターンにおいて離間した第1超電導積層体と第2超電導積層体との隙間(浮き)が少なくなる。このため、電極と接続されるバンドル導体の応力集中と曲げ歪みを抑制することができる。
上記バンドル型超電導コイルの電極構造体において、前記電極は、前記第1超電導積層体が接続される内側接続面と、前記第2超電導積層体が接続される外側接続面と、を有し、前記外側接続面は円弧状に形成されていてもよい。
この構成によれば、超電導コイルの最外周ターンにおいて第1超電導積層体と分離した第2超電導積層体が、円弧状である電極の外側接続面に沿って接続される。このため、電極の外側接続面と接続される第2超電導積層体の応力集中と曲げ歪みを抑制することができる。
この構成によれば、超電導コイルの最外周ターンにおいて第1超電導積層体と分離した第2超電導積層体が、円弧状である電極の外側接続面に沿って接続される。このため、電極の外側接続面と接続される第2超電導積層体の応力集中と曲げ歪みを抑制することができる。
上記バンドル型超電導コイルの電極構造体において、前記電極は、前記外側接続面が、前記内側接続面よりも曲率半径が小さくてもよい。
この構成によれば、電極の外側接続面の方が、内側接続面よりもバンドル導体(第2超電導積層体)と接続可能な部分が長くなるため、外側接続面の方でバンドル導体との接続長を調整することができる。したがって、電極に対する第1超電導積層体及び第2超電導積層体の接続長を揃え易くなる。
この構成によれば、電極の外側接続面の方が、内側接続面よりもバンドル導体(第2超電導積層体)と接続可能な部分が長くなるため、外側接続面の方でバンドル導体との接続長を調整することができる。したがって、電極に対する第1超電導積層体及び第2超電導積層体の接続長を揃え易くなる。
上記バンドル型超電導コイルの電極構造体において、前記電極と前記第1超電導積層体との第1接続長が、前記電極と前記第2超電導積層体との第2接続長と等しくてもよい。
この構成によれば、電極に対する第1超電導積層体及び第2超電導積層体の接続抵抗が同じになり、コイル特性を向上させることができる。
この構成によれば、電極に対する第1超電導積層体及び第2超電導積層体の接続抵抗が同じになり、コイル特性を向上させることができる。
また、本発明の一態様に係るバンドル型超電導コイルは、先に記載のバンドル型超電導コイルの電極構造体を備える。
この構成によれば、バンドル型超電導コイルの最外周ターンにおいて電極と接続されるバンドル導体の応力集中と曲げ歪みを抑制することができるため、酸化物超電導層の超電導特性の低下を抑制することができる。
この構成によれば、バンドル型超電導コイルの最外周ターンにおいて電極と接続されるバンドル導体の応力集中と曲げ歪みを抑制することができるため、酸化物超電導層の超電導特性の低下を抑制することができる。
上記本発明の一態様によれば、バンドル型超電導コイルの最外周ターンにおいて電極と接続されるバンドル導体の応力集中と曲げ歪みを抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係るバンドル型超電導コイルの電極構造体を示す斜視図である。図2は、一実施形態に係るバンドル型超電導コイルの電極構造体を示す正面図である。
これらの図に示すバンドル型超電導コイル(以下、単に超電導コイル200という)は、超電導積層体1が重ね合わされたバンドル導体2が、コイル状に巻かれて形成されている。先ず、バンドル導体2の構成について説明する。
これらの図に示すバンドル型超電導コイル(以下、単に超電導コイル200という)は、超電導積層体1が重ね合わされたバンドル導体2が、コイル状に巻かれて形成されている。先ず、バンドル導体2の構成について説明する。
図3は、一実施形態に係るバンドル導体の内部構造を示す断面図である。
図3に示すように、バンドル導体2は、テープ状の2本の超電導積層体1と、重ね合わされた状態の2本の超電導積層体1の外面を覆う絶縁被覆層16と、を備えている。
図3に示すように、バンドル導体2は、テープ状の2本の超電導積層体1と、重ね合わされた状態の2本の超電導積層体1の外面を覆う絶縁被覆層16と、を備えている。
超電導積層体1は、金属製のテープ状の基板10に中間層11、酸化物超電導層12、保護層13が順に積層された積層体と、その積層体の周囲を覆う安定化層14と、を備えている。
基板10は、例えばハステロイ(登録商標)に代表されるニッケル合金であり、厚さは10〜500μmの範囲である。酸化物超電導層12を構成する超電導材料としては、例えば一般式REBa2Cu3OX(RE123)で表されるRE−Ba−Cu−O系酸化物超電導体(REBCO系酸化物超電導体)が挙げられる。中間層11、保護層13についてはテープ状の酸化物超電導体において従来公知の構成を採用することができる。図3では、多層構造を分かりやすく示すために、超電導積層体1の幅に対する厚さを厚く図示しているが、実際にはテープ幅に対してその厚さは非常に薄い。つまり、この超電導積層体1は、長尺なテープ状の酸化物超電導積層体である。例えば、超電導積層体1の幅は2〜12mm、厚さは85〜280μm、長さは1〜100m、である。
安定化層14は、酸化物超電導層12が常電導状態に転移した時に発生する過電流を転流させるバイパス部としての機能を有する。安定化層14の構成材料としては、銅、銅合金が挙げられ、めっき(例えば電解めっき)によって形成することができる。安定化層14の厚さは、特に限定されないが、例えば10〜300μm程度である。
上述した超電導積層体1を2本重ね合わせて、その外面に絶縁被覆層16を形成することでバンドル導体2が構成される。絶縁被覆層16は、樹脂テープを巻きつける方法や、その外面に樹脂を塗布して焼き付けることで形成することができる。絶縁被覆層16を構成する樹脂としては、例えば、ポリイミド樹脂が挙げられる。絶縁被覆層16の厚さは、特に限定されないが、例えば10〜20μm程度である。
このようなバンドル導体2において、2本の超電導積層体1(第1超電導積層体1A及び第2超電導積層体1B)は、酸化物超電導層12が配置された互いの一面20側を向かい合わせて配置されている。つまり、超電導積層体1において、一面20側とは、酸化物超電導層12が配置される側である。また、超電導積層体1において、他面30側とは、基板10が配置される側である。
バンドル導体2の構造の利点として、一方の超電導積層体1(例えば、第1超電導積層体1A)の長手方向の一部において電気抵抗が生じて臨界電流が流れなくなったときに、一方の超電導積層体1に流れていた電流を他方の超電導積層体1(例えば、第2超電導積層体1B)に迂回させることができる。
また、バンドル導体2においては、酸化物超電導層12同士の距離が近くなるように、2本の超電導積層体1の一面20側を向き合わせた方が、一方の酸化物超電導層12から他方の酸化物超電導層12へ電気が迂回するときに電気抵抗が低くなる。逆に、酸化物超電導層12同士の距離が遠くなるように、2本の超電導積層体1の他面30側を向き合わせると、一方の酸化物超電導層12から他方の酸化物超電導層12までの迂回経路が長くなり、電気が流れるときの電気抵抗が高くなる。
上述したバンドル導体2をコイル状に巻回することでバンドル型超電導コイルが構成される。具体的には、巻芯(不図示)を中心に、第1超電導積層体1Aを内側、第2超電導積層体1Bを外側にした状態で巻回することで、図2に示されるような超電導コイル200が構成される。超電導コイル200の最外周ターンにおいては、2本の超電導積層体1を束ねる絶縁被覆層16が除去されて、第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとに離間している。そして、離間した第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとの間には、電極40が挟まれている。電極40は、超電導コイル200を図示しない外部に電気的に接続するものであり、図1に示すような接続端子41を備えている。このような電極40は、例えば、銅などの導体金属から形成されている。
電極40は、図2に示すように、超電導コイル200の内側を向いた内側接続面40aと、超電導コイル200の外側を向いた外側接続面40bとを有する。電極40の内側接続面40aには、バンドル導体2の第1超電導積層体1Aが接続されており、外側接続面40bには、バンドル導体2の第2超電導積層体1Bが接続されている。更に詳述すると、電極40の内側接続面40aには、第1超電導積層体1Aの一面20が半田等の接合材を介して接続されており、外側接続面40bには、第2超電導積層体1Bの一面20が半田等の接合材を介して接続されている。
超電導コイル200においては、電極40の厚さ(超電導コイル200の巻回軸と平行な方向から見たときの、内側接続面40aと外側接続面40bとの間の距離)が、第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとの離間位置に向かって減少している。本実施形態の電極40は、第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとの離間位置に向かって延びる円弧状の先細り形状を有する。第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとの離間位置とは、最外周ターンのバンドル導体2が、第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとが離間し始める起点である。外側接続面40bは、内側接続面40aよりも曲率半径が小さい。外側接続面40bの両端は、内側接続面40aの両端と接続されている。
電極40の内側接続面40aの曲率半径は、超電導コイル200の最外周ターンの曲率半径と等しくなっている。なお、ここで、電極40の内側接続面40aの曲率半径が、超電導コイル200の最外周ターンの曲率半径と「等しい」とは、電極40が乗り上げる第1超電導積層体1Aの厚み分程度の誤差は許容するものとする。
電極40が第1超電導積層体1Aの一面20と接続する第1接続長L1は、電極40が第2超電導積層体1Bの一面20と接続する第2接続長L2と等しくなっていると良い。この構成によれば、電極40と第1超電導積層体1Aとの間の接続抵抗と、電極40と第2超電導積層体1Bとの接続抵抗とが等しくすることができる。なお、ここで、電極40が第1超電導積層体1Aの一面20と接続する第1接続長L1が、電極40が第2超電導積層体1Bの一面20と接続する第2接続長L2と「等しい」とは、第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bの端面の加工精度に起因する不揃い程度の誤差は許容するものとする。
上記構成の電極構造体100によれば、電極40が第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとの離間位置に向かって厚さが減少しており、円弧状の先細り形状を有するので、超電導コイル200の最外周ターンにおいて離間した第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bが、電極40の内側接続面40aと外側接続面40bに沿って接続されたときに、電極40の外側接続面40bと接続されるバンドル導体2の応力集中と曲げ歪みを抑制することができる。すなわち、電極40を挟み込んだとしても、図5に示すように従来、電極40のエッジ部Eにおいて生じていた外周側の第2超電導積層体1Bの応力集中及び大きな曲げ歪が緩和もしくは解消し、酸化物超電導層12の超電導特性の低下を抑制できる。
このように、上述した本実施形態の電極構造体100によれば、テープ状の基板10上に酸化物超電導層12が配された第1超電導積層体1A及び第2超電導積層体1Bを備え、第1超電導積層体1A及び第2超電導積層体1Bは、酸化物超電導層12が配置された互いの一面20側を向かい合わせて重ねたバンドル導体2を形成し、バンドル導体2は、第1超電導積層体1Aを内側、第2超電導積層体1Bを外側にしてコイル状に巻かれて超電導コイル200を形成し、超電導コイル200の最外周ターンにおいて、第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとの間に挟まれる電極40を備え、電極40は、第1超電導積層体1Aと第2超電導積層体1Bとの離間位置に向かって厚さが減少している、という構成を採用することによって、超電導コイル200の最外周ターンにおいて電極40と接続されるバンドル導体2の応力集中と曲げ歪みを抑制することができる。また、上記構成の電極構造体100を備える超電導コイル200によれば、酸化物超電導層12の超電導特性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、電極40は、第1超電導積層体1Aと接続する内側接続面40aと、第2超電導積層体1Bと接続する外側接続面40bと、を有し、外側接続面40bが、内側接続面40aよりも曲率半径が小さい。この構成によれば、電極40の外側接続面40bの方が、内側接続面40aよりもバンドル導体2(第2超電導積層体1B)と接続可能な部分が長くなるため、外側接続面40bの方でバンドル導体2(第2超電導積層体1B)との接続長を調整することができる。したがって、電極40に対する第1超電導積層体1A及び第2超電導積層体1Bの接続長を揃え易くなる。
また、本実施形態では、内側接続面40aの曲率半径が、超電導コイル200の最外周ターンの曲率半径と等しい。この構成によれば、第1超電導積層体1Aが超電導コイル200から浮くことなく、電極40の内側接続面40aと第1超電導積層体1Aが良好に接続することができる。
また、本実施形態では、電極40と第1超電導積層体1Aとの第1接続長L1が、電極40と第2超電導積層体1Bとの第2接続長L2と等しい。この構成によれば、電極40に対する第1超電導積層体1A及び第2超電導積層体1Bの接続抵抗が同じになり、コイル特性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を記載し説明してきたが、これらは本発明の例示的なものであり、限定するものとして考慮されるべきではないことを理解すべきである。追加、省略、置換、およびその他の変更は、本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。従って、本発明は、前述の説明によって限定されていると見なされるべきではなく、特許請求の範囲によって制限されている。
例えば、本発明は、図4に示すような変形例を採用し得る。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図4は、一実施形態に係るバンドル型超電導コイルの電極構造体の変形例を示す正面図である。
例えば、図4に示す電極40のように、一部に非導体部50を備えて、電極40の全体が導体部(導体金属)でなくても構わない。図4に示す電極40であっても、導体部が第1超電導積層体1Aと接続する第1接続長L1は、該導体部が第2超電導積層体1Bと接続する第2接続長L2と等しくすることができる。非導体部50は、例えば、直方体状の電極40をはめ込む貫通孔を有するホルダであっても構わない。このような非導体部50は、樹脂成形体などから形成することができる。
例えば、図4に示す電極40のように、一部に非導体部50を備えて、電極40の全体が導体部(導体金属)でなくても構わない。図4に示す電極40であっても、導体部が第1超電導積層体1Aと接続する第1接続長L1は、該導体部が第2超電導積層体1Bと接続する第2接続長L2と等しくすることができる。非導体部50は、例えば、直方体状の電極40をはめ込む貫通孔を有するホルダであっても構わない。このような非導体部50は、樹脂成形体などから形成することができる。
1…超電導積層体、1A…第1超電導積層体、1B…第2超電導積層体、2…バンドル導体、10…基板、12…酸化物超電導層、20…一面、40…電極、40a…内側接続面、40b…外側接続面、100…電極構造体、200…超電導コイル(バンドル型超電導コイル)、L1…第1接続長、L2…第2接続長
Claims (5)
- テープ状の基板上に酸化物超電導層が配された第1超電導積層体及び第2超電導積層体を備え、
前記第1超電導積層体及び前記第2超電導積層体は、前記酸化物超電導層が配置された互いの一面側を向かい合わせて重ねたバンドル導体を形成し、
前記バンドル導体は、前記第1超電導積層体を内側、前記第2超電導積層体を外側にしてコイル状に巻かれて超電導コイルを形成し、
前記超電導コイルの最外周ターンにおいて、前記第1超電導積層体と前記第2超電導積層体との間に挟まれる電極を備え、
前記電極は、前記第1超電導積層体と前記第2超電導積層体との離間位置に向かって厚さが減少している、バンドル型超電導コイルの電極構造体。 - 前記電極は、前記第1超電導積層体が接続される内側接続面と、前記第2超電導積層体が接続される外側接続面と、を有し、
前記外側接続面は円弧状に形成されている、請求項1に記載のバンドル型超電導コイルの電極構造体。 - 前記電極は、前記外側接続面が、前記内側接続面よりも曲率半径が小さい、請求項2に記載のバンドル型超電導コイルの電極構造体。
- 前記電極と前記第1超電導積層体との第1接続長が、前記電極と前記第2超電導積層体との第2接続長と等しい、請求項1〜3のいずれか一項に記載のバンドル型超電導コイルの電極構造体。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載のバンドル型超電導コイルの電極構造体を備える、バンドル型超電導コイル。
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