JP2021131408A - 地図表示システム、地図表示プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者が視覚的な煩雑さを感じる可能性を低減する技術の提供。【解決手段】地図をディスプレイに表示する地図表示部と、地図上の地点を示す地点アイコンが前記ディスプレイに表示されていない第1状態から表示される第2状態に切り替わった場合に、切り替えから少なくとも既定期間は前記地点アイコンを強調表示し、前記既定期間が経過した場合に前記地点アイコンを通常表示する、地点アイコン表示部と、を備える地図表示システムを構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、地図表示システム、地図表示プログラムに関する。
従来、車載ナビゲーション装置において、地図上に表示した現在地マークで車両の現在地を示すことが知られている。特許文献1には、車両の現在地の状況変化(例えば、道路種別の変化、高度の変化、等)に応じて現在地マークの表示態様を変更することが記載されている。
特開2002−296053号公報
一方、利用者が現在位置を容易に認識できるように、現在位置アイコンを地図上の他のオブジェクトよりも強調表示(例えば点滅表示)することも知られている。しかし、利用者が現在位置を認識した後も常に現在位置アイコンが強調表示されると、視覚的に煩雑であると利用者が感じる可能性がある。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、利用者が視覚的な煩雑さを感じる可能性を低減する技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、地図表示システムは、地図をディスプレイに表示する地図表示部と、地図上の地点を示す地点アイコンがディスプレイに表示されていない第1状態から表示される第2状態に切り替わった場合に、切り替えから少なくとも既定期間は地点アイコンを強調表示し、既定期間が経過した場合に地点アイコンを通常表示する、地点アイコン表示部と、を備える。
さらに、上記の目的を達成するため、地図表示プログラムは、コンピュータを、地図をディスプレイに表示する地図表示部と、地図上の地点を示す地点アイコンがディスプレイに表示されていない第1状態から表示される第2状態に切り替わった場合に、切り替えから少なくとも既定期間は地点アイコンを強調表示し、既定期間が経過した場合に地点アイコンを通常表示する、地点アイコン表示部、として機能させる。
第1状態から第2状態への切り替えから少なくとも既定期間において地点アイコンを強調表示することにより、利用者が地図上の地点アイコンの位置を容易に認識できる可能性を高めることができる。一方で、既定期間が経過した場合、地点アイコンは通常表示されるため、利用者が地点アイコンの位置を認識した後も継続的に強調表示された地点アイコンが視野内に入ることを防止できる。そのため、この地図表示システム、地図表示プログラムによれば、利用者が視覚的な煩雑さを感じる可能性を低減できる。
地図表示システムの構成を示すブロック図。 図2Aおよび図2Bは、強調表示と通常表示の例を示すタイミングチャート。 表示制御処理のフローチャート。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)地図表示システムの構成:
(2)表示制御処理:
(3)他の実施形態:
(1)地図表示システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる地図表示システムとしてのスマートフォン10の構成を示すブロック図である。スマートフォン10は、利用者が携帯する携帯端末であり、本実施形態においては、利用者が運転する車両のインストルメントパネル等のホルダに取り付けて利用されることを想定している。スマートフォン10は、制御部20と記録媒体30と測位センサ41とタッチパネルディスプレイ42とを備える。制御部20は、CPUとRAMとROM等を備えたコンピュータであり、図示しないナビゲーションプログラム等を含む各種のプログラムを実行する。本実施形態において、地図表示プログラム21はナビゲーションプログラムの一部である。
測位センサ41は、スマートフォン10の現在位置と進行方向とを算出するために必要な情報を取得するセンサであり、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部や加速度センサやジャイロセンサや地磁気センサ等を備える。制御部20は、測位センサ41が出力する信号に基づいてスマートフォン10の現在位置と進行方向とを算出する。なお、制御部20は、図示しない無線通信回路が検出した基地局の位置情報等に基づいて現在位置を補正してもよい。
タッチパネルディスプレイ42は、利用者のタッチ操作に対応する操作信号を制御部20に出力するタッチセンサと、制御部20から出力された映像信号に基づいて任意の画像を表示するディスプレイとを含む。
記録媒体30は、地図情報30aを記録している。地図情報30aは、スマートフォン10の位置や案内対象の施設の特定、地図の表示等に利用される情報であり、道路上に設定されたノードの位置等を示すノードデータ,ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間点データ,ノード同士の連結を示すリンクデータ,道路やその周辺に存在する地物の位置等を示すデータ等を含んでいる。
制御部20は、目的地までのナビゲーション機能を有するアプリケーションプログラム(以降、ナビゲーションプログラムと呼ぶ)を実行可能である。本実施形態において地図表示プログラム21は、ナビゲーションプログラムの一部であり、地図表示部21aと地点アイコン表示部21bとを含む。
地図表示部21aは、地図をディスプレイに表示する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態において、地図表示部21aの機能により制御部20は、測位センサ41の出力に基づいて現在位置と進行方向とを取得し、現在位置を含む矩形状の表示対象領域を示す地図をタッチパネルディスプレイ42に表示させる。例えば、ヘディングアップ表示やノースアップ表示等の地図表示態様を利用者は選択可能である。ヘディングアップ表示が選択されている場合、制御部20は、進行方向がタッチパネルディスプレイ42の上方に向き、予め設定された縮尺に対応する大きさの領域を表示対象領域として設定する。このとき、制御部20は、現在位置が表示対象領域内の予め決められた基準位置に位置するように表示対象領域を設定する。
なお、タッチパネルディスプレイ42への利用者の操作によって地図のスクロールや拡縮や回転が可能であり、このような操作がなされた場合、制御部20は地図表示部21aの機能により、操作内容に応じて表示対象領域を変化させる。表示対象領域が変化することによって、現在位置が表示対象領域外となりうる。
地点アイコン表示部21bは、地図上の地点を示す地点アイコンがディスプレイに表示されていない第1状態から表示される第2状態に切り替わった場合に、切り替えから少なくとも既定期間は地点アイコンを強調表示し、既定期間が経過した場合に地点アイコンを通常表示する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態において、地点アイコンが表示される地点は、スマートフォン10の現在位置であり、地点アイコンは、スマートフォン10の現在位置を指し示す現在位置アイコンである。現在位置アイコンは、例えば、表示対象領域内の現在位置に該当する位置に表示されるアイコンであり、略二等辺三角形の図形を含む。略二等辺三角形の頂角が向く方向によって進行方向が表現される。
本実施形態において、第1状態は、現在位置アイコンがタッチパネルディスプレイ42に表示されていない状態である。第1状態には、次の3つの例を含む複数の場合が考えられる。例1は、ナビゲーションプログラムがフォアグラウンドで実行されており、地図表示部21aの機能により地図はタッチパネルディスプレイ42に表示されているが表示対象領域に現在位置が含まれない場合である。例2は、ナビゲーションプログラムはフォアグラウンドで実行されているが、ナビゲーションの設定ウィンドウや通知ウィンドウが表示されており地図が表示されていない場合である。例3は、ナビゲーションプログラムがフォアグラウンドで実行されていない場合やナビゲーションプログラムによる画面が視認できない状態等であり、例えば他のアプリケーションプログラム等がフォアグラウンドで実行されている場合や、タッチパネルディスプレイが消灯している場合等を想定してよい。
第2状態は、本実施形態において、現在位置アイコンがタッチパネルディスプレイ42に表示されている状態である。すなわち、第2状態の場合、ナビゲーションプログラムがフォアグラウンドで実行されており、地図表示部21aによって表示される地図の表示対象領域内に現在位置が含まれている。
第2状態から第1状態への切り替わりは利用者の操作やスマートフォン10の内部的なイベントの発生等によって生じうる。内部第2状態から第1状態の例1へは、本実施形態においては例えば、利用者による地図のスクロール操作や拡縮操作等によって切り替わる。第2状態から第1状態の例2へは、例えば、利用者がナビゲーションプログラムに対する設定操作を行ったことやナビゲーションプログラムにおける通知対象のイベントが発生したこと等によって切り替わりうる。第2状態から第1状態の例3へは、例えば、利用者がフォアグラウンドで実行するアプリケーションプログラムをナビゲーションプログラム以外に切り替える操作を行ったことや、なんらかのイベントが発生してナビゲーションプログラムがフォアグラウンドでは実行されなくなったこと、タッチパネルディスプレイ42を消灯させる操作を利用者が行ったこと、省電力プログラム等によってタッチパネルディスプレイ42が消灯したこと等によって切り替わりうる。もちろん他の要因によっても第2状態から第1状態に切り替わりうる。
第1状態から第2状態への切り替わりは、利用者の操作や、スマートフォン10の内部的なイベント発生等に応じて生じうる。第1状態の例1から第2状態へは、本実施形態においては例えば、利用者の地図スクロール操作や拡縮操作や、現在位置表示に戻る操作等によって切り替わる。現在位置表示に戻る操作が行われると、制御部20は、現在位置アイコンが表示対象領域内の基準位置に位置するように表示対象領域を設定する。第1状態の例2から第2状態へは、例えば、利用者が現在位置周辺の地図を表示させる操作を行ったことに応じて切り替わる。第1状態の例3から第2状態へは、例えば、利用者が再びナビゲーションプログラムをフォアグラウンドで実行させる操作を行った場合や、タッチパネルディスプレイ42を点灯に切り替える操作を行った場合等に切り替わる。このように様々な要因によって第1状態から第2状態に切り替わりうる。
いずれにしても、第1状態から第2状態への切り替わりを検知すると、制御部20は、現在位置アイコンの強調表示を開始する。すなわち制御部20は、地点アイコン表示部21bの機能により、測位センサ41の出力に基づいて現在位置を取得する。また、地図表示部21aにより制御部20は、各種表示パラメータに基づいて表示対象領域を設定し、表示対象領域の地図をタッチパネルディスプレイ42に表示する。各種表示パラメータとは例えば、ノースアップ表示/ヘディングアップ表示の選択、縮尺、現在位置アイコンを表示対象領域内の基準位置に表示する状態か否かの情報、基準位置に表示しない状態であれば利用者が指定した表示範囲を示す情報等を含む。
本実施形態において、現在位置アイコンを表示と非表示を周期的に繰り返す点滅表示を行うことによって強調表示を実施する。制御部20は地点アイコン表示部21bの機能により、点滅表示の表示期間においては表示対象領域内の現在位置に相当する位置の地図上に現在位置アイコンを重畳表示し、点滅表示の非表示期間においては当該位置に現在位置アイコンを重畳表示しない(現在位置アイコンを消去する)。
また、制御部20は、第1状態から第2状態への切り替わりを検知すると、切り替えからの経過時間を計測する。本実施形態においては、切り替えから既定期間が経過すること(切り替えからの経過時間が既定期間の長さを超えること)が、現在位置アイコンを強調表示から通常表示に戻すための1つの条件(条件1)として採用される。既定期間は、予め決められた長さの期間である。なお現在位置アイコンの通常表示は、本実施形態においては、周期的に表示と非表示を繰り返すのではなく、継続的に現在位置アイコンを表示することである。
本実施形態において、第2状態の場合、且つ、地図表示システムが移動中である場合、地点アイコンを強調表示する構成を採用する。スマートフォン10と共に移動中の利用者が長期間に渡ってタッチパネルディスプレイ42に表示された地図を見続ける可能性は低いことが考えられる。すなわち本実施形態においては、移動中は、自身の周囲の状況も確認しながら移動する必要があるため、タッチパネルディスプレイ42だけを継続的に注視せず、タッチパネルディスプレイ42の地図を見るのは短期間であることを想定している。そのため、本実施形態では第2状態であって移動中の場合は現在位置アイコンを強調表示させる。その結果、タッチパネルディスプレイ42の地図に視線を移す短い期間において利用者が現在位置アイコンを認識しやすくすることができる。
なお、制御部20は、測位センサ41の出力に基づいて取得した現在位置の履歴を記録しておき、直近期間において位置が変化している場合にスマートフォン10が移動中であると判断する。直近期間は、現在から過去に一定時間遡った期間である。また、制御部20は、スマートフォンが移動中でない場合は停止中であると判断する。
また本実施形態において、第2状態の場合、且つ、スマートフォン10の停止継続時間が閾値を超えた場合に、制御部20は、地点アイコンは通常表示する構成を採用する。すなわち、本実施形態において、停止継続時間が閾値を超えたことが、現在位置アイコンを強調表示から通常表示に戻すもう1つの条件(条件2)として採用される。従って本実施形態において、条件1と条件2を両方満たした場合に、制御部20は、現在位置アイコンを強調表示することをやめて通常表示に戻す。停止継続時間が閾値を超えて継続している場合、継続的にタッチパネルディスプレイ42の地図を利用者が見続けることが可能な状況である。そのような場合に、条件1と条件2の両方を満たしたら通常表示とすることで、利用者が視覚的な煩雑さを感じにくいようにできる。なお、停止継続時間の閾値が示す時間の長さは、既定期間の長さと同じであってもよいし、異なっていても良い。
図2Aおよび図2Bは、現在位置アイコンの強調表示と通常表示の一例を示すタイミングチャートである。図2Aの例において、第1状態から第2状態に切り替わった時刻t1から制御部20は現在位置アイコンの強調表示を開始する。図2Aの例において、スマートフォン10は時刻t1よりも前から停止中であり、時刻t1から既定期間が経過した時刻t2においては、停止継続時間が閾値を超えている。そのため、制御部20は、時刻t2から現在位置アイコンを通常表示に戻す。
図2Bの例において、時刻t6よりも前は、第2状態且つ移動中であるため、制御部20は、現在位置アイコンを継続的に強調表示する。第2状態から第1状態に切り替わった時刻t6以降、再び第2状態に切り替わる時刻t7までの間、制御部20は、現在位置アイコンをタッチパネルディスプレイに表示しない。時刻t7より後の時刻t8にスマートフォン10が移動を終了し停止したことを検出すると、制御部20は、停止継続時間の計測を開始する。図2Bの例では、第1状態から第2状態に切り替わった時刻t7から既定期間が経過した時刻t9において、停止継続時間が閾値を超えていないため、制御部20は現在位置アイコンの強調表示を継続する。停止継続時間が閾値を超えた時刻t10において、時刻t7から開始された第2状態は継続しているため、制御部20は、時刻t10において現在位置アイコンを強調表示から通常表示に戻す。
以上のように、本実施形態によれば、第1状態から第2状態への切り替えから少なくとも既定期間において現在位置アイコンを強調表示することにより、利用者が地図上の現在位置アイコンの位置を容易に認識できる可能性を高めることができる。一方で、既定期間が経過した場合現在位置アイコンは通常表示されるため、利用者が現在位置アイコンの位置を認識した後も継続的に強調表示された現在位置アイコンが視野内に入ることを防止できる。その結果、利用者が視覚的な煩雑さを感じる可能性を低減できる。
図2Aの例において、停止期間が閾値以上継続し、且つ、第1状態から第2状態への切り替えから既定期間よりも長く継続している時刻t3において、スマートフォン10が移動を開始したことを検出すると、制御部20は、現在位置アイコンを通常表示から強調表示に切り替える。時刻t3よりも後の時刻t4にスマートフォン10の停止を検出しても、停止継続時間が閾値未満の間は、制御部20は現在位置アイコンの強調表示を継続する。時刻t4から閾値未満の時間が経過した時刻t5において再びスマートフォン10が移動し始めたことを検出すると、制御部20は、現在位置アイコンの強調表示を継続する。本実施形態においては、閾値未満の停止は、信号待ちや混雑等で短期間停止したに過ぎないことを想定している。そのため、このような場合は、走行中と同様に、現在位置アイコンの強調表示を継続することによって、利用者が短期間で現在位置アイコンを認識しやすいようにすることができる。
(2)表示制御処理:
次に、図3のフローチャートを参照しながら制御部20が実行する表示制御処理を説明する。表示制御処理は、例えば予め決められた時間が経過する毎に繰り返し実行される処理である。表示制御処理が開始されると、制御部20は、地点アイコン表示部21bの機能により、第2状態であるか否かが判定される(ステップS100)。すなわち制御部20は、タッチパネルディスプレイ42に現在位置アイコンが表示される状態であるか否かを判定する。具体的には、タッチパネルディスプレイ42が点灯状態であり、且つ、ナビゲーションプログラムがフォアグラウンドで表示される状態であり、且つ、ナビゲーションプログラムにおいて地図が表示される状態であり、且つ、地図の表示対象領域内に現在位置が含まれる状態である場合に、制御部20は現状が第2状態であると判定する。第2状態であると判定されない場合、制御部20は現状が第1状態であると判定する。
ステップS100において、第2状態であると判定された場合、制御部20は、地点アイコン表示部21bの機能により、第1状態から第2状態への切り替えから既定期間が経過したか否かを判定する(ステップS105)。すなわち、制御部20は、第1状態から第2状態への切り替えを検出すると経過時間の計測を開始し、次に第1状態に切り替わるまで計測を継続する。そしてステップS105では、制御部20は、経過時間が、既定期間の長さを超えたか否かを判定する。
ステップS105において経過したと判定されなかった場合、制御部20は、地図を表示し、地図上に現在位置アイコンを強調表示する(ステップS110)。すなわち制御部20は測位センサ41の出力に基づいて現在位置を取得する。制御部20は地図表示部21aの機能により、各種表示パラメータに基づいて地図の表示対象領域を設定し、表示対象領域の地図をタッチパネルディスプレイ42に表示する。さらに制御部20は地点アイコン表示部21bの機能により、表示対象領域内の現在位置に該当する位置において現在位置アイコンを強調表示する。具体的に、本実施形態において、制御部20は、点滅表示の表示期間においては表示対象領域内の現在位置に相当する位置の地図上に現在位置アイコンを重畳表示し、点滅表示の非表示期間においては当該位置に現在位置アイコンを重畳表示しない。
ステップS105において経過したと判定された場合、制御部20は、地点アイコン表示部21bの機能により、スマートフォン10は移動中であるか否かを判定する(ステップS115)。例えば制御部20は、スマートフォン10の現在位置の履歴を参照し直近期間において位置が変化している場合に、移動中であると判定する。
ステップS115において移動中であると判定された場合、制御部20は、ステップS110を実行する。ステップS115において移動中であると判定されなかった場合、制御部20は、地点アイコン表示部21bの機能により、停止継続時間が閾値を超えたか否かを判定する(ステップS120)。すなわち制御部20は、移動中から停止中に切り替わったことを検出すると、停止継続時間の計測を開始し、次に移動中に切り替わるまで計測を継続する。そしてステップS120では、制御部20は、停止継続時間が閾値を超えたか否かを判定する。
ステップS120において閾値を超えたと判定されなかった場合、制御部20は、ステップS110を実行する。ステップS120において閾値を超えたと判定された場合、制御部20は、地図を表示し、地図上に現在位置アイコンを通常表示する(ステップS125)。すなわち制御部20は、測位センサ41の出力に基づいて現在位置を取得する。制御部20は地図表示部21aの機能により、各種表示パラメータに基づいて地図の表示対象領域を設定し、表示対象領域の地図をタッチパネルディスプレイ42に表示する。さらに制御部20は地点アイコン表示部21bの機能により、表示対象領域内の現在位置に該当する位置において現在位置アイコンを通常表示する。
ステップS100において第2状態であると判定されなかった場合、すなわち第1状態の場合、制御部20は、ナビゲーションプログラムがフォアグラウンドで表示される状態であるか否かを判定する(ステップS130)。すなわち制御部20は、第1状態のうちの例1や例2に該当するか否かを判定する。
ステップS130において、ナビゲーションプログラムがフォアグラウンドで表示されていると判定された場合、制御部20は、ナビゲーションプログラムの機能による表示を行う(ステップS135)。具体的には、例1の場合、制御部20は地図表示部21aの機能により、地図を表示する。なおこの場合、スクロール操作や拡縮操作等によって現在位置が表示対象範囲外になっており、タッチパネルディスプレイ42に現在位置アイコンが表示されていない状態である。あるいは例2の場合、制御部20は、ナビゲーションプログラムの設定ウィンドウや通知ウィンドウ等をタッチパネルディスプレイ42に表示する。
ステップS130において、ナビゲーションプログラムがフォアグラウンドで表示される状態であると判定されなかった場合、すなわち例1や例2以外の例3等の状態である場合、制御部20は、ナビゲーションプログラム以外の他のプログラムの機能による表示を行う(ステップS140)。具体的には、例えば、他のアプリケーションプログラムがフォアグラウンドである場合、制御部20は他のアプリケーションプログラムの機能による表示を行う。他のアプリケーションプログラムは、本実施形態においてはナビゲーションプログラム以外のアプリケーションプログラムであればよく、例えば、オーディオ再生や電子メール、ハンズフリー通話等のアプリケーションを想定してもよい。また例えば、オペレーティングシステムによる表示がなされる状態の場合、制御部20はオペレーティングシステムの機能によって表示を行う。また例えば、タッチパネルディスプレイ42の消灯状態の場合は、制御部20はタッチパネルディスプレイ42を消灯させる。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、地図表示システムは、スマートフォンやタブレットのような携帯端末に採用されてもよいし、車載のナビゲーションシステムに採用されてもよい。地図表示システムが携帯端末である場合、地図表示システムとともに移動する移動体は任意であり、車両であっても良いし、歩行者であっても良い。また、地図表示システムは、複数の装置(例えば、クライアントとサーバ)によって実現されても良い。
地図表示システムを構成する地図表示部21a、地点アイコン表示部21bの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。例えば、地図表示部21aや地点アイコン表示部21bにおける表示画像生成までの処理がスマートフォンで実施され、表示画像の出力先がスマートフォンと接続された車載機のディスプレイであってもよい。むろん、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。
地図表示部は、地図をディスプレイに表示することができればよい。地図は、ディスプレイの周囲の環境に応じて表示態様の異なる地図を表示してもよい。例えばディスプレイの周囲が基準より暗い場合に夜用の表示態様の地図を表示し、基準より暗くない場合は昼用の表示態様の地図を表示してもよい。また、昼用から夜用、または夜用から昼用に表示態様が切り替わる際、段階的に表示態様が変化するように構成されてもよい。また、段階的な表示態様の変化期間中に地図全体が地点アイコンも含めて例えば白飛びや黒つぶれ等のように地図非表示期間が設けられても良い。この場合、現在位置アイコンがディスプレイ上に表示されない状態となるため、この地図非表示期間は第1状態に相当する。このような地図非表示期間の後に変化後の表示態様の地図上に地点アイコンが表示された場合も、第1状態から第2状態への切り替わりに該当する。このような場合も切りかわりから少なくとも既定期間は地点アイコンを強調表示し、既定期間が経過した場合に地点アイコンを通常表示するように構成されてもよい。なお、このように第1状態から第2状態への切り替わりは利用者の操作に応じて発生する場合に限定されない。
地点アイコン表示部は、地図上の地点を示す地点アイコンがディスプレイに表示されていない第1状態から表示される第2状態に切り替わった場合に、切り替えから少なくとも既定期間は地点アイコンを強調表示し、既定期間が経過した場合に地点アイコンを通常表示することができればよい。上記実施形態においては、条件1と条件2を両方満たした場合に、強調表示から通常表示に切り替える構成を採用したが、条件1のみを満たした場合に強調表示から通常表示に切り替える構成を採用してもよい。例えば地図表示システムが車載ナビゲーションシステムに含まれる場合、次のようにしてもよい。すなわち、ACC ON後に初めて第1状態から第2状態に切り替わった場合は条件1のみを満たせば通常表示し、一旦車両が走行してから第1状態から第2状態に切り替わった場合は条件1,2の両方を満たした場合に通常表示する構成を採用してもよい。
また、移動履歴や移動速度に基づいて電車等の公共交通機関で移動中と判定される場合は、移動中であっても既定期間を経過すれば強調表示から通常表示に戻しても良い。
また、条件2以外の他の条件と条件1を満たした場合に強調表示から通常表示に切り替える構成を採用してもよい。他の条件とは例えば、地点アイコンが現在位置アイコンである場合であって、現在位置が、利用者が走行し慣れた道路である(例えば走行回数が既定回数より多い道路である)こと、等を想定してもよい。走行し慣れた道路を走行中の場合、利用者は現在位置を地図上で確認せずとも現在位置を容易に把握できると考えられる。そのため、走行し慣れた道路であれば走行中であっても、第1状態から第2状態への切り替えから既定期間が経過すれば強調表示から通常表示に切り替えても良い。なお、走行し慣れていない道路であれば既定期間を過ぎても走行中は現在位置アイコンの強調表示が継続されてもよい。
なお、地点アイコンの強調表示は、点滅表示以外の表示態様であってもよい。例えば強調表示は、通常表示よりも利用者の注意を引きやすい色や大きさで表示される表示態様であってもよい。また、地点アイコンで示される地点は、利用者に地図で位置を示す対象地点であればよくどのような属性の地点であってもよい。例えば地点は、地図表示システムの現在位置であってもよいし、経路案内の目的地や経由地であってもよい。目的地や経由地の候補地であってもよい。地点アイコンは、ピンマークであってもよい。
既定期間は、利用者がディスプレイの中から地点アイコンを視認するのに要することが想定される時間に基づいて設定されてよい。例えばディスプレイの大きさが大きいほど既定期間の長さが長く設定されてもよい。
また例えば、既定期間の長さは、第1状態の継続時間が短いほど短い値が設定される構成を採用してもよい。地点アイコンがディスプレイに表示されていない状態が短ければ、直前の第2状態における地点アイコンの位置の記憶を参考に地点アイコンを認識しやすいことが考えられる。そのため、第1状態の継続時間が短いほど既定期間の長さを短くすることにより、利用者が視覚的な煩雑さを感じる可能性を低減できる。なお、第1状態の継続時間を計測し、第1状態から第2状態に切り替わった際の第1状態の継続時間が予め決められた値を超える場合に、少なくとも既定期間は強調表示をし、既定期間が経過した場合に通常表示に戻す構成であってもよい。すなわち、第1状態の継続時間が予め決められた値以下であれば、既定期間を0としてもよい(すなわち強調表示しなくてもよい)。
また例えば、既定期間の長さは、第1状態においてディスプレイにフォアグラウンドで表示されていたウィンドウの種類に応じて設定される構成を採用してもよい。例えば、ナビゲーションプログラムの機能によるウィンドウが表示された(例えばS135)ことによって第1状態となっている場合は、ナビゲーションプログラム以外のプログラムの機能によるウィンドウが表示された(例えばS140)ことによって第1状態となっている場合よりも、既定期間は短く設定されてもよい。前者の場合は後者の場合よりも、利用者においては、地図上の地点アイコンの位置に関心が向けられており、地図上の地点アイコンの位置を後者の場合よりも認識しやすいことが想定可能である。そのため、前者の場合は後者の場合よりも既定期間を短くすることで、利用者に視覚的な煩雑さを感じさせる可能性を低減できる。また例えば、第1状態の例1から第2状態に切り替わった場合は、第1状態の例2から第2状態に切りかわった場合よりも、既定期間の長さを短く設定してもよい。
また例えば、第1状態から第2状態に切り替わるトリガの種類や内容に応じて既定期間の長さが設定されてもよい。例えば、第1状態の例1から第2状態に、スクロール操作やピンチインピンチアウトによる拡縮操作を経て切り替わった場合は、現在位置表示に戻る操作によって第1状態の例1から第2状態に切り替わった場合よりも、現在位置アイコンの位置を認識しにくいことが考えられる。なぜなら、現在位置表示に戻る操作を行った場合、現在位置アイコンは表示領域内の基準位置に表示される仕様であれば、利用者は現在位置アイコンを容易に認識できると考えられる。一方、スクロール操作や拡縮操作を経て第2状態に切り替わった場合、現在位置アイコンは表示領域内の任意の位置となり得る。そのため、現在位置表示に戻る操作によって第2状態に切り替わった場合よりも現在位置アイコンを認識しにくいことが考えられる。従って、地点アイコンの位置を認識しにくくなることが想定される操作に応じて第2状態に切り替わった場合は、地点アイコンの位置を認識しやすいことが想定される操作に応じて第2状態に切り替わった場合よりも、既定期間の長さを長く設定する構成を採用してもよい。
また、強調表示の表示態様が強調の度合いに応じて複数存在してもよい。ディスプレイの中の地点アイコンの認識しやすさをより高めたい状況に応じて強調表示の態様が使い分けられても良い。例えば、走行中は強い度合いの強調表示を行い、停止中であって既定期間中は弱い度合いの強調表示を行っても良い。
地図表示プログラムは、地点アイコンを含む地図を表示する機能を有していればよく、種々の構成を採用可能である。地図表示プログラムは、ナビゲーション機能を持つアプリケーションプログラムの一部であることに限定されない。ナビゲーション機能を有していないアプリケーションプログラムの一部であってもよい。
さらに、本発明のように、地図上の地点を示す地点アイコンがディスプレイに表示されていない第1状態から表示される第2状態に切り替わった場合に、切り替えから少なくとも既定期間は地点アイコンを強調表示し既定期間が経過した場合に地点アイコンを通常表示する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…スマートフォン、20…制御部、21…地図表示プログラム、21a…地図表示部、21b…地点アイコン表示部、30…記録媒体、30a…地図情報、41…測位センサ、42…タッチパネルディスプレイ

Claims (7)

  1. 地図をディスプレイに表示する地図表示部と、
    地図上の地点を示す地点アイコンが前記ディスプレイに表示されていない第1状態から表示される第2状態に切り替わった場合に、切り替えから少なくとも既定期間は前記地点アイコンを強調表示し、前記既定期間が経過した場合に前記地点アイコンを通常表示する、地点アイコン表示部と、
    を備える地図表示システム。
  2. 前記既定期間の長さは、前記第1状態の継続時間が短いほど短い、
    請求項1に記載の地図表示システム。
  3. 前記既定期間の長さは、前記第1状態において前記ディスプレイにフォアグラウンドで表示されていたウィンドウの種類に応じて設定される、
    請求項1または請求項2に記載の地図表示システム。
  4. 前記第2状態の場合、且つ、地図表示システムが移動中である場合、前記地点アイコンは強調表示される、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の地図表示システム。
  5. 前記第2状態の場合、且つ、地図表示システムの停止継続時間が閾値を超えた場合、前記地点アイコンは通常表示される、
    請求項4に記載の地図表示システム。
  6. 前記地点は地図表示システムの現在位置である、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の地図表示システム。
  7. コンピュータを、
    地図をディスプレイに表示する地図表示部、
    地図上の地点を示す地点アイコンが前記ディスプレイに表示されていない第1状態から表示される第2状態に切り替わった場合に、切り替えから少なくとも既定期間は前記地点アイコンを強調表示し、前記既定期間が経過した場合に前記地点アイコンを通常表示する、地点アイコン表示部、
    として機能させる地図表示プログラム。
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