JP2018077243A - ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラム Download PDF

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裕昭 柴▲崎▼
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Abstract

【課題】ユーザの利便性を向上する。
【解決手段】車載装置100は、無線通信を介して受信された情報から他車両V2の位置情報を取得する取得部102と、取得部102により取得された位置情報に基づき、他車両V2の現在位置を電子地図EM上に表示するように、ディスプレイ2を制御する表示制御部104と、他車両V2の現在位置がディスプレイ2による電子地図EMの表示範囲50外にある場合に、他車両V2の現在位置が表示範囲50内となるように、表示範囲50を変更する変更部103とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、無線通信を介して受信された情報に基づき他の移動体の現在位置を表示させる、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラムに関する。
例えば特許文献1には、車車間通信を利用して他の移動体と情報の送受信を行う技術が開示されている。
特開2004−164315号公報
例えば、表示手段による地図の表示範囲が通信可能範囲よりも狭く設定されていたり、上記表示範囲が通信可能範囲と同一又はそれよりも広く設定されている場合に通信状況が好転することで通信可能範囲が上記表示範囲よりも広くなった場合には、現在位置が上記表示範囲外にある、ユーザの比較的遠い位置に存在する他の移動体からも情報受信可能となる。現在位置が上記表示範囲外にある、ユーザの比較的遠い位置に存在する他の移動体の現在位置は、表示手段に表示される地図上には表示されない。
ところで、例えば車両同士が接触するかどうかを知らせる安全運転支援のためには、ユーザの比較的近い位置に存在する他の移動体の存在及びその現在位置を、ユーザに提供できればよいので、現在位置が上記表示範囲外にある、ユーザの比較的遠い位置に存在する他の移動体は、表示手段に表示される地図上に表示されなくても差し支えない。しかしながら、例えば、緊急車両・工事車両・初心者や高齢者が運転する車両など周辺に存在するかどうかに予め気づいていれば予防的あるいは事前回避の意味で運転の役に立ち、また、安全運転支援以外の目的でユーザの家族・知人の車両、ユーザが予め登録した車両等の他の移動体が周辺に存在するかどうか知りたい場合については、その現在位置が上記表示範囲外にある場合、つまりユーザの比較的遠い位置に存在する場合でも、その存在及びその現在位置を、ユーザに提供できれば、非常に便利である。また、地図の縮尺を特に拡大して表示していた場合など縮尺によってはユーザの比較的近い位置に存在する他の移動体の存在も表示できない場合には、上記の安全運転支援のためにもその存在及びその現在位置を、ユーザに提供できれば、非常に便利である。
本発明が解決しようとする課題には、上記した問題が一例として挙げられる。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、無線通信を介して受信された情報から他の移動体の位置情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された位置情報に基づき、前記他の移動体の現在位置を地図上に表示するように、表示手段を制御する表示制御手段と、前記他の移動体の現在位置が前記表示手段による前記地図の表示範囲外にある場合に、前記他の移動体の現在位置が前記表示範囲内となるように、前記表示範囲を変更する変更手段と、を有する。
また上記課題を解決するために、請求項12記載の発明は、無線通信を介して受信された情報から他の移動体の位置情報を取得する取得手順と、前記取得手段により取得された位置情報に基づき、前記他の移動体の現在位置を地図上に表示するように、表示制御する表示制御手順と、前記他の移動体の現在位置が表示手段による前記地図の表示範囲外にある場合に、前記他の移動体の現在位置が前記表示範囲内となるように、前記表示範囲を変更する変更手順と、を有する。
また上記課題を解決するために、請求項13記載の発明は、無線通信を介して受信された情報から他の移動体の位置情報を取得する取得手順と、前記取得手段により取得された位置情報に基づき、前記他の移動体の現在位置を地図上に表示するように、表示制御する表示制御手順と、前記他の移動体の現在位置が表示手段による前記地図の表示範囲外にある場合に、前記他の移動体の現在位置が前記表示範囲内となるように、前記表示範囲を変更する変更手順と、をコンピュータに実行させる。
本発明のナビゲーション装置の一実施形態である車載装置を搭載した車両を含む複数の車両の一例を示す図である。 自車両の電子系統のハードウェア構成例を示すブロック図である。 他車両の車載装置の無線通信制御部の機能構成例を示す機能ブロック図である。 自車両の車載装置の無線通信制御部の機能構成例、及び、CPUが記憶装置に記憶された所定のプログラムを実行することで発揮される制御部の機能構成例を示す機能ブロック図である。 自車両及び他車両の移動に伴う、自車両のディスプレイの表示内容の推移を表す説明図である。 自車両及び他車両の移動に伴う、自車両のディスプレイの表示内容の推移を表す説明図である。 自車両及び他車両の移動に伴う、自車両のディスプレイの表示内容の推移を表す説明図である。 自車両及び他車両の移動に伴う、自車両のディスプレイの表示内容の推移を表す説明図である。 自車両の車載装置におけるCPUが記憶装置に記憶されたナビゲーションプログラムにより実行するナビゲーション方法の制御手順例を示すフローチャートである。 自車両の車載装置におけるCPUが記憶装置に記憶されたナビゲーションプログラムにより実行するナビゲーション方法の制御手順例を示すフローチャートである。 表示範囲をスクロールする変形例における、自車両及び他車両の移動に伴う、自車両のディスプレイの表示内容の推移を表す説明図である。 自車両及び他車両の移動に伴う、自車両のディスプレイの表示内容の推移を表す説明図である。 自車両及び他車両の移動に伴う、自車両のディスプレイの表示内容の推移を表す説明図である。 自車両及び他車両の移動に伴う、自車両のディスプレイの表示内容の推移を表す説明図である。 所定時間経過後に元の表示態様に戻す変形例における、自車両の車載装置の無線通信制御部の機能構成例、及び、CPUが記憶装置に記憶された所定のプログラムを実行することで発揮される制御部の機能構成例を示す機能ブロック図である。 表示範囲の変更が承諾されたら表示範囲を変更する変形例における、自車両の車載装置の無線通信制御部の機能構成例、及び、CPUが記憶装置に記憶された所定のプログラムを実行することで発揮される制御部の機能構成例を示す機能ブロック図である。 予め登録した車両が表示範囲外にいたら表示範囲を変更する変形例における、自車両の車載装置の無線通信制御部の機能構成例、及び、CPUが記憶装置に記憶された所定のプログラムを実行することで発揮される制御部の機能構成例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明のナビゲーション装置の一実施形態である車載装置を搭載した車両を含む複数の車両の一例を示す図である。
図1に示すように、車両V1は車載装置100を搭載しており、車両V2は車載装置200を搭載している。なお、図1中では車両V2を1台のみ示しているが、車両V2は1台のみ存在する場合に限られず複数台存在してもよい。車両V1の車載装置100と車両V2の車載装置200とは、無線通信を介して互いに情報を送受信することが可能である。本実施形態では、車両V1の車載装置100(ナビゲーション装置に相当)が、1台以上の車両V2(他の移動体に相当)の車載装置200から無線通信を介して受信した情報に基づき、1台以上の車両V2の現在位置を後述の電子地図EM上に描画し、後述のディスプレイ2に表示させる場合について説明する。以下適宜、車両V1を「自車両V1」、車両V2を「他車両V2」という。
図2は、自車両V1の電子系統のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、自車両V1は、車載装置100、ディスプレイ2、無線通信アンテナ3、車速センサ4、ブレーキスイッチ5、ウィンカースイッチ6、車載カメラ7、GPS8、及びジャイロセンサ9を有する。
車載装置100は、制御部10、グラフィックコントローラ13、及び無線通信制御部14を有する。
制御部10は、CPU11及び記憶装置12を備える。
CPU11(コンピュータに相当)は、記憶装置12に記憶された各種のプログラム(CPU11に対し後述の図9及び図10のフローに示すナビゲーション方法の各手順を実行させるためのナビゲーションプログラムを含む)を実行することで各種の処理を行うと共に、他の各部との間で情報の交換や各種の制御指示を出力することで、車載装置100全体を制御する機能を有する。
記憶装置12は、ROM12a、RAM12b、及び記憶媒体12cを備える。ROM12aは、上記各種のプログラムやその他必要な情報が予め書き込まれた情報記憶媒体である。RAM12bは、CPU11が上記各種のプログラムを実行する上で必要な情報の書き込み及び読み出しが行われる情報記憶媒体である。記憶媒体12c(登録手段に相当)は、例えばフラッシュメモリやハードディスク等の不揮発性の情報記憶媒体である。この記憶媒体12cは、地図情報等の各種の情報を記憶する。
グラフィックコントローラ13は、CPU11の制御により、ビデオRAM(図示せず)等から画像データを取得し、画像データに基づく画像を描画して、ディスプレイ2に表示させる機能を有する。例えば、グラフィックコントローラ13は、CPU11の制御により、上記記憶媒体12cに記憶された地図情報に基づき、電子地図EM(地図に相当。後述の図5等参照)を描画し、ディスプレイ2に表示させる。また例えば、グラフィックコントローラ13は、CPU11の制御により、自車両V1の位置情報(後述)に基づき、電子地図EM上に自車両V1の現在位置を描画し、ディスプレイ2に表示させたり、1台以上の他車両V2の位置情報(後述)に基づき、電子地図EM上に1台以上の他車両V2の現在位置を描画し、ディスプレイ2に表示させる。なお、グラフィックコントローラ13は、電子地図EM上に、自車両V1の現在位置を描画せず、1台以上の他車両V2の現在位置のみを描画し、ディスプレイ2に表示させてもよい。
ディスプレイ2(表示手段に相当)は、例えばLCDパネル等で構成され、グラフィックコントローラ13から入力された画像信号に基づき、各種の情報画像を表示する。
無線通信制御部14は、無線通信アンテナ3を介した無線通信により、各他車両V2の車載装置200との情報の送受信を制御する機能を有する。
無線通信アンテナ3は、自車両V1の室外に取り付けられ、無線通信制御部14から入力された情報信号の送信と、各他車両V2の車載装置200から受信された情報信号の無線通信制御部14への出力とを行う。
車速センサ4は、自車両V1の走行速度を検出する機能を有する。CPU11は、この車速センサ4の検出信号に基づき、その時点で自車両V1がどのくらいの速度で走行しているかを認識できる。
ブレーキスイッチ5は、自車両V1のブレーキが所定量以上踏み込まれて作動状態に入っているか否か、つまり自車両V1が制動操作による減速中の状態であるか否かを検出する機能を有する。
ウィンカースイッチ6は、自車両V1の右方向又は左方向いずれか一方のウィンカー操作の有無を検出する機能を有する。
車載カメラ7は、例えばCCD撮像素子等を利用して、自車両V1からの撮像方向の風景画像を撮像し、対応する画像信号をCPU11へ出力する機能を有する。なお、車載カメラ7は、赤外線センサやレーダ等でもよい。
GPS8は、自車両V1の現在位置の測位を行い、緯度及び経度で表記した位置情報を取得すると共に、CPU11へ出力する機能を有する。
ジャイロセンサ9は、自車両V1の走行方位(走行方向)を検出する機能を有する。CPU11は、このジャイロセンサ9の検出信号に基づき、その時点で自車両V1がどの方位(方向)に走行しているのかを認識できる。
なお、自車両V1は、上記車速センサ4、ブレーキスイッチ5、ウィンカースイッチ6、車載カメラ7、及びジャイロセンサ9のうちの1以上を備えなくてもよいし、上記以外のハードウェアを備えてもよい。
また、他車両V2の電子系統は、上記と同様のハードウェア構成とすることができるが、必ずしも上記と同様のハードウェア構成とする必要はなく、また各他車両V2同士が同様のハードウェア構成である必要もない。なお、他車両V2では、車載装置200の無線通信制御部を「無線通信制御部24」といい、他の各部については上記と同一の呼称とする。
図3は、他車両V2の車載装置200の無線通信制御部24の機能構成例を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、無線通信制御部24は、送受信部241を備える。
送受信部241は、無線通信を介して情報の送受信を間欠的に行う。この送受信部251の最も主要な機能の1つは、他車両V2の識別情報(以下適宜「車両ID」という)、及び、GPS8により検出された他車両V2の位置情報を少なくとも含む情報を、無線通信を介して間欠的(例えば100[ms]ごと)に送信することにある。
図4は、自車両V1の車載装置100の無線通信制御部14の機能構成例、及び、CPU11が記憶装置12に記憶された所定のプログラムを実行することで発揮される制御部10の機能構成例を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、無線通信制御部14は、送受信部141を備える。
送受信部141は、無線通信を介して情報の送受信を間欠的に行う。この送受信部141の最も主要な機能の1つは、1台以上の他車両V2における送受信部241から間欠的に送信された、車両ID及び位置情報を少なくとも含む情報を、無線通信を介して間欠的(例えば100[ms]ごと)に受信することにある。この送受信部141により受信された情報は、制御部10へ出力される。なお、情報の送受信を間欠的に行うことに限ることなく、間欠的に無線通信の接続と切断を行うものであってもよい。また、無線通信は常時あるいは連続的に情報パケットの送信を間欠的に行うあるいは連続的に送信される情報の内容の更新が上記の間隔(例えば100[ms]ごと)に行われるものであってもよい。また、他車両V2の送信する現実位置情報とは測位上の誤差を含むものであってもよく、ここではその誤差の程度は問わない。
また、制御部10は、取得部102、変更部103、及び表示制御部104を備える。
取得部102(取得手段に相当)は、送受信部141により受信された情報から、他車両V2の位置情報を少なくとも取得する。この取得部102により取得された情報は、RAM12bに記憶され、蓄積される。
ここで、送受信部151により情報が受信された他車両V2のうちに、取得部102により取得された位置情報に基づく現在位置が、グラフィックコントローラ13による電子地図EMの描画範囲に対応する、ディスプレイ2による電子地図EMの表示範囲50(後述の図5等参照)内にある他車両V2が含まれている場合があり得る。なお、表示範囲50は、基本的には、設定可能な電子地図EMの縮尺として予め用意された複数の縮尺(例えば、1/2500縮尺、1/5000縮尺、1/10000縮尺等)のうちの所定又は所望の縮尺に設定された電子地図EMにおける自車両V1の現在位置が常に略中心位置となる範囲が設定される。このとき、ユーザの手動操作により、電子地図EMの縮尺を大きく又は小さくできることで表示範囲50を縮小又は拡大できたり、表示範囲50をスクロールできてもよい。上記の場合には、表示制御部104(表示制御手段に相当)が、グラフィックコントローラ13を制御し、現在位置が表示範囲50内にある他車両V2に関し、上記取得された位置情報に基づき、所定又は所望の縮尺に設定された電子地図EM上に現在位置を描画させ、ディスプレイ2に表示させる。
一方、送受信部151により情報が受信された他車両V2のうちに、取得部102により取得された位置情報に基づく現在位置が、ディスプレイ2による電子地図EMの表示範囲50外にある他車両V2が含まれている場合があり得る。例えば、表示範囲50が通信可能範囲よりも狭く設定されていることで、現在位置が表示範囲外にある他車両V2から情報が取得される場合や、表示範囲50が通信可能範囲と同一又はそれよりも広く設定されている場合に通信状況が好転することで通信可能範囲が表示範囲50よりも広くなり、現在位置が表示範囲外にある他車両V2から情報が取得されるようになった場合、現在位置が表示範囲50内にある他車両V2が比較的遠い位置に移動することで、当該他車両V2の現在位置が表示範囲50外になった場合等が挙げられる。このような場合には、変更部103(変更手段に相当)が、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、現在位置が表示範囲50内となるように、電子地図EMの縮尺を大きくすることで表示範囲50を拡大(変更に相当)する。この例では、変更部103は、電子地図EMの縮尺を、予め用意された複数の縮尺のうち、送受信部151により情報が受信された他車両V2全ての現在位置が表示範囲50内となる最小の縮尺に変更することで、表示範囲50を拡大する。以下適宜、変更部103により電子地図EMの縮尺が変更される前の表示範囲50を「元の表示範囲50」といい、変更部103により電子地図EMの縮尺が変更された後の表示範囲50を「縮尺変更後の表示範囲50」という。そして、表示制御部104が、グラフィックコントローラ13を制御し、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、上記取得された位置情報に基づき、表示範囲50が元の表示範囲50から縮尺変更後の表示範囲50に変更された(縮尺が大きくされた)電子地図EM上に現在位置を描画させ、ディスプレイ2に表示させる。
図5〜図8は、自車両V1及び他車両V2の移動に伴う、自車両V1のディスプレイ2の表示内容の推移を表す説明図である。なお、これら図5〜図8では、図示の煩雑を避けて理解を容易とするために、情報を送信している他車両V2を1台としている。
図5(a)には、自車両V1が、図中上下方向に沿った道路R1を図中上側に向かって走行していると共に、他車両V2が、上記道路R1と交差する図中左右方向に沿った道路R2を図中右側に向かって走行している状況を示している。図5(a)に示す状況では、自車両V1は、送受信部151により他車両V2から情報が受信されておらず、また他車両V2は1/2500縮尺の電子地図EMの表示範囲50外に存在している。
この場合、図5(b)に示す例のように、ディスプレイ2に表示された、1/2500縮尺の電子地図EM上には、自車両V1の現在位置を示すマークM1が略中心位置に表示されるが、他車両V2の現在位置を示すマークは表示されない。
上記図5(a)に示す状況よりも少し後の状況を示す図6(a)には、自車両V1が、道路R1の上記図5(a)に示す位置よりも少し図中上側を図中上側に向かって走行していると共に、他車両V2が、道路R2の上記図5(a)に示す位置よりも少し図中右側を図中右側に向かって走行している状況を示している。図6(a)に示す状況では、自車両V1は、送受信部151により他車両V2から情報が受信されることで、取得部102により他車両V2の位置情報が取得されており、また他車両V2は1/2500の縮尺電子地図EMの表示範囲50外に存在している。この図6(a)に示す時点では、変更部103により、電子地図EMの縮尺が1/2500縮尺から他車両V2の現在位置が表示範囲50となる最初の縮尺である1/10000縮尺に変更されることで、表示範囲50が拡大される。そして、表示制御部104により、グラフィックコントローラ13が制御され、表示範囲50が元の表示範囲50から縮尺変更後の表示範囲50に変更された(1/2500縮尺から1/10000縮尺に変更された)電子地図EM上に他車両V2の現在位置が描画される。
この場合、図6(b)に示す例のように、ディスプレイ2に表示された、表示範囲50が元の表示範囲50から縮尺変更後の表示範囲50に変更された(1/2500の縮尺から1/10000の縮尺に変更された)電子地図EM上には、自車両V1の現在位置を示すマークM1が略中心位置に表示されると共に、他車両V2の現在位置を示すマークM2が表示される。
また、上記図5(a)や図6(a)に示す状況と異なる状況を示す図7(a)には、自車両V1が、道路R1を図中上側に向かって走行していると共に、他車両V2が、道路R2を図中右側に向かって走行している状況を示している。図7(a)に示す状況では、自車両V1は、送受信部151により他車両V2から情報が受信されることで、取得部102により他車両V2の位置情報が取得されており、また他車両V2は1/2500縮尺の電子地図EMの表示範囲50内に存在している。この図7(a)に示す時点では、表示制御部104により、グラフィックコントローラ13が制御され、1/2500縮尺の電子地図EM上に他車両V2の現在位置が描画される。
この場合、図7(b)に示す例のように、ディスプレイ2に表示された、1/2500縮尺の電子地図EM上には、自車両V1の現在位置を示すマークM1が略中心位置に表示されると共に、他車両V2の現在位置を示すマークM2が表示される。
上記図7(a)に示す状況よりも少し後の状況を示す図8(a)には、自車両V1が、道路R1の上記図7(a)に示す位置と略同一の位置で停止していると共に、他車両V2が、道路R2の上記図7(a)に示す位置よりも少し図中右側を図中右側に向かって走行している状況を示している。図8(a)に示す状況では、自車両V1は、送受信部151により他車両V2から情報が受信されることで、取得部102により他車両V2の位置情報が取得されており、また他車両V2は1/2500の縮尺電子地図EMの表示範囲50外に存在している。この図8(a)に示す時点では、変更部103により、電子地図EMの縮尺が1/2500縮尺から他車両V2の現在位置が表示範囲50となる最初の縮尺である1/5000縮尺に変更されることで、表示範囲50が拡大される。そして、表示制御部104により、グラフィックコントローラ13が制御され、表示範囲50が元の表示範囲50から縮尺変更後の表示範囲50に変更された(1/2500縮尺から1/5000縮尺に変更された)電子地図EM上に他車両V2の現在位置が描画される。
この場合、図8(b)に示す例のように、ディスプレイ2に表示された、表示範囲50が元の表示範囲50から縮尺変更後の表示範囲50に変更された(1/2500の縮尺から1/5000の縮尺に変更された)電子地図EM上には、自車両V1の現在位置を示すマークM1が略中心位置に表示されると共に、他車両V2の現在位置を示すマークM2が表示される。
図9及び図10は、上記手法を実現するために、自車両V1の車載装置100におけるCPU11が記憶装置12に記憶されたナビゲーションプログラムにより実行するナビゲーション方法の制御手順例を示すフローチャートである。なお、これら図9及び図10では、図示の煩雑を避けて理解を容易とするために、他車両V2が1台である場合について説明する。但し、他車両V2が複数台である場合は、以下で説明する処理を各他車両V2ごとに実行する等により適用可能である。
図9及び図10において、このフローに示す処理は、例えば自車両V1の車載装置100の電源が投入された場合(言い換えれば、自車両V1のエンジンがONにされた場合)に開始される。
まず、ステップS5で、CPU11は、電子地図EMの縮尺を、予め用意された複数の縮尺のうち、所定又は所望の縮尺に設定する。
そして、ステップS10で、CPU11は、グラフィックコントローラ13を制御し、GPS8から入力された自車両V1の位置情報、及び、記憶媒体12cに記憶された地図情報に基づき、自車両V1の現在位置が略中心位置となるように、上記ステップS5で設定された縮尺(但し、ユーザの手動操作により電子地図EMの縮尺の変更が行われていた場合には、変更後の縮尺)の電子地図EMを描画させると共に、当該電子地図EM上に自車両V1の現在位置を描画させ、ディスプレイ2に表示させる。なお、このステップS10の処理は、所定の時間間隔ごとに繰り返し行われる。
その後、ステップS20に移り、CPU11は、他車両V2における送受信部241から無線通信を介して送信された情報(車両ID及び位置情報を少なくとも含む)が、無線通信制御部14の送受信部141の機能により無線通信を介して受信され、当該情報を無線通信制御部14から入力したか否かを判定する。他車両V2からの情報を無線通信制御部14から入力するまでは、ステップS20の判定は満たされず(S20:NO)、ループ待機する。他車両V2からの情報を無線通信制御部14から入力した場合には、ステップS20の判定が満たされて(S20:YES)、ステップS40に移る。
ステップS40では、CPU11は、上記ステップS20で入力された情報に含まれる車両IDと同一の車両IDがRAM12bに記憶されているか否かを判定することで、他車両V2から情報が受信されたのが最初であるか否かを判定する。上記ステップS20で入力された情報に含まれる車両IDと同一の車両IDがRAM12bに記憶されていない場合には、他車両V2から情報が受信されたのが最初であるとみなされ、ステップS40の判定が満たされて(S40:YES)、ステップS50に移る。
ステップS50では、CPU11は、取得部102の機能により、上記ステップS20で入力された情報から、他車両V2の車両ID及び位置情報を取得する。
そして、ステップS60で、CPU11は、上記ステップS50で取得された車両ID及び位置情報を、RAM12bへ新規記録する。
その後、ステップS70に移り、CPU11は、RAM12bから、上記ステップS60で新規記録された位置情報を取得する。
そして、ステップS80で、CPU11は、上記ステップS70で取得された位置情報に基づく他車両V2の現在位置が、表示範囲50内にあるか否かを判定する。他車両V2の現在位置が表示範囲50内にある場合には、ステップS80の判定が満たされて(S80:YES)、ステップS100に移る。一方、他車両V2の現在位置が表示範囲50外にある場合には、ステップS80の判定は満たされず(S80:NO)、ステップS90に移り、CPU11は、変更部103の機能により、電子地図EMの縮尺を、予め用意された複数の縮尺のうち、上記ステップS70で取得された位置情報に基づく他車両V2の現在位置が表示範囲50内となる最小の縮尺に変更することで、表示範囲50を拡大した後、ステップS100に移る。
上記ステップS80から移行した場合のステップS100では、CPU11は、表示制御部104の機能により、グラフィックコントローラ13を制御し、上記ステップS70で取得された位置情報に基づき、上記ステップS5で設定された縮尺(但し、ユーザの手動操作により電子地図EMの縮尺の変更が行われていた場合には、変更後の縮尺)の電子地図EM上に他車両V2の現在位置を描画させ、ディスプレイ2に表示させる。その後、上記ステップS20に戻り、同様の手順を繰り返す。一方、上記ステップS90から移行した場合のステップS100では、CPU11は、表示制御部104の機能により、グラフィックコントローラ13を制御し、上記ステップS70で取得された位置情報に基づき、上記ステップS90で表示範囲50が元の表示範囲50から縮尺変更後の表示範囲50に変更された(上記ステップS90で設定された縮尺の)電子地図EM上に他車両V2の現在位置を描画させ、ディスプレイ2に表示させる。その後、上記ステップS20に戻り、同様の手順を繰り返す。
一方、上記ステップS40において、上記ステップS20で入力された情報に含まれる車両IDと同一の車両IDがRAM12bに記憶されている場合には、他車両V2から情報が受信されたのが2回目以降であるとみなされ、ステップS40の判定は満たされず(S40:NO)、ステップS110に移る。
ステップS110では、CPU11は、取得部102の機能により、上記ステップS20で入力された情報から、他車両V2の位置情報を取得する。
その後、ステップS120に移り、CPU11は、上記ステップS110で取得された位置情報を、RAM12bへ追加記録する。
そして、ステップS130で、CPU11は、RAM12bから、最新の位置情報を取得する。
その後、ステップS140に移り、CPU11は、上記ステップS130で取得された位置情報に基づく他車両V2の現在位置が、表示範囲50内にあるか否かを判定する。他車両V2の現在位置が表示範囲50内にある場合には、ステップS140の判定が満たされて(S140:YES)、ステップS160に移る。一方、他車両V2の現在位置が表示範囲50外にある場合には、ステップS140の判定は満たされず(S140:NO)、ステップS150に移り、CPU11は、変更部103の機能により、電子地図EMの縮尺を、予め用意された複数の縮尺のうち、上記ステップS130で取得された位置情報に基づく他車両V2の現在位置が表示範囲50内となる最小の縮尺に変更することで、表示範囲50を拡大した後、ステップS160に移る。
上記ステップS140から移行した場合のステップS160では、CPU11は、表示制御部104の機能により、グラフィックコントローラ13を制御し、上記ステップS130で取得された位置情報に基づき、上記ステップS5で設定された縮尺(但し、ユーザの手動操作により電子地図EMの縮尺の変更が行われていた場合には、変更後の縮尺)の電子地図EM上に他車両V2の現在位置を描画させ、ディスプレイ2に表示させる。その後、上記ステップS20に戻り、同様の手順を繰り返す。一方、ステップS150から移行した場合のステップS100では、CPU11は、表示制御部104の機能により、グラフィックコントローラ13を制御し、上記ステップS130で取得された位置情報に基づき、上記ステップS150で表示範囲50が元の表示範囲50から縮尺変更後の表示範囲50に変更された(上記ステップS150で設定された縮尺の)電子地図EM上に他車両V2の現在位置を描画させ、ディスプレイ2に表示させる。その後、上記ステップS20に戻り、同様の手順を繰り返す。
なお、このフローに示す処理は、例えば自車両V1の車載装置100の電源が切断された場合(言い換えれば、自車両V1のエンジンがOFFにされた場合)に終了される。
また、以上説明した図9及び図10において、ステップS50及びステップS110の手順が、取得手順に相当する。また、ステップS100及びステップS160の手順が、表示制御手順に相当する。また、ステップS90及びステップS150の手順が、変更手順に相当する。
以上説明したように、本実施形態の車載装置100(ナビゲーション装置に相当)は、無線通信を介して受信された情報から他車両V2(他の移動体に相当)の位置情報を取得する取得部102(取得手段に相当)と、取得部102により取得された位置情報に基づき、他車両V2の現在位置を電子地図EM(地図に相当)上に表示するように、ディスプレイ2(表示手段に相当)を制御する表示制御部104(表示制御手段に相当)と、他車両V2の現在位置がディスプレイ2による電子地図EMの表示範囲50外にある場合に、他車両V2の現在位置が表示範囲50内となるように、表示範囲50を変更する変更部103(変更手段に相当)と、を有する。
また、本実施形態のナビゲーション方法は、無線通信を介して受信された情報から他車両V2(他の移動体に相当)の位置情報を取得する手順と、取得された位置情報に基づき、他車両V2の現在位置を電子地図EM(地図に相当)上に表示するように、表示制御する手順と、他車両V2の現在位置がディスプレイ2(表示手段に相当)による電子地図EMの表示範囲50外にある場合に、他車両V2の現在位置が表示範囲50内となるように、表示範囲50を変更する手順と、を有する。
また、本実施形態のナビゲーションプログラムは、無線通信を介して受信された情報から他車両V2(他の移動体に相当)の位置情報を取得する手順と、取得された位置情報に基づき、他車両V2の現在位置を電子地図EM(地図に相当)上に表示するように、表示制御する手順と、他車両V2の現在位置がディスプレイ2(表示手段に相当)による電子地図EMの表示範囲50外にある場合に、他車両V2の現在位置が表示範囲50内となるように、表示範囲50を変更する手順と、をCPU11(コンピュータに相当)に実行させる。
本実施形態では、表示制御部104の制御により、取得部102により取得された位置情報に基づく他車両V2の現在位置が、ディスプレイ2に表示されている電子地図EM上に表示される。これにより、ユーザは、ディスプレイ2による電子地図EMの表示範囲50内における、他車両V2の存在及びその現在位置を、視覚的に認識できる。
ここで、例えば、表示範囲50が通信可能範囲よりも狭く設定されていたり、表示範囲50が通信可能範囲と同一又はそれよりも広く設定されている場合に通信状況が好転することで通信可能範囲が表示範囲50よりも広くなった場合には、現在位置が表示範囲50外にある、ユーザの比較的遠い位置に存在する他車両V2からも情報受信可能となる。現在位置が表示範囲50外にある、ユーザの比較的遠い位置に存在する他車両V2の現在位置は、ディスプレイ2に表示される電子地図EM上には表示されない。
ところで、例えば車両同士が接触するかどうかを知らせる安全運転支援のためには、ユーザの比較的近い位置に存在する他車両V2の存在及びその現在位置を、ユーザに提供できればよいので、現在位置が表示範囲50外にある、ユーザの比較的遠い位置に存在する他車両V2は、ディスプレイ2に表示される電子地図EM上に表示されなくても差し支えない。しかしながら、例えば、緊急車両・工事車両・初心者や高齢者が運転する車両など周辺に存在するかどうかに予め気づいていれば予防的あるいは事前回避の意味で運転の役に立ち、また、安全運転支援以外の目的でユーザの家族・知人の車両、ユーザが予め登録した車両等の他車両V2が周辺に存在するかどうか知りたい場合については、その現在位置が表示範囲50外にある場合、つまりユーザの比較的遠い位置に存在する場合でも、その存在及びその現在位置を、ユーザに提供できれば、非常に便利である。また、電子地図EMの縮尺を特に拡大して表示していた場合など縮尺によってはユーザの比較的近い位置に存在する他車両V2の存在も表示できない場合には、上記の安全運転支援のためにもその存在及びその現在位置を、ユーザに提供できれば、非常に便利である。
そこで本実施形態では、他車両V2の現在位置が表示範囲50外にある場合、つまり他車両V2がユーザの比較的遠い位置に存在する場合に、変更部103が、他車両V2の現在位置が表示範囲50内となるように、表示範囲50を自動的に変更する。これにより、現在位置が元の表示範囲50外にあった、ユーザの比較的遠い位置に存在する他車両V2の現在位置を、ディスプレイ2に表示される表示範囲50が変更された電子地図EM上に自動的に表示することができる。この結果、ユーザは、特に操作を行わなくても、自分の比較的遠い位置に存在する他車両V2の存在及びその現在位置を視覚的に認識できるので、ユーザの利便性を向上できる。
また、上記車載装置100においては、変更部103は、他車両V2の現在位置が表示範囲50内となるように、電子地図EMの縮尺を大きくすることで表示範囲50を拡大する。
電子地図EMの縮尺を大きくすることで表示範囲50を拡大することにより、元の表示範囲50では電子地図EM上に表示できなかった他車両V2の現在位置を、表示範囲50が拡大された電子地図EM上に表示でき、ユーザの利便性を確実に向上できる。なお、縮尺を大きくしすぎることで逆に自車両V1のすぐ近くにいる他車両V2との位置関係が見にくくなる場合を考慮し、縮尺を大きくする際に変更できる縮尺の上限を設けてもよい。この場合には上限の縮尺にしてもすべての他車両V2が表示できないことがあるが、その場合には上限の縮尺で表示できる全ての他車両V2を最も適切に表示する縮尺を選択することでもよい。
また、上記車載装置100においては、変更部103は、表示範囲50内にある他車両V2の現在位置が表示範囲50外になった場合に、表示範囲50を変更する。
本実施形態では、現在位置が表示範囲50内にある、ユーザの比較的近い位置に存在する他車両V2が、比較的遠い位置に移動することで、当該他車両V2の現在位置が表示範囲50外になった場合に、変更部103が、当該他車両V2の現在位置が表示範囲50内になるように、表示範囲50を自動的に変更する。これにより、現在位置が元の表示範囲50内から表示範囲50外になった、ユーザの比較的近い位置から遠い位置に移動した他車両V2の現在位置を、ディスプレイ2に表示される表示範囲50が変更された電子地図EM上に自動的に表示することができる。この結果、ユーザは、特に操作を行わなくても、自分の比較的近い位置から比較的遠い位置に移動した他車両V2の現在位置を視覚的に認識できるので、ユーザが当該他車両V2を見失うのを抑えることができ、ユーザの利便性をさらに向上できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順次説明する。
(1)表示範囲をスクロールする場合
上記実施形態では、変更部103は、他車両V2の現在位置が表示範囲50内となるように、電子地図EMの縮尺を大きくすることで表示範囲50を拡大していたが、これに限られず、他車両V2の現在位置が表示範囲50内となるように、表示範囲50をスクロールしてもよい。
本変形例では、送受信部151により情報が受信された他車両V2のうちに、取得部102により取得された位置情報に基づく現在位置が、ディスプレイ2による電子地図EMの表示範囲50外にある他車両V2が含まれている場合には、変更部103が、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、現在位置が表示範囲50内となるように、電子地図EMの縮尺はそのままで表示範囲50をスクロール(変更に相当)する。なお、変更部103は、電子地図EMの縮尺を大きくしつつ表示範囲50をスクロールしてもよい。但し、以下では、説明の便宜上、変更部103が、電子地図EMの縮尺はそのままで表示範囲50をスクロールする場合について説明する。以下適宜、変更部103によりスクロールされる前の表示範囲50を「元の表示範囲50」といい、変更部103によりスクロールされた後の表示範囲50を「スクロール後の表示範囲50」という。そして、表示制御部104が、グラフィックコントローラ13を制御し、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、上記取得された位置情報に基づき、表示範囲50が元の表示範囲50からスクロール後の表示範囲50に変更された(表示範囲50がスクロールされた)電子地図EM上に現在位置を描画させ、ディスプレイ2に表示させる。
図11〜図14は、自車両V1及び他車両V2の移動に伴う、自車両V1のディスプレイ2の表示内容の推移を表す説明図であり、前述の図5〜図8に対応する図である。
図11(a)には、自車両V1が、図中上下方向に沿った道路R3を図中上側に向かって走行していると共に、他車両V2が、上記道路R3と交差する前述の道路R2を図中右側に向かって走行している状況を示している。図11(a)に示す状況では、自車両V1は、送受信部151により他車両V2から情報が受信されておらず、また他車両V2は1/2500縮尺の電子地図EMの表示範囲50外に存在している。
この場合、図11(b)に示す例のように、ディスプレイ2に表示された、1/2500縮尺の電子地図EM上には、自車両V1の現在位置を示すマークM1が略中心位置に表示されるが、他車両V2の現在位置を示すマークは表示されない。
上記図11(a)に示す状況よりも少し後の状況を示す図12(a)には、自車両V1が、道路R3の上記図11(a)に示す位置よりも少し図中上側を図中上側に向かって走行していると共に、他車両V2が、道路R2の上記図11(a)に示す位置よりも少し図中右側を図中右側に向かって走行している状況を示している。図12(a)に示す状況では、自車両V1は、送受信部151により他車両V2から情報が受信されることで、取得部102により他車両V2の位置情報が取得されており、また他車両V2は1/2500の縮尺電子地図EMの表示範囲50外に存在している。この図12(a)に示す時点では、変更部103により、他車両V2の現在位置が表示範囲50内となるように、表示範囲50がスクロールされる。そして、表示制御部104により、グラフィックコントローラ13が制御され、表示範囲50が元の表示範囲50からスクロール後の表示範囲50に変更された1/2500縮尺の電子地図EM上に他車両V2の現在位置が描画される。
この場合、図12(b)に示す例のように、ディスプレイ2に表示された、表示範囲50が元の表示範囲50からスクロール後の表示範囲50に変更された1/2500縮尺の電子地図EM上には、自車両V1の現在位置を示すマークM1が表示されると共に、他車両V2の現在位置を示すマークM2が表示される。
また、上記図11(a)や図12(a)に示す状況と異なる状況を示す図13(a)には、自車両V1が、道路R3を図中上側に向かって走行していると共に、他車両V2が、道路R2を図中左側に向かって走行している状況を示している。図13(a)に示す状況では、自車両V1は、送受信部151により他車両V2から情報が受信されることで、取得部102により他車両V2の位置情報が取得されており、また他車両V2は1/2500縮尺の電子地図EMの表示範囲50内に存在している。この図13(a)に示す時点では、表示制御部104により、グラフィックコントローラ13が制御され、1/2500縮尺の電子地図EM上に他車両V2の現在位置が描画される。
この場合、図13(b)に示す例のように、ディスプレイ2に表示された、1/2500縮尺の電子地図EM上には、自車両V1の現在位置を示すマークM1が略中心位置に表示されると共に、他車両V2の現在位置を示すマークM2が表示される。
上記図13(a)に示す状況よりも少し後の状況を示す図14(a)には、自車両V1が、道路R3の上記図13(a)に示す位置と略同一の位置で停止していると共に、他車両V2が、道路R2の上記図13(a)に示す位置よりも少し図中左側を図中左側に向かって走行している状況を示している。図14(a)に示す状況では、自車両V1は、送受信部151により他車両V2から情報が受信されることで、取得部102により他車両V2の位置情報が取得されており、また他車両V2は1/2500の縮尺電子地図EMの表示範囲50外に存在している。この図14(a)に示す時点では、変更部103により、他車両V2の現在位置が表示範囲50内となるように、表示範囲50がスクロールされる。そして、表示制御部104により、グラフィックコントローラ13が制御され、表示範囲50が元の表示範囲50からスクロール後の表示範囲50に変更された1/2500縮尺の電子地図EM上に他車両V2の現在位置が描画される。
この場合、図14(b)に示す例のように、ディスプレイ2に表示された、表示範囲50が元の表示範囲50からスクロール後の表示範囲50に変更された1/2500縮尺の電子地図EM上には、自車両V1の現在位置を示すマークM1が表示されると共に、他車両V2の現在位置を示すマークM2が表示される。
以上説明したように、本変形例の車載装置100においては、変更部103は、他車両V2の現在位置が表示範囲50内となるように、表示範囲50をスクロールする。
表示範囲50をスクロールすることにより、元の表示範囲50では電子地図EM上に表示できなかった他車両V2の現在位置を、表示範囲50がスクロールされた電子地図EM上に表示でき、ユーザの利便性を確実に向上できる。
なお、前述した縮尺の変更とここで説明したスクロールの両方を行うことで、より適切に表示範囲50を設定してもよい。
(2)所定時間経過後に元の表示態様に戻す場合
すなわち、前述の図4に対応する図15に示すように、本変形例では、車載装置100における制御部10は、取得部102、変更部103、表示制御部104、及び復帰部105を備える。
取得部102、変更部103、及び表示制御部104は、上記実施形態で説明した機能と同様の機能を有する。
復元部105(復元手段に相当)は、前述のようにして、変更部103により表示範囲50が拡大され、ディスプレイ2により、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、縮尺変更後の表示範囲50に変更された電子地図EM上に現在位置が表示された後、所定時間(例えば5秒間)が経過した場合(所定の条件が満たされた場合に相当)に、電子地図EMの縮尺を、変更部103により変更される前の縮尺(この時点の縮尺よりも小さい縮尺)に戻すことで、表示範囲50を縮小し、表示範囲50の表示態様を復元する。
以上説明したように、本変形例の車載装置100においては、ディスプレイ2により、他車両V2の現在位置が変更部103により表示範囲50が変更された電子地図EM上に表示された後、所定の条件が満たされた場合に、表示範囲50の表示態様を復元する復元部105(復元手段に相当)をさらに有する。
表示範囲50変更後所定の条件が満たされた場合に自動的に元の表示範囲50の表示態様に戻すことにより、ユーザが元の表示範囲50の表示態様に戻す操作をわざわざ行わなくてもよいので、ユーザの操作負担を軽減でき、ユーザの利便性をさらに向上できる。
また、上記車載装置100においては、復元部105は、ディスプレイ2により、他車両V2の現在位置が変更部103により表示範囲50が変更された電子地図EM上に表示された後、所定時間が経過した場合に、表示範囲50の表示態様を復元する。
表示範囲50変更後所定時間経過後に自動的に元の表示範囲50の表示態様に戻すことにより、ユーザが元の表示範囲50の表示態様に戻す操作をわざわざ行わなくてもよいので、ユーザの操作負担を軽減でき、ユーザの利便性をさらに向上できる。
なお、上記では、変更部103が上記実施形態で説明した機能と同様の機能を有し、変更部103により表示範囲50が拡大され、ディスプレイ2により、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、縮尺変更後の表示範囲50に変更された電子地図EM上に現在位置が表示された後、所定時間が経過した場合に、復元部105が表示範囲50の表示態様を復元していたが、これに限られない。すなわち、変更部103が上記(1)の変形例で説明した機能と同様の機能を有し、変更部103により表示範囲50がスクロールされ、ディスプレイ2により、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、スクロール後の表示範囲50に変更された電子地図EM上に現在位置が表示された後、所定時間が経過した場合に、復元部105が、表示範囲50を、自車両V1の現在位置が略中心位置となる範囲に戻すことで、表示範囲50の表示態様を復元してもよい。この場合も、上記と同様の効果を得る。なお、上記の場合において、復元部105は、スクロール後の表示範囲50で自車両V1の現在位置が表示されなくなった場合、あるいは、元の表示範囲50では現在位置が表示されていたが、スクロール後の表示範囲50では現在位置が表示されなくなった他車両V2が存在する場合のみ、上記表示範囲50の復元を行ってもよい。
(3)ユーザ視認後に元の表示態様に戻す場合
すなわち、本変形例では、復元部105は、前述のようにして、変更部103により表示範囲50が拡大され、ディスプレイ2により、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、縮尺変更後の表示範囲50に変更された電子地図EM上に現在位置が表示された後、(例えばユーザの視線を検出する等の手法により)他車両V2の現在位置がユーザにより視認された場合(所定の条件が満たされた場合に相当)に、電子地図EMの縮尺を、変更部103により変更される前の縮尺(この時点の縮尺よりも小さい縮尺)に戻すことで、表示範囲50を縮小し、表示範囲50の表示態様を復元する。
以上のように、本変形例の車載装置100においては、復元部105は、ディスプレイ2により、他車両V2の現在位置が変更部103により表示範囲50が変更された電子地図EM上に表示された後、他車両V2の現在位置がユーザにより視認された場合に、表示範囲50の表示態様を復元する。
表示範囲50変更後他車両V2の現在位置がユーザにより視認された場合に自動的に元の表示範囲50の表示態様に戻すことにより、ユーザが元の表示範囲50の表示態様に戻す操作をわざわざ行わなくてもよいので、ユーザの操作負担を軽減でき、ユーザの利便性をさらに向上できる。
なお、上記では、変更部103が上記実施形態で説明した機能と同様の機能を有し、変更部103により表示範囲50が拡大され、ディスプレイ2により、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、縮尺変更後の表示範囲50に変更された電子地図EM上に現在位置が表示された後、他車両V2の現在位置がユーザにより視認された場合に、復元部105が表示範囲50の表示態様を復元していたが、これに限られない。すなわち、変更部103が上記(1)の変形例で説明した機能と同様の機能を有し、変更部103により表示範囲50がスクロールされ、ディスプレイ2により、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、スクロール後の表示範囲50に変更された電子地図EM上に現在位置が表示された後、他車両V2の現在位置がユーザにより視認された場合に、復元部105が、表示範囲50を、自車両V1の現在位置が略中心位置となる範囲に戻すことで、表示範囲50の表示態様を復元してもよい。この場合も、上記と同様の効果を得る。なお、上記の場合において、復元部105は、スクロール後の表示範囲50で自車両V1の現在位置が表示されなくなった場合、あるいは、元の表示範囲50では現在位置が表示されていたが、スクロール後の表示範囲50では現在位置が表示されなくなった他車両V2が存在する場合のみ、上記表示範囲50の復元を行ってもよい。
(4)元の表示態様で表示可能になったら元の表示態様に戻す場合
すなわち、本変形例では、復元部105は、前述のようにして、変更部103により表示範囲50が拡大され、ディスプレイ2により、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、縮尺変更後の表示範囲50に変更された電子地図EM上に現在位置が表示された後、他車両V2の現在位置が、変更部103により表示範囲50が拡大される前の表示態様での(電子地図EMの縮尺を、変更部103により変更される前の縮尺とした場合の)表示範囲50内に到達した場合(所定の条件が満たされた場合に相当)、つまり元の表示範囲50の表示態様で表示可能になった場合に、電子地図EMの縮尺を、変更部103により変更される前の縮尺(この時点の縮尺よりも小さい縮尺)に戻すことで、表示範囲50を縮小し、表示範囲50の表示態様を復元する。
以上のように、本変形例の車載装置100においては、復元部105は、ディスプレイ2により、他車両V2の現在位置が変更部103により表示範囲50が変更された電子地図EM上に表示された後、他車両V2の現在位置が変更部103により表示範囲50が変更される前の表示態様での表示範囲50内に到達した場合に、表示範囲50の表示態様を復元する。
表示範囲50変更後他車両V2の現在位置が元の表示態様での表示範囲50内に到達した場合、つまり元の表示態様で表示可能になった場合に自動的に元の表示範囲50の表示態様に戻すことにより、ユーザが元の表示範囲50の表示態様に戻す操作をわざわざ行わなくてもよいので、ユーザの操作負担を軽減でき、ユーザの利便性をさらに向上できる。
なお、上記では、変更部103が上記実施形態で説明した機能と同様の機能を有し、変更部103により表示範囲50が拡大され、ディスプレイ2により、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、縮尺変更後の表示範囲50に変更された電子地図EM上に現在位置が表示された後、他車両V2の現在位置が、変更部103により表示範囲50が拡大される前の表示態様での表示範囲50内に到達した場合に、復元部105が表示範囲50の表示態様を復元していたが、これに限られない。すなわち、変更部103が上記(1)の変形例で説明した機能と同様の機能を有し、変更部103により表示範囲50がスクロールされ、ディスプレイ2により、送受信部151により情報が受信された他車両V2全てに関し、スクロール後の表示範囲50に変更された電子地図EM上に現在位置が表示された後、他車両V2の現在位置が、変更部103により表示範囲50がスクロールされる前の表示態様での表示範囲50内に到達した場合に、復元部105が、表示範囲50を、自車両V1の現在位置が略中心位置となる範囲に戻すことで、表示範囲50の表示態様を復元してもよい。この場合も、上記と同様の効果を得る。なお、上記の場合において、復元部105は、表示範囲50を、自車両V1の現在位置が略中心位置となる範囲に、一気に戻してもよいし、時々刻々と戻してもよい。また、復元部105は、スクロール後の表示範囲50で自車両V1の現在位置が表示されなくなった場合、あるいは、元の表示範囲50では現在位置が表示されていたが、スクロール後の表示範囲50では現在位置が表示されなくなった他車両V2が存在する場合のみ、上記表示範囲50の復元を行ってもよい。
(5)表示範囲の変更が承諾されたら表示範囲を変更する場合
すなわち、前述の図4に対応する図16に示すように、本変形例では、車載装置100における制御部10は、取得部102、操作受付部106、変更部103、及び表示制御部104を備える。
取得部102は、上記実施形態で説明した機能と同様の機能を有する。
本変形例では、送受信部151により情報が受信された他車両V2のうちに、取得部102により取得された位置情報に基づく現在位置が、ディスプレイ2による電子地図EMの表示範囲50外にある他車両V2が含まれている場合には、CPU11が、その旨を、自車両V1に備えられたスピーカ(図示せず。報知手段に相当)から音声によりユーザに対し報知させる。なお、CPU11は、上記の旨を、ディスプレイ2に文字等により表示させることでユーザに対し報知させてもよい。この場合には、ディスプレイ2が報知手段に相当する。あるいは、CPU11は、スピーカからの音声による報知と、ディスプレイ2による文字等の表示による報知との両方を行わせてもよい。この場合には、スピーカ及びディスプレイ2が報知手段に相当する。但し、本変形例では、説明の便宜上、CPU11が、上記の旨を、スピーカから音声によりユーザに対し報知させる場合について説明する。
操作受付部106(操作受付手段に相当)は、スピーカにより上記の旨が報知された後に、変更部103による表示範囲50の変更を承認するか否かに対する、ユーザの選択操作を、自車両V1に備えられた操作部(図示せず。例えば車載装置100に備えられた操作ボタンや操作パネル等)を介して受け付ける。
変更部103は、操作受付部106により表示範囲50の変更を承諾する旨の操作が受け付けられた場合に、上記実施形態のようにして表示範囲50を拡大する。又は、変更部103は、上記(1)の変形例のようにして表示範囲50をスクロールしてもよい。但し、本変形例では、説明の便宜上、変更部103が、上記実施形態のようにして表示範囲50を拡大する場合について説明する。
表示制御部104は、上記実施形態で説明した機能と同様の機能を有する。
以上説明したように、本変形例の車載装置100においては、他車両V2の現在位置が表示範囲50外にある場合に、その旨を報知するスピーカ(報知手段に相当)と、スピーカにより報知された後、変更部103による表示範囲50の変更を承諾するか否かに対する、ユーザの選択操作を受け付ける操作受付部106(操作受付手段に相当)と、をさらに有し、変更部103は、操作受付部106により表示範囲50の変更を承諾する旨の操作が受け付けられた場合に、表示範囲を変更する。
表示範囲50の変更を行うか否かをその都度ユーザに選択させることにより、ユーザが所望しないときにまで表示範囲50の変更が行われるのを抑えることができ、ユーザの利便性をさらに向上できる。
(6)予め登録した車両が表示範囲外にいたら表示範囲を変更する場合
すなわち、本変形例では、車載装置100の記憶装置12の記憶媒体12cには、予め、変更部103による表示範囲50の変更対象とする他車両V2(例えば家族や知人の車両等)又はその種別(例えば、初心者ドライバーの車両や、高齢者ドライバーの車両、緊急車両、工事車両等)が登録されている。
また、本変形例では、他車両V2の車載装置200の無線通信制御部24の送受信部241は、他車両V2の車両ID及び位置情報に加え、他車両V2に関連する他車両関連情報(移動体関連情報に相当)を含む情報を、無線通信を介して間欠的に送信する。他車両関連情報としては、例えば、他車両V2の識別情報(例えばナンバープレートに記載された登録番号等)や、他車両V2が初心者ドライバーの車両である旨の情報、他車両V2が高齢者ドライバーの車両である旨の情報、他車両V2が緊急車両である旨の情報、他車両V2が工事車両である旨の情報等が挙げられる。
また、前述の図4に対応する図17に示すように、本変形例では、車載装置100における無線通信制御部14の送受信部141は、1台以上の他車両V2における送受信部241から間欠的に送信された、車両ID、位置情報、及び他車両関連情報を含む情報を、無線通信を介して間欠的に受信する。
また、本変形例では、車載装置100における制御部10は、取得部102、判断部107、変更部103、及び表示制御部104を備える。
取得部102は、送受信部141により受信された情報から、他車両V2の位置情報及び他車両V2に関連する他車両関連情報を取得する。
判断部107(判断手段に相当)は、取得部102により取得された他車両関連情報を用いて、送受信部151により情報が受信された他車両V2又はその種別が記憶媒体12cに登録された特定の他車両V2又は特定の種別である(所定の条件を満たすに相当)か否かを判断する。例えば、記録媒体12cに家族や友人の車両が登録されている場合には、判断部107は、取得部102により取得された他車両関連情報に含まれる、送受信部151により情報が受信された他車両V2の識別情報が、記憶媒体12cに登録された家族や友人の車両の識別情報と一致するか否かを判断することで、当該他車両V2が家族や友人の車両であるか否かを判断すればよい。また例えば、記録媒体12cに緊急車両が登録されている場合には、判断部107は、取得部102により取得された他車両関連情報に、送受信部151により情報が受信された他車両V2が緊急車両である旨の情報が含まれているか否かを判断することで、当該他車両V2が緊急車両であるか否かを判断すればよい。
変更部103は、判断部107により特定の他車両V2又は特定の種別であると判断された他車両V2の現在位置が表示範囲50外にある場合に、上記実施形態のようにして表示範囲50を拡大する。又は、変更部103は、上記(1)の変形例のようにして表示範囲50をスクロールしてもよい。但し、本変形例では、説明の便宜上、変更部103が、上記実施形態のようにして表示範囲50を拡大する場合について説明する。
表示制御部104は、上記実施形態で説明した機能と同様の機能を有する。なお、表示制御部104は、他車両V2の種別に応じて、電子地図EM上に表示させる現在位置の表示態様を異ならせてもよい。
以上説明したように、本変形例の車載装置100においては、取得部102は、情報から位置情報に加え他車両V2に関連する他車両関連情報(移動体関連情報に相当)を取得可能であり、かつ、取得部102により取得された他車両関連情報を用いて、他車両V2に関し所定の条件を満たすか否かを判断する判断部107(判断手段に相当)をさらに有し、変更部103は、判断部107により所定の条件を満たすと判断された他車両V2の現在位置が表示範囲50外にある場合に、表示範囲50を変更する。
これにより、所定の条件を満たす他車両V2についてのみ表示範囲50の変更が行われるので、所定の条件を満たさない他車両V2についてまで表示範囲50の変更が行われるのを抑えることができる。
また、上記車載装置100においては、予め、変更部103による表示範囲50の変更対象とする他車両V2又はその種別を登録する記憶媒体12c(登録手段に相当)をさらに有し、判断部107は、他車両V2又はその種別が記憶媒体12cに登録された特定の他車両V2又は特定の種別であるか否かを判断し、変更部103は、判断部107により特定の他車両V2又は特定の種別であると判断された他車両V2の現在位置が表示範囲50外にある場合に、表示範囲50を変更する。
これにより、ユーザが表示範囲50の変更を所望する他車両V2又は種別についてのみ表示範囲50の変更が行われるので、表示範囲50の変更を所望しない他車両V2又は種別についてまで表示範囲50の変更が行われるのを抑えることができる。
(7)その他
以上では、ナビゲーション装置に相当する車載装置100が車両に搭載されている場合を例にとって説明したが、これに限られず、ナビゲーション装置は、車両以外の移動体(例えば航空機や船舶、人間等)や移動しない設備に保持されてもよい。また、以上では、車両の位置情報を取得して現在位置を表示する場合を例にとって説明したが、これに限られず、車両以外の移動体(例えば航空機や船舶、人間、人間以外の動物等)の位置情報を取得して現在位置を表示してもよい。
また、図9及び図10に示すフローチャートは、本発明を図示する手順に限定するものではなく、趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
2 ディスプレイ(表示手段)
11 CPU(コンピュータに相当)
12c 記憶媒体(登録手段に相当)
50 表示範囲
100 車載装置(ナビゲーション装置に相当)
102 取得部(取得手段に相当)
103 変更部(変更手段に相当)
104 表示制御部(表示制御手段に相当)
105 復帰部(復帰手段に相当)
106 操作受付部(操作受付手段に相当)
107 判断部(判断手段に相当)
EM 電子地図(地図に相当)
V2 他車両(他の移動体に相当)

Claims (1)

  1. 無線通信を介して受信された情報から他の移動体の位置情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された位置情報に基づき、前記他の移動体の現在位置を地図上に表示するように、表示手段を制御する表示制御手段と、
    前記他の移動体の現在位置が前記表示手段による前記地図の表示範囲外にある場合に、前記他の移動体の現在位置が前記表示範囲内となるように、前記表示範囲を変更する変更手段と、
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
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