JP2021131365A - 画像検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】縞パターンの角度を切り替える機構を不要として、比較的小規模な照明を用いて、拡散光の影響を低減して検査を行うことができる画像検査装置を提供する。【解決手段】画像検査装置100は、同心円状の縞パターンを同心円の動径方向にシフトさせて、複数の縞パターンを対象物200に照射する照射部20と、複数の縞パターンがそれぞれ照射された対象物200の複数の画像を撮影する撮影部30と、複数の画像に基づいて、対象物200の検査を行う検査部10と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像検査装置に関する。
従来、対象物に欠陥がないか検査するため、対象物の画像を撮影して、画像に基づいて検査を行う画像検査装置が用いられている。画像検査装置は、縞状のパターンを対象物に照射して、パターンが照射された対象物の画像に基づいて、検査を行うことがある。
例えば下記特許文献1には、被検査体の表面の凹凸を検出するための表面検査装置であって、被検査体の表面に縞状パターンの光を照射し、被検査体の表面に映る縞状パターンを撮影した画像を、その画像中の縞状パターンと検出したい凹凸の大きさとに基づいて複数のブロックに分割し、ブロック毎に、各ブロックに含まれる縞状パターンの周波数および方向を求め、その結果に基づいて2次元ガボールフィルタを求め、2次元ガボールフィルタを画像に適用することにより、凹凸を検出する表面検査装置が記載されている。
また、下記特許文献2には、被検査対象物の表面に、照射角度を異ならせて複数の色相光を照射し、各色相光の反射光を色相光別に撮像して得られた色相光別の撮像パターンから被検査対象物の曲面の傾斜角度を検出する照明装置が記載されている。
特許第5182833号 特開2002−296198号公報
対象物の欠陥を検査する場合、例えば特許文献1に記載の技術では、縞パターンに直交する方向の線状の凹みは検出しにくく、そのような欠陥を検出するためには縞パターンを異なる角度で複数回投影すればよいが、縞パターンを切り替える機構が必要となり、撮影時間も長くなる。また、特許文献2に記載の技術では、正反射光だけでなく、拡散光も撮影され得るため、検査精度が下がることがある。
そこで、本発明は、比較的小規模な照明を用いて、拡散光の影響を低減して検査を行うことができる画像検査装置を提供する。
本発明の一態様に係る画像検査装置は、同心円状の縞パターンを同心円の動径方向にシフトさせて、複数の縞パターンを対象物に照射する照射部と、複数の縞パターンがそれぞれ照射された対象物の複数の画像を撮影する撮影部と、複数の画像に基づいて、対象物の検査を行う検査部と、を備える。
この態様によれば、複数の同心円状の縞パターンがそれぞれ照射された対象物の複数の画像に基づいて、対象物の検査を行うことで、縞パターンの角度を切り替える機構を不要として、比較的小規模な照明を用いて、拡散光の影響を低減して検査を行うことができる。
上記態様において、照射部は、ドーム型照明を含んでもよい。
この態様によれば、対象物と発光面との距離が一定になり、さらに、発光面に対して垂直な方向に対象物があるので、低角度の光線の強度が維持しやすくなる。
上記態様において、ドーム型照明は、フレキシブルディスプレイで構成されていてもよい。
この態様によれば、比較的高解像度で同心円状の縞パターンを照射することができる。ここで、フレキシブルディスプレイとは、可撓性を有する表示装置であり、例えば有機ELディスプレイで構成される。
上記態様において、照射部は、撮影部の光軸と重畳する位置に配置された光透過型照明を含んでもよい。
この態様によれば、同心円の中心部分に関する縞パターンの欠損を低減でき、より正確な検査を行うことができる。
上記態様において、光透過型照明は、平板形状を有し、光を透過する面発光照明で構成されていてもよい。
この態様によれば、同心円の中心部分に関しても円周部分と同等な均一拡散光を照射することができ、より正確な検査を行うことができる。ここで、平板形状を有する面発光照明は、平面の照明面からドーム照明と同等な均一拡散光を照射する照明であってよい。
上記態様において、照射部は、動径方向に延伸する放射状のパターンを同心円の接線方向にシフトさせて、複数の放射状のパターンを対象物に照射してもよい。
この態様によれば、同心円状の縞パターンでは捉えきれない凹凸の有無を検査することができ、検査精度を向上させることができる。
本発明によれば、縞パターンの角度を切り替える機構を不要として、比較的小規模な照明を用いて、拡散光の影響を低減して検査を行うことができる画像検査装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像検査装置の構成を示す図である。 本実施形態に係る画像検査装置の検査部の物理的構成を示す図である。 本実施形態に係る画像検査装置により照射される同心円状の縞パターンを示す図である。 本実施形態に係る画像検査装置の照射部により照射される光量の時間変化を示す図である。 本実施形態に係る画像検査装置により生成された対象物の位相画像の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像検査装置により生成された対象物の正反射画像の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像検査装置により実行される検査処理のフローチャートである。 本実施形態に係る画像検査装置により照射される放射状の縞パターンを示す図である。 本実施形態に係る画像検査装置により実行される検査処理のフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像検査装置100の構成を示す図である。画像検査装置100は、検査部10、照射部20及び撮影部30を備える。
照射部20は、同心円状の縞パターンを同心円の動径方向にシフトさせて、複数の縞パターンを対象物200に照射する。照射部20は、ドーム型照明21を含む。ドーム型照明21によって照射部20を構成することで、対象物200と発光面との距離が一定になり、さらに、発光面に対して垂直な方向に対象物200があるので、低角度の光線の強度が維持しやすくなる。ドーム型照明21は、フレキシブルディスプレイで構成されていてよい。ここで、フレキシブルディスプレイとは、可撓性を有する表示装置であり、例えば有機ELディスプレイで構成される。ドーム型照明21をフレキシブルディスプレイで構成することで、比較的高解像度で同心円状の縞パターンを照射することができる。
照射部20は、撮影部30の光軸と重畳する位置に配置された光透過型照明22を含む。光透過型照明22は、ハーフミラーを含む構成としてもよい。光透過型照明22を設けず、ドーム型照明21のみを設ける構成とすることも可能であるが、その場合、同心円状の中心部分に関する縞パターンが欠損することになる。光透過型照明22を設けることで、同心円の中心部分に関する縞パターンの欠損を低減でき、より正確な検査を行うことができる。光透過型照明22は、平板形状を有し、光を透過する面発光照明で構成されていてもよい。ここで、平板形状を有する面発光照明とは、平面の照明面からドーム照明と同等な均一拡散光を照射する照明である。これにより、同心円の中心部分に関しても円周部分と同等な均一拡散光を照射することができ、より正確な検査を行うことができる。なお、面発光照明は、エッジ部に光源を有し、光源から出射された光を、導光板や微小ミラーによって平板の面に直交する方向に反射させる構成を有してよい。また、面発光照明の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、面発光照明は、指向性を有する複数の微小な光源を発光面上に配列した構成を有してもよい。
撮影部30は、複数の縞パターンがそれぞれ照射された対象物200の複数の画像を撮影する。撮影部30は、汎用のカメラで構成され、照射部20によって照射される複数の縞パターン毎に、対象物200の画像を撮影する。
検査部10は、撮影部30により撮影された複数の画像に基づいて、対象物200の検査を行う。検査部10は、位相シフト法によって、複数の縞パターンがそれぞれ照射された対象物200の複数の画像に基づいて、位相画像及び正反射画像を生成する。例えば、照射部20によって、π/2ずつ位相が異なる同心円状の縞パターンを照射する場合、画像の2次元座標を(x,y)と表し、4種類の縞パターンを照射して撮影した画像をI0(x,y),I1(x,y),I2(x,y),I3(x,y)と表す場合、画素の位相は、Φ(x,y)=tan-1((I3(x,y)−I1(x,y))/(I0(x,y)−I2(x,y)))と表される。撮影部30は、撮影部30の光軸が、対象物200上で正反射して照射部20と交わる位置の縞パターンを撮影する。ここで、縞パターンが撮影できる対象物200の法線角度の範囲は0°〜45°である。撮影部30によって最初に撮影される縞パターンの位相を、中心部分において0となり、撮影部30の光軸と直交する位置において2πとなるようにすれば、撮影される縞の位相値Φ(x,y)は、対象物200の法線方向と撮影部30の光軸方向のなす角度に比例する値となる。そして、位相画像の濃度を、Ip(x,y)=(2π−Φ(x,y))×128/πとする。このとき、位相画像は、対象物200の法線方向と撮影部30の光軸方向のなす角度が0°の場合に白画素(256)となり、対象物200の法線方向と撮影部30の光軸方向のなす角度が45°の場合に黒画素(0)となる。そのため、位相画像を用いることで、対象物200の表面の凹凸を検査することができる。また、正反射成分は、A(x,y)=((I0(x,y)−I2(x,y))2+(I3(x,y)−I1(x,y))21/2と表される。このようにして生成される正反射画像は、対象物200の表面で正反射した光の強度を表す。対象物200に傷がある場合、その傷の微細形状により、光が乱反射することがある。この場合、傷部分で正反射成分が相対的に弱くなる。そのため、正反射画像を用いて、対象物200の表面の凹凸を検査することができる。
本実施形態に係る画像検査装置100によれば、複数の同心円状の縞パターンがそれぞれ照射された対象物200の複数の画像に基づいて、対象物200の検査を行うことで、縞パターンの角度を切り替える機構を不要として、比較的小規模な照明を用いて、拡散光の影響を低減して検査を行うことができる。画像検査によって検出したい対象は、対象物200の傷やへこみであるが、拡散光には、対象物200の表面の濃淡パターン等、検査したい対象とは異なる情報が含まれる可能性がある。本実施形態に係る画像検査装置100では、複数の同心円状の縞パターンを照射して、位相画像又は正反射画像を生成することで、拡散光の影響を低減して検査を行うことができる。また、ドーム型の照射部20を用いることで、対象物200と発光面との距離が一定になり、さらに、発光面に対して垂直な方向に対象物200があるので、低角度の光線の強度が維持しやすくなる。
図2は、本実施形態に係る検査部10の物理的構成を示す図である。検査部10は、演算部に相当するCPU(Central Processing Unit)10aと、記憶部に相当するRAM(Random Access Memory)10bと、記憶部に相当するROM(Read only Memory)10cと、通信部10dと、入力部10eと、表示部10fと、を有する。これらの各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続される。なお、本例では検査部10が一台のコンピュータで構成される場合について説明するが、検査部10は、複数のコンピュータが組み合わされて実現されてもよい。また、図2で示す構成は一例であり、検査部10はこれら以外の構成を有してもよいし、これらの構成のうち一部を有さなくてもよい。
CPU10aは、RAM10b又はROM10cに記憶されたプログラムの実行に関する制御やデータの演算、加工を行う制御部である。CPU10aは、複数の縞パターンがそれぞれ照射された対象物の画像に基づいて、対象物の検査を行うプログラム(画像検査プログラム)を実行する演算部である。CPU10aは、入力部10eや通信部10dから種々のデータを受け取り、データの演算結果を表示部10fに表示したり、RAM10bに格納したりする。
RAM10bは、記憶部のうちデータの書き換えが可能なものであり、例えば半導体記憶素子で構成されてよい。RAM10bは、CPU10aが実行するプログラム、対象物の画像といったデータを記憶してよい。なお、これらは例示であって、RAM10bには、これら以外のデータが記憶されていてもよいし、これらの一部が記憶されていなくてもよい。
ROM10cは、記憶部のうちデータの読み出しが可能なものであり、例えば半導体記憶素子で構成されてよい。ROM10cは、例えば画像検査プログラムや、書き換えが行われないデータを記憶してよい。
通信部10dは、検査部10を他の機器に接続するインターフェースである。通信部10dは、インターネット等の通信ネットワークNに接続されてよい。
入力部10eは、ユーザからデータの入力を受け付けるものであり、例えば、キーボード及びタッチパネルを含んでよい。
表示部10fは、CPU10aによる演算結果を視覚的に表示するものであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成されてよい。表示部10fは、撮影した対象物の画像を表示してよい。
画像検査プログラムは、RAM10bやROM10c等のコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供されてもよいし、通信部10dにより接続される通信ネットワークを介して提供されてもよい。検査部10では、CPU10aが画像検査プログラムを実行することにより、図1を用いて説明した様々な動作が実現される。なお、これらの物理的な構成は例示であって、必ずしも独立した構成でなくてもよい。例えば、検査部10は、CPU10aとRAM10bやROM10cが一体化したLSI(Large-Scale Integration)を備えていてもよい。
図3は、本実施形態に係る画像検査装置100により照射される同心円状の縞パターンを示す図である。同図では、第1パターンP1、第1パターンP1に対して位相がπ/2進んだ第2パターンP2、第2パターンP2に対して位相がπ/2進んだ第3パターンP3及び第3パターンP3に対して位相がπ/2進んだ第4パターンP4を示している。
画像検査装置100は、このような4種類の縞パターンを対象物200に照射し、それぞれ画像を撮影する。そして、画像検査装置100は、4つの画像に基づいて、位相画像又は正反射画像を生成して、対象物200の検査を行う。なお、同心円状の縞パターンは、4種類に限られず、任意の位相差で複数種類の縞パターンが照射されてよい。
図4は、本実施形態に係る画像検査装置100の照射部20により照射される光量の時間変化を示す図である。同図では、図1に示した照射部20の第1部分L0、第2部分L1、第3部分L2及び第4部分L3それぞれについて、縦軸に光量を示し、横軸に時間を示している。
照射部20の第1部分L0は、おおよそ正弦波に従う光量の光を照射する。照射部20の第2部分L1は、第1部分L0に対して位相がπ/2遅れた正弦波に従う光量の光を照射し、照射部20の第3部分L2は、第2部分L1に対して位相がπ/2遅れた正弦波に従う光量の光を照射し、照射部20の第4部分L3は、第3部分L2に対して位相がπ/2遅れた正弦波に従う光量の光を照射する。このようにして、同心円状の縞パターンが対象物200に照射される。
図5は、本実施形態に係る画像検査装置100により生成された対象物200の位相画像IMG1の一例を示す図である。本例の対象物200は、円筒状の金属面を有する。画像検査装置100は、図3に示す4種類の同心円状の縞パターンを対象物200に照射してそれぞれ画像を撮影し、φ(x,y)=tan-1((I3(x,y)−I1(x,y))/(I0(x,y)−I2(x,y)))により位相画像IMG1を生成した。
位相画像IMG1は、Ip(x,y)=(2π−Φ(x,y))×128/πにより定義され、対象物200の法線方向と撮影部30の光軸方向のなす角度が0°の場合に白画素(256)となり、対象物200の法線方向と撮影部30の光軸方向のなす角度が45°の場合に黒画素(0)となる。本例から、対象物200の表面に傷Dが生じていることが読み取れる。このような傷Dは、画素値の不連続性に基づいて、自動的に検出することができる。
図6は、本実施形態に係る画像検査装置100により生成された対象物200の正反射画像の一例を示す図である。本例の対象物200は、円筒状の金属面を有する。画像検査装置100は、図3に示す4種類の同心円状の縞パターンを対象物200に照射してそれぞれ画像を撮影し、A(x,y)=((I0(x,y)−I2(x,y))2+(I3(x,y)−I1(x,y))21/2により正反射画像IMG2を生成した。
正反射画像IMG2は、対象物200の表面で正反射した光の強度を表す。本例から、対象物200の表面に傷Dが生じていることが読み取れる。このような傷Dは、画素値の不連続性に基づいて、自動的に検出することができる。
図7は、本実施形態に係る画像検査装置100により実行される検査処理のフローチャートである。はじめに、画像検査装置100は、同心円状の縞パターンを対象物200に照射する(S10)。
その後、画像検査装置100は、縞パターンが照射された対象物200の画像を撮影し(S11)。画像検査装置100は、撮影が終了していない場合(S12:NO)、縞パターンを同心円の動径方向にシフトして(S13)、再び同心円状の縞パターンを対象物200に照射し(S10)、縞パターンが照射された対象物200の画像を撮影する(S11)。
一方、撮影が終了した場合(S12:YES)、画像検査装置100は、複数の画像に基づいて、位相画像及び正反射画像を生成する(S14)。なお、撮影が終了したか否かは、縞パターンの位相を2πシフトしたか否かによって判定したり、所定の枚数の画像を撮影したか否かによって判定したりしてよい。最後に、画像検査装置100は、位相画像及び正反射画像に基づいて、対象物200の検査を実行する(S15)。
図8は、本実施形態に係る画像検査装置100により照射される放射状の縞パターンを示す図である。照射部20は、動径方向に延伸する放射状のパターンを同心円の接線方向にシフトさせて、複数の放射状のパターンを対象物200に照射する。すなわち、同心円状の縞パターンのシフト方向と、放射状の縞パターンのシフト方向は、直交する。
同心円状の縞パターンを照射して対象物200の検査を行う場合、縞パターンの大きさが対象物200に対して十分に大きくないと、同心円の動径方向に延伸する凹凸は、位相シフトによる変化が捉えづらく、検出することが困難となる。特に、凹凸が画像の端に位置する場合、照射される縞パターンの半径が比較的大きくなり、位相シフトによる変化が捉えづらい。この点、放射状の縞パターンを用いると、同心円の動径方向に延伸する凹凸であっても、位相シフトによる変化が捉えやすくなり、検出が容易となる。このように、放射状の縞パターンを用いることで、同心円状の縞パターンでは捉えきれない凹凸の有無を検査することができ、検査精度を向上させることができる。
図8では、第5パターンP5、第5パターンP5に対して位相がπ/8進んだ第6パターンP6、第6パターンP6に対して位相がπ/8進んだ第7パターンP7及び第7パターンP7に対して位相がπ/8進んだ第8パターンP8を示している。
画像検査装置100は、このような4種類の放射状のパターンを対象物200に照射し、それぞれ画像を撮影する。そして、画像検査装置100は、4つの画像に基づいて、位相画像又は正反射画像を生成して、対象物200の検査を行う。なお、放射状の縞パターンは、4種類に限られず、任意の位相差で複数種類の放射状の縞パターンが照射されてよい。
図9は、本実施形態に係る画像検査装置100により実行される検査処理のフローチャートである。はじめに、画像検査装置100は、放射状のパターンを対象物200に照射する(S20)。
その後、画像検査装置100は、放射状のパターンが照射された対象物200の画像を撮影し(S21)。画像検査装置100は、撮影が終了していない場合(S22:NO)、放射状のパターンを同心円の接線方向にシフトして(S23)、再び放射状のパターンを対象物200に照射し(S20)、放射状のパターンが照射された対象物200の画像を撮影する(S21)。
一方、撮影が終了した場合(S22:YES)、画像検査装置100は、複数の画像に基づいて、位相画像及び正反射画像を生成する(S24)。なお、撮影が終了したか否かは、縞パターンの位相をπ/2シフトしたか否かによって判定したり、所定の枚数の画像を撮影したか否かによって判定したりしてよい。最後に、画像検査装置100は、位相画像及び正反射画像に基づいて、対象物200の検査を実行する(S25)。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
[附記]
同心円状の縞パターンを前記同心円の動径方向にシフトさせて、複数の縞パターンを対象物(200)に照射する照射部(20)と、
前記複数の縞パターンがそれぞれ照射された前記対象物(200)の複数の画像を撮影する撮影部(30)と、
前記複数の画像に基づいて、前記対象物(200)の検査を行う検査部(10)と、
を備える画像検査装置(100)。
10…検査部、10a…CPU、10b…RAM、10c…ROM、10d…通信部、10e…入力部、10f…表示部、20…照射部、21…ドーム型照明、22…光透過型照明、30…撮影部、100…画像検査装置、200…対象物

Claims (6)

  1. 同心円状の縞パターンを前記同心円の動径方向にシフトさせて、複数の縞パターンを対象物に照射する照射部と、
    前記複数の縞パターンがそれぞれ照射された前記対象物の複数の画像を撮影する撮影部と、
    前記複数の画像に基づいて、前記対象物の検査を行う検査部と、
    を備える画像検査装置。
  2. 前記照射部は、ドーム型照明を含む、
    請求項1に記載の画像検査装置。
  3. 前記ドーム型照明は、フレキシブルディスプレイで構成されている、
    請求項2に記載の画像検査装置。
  4. 前記照射部は、前記撮影部の光軸と重畳する位置に配置された光透過型照明を含む、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の画像検査装置。
  5. 前記光透過型照明は、平板形状を有し、光を透過する面発光照明で構成されている、
    請求項4に記載の画像検査装置。
  6. 前記照射部は、前記動径方向に延伸する放射状のパターンを前記同心円の接線方向にシフトさせて、複数の放射状のパターンを前記対象物に照射する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の画像検査装置。
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