JP2021131245A - 真円度測定機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの周面の径測定を高精度且つ短時間に行うことができる真円度測定機を提供する。【解決手段】測定子を有する検出器と、ワーク及び直径が既知の基準器の一方が載置される第1テーブルと、第1テーブルに対向する位置から見た場合に第1テーブルを囲む第2テーブルであって且つワーク及び基準器の他方が載置される第2テーブルと、回転中心を中心として第1テーブル及び第2テーブルを一体的に回転、或いは回転中心の周りに検出器を回転させる相対回転機構と、回転中心と第1テーブルに載置されている一方の中心とのアライメントを行う第1アライメント機構と、回転中心と第2テーブルに載置されている他方の中心とのアライメントを行う第2アライメント機構と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ワークの周面の径を測定する真円度測定機に関する。
円柱状又は円筒状のワークの真円度を測定する真円度測定機(円筒形状測定機を含む)が知られている。真円度測定機は、回転テーブル上に載置されたワークの外周面に対して測定子を接触させた状態で回転テーブルを回転させながら、検出器で測定子の変位を検出した結果に基づきワークの真円度を測定する。また、真円度測定機を用いることで、ワークの周面の直径を測定可能である(特許文献1参照)。
ワークの周面の直径測定では、最初に直径が既知の基準器(マスター又はマスターピースともいう)を用いて真円度測定機の校正を行う。例えば、最初に回転テーブル上に直径が既知の基準器(マスター又はマスターピースともいう)を載置し、この回転テーブルの回転中心と基準器の中心とのアライメントを行う。このアライメント後、回転テーブル上に載置された基準器の外周面に対して測定子を接触させた状態で回転テーブルを回転させながら測定子の位置を検出することで、基準器の既知の直径に対する補正値(校正)を演算する。以上で真円度測定機の校正が完了する。
真円度測定機の校正が完了すると、ワークの周面の直径測定を開始する。例えば、回転テーブル上にワークを載置し、この回転テーブルの回転中心とワークの中心とのアライメントを行う。このアライメント後、回転テーブル上に載置されたワークの外周面に対して測定子を接触させた状態で回転テーブルを回転させながら測定子の位置を検出し、この測定子の位置の検出結果と既述の補正値とに基づき、ワークの周面の直径を測定する。
特開平1−259211号公報
図14は、真円度測定機の校正直後からの時間経過と、真円度測定機により測定されるワークの周面の直径値(直径値偏差)と、の関係を示したグラフである。図14に示すように、従来のワークの周面の直径測定では、基準器を用いて真円度測定機の校正を実行しても一定時間の経過で直径の測定誤差が大きくなる。このため、ワークの周面の直径を高精度に測定するためには、真円度測定機の定期的な再校正が必要となる。しかしながら、この場合には、回転テーブルへの基準器の載置及び基準器のアライメントを繰り返し実行する必要が生じるので、再校正の準備に時間がかかり、その結果としてワークの周面の直径測定に時間がかかるという問題が生じる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ワークの周面の径測定を高精度且つ短時間に行うことができる真円度測定機を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するための真円度測定機は、測定子を有する検出器と、ワーク及び直径が既知の基準器の一方が載置される第1テーブルと、第1テーブルに対向する位置から見た場合に第1テーブルを囲む第2テーブルであって且つワーク及び基準器の他方が載置される第2テーブルと、回転中心を中心として第1テーブル及び第2テーブルを一体的に回転、或いは回転中心の周りに検出器を回転させる相対回転機構と、回転中心と第1テーブルに載置されている一方の中心とのアライメントを行う第1アライメント機構と、回転中心と第2テーブルに載置されている他方の中心とのアライメントを行う第2アライメント機構と、を備える。
この真円度測定機によれば、回転中心に対する基準器のアライメントとワークのアライメントとを独立して行うことができる。
本発明の他の態様に係る真円度測定機において、基準器の周面に対して測定子が接触した状態で相対回転機構により基準器と検出器とを回転中心の周りに相対回転させながら、測定子の位置を検出する第1検出制御部と、ワークの周面に対して測定子が接触した状態で相対回転機構によりワークと検出器とを回転中心の周りに相対回転させながら、測定子の位置を検出する第2検出制御部と、第1検出制御部が検出した測定子の位置に基づき、基準器の既知の直径に対する補正値を演算する補正値演算部と、第2検出制御部が検出した測定子の位置と、補正値演算部が演算した補正値と、に基づきワークの周面の径を演算する径演算部と、を備える。これにより、ワークの周面の径測定を高精度且つ短時間に行うことができる。
本発明の他の態様に係る真円度測定機において、検出器が、測定子として基準器の周面に接触する第1測定子を有する第1検出器と、測定子としてワークの周面に接触する第2測定子を有する第2検出器と、を含む。これにより、真円度測定機の校正とワークの周面の径側測定とを同時に実行可能であるので、真円度測定機の校正及びワークの周面の径測定をより短時間に行うことができる。
本発明の他の態様に係る真円度測定機において、基準器の周面に対して第1測定子が接触し且つワークの周面に対して第2測定子が接触した状態で、相対回転機構により基準器と第1検出器とを回転中心の周りに相対回転させ且つワークと第2検出器とを回転中心の周りに相対回転させながら、第1測定子の位置と第2測定子の位置とを検出する第3検出制御部と、第3検出制御部が検出した第1測定子の位置に基づき、基準器の既知の直径に対する補正値を演算する補正値演算部と、第3検出制御部が検出した第2測定子の位置と、補正値演算部が演算した補正値と、に基づきワークの周面の径を演算する径演算部と、を備える。これにより、真円度測定機の校正及びワークの周面の径測定を高精度且つより短時間に行うことができる。
本発明の他の態様に係る真円度測定機において、径演算部が、第3検出制御部が検出した第1測定子の位置から相対回転の回転角度ごとに真円度測定機の誤差を検出し、相対回転の回転角度ごとに、第3検出制御部が検出した第2測定子の位置から誤差を減算する差分演算を実行し、差分演算の結果と補正値とに基づきワークの周面の径を演算する。これにより、真円度測定機がもつ誤差の影響を低減してワークの直径をより高精度に演算することができる。
本発明の他の態様に係る真円度測定機において、第1アライメント機構が、回転中心に対する第1テーブルの位置及び姿勢を調整し、第2アライメント機構が、回転中心に対する第2テーブルの位置及び姿勢を調整する。
本発明の他の態様に係る真円度測定機において、第1テーブル及び第2テーブルのうちで基準器が載置される方を基準器用テーブルとした場合に、基準器用テーブルの位置及び姿勢を解除可能に固定するロック機構を備える。これにより、基準器用テーブル上に基準器を常時載置しておかなくとも基準器の再アライメントが可能となる。
本発明の他の態様に係る真円度測定機において、基準器用テーブルに載置された基準器の位置を規定する位置決め部を備える。これにより、基準器用テーブル上に基準器を常時載置しておかなくとも基準器の再アライメントが可能となる。
本発明は、ワークの周面の径測定を高精度且つ短時間に行うことができる。
第1実施形態の真円度測定機の側面図である。 第1実施形態の真円度測定機の制御装置の機能ブロック図である。 第1検出制御部による回転駆動部、検出器、及び位置検出部の制御を説明するための説明図である。 第2検出制御部による回転駆動部、検出器、及び位置検出部の制御を説明するための説明図である。 第1実施形態の真円度測定機によるワークの直径測定処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態の真円度測定機の第1回転テーブルの分解斜視図である。 第2実施形態の真円度測定機の第1回転テーブルの斜視図である。 第3実施形態の真円度測定機の一部の構成を示した概略図である。 第3実施形態の真円度測定機の制御装置の機能ブロック図である。 回転軸が1回転する間の第1測定子の位置(符号XA参照)と第2測定子の位置(符号XB参照)とを同時測定した結果を示した説明図である。 第3実施形態の真円度測定機によるワークの直径測定処理の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態の真円度測定機によるワークの直径測定処理の流れ、特に径演算部によるワークの直径演算の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態の真円度測定機の径演算部による差分演算を説明するための説明図である。 真円度測定機の校正直後からの時間経過と、真円度測定機により測定されるワークの周面の直径値(直径値偏差)と、の関係を示したグラフである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の真円度測定機10の側面図である。なお、図中の互いに直交するXYZ方向の中でXY方向は水平方向であり且つZ方向は上下方向(高さ方向)である。図1に示すように、真円度測定機10は、円筒状、円柱状、及び円板状等の周面を有するワークWの真円度及び直径を測定する。以下、本実施形態では、真円度測定機10による円筒状のワークWの外周面の直径(外径)の測定について具体的に説明し、ワークWの真円度測定については公知技術であるので具体的な説明は省略する。
真円度測定機10は、ベース12と、第1回転テーブル14A及び第2回転テーブル14B(載物台ともいう)と、回転軸14Cと、回転駆動部15と、コラム16(支柱又は垂直移動軸ともいう)と、キャリッジ18(スライダともいう)と、水平アーム20(半径方向移動軸ともいう)と、検出器ホルダ22と、検出器24と、を備える。
第1回転テーブル14Aは、本発明の第1テーブル及び基準器用テーブルに相当する。第1回転テーブル14Aは、円板状に形成されており、後述の回転軸14C上に設けられている。この第1回転テーブル14Aの上面には、ワークWの内径よりも小径で且つ円柱状(円筒状及び円板状でも可)の基準器MRが載置される。基準器MRは、その直径値が保証されている、すなわち校正済みのものが用いられる。
第2回転テーブル14Bは、本発明の第2テーブルに相当する。第2回転テーブル14Bは、第1回転テーブル14Aに対向する位置から見た場合(Z方向側から見た場合)に第1回転テーブル14Aの外周を囲む環状又は枠状に形成されており、第1回転テーブル14Aと共に回転軸14C上に設けられている。これにより、第1回転テーブル14A及び第2回転テーブル14Bは共通の回転軸14Cにより一体的に回転される。この第2回転テーブル14Bの上面にはワークWが載置される。
なお、本実施形態では、第2回転テーブル14Bの上面と第1回転テーブル14Aの上面とのZ方向位置(高さ位置)が揃っているが、各上面のZ方向位置が互いに異なっていてもよい。また、本実施形態では第2回転テーブル14Bが環状(枠状)に形成されているが、ワークWを載置可能であれば第1回転テーブル14Aの外周の一部を囲む形状あるいは外周を断続的に囲む形状であってもよい。
回転軸14Cは、後述の回転駆動部15と共に本発明の相対回転機構を構成する。回転軸14Cは、回転駆動部15からの駆動力を受けて、Z方向に平行な回転中心CPを中心として回転することで、第1回転テーブル14A及び第2回転テーブル14Bを一体的に回転させる。これにより、第1回転テーブル14A及び第2回転テーブル14Bが回転中心CPを中心として回転する。なお、回転軸14Cには例えばロータリエンコーダ等の公知の回転角度検出センサ(図示は省略)が設けられており、この回転角度検出センサの検出結果に基づき回転軸14Cの回転角度を検出することができる。
第1回転テーブル14Aには、第1アライメント機構26Aが設けられている。第1アライメント機構26Aは、回転軸14C上での第1回転テーブル14AのXY方向の位置調整とX軸周り及びY軸周りの傾き調整と、を行う。第1アライメント機構26Aを操作することで、回転中心CPと第1回転テーブル14A上に載置された基準器MRの中心とのアライメントが可能となる。なお、第1アライメント機構26A及び後述の検出器24等を用いて回転中心CPに対し基準器MRの中心をアライメントする方法は公知技術であるので、ここでは説明は省略する。
基準器MRのアライメントは、第1回転テーブル14A上に新たな基準器MRが載置されるごとに実行される。なお、第1回転テーブル14A上の基準器MRを置換しない場合であっても例えば1日おき或いは1か月おきのような一定時間ごとにアライメントを実行してもよい。
第2回転テーブル14Bには、第2アライメント機構26Bが設けられている。第2アライメント機構26Bは、回転軸14C上での第2回転テーブル14BのXY方向の位置調整とX軸周り及びY軸周りの傾き調整と、を行う。第2アライメント機構26Bを操作することで、回転中心CPと第2回転テーブル14B上に載置されたワークWの中心とのアライメントが可能となる。なお、第2アライメント機構26B及び後述の検出器24等を用いて回転中心CPに対しワークWの中心をアライメントする方法についても公知技術であるので、ここでは説明は省略する。ワークWのアライメントは、第2回転テーブル14B上に新たなワークWが載置されるごとに繰り返し実行される。
このように本実施形態では、第1回転テーブル14A及び第1アライメント機構26Aと、第2回転テーブル14B及び第2アライメント機構26Bと、を回転軸14C上に互いに独立して設けることで、回転中心CPに対する基準器MRの中心のアライメントとワークWの中心のアライメントとを独立して行うことができる。
回転駆動部15は、図示は省略するが、モータとこのモータの駆動力を回転軸14Cに伝達する駆動伝達機構とにより構成されており、後述の制御装置30(図2参照)の制御の下、回転軸14C(第1回転テーブル14A及び第2回転テーブル14B)を回転させる。なお、回転駆動部15は、モータ以外の公知の回転駆動機構であってもよい。
コラム16は、ベース12の上面で且つ回転軸14CのX方向側方側に設けられており、Z方向に延びた形状を有する。このコラム16には、キャリッジ18がZ方向に移動自在に設けられている。
キャリッジ18は、水平アーム20をX方向に移動自在に保持している。水平アーム20はX方向に延びた形状を有しており、且つ水平アーム20の先端側には検出器ホルダ22を介して検出器24が設けられている。
検出器24は、測定子28と、不図示の差動トランス等の変位検出部と、を有する。検出器24は、X方向(変位方向)に沿って前後移動する測定子28の変位を検出して、この変位を示す変位検出信号を後述の制御装置30(図2参照)へ出力する。この測定子28の先端部には、ワークW及び基準器MRの外周面に接触する先端球29が設けられている。なお、検出器24の構成については周知であるので、ここでは具体的な説明は省略する。
図2は、第1実施形態の真円度測定機10の制御装置30の機能ブロック図である。図2に示すように、制御装置30は、例えばパーソナルコンピュータのような演算装置により構成されており、真円度測定機10の各部の動作を統括制御すると共に、ワークWの直径等の演算とを行う。この制御装置30は、各種のプロセッサ(Processor)及びメモリ等から構成された演算回路を備える。各種のプロセッサには、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、及びプログラマブル論理デバイス[例えばSPLD(Simple Programmable Logic Devices)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、及びFPGA(Field Programmable Gate Arrays)]等が含まれる。なお、制御装置30の各種機能は、1つのプロセッサにより実現されてもよいし、同種または異種の複数のプロセッサで実現されてもよい。
制御装置30には、既述の回転駆動部15及び検出器24の他に、操作部32、位置検出部34、及び表示部36等が接続されている。
操作部32は、キーボード、マウス、操作パネル、及び操作ボタン等が用いられ、オペレータによる各種操作の入力を受け付ける。
位置検出部34は、例えば、検出器24をX方向に移動させる水平アーム20の位置を検出するX方向リニアエンコーダと、検出器24をZ方向に移動させるキャリッジ18の位置を検出するZ方向リニアエンコーダと、を含む。位置検出部34は、各リニアエンコーダから出力された位置検出信号を制御装置30へ出力する。これにより、制御装置30は、位置検出部34から入力される位置検出信号に基づき、検出器24の位置(X方向位置及びZ方向位置)を検出することができる。
表示部36は、公知の各種モニタが用いられる。この表示部36は、後述の径演算部56により演算されるワークWの直径の演算結果等を表示する。
真円度測定機10は、複数のワークWの外周面の直径測定を順番で行う。この際に、真円度測定機10による第1番目のワークWの外周面の直径測定では、第1回転テーブル14A上への基準器MRの載置と、基準器MRのアライメントと、真円度測定機10の校正と、第2回転テーブル14B上へのワークWの載置と、ワークWのアライメントと、ワークWの直径測定と、が実行される。また、真円度測定機10による第2番目以降のワークWの外周面の直径測定では、基準器MRの載置及びアライメントが省略されて、真円度測定機10の校正と、第2回転テーブル14B上へのワークWの載置と、ワークWのアライメントと、ワークWの直径測定と、繰り返しが実行される。
[制御装置]
制御装置30は、不図示の記憶部に記憶されている不図示の制御プログラムを実行することで、真円度測定機10の校正を行う校正部40及びワークWの外周面の直径の測定を行う径測定部50として機能する。なお、制御装置30の「〜部」として説明するものは「〜回路」、「〜装置」、又は「〜機器」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ファームウェア、ソフトウェア、及びハードウェアまたはこれらの組み合わせのいずれで構成されていてもよい。
<校正部>
校正部40は、第1検出制御部42及び補正値演算部46として機能する。
第1検出制御部42は、真円度測定機10の校正時において、回転駆動部15、検出器24、及び位置検出部34を制御する。
図3は、第1検出制御部42による回転駆動部15、検出器24、及び位置検出部34の制御を説明するための説明図である。なお、オペレータにより、第1回転テーブル14A上への基準器MRの載置(セット)と、第1アライメント機構26Aを用いた回転中心CPに対する基準器MRの中心のアライメントと、は実行されているものとする。
図3及び既述の図2に示すように、オペレータが測定子28の先端球29を基準器MRの外周面に接触させた後、操作部32にて検出開始操作を入力すると、第1検出制御部42が変位検出信号及び位置検出信号の検出制御を開始する。
具体的には第1検出制御部42は、回転駆動部15を駆動して回転軸14C(第1回転テーブル14A及び第2回転テーブル14B)を1回転させる。これにより、測定子28の先端球29を基準器MRの外周面に接触させた状態で基準器MRと検出器24とを回転中心CPの周りに相対回転させることができる。
また、第1検出制御部42は、回転軸14Cの回転中の間、回転軸14Cの回転角度ごとに検出器24による測定子28の変位の検出を連続的に実行させると共に、検出器24からの変位検出信号の取得を連続的に実行する。さらに、第1検出制御部42は、回転軸14Cの回転前、回転中、或いは回転後の任意のタイミングで、位置検出部34から検出器24の位置検出信号を取得する。これら変位検出信号及び位置検出信号に基づき、回転軸14Cが回転されている間の測定子28の位置(先端球29の位置)、すなわち真円度測定機10の任意の座標系における位置座標が得られる。これにより、第1検出制御部42は、回転軸14C(第1回転テーブル14A及び基準器MR等)が1回転する間の測定子28(先端球29)の位置を演算(検出)し、測定子28の位置の演算結果を補正値演算部46へ出力する。
図2に戻って、補正値演算部46は、第1検出制御部42から入力された測定子28の位置の演算結果に基づき基準器MRの直径を演算して、この直径の演算結果と基準器MRの既知の直径値とに基づき、基準器MRの既知の直径値に対する補正値(校正値)を演算する。なお、補正値の具体的な演算方法は公知技術であるので、ここでは具体的な説明は省略する。補正値演算部46は、補正値の演算結果を後述の径演算部56へ出力する。以上で校正部40による真円度測定機10の校正が完了する。
真円度測定機10の再校正を行う場合には、既述の第1検出制御部42による変位検出信号及び位置検出信号の検出制御と、第1検出制御部42による測定子28の位置の検出と、補正値演算部46による補正値の演算と、が繰り返し実行される。既述の通り、第1回転テーブル14Aと第2回転テーブル14Bとは互いに独立しているので、第2回転テーブル14B上のワークWのアライメント及び直径測定を行う場合においても、第1回転テーブル14A上の基準器MRについては回転中心CPにアライメントされた状態で維持可能である。従って、真円度測定機10の再校正を行う場合には、第1回転テーブル14A上への基準器MRの載置と、基準器MRのアライメントと、を省略可能である。
なお、真円度測定機10の再校正は、真円度測定機10により新たなワークWの直径測定を行う前に毎回実行してもよいし、或いは一定個数のワークWの直径測定が行われるごとに実行してもよいし、或いは一定期間ごとに実行してもよい。
<径測定部>
径測定部50は、第2検出制御部52及び径演算部56として機能する。
第2検出制御部52は、ワークWの直径測定時において、回転駆動部15、検出器24、及び位置検出部34を制御する。
図4は、第2検出制御部52による回転駆動部15、検出器24、及び位置検出部34の制御を説明するための説明図である。なお、オペレータにより、第2回転テーブル14B上への測定対象のワークWの載置と、第2アライメント機構26Bを用いたワークWのアライメントと、は実行されているものとする。なお、既述の通り第1回転テーブル14Aと第2回転テーブル14Bとが互いに独立しているので、回転中心CPに対するワークWのアライメントの実行の有無に関わらず、回転中心CPに対する基準器MRのアライメントは維持される。
図4及び既述の図2に示すように、オペレータが測定子28の先端球29をワークWの外周面に接触させた後、操作部32にて検出開始操作を入力すると、第2検出制御部52が変位検出信号及び位置検出信号の検出制御を開始する。
具体的には第2検出制御部52は、既述の第1検出制御部42と同様に、回転駆動部15を駆動して回転軸14C(第1回転テーブル14A及び第2回転テーブル14B)を1回転させる。これにより、測定子28の先端球29をワークWの外周面に接触させた状態でワークWと検出器24とを回転中心CPの周りに相対回転させることができる。
また、第2検出制御部52は、既述の第1検出制御部42と同様に、回転軸14Cの回転中の間、その回転角度ごとに検出器24による測定子28の変位の検出を連続的に実行させると共に、検出器24から変位検出信号を連続的に取得する。さらに、第2検出制御部52は、既述の任意のタイミングで、位置検出部34から検出器24の位置検出信号を取得する。これにより、第2検出制御部52は、回転軸14C(第2回転テーブル14B及びワークW等)が1回転する間の測定子28の位置を演算(検出)し、測定子28の位置の演算結果を径演算部56へ出力する。
図2に戻って、径演算部56は、回転軸14C(ワークW)が1回転する間に第2検出制御部52により演算された測定子28の位置と、補正値演算部46により演算された補正値とに基づき、ワークWの直径を演算する。なお、ワークWの直径の具体的な演算方法は公知技術であるので、ここでは具体的な説明は省略する。以上で径測定部50によるワークWの直径測定が完了する。径演算部56は、ワークWの直径の測定結果を不図示の記憶部に記憶させると共に表示部36に表示させる。
以下、新たなワークWの直径測定の度に、第2回転テーブル14B上へのワークWの載置と、ワークWのアライメントと、第2検出制御部52による変位検出信号及び位置検出信号の検出制御と、第2検出制御部52による測定子28の位置の検出と、径演算部56によるワークWの直径の演算と、が繰り返し実行される。
[第1実施形態の作用]
図5は、上記構成の第1実施形態の真円度測定機10によるワークWの直径測定処理の流れを示すフローチャートである。
<真円度測定機の校正>
図5に示すように、オペレータは、最初に第1回転テーブル14A上に基準器MRを載置した後、検出器24及び第1アライメント機構26A等を用いて公知の手法で回転中心CPに対する基準器MRの中心のアライメントを実行する(ステップS1)。
基準器MRのアライメントが完了すると、オペレータは、既述の図3に示したように、測定子28の先端球29を基準器MRの外周面に接触させた後、操作部32にて検出開始操作を入力する(ステップS2)。
検出開始操作を受けて第1検出制御部42が、位置検出部34から検出器24の位置検出信号を取得する(ステップS3)。なお、ステップS3は、ステップS4の後又はステップS6の後に実行してもよい。
また、第1検出制御部42は、回転駆動部15を駆動して回転軸14Cの回転を開始させると共に(ステップS4)、検出器24からの変位検出信号の出力を実行させる。これにより、第1検出制御部42が回転軸14Cの回転角度ごとに検出器24から測定子28の変位検出信号を取得する(ステップS5)。そして、第1検出制御部42が測定子28の変位検出信号とステップS3で取得した検出器24の位置検出信号とに基づき測定子28の位置を検出し、その検出結果を補正値演算部46へ出力する。
以下、回転軸14Cが1回転するまで、ステップS5の処理が繰り返し実行され、検出器24からの変位検出信号の出力と、第1検出制御部42による変位検出信号の取得及び測定子28の位置の演算と、が繰り返し実行される(ステップS6でNO)。そして、回転軸14Cが1回転すると(ステップS6でYES)、第1検出制御部42は、回転駆動部15の駆動を停止して回転軸14Cの回転を停止させる。
回転軸14Cの回転が停止すると、補正値演算部46が、回転軸14Cが1回転する間に第1検出制御部42から入力された測定子28の位置の演算結果に基づき、基準器MRの直径を演算する。そして、補正値演算部46は、基準器MRの直径の演算結果と基準器MRの既知の直径値とに基づき、基準器MRの既知の直径値に対する補正値を演算し、この補正値を径演算部56へ出力する(ステップS7)。以上で真円度測定機10の校正が完了する。
<第1番目のワークの直径測定>
真円度測定機10の校正が完了すると、オペレータは、第2回転テーブル14B上に第1番目のワークWを載置した後、検出器24及び第2アライメント機構26B等を用いて公知の手法で回転中心CPに対するワークWの中心のアライメントを実行する(ステップS8)。なお、ステップS8については既述のステップS1と同時実行してもよい。
ワークWのアライメントが完了すると、オペレータは、既述の図4に示したように、測定子28の先端球29をワークWの外周面に接触させた後、操作部32にて検出開始操作を入力する(ステップS9)。
検出開始操作を受けて第2検出制御部52が、位置検出部34から検出器24の位置検出信号を取得する(ステップS10)。なお、ステップS10は、ステップS11の後又はステップS13の後に実行してもよい。
また、第2検出制御部52は、回転駆動部15を駆動して回転軸14C(第2回転テーブル14B及びワークW等)の回転を開始させると共に(ステップS11)、検出器24による変位検出信号の出力を実行させる。これにより、第2検出制御部52が回転軸14Cの回転角度ごとに検出器24から測定子28の変位検出信号を取得する(ステップS12)。そして、第2検出制御部52が変位検出信号とステップS10で取得した検出器24の位置検出信号とに基づき測定子28の位置を検出し、その検出結果を補正値演算部46へ出力する。
以下、回転軸14Cが1回転するまで、ステップS12の処理が繰り返し実行され、検出器24からの変位検出信号の出力と、第2検出制御部52による変位検出信号の取得及び測定子28の位置の演算と、が繰り返し実行される(ステップS13でNO)。そして、回転軸14Cが1回転すると(ステップS13でYES)、第2検出制御部52は、回転駆動部15の駆動を停止して回転軸14Cの回転を停止させる。
回転軸14Cの回転が停止すると、径演算部56が、回転軸14Cが1回転する間に第2検出制御部52から入力された測定子28の位置の演算結果と、補正値演算部46により演算された補正値と、に基づきワークWの直径を演算する。このように補正値に基づきワークWの直径を演算することで、ワークWの直径を高精度に演算することができる。このワークWの直径の演算結果は不図示の記憶部に記憶されると共に表示部36に表示される。以上で第1番目のワークWの直径測定が完了する。
<真円度測定機の再校正>
第1番目のワークWの直径測定が完了すると、再びステップS2からステップS7の処理が繰り返し実行されることで、既述の補正値が再演算、すなわち真円度測定機10の再校正が実行される(ステップS15でYES)。この際に、第1回転テーブル14A上の基準器MRは回転中心CPにアライメントされた状態で維持されているので、基準器MRの再載置及びアライメント(ステップS1)を省略することができる。このため、真円度測定機10の再校正に要する時間を短縮可能である。
<第2番目以降のワークの直径測定>
真円度測定機10の再校正が完了すると、オペレータは、第2回転テーブル14B上に第2番目のワークWを載置した後、検出器24及び第2アライメント機構26B等を用いてワークWのアライメントを実行する(ステップS8)。そして、既述のステップS9からステップS14の処理が繰り返し実行されることで、第2番目のワークWの直径測定が完了する。
以下、第3番目以降のワークWの直径測定においても、既述のステップS2からステップS7からステップS14の処理が繰り返し実行されることで、真円度測定機10の再校正とワークWの直径測定とが繰り返し実行される(ステップS15でYES)。以上で全てのワークWの直径測定が完了する(ステップS15でNO)。
[第1実施形態の効果]
以上のように第1実施形態の真円度測定機10では、基準器MRが載置される第1回転テーブル14AとワークWが載置される第2回転テーブル14Bとを独立して設けることで、回転中心CPに対する基準器MRのアライメントとワークWのアライメントとを独立して行うことができる。このため、真円度測定機10の再校正時に基準器MRの再載置及びアライメントを省略することができるので、真円度測定機10の再校正に要する時間が短縮される。また、真円度測定機10の再校正を行うことでワークWの直径測定を高精度に行うことができる。その結果、ワークWの直径測定を高精度且つ短時間に行うことができる。
[第2実施形態]
図6は、第2実施形態の真円度測定機10の第1回転テーブル14Aの分解斜視図である。図7は、第2実施形態の真円度測定機10の第1回転テーブル14Aの斜視図である。
上記第1実施形態では、真円度測定機10の再校正時における基準器MRの再アライメントを省略するために第1回転テーブル14A上に基準器MRを常時載置する必要がある。これに対して第2実施形態では、第1回転テーブル14Aの位置姿勢を固定すると共に第1回転テーブル14A上での基準器MRの位置を位置決めすることで、基準器MRの再アライメントを省略している。
図6及び図7に示すように、第2実施形態の真円度測定機10は、第1回転テーブル14Aにロック機構60、V溝テーブル62、及び冶具64が設けられている点を除けば、上記第1実施形態の真円度測定機10と基本的に同じ構成である。このため、上記第1実施形態と機能又は構成上同一のものについては同一符号を付してその説明は省略する。
ロック機構60は、回転軸14Cに対する第1回転テーブル14Aの位置及び姿勢を解除可能に固定する。このようなロック機構60としては、例えば第1アライメント機構26Aを操作不能にする機構、或いは第1回転テーブル14Aを回転軸14Cに直接的に固定する機構などが例として挙げられるが、その構成については特に限定はされない。このロック機構60により、回転中心CPに対する基準器MRの中心のアライメント後に第1回転テーブル14Aの位置及び姿勢を固定することができる。
V溝テーブル62は、後述の冶具64と共に本発明の位置決め部として機能するものであり、第1回転テーブル14Aの上面に固定されている。このV溝テーブル62には、その中心から放射状且つ等間隔に形成された6方向(3方向でも可)のV溝62aが設けられている。
冶具64は、所謂スクロールチャックであり、基準器MRを3方向からチャックして保持(固定)するチャック爪64aを備える。なお、図中では図面の煩雑化を防止するために冶具64(スクロールチャック)は簡略的に図示しており、さらにその構造についても公知技術であるので具体的な説明は省略する。冶具64は、基準器MRを保持した状態でV溝テーブル62上に載置(セット)される。
冶具64の下面には、その中心軸を基準とする同一円周に沿って120°間隔で3個の半球(図示は省略)が形成されている。各半球は、冶具64がV溝テーブル62上に載置された場合にV溝62aにそれぞれ係合する。個々の半球がV溝62aに係合すると、半球の径に関係なく、半球の中心とV溝62aの中心とが一致する。これにより、全ての半球がV溝62aに係合することにより、冶具64の中心(すなわち基準器MRの中心)が回転中心CPに一致(略一致)する。これにより、冶具64を介して基準器MRをV溝テーブル62(第1回転テーブル14A)上に繰り返し精度良く載置することができる。
以上のように第2実施形態では、回転中心CPに対する基準器MRのアライメント後にロック機構60により第1回転テーブル14Aの位置及び姿勢を固定し、且つ冶具64により第1回転テーブル14A上での基準器MRの位置を1つの位置に規定可能である。このため、基準器MRのアライメント後に第1回転テーブル14A(冶具64)に基準器MRを再載置した場合であっても、基準器MRの再アライメントが不要となる。このため、第2実施形態では、第1回転テーブル14A上に基準器MRを常時載置しておかなくとも基準器MRの再アライメントが可能となる。また、冶具64を交換するだけで他の種類の基準器MRへの載せ替えを容易に実行可能である。
上記第2実施形態では、冶具64を介してV溝テーブル62上に基準器MRを載置しているが、基準器MRの底面に上述の半球を設けることで、V溝テーブル62上に基準器MRを直接的に載置するようにしてもよい。
上記第2実施形態では、V溝テーブル62及び冶具64により第1回転テーブル14A上で基準器MRを位置決めしているが、基準器MRの位置を規定するガイド部、係合部、及び嵌合穴等の各種位置決め部材を第1回転テーブル14Aに設けることにより基準器MRの位置決めを実行してもよい。
[第3実施形態]
図8は、第3実施形態の真円度測定機10の一部の構成を示した概略図である。上記各実施形態では、1種類の検出器24を用いて、真円度測定機10の校正(図3参照)と、ワークWの直径測定(図4参照)とを順番に行っている。これに対して、第3実施形態の真円度測定機10では、2種類の第1検出器24A及び第2検出器24Bを用いて、真円度測定機10の校正とワークWの直径測定とを同時に行う。
図8に示すように、第3実施形態の真円度測定機10は、第1検出器24A及び第2検出器24Bと、第1位置検出部34A及び第2位置検出部34Bと、を備える点を除けば、上記各実施形態の真円度測定機10と基本的に同じ構成である。このため、上記各実施形態と機能又は構成上同一のものについては同一符号を付してその説明は省略する。
第1検出器24A及び第2検出器24Bは、上記各実施形態の検出器24と基本的に同じものであり、図示は省略するが互いに異なる水平アーム20及びキャリッジ18等を介して、コラム16に支持されている。これにより、第1検出器24A及び第2検出器24Bを互いに独立してX方向及びZ方向に移動させることができる。
第1検出器24Aは、第1測定子28Aの変位を検出して、その変位を示す変位検出信号を制御装置30へ出力する。第1測定子28Aの先端部には、基準器MRの外周面に接触する第1先端球29Aが設けられている。
第2検出器24Bは、第2測定子28Bの変位を検出して、その変位を示す変位検出信号を制御装置30へ出力する。第2測定子28Bの先端部には、ワークWの外周面に接触する第2先端球29Bが設けられている。
第1位置検出部34A及び第2位置検出部34Bは、上記各実施形態の検出器24と基本的に同じものである。第1位置検出部34Aは、第1検出器24Aの位置(X方向位置及びZ方向位置)を示す位置検出信号を制御装置30へ出力する。また、第2位置検出部34Bは、第2検出器24Bの位置(X方向位置及びZ方向位置)を示す位置検出信号を制御装置30へ出力する。
図9は、第3実施形態の真円度測定機10の制御装置30の機能ブロック図である。図9に示すように、第3実施形態の制御装置30は、不図示の記憶部に記憶されている不図示の制御プログラムを実行することで、第3検出制御部70、補正値演算部74、及び径演算部76として機能する。
第3検出制御部70は、回転駆動部15と、第1検出器24A及び第2検出器24Bと、第1位置検出部34A及び第2位置検出部34Bと、を制御する。既述の図8に示したように、オペレータが第1測定子28Aの第1先端球29Aを基準器MRの外周面に接触させ且つ第2測定子28Bの第2先端球29BをワークWの外周面に接触させた後、操作部32にて検出開始操作を入力すると、第3検出制御部70が作動する。第3検出制御部70は、第1検出器24Aに対応する変位検出信号及び位置検出信号の検出制御と、第2検出器24Bに対応する変位検出信号及び位置検出信号の検出制御と、を同時に開始する。
具体的には第3検出制御部70は、回転駆動部15を駆動して回転軸14C(第1回転テーブル14A及び第2回転テーブル14B)を1回転させる。これにより、第1測定子28Aの第1先端球29Aを基準器MRの外周面に接触させた状態で基準器MRと第1検出器24Aとを回転中心CPの周りに相対回転させると共に、第2測定子28Bの第2先端球29BをワークWの外周面に接触させた状態でワークWと第2検出器24Bとを回転中心CPの周りに相対回転させることができる。
また、第3検出制御部70は、回転軸14Cの回転中の間、回転軸14Cの回転角度ごとに、第1検出器24Aによる第1測定子28Aの変位の検出と第2検出器24Bによる第2測定子28Bの変位の検出とを連続的に実行させる。さらに、第3検出制御部70は、第1検出器24A及び第2検出器24Bから変位検出信号を連続的に取得する。さらにまた、第3検出制御部70は、既述の任意のタイミングで、第1位置検出部34Aから第1検出器24Aの位置検出信号を取得し且つ第2位置検出部34Bから第2検出器24Bの位置検出信号を取得する。これにより、第3検出制御部70は、回転軸14Cが1回転する間の第1測定子28Aの位置と第2測定子28Bの位置とを演算する。そして、第3検出制御部70は、第1測定子28Aの位置の演算結果を補正値演算部74へ出力し、第2測定子28Bの位置の演算結果を径演算部76へ出力する。
図10は、回転軸14Cが1回転する間の第1測定子28Aの位置(符号XA参照)と第2測定子28Bの位置(符号XB参照)とを同時測定した結果を示した説明図である。図10に示すように、第3実施形態では、回転軸14Cが1回転する間の第1測定子28Aの位置と第2測定子28Bの位置とを同時測定、すなわち基準器MRの断面形状とワークWの断面形状とを同時測定することができる。その結果、基準器MR及びワークWの双方の断面形状の測定結果に同じ形状の誤差が含まれる場合には、この誤差はワークWのもつ形状ではない外来要因と判断することができる。その結果、ワークWの直径の測定精度をより向上させることができる。
図9に戻って、第3実施形態の補正値演算部74は、上記各実施形態の補正値演算部46と同様に、回転軸14Cが1回転する間の第1測定子28Aの位置に基づき基準器MRの既知の直径値に対する補正値を演算し、この補正値の演算結果を径演算部76へ出力する。第3実施形態の径演算部76は、上記各実施形態の径演算部56と同様に、回転軸14Cが1回転する間の第2測定子28Bの位置と既述の補正値とに基づきワークWの直径を演算する。
[第3実施形態の作用]
図11は、上記構成の第3実施形態の真円度測定機10によるワークWの直径測定処理の流れを示すフローチャートである。図10に示すように、オペレータは、最初に第1回転テーブル14A上に基準器MRを載置した後、第1検出器24A及び第1アライメント機構26A等を用いて公知の手法で回転中心CPに対する基準器MRのアライメントを実行する(ステップS21)。また、オペレータは、第2回転テーブル14B上に第1番目のワークWを載置した後、第2検出器24B及び第2アライメント機構26B等を用いて公知の手法で回転中心CPに対するワークWのアライメントを実行する(ステップS22)。
基準器MR及びワークWのアライメントが完了すると、オペレータは、既述の図8に示したように、第1測定子28Aの第1先端球29Aを基準器MRの外周面に接触させ且つ第2測定子28Bの第2先端球29BをワークWの外周面に接触させた後、操作部32にて検出開始操作を入力する(ステップS23)。
この検出開始操作を受けて、第3検出制御部70が第1位置検出部34Aから第1検出器24Aの位置検出信号を取得し且つ第2位置検出部34Bから第2検出器24Bの位置検出信号を取得する(ステップS24)。なお、ステップS24は、ステップS25の後又はステップS27の後に実行してもよい。
また、第3検出制御部70は、回転駆動部15を駆動して回転軸14Cの回転を開始させると共に(ステップS25)、第1検出器24A及び第2検出器24Bからの変位検出信号の出力を実行させる。これにより、第3検出制御部70が回転軸14Cの回転角度ごとに第1測定子28A及び第2測定子28Bからそれぞれ変位検出信号を取得する(ステップS26)。次いで、第3検出制御部70は、第1検出器24Aに対応する変位検出信号及び位置検出信号に基づき第1測定子28Aの位置を検出し、第2検出器24Bに対応する変位検出信号及び位置検出信号に基づき第2測定子28Bの位置を検出する。そして、第3検出制御部70は、第1測定子28Aの位置の検出結果を補正値演算部74へ出力し且つ第2測定子28Bの位置の検出結果を径演算部76へ出力する。
以下、回転軸14Cが1回転するまで、ステップS26の処理が繰り返し実行され、各検出器24A,24Bからの各変位検出信号の出力と、第3検出制御部70による各変位検出信号の取得及び第1測定子28A及び第2測定子28Bの位置の演算と、が繰り返し実行される(ステップS27でNO)。そして、回転軸14Cが1回転すると(ステップS27でYES)、第3検出制御部70は、回転駆動部15の駆動を停止して回転軸14Cの回転を停止させる。
回転軸14Cの回転が停止すると、上記各実施形態と同様に補正値演算部74による補正値の演算(ステップS28)と径演算部76による第1番目のワークWの直径の演算(ステップS29)とが実行される。第3実施形態の真円度測定機10では、2種類の第1検出器24A及び第2検出器24Bを設けることにより、回転軸14Cを1回転させるだけで真円度測定機10の校正とワークWの直径測定とを実行することができる。
以下、再びステップS22からステップS29の処理が繰り返し実行されることで、真円度測定機10の再校正と第2番目以降のワークWの直径測定とが繰り返し実行される(ステップS30)。このように第3実施形態においても基準器MRが回転中心CPにアライメントされた状態で維持されているので、基準器MRの再載置及びアライメント(ステップS21)を省略することができる。その結果、上記各実施形態と同様の効果が得られる。
[第4実施形態]
図12は、第4実施形態の真円度測定機10によるワークWの直径測定処理の流れ、特に径演算部76によるワークWの直径演算の流れを示すフローチャートである。図13は、第4実施形態の真円度測定機10の径演算部76による差分演算を説明するための説明図である。第4実施形態の真円度測定機10は、回転軸14Cが1回転する間に第3検出制御部70が第1測定子28A及び第2測定子28Bの双方の位置の演算結果を径演算部76へ出力し且つこの径演算部76によるワークWの直径の演算方法が第3実施形態と一部異なる点を除けば、上記第3実施形態の真円度測定機10と基本的に同じ構成である。このため、上記第3実施形態と機能又は構成上同一のものについては同一符号を付してその説明は省略する。
図12に示すように、第4実施形態の径演算部76は、回転軸14Cが1回転する間に第3検出制御部70により検出された第1測定子28A及び第2測定子28Bの双方の位置に基づき、回転軸14Cの回転角度(相対回転の回転角度)ごとに、第2測定子28Bの位置検出結果SG2から真円度測定機10の誤差を減算する差分演算を実行する(図12のステップS28A参照)。
具体的には、図13に示すように径演算部76は、回転軸14Cの回転角度(相対回転の回転角度)ごとに、第1測定子28Aの位置検出結果SG1に基づき真円度測定機10のもつ誤差Δeを演算する。校正されている基準器MRの断面形状は真円形状であるので、第1測定子28Aの位置検出結果SG1は真円度測定機10がもつ誤差を示す。そして、径演算部76は、回転軸14Cの回転角度ごとに、第2測定子28Bの位置検出結果SG2から誤差Δeを減算して、回転角度ごとの差分値ΔSGを演算する。これにより、第2測定子28Bの位置検出結果SG2から真円度測定機10がもつ誤差Δeを取り除くことができる。
図12に戻って、第4実施形態の径演算部76は、差分値ΔSGと既述の補正値とに基づき、ワークWの直径を演算する。これにより、真円度測定機10がもつ誤差の影響を低減してワークWの直径をより高精度に演算することができる。
[その他]
上記各実施形態では第1回転テーブル14A上に基準器MRが載置され且つ第2回転テーブル14B上にワークWが載置されているが、逆に第1回転テーブル14A上にワークWが載置され且つ第2回転テーブル14B上に基準器MRが載置されていてもよい。すなわち基準器MR及びワークWの一方が第1回転テーブル14A上に載置され且つ他方が第2回転テーブル14B上に載置される。
上記各実施形態では、ワークW及び基準器MRへの測定子28(第1測定子28A及び第2測定子28B)の接触、基準器MR及びワークWのアライメント等をオペレータが手動で実行しているが、公知の測定プログラム等を利用して自動で行ってもよい。
上記各実施形態では、真円度測定機10の校正時及びワークWの直径測定時に回転軸14C(第1回転テーブル14A及び第2回転テーブル14B)を1回転させているが、回転軸14Cの回転数については特に限定はされない。
上記各実施形態では、円筒状のワークWの外周面の直径(外径)を測定しているが、円柱のワークWの外周面の直径(外径)を測定したり或いは円筒状のワークWの内周面の直径(内径)を測定したり、多重円筒構造のワークWの任意の周面の直径を測定したりなどの各種形状のワークWの周面(ワークWの一部が周面である場合も含む)の直径の測定に本発明を適用することができる。また、各周面の直径の測定と共に或いは直径の測定に代えて各周面の半径の測定を行ってもよい。
上記各実施形態の真円度測定機10は、回転軸14C(第1回転テーブル14A及び第2回転テーブル14B)が回転することで、ワークW及び基準器MRと検出器24(第1検出器24A及び第2検出器24B)とを回転中心CPの周りに相対回転させているが、回転軸14Cを回転させる代わりに相対回転機構により検出器24が回転中心CPを中心として回転する検出器回転型の真円度測定機10にも本発明を適用可能である。
上記各実施形態では、真円度測定機10に1つの第2回転テーブル14Bが設けられているが、回転軸14C(第1回転テーブル14A)を中心とする同心円状に径の異なる複数の第2回転テーブル14Bが設けられていてもよい。これにより、径の異なる複数のワークWの直径測定に対応することができる。また、この場合には、第3実施形態で説明したように第2回転テーブル14Bの数に合わせて第2検出器24Bの数を増加させてもよい。これにより、径の異なる複数のワークWの直径測定を同時に実行することができる。
10 真円度測定機
12 ベース
14A 第1回転テーブル
14B 第2回転テーブル
14C 回転軸
15 回転駆動部
16 コラム
18 キャリッジ
20 水平アーム
22 検出器ホルダ
24 検出器
24A 第1検出器
24B 第2検出器
26A 第1アライメント機構
26B 第2アライメント機構
28 測定子
28A 第1測定子
28B 第2測定子
29 先端球
29A 第1先端球
29B 第2先端球
30 制御装置
32 操作部
34 位置検出部
34A 第1位置検出部
34B 第2位置検出部
36 表示部
40 校正部
42 第1検出制御部
46 補正値演算部
50 径測定部
52 第2検出制御部
56 径演算部
60 ロック機構
62 V溝テーブル
62a V溝
62b ボルト穴
64 冶具
64a 半球部
66 ボルト
70 第3検出制御部
74 補正値演算部
76 径演算部
CP 回転中心
MR 基準器
SG1 位置検出結果
SG2 位置検出結果
W ワーク
ΔSG 差分値

Claims (8)

  1. 測定子を有する検出器と、
    ワーク及び直径が既知の基準器の一方が載置される第1テーブルと、
    前記第1テーブルに対向する位置から見た場合に前記第1テーブルを囲む第2テーブルであって且つ前記ワーク及び前記基準器の他方が載置される第2テーブルと、
    回転中心を中心として前記第1テーブル及び前記第2テーブルを一体的に回転、或いは前記回転中心の周りに前記検出器を回転させる相対回転機構と、
    前記回転中心と前記第1テーブルに載置されている前記一方の中心とのアライメントを行う第1アライメント機構と、
    前記回転中心と前記第2テーブルに載置されている前記他方の中心とのアライメントを行う第2アライメント機構と、
    を備える真円度測定機。
  2. 前記基準器の周面に対して前記測定子が接触した状態で前記相対回転機構により前記基準器と前記検出器とを前記回転中心の周りに相対回転させながら、前記測定子の位置を検出する第1検出制御部と、
    前記ワークの周面に対して前記測定子が接触した状態で前記相対回転機構により前記ワークと前記検出器とを前記回転中心の周りに相対回転させながら、前記測定子の位置を検出する第2検出制御部と、
    前記第1検出制御部が検出した前記測定子の位置に基づき、前記基準器の既知の直径に対する補正値を演算する補正値演算部と、
    前記第2検出制御部が検出した前記測定子の位置と、前記補正値演算部が演算した前記補正値と、に基づき前記ワークの周面の径を演算する径演算部と、
    を備える請求項1に記載の真円度測定機。
  3. 前記検出器が、前記測定子として前記基準器の周面に接触する第1測定子を有する第1検出器と、前記測定子として前記ワークの周面に接触する第2測定子を有する第2検出器と、を含む請求項1に記載の真円度測定機。
  4. 前記基準器の周面に対して前記第1測定子が接触し且つ前記ワークの周面に対して前記第2測定子が接触した状態で、前記相対回転機構により前記基準器と前記第1検出器とを前記回転中心の周りに相対回転させ且つ前記ワークと前記第2検出器とを前記回転中心の周りに相対回転させながら、前記第1測定子の位置と前記第2測定子の位置とを検出する第3検出制御部と、
    前記第3検出制御部が検出した前記第1測定子の位置に基づき、前記基準器の既知の直径に対する補正値を演算する補正値演算部と、
    前記第3検出制御部が検出した前記第2測定子の位置と、前記補正値演算部が演算した前記補正値と、に基づき前記ワークの周面の径を演算する径演算部と、
    を備える請求項3に記載の真円度測定機。
  5. 前記径演算部が、前記第3検出制御部が検出した前記第1測定子の位置から前記相対回転の回転角度ごとに真円度測定機の誤差を検出し、前記相対回転の回転角度ごとに、前記第3検出制御部が検出した前記第2測定子の位置から前記誤差を減算する差分演算を実行し、前記差分演算の結果と前記補正値とに基づき前記ワークの周面の径を演算する請求項4に記載の真円度測定機。
  6. 前記第1アライメント機構が、前記回転中心に対する前記第1テーブルの位置及び姿勢を調整し、
    前記第2アライメント機構が、前記回転中心に対する前記第2テーブルの位置及び姿勢を調整する請求項1から5のいずれか1項に記載の真円度測定機。
  7. 前記第1テーブル及び前記第2テーブルのうちで前記基準器が載置される方を基準器用テーブルとした場合に、前記基準器用テーブルの位置及び姿勢を解除可能に固定するロック機構を備える請求項1から6のいずれか1項に記載の真円度測定機。
  8. 前記基準器用テーブルに載置された前記基準器の位置を規定する位置決め部を備える請求項7に記載の真円度測定機。
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