JP2021130988A - 土構造物の修復方法および修復土構造物 - Google Patents

土構造物の修復方法および修復土構造物 Download PDF

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【課題】ダウンタイムの短い土構造物の修復方法および修復土構造物を提供する。【解決手段】基礎構造体10を形成する第1工程と、上部構造体20を形成する第2工程と、上部構造体20を防水シート24で覆う第3工程と、防水シート24を固定する第4工程と、天端部材28を配置する第5工程と、を有する。第1工程では、土留め部材14を積み上げて、積み上げた土留め部材14の間に防水シート24を挟み込む。第2工程では、基礎構造体10の上方に地盤材料22を盛り上げて上部構造体20を形成する。第3工程では、上部構造体20の側面および上面を防水シート24で覆う。【選択図】図2

Description

本発明は、土構造物の修復方法および修復土構造物に関する。
盛土や切土などの土構造物を利用して軌道が敷設されている。強雨などにより、土構造物の法面が崩壊する場合がある。土構造物の修復方法として、補強土工法が知られている(例えば、特許文献1参照)。補強土工法は、地盤に補強材を敷き込み、土嚢を置いて盛土を施工する。以上の工程を、所定の高さまで繰り返す。その後、積み上げられた土嚢の前面にコンクリート壁等を打設して、土嚢を支持する。
従来の補強土工法では、土嚢の積み上げ等に長時間を必要とする。そのため、鉄道の運転の停止時間(ダウンタイム)が長くなる。ダウンタイムの短い土構造物の修復方法が望まれている。
特開昭64−21122号公報
本発明が解決しようとする課題は、ダウンタイムの短い土構造物の修復方法および修復土構造物を提供することである。
本発明の修復土構造物は、基礎構造体と、上部構造体と、防水シートと、天端部材と、を有する。基礎構造体は、透水性のある収容体の内部に透水性のある地盤材料を収容した土留め部材が積み上げられ、土留め部材から土構造物にかけて透水性のある面状補強材が配置され、土留め部材の上下に配置した面状補強材の間に透水性のある地盤材料が充填され、積み上げられた土留め部材の間に防水シートの下端部が挟み込まれて、土構造物の下部に形成される。上部構造体は、基礎構造体の上方から土構造物にかけて透水性のある地盤材料を盛り上げて形成される。防水シートは、上部構造体の側面及び上面を覆う。防水シートの上端部は、上部構造体の上面に固定される。天端部材は、上部構造体の上面の防水シートを覆う。
本発明の土構造物の修復方法は、基礎構造体を形成する工程と、上部構造体を形成する工程と、上部構造体の側面及び上面を防水シートで覆う工程と、防水シートの上端部を上部構造体の上面に固定する工程と、上部構造体の上面の防水シートを覆う天端部材を配置する工程と、を有する。基礎構造体を形成する工程では、透水性のある収容体の内部に透水性のある地盤材料を収容した土留め部材を積み上げ、土留め部材から土構造物にかけて透水性のある面状補強材を配置し、土留め部材の上下に配置した面状補強材の間に透水性のある地盤材料を充填し、積み上げた土留め部材の間に防水シートの下端部を挟み込んで、土構造物の下部に基礎構造体を形成する。上部構造体を形成する工程では、基礎構造体の上方から土構造物にかけて透水性のある地盤材料を盛り上げ、上部構造体を形成する。
防水シートの下端部は、積み上げた土留め部材の間に挟み込まれる。そのため、基礎構造体には、少なくとも2個の土留め部材を積み上げればよい。上部構造体は、基礎構造体の上方に地盤材料を盛り上げるだけで、簡単に形成される。この場合でも、基礎構造体に固定された防水シートが上部構造体を覆うので、上部構造体が拘束され、上部構造体の崩壊が抑制される。これにより、修復土構造物は十分な強度を発揮する。したがって、土構造物の利用を停止するダウンタイムを短くすることができる。上部構造体が防水シートで覆われるので、修復土構造物の内部への雨水の浸入が抑制される。これにより、修復土構造物の耐降雨性が向上する。
積み上げた土留め部材の側面を覆う壁を形成する工程を有することが望ましい。
これにより、土留め部材に挟み込まれた防水シートが保護される。
上部構造体の側面を覆う防水シートを貫通して、上部構造体に地山補強材を挿入する工程を有することが望ましい。
これにより、修復土構造物が補強され、再崩壊が抑制される。
本発明の土構造物の修復方法および修復土構造物によれば、土構造物の利用を停止するダウンタイムを短くすることができる。
盛土の法面の崩落の説明図。 実施形態の修復土構造物の断面図。 実施形態の土構造物の修復方法の第1工程の説明図。 基礎構造体の拡大図。 実施形態の土構造物の修復方法の第2工程の説明図。 実施形態の土構造物の修復方法の第3工程の説明図。 実施形態の土構造物の修復方法の第4工程の説明図。 実施形態の土構造物の修復方法の第5工程の説明図。 実施形態の土構造物の修復方法の第6工程の説明図。
以下、実施形態の土構造物の修復方法および修復土構造物を、図面を参照して説明する。
図1は盛土の法面の崩壊の説明図である。地盤1に土砂を盛り上げて盛土(土構造物)2が形成されている。盛土2の上面にバラスト道床4が敷設され、バラスト道床4にマクラギおよびレールが敷設されて軌道5が形成されている。軌道5を鉄道車両6が走行する。強雨時などに、多量の雨水が盛土2に浸入すると、盛土2の法面8が崩壊する場合がある。
(修復盛土)
図2は、実施形態の修復土構造物の断面図である。実施形態では、法面8が崩壊した盛土2の修復方法を実施して、修復盛土(修復土構造物)2rを形成する。修復盛土2rは、基礎構造体10と、上部構造体20と、防水シート(遮水シート)24と、天端部材28と、を有する。
基礎構造体10は、盛土2の下部に形成される。基礎構造体10は、土留め部材14と、面状補強材12と、地盤材料18と、を有する。
土留め部材14は、透水性のある収容体の内部に、透水性のある地盤材料を収容して形成される。例えば、土留め部材14は、蛇籠(ふとん籠)または土嚢などである。蛇籠は、鉄線等で編んだ籠の内部に、透水性のある地盤材料を収容して形成される。土嚢は、透水性のある布袋の内部に、透水性のある地盤材料を収容して形成される。透水性のある地盤材料とは、透水係数が0.01〜0.1cm/sec程度の地盤材料である。地盤材料は、土砂や砕石などである。地盤材料は、例えばクラッシャランなどの粒度調整砕石である。土留め部材14は、崩壊前の盛土2の法尻部(下端部)の近傍に配置される。複数の土留め部材14が、上下方向に積み上げて配置される。
面状補強材(ジオテキスタイル)12は、プラスチック繊維等を面状に編んだものであり、透水性を有する。面状補強材12は、土留め部材14から修復前の盛土2にかけて配置される。面状補強材12は、土留め部材14の上下に配置される。すなわち、面状補強材12および土留め部材14が、上下方向に交互に配置される。面状補強材12は、盛土2とは反対側の土留め部材14の側面を巻くように折り返して配置される。面状補強材12により、修復盛土2rの引張強度が向上して、修復盛土2rの再崩壊が抑制される。
地盤材料18は、透水性を有する粒度調整砕石などである。地盤材料18は、土留め部材14と修復前の盛土2との間に充填される。地盤材料18は、土留め部材14の上下に配置された面状補強材12の間に充填される。
上部構造体20は、基礎構造体10の上方から修復前の盛土2にかけて、透水性のある地盤材料22を盛り上げて形成される。透水性のある地盤材料22は、粒度調整砕石などである。
防水シート24は、プラスチック材料等により形成されるシートである。防水シート24の下端部は、積み上げられた土留め部材14の間に挟み込まれて固定される。防水シート24は、上部構造体20の側面および上面を覆う。防水シート24の上端部は、上部構造体20の上面に固定される。上部構造体20の側面を覆う防水シート24の表面に、植生工が施されてもよい。
天端部材28は、盛土2と同等の土砂で形成される。天端部材28は、コンクリートまたは樹脂材料などで形成されてもよい。天端部材28は、上部構造体20の上面の防水シート24を覆う。
(盛土の修復方法)
実施形態の盛土2の修復方法(修復盛土2rの形成方法)について説明する。盛土2の法面8が崩壊すると、鉄道の交通荷重が安定して支持されない。そのため、鉄道の運転を停止して、盛土2の修復方法を開始する。
図3は、実施形態の土構造物の修復方法の第1工程である、基礎構造体を形成する工程の説明図である。最初に、地盤1の上に基礎構造体10を形成する。基礎構造体10は、盛土2の下部のみに形成される。基礎構造体10は、盛土2の崩壊部分の全幅にわたって形成される。基礎構造体10は、崩壊前の法面の法尻部の近傍に形成される。
図4は、基礎構造体の拡大図である。基礎構造体10は、以下の手順により形成される。まず、盛土2の崩壊により露出した露出面9を段切りにする。すなわち、盛土2の露出面を階段状に整形して踏み固める。段切りの各段の高さは、土留め部材14の高さと同等に設定される。段切りにより、少なくとも最下段の第1段9aおよび第1段9aの上段の第2段9bを形成する。
次に、第1面状補強材12aを配置する。第1面状補強材12aは、盛土2の露出面9の下端部から、崩壊前の盛土2の法尻部を越えて、地盤1の上に配置される。
次に、第1土留め部材14aを配置する。第1土留め部材14aは、崩壊前の盛土2の法尻部の近傍に配置される。第1土留め部材14aは、第1面状補強材12aの上に配置される。第1面状補強材12aは、第1土留め部材14aにより地盤1の上に固定される。
次に、透水性のある地盤材料18を充填(盛土)する。地盤材料18は、盛土2の露出面の第1段9aと、第1土留め部材14aとの間に充填される。地盤材料18は、第1段9aおよび第1土留め部材14aと同等の高さまで充填される。
次に、第1面状補強材12aを折り返す。第1面状補強材12aは、盛土2とは反対側の第1土留め部材14aの側面を巻いて、盛土2に向かって折り返される。第1面状補強材12aは、第1土留め部材14aの上方から、第1段9aの上方にかけて配置される。第1面状補強材12aは、第1段9aと第1土留め部材14aとの間に充填された地盤材料18を覆う。
次に、防水シート24を配置する。防水シート24の下端部が、第1土留め部材14aの上方に配置された第1面状補強材12aの上面に沿って配置される。防水シート24の下端部は、第1土留め部材14aの上方から、第1段9aの上方にかけて配置される。
次に、第2面状補強材12bを配置する。第2面状補強材12bは、第1段9aの上方から、第1土留め部材14aの上方を越えて配置される。
次に、第2土留め部材14bを配置する。第2土留め部材14bは、第1土留め部材14aの上方に相当する第2面状補強材12bの上方に配置される。第1土留め部材14aおよび第2土留め部材14bは、第1面状補強材12a、防水シート24および第2面状補強材12bを挟んで積み上げられる。防水シート24は、第1土留め部材14aと第2土留め部材14bとの間に挟み込まれて固定される。
次に、透水性のある地盤材料18を充填する。地盤材料18は、盛土2の露出面の第2段9bと、第2土留め部材14bとの間に充填される。地盤材料18は、第2段9bおよび第2土留め部材14bと同等の高さまで充填される。
次に、第2面状補強材12bを折り返す。第1面状補強材12aは、盛土2とは反対側の第2土留め部材14bの側面を巻いて、盛土2に向かって折り返される。第2面状補強材12bは、第2土留め部材14bの上方から、第2段9bの上方にかけて配置される。第2面状補強材12bは、第2段9bと第2土留め部材14bとの間に充填された地盤材料18を覆う。
以上により、基礎構造体10が形成される。
図5は、実施形態の土構造物の修復方法の第2工程である、上部構造体を形成する工程の説明図である。透水性のある地盤材料22を盛り上げて、上部構造体20を形成する。基礎構造体10の上方から盛土2の露出面9にかけて、地盤材料22を盛り上げる。上部構造体20の上面20uの高さは、盛土2の上面の高さより低い。
図6は、実施形態の土構造物の修復方法の第3工程である、上部構造体を防水シートで覆う工程の説明図である。上部構造体20の側面20sおよび上面20uを防水シート24で覆う。防水シート24の下端部は、基礎構造体10に固定されている。防水シート24の上端部を、上部構造体20の側面20sに沿って引き上げ、上部構造体20の上面20uに配置する。
図7は、実施形態の土構造物の修復方法の第4工程である、防水シートを固定する工程の説明図である。防水シート24の上端部を、上部構造体20の上面20uに固定する。アンカーピン26などの固定部材により、防水シート24を上部構造体20に固定する。防水シート24の上端部の上方から、上部構造体20の上面20uに向かって、アンカーピン26を打ち込む。これにより、上部構造体20の側面20sおよび上面20uが防水シート24で覆われた状態に保持される。
図8は、実施形態の土構造物の修復方法の第5工程である、天端部材および壁を配置する工程の説明図である。上部構造体20の上方に天端部材28を配置する。天端部材28は、上部構造体20の上面20uの防水シート24を覆う。天端部材28は、盛土2と同様の土砂で形成される。天端部材28は、樹脂材料またはコンクリートなどで形成されてもよい。天端部材28は、防水シート24の上端部を保護する。
以上により、前述した修復盛土2rが形成される。修復盛土2rは、鉄道の交通荷重を安定して支持することができる。修復盛土2rの上面で作業が行われる場合でも、天端部材28により防水シート24が保護される。したがって、以上の工程の完了後に、鉄道の運転を再開することができる。
基礎構造体10の側面に壁30を形成することが望ましい。壁30は、コンクリートの打設や、樹脂材料のコーティングなどにより形成される。壁30は、第1土留め部材14aおよび第2土留め部材14bの側面を覆うように形成される。壁30の下端部は、地盤1に埋め込まれてもよい。壁30により、防水シート24の下端部が覆われて、防水シート24が保護される。壁30には、壁30を貫通する排水パイプ32が埋め込まれる。排水パイプ32は、第1土留め部材14aの高さに配置される。
防水シート24は、第2土留め部材14bの側面を覆うが、第1土留め部材14aの側面を覆わない。修復盛土2rの内部に含まれる地下水Wは、第1土留め部材14a、第1面状補強材12aおよび排水パイプ32を通って、修復盛土2rの外部に排出される。これにより、修復盛土2rの再崩壊が抑制される。
図9は、実施形態の土構造物の修復方法の第6工程である、地山補強材を挿入する工程の説明図である。上部構造体20に地山補強材40を挿入することが望ましい。地山補強材40は、鋼棒などで形成される。地山補強材40は、上部構造体20の側面20sを覆う防水シート24を貫通して挿入される。地山補強材40は、地震等による修復盛土2rの再崩壊を抑制する。上部構造体20の側面20sが防水シート24に覆われて拘束されているので、地山補強材40により大きな補強効果が得られる。
以上に詳述されたように、実施形態の修復盛土2rは、基礎構造体10と、上部構造体20と、防水シート24と、天端部材28と、を有する。基礎構造体10は、積み上げた土留め部材14を有する。上部構造体20は、基礎構造体10の上方に地盤材料22を盛り上げて形成される。防水シート24の下端部は、積み上げた土留め部材14の間に挟み込まれる。防水シート24は、上部構造体20の側面および上面を覆う。
また、実施形態の盛土2の修復方法は、基礎構造体10を形成する第1工程と、上部構造体20を形成する第2工程と、上部構造体20を防水シート24で覆う第3工程と、防水シート24を固定する第4工程と、天端部材28を配置する第5工程と、を有する。第1工程では、土留め部材14を積み上げて、積み上げた土留め部材14の間に防水シート24を挟み込む。第2工程では、基礎構造体10の上方に地盤材料22を盛り上げて上部構造体20を形成する。第3工程では、上部構造体20の側面および上面を防水シート24で覆う。
防水シート24の下端部は、積み上げた土留め部材14の間に挟み込まれる。そのため、基礎構造体10には、少なくとも2個の土留め部材14を積み上げればよい。上部構造体20は、基礎構造体10の上方に地盤材料を盛り上げるだけで、簡単に形成される。この場合でも、基礎構造体10に固定された防水シート24が上部構造体20を覆うので、上部構造体20が拘束され、上部構造体20の崩壊が抑制される。これにより、修復盛土2rは鉄道の交通荷重を安定して支持する。したがって、鉄道の運転を停止するダウンタイムを短くすることができる。上部構造体20が防水シート24で覆われるので、修復盛土2rの内部への雨水の浸入が抑制される。これにより、修復盛土2rの耐降雨性が向上する。
第5工程では、積み上げられた土留め部材14の側面を覆う壁30を形成する。
これにより、土留め部材14に挟み込まれた防水シート24が保護される。
上部構造体20に地山補強材40を挿入する第6工程を有する。
これにより、修復盛土2rが補強され、再崩壊が抑制される。
実施形態では、2個の土留め部材14を積み上げて、その間に防水シート24を挟み込んだ。これに対して、3個以上の複数の土留め部材14を積み上げて、下層の土留め部材と上層の土留め部材との間に防水シート24を挟み込んでもよい。
実施形態では、土構造物の一例である盛土2の法面が崩壊した場合に、本発明の土構造物の修復方法を適用して、修復土構造物を形成した。これに対して、土構造物の一例である切土の法面が崩壊した場合にも、本発明の土構造物の修復方法を適用して、修復土構造物を形成することができる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。
2…盛土(土構造物)、2r…修復盛土(修復土構造物)、10…基礎構造体、12…面状補強材、14…土留め部材、18…地盤材料、20…上部構造体、20s…側面、20u…上面、22…地盤材料、24…防水シート、28…天端部材、30…壁、40…地山補強材。

Claims (4)

  1. 透水性のある収容体の内部に透水性のある地盤材料を収容した土留め部材を積み上げ、前記土留め部材から土構造物にかけて透水性のある面状補強材を配置し、前記土留め部材の上下に配置した前記面状補強材の間に透水性のある地盤材料を充填し、積み上げた前記土留め部材の間に防水シートの下端部を挟み込んで、土構造物の下部に基礎構造体を形成する工程と、
    前記基礎構造体の上方から前記土構造物にかけて透水性のある地盤材料を盛り上げ、上部構造体を形成する工程と、
    前記上部構造体の側面及び上面を前記防水シートで覆う工程と、
    前記防水シートの上端部を前記上部構造体の上面に固定する工程と、
    前記上部構造体の上面の前記防水シートを覆う天端部材を配置する工程と、を有する、
    土構造物の修復方法。
  2. 積み上げた前記土留め部材の側面を覆う壁を形成する工程を有する、
    請求項1に記載の土構造物の修復方法。
  3. 前記上部構造体の側面を覆う前記防水シートを貫通して、前記上部構造体に地山補強材を挿入する工程を有する、
    請求項1または2に記載の土構造物の修復方法。
  4. 透水性のある収容体の内部に透水性のある地盤材料を収容した土留め部材が積み上げられ、前記土留め部材から土構造物にかけて透水性のある面状補強材が配置され、前記土留め部材の上下に配置した前記面状補強材の間に透水性のある地盤材料が充填され、積み上げられた前記土留め部材の間に防水シートの下端部が挟み込まれて、土構造物の下部に形成された基礎構造体と、
    前記基礎構造体の上方から前記土構造物にかけて透水性のある地盤材料を盛り上げて形成された上部構造体と、を有し、
    前記防水シートは、前記上部構造体の側面及び上面を覆い、
    前記防水シートの上端部は、前記上部構造体の上面に固定され、
    前記上部構造体の上面の前記防水シートを覆う天端部材を有する、
    修復土構造物。
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