JP2021130377A - 車両用サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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史治 落合
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聡一 西川
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Abstract

【課題】ドアから遠隔な車両中央側で展開膨張されて乗員を保護するサイドエアバッグを対象として、乗員の頭部から腰部にわたって、効率的かつ効果的に乗員を拘束することが可能な外形形態を有するサイドエアバッグを備えた車両用サイドエアバッグ装置を提供する。【解決手段】インフレータガスが供給され、ドアから遠隔な車両中央側で、シートの側方を通って車両前方へ向かって展開膨張されるサイドエアバッグ2を有する車両用サイドエアバッグ装置であって、サイドエアバッグは、膨張完了位置が乗員の頭部近傍に予定された上部領域Pと、膨張完了位置が乗員の胸部近傍及び当該胸部から下方に予定された下部領域Qとを含み、サイドエアバッグは、膨張完了時の鉛直線Gと直交する水平面Hで切断した下部領域の最大水平断面積Qs,Qs’の大きさが、当該水平面で切断した上部領域の最大水平断面積Psの大きさよりも小さい。【選択図】図2

Description

本発明は、ドアから遠隔な車両中央側で展開膨張されて乗員を保護するサイドエアバッグを対象として、乗員の頭部から腰部にわたって、効率的かつ効果的に乗員を拘束することが可能な外形形態を有するサイドエアバッグを備えた車両用サイドエアバッグ装置に関する。
ドアから遠隔な車両中央側で乗員を保護する車両用サイドエアバッグ装置として、特許文献1が知られている。特許文献1の「乗員拘束システム」は、車両のコンソールと車両の座席システムとの間に展開し、着座乗員によってエアバッグ袋体にかけられた力にコンソールが対抗するようにすることで着座乗員に対して改善された拘束をもたらすことを課題とし、コンソールに隣接して乗員に着席を提供するよう構成された座席システムを有する自動車のための乗員拘束システムであって、折りたたまれた状態で格納され、乗員に隣接して膨張し、乗員を拘束する膨張室を有する袋体と、膨張室を膨張させるインフレータとを備える。袋体の底部はコンソールの上面より下の位置で展開し、袋体の上部はコンソールの上面より上の位置で展開する。乗員の負荷時は、袋体の一部がコンソールと接触して横方向の支持を受け、袋体に衝突する乗員からかかる力に対抗する。この横方向の支持により、袋体の横方向の移動が妨げられ、乗員をさらに拘束できるように構成されている。
特開2012−81958号公報
サイドエアバッグの外形形態は通常、車幅方向の厚さが上方から下方へ一定厚さの直方体形状や、車幅方向の厚さが上下方向中間部分で厚くなる卵形であった。このような外形形態のサイドエアバッグは、乗員の胸部周辺の厚さが、厚すぎるものであった。
サイドエアバッグの外形形態として、直方体形状や卵形であると、乗員の頭部を受け止めるためには適当であっても、乗員の胸部及び当該胸部よりも下方の身体部位については、サイドエアバッグのボリュームが大きすぎて、拘束が強くなり、乗員を圧迫してしまうおそれがあった。
このような事態に対処するために、サイドエアバッグ内部にテザーを設けるようにし、このテザーで、サイドエアバッグの膨張形態を制御する必要があった。
また、サイドエアバッグのボリュームが不必要に大きいことは、インフレータガスがサイドエアバッグ内に充満するタイミングが遅れて、乗員を拘束するタイミングが遅くなってしまうおそれもあった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、ドアから遠隔な車両中央側で展開膨張されて乗員を保護するサイドエアバッグを対象として、乗員の頭部から腰部にわたって、効率的かつ効果的に乗員を拘束することが可能な外形形態を有するサイドエアバッグを備えた車両用サイドエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる車両用サイドエアバッグ装置は、インフレータガスが供給され、ドアから遠隔な車両中央側で、シートの側方を通って車両前方へ向かって展開膨張されるサイドエアバッグを有する車両用サイドエアバッグ装置であって、上記サイドエアバッグは、膨張完了位置が乗員の頭部近傍に予定された上部領域と、膨張完了位置が乗員の胸部近傍及び当該胸部から下方に予定された下部領域とを含み、上記サイドエアバッグは、膨張完了時の鉛直線と直交する水平面で切断した上記下部領域の最大水平断面積の大きさが、当該水平面で切断した上記上部領域の最大水平断面積の大きさよりも小さいことを特徴とする。
本発明にかかる車両用サイドエアバッグ装置は、インフレータガスが供給され、ドアから遠隔な車両中央側で、シートの側方を通って車両前方へ向かって展開膨張されるサイドエアバッグを有する車両用サイドエアバッグ装置であって、上記サイドエアバッグは、膨張完了位置が乗員の頭部近傍に予定された上部領域と、膨張完了位置が乗員の胸部近傍及び当該胸部から下方に予定された下部領域とを含み、上記サイドエアバッグは、膨張完了時の鉛直線と直交する水平面で上記下部領域を切断することで現れる該下部領域の最大外周長の長さが、当該水平面で上記上部領域を切断することで現れる該上部領域の最大外周長の長さよりも短いことを特徴とする。
本発明にかかる車両用サイドエアバッグ装置は、インフレータガスが供給され、ドアから遠隔な車両中央側で、シートの側方を通って車両前方へ向かって展開膨張されるサイドエアバッグを有する車両用サイドエアバッグ装置であって、上記サイドエアバッグは、膨張完了位置が乗員の頭部近傍に予定された上部領域と、膨張完了位置が乗員の胸部近傍及び当該胸部から下方に予定された下部領域とを含み、上記サイドエアバッグは、膨張完了時の上記下部領域の車幅方向最大厚さが、上記上部領域の車幅方向最大厚さよりも薄いことを特徴とする。
前記サイドエアバッグの前記下部領域の外形形態は、凹状面を含むことが好ましい。
前記サイドエアバッグの前記下部領域の外形形態は、少なくとも車幅方向の厚さが前記鉛直線方向下方へ向かって次第に薄くなるように形成されることが望ましい。
本発明にかかる車両用サイドエアバッグ装置にあっては、ドアから遠隔な車両中央側で展開膨張されて乗員を保護するサイドエアバッグを対象として、乗員の頭部から腰部にわたって、効率的かつ効果的に乗員を拘束することができる。
本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置が適用されるシート周辺を説明するための説明図である。 本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置の好適な実施形態を説明する、サイドエアバッグの全体図である。 本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置の変形例を説明する、サイドエアバッグを車両前方から後方へ見た正面図である。 本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置の他の変形例を説明する、サイドエアバッグを車両前方から後方へ見た正面縦断面図である。
以下に、本発明にかかる車両用サイドエアバッグ装置の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置1のサイドエアバッグ2は、図1に展開膨張状態で示されているように、車両の幅方向(シート3の左右幅方向)について、ドア4側に近接するニアサイドではなく、ドア4から遠隔な車両の中央側5(例えば、センターコンソール側)で展開膨張される。
これにより、側突などの衝突時に、車両の中央側5へ倒れ込むなどして移動する乗員を、サイドエアバッグ2で受け止め、保護する。
図1(A)は、シート3及びその周辺を車両前方から見た図、図1(B)は、シート3周辺を車両中央側から車両の幅方向(以下、車幅方向という)に見た図、図1(C)は、シート3及びその周辺を車両上方から見下ろした図である。
サイドエアバッグ2自体の構成は、従来周知であって、例えば、2枚のパネル6,6を車幅方向に重ね合わせ、それらの外周縁部を縫製等により接合することで、袋体として形成される。
サイドエアバッグ2は、巻き取りもしくは折り畳みによって収納形態とされ、シート3のシートバック3a等の内部に収納される。
サイドエアバッグ2の内部には、サイドエアバッグ2を展開膨張させるインフレータガスを噴出するインフレータ7が収容される。インフレータ7は、シート3のシートバック3a側に、例えばシートバック3aの骨組みであるシートバックフレームに取付固定される。
サイドエアバッグ2は、インフレータ7のシートバック3a側への取付固定により、当該インフレータ7を介して、シートバック3a側に固定して設置される。
収納形態のサイドエアバッグ2は、インフレータ7からインフレータガスが供給されると、内部に充満するインフレータガスにより、シートバック3側からシート3の側方を通って、車両前方へ向かって展開膨張される。サイドエアバッグ2は、展開膨張したとき、シート3によって支持される。
本実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置1は、図2に示すように、サイドエアバッグ2の形態に特徴を有する。
以下の説明において、サイドエアバッグ2の膨張完了位置に関し、頭部近傍に対して、また、胸部近傍及び当該胸部近傍から下方に対して、「予定された領域」とは、サイドエアバッグ2の設計段階で、それら身体部位を受け止めるようにサイドエアバッグ2に設定される部分を意味する。
「膨張完了時の鉛直線G」とは、車載されたサイドエアバッグ2が展開膨張を完了したときに、サイドエアバッグ2の鉛直上下方向を規定する直線を意味し、厳密な鉛直でなく、若干傾いていても良い。
そして、「水平面H」とは、車載されたサイドエアバッグ2が展開膨張を完了したときに、上記鉛直線Gに対し、直交する関係の水平な平面を言う。
図2は、本実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置1に備えられるサイドエアバッグ2であって、車載された当該サイドエアバッグ2の膨張完了状態の側面図である。図中、左右方向は、車両の前後長さ方向である。シートや周辺部分は、図示が省略されている。
展開膨張を完了したサイドエアバッグ2は周知のように、シートクッション3bに着座した乗員の腰部の位置から、乗員の胸部が位置するシートバック3aの上部を経て、シートバック3aよりも高い乗員の頭部の位置まで、上下高さ方向に延在する(図1参照)。
サイドエアバッグ2には、膨張完了位置が乗員の頭部近傍に予定された上部領域Pと、膨張完了位置が乗員の胸部近傍及び当該胸部から下方に予定された下部領域Qとが含まれる。
言い換えれば、サイドエアバッグ2は、シート3に着座している乗員の身体を受け止めるために、腰部から胸部にわたる下部領域Qと、下部領域Qの上方で、胸部よりも上方の頭部へ達する上部領域Pとを備えている。
本実施形態のサイドエアバッグ2は、膨張が完了した状態において、上部領域P及び下部領域Qそれぞれを上述の水平面Hで切断したときに現れる水平断面に関し、下部領域Qの最大水平断面積Qsの大きさが、上部領域Pの最大水平断面積Psの大きさよりも小さい(Ps>Qs)。
別の表現で言えば、本実施形態のサイドエアバッグ2は、膨張が完了した状態において、上部領域P及び下部領域Qそれぞれを上述の水平面Hで切断したときに現れる水平断面の外周長に関し、下部領域Qの最大外周長Qpの長さが、上部領域Pの最大外周長Ppの長さよりも短い(Pp>Qp)。
胸部近傍及び胸部から下方に予定された下部領域Qの最大水平断面積Qsの大きさが、頭部近傍に予定された上部領域Pの最大水平断面積Psの大きさよりも小さいことにより、あるいは、胸部近傍及び胸部から下方に予定された下部領域Qの最大外周長Qpの長さが、頭部近傍に予定された上部領域Pの最大外周長Ppの長さよりも短いことにより、乗員頭部の拘束を確保することと同時に、サイドエアバッグ2内部にテザーなどの別部品を組み込むことなく、乗員の胸部周辺の厚さ寸法を抑えることができる。
これにより、サイドエアバッグ2による乗員の胸部から腰部にわたる間の拘束作用を軽減でき、乗員に過度な圧迫が加わることを防ぐことができる。
また、下部領域Qの最大水平断面積Qsの大きさ及び/または最大外周長Qpの長さが、上部領域Pの最大水平断面積Psの大きさ及び/または最大外周長Ppの長さよりも小さく短いことにより、直方体状や卵形のサイドエアバッグに比して、サイドエアバッグ2がコンパクトになる。
従って、巻き取りや折り畳みによって収納形態としたサイドエアバッグ2の外形寸法を小さく抑えて、コンパクト化することができる。
また、サイドエアバッグ2がコンパクトになるので、インフレータガスがサイドエアバッグ2内に充満するタイミングを速めて、乗員を拘束できるタイミングを速めることができる。
以上説明したように本実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置1にあっては、上述したサイドエアバッグ2の外形形態によって、乗員の頭部から腰部にわたり、効率的かつ効果的に乗員を拘束することができる。
図2には、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置1の変形例として、サイドエアバッグ2を車幅方向(矢印X方向)に見ることで得られる構成が示されている。
この変形例では、サイドエアバッグ2は、膨張完了時の下部領域Qの車幅方向最大厚さQtが、上部領域Pの車幅方向最大厚さPtよりも薄い(Pt>Qt)。
上部領域P及び下部領域Qに対する車幅方向最大厚さPt、Qtの設定は、下部領域Qの最大水平断面積Qsの大きさ及び/または最大外周長Qpの長さを、上部領域Pの最大水平断面積Psの大きさ及び/または最大外周長Ppの長さよりも小さく短くする設定によって確保するようにしても良い。
このような変形例であっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。
図2には、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置の他の変形例が示されている。この変形例は、図中、二点鎖線で示すように、サイドエアバッグ2の下部領域Qの外形形態が、凹状面8を含んでいる。凹状面8は、三次元立体形状のサイドエアバッグ2に、部分的な窪みを設定することで形成される。
サイドエアバッグ2に凹状面8を設けることにより、下部領域Qの最大水平断面積Qs’の大きさを、上部領域Pの最大水平断面積Psの大きさよりも小さくする(Ps>Qs’)ことができる。あるいは、下部領域Qの最大外周長Qp’の長さを、上部領域Pの最大外周長Ppの長さよりも短くする(Pp>Qp’)ことができる。あるいは、下部領域Qの車幅方向最大厚さQt’を、上部領域Pの車幅方向最大厚さPtよりも薄くする(Pt>Qt’)ことができる。
このような変形例であっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。
図3には、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置1のさらに他の変形例が示されている。図3は、変形例に係るサイドエアバッグ2を車両前方から後方へ見た正面図である。図中、左右方向は、車幅方向である。
この変形例は、(1)下部領域Qの最大水平断面積Qs,Qs’の大きさが、上部領域Pの最大水平断面積Psの大きさよりも小さい、あるいは(2)下部領域Qの最大外周長Qp,Qp’の長さが、上部領域Pの最大外周長Ppの長さよりも短い、あるいは(3)下部領域Qの車幅方向最大厚さQt,Qt’が、上部領域Pの車幅方向最大厚さPtよりも薄いという、少なくともいずれかの構成を充足し、かつ、上部領域Pの車幅方向の厚さYPに対し、サイドエアバッグ2の下部領域Qの外形形態について、少なくとも車幅方向の厚さYQ(YQ<YP)が鉛直線G方向下方へ向かって次第に薄くなるように形成される。
この変形例によれば、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができると共に、サイドエアバッグ2のさらなるコンパクト化を達成することができる。
図4には、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置1のさらに他の変形例が示されている。図4は、サイドエアバッグ2を車両前方から後方へ見た正面縦断面図である。図中、左右方向は、車幅方向である。
この変形例は、(1)下部領域Qの最大水平断面積Qs,Qs’の大きさが、上部領域Pの最大水平断面積Psの大きさよりも小さい、あるいは(2)下部領域Qの最大外周長Qp,Qp’の長さが、上部領域Pの最大外周長Ppの長さよりも短いという、少なくともいずれかの構成を充足し、かつ、サイドエアバッグ2の車両前方から後方へ向かういずれかの位置における縦断面の外形形態について、当該縦断面に現れる車幅方向の厚さYが、鉛直線G方向に沿って上部領域Pから下部領域Qに亘り一定の厚さとなるように形成される。
このような変形例であっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。
以上説明したサイドエアバッグ2の外形形態は、部品となるパネル6の形状設計や、接合部位の選定により、意図に沿ってサイドエアバッグ2に具備させることができる。
以上に述べた車両用サイドエアバッグ装置は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施形態例も、各種の方法で実施または遂行できる。特に、本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさおよび構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
1 車両用サイドエアバッグ装置
2 サイドエアバッグ
3 シート
4 ドア
5 車両中央側
8 凹状面
G 鉛直線
H 水平面
P 上部領域
Q 下部領域
Ps 上部領域の最大水平断面積の大きさ
Qs,Qs’ 下部領域の最大水平断面積の大きさ
Pp 上部領域の最大外周長の長さ
Qp,Qp’ 下部領域の最大外周長の長さ
Pt 上部領域の車幅方向最大厚さ
Qt,Qt’ 下部領域の車幅方向最大厚さ
Y サイドエアバッグの車幅方向の厚さ

Claims (5)

  1. インフレータガスが供給され、ドアから遠隔な車両中央側で、シートの側方を通って車両前方へ向かって展開膨張されるサイドエアバッグを有する車両用サイドエアバッグ装置であって、
    上記サイドエアバッグは、膨張完了位置が乗員の頭部近傍に予定された上部領域と、膨張完了位置が乗員の胸部近傍及び当該胸部から下方に予定された下部領域とを含み、
    上記サイドエアバッグは、膨張完了時の鉛直線と直交する水平面で切断した上記下部領域の最大水平断面積の大きさが、当該水平面で切断した上記上部領域の最大水平断面積の大きさよりも小さいことを特徴とする車両用サイドエアバッグ装置。
  2. インフレータガスが供給され、ドアから遠隔な車両中央側で、シートの側方を通って車両前方へ向かって展開膨張されるサイドエアバッグを有する車両用サイドエアバッグ装置であって、
    上記サイドエアバッグは、膨張完了位置が乗員の頭部近傍に予定された上部領域と、膨張完了位置が乗員の胸部近傍及び当該胸部から下方に予定された下部領域とを含み、
    上記サイドエアバッグは、膨張完了時の鉛直線と直交する水平面で上記下部領域を切断することで現れる該下部領域の最大外周長の長さが、当該水平面で上記上部領域を切断することで現れる該上部領域の最大外周長の長さよりも短いことを特徴とする車両用サイドエアバッグ装置。
  3. インフレータガスが供給され、ドアから遠隔な車両中央側で、シートの側方を通って車両前方へ向かって展開膨張されるサイドエアバッグを有する車両用サイドエアバッグ装置であって、
    上記サイドエアバッグは、膨張完了位置が乗員の頭部近傍に予定された上部領域と、膨張完了位置が乗員の胸部近傍及び当該胸部から下方に予定された下部領域とを含み、
    上記サイドエアバッグは、膨張完了時の上記下部領域の車幅方向最大厚さが、上記上部領域の車幅方向最大厚さよりも薄いことを特徴とする車両用サイドエアバッグ装置。
  4. 前記サイドエアバッグの前記下部領域の外形形態は、凹状面を含むことを特徴とする請求項1〜3いずれかの項に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  5. 前記サイドエアバッグの前記下部領域の外形形態は、少なくとも車幅方向の厚さが前記鉛直線方向下方へ向かって次第に薄くなるように形成されることを特徴とする請求項1〜4いずれかの項に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
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