JP2021128604A - 情報処理装置、制御方法、プログラム、及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、制御方法、プログラム、及び情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置を利用して外部装置を動作させる場合の不要な待ち時間を短縮する。
【解決手段】情報処理装置1は、外部装置との通信を行う通信部25と、通信部25を介して外部装置に送信する送信データに基づいて外部装置が行う所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出する導出部21Aと、導出部21Aにより導出された時間情報に基づいて、外部装置が行った所定の処理が完了したことを認識する認識部21Bとを備える。外部装置は、印刷装置10であり得る。外部装置が印刷装置10である場合、送信データは、印刷装置10が被印刷媒体15に対して行う印刷処理における印刷レイアウト情報、印刷枚数、及び被印刷媒体15に対するカットに関する情報を含み、導出部21Aは、印刷装置10における被印刷媒体15の搬送速度並びにカット処理に要する時間と、送信データとに基づいて算出される処理時間に関する時間情報を導出する。
【選択図】図2

Description

本明細書の開示は、情報処理装置、制御方法、プログラム、及び情報処理システムに関する。
印刷装置には、スマートフォン等の情報処理装置と通信可能であり、情報処理装置から受信したデータに基づいて印刷するものがある(例えば、特許文献1を参照)。この種の印刷装置において、情報処理装置を利用して印刷装置に印刷を行わせる場合、情報処理装置では、データを印刷装置に送信した後、印刷装置からの印刷終了通知の受信待ちの状態となる。
特開2007−130877号公報
上述のような印刷装置では、情報処理装置から受信したデータに基づく印刷処理中に該情報処理装置との通信が意図せず切断されることがある。印刷装置との通信の意図しない切断により、該印刷装置が出力した印刷終了通知を情報処理装置が受信しなかった場合、情報処理装置では印刷終了通知の受信待ちの状態が継続する。
また、上述した印刷装置に限らず、情報処理装置を利用して外部装置に所定の動作を行わせる場合、外部装置での所定の動作中に情報処理装置と外部装置との通信が切断されると、情報処理装置では、外部装置が出力した動作終了通知を受信するまで該動作終了通知の受信待ちの状態が継続する。
本発明の一側面に係る目的は、上述の実情を踏まえたものであり、情報処理装置を利用して外部装置を動作させる場合の不要な待ち時間を短縮することが可能な技術を提供することである。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、外部装置との通信を行う通信部と、前記通信部を介して前記外部装置に送信する送信データに基づいて前記外部装置が行う所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出する導出部と、前記導出部により導出された前記時間情報に基づいて、前記外部装置が行った前記所定の処理が完了したことを認識する認識部とを備える情報処理装置である。
本発明の一態様に係る制御方法は、外部装置と通信する情報処理装置が、前記外部装置に送信する送信データに基づいて前記外部装置が行う所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出し、導出した前記時間情報に基づいて、前記外部装置が行った前記所定の処理が完了したことを認識する制御方法である。
本発明の一態様に係るプログラムは、外部装置と通信する情報処理装置に、前記外部装置に送信する送信データに基づいて前記外部装置が行う所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出し、導出した前記時間情報に基づいて、前記外部装置が行った前記所定の処理が完了したことを認識する処理を実行させるプログラムである。
本発明の一態様に係る情報処理システムは、情報処理装置と、前記情報処理装置から送信された送信データに基づく所定の処理を行う外部装置とを含み、前記情報処理装置は、外部装置との通信を行う通信部と、前記通信部を介して前記外部装置に送信する前記送信データに基づいて前記外部装置が行う前記所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出する導出部と、前記導出部により導出された前記時間情報に基づいて、前記外部装置が行った前記所定の処理が完了したことを認識する認識部とを備える情報処理システムである。
上記の態様によれば、情報処理装置を利用して外部装置を動作させる場合の不要な待ち時間を短縮することができる。
一実施形態に係る情報処理システムの一例を示す図である。 情報処理装置及び印刷装置の構成例を説明するブロック図である。 情報処理装置に記憶させる印刷用アプリケーションの一例を説明する図である。 一実施形態に係る情報処理システムで行われる印刷処理の一例を説明するシーケンス図である。 タイムアウト時間算出処理の一例を説明するフローチャートである。 印刷装置により作成されるラベルの一例を説明する図である。 情報処理装置の画面遷移を説明する図である。 一実施形態に係る情報処理装置の表示と従来の表示例との差異を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る情報処理システムについての実施形態を説明する。なお、以下の説明では、スマートフォン等の情報処理装置を利用して印刷装置に印刷処理(印刷動作)を行わせることが可能な情報処理システムを例に挙げる。また、以下の説明では、情報処理装置及び印刷装置のそれぞれにおける既知の構成、機能、及び動作についての詳細な説明、並びにこの種の情報処理システムにおける情報処理装置と印刷装置との間で行われる既知の処理についての詳細な説明は省略する。
図1は、一実施形態に係る情報処理システムの一例を示す図である。
図1に例示した情報処理システムは、情報処理装置1と、印刷装置10とを含む。情報処理装置1と印刷装置10とは、例えば、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に従った無線通信、及びUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等の通信ケーブルを介した有線通信のいずれか一方、或いは両方が可能である。
情報処理装置1は、例えば、後述する印刷用アプリケーションを実行することにより、印刷装置10に印刷処理を実行させるために必要なデータ(印刷データ)を作成することができる。情報処理装置1は、例えば、タッチパネル2を有し、該タッチパネル2を利用して印刷装置10に印刷させる文字列の編集や印刷条件の設定等を行うことができる。
印刷装置10は、情報処理装置1から印刷データを受信し、該印刷データに基づいて被印刷媒体15に文字列や図形等を印刷することが可能な装置である。図1に例示した印刷装置10は、例えば、長尺なテープ状の被印刷媒体15に文字列や図形等を印刷してラベルを作成するラベルプリンタである。印刷装置10は、被印刷媒体15等を収容する凹形状の収容部が設けられた筐体11と、該筐体11に開閉可能に取り付けられた蓋部12とを有する。筐体11の外面には、印刷装置10に対する操作入力を受け付ける操作ボタン13や印刷装置10の動作状態を示す表示ランプ14が配設されている。また、図示は省略するが、印刷装置10における筐体11と蓋部12とにより形成される内部空間には、被印刷媒体15を搬送する搬送機構、被印刷媒体15に印刷を行う印刷機構、被印刷媒体15をカットするカット機構等が収容されている。印刷装置10の内部空間に収容された被印刷媒体15は、筐体11に設けられた排出口1101から印刷装置10の外部に排出される。印刷装置10は、情報処理装置1を利用して動作させることが可能な外部装置の一例である。
図1に例示した情報処理システムでは、情報処理装置1で作成した印刷データ、又は情報処理装置1に記憶させた印刷データを印刷装置10に送信することにより、被印刷媒体15に対する印刷処理を印刷装置10に行わせることができる。印刷装置10がラベルプリンタである場合、印刷データは、例えば、被印刷媒体15に印刷する文字や図形のレイアウト情報(印刷レイアウト)、印刷枚数、及び作成したラベル(被印刷媒体15)のカットに関する情報等を含む。印刷データは、外部装置を動作させるために情報処理装置1が外部装置に送信する送信データの一例である。
また、図1に例示した情報処理システムにおける印刷装置10は、情報処理装置1から受信した印刷データに基づく印刷処理が完了(終了)すると、情報処理装置1に対して印刷が完了(終了)したことを示す印刷終了コマンドを送信する。情報処理装置1は、印刷終了コマンドを受信すると、タッチパネル2の表示を印刷が完了したことを示す画面に切り替える。印刷終了コマンドは、外部装置(例えば、印刷装置10)が情報処理装置1に対して出力する、情報処理装置1からの送信データに基づく動作が終了したことを示す動作終了通知の一例である。
図2は、情報処理装置及び印刷装置の構成例を説明するブロック図である。
図2に例示するように、情報処理装置1は、制御部21、記憶部22、入力部23、表示部24、及び通信部25を含む。
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサに、OS(Operating System)や後述する処理を含むプログラム等の各種プログラムを実行させることにより、情報処理装置1の各種動作を制御する。本実施形態に係る情報処理装置1では、少なくとも後述する印刷用アプリケーションを実行している間、例えば、制御部21に導出部21A、及び認識部21Bが含まれる。導出部21Aは、印刷装置10に送信する印刷データに基づいて印刷装置10が行う印刷処理に要する処理時間に関する時間情報を導出する。認識部21Bは、導出部21Aで導出した時間情報に基づいて、印刷データに応じて印刷装置10が行った印刷処理が完了したことを認識する。
記憶部22は、上記の各種プログラムを含む各種情報を記憶する。記憶部22には、例えば、図3を参照して後述するような印刷用アプリケーション40を含む各種アプリケーションのデータや上述した印刷データ等の各種データを記憶することができる。記憶部22は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む。
入力部23は、情報処理装置1に対する操作入力を受け付ける。表示部24は、各種情報を表示する。図2に例示した入力部23及び表示部24は、図1に例示したタッチパネル2を構成する。この場合、表示部24は液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイであり、入力部23は表示部24の表示領域上に重ねて配置されたデジタイザ(位置検出装置)である。情報処理装置1は、タッチパネル2を構成する入力部(デジタイザ)23とは別の入力装置(例えば、ボタンスイッチ、カメラ、マイクロフォン等)を含んでもよい。
通信部25は、印刷装置10等の外部装置との通信を行う。通信部25は、無線による通信及び有線による通信のいずれか一方の通信のみが可能であってもよいし、両方の通信が可能であってもよい。
一方、印刷装置10は、図2に例示するように、制御部31、記憶部32、入力部33、表示部34、印刷処理部35、及び通信部36を含む。
制御部31は、例えば、CPU等のプロセッサに、OSを含む各種プログラムを実行させることにより、印刷装置10の各種動作を制御する。制御部31は、例えば、情報処理装置1から受信した印刷データに基づいて印刷処理部35の動作を制御する。記憶部32は、各種情報を記憶する。記憶部32には、例えば、上記の各種プログラムや印刷データ等の各種データを記憶することができる。記憶部32は、ROM及びRAMを含む。
入力部33は、印刷装置10に対する操作入力を受け付ける。入力部33は、図1に例示した操作ボタン13を含む。表示部34は、印刷装置10の動作に関する各種情報を表示する。表示部34は、図1に例示した表示ランプ14を含む。
印刷処理部35は、被印刷媒体15に対する印刷処理を行う。図2に例示した印刷処理部35は、搬送部35A、印刷部35B、及びカット部35Cを含む。搬送部35Aは、被印刷媒体15を搬送する搬送機構を含む。印刷部35Bは、被印刷媒体15に対して文字列等を印刷する印刷機構を含む。印刷装置10がサーマルプリンタである場合、印刷部35Bは、印刷に使用するインクリボン、或いは感熱性の被印刷媒体15に対して熱を印加するサーマルヘッドを含む。カット部35Cは、被印刷媒体15をカットするカット機構を含む。カット部35Cは、被印刷媒体15の全体をカットするフルカッターを含む。また、カット部35Cは、被印刷媒体15の一部をカットするハーフカッターを含んでもよい。
通信部36は、情報処理装置1等との通信を行う。通信部35は、無線による通信及び有線による通信のいずれか一方の通信のみが可能であってもよいし、両方の通信が可能であってもよい。
上述したように、本実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理装置1は、印刷用アプリケーションを実行することにより、印刷装置10に送信する印刷データを作成することができる。印刷用アプリケーションは、例えば、インターネット等のネットワークを通じて該印刷用アプリケーションを提供するサーバ装置等から情報処理装置1にダウンロードすることができる。印刷用アプリケーションは、情報処理装置1の記憶部22に記憶(格納)される。
図3は、情報処理装置に記憶させる印刷用アプリケーションの一例を説明する図である。図3に例示したように、印刷用アプリケーション40は、プログラム41、ラベル作成用データ42、及び機種別の動作情報43を含む。
プログラム41は、印刷データを作成する処理を含む、印刷装置10の制御に関連した各種処理を情報処理装置1に実行させるプログラムである。ラベル作成用データ42は、被印刷媒体15に印刷可能な文字や図形、及びラベルのサンプル(テンプレート)等のデータである。
機種別の動作情報43は、印刷装置10で被印刷媒体15に印刷をしてラベルを作成する際の、印刷処理部35の動作に関する情報である。図3に例示した動作情報は、印字速度、余白送り速度、ハーフカット時間、及びフルカット時間を含む。印字速度は、被印刷媒体15における印字領域に対して印字を行う期間の被印刷媒体15の搬送速度であり、余白送り速度は、ラベルを作成する一連の動作における被印刷媒体15に印字をせずに搬送のみを行う期間の被印刷媒体15の搬送速度である。ハーフカット時間及びフルカット時間は、それぞれ、ラベルを作成する一連の動作における1回のハーフカットに要する時間及び1回のフルカットに要する時間である。
なお、図3では、機種別の動作情報43として1つの印刷装置10に対する情報のみを示しているが、印刷用アプリケーション40が複数種類の印刷装置10に対応している場合、各印刷装置10の動作情報43が印刷用アプリケーション40に含まれる。
また、印刷用アプリケーション40は、例えば、機種別の動作情報43を含まない形式で情報処理装置1に提供されてもよい。この場合、情報処理装置1は、印刷装置10から動作情報43を取得してもよいし、動作情報43を取得する代わりに印刷装置10に印刷処理を行わせる際に印刷装置10から印刷に要する処理時間又は該処理時間に関する時間情報を都度取得してもよい。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る情報処理システムで行われる印刷処理の一例を説明する。図4は、一実施形態に係る情報処理システムで行われる印刷処理の一例を説明するシーケンス図である。
本実施形態の情報処理システムにより被印刷媒体15に印刷を行う場合、例えば、まず、情報処理装置1において印刷データの作成、及び印刷装置10の機種の設定をする(ステップS1)。ステップS1における印刷データの作成処理では、印刷レイアウト情報、印刷枚数、及びカットに関する情報を含む印刷データが作成される。印刷データの作成処理は、既知の作成方法に従って行われる。なお、印刷データに含まれる情報のいくつかは、ステップS1を行う前に情報処理装置1の記憶部22に記憶させておいた情報、又はステップS1中に情報処理装置1とは別の電子装置や記録媒体等から取得した情報であってもよい。印刷装置10の機種は、例えば、利用可能な印刷装置10のリストを情報処理装置1のタッチパネル2(表示部24)に表示し、利用者に選択させて設定する。なお、印刷装置10の機種の設定は、例えば、ステップS1を行う前、又はステップS1中に情報処理装置1との接続(通信)が確立された印刷装置10から機種情報を取得して設定してもよい。
ステップS1の後、情報処理装置1は、タイムアウト時間算出処理(ステップS2)を行う。ステップS2で算出するタイムアウト時間は、印刷データを印刷装置10に送信した後の、印刷装置10からの印刷終了コマンドを受信するまでの待ち時間である。ステップS2のタイムアウト時間算出処理は、導出部21Aが行う。導出部21Aは、印刷データ、及び設定された印刷装置10と対応する機種別の動作情報43に基づいて、印刷装置10における印刷処理に要する時間(推定処理時間Tp)を算出し、算出した推定処理時間Tpに基づいて、タイムアウト時間TOを算出する。ステップS2は、印刷装置10に送信する印刷データに基づいて印刷装置10が行う所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出するために、情報処理装置1が行う処理の一例である。
タイムアウト時間TOを算出すると、情報処理装置1は、印刷データを印刷装置10に送信し、タイムアウト時間TOのタイマをセットする(ステップS3)。印刷データの送信は通信部25が行い、タイマのセットは認識部21Bが行う。情報処理装置1と印刷装置10との接続(通信)は、ステップS3を行う前に確立されていてもよいし、ステップS3中に確立されてもよい。ステップS3を終えると、情報処理装置1は、印刷装置10からの印刷終了コマンドの受信待ちの状態となる(ステップS4,S5)。印刷終了コマンドを受信しておらず(ステップS4;NO)、かつステップS3でセットしたタイマが作動中でありタイムアウトしていない(ステップS5;NO)場合、情報処理装置1は、受信待ちの状態が続く。受信待ちの状態である期間、情報処理装置1のタッチパネル2(表示部24)には、例えば、印刷中であることを示す情報が表示される。
印刷装置10は、情報処理装置1からの印刷データを受信すると、受信した印刷データに応じた印刷処理、すなわち被印刷媒体15への印刷(ラベル作成)を行う(ステップS11)。ステップS11において、印刷装置10は、既知の方法に従って印刷処理部35を動作させ、被印刷媒体15に対する印刷を行う。また、印刷データにフルカットやハーフカットを行うことを指示する情報が含まれる場合、印刷装置10は、被印刷媒体15に対するカット処理を行う。ステップS11が終了すると、印刷装置10は、印刷データの送信元である情報処理装置1に対する印刷終了コマンドを出力する(ステップS12)。印刷終了コマンドを出力した後、印刷装置10は、情報処理装置1からの印刷データに基づく所定の処理を終了し、例えば、待機状態に移行する。すなわち、印刷装置10が行う印刷データに基づく処理は、被印刷媒体15に印刷をしてラベルを作成する処理と、該処理が終了したことを示す印刷終了コマンドを出力する処理とを含む。また、印刷装置10が行う印刷データに基づく処理は、受信した印刷データを印刷装置10において利用可能な形式に変換(展開)する処理を含んでもよい。
印刷終了コマンドの受信待ちの状態である情報処理装置1は、ステップS3でセットしたタイマがタイムアウトする前に印刷終了コマンドを受信すると(ステップS4;YES)、タッチパネル2(表示部24)の表示を、印刷装置10における印刷処理が正常に終了したことを示す表示に切り替え(ステップS6)、タイマを停止させる。一方、印刷終了コマンドを受信する前に、ステップS3でセットしたタイマがタイムアウトした場合(ステップS5;YES)、情報処理装置1は、タッチパネル2(表示部24)の表示を、タイマがタイムアウトしたことを通知する表示に切り替える(ステップS7)。タイマがタイムアウトしたか否かの判定(ステップS5)、及びタイマの停止は、認識部21Bが行う。ステップS7において、情報処理装置1は、タイムアウトを通知する表示として、例えば、送信した印刷データに基づく印刷装置10での印刷処理の終了予定時刻(すなわち印刷終了コマンドを受信する予定の時刻)を過ぎたことを示す画面を表示する。言い換えると、印刷終了コマンドを受信していなくても、タイマがタイムアウトした場合には、認識部21Bは、印刷データに基づいて印刷装置10が行った印刷処理が終了(完了)したと認識する。ステップS6又はS7の処理を終えると、情報処理装置1側の処理も終了する。
本実施形態で例示する情報処理システムでは、情報処理装置1から印刷装置10に対して印刷データを送信することにより、印刷装置10に印刷処理を行わせることができる。また、印刷処理を終了したときに印刷装置10が出力する印刷終了コマンドを情報処理装置1で受信することにより、印刷装置10から離れた位置にいる利用者に印刷の終了を通知することができる。
しかしながら、情報処理装置1と印刷装置10とが無線通信により接続されている場合、電波の干渉や遮蔽等により通信が切断されることがある。また、情報処理装置1と印刷装置10とが通信ケーブル等により接続されている場合、接続不良等により通信が切断されることがある。このように情報処理装置1と印刷装置10との通信(接続)が切断された場合、印刷装置10が出力した印刷終了コマンドを情報処理装置1で受信することができない。そのため、印刷終了コマンドを受信することのみによって印刷が終了したことを認識する従来の情報処理装置では、印刷装置10との通信が切断されており印刷終了コマンドを受信しなかった場合、印刷中の状態が継続する。これに対し、本実施形態の情報処理装置1では、印刷装置10で行う印刷処理に要する処理時間に基づいてタイマをセットし、印刷終了コマンドを受信することなくタイムアウトした場合には、タイムアウトを通知する画面を表示する。タイムアウトを通知する画面を表示することで、ステップS6で表示する印刷終了を通知する画面とは異なる方法で、情報処理装置1の利用者に対し印刷処理が終了している可能性を示唆することができる。
本実施形態の情報処理システムにおける情報処理装置1は、上述のように、導出部21Aにおいて、印刷装置10における印刷処理に要する時間(推定処理時間Tp)に基づいてタイムアウト時間TOを算出するタイムアウト時間算出処理(ステップS2)を行う。情報処理装置1の導出部21Aは、タイムアウト時間算出処理として、例えば、図5のフローチャートに沿った処理を行う。
図5は、タイムアウト時間算出処理の一例を説明するフローチャートである。図5及び以下の説明における記号「*」は、乗算することを示す記号として用いられている。例えば、Th*Nhは、ハーフカット時間Thにハーフカット回数Nhを乗算することを意味する。
タイムアウト時間算出処理を開始すると、導出部21Aは、まず、印刷データに基づいて、印字領域の長さL、余白の長さY、ハーフカットの回数Nh、及びフルカットの回数Nfを取得する(ステップS201)。
印字領域は、印刷データに基づく印刷処理により消費される被印刷媒体15のうちの文字や図形等が印刷される領域である。印字領域の長さLは、例えば、1枚のラベルとして使用される領域のうちの両端に設定される余白を除いた領域を1つの印字領域とし、当該印字領域における被印刷媒体15の搬送方向の長さに基づいて算出する。印字領域が1つである場合、当該印字領域の長さを印字領域の長さLとし、印字領域が複数である場合、該複数の印字領域のそれぞれの長さの和を印字領域の長さLとする。
余白は、印刷データに基づく印刷処理により消費される被印刷媒体15のうちの印字領域を除いた領域である。余白の長さYは、例えば、1枚のラベルとして使用される領域のうちの両端に設定される余白の長さと、ラベルとして使用される領域とは別に設けられる余白(耳部)の長さとに基づいて算出する。余白の長さYは、印刷データに基づく印刷処理により消費される被印刷媒体15の全長から印字領域の長さLを減算して算出してもよい。
ハーフカットの回数Nh及びフルカットの回数Nfは、それぞれ、印刷データに基づく印刷処理において印刷処理部35が行うハーフカットの回数及びフルカットの回数である。
次に、導出部21Aは、設定した機種(印刷装置10)の動作情報43を参照して印字速度A、余白送り速度B、ハーフカット時間Th、及びフルカット時間Tfを決定する(ステップS202)。
次に、導出部21Aは、印刷データに基づく印刷処理に要する時間の推定値である推定処理時間Tpを算出する(ステップS203)。推定処理時間Tpは、印字領域の長さL、余白の長さY、ハーフカットの回数Nh、及びフルカットの回数Nfと、印字速度A、余白送り速度B、ハーフカット時間Th、及びフルカット時間Tfとを用い、例えば、下記式1により算出する。
Tp=L/A+Y/B+Th*Nh+Tf*Nf (式1)
次に、情報処理装置1は、推定処理時間Tpに基づいてタイムアウト時間TOを算出する(ステップS204)。タイムアウト時間TOは、例えば、下記式2により算出する。
TO=Tp*C1+C2 (式2)
式2におけるC1及びC2は、任意の係数である。係数C1及び係数C2は、それぞれ、定数であってもよいし、印刷データにおける印刷動作に関連する情報(例えば、印字領域の長さL等)に応じて変動する値であってもよい。なお、印刷装置10において受信した印刷データに基づく印刷を行う場合、例えば、受信したデータの変換、印刷前又は印刷中の待機等が行われ、印刷処理が完了するまでに要する時間が推定処理時間Tpよりも長くなることが多い。また、動作情報43が同一である同一機種の印刷装置10であっても、装置毎に印字速度等にばらつきがある。このため、係数C1及び係数C2は、TO>Tpとなる値にすることが好ましい。より具体的には、係数C1及び係数C2は、推定処理時間Tpと実際の印刷処理に要する時間との差の経験値に基づいて、印刷終了コマンドを正常に受信することができる通信状態であるときに印刷終了コマンドを受信する前にタイムアウトしてしまうことを抑制することが可能な値に設定することが好ましい。
このように、本実施形態の情報処理システムにおける情報処理装置1は、印刷データを作成した後、印刷データと、印刷処理を行う印刷装置10の動作情報43とに基づいて推定処理時間Tpを算出する。推定処理時間Tpは、情報処理装置1と印刷装置10とが正常に通信することが可能な通信状態であるときに印刷終了コマンドを受信するタイミングの推定値でもある。このため、推定処理時間Tpよりも所定時間だけ長いタイムアウト時間TOは、情報処理装置1と印刷装置10とが正常に通信することが可能な通信状態であるときに印刷終了コマンドを受信し得る時間範囲の上限値にすることができる。すなわち、印刷データを送信してからタイムアウト時間TOが経過した時点で印刷終了コマンドを受信していない場合には、その後印刷終了コマンドを受信することはないとみなすことができる。したがって、印刷データを送信してからタイムアウト時間TOが経過した時点で印刷終了コマンドを受信していない場合(図4のステップS6;YES)に、情報処理装置1のタッチパネル2(表示部24)にタイムアウトを通知する表示をする(ステップS7)ことで、情報処理装置1の利用者に印刷処理の完了を示唆することができる。
ここで、図6を参照して、印字領域の長さL、余白の長さY、ハーフカットの回数Nh、及びフルカットの回数Nfの具体例を説明する。図6は、印刷装置により作成されるラベルの一例を説明する図である。
図6には、印刷データに基づいて「ABCD」という文字列が印刷された3枚のラベルを作成する場合の、被印刷媒体15における印字領域の長さ、余白の長さ、ハーフカットの回数、及びフルカットの回数等を説明する図を示している。
印刷装置10は、被印刷媒体15における3つのラベル領域1511,1512,及び1513のそれぞれに「ABCD」という文字列を印刷する。図6に例示した被印刷媒体15に印刷をする場合、印刷装置10は、被印刷媒体15上におけるサーマルヘッド(印刷部35B)の位置が被印刷媒体15における最下流である先端1501の近傍の印刷開始位置から上流向かってに移動するように被印刷媒体15を搬送しながら印刷を行う。すなわち、印刷装置10は、最も下流に位置する第1のラベル領域1511、第1のラベル領域1511の上流側に隣接する第2のラベル領域1512、第2のラベル領域1512の上流側に隣接する第3のラベル領域1513の順に「ABCD」の文字列を印刷する。また、図6に例示した各ラベル領域1511,1512,及び1513には、「ABCD」の文字列を印刷する印字領域PAの上流側及び下流側に余白M1,M2が設けられている。更に、第1のラベル領域1511の下流側には、第1のラベル領域1511に隣接する前余白1510が設けられている。
このような印刷処理を印刷装置10に行わせる印刷データを情報処理装置1から印刷装置10に送信する場合、情報処理装置1は、タイムアウト時間TOを算出するために、印字領域の長さL及び余白の長さYを取得する。印字領域の長さLは、3つのラベル領域1511,1512,1513のそれぞれにおける印字領域PAの長さL1の和(すなわち、L=3*L1)となる。余白の長さYは、3つのラベル領域1511,1512,1513のそれぞれにおける余白M1及びM2の長さY11及びY12と、前余白1510の長さY0との和(すなわち、Y=Y0+3*{Y11+Y12})となる。
また、情報処理装置1は、タイムアウト時間TOを算出するために、印刷データに基づいてハーフカットの回数Nh及びフルカットの回数Hfを取得する。例えば、前余白1510と第1のラベル領域1511との境界1520、第1のラベル領域1511と第2のラベル領域1512との境界1521、及び第2のラベル領域1512と第3のラベル領域1513との境界1522のそれぞれでハーフカットすることを示す情報が印刷データに含まれる場合、情報処理装置1は、ハーフカットの回数Nh=3を取得する。また、例えば、第3のラベル領域1513の上流側の端1523でフルカットすることを示す情報が印刷データに含まれる場合、情報処理装置1は、フルカットの回数Nf=1を取得する。
その後、情報処理装置1は、例えば、図3に例示した印刷装置10の動作情報43を参照し、上記式1及び式2によりタイムアウト時間TOを算出する。
次に、図7を参照して、本実施形態に係る情報処理装置1の画面遷移の具体例を説明する。図7は、情報処理装置の画面遷移を説明する図である。
情報処理装置1を利用して印刷装置10に印刷処理を行わせる場合、例えば、図7に例示した4つの情報処理装置1のうちの最も左側の情報処理装置1のような編集用の画面201が表示されたタッチパネル2を操作して、印刷レイアウト情報、印刷枚数、カットに関する情報等を含む印刷データを作成する(ステップS1)。その後、画面201に含まれる「プリント」ボタンを押下(タッチ)すると、情報処理装置1は、タイムアウト時間算出処理(ステップS2)を行い、印刷データの印刷装置10への送信及びタイムアウト時間TOのタイマのセットを行う(ステップS3)。また、画面201に含まれる「プリント」ボタンを押下(タッチ)すると、タッチパネル2の表示は、中央の情報処理装置1に示したような印刷中であることを示す画面202に切り替わる。
そして、タイムアウト時間TOのタイマがタイムアウトする前に、情報処理装置1が印刷装置10からの印刷終了コマンドを受信すると(ステップS4;YES)、タッチパネル2の表示は、右上の情報処理装置1に示したような、印刷が完了したことを通知する画面203に切り替わる(ステップS6)。
一方、印刷装置10での印刷処理中に情報処理装置1と印刷装置10との通信が切断され、印刷装置10が出力した印刷終了コマンドを情報処理装置1で受信することができない状態が続いた場合、印刷終了コマンドを受信することなく情報処理装置1のタイマがタイムアウトする(ステップS5;NO)。この場合、タッチパネル2の表示は、例えば、右下の情報処理装置1に示したような、印刷完了予定時刻を過ぎたこと(タイムアウトしたこと)を通知する画面204に切り替わる(ステップS7)。タイムアウトを通知する画面204をタッチパネル2に表示することにより、情報処理装置1の利用者に対して早期に印刷装置10の確認を促すことができる。このため、情報処理装置1と印刷装置10との通信が切断された状態が続いた場合にも、利用者は、印刷処理の状況(例えば、印刷処理が正常に終了していること、或いは印刷中に何らかの異常が発生したこと等)を早期に確認することができる。よって、印刷終了コマンドを受信することができなかった場合の不要な待ち時間を短縮することができる。
図8は、一実施形態に係る情報処理装置の表示と従来の表示例との差異を説明する図である。
図8に示したように、時刻T1において印刷データの送信及びタイムアウト時間TOのタイマをセットした場合、印刷装置10における印刷処理が終了する推定印刷終了時刻は、時刻T1から推定終了時間Tpだけ経過した時刻T1+Tpとなる。しかしながら、時刻T1+Tpよりも前の時刻T2において情報処理装置1と印刷装置10との通信が切断され、その後通信が切断された状態が続いた場合、時刻T1+Tpを過ぎても情報処理装置1で印刷終了コマンドが受信されず、印刷中であることを示す画面が表示され続ける。特に、タイムアウト時間TOを導出しない従来の情報処理装置1では、時刻T1+Tpや、時刻T1からタイムアウト時間TOだけ経過した時刻T1+TO等を、推定印刷終了時刻として認識しないため、時刻T1+TOを過ぎても印刷中であることを示す画面が表示され続ける。
これに対し、本実施形態に係る情報処理装置1では、時刻T1からタイムアウト時間TOだけ経過した時刻T1+TOにタイマがタイムアウトすると、印刷終了コマンドを受信していない場合でも印刷装置10での印刷処理が完了したと認識する。このため、本実施形態に係る情報処理装置1では、時刻T1+TOに情報処理装置1の表示がタイムアウト通知(例えば、図7の画面204)に切り替わる。したがって、本実施形態に係る情報処理装置1を含む情報処理システムでは、印刷終了コマンドを受信し得る期間が経過した後も印刷中であることを示す画面202の表示が継続されることによる、不要な待ち時間を短縮することができる。
また、タイムアウト時間TOは、上述したように、印刷データに基づいて印刷装置10で印刷処理をした場合の推定終了時間Tpよりも所定の時間だけ長くなるように設定することができる。このため、本実施形態の情報処理装置1では、例えば、推定終了時間Tpの長さによらず、推定終了時間Tpとタイムアウト時間TOとの時間差を略同一にすることができる。したがって、本実施形態に係る情報処理システムでは、印刷装置10で行う印刷処理に要する時間の長さによらず、印刷終了コマンドを受信し得る期間が過ぎた後の印刷終了コマンドの受信待ち状態を早期に終了させることができる。
また、本実施形態の情報処理装置1では、情報処理装置1と印刷装置10との通信が切断されることにより情報処理装置1が印刷終了コマンドを受信しない場合に限らず、装置エラー等が生じて印刷装置10が出力したエラー通知を情報処理装置1で受信しなかった場合、或いは装置エラー等により印刷装置10が印刷終了コマンド等を出力しない場合にも、不要な待ち時間を短縮することができる。
更に、本実施形態の情報処理システムでは、上述したタイムアウト時間TOが経過する前に印刷終了コマンドを情報処理装置1で受信した場合には、その時点で、印刷処理が完了したことを示す画面203に表示を切り替えることができる。このため、印刷終了コマンドを受信した場合には、タイムアウト時間TOが経過するのを待たずに情報処理装置1の利用者に印刷の完了を通知することができ、不要な待ち時間の発生を防ぐことができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。情報処理装置1、制御方法、プログラム、並びに情報処理システムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、情報処理装置1から印刷装置10に送信した印刷データに応じて印刷装置10が行う一連の印刷処理の全体が終了したタイミングで印刷終了コマンドを出力する例を説明したが、これに限らず、印刷装置10は、例えば、ラベル1枚分の印刷処理が終了する毎に印刷終了コマンドを出力してもよい。
また、推定終了時間Tpやタイムアウト時間TOは、情報処理装置1で算出する代わりに、例えば、印刷装置10において導出して情報処理装置1に送信してもよい。更に、タイムアウト時間TOは、印刷データを送信してからの経過時間に限らず、印刷データを送信した時刻と印刷処理に要する時間とに基づいて算出した、印刷が完了する時刻(例えば、図8に例示した時刻T1+TO)であってもよい。
また、情報処理装置1を利用して動作(印刷処理)を行わせる印刷装置10は、上述した構成のラベルプリンタに限らず、他の形状の被印刷媒体15に印刷を行う印刷装置や他の印刷方式により被印刷媒体15に印刷を行う印刷装置であってもよい。例えば、印刷装置10は、カット部35Cが省略された構成であってもよい。また、情報処理装置1を利用して動作を行わせる外部装置は、印刷装置10に限らず、他の電子装置であってもよい。
また、情報処理装置1は、スマートフォン等の携帯型の電子装置に限らず、デスクトップ型コンピュータ等の電子装置であってもよい。更に、情報処理装置1は、単体で、又は任意の電子装置と組み合わせて上述したような制御とは別の処理を行うことが可能な汎用の電子装置に限らず、例えば、印刷装置10等の外部装置と組み合わせて利用することのみが可能な専用の電子装置であってもよい。また、情報処理装置1における上述した導出部21A及び認識部21Bのいずれか一方、又は両方は、制御部21として機能するハードウェアとは別個に設けられるハードウェアによって実現されてもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
外部装置との通信を行う通信部と、
前記通信部を介して前記外部装置に送信する送信データに基づいて前記外部装置が行う所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出する導出部と、
前記導出部により導出された前記時間情報に基づいて、前記外部装置が行った前記所定の処理が完了したことを認識する認識部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
[付記2]
付記1に記載の情報処理装置において、
前記導出部は、前記送信データに含まれる前記外部装置に行わせる処理と、前記外部装置における前記処理に対する処理時間とに基づいて、前記送信データに基づいて前記外部装置が行う前記所定の処理が完了する時間を示す前記処理時間を算出し、該処理時間に関する前記時間情報を導出する
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記3]
付記1に記載の情報処理装置において、
前記導出部は、前記送信データに基づいて前記外部装置が行う前記所定の処理に要する第1の処理時間と、前記情報処理装置と前記外部装置との間で行われる通信に要する第2の処理時間と基づいて、前記外部装置からの前記所定の処理の完了の通知を受信する時間を示す前記処理時間を算出し、該処理時間に関する前記時間情報を導出する
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記4]
付記1〜3のいずれかに記載の情報処理装置において、
前記外部装置が印刷装置であり、
前記送信データは、前記印刷装置が被印刷媒体に対して行う印刷処理における印刷レイアウト情報、印刷枚数、及び被印刷媒体に対するカットに関する情報を含む
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記5]
付記4に記載の情報処理装置において、
前記導出部は、前記送信データと、前記送信データに基づいて前記印刷装置が行う前記印刷処理における動作に関する動作情報に基づいて、前記印刷処理に要する時間を示す前記処理時間を算出する
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記6]
付記5に記載の情報処理装置において、
前記導出部は、前記印刷装置における前記被印刷媒体の搬送速度、並びに前記被印刷媒体をカットする処理に要する時間を含む前記動作情報と、前記送信データに含まれる前記印刷レイアウト情報及び前記印刷枚数に基づいて算出される前記被印刷媒体の長さ、並びに前記送信データに含まれるカットの回数とに基づいて、前記処理時間を算出する
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記7]
付記6に記載の情報処理装置において、
前記動作情報は、前記被印刷媒体に印刷を行うときの前記被印刷媒体の搬送速度と、前記被印刷媒体に印刷を行わないときの前記被印刷媒体の搬送速度と、前記被印刷媒体をフルカットする処理に要するフルカット処理時間と、前記被印刷媒体をハーフカットする処理に要するハーフカット処理時間とを含む
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記8]
付記5〜7のいずれかに記載の情報処理装置において、
前記認識部は、前記送信データを前記印刷装置に送信してから、前記時間情報に基づいて設定した所定の待ち時間が経過した場合に、前記印刷装置での前記印刷処理が完了したことを認識する
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記9]
付記8に記載の情報処理装置において、
前記認識部による認識結果を表示する表示部を更に備え、
前記認識部は、前記所定の待ち時間が経過する前に前記印刷装置からの前記送信データに基づく前記印刷処理が完了したことを示す印刷終了コマンドを受信した場合には、前記印刷装置における前記印刷処理が完了したことを示す第1の表示画面を前記表示部に表示させ、前記印刷終了コマンドを受信することなく前記所定の待ち時間が経過した場合には、前記第1の表示画面とは異なる第2の表示画面を前記表示部に表示させる
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記10]
付記9に記載の情報処理装置において、
前記第2の表示画面は、前記印刷装置における前記送信データに基づく前記印刷処理が完了する時間を過ぎていることを示す情報を含む
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記11]
付記8に記載の情報処理装置において、
前記認識部は、前記印刷装置の前記動作情報の印刷装置毎のばらつきを加味して、前記所定の待ち時間を設定する
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記12]
付記8に記載の情報処理装置において、
前記認識部は、前記送信データを前記印刷装置に送信してからの経過時間、又は前記送信データを前記印刷装置に送信した時刻から前記経過時間だけ経過した時刻を前記所定の待ち時間に設定する
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記13]
付記1に記載の情報処理装置において、
前記送信データに基づいて前記外部装置が行う前記所定の処理に要する前記処理時間は、該送信データの変換処理に要する時間を更に含む
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記14]
付記1に記載の情報処理装置において、
前記導出部は、前記送信データに基づいて前記外部装置が導出した前記所定の処理に要する前記処理時間を示す情報を、前記通信部を介して取得し、取得した前記処理時間を示す前記情報に基づいて前記時間情報を導出する
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記15]
付記1に記載の情報処理装置において、
前記認識部は、前記導出部で導出した前記時間情報に基づいて前記所定の処理が完了したことを認識する前に前記外部装置から前記所定の処理が完了したことを示す通知を受信した場合には、該通知を受信したことにより前記所定の処理が完了したことを認識する
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記16]
外部装置と通信する情報処理装置が、
前記外部装置に送信する送信データに基づいて前記外部装置が行う所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出し、
導出した前記時間情報に基づいて、前記外部装置が行った前記所定の処理が完了したことを認識する
ことを特徴とする制御方法。
[付記17]
外部装置と通信する情報処理装置に、
前記外部装置に送信する送信データに基づいて前記外部装置が行う所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出し、
導出した前記時間情報に基づいて、前記外部装置が行った前記所定の処理が完了したことを認識する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
[付記18]
情報処理装置と、前記情報処理装置から送信された送信データに基づく所定の処理を行う外部装置とを含み、
前記情報処理装置は、
外部装置との通信を行う通信部と、
前記通信部を介して前記外部装置に送信する前記送信データに基づいて前記外部装置が行う前記所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出する導出部と、
前記導出部により導出された前記時間情報に基づいて、前記外部装置が行った前記所定の処理が完了したことを認識する認識部と
を備えることを特徴とする情報処理システム。
1 情報処理装置
2 タッチパネル
201,202,203,204 画面
10 印刷装置
11 筐体
12 蓋部
13 操作ボタン
14 表示ランプ
15 被印刷媒体
1501 先端
1510 前余白
1511,1512,1513 ラベル領域
1521,1521,1522 境界
1523 ラベル領域1513の上流側の端
21,31 制御部
22,32 記憶部
23,33 入力部
24,34 表示部
25,36 通信部
21A 導出部
21B 制御部
35 印刷処理部
35A 搬送部
35B 印刷部
35C カット部
40 印刷用アプリケーション
41 プログラム
42 ラベル作成用データ
43 動作情報

Claims (18)

  1. 外部装置との通信を行う通信部と、
    前記通信部を介して前記外部装置に送信する送信データに基づいて前記外部装置が行う所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出する導出部と、
    前記導出部により導出された前記時間情報に基づいて、前記外部装置が行った前記所定の処理が完了したことを認識する認識部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記導出部は、前記送信データに含まれる前記外部装置に行わせる処理と、前記外部装置における前記処理に対する処理時間とに基づいて、前記送信データに基づいて前記外部装置が行う前記所定の処理が完了する時間を示す前記処理時間を算出し、該処理時間に関する前記時間情報を導出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記導出部は、前記送信データに基づいて前記外部装置が行う前記所定の処理に要する第1の処理時間と、前記情報処理装置と前記外部装置との間で行われる通信に要する第2の処理時間と基づいて、前記外部装置からの前記所定の処理の完了の通知を受信する時間を示す前記処理時間を算出し、該処理時間に関する前記時間情報を導出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記外部装置が印刷装置であり、
    前記送信データは、前記印刷装置が被印刷媒体に対して行う印刷処理における印刷レイアウト情報、印刷枚数、及び被印刷媒体に対するカットに関する情報を含む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置において、
    前記導出部は、前記送信データと、前記送信データに基づいて前記印刷装置が行う前記印刷処理における動作に関する動作情報に基づいて、前記印刷処理に要する時間を示す前記処理時間を算出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置において、
    前記導出部は、前記印刷装置における前記被印刷媒体の搬送速度、並びに前記被印刷媒体をカットする処理に要する時間を含む前記動作情報と、前記送信データに含まれる前記印刷レイアウト情報及び前記印刷枚数に基づいて算出される前記被印刷媒体の長さ、並びに前記送信データに含まれるカットの回数とに基づいて、前記処理時間を算出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項6に記載の情報処理装置において、
    前記動作情報は、前記被印刷媒体に印刷を行うときの前記被印刷媒体の搬送速度と、前記被印刷媒体に印刷を行わないときの前記被印刷媒体の搬送速度と、前記被印刷媒体をフルカットする処理に要するフルカット処理時間と、前記被印刷媒体をハーフカットする処理に要するハーフカット処理時間とを含む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記認識部は、前記送信データを前記印刷装置に送信してから、前記時間情報に基づいて設定した所定の待ち時間が経過した場合に、前記印刷装置での前記印刷処理が完了したことを認識する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項8に記載の情報処理装置において、
    前記認識部による認識結果を表示する表示部を更に備え、
    前記認識部は、前記所定の待ち時間が経過する前に前記印刷装置からの前記送信データに基づく前記印刷処理が完了したことを示す印刷終了コマンドを受信した場合には、前記印刷装置における前記印刷処理が完了したことを示す第1の表示画面を前記表示部に表示させ、前記印刷終了コマンドを受信することなく前記所定の待ち時間が経過した場合には、前記第1の表示画面とは異なる第2の表示画面を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の情報処理装置において、
    前記第2の表示画面は、前記印刷装置における前記送信データに基づく前記印刷処理が完了する時間を過ぎていることを示す情報を含む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項8に記載の情報処理装置において、
    前記認識部は、前記印刷装置の前記動作情報の印刷装置毎のばらつきを加味して、前記所定の待ち時間を設定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項8に記載の情報処理装置において、
    前記認識部は、前記送信データを前記印刷装置に送信してからの経過時間、又は前記送信データを前記印刷装置に送信した時刻から前記経過時間だけ経過した時刻を前記所定の待ち時間に設定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  13. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記送信データに基づいて前記外部装置が行う前記所定の処理に要する前記処理時間は、該送信データの変換処理に要する時間を更に含む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  14. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記導出部は、前記送信データに基づいて前記外部装置が導出した前記所定の処理に要する前記処理時間を示す情報を、前記通信部を介して取得し、取得した前記処理時間を示す前記情報に基づいて前記時間情報を導出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  15. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記認識部は、前記導出部で導出した前記時間情報に基づいて前記所定の処理が完了したことを認識する前に前記外部装置から前記所定の処理が完了したことを示す通知を受信した場合には、該通知を受信したことにより前記所定の処理が完了したことを認識する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  16. 外部装置と通信する情報処理装置が、
    前記外部装置に送信する送信データに基づいて前記外部装置が行う所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出し、
    導出した前記時間情報に基づいて、前記外部装置が行った前記所定の処理が完了したことを認識する
    ことを特徴とする制御方法。
  17. 外部装置と通信する情報処理装置に、
    前記外部装置に送信する送信データに基づいて前記外部装置が行う所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出し、
    導出した前記時間情報に基づいて、前記外部装置が行った前記所定の処理が完了したことを認識する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 情報処理装置と、前記情報処理装置から送信された送信データに基づく所定の処理を行う外部装置とを含み、
    前記情報処理装置は、
    外部装置との通信を行う通信部と、
    前記通信部を介して前記外部装置に送信する前記送信データに基づいて前記外部装置が行う前記所定の処理に要する処理時間に関する時間情報を導出する導出部と、
    前記導出部により導出された前記時間情報に基づいて、前記外部装置が行った前記所定の処理が完了したことを認識する認識部と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
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