JP2021128306A - 画像形成装置 - Google Patents

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靖之 堀口
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Abstract

【課題】シートが排出された際の臭気をより効果的に低減しうる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、搬送路Lと、給送部12と、画像形成部14と、排出部16と、排出空間160と、ファン18と、制御部21とを備える。搬送路LはシーPトが搬送される。給送部12は、シートPを搬送路Lに給送する。画像形成部14は、シートPにトナー画像を形成する。排出部16は、トナー画像が形成されたシートPを排出する。排出空間16は、シートPが排出される。ファン18は、排出空間160に設けられる。制御部21は、搬送路LにシートPが給送されてから排出空間160に排出されるまでの単位処理時間が所定時間未満である場合にファン18を駆動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
下記特許文献1には、電子写真方式によりシートに画像を形成する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、画像形成装置内に発生するトナー臭を低減するための排気ファンを備えている。排気ファンは、トナー臭の発生源となる加熱部材近傍に設けられている。印字率が高いほどトナー臭が強くなる。印字率は、1枚のシートの面積に対する、シートに形成される画像の面積の割合である。そのため、この画像形成装置は、印字率が閾値を超える場合に排気ファンを駆動させてトナー臭を低減させる。
特開2009−031403号公報
印字されたシートが排出される際、シートに印字されたトナー画像のトナー臭だけでなく、トナー画像をシートに定着させる加熱部材等の定着部材が起因となる臭気も放出される。そのため、排気ファンを印字率に応じて駆動させてもシートが排出される際に発生する臭気の低減を図れない場合がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、トナー画像が形成されたシートの排出時に発生する臭気をより効果的に低減しうる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、搬送路と、給送部と、画像形成部と、排出部と、排出空間と、ファンと、制御部とを備える。前記搬送路はシートが搬送される。前記給送部は、前記シートを前記搬送路に給送する。前記画像形成部は、前記シートにトナー画像を形成する。前記排出部は、前記トナー画像が形成されたシートを排出する。前記排出空間は、前記シートが排出される。前記ファンは、前記排出空間に設けられる。前記制御部は、前記搬送路に前記シートが給送されてから前記排出空間に排出されるまでの単位処理時間が所定時間未満である場合に前記ファンを駆動させる。
上記構成によれば、トナー画像が形成されたシートの排出時に発生する臭気をより効果的に低減することができる。
図1は、実施形態1に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、画像形成装置における吸気ファン制御処理を示すタイミングチャートである。 図3は、実施形態2における吸気ファン制御処理を示すタイミングチャートである。 図4は、実施形態2の応用例1における吸気ファン制御処理を示すタイミングチャートである。 図5は、本変形例1における吸気ファン制御処理を示すタイミングチャートである。 図6は、変形例2における吸気ファン制御処理を示すタイミングチャートである。 図7は、変形例(3)における吸気ファン制御処理を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
図1は、画像形成装置100の構成を示す図である。図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成ユニット1、画像読取ユニット2、原稿搬送ユニット3、及び操作受付部4を備える。画像形成ユニット1は、制御部21を備える。
原稿搬送ユニット3は、原稿Rを載置するための原稿トレイ3aを有する。原稿搬送ユニット3は、制御部21の制御の下、原稿トレイ3aに載置された原稿Rを画像読取ユニット2に搬送する。
画像読取ユニット2は、スキャナー(図示略)を含む。画像読取ユニット2は、制御部21の制御の下、搬送された原稿Rに描かれた画像を読み取り、読み取った画像を示す画像データを生成する。
操作受付部4は、タッチパネルを備えた表示装置と、操作ボタンとを備える。操作受付部4は、ユーザーによる表示面のタッチ操作、及び操作ボタンを押下する操作を受け付け、受け付けた操作情報を後述の制御部21に出力する。
画像形成ユニット1は、画像読取ユニット2で生成された画像データに基づく画像をシートPに形成する。画像形成ユニット1は、制御部21に加え、搬送機構11、給送部12、画像形成部14、定着部15、排出部16、排出検知センサー17、及び吸気ファン18をさらに備える。また、画像形成ユニット1は、給送部12から排出部16までシートPを案内する搬送路Lを有する。以下、給送部12から排出部16までシートPが搬送される順路に従って各部について説明する。
給送部12は、シートPを搬送路Lへ供給する。シートPは、例えば、普通紙、コピー紙、再生紙、薄紙、厚紙、光沢紙、OHP(Overhead Projector)シート等である。
搬送機構11は、搬送路Lに配置された搬送ローラー111と、レジストローラー112とを含む。搬送ローラー111は、給送部12から送出されたシートPをレジストローラー112へ搬送する。レジストローラー112は、シートPを画像形成部14へ搬送するタイミングを調整し、シートPを画像形成部14へ搬送する。
画像形成部14は、電子写真方式により、画像読取ユニット2で生成された画像データに基づいて、トナー画像をシートPに形成する。具体的には、画像形成部14は、感光体ドラム140(像担持体)、帯電装置141(帯電部)、露光装置142、現像装置143、及び転写装置144を備える。
画像形成ユニット1は、図示しないドラムモーターをさらに備えている。感光体ドラム140は、ドラムモーターと接続され、ドラムモーターによる駆動力に基づいて回転する。
帯電装置141は、感光体ドラム140の表面を帯電させる。
露光装置142は、画像読取ユニット2で生成された画像データに基づいて感光体ドラム140に静電潜像を形成する。より具体的には、露光装置142は、光源1421と、ポリゴンミラー1422と、ポリゴンモーター部1423と、第1ミラー1424a及び第2ミラー1424bを含む光学系とを含む。
光源1421は、画像読取ユニット2で生成された画像データに基づくレーザー光を照射する。
ポリゴンモーター部1423は、ポリゴンミラー1422を回転させるモーターと、モーターを駆動するモーター駆動部と、モーターの回転数を計測するエンコーダーとを含む。モーター駆動部は後述の制御部21と接続されている。モーター駆動部は、制御部21による制御の下、エンコーダーから出力される回転数に基づいて、モーターの回転速度を制御し、ポリゴンミラー1422を単位時間当たり所定の回転数で回転させる。
ポリゴンミラー1422は、光源1421から照射されたレーザー光を偏向し、第1ミラー1424aに入射させる。
第1ミラー1424aは、入射されたレーザー光を反射させ、第2ミラー1424bに入射させる。第2ミラー1424bは、第1ミラー1424aから入射したレーザー光を反射させ、感光体ドラム140にレーザー光を照射する。これにより、感光体ドラム140に静電潜像が形成される。
現像装置143は、感光体ドラム140に形成された静電潜像にトナーを付着させ、感光体ドラム140にトナー像を形成する。
転写装置144は、感光体ドラム140に形成されたトナー像をシートPに転写し、シートPにトナー画像を形成する。
定着部15は、加熱部材151、加圧部材152、及び温度センサー153を有する。加熱部材151は、ハロゲンヒーター等で構成された熱源(図示略)を有し、熱源によって加熱される。加熱部材151は、例えば、加熱ローラーである。熱源は、制御部21による制御の下、昇温する。温度センサー153は、制御部21と電気的に接続されている。温度センサー153は、加熱部材151の表面温度を検出し、検出した温度を示す温度情報を制御部21に出力する。
加圧部材152は、加熱部材151側に加圧部材152を押圧する押圧材(図示略)を有する。加圧部材152は、例えば、加圧ローラーである。押圧材は、例えば、バネのような付勢部材を含む。押圧材によって加圧部材152と加熱部材151との間にニップ部NFが形成される。
ニップ部NFにシートPが搬送されると、加熱部材151による熱と、加圧部材152による押圧力とによってシートPにトナー画像が定着される。
排出部16は、排出ローラーを含む。排出部16は、排出ローラーにより、定着部15から送出されたシートPを排出空間としての胴内排紙空間160へ排出する。胴内排紙空間160は、図1において、紙面手前側の画像形成装置100の正面及び、紙面に向かって右側の画像形成装置100の側面が開放された空間である。
排出検知センサー17は、排出部16と胴内排紙空間160との間に設けられ、排出されたシートPを検知する。排出検知センサー17は、例えば、透過型又は反射型の光電センサーで構成してもよい。排出検知センサー17は、制御部21と電気的に接続されている。排出検知センサー17は、搬送されたシートPを検知すると、シートPが胴内排紙空間160に排出されることを示す排出情報を制御部21に出力する。なお、排出情報は、シートPにおいて、搬送方向の下流側の先端部分が排出検知センサー17によって検知されたときに制御部21に出力される。
吸気ファン18は、胴内排紙空間160に設けられる。吸気ファン18は、ファンと、モーター(以下、ファンモーター)(図示略)と、ファンモーターを駆動するファンモーター駆動部(図示略)とを含む。ファンモーターは、制御部21と電気的に接続されている。ファンモーター駆動部(図示略)は、制御部21の制御の下、ファンモーターを駆動する。その結果、吸気ファン18が回転し、胴内排紙空間160から空気を吸引する。
制御部21は、画像形成装置100の動作を制御する。制御部21は、例えばCPU(Central Processing Unit)と記憶装置とを備える(いずれも図示略)。制御部21は、CPUにより所定の制御プログラムを実行し、操作受付部4からの操作情報に基づき、画像形成装置100における各部を制御する。
具体的には、制御部21は、取得した操作情報に基づき、画像読取ユニット2に原稿Rの画像読取準備を指示するとともに、画像形成ユニット1に給送及び印字準備を指示する。
画像読取準備の処理は、画像読取ユニット2におけるスキャナーの初期設定及び画像処理の設定が含まれる。
給送及び印字準備の処理には、シートPを画像形成部14の手前まで搬送させる第1次搬送処理と、ポリゴンミラー1422を所定回転数で回転させる処理(以下、露光準備処理)と、加熱部材151を所定温度に加熱する処理(以下、加熱処理)とが含まれる。より具体的には、露光準備処理は、ポリゴンモーター部1423によって、単位時間当たりの回転数を第1回転数以上でポリゴンミラー1422を回転させる処理である。加熱処理は、熱源(図示略)によって、加熱部材151の温度が第1温度以上となるまで加熱する処理である。なお、シートPは、第1次搬送処理によって画像形成部14の手前まで一旦搬送され、その後、画像形成部14に搬送される。以下、第1次搬送処理後に画像形成部14にシートPを搬送する処理を第2次搬送処理と称する。
制御部21は、操作受付部4から操作情報を取得してから一定時間内に次の操作情報を取得しなければ、ポリゴンモーター部1423及び熱源(図示略)の動作を停止させる。以下、ポリゴンモーター部1423や熱源(図示略)の動作を停止させた状態を停止状態と称する。ポリゴンモーター部1423が停止状態になると、ポリゴンミラー1422は惰性で回転し続けた後、停止する。また、熱源が停止状態になると、加熱部材151の温度は時間とともに低下する。
一方、シートPへの印字処理が終了した後、次の操作情報を取得するまでの一定時間内は、制御部21は、ポリゴンミラー1422と加熱部材151とを待機状態にする。待機状態は、単位時間当たりの回転数が第1回転数よりも低い第2回転数でポリゴンミラー1422を回転させ、第1温度よりも低い第2温度に加熱部材151が加熱された状態である。
また、制御部21は、操作受付部4からの操作情報の取得時から、排出検知センサー17から排出情報を取得するまでの時間を計測する。つまり、この計測時間は、1枚のシートPが搬送路Lに給送されてから胴内排紙空間160に排出されるまでの単位処理時間である。待機状態から給送及び印字準備処理を行う場合、給送及び印字準備の処理時間は、停止状態から給送及び印字準備を行う場合よりも短くなるため、単位処理時間が短くなる。単位処理時間が短いほど画像形成装置100の使用頻度、すなわち、シートPの印字頻度が高く、シートPの排出時に放出される臭気も強くなりやすい。制御部21は、単位処理時間が所定時間未満である場合、吸気ファン18を駆動させる。以下、吸気ファン18の回転を制御する処理を吸気ファン制御処理とする。
なお、所定時間は、例えば、露光装置142や定着部15が停止状態のときにシートPへの印字が指示された場合における、シートPが給送されてから排出されるまでの時間としてもよい。
図2は、画像形成装置100における吸気ファン制御処理を示すタイミングチャートである。
時刻t1において、原稿トレイ3a(図1参照)に載置された原稿Rのコピーを指示する操作(以下、コピー操作と称する)が操作受付部4で受け付けられると、操作受付部4から制御部21にコピー操作を示す操作情報が出力される。これにより、制御部21から画像読取ユニット2に画像読取準備処理(S11)が指示され、画像形成ユニット1に給送及び印字準備処理(S21)が指示される。そして、制御部21によって単位処理時間の計測が開始される。
時刻t2〜t3の間、画像読取ユニット2では、スキャナー(図示略)の初期設定と、操作情報に基づく画像処理の設定(S12)がなされる。そして、原稿搬送ユニット3から搬送された原稿Rの画像がスキャナーで読み取られ、画像データが生成される(S13)。
また、時刻t2〜t3の間、画像形成ユニット1では、給送及び印字準備処理として、第1次搬送処理(S22)、露光準備処理(S23)、及び加熱処理(S24)が並列処理される。つまり、搬送機構11及び給送部12によって画像形成部14の手前までシートPが搬送される。また、ポリゴンミラー1422が第1回転数で回転され、加熱部材151が第1温度まで加熱される。
給送及び印字準備処理が完了すると、時刻t3〜t4の間に第2次搬送処理(S25)が行われ、シートPは画像形成部14へと搬送される。第2次搬送処理の後、時刻t4〜t5の間に印字処理(S26)が行われ、画像形成部14によって、シートPに、画像読取ユニット2で生成された画像データに基づくトナー画像が形成される。
印字処理(S26)の後、時刻t5以降、排出処理(S27)が行われる。このとき、胴内排紙空間160の手前で排出検知センサー17によってシートPが検知され、排出検知センサー17から制御部21へ排出情報が出力される(S28)。制御部21に排出情報が出力されると、制御部21において、計測した単位処理時間(ΔT1)が所定時間未満であるか否かが判断される。単位処理時間(ΔT1)が所定時間未満である場合、時刻t6以降、吸気ファン18の駆動が開始される(S31)。
単位処理時間が所定時間未満の場合、画像形成装置100における印字頻度が高い状態であり、シートPの排出によるトナー臭等の臭気も強くなりやすい。そのため、この場合、シートPが胴内排紙空間160に排出される際に吸気ファン18を回転させておくことで臭気が低減され、臭気によるユーザーの不快感が軽減される。
なお、上記実施形態1において、吸気ファン18を連続して回転させる時間は一定であってもよいし、操作情報に応じて変化させてもよい。具体的には、例えば、吸気ファン18は、駆動が開始されてから一定時間が経過したときに停止されてもよい。また、例えば、操作受付部4においてコピー操作等の印字指示が連続して複数受け付けられた場合、最後に受け付けられた印字指示による全てのシートPが排出されてから一定時間が経過したときに吸気ファン18を停止させてもよい。また、1回の印字指示で複数のシートPに印字する場合、最後に印字されるシートPが排出検知センサー17で検知されてから一定時間が経過したときに吸気ファン18を停止させてもよい。また、例えば、連続して印字されるシートPの数が多いほど吸気ファン18の駆動時間が長くなるように吸気ファン18の駆動時間が調整されてもよい。
[実施形態2]
上述した実施形態1では、コピー操作等の操作情報を制御部21が取得してから排出検知センサー17によってシートPの排出が検知されるまでの時間が計測され、計測された時間が単位処理時間とされた。つまり、実施形態1では、画像形成装置100において単位処理時間を計測し、計測した単位処理時間が所定時間未満である場合に吸気ファン18を駆動させた。
実施形態2では、画像形成装置100において単位処理時間の計測を行わず、露光準備処理におけるポリゴンミラー1422の回転数に基づいて単位処理時間が所定時間未満であるか否か判断する。つまり、実施形態2において、画像形成装置100に排出検知センサー17は設けられていなくてもよい。
図3は、実施形態2における吸気ファン制御処理を示すタイミングチャートである。図3では、露光装置142及び定着部15が待機状態であるときにコピー操作がなされた場合を示している。
図3において、実施形態1の図2と同じ処理には図2と同じ符号が付されている。以下では、主として、実施形態1と異なる画像形成ユニット1の処理について説明する。
時刻t1において、操作受付部4がコピー操作を受け付けると、制御部21から画像読取ユニット2に画像読取準備処理が指示され(S11)、画像形成ユニット1に給送及び印字準備処理が指示される(S21)。
また、制御部21は、ポリゴンミラー1422の回転数を検出し、ポリゴンミラー1422の回転数が所定の回転数以上であるか否か判断する(S211)。なお、所定の回転数は、例えば、待機状態であるときの回転数(第2回転数)以上である。図3の例では、露光装置142は待機状態であるため、ポリゴンミラー1422は第2回転数で回転している。この場合、制御部21は、時刻t12から吸気ファン18の駆動を開始させる。
時刻t2以降、画像形成ユニット1では、給送及び印字準備処理として、第1次搬送処理(S22)、露光準備処理(S23)、及び加熱処理(S24)が並列処理される。
図3において、露光準備処理(S23)及び加熱処理(S24)の破線で示された部分は、露光装置142及び定着部15が停止状態から露光準備処理(S23)及び加熱処理(S24)をそれぞれ行った場合の処理時間を示している。
図3に示す例では、露光装置142及び定着部15が待機状態であるため、制御部21から給送及び印字準備処理が指示されたとき、ポリゴンミラー1422は第2回転数で回転し、加熱部材151は第2温度に保たれている。ポリゴンモーター部1423は、制御部21からの給送及び印字準備処理の指示に基づき、ポリゴンミラー1422の回転数が第1回転数以上となるまで回転速度を上げる。また、熱源(図示略)は、制御部21からの給送及び印字準備の指示に基づき、加熱部材151の温度が第1温度になるまで昇温する。
図3の実線で示す待機状態からの露光準備処理(S23)及び加熱処理(S24)の各処理時間は、破線で示す停止状態からの各処理時間と比べて短くなる。第2次搬送処理(S25)は画像読取ユニット2における読取処理(S13)が完了する時刻t31から開始され、第2次搬送処理(S25)の後、時刻t41から画像形成部14によって印字処理S26が開始される。そして、シートPは、印字処理(S26)の後、時刻t51から胴内排紙空間160へと排出される。つまり、この場合の単位処理時間ΔT20は、露光装置142及び定着部15が停止状態のときにコピー操作がなされる場合と比べて短くなる。
実施形態2では、画像形成装置100においてコピー操作が受け付けられた際のポリゴンミラー1422の単位時間当たりの回転数が所定の回転数以上であれば、単位処理時間が所定時間未満になるものとみなされ、吸気ファン18の駆動が開始される。そのため、画像形成装置100に排出検知センサー17を設ける必要がなく、実施形態1と比べて部品点数が低減される。また、印字準備処理がなされるまでに吸気ファン18の駆動が開始されるため、シートPの排出に伴う臭気をより効果的に低減することができる。
(応用例1)
実施形態2では、ポリゴンミラー1422の回転数に基づいて、単位処理時間が所定時間未満であるか否かが判断されたが、コピー操作が受け付けられた際の加熱部材151の温度に基づいて単位処理時間が所定時間未満であるか否かが判断されてもよい。
図4は、実施形態2の応用例1における吸気ファン制御処理を示すタイミングチャートである。図4において、図3と同様の処理には図3と同じ符号が付されている。
本応用例1では、時刻t1においてコピー操作が受け付けられた際、制御部21において、温度センサー153で検出された加熱部材151の温度が所定温度以上であるか否か判断する(S212)。所定温度は、例えば、待機状態であるときの第2温度以上である。図4の例では、定着部15は待機状態であり、加熱部材151は第2温度に保たれているため、制御部21は、時刻t12から吸気ファン18の駆動を開始させる。
(応用例2)
図3及び図4を参照して説明した吸気ファン制御処理では、ポリゴンミラー1422の回転数と加熱部材151の温度のいずれか一方に基づいて、単位処理時間が所定時間未満であるか否かが判断される例を説明したが、両方に基づいて単位処理時間が所定時間未満であるか否かが判断されてもよい。
つまり、制御部21は、時刻t1においてコピー操作が受け付けられた際、温度センサー153で検出された加熱部材151の温度が所定温度以上であるか否かを判断する。さらに、制御部21は、ポリゴンミラー1422の回転数が所定回転数以上であるか否かを判断する。制御部21は、加熱部材151の温度が所定温度以上であり、且つ、ポリゴンミラー1422の単位時間当たりの回転数が所定回転数以上である場合に吸気ファン18の駆動を開始させる。
このように構成した場合であっても、給送及び印字準備処理(S21)の前に吸気ファン18の駆動が開始されるため、シートPの排出に伴う臭気をより効果的に低減することができる。
以上、図面(図1〜図4)を参照しながら実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)上述した実施形態1では、ユーザーによってコピー操作の指示がなされた場合を例に説明したが、画像形成装置100がパーソナルコンピューター等の外部装置(図示略)と接続される場合、外部装置から送出された画像データをシートPに印刷する印刷指示を外部装置から受け付けてもよい。
図5は、本変形例1における吸気ファン制御処理を示すタイミングチャートである。図5において、図2と同じ処理には図2と同じ符号が付されている。
本変形例では、画像読取ユニット2よる画像の読取処理(S13)が行われない。そのため、図5に示すように、露光準備処理(S23)と加熱処理(S24)とが完了する時刻t32から第2次搬送処理(S25)がなされる。第2次搬送処理(S25)の後、時刻t42から印字処理(S26)が行われ、時刻t52から排出処理(S27)が行われる。また、胴内排紙空間160にシートPが排出される前に排出検知センサー17によってシートPが検知され(S28)、シートPが給送されてから検知されるまでの単位処理時間ΔT30が所定時間未満である場合、制御部21は、時刻t62以降、吸気ファン18を駆動させる(S31)。
(2)上述の変形例(1)において、実施形態2と同様、画像形成装置100に排出検知センサー17を設けることなく、ポリゴンミラー1422の回転数と加熱部材151の温度の少なくとも一方に基づいて単位処理時間が所定時間未満であるか否かが判断されてもよい。図6は、変形例2における吸気ファン制御処理を示すタイミングチャートである。
時刻t1において、例えば、ポリゴンミラー1422の回転数が第2回転数以上である場合、又は、時刻t1において、加熱部材151の温度が第2温度以上である場合(S214)、制御部21は、単位処理時間が所定時間未満になるものとみなし、時刻t13以降、吸気ファン18の駆動を開始させてもよい。又は、時刻t1において、加熱部材151の温度が第2温度以上であり、且つ、ポリゴンミラー1422の回転数が第2回転数以上である場合(S214)、制御部21は、単位処理時間が所定時間未満になるものとみなし、時刻t13以降、吸気ファン18の回転を開始させてもよい。
(3)上述した実施形態2では、コピー操作がなされたときの定着部15における加熱部材151の温度と、ポリゴンミラー1422の単位時間当たりの回転数との少なくとも一方に基づいて、単位処理時間が所定時間未満であるか否かを判断する例を説明したが、単位処理時間が所定時間未満であるか否かを判断する条件はこれに限定されない。
例えば、給送及び印字準備処理(S21)において、加熱部材151の温度が所定温度に到達する時間(以下、第1到達時間と記載する)と、ポリゴンミラー1422の単位時間当たりの回転数が所定回転数に到達する時間(以下、第2到達時間と記載)とに基づいて、単位処理時間が所定時間未満であるか否かが判断されてもよい。
図7は、変形例(3)における吸気ファン制御処理を示すタイミングチャートである。図7において、実施形態2の図3と同じ処理には図3と同じ符号が付されている。また、図7では、定着部15と露光装置142とが待機状態から印字処理を行う場合を示している。以下、主として実施形態2と異なる処理について説明する。
図7に示すように、時刻t1において、操作受付部4がコピー操作を受け付けると、制御部21から画像読取ユニット2に画像読取準備処理が指示され(S11)、画像形成ユニット1に給送及び印字準備処理が指示される(S21)。時刻t2以降、画像形成ユニット1では、給送及び印字準備処理として、第1次搬送処理(S22)、露光準備処理(S23)、及び加熱処理(S24)が並列処理される。
時刻t1において露光装置142及び定着部15は待機状態である。そのため、露光準備処理(S23)において、ポリゴンミラー1422はポリゴンモーター部1423によって第1回転数以上に回転される。また、加熱処理(S24)において、加熱部材151は熱源(図示略)によって第1温度以上に加熱される。制御部21は、露光準備処理(S23)及び加熱処理(S24)のそれぞれに要する時間、すなわち、第1到達時間と第2到達時間とを計測する(S28)。
制御部21は、計測した第1到達時間が第1閾値未満であり、且つ第2到達時間が第2閾値未満である場合、単位処理時間(ΔT40)が所定時間未満になるものと判断する。そして、制御部21は、露光準備処理(S23)と加熱処理(S24)とが終了する時刻t33以降、吸気ファン18の駆動を開始させる(S31)。なお、第1閾値は、定着部15が停止状態のときに加熱処理(S24)に要する時間よりも短い時間である。また、第2閾値は、露光装置142が停止状態のときに露光準備処理(S23)に要する時間よりも短い時間である。
このように構成しても、シートPが給送されてから排出されるまでの時間を実際に計測することなく、露光準備処理(S23)と加熱処理(S24)とが終了したときに吸気ファン18を駆動させ始めることができる。
なお、上記変形例(3)では第1到達時間及び第2到達時間の両方に基づいて単位処理時間が所定時間未満であるか否かが判断される例であったが、第1到達時間と第2到達時間との少なくとも一方に基づいて単位処理時間が所定時間未満であるか否かが判断されてもよい。
本発明は、画像形成装置の分野に利用可能である。
1 画像形成ユニット
11 搬送機構
12 給送部
14 画像形成部
15 定着部
16 排出部
17 排出検知センサー
18 吸気ファン
21 制御部
100 画像形成装置
140 感光体ドラム(像担持体)
141 帯電装置
142 露光装置
143 現像装置
144 転写装置
151 加熱部材
152 加圧部材
153 温度センサー
160 胴内排紙空間(排出空間)
1421 光源
1422 ポリゴンミラー
1423 ポリゴンモーター
1424a,1424b光学系

Claims (6)

  1. シートが搬送される搬送路と、
    前記シートを前記搬送路に給送する給送部と、
    前記シートにトナー画像を形成する画像形成部と、
    前記トナー画像が形成されたシートを排出する排出部と、
    前記シートが排出される排出空間と、
    前記排出空間に設けられたファンと、
    前記搬送路に前記シートが給送されてから前記排出空間に排出されるまでの単位処理時間が所定時間未満である場合に前記ファンを駆動させる制御部と
    を備える画像形成装置。
  2. 前記シートに画像を形成する指示を受け付ける指示受付部と、
    前記画像形成部で前記シートに前記トナー画像が形成された後、前記排出空間に前記シートが排出される前に前記シートを検知するセンサーと
    をさらに備え、
    前記給送部は、前記指示が受け付けられた場合に前記シートを給送し、
    前記制御部は、前記指示受付部で前記指示が受け付けられてから、前記センサーで前記シートが検知されるまでの時間を前記単位処理時間とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記シートに画像を形成する指示を受け付ける指示受付部と、
    前記シートに形成された前記トナー画像を前記シートに定着させるための加熱部材材と、前記加熱部材材の温度を検出する温度センサーとを含む定着部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記指示が受け付けられた際に前記温度センサーで検出された前記加熱部材材の温度が所定温度以上である場合、前記単位処理時間が前記所定時間未満であると判断して前記ファンを駆動させる、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記シートに画像を形成する指示を受け付ける指示受付部をさらに備え、
    前記画像形成部は、
    像担持体と、
    前記像担持体を帯電させる帯電部と、
    帯電された前記像担持体に前記画像を示す静電潜像を形成する露光部と
    を有し、
    前記露光部は、
    前記画像を示すレーザー光を照射する光源と、
    前記レーザー光を偏向する多面鏡と、
    前記多面鏡を回転させるモーターと、
    偏向された前記レーザー光を前記像担持体に導く光学系と
    を含み、
    前記制御部は、前記指示が受け付けられた際に前記モーターの単位時間当たりの回転数が所定回転数以上である場合、前記単位処理時間が前記所定時間未満であると判断して前記ファンを駆動させる、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記シートに形成された前記トナー画像を前記シートに定着させるための加熱部材材と、前記加熱部材材の温度を検出する温度センサーとを含む定着部をさらに備え、
    前記制御部は、前記指示が受け付けられた際に前記温度センサーで検出された前記加熱部材材の温度が所定温度以上であり、且つ、前記モーターの単位時間当たりの回転数が前記所定回転数以上である場合、前記単位処理時間が前記所定時間未満であると判断して前記ファンを駆動させる、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記シートに形成された前記トナー画像を前記シートに定着させるための加熱部材材と、前記加熱部材材の温度を検出する温度センサーとを含む定着部をさらに備え、
    前記画像形成部は、
    像担持体と、
    前記像担持体を帯電させる帯電部と、
    帯電された前記像担持体に前記トナー画像の原画像を示す静電潜像を形成する露光部と
    を有し、
    前記露光部は、
    前記原画像を示すレーザー光を照射する光源と、
    前記レーザー光を偏向する多面鏡と、
    前記多面鏡を回転させるモーターと、
    偏向された前記レーザー光を前記像担持体に導く光学系と
    を含み、
    前記制御部は、前記温度センサーで検出された温度が所定温度に到達するまでの時間が第1閾値未満である場合と、前記多面鏡の単位時間当たりの回転数が所定回転数に到達するまでの時間が第2閾値未満である場合との少なくとも一方の場合に、前記単位処理時間が前記所定時間未満であると判断して前記ファンを駆動させる、請求項1に記載の画像形成装置。
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