JP2021128092A - 情報検索装置 - Google Patents

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JP2021128092A JP2020023635A JP2020023635A JP2021128092A JP 2021128092 A JP2021128092 A JP 2021128092A JP 2020023635 A JP2020023635 A JP 2020023635A JP 2020023635 A JP2020023635 A JP 2020023635A JP 2021128092 A JP2021128092 A JP 2021128092A
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将郎 小池
Masaro Koike
将郎 小池
琢真 田中
Takuma Tanaka
琢真 田中
佐和子 古屋
Sawako Furuya
佐和子 古屋
秀和 林
Hidekazu Hayashi
秀和 林
孝浩 田中
Takahiro Tanaka
孝浩 田中
昌宏 暮橋
Masahiro Kurehashi
昌宏 暮橋
智裕 鈴木
Tomohiro Suzuki
智裕 鈴木
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Abstract

【課題】検索条件を複雑化しても応答時間の増大を抑制できるように、簡略な入力と迅速な応答を実現した情報検索装置を提供する。【解決手段】情報検索装置において、所定の閾値を超える訪問回数で地理的な場所を訪問した場合に、当該場所の識別情報と属性情報とを含む訪問先情報を保存手段に保存させる記録手段と、ユーザーによる入力に応じて前記保存手段に保存した訪問先情報を検索する検索手段とを有し、利便性を向上する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報の検索を行う情報検索装置に関する。
従来、走行履歴を記憶し、条件を与えることで、所望の地点を検索することができる技術が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1には、このような走行履歴に対して、各地点に「顧客先」といった属性情報を記述できるようにし、「先月10回以上行った顧客先」を検索できるようにすることも容易に考えられるとの記載がある。
さらに特許文献1には、検索条件として属性情報以外に、「近くの」や「東側の」等のような地理的条件、「先月行った」や「よく行く」等のような履歴上の時間的条件も併せて指定されるとの記載がある。
特開2000−205870号公報(段落2−4,68)
このように、特許文献1によれば、属性情報や、履歴上の時間的条件で走行履歴を検索する技術が記載されている。しかしながら、データベースの検索条件が複雑化すればデータベースの応答時間は増大する。さらにレコード数が増加して規模が大きくなれば、その影響は一層顕著になると予想できる。
本発明は上記実施形態に鑑みて成されたもので、検索条件を複雑化しても応答時間の増大を抑制できる情報検索装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。本発明の一側面によれば、所定の閾値を超える訪問回数で地理的な場所を訪問した場合に、当該場所の識別情報と属性情報とを含む訪問先情報を保存手段に保存させる記録手段と、
前記保存手段に保存した訪問先情報を検索する検索手段と
を有することを特徴とする情報検索装置が提供される。
本発明によれば、検索条件を複雑化しても応答時間の増大を抑制できる情報検索装置が提供される。
情報検索システムの構成の一例を示すブロック図である。 ユーザプロファイルに含まれるデータベースの例を示す図である。 訪問先データベースおよび高利用度データベースの登録処理の一例を示すフローチャートである。 訪問先データベースおよび高利用度データベースの検索処理の一例を示すフローチャートである。 訪問先データベースおよび高利用度データベースの検索処理の他の例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[第1実施形態]
●システム構成
図1に本実施形態の情報検索装置として、例えば四輪車などの車両に搭載したナビゲーションシステムの例を示す。ただしこれは一例であって、汎用のパ―ソナルコンピュータやタブレット端末、スマートホンなどのコンピューティングデバイスであってよい。その場合であっても、GPSアンテナやデータベースと通信するための通信インターフェースなどを含む必要がある。なお情報検索装置はデータベースサーバのクライアントであるので、以下ではクライアントと呼ぶことがある。
図1(A)において、クライアント100は、インターネットなどの広域的なネットワークを介して種々のサーバーに接続されており、そのサービスを利用することができる。サーバーには、パーソナルプロファイルデータベース150、地図情報データベース160、検索サービス(検索サーバー)170を含む。パーソナルプロファイルデータベース150は、クライアント100等のクラアイントを利用するユーザーごとのプロファイル情報を蓄積したデータベースである。パーソナルプロファイルデータベース150は単一のデータベースとは限らず、本例ではユーザーごとの訪問先データベースと高利用度データベースとを含む。これらデータベースについては図2で説明する。
地図情報データベース160は地図データベースとも呼び、道路などの移動経路の情報のほか、座標で示される位置情報と、対応する住所や施設名、電話番号などの位置に対応する属性情報などとが格納されている。さらに、地図情報データベース160は、位置情報に直接対応する属性のみならず、位置に関連する施設名や電話番号等の属性情報を保持してもよい。たとえば位置情報が駐車場であっても、その駐車場に関連する施設を属性情報として登録しておくことができる。これにより、クライアント100が位置情報を入力することで、その位置の情報たとえば前述の属性情報などを取得できる。検索サービス170は、汎用の検索サービスであり、クライアント100で入力された単語等に該当する情報を提供するインターネットのサイト等を検索する。
図1(B)にクライアント100の構成例のブロック図を示す。クライアント100は、バスで接続されたプロセッサ(あるいはCPU)101とRAM等のメモリ102と入出力(I/O)インターフェース103とを含む。メモリ102は実行可能なプログラムやデータ等を格納する。CPU101はそのプログラムを実行してデータの加工や入出力を制御する。I/Oインターフェース103は、各種の入出力デバイスとのインターフェースである。入出力デバイスとしては、広域ネットワークと接続するための通信ユニット104、ファイルストレージ105、カメラユニット106、マイクロホン107、タッチパネル108、スピーカ109が備えられる。さらに現在位置を特定するためのGPSユニット110を含む。
ファイルストレージ105は、たとえばハードディスクや、ハードディスクと互換のインターフェースをもつ不揮発性半導体メモリなどであってよく、プログラムファイルやデータファイルを格納する。プログラムファイルには、図3や図4で後述するフローチャートの手順を実現するためのプログラムを含む。またデータファイルにはたとえば、図1(A)のようにサーバーにより提供されるのではなくローカルに保持される地図情報データベースやユーザプロファイルデータベースを含んでもよい。
カメラユニット106は入力デバイスであり、光学的に被写体を撮影してディジタル画像データを生成し、ファイルストレージ105などにそれを記録する。マイクロホン107は入力デバイスであり、音声を電子信号に変換し、さらにディジタル音声データに変換する。さらにディジタル音声データを記録することができてもよい。このディジタル音声データは、CPU101による音声認識の対象とすることができ、音声認識処理によりテキストデータに変換されてよい。これによりユーザーは、音声によりテキストを入力することができる。さらにそのテキストは語彙解析されて、テキストに含まれた単語などが抽出され、さらに構文解析の対象とされて、指示の内容を示す指示情報へと変換することができる。
タッチパネル108は入出力デバイスであり、操作面のタッチなど所定のジェスチャをユーザーが行うことで入力を行える。また操作面は表示面でもあり、画像やテキストなどを表示することができる。たとえば車載情報システムがナビゲーションシステムであれば、タッチパネル108によりユーザーは所望の入力を行うことができ、また地図などの案内画面を表示できる。またタッチパネル108にボタンやキーボードを表示し、各キーに対応する位置をユーザーがタッチすることで、テキストを入力するための仮想キーボードを実現できる。
スピーカ109は出力デバイスであり、音声を出力する。音声は、たとえばCPU101がテキストデータに基づいて音声データを生成すると、それを、スピーカ109を通して音声として出力できる。スピーカ109は、たとえばナビゲーションシステムが出力する各種の音声メッセージの出力のために用いられる。さらに、ユーザーが音声により何らかの指示を入力すると、その確認のための復唱が出力されてもよい。
●パーソナルプロファイルデータベース
図2に、パーソナルプロファイルデータベース150に含まれる訪問先データベース200と高利用度データベース250の例を示す。訪問先データベース250は、ユーザーが訪問したことのある場所を記録するデータベースであるが、本例では訪問には限らず、検索した場合の履歴や検索回数も含む。訪問先データベース200の各レコードは、ユーザーに対応しており、ユーザーID201と訪問先レコード202〜204を含む。訪問先レコードの数は訪問先の数に応じて変動する。一つの訪問先レコードには、訪問先の識別情報であるID210と、位置情報211と、名称212と、略称213と、カテゴリ214と、訪問回数215と検索回数216と、訪問履歴217と、検索履歴218とを含む。
位置情報211は例えば座標(経緯度)であり、GPSユニット110により取得された情報であってよい。名称212は位置情報に対応した施設名や地名、番地、電話番号などであってよい。また施設名や地名、番地、電話番号などはそれぞれが独立したフィールドに記録されてもよい。名称212は位置情報211で示される地理的な場所の名称とは限らず、その場所に関連付けられた他の場所の名称であってもよい。例えばその地点を駐車場とする施設や個人宅の名称等であってよい。
略称213はオプションのフィールドである。略称213には、訪問回数または検索回数が所定値を超えた場合に、ユーザーの入力に応じた名称が格納される。入力される名称はユーザーに委ねられており、どのようなものでもよい。略称213の設定は任意であってよい。また後述する高利用度データベースにも略称が登録されることから、訪問先データベース200には略称は含まれなくてもよい。カテゴリ214はその場所の分類を示す。カテゴリ214は例えば施設の分類であり、さらに大分類、中分類、小分類などと階層化してもよい。カテゴリ214にはたとえばレストランや図書館などの施設の分類である。階層化する場合には、たとえばレストランについてはトルコ料理やペルシャ料理などといった料理の種類などを設定してよい。施設の名称212やカテゴリ214は地図情報データベース160に予め登録された情報を複製するなどして設定する。
訪問回数215は、同じ場所を訪問した累積回数である。ここで同じ場所とは、GPSユニット110で特定した位置情報が登録済みの位置情報211と厳密に一致してなくとも、対応する名称が同一であれば同じ場所と判定してよい。またその場合には既登録の位置情報211を該当する場所の代表の位置情報としてそのまま用いてよい。たとえば、異なる複数の駐車場を使用する施設であれば、異なる駐車場を利用して駐車した場合でも同じ訪問先と判定してよい。さらに訪問とは、本実施形態では、ナビゲーションシステムに目的として設定した場所に到達するか、または、ある場所に到達して車両に主スイッチをオフし、再びオンとしたこととする。もちろん本実施形態の情報検索システムが車載のナビゲーションシステムではなく、例えばスマートホンの場合にあり得る。そのような場合には、たとえば一定時間にわたって、ある場所を示す位置から所定の範囲外へ移動しないことをもって訪問としてよい。なお「訪問」のことを「滞在」と言い換えてもよい。検索回数216は、訪問先データベース200または高利用度データベース250から場所の名称212や略称213を検索した累積回数である。
訪問履歴217には、訪問した日時221が含まれる。日時221は訪問の都度、記録される。ただしデータ量の制限のために、一定回数分記録したなら、新たに記録するたびに最も古い日時から順次消去してもよい。あるいは、所定期間内の履歴を記録し、所定期間を外れた日時を消去してもよい。たとえば最新の1月内の訪問履歴を記録する場合、現時点からひと月より前の履歴を消去してよい。このように記録すれば、日時フィールドの数をそのまま所定期間の訪問頻度とみなすことができる。検索履歴218も同様であり、検索の日時が記録される。
高利用度データベース250は、訪問先データベース200の訪問先として、ID210〜カテゴリ214までを記録したデータベースである。高利用度データベース250には、訪問先データベース200のうち、訪問回数が所定値を超えた訪問先レコードのうち、ID210〜カテゴリ214を複製したレコードが追加される。
●訪問地特定処理
図3に、情報検索装置100を搭載した車両が地理的な場所を訪問した際の処理の一例を示す。この処理は例えばCPU101により実行される。情報検索装置100に電源投入されるとステップS301から処理が開始される。まず駐車後、すなわち電源オフ後の経過時間が所定時間を超えているか判定する(S301)。この経過時間は、電池などでバックアップされた時計で電源オフ時の時刻を記憶しておき、疎に自国と現在時刻との差分から決定すればよい。所定時間を超えて経過していれば、現在の位置情報を訪問先としてGPSユニット110で取得し、その位置情報を、現在ログインしているユーザーのパーソナルプロファイルに含まれた訪問先データベース200から検索する(S303)。またナビゲーションシステムである情報検索装置100で目的地として設定した位置に到着したと判定した場合にも、現在地を訪問先としてステップS303を実行する。なお位置情報の精度はせいぜい数メートル〜10メートル程度であるとすれば、位置情報で検索してよい。しかし非常に高精度であれば、座標値の桁数を所定桁で切り下げる等の処理を行うことで、検索対象の位置に幅を持たせてよい。
次に、検索の結果、該当するレコードが取得できたか判定する(S305)。該当レコードが得られなかった場合には、地図情報データベース160から現在地に関する情報(施設名称やカテゴリなど)を取得する。そして位置情報と取得した情報とに基づいて訪問先データベース200に新たなレコードを追加登録する(S307)。このとき訪問回数215には初期値として0を設定する。なおS305で該当するレコードが取得できた場合には、S309へ分岐する。またS307で地図情報データベース160から位置情報に該当する場所に関する情報を得られなかった場合には、得られるはずであった情報のフィールドを空欄として訪問先データベース200に新たなレコードを追加する。そして、ステップS305で該当するレコードを取得できた場合にはそのレコードを処理対象のレコードとし、できなかった場合には新規に追加したレコードを処理対象のレコードとする。
次に、訪問先データベース200の処理対象のレコードの訪問履歴217に現在の日時を記録し、訪問回数215に1を加算する(S309)。そして訪問回数215の値が所定値を超えているか判定する(S311)。所定値は2以上であり、例えば5、10などといった適切な値が用いられる。所定値を超えていると判定した場合には、略称213が登録済みであるか判定する(S313)。登録済みでなければ、ユーザーによる略称の入力を、タッチパネル108や音声認識を介して受け付ける(S315)。ここでは、処理対象のレコードの名称212をユーザーに音声や表示で報知して、その略称の入力を促すメッセージを出力し、略称入力を音声やタッチパネル108から受け付ける。略称の入力を受け付けたなら、その略称が高利用度データベースのレコードの略称213として使用済みであるか判定する(S317)。使用済みならS315に戻って略称の入力を再度受け付ける。使用済みでないなら、訪問先データベース200の略称213に入力された略称を登録する(S319)。なお使用済みの略称であっても、例えばカテゴリ214の値が相違していれば用いることを許してもよい。
最後に、訪問先データベース200の処理対象のレコードを、高利用度データベース250へと複製して登録する(S321)。ただし、図2に示したように、訪問回数215以降のフィールドについては複製しなくともよい。S311で訪問回数が所定値以下と判定された場合、またはS313で略称が登録済みと判定された場合には処理を終了する。
図3の手順により、訪問回数が所定値を超えた訪問先(あるいは訪問地とも呼ぶ)については、高利用度データベース250に登録される。このため高利用度データベース250は、訪問回数が多い訪問地を選択的に登録したデータベースとなり、複雑な検索をしても検索遅延の増大を抑制できる。なおS311では訪問回数を対象として所定値と比較しているが、検索回数も対象としてよい。その場合には、訪問回数が所定値を超えたか、または検索回数が所定値を超えた場合にS313へ分岐してよい。
●音声デマンド処理
次に、訪問先データベース200または高利用度データベース250の検索を伴う処理について図4を参照して説明する。図4の手順は、CPU101などにより実行される。なお図4ではユーザーは音声で入力を行うものとしているが、タッチパネル108などを用いて入力してもよい。
ユーザーが音声により何らかの要求(デマンドとも呼ぶ)を入力すると、音声認識処理が行われ(S401)、テキスト化された入力データに対して語彙や構文等の解析処理が実行される(S403)。S401、S403の処理は、事前に学習済の人口知能の学習済モデルを用いて実行してもよい。そしてそのテキストに、時期や期間を特定する記述が含まれているか判定する(S405)。
含まれていなければ、入力されたテキストから切り出した単語それぞれを略称候補として、それらの単語により高利用度データベース250を検索する(S407)。なおこのとき略語して使用できない単語や、明らかに不適当な単語については略語候補から除外してよい。除外する単語はあらかじめ定めておき、それに該当する単語を検索に用いないように構成すればよい。また複数の略語候補があれば、たとえば先頭から順にそれぞれについて検索してよい。その場合には最初にヒットしたレコードを該当するレコードとしてよい。
該当するレコードの有無を判定し(S409)、あればそのレコードに含まれた名称で、入力されたテキストの略称を置換し、そのテキストを音声で再生(すなわち復唱)する(S411)。これにより、検索対象をユーザーに確認させる。そして、そのテキストに従ってデマンドを実行する(S413)。たとえば、略称で指定した目的地までの所要時間を求めるデマンドであれば、該当する場所を検索により特定し、そこまでの所要時間を交通情報などから取得して、ユーザーにたとえば音声で応答する。最後に、訪問先データベース200の対応するレコードの検索回数216に1を加算する(S427)。該当するレコードがなかった場合には、入力されたテキストに基づいてデマンドを処理する(S415)。ここでは例えばテキストから抽出した場所の名称で地理情報データベース160を検索し、取得できた情報について例えば所要時間の取得などのデマンドを処理する。この場合には、取得できた場所に関して、訪問先データベース200に新たなレコードを追加してよい。このレコードは訪問先でなく検索の対象なので、訪問回数は0のままでよい。そしてS427に分岐して検索回数に1を加算する。
一方S405において時期または期間の特定がテキストに含まれると判定した場合には、特定された時期または期間を含むレコードを訪問先データベース200から検索する(S417)。該当レコードがいくつあるか判定し(S419)、なければS415に分岐する。複数あれば、該当する複数のレコードの名称212をユーザーに提示して、絞り込みの機会を与える(S421)。その後、該当レコードの名称212を用いてデマンドを音声で復唱し(S423)、デマンドを実行する(S425)。絞り込みがされない場合には、複数の名称についてS423,S425を実行する。一方、該当レコードが一つの場合には、S423に分岐する。
以上の手順により、音声による略称の入力に基づいて検索を行うことで、ユーザーによる処理の要求を簡潔に行うことができる。さらに、略称が含まれた高利用度データベースの登録レコードの数を抑制することで、複雑な検索をしたとしても応答時間の遅延を抑制できる。
[第2実施形態]
第2実施形態については第1実施形態との差分を中心に説明し、共通部分に関しては説明を省略する。システムや装置の構成、データベースについては第1実施形態の図1、図2と共通であり、登録処理も図3と共通である。検索を伴う音声デマンド処理について、第1実施形態との差分を図5に示す。本実施形態では、略称としてユーザーが登録したものに限らず、高利用度を示す語彙が入力されたテキストに含まれていたなら、訪問先データベース200に代えて高利用度データベース250を参照する。それにより略称の登録をしなくとも、応答性の高い高利用度データベースを用いた検索を行うことができる。
S401、S403については図4と同様である。テキスト解析により、テキスト中に予め定めた高利用度を示す語彙が見いだされたか否かを判定する(S501)。該当する語彙(あるいは単語)がなければS405へ分岐して、第1実施形態と同様の処理を実行する。一方、高利用度を示す語彙があれば、テキスト中からカテゴリを抽出し(S503)、抽出できたカテゴリに該当するレコードを高利用度データベース250から検索する(S505)。その後は図4のS419を実行する。これにより、ユーザーが登録した略語でなくとも、情報検索装置に予め登録された高利用度を示す語彙を用いて、ユーザーは簡易に検索を行うことができる。該当するレコードが見つかれば、その名称を復唱することでユーザーは検索結果を確認することができる。また使用されるデータベースが、登録するレコード数を抑制した高利用度データベース250であるため、検索の応答遅延を抑制することが可能となる。
ここで予め登録しておく高利用度を示す語彙には、たとえば「いつもの」や「よく行く」などを含めることができる。こうすることで、略称の登録をしなくとも、応答性の高い高利用度データベースを用いた検索を行うことができる。
●本実施形態による効果
以上説明したように本実施形態の情報検索装置によれば、利用回数の多い場所や施設等については、高利用度データベースに登録しておくことで、迅速な検索が可能となる。また、ユーザーは略語を用いて要求をすることができ、簡易な入力が可能で利便性を向上させることができる。さらに、時期や期間を用いて要求をすることができ、時間的な幅を持たせた入力が可能で利便性を向上させることができる。
●実施形態のまとめ
以上説明した本実施形態をまとめると以下のとおりである。
(1)本発明の第1の態様によれば、所定の閾値を超える訪問回数で地理的な場所を訪問した場合に、当該場所の識別情報と属性情報とを含む訪問先情報を保存手段に保存させる記録手段と、
前記保存手段に保存した訪問先情報を検索する検索手段と
を有することを特徴とする情報検索装置が提供される。
この構成により、訪問回数の多い訪問先についての情報を集積することができ、より迅速な検索が可能となる。
(2)本発明の第2の態様によれば、(1)の情報検索装置であって、
前記地理的な場所に所定時間を超えて滞在した場合に、前記地理的な場所又は前記地理的な場所に関連付けられた場所へ訪問したと判定する判定手段をさらに有する
ことを特徴とする情報検索装置が提供される。
この構成により、通過しただけの場所を訪問先から除外し、実際に訪問した場所を訪問先として特定できる。
(3)本発明の第3の態様によれば、(1)または(2)の情報検索装置であって、
前記記録手段により、前記保存手段に前記訪問先情報を保存させる際に、ユーザーの入力に応じた略称を前記訪問先情報に追加し、
前記検索手段は、前記略称を用いて前記訪問先情報を検索する
ことを特徴とする情報検索装置が提供される。
この構成により、ユーザーの略称による入力に基づいて検索を行うことができ、利便性が増す。
(4)本発明の第4の態様によれば、(1)乃至(3)のいずれかの情報検索装置であって、
前記訪問回数が所定値を超えた場合には、その旨をユーザーに報知する報知手段をさらに有する
ことを特徴とする情報検索装置が提供される。
この構成により、ユーザーは訪問回数が多い訪問先が検索対象として登録されたことを報知により知ることができる。
(5)本発明の第5の態様によれば、(1)乃至(4)の情報検索装置であって、
前記訪問先情報には、予めユーザーが自宅として登録した場所を含めない
ことを特徴とする情報検索装置が提供される。
この構成により、ユーザーの自宅は訪問回数が多い訪問先から除外されることで、検索結果のノイズを減らすことができる。
(6)本発明の第6の態様によれば、(1)乃至(5)のいずれかの情報検索装置であって、
前記保存手段をさらに有する
ことを特徴とする情報検索装置が提供される。
この構成により、情報検索装置自身が訪問回数の多い訪問先の情報を保存でき、オフラインであっても情報の検索が可能となる。
(7)本発明の第7の態様によれば、(1)乃至(6)の情報検索装置であって、
前記保存手段は前記情報検索装置とは別の装置に有される
ことを特徴とする情報検索装置が提供される。
この構成により、情報検索装置は、外部の装置に訪問回数の多い訪問先の情報を保存でき、情報の安全性や装置構成の簡易化を図ることができる。
(8)本発明の第8の態様によれば、(1)乃至(7)の情報検索装置であって、
前記記録手段は、前記訪問先情報をユーザーと関連付けて保存させる
ことを特徴とする情報検索装置が提供される。
この構成により、訪問回数の多い訪問先の情報をユーザーごとに関連付けたパーソナルプロファイルとして保存できる。
(9)本発明の第9の態様によれば、(1)乃至(8)のいずれかの情報検索装置であって、
位置を特定する位置特定手段をさらに有し、
前記情報検索装置は車両に搭載され、
前記記録手段は、前記位置特定手段により特定された位置に関連付けられた前記地理的な場所を訪問先として前記訪問先情報を前記保存手段に保存させる
ことを特徴とする情報検索装置が提供される。
この構成により、車両に搭載された情報検索装置が現在位置を特定し、位置に関連付けられた場所を訪問回数の高い訪問先情報として保存できる。
(10)本発明の第9の態様によれば、(1)乃至(10)のいずれかの情報検索装置であって、
音声による入力手段をさらに有し、
前記ユーザーによる入力は、前記入力手段により行われる
ことを特徴とする情報検索装置が提供される。
この構成により、ユーザーな音声により入力を行うことができ、より簡易な方法での入力が可能となる。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
101:CPU、102:メモリ、107:マイクロホン、108:タッチパネル、110:GPSユニット

Claims (10)

  1. 所定の閾値を超える訪問回数で地理的な場所を訪問した場合に、当該場所の識別情報と属性情報とを含む訪問先情報を保存手段に保存させる記録手段と、
    ユーザーによる入力に応じて前記保存手段に保存した訪問先情報を検索する検索手段と
    を有することを特徴とする情報検索装置。
  2. 請求項1に記載の情報検索装置であって、
    前記地理的な場所に所定時間を超えて滞在した場合に、前記地理的な場所又は前記地理的な場所に関連付けられた場所へ訪問したと判定する判定手段をさらに有する
    ことを特徴とする情報検索装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報検索装置であって、
    前記記録手段により、前記保存手段に前記訪問先情報を保存させる際に、ユーザーによる入力に応じた略称を前記訪問先情報に追加し、
    前記検索手段は、前記略称を用いて前記訪問先情報を検索する
    ことを特徴とする情報検索装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報検索装置であって、
    前記訪問回数が所定値を超えた場合には、その旨をユーザーに報知する報知手段をさらに有する
    ことを特徴とする情報検索装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報検索装置であって、
    前記訪問先情報には、予めユーザーが自宅として登録した場所を含めない
    ことを特徴とする情報検索装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報検索装置であって、
    前記保存手段をさらに有する
    ことを特徴とする情報検索装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報検索装置であって、
    前記保存手段は前記情報検索装置とは別の装置に有される
    ことを特徴とする情報検索装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報検索装置であって、
    前記記録手段は、前記訪問先情報をユーザーと関連付けて保存させる
    ことを特徴とする情報検索装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報検索装置であって、
    位置を特定する位置特定手段をさらに有し、
    前記情報検索装置は車両に搭載され、
    前記記録手段は、前記位置特定手段により特定された位置に関連付けられた前記地理的な場所を訪問先として前記訪問先情報を前記保存手段に保存させる
    ことを特徴とする情報検索装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報検索装置であって、
    音声による入力手段をさらに有し、
    前記ユーザーによる入力は、前記入力手段により行われる
    ことを特徴とする情報検索装置。
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