JP2021125266A - 状態推定装置、システム、及び製造方法 - Google Patents

状態推定装置、システム、及び製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】センサ値に基づいて作業機械を制御する機械制御段階と、センサ値に基づいてセンサの状態を推定する状態推定段階とを備える状態推定装置を提供する。
【解決手段】作業機械20による作業に関連するセンサ値を出力するセンサ30から取得したセンサ値に基づいて作業機械20を制御する機械制御部と、センサ値に基づいてセンサの状態を推定する状態推定部とを備える状態推定装置を提供する。また、状態推定装置と、作業機械20と、センサ30とを備えるシステムを提供する。また、作業機械20によって被製造物を製造する製造方法であって、作業機械20による被製造物に対する作業に関連するセンサ値を出力するセンサ30から取得したセンサ値に基づいて作業機械20を制御する機械制御段階と、センサ値に基づいてセンサ30の状態を推定する状態推定段階とを備える製造方法を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、状態推定装置、システム、及び製造方法に関する。
作業機械又は周囲環境の状態を検出するセンサからの出力データに基づいて、作業機械が故障しているか否かを判定する技術が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2017−033526号公報
本発明の第1の態様によれば、状態推定装置が提供される。状態推定装置は、作業機械による作業に関連するセンサ値を出力するセンサから取得したセンサ値に基づいて作業機械を制御する機械制御部を備えてよい。状態推定装置は、センサ値に基づいてセンサの状態を推定する状態推定部を備えてよい。
上記状態推定部は、上記機械制御部が上記作業機械に上記センサの状態を推定するための動作として予め定められた動作を行わせている間に上記センサが出力した上記センサ値に基づいて上記センサの状態を推定してよい。上記機械制御部は、上記センサ値に基づいて上記作業機械の状態を推定してよい。上記状態推定装置は、上記作業機械の状態と上記センサの状態とを合わせて通知する通知処理を実行する機械状態通知部を備えてよい。上記状態推定部は、上記センサ値に基づいて上記センサの信頼度を推定してよい。上記機械状態通知部は、上記作業機械の状態と上記センサの信頼度とを合わせて通知する通知処理を実行してよい。上記機械状態通知部は、上記センサの信頼度に基づいて、上記作業機械による複数の作業を含む一連の作業の成功率と、上記作業機械の状態及び上記センサの信頼度とを合わせて通知する通知処理を実行してよい。
上記状態推定部は、上記センサ値に基づく上記作業機械による複数の作業のうちの、上記センサ値が異常を示す条件を満たした作業に基づいて、上記センサが異常状態であるか否かを推定してよい。上記状態推定部は、上記センサ値に基づく上記作業機械による上記複数の作業のうちの、上記センサ値が異常を示す条件を満たした作業の割合に基づいて、上記センサが異常状態であるか否かを推定してよい。上記状態推定部は、上記センサ値に基づく上記作業機械による上記複数の作業のうちの、上記センサ値が異常を示す条件を満たした作業の組み合わせに基づいて、上記センサが異常状態であるか否かを推定してよい。上記状態推定部は、上記センサ値に基づく上記作業機械による複数の作業のうち、予め定められた期間内に、複数の作業において、上記センサ値が異常を示す条件を満たした場合に、上記センサが異常状態であると推定してよい。
上記状態推定装置は、上記状態推定部によって上記センサが異常状態であると推定された場合に、推定結果と、上記センサ値が異常を示す条件を満たした作業を示す情報とを通知する通知処理を実行するセンサ状態通知部を備えてよい。上記状態推定装置は、上記センサが異常状態であると上記状態推定部が推定した根拠を示す根拠情報と、推定結果の正解率とを対応付けて格納する正解率格納部を備えてよい。上記状態推定部は、上記センサ値に基づく上記作業機械による複数の作業のうちの、上記センサ値が異常を示す条件を満たした作業と、上記根拠情報及び上記正解率とに基づいて、上記センサが異常状態であるか否かを推定してよい。上記状態推定部は、上記センサ値に基づく上記作業機械による上記複数の作業を含む一連の作業の成功率と、上記複数の作業のうちの上記センサ値が異常を示す条件を満たした作業とに基づいて、上記センサが異常状態であるか否かを推定してよい。
上記状態推定部は、複数の作業のそれぞれについて、上記作業機械が作業を行っているときの上記センサの出力に基づく作業センサ値と、上記複数の作業のそれぞれに対応付けて予め格納されている格納センサ値との差が予め定められた閾値より多い場合に、上記作業が異常を示す条件を満たすと判定してよい。上記状態推定装置は、上記センサの出力に基づく上記作業センサ値の履歴を格納する履歴格納部を備えてよい。上記状態推定部は、上記作業センサ値に基づく上記作業機械による複数の作業のうち、複数の作業において、上記格納センサ値と上記作業センサ値との差が時系列に増加している場合に、増加率に基づいて上記センサの故障時期を推定してよい。上記状態推定部は、上記作業センサ値が異常を示す条件を満たした複数の作業における、上記作業センサ値と上記格納センサ値との差の対比に基づいて、上記センサの異常の種類を推定してよい。上記状態推定装置は、上記状態推定部によって上記センサが異常状態であると推定された場合に、上記作業センサ値と上記格納センサ値との差に応じた通知処理を実行する異常通知部を備えてよい。上記状態推定装置は、上記センサの出力に基づく上記作業センサ値の履歴を格納する履歴格納部を備えてよく、上記状態推定部は、上記作業機械による複数の作業において、上記格納センサ値と上記作業センサ値との差が増加している場合に、増加の傾向に基づいて上記センサの故障時期を推定してよい。記状態推定部は、上記センサの上記増加の傾向と、上記センサと同種の他のセンサにおける上記格納センサ値と上記作業センサ値との差の増加の傾向と当該他のセンサの故障時期とを対応付けた対応付けデータとに基づいて、上記センサの故障時期を推定してよい。上記状態推定部は、上記センサから取得した上記センサ値と、上記センサから過去に取得して格納していた上記センサ値とに基づいて、上記センサが異常状態であるか否を推定してよい。上記機械制御部は、上記作業機械が実行する少なくとも1つの作業について、当該作業を上記作業機械に実行させるべく、複数のセンサによって出力されるセンサ値に基づいて上記作業機械を制御してよく、上記状態推定部は、上記複数のセンサのそれぞれのセンサ値に基づいて、上記複数のセンサのそれぞれの状態を推定してよい。上記状態推定装置は、上記作業機械とは異なる作業機械による作業に関連する他のセンサ値を出力する他のセンサの上記他のセンサ値を取得するセンサ値取得部を備えてよく、上記状態推定部は、上記センサ値と上記他のセンサ値とに基づいて、上記センサの状態を推定してよい。
本発明の第2の態様によれば、上記状態推定装置を備えるシステムが提供される。システムは、上記作業機械を備えてよい。システムは、上記センサを備えてよい。
本発明の第3の態様によれば、作業機械によって被製造物を製造する製造方法が提供される。製造方法は、作業機械による被製造物に対する作業に関連するセンサ値を出力するセンサから取得したセンサ値に基づいて作業機械を制御する機械制御段階を備えてよい。製造方法は、センサ値に基づいてセンサの状態を推定する状態推定段階を備えてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴のすべてを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
システム10の一例を概略的に示す。 システム10の一例を概略的に示す。 機械制御装置100による処理の流れの一例を概略的に示す。 推定テーブル130の一例を概略的に示す。 機械制御装置100による処理の流れの一例を概略的に示す。 機械制御装置100による処理の流れの一例を概略的に示す。 システム10による被製造物を製造する方法の流れの一例を概略的に示す。 増加傾向データ400の一例を概略的に示す。 システム10の一例を概略的に示す。 システム10の一例を概略的に示す。 機械制御装置100又は管理サーバ500として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、システム10の一例を概略的に示す。システム10は、作業機械20、センサ30、及び機械制御装置100を備える。
作業機械20は、任意の作業を行う機械である。作業機械20は、ロボットであってよい。作業機械20は、例えば、ワークに対して、加工及び組立等の任意の作業を行う。ワークは、単品の部品、複数の部品が組み合わされた半製品、又は複数の部品が組み合わされた製品であってよい。作業機械20は、被製造物を製造する製造装置であってもよい。被製造物として、作業機械20による加工を受けるあらゆる物品が該当し得る。
センサ30は、作業機械20による作業に関連するセンサ値を出力する。センサ30は、例えば、作業を行っている作業機械20の状態を検出して、検出した状態を示すセンサ値を出力する。また、センサ30は、例えば、作業を行っている作業機械20の周辺環境の状態を検出して、検出した状態を示すセンサ値を出力する。
センサ30は、作業機械20に組み込まれているセンサであってよい。センサ30は、作業機械20の外部に配置されるセンサであってもよい。センサ30は、例えば、力覚センサ、加速度センサ、歪センサ、圧力センサ、ジャイロセンサ、距離センサ、撮像センサ、温度センサ、湿度センサ、集音センサ、光量センサ、粘度センサ、流量センサ、光量センサ、及び臭気センサの少なくともいずれかを含む。
機械制御装置100は、作業機械20を制御する。機械制御装置100は、センサ30から取得したセンサ値に基づいて作業機械20を制御してよい。センサ値に基づいて作業機械20を制御することは、センサ値から導出した導出値に基づいて作業機械20を制御することを含んでよい。導出値は、例えば、センサ値に対してフィルタ等の処理を施した値であってよい。機械制御装置100と作業機械20との接続形態は、有線接続であっても無線接続であってもよい。機械制御装置100とセンサ30との接続形態も、有線接続であっても無線接続であってもよい。センサ30が作業機械20に組み込まれている場合、機械制御装置100は、センサ30によって出力されたセンサ値を機械制御装置100から受信してよい。
従来のシステムでは、センサ値が異常を示す場合に作業機械に異常が発生したと判定して、管理者等に通知していた。ここで、センサ値が異常を示す原因として、作業機械に異常が発生していることのほかに、センサ自体に異常が発生していることもあり得るが、従来はその点は考慮されずに、センサ値自体は正しいことを前提として作業機械の制御が行われていた。すなわち、従来のシステムでは、実際の状態を正確に把握することが困難な場合があった。
本実施形態に係る機械制御装置100は、センサ30から取得したセンサ値に基づいて作業機械20を制御しつつ、センサ値に基づいてセンサ30の状態を推定する。これにより、作業機械20を制御しつつ、作業機械20を制御するもととなるセンサ値を出力するセンサ30の状態を把握可能にできる。センサ値に基づいてセンサ30の状態を推定することは、センサ値から導出した導出値に基づいてセンサ30の状態を推定することを含んでよい。あるいは、センサ値とはセンサからの出力値そのものに限らず適宜、フィルタなどの一次処理を経た導出値をセンサ値として用いることも許容される。
機械制御装置100は、例えば、センサ値に基づいて、センサ30が異常状態であるか否かを推定する。具体例として、機械制御装置100は、センサ値に基づく作業機械20による複数の作業のうちの、センサ値が異常を示す条件を満たした作業(異常作業と記載する場合がある。)に基づいて、センサ30が異常状態であるか否かを推定する。機械制御装置100は、例えば、複数の作業のうちの異常作業の割合が予め定められた割合よりも低い場合、センサ30が異常状態ではなく、作業における外乱等が原因であると推定する。機械制御装置100は、複数の作業のうちの異常作業の割合が予め定められた割合よりも高い場合、センサ30が異常状態であると推定する。
例えば、複数の作業のうちの1つの作業のみにおいてセンサ30のセンサ値が異常を示す条件を満たした場合、その作業における外乱等の影響の可能性が高いといえる。一方、複数の作業のうちの多くの作業においてセンサ30のセンサ値が異常を示す条件を満たした場合、センサ30そのものに異常が発生している可能性が高いといえる。機械制御装置100によれば、そのような知見に基づく推定結果を提供することができる。
機械制御装置100は、状態推定装置の一例であってよい。なお、作業機械20の制御を行う機械制御装置と、状態推定装置とが別体として構成されてもよい。この場合、状態推定装置は、機械制御装置からセンサ値を取得してよい。また、状態推定装置は、取得したセンサ値に基づく指示を機械制御装置に送信することによって作業機械20を制御してよい。
図2は、システム10の一例を概略的に示す。図2に示すシステム10は、機械制御装置100、ロボット200、及び状態検出センサ320を備える。
ロボット200は、作業機械20の一例であってよい。図2に例示するロボット200は、篏合部材であるワーク40を、被篏合部材であるワーク50に篏合する篏合作業を行う。ロボット200は、基台210、アーム220、ハンド230、及び力覚センサ310を備える。
アーム220は、基台210に設置されており、複数の構造部材を有する。構造部材の内部にはアクチュエータが配置されており、複数の構造部材のそれぞれは、連結部を関節として、アクチュエータによって回転駆動される。
ハンド230は、アーム220の先端に配置され、アーム220の先端の構造部材内部のアクチュエータによって回転駆動される。ハンド230は、把持爪232を有し、把持爪232によって、ワーク40を把持する。
力覚センサ310は、アーム220とハンド230との間に配置されている。力覚センサ310は、検出部分に作用する、並進3軸方向の力成分と回転3軸回りのモーメント成分との合計6成分を検出可能ないわゆる6軸力覚センサであってよい。力覚センサ310は、センサ30の一例であってよい。
状態検出センサ320は、ロボット200の外部に配置されている。状態検出センサ320は、ロボット200の状態又はロボット200の周辺環境の状態を検出する。状態検出センサ320は、センサ30の一例であってよい。
機械制御装置100は、ロボット200を制御する。機械制御装置100は、機械通信部102、機械制御部104、センサ値取得部106、センサ値格納部108、状態推定部110、通知部112、出力部114、テストデータ格納部116、テストデータ登録部118、異常確認部120、及び正解率格納部122を備える。なお、機械制御装置100がこれらのすべてを備えることは必須とは限らない。
機械通信部102は、ロボット200と通信する。機械通信部102は、有線通信によってロボット200と通信してよく、無線通信によってロボット200と通信してもよい。
機械制御部104は、ロボット200を制御する。機械制御部104は、機械通信部102を介して各種指示を送信することによってロボット200を制御してよい。機械制御部104は、力覚センサ310によって出力されたセンサ値を、機械通信部102を介して取得し、センサ値に基づいてロボット200を制御する。機械制御部104は、例えば、力覚センサ310によって出力されたセンサ値に基づいてロボット200の状態を推定してよい。機械制御部104は、推定結果に基づいてロボット200を制御してよい。
センサ値取得部106は、センサ値を取得する。センサ値取得部106は、ロボット200に組み込まれているセンサが出力したセンサ値を、機械通信部102を介して取得してよい。センサ値取得部106は、力覚センサ310が出力したセンサ値を、機械通信部102を介して取得する。
また、センサ値取得部106は、状態検出センサ320によって出力されたセンサ値を取得する。センサ値取得部106は、有線通信によって状態検出センサ320と通信してよく、無線通信によって状態検出センサ320と通信してもよい。
センサ値格納部108は、センサ値取得部106が取得したセンサ値を格納する。センサ値格納部108は、センサ値取得部106が取得したセンサ値から導出した導出値を格納してよい。センサ値格納部108は、センサ値の履歴を格納してよい。センサ値格納部108は、導出値の履歴を格納してよい。センサ値格納部108は、履歴格納部の一例であってよい。
機械制御部104は、状態検出センサ320によって出力され、センサ値格納部108に格納されたセンサ値に基づいて、ロボット200を制御してよい。機械制御部104は、センサ値によって示される、ロボット200の状態及びロボット200の周辺環境の状態の少なくともいずれかの状態に応じて、ロボット200を制御してよい。機械制御部104は、状態検出センサ320によって出力されたセンサ値に基づいてロボット200の状態を推定してよい。機械制御部104は、推定結果に基づいてロボット200を制御してよい。
機械制御部104は、例えば、力覚センサ310によって出力されたセンサ値及び状態検出センサ320によって出力されたセンサ値の少なくともいずれかに基づいて、ロボット200の状態を推定する。機械制御部104は、公知の技術を用いて、センサ値に基づいてロボット200の状態を推定してよい。機械制御部104は、例えば、ロボット200が正常状態であるか、異常状態であるかを推定する。また、機械制御部104は、ロボット200の故障予測時期を推定してもよい。
状態推定部110は、力覚センサ310の状態を推定する。状態推定部110は、センサ値格納部108に格納されている、力覚センサ310によって出力されたセンサ値に基づいて、力覚センサ310の状態を推定してよい。状態推定部110は、例えば、力覚センサ310が異常状態であるか否かを推定する。状態推定部110は、例えば、力覚センサ310の信頼度を推定する。
状態推定部110は、例えば、ロボット200が作業を行っているときに力覚センサ310が出力したセンサ値(作業センサ値と記載する場合がある。)と、予め格納されているセンサ値(格納センサ値と記載する場合がある。)とを比較することによって、力覚センサ310の状態を推定する。作業センサ値は、ロボット200が作業を行っているときの力覚センサ310の出力に基づくセンサ値であってよい。作業センサ値は、ロボット200が作業を行っているときに力覚センサ310が出力したセンサ出力値そのものであってよく、また、ロボット200が作業を行っていときに力覚センサ310が出力したセンサ出力に何らかの加工を加えた導出した導出値であってもよい。格納センサ値は、例えば、力覚センサ310が正常状態であることが確認されている状況で、ロボット200が作業を行っているときに、力覚センサ310が出力したセンサ値である。状態推定部110は、例えば、ロボット200が作業場所に配置された後、力覚センサ310が正常状態であることが確認されている状況で、ロボット200が作業を行っているときに力覚センサ310が出力したセンサ値を、格納センサ値として格納する。
状態推定部110は、例えば、時系列の作業センサ値によって構成される作業波形データと、時系列の格納センサ値によって構成される格納波形データとを比較することによって、力覚センサ310の状態を推定する。状態推定部110は、例えば、1作業中に、作業波形データと格納波形データとの差が予め定められた閾値を超えた回数が、予め定められた回数よりも多い場合に、異常状態であると推定し、少ない場合に、正常状態であると推定する。また、状態推定部110は、例えば、作業波形データと格納波形データとの差が大きいほど低くなるように力覚センサ310の信頼度を推定する。
状態推定部110は、機械学習を利用して力覚センサ310の状態を推定してもよい。状態推定部110は、例えば、力覚センサ310が正常状態であることが確認されている状況で、ロボット200が作業を行っているときに力覚センサ310が出力したセンサ値群の正規分布を生成して基準データとする。そして、状態推定部110は、作業センサ値が基準データの正規分布から閾値以上外れている場合に、力覚センサ310が異常状態であると推定する。また、状態推定部110は、作業センサ値が基準データの正規分布から外れているほど低くなるように力覚センサ310の信頼度を推定する。あるいは、状態推定部110は、力覚センサ310が正常状態であることが確認されている状況で、ロボット200が作業を行っているときに力覚センサ310が出力したセンサ値群に基づいた確率分布や期待値を生成して基準データとする。そして、状態推定部110は、作業センサ値が基準データから閾値以上外れている場合に、力覚センサ310が異常状態であると推定する。また、状態推定部110は、作業センサ値が基準データから外れているほど低くなるように力覚センサ310の信頼度を推定する。
状態推定部110は、力覚センサ310が正常状態であることが確認されている状況におけるセンサ値群と、力覚センサ310が異常状態であることが確認されている状況におけるセンサ値群とを収集して、これらに基づいて、機械学習モデルを生成してもよい。状態推定部110は、その他、公知の様々な機械学習アルゴリズムを利用し得る。
状態推定部110は、力覚センサ310のセンサ値に基づくロボット200による複数の作業のうちの異常作業に基づいて、力覚センサ310の状態を推定してもよい。ロボット200による複数の作業とは、複数種類の作業であってよい。例えば、複数の作業は、篏合作業におけるエアカット、突き当て、探り、及び挿入である。
状態推定部110は、複数の作業のそれぞれについて、作業センサ値と、複数の作業のそれぞれに対応付けて予め格納されている格納センサ値とを比較することによって、作業センサ値が異常を示す条件を満たすか否かを判定してよい。状態推定部110は、作業センサ値と格納センサ値との差が予め定められた閾値より多い場合に、作業センサ値が異常を示す条件を満たすと判定してよい。複数の作業毎に格納センサ値を準備することによって、作業異常を高い精度で推定することができる。
状態推定部110は、例えば、時系列の作業センサ値によって構成される作業波形データと、時系列の格納センサ値によって構成される格納波形データとの差が予め定められた閾値より多い場合に、作業センサ値が異常を示す条件を満たすと判定する。状態推定部110は、作業波形データと格納波形データとの差が予め定められた閾値を複数回にわたって超えた場合、差の平均値が予め定められた閾値より多い場合に、作業センサ値が異常を示す条件を満たすと判定してよい。
状態推定部110は、機械学習を利用して、作業センサ値が異常を示す条件を満たすか否かを判定してもよい。状態推定部110は、例えば、力覚センサ310が正常状態であることが確認されている状況で、ロボット200が作業を行っているときに、力覚センサ310が出力したセンサ値群から生成した基準データと、作業センサ値とを比較する。そして、状態推定部110は、基準データと作業センサ値との差が予め定められた閾値より多い場合に、作業センサ値が異常を示す条件を満たすと判定する。状態推定部110は、その他、公知の様々な機械学習アルゴリズムを利用し得る。
状態推定部110は、例えば、力覚センサ310のセンサ値に基づくロボット200による複数の作業のうちの異常作業の割合に基づいて、力覚センサ310が異常状態であるか否かを推定する。状態推定部110は、例えば、複数の作業のすべてが異常作業である場合に、力覚センサ310が異常状態であると推定し、それ以外の場合は、力覚センサ310は異常状態でないと推定する。
また、状態推定部110は、例えば、複数の作業のうちの異常作業の割合が予め定められた割合以上である場合に力覚センサ310が異常状態であると推定する。状態推定部110は、複数の作業のうちの異常作業の割合が予め定められた割合未満である場合、力覚センサ310の異常ではなく、外乱等による各作業における異常であると推定してよい。
予め定められた割合は、システム10の管理者等によって任意に設定可能であってよい。また、状態推定部110が、予め定められた割合を設定してもよい。例えば、状態推定部110は、力覚センサ310が異常状態であることが確認されている状況で、ロボット200が多数回にわたって複数の作業を行っているときに力覚センサ310が出力したセンサ値群を取得する。そして、状態推定部110は、センサ値群に基づいて、複数の作業のうちの異常作業の割合を特定し、特定した割合に基づいて、予め定められた割合を設定する。例えば、特定した割合が7割5分であった場合、状態推定部110は、予め定められた割合を7割に設定する。これにより、実際の状況に基づく割合を設定することができ、力覚センサ310の異常状態の推定精度向上に貢献できる。
状態推定部110は、力覚センサ310のセンサ値に基づくロボット200による複数の作業のうちの異常作業の割合に基づいて、力覚センサ310の信頼度を推定してもよい。状態推定部110は、例えば、異常作業の割合が高いほど低くなるように力覚センサ310の信頼度を推定する。
状態推定部110は、力覚センサ310のセンサ値に基づくロボット200による複数の作業のうち、予め定められた期間内に、複数の作業において、センサ値が異常を示す条件を満たした場合に、力覚センサ310が異常状態であると推定してもよい。これにより、複数の作業で同時期に異常が検出された場合には力覚センサ310の異常の可能性が高い、という知見に基づく推定を実行でき、推定精度向上に貢献できる。
予め定められた期間は、任意に設定可能であってよい。予め定められた期間は、ロボット200が行う作業の種類に応じて設定されてよい。また、状態推定部110が、予め定められた期間を設定してもよい。例えば、状態推定部110は、力覚センサ310が異常状態であることが確認されている状況で、ロボット200が多数回にわたって複数の作業を行っているときに力覚センサ310が出力したセンサ値群を取得する。そして、状態推定部110は、複数の作業で、センサ値が異常を示す条件を満たす期間を特定し、特定した期間に基づいて、予め定められた割合を設定する。例えば、特定した期間が4分であった場合、状態推定部110は、予め定められた期間を5分に設定する。
状態推定部110は、センサ値格納部108に格納されている作業センサ値の履歴に基づいて、力覚センサ310の状態を推定してもよい。状態推定部110は、作業センサ値の履歴に基づいて、力覚センサ310の故障時期を推定してよい。
例えば、状態推定部110は、力覚センサ310のセンサ値に基づくロボット200による複数の作業において、作業センサ値と格納センサ値との差が時系列に増加している場合に、増加率に基づいて力覚センサ310の故障時期を推定する。例えば、状態推定部110は、作業センサ値と格納センサ値との差の増加率に基づいて、作業センサ値と格納センサ値との差の将来の増加率を推定する。そして、状態推定部110は、作業センサ値と格納センサ値との差が、予め定められた閾値より大きくなる時期を故障時期として推定する。
状態推定部110は、センサ値格納部108に格納されている作業導出値の履歴に基づいて、力覚センサ310の状態を推定してもよい。状態推定部110は、作業導出値の履歴と、格納センサ値から導出した格納導出値とに基づいて、力覚センサ310の故障時期を推定してよい。格納導出値は、格納センサ値に対してフィルタ等の処理を施した値であってよい。
例えば、状態推定部110は、力覚センサ310のセンサ値に基づくロボット200による複数の作業において、作業導出値と格納導出値との差が時系列に増加している場合に、増加率に基づいて力覚センサ310の故障時期を推定する。例えば、状態推定部110は、作業導出値と格納導出値との差の増加率に基づいて、作業導出値と格納導出値との差の将来の増加率を推定する。そして、状態推定部110は、作業導出値と格納導出値との差が、予め定められた閾値より大きくなる時期を故障時期として推定する。
状態推定部110は、状態検出センサ320の状態を推定する。状態推定部110は、センサ値格納部108に格納されている、状態検出センサ320によって出力されたセンサ値に基づいて、状態検出センサ320の状態を推定してよい。状態推定部110は、例えば、状態検出センサ320が異常状態であるか否かを推定する。状態推定部110は、力覚センサ310の状態を推定する方法と同様の方法で、状態検出センサ320の状態を推定してよい。また、状態推定部110は、例えば、状態検出センサ320の信頼度を推定する。状態推定部110は、力覚センサ310の信頼度を推定する方法と同様の方法で、状態検出センサ320の信頼度を推定してよい。
通知部112は、機械制御部104によって推定されたロボット200の状態を通知する通知処理を実行する。また、通知部112は、状態推定部110によって推定された力覚センサ310の状態を通知する通知処理を実行する。また、通知部112は、状態推定部110によって推定された状態検出センサ320の状態を通知する通知処理を実行する。
出力部114は、表示出力機能を有してよい。出力部114は、ディスプレイを含んでよい。出力部114は、音声出力機能を有してよい。スピーカを含んでよい。
通知部112は、ロボット200の状態を出力部114に出力させる通知処理を実行してよい。通知部112は、例えば、ロボット200の状態を出力部114に表示出力させる通知処理を実行する。通知部112は、ロボット200の状態を出力部114に音声出力させる通知処理を実行してもよい。なお、通知部112は、機械制御装置100の外部のディスプレイ及びスピーカ等にロボット200の状態を出力させる通知処理を実行してもよい。
通知部112は、力覚センサ310の状態を出力部114に出力させる通知処理を実行してよい。通知部112は、例えば、力覚センサ310の状態を出力部114に表示出力させる通知処理を実行する。通知部112は、力覚センサ310の状態を出力部114に音声出力させる通知処理を実行してもよい。なお、通知部112は、機械制御装置100の外部のディスプレイ及びスピーカ等に力覚センサ310の状態を出力させる通知処理を実行してもよい。
通知部112は、状態検出センサ320の状態を出力部114に出力させる通知処理を実行してよい。通知部112は、例えば、状態検出センサ320の状態を出力部114に表示出力させる通知処理を実行する。通知部112は、状態検出センサ320の状態を出力部114に音声出力させる通知処理を実行してもよい。なお、通知部112は、機械制御装置100の外部のディスプレイ及びスピーカ等に状態検出センサ320の状態を出力させる通知処理を実行してもよい。
通知部112は、例えば、機械制御部104によって力覚センサ310のセンサ値に基づいて推定されたロボット200の状態と、状態推定部110によって力覚センサ310のセンサ値に基づいて推定された力覚センサ310の状態とを合わせて通知する通知処理を実行する。また、通知部112は、例えば、機械制御部104によって状態検出センサ320のセンサ値に基づいて推定されたロボット200の状態と、状態推定部110によって状態検出センサ320のセンサ値に基づいて推定された状態検出センサ320の状態とを合わせて通知する通知処理を実行する。通知部112は、機械状態通知部の一例であってよい。
通知部112は、例えば、ロボット200の状態を示す文字、数値、グラフ、及び画像の少なくともいずれかと、力覚センサ310の状態を示す文字、数値、グラフ、及び画像の少なくともいずれかとを合わせて出力部114に表示出力させる。これにより、ロボット200の状態と、そのロボット200の状態を推定する根拠を提供した力覚センサ310の状態とを容易に把握可能にできる。
例えば、ロボット200が正常状態であることのみを通知した場合、通知を受けた者はそれを信頼するしかない。しかし、ロボット200が正常状態であり、かつ、力覚センサ310が異常状態であることを通知した場合、通知を受けた者は、ロボット200が正常状態であることを疑うことができる。また、例えば、ロボット200が異常状態であり、かつ、力覚センサ310が異常状態であることを通知した場合、通知を受けた者は、ロボット200には異常がない可能性があることを把握することができる。
ロボット200が正常状態であり、かつ、力覚センサ310が正常状態であることを通知した場合、ロボット200が正常状態であることの信憑性を高めることができる。また、ロボット200が異常状態であり、かつ、力覚センサ310が正常状態であることを通知した場合、ロボット200が異常状態であることの信憑性を高めることができる。
通知部112は、機械制御部104によって力覚センサ310のセンサ値に基づいて推定されたロボット200の状態と、状態推定部110によって力覚センサ310のセンサ値に基づいて推定された力覚センサ310の信頼度とを合わせて通知する通知処理を実行してもよい。通知部112は、機械制御部104によって状態検出センサ320のセンサ値に基づいて推定されたロボット200の状態と、状態推定部110によって状態検出センサ320のセンサ値に基づいて推定された状態検出センサ320の信頼度とを合わせて通知する通知処理を実行してもよい。
通知部112は、例えば、ロボット200の状態を示す文字、数値、グラフ、及び画像の少なくともいずれかと、力覚センサ310の信頼度を示す文字、数値、グラフ、及び画像の少なくともいずれかと、を合わせて、出力部114に表示出力させる。
また、通知部112は、例えば、ロボット200の状態を示すオブジェクトを、力覚センサ310の信頼度に応じて変化させて、出力部114に表示出力させる。通知部112は、例えば、ロボット200の状態を示すオブジェクトを、力覚センサ310の信頼度が高いほど強調して出力部114に表示出力させる。これにより、ロボット200の状態の推定結果とともに、その推定結果の信憑性を把握可能にできる。
また、例えば、通知部112は、ロボット200の状態を示す内容を、力覚センサ310の信頼度に応じて変更して出力部114に表示出力させる。具体例として、ロボット200の故障予測結果が60日後である場合に、通知部112は、力覚センサ310の信頼度が低いほど多い日にちを60日に加算又は減算した日数を、ロボット200の故障予測結果として出力部114に表示出力させる。これにより、力覚センサ310の信頼度を反映した、ロボット200の状態の推定結果を提供可能になる。
通知部112は、状態推定部110によって推定された力覚センサ310の故障時期を通知する通知処理を実行してもよい。通知部112は、状態推定部110によって推定された状態検出センサ320の故障時期を通知する通知処理を実行してもよい。これらにより、力覚センサ310又は状態検出センサ320が故障する前に、修理したり交換したりする時期として都合のよい時期を検討することを可能にできる。
テストデータ格納部116は、力覚センサ310の状態を推定するための動作として予め定められた動作をロボット200に実行させるためのテストデータを格納する。力覚センサ310の状態を推定するための動作とは、力覚センサ310の状態を推定しやすい動作であってよい。力覚センサ310の状態を推定しやすい動作は、例えば、ハンド230の上下動作、ハンド230の左右動作等、外乱の影響を受けにくい比較的単純な動作であってよい。
テストデータ格納部116は、状態検出センサ320の状態を推定するための動作として予め定められた動作をロボット200に実行させるためのテストデータを格納する。状態検出センサ320の状態を推定するための動作とは、状態検出センサ320の状態を推定しやすい動作であってよい。状態検出センサ320の状態を推定しやすい動作は、例えば、状態検出センサ320の種類に応じた、外乱の影響を受けにくい動作であってよい。
テストデータは、例えば、システム10の製造時に、製造者等によってテストデータ格納部116に格納される。テストデータは、システム10の製造後、任意のタイミングでテストデータ格納部116に格納されてよい。
テストデータ登録部118は、テストデータを登録する。テストデータ登録部118は、例えば、ロボット200が作業場所に配置された後、システム10の利用者等によるテストデータの登録を受け付ける。
異常確認部120は、状態推定部110によって力覚センサ310が異常状態であると推定された場合に、実際に力覚センサ310に異常が発生しているか否かを確認する。異常確認部120は、例えば、通知部112によって力覚センサ310が異常状態であることを示す通知処理が実行された後に、通知を受けた者等によるフィードバックを受け付けることによって、力覚センサ310に異常が発生しているか否かを確認する。また、異常確認部120は、力覚センサ310の異常を検知する異常検知センサを有してよく、異常検知センサによる検知結果によって、力覚センサ310に異常が発生しているか否かを確認してもよい。
異常確認部120は、力覚センサ310が異常状態であると状態推定部110が推定した根拠を示す根拠情報に対応付けて、確認結果を記録してよい。そして、異常確認部120は、複数回に渡る確認結果に基づいて、推定結果の正解率を導出してよい。
異常確認部120は、状態推定部110によって状態検出センサ320が異常状態であると推定された場合に、実際に状態検出センサ320に異常が発生しているか否かを確認する。異常確認部120は、例えば、通知部112によって状態検出センサ320が異常状態であることを示す通知処理が実行された後に、通知を受けた者等によるフィードバックを受け付けることによって、状態検出センサ320に異常が発生しているか否かを確認する。また、異常確認部120は、状態検出センサ320の異常を検知する異常検知センサを有してよく、異常検知センサによる検知結果によって状態検出センサ320に異常が発生しているか否かを確認してもよい。
異常確認部120は、状態検出センサ320が異常状態であると状態推定部110が推定した根拠を示す根拠情報に対応付けて、確認結果を記録してよい。そして、異常確認部120は、複数回に渡る確認結果に基づいて、推定結果の正解率を導出してよい。
正解率格納部122は、力覚センサ310が異常状態であると状態推定部110が推定した根拠を示す根拠情報と、異常確認部120によって導出された推定結果の正解率とを対応付けて格納する。状態推定部110は、正解率格納部122に格納されている情報に基づいて、力覚センサ310が異常状態であるか否かを推定してもよい。
例えば、状態推定部110は、力覚センサ310のセンサ値に基づくロボット200による複数の作業のうちの、センサ値が異常を示す条件を満たした作業と、根拠情報及び正解率に基づいて、力覚センサ310が異常状態であるか否かを推定する。具体例として、力覚センサ310のセンサ値に基づくロボット200による複数の作業のうちの、センサ値が異常を示す条件を満たした作業の割合が6割より多いことを根拠に力覚センサ310が異常状態であると推定した推定結果の正解率が予め定められた閾値より低い場合、状態推定部110は、閾値を6割よりも高い値に変更する。これにより、センサ値が異常を示す条件を満たした作業の割合が、6割よりも高いが変更後の閾値より低い場合には、力覚センサ310が異常状態でないと推定することができる。このような閾値の調整を実行することによって、推定精度向上に貢献できる。
正解率格納部122は、状態検出センサ320が異常状態であると状態推定部110が推定した根拠を示す根拠情報と、異常確認部120によって導出された推定結果の正解率とを対応付けて格納する。状態推定部110は、正解率格納部122に格納されている情報に基づいて力覚センサ310が異常状態であるか否かを推定する推定処理と同様の推定処理を実行することによって、状態検出センサ320が異常状態であるか否かを推定してもよい。
図3は、機械制御装置100による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、機械制御部104がロボット200に力覚センサ310の状態を推定するための動作として予め定められた動作を行わせている間に力覚センサ310が出力したセンサ値に基づいて、状態推定部110が力覚センサ310の状態を推定する処理の流れを説明する。
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102では、機械制御部104が、テストデータ格納部116から、複数の動作が登録されているテストデータを取得する。S104では、機械制御部104が、テストデータに登録されている複数の動作のうちの1つをロボット200に実行させる。
S106では、センサ値取得部106が、力覚センサ310によって出力されたセンサ値を取得してセンサ値格納部108に格納する。テストデータに登録されている複数の動作のすべてが終了した場合(S108でYES)、S110に進み、終了していない場合(S108でNO)、S104に戻る。
S110では、状態推定部110が、S106において取得されたセンサ値に基づいて、力覚センサ310の状態を推定する。S112では、通知部112が、S110において推定された力覚センサ310の状態を通知する通知処理を実行する。
上述したように、テストデータによって力覚センサ310の状態を推定しやすい動作をロボット200に実行させることによって、力覚センサ310の状態の推定精度を向上させることができる。機械制御装置100は、システム10の管理者等の指示に従って、図3に示す処理を実行してよい。また、機械制御装置100は、定期的に又は不定期に図3に示す処理を実行してよい。
テストデータ登録部118は、テストデータを生成してもよい。テストデータ登録部118は、例えば、ロボット200が複数種類の動作のそれぞれを実行しているときの、力覚センサ310のセンサ値に基づいて、力覚センサ310のためのテストデータを生成する。センサ値に基づいてテストデータを生成することは、センサ値から導出した導出値に基づいてテストデータを生成することを含んでよい。
例えば、まず、機械制御部104が、ロボット200に、ロボット200が実行可能な複数種類の動作を実行させる。機械制御部104は、ロボット200に、ロボット200が実行可能なすべての種類の動作を実行させてもよい。そして、センサ値取得部106が、ロボット200が複数種類の動作のそれぞれを実行しているときの、力覚センサ310のセンサ値を取得してセンサ値格納部108に格納させる。
テストデータ登録部118は、ロボット200が複数種類の動作のそれぞれを実行しているときの力覚センサ310のセンサ値に基づいて、テストデータを生成してよい。例えば、テストデータ登録部118は、複数種類の動作のうち、力覚センサ310の利用頻度が低い動作を特定する。テストデータ登録部118は、例えば、力覚センサ310の利用頻度が低い順に、予め定められた数の動作を特定する。そして、テストデータ登録部118は、特定した動作をロボット200に実行させるためのテストデータを生成する。力覚センサ310の利用頻度が低い動作を実行させているのに、力覚センサ310が頻繁にセンサ値を出力する場合、力覚センサ310が異常状態である可能性が高い。よって、当該テストデータを用いることによって、力覚センサ310が異常状態であることを推定しやすくすることができる。
テストデータ登録部118は、例えば、複数種類の動作のうち、力覚センサ310のセンサ値がより小さい動作を特定する。テストデータ登録部118は、例えば、力覚センサ310のセンサ値が小さい順に、予め定められた数の動作を特定する。そして、テストデータ登録部118は、特定した動作をロボット200に実行させるためのテストデータを生成する。力覚センサ310のセンサ値が小さい動作を実行させているのに、力覚センサ310が出力するセンサ値が大きい場合、力覚センサ310が異常状態である可能性が高い。よって、当該テストデータを用いることによって、力覚センサ310が異常状態であることを推定しやすくすることができる。
テストデータ登録部118は、ロボット200が複数種類の動作のそれぞれを実行しているときの状態検出センサ320のセンサ値に基づいて、状態検出センサ320のためのテストデータを生成してよい。テストデータ登録部118は、力覚センサ310のためのテストデータの生成方法と同様の方法で、状態検出センサ320のためのテストデータを生成してよい。
また、テストデータ登録部118は、複数種類の動作のうち、力覚センサ310のセンサ値が外乱等の影響を受けにくい動作を特定するように構成されてもよい。例えば、複数回利用した動作について、力覚センサ310のセンサ値に基づいた値の変動が閾値より小さい動作を特定する。そして、テストデータ登録部118は、特定した動作をロボット200に実行させるためのテストデータを生成する。
図4は、推定テーブル130の一例を概略的に示す。ここでは、嵌合作業に含まれる4種類の作業のうちの、力覚センサ310のセンサ値が異常を示す条件を満たした作業の組み合わせに基づいて力覚センサ310の状態を推定するための推定テーブル130を例示する。状態推定部110は、推定テーブル130に基づいて、力覚センサ310の状態を推定してよい。
例えば、状態推定部110は、エアカット、突き当て、探り、及び挿入のうち、エアカット、突き当て、及び挿入においてセンサ値が異常を示す条件を満たした場合、力覚センサ310に異常が発生したと推定する。状態推定部110は、エアカット、突き当て、探り、及び挿入のうち、突き当てのみにおいてセンサ値が異常を示す条件を満たした場合、力覚センサ310の異常ではなく、突き当て動作に異常が発生したと推定してよい。状態推定部110は、複数の作業のうちの異常作業の組み合わせに基づいて、力覚センサ310が異常であるか否かを推定してよい。
推定テーブル130は、人によって登録されてよい。例えば、推定テーブル130は、システム10の管理者及びロボット200による作業を補助する作業補助者等によって登録される。推定テーブル130を登録する登録者は、例えば、複数の作業のうちの異常作業の割合が予め定められた割合よりも高い場合に力覚センサ310が異常状態であると推定し、低い場合に各動作に異常が発生したと推定するように、推定テーブル130を登録する。
また、登録者は、複数の作業のうちの第1の作業及び第2の作業でセンサ値が異常を示す条件を満たした場合に力覚センサ310が異常状態になっている可能性が高い、と経験上感じている場合には、その経験を反映した推定テーブル130を登録し得る。このように、状態推定部110が推定テーブル130を用いた推定を実行することによって、システム10の管理者及びロボット200の作業補助者等の経験に基づく推定を実行することができる。
登録者は、複数の作業のうち、外乱等の影響を受けにくい1又は複数の作業でセンサ値が異常を示す条件を満たした場合に力覚センサ310が異常状態であると推定するように、推定テーブル130を登録してもよい。これにより、外乱等の影響を受けにくい作業において力覚センサ310のセンサ値が異常を示す条件を満たした場合、力覚センサ310が異常状態である可能性が高い、という知見に基づく推定を実行でき、推定精度向上に貢献できる。
状態推定部110は、推定テーブル130を生成してもよい。例えば、力覚センサ310が異常状態であることが確認されている状況で、機械制御部104がロボット200に篏合作業を実行させ、センサ値取得部106が力覚センサ310のセンサ値を取得してセンサ値格納部108に格納させる。状態推定部110は、センサ値格納部108に格納されているセンサ値に基づいて、複数の作業のそれぞれにおいて、センサ値が異常を示す条件を満たしているか否かを推定し、記録する。そして、状態推定部110は、センサ値が異常を示す条件を満たした作業の組み合わせに、力覚センサ310に異常が発生したことを示す推定結果を対応付けた推定テーブル130を生成する。
例えば、1回の篏合作業において、複数の作業のすべてでセンサ値が異常を示す条件を満たした場合と、複数の作業のうち探りのみが異常を示す条件を満たさない場合とが存在する場合、状態推定部110は、その結果を反映した推定テーブル130を生成する。具体的には、状態推定部110は、複数の作業のすべてが異常である場合と、複数の作業のうち探りのみが正常である場合に力覚センサ310の異常と推定し、それ以外の異常は作業における異常と推定するような推定テーブル130を生成する。これにより、力覚センサ310が異常状態である場合に、実際に発生する、異常を示す条件を満たす作業の組み合わせに基づく推定を実行可能になり、推定精度向上に貢献できる。
通知部112は、状態推定部110によって力覚センサ310が異常状態であると推定された場合に、推定結果と、力覚センサ310のセンサ値が異常を示す条件を満たした作業を示す情報とを通知する通知処理を実行してもよい。通知部112は、センサ状態通知部の一例であってよい。
例えば、通知部112は、複数の作業のうちの異常作業の割合が予め定められた割合よりも高いことを根拠として力覚センサ310が異常状態であると推定したことを通知する通知処理を実行する。また、例えば、通知部112は、複数の作業のうちのエアカット、突き当て、及び挿入において、力覚センサ310のセンサ値が異常を示す条件を満たしたことを根拠として力覚センサ310が異常状態であると推定したことを通知する通知処理を実行する。これにより、推定結果の信憑性を高めることができる。
機械制御部104は、力覚センサ310のセンサ値に基づくロボット200による一連の作業の成功率を記録してよく、状態推定部110は、当該成功率を用いて、力覚センサ310が異常状態であるか否かを推定してもよい。例えば、状態推定部110は、エアカット、突き当て、探り、及び挿入の一連の作業の成功率と、エアカット、突き当て、探り、及び挿入のうちの異常作業とに基づいて、力覚センサ310が異常状態であるか否かを推定する。
例えば、状態推定部110は、一連の作業のうちの異常作業の割合が予め定められた割合よりも高くなった場合において、一連の作業の成功率が低下していると判定した場合に、力覚センサ310が異常状態であると推定する。状態推定部110は、一連の作業のうちの異常作業の割合が予め定められた割合よりも高くなった場合であっても、一連の作業の成功率が低下していないと判定した場合、力覚センサ310は異常状態ではないと推定する。これにより、複数の作業で異常を示しつつ、作業成功率も低下している場合には、力覚センサ310の異常の可能性が高いという知見に基づく推定を実行でき、推定精度向上に貢献できる。
通知部112は、一連の作業の成功率と、ロボット200の状態及び力覚センサ310の信頼度とを合わせて通知する通知処理を実行してもよい。これにより、力覚センサ310の信頼度が比較的低くても作業成功率が低くないのであれば、力覚センサ310の調整、修理、及び交換等を急がなくてもよい判断することを可能にできる。また、力覚センサ310の信頼度があまり低くなくても、作業成功率が低い場合には、力覚センサ310の調整、修理、及び交換等を急ぐ必要があると判断することを可能にできる。
図5は、機械制御装置100による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、状態推定部110が、力覚センサ310のセンサ値が異常を示す条件を満たした複数の作業における、作業センサ値と格納センサ値との差の対比に基づいて、力覚センサ310の異常の種類を推定する処理の流れについて説明する。
S202では、状態推定部110が、複数の作業のうちの全異常作業において、作業センサ値が格納センサ値よりも大きいか否かを判定する。肯定の場合、S204に進み、否定の場合、S206に進む。S204では、状態推定部110が、力覚センサ310の異常の種類が、センサ値が高めになってしまう過検出異常であると推定する。
S206では、状態推定部110が、複数の作業のうちの全異常作業において、作業センサ値が格納センサ値よりも小さいか否かを判定する。肯定の場合、S208に進み、否定の場合、S210に進む。S208では、状態推定部110が、力覚センサ310の異常の種類が、センサ値が低めになってしまう低検出異常であると推定する。S210では、状態推定部110が、異常の種類が不明であると判定する。
S212では、通知部112が、力覚センサ310が異常状態であることと、状態推定部110によって推定された異常の種類とを通知する通知処理を実行する。図5に例示したように、状態推定部110によって推定された力覚センサ310の異常の種類を通知部112が通知することによって、異常状態であることのみを通知する場合と比較して、力覚センサ310に対するその後の対応を取りやすくさせることができる。
図6は、機械制御装置100による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、状態推定部110によって力覚センサ310が異常状態であると推定された場合に、通知部112が、作業センサ値と格納センサ値との差に応じた通知処理を実行する場合の処理の流れを説明する。通知部112は、異常通知部の一例であってよい。
S302では、通知部112が、状態推定部110によって推定された力覚センサ310の異常度を取得する。S304では、通知部112が、S302で取得した力覚センサ310の異常度が予め定められた閾値より低いか否かを判定する。低いと判定した場合、S306に進み、低くないと判定した場合、S308に進む。
S306では、通知部112が、力覚センサ310の設定変更を提案する通知処理を実行する。S308では、通知部112が、力覚センサ310の修理又は交換を提案する通知処理を実行する。
これにより、作業センサ値と格納センサ値との差が小さく力覚センサ310の異常度が比較的低いといえる場合には、設定変更にとどめ、差が大きく力覚センサ310の異常度が比較的高いといえる場合には、修理又は交換を提案することができる。すなわち、図6に示す処理を実行することにより、機械制御装置100は、力覚センサ310の異常度に応じた適切な提案を実行することができる。
なお、S306において、通知部112は、設定変更を提案する通知処理に代えて、力覚センサ310の再起動又は力覚センサ310の取付位置の見直しを提案する通知処理を実行してもよい。
図7は、システム10による被製造物の製造方法の一例を概略的に示す。システム10は、ワークに対して加工を施すことによって、被製造物を製造する。
S402では、作業機械20が、加工対象のワークを取得する。作業機械20は、加工対象のワークが複数の場合、複数のワークを取得する。
S404では、機械制御装置100が、センサ30によって出力されたセンサ値に基づいて、作業機械20にワークの加工を実行させる。S406では、機械制御装置100が、センサ30によって出力されたセンサ値に基づいて、センサ30に異常が発生したか否かを推定する。異常が発生していないと推定した場合、S412に進み、異常が発生したと推定した場合、S408に進む。
S408では、機械制御装置100が、センサ30に異常が発生したことを通知する通知処理を実行する。機械制御装置100は、システム10の管理者等に対してセンサ30に異常が発生したことを通知してよい。
S410では、機械制御装置100が、製造を継続するか否かを判定する。機械制御装置100は、S408においてセンサ30に異常が発生したことを通知した管理者等による指示に従って、製造を継続するか否かを判定してよい。製造を継続すると判定した場合、S412に進み、製造を継続しないと判定した場合、製造処理を終了する。
S412では、機械制御装置100が、ワークの加工が終了したか否かを判定する。S402において複数のワークを取得していた場合、機械制御装置100は、複数のワークのすべてについて加工が終了したか否かを判定する。加工の終了によって、被製造物の製造が完了する。終了していないと判定した場合、S404に戻り、終了したと判定した場合、処理を終了する。
上記実施形態では、力覚センサ310をセンサ30の一例として挙げて、センサ30が正常状態であることが確認されている状況における、作業機械20が作業を行っているときのセンサ30の出力に基づくセンサ値群の正規分布を生成して基準データとし、作業センサ値が基準データの正規分布から閾値以上外れている場合に、センサ30が異常状態であると推定したり、作業センサ値が基準データの正規分布から外れているほど低くなるようにセンサ30の信頼度を推定したりする例について説明した。状態推定部110は、作業機械20が行う作業の内容毎に、当該処理を実行してもよい。
状態推定部110は、例えば、篏合作業における複数の作業毎に基準データを生成する。篏合作業における複数の作業は、エアカット、突き当て、探り、及び挿入を含んでよい。また、状態推定部110は、例えば、篏合作業以外の作業のそれぞれについて、作業を構成する複数の作業毎に基準データを生成する。篏合作業以外の作業の例として、組立、塗装、ネジ締め、ラベル貼り、梱包、研磨、射出成形、及び溶接等が挙げられるが、これらに限られない。
上記実施形態では、力覚センサ310をセンサ30の一例として挙げて、状態推定部110が、センサ30のセンサ値に基づく作業機械20による複数の作業において、作業センサ値と格納センサ値との差が時系列に増加している場合に、増加率に基づいてセンサ30の故障時期を推定する例について説明した。状態推定部110は、作業センサ値と格納センサ値との差の増加の傾向に基づいてセンサ30の故障時期を推定してもよい。
図8は、増加傾向データ400の一例を概略的に示す。増加傾向データ400は、ロボットが同じ作業を繰り返し行った場合の、力覚センサによる作業センサ値と格納センサ値との差の増加の傾向を示す。図8は、過去のデータを解析することによって導出された傾向を示す。
状態推定部110は、ロボット200の力覚センサ310の故障時期を推定する場合に、ロボット200と同種の他のロボットの、力覚センサ310と同種の他の力覚センサの過去のデータを解析することによって導出された傾向を用いてよい。ロボット200と同種の他のロボットとは、例えば、ロボット200と型式が同一のロボットである。ロボット200と同種の他のロボットとは、ロボット200と同一の商品であってよい。力覚センサ310と同種の他の力覚センサとは、例えば、力覚センサ310と型式が同一の力覚センサである。力覚センサ310と同種の他の力覚センサとは、力覚センサ310と同一の商品であってよい。状態推定部110は、このように、作業機械20のセンサ30の故障時期を推定する場合に、作業機械20と同種の他の作業機械の、センサ30と同種の他のセンサの過去のデータを解析することによって導出された傾向を用いてよい。
力覚センサの過去のデータを解析すると、力覚センサが故障時期430を迎えるまでに、作業センサ値と格納センサ値との差が、一次関数的に増加する期間410と、指数関数的に増加する期間420とが存在することが示される。状態推定部110は、運用中のロボット200の力覚センサ310の作業センサ値と格納センサ値との差と、増加傾向データ400とに基づいて、力覚センサ310の故障時期を判定してよい。例えば、状態推定部110は、運用中のロボット200の力覚センサ310の作業センサ値と格納センサ値との差を監視して、増加傾向データ400の期間410と期間420のどちらに位置するかを判定し、当該差の履歴から各期間が示す傾向の係数などのパラメータを推定して、故障時期がいつになるかを特定する。過去データのもととなった力覚センサと比較して、運用中の力覚センサ310が故障しやすくても、故障しにくくても、傾向としては、増加傾向データと同様の傾向を示す蓋然性が高いので、増加傾向データ400を用いることによって、故障時期の推定精度を向上させることができる。
また、例えば、状態推定部110は、運用中のロボット200の力覚センサ310の作業センサ値と格納センサ値との差を監視して、増加傾向データ400が示す傾向のどこに位置するかを継続的に把握し、現時点が、期間410なのか期間420なのかを把握する。そして、例えば、状態推定部110は、現時点が期間420であると判定した場合に、故障時期が近付いていると判定する。通知部112は、状態推定部110によって故障時期が近付いていると判定されたことに応じて、力覚センサ310の故障時期が近付いていることを通知する通知処理を実行してよい。これにより、力覚センサ310の劣化度合が高まる前に、故障時期が近付いている可能性があることを通知することができる。
図9は、システム10の一例を概略的に示す。ここでは、図1及び図2に示すシステム10とは異なる点を主に説明する。図9に示すシステム10は、1つの作業に関連する複数のセンサ30を備える。
機械制御部104は、作業機械20が実行する少なくとも1つの作業について、当該作業を作業機械20に実行させるべく、複数のセンサ30によって出力されるセンサ値に基づいて作業機械20を制御してよい。状態推定部110は、複数のセンサ30のそれぞれのセンサ値に基づいて、複数のセンサ30のそれぞれの状態を推定してよい。状態推定部110は、複数のセンサ30のそれぞれのセンサ値のうちの一部のみが異常を示す条件を満たした場合に、出力したセンサ値が異常を示す条件を満たしたセンサ30が、異常状態であると推定してよい。状態推定部110は、例えば、複数のセンサ30のうち1つのセンサ30のみが異常を示す条件を満たした場合に、当該1つのセンサ30が異常状態であると推定する。
ある動作に関連する複数のセンサ30のうち、他のセンサ30のセンサ値は正常なのに、1つのセンサ30のセンサ値のみが異常を示す場合、当該1つのセンサ30は異常状態である可能性が高い。したがって、上述したような推定を実行することによって、推定精度向上に貢献できる。
図10は、システム10の一例を概略的に示す。図10に示すシステム10は、複数の機械制御装置100を管理する管理サーバ500を備える。複数の機械制御装置100のそれぞれは、自身に接続されたセンサ30のセンサ値に基づいて、自身に接続された作業機械20を制御する。複数の作業機械20は、例えば、複数の作業機械20のうちの一の作業機械20が篏合作業を行い、複数の作業機械20のうちの他の作業機械20が、当該一の作業機械20によって篏合された対象物の組立作業を行う等のように、同一の作業対象物に対して連続して作業を行う関係であってよい。
複数の機械制御装置100のそれぞれは、管理サーバ500を介して、各種情報を共有してよい。例えば、複数の機械制御装置100のうちの第1の機械制御装置100は、管理サーバ500を介して、複数の機械制御装置100のうちの第2の機械制御装置100から各種情報を取得する。
例えば、第1の作業機械20及び第1のセンサ30に接続された第1の機械制御装置100のセンサ値取得部106は、管理サーバ500を介して、第2の作業機械20及び第2のセンサ30に接続された第2の機械制御装置100から、第2のセンサ30のセンサ値(第2のセンサ値と記載する場合がある。)を取得する。そして、第1の機械制御装置100の状態推定部110(第1の状態推定部110と記載する場合がある。)は、第1のセンサ30のセンサ値(第1のセンサ値と記載する場合がある。)と第2のセンサ値とに基づいて、第1のセンサ30の状態を推定する。
具体例として、第1の状態推定部110は、第1のセンサ30及び第2のセンサ30が正常に稼働している状況における作業センサ値の正常範囲を予め格納しておく。複数のセンサ30のそれぞれの作業センサ値の正常範囲は、例えば、管理サーバ500によって事前に特定され得る。
例えば、管理サーバ500は、複数の機械制御装置100のそれぞれから、センサ30の作業センサ値を取得して履歴を格納する。管理サーバ500は、複数の作業機械20及び複数のセンサ30が正常に稼働している状況における作業センサ値の履歴を解析することによって、複数のセンサ30のそれぞれの、作業センサ値の正常範囲を特定する。管理サーバ500は、例えば、第1のセンサ30の作業センサ値については、A〜Bが正常範囲であり、第2のセンサ30の作業センサ値については、C〜Dが正常範囲であると特定する。管理サーバ500は、特定した複数のセンサ30の作業センサ値の正常範囲を、複数の機械制御装置100に通知してよい。
第1の状態推定部110は、第1のセンサ30及び第2のセンサ30の作業センサ値の正常範囲と、運用中の第1のセンサ30及び第2のセンサ30の作業センサ値とに基づいて、第1のセンサ30の状態を推定してよい。第1の状態推定部110は、例えば、第2のセンサ30の作業センサ値が正常範囲内であり、かつ、第1のセンサ30の作業センサ値が正常範囲外である場合に、第1のセンサ30が異常状態であると推定する。同一の作業対象物に対して作業を行っている状況において、第1のセンサ30及び第2のセンサ30の両方の作業センサ値が正常範囲外である場合には、作業対象物に何らかの問題が発生している可能性があるが、第1のセンサ30の作業センサ値のみが正常範囲外である場合、第1のセンサ30に異常が発生している可能性があるといえる。本実施形態に係る機械制御装置100によれば、そのような知見に基づく推定結果を提供することができる。
なお、ここでは、複数のセンサ30のそれぞれの作業センサ値の正常範囲を用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。複数のセンサ30のそれぞれの作業センサ値と格納センサ値との差の正常範囲を用いてもよい。この場合、第1の状態推定部110は、第2のセンサ30の作業センサ値と格納センサ値との差が正常範囲内であり、かつ、第1のセンサ30の作業センサ値と格納センサ値との差が正常範囲外である場合に、第1のセンサ30が異常状態であると推定してよい。
管理サーバ500は、状態推定装置として機能してもよい。すなわち、管理サーバ500は、状態推定装置の一例であってもよい。この場合、管理サーバ500は、複数の機械制御装置100のそれぞれからセンサ値を取得して、取得したセンサ値に基づく指示を機械制御装置に送信することによって作業機械20を制御してもよい。また、管理サーバ500は、作業機械20の制御は行わずに、センサ30のセンサ値に基づいてセンサ30の状態を推定してもよい。
管理サーバ500は、複数のセンサ30のそれぞれの作業センサ値の正常範囲と、運用中の複数の機械制御装置100のそれぞれから取得するセンサ30の作業センサ値とに基づいて、複数のセンサ30の状態を推定してよい。管理サーバ500は、例えば、複数のセンサ30のうち、予め定められた割合以下のセンサ30の作業センサ値が正常範囲から外れている場合に、当該予め定められた割合以下のセンサ30が異常状態であると推定する。複数のセンサ30のうち多くのセンサ30の作業センサ値が正常範囲から外れている場合には、作業対象物に何らかの問題がある可能性が高いといえる。それに対して、例えば、複数のセンサ30のうち、1つのセンサ30の作業センサ値のみが正常範囲から外れている場合には、作業対象物ではなく、センサ30そのものに異常が発生している可能性が高いといえる。本実施形態に係る管理サーバ500によれば、そのような知見に基づく推定結果を提供することができる。なお、管理サーバ500は、複数のセンサ30のそれぞれの作業センサ値の正常範囲に代えて、複数のセンサ30のそれぞれの作業センサ値と格納センサ値との差の正常範囲を用いてもよい。
管理サーバ500は、第1のセンサ30の作業センサ値と、第2のセンサ30の作業センサ値との関係に基づいて、第1のセンサ30及び第2のセンサ30の状態を推定してもよい。例えば、管理サーバ500は、第1の作業機械20、第2の作業機械20、第1のセンサ30、及び第2のセンサ30が正常に稼働している状況における、第1のセンサ30の作業センサ値と、第2のセンサ30の作業センサ値との関係を示すセンサ値関係データを予め格納する。センサ値関係データには、例えば、第1のセンサ30の作業センサ値が第1の値である場合に、第2のセンサ30の作業センサ値がどの範囲の値を示すかが登録される。
管理サーバ500は、センサ値関係データと、運用中の第1のセンサ30の作業センサ値及び第2のセンサ30の作業センサ値とに基づいて、第1のセンサ30及び第2のセンサ30の状態を推定してよい。例えば、管理サーバ500は、第1のセンサ30の作業センサ値に対応する第2のセンサ30の作業センサ値の範囲をセンサ値関係データから特定し、第2のセンサ30の作業センサ値が当該範囲外である場合に、第1のセンサ30及び第2のセンサ30のいずれかが異常状態であると推定する。第1の作業機械20、第2の作業機械20、第1のセンサ30、及び第2のセンサ30が正常に稼働していれば、第1のセンサ30の作業センサ値と第2のセンサ30の作業センサ値とは、特定の関係を保つ蓋然性が高くなる。よって、その関係が崩れた場合には、第1のセンサ30及び第2のセンサ30の少なくともいずれかが異常状態である可能性が高いといえる。本実施形態に係る管理サーバ500によれば、そのような知見に基づく推定結果を提供することができる。
管理サーバ500が管理する複数の機械制御装置100は、同じ種類の作業機械20を制御してよい。管理サーバ500が管理する複数の機械制御装置100は、異なる種類の作業機械20を制御してもよい。この場合、管理サーバ500は、同じ種類の作業機械20を制御する機械制御装置100毎に、グループ分けして管理してもよい。
管理サーバ500は、複数の機械制御装置100から、センサ30の作業センサ値を継続的に取得して履歴を格納してよい。管理サーバ500は、センサ30の種類毎に、複数のセンサ30についての、故障するまでの作業センサ値の履歴を収集して、収集したデータを用いた学習を実行することによって、作業センサ値の推移から故障時期を推定する推定モデルを生成してもよい。そして、管理サーバ500は、運用中の機械制御装置100から、センサ30の作業センサ値を継続的に取得し、センサ30の種類に対応する推定モデルを用いることによって、センサ30の故障時期を推定してよい。なお、管理サーバ500は、センサ30の種類毎に、複数のセンサ30についての、故障するまでの作業センサ値と格納センサ値との差の履歴を収集して、収集したデータを用いた学習を実行することによって、作業センサ値と格納センサ値との差の推移から故障時期を推定する推定モデルを生成してもよい。
上記実施形態における機械通信部102は、作業機械20と通信する手段の一例であってよい。上記実施形態における機械制御部104は、作業機械20を制御する手段の一例であってよい。上記実施形態におけるセンサ値取得部106は、センサ値を取得する手段の一例であってよい。上記実施形態におけるセンサ値格納部108は、センサ値取得部106が取得したセンサ値を格納する手段の一例であってよい。センサ値格納部108は、センサ値及び導出値の少なくともいずれかの履歴を格納する履歴格納手段の一例であってよい。上記実施形態における状態推定部110は、センサ30の状態を推定する手段の一例であってよい。上記実施形態における通知部112は、機械制御部104によって推定された作業機械20の状態を通知する通知処理を実行する手段の一例であってよい。上記実施形態における出力部114は、表示出力機能及び音声出力機能の少なくともいずれかを有する出力手段の一例であってよい。上記実施形態におけるテストデータ格納部116は、センサ30の状態を推定するための動作として予め定められた動作を作業機械20に実行させるためのテストデータを格納する手段の一例であってよい。上記実施形態におけるテストデータ登録部118は、テストデータを登録する手段の一例であってよい。上記実施形態における異常確認部120は、状態推定部110によってセンサ30が異常状態であると推定された場合に、実際にセンサ30に異常が発生しているか否かを確認する手段の一例であってよい。上記実施形態における正解率格納部122は、センサ30が異常状態であると状態推定部110が推定した根拠を示す根拠情報と、異常確認部120によって導出された推定結果の正解率とを対応付けて格納する手段の一例であってよい。
図11は、機械制御装置100又は管理サーバ500として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、本実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブは、DVD−ROMドライブ及びDVD−RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブは、プログラム又はデータをDVD−ROM等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムは、DVD−ROM又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD−ROM、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ(DVD−ROM)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 システム、20 作業機械、30 センサ、40、50 ワーク、100 機械制御装置、102 機械通信部、104 機械制御部、106 センサ値取得部、108 センサ値格納部、110 状態推定部、112 通知部、114 出力部、116 テストデータ格納部、118 テストデータ登録部、120 異常確認部、122 正解率格納部、130 推定テーブル、200 ロボット、210 基台、220 アーム、230 ハンド、232 把持爪、310 力覚センサ、320 状態検出センサ、400 増加傾向データ、410 期間、420 期間、430 故障時期、500 管理サーバ、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1230 ROM、1240 入出力チップ

Claims (23)

  1. 作業機械による作業に関連するセンサ値を出力するセンサから取得した前記センサ値に基づいて前記作業機械を制御する機械制御部と、
    前記センサ値に基づいて前記センサの状態を推定する状態推定部と
    を備える状態推定装置。
  2. 前記状態推定部は、前記機械制御部が前記作業機械に前記センサの状態を推定するための動作として予め定められた動作を行わせている間に前記センサが出力した前記センサ値に基づいて前記センサの状態を推定する、請求項1に記載の状態推定装置。
  3. 前記機械制御部は、前記センサ値に基づいて前記作業機械の状態を推定し、
    前記状態推定装置は、前記作業機械の状態と前記センサの状態とを合わせて通知する通知処理を実行する機械状態通知部を備える、請求項1又は2に記載の状態推定装置。
  4. 前記状態推定部は、前記センサ値に基づいて前記センサの信頼度を推定し、
    前記機械状態通知部は、前記作業機械の状態と前記センサの信頼度とを合わせて通知する通知処理を実行する、請求項3に記載の状態推定装置。
  5. 前記機械状態通知部は、前記センサの信頼度に基づいて、前記作業機械による複数の作業を含む一連の作業の成功率と、前記作業機械の状態及び前記センサの信頼度とを合わせて通知する通知処理を実行する、請求項4に記載の状態推定装置。
  6. 前記状態推定部は、前記センサ値に基づく前記作業機械による複数の作業のうちの、前記センサ値が異常を示す条件を満たした作業に基づいて、前記センサが異常状態であるか否かを推定する、請求項1から5のいずれか一項に記載の状態推定装置。
  7. 前記状態推定部は、前記センサ値に基づく前記作業機械による前記複数の作業のうちの、前記センサ値が異常を示す条件を満たした作業の割合に基づいて、前記センサが異常状態であるか否かを推定する、請求項6に記載の状態推定装置。
  8. 前記状態推定部は、前記センサ値に基づく前記作業機械による前記複数の作業のうちの、前記センサ値が異常を示す条件を満たした作業の組み合わせに基づいて、前記センサが異常状態であるか否かを推定する、請求項6に記載の状態推定装置。
  9. 前記状態推定部は、前記センサ値に基づく前記作業機械による複数の作業のうち、予め定められた期間内に、複数の作業において、前記センサ値が異常を示す条件を満たした場合に、前記センサが異常状態であると推定する、請求項6から8のいずれか一項に記載の状態推定装置。
  10. 前記状態推定部によって前記センサが異常状態であると推定された場合に、推定結果と、前記センサ値が異常を示す条件を満たした作業を示す情報とを通知する通知処理を実行するセンサ状態通知部
    を備える、請求項6から9のいずれか一項に記載の状態推定装置。
  11. 前記センサが異常状態であると前記状態推定部が推定した根拠を示す根拠情報と、推定結果の正解率とを対応付けて格納する正解率格納部
    を備え、
    前記状態推定部は、前記センサ値に基づく前記作業機械による複数の作業のうちの、前記センサ値が異常を示す条件を満たした作業と、前記根拠情報及び前記正解率とに基づいて、前記センサが異常状態であるか否かを推定する、請求項6から10のいずれか一項に記載の状態推定装置。
  12. 前記状態推定部は、前記センサ値に基づく前記作業機械による前記複数の作業を含む一連の作業の成功率と、前記複数の作業のうちの前記センサ値が異常を示す条件を満たした作業とに基づいて、前記センサが異常状態であるか否かを推定する、請求項6から11のいずれか一項に記載の状態推定装置。
  13. 前記状態推定部は、複数の作業のそれぞれについて、前記作業機械が作業を行っているときの前記センサの出力に基づく作業センサ値と、前記複数の作業のそれぞれに対応付けて予め格納されている格納センサ値との差が予め定められた閾値より多い場合に、前記作業センサ値が異常を示す条件を満たすと判定する、請求項6から12のいずれか一項に記載の状態推定装置。
  14. 前記センサの出力に基づく前記作業センサ値の履歴を格納する履歴格納部
    を備え、
    前記状態推定部は、前記作業センサ値に基づく前記作業機械による複数の作業のうち、複数の作業において、前記格納センサ値と前記作業センサ値との差が時系列に増加している場合に、増加率に基づいて前記センサの故障時期を推定する、請求項13に記載の状態推定装置。
  15. 前記状態推定部は、前記作業センサ値が異常を示す条件を満たした複数の作業における、前記作業センサ値と前記格納センサ値との差の対比に基づいて、前記センサの異常の種類を推定する、請求項13又は14に記載の状態推定装置。
  16. 前記状態推定部によって前記センサが異常状態であると推定された場合に、前記作業センサ値と前記格納センサ値との差に応じた通知処理を実行する異常通知部
    を備える、請求項13から15のいずれか一項に記載の状態推定装置。
  17. 前記センサの出力に基づく前記作業センサ値の履歴を格納する履歴格納部
    を備え、
    前記状態推定部は、前記作業機械による複数の作業において、前記格納センサ値と前記作業センサ値との差が増加している場合に、増加の傾向に基づいて前記センサの故障時期を推定する、請求項13から16のいずれか一項に記載の状態推定装置。
  18. 前記状態推定部は、前記センサの前記増加の傾向と、前記センサと同種の他のセンサにおける前記格納センサ値と前記作業センサ値との差の増加の傾向と当該他のセンサの故障時期とを対応付けた対応付けデータとに基づいて、前記センサの故障時期を推定する、請求項17に記載の状態推定装置。
  19. 前記状態推定部は、前記センサから取得した前記センサ値と、前記センサから過去に取得して格納していた前記センサ値とに基づいて、前記センサが異常状態であるか否を推定する、請求項1から18のいずれか一項に記載の状態推定装置。
  20. 前記機械制御部は、前記作業機械が実行する少なくとも1つの作業について、当該作業を前記作業機械に実行させるべく、複数のセンサによって出力されるセンサ値に基づいて前記作業機械を制御し、
    前記状態推定部は、前記複数のセンサのそれぞれのセンサ値に基づいて、前記複数のセンサのそれぞれの状態を推定する、請求項1から19のいずれか一項に記載の状態推定装置。
  21. 前記作業機械とは異なる作業機械による作業に関連する他のセンサ値を出力する他のセンサの前記他のセンサ値を取得するセンサ値取得部
    を備え、
    前記状態推定部は、前記センサ値と前記他のセンサ値とに基づいて、前記センサの状態を推定する、請求項1から20のいずれか一項に記載の状態推定装置。
  22. 前記作業機械と、
    前記センサと、
    請求項1から21のいずれか一項に記載の状態推定装置と
    を備えるシステム。
  23. 作業機械によって被製造物を製造する製造方法であって、
    前記作業機械による前記被製造物に対する作業に関連するセンサ値を出力するセンサから取得した前記センサ値に基づいて前記作業機械を制御する機械制御段階と、
    前記センサ値に基づいて前記センサの状態を推定する状態推定段階と
    を備える製造方法。
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