JP2021124875A - 管理システム、制御装置及び管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性の向上を可能にした管理システム、制御装置及び管理方法を提供する。【解決手段】退場ゲート24には、複数の色表示が可能な表示部45としてランプ46が設置されている。通知制御部49は、退場側の無線認証装置27bと端末5との間の近距離無線通信の通信開始を契機に駐車場3の利用料金の精算が行われる場合、通信開始から精算までの過程における2以上のステータスを、ランプ46の点灯色を通じてユーザに通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、施設又は物品の作動を管理する管理システム、制御装置及び管理方法に関する。
従来、管理システムの一種として、時間貸し駐車場の車両の入出庫を管理する駐車場システムが周知である(特許文献1等参照)。特許文献1は、駐車券を発行するのではなく、利用者が保持するカードを入場ゲートのカードリーダで読み込んで利用者IDを取り込み、その利用者IDとユーザの車両IDとを関連付けて管理することにより、出庫するユーザの判別を可能にして、駐車場の利用料金を精算するものである。
特許第6305103号公報
近年、種々の分野において料金の精算を電子決済する頻度が高くなってきており、今後、駐車場での利用料金の精算もクレジットカードや電子マネーで行うことが想定される。クレジットカードや電子マネーで精算する場合、例えばユーザが所持する高機能携帯電話等を、駐車場の精算機等に設けたアンテナと通信させて、利用料金の決済を行うことも検討されている。このとき、精算が正常に完了しない場合、例えば通信ができていないのか、又は残金不足で決済できていなかなど、処理の現在状態を判別できないと、ユーザが困惑する可能性が高く、何らかの対策が必要とされていた。
本発明の目的は、利便性の向上を可能にした管理システム、制御装置及び管理方法を提供することにある。
前記問題点を解決する管理システムは、ユーザの端末を、複数人の間で共用される施設又は物品に設けられた無線認証装置と近距離無線通信により通信させて、前記施設又は前記物品を作動させる構成であって、前記端末及び前記無線認証装置の間の近距離無線通信の通信開始を契機に前記施設又は前記物品の利用料金の精算が行われる場合、通信開始から精算までの過程における2以上のステータスを、ユーザの目視範囲に設置された表示部を通じてユーザに通知する通知制御部を備える。
前記問題点を解決する制御装置は、ユーザの端末と、複数人の間で共用される施設又は物品に設けられた無線認証装置とが近距離無線通信により通信した場合に、その通信結果を基に前記施設又は前記物品を作動させるシステム制御部と、前記端末及び前記無線認証装置の間の近距離無線通信の通信開始を契機に前記施設又は前記物品の利用料金の精算が行われる場合、通信開始から精算までの過程における2以上のステータスを、ユーザの目視範囲に設置された表示部を通じてユーザに通知する通知制御部とを備える。
前記問題点を解決する管理方法は、ユーザの端末を、複数人の間で共用される施設又は物品に設けられた無線認証装置と近距離無線通信により通信させることと、前記端末及び前記無線認証装置の間の近距離無線通信を介して、前記施設又は前記物品を作動させることとを備えた方法であって、前記端末及び前記無線認証装置の間の近距離無線通信の通信開始を契機に前記施設又は前記物品の利用料金の精算が行われる場合、ユーザの目視範囲に設置された表示部を通知制御部によって制御して、通信開始から精算までの過程における2以上のステータスをユーザに通知することを備える。
本発明によれば、利便性を向上できる。
一実施形態の管理システムの構成図。 駐車場ゲートの概略を示す模式図。 表示部の外観を示す斜視図。 駐車場の出庫時に実行されるフローチャート。 (a)〜(c)は、表示部の表示態様の切り換わりを示す説明図。
以下、管理システム、制御装置及び管理方法の一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、複数人のユーザに共用される施設1又は物品2の一例である駐車場3には、駐車場3の利用を管理する管理システム6が設けられている。本例の管理システム6は、駐車場3に対する車両4(図2等参照)の入退を、車両4に乗車したユーザの端末5を通じて実行する駐車場システム7である。本例の駐車場システム7は、車両4に乗車するユーザの端末5と、駐車場3に設置された駐車場ゲート8との間の近距離無線通信を介して、駐車場ゲート8のゲート開閉を制御する。端末5は、例えば電話機能を有した端末、いわゆる高機能携帯電話であることが好ましい。
端末5は、端末5の作動を制御する端末制御部10と、端末5で入力操作を行う際に使用する入力部11と、ディスプレイ等からなる表示部12と、データ記憶可能なメモリ13と、ネットワーク通信を通じて外部と通信するネットワーク通信部14と、近距離無線通信を行う近距離無線モジュール15とを備える。端末5は、ネットワーク通信部14を介して、サーバ16のネットワーク通信部17とネットワーク通信を実行する。ネットワーク通信は、例えばインターネット通信であることが好ましい。
近距離無線通信は、短距離無線通信又はパーソナルエリアネットワーク通信であることが好ましい。本例の近距離無線通信は、パーソナルエリアネットワーク通信としてのブルートゥース(Bluetooth:登録商標)通信が使用される。ブルートゥース通信は、BLE(Bluetooth Low Energy)であることが好ましい。端末5は、ネットワーク通信部14を介して、サーバ16とネットワーク通信する。端末5は、近距離無線モジュール15を介して、駐車場ゲート8と近距離無線通信を実行する。
端末5のメモリ13には、端末5で管理システム6(駐車場システム7)を操作するに際に必要なアプリケーション18が登録されている。アプリケーション18は、例えばサーバ16からネットワーク通信を通じて取得されて、メモリ13に書き込み保存される。
管理システム6は、端末5とのネットワーク通信を通じて、ユーザによる駐車場3の利用を管理する利用管理部20を備える。利用管理部20は、サーバ16に設けられる。利用管理部20は、管理システム6を利用する最初にユーザに登録作業を課すユーザ登録や、駐車場3に対する車両4の入出庫管理などを実行する。ユーザ登録では、例えばユーザの氏名、住所等の個人情報の他に、利用料金の精算方法(クレジットカードや電子マネー支払い等)も登録される。駐車場3に対する車両4の入出庫管理では、例えば、どの駐車場3にどのユーザがいつ車両4を入庫したかの監視や、駐車済み車両4でユーザから出庫の要求を受け付けることなどが実行される。
駐車場ゲート8は、駐車場3に入る際に通過する入場ゲート23と、駐車場3から出る際に通過する退場ゲート24とを備える。入場ゲート23は、入場ゲート23の作動を制御するゲート制御部25と、端末5との近距離無線通信を通じた認証を実行する無線認証装置27(入場ゲート23側は「27a」と記す)と、駐車場3の入場口に設けられたゲートバー28とを備える。無線認証装置27aは、入庫時に端末5と近距離無線通信を通じた認証を実行する認証部29と、入場口付近の端末5から近距離無線通信に準じた電波を送受信する近距離無線アンテナ(以下、アンテナ30と記す)とを備える。ゲート制御部25及び認証部29は、有線及び無線のどちらで接続されてもよい。
認証部29は、車両4の入庫時、車両4に乗車するユーザの端末5との間で、アンテナ30を介して端末5の認証を実行する。入庫時に実行する認証は、サーバ16から端末5にネットワーク通信を通じて付与された鍵情報Dk(入庫用の鍵情報Dk)の認証、近距離無線(ブルートゥース通信)のペアリング、鍵情報Dkに紐付く他の所定の暗号鍵による暗号通信の正否確認の少なくとも1つを含む認証であることが好ましい。鍵情報Dkは、利用が一度又は一定期間のみ許可されたワンタイムキーであることが好ましく、入庫前に所定の手続きを経て端末5に配信される。認証部29は、近距離無線通信を通じた端末5との認証が成立した場合に、入場ゲート23のゲート開操作を許可又は実行する。
退場ゲート24は、入場ゲート23と同様に、システム制御部32としてのゲート制御部33と、無線認証装置27(入場ゲート23側は「27b」と記す)と、ゲートバー36とを備える。無線認証装置27bは、入場ゲート23側の無線認証装置27aと同様に、認証部37と、近距離無線アンテナ(以下、アンテナ38と記す)とを備える。アンテナ38は、退場口付近の端末5から近距離無線通信に準じた電波を送受信する。ゲート制御部33及び認証部37は、有線及び無線のどちらで接続されてもよい。
認証部37は、車両4の出庫時、車両4に乗車するユーザの端末5との間で、アンテナ38を介して端末5の認証を実行する。出庫時に実行する認証は、サーバ16から端末5にネットワーク通信を通じて付与された鍵情報Dk(出庫用の鍵情報Dk)の認証、近距離無線(ブルートゥース通信)のペアリング、鍵情報Dkに紐付く他の所定の暗号鍵による暗号通信の正否確認の少なくとも1つを含む認証であることが好ましい。この鍵情報Dkは、利用が一度又は一定期間のみ許可されたワンタイムキーであることが好ましく、出庫時に所定の手続きを経て端末5に配信される。出庫用の鍵情報Dkは、入庫用のものとは異なる鍵であることが好ましい。認証部37は、近距離無線通信を通じた端末5との認証が成立した場合に、退場ゲート24のゲート開操作を許可又は実行する。
管理システム6は、出庫時に駐車場3の利用料金を計算して精算する精算部42を備える。精算部42は、サーバ16に設けられている。端末5は、入庫時、入場ゲート23の無線認証装置27aと近距離無線通信を行い、入場ゲート23のゲートバー28を開状態に切り換える。このとき、端末5に認証の実施が課されている場合には、端末5に登録されている鍵情報Dkの認証等を実行する。端末5は、入庫時、駐車場3への入庫を通知する入庫情報Saを、ネットワーク通信を通じてサーバ16に送信する。精算部42は、端末5から受信した入庫情報Saを基に、駐車場3を利用するユーザの利用開始時間を登録する。
また、精算部42は、端末5からネットワーク通信を通じ、ユーザが精算(出庫)を望む旨の精算要求Sbを受信すると、利用料金の精算処理を実行する。なお、精算要求Sbは、ユーザによる出庫の意思を判別できる情報であれば、どのような情報でもよい。精算部42は、端末5から精算要求Sbを受信すると、精算要求を送信してきた端末5のユーザが駐車場3の利用を開始した時間を、同ユーザの入庫情報Saから確認し、利用開始時間から利用終了時間までの経過時間から、駐車場3の利用料金を算出する。精算部42は、その利用料金を端末5の表示部12に表示するなどして、ユーザに利用料金を決済させる。なお、利用料金の精算は、クレジットカード及び電子マネーのどちらで行われてもよい。
図2に示すように、入場ゲート23及び退場ゲート24は、駐車場3の入口及び出口が並んで配置されている場合、互いに近傍に配置されている。この場合、入場ゲート23のゲート制御部25と退場ゲート24のゲート制御部33とは、ケーブル等によって直接されていてもよい。また、入場ゲート23及び退場ゲート24の両方で、1組のゲート制御部25(33)及び無線認証装置27を共用する構造としてもよい。
本例の場合、退場ゲート24には、現金で利用料金を精算できるように精算機43が設けられている。このように、端末5で利用料金の支払う際に、クレジットカードやプリペイドカード等の残金が不足している場合には、精算機43への現金投入によって利用料金の精算を行う。
退場ゲート24の無線認証装置27bのアンテナ38は、退場ゲート24の精算機43の上面に配置されている。本例のアンテナ38は、規定の指向性を有する電波(近距離無線通信の電波)を送信する。また、規定の指向性を有するとは、電波の半値角αが規定範囲内であることを含む。このように、アンテナ38は、近距離無線通信の電波の通信エリアEを、特定の方向に絞ったペンシルビームによって生成する。本例の場合、利用料金の精算は、退場ゲート24のゲート前に車両4を移動させて無線認証装置27bと近距離無線通信を開始した後に端末5で精算操作を行うゲート前精算であることが好ましい。
図3に示すように、退場ゲート24には、端末5及び無線認証装置27(27b)の近距離無線通信の通信開始から精算までの過程において現状のステータスを表示する表示部45が設けられている。表示部45は、車両4に乗車するユーザの視界範囲に設置されている。表示部45は、複数色を点灯(点滅も可)することが可能なランプ46である。具体的には、表示部45は、複数色を表示可能な表示体47と、表示体47を支持するフレーム48とを備える。表示部45は、例えばフレーム48を介して退場ゲート24のゲートバー36付近に取り付けられている。
本例の場合、表示体47は、近距離無線通信の通信開始から精算までのステータスの状態に応じて選択的に点灯する複数(本例は3つ)の表示体(第1表示体47a、第2表示体47b、第3表示体47c)を備える。第1表示体47aは、端末5が無線認証装置27bの通信エリアEに入った旨を通知する場合に点灯する。第2表示体47bは、端末5及び無線認証装置27bの間の近距離無通信が接続状態となった旨を通知する場合に点灯する。第3表示体47cは、駐車場3の利用料金の精算が完了した旨を通知する場合に点灯する。
図1に示す通り、管理システム6は、表示部45の表示状態の切り換えを制御する通知制御部49を備える。本例の場合、通知制御部49は、退場ゲート24の無線認証装置27bに設けられている。通知制御部49は、端末5及び無線認証装置27bの間の近距離無線通信の通信開始を契機に駐車場3の利用料金の精算が行われる場合、通信開始から精算までの過程における2以上のステータスを、ユーザの目視範囲(視界)に設置された表示部45を通じてユーザに通知する。
本例の場合、通知制御部49は、少なくとも、端末5が無線認証装置27bの通信エリアEに進入したことをユーザが認識可能な通知、及び利用料金の精算が完了したことをユーザが把握可能な通知を、各々異なる態様で表示部45によって表示する。これら通知は、表示部45がランプ46の場合、各々異なる点灯色での色表示である。端末5が無線認証装置27bの通信エリアEに進入したことをユーザが認識可能な通知は、ランプ46の第1表示体47aによる色表示である。利用料金の精算が完了したことをユーザが把握可能な通知は、ランプ46の第3表示体47cによる色表示である。
次に、図4及び図5を用いて、本実施形態の管理システム6の作用について説明する。
図4に示すように、ステップ101において、退場ゲート24の無線認証装置27bは、駐車場3の営業時、自機の通信に係る情報を知らせるアドバタイズを、周期的に繰り返し送信する。アドバタイズは、無線認証装置27bが自機の存在を周囲に知らせるための電波の一種である。
ステップ102において、端末5は、退場ゲート24の無線認証装置27bから送信されるアドバタイズを受信すると、アドバタイズを読み取るスキャン処理を実行する。
ステップ103において、端末5は、スキャン処理後、無線認証装置27bとのペアリングを行うべく、近距離無線通信を繋げる接続要求を、近距離無線通信を通じて退場ゲート24の無線認証装置27bに送信する。
図5(a)に示すように、通知制御部49は、端末5から送信された接続要求を無線認証装置27bで受信した場合、表示部45の第1表示体47aを点灯させる。このように、通知制御部49は、端末5が無線認証装置27bの通信エリアEに進入したことを確認すると、その旨を、表示部45の第1表示体47aを点灯させることで通知する。第1表示体47aは、例えば赤色で点灯する。よって、乗車中のユーザは、表示体47の赤色点灯の色表示から、端末5が無線認証装置27bの通信エリアEに進入できたことを、直ちに認識することができる。
図4に示す通り、ステップ104において、退場ゲート24の無線認証装置27bは、端末5から接続要求を受信すると、この接続要求に対する応答通知を、近距離無線通信を通じて端末5に送信する。
ステップ105において、端末5及び無線認証装置27bは、接続要求及び応答通知のやり取りを通じてペアリングを確認できると、通信接続の状態、すなわちブルートゥースの通信が接続された状態に移行する。
図5(b)に示すように、通知制御部49は、端末5及び無線認証装置27bの近距離無線通信が通信接続の状態に移行した場合、点灯中の表示部45の第1表示体47aを消灯し、代わりに第2表示体47bを点灯させる。このように、通知制御部49は、端末5及び無線認証装置27bの近距離無線通信が通信接続の状態となったことを確認すると、その旨を、表示部45の第2表示体47bを点灯させることで通知する。第2表示体47bは、例えば橙色で点灯する。よって、乗車中のユーザは、表示体47の橙色点灯の色表示から、端末5及び無線認証装置27bの間の近距離無線通信が通信接続となったことを、直ちに認識することができる。
図4に示す通り、端末5は、近距離無線通信が通信接続の状態になると、駐車場3の利用料金の精算開始を要求する旨の精算要求Sbを、ネットワーク通信を通じてサーバ16に送信する。精算要求Sbは、例えばユーザ登録時に設定したユーザIDやパスワード等のユーザ情報を含むことが好ましい。
ステップ107において、精算部42は、端末5から精算要求Sbを受信すると、駐車場3の利用に要した料金を求める精算処理を実行する。本例の場合、まず精算部42は、精算要求Sbに含まれるユーザ情報を入庫履歴に照らして、出庫を希望するユーザの利用開始時間(入庫時刻)を確認する。そして、精算部42は、利用開始時間(入庫時間)から駐車場3の利用時間を割り出し、その利用時間から利用料金を算出する。
精算部42は、利用料金を算出すると、その金額で決済を実行する。本例の場合、精算部42は、ユーザ情報に紐付くクレジットカードを割り出し、そのクレジットカードから駐車場3の利用料金を決済する。精算部42は、利用料金の支払いが完了した場合、支払い完了の旨を、端末5の表示部12に表示してもよい。
ステップ108において、精算部42は、駐車場3の利用料金の支払いが完了すると、出庫時に必要となる鍵情報Dk(出庫用の鍵情報Dk)を生成して、この鍵情報Dkを、ネットワーク通信を通じて、精算要求Sbを出力した端末5に送信する。鍵情報Dkには、この鍵情報Dkの利用期間(出庫可能時間)や、端末5の固有IDや、近距離無線通信の通信時に用いる所定のセッション鍵などが含まれることが好ましい。また、このときに配布される鍵情報Dkは、入庫時に配布される鍵情報Dkとは異なる鍵であることが好ましい。
ステップ109において、端末5は、サーバ16から鍵情報Dk(出庫用の鍵情報Dk)を受信すると、この鍵情報Dkをメモリ13に保存する。
ステップ110において、端末5は、サーバ16から鍵情報Dk(出庫用の鍵情報Dk)を受信すると、この鍵情報Dkの認証を、無線認証装置27bとの間で実行する。このとき、例えば鍵情報Dkを正しく復号できれば、認証成立となる。鍵情報Dkが正しく復号できた場合、鍵情報Dkに含まれる各種情報(鍵情報Dkの利用可能期間、端末ID、所定のセッション鍵など)を取得することができる。以上の手順を経ることにより、端末5の正否が確認される。
図5(c)に示すように、通知制御部49は、端末5及び無線認証装置27bで行う鍵情報Dkの認証が認証成立に移行した場合、点灯中の表示部45の第2表示体47bを消灯し、代わりに第3表示体47cを点灯させる。このように、通知制御部49は、鍵情報Dkの認証成立したことを確認すると、その旨を、表示部45の第3表示体47cを点灯させることで通知する。第3表示体47cは、例えば緑色で点灯する。よって、乗車中のユーザは、表示部45の緑色点灯の色表示から、利用料金の精算が完了したこと(鍵情報Dkの認証が成立したこと)を、直ちに認識することができる。
図4に示す通り、ステップ111において、端末5は、鍵情報Dkの認証成立後、ゲートバー36の開作動を要求するゲート開要求を、近距離無線通信を通じて退場ゲート24の無線認証装置27bに送信する。なお、ゲート開要求は、鍵情報Dkを復号して得られた所定のセッション鍵によって暗号化されて送信されることが好ましい。
ステップ112において、退場ゲート24の無線認証装置27bは、端末5からゲート開要求を受信すると、このゲート開要求を、退場ゲート24のゲート制御部33に出力して、ゲート制御部33にゲートバー36を開作動させる。これにより、退場ゲート24のゲートバー36が開き、駐車場3の外に車両4を出庫することができる。
ステップ113において、退場ゲート24の無線認証装置27bは、ゲートバー36が開作動された場合、その旨を通知するゲート開応答を、近距離無線通信を通じて端末5に送信する。ゲート開応答は、鍵情報Dkを復号することにより得たセッション鍵にて暗号化されて送信されることが好ましい。
ステップ114において、端末5は、無線認証装置27bからゲート開応答を受信すると、例えば退場ゲート24が開いたメッセージを表示部12に表示するなどして、出庫が完了したことをユーザに通知する。
ステップ115において、端末5は、出庫完了の作動後、出庫が完了した旨を通知する出庫情報Scを、ネットワーク通信を通じてサーバ16に送信する。出庫情報Scには、駐車場3からの出庫を行ったユーザに係るユーザ情報が含まれることが好ましい。ユーザ情報は、例えばユーザID、パスワード、端末ID、これらの組み合わせであることが好ましい。
ステップ116において、サーバ16の利用管理部20は、端末5から送信された出庫情報Sc(ユーザ情報)を受信すると、駐車場ゲート8の利用履歴、すなわち車両4の出庫履歴を登録する。この出庫履歴としては、例えば出庫操作をしたユーザのユーザID、パスワード、端末ID等が、利用終了時間(出庫時刻)に紐付けされて記録される。
上記実施形態の管理システム6によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)管理システム6は、ユーザの端末5を、複数人の間で共用される駐車場3に設けられた無線認証装置27(27a,27b)との近距離無線通信により通信させて、駐車場3を作動させるものである。この管理システム6には、端末5及び無線認証装置27bの間の近距離無線通信の通信開始を契機に駐車場3の利用料金の精算が行われる場合、通信開始から精算までの過程における2以上のステータスを、ユーザの目視範囲に設置された表示部45を通じてユーザに通知する通知制御部49が設けられる。
本例の構成によれば、駐車場3の利用終了に際し、端末5及び無線認証装置27bの間の近距離無線通信を通じて精算を行う場合に、仮に処理が最後まで完遂できない状況が生じても、どのステータスまで処理が進んだのかを、表示部45による通知を通じてユーザに認識させることが可能となる。よって、精算時の処理が完遂できない場合に、どのような対応をとればよいのかが直ぐに分かるので、利便性を向上することができる。
(2)通知制御部49は、端末5が無線認証装置27bの通信エリアEに進入したことをユーザが認識可能な通知、及び利用料金の精算が完了したことをユーザが把握可能な通知を、各々異なる態様で表示部45によって表示する。この場合、端末5及び無線認証装置27bの間の近距離無線通信を通じて精算を行う場合に、端末5が無線認証装置27bの通信エリアEに進入できたか否かや、利用料金の精算が完了したか否かを、ユーザに明確に通知することができる。なお、定義として「利用料金の精算が完了たことを把握可能な通知」は、精算処理完了後に付与される鍵情報Dkの認証が成立したとき、又は電子マネーによる利用料金の決済が終了したとき(鍵情報Dkの認証成立までは課さない)のいずれのタイミングで実施されてもよい。
(3)表示部45(ランプ46)は、複数色を点灯可能に形成されている。通知制御部49は、表示部45の点灯色の変化によって現状のステータスのユーザに通知する。よって、表示色の切り換わりという分かり易い態様で、現状のステータスをユーザに通知することができる。
(4)無線認証装置27bのアンテナ38は、規定の指向性を有する電波を送信する。規定の指向性を有するとは、電波の半値角αが規定範囲内であることを含む。この場合、無線認証装置27bのアンテナ38の通信エリアEをある程度絞り込むので、通信すべき端末5と通信を確立させるのに効果が高くなる。なお、規定範囲内とは、例えば電波が車両1台分を覆う範囲であることが好ましい。
(5)端末5には、精算が正常に完了した場合、無線認証装置27bとの認証で用いる鍵情報Dkが登録される。駐車場3(駐車場ゲート8)の作動を制御するシステム制御部32(ゲート制御部33)は、端末5及び無線認証装置27bの間の近距離無線通信を通じた鍵情報Dkの認証の成立を一条件として、駐車場3の利用終了の作動を実行する。よって、端末5に鍵情報Dk(出庫用の鍵情報Dk)が付与されないと、駐車場3において利用終了の作動を実行できないので、駐車場3の不正利用を生じ難くすることができる。
(6)施設1は、駐車場3である。システム制御部32(ゲート制御部33)は、端末5と無線認証装置27bとの間の近距離無線通信を通じた鍵情報Dkの認証が成立することを確認した場合に、駐車場3の退場ゲート24を開操作する。よって、端末5に鍵情報Dk(出庫用の鍵情報Dk)が付与されないと、端末5で駐車場3の退場ゲート24を開操作することができないので、不正な退場を生じ難くすることができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
[表示部45及び通知制御部49について]
・表示部45のランプ46は、少なくとも2つのステータスを通知できる表示態様をとるものであればよい。
・表示部45のランプ46を1色とし、このランプ46の点灯や点滅の仕方を変化させて、2以上のステータスをユーザに通知してもよい。
・表示部45は、ランプ46に限定されず、例えば文字表示可能なモニタでもよい。
・表示部45は、例えば各々の色ごとに設けられた複数の部材としてもよい。
・通知制御部49は、無線認証装置27bに設けられることに限定されず、例えばゲート制御部33など、他の箇所に設けられてもよい。
[ステータスの通知の仕方について]
・表示部45のみの通知に限定されず、例えば音声やブザー音などの聴覚的な通知を併用してもよい。
・ステップ107の精算処理が済んだ時点で、表示部45の第3表示体47cを点灯させてもよい。
[利用料金の精算について]
・端末5がプリペイドカード機能を備える場合、このカード機能で精算が実施されてもよい。
・利用料金の精算は、サーバ16ではなく、駐車場ゲート8の精算機43が実行してもよい。
・利用料金の精算は、クレジットカード精算に限定されず、電子マネー精算としてもよい。
・クレジットカードや電子マネーの残金が不足する場合、精算機43で現金決済するようにしてもよい。
[施設又は物品に設けられた無線認証装置27について]
・入場ゲート23の無線認証装置27aのアンテナ30にも、特定方向に指向性を持たせてもよい。
・無線認証装置27bのアンテナ38は、特定方向に指向性(ペンシルビーム)を有するアンテナに限定されず、特定方向に指向性を持たないアンテナとしてもよい。
・無線認証装置27で行う近距離無線通信は、ブルートゥース通信に限定されず、例えば無線LAN、Wi−Fi(登録商標)等としてもよい。
・近距離無線通信は、ブルートゥース通信等のパーソナルエリアネットワーク通信に限定されず、短距離無線通信としてもよい。短距離無線通信には、例えばNFC(Near Field Communication)、RF−ID(Radio Frequency IDentification)などがある。
[鍵情報Dkについて]
・鍵情報Dkは、ワンタイムキー(ワンタイムパスワード)に限定されず、種々の鍵が適用できる。
・鍵情報Dkは、入庫用と出庫用とで各々異なる暗号種類の鍵であってもよい。
・鍵情報Dkは、サーバ16から端末5に配信されることに限定されず、例えば他の端末5から付与されるなど、サーバ16以外の箇所から端末5に配信されてもよい。
[その他]
・利用管理部20及びや精算部42は、サーバ16に設けられることに限らず、例えば精算機43など、他の箇所に設けてもよい。
・端末5がサーバ16と直接通信するのではなく、例えば駐車場ゲート8にネットワーク通信部が設けられていれば、駐車場ゲート8を介してサーバ16と通信してもよい。
・端末5の操作対象は、駐車場ゲート8に限定されず、端末5をキーとして操作できる装置や機器であればよい。
・システム制御部32は、ゲート制御部33に限定されず、例えばゲート制御部25でもよく、管理システム6の作動を制御する種々の制御部であればよい。
・施設1や物品2は、駐車場3に限定されず、他の共用物やサービスに変更してもよい。
・管理システム6は、駐車場システム7に限定されず、端末5で操作が制御されるシステムであればよい。
1…施設、2…物品、3…駐車場、5…端末、6…管理システム、7…駐車場システム、24…退場ゲート、27…無線認証装置、27a…無線認証装置、27b…無線認証装置、32…システム制御部、33…ゲート制御部、38…アンテナ、45…表示部、46…ランプ、47…表示体、49…通知制御部、E…通信エリア、α…半値角、Dk…鍵情報。

Claims (8)

  1. ユーザの端末を、複数人の間で共用される施設又は物品に設けられた無線認証装置と近距離無線通信により通信させて、前記施設又は前記物品を作動させる管理システムであって、
    前記端末及び前記無線認証装置の間の近距離無線通信の通信開始を契機に前記施設又は前記物品の利用料金の精算が行われる場合、通信開始から精算までの過程における2以上のステータスを、ユーザの目視範囲に設置された表示部を通じてユーザに通知する通知制御部を備える管理システム。
  2. 前記通知制御部は、前記端末が前記無線認証装置の通信エリアに進入したことをユーザが認識可能な通知、及び、前記利用料金の精算が完了したことをユーザが把握可能な通知を、各々異なる態様で前記表示部によって表示する
    請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記表示部は、複数色を点灯可能に形成され、
    前記通知制御部は、前記表示部の点灯色の変化によって現状の前記ステータスをユーザに通知する
    請求項1又は2に記載の管理システム。
  4. 前記無線認証装置のアンテナは、規定の指向性を有する電波を送信し、
    前記規定の指向性を有するとは、前記電波の半値角が規定範囲内であることを含む
    請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の管理システム。
  5. 前記端末には、前記精算が正常に完了した場合、前記無線認証装置との認証で用いる鍵情報が登録され、
    前記施設又は前記物品の作動を制御するシステム制御部は、前記端末及び前記無線認証装置の間の近距離無線通信を通じた前記鍵情報の認証の成立を一条件として、前記施設又は前記物品における利用終了の作動を実行する
    請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の管理システム。
  6. 前記施設は、駐車場であり、
    前記システム制御部は、前記端末と前記無線認証装置との間の近距離無線通信を通じた前記鍵情報の認証が成立することを確認した場合に、前記駐車場の退場ゲートを開操作する
    請求項5に記載の管理システム。
  7. ユーザの端末と、複数人の間で共用される施設又は物品に設けられた無線認証装置とが近距離無線通信により通信した場合に、その通信結果を基に前記施設又は前記物品を作動させるシステム制御部と、
    前記端末及び前記無線認証装置の間の近距離無線通信の通信開始を契機に前記施設又は前記物品の利用料金の精算が行われる場合、通信開始から精算までの過程における2以上のステータスを、ユーザの目視範囲に設置された表示部を通じてユーザに通知する通知制御部とを
    備える制御装置。
  8. ユーザの端末を、複数人の間で共用される施設又は物品に設けられた無線認証装置と近距離無線通信により通信させることと、
    前記端末及び前記無線認証装置の間の近距離無線通信を介して、前記施設又は前記物品を作動させることとを備えた管理方法であって、
    前記端末及び前記無線認証装置の間の近距離無線通信の通信開始を契機に前記施設又は前記物品の利用料金の精算が行われる場合、ユーザの目視範囲に設置された表示部を通知制御部によって制御して、通信開始から精算までの過程における2以上のステータスをユーザに通知することを備える管理方法。
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