JP2021124720A - スタンド及びスタンドシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置を懸架するスタンドにおいて、回転ユニットを装着しても安定性が損なわれず、且つ回転ユニットを装着しないときに支柱の前脚が邪魔にならないようにする。【解決手段】表示装置を懸架するスタンドであって、複数の支柱33,34と、複数の支柱間を連結する取付け板部30と、を備えており、表示装置1を着脱せずに横長に支持された横長状態と縦長に支持された縦長状態とに変更させることができる回転ユニット5が、着脱可能であり、当該スタンドは、取付け板部30に対して、前記回転ユニットを装着して表示装置を懸架することと、回転ユニットを装着せずに表示装置を懸架することが可能であり、当該スタンドにおいて、回転ユニット5を装着して表示装置1を懸架した状態と、回転ユニットを装着せずに表示装置1を懸架した状態とで、表示装置の当該スタンドに対する奥行の位置が変わらない。【選択図】図4

Description

本発明は、スタンド及びスタンドシステムに関する。
大型の表示装置(例えば、30インチ以上のディスプレイや、インタラクティブ・ホワイトボード、電子黒板等)を自立した状態で懸架する為に、懸架用スタンドが存在することは既に知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、重量部を下方後方に設置して、全体の重心をなるべく下方後方になるようにすることで、表示装置画面に対する前脚の飛出し量を少なくし、設置スペースをより小さくする工夫がなされている。
ここで、近年、大型の表示装置に対するユーザの使用方法が多様化しており、表示装置を横長状態(横向き)や縦長状態(縦向き)に手動で変更したいという要望が高まっている。
その為、特定のユーザには、表示装置の回転を可能にする回転ユニットを別売りオプションとして提供して、この要望に応える対応が行なわれる。
しかし、表示装置に合わせて最適化された専用スタンドに対して、オプションの回転ユニットを装着すると回転ユニットの厚み分表示装置が前側に移動する為、重心位置がその分前側に移動してしまい安定性が損なわれるという問題がある。
一方、回転ユニットの装着を見越して、重心位置を後方に設定すると、回転ユニットを装着しない時にユーザが表示装置に筆記する際に、支柱の前脚が邪魔になるという問題がある。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、回転ユニットを装着しても安定性が損なわれず、且つ回転ユニットを装着しないときに支柱の前脚が邪魔にならないようにする、表示装置を懸架するスタンドの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、
表示装置を懸架するスタンドであって、
複数の支柱と、
前記複数の支柱間を連結する取付け板部と、を備えており、
前記表示装置を着脱せずに横長に支持された横長状態と縦長に支持された縦長状態とに変更させることができる回転ユニットが、着脱可能であり、
当該スタンドは、前記取付け板部に対して、前記回転ユニットを装着して前記表示装置を懸架することと、前記回転ユニットを装着せずに前記表示装置を懸架することが可能であり、
当該スタンドにおいて、前記回転ユニットを装着して前記表示装置を懸架した状態と、前記回転ユニットを装着せずに前記表示装置を懸架した状態とで、前記表示装置の当該スタンドに対する奥行の位置が変わらないことを特徴とする
スタンド、を提供する。
一態様によれば、表示装置を懸架するスタンドにおいて、回転ユニットを装着しても安定性が損なわれず、且つ回転ユニットを装着しないときに支柱の前脚が邪魔にならないようにすることができる。
比較例1に係るスタンドシステムの側面図。 比較例2に係るスタンドシステムの側面図。 本発明に係るスタンドシステムの正面図。 本発明に係る回転ユニットを装着する場合としない場合の側面図。 本発明において、回転ユニットを装着しない場合の組み立て図。 本発明において、回転ユニットを装着する場合の組み立て図。 本発明の取付け板部の分解説明図。 本発明において、回転ユニットを装着しない場合のスタンドシステムの斜視説明図。 本発明において、回転ユニットを装着しない場合のディスプレイ、取付け板部、及びブラケットの説明図。 本発明において、回転ユニットを装着する場合のスタンドシステムの背面斜視図。 本発明において、回転ユニットを装着する場合のディスプレイ、取付け板部、ブラケット及び回転ユニットの説明図。 回転ユニットを装着する場合と装着しない場合の、取付け板部に対するブラケット装着位置の説明図。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本発明は、スタンド、該ディスプレイスタンドを備えるスタンドシステムに関するものであって、本発明のディスプレイ用のスタンドが懸架可能なディスプレイとして例えば、下記のものが想定しうる。
ディスプレイは、例えば、ホワイトボード、黒板、カンバス等のアナログの板であってもよく、あるいは、インタラクティブ・ホワイトボード(IWB)、インタラクティブフラットパネルディスプレイ、タッチパネル等の電子パネルである入力可能な表示装置、あるいは、モニター、テレビ等の受動的な表示装置であってもよい。
<比較例>
図1は、比較例1に係るスタンドシステムの側面図である。図1では、比較例1のスタンドシステムにおいて、(a)は回転ユニットを装着せずに、ディスプレイ1Xを懸架した状態を示し、(b)は回転ユニット5Xを装着して、ディスプレイ1Xを懸架した状態を示す。
詳しくは、大型のディスプレイを懸架するスタンドに対して、日本では製品安全規格であるIEC60950に遵守しなければならないという法律がある。具体的に書くと「2mを超えない最も高い位置の水平方向に全体荷重の20%の力で押しても倒れてはならない」という決まりがある。
これを守るには、図1で示す重心位置CPから、荷重方向の最も外側の接地点である、前脚303の下のキャスター止め309aの前端FEまでの距離Lは最大高さHの20%より長い必要がある。即ち、「距離L>0.2×最大高さH」を満たす必要がある。
しかし、図1(a)で示す距離Lは、ユーザの使いやすさを考慮すると、なるべく短い方がよい。この距離Lを短くすればするほどディスプレイ1の画像面DSから前脚の先端FEまでの距離Xが短くなりユーザが画面に筆記する際、前脚303が邪魔になりにくくなる。そのため、図1(a)に示す、ディスプレイの専用スタンド80では上記IEC60950の規格を守った範囲で、なるべくLの距離を短くしている。
しかしながら、この専用スタンド80にオプションの回転ユニット5Xを装着すると図1(b)に示すように回転ユニット5Xの厚み分、ディスプレイ1Xが前側にシフトして、その影響で重心位置CP'も前側にシフトしてしまう。すると、この構成での重心位置CP'から前端FEまでの距離L'がLよりも短くなってしまう。これにより、ディスプレイの専用スタンド80において、Lの距離をギリギリに設計していると、回転ユニット5Xを懸架した状態では、重心CP'が前に来ることで、短くなった距離L'が0.2H以下になる。即ち、L'≦0.2Hという関係になってしまい、安定性が損なわれてしまう。
また、逆に回転ユニット5Xの装着を見越して、重心位置CP'から前端FEまでの距離L'を、L'>0.2Hの関係を満足するように設計すると、回転ユニット5Xを装着しない時の距離Lが必要以上に長くなる。この寸法に設定すると、回転ユニット5Xを装着しない場合に、非装着時の距離Lが、0.2Hに対して大幅に長くなり、ユーザにとってはディスプレイ1Xに筆記する際は前脚303が邪魔になってしまう。
そこで、回転ユニット5Xを装着してもディスプレイ1Xを前側へなるべく移動させないように、装着用ブラケット2Xの代わりに回転ユニット5Xを設置する、即ち、装着用ブラケット2Xを取り外し、その位置に回転ユニット5を設置する、という方法も考えられる。
(比較例2)
図2は、比較例2に係るディスプレイを懸架したスタンドの側面図である。図2では、比較例2のスタンドにおいて、(a)は回転ユニットを装着せずに、装着用ブラケット2Yを装着して、ディスプレイ1Yを懸架した状態を示し、(b)は回転ユニット5Yを装着し、装着用ブラケット2Yを取り外して、ディスプレイ1Yを懸架した状態を示す。
図2(b)に示すように装着用ブラケット2Yを外して、その代わりに回転ユニット5Yを装着すると、回転ユニット5Yの厚み分は増えるが、装着用ブラケット2Yの厚み分は減るので、重心位置CP''が、図2(a)の場合の重心位置CPとほとんど変わらない。そのため、重心位置CP''から前端FEまでの距離L''が、装着用ブラケット2Yによって直接懸架する上記距離Lとほとんど変わらずL≒L''となる。
結果として、図2(b)の画像面DSから前脚の先端FEまでの距離X''は、図2(a)の画像面DSから前脚の先端FEまでの距離Xとほとんどかわらず、X≒X''となって、回転ユニット5Yがあってもなくても、IEC規格を遵守できる。そのため、ユーザにとって、図2(a)の場合でも図2(b)の場合でも、筆記時に、前脚303がそれほど邪魔にならない。
しかしながら、図2(b)のように組み立てる際に、もともとあった装着用ブラケット2Yが不要になり、処分する手間が必要となる。あるいは、図2(b)のように組み立てた後、回転ユニット5Yを取り外す機会があることが想定される場合、再び装着用ブラケット2Yが必要になるので、装着用ブラケット2Yをなくさないように保管する必要があり、取扱いに困ってしまう。
上記問題を解決した、本発明の構成について、以下、図面を参照して説明する。
<本発明の実施形態>
図3は、本発明に係るスタンドシステムの正面図である。図4は、図3の正面図のAA断面図であって、本発明に係るスタンドシステムにおける、回転ユニットを装着する場合と装着しない場合の側面断面図である。
図4では、本発明のスタンドシステムの構成において、(a)は回転ユニットを装着せずに、ディスプレイをスタンドに懸架した状態を示し、(b)は回転ユニットを装着して、ディスプレイをスタンドに懸架した状態を示す。
詳しくは、図4(a)、図4(b)に示すように、本発明のスタンドは、少なくとも、スタンド機構3と、ブラケット部材2(ブラケット21,22)と、を有している。
本発明において、回転ユニット5は、ディスプレイ1を着脱せずに横長に支持された横長状態と縦長に支持された縦長状態とに手動で変更させることができるために装着可能なオプション部材である。
そのため、本発明のスタンド10,20は、図4(a)に示すように、スタンド機構3に対して、回転ユニットを装着せずにディスプレイ1を懸架することと、図4(b)に示すように、回転ユニット5を装着してディスプレイ1を懸架することが可能である。
下記、回転ユニットの有無に依らず、表示装置であるディスプレイ1が、スタンド(ディスプレイ用スタンド、ディスプレイスタンドともいう)10,20に装着された状態を、スタンドシステム(ディスプレイスタンドシステムともいう)100,200と呼ぶ。
スタンド機構3において、前脚331の下に設けられるキャスター止め39aがスタンドの最前端になる。スタンド機構の詳細は、図5とともに詳述する。
図4(a)に示すように、オプションの回転ユニット5を装着せずに、ディスプレイ1を懸架する場合、ディスプレイ1に直接、装着用のブラケット部材2を取り付けてスタンド機構3の回転ユニット無しの懸架位置P1に勘合するように懸架する。
図4(b)に示すように、オプションの回転ユニット5を装着して、ディスプレイを懸架する場合、図4(a)でも使用した装着用のブラケット部材2を回転ユニット5に図のように取り付けて、且つブラケット部材(装着用ブラケット)2をスタンド機構3に取り付けて、回転ユニットありの懸架位置P2に勘合するように懸架する。
スタンド機構3の構成は、図5とともに後述するが、前脚331の下に設けられるキャスター止め39aの前端面が、スタンド機構3の最前端の前端FEになる。
ここで、図4(a)と図4(b)を比較すると、図4(a)の回転ユニットを装着しない場合の懸架位置P1よりも、図4(b)の回転ユニット5を装着する場合の懸架位置P2の方が、後ろ側に位置している。
これにより、図4(b)のように回転ユニット5を装着すると、回転ユニット5の厚み分、スタンド機構3との懸架位置からディスプレイ1までの距離が離れるが、懸架位置P1よりも懸架位置P2の方が奥側に位置しているため、重心位置CP2が、図4(a)の重心位置CP1とほとんど変わらない。そのため、重心位置CP2からスタンド機構3の土台部の前端FEまでの距離L2が、ブラケット部材2によって直接懸架する場合の上記距離L1とほとんど変わらず、L1≒L2となる。
上記構成によって、オプションの回転ユニットが無いときも有るときもスタンドに対するディスプレイの画面位置は変わらない。スタンドに対するディスプレイの「画面位置は変わらない」とは、スタンドに対するディスプレイ懸架位置が、回転ユニット有りの場合と無しの場合とで、完全一致することに限られず、若干の位置の誤差(数cm以内の誤差)を含むものとする。
即ち、図4(a)の場合の、ディスプレイ1の画像面DSから前脚331の下のキャスター止め39aの先端FEまでの距離X1と、図4(b)の場合の、ディスプレイ1の画像面DSから前脚331の下のキャスター先端FEまでの距離X2をほぼ同じ距離にすることができる(X1≒X2)。
また、図4(a)及び図4(b)の場合で、共に、ブラケット部材2を使用して、ディスプレイ1を懸架している。そのため、回転ユニット5を装着する場合も、ブラケット部材2が不要になることなく、ブラケット部材2を常に有効に活用でき、保管という手間を無くすことができる。
<本発明の組立て>
ここで、図5、図6を用いて、本発明における、ディスプレイのスタンドへの装着について説明する。
図5は、本発明において、回転ユニットを装着しない場合の組立てを説明する図であり、図6は、本発明において、回転ユニットを装着する場合の組み立てを説明する図である。
図5に示すように、回転ユニットを装着せずにディスプレイ1を懸架する場合は、ディスプレイ1の背面にブラケット21,22を取り付けた後、ブラケット21,22をスタンド機構3の取付け板部30と嵌合させる。
詳しくは、図5において、ディスプレイ1は、表示面11と、背面12とを有しており、側面に操作部13が設けられている。背面12の四隅には、取っ手14a,14b,14c,14dが設けられている。背面12の中央には、4つのネジ穴15a,15b,15c,15dが形成されている。
ブラケット部材2は、背面側がスタンド機構3の取付け板部30と嵌合可能であり、前面側がディスプレイ1又は回転ユニット5のいずれかに取り付け可能な部材である。ブラケット部材2は左右一対のブラケット21,22で構成されている。
各ブラケット21(22)は、装置側取付け柱211(221)と、嵌合フック212,213、(222,223)、スタンド側取付け板214(224)を備えて構成されている。
そして、装置側取付け柱211(221)には、係合用の4つの孔215a,215b(図6参照),215c,215d(225a,225b,225c,225d)が上下方向にそれぞれ離れて形成されている。図5(a)のようにブラケット21,22をディスプレイ1に装着する際に、装置側取付け柱211(221)はディスプレイ1の背面12と接触する部材である。装置側取付け柱211(221)に形成された上下端側の装着孔215a,215d(215a,215d)の部分は、ブラケット21,22をディスプレイ1に装着する際に、ディスプレイ1と連結するために、ネジが挿通される。
スタンド機構3は、取付け板部30(31,32)と、支柱33,34と、補強部材351〜355と、下端架橋部36,37と、キャスター38a〜38dと、キャスター止め39a〜39dを有している。
取付け板部30は、支柱33,34間を連結する、背面側の第1の取付け板31と、第1の取付け板31よりも短く、第1の取付け板31の表面に取り付けられる第2の取付け板32と、を有している。
支柱33(34)は、上部は、上部支柱330(340)として、略垂直に延伸する棒状部材であり、下部は、前後に傾斜して分岐し、前脚331(341)及び後脚332(342)となっている。なお、略垂直は若干の斜め形状を含んでいてもよい。
また支柱33,34を補強する部材として、支柱33,34間を連結するように、補強板である補強部材351、補強荷台である補強部材352、下端補強板である補強部材353が設けられている。また、図8(a)に示すように、補強部材351の背面側に補強梁である補強部材354,355が設けられている。
前脚331(341)と、後脚332(342)の下端を接続するように、下端架橋部36,37が設けられている。
さらに、スタンド機構3には、前脚331(341)と、後脚332(342)の下端面には、キャスター38a〜38dが設けられているため、組立てた状態で、スタンドシステム100を移動させる(運ぶ)ことができる。なお、ディスプレイ1の左右方向の角度を調整したい場合は、スタンドシステム100全体の方向を、キャスター38a〜38dによって調整する。
さらに、前脚331,341、後脚332,342の下端には、キャスター38a〜38dの移動を規制するキャスター止め39a〜39dが設けられている。前脚331,341の下端に設けられたキャスター止め39a,39bの前側面が、スタンド機構3における最も前側の前端LSとなる(図4(a)参照)。
スタンド機構3の下部の前脚331,341、後脚332,342、下端架橋部36,37、補強荷台である補強部材352,及び下端補強板である補強部材353は、起立状態を維持する土台部として機能する。なお、図示はしていないが、スタンド機構3の背面に、背面カバーを装着してもよい。
ここで、図5の場合の、スタンドシステム100の組立てについて説明する。
最初に、図5(a)を参照して、ブラケット21の装置側取付け柱211に形成された装着孔215a,215dと、ディスプレイ1の背面12に形成されたネジ穴15a,15cを位置合わせし、ブラケット21をディスプレイ1にネジ係合して取り付ける。同様に、ブラケット22の装置側取付け柱221に形成された装着孔225a,225dと、ディスプレイ1のネジ穴15b,15dとを位置合わせして、ブラケット22をディスプレイ1にネジ係合して取りつける。このように取りつけられることによって、左右のブラケット21,22と、ディスプレイ1とが一体化した構成を、ブラケット付きディスプレイ4とする。
そして、図5(b)を参照して、ブラケット21,22の嵌合フック(212,213)、(222,223)を、取付け板部30の、左右の第1の嵌合部311,312の上端に架けることで位置決めする。その後、ブラケット21,22のスタンド側取付け板214,224を取付け板部30にネジ係合することで、ブラケット付きディスプレイ4を、スタンド機構3の取付け板部30に取りつける。取付けの詳細は図8、図9とともに詳述する。
(回転ユニットを装着する場合)
一方、図6に示すように、回転ユニット5を装着してディスプレイ1を懸架する場合は、回転ユニット5の背面にブラケット21,22を取り付けた後、ブラケット21,22を取付け板部30と嵌合させる。
詳しくは、ブラケット21,22において、装置側取付け柱211(221)は、回転ユニット5に装着する際に、回転ユニット5と接触する部材である。中央側の連結孔215b,215c(225b,225c)の部分には、回転ユニット5と連結するために、ネジが挿通される。
また、スタンド側取付け板214(224)には、係合用の取付け孔216a,216b(226a,226b)が形成されている。スタンド側取付け板214(224)は、スタンド機構3に装着される際に、取付け板部30の表面側の一部と接触する部材である。取付け孔216a,216b(226a,226b)の部分には、取付け板部30と連結するために、ネジが挿通される。
回転ユニット5は、回転ユニット可動部51及び回転ユニット固定部52を有している。
回転ユニット可動部51は、ディスプレイ1側に締結され、ディスプレイ1と一緒に回転する。回転ユニット固定部52は、スタンド機構3側に固定され、回転しない固定部である。
回転ユニット可動部51は、横板状の装着板510と、装着板510の左右両端に連結されている可動側支柱である装着側取付け柱511,512とを有している。そして、装着側取付け柱511(512)には、装着孔513a,513b(514a,514b)が形成されている。装着側取付け柱511,512は、ディスプレイ1に装着する際に、ディスプレイ1の背面12と接触する部材であって、装着孔513a,513b(514a,514b)の部分に、ネジが挿通される。
回転ユニット固定部52は、回転機構520と、回転機構520の左右両端に設けられている、装着薄肉部521,522を有している。そして、装着薄肉部521には、ブラケット21と連結するための、連結孔523a,523bが設けられている。装着薄肉部522には、ブラケット22と連結するための、連結孔524a,524bが設けられている。装着薄肉部521,522は、ブラケット21,22と、ネジ係合される部材である。
回転ユニット固定部52の幅は、回転ユニット可動部51の装着板510の幅よりも短く、回転ユニット固定部52は、回転ユニット可動部51の装着板510の略中央部に連結されている。
なお、図6では、回転機構520によって、手動により回転ユニット5の可動部を固定部に対して回転可能な構成を示しているが、回転ユニット5の回転は動力源からの動力を得て、自動で実施してもよい。
図6の場合の、スタンドシステム200の組立てについて説明する。
最初に、図6(a)を参照して、ブラケット21の装置側取付け柱211において、中央側に形成された連結孔215b,215cを、回転ユニット5の回転ユニット固定部52の装着薄肉部521の連結孔523a,523bに対して裏側からネジ係合して取りつける。同様に、ブラケット22の装置側取付け柱221において、中央側に形成された連結孔225b,225cを、回転ユニット固定部52の装着薄肉部522の連結孔524a,524bに対して裏側からネジ係合して取りつける。左右のブラケット21,22を回転ユニット5と一体化させた部材を、ブラケット付き回転ユニット6とする。
その後、図6(b)を参照して、回転ユニット可動部51の装着側取付け柱511,512の装着孔513a,513bをディスプレイ1の背面12のネジ穴15a,15cに位置合わせし、同様に、装着側取付け柱512の装着孔514a,514bをネジ穴15b,15dに位置合わせして、ネジ係合して取りつける。このように、ブラケット付き回転ユニット6とディスプレイ1とが一体化した構成を、回転ユニット付きディスプレイ7とする。
そして、図6(c)を参照して、回転ユニット付きディスプレイ7のブラケット21,22の嵌合フック212,213(222,223)を、スタンド機構3の第2の取付け板32の上端である第2の嵌合部321に架けることで位置決めした後、ネジ係合して取付け板部30に取りつける。なお、取付けの詳細は図10、図11とともに詳述する。
この構成により、最初に組み立てた後は、構成要素の分解なく組み立てたままで、スタンドシステム200の移動及びディスプレイ1の手動による回転が、可能となる。
<取付け板部>
図7は、本発明のスタンド機構3の取付け板部30の説明図である。図7の取付け板部30において、(a)は分解斜視図、(b)は全体斜視図、(c)は側面断面図である。なお、図7(c)は、図7(b)のA断面図に相当している。
図7に示す取付け板部30は、第1の取付け板31と第2の取付け板32を備えて構成されている。
第1の取付け板31は、回転ユニット無し用の取付け板であり、図5のような取付けの際にブラケット21,22の嵌合フック212,213(222,223)が嵌合される。
第2の取付け板32は、回転ユニットあり用の取付け板であり、図6のような取付けの際に、ブラケット21,22の嵌合フック212,213(222,223)が嵌合される。
第2の取付け板32は、幅方向において、第1の取付け板31より短い。取付け板部30は、第2の取付け板32の背面が、第1の取付け板31の中央領域の表面に溶着されていることで、第1の取付け板31と第2の取付け板32とが接触して一体部品となっている。
詳しくは、第1の取付け板31は、基板310と、第1の嵌合部311,312と、上端長片313と、下端片314と、左端片315と、右端片316を有している。
上端長片313は、基板310の上端から略直角に折り曲げられることで、基板310の上端から前方に立設する、細い板状の部材である。下端長片314は、基板310の下端から略直角に折り曲げられることで、基板310の下端から前方に立設する、細い板状の部材である。
また、図7(a)に示すように、基板310において、左側を左側基板310L、中央を中央基板310C、右側を右側基板310Rとする。中央基板310Cには、取付け用の孔317a,317b,317c,317dが形成されている。
ここで、取付け板部30において、幅方向で、第1の取付け板31と第2の取付け板32とが二重になっている領域を中央領域、中央以外の領域を両端領域とする。第1の取付け板31では、中央基板310Cの部分が、中央領域となる。
また、上端長片313において、左側を左上端片313L、中央を中央上端片313C、右側を右上端片313Rとする。左上端片313L及び右上端片313Rは、2つの第1の上端片として機能する。中央上端片313Cは、左右の上端片313L,313Rよりも奥行が短いため、図7(a)に示すように、手前側から見て、中央の上端片313Cの前端は、左右の上端片313L,313Rの前端に対して凹んでいる。
第1の嵌合部311は、左上端片313Lの前端から略直角に折り曲げられることで、上方に立設する細い板状の部材(板状突起)である。第1の嵌合部312は、右上端片313Rの前端から略直角に折り曲げられることで、上方に立設する細い板状の部材(板状突起)である。このような、第1の嵌合部311,312及び左右の上端片313L,313Rは、第1の取付け板31の両端領域の上縁から手前側と上方にL字状に伸び出したL字アングルである。言い換えると、第1の取付け板31は、上端及び下端が基板310の表面から段差状に前側に突き出した突き出し端部になっている。
この構成により、2つの第1の嵌合部311,312の間には、幅方向において、中央上端片313Cの分の間隙が設けられている。また、奥行き方向において、左右の第1の嵌合部311,312の前端は、中央上端片313Cの前端よりも、前側に出っ張った位置にある。
左端片315、及び右端片316は、基板310の端部から略直角に折り曲げられることで、基板310の端部から後方に立設する、細い板状の部材である。左端片315及び右端片316は、スタンド機構3の上部支柱330,340と連結される部分である。
第1の取付け板31において、基板310及び中央上端片313C及び下端片314の中央部分が、中央領域の構成要素であり、他は、両端領域の構成要素である。
一方、第2の取付け板32は、基板320と、第2の嵌合部321と、上端片322と、左側帯状板323と、左端片324と、右側帯状板325と、右端片326を有している。第2の取付け板32において、基板320、第2の嵌合部321、及び上端片322が、中央領域の構成要素であり、左側帯状板323、左端片324、右側帯状板325、及び右端片326が、両端領域の構成要素である。
第2の取付け板32は、上端、及び左右両端が基板320の表面から段差状に前側に突き出した突き出し端部になっている。詳しくは、第2の上端片322、左端片324、及び右端片326は、基板320の端部から略直角に折り曲げられることで、基板320の端部から前方に立設する、細い板状の部材である。
第2の嵌合部321は、上端片322の前端から略直角に折り曲げられることで、上方に立設する細い板状の部材(板状突起)である。
ここで、第2の取付け板32の、第2の上端片322の前側への突出し量は、第1の取付け板31の両端領域の上端片(第1の上端片)313R,313Lよりも短い。そして、第2の上端片322の前側への突出し量は、第1の取付け板31の中央領域の中央上端片313Cの奥行長さと略等しい。
そして、図7(b)、図7(c)を参照して第2の嵌合部321は第2の上端片322の前端から折り曲げられ、第1の嵌合部311,312は、2つの第1の上端片313R,313Lの前端から折り曲げられた、板状突起である。したがって、第1の嵌合部311,312は、第2の嵌合部321よりも手前側に位置している。
即ち、ディスプレイ1を、回転ユニット5を装着して懸架する場合の取付け板部30との嵌合位置である第2の嵌合部321は、回転ユニットを装着せずに懸架する場合の取付け板部との嵌合位置である第1の嵌合部311,312よりも、奥側に位置する。
左側帯状板323は、左端片324の前端から略直角に折り曲げられることで、左側であって外側に立設する細い板状の部材である。右側帯状板325は、右端片326の前端から略直角に折り曲げられることで、右側であって外側に立設する細い板状の部材である。
ここで、基板320は、回転ユニット有りの際にブラケット21,22がネジ止めされる、第2のネジ止め板であり、左側帯状板323、右側帯状板325は回転ユニット無しの際に、ブラケット21,22がネジ止めされる、第1のネジ止め板である。
詳しくは、基板320には、4つの孔327a,327b,327c,327dが形成されている。第2の取付け板32と、第1の取付け板31とが溶着されることで、基板310に形成された孔317a,317b,317c,317dと、基板320に形成された孔327a,327b,327c,327dが、同一線状に重なり、表裏方向で4つの孔が貫通する。
これらの孔317a,317b,317c,317d(327a,327b,327c,327d)は、回転ユニット5を装着してディスプレイ1を取りつける際に、ブラケット21,22を締結するために使用される。
左側帯状板323には、孔328a,328bが形成され、右側帯状板325には、孔329a,329bが形成されている。
これらの孔328a,328b,329a,329bが形成された、左側帯状板323及び右側帯状板325は、回転ユニットを装着せずにディスプレイ1を取りつける際に、ブラケット21,22を締結するために使用される。
<ブラケットの取付け板への取付け>
(回転ユニットなし)
図8は、本発明において、回転ユニットを装着しない場合のスタンドシステムの背面斜視図である。図9は、本発明において、回転ユニットを装着しない場合のディスプレイ1、取付け板部30、及びブラケット21,22の説明図である。
図8において、(a)はスタンドシステム100全体の背面斜視図であり、(b)はブラケット21,22が装着された取付け板部30の背面斜視図であり、(c)はブラケット21,22がネジ係合した第2の取付け板32の背面斜視図である。
図9の、部材が装着されたディスプレイ1の背面12において、(a)は横断面拡大図であり、(b)は横断面図であり、(c)は縦断面拡大図であり、(d)は縦断面図であり、(e)は背面図である。なお、図9(b)は、図9(e)のAA断面図であり、図9(d)は、図9(e)のBB断面図である。
ディスプレイ1を、回転ユニットを装着せずに懸架する場合において、ブラケット付きディスプレイ4を組み立てる際には、ディスプレイ1の背面12の中心から少し離れた位置に、一対のブラケット21,22が左右に離間してそれぞれ取り付けられる(図5(a)、図8(a)、図9(b)、図9(e)参照)。
この際、ブラケット21の装置側取付け柱211に形成された上下の装着孔215a,215dと、ディスプレイ1の背面12に形成されたネジ穴15a,15cを位置合わせし、ブラケット21をディスプレイ1にネジ係合して取り付ける。同様に、ブラケット22の装置側取付け柱221に形成された装着孔225a,225dと、ネジ穴15b,15dとを位置合わせして、ブラケット22をディスプレイ1にネジ係合して取りつける(図5(a)、図9(a)参照)。
そして、ブラケット付きディスプレイ4を取付け板部30に装着する際には、ブラケット21,22の嵌合フック212,213(222,223)は、中央領域である第2の取付け板32の基板320が存在する領域を避けて、第1の取付け板31の両端領域に位置する第1の嵌合部311,312の上端に引っ掛けて嵌合する(図8(b)、図8(c)参照)。
その後、図8(c)、図9(a)に示すように、ブラケット21のスタンド側取付け板214の取付け孔216a,216bが、取付け用の孔328a,328bと重なるようにし、ブラケット22のスタンド側取付け板224の取付け孔226a,226bが、取付け用の孔329a,329bと重なるようにして、ネジ係合される。
(回転ユニットあり)
図10は、本発明において、回転ユニットを装着する場合のスタンドシステムの斜視図である。図11は、本発明において、回転ユニットを装着する場合のディスプレイ、取付け板部、ブラケット及び回転ユニットの説明図である。
図10において、(a)はスタンドシステム200全体の背面斜視図であり、(b)はブラケット21,22が装着された取付け板部30の背面斜視図であり、(c)はブラケット21,22が装着された取付け板部30の前面斜視図である。
図11の、部材が装着されたディスプレイ1の背面12において、(a)は横断面拡大図であり、(b)は横断面図であり、(c)は縦断面拡大図であり、(d)は縦断面図であり、(e)は背面図である。なお、図11(b)は、図11(e)のAA断面図であり、図11(d)は、図11(e)のBB断面図である。
まず、回転ユニットを装着して懸架する場合でブラケット付き回転ユニット6を組み立てる際に、ブラケット21の装置側取付け柱211に形成された中央の連結孔215b,215cと、回転ユニット固定部52の連結孔523a,523bを位置合わせし、ブラケット21を回転ユニット固定部52にネジ係合して取り付ける。同様に、ブラケット22の装置側取付け柱221の中央の連結孔225b,225cと、回転ユニット固定部52の連結孔524a,524bとを位置合わせして、ブラケット22を回転ユニット固定部52にネジ係合して取りつける(図6(a)、図11(a)参照)。
そして、ブラケット付き回転ユニット6を、ディスプレイ1に装着して回転ユニット付きディスプレイ7を組み立てる際、ディスプレイ1の背面12の中心から少し離れた位置に、回転ユニット可動部51の装置側取付け柱511,512がそれぞれ取り付けられる(図6(b)、図10a(a)、図11(b)、図11(e)参照)。
ここで、図11(e)に示すように、背面12において、図中右から、回転ユニット5の装置側取付け柱511、ブラケット21,22、回転ユニット5の装置側取付け柱512の順に並んでいる。
ディスプレイ1の背面12に形成された、中心から離れた領域に形成されたネジ穴15a〜15dに対して、回転ユニットを装着しない場合は、ブラケット21,22が取りつけられる。一方、回転ユニットを介して取りつける場合は、ネジ穴15a〜15dに対して、回転ユニット5の装置側取付け柱511,512がそれぞれ取り付けられ、ブラケット21,22は、より中心側の領域において、回転ユニット5に取り付けられる。
そのため、図9(e)、図11(b)、図11(e)を比較参照すると、図9(e)の場合は、ディスプレイ1の背面12において、図11(e)の場合にディスプレイ1の回転ユニット固定部52が配置される位置である中央部よりも外側に、一対のブラケット21,22が左右に離間してそれぞれ取り付けられる。
これにより、ディスプレイ1の背面12に対する、ブラケット21,22の位置は、図11(e)の場合よりも、図9(e)の場合の方が外側に位置している。
そのため、図9に示すようにディスプレイ1に対して両端側に位置するブラケット21,22は、図8のように、取付け板部30の両端領域に締結される一方、図11のように中央側に位置するブラケット21.22は、図10のように取付け板部30の中央領域と締結される。
本例のように、回転ユニット付きディスプレイ7を取付け板部30に装着する場合、ブラケット21,22の嵌合フック212,213(222,223)は、中央領域である第2の取付け板32の基板320の上方に位置する第2の嵌合部321の上端に引っ掛けて嵌合する(図10(b)、図10(c)参照)。
その後、図10(c)、図11(a)に示すように、ブラケット21のスタンド側取付け板214の取付け孔216a,216bが、中央領域の基板320(310)の孔317a,317c(327a,327c)と同一線状に重なるようにして、ネジ係合される。同様に、ブラケット22のスタンド側取付け板224の取付け孔226a,226bが、中央領域の孔317b,317d(327b,327d)と同一線状に重なるようにして、ネジ係合される。
ここで、図9(c)と図11(c)を参照すると、第2の取付け板32では、左側帯状板323及び右側帯状板325は、左端片324及び右端片326の分だけ、基板320よりも、手前側に設けられている。
水平にブラケット21,22を取付け板部30に装着するために、左端片324及び右端片326の奥行方向の高さは、第1の嵌合部311,312と第2の嵌合部321の前端面の間の距離に略等しい。
これにより、奥行き方向における、第1の嵌合部311,312から左端片324及び右端片326までの距離と、第2の嵌合部321から基板320までの距離が略等しくなる。そして、ブラケット21,22の寸法は、回転ユニット5の有無に依らず、共通のものを使用するため、回転ユニットを装着する場合でも、装着しない場合でも、同様の安定度で、ブラケット21,22を取付け板部30に装着することができる。
なお、本例では、ディスプレイ1の背面12に形成するネジ穴15a〜15dは、左右、縦に2つずつ、4つである構成を説明したが、ネジ穴の数は、4つ以上の他の偶数であってもよい。例えば、ネジ穴を縦に3つ並べて左右対称に計6つ形成する構成でもよいし、あるいは、左右それぞれにおいて、複数、例えば、左側、右側に各2列×2つ、計8つ形成する構成であってもよい。ディスプレイ1のネジ穴の数に合わせて、適宜、ブラケット、取付け板、回転ユニットに形成される孔の数も、適宜調整すると好適である。
また、上記例では、左右一対のブラケット21,22を設ける例を説明したが、本発明のブラケットは、左右対となる構成であれば、4つ以上の偶数であってもよい。その場合、ブラケット、取付け板、回転ユニットに形成される孔の数や、ディスプレイ1のネジ穴の数も、適宜調整すると好適である。
(奥行方向の位置)
図12は、回転ユニットを装着する場合と装着しない場合とのブラケット装着位置の説明図である。
図12において、(a),(b)は、回転ユニットを装着しない場合の説明図であって、(a)はディスプレイ、ブラケット、及び取付け板部の縦断面図であり、(b)はブラケット、及び取付け板部の縦断面図である。また、図12において、(c),(d)は、回転ユニットを装着する場合の説明図であって、(c)は、ディスプレイ、回転ユニット、ブラケット、及び取付け板部の縦断面図であり(d)はブラケット及び取付け板部の縦断面図である。
図12(a),図12(c)に示すように、本発明では、回転ユニット5の厚みTを、第1の嵌合部311,312の前端面から第2の嵌合部321の前端面までの距離daと略等しく設定している。これにより、回転ユニット5の厚みTは、左端片324及び右端片326の奥行方向の高さとも、略等しく設定される。
このように寸法を設定することによって、回転ユニット5を装着すると、回転ユニット5の厚み分、懸架位置P2からディスプレイ1までの距離が離れるが、懸架位置P1よりも懸架位置P2の方が奥側に位置しているため、回転ブラケットの有無に依らず、取付け板の最後端から、奥行き方向のディスプレイ1の前端までの距離が等しくなる(D1=D2)。
これによって、図4に示したように、スタンドに対するディスプレイの画面の位置を回転ユニットが無い場合の位置と同じ距離(X1=X2)にすることができる。
このように、ディスプレイ1は、回転ユニット5の有無に依らず、奥行き方向の位置がシフトしないため、図4での重心位置CP1,CP2も変化しないため、重心位置CP2から前端FEまでの距離L2がL1から変化しない。
これにより、ディスプレイのスタンドにおいて、ディスプレイを懸架しない状態に合わせてL1の距離をギリギリに設計した場合でも、回転ユニット5を懸架した状態では、図4のように、重心は変化しないため、L1>0.2H且つ、L2>0.2Hという関係を満たすことが出来、回転ユニットを懸架しても、安定性を担保することができる。
(変形例)
なお、上記の実施形態では、スタンドの取付け板部において、回転ユニットを装着する場合と装着しない場合に対して、2段階の、異なる奥行位置の第1の嵌合部311,312、及び第2の嵌合部321及び、第1のネジ止め板323,325、及び第2のネジ止め板(基板)320を設けることで、上記のスタンドに対するディスプレイ画面の位置を回転ユニットが無い場合の位置と同じ距離(X2≒X1)になるようにしていたが、ブラケット側を2段階の構造にしてもよい。
詳しくは、ブラケット側のフック構造及びネジ止め板を奥行方向に異なる位置に2段階となる段階にし、取付け板側の嵌合箇所を共通にすることで、回転ユニットが有る場合のスタンドに対するディスプレイ画像面の位置を回転ユニットが無い場合の位置と同じ距離(X2≒X1)になるようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の実施形態の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 ディスプレイ(表示装置)
2 ブラケット
3 スタンド機構
4 ブラケット付きディスプレイ
5 回転ユニット
6 ブラケット付き回転ユニット
7 回転ユニット付きディスプレイ
10 スタンド(回転ユニットを装着しないスタンド、ディスプレイスタンド)
20 スタンド(回転ユニットを装着したスタンド、ディスプレイスタンド)
100 スタンドシステム(回転ユニットを装着しないスタンドシステム)
200 スタンドシステム(回転ユニットを装着したスタンドシステム)
11 ディスプレイの表面(表示面)
12 ディスプレイの背面
13 ディスプレイの操作部
14a,14b,14c,14d 取っ手
15a,15b,15c,15d ネジ穴
21,22 ブラケット
211,221 装置側取付け柱
212,213,222,223 嵌合フック
214,224 スタンド側取付け板
215a,215d,225a,225d 装着孔(孔)
215b,215c,225b,225c 連結孔(孔)
216a,216b,226a,225b 取付け孔(孔)
30 取付け板部
31 第1の取付け板
310 基板
310L 左側基板
310R 右側基板
310C 中央基板
311,312 第1の嵌合部
313 上端長片
313L 左上端片(第1の上端片)
313R 右上端片(第1の上端片)
313C 中央上端片
314 下端長片
317a,317b,317c,317d 孔
32 第2の取付け板
320 基板(第2のネジ止め板)
321 第2の嵌合部
322 第2の上端片
323 左側帯状板(第1のネジ止め板)
324 左端片
325 右側帯状板(第1のネジ止め板)
326 右端片
327a,327b,327c,327d 孔
33,34 支柱
330,340 上部支柱(棒状部材)
331,341 前脚
332,342 後脚
38a,38b,38c,38d キャスター
39a,39b,39c,39d キャスター止め
51 回転ユニット可動部
511,512 装着側取付け柱(可動側支柱)
513a,513b,514a,514b 装着孔(孔)
52 回転ユニット固定部
520 回転機構
521,522 装着薄肉部
523a,523b,524a,524b 連結孔(孔)
CP1 回転ユニットを装着しない場合の重心位置
CP2 回転ユニットを装着する場合の重心位置
FE スタンドの前端
特許6539952号公報

Claims (10)

  1. 表示装置を懸架するスタンドであって、
    複数の支柱と、
    前記複数の支柱間を連結する取付け板部と、を備えており、
    前記表示装置を着脱せずに横長に支持された横長状態と縦長に支持された縦長状態とに変更させることができる回転ユニットが、着脱可能であり、
    当該スタンドは、前記取付け板部に対して、前記回転ユニットを装着して前記表示装置を懸架することと、前記回転ユニットを装着せずに前記表示装置を懸架することが可能であり、
    当該スタンドにおいて、前記回転ユニットを装着して前記表示装置を懸架した状態と、前記回転ユニットを装着せずに前記表示装置を懸架した状態とで、前記表示装置の当該スタンドに対する奥行の位置が変わらないことを特徴とするスタンド。
  2. 前記表示装置を前記回転ユニットを装着して懸架する場合の前記取付け板部との嵌合位置は、前記回転ユニットを装着せずに懸架する場合の前記取付け板部との嵌合位置よりも、奥側に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスタンド。
  3. 背面側が前記取付け板部と嵌合可能であり、前面側が前記表示装置又は前記回転ユニットのいずれかに取り付け可能なブラケットを備えており、
    前記回転ユニットを装着せずに前記表示装置を懸架する場合は、前記表示装置の背面に前記ブラケットを取り付けた後、前記ブラケットを前記取付け板部と嵌合させ、
    前記回転ユニットを装着して前記表示装置を懸架する場合は、前記回転ユニットの背面にブラケットを取り付けた後、前記ブラケットを前記取付け板部と嵌合させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のスタンド。
  4. 前記取付け板部は、前記ブラケットと係合可能な、第1の嵌合部及び第2の嵌合部を有しており、
    前記回転ユニットを装着せずに前記表示装置を懸架する場合は、前記ブラケットは前記第1の嵌合部と嵌合し、
    前記回転ユニットを装着して前記表示装置を懸架する場合は、前記ブラケットは、前記第2の嵌合部と嵌合し、
    前記第2の嵌合部は、前記第1の嵌合部よりも奥側に位置する
    ことを特徴とする請求項3に記載のスタンド。
  5. 前記取付け板部の
    前記第1の嵌合部は、前記取付け板の両端領域の上端から手前側に伸び出した2つの第1の上端片の前端から上方に起立する2つの板状突起を含み
    前記第2の嵌合部は、前記取付け板の中央領域の上縁から手前側に伸び出した第2の上端片の前端から上方に起立する板状突起を含み、
    前記第1の上端片は、前記第2の上端片よりも長く、前記第1の嵌合部は、前記第2の嵌合部よりも手前側に位置する
    ことを特徴とする請求項4に記載のスタンド。
  6. 前記ブラケットは左右対となるように構成されており、
    前記表示装置を、回転ユニットを装着せずに懸架する場合は、
    前記ブラケットの表面側は、前記表示装置の背面の中心から左右に離間してそれぞれ取り付けられ、
    前記ブラケットの背面側は、前記取付け板部を両端領域と取りつけられる
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載のスタンド。
  7. 前記ブラケットは左右対となるように構成されており、
    前記回転ユニットは、
    前記表示装置側に締結され、前記表示装置と一緒に回転する可動部、及び
    前記取付け板部に締結され、前記可動部よりも短く、前記可動部の中心付近に連結する回転しない固定部を備えており、
    前記回転ユニットを装着して懸架する場合は、
    前記回転ユニットの前記可動部が前記表示装置の中央から左右に離間して取り付けられ、
    前記ブラケットの表面側は、前記回転ユニットの前記固定部の背面に取りつけられ、
    前記ブラケットの背面側は、前記取付け板の中央領域と嵌合する
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載のスタンド。
  8. 前記取付け板部は、
    背面側の第1の取付け板と、
    前記第1の取付け板よりも短く、表側の第2の取付け板と、を備え、
    前記第2の取付け板は、前記第1の取付け板の中央領域に溶着される基板と、
    前記基板の左右端から段差状に前側に突き出した左右の突出し端部と、を有しており、
    前記回転ユニットを装着して懸架する場合、前記ブラケットの一部は、前記中央領域とネジで締結され、
    前記回転ユニットを装着せずに懸架する場合、前記ブラケットの一部は、左右の突出し端部と、ネジで締結される
    ことを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載のスタンド。
  9. 前記支柱は、略垂直に起立する棒状部材と、下端に設けられた土台部とを有し
    前記表示装置が、前記装着された前記回転ユニットを装着して前記取付け板に懸架された状態と、前記表示装置を、回転ユニットを装着せずに取付け板に懸架された状態とで、前記表示装置の表面の、前記土台部の前端部に対する、奥行きの位置が変わらない、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のスタンド。
  10. 表示装置と、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載のスタンドと、を備え、
    前記表示装置を着脱せずに横長に支持された横長状態と縦長に支持された縦長状態とに変更させることができる回転ユニットが、前記取付け板に対して着脱可能であり、
    前記スタンドは、装着された前記回転ユニットを装着して前記表示装置を懸架することと、前記回転ユニットを設けずに前記表示装置を装着せずに懸架することが可能であり、
    前記表示装置が、前記装着された前記回転ユニットを装着して前記取付け板に懸架された状態と、前記表示装置が取付け板に装着せずに懸架された状態とで、表示装置のスタンドに対する画面位置が変わらないことを特徴とする
    ことを特徴とする表示装置スタンドシステム。
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