JP2021123374A - 製袋包装機 - Google Patents

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倫太郎 森谷
誠 市川
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Abstract

【課題】回転部材の回転に伴う振動を低減する。【解決手段】製袋包装機は、筒状に成形された包材内に被包装物を投下し、シールして製袋する製袋包装機であって、横シール機構と、振動付与機構と、を備えている。横シール機構は、包材を包材の搬送方向と交差する方向にシールする。振動付与機構は、横シール機構よりも搬送方向上流側で、回転しながら包材に接触する回転部材(51)を含む。回転部材(51)は、回転方向(R)に並ぶ第1〜第N(Nは2以上の整数)の可撓部材(154)を含む。回転部材(51)の軸心(G)から第1の可撓部材(154−1)の先端までの距離よりも、回転部材(51)の軸心(G)から第2の可撓部材(154−2)の先端までの距離の方が長い。【選択図】図5

Description

本発明は、製袋包装機に関する。
特許文献1(特許第5725897号)に開示されているように、筒状に成形された包材に被包装物を投下し、シールして製袋する製袋包装機が知られている。特許文献1の包装機は、一対のシールジョーと、一対の回転ブラシと、を備えている。一対のシールジョーは、包材を搬送方向と交差する方向に挟んでシールする。一対の回転ブラシは、シールジョーよりも上流側で、回転しながら包材に接触する。これにより、包材に振動が付与される。そして、回転ブラシの回転軸が、回転ブラシの中心軸から所定距離だけ偏った位置に設けられている。
しかしながら、上記特許文献1の包装機では、回転軸が偏芯しているので、回転ブラシの回転に伴って、振動が発生してしまう。
本発明の課題は、回転部材の回転に伴う振動を低減する製袋包装機を提供することにある。
第1観点に係る製袋包装機は、筒状に成形された包材内に被包装物を投下し、シールして製袋する製袋包装機であって、横シール機構と、振動付与機構と、を備えている。横シール機構は、包材を包材の搬送方向と交差する方向にシールする。振動付与機構は、横シール機構よりも搬送方向上流側で、回転しながら包材に接触する回転部材を含む。回転部材は、回転方向に並ぶ第1〜第N(Nは2以上の整数)の可撓部材を含む。回転部材の軸心から第1の可撓部材の先端までの距離よりも、回転部材の軸心から第2の可撓部材の先端までの距離の方が長い。
第1観点の製袋包装機によれば、軸心から第1の可撓部材の先端までの距離よりも、回転部材の軸心から第2の可撓部材の先端までの距離の方が長い。これにより、回転部材の回転軸と軸心とのずれを小さくしつつ包材に振動を付与することができる。したがって、回転部材の回転に伴う振動を低減することができる。
第2観点に係る製袋包装機は、第1観点に係る製袋包装機であって、回転部材は、第1〜第Nの可撓部材が表面に配置される筒状部材、をさらに含む。筒状部材の表面から第1の可撓部材の先端までの距離よりも、筒状部材の表面から第2の可撓部材の先端までの距離の方が長い。
第2観点の製袋包装機では、筒状部材から第1の可撓部材の先端までの距離よりも、筒状部材の表面から第2の可撓部材の先端までの距離の方が長い。これにより、回転軸と軸心とのずれを小さくすることができる。ここでは、回転部材は、相対的に重い筒状部材を含んでいるが、回転部材の回転に伴う振動を低減することができる。
第3観点に係る製袋包装機は、第2観点に係る製袋包装機であって、筒状部材の外径に対する、回転軸と軸心の偏芯量の比は、1/5未満である。
第3観点の製袋包装機では、筒状部材の外径に対して、回転部材の回転軸と軸心とのずれである偏芯量を1/5未満にまで低減しているので、振動をより低減することができる。
第4観点に係る製袋包装機は、第1観点から第3観点に係る製袋包装機であって、回転部材の軸心から第1〜第Nの可撓部材の先端までの距離は、回転周期に応じて周期的に変化する。
第4観点の製袋包装機では、軸心から第1〜第Nの可撓部材の先端までの距離が周期的に変化するので、回転部材が包材に振動を効果的に付与することができる。
第5観点に係る製袋包装機は、第4観点に係る製袋包装機であって、回転部材の軸心から第1〜第Nの可撓部材の先端までの距離は、回転周期に応じて段階的に変化する。
第5観点の製袋包装機では、軸心から第1〜第Nの可撓部材の先端までの距離が段階的に変化するので、回転部材が包材に振動をより効果的に付与することができる。
第6観点に係る製袋包装機は、第5観点に係る製袋包装機であって、回転部材の軸心から第1〜第Nの可撓部材の先端までの距離において、回転方向に沿って、最短距離から最長距離まで、及び、最長距離から最短距離まで、均等に変化する。
第6観点の製袋包装機では、軸心から第1〜第Nの可撓部材の先端までの距離が均等に変化するので、回転部材が包材に振動をより一層効果的に付与することができる。
第7観点に係る製袋包装機は、第1観点から第6観点に係る製袋包装機であって、回転部材は、包材に接触及び離反を繰り返す動作を行う。内部に被包装物が投下された包材に、回転部材を回転させた状態で包材に接触させる。
第1観点から第7観点の製袋包装機は、回転部材の回転に伴う振動を低減することができる。このため、第7観点の製袋包装機は、回転させた状態で、包材に接触及び離反させる回転部材が好適に用いられる。
本発明によれば、回転部材の回転に伴う振動を低減することができる。
実施形態の製袋包装機を含む包装機の斜視図である。 実施形態の製袋包装機の概略構成を示す斜視図である。 実施形態の振動付与機構を示す斜視図である。 実施形態の回転部材を示す断面図である。 実施形態の回転部材を示す別の断面図である。 実施形態の回転部材を示す側面図である。 比較例の回転部材を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る製袋包装機100について、以下に説明する。
(1)全体概要
図1は、本実施形態の製袋包装機100を含む包装機1の斜視図である。図2は、製袋包装機100の概略構成を示す斜視図である。図1及び図2において、包装機1は、計量機2及び製袋包装機100を備えている。
図1に示すように、計量機2は、包材(フィルムFまたは筒状フィルムFm)に収容する被包装物A(図2参照)を計量する。製袋包装機100は、計量機2の下方に設置される。図1及び図2に示すように、製袋包装機100は、計量機2から被包装物Aを受け取り、その被包装物Aを包材で包装することによって、被包装物Aを収容した袋B(図2参照)を製造する。
製袋包装機100は、フィルム供給ユニット10と、成形機構20と、搬送機構30と、縦シール機構40と、振動付与機構50と、シャッタ機構60と、横シール機構70と、を含む。
フィルム供給ユニット10は、成形機構20に袋Bとなるシート状のフィルムFを供給する。成形機構20は、シート状で送られてくるフィルムFを筒状に成形する。搬送機構30は、筒状となったフィルムF(以下、筒状フィルムFmとよぶ)を下方に搬送する。縦シール機構40は、筒状フィルムFmの重ね合わせ部分(合せ目)を縦方向にシールする。振動付与機構50は、被包装物Aが収容された筒状フィルムFmに振動を与える。シャッタ機構60は、横シール機構70が筒状フィルムFmをシールする前にその上部を挟んで被包装物Aのシール部(被シール箇所)への噛み込みを防止した上で、筒状フィルムFmを挟んだまま揺動する。横シール機構70は、筒状フィルムFmを横方向にシールすることで袋Bの上下端を封止する。
(2)詳細構成
(2−1)フィルム供給ユニット
図2に示すように、フィルム供給ユニット10は、成形機構20に対してシート状のフィルムFを供給するユニットである。フィルム供給ユニット10にはフィルムFが巻かれたロールがセットされ、このロールからフィルムFが繰り出される。
(2−2)成形機構
成形機構20は、シート状のフィルムFを筒状に成形する。成形機構20は、セーラ21と、チューブ22と、を有している。チューブ22は、上下方向に延びる。チューブ22は、部分的に筒状の部材であり、上下端が開口している。このチューブ22の上端の開口部には、計量機2で計量された被包装物Aが投入される。
セーラ21は、チューブ22を取り囲むように配置されている。フィルム供給ユニット10から供給されるシート状のフィルムFは、セーラ21とチューブ22との間を通るときに筒状に成形される。セーラ21及びチューブ22は、製造する袋Bの大きさに応じて取り替えることができる。
(2−3)搬送機構
図2に示すように、搬送機構30は、チューブ22に巻き付いた筒状フィルムFmを吸着して下方に連続搬送する。搬送機構30は、チューブ22を挟んで左右両側に設けられたプルダウンベルト31を有している。搬送機構30では、吸着機能を有するプルダウンベルト31が駆動ローラ32及び従動ローラ33によって回転し、筒状フィルムFmを下方に運ぶ。なお、搬送機構30は、駆動ローラ32等を回転させる駆動装置(図示せず)も有している。
(2−4)縦シール機構
縦シール機構40は、チューブ22に巻き付いた筒状フィルムFmの重なり部分(合せ目)を、一定の圧力でチューブ22に押しつけながら加熱して縦にシールする。縦シール機構40は、チューブ22の正面(前)側に位置しており、ヒータ及びヒータにより加熱され筒状フィルムFmの合せ目に接触するヒータベルトを有している。また、縦シール機構40は、ヒータベルトをチューブ22に近づけたり遠ざけたりするための駆動装置(図示せず)も有している。
(2−5)振動付与機構
振動付与機構50は、被包装物Aが投入された筒状フィルムFmに振動を与える。振動付与機構50により、被包装物Aの充填効率を向上させるとともに、袋Bのシール部への被包装物Aの噛み込みを抑制する。
振動付与機構50は、横シール機構70よりも搬送方向上流側に配置される。ここでは、振動付与機構50は、シャッタ機構60及び横シール機構70の上方に位置している。
図3は、振動付与機構50の斜視図である。図3に示すように、振動付与機構50は、一対の回転部材51と、モータ52と、エアシリンダ53と、を含む。
一対の回転部材51は、筒状フィルムFmを挟んで対峙する。回転部材51は、モータ52に取り付けられている。モータ52は、回転部材51を回転させる。また、モータ52が駆動することによって、一対の回転部材51のそれぞれは、包材としてのフィルムFに接触及び離反を繰り返す動作を行う。内部に被包装物Aが投下された筒状フィルムFmに、回転部材51を回転させた状態で接触させる。これにより、回転部材51の回転によって、筒状フィルムFmは振動する。
エアシリンダ53は、回転部材51を水平に移動させる。ここでは、エアシリンダ53は、回転部材51とモータ52とを一体で移動させる。一対の回転部材51は、エアシリンダ53によって互いに近づいて筒状フィルムFmを挟む方向と、互いに離れる方向とを交互に繰り返す往復移動をする。
回転部材51が筒状フィルムFmに接触するタイミングは、横シール機構70がシールするタイミングと異なるように制御される。これにより、振動付与機構50は、横シールされる前に、筒状フィルムFmに収容された被包装物Aに振動を与える。
図4は、図3における1つの回転部材51においてIV−IV線に沿った断面図である。図5は、図3における1つの回転部材51においてV−V線に沿った断面図である。図6は、1つの回転部材51の側面図である。図4〜図6に示すように、回転部材51は、シャフト151と、筒状部材152と、カラー153と、第1〜第N(Nは2以上の整数)の可撓部材154と、を有している。
シャフト151は、回転部材51を駆動するモータ52の回転軸と接続されている。ここでは、シャフト151は、図3に示すように、ジョイント54を介してモータ52の回転軸に取り付けられる。このため、図5に示すように、回転部材51の回転軸Cは、シャフト151の中心軸と一致する。シャフト151は、例えば金属製である。
図4及び図5に示すように、筒状部材152は、可撓部材154が配置される表面152aを有している。筒状部材152は、内部が中空の部材である。ここでは、筒状部材152は、断面視において円形状を有する。筒状部材152は、例えば、金属製である。
図4に示すように、カラー153は、筒状部材152とシャフト151とを接続する。カラー153は、筒状部材152の両端部に配置される。カラー153は、例えば金属製である。筒状部材152及びカラー153は、シャフト151及び可撓部材154に比べて重い。
第1〜第Nの可撓部材154は、フィルムFに接触する際に傷を与えない材料で構成される。可撓部材154は、例えばプラスチック、ゴムなどの弾性材料で構成され、本実施形態では毛である。すなわち、本実施形態の回転部材51は、回転ブラシである。
図4〜図6に示すように、第1〜第Nの可撓部材154は、回転方向Rに並ぶ。なお、回転方向Rは、回転軸Cを中心に回転部材51が回転する方向である。第1〜第Nの可撓部材154は、筒状部材152の表面152aに配置されている。ここでは、回転方向Rに沿って第1〜第6の可撓部材154が筒状部材152に取り付けられている。なお、図4〜図6において、第k番目の可撓部材154を154−kという符号を付している。図4〜図6では、模式的にNを6として示しているが、Nは2以上の整数であれば限定されず、回転部材51の大きさに応じて任意に設定可能である。
図4〜図6に示すように、第kの可撓部材154は複数集まって束となり、複数の束が軸(回転軸)方向に間隔を隔てて設けられている。軸方向は、延在方向、すなわちシャフト151の延びる方向(図4における左右方向)である。第kの可撓部材154の束は、回転方向R及び軸方向に1または複数列設けられる。第kの可撓部材154の束は、図4及び図6では軸方向に7列、図5では回転方向Rに6列設けられてなる。
なお、第k番目の可撓部材154の束の数は任意に設定可能であり、模式的に示す図4〜図6よりも実際の可撓部材154は密に配置されている。
第kの可撓部材154は、略同じ長さである。すなわち、第kの可撓部材154の先端において、軸心Gから各可撓部材154の先端までの距離は一定である。軸心Gは、回転部材51の中心軸である。ここでは、軸心Gは、回転部材51の重心である。
図5に示すように、回転部材51の軸心Gから1つの可撓部材154の先端までの距離と、回転部材51の軸心Gから他の可撓部材154の先端までの距離とは、異なる。すなわち、回転部材51の軸心Gから第1の可撓部材154−1の先端までの距離L154−1(図4参照)よりも、回転部材の軸心Gから第2の可撓部材154−2の先端までの距離の方が長い。
図5では、軸心Gから第2の可撓部材154−2の先端までの距離よりも、軸心Gから第3の可撓部材154−3の先端までの距離の方が長い。軸心Gから第3の可撓部材154−3の先端までの距離よりも、軸心Gから第4の可撓部材154−4の先端までの距離の方が長い。軸心Gから第4の可撓部材154−4の先端までの距離よりも、軸心Gから第5の可撓部材154−5の先端までの距離の方が短い。軸心Gから第5の可撓部材154−5の先端までの距離よりも、軸心Gから第6の可撓部材154−6の先端までの距離の方が短い。軸心Gから第6の可撓部材154−6の先端までの距離よりも、軸心Gから第1の可撓部材154−1の先端までの距離の方が短い。
なお、図5では、軸心Gから第1の可撓部材154−1の先端までの距離L154−1(図4参照)が最も短く、軸心Gから第4の可撓部材154−4の先端までの距離L154−4(図4参照)が最も長い。第1の可撓部材154−1と第4の可撓部材154−4とは、軸心Gに対して、対向している。
ここでは、筒状部材152の表面152aから第1の可撓部材154−1の先端までの距離L’154−1(図4及び図5参照)よりも、筒状部材152の表面152aから第2の可撓部材154−2の先端までの距離の方が長い。ここで、距離L’は、可撓部材154の筒状部材152の表面152aからの距離である。
同様に、表面152aから第2の可撓部材154−2の先端までの距離よりも、表面152aから第3の可撓部材154−3の先端までの距離の方が長い。表面152aから第3の可撓部材154−3の先端までの距離よりも、表面152aから第4の可撓部材154−4の先端までの距離の方が長い。表面152aから第4の可撓部材154−4の先端までの距離よりも、表面152aから第5の可撓部材154−5の先端までの距離の方が短い。表面152aから第5の可撓部材154−5の先端までの距離よりも、表面152aから第6の可撓部材154−6の先端までの距離の方が短い。表面152aから第6の可撓部材154−6の先端までの距離よりも、表面152aから第1の可撓部材154−1の先端までの距離の方が短い。
このように、回転部材51の軸心Gから第1〜第Nの可撓部材154の先端までの距離は、回転周期に応じて周期的に変化する。このため、回転方向Rに並ぶ第1〜第Nの可撓部材154において、可撓部材154の先端を繋ぐと、凹凸が抑制された滑らかな曲線となる。
また回転部材51の軸心Gから第1〜第Nの可撓部材154の先端までの距離は、回転周期に応じて段階的に変化する。ここでは、第1〜第4の可撓部材154−1〜154−4に向かって、軸心Gから可撓部材154の先端までの距離は段階的に長くなり、第4〜第1の可撓部材154−4〜154−1に向かって、軸心Gから可撓部材154の先端までの距離は段階的に短くなる。
また回転部材51の軸心Gから第1〜第Nの可撓部材154の先端までの距離において、回転方向Rに沿って、最短距離から最長距離まで、及び、最長距離から最短距離まで、均等に変化する。ここでは、最短距離の第1の可撓部材154−1から最長距離の第4の可撓部材154−4まで、及び、最長距離の第4の可撓部材154−4から最短距離の第1の可撓部材154−1まで、均等に変化している。このため、回転方向Rに並ぶ第1〜第Nの可撓部材において、可撓部材154の先端を繋ぐと、1つの円の円弧を形成する。
筒状部材152の外径D(図5参照)に対する、回転軸Cと軸心Gとの偏芯量の比(回転軸Cと軸心Gとの偏芯量/筒状部材152の外径D)は、1/5未満であり、1/10以下であることが好ましい。偏芯量は、回転軸Cと軸心Gとの距離である。本実施形態では、回転軸Cと軸心Gとをほぼ一致させているので、偏芯量が小さい。
回転部材51の軸心Gは、回転軸Cに対して対向する2つの可撓部材154において、距離L’が長い方の可撓部材154の先端から離れている。例えば、軸心Gは、第1の可撓部材154−1の先端よりも第4の可撓部材154−4の先端から離れている。すなわち、軸心Gは、第4の可撓部材154−4よりも第1の可撓部材154−1側に寄っている。
(2−6)シャッタ機構
図2に示すように、シャッタ機構60は、縦シール機構40及び振動付与機構50の下方であって、横シール機構70の上方に配置されている。シャッタ機構60は、一対のシャッタ部材61を有する。一対のシャッタ部材61は、筒状フィルムFmの前後に配置される。
シャッタ機構60は、第1動作と第2動作とを繰り返すことによって、シール部への被包装物Aの噛み込みを抑制する。第1動作は、シャッタ部材61が筒状フィルムFmを挟んだ状態で所定距離下降する動作である。第2動作は、シャッタ部材61が筒状フィルムFmから遠ざかり、さらに、筒状フィルムFmに接近して筒状フィルムFmを挟む動作である。シャッタ部材61は、後述する横シール機構70のシールジョー71よりも早く筒状フィルムFmを挟み込み、筒状フィルムFmが横シールされる時に、シール部の上方において被包装物の落下を抑制する。
(2−7)横シール機構
横シール機構70は、包材としての筒状フィルムFmを筒状フィルムFmの搬送方向と交差する方向にシールする。ここでは、横シール機構70は、筒状フィルムFmを、筒状フィルムFmの幅方向(横方向)にシールして、袋Bの上シール部及び下シール部を形成する機構である。横シール機構70は、振動付与機構50及びシャッタ機構60の下方に配置されている。
横シール機構70は、ヒータを内蔵する一対のシールジョー71を含む。一対のシールジョー71は、互いに同期を取りながら、チューブ22を軸として筒状フィルムFmに近接及び離反を繰り返す動作を行う。シールジョー71は、互いに最も近接する状態において筒状フィルムFmを挟み込む。シールジョー71によって挟み込まれた筒状フィルムFmの被シール部は、内蔵されたヒータによって熱シールされる。これにより、袋Bの上シール部及び後続の筒状フィルムFmの下シール部が形成される。なお、一方のシールジョー71には、図示されないカッターが内蔵されており、一回の挟み込み動作により熱シールされた部位の中央がカッターで横方向に切断される。これにより、縦方向に延びる筒状フィルムFmから、袋Bが切り離される。
(3)製袋包装機の動作
図1及び図2に示すように、フィルム供給ユニット10から供給されたシート状のフィルムFは、搬送機構30により、成形機構20へと搬送される。成形機構20では、セーラ21とチューブ22との隙間にシート状のフィルムFが通されて、チューブ22にフィルムFを巻き付けて筒状フィルムFmに成形する。
一方、計量機2で計量された被包装物Aは、チューブ22の上開口端に順次投下される。このとき、チューブ22の外周は、被包装物Aを包装するための筒状フィルムFmで覆われている。
被包装物Aは、チューブ22を通過し、チューブ22の下開口端から排出される。チューブ22の下開口端の下方では、一対の振動付与機構50の回転部材51が筒状フィルムFmを挟み、被包装物Aの通り道を一時的に閉じている。
チューブ22の上方から投下された所定量の被包装物Aは、縦に連なった状態で筒状フィルムFm内を通過するので、縦に嵩張り易い。しかし、筒状フィルムFmが回転部材51で挟まれているときに被包装物Aが投下されると、縦に連なった状態の被包装物Aの先頭はその進行を阻まれて最後尾との距離が縮まる。さらに、回転部材51の回転による振動が被包装物Aに伝わり、被包装物A同士の隙間が詰まり、さらに占有空間が縮まった集合体となる。
振動付与機構50は、回転と往復運動とによって、回転部材51の可撓部材154と筒状フィルムFmとの接触部分を振動させつつ搬送方向へ送り出す。このため、一対の回転部材51が互いに離れるときに、集合した被包装物Aを横シール機構70側へ送り出す。
横シール機構70では、先行して一対のシールジョー71が筒状フィルムFmを挟んで横シールしており、袋Bの上部及び後続の袋Bの底部が形成されている。
被包装物Aは、底部がシールされて待機している筒状フィルムFmに充填され、一対のシールジョー71がその上方を挟んで横シールし、袋Bの上部及び後続の袋Bの底部を形成する。なお、シャッタ機構60は、横シール機構70よりも早く、筒状フィルムFmを挟み込み、筒状フィルムFmの横シール時に、シール部の上方において被包装物Aの落下を抑制する。横シール機構70が横シール直後にその中央を切断することにより、被包装物Aが収容された袋Bが完成する。
(4)特徴
(4−1)
本実施形態に係る製袋包装機100は、筒状に成形された包材(筒状フィルムFm)内に被包装物Aを投下し、シールして製袋する製袋包装機であって、横シール機構70と、振動付与機構50と、を備えている。横シール機構70は、筒状フィルムFmを筒状フィルムFmの搬送方向と交差する方向にシールする。振動付与機構50は、横シール機構70よりも搬送方向上流側で、回転しながら筒状フィルムFmに接触する回転部材51を含む。回転部材51は、回転方向Rに並ぶ第1〜第N(Nは2以上の整数)の可撓部材154を含む。回転部材51の軸心Gから第1の可撓部材154−1の先端までの距離よりも、回転部材51の軸心Gから第2の可撓部材154−2の先端までの距離の方が長い。
なお、第1の可撓部材154−1及び第2の可撓部材154−2は、回転方向に並んでいれば、特に限定されるものではない。本実施形態では、軸心Gから可撓部材154の先端までの距離が最も短いものを第1の可撓部材154−1としている。
図7は、比較例における製袋包装機の回転部材51’を示す断面図であり、図5に対応する。図7に示す比較例の回転部材51’は、回転軸C’から第1〜第6の可撓部材254の先端までの距離は同じである。このため、比較例の回転部材51’では、シャフト251の軸心G’と回転軸C’との偏芯量は、大きい。比較例において、筒状部材252の外径に対する、回転軸C’と軸心G’の偏芯量の比は、例えば、1/5を超える。したがって、比較例の回転部材51’を回転させると、回転に伴って振動が発生してしまう。
一方、本実施形態の製袋包装機100によれば、軸心Gから第1の可撓部材154−1の先端までの距離よりも、軸心Gから第2の可撓部材154−2の先端までの距離の方が長い。このため、本実施形態の回転部材では、回転軸Cと軸心Gとの偏芯量が小さい。これにより、回転部材51の回転軸と軸心とのずれを小さくしつつ筒状フィルムFmに振動を付与することができる。したがって、回転部材51の回転に伴う製袋包装機100の振動を低減することができる。
なお、本実施形態の製袋包装機100は、さらに、回転部材51の回転に伴う製袋包装機100の騒音を低減することもできる。このため、回転部材51の回転に伴う振動及び騒音を低減できるので、より高速での回転部材51の動作が可能になる。
(4−2)
このように、本実施形態の製袋包装機100は、軸心Gから可撓部材154の先端までの距離を制御しているので、回転部材51の回転軸Cと軸心Gとのずれである偏芯量を低減することができる。したがって、本実施形態の製袋包装機100では、筒状部材152の外径Dに対する、回転軸Cと軸心Gの偏芯量の比を、1/5未満まで低減することができる。
(4−3)
また本実施形態では、回転部材51は、第1〜第Nの可撓部材154が表面152aに配置される筒状部材152、をさらに含む。筒状部材152の表面152aから第1の可撓部材154−1の先端までの距離よりも、筒状部材152の表面152aから第2の可撓部材154−2の先端までの距離の方が長い。
ここでは、回転部材51は、相対的に重い筒状部材152を含んでいる。しかし、本実施形態では、軸心Gと回転軸Cとの偏芯量が小さいので、回転部材51の回転に伴う振動を低減することができる。
また本実施形態では、回転部材51は、シャフト151と筒状部材152とを接続するカラー153、をさらに含む。
回転部材51が、相対的に重い筒状部材152及びカラー153を含んでいても、回転部材51の回転に伴う振動を低減することができる。また回転部材51の回転に伴うシャフト151の歪みを低減できる。
(4−4)
また本実施形態では、回転部材51の軸心Gから第1〜第Nの可撓部材154の先端までの距離は、回転周期に応じて周期的に変化する。
ここでは、軸心Gから第1〜第Nの可撓部材154の先端までの距離が周期的に変化するので、回転部材51が筒状フィルムFmに振動を効果的に付与することができる。
(4−5)
また本実施形態では、回転部材51の軸心Gから第1〜第Nの可撓部材154の先端までの距離は、回転周期に応じて段階的に変化する。
ここでは、軸心Gから第1〜第Nの可撓部材154の先端までの距離が段階的に変化するので、回転部材51が筒状フィルムFmに振動をより効果的に付与することができる。
(4−6)
また本実施形態では、回転部材51の軸心Gから第1〜第Nの可撓部材154の先端までの距離において、回転方向Rに沿って、最短距離から最長距離まで、及び、最長距離から最短距離まで、均等に変化する。
ここでは、軸心Gから第1〜第Nの可撓部材154の先端までの距離が均等に変化するので、回転部材51が筒状フィルムFmに振動をより一層効果的に付与することができる。
(5)変形例
以下に、上記実施形態の変形例を示す。なお、各変形例の内容の一部または全部は、互いに矛盾しない範囲で上記実施形態の内容や他の変形例の内容と組み合わされてもよい。
(5−1)変形例A
上記実施形態では、第1〜第Nの可撓部材154として、Nを6として説明したが、これに限定されない。Nは、2以上の整数であるが、4以上であることが好ましく、6以上であることがより好ましい。
(5−2)変形例B
上記実施形態では、回転部材51の軸心Gから第1〜第Nの可撓部材154の先端までの距離Lは互いに異なっているが、回転部材51の軸心Gから第1〜第Nの可撓部材154の先端までの距離Lが全て同じでなければ、第1〜第Nの可撓部材154のそれぞれの距離Lは任意に設定できる。
本変形例では、軸心Gから第1の可撓部材154−1の先端までの距離よりも、軸心Gから第2の可撓部材154−2の先端までの距離の方が長いが、軸心Gから第1の可撓部材154−1の先端までの距離と、軸心Gから第6の可撓部材154−6の先端までの距離と、は同じである。
(5−3)変形例C
上記実施形態では、回転部材51の軸心Gから第1〜第Nの可撓部材154の先端までの距離は、回転周期に応じて段階的に変化するが、これに限定されない。本変形例では、第1〜第Nの可撓部材154において、筒状部材152の表面152aからの距離L’は、長いものと短いものとが交互に配置されている。
1 :包装機
2 :計量機
10 :フィルム供給ユニット
20 :成形機構
30 :搬送機構
40 :縦シール機構
50 :振動付与機構
51 :回転部材
151 :シャフト
152 :筒状部材
153 :カラー
154 :可撓部材
60 :シャッタ機構
70 :横シール機構
100 :製袋包装機
A :被包装物
B :袋
C :回転軸
G :軸心
R :回転方向
特許第5725897号

Claims (7)

  1. 筒状に成形された包材内に被包装物を投下し、シールして製袋する製袋包装機であって、
    前記包材を前記包材の搬送方向と交差する方向にシールする横シール機構と、
    前記横シール機構よりも前記搬送方向上流側で、回転しながら前記包材に接触する回転部材を含む振動付与機構と、
    を備え、
    前記回転部材は、回転方向に並ぶ第1〜第N(Nは2以上の整数)の可撓部材を含み、
    前記回転部材の軸心から第1の可撓部材の先端までの距離よりも、前記回転部材の軸心から第2の可撓部材の先端までの距離の方が長い、
    製袋包装機。
  2. 前記回転部材は、前記第1〜第Nの可撓部材が表面に配置される筒状部材、をさらに含み、
    前記筒状部材の表面から第1の可撓部材の先端までの距離よりも、前記筒状部材の表面から第2の可撓部材の先端までの距離の方が長い、
    請求項1に記載の製袋包装機。
  3. 前記筒状部材の外径に対する、回転軸と軸心の偏芯量の比は、1/5未満である、
    請求項2に記載の製袋包装機。
  4. 前記回転部材の軸心から前記第1〜第Nの可撓部材の先端までの距離は、回転周期に応じて周期的に変化する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の製袋包装機。
  5. 前記回転部材の軸心から前記第1〜第Nの可撓部材の先端までの距離は、回転周期に応じて段階的に変化する、
    請求項4に記載の製袋包装機。
  6. 前記回転部材の軸心から前記第1〜第Nの可撓部材の先端までの距離において、回転方向に沿って、最短距離から最長距離まで、及び、最長距離から最短距離まで、均等に変化する、
    請求項5に記載の製袋包装機。
  7. 前記回転部材は、前記包材に接触及び離反を繰り返す動作を行い、
    内部に前記被包装物が投下された前記包材に、前記回転部材を回転させた状態で前記包材に接触させる、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の製袋包装機。
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