JP2021123103A - 液体を吐出する装置 - Google Patents

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継頼 見満
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和悦 松本
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智志 上野
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雄三 小幡
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和芳 近藤
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Abstract

【課題】より効率よくインクミストによる画像品質の低下、機内の汚損を防止できる液体を吐出する装置を提供する。【解決手段】液体を吐出する装置は、記録媒体Pに向けてインクを吐出するヘッド102を有するキャリッジ103と、キャリッジ103に設置されるエンコーダ302と、キャリッジ103を摺動可能に支持するガイドロッド104と、キャリッジ103を主走査方向に往復移動させるキャリッジ駆動部と、記録媒体Pを主走査方向に対して垂直方向の副走査方向に搬送する搬送部106と、本体部の内部を循環する風流を生じさせるファン201、ヘッド102が生じさせるインクミストを回収するフィルタ202、及び風流の方向を調節する吸引ダクト203、排気ダクト204を備えるインクミスト回収部200と、を備え、エンコーダ302が風流の方向においてファン201より下流かつヘッド102よりも上流に設置される。【選択図】図6

Description

本発明は、液体を吐出する装置に関する。
従来、液体を吐出する装置、例えばインクジェット方式の画像形成装置においては、画像形成のためにヘッドから吐出される主滴のほかに、この主滴より小さい霧状のインクミストが発生し、画像品質を低下させたり、機内を汚損させたりしていた。
この点に関し、記録媒体の搬送方向または搬送方向とは逆方向に気流を発生させるファン及び気流を回収するダクトをキャリッジに設置する技術が提案されている(例えば、特許文献1。)。
しかしながら、ファンやダクトをキャリッジに搭載すると、キャリッジの重量が重くなり、キャリッジを駆動させるタイミングベルトやモータをより強力なものにしなければならず、製造コストを押し上げることにつながっていた。
従って、より効率よくインクミストによる画像品質の低下、機内の汚損を防止できる液体を吐出する装置が求められている。
上記課題を解決するために、本発明は、記録媒体に向けてインクを吐出するヘッドを有するキャリッジと、前記キャリッジに設置されるエンコーダと、前記キャリッジを摺動可能に支持するガイドロッドと、前記キャリッジを主走査方向に往復移動させるキャリッジ駆動部と、前記記録媒体を前記主走査方向に対して垂直方向の副走査方向に搬送する搬送部と、本体部の内部を循環する風流を生じさせるファン、前記ヘッドが生じさせるインクミストを回収するフィルタ、及び前記風流の方向を調節するダクトを備えるインクミスト回収部と、を備え、前記エンコーダが前記風流の方向において前記ファンより下流かつ前記ヘッドよりも上流に設置される液体を吐出する装置を提供する。
本発明によれば、より効率よくインクミストによる画像品質の低下、機内の汚損を防止できる液体を吐出する装置を提供することができる。
液体を吐出する装置の外観斜視図である。 インクジェット装置の上方から見た要部を示す図である。 インクジェット装置の右側面から見た要部を示す図である。 第1の変形例にかかる液体吐出ユニットの要部平面説明図である。 第2の変形例にかかる液体吐出ユニットの正面説明図である。 第1の実施形態にかかる液体を吐出する装置の右側面から見た要部を示す図である。 第1の実施形態にかかる液体を吐出する装置の上方から見た要部を示す図である。 第1の実施形態にかかるインクミスト回収部の分解斜視図である。 第2の実施形態にかかる液体を吐出する装置の右側面から見た要部を示す図である。 第2の実施形態にかかる液体を吐出する装置の上方から見た要部を示す図である。 第2の実施形態の変形例にかかる液体を吐出する装置の右側面から見た要部を示す図である。 第2の実施形態の変形例にかかる液体を吐出する装置の上方から見た要部を示す図である。 第3の実施形態にかかるインクミスト吸着部の側面断面図である。 液体を吐出する装置の構成を示す図である。 第4の実施形態の液体を吐出する装置のファンの動作制御を示すタイミングチャートである。 第4の実施形態の変形例にかかる液体を吐出する装置のファンの動作制御を示すタイミングチャートである。
以下、本発明に係る液体を吐出する装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
[液体を吐出する装置]
図1は、本実施形態にかかる液体を吐出する装置(以下、液体吐出装置1という。)のデスクトップ型の例の外観斜視図である。
図1に示すように、液体吐出装置1は、本体部14と、本体部14の見やすい部分に設置されるコントロールパネル13と、本体部14の内部に記録媒体410を供給する用紙カセット12及び手差しトレイ11と、を備える。
手差しトレイ11又は用紙カセット12から供給される記録媒体410は、本体部14の内部に配置されるインクジェット式の液体吐出ユニット440によって画像形成される。
図2は、液体吐出装置1の図1におけるX2矢視図、つまり上方から見た要部を示す図である。図3は、液体吐出装置1の図1におけるX1矢視図、つまり右側面から見た要部を示す図である。
液体吐出装置1は、シリアル型装置であり、主走査移動機構493によって、キャリッジ403は主走査方向に往復移動する。主走査移動機構493は、ガイド部材401、主走査モータ405、タイミングベルト408等を含む。ガイド部材401は、左右の側板491A、491Bに架け渡されてキャリッジ403を移動可能に保持している。そして、主走査モータ405によって、駆動プーリ406と従動プーリ407間に架け渡したタイミングベルト408を介して、キャリッジ403は主走査方向に往復移動される。
このキャリッジ403には、本実施形態に係る液体吐出ヘッド404及びヘッドタンク441を一体にした液体吐出ユニット440を搭載している。液体吐出ユニット440の液体吐出ヘッド404は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体を吐出する。また、液体吐出ヘッド404は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配置し、吐出方向を下方に向けて装着している。
液体吐出ヘッド404の外部に貯留されている液体を液体吐出ヘッド404に供給するための供給機構494により、ヘッドタンク441には、液体カートリッジ450に貯留されている液体が供給される。
供給機構494は、液体カートリッジ450を装着する充填部であるカートリッジホルダ451、チューブ456、送液ポンプを含む送液ユニット452等で構成される。液体カートリッジ450はカートリッジホルダ451に着脱可能に装着される。ヘッドタンク441には、チューブ456を介して送液ユニット452によって、液体カートリッジ450から液体が送液される。
液体吐出装置1は、記録媒体410を搬送するための搬送機構495を備えている。搬送機構495は、搬送手段である搬送ベルト412、搬送ベルト412を駆動するための副走査モータ416を含む。
搬送ベルト412は記録媒体410を吸着して液体吐出ヘッド404に対向する位置まで搬送する。この搬送ベルト412は、無端状ベルトであり、搬送ローラ413と、テンションローラ414との間に掛け渡されている。吸着は静電吸着、あるいは、エアー吸引などで行うことができる。
そして、搬送ベルト412は、副走査モータ416によってタイミングベルト417及びタイミングプーリ418を介して搬送ローラ413が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
さらに、キャリッジ403の主走査方向の一方側には搬送ベルト412の側方に液体吐出ヘッド404の維持回復を行う維持回復機構420が配置されている。
維持回復機構420は、例えば液体吐出ヘッド404のノズル面(ノズルが形成される面)をキャッピングするキャップ部材421、ノズル面を払拭するワイパ部材422などで構成されている。
主走査移動機構493、供給機構494、維持回復機構420、搬送機構495は、側板491A,491B、背板491Cを含む筐体に取り付けられている。
このように構成したこの装置においては、記録媒体410が搬送ベルト412上に給紙されて吸着され、搬送ベルト412の周回移動によって記録媒体410が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ403を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッド404を駆動することにより、停止している記録媒体410に液体を吐出して画像を形成する。
このように、この装置では、本実施形態に係る液体吐出ヘッド404を備えているので、高画質画像を安定して形成することができる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニット440の他の例について図4を参照して説明する。図4は第1の変形例にかかる液体吐出ユニット440の要部平面説明図である。
この液体吐出ユニット440は、前記液体を吐出する装置を構成している部材のうち、側板491A、491B及び背板491Cで構成される筐体部分と、主走査移動機構493と、キャリッジ403と、液体吐出ヘッド404で構成されている。
なお、この液体吐出ユニットの例えば側板491Bに、前述した維持回復機構420、及び供給機構494の少なくともいずれかを更に取り付けた液体吐出ユニットを構成することもできる。
次に、本実施形態に係る液体吐出ユニット440の更に他の例について図5を参照して説明する。図5は第2の変形例にかかる液体吐出ユニット440の正面説明図である。
この液体吐出ユニット440は、流路部品444が取付けられた液体吐出ヘッド404と、流路部品444に接続されたチューブ456で構成されている。
なお、流路部品444はカバー442の内部に配置されている。流路部品444に代えてヘッドタンク441を含むこともできる。また、流路部品444の上部には液体吐出ヘッド404と電気的接続を行うコネクタ443が設けられている。
本願において、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて、液体を吐出させる装置である。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス、壁紙や床材などの建材、衣料用のテキスタイルなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体」は、インク、処理液、DNA試料、レジスト、パターン材料、結着剤、造形液、又は、アミノ酸、たんぱく質、カルシウムを含む溶液及び分散液なども含まれる。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
「液体吐出ユニット」とは、液体吐出ヘッドに機能部品、機構が一体化したものであり、液体の吐出に関連する部品の集合体である。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構の構成の少なくとも一つを液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
ここで、一体化とは、例えば、液体吐出ヘッドと機能部品、機構が、締結、接着、係合などで互いに固定されているもの、一方が他方に対して移動可能に保持されているものを含む。また、液体吐出ヘッドと、機能部品、機構が互いに着脱可能に構成されていても良い。
例えば、「液体吐出ユニット」として、図3において示した液体吐出ユニット440のように、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。また、チューブなどで互いに接続されて、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。ここで、これらの液体吐出ユニットのヘッドタンクと液体吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
また、「液体吐出ユニット」として、液体吐出ヘッドとキャリッジが一体化されているものがある。
また、「液体吐出ユニット」として、液体吐出ヘッドを走査移動機構の一部を構成するガイド部材に移動可能に保持させて、液体吐出ヘッドと走査移動機構が一体化されているものがある。
また、図4において示したように、「液体吐出ユニット」として、液体吐出ヘッドとキャリッジと主走査移動機構が一体化されているものがある。
また、「液体吐出ユニット」として、液体吐出ヘッドが取り付けられたキャリッジに、維持回復機構の一部であるキャップ部材を固定させて、液体吐出ヘッドとキャリッジと維持回復機構が一体化されているものがある。
また、「液体吐出ユニット」として、図5において示したように、ヘッドタンク若しくは流路部品が取付けられた液体吐出ヘッドにチューブが接続されて、液体吐出ヘッドと供給機構が一体化されているものがある。
主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装填部単体も含むものする。
また、「液体吐出ヘッド」は、使用する圧力発生手段が限定されるものではない。例えば、上記実施形態で説明したような圧電アクチュエータ(積層型圧電素子を使用するものでもよい。)以外にも、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものでもよい。
また、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
図6は、液体吐出装置1のX1矢視図、つまり右側面から見た要部を示す図である。図7は、液体吐出装置1のX2矢視図、つまり上方から見た要部を示す図である。
図6及び図7に示すように、液体吐出装置1は、本体部14の内部に、印字部806と、インクミスト回収部200と、を備える。
印字部806は、ヘッド102と、キャリッジ103と、ガイドロッド104と、プラテン105と、エンコーダストライプ301と、エンコーダ302と、搬送部106と、キャリッジ駆動部107と、を備える。
ヘッド102は、櫛の歯状に形成されたピエゾ素子などの圧電素子が向かい合わせに張り付けられて形成されるインク室と、インク室の上部に設けられるインク吐出孔と、を備える。インク室にはインクタンクからインクが供給される。圧電素子に電圧が印加されるとインク室が広がり、インクが吸引される。さらに、圧電素子に逆方向の電圧が印加されると、インク室が収縮し、インクがインク吐出孔から吐出される。
ヘッド102からは、画像形成に用いられる主滴が吐出されると同時に、主滴より粒径が小さいインクミストも生じる。このインクミストは、画像品質を低下させたり、機内を汚損させたりする原因となる。
キャリッジ103はヘッド102を支持する。キャリッジ103は主走査方向に延びる互いに平行な2本のガイドロッド104に摺動可能に設置される。キャリッジ103は、キャリッジ駆動部107によって主走査方向に往復移動する。
キャリッジ駆動部107は、駆動ローラと、従動ローラと、駆動ローラ及び従動ローラに主走査方向に長く掛け回される無端状のタイミングベルトと、を備える。タイミングベルトにはキャリッジ103が固定される。
プラテン105は、ヘッド102の移動範囲に沿って、記録媒体搬送路を挟みヘッド102に対抗して配置される。
エンコーダストライプ301は、本体部14の内面に主走査方向に沿って設置される。
エンコーダ302は、キャリッジ103のエンコーダストライプ301に対抗する位置に設置される。エンコーダ302は、エンコーダストライプ301を光学的に読み取り、電気信号に変換して制御部801(図14参照。)に出力する。制御部801は、エンコーダ302の出力に基づいて、キャリッジ103の移動速度、位置等を把握する。
搬送部106は、一対の搬送ローラを備え、搬送ローラの間に記録媒体を挟むことにより、用紙カセット12又は手差しトレイ11から供給される記録媒体を主走査方向とは垂直方向の矢印X4に示す副走査方向に、記録媒体Pを搬送する。
ガイドロッド104の主走査方向一端部付近にはホームポジションセンサ804Aが、他端部付近にはエンドポジションセンサ804B(図14参照。)が、それぞれ配置される。
制御部801は、外部機器から印字指示を受信すると、キャリッジ103をホームポジションセンサ804Aが検知するホームポジションまで移動させる。そして、ヘッド102を駆動させながら、キャリッジ駆動部107を駆動させてキャリッジ103を主走査方向に移動させ、1ラインの画像形成を行う。
制御部801は、エンドポジションセンサ804Bがキャリッジ103を検知すると、ヘッド102及びキャリッジ駆動部107の駆動を停止し、搬送部106を駆動させて記録媒体Pを副走査方向に1ライン分搬送させる。
制御部801は、さらに画像形成の動作と、記録媒体の搬送の動作とを繰り返して記録媒体Pの表面に画像を形成する。
(インクミスト回収部)
(第1の実施形態)
インクミスト回収部200は、キャリッジ103を挟み、エンコーダストライプ301と対向する位置に、キャリッジ103とは独立して、本体部14の内面に固定配置される。インクミスト回収部200は、主走査方向にキャリッジ103の移動範囲に沿って複数配置してもよい。
インクミスト回収部200は、下方から順に、吸引ダクト203、インクミスト吸着部であるフィルタ202、ファン201、排気ダクト204を重ねて備える。つまり、ファン201は、フィルタ202の風流方向下流に配置される。従って、インクミストはフィルタ202によって捕捉され、ファン201が汚れることを防止できる。
図6の黒矢印に示すように、吸引ダクト203から吸引されたインクミストを含む空気は、フィルタ202を通過する際にインクミストが捕捉され、インクミストを含まない清浄な空気がファン201に吸引される。清浄な空気はさらに、排気ダクト204を介して機内に循環供給される。
清浄な空気は、ヘッド102のインク吐出孔と対抗する面に沿って移動し、エンコーダストライプ301及びエンコーダ302の間、ガイドロッド104の摺動面を通って、ヘッド102に達する。
この清浄な空気の風圧は、主滴の吐出速度に対して十分に弱い。従って、清浄な空気の流れが画像形成される画像の品質を低下させることはない。
また、この清浄な空気の風圧は、インクミストを回収するのに十分に強い。従って、インクミストは吸引ダクト203から回収される。
図8は、インクミスト回収部200の分解斜視図である。図8に示すように、インクミスト回収部200は、風流方向上流から下流、図8において下方から上方に向かって順に、吸引ダクト203、フィルタ202、ファン201、排気ダクト204を備える。
吸引ダクト203は、風流方向手前側が解放し、手前側から奥側に向かって間隙が次第に狭くなるように配置される風流壁203Bと、フィルタ202に連結する貫通孔である吸引孔203Aを有する天板203Cと、を備える。
吸引ダクト203は、風流壁203Bの解放部側がヘッド102に向くように配置される。
フィルタ202は、内部に通気性の不織布等のフィルタ部を有し、図8下方から上方に向かってインクミストを含む空気を通過させる。
ファン201は、フィルタ202によってインクミストが除去された清浄な空気を、図8下方から上方に向けて送り出す。
排気ダクト204は、ファン201と連結する貫通孔である流入孔204Aを有する底板204Cと、空気を排出する排出孔204Bを有し、風流方向上流から排出方向に向かって広がる側壁204Dと、風流調節壁204Eと、を備える。
排気ダクト204は、排出孔204Bがエンコーダ302方向を向くように配置される。
以上述べたように、本実施形態の液体吐出装置1は、キャリッジ103とは独立して本体部14の内部に設置され、インクミストが除去された清浄な空気がエンコーダ302及びガイドロッド104を回り込んだ後にヘッド102に到達し、ヘッド102を通過した後にインクミスト吸着部であるフィルタによってインクミストを回収するように配置されるインクミスト回収部200を備える。
従って、より効率よくインクミストによる画像品質の低下、機内の汚損を防止できる液体を吐出する装置を提供することができるという効果がある。
さらに、インクミストがエンコーダストライプ301、エンコーダ302を汚損しないため、キャリッジ103の制御が不適切になることを防止でき、インクミストがガイドロッド104の摺動面を汚損しないため、摺動摩擦が増加することを防止できるという効果がある。
(第2の実施形態)
本実施形態の液体吐出装置1の構成は、エンコーダストライプ301及びエンコーダ302の設置位置、インクミスト回収部200の構成要素の配置順序、及び風流方向が第1の実施形態の構成と異なるほかは、第1の実施形態の構成と同様である。
したがって、以下第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
図9は、液体吐出装置1のX1矢視図、つまり右側面から見た要部を示す図である。図10は、液体吐出装置1のX2矢視図、つまり上方から見た要部を示す図である。
図9及び図10に示すように、エンコーダ302は、キャリッジ103の記録媒体搬送方向下流側の側面に配置される。エンコーダストライプ301は、エンコーダ302に対抗する位置に配置される。
インクミスト回収部200は、図9において上方から順に、吸引ダクト203、インクミスト吸着部であるフィルタ202、ファン201、排気ダクト204を重ねて備える。つまり、ファン201は、フィルタ202の風流方向下流に配置される。従って、インクミストはフィルタ202によって捕捉され、ファン201が汚れることを防止できる。
図9の黒矢印に示すように、吸引ダクト203から吸引されたインクミストを含む空気は、フィルタ202を通過する際にインクミストが捕捉され、インクミストを含まない清浄な空気がファン201に吸引される。清浄な空気はさらに、排気ダクト204を介して機内に循環供給される。
清浄な空気は、ヘッド102のインク吐出孔が配置される面に沿って移動し、ガイドロッド104の摺動面から下方を回り、エンコーダストライプ301及びエンコーダ302に対して十分に距離をとった上方側を通って、吸引ダクト203に達する。
この清浄な空気の風圧は、主滴の吐出速度に対して十分に弱い。従って、清浄な空気の流れが画像形成される画像の品質を低下させることはない。
また、この清浄な空気の風圧は、インクミストを回収するのに十分に強い。従って、インクミストは吸引ダクト203から回収される。
図11は、本実施形態の変形例にかかる液体吐出装置1のX1矢視図、つまり右側面から見た要部を示す図である。図12は、本変形例の液体吐出装置1のX2矢視図、つまり上方から見た要部を示す図である。
図11及び図12に示すように、液体吐出装置1はさらに隔壁部材303を備えていてもよい。
隔壁部材303は、エンコーダ302の上方、つまりエンコーダ302に向かって流れ込む風流の風流方向上流に配置される。隔壁部材303は、この風流がエンコーダ302に当たることを規制する。
隔壁部材303は、主走査方向に延びる板状の部材であってよい。隔壁部材303の材質は、特に問わず、例えば金属、樹脂、セルロース、及びこれらの複合体によって形成されうる。
以上述べたように、本実施形態の液体吐出装置1は、キャリッジ103とは独立して本体部14の内部に設置され、インクミストが除去された清浄な空気がヘッド102のインク吐出孔が配置される面に沿って移動し、ガイドロッド104の下方を回り、エンコーダストライプ301及びエンコーダ302に対して十分に距離をとった上方側を通って、吸引ダクト203に達し、インクミスト吸着部であるフィルタによってインクミストを回収するように配置されるインクミスト回収部200を備える。
従って、エンコーダ302の位置が逆側であっても、より効率よくインクミストによる画像品質の低下、機内の汚損を防止できる液体を吐出する装置を提供することができるという効果がある。
さらに、インクミストがエンコーダストライプ301、エンコーダ302を汚損しないため、キャリッジ103の制御が不適切になることを防止でき、インクミストがガイドロッド104の摺動面を汚損しないため、摺動摩擦が増加することを防止できるという効果がある。
また、隔壁部材303を設ければ、インクミストを含む風流がエンコーダストライプ301、エンコーダ302に当たることを規制できるため、さらに効率よくインクミストがエンコーダストライプ301、エンコーダ302を汚損することを防止することができるという効果がある。
(第3の実施形態)
本実施形態の液体吐出装置1の構成は、インクミスト吸着部がフィルタ202の風流方向上流にリブを有する回収壁をさらに備えるほかは、第1の実施形態の構成及び第2の実施形態の構成と同様である。
従って、以下インクミスト吸着部の構成のみを説明する。
図13は、本実施形態のインクミスト吸着部の側面断面図である。図13に示すように、インクミスト吸着部は、フィルタの風流方向上流にリブ205Aを有する回収壁205をさらに備える。
リブ205Aは、一方の側面から対抗する側面に向かって伸び、対抗する側面の直前において切れる。
リブ205Aを複数設ける場合には、風流方向上流から互い違いになるようにリブ205Aを設ける。
回収壁205を通過するインクミストを含む空気は、リブ205Aにぶつかるときにリブ205Aに付着するように回収される。
以上述べたように、本実施形態の液体吐出装置1は、フィルタ202の風流方向上流にリブ205Aを有する回収壁205をさらに備える。
従って、フィルタ202に流入するインクミストの量を低減でき、フィルタの交換頻度を低減することが可能となるという効果がある。
(第4の実施形態)
本実施形態の液体吐出装置1は、構成は第1の実施形態から第3の実施形態までの構成と同様であるが、ファン201の動作を制御する点において異なる。
従って、以下、ファン201の動作制御について説明する。
図14は、液体吐出装置1の構成を示す図である。この構成は第1の実施形態から第3の実施形態までの構成と同様である。
図14に示すように、液体吐出装置1は、制御部801と、記憶部802と、入出力部803と、検知部804と、駆動部805と、印字部806と、ファン駆動部807と、通信部808と、を備える。
制御部801は、CPU(central control unit)等の演算装置を含み、液体吐出装置1の動作を制御する。
記憶部802は、メモリなどの記憶装置を含み、制御プログラム、印字データ等を記憶する。
検知部804は、ホームポジションセンサ804A、エンドポジションセンサ804Bなどのセンサを含む。
駆動部805は、キャリッジ駆動部107、搬送部106を駆動する搬送部駆動部805B等の駆動装置を含む。
印字部806については、すでに説明したとおりである。
ファン駆動部807は、ファン201の動作を制御する。
通信部808は、上位機種との通信を行う。
図15は、本実施形態の液体吐出装置1のファン201の動作制御を示すタイミングチャートである。
図15に示すように、制御部801は、印字動作を開始してから終了するまでの間は、ファン駆動部807にファン201の停止を指示する。
ここで、印字動作は、制御部801が上位機種から印字指示を受信し、印字を開始するタイミングから、すべての印字データの印字を終了したタイミングまでを指す。
以上述べたように、本実施形態の液体吐出装置1は、制御部801が印字中はファン201を停止させる。
従って、画像品質の低下をさらに防止できるとともに、インクミストの効率よい回収が可能となるという効果がある。
図16は、本実施形態の液体吐出装置1の動作の変形例を示すタイミングチャートである。
図16に示すように、制御部801は、印字動作が開始された場合、ヘッド102がインクを吐出しているタイミングのみ、ファン駆動部807を介してファン201を停止させる。
以上述べたように、本実施形態の液体吐出装置1は、制御部801がインク吐出中はファン201を停止させる。
従って、画像品質の低下をさらに防止できるとともに、さらにインクミストの効率よい回収が可能となるという効果がある。
1 液体吐出装置
11 トレイ
12 用紙カセット
13 コントロールパネル
14 本体部
102 ヘッド
103 キャリッジ
104 ガイドロッド
105 プラテン
106 搬送部
107 キャリッジ駆動部
200 インクミスト回収部
201 ファン
202 フィルタ
203 吸引ダクト
203A 吸引孔
203B 風流壁
203C 天板
204 排気ダクト
204A 流入孔
204B 排出孔
204C 底板
204D 側壁
204E 風流調節壁
205 回収壁
205A リブ
301 エンコーダストライプ
302 エンコーダ
303 隔壁部材
401 ガイド部材
403 キャリッジ
404 液体吐出ヘッド
405 主走査モータ
406 駆動プーリ
408 タイミングベルト
410 記録媒体
412 搬送ベルト
413 搬送ローラ
414 テンションローラ
416 副走査モータ
417 タイミングベルト
418 タイミングプーリ
420 維持回復機構
421 キャップ部材
422 ワイパ部材
440 液体吐出ユニット
441 ヘッドタンク
442 カバー
443 コネクタ
444 流路部品
450 液体カートリッジ
451 カートリッジホルダ
452 送液ユニット
456 チューブ
491A 側板
491B 側板
491C 背板
493 主走査移動機構
494 供給機構
495 搬送機構
801 制御部
802 記憶部
803 入出力部
804 検知部
804A ホームポジションセンサ
804B エンドポジションセンサ
805 駆動部
805B 搬送部駆動部
806 印字部
807 ファン駆動部
808 通信部
特開2005−161758号公報

Claims (7)

  1. 記録媒体に向けてインクを吐出するヘッドを有するキャリッジと、
    前記キャリッジに設置されるエンコーダと、
    前記キャリッジを摺動可能に支持するガイドロッドと、
    前記キャリッジを主走査方向に往復移動させるキャリッジ駆動部と、
    前記記録媒体を前記主走査方向に対して垂直方向の副走査方向に搬送する搬送部と、
    本体部の内部を循環する風流を生じさせるファン、前記ヘッドが生じさせるインクミストを回収するフィルタ、及び前記風流の方向を調節するダクトを備えるインクミスト回収部と、を備え、
    前記エンコーダが前記風流の方向において前記ファンより下流かつ前記ヘッドよりも上流に設置される液体を吐出する装置。
  2. 前記エンコーダに対向する位置にエンコーダストライプをさらに備え、
    前記インクミスト回収部は、
    前記キャリッジを前記エンコーダストライプとの間に挟むように配置され、
    前記ダクトは、
    前記風流の方向において前記フィルタより上流に配置される吸引ダクトと、
    前記風流の方向において前記ファンより下流に配置される排気ダクトと、
    を含む請求項1に記載の液体を吐出する装置。
  3. 前記ファンは、
    前記風流の方向において前記フィルタより下流に配置される請求項2に記載の液体を吐出する装置。
  4. 前記ファンの駆動を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、
    印字中は前記ファンの駆動を停止させる請求項1に記載の液体を吐出する装置。
  5. 前記風流の方向において前記ガイドロッドの摺動面が前記ヘッドよりも上流となるように設置される請求項1に記載の液体を吐出する装置。
  6. 前記インクミスト回収部は、
    前記風流の方向において前記フィルタより上流にリブを有する回収壁をさらに備える請求項1に記載の液体を吐出する装置。
  7. 前記風流の方向において前記ヘッドよりも下流かつ前記インクミスト回収部よりも上流における風流が、前記エンコーダに当たることを規制する隔壁部材を有する
    請求項1に記載の液体を吐出する装置。
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