ユーザインタフェース間、特に、アプリケーションユーザインタフェースとシステムユーザインタフェース(例えば、例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース、制御パネルユーザインタフェース)との間をナビゲートする従来の方法は、複数の別々の入力(例えば、ジェスチャ及びボタン押圧など)、並びに非可逆な別個のユーザインタフェースの遷移を必要とすることが多い。以下の実施形態は、異なる基準(例えば、接触及び/又は表示されるユーザインタフェースオブジェクトの位置、タイミング、移動パラメータに基づいた異なる基準)に基づいて、異なるユーザインタフェース(例えば、最近開いたアプリケーション、ホームスクリーンユーザインタフェース、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース、制御パネルユーザインタフェース)へのナビゲーションを引き起こす、動的に調節可能な単一のジェスチャを提供する。加えて、以下の実施形態は、拡張した制御機能を有する拡大ビューを含む制御オブジェクトを有するカスタマイズ可能な制御パネルユーザインタフェースを提供し、検出されるユーザ対話に依存して、制御は、例えば、制御機能をトグルし、スライダ制御に変換し、又は拡大した制御パネルに拡大するなどのために異なる方式で応答する。加えて、以下の実施形態は、ドックを表示し、又はドックの代わりに若しくはドックに加えて制御パネルを表示するための方法を提供する。
以下では、図1A〜1B、2、及び3は、例示的なデバイスの説明を提供する。図4A〜4B、5A1〜5A77、5B1〜5B33、5C1〜5C45、5D1〜5D42、5E1〜5E39、5F1〜5F45、及び5G1〜5G17は、一部の実施形態に係る、ユーザインタフェース間をナビゲートし、制御オブジェクトと対話し、ドック又は制御パネルを表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。図17A〜17Cは、一部の実施形態に係る、位置及び速度閾値の例を示す。図6A〜6L、7A〜7F、8A〜8E、9A〜9D、10A〜10B、11A〜11E、12A〜12I、13A〜13D、14A〜14E、15A〜15C、16A〜16D、及び18A〜18Gは、一部の実施形態に係る、ユーザインタフェース間をナビゲートし、制御オブジェクトと対話し、ドック又は制御パネルを表示する方法のフローチャートである。図4A〜4B、5A1〜5A77、5B1〜5B33、5C1〜5C45、5D1〜5D42、5E1〜5E39、5F1〜5F45、及び5G1〜5G17におけるユーザインタフェース、並びに図17A〜17Cにおける位置及び速度閾値は、図6A〜6L、7A〜7F、8A〜8E、9A〜9D、10A〜10B、11A〜11E、12A〜12I、13A〜13D、14A〜14E、15A〜15C、16A〜16D、及び18A〜18Gにおける処理を示すために使用される。
例示的なデバイス
ここで、添付図面に実施例が示される実施形態を詳細に参照する。以下の詳細な説明では、説明される様々な実施形態の完全な理解を提供するために数多くの具体的な詳細が記載されている。しかしながら、説明される様々な実施形態は任意選択で、それらの具体的な詳細なしに実施されることが当業者には明らかであろう。他の例では、周知の方法、手順、構成要素、回路、及びネットワークは、実施形態の態様を不必要に不明瞭なものとしないよう詳細には説明されていない。
本明細書では、第1、第2などの用語は、一部の例では、様々な要素を説明するために本明細書で使用されるが、それらの要素は、それらの用語によって限定されるべきではないことも理解されるであろう。それらの用語は、1つの要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、説明される様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の接触は、第2の接触と称されてもよく、同様に、第2の接触は、第1の接触と称されてもよい。第1の接触及び第2の接触は両方接触であるが、文脈がそうではないことを明確に示さない限り、それらは同一の接触ではない。
本明細書で説明される様々な実施形態の説明で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とするものであって、限定することを意図するものではない。説明される様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲で使用されるように、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈がそうではないことを明確に示さない限り、複数形もまた含むことが意図される。本明細書で使用されるように、用語「and/or(及び/又は)」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上の任意の全ての可能な組合せを指し、かつこれを含むことをもまた理解されたい。用語「includes(含む)、「including(含む)」、「comprises(含む)」、及び/又は「comprising(含む)」は、本明細書で使用されるとき、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
本明細書で使用されるように、用語「if(〜の場合)」は、任意選択で、文脈に依存して「when(〜のとき)」、「upon(〜すると)」、「in response to determining(〜と判定したことに応じて)」、又は「in response to detecting(〜を検出したことに応じて)」を意味するものと解釈される。同様に、語句「if it is determined(〜と判定される場合)」又は「if(a stated condition or event)is detected((述べられる条件又はイベント)が検出される場合)」は、任意選択で、文脈に依存して「upon determining(〜と判定すると)」、「in response to determining(〜と判定したことに応じて)」、「upon detecting(the stated condition or event)((述べられる条件又はイベント)を検出すると)」、又は「in response to detecting(the stated condition or event)((述べられる条件又はイベント)を検出したことに応じて)」を意味するものと解釈される。
電子デバイス、そのようなデバイスのためのユーザインタフェース、及びそのようなデバイスを使用するための関連する処理の実施形態が説明される。一部の実施形態では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレイヤ機能などの他の機能も含む、モバイル電話機などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施形態は、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイスを含むが、これらに限定されない。タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスが任意選択で使用される。また、一部の実施形態では、デバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するデスクトップコンピュータであることも理解されたい。
以下の議論では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む電子デバイスが説明される。しかしながら、電子デバイスは任意選択で、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの、1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを含むことを理解されたい。
デバイスは、一般的に、メモ取りアプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、ビデオ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレイヤアプリケーション及び/又はデジタルビデオプレイヤアプリケーションのうちの1つ以上などの様々なアプリケーションをサポートする。
デバイス上で実行される様々なアプリケーションは任意選択で、タッチ感知面などの少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェースデバイスを使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上で表示される対応する情報は任意選択で、1つのアプリケーションから次に、及び/又はそれぞれのアプリケーション内で調節及び/又は変更される。このように、デバイスの共通物理アーキテクチャ(タッチ感知面など)は任意選択で、ユーザにとって直観的かつ透明なユーザインタフェースを有する様々なアプリケーションをサポートする。
ここで、タッチ感知ディスプレイを有するポータブルデバイスの実施形態に注意を向ける。図1Aは、一部の実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイシステム112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれる場合があり、単にタッチ感知ディスプレイと呼ばれる場合もある。デバイス100は、メモリ102(任意選択で、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インタフェース118、RF回路108、音声回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(input/output)(I/O)サブシステム106、その他の入力又は制御デバイス116、及び外部ポート124を含む。デバイス100は任意選択で、1つ以上の光センサ164を含む。デバイス100は任意選択で、デバイス100(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)上の接触の強度を検出するための1つ以上の強度センサ165を含む。デバイス100は任意選択で、デバイス100上で触知出力を生成する(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などのタッチ感知面上で触知出力を生成する)ための1つ以上の触知出力生成器167を含む。それらの構成要素は任意選択で、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を通じて通信する。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出される、デバイスの前の位置に対するデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)のデバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又はデバイスの重心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況において、物理的変位によって生成された触知出力は、デバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性における認識された変化に対応する触感として、ユーザによって解釈される。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は任意選択で、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」としてユーザによって解釈される。場合によっては、ユーザの移動により物理的に押圧された(例えば、変位した)タッチ感知面と関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がないときでさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触感を感じるであろう。別の実施例として、タッチ感知面の移動は任意選択で、タッチ感知面の平滑度における変化がないときでさえ、タッチ感知面の「粗さ」としてユーザによって解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるものではあるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。よって、触知出力がユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」、「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと説明されるとき、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は、平均的な)ユーザの説明される感覚認知を生成するデバイス又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。触覚フィードバックをユーザに提供するために触知出力を使用することは、デバイスの操作性を高め、ユーザ−デバイスインタフェースを更に効率的にし(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、触知出力パターンは、触知出力の振幅、触知出力の移動波形の形状、触知出力の周波数、及び/又は触知出力の期間などの触知出力の特性を指定する。
異なる触知出力パターンを有する触知出力がデバイスによって生成されるとき(例えば、触知出力を生成するために可動質量を移動させる1つ以上の触知出力生成器を介して)、触知出力は、一部の状況では、ユーザがデバイスを保持又はタッチする際に異なる触覚感覚を引き起こす。ユーザの感覚がユーザの触知出力の知覚に基づいている間、ほとんどのユーザは、デバイスによって生成された波形、周波数、及び振幅における変化を識別することが可能である。よって、ユーザに異なる操作が実行されたことを示すために波形、周波数及び振幅を調節することができる。そのようにして、所与の環境(例えば、グラフィカルな特徴及びオブジェクトを含むユーザインタフェース、仮想境界及び仮想オブジェクトを有するシミュレートされた物理環境、物理境界及び物理オブジェクトを有する実の物理環境、並びに/又は上記のいずれかの組合せ)におけるオブジェクトの特性(例えば、サイズ、材質、重量、剛性、平滑度など)、振る舞い(例えば、振動、変位、加速、回転、拡大など)、及び/又は対話(例えば、衝突、付着、反発、引き付け、摩擦など)をシミュレートするように設計、選択、及び/又は立案された触知出力パターンを有する触知出力は、一部の状況では、デバイスのユーザの操作の入力誤りを削減し、効率性を増大させる有益なフィードバックをユーザに提供する。加えて、触知出力は任意選択で、入力閾値又はオブジェクトの選択などのシミュレートされた物理特性に関連しないフィードバックに対応するように生成される。そのような触知出力は、一部の状況では、デバイスのユーザの操作の入力誤りを削減し、効率性を増大させる有益なフィードバックをユーザに提供する。
一部の実施形態では、適切な触知出力パターンを有する触知出力は、ユーザインタフェース内又はデバイス内のシーンの背後で対象となるイベントの発生へのキュー(cue)としての役割を果たす。対象となるイベントの例は、デバイス上又はユーザインタフェース内で提供されるアフォーダンス(例えば、実ボタン、仮想ボタン、又はトグルスイッチ)のアクティブ化、要求された操作の成功又は失敗、ユーザインタフェース内の境界に到達すること又は超えること、新たな状態に入ること、オブジェクト間の入力の焦点を切り替えること、新たなモードのアクティブ化、入力閾値に到達すること又は超えること、入力又はジェスチャのタイプの検出又は認識などを含む。一部の実施形態では、触知出力は、リダイレクション又は中断入力が時宜を得て検出されない限り発生する、近いうち起こるイベント又は結果に対する警告又はアラートしての役割を果たすように提供される。触知出力はまた、他のコンテキストでは、ユーザ経験を強化し、視覚若しくは運動困難なユーザへのデバイスのアクセシビリティ若しくは他のアクセシビリティの必要性を改善し、並びに/又はユーザインタフェース及び/若しくはデバイスの効率性及び機能性を改善するために使用される。触知出力は任意選択で、音声出力及び/又は視認可能なユーザインタフェースの変更を伴い、それは、ユーザがユーザインタフェース及び/又はデバイスと対話するときのユーザの経験を更に高め、ユーザインタフェース及び/又はデバイスの状態に関する情報の搬送を更に促進し、並びにデバイスのユーザの操作の入力誤りを削減し、効率性を増大させる。
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一実施例に過ぎず、デバイス100は任意選択で、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を有し、任意選択で、2つ以上の構成要素を組合せ、又は任意選択で、構成要素の異なる構成若しくは配置を有することを理解されたい。図1Aに示す様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組合せで実装される。
メモリ102は任意選択で、高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択で、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの不揮発性メモリを含む。CPU(単数又は複数)120及び周辺機器インタフェース118などのデバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスは任意選択で、メモリコントローラ122により制御される。
周辺機器インタフェース118は、デバイスの入力及び出力周辺機器を、CPU(単数又は複数)120及びメモリ102と結合するために使用されてもい。1つ以上のプロセッサ120は、デバイス100のための様々な機能を実行し、データを処理するために、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させ、又は実行する。
一部の実施形態では、周辺機器インタフェース118、CPU(単数又は複数)120、及びメモリコントローラ122は任意選択で、チップ104などの単一チップ上で実装される。一部の他の実施形態では、それらは任意選択で、別々のチップ上で実装される。
RF(無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に、又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は任意選択で、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリなどを含むがこれらに限定されない、それらの機能を実行するための周知の回路を含む。RF回路108は任意選択で、ワールドワイドウェブ(WWW)とも称されるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと、他のデバイスと無線通信によって通信する。無線通信は任意選択で、移動通信のためのグローバルシステム(GSM)、拡張データGSM環境(EDGE)、高速ダウンリンクパケット接続(HSDPA)、高速アップリンクパケット接続(HSUPA)、Evolution,Data−Only(EV−DO)、HSPA、HSPA+、デュアルセルHSPA(DC−HSPDA)、ロングタームエボリューション(LTE)、近距離無線通信(NFC)、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、Bluetooth、Wireless Fidelity(Wi−Fi)(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11ax、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、及び/若しくはIEEE 802.11n)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)、Wi−MAX、電子メールのためのプロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(IMAP)及び/若しくはポストオフィスプロトコル(POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能メッセージング及びプレゼンスプロトコル(XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンス利用拡張向けセッション開始プロトコル(SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(IMPS))、並びに/又はショートメッセージサービス(SMS)、あるいは本文書の出願日現在までにまだ開発されていない通信プロトコルを含む任意の他の適切な通信プロトコルを含むが、それらに限定されない、複数の通信規格、通信プロトコル、及び通信技術のうちのいずれかを使用する。
音声回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間の音声インタフェースを提供する。音声回路110は、周辺機器インタフェース118から音声データを受信し、音声データを電気信号に変換し、電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。音声回路110はまた、マイクロフォン113により音波から変換された電気信号を受信する。音声回路110は、電気信号を音声データに変換し、音声データを処理のために周辺機器インタフェース118に送信する。音声データは任意選択で、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取得され、並びに/又はメモリ102及び/若しくはRF回路108へ送信される。一部の実施形態では、音声回路110はまた、ヘッドセットジャック(例えば、212、図2)を含む。ヘッドセットジャックは、音声回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば、片耳又は両耳のためのヘッドホン)及び入力(例えば、マイクロフォン)の双方を有するヘッドセットなどの取り外し可能な音声入出力周辺機器との間のインタフェースを提供する。
I/Oサブシステム106は、タッチ感知ディスプレイシステム112及びその他の入力又は制御デバイス116などのデバイス100上の入出力周辺機器を周辺機器インタフェース118と結合する。I/Oサブシステム106は任意選択で、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及びその他の入力又は制御デバイスのための1つ以上の入力コントローラ160を含む。1つ以上の入力コントローラ160は、その他の入力又は制御デバイス116から電気信号を受信し、それらへ電気信号を送信する。その他の入力又は制御デバイス116は任意選択で、物理ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含む。一部の代替的実施形態では、入力コントローラ(単数又は複数)160は任意選択で、キーボード、赤外線ポート、USBポート、スタイラス、及び/又はマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかと結合される(又は、いずれにも結合されない)。1つ以上のボタン(例えば、208、図2)は任意選択で、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113のボリューム制御のためのアップ/ダウンボタンを含む。1つ以上のボタンは任意選択で、プッシュボタン(例えば、206、図2)を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112は、デバイスとユーザとの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチ感知ディスプレイシステム112から電気信号を受信し、及び/又はタッチ感知ディスプレイシステム112へ電気信号を送信する。タッチ感知ディスプレイシステム112は、ユーザに視覚出力を表示する。視覚出力は任意選択で、グラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ、及びそれらの任意の組合せ(総称して「グラフィック」と称する)を含む。一部の実施形態では、視覚出力の一部又は全ては、ユーザインタフェースオブジェクトに対応する。本明細書で使用されるように、用語「アフォーダンス」は、ユーザ−対話形式のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、グラフィカルユーザインタフェースオブジェクトに向かって方向付けられた入力に応答するように構成されたグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト)を指す。ユーザ−対話形式のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトの例は、ボタン、スライダ、アイコン、選択可能メニュー項目、スイッチ、ハイパーリンク、又はその他のユーザインタフェース制御を含むが、それらに限定されない。
タッチ感知ディスプレイシステム112は、触覚及び/又は触知の接触に基づくユーザからの入力を受け付けるタッチ感知面、センサ、又はセンサの組を有する。タッチ感知ディスプレイシステム112及びディスプレイコントローラ156(メモリ102内の任意の関連するモジュール及び/又は命令セットと共に)は、タッチ感知ディスプレイシステム112上の接触(及び、接触の任意の移動又は中断)を検出し、検出された接触をタッチ感知ディスプレイシステム112上で表示されるユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ、又は画像)との対話に変換する。一部の実施形態では、タッチ感知ディスプレイシステム112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指又はスタイラスに対応する。
タッチ感知ディスプレイシステム112は任意選択で、LCD(liquid crystal display)(液晶ディスプレイ)技術、LPD(light emitting polymer display)(発光ポリマーディスプレイ)技術、又はLED(light emitting diode)(発光ダイオード)技術を使用するが、他の実施形態では、他のディスプレイ技術が使用される。タッチ感知ディスプレイシステム112及びディスプレイコントローラ156は任意選択で、静電容量技術、抵抗性技術、赤外線技術、及び表面音響波技術、並びに、タッチ感知ディスプレイシステム112との1つ以上の接触点を判定するためのその他の近接センサアレイ又は他の要素を含むが、これらに限定されない、現在既知の又は後に開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触及びその任意の移動又は中断を検出する。一部の実施形態では、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)などにおいて見られるような、投影型相互キャパシタンス検知技術が使用される。
タッチ感知ディスプレイシステム112は任意選択で、100dpiを超えるビデオ解像度を有する。一部の実施形態では、タッチスクリーンのビデオ解像度は、400dpiを超える(例えば、500dpi、800dpi、又はそれより高い)。ユーザは任意選択で、スタイラス、指などの任意の適切な物体又は付属物を使用して、タッチ感知ディスプレイシステム112と接触する。一部の実施形態では、ユーザインタフェースは、指に基づく接触及びジェスチャで機能するように設計されるが、これらは、指の接触がタッチスクリーン上での面積がより広いことに起因して、スタイラスに基づく入力よりも精度が低い場合がある。一部の実施形態では、デバイスは、指に基づく粗い入力を正確なポインタ/カーソル位置又はユーザの望むアクションを実行するためのコマンドに変換する。
一部の実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は任意選択で、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのタッチパッド(図示せず)を含む。一部の実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知エリアである。タッチパッドは任意選択で、タッチ感知ディスプレイシステム112と分離したタッチ感知面、又はタッチスクリーンによって形成されたタッチ感知面の延長である。
デバイス100はまた、様々な構成要素に電力を供給するための電力システム162を含む。電力システム162は任意選択で、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配と関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
デバイス100はまた任意選択で、1つ以上の光センサ164を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158と結合された光センサを示す。光センサ(単数又は複数)164は任意選択で、電荷結合デバイス(CCD)又は相補的金属酸化物半導体(CMOS)フォトトランジスタを含む。光センサ(単数又は複数)164は、1つ以上のレンズを通じて投影された、環境からの光を受光し、画像を表すデータに光を変換する。撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、光センサ(単数又は複数)164は任意選択で、静止画像及び/又はビデオをキャプチャする。一部の実施形態では、タッチスクリーンを静止画像及び/又はビデオ画像取得のためのビューファインダとして使用することができるように、光センサは、デバイスの前面上のタッチ感知ディスプレイシステム112の反対である、デバイス100の背面上に位置する。一部の実施形態では、ユーザの画像が取得されるように(例えば、自撮りのため、ユーザがタッチスクリーン上でその他のビデオ会議参加者を見ている間のビデオ会議のためなど)、別の光センサがデバイスの前面上に位置する。
デバイス100はまた任意選択で、1つ以上の接触強度センサ165を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159と結合された接触強度センサを示す。接触強度センサ(単数又は複数)165は、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、電気容量式力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量式タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(若しくは圧力)を測定するために使用されるセンサ)を任意選択で含む。接触強度センサ(単数又は複数)165は、環境から接触強度情報(例えば、圧力情報又は圧力情報のためのプロキシ)を受信する。一部の実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)に並置されているか、又はそれに近接している。一部の実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、デバイス100の前面上に位置するタッチスクリーンディスプレイシステム112の反対である、デバイス100の背面上に位置する。
デバイス100はまた任意選択で、1つ以上の近接センサ166を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118と結合された近接センサ166を示す。代わりに、近接センサ166は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160と結合される。一部の実施形態では、多機能デバイスがユーザの耳の近くに配置されるとき(例えば、ユーザが電話通話を行っているとき)、近接センサは、タッチ感知ディスプレイシステム112をターンオフ及び無効にする。
デバイス100はまた任意選択で、1つ以上の触知出力生成器167を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161と結合された触知出力生成器を示す。一部の実施形態では、触知出力生成器(単数又は複数)167は、スピーカ若しくは他の音声構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ、若しくは他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)など、エネルギーを線形の動きに変換する電気機械デバイスを含む。触知出力生成器(単数又は複数)167は、触覚フィードバックモジュール133から触知フィードバック生成命令を受信し、デバイス100のユーザによって感知することが可能な触知出力をデバイス100上で生成する。一部の実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)に並置されているか、又はそれに近接しており、任意選択で、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の面の内/外)に、又は横方向(例えば、デバイス100の面と同一の平面内の前後)に移動させることによって、触知出力を生成する。一部の実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器センサは、デバイス100の前面上に位置するタッチ感知ディスプレイシステム112の反対である、デバイス100の背面上に位置する。
デバイス100はまた任意選択で、1つ以上の加速度計168を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118と結合された加速度計168を示す。代わりに、加速度計168は任意選択で、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160と結合される。一部の実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信されたデータの分析に基づいて、縦方向ビュー又は横方向ビュー内でタッチスクリーンディスプレイ上で表示される。デバイス100は任意選択で、加速度計(単数又は複数)168に加えて、磁気計(図示せず)並びにデバイス100の位置及び方位(例えば、縦方向又は横方向)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS又は他のグローバルナビゲーションシステム)受信機(図示せず)を含む。
一部の実施形態では、メモリ102に記憶されたソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は、命令セット)128、接触/動きモジュール(又は、命令セット)130、グラフィックモジュール(又は、命令セット)132、触覚フィードバックモジュール(又は、命令セット)133、テキスト入力モジュール(又は、命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System)(GPS)モジュール(又は、命令セット)135、及びアプリケーション(又は、命令セット)136を含む。更に、一部の実施形態では、図1A及び図3に示されるように、メモリ102は、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、現在アクティブであるアプリケーションがある場合、どのアプリケーションがアクティブであるかを示すアクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー、又は他の情報がタッチ感知ディスプレイシステム112の様々な領域を占有しているかを示す表示状態、デバイスの様々なセンサ及びその他の入力又は制御デバイス116から取得される情報を含むセンサ状態、並びにデバイスの位置及び/又は姿勢に関する位置及び/若しくは場所情報、のうちの1つ以上を含む。
オペレーティングシステム126(例えば、iOS、Darwin、RTXC、LINUX、UNIX、OS X、WINDOWS、又はVxWorksなどの組み込みオペレーティングシステム)は、全体的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイス制御、電力管理など)を制御及び管理するための様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との間の通信を促進する。
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を通じて他のデバイスとの通信を促進し、RF回路108及び/又は外部ポート124によって受信されたデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素をも含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、FIREWIREなど)は、直接的に、又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LANなど)を通じて間接的に、他のデバイスと結合するように適合される。一部の実施形態では、外部ポートは、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのいくつかのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイス内で使用される30ピンコネクタと同一若しくは類似した、及び/又は互換性のあるマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。一部の実施形態では、外部ポートは、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのいくつかのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイス内で使用されるLightningコネクタと同一若しくは類似した、及び/又は互換性のあるLightningコネクタである。
接触/動きモジュール130は任意選択で、タッチ感知ディスプレイシステム112との接触(ディスプレイコントローラ156と連携して)、及び他のタッチ感知デバイスとの接触(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)を検出する。接触/動きモジュール130は、接触が発生したかを判定すること(例えば、指が下がるイベントを検出する)、接触の強度を判定すること(例えば、接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力に代替するもの)、接触の移動があるかを判定すること及びタッチ感知面を横切る移動を追跡すること(例えば、1つ以上の指のドラッグイベントを検出する)、及び接触が停止したかを判定すること(例えば、指が上がるイベント又は接触の中断を検出する)などの、接触の検出(例えば、指又はスタイラスによる)に関連する様々な動作を実行するためのソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データにより表される接触点の移動を判定することは任意選択で、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、並びに/又は加速度(大きさ及び/又は方向における変化)を判定することを含む。それらの動作は任意選択で、単一の接触(例えば、1本の指の接触又はスタイラスの接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。一部の実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
接触/動きモジュール130は任意選択で、ユーザによるジェスチャ入力を検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターン(例えば、検出される接触の異なる動き、タイミング、及び/又は強度)を有する。よって、ジェスチャは任意選択で、特定の接触パターンを検出することによって検出される。例えば、指のタップジェスチャを検出することは、指が下がるイベントを検出し、続いて指が下がるイベントと同一の位置(又は、実質的に同一の位置)において指が上がる(リフトオフ)イベントを検出する(例えば、アイコンの位置において)ことを含む。別の実施例として、タッチ感知面上の指のスワイプジェスチャを検出することは、指が下がるイベントを検出し、続いて1つ以上の指のドラッグイベントを検出し、その後、指が上がる(リフトオフ)イベントを検出することを含む。同様に、タップ、スワイプ、ドラッグ、及びその他のジェスチャは任意選択で、スタイラスに対して、スタイラスに対する特定の接触パターンを検出することにより、検出される。
一部の実施形態では、指のタップジェスチャを検出することは、指が下がるイベントを検出することと指が上がるイベントを検出することとの間の時間の長さに依存するが、指が下がるイベントを検出することと指が上がるイベントを検出することとの間の指の接触の強度とは関連しない。一部の実施形態では、タップジェスチャは、タップの間の指の接触の強度が、軽い押圧又は深い押圧強度閾値などの所与の強度閾値を満たす(名目上の接触検出強度閾値よりも大きい)かに関わらず、指が下がるイベントと指が上がるイベントとの間の時間の長さが予め定められた値よりも短い(例えば、0.1、0.2、0.3、0.4又は0.5秒よりも短い)との判定に従って検出される。よって、指のタップジェスチャは、特定の入力基準が満たされるために、接触の特性強度が所与の強度閾値を満たすことを必要としない特定の入力基準を満たすことができる。明確にするために、タップジェスチャにおける指の接触は一般的に、指が下がるイベントが検出されるために、それを下回ると接触が検出されない名目上の接触検出強度閾値を満たす必要がある。同様の分析は、スタイラスによるタップジェスチャ又は他の接触を検出することに適用される。デバイスがタッチ感知面上をホバリングする指又はスタイラスの接触を検出することが可能なケースでは、名目上の接触検出強度閾値は任意選択で、指又はスタイラスとタッチ感知面との間の物理的接触に対応しない。
同様の方式で、同一の概念が他のタイプのジェスチャに適用される。例えば、スワイプジェスチャ、ピンチジェスチャ、デピンチジェスチャ、及び/又は長い押圧ジェスチャは任意選択で、ジェスチャに含まれる接触の強度と関係しない、又は認識されるためにジェスチャを実行する接触が強度閾値に到達することを必要としないのいずれかである基準を満たすことに基づいて検出される。例えば、スワイプジェスチャは、1つ以上の接触の移動量に基づいて検出され、ピンチジェスチャは、相互に向かう2つ以上の接触の移動に基づいて検出され、デピンチジェスチャは、相互に離れる2つ以上の接触の移動に基づいて検出され、長い押圧ジェスチャは、閾値移動量よりも小さいタッチ感知面上の接触の期間に基づいて検出される。そのようにして、特定のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを特定のジェスチャ認識基準が必要としないとの記述は、ジェスチャにおける接触(単数又は複数)がそれぞれの強度閾値に到達しない場合に特定のジェスチャ認識基準が満たされることが可能であること、及びジェスチャにおける接触のうちの1つ以上がそれぞれの強度閾値に到達せず、又は強度閾値を超えない状況で満たされることも可能であることを意味する。一部の実施形態では、タップジェスチャは、接触が予め定義された時間期間の間にそれぞれの強度閾値を上回り又は下回るかに関わらず、指が下がるイベント及び指が上がるイベントが予め定義された時間期間内で検出されたとの判定に基づいて検出され、スワイプジェスチャは、接触が接触の移動の終わりにそれぞれの強度閾値を上回る場合でさえ、接触の移動が予め定義された大きさよりも大きいとの判定に基づいて検出される。ジェスチャの検出がジェスチャを実行する接触の強度によって影響される実施態様でさえ(例えば、接触の強度が強度閾値を上回るときにデバイスが長い押圧をより素早く検出し、又は接触の強度がより高いときにデバイスがタップ入力の検出に遅れる)、接触が特定の強度閾値に到達しない状況でジェスチャを認識する基準を満たすことができる限り(例えば、ジェスチャを認識するために要する時間量が変化する場合でさえ)、それらのジェスチャの検出は、接触が特定の強度閾値に到達することを必要としない。
接触強度閾値、期間閾値、及び移動閾値は、一部の状況では、同一の入力要素又は領域に方向付けられる2つ以上の異なるジェスチャを区別するためのヒューリスティックを作成するために、様々な異なる組合せで組み合わされ、それによって、同一の入力要素との複数の異なる対話がより豊かな組のユーザ対話及び応答を提供するように有効とされる。特定のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことをジェスチャ認識基準の特定の組が必要としない記述は、ジェスチャがそれぞれの強度閾値を上回る強度を有する接触を含むときに満たされる基準を有する他のジェスチャを識別するための他の強度依存ジェスチャ認識基準の同時評価を排除しない。例えば、一部の状況では、第1のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを必要としない第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準は、それぞれの強度閾値に到達する接触(単数又は複数)に依存する第2のジェスチャのための第2のジェスチャ認識基準との競争関係にある。そのような競争では、ジェスチャは任意選択で、第2のジェスチャのための第2のジェスチャ認識基準が最初に満たされる場合に第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準を満たすものとして認識されない。例えば、接触が予め定義された移動量を移動する前に接触がそれぞれの強度閾値に到達する場合、スワイプジェスチャではなく深い押圧ジェスチャが検出される。逆に、接触がそれぞれの強度閾値に到達する前に接触が予め定義された移動量を移動する場合、深い押圧ジェスチャではなくスワイプジェスチャが検出される。そのような状況でさえ、第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準は、第1のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことをなおも必要とせず、なぜならば、ジェスチャの終わりまで接触がそれぞれの強度閾値を下回ったままであった場合(例えば、それぞれの強度閾値を上回る強度まで増大しない接触を有するスワイプジェスチャ)、ジェスチャは、スワイプジェスチャとして第1のジェスチャ認識基準によって認識されているからである。そのようにして、特定のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを必要としない特定のジェスチャ認識基準は、(A)一部の状況では、強度閾値(例えば、タップジェスチャのための)に関して接触の強度を無視し、及び/又は(B)一部の状況では、特定のジェスチャ認識基準が入力に対応するジェスチャ(例えば、認識のための深い押圧ジェスチャと競争する長い押圧ジェスチャのための)を認識する前に、強度依存ジェスチャ認識基準の競争する組(例えば、深い押圧ジェスチャのための)が強度依存ジェスチャに対応するものとして入力を認識する場合、特定のジェスチャ認識基準(例えば、長い押圧ジェスチャのための)が機能しないという意味で、強度閾値に関して接触の強度になおも依存している。
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的影響(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚特性)を変更するための構成要素を含む、タッチ感知ディスプレイシステム112又は他のディスプレイ上でグラフィックをレンダリング及び表示するための様々な既知のソフトウェア構成要素を含む。本明細書で使用されるように、用語「グラフィック」は、テキスト、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、ビデオ、アニメーションなどを含むがこれらに限定されない、ユーザに対して表示することができる任意のオブジェクトを含む。
一部の実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されることになるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックは任意選択で、対応するコードが割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データと共に表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次いで、ディスプレイコントローラ156に出力するスクリーンの画像データを生成する。
触覚フィードバックモジュール133は、デバイス100とのユーザ対話に応じて、触知出力生成器(単数又は複数)167を使用してデバイス100上の1つ以上の位置において触知出力を作成する命令(例えば、触覚フィードバックコントローラ161によって使用される命令)を生成するための様々なソフトウェア構成要素を含む。
任意選択でグラフィックモジュール132の構成要素であるテキスト入力モジュール134は、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)でテキストを入力するためのソフトキーボードを提供する。
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定し、この情報を様々なアプリケーションで使用するために、(例えば、位置に基づくダイヤル発呼で使用するために電話138に、ピクチャ/ビデオのメタデータとしてカメラ143に、並びに気象ウィジェット、地元のイエローページウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの位置に基づいたサービスを提供するアプリケーションに)提供する。
アプリケーション136は任意選択で、以下のモジュール(若しくは命令セット)、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●連絡先モジュール137(アドレス帳若しくは連絡先リストと呼ばれる場合もある)、
●電話モジュール138、
●ビデオ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(IM)モジュール141、
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画像及び/又はビデオ画像のためのカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダモジュール148、
●任意選択で気象ウィジェット149−1、株式ウィジェット149−2、計算機ウィジェット149−3、アラーム時計ウィジェット149−4、辞書ウィジェット149−5、及びユーザによって取得された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149−6のうちの1つ以上を含むウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149−6を作成するためのウィジェット作成モジュール150、
●検索モジュール151、
●任意選択でビデオプレイヤモジュール及び音楽プレイヤモジュールから構成されるビデオ及び音楽プレイヤモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154、並びに/又は
●オンラインビデオモジュール155。
任意選択でメモリ102に記憶される他のアプリケーション136の例は、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、連絡先モジュール137は、アドレス帳に名前(単数又は複数)を追加すること、アドレス帳から名前(単数若しくは複数)を削除すること、電話番号(単数若しくは複数)、電子メールアドレス(単数若しくは複数)、住所(単数若しくは複数)、又は他の情報を名前と関連付けること、画像を名前と関連付けること、名前を分類及び並べ替えること、電話番号及び/又は電子メールアドレスを提供して、電話138、ビデオ会議139、電子メール140、又はIM141による通信を開始及び/若しくは促進すること、などを含む、アドレス帳又は連絡先リストを管理する実行可能命令を含む(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192に記憶される)。
RF回路108、音声回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電話モジュール138は、電話番号に対応する一連の文字を入力し、アドレス帳137内の1つ以上の電話番号にアクセスし、入力されている電話番号を修正し、それぞれの電話番号をダイヤルし、会話を実行し、会話が完了したときに切断し又は電話を切る実行可能命令を含む。上述したように、無線通信は任意選択で、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
RF回路108、音声回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先リスト137、及び電話モジュール138と連携して、ビデオ会議モジュール139は、ユーザの指示に従って、ユーザと1人以上の他の参加者との間のビデオ会議を開始し、行い、終了する実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、ユーザの指示に応じて、電子メールを作成し、送信し、受信し、管理する実行可能命令を含む。画像管理モジュール144と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又はビデオ画像を有する電子メールを作成及び送信することを非常に容易にする。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、インスタントメッセージモジュール141は、インスタントメッセージに対応する一連の文字を入力し、前に入力された文字を修正し、それぞれのインスタントメッセージを送信し(例えば、電話ベースのインスタントメッセージのためのショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service、MMS)プロトコルを使用して、又はインターネットベースのインスタントメッセージのためのXMPP、SIMPLE、Apple Push Notification Service(APNs)、若しくはIMPSを使用して)、インスタントメッセージを受信し、受信したインスタントメッセージを見る実行可能命令を含む。一部の実施形態では、送信及び/又は受信されたインスタントメッセージは任意選択で、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるような、グラフィック、写真、音声ファイル、ビデオファイル、及び/又は他の添付ファイルを含む。本明細書で使用されるように、「インスタントメッセージ」は、電話ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されたメッセージ)及びインターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、APNs、又はIMPSを使用して送信されたメッセージ)の両方を指す。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、及び音楽プレイヤモジュール152と連携して、トレーニングサポートモジュール142は、トレーニングを作成し(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー消費目標を有する)、トレーニングセンサと通信し(スポーツデバイス及びスマートウォッチ内の)、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングを監視するために使用されるセンサを較正し、トレーニングのための音楽を選択及び再生し、並びにトレーニングデータを表示し、記憶し、送信する実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と連携して、カメラモジュール143は、静止画像若しくはビデオ(ビデオストリームを含む)をキャプチャして、メモリ102にそれらを記憶し、静止画像若しくはビデオの特性を修正し、及び/又はメモリ102から静止画像若しくはビデオを削除する実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143と連携して、画像管理モジュール144は、静止画像及び/又はビデオ画像を配置し、修正し(例えば、編集)、若しくはその他の方式で操作し、ラベル付けし、削除し、提示し(例えば、デジタルスライドショー又はアルバム内で)、並びに/又は記憶する実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ブラウザモジュール147は、ウェブページ又はそれらの一部、並びにウェブページにリンクされた添付ファイル及び他のファイルを検索し、それらにリンクさせ、受信し、表示することを含む、ユーザの指示に従ってインターネットを閲覧する実行可能命令を含む。
RF路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、カレンダモジュール148は、ユーザの指示に従って、カレンダ及びカレンダと関連付けられたデータ(例えば、カレンダ項目、するべきことのリストなど)を作成し、表示し、修正し、記憶する実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェットモジュール149は、任意選択でユーザによってダウンロード及び使用されるミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149−1、株式ウィジェット149−2、計算機ウィジェット149−3、アラーム時計ウィジェット149−4、及び辞書ウィジェット149−5)、又はユーザによって作成されるミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149−6)である。一部の実施形態では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language)(ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets)(カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScriptファイルを含む。一部の実施形態では、ウィジェットは、XML(拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!ウィジェット)を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェット作成モジュール150は、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定部分をウィジェットに変える)実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、検索モジュール151は、ユーザの指示に従って、1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定の検索語句)と一致する、メモリ102内のテキスト、音楽、サウンド、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索する実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、音声回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と連携して、ビデオ及び音楽プレイヤモジュール152は、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された記録された音楽又は他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生することを可能にする実行可能命令、並びにビデオを表示し、提示し、又はその他の方式で再生する(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112上で、又は無線で若しくは外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)実行可能命令を含む。一部の実施形態では、デバイス100は任意選択で、iPod(Apple Inc.の商標)などのMP3プレイヤの機能を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、メモモジュール153は、ユーザの指示に従って、メモ、するべきことのリストなどを作成及び管理する実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と連携して、地図モジュール154は、ユーザの指示に従って、地図及び地図と関連付けられたデータ(例えば、運転方向、特定の位置における又はその近くの店舗及び対象となる他の地点についてのデータ、並びに位置に基づく他のデータ)を受信し、表示し、修正し、記憶する実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、音声回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、オンラインビデオモジュール155は、ユーザがH.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオにアクセスし、閲覧し、受信し(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードにより)、再生し(例えば、タッチスクリーン112上で、又は無線で若しくは外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)、特定のオンラインビデオへのリンクを有する電子メールを送信し、別の方法で管理することを可能にする実行可能命令を含む。一部の実施形態では、特定のオンラインビデオへのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。
上記特定されたモジュール及びアプリケーションの各々は、上記説明された1つ以上の機能を実行する実行可能命令セット、並びに本出願で説明される方法(例えば、本明細書で説明されるコンピュータにより実行される方法及び他の情報処理方法)に対応する。それらのモジュール(すなわち、命令セット)は、別々のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、よって、それらのモジュールの様々なサブセットは任意選択で、様々な実施形態において、組み合わされ、又はその他の方式で再配置される。一部の実施形態では、メモリ102は任意選択で、上記特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ102は任意選択で、上記説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を記憶する。
一部の実施形態では、デバイス100は、デバイス上で予め定義された機能の組の動作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じて排他的に実行されるデバイスである。デバイス100の動作のための主要な入力制御デバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することによって、デバイス100上の物理的な入力制御デバイス(プッシュボタン、ダイヤルなど)の数が任意選択で削減される。
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じて排他的に実行される予め定義された機能の組は任意選択で、ユーザインタフェース間のナビゲーションを含む。一部の実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされるとき、デバイス100上で表示される任意のユーザインタフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューにデバイス100をナビゲートする。そのような実施形態では、「メニューボタン」はタッチパッドを使用して実装される。一部の他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドの代わりに、物理プッシュボタン又は他の物理入力制御デバイスである。
図1Bは、一部の実施形態に係る、イベントハンドリングのための例示的な構成要素を示すブロック図である。一部の実施形態では、メモリ102(図1Aにおける)又は370(図3)は、イベントソート部170(例えば、オペレーティングシステム126内)及びそれぞれのアプリケーション136−1(例えば、上述したアプリケーション136、137〜155、380〜390のいずれか)を含む。
イベントソート部170は、イベント情報を受信し、イベント情報が配信されるアプリケーション136−1及びアプリケーション136−1のアプリケーションビュー191を判定する。イベントソート部170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。一部の実施形態では、アプリケーション136−1は、アプリケーションがアクティブ又は実行中のとき、タッチ感知ディスプレイシステム112上で表示される現在のアプリケーションビュー(単数又は複数)を示す、アプリケーション内部状態192を含む。一部の実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するために、イベントソート部170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報が配信されるアプリケーションビュー191を判定するために、イベントソート部170によって使用される。
一部の実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136−1が実行を再開するときに使用される再開情報、アプリケーション136−1によって表示されているか又は表示の準備がされている情報を示すユーザインタフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136−1の前の状態又はビューに戻ることを可能にするための状態待ち行列、及びユーザが行った前のアクションのリドゥ/アンドゥ待ち行列、のうちの1つ以上などの追加の情報を含む。
イベントモニタ171は、周辺機器インタフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としての、タッチ感知ディスプレイシステム112上のユーザのタッチ)についての情報を含む。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/若しくはマイクロフォン113(音声回路110を通じた)などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイシステム112又はタッチ感知面からの情報を含む。
一部の実施形態では、イベントモニタ171は、予め定められた間隔で周辺機器インタフェース118に要求を送信する。それに応じて、周辺機器インタフェース118はイベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、予め定められたノイズ閾値を上回り、及び/又は予め定められた期間よりも長い入力を受信すること)が存在するときのみ、イベント情報を送信する。
一部の実施形態では、イベントソート部170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部(recognizer)判定モジュール173も含む。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイシステム112が2つ以上のビューを表示するとき、1つ以上のビュー内のどこにおいてサブイベントが発生したかを判定するためのソフトウェア手順を提供する。ビューは、制御及びユーザがディスプレイ上で見ることができる他の要素で構成される。
アプリケーションと関連付けられたユーザインタフェースの別の態様は、本明細書でアプリケーションビュー又はユーザインタフェースウインドウと呼ばれる場合があるビューの組であり、それらの中で情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが発生する。タッチが検出されるアプリケーションビュー(それぞれのアプリケーションの)は任意選択で、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに対応する。例えば、タッチが検出される最下位レベルのビューは任意選択で、ヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントの組は任意選択で、タッチに基づくジェスチャを開始する初期のタッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて判定される。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが階層において編成された複数のビューを有するとき、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理するべき階層内の最下位のビューとしてヒットビューを特定する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、開始するサブイベント(すなわち、イベント又は潜在的なイベントを形成する一連のサブイベントにおける最初のサブイベント)が発生する最下位レベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュールによって特定されると、ヒットビューは典型的には、それがヒットビューとして特定された同一のタッチ又は入力元に関連する全てのサブイベントを受信する。
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)が特定の一連のサブイベントを受信するべきかを判定する。一部の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみが特定の一連のサブイベントを受信するべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理的な位置を含む全てのビューがアクティブに関与しているビューであると判定し、従って、全てのアクティブに関与しているビューが特定の一連のサブイベントを受信するべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントが1つの特定のビューと関連付けられたエリアに完全に制限された場合でさえ、階層における上位ビューは、アクティブに関与しているビューのままである。
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えば、イベント認識部180)に発送する。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173によって判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。一部の実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、それぞれのイベント受信部モジュール182によって取得されたイベント情報をイベント待ち行列に記憶する。
一部の実施形態では、オペレーティングシステム126は、イベントソート部170を含む。代わりに、アプリケーション136−1は、イベントソート部170を含む。更なる他の実施形態では、イベントソート部170は、スタンドアロンモジュール、又は接触/動きモジュール130などのメモリ102に記憶された別のモジュールの一部である。
一部の実施形態では、アプリケーション136−1は、各々がアプリケーションのユーザインタフェースのそれぞれのビュー内で発生するタッチイベントを処理する命令を含む、複数のイベントハンドラ190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。アプリケーション136−1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。典型的には、それぞれのアプリケーションビュー191は、複数のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインタフェースキット(図示せず)、又はアプリケーション136−1がメソッド及び他の性質をそれから継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別々のモジュールの一部である。一部の実施形態では、それぞれのイベントハンドラ190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、GUI更新部178、及び/又はイベントソート部170から受信されたイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベントハンドラ190は任意選択で、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176、オブジェクト更新部177、又はGUI更新部178を利用し、又は呼び出す。代わりに、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上は、1つ以上のそれぞれのイベントハンドラ190を含む。また、一部の実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178のうちの1つ以上は、それぞれのアプリケーションビュー191に含まれる。
それぞれのイベント認識部180は、イベントソート部170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信し、イベント情報からイベントを特定する。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。一部の実施形態では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及びイベント配信命令188(任意選択でサブイベント配信命令を含む)の少なくともサブセットも含む。
イベント受信部182は、イベントソート部170からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベントについての情報、例えば、タッチ又はタッチの移動についての情報を含む。サブイベントに依存して、イベント情報はまた、サブイベントの位置などの追加の情報を含む。サブイベントがタッチの動きに関わるとき、イベント情報はまた任意選択で、サブイベントの速さ及び方向を含む。一部の実施形態では、イベントは、1つの方位から別の方位への(例えば、縦方位から横方位への、又はその逆の)デバイスの回転を含み、イベント情報は、デバイスの現在の方位(デバイスの姿勢とも呼ばれる)についての対応する情報を含む。
イベント比較部184は、イベント情報を予め定義されたイベント又はサブイベント定義と比較し、比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定し、又はイベント若しくはサブイベントの状態を判定若しくは更新する。一部の実施形態では、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えば、イベント1(187−1)、イベント2(187−2)などのイベントの定義(例えば、予め定義された一連のサブイベント)を含む。一部の実施形態では、イベント187におけるサブイベントは、例えば、タッチの始め、タッチの終わり、タッチの移動、タッチの中止、及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント1(187−1)についての定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。ダブルタップは、例えば、表示されたオブジェクト上の予め定められた段階についての第1のタッチ(タッチの始め)、予め定められた段階についての第1のリフトオフ(タッチの終わり)、表示されたオブジェクト上の予め定められた段階についての第2のタッチ(タッチの始め)、及び予め定められた段階についての第2のリフトオフ(タッチの終わり)を含む。別の実施例では、イベント2(187−2)についての定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグである。ドラッグは、例えば、表示されたオブジェクト上の予め定められた段階についてのタッチ(又は、接触)、タッチ感知ディスプレイシステム112を横切るタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチの終わり)を含む。一部の実施形態では、イベントはまた、1つ以上の関連するイベントハンドラ190についての情報を含む。
一部の実施形態では、イベント定義187は、それぞれのユーザインタフェースオブジェクトについてのイベントの定義を含む。一部の実施形態では、イベント比較部184は、どのユーザインタフェースオブジェクトがサブイベントと関連付けられているかを判定するためのヒットテストを実行する。例えば、3つのユーザインタフェースオブジェクトがタッチ感知ディスプレイシステム112上で表示されるアプリケーションビューにおいて、タッチ感知ディスプレイシステム112上でタッチが検出されるとき、イベント比較部184は、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)と関連付けられているかを判定するためにヒットテストを実行する。表示された各オブジェクトが、それぞれのイベントハンドラ190と関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を使用して、どのイベントハンドラ190がアクティブ化されるべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトと関連付けられたイベントハンドラを選択する。
一部の実施形態では、それぞれのイベント187についての定義はまた、一連のサブイベントがイベント認識部のイベントタイプに対応するか否かが判定されるまで、イベント情報の配信を遅延させる遅延アクションを含む。
それぞれのイベント認識部180が、一連のサブイベントがイベント定義186におけるイベントのいずれとも一致しないと判定するとき、それぞれのイベント認識部180は、イベント不可能、イベント失敗、又はイベント終了状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの後続のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューに対してアクティブのままである他のイベント認識部がある場合、そのイベント認識部は、進行中のタッチに基づくジェスチャのサブイベントを追跡及び処理し続ける。
一部の実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベント配信システムがどのようにサブイベント配信を実行すべきかをアクティブに関与しているイベント認識部に示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを有するメタデータ183を含む。一部の実施形態では、メタデータ183は、イベント認識部が相互にどのように対話するか又は対話することが可能とされているかについて示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。一部の実施形態では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに配信されるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
一部の実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されるときに、イベントと関連付けられたイベントハンドラ190をアクティブ化する。一部の実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントと関連付けられたイベント情報をイベントハンドラ190に配信する。イベントハンドラ190をアクティブ化することは、それぞれのヒットビューにサブイベントを送信する(及び、送信を延期する)こととは別個である。一部の実施形態では、イベント認識部180は、認識されたイベントと関連付けられたフラグを投入し、フラグと関連付けられたイベントハンドラ190は、フラグを捕らえ、予め定義された処理を実行する。
一部の実施形態では、イベント配信命令188は、イベントハンドラをアクティブ化することなくサブイベントについてのイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントと関連付けられたイベントハンドラに、又はアクティブに関与しているビューにイベント情報を配信する。一連のサブイベントに又はアクティブに関与しているビューと関連付けられたイベントハンドラは、イベント情報を受信し、予め定義された処理を実行する。
一部の実施形態では、データ更新部176は、アプリケーション136−1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データ更新部176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新し、又はビデオ及び音楽プレイヤモジュール152で使用されるビデオファイルを記憶する。一部の実施形態では、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136−1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新たなユーザインタフェースオブジェクトを作成し、又はユーザインタフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部178は、表示情報を作成し、タッチ感知ディスプレイ上で表示するためにそれをグラフィックモジュール132に送信する。
一部の実施形態では、イベントハンドラ(単数又は複数)190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178を含み、又はそれらへのアクセスを有する。一部の実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、それぞれのアプリケーション136−1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
タッチ感知ディスプレイ上のユーザのタッチのイベント処理に関する前述の議論はまた、入力デバイスで多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、その全てがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、単一若しくは複数のキーボードの押圧若しくは保持に任意選択で合わせたマウスの移動及びマウスボタンの押圧、タッチパッド上のタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触の移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による指示、検出された眼球運動、バイオメトリック入力、並びに/又はそれらの任意の組合せは任意選択で、認識されることになるイベントを定義するサブイベントに対応する入力として利用される。
図2は、一部の実施形態に係る、タッチスクリーン(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112、図1A)を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは任意選択で、ユーザインタフェース(UI)200内で1つ以上のグラフィックを表示する。それらの実施形態と共に以下で説明される実施形態では、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には、正確な縮尺率では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には、正確な縮尺率では描かれていない)で、グラフィック上でジェスチャを行うことによって、グラフィックのうちの1つ以上を選択することが可能とされる。一部の実施形態では、ユーザが1つ以上のグラフィックとの接触を中断するとき、1つ以上のグラフィックの選択が発生する。一部の実施形態では、ジェスチャは任意選択で、1回以上のタップ、1回以上のスワイプ(左から右へ、右から左へ、上方向へ及び/若しくは下方向へ)、並びに/又はデバイス100と接触した指の回転(右から左へ、左から右へ、上方向へ及び/若しくは下方向へ)を含む。一部の実装形態又は状況では、グラフィックとの不測の接触は、グラフィックを選択しない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップであるとき、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは任意選択で、対応するアプリケーションを選択しない。
デバイス100はまた任意選択で、「ホーム」又はメニューボタン204などの1つ以上の物理ボタンを含む。前で説明されたように、メニューボタン204は任意選択で、デバイス100上で任意選択で実行される、アプリケーションの組における任意のアプリケーション136にナビゲートするために使用される。代わりに、一部の実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーンディスプレイ上で表示されるGUI内のソフトキーとして実装される。
一部の実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーンディスプレイ、メニューボタン204(ホームボタン204と呼ばれる場合がある)、デバイスへの電源供給のオン/オフ及びデバイスのロックのためのプッシュボタン206、ボリューム調節ボタン(単数又は複数)208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、ドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は任意選択で、ボタンを押し下げ、予め定義された時間間隔の間にボタンを押し下げた状態で保持することによってデバイス上の電力をターンオン/オフし、ボタンを押し下げ予め定義された時間間隔が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックし、及び/又はデバイスのロックを解除し若しくはロック解除処理を開始するために使用される。一部の実施形態では、デバイス100はまた、マイクロフォン113を通じて一部の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力を受け付ける。デバイス100はまた任意選択で、タッチ感知ディスプレイシステム112上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ165、及び/又はデバイス100のユーザに対する触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器167を含む。
図3は、一部の実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。一部の実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディアプレイヤデバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は典型的には、1つ以上の処理ユニット(CPU)310、1つ以上のネットワーク又は他の通信インタフェース360、メモリ370、それらの構成要素を相互接続するための1つ以上の通信バス320を含む。通信バス320は任意選択で、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する回路(チップセットと呼ばれる場合がある)を含む。デバイス300は典型的にはタッチスクリーンディスプレイであるディスプレイ340を含む、入出力(I/O)インタフェース330を含む。I/Oインタフェース330はまた任意選択で、キーボード及び/又はマウス(又は、他のポインティングデバイス)350、並びにタッチパッド355、デバイス300上で触知出力を生成するための触知出力生成器357(例えば、図1Aを参照して上記説明された触知出力生成器(単数又は複数)167と同様の)、センサ359(例えば、光センサ、加速度センサ、近接センサ、タッチ感知センサ、及び/又は図1Aを参照して上記説明された接触強度センサ(単数又は複数)165と同様の接触強度センサ)を含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択で、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリ370は任意選択で、CPU(単数又は複数)310からリモートに位置する1つ以上の記憶デバイスを含む。一部の実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102に記憶されたプログラム、モジュール、及びデータ構造に類似のプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそれらのサブセットを記憶する。更に、メモリ370は任意選択で、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は任意選択で、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を記憶するが、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102は任意選択で、それらのモジュールを記憶しない。
上記特定された図3における要素の各々は任意選択で、前に言及したメモリデバイスのうちの1つ以上に記憶される。上記特定されたモジュールのうちの各々は、上記説明された機能を実行する命令セットに対応する。上記特定されたモジュール又はプログラム(すなわち、命令セット)は、別々のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、よって、それらのモジュールの様々なサブセットは任意選択で、様々な実施形態において組み合わされ、又はその他の方式で再配置される。一部の実施形態では、メモリ370は任意選択で、上記特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ370は任意選択で、上記説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を記憶する。
ここで、ポータブル多機能デバイス100上で任意選択で実装されるユーザインタフェース(「UI」)の実施形態に注意を向ける。
図4Aは、一部の実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューのための例示的なユーザインタフェースを示す。同様のユーザインタフェースは任意選択で、デバイス300上で実装される。一部の実施形態では、ユーザインタフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラー信号及びWi−Fi信号などの無線通信(単数又は複数)のための信号強度インジケータ(単数又は複数)、
●時間
●Bluetoothインジケータ、
●バッテリ状態インジケータ、
●下記などの、頻繁に使用されるアプリケーションのためのアイコンを有するトレー408、
○不在着信又は音声メールメッセージの数のインジケータ414を任意選択で含む、「電話」とラベル付けされる電話モジュール138のためのアイコン416、
○未読電子メールの数のインジケータ410を任意選択で含む、「メール」とラベル付けされる電子メールクライアントモジュール140のためのアイコン418、
○「ブラウザ」とラベル付けされるブラウザモジュール147のためのアイコン420及び
○「音楽」とラベル付けされるビデオ及び音楽プレイヤモジュール152のためのアイコン422、並びに
●下記などの、その他のアプリケーションのためのアイコン、
○「メッセージ」とラベル付けされるIMモジュール141のためのアイコン424、
○「カレンダ」とラベル付けされるカレンダモジュール148のためのアイコン426、
○「写真」とラベル付けされる画像管理モジュール144のためのアイコン428、
○「カメラ」とラベル付けされるカメラモジュール143のためのアイコン430、
○「オンラインビデオ」とラベル付けされるオンラインビデオモジュール155のためのアイコン432、
○「株式」とラベル付けされる株式ウィジェット149−2のためのアイコン434、
○「地図」とラベル付けされる地図モジュール154のためのアイコン436、
○「気象」とラベル付けされる気象ウィジェット149−1のためのアイコン438、
○「時計」とラベル付けされるアラーム時計ウィジェット149−4のためのアイコン440、
○「トレーニングサポート」とラベル付けされるトレーニングサポートモジュール142のためのアイコン442、
○「メモ」とラベル付けされるメモモジュール153のためのアイコン444、及び
○デバイス100及びその様々なアプリケーション136についての設定へのアクセスを提供する、設定アプリケーション若しくはモジュールのためのアイコン446。
図4Aに示されたアイコンのラベルは単なる例に過ぎないことに留意されたい。例えば、他のラベルが任意選択で、様々なアプリケーションアイコンに使用される。一部の実施形態では、それぞれのアプリケーションアイコンのためのラベルは、それぞれのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。一部の実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのためのラベルは、特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは別個である。
図4Bは、ディスプレイ450と分離したタッチ感知面451(例えば、タブレット又はタッチパッド355、図3)を有するデバイス(例えば、デバイス300、図3)上の例示的なユーザインタフェースを示す。デバイス300はまた任意選択で、タッチ感知面451上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ(例えば、センサ357のうちの1つ以上)、及び/又はデバイス300のユーザに対して触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器359を含む。
以下の実施例のうちの多くはタッチスクリーンディスプレイ112上の入力(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)を参照して与えられるが、一部の実施形態では、デバイスは、図4Bに示すように、ディスプレイと分離したタッチ感知面上の入力を検出する。一部の実施形態では、タッチ感知面(例えば、図4Bにおける451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の主軸(例えば、図4Bにおける453)に対応する主軸(例えば、図4Bにおける452)を有する。それらの実施形態によれば、デバイスは、ディスプレイ上のそれぞれの位置に対応する位置(例えば、図4Bにおいて、460は468に対応し、462は470に対応する)におけるタッチ感知面451との接触(例えば、図4Bにおける460及び462)を検出する。このように、タッチ感知面がディスプレイと分離しているとき、タッチ感知面(例えば、図4Bにおける451)上でデバイスによって検出されたユーザ入力(例えば、接触460及び462、及びそれらの移動)は、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、図4Bにおける450)上でユーザインタフェースを操作するためにデバイスによって使用される。同様の方法が任意選択で、本明細書で説明される他のユーザインタフェースに使用されることを理解されたい。
加えて、以下の実施例は、主に指入力(例えば、指の接触、指のタップジェスチャ、指のスワイプジェスチャなど)を参照して与えられるが、一部の実施形態では、それらの指の入力のうちの1つ以上は、別の入力デバイスからの入力(例えば、マウスに基づく入力又はスタイラス入力)と置き換えられることを理解されたい。例えば、スワイプジェスチャは任意選択で、マウスクリックと置き換えられ(例えば、接触の代わりに)、その後、スワイプの経路に沿ってカーソルの移動が行われる(例えば、接触の移動の代わりに)。別の例として、タップジェスチャは任意選択で、カーソルがタップジェスチャの位置の上に位置する間のマウスクリックと置き換えられる(例えば、接触の検出、それに続いて接触の検出を停止する代わりに)。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されるとき、複数のコンピュータマウスは任意選択で同時に使用され、又はマウス及び指の接触が任意選択で同時に使用されることを理解されたい。
本明細書で使用されるように、用語「フォーカスセレクタ」は、ユーザが対話しているユーザインタフェースの現在の部分を示す入力要素を指す。カーソル又は他のロケーションマーカを含む一部の実装形態では、カーソルは、カーソルが特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウインドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の上にある間にタッチ感知面(例えば、図3におけるタッチパッド355、又は図4Bにおけるタッチ感知面451)上で入力(例えば、押圧入力)が検出されるときに、特定のユーザインタフェース要素が検出された入力に従って調整されるように、「フォーカスセレクタ」として機能する。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタフェース要素との直接的な対話を可能にするタッチスクリーンディスプレイ(例えば、図1Aにおけるタッチ感知ディスプレイシステム112、又は図4Aにおけるタッチスクリーン)を含む一部の実装形態では、タッチスクリーン上で検出される接触は、入力(例えば、接触による押圧入力)がタッチスクリーンディスプレイ上で特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウインドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の位置において検出されるときに、特定のユーザインタフェース要素が検出された入力に従って調節されるように、「フォーカスセレクタ」の役割を果たす。一部の実装形態では、タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動なしに、ユーザインタフェースの1つの領域からユーザインタフェースの別の領域にフォーカスが移動され(例えば、タブキー又は矢印キーを使用してフォーカスを1つのボタンから別のボタンに移動させることによって)、それらの実装形態では、フォーカスセレクタは、ユーザインタフェースの異なる領域の間のフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタによってとられる具体的な形態とは関わりなく、フォーカスセレクタは一般的に、ユーザの意図したユーザインタフェースとの対話を通信するために(例えば、ユーザが対話することを意図しているユーザインタフェースの要素をデバイスに示すことによって)、ユーザによって制御されるユーザインタフェース要素(又は、タッチスクリーンディスプレイ上の接触)である。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上の押圧入力が検出される間のそれぞれのボタンの上のフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触、又は選択ボックス)の位置は、それぞれのボタンをアクティブ化することをユーザが意図していることを示す(デバイスのディスプレイ上で示された他のユーザインタフェース要素とは反対に)。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、タッチ感知面上の接触の「強度」という用語は、タッチ感知面上の接触(例えば、指の接触又はスタイラスの接触)の力若しくは圧力(単位面積当りの力)、又はタッチ感知面上の接触の力若しくは圧力の代替するもの(プロキシ)を指す。接触の強度は、少なくとも4つの異なる値を含み、より典型的には、何百もの(例えば、少なくとも256個の)異なる値を含む、値範囲を有する。接触の強度は任意選択で、様々な手法、及び様々なセンサ又はセンサの組合せを使用して判定(又は、測定)される。例えば、タッチ感知面の下に又はこれに隣接する1つ以上の力センサは任意選択で、タッチ感知面上の様々な点における力を測定するために使用される。一部の実装形態では、複数の力センサからの力測定値は、推定される接触の力を判定するために組み合わされる(例えば、加重平均又は合計)。同様に、スタイラスの感圧先端部は任意選択で、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を判定するために使用される。代わりに、タッチ感知面上で検出される接触エリアのサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接したタッチ感知面の静電容量及び/若しくはその変化、並びに/又は接触に近接したタッチ感知面の抵抗力及び/若しくはその変化は任意選択で、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替するものとして使用される。一部の実装形態では、接触の力又は圧力の代替する測定値は、強度閾値を超えているかを判定するために直接使用される(例えば、強度閾値は、代替する測定値に対応する単位で説明される)。一部の実装形態では、接触の力又は圧力の代替する測定値は、推定される力又は圧力に変換され、推定される力又は圧力は、強度閾値を超えているかを判定するために使用される(例えば、強度閾値は、圧力の単位で測定された圧力閾値である)。接触の強度をユーザ入力の属性として使用することは、ユーザが追加の機能にアクセスすることを可能にし、追加の機能は、一部の状況では、アフォーダンスを表示し(例えば、タッチ感知ディスプレイ上で)、及び/又はユーザ入力を受信する(例えば、タッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、若しくはノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的制御を介して)ための制限された面積を有する低減されたサイズのデバイス上でユーザによって別途容易にアクセスすることが可能ではない。
一部の実施形態では、接触/動きモジュール130は、ユーザによって操作が実行されたか判定するために(例えば、ユーザがアイコン上で「クリック」したかを判定するために)、1つ以上の強度閾値の組を使用する。一部の実施形態では、少なくとも強度閾値のサブセットは、ソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって判定されず、デバイス100の物理ハードウェアを変更することなく調節されてもよい)。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのハードウェアを変更することなく、広範囲の予め定義された閾値のうちのいずれかに設定されてもよい。加えて、一部の実装形態では、デバイスのユーザは、強度閾値の組のうちの1つ以上を調整するためのソフトウェア設定が提供される(例えば、個々の強度閾値を調整することによって、及び/又はシステムレベルのクリック「強度」パラメータで一度に複数の強度閾値を調整することによって)。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく接触の特性を指す。一部の実施形態では、特性強度は複数の強度サンプルに基づく。特性強度は任意選択で、予め定義された数の強度サンプル、あるいは予め定義されたイベントに対する(例えば、接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終わりを検出する前、接触の強度における増大を検出する前若しくは後、及び/又は接触の強度における減少を検出する前若しくは後)予め定められた時間期間の間(例えば、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10秒)に収集された強度サンプルの組に基づく。接触の特性強度は任意選択で、接触の強度の最大値、接触の強度の平均値(mean value)、接触の強度の平均値(average value)、接触の強度の上位10%値、接触の強度の最大値の半分の値、接触の強度の最大値の90%の値、予め定義された期間にわたって、又は予め定義された時間において開始した接触の強度を低域フィルタリングすることによって生成された値などのうちの1つ以上に基づく。一部の実施形態では、接触の期間は、特性強度を判定する際に使用される(例えば、特性強度が経時的な接触の強度の平均にあるとき)。一部の実施形態では、特性強度は、操作がユーザによって実行されたかを判定するために1つ以上の強度閾値の組と比較される。例えば、1つ以上の強度閾値の組は任意選択で、第1の強度閾値及び第2の強度閾値を含む。この実施例では、第1の閾値を超えない特性強度を有する接触は、第1の操作をもたらし、第1の強度閾値を超え、第2の強度閾値を超えない特性強度を有する接触は、第2の操作をもたらし、第2の強度閾値を超える特性強度を有する接触は、第3の操作をもたらす。一部の実施形態では、特性強度と1つ以上の強度閾値との間の比較は、第1の操作又は第2の操作のいずれを実行するかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の操作を実行するか否か(例えば、それぞれのオプションを実行し、又はそれぞれの操作の実行することを控えるか)を判定するために使用される。
一部の実施形態では、ジェスチャの一部は、特性強度を判定する目的で特定される。例えば、タッチ感知面は任意選択で、開始位置から遷移して、接触の強度が増大する終了位置に到達する連続的なスワイプ接触(例えば、ドラッグジェスチャ)を受信する。この実施例では、終了位置における接触の特性強度は、一部の状況では、連続的なスワイプ接触全体ではなく、そのスワイプ接触の一部のみ(例えば、終了位置におけるスワイプ接触の一部のみ)に基づく。一部の実施形態では、平滑化アルゴリズムは任意選択で、接触の特性強度を判定する前にスワイプ接触の強度に適用される。例えば、平滑化アルゴリズムは任意選択で、非加重移動平均平滑化アルゴリズム、三角平滑化アルゴリズム、中央値フィルタ平滑化アルゴリズム、及び/又は指数平滑化アルゴリズムのうちの1つ以上を含む。一部の状況では、それらの平滑化アルゴリズムは、特性強度を判定する目的で、スワイプ接触の強度における小幅な上昇又は低下を除去する。
本明細書で説明されるユーザインタフェースの図は任意選択で、1つ以上の強度閾値(例えば、接触検出強度閾値IT0、軽い押圧強度閾値ITL、深い押圧強度閾値ITD(例えば、少なくとも最初はITLよりも高い)、及び/又は1つ以上の他の強度閾値(例えば、TILよりも低い強度閾値ITH)に対する、タッチ感知面上の接触の現在の強度を示す、様々な強度の図表(例えば、5530)を含む。この強度の図表は典型的には、表示されるユーザインタフェースの一部ではないが、図の解釈を支援するために提供される。一部の実施形態では、軽い押圧強度閾値は、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることと典型的に関連付けられた操作をデバイスが実行する強度に対応する。一部の実施形態では、深い押圧強度閾値は、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることと典型的に関連付けられた操作とは異なる操作をデバイスが実行する強度に対応する。一部の実施形態では、軽い押圧強度閾値を下回る(例えば、それを下回ると接触がもはや検出されない名目上の接触検出強度閾値IT0を上回る)特性強度で接触が検出されるとき、デバイスは、軽い押圧強度閾値又は深い押圧強度閾値と関連付けられた操作を実行することなく、タッチ感知面上の接触の移動に従ってフォーカスセレクタを移動させる。概して、別途記載のない限り、それらの強度閾値は、ユーザインタフェースの図の異なる組の間で一貫している。
一部の実施形態では、デバイスによって検出された入力へのデバイスの応答は、入力の間の接触強度に基づく基準に依存する。例えば、いくつかの「軽い押圧」入力について、入力の間の第1の強度閾値を超える接触の強度は第1の応答をトリガする。一部の実施形態では、デバイスによって検出された入力へのデバイスの応答は、入力の間の接触強度及び時間に基づく基準の両方を含む基準に依存する。例えば、いくつかの「深い押圧」入力について、入力の間の軽い押圧に対する第1の強度閾値より大きい第2の強度閾値を超える接触の強度は、第1の強度閾値を満たすことと第2の強度閾値を満たすこととの間で遅延時間が経過した場合のみ、第2の応答をトリガする。この遅延時間は典型的には、時間が200ms(ミリ秒)よりも短い(例えば、第2の強度閾値の大きさに依存して、40ms、100ms、又は120msであり、遅延時間は第2の強度閾値が増大するにつれて増大する)。この遅延時間は、深い押圧入力の偶発的な認識を回避することを支援する。別の実施例として、いくつかの「深い押圧」について、第1の強度閾値が満たされる時間の後に発生する感度が低下した時間期間が存在する。感度が低下した時間期間の間、第2の強度閾値は増大する。第2の強度閾値におけるこの一時的な増大もまた、偶発的な深い押圧入力を回避することを支援する。他の深い押圧入力について、深い押圧入力の検出に対する応答は、時間に基づく基準に依存しない。
一部の実施形態では、入力強度閾値及び/又は対応する出力のうちの1つ以上は、ユーザ設定、接触の動き、入力タイミング、実行しているアプリケーション、強度が加わる速度、同時に行われる入力の数、ユーザ履歴、環境要因(例えば、周囲ノイズ)、フォーカスセレクタの位置などの1つ以上の要因に基づいて変化する。例示的な要因が、米国特許出願第14/399,606号及び第14/624,296号に記載されており、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれている。
例えば、図4Cは、経時的なタッチ入力476の強度に部分的に基づいて経時的に変化する動的強度閾値480を示す。動的強度閾値480は、2つの成分、タッチ入力476が最初に検出されるときから予め定義された遅延時間p1の後に経時的に減衰する第1の成分474、及び経時的にタッチ入力476の強度を追跡する第2の成分478の合計である。第1の成分474の初期の高強度閾値は、「深い押圧」応答を偶発的にトリガすることを削減すると共に、タッチ入力476が十分な強度を提供する場合に即時的な「深い押圧」応答をなおも可能にする。第2の成分478は、タッチ入力における段階的な強度変動によって「深い押圧」応答を意図せずにトリガすることを削減する。一部の実施形態では、タッチ入力476が動的強度閾値480を満たすとき(例えば、図4Cにおけるポイント481において)、「深い押圧」応答がトリガされる。
図4Dは、別の動的強度閾値486(例えば、強度閾値ID)を示す。図4Dはまた、2つの他の強度閾値、第1の強度閾値ITH及び第2の強度閾値ILを示す。図4Dにおいて、タッチ入力484が時間p2の前に第1の強度閾値ITH及び第2の強度閾値ITLを満たすが、時間482において遅延時間p2が経過するまでは応答が提供されない。また、図4Dでは、動的強度閾値486は、予め定義された遅延時間p1が時間482から経過した後(第2の強度閾値ITLと関連付けられた応答がトリガされたとき)の時間488において開始する減衰で、経時的に減衰する。このタイプの動的強度閾値は、第1の強度閾値ITH又は第2の強度閾値ILなど、より低い強度閾値と関連付けられた応答をトリガした直後、又はそれと同時に動的強度閾値ITDと関連付けられた応答を偶発的にトリガすることを削減する。
図4Eは、更なる別の動的強度閾値492(例えば、強度閾値ID)を示す。図4Eにおいて、強度閾値ITLと関連付けられた応答は、タッチ入力490が最初に検出されるときから遅延時間p2が経過した後にトリガされる。同時に、動的強度閾値492は、タッチ入力490が最初に検出されるときから予め定義された遅延時間p1が経過した後に減衰する。よって、タッチ入力490を解放することなく、強度閾値ILと関連付けられた応答をトリガした後のタッチ入力490の強度における減少と、その後にタッチ入力490の強度における増大が続くことは、タッチ入力490の強度が別の強度閾値、例えば、強度閾値ILを下回るときでさえ強度閾値ITDと関連付けられた応答をトリガすることができる(例えば、時間494において)。
軽い押圧強度閾値ITLを下回る強度から軽い押圧強度閾値ITLと深い押圧強度閾値ITDとの間の強度への接触の特性強度の増大は、「軽い押圧」入力と称される場合がある。深い押圧強度閾値ITDを下回る強度から深い押圧強度閾値ITDを上回る強度への接触の特性強度の増大は、「深い押圧」入力と称される場合がある。接触検出強度閾値IT0を下回る強度から接触検出強度閾値IT0と軽い押圧強度閾値ITLとの間の強度への接触の特性強度の増大は、タッチ面上の接触の検出と称される場合がある。接触検出強度閾値IT0を上回る強度から接触検出強度閾値IT0を下回る強度への接触の特性強度の減少は、タッチ面からの接触のリフトオフの検出と称される場合がある。いくつかの実施形態では、IT0はゼロである。いくつかの実施形態では、IT0はゼロよりも大きい。一部の図では、タッチ感知面上の接触の強度を表すために、影付きの円又は楕円が使用される。一部の図では、それぞれの接触の強度を指定することなく、タッチ感知面上のそれぞれの接触を表すために、影なしの円又は楕円が使用される。
本明細書で説明される一部の実施形態では、1つ以上の操作は、それぞれの押圧入力を含むジェスチャを検出したことに応じて、又はそれぞれの接触(又は、複数の接触)で実行されるそれぞれの押圧入力を検出したことに応じて実行され、それぞれの押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る接触(又は、複数の接触)の強度における増大を検出したことに少なくとも部分的に基づいて検出される。一部の実施形態では、それぞれの操作は、押圧入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度における増大を検出したことに応じて実行される(例えば、それぞれの操作は、それぞれの押圧入力の「ダウンストローク」上で実行される)。一部の実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度における増大、及び押圧入力強度閾値を下回る接触の強度におけるその後の減少を含み、それぞれの操作は、押圧入力閾値を下回るそれぞれの接触の強度におけるその後の減少を検出したことに応じて実行される(例えば、それぞれの操作は、それぞれの押圧入力の「アップストローク」上で実行される)。
一部の実施形態では、デバイスは、「ジッタ」と呼ばれる場合がある偶発的な入力を回避するために強度ヒステリシスを採用し、デバイスは、押圧入力強度閾値との予め定義された関係を有するヒステリシス強度閾値を定義又は選択する(例えば、ヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値よりも低いX強度単位であり、又はヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値の75%、90%、若しくは何らかの妥当な比率である)。よって、一部の実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度における増大、及び押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度におけるその後の減少を含み、それぞれの操作は、ヒステリシス強度閾値を下回るそれぞれの接触の強度におけるその後の減少を検出したことに応じて実行される(例えば、それぞれの操作は、それぞれの押圧入力の「アップストローク」上で実行される)。同様に、一部の実施形態では、押圧入力は、デバイスがヒステリシス強度閾値以下の強度から押圧入力強度閾値以上の強度への接触の強度における増大、及び任意選択で、ヒステリシス強度以下の強度への接触の強度におけるその後の減少を検出するときのみ検出され、それぞれの操作は、押圧入力を検出したことに応じて(例えば、状況に依存して、接触の強度における増大、又は接触の強度における減少)実行される。
説明を容易にするために、押圧入力強度閾値と関連付けられた押圧入力に応じて、又は押圧入力を含むジェスチャに応じて実行される操作の説明は任意選択で、押圧入力強度閾値を上回る接触の強度における増大、ヒステリシス強度閾値を下回る強度から押圧入力強度閾値を上回る強度への接触の強度における増大、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度における減少、又は押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度における減少を検出したことに応じてトリガされる。加えて、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度における減少を検出したことに応じて操作が実行されるとして説明される実施例では、操作は任意選択で、押圧入力強度閾値に対応し、及びそれよりも低いヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度における減少を検出したことに応じて実行される。上記説明されたように、一部の実施形態では、それらの応答のトリガはまた、満たされる時間に基づく基準に依存する(例えば、遅延時間は、第1の強度閾値が満たされることと第2の強度閾値が満たされることとの間で経過している)。
ユーザインタフェース及び関連する処理
ここで、ディスプレイ、タッチ感知面、及び(任意選択で)タッチ感知面との接触の強度を検出する1つ以上のセンサを有するポータブル多機能デバイス100又はデバイス300などの電子デバイス上で任意選択で実装される、ユーザインタフェース(「UI」)及び関連する処理の実施形態に注意を向ける。
図5A1〜5A77は、一部の実施形態に係る、ユーザインタフェース間をナビゲートするための例示的なユーザインタフェースを示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図6A〜図6AL、図7A〜図7F、図8A〜図8E、及び図10A〜図10Bにおける処理を含む、以下で説明される処理を示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共にディスプレイ450上で図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
説明の便宜上、実施形態のいくつかは、ホームボタンを有さないデバイス上で実行される操作を参照して議論され、予め定義された基準を満たすジェスチャは、現在表示されているユーザインタフェースの解放(dismissal)及びホームスクリーンユーザインタフェースの表示を引き起こすために使用される。図5A1〜5A77には示されないが、一部の実施形態では、ホームボタン(例えば、機械ボタン、ソリッドステートボタン、又は仮想ボタン)は、デバイスに含まれ、現在表示されているユーザインタフェースの解放及びホームスクリーンユーザインタフェースの表示(例えば、単一の押圧入力に応じて)、並びに/又はマルチタスクユーザインタフェースの表示(例えば、二重押圧入力に応じて)を引き起こすために使用される。
図5A1〜5A77は、一部の実施形態に係る、ユーザが、電子デバイス上で、複数のユーザインタフェース間を効率的にナビゲートする、例えば、異なるアプリケーションとシステムユーザインタフェースとの間で素早く切り替えることを可能にするユーザインタフェース選択処理の例示的な実施形態を示す。ユーザインタフェース選択処理のための例示的なユーザインタフェースは、カードの仮想スタック(例えば「スタック」)として表示される電子デバイスと関連付けられたアプリケーション(例えば、最近開いたアプリケーション、現在表示されているアプリケーション、及びシステム制御パネル)のための複数のユーザインタフェースの表現を含み、スタックにおける各々のカードは、異なるアプリケーションのためのユーザインタフェースを表す。カードはまた、本明細書で、最近開いたアプリケーションのためのユーザインタフェースに対応するときに「アプリケーションビュー」、又は制御パネルのためのユーザインタフェースに対応するときに「制御パネルビュー」と称される。タッチスクリーン112(例えば、タッチ感知面)上で検出されるユーザ入力(例えば、接触、スワイプ/ドラッグジェスチャ、フリックジェスチャなど)は、スクリーン上での表示のために選択することができるユーザインタフェース間をナビゲートするために使用される。一部の実施形態では、ホームスクリーンユーザインタフェースは任意選択で、カードの仮想スタックにおける「カード」として表示される。一部の実施形態では、ホームスクリーンユーザインタフェースは、カードのスタックの下層にある表示層において表示される。
デバイスがいずれかのインタフェースを表示する間、スクリーンの底部において開始するジェスチャ(例えば、ディスプレイの端部に近接したデバイスの予め定義された領域内で(例えば、デバイスの底端部に近いディスプレイの予め定義された部分(例えば、20画素幅)を含む端部領域))は、ユーザインタフェース選択処理を引き起こし、入力の速さ及び方向に基づいて、任意選択で、移動パラメータ及び現在表示されているユーザインタフェースオブジェクト(例えば、カード)の特性に基づいて、複数のユーザインタフェース間のナビゲーションを指示する。デバイスは、現在のユーザインタフェースの表示を、ユーザインタフェースを表すカードと置き換える。ユーザは、一部の実施形態に係ると、(i)ホームスクリーンに、(ii)ユーザインタフェース選択処理が引き起こされたときに表示されたユーザインタフェースの直前にスクリーン上で表示されるアプリケーションに、(iii)制御パネルユーザインタフェースに、(iv)ユーザがスクリーン上で前に表示されたアプリケーションから選択することを可能にするアプリケーションスイッチャユーザインタフェースに、又は(v)ユーザインタフェース選択処理が引き起こされたときに表示されたユーザインタフェースに再度、ナビゲートするために異なるジェスチャを使用するオプションを有する。入力の間、デバイスは、入力が終了するとどのナビゲーションの選択がされるかを示す動的な視覚フィードバックを提供し、複数の選択の間で効率的なユーザナビゲーションを促進する。一部の実施形態では、視覚フィードバック及びユーザインタフェース応答は、流動的であり、可逆的である。
電子デバイス上で動作するアプリケーションのための例示的なユーザインタフェースは、開始されることになるナビゲーションジェスチャのためにデバイスが準備できている端部領域の位置に関するユーザへの視覚ガイダンス、任意選択で、ナビゲーションが現在表示されているアプリケーションの現在の動作モードで制限されているか(例えば、ホームアフォーダンスがないことは、ナビゲーションが制限されること、及び確認入力がユーザインタフェース間をナビゲートするために必要とされること、任意選択で、拡張したナビゲーションジェスチャがユーザインタフェース間をナビゲートするために必要とされるか(例えば、図5B1〜5B33に示されるように))の視覚ガイダンスを提供する、視覚インジケーション(例えば、ホームアフォーダンス5002)を含む。一部の実施形態では、ホームアフォーダンスは、例えば、仮想ボタンと同様の方式で、アクティブ化可能でなく、又はタッチ−入力に直接応答しない。
図5A1〜5A8は、入力がユーザインタフェース選択処理を引き起こし、第1の移動閾値を超えて(任意選択で、第2の移動閾値を超えて)スタックにおけるカードの移動を指示することを理由に、電子デバイスがアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートする例示的な実施形態を示す。
図5A1は、スクリーンの左上及び右隅のそれぞれにおける時間404及び状態402インジケータを有するウェブブラウジングユーザインタフェースを示す。ユーザインタフェース選択処理が図5A2においてスクリーンの底部から上方向に移動する接触5004によってアクティブ化された後、ウェブブラウジングユーザインタフェースは、図5A3においてウェブブラウザユーザインタフェースを表すカード5010によって置き換えられる。図5A3〜5A5において入力がスクリーン上で上方向に移動するにつれて、カード5010が動的に縮小し、背景でホームスクリーンのぼかしをかけたビューを可視化し、前景で拡大した状態バー5008を可視化する(状態バー5008は任意選択で、ディスプレイの左上及び右手隅から下に移動するように現れ、又は縮小したカード5010によって可視化される)。図5A6において、接触5004の移動5006が中断するとき、カード5014(ウェブブラウジングユーザインタフェースの前にスクリーン上で表示されたメッセージングアプリケーションユーザインタフェースを表す)及び5016(制御パネルユーザインタフェース(例えば、制御センタ)を表す)がカード5010と平行して表示されるように現れ、この時に入力が終了したことによってデバイスがアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示するようになることを示す。図5A7おいて、入力が終了したことを理由に、スタックにおけるいくつかのカードが表示される間、デバイスは、図5A8においてアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示するようになる。入力がアクティブ(例えば、図5A6において)の間に比較的同一平面上にあるように現れるカード5010、5014、及び5016は、図5A7〜5A8におけるスタックを形成するようにアニメ化され、ウェブブラウジングカード5010の上を制御パネルカード5016がスライドし、ウェブブラウジングカード5010の下をメッセージングカード5014がスライドする。メッセージングユーザインタフェースの前に最後に表示されたアプリケーションのユーザインタフェースを表す他のカード(例えば、電子メールアプリケーションのユーザインタフェースを表すカード5022)は、スタックにおけるメッセージングカード5014の下に現れる。アプリケーションアイコン(例えば、Safariアイコン5012及びメッセージアイコン5020、図5A9〜5A13における電子メールアイコン5028及び設定アイコン5032も参照)は、カード上で示されるユーザインタフェースと関連付けられたアプリケーションのより素早い識別を促進するためにアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で表示される。
図5A9〜5A14は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースが前に表示されたユーザインタフェース間をナビゲートする(例えば、アプリケーション間で切り替える)ために使用される例示的な実施形態を示す。図5A9〜5A11における右への接触5024の移動5026は、ユーザインタフェースカードのスタックを通じてスクロールする。スタックの最上部からのカード5016、5010、及び5014がスクリーンの右手側に押し出されるにつれて、図5A10〜5A11において、追加のカード5030及び5034がスタックの底部から可視化される。図5A13における電子メールカード5022の選択の後、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを図5A14における電子メールユーザインタフェースと置き換える。
図5A15〜5A18は、ユーザインタフェース選択処理を引き起こす基準を入力が満たさないことを理由に、入力が異なるアプリケーションのユーザインタフェースとシステムユーザインタフェースとの間ではなく、アプリケーション内でのナビゲーションをもたらす例示的な実施形態を示す。例えば、図5A15におけるバックボタン5035上の接触5037を含むタップジェスチャによって、デバイスは、スクリーンの底端部から接触5037の上方向の移動がないことを理由に、ユーザインタフェース選択処理を引き起こすのではなく、appleウェブページから図5A16における「news about sports」ウェブページにナビゲートするようになる。同様に、図5A17における接触5039の移動5041を含む上方向のスワイプジェスチャによって、デバイスは、スクリーンの底部においてスワイプジェスチャが開始しなかったことを理由に、ユーザインタフェース選択処理を引き起こすのではなく、図5A18における「news about sports」ウェブページにナビゲートするようになる。
図5A19〜5A25は、入力がユーザインタフェース選択処理を引き起こし、第2の移動閾値を超えてスタックにおけるカードの移動を指示することを理由に、電子デバイスがホームスクリーンに再度ナビゲートする例示的な実施形態を示す。
図5A19は、例示的な電子メールユーザインタフェースを示す。ユーザインタフェース選択処理は、スクリーンの底部から上方向に移動する接触5040によってアクティブ化され、結果として、電子メールユーザインタフェースは、図5A20における電子メールユーザインタフェースを表すカード5022によって置き換えられる。図5A20〜5A21において、接触5040の移動5042が低速であり、接触5040がホームスクリーンにナビゲートするための予め定義された移動基準を満たさなかった(例えば、特定の距離閾値を超えて)ことを理由に、カード5016(制御パネル)及び5010(ウェブブラウジング)は、入力の終了によって、デバイスがアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートするようになることを示すように表示される。移動5042が加速し、及び/又は接触5040がホームスクリーンにナビゲートするための予め定義された移動基準を満たす(例えば、距離閾値を超えて)と、図5A22において、カード5016及び5010が見えなくなり、入力の終了によって、デバイスが、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースに再度ナビゲートすることとは反対に、ホームスクリーンにナビゲートするようになることを示す。図5A19〜5A24において、接触5040がスクリーン上で上方向に移動するにつれて、カードの背後に表示されたホームスクリーンのぼかしが徐々に低減し、ホームスクリーン上で表示されたアイコンは、それらが徐々に焦点に近づくにつれてユーザに近づくように見え、ナビゲーションがホームスクリーンの方に向かっていることを更に示す。
図5A24において、入力が終了したことを理由に、単一のカードのみが表示される間、デバイスは、図5A25におけるホームスクリーンにナビゲートする。これは、デバイスがスクリーン上のスタックから複数のカードを表示していた間に入力が終了したことを理由に、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートする図5A2〜5A8におけるナビゲーションイベントとは対照的である。ホームにナビゲートする間、カード5022は、メールアプリケーションのための開始アイコンに縮小するように見える。
図5A25〜5A30は、電子デバイスがホームスクリーンから電子メールアプリケーションユーザインタフェースにナビゲートする例示的な実施形態を示す。図5A25は、複数のアプリケーション開始アイコンを有するホームスクリーンを示す。図5A2及び5A19に示されるように、アプリケーションユーザインタフェースから引き起こされるナビゲーションイベントと同様に、図5A25におけるスクリーンの底部から上方向の接触5046の移動5048は、ホームスクリーンからのユーザインタフェース選択処理を引き起こす。ホームスクリーンの表示をカードと置き換えるのではなく、図5A3におけるウェブブラウジングユーザインタフェース及び図5A20におけるメールユーザインタフェースに対して行われるように、ホームスクリーンは、スクリーンから消えていくように現れ、カード5016(制御パネル)及び5022(電子メール)は、図5A26におけるスクリーンの上をスライドする。スタックからのカードは、スクリーンの左手側から来るように現れ、制御パネルのためのカードは、スクリーンの右手側から来るように現れる。図5A27において、接触5046が上方向に移動し続けるにつれて、制御パネルカード5016は、スタックを組み立てるメールカード5022の上をスライドし、ホームスクリーンが背景でぼかしがかけられ続け、デバイスがアプリケーション切り替えユーザインタフェースにナビゲートすることを示す。図5A28において入力が終了すると、カード5010(ウェブブラウジング)及び5014(メッセージング)は、メールメールカード5022の下をスライドし、スタックを完了する。図5A29におけるメールカード5022の選択は、デバイスが図5A30におけるメールユーザインタフェースを表示することを指示する。一部の実施形態では、接触5046の移動が大きな垂直方向成分を含まず、実質的に左に水平であるとき(例えば、スクリーンの底端部から開始する左方向のスワイプジェスチャ(図5A57〜5A58に示される接触5074によるジェスチャなど))、制御パネルユーザインタフェースは、右からスライドし、ホームスクリーンユーザインタフェース上にオーバーレイされる(例えば、図5A77に示されるような最終的な状態にある)。
図5A31〜5A36は、入力がユーザインタフェース選択処理を引き起こす基準を満たすかに依存して、入力がアプリケーション内で、又はアプリケーションの間でのナビゲーションをもたらす例示的な実施形態を示す。図5A31は、複数の電子メールメッセージのプレビュー5049を表示するメールユーザインタフェースを示す。図5A32における電子メールプレビュー5049−dを横切る接触5051の移動5053を含むスワイプジェスチャによって、デバイスは、スクリーンの底部からそれが生じていなかったことを理由に、異なるアプリケーションのユーザインタフェース間、又はシステムユーザインタフェースにナビゲートするのではなく、図5A33において、電子メールプレビュー5049−dを読み出されるものとしてマークするようになる。一方で、図5A34〜5A35において、電子メールプレビュー5049−eを横切る接触5052の移動5054を含むスワイプジェスチャによって、デバイスは、スクリーンの底部からそれが生じていたことを理由に、電子メールプレビューが読み出されたものとしてマークするのではなく、図5A36における前に表示されたウェブブラウジングユーザインタフェースにナビゲートするようになる。
デバイスがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース及びホームスクリーンのそれぞれにナビゲートするようになる図5A2〜5A8及び5A19〜5A25に示される入力とは対照的に、図5A34〜5A36に示される入力によって、デバイスは、移動5054の水平方向成分が移動5054の垂直方向成分よりもはるかに大きいことを理由に、ウェブブラウジングユーザインタフェースにナビゲートするようになる。入力は、スクリーンの上でスクリーンの左手側からウェブブラウジングカード5010をドラッグする間、メールカード5022をスクリーンに再度押し込み、次いで、スクリーンの右手側から外にスライドするように現れる。カードは、ホームスクリーンの上で移動するように現れ、背景でぼかしがかけられる。
図5A37〜5A39は、入力が他のユーザインタフェースにナビゲートする基準を満たさなかったことを理由に(例えば、ユーザインタフェース選択処理を完全に引き起こすのに十分な移動がない)、デバイスが、入力が終了した後に表示されたユーザインタフェースに再度ナビゲートする例示的な実施形態を示す。図5A37は、ウェブブラウジングユーザインタフェースを示す。接触5056の移動5058を含む入力は、図5A38におけるウェブブラウジングカード5010とのウェブブラウジングユーザインタフェースの置き換えによって示されるように、ユーザインタフェース選択処理を引き起こすために開始する。しかしながら、接触5056がユーザインタフェース選択処理を完全に引き起こすために十分に離れて移動する前に入力が終了することを理由に、デバイスは、図5A39において、ウェブブラウザユーザインタフェースを再度表示することにナビゲートする。
図5A40〜5A56は、複数の連続したスワイプジェスチャ(例えば、左方向/右方向端部スワイプジェスチャ又は上−左方向/上−右方向弧スワイプジェスチャ)に応じて、カードスタック内で前方向及び後方向ナビゲーションを可能にする、異なるユーザインタフェースにナビゲートした直後にカードのスタックが更新されない例示的な実施形態を示す。図5A40は、時間404及び状態402インジケータを含むウェブブラウジングユーザインタフェースを示す。図5A40において開始した右への第1のスワイプジェスチャは、ウェブブラウジングユーザインタフェースの直前に表示されたアプリケーションユーザインタフェースであった図5A42における電子メールユーザインタフェースにデバイスをナビゲートする。スタックが電子メールユーザインタフェースへのナビゲーションを反映するように再分類される前、右への第2のスワイプジェスチャが図5A43において開始される。第2のスワイプジェスチャは、図5A45に示されるように、スタックにおいて表される次のユーザインタフェースであるメッセージングユーザインタフェースへのナビゲーションをもたらす。再度、スタックがメッセージングユーザインタフェースへのナビゲーションを反映するように再分類される前、左への第3のスワイプジェスチャが図5A46において開始される。第3のスワイプジェスチャは、ジェスチャが反対方向にあることを理由に、後方向ではなく、図5A48における電子メールユーザインタフェースへの再度のスタック内での前方向のナビゲーションをもたらす。図5A49において開始した右への第4のスワイプジェスチャは、図5A51において、メッセージングユーザインタフェースにデバイスをスタックにおける後方向にナビゲートする。
最初の3つのナビゲーションイベントの各々の後、スタックは、前のナビゲーションジェスチャの終了から予め定められた時間量(例えば、TT1)が経過する前に別のナビゲーションジェスチャが検出されることを理由に再分類されない。閾値時間量が経過していないことの事実は、ナビゲーションイベントの直後に時間404及び状態402インジケータがないことよって視覚的に示される。図5A52に示されるように、別のナビゲーション入力を検出することなく予め定められた時間期間が経過した後、デバイスは、メッセージングユーザインタフェースへのナビゲーションを反映するようにスタックを再分類する。これは、時間404及び状態402インジケータの表示によって示される。一部の実施形態では、中心のカードのサイズは、それがスタックの最上位のカードになったことを示すようにわずかに拡大する。よって、接触5070の移動5072が図5A52におけるユーザインタフェース選択処理を引き起こした後、カード5014(メッセージング)及び5010(ウェブブラウジング)が図5A53において並んで表示され、デバイス上で使用される最後の2つのアプリケーションを反映する。メールユーザインタフェースがウェブブラウジングユーザインタフェース(図5A40における)よりも最近にスクリーン(図5A49における)上で表示されているが、メールカード5022は、ユーザがスタックを通じてナビゲートしている間、ユーザインタフェースが単に一時的に表示されていたことを理由にスタックにおいて再分類されない。
図5A57〜5A59は、いずれかのユーザインタフェースから左へのナビゲーションジェスチャによって、制御パネルユーザインタフェース(例えば、制御の中心)へのナビゲートを引き起こす例示的な実施形態を示す。図5A57は、下層のカードスタックが最後のナビゲーションイベント(例えば、図5A49〜5A51における電子メールアプリケーションからメッセージアプリケーションへのナビゲーション)から再分類されていることを表す、時間404及び状態402インジケータを有するメッセージングユーザインタフェースを示す。スクリーンの底端部領域内での左へのスワイプジェスチャ(図5A57における接触5074の移動5076を含む)によって、制御パネルビュー5016が、図5A58に示されるように、スクリーンの右手側からメッセージングユーザインタフェースの上をスライドするようになる。一部の実施形態では、制御パネルビュー5016は半透明であり、メッセージインタフェースの一部は少なくとも部分的に、制御パネルビュー5016の視認可能な部分の下部から透けて見える。入力の完了は、ユーザインタフェースナビゲーション入力が開始されたときに表示された、メッセージングユーザインタフェースのぼかしをかけたビューの上で表示される、図5A59における制御パネルユーザインタフェースへのナビゲーションをもたらす。スタック内での前方向ナビゲーションを引き起こした、図5A46〜5A48における左方向スワイプジェスチャとは対照的に、メッセージングユーザインタフェースがスクリーン上でアクティブに表示されるときにスタックにおけるメッセージングカードの上でユーザインタフェースカードがないことを理由に、図5A57〜5A59における左方向スワイプによって、制御パネルユーザインタフェースへのナビゲートを引き起こす。図5A46〜5A48において、電子メールカードは、ユーザがスタックにおけるユーザインタフェース間をアクティブにナビゲートしていたことを理由に(例えば、時間閾値TT1がいまだ満たされていないことを理由にスタックの順序が入れ替えられていない)、スタックにおけるメッセージングカードの上にある。
図5A52〜5A56は、ユーザインタフェース選択処理が流動的である例示的な実施形態を示す。図5A52は、上方向スワイプジェスチャでメッセージングユーザインタフェースからのユーザインタフェース選択処理を引き起こすことを示す。それに応じて、デバイスは、移動5072の速さが第1の移動閾値を下回り、接触5070の位置が第1の位置閾値を下回ることを理由に、図5A53において、カード5014(メッセージング)、5010(ウェブブラウジング)、及び5016(制御パネル)を表示し、入力の終了がアプリケーションスイッチャユーザインタフェースへのナビゲーションをもたらすことを示す。図5A54における上及び左へのジェスチャの継続によって、カード5010(ウェブブラウジング)及び5016(制御パネル)が見えなくなり、入力の終了によってホームスクリーンへのナビゲートを引き起こす。ユーザインタフェース選択処理が流動的であることを理由に、メッセージングカード5014は、接触5070の移動5072に従って縮小し続け、スクリーン上で上及び左へ移動する。接触5070の移動5072がスクリーンの底部に向かって方向を変更するとき、図5A55において、メッセージングカード5014がより大きくなり、ホームスクリーンが背景でぼかしがかけられ、図5A56に示されるように、入力の終了がメッセージングユーザインタフェースへの再度のナビゲーションをもたらすことを示す。一部の実施形態では、図5A54及び5A55に示される状態の間で、接触5070が下方向に移動するにつれて、複数のカード5010、5014、及び5016は任意選択で、入力の終了がその時に検出された場合に、入力の終了の後にデバイスがアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートすることを示すように再表示される(例えば、図5A53に示される方式で)。
図5A60〜5A63は、入力が制御パネルユーザインタフェース(例えば、制御パネル)からアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートする例示的な実施形態を示す。図5A60は、スクリーンの底部からの上方向スワイプジェスチャで制御パネルユーザインタフェースからのユーザインタフェース選択処理を引き起こすことを示す。それに応じて、スタックは、図5A61において、制御パネルカード5016の下から外へスライドするように現れる。スワイプジェスチャが上昇し続けるにつれて、図5A62において、スタックは、制御パネルカード5016の下から広がり続け、図5A63に示されるように、入力の終了がアプリケーションスイッチャユーザインタフェースへのナビゲーションをもたらすことを示す。
図5A64〜5A69は、アプリケーションがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で閉じられる例示的な実施形態を示す。図5A64は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内でメッセージングカード5014上の接触5084による長い押圧入力の開始を示す。図5A65において、タッチ保持要件を満たすために少なくとも閾値時間量(例えば、TT2)の間に閾値移動量よりも小さいその初期のタッチ下方位置において接触5084が検出されたとき、デバイスは、アプリケーション終了モードをアクティブ化し、スタックにおけるアプリケーションカード上でアプリケーション閉アフォーダンス5086を表示する。図5A67おけるメッセージングカード5014上でのアプリケーション閉アフォーダンス5086の選択は、図5A68において、スタックにおけるメッセージングカード5014の除去によって示されるように、デバイス上でメッセージングアプリケーションを閉じることをもたらす。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースの中からアプリケーションを閉じることによって、保持された状態情報が削除されることになり、アプリケーションが再度開始されるとき、アプリケーションは、アプリケーションがユーザによって最後にアクセスされた状態に対応するユーザインタフェースとは反対に、デフォルトの開始ユーザインタフェースから開始する。メッセージアプリケーションを閉じたことに応じて、ウェブブラウジングカード5010及び電子メールカード5022は、ステックにおいて上に移動し、スタックにおける設定カード5030を可視化する。
図5A69〜5A71は、デバイスが、移動5092での接触5090による上方向スワイプに応じて、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースからホームスクリーンにナビゲートする例示的な実施形態を示す。図5A69は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内の上方向スワイプジェスチャ(例えば、ウェブブラウジングカード5010上での)を示す。図5A70において、接触5090による上方向スワイプジェスチャに応じて、ウェブブラウジングカード5010は縮小し、上方向に移動し、スタックにおける他のカードは見えなくなり、ホームスクリーンが背景で焦点に入り始め、図5A71に示すように、入力の終了がホームスクリーンへのナビゲーションをもたらすことを示す。
図5A72〜5A77は、電子デバイスがホームスクリーンから制御パネルユーザインタフェースにナビゲートする例示的な実施形態を示す。図5A72は、複数の開始アイコンを有するホームスクリーンを示す。図5A72におけるスクリーンの底部から接触5094の上方向の移動5096は、ホームスクリーンからのユーザインタフェース選択処理を引き起こす。接触5094がスクリーン上で上方向に移動するにつれて、ホームスクリーンは、スクリーンから消えていくように見え、カード5016(制御パネル)及び5022(メール)は、図5A73においてスクリーンの上でスライドする。図5A74において、接触5094が上方向に移動し続けるにつれて、制御パネルカード5016は、スタックを組み立てるメールカード5022の上をスライドし、ホームスクリーンが背景でぼかしがかけられ続け、デバイスがアプリケーション切り替えユーザインタフェースにナビゲートすることを示す。図5A75において入力が終了すると、カード5010(ウェブブラウジング)及び5014(メッセージング)がメールカード5022の下をスライドし、スタックを完了する。図5A76における接触5098での制御パネルカード5016の選択は、図5A77における制御パネルユーザインタフェースへのナビゲーションをもたらす。制御パネルは、図5A72においてユーザインタフェースナビゲーション入力が開始されたときに表示された、ホームスクリーンのぼかしをかけたビュー上で半透明状態で表示される。
図5B1〜5B33は、一部の実施形態に係る、現在表示されているアプリケーションが保護されると判定されるとき、ナビゲーションジェスチャに応じて異なるユーザインタフェース(例えば、システムユーザインタフェース又は別のアプリケーションのユーザインタフェース)へのナビゲーションを制限するための例示的なユーザインタフェースを示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図9A〜9Dにおける処理を含む、以下で説明される処理を示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上の図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図5B1において、メディアプレイヤアプリケーションは、第1のモード(例えば、対話再生モード)で動作している。対話再生モードにあるメディアプレイヤアプリケーションのユーザインタフェース5302は、メディア再生領域(例えば、メディアコンテンツを表示するためのメディア再生ウインドウ)、再生制御領域(例えば、メディアスクランブラ、高速転送アフォーダンス、中断/再生アフォーダンス、及び巻き戻しアフォーダンス)、ネットワーク対話制御領域(例えば、メディアコンテンツを出力デバイスに経路選択し、ソーシャルネットワーキングフォーラムにおけるメディアコンテンツにコメントし(例えば、好み又は嫌いなもの)、メディアコンテンツをその他と共有するなどのためのアフォーダンス)、並びに関連するコンテンツ領域(例えば、メディア再生ウインドウにおける現在選択されているコンテンツに関連する他のメディアコンテンツにリンクするコンテンツのサムネイル)などを含む、複数の制御領域を含む。ユーザインタフェース5302は、メディア再生領域内のメディアの再生が進行している間、ユーザインタフェースとのユーザ対話(例えば、関連するコンテンツ領域内の関連するコンテンツを閲覧すること、又はネットワーク対話制御領域内でアフォーダンスを介してネットワーク対話を引き起こすことなど)を促進するように設計される。図5B1において、ホームアフォーダンス5002は、タッチスクリーン112の端部領域を示すようにユーザインタフェース5302上にオーバーレイされ、タッチスクリーン112から、一部の状況では、ナビゲーションジェスチャ(例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース若しくはホームスクリーンディスプレイユーザインタフェースの表示を引き起こす上方向スワイプジェスチャ、又は制御パネルユーザインタフェース若しくは最近開いたアプリケーションのユーザインタフェースの表示を引き起こす横向きスワイプ)が開始される。
図5B1〜5B3は、ホーム表示基準を満たすナビゲーションジェスチャが検出されるとき、デバイスが、ナビゲーションジェスチャの終了の後にユーザインタフェース5302を表示することを停止し、ホームスクリーンユーザインタフェース5314を表示することを示す。図5B1において、接触5312がタッチスクリーン112の底端部領域(例えば、領域がホームアフォーダンス5002によって視覚的に示される)内で検出される。図5B2において、接触5312の上方向の移動に従って、ユーザインタフェース5302は、縮小し、接触5312によってドラッグされるアプリケーションビュー5304(例えば、「カード」5304とも称される、ユーザインタフェース5302の縮尺された画像、存続している画像、又は静的な画像)になる。アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされるとき、及び接触5312のリフトオフが検出される前、制御パネルユーザインタフェースに対応する制御パネルビュー5306(例えば、「カード」5306とも称される)及び最近開いたアプリケーション(例えば、ウェブブラウザアプリケーション)に対応するアプリケーションビュー5308(例えば、「カード」5308とも称される)は、アプリケーションビュー5304の両側上で表示され、複数のビューは、接触5312がタッチスクリーン112を横切って上方向に移動するにつれて共に移動し、縮小する。複数のビュー5304、5306、及び5308は、ぼかしをかけたバージョンのホームスクリーンユーザインタフェース(例えば、ぼかしをかけたホームスクリーン5310)上にオーバーレイされる。図5B3において、接触5312のリフトオフが検出され、及びホーム表示基準が満たされた後(例えば、接触5312がタッチスクリーン112上で閾値位置(例えば、スクリーンの高さの4分の3)を超えて移動する)、ホームスクリーンユーザインタフェース5314がタッチスクリーン112上で表示される。
図5B4〜5B10は、図5B1〜5B3に示されるシナリオへの代替的なシナリオを示す。図5B4〜5B10において、メディアプレイヤアプリケーションは、全画面再生モードで動作している。メディア再生領域内でのメディア再生の間の他のユーザインタフェースへの意図的なナビゲーションは比較的稀であり、他のユーザインタフェースへの偶発的なナビゲーションは、多くのユーザによって破壊的と考えられる。そのようにして、全画面再生モードで動作するメディアプレイヤアプリケーションは、通常のナビゲーションジェスチャ(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース、最近開いたアプリケーション、又は制御パネルユーザインタフェースにナビゲートするジェスチャ)の効果から現在「保護されている」アプリケーションとして定義される。
図5B4〜5B5において、メディアプレイヤアプリケーションがメディアコンテンツ(例えば、野球ゲームのビデオ)の再生を進行している対話再生モードで動作している間、デバイス100は、デバイス100の方位が縦方位から横方位に変化したことを検出する。デバイスの方位における変化を検出したことに応じて、デバイス100は、対話再生モードから全画面表示モードに切り替える(図5B5に示されるように)。図5B5において、全画面再生ユーザインタフェース5316は、再生コンテンツのみを含み(例えば、野球ゲームのビデオがデバイス100の回転の後に再生し続ける)、他の制御アフォーダンス及びユーザインタフェースオブジェクトは、タッチスクリーン112上で表示されることを停止する。ホームアフォーダンス5002は、ユーザインタフェース5316上で視認可能ではない。
図5B5〜5B7は、コンテンツが全画面再生モードで再生されている間、接触5318がタッチスクリーンの底端部(例えば、「底端部」は、デバイス100が図5B5に示される横方位に回転した後に左で(例えば、直立した横方位で保持されたデバイスに基づく左端部)デバイス100の長い端部になるよう再定義される)の近くで検出される、ことを示す。図5B6において、接触5318の上方向の移動に従って、ホームアフォーダンス5322(より長いバージョンのホームアフォーダンス5002)は、タッチスクリーン112の底端部の近くでユーザインタフェース5316上にオーバーレイされて表示される。加えて、底端部からの上方向スワイプジェスチャは、メディアプレイヤアプリケーション内でメディア選択パネル5320の表示を引き起こすように構成される。図5B6に示されるように、現在再生されているメディアコンテンツに関連する複数のメディア項目を含むメディア選択パネル5320は、接触5318の上方向の移動に従って、タッチスクリーンの底端部から上方向にドラッグされる。図5B6において、ユーザインタフェース5316は、接触5318の上方向の移動の間に表示されたままでいる。メディアコンテンツの再生は任意選択で、接触5318の移動の間に継続する。図5B7において、接触5318のリフトオフが検出されており、接触5318のリフトオフの後、メディア再生が全画面再生モードにあり続け、メディア選択パネル5320がユーザインタフェース5316内で完全に表示される。ユーザは、コンテンツ項目の再生を開始するために、表示されたメディアコンテンツ項目の1つをタップすることができ、又は他の関連するコンテンツ項目を閲覧するためにメディア選択パネル5320上で水平にスワイプすることができる。図5B7において、ホームアフォーダンス5322は、ホームアフォーダンスが表示されている間に受信される別のナビゲーションジェスチャによって異なるユーザインタフェースへのナビゲートを引き起こすことを示すように少なくとも閾値時間量の間に接触5318のリフトオフの後にタッチスクリーン112上で表示されたままでいる。一部の実施形態では、ナビゲーションジェスチャ又はユーザ入力が閾値時間量内にタッチスクリーン112上で検出されない場合、ホームアフォーダンス5322(任意選択で、コンテンツ選択パネル5320)が表示されるのを停止する。後に検出される別のナビゲーションジェスチャは、図5B5〜5B7に示されるのと同様の効果を有する。一部の実施形態では、ユーザインタフェース5316上のタップジェスチャによって、ユーザインタフェース5316上にオーバーレイされた再生制御が表示されるようになり、任意選択で、ホームアフォーダンス5322もが表示されるようになる。
図5B8〜5B10は、ホームアフォーダンス5322がタッチスクリーン112上で表示される間、デバイスが、先に検出されたナビゲーションジェスチャに対する確認入力を待機する状態のままでいることを示す。一部の実施形態では、前に実行されたナビゲーションジェスチャ又は別のナビゲーションジェスチャの繰り返しによって、デバイスに、新たに受信されたナビゲーションジェスチャに従って別のユーザインタフェースにナビゲートさせる。一部の実施形態では、タップジェスチャに応じてホームアフォーダンス5322が表示される場合、次に受信されるナビゲーションジェスチャは、確認されるナビゲーションジェスチャとして扱われ、それによって、デバイスが異なるユーザインタフェースにもナビゲートするようになる。
図5B8において、初期のナビゲーションジェスチャ(例えば、接触5318によるタッチスクリーンの底端部からの上方向スワイプ)が検出された後にホームアフォーダンス5322が表示されたままである間、接触5324はタッチスクリーン112の底端部領域の近くで検出される。接触5324及び接触5324の上方向の移動を検出したことに応じて、デバイスは、例えば、図5B9に示されるように、確認入力が検出されたと判定し、複数のアプリケーションビュー、例えば、最近開いたアプリケーションのためのアプリケーションビュー5330、最近開いたアプリケーションのためのアプリケーションビュー5326、及び制御パネルユーザインタフェースのためのアプリケーションビュー5328を表示することによって現在のナビゲーションジェスチャに応答する。一部の実施形態では、アプリケーションビュー5330、5326、及び5328は、横方位で表示された対応するユーザインタフェースの縮尺された画像、存続している画像、又は状態画像である。複数のアプリケーションビューは、上方向にドラッグされ、接触5324の上方向の移動に従ってサイズが減少する。図5B9はまた、複数のアプリケーションビューが、任意選択でアプリケーション開始アイコンを横方位で表示するぼかしをかけたホームスクリーンユーザインタフェース5332の上にオーバーレイされることを示す。図5B10において、接触5324のリフトオフが検出され、及びホームジェスチャ基準が満たされた後(例えば、接触5324のリフトオフが検出されたときに接触5324がスクリーンの高さの4分の3よりも上にあった)、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェース5334を横方位で表示する。
図5B11〜5B33は、保護された状態を有する別の例示的なアプリケーションを示す。特に、地図アプリケーションは、対話型地図表示モード及びナビゲーションモードを有する。地図アプリケーションがナビゲーションモードにあるとき、アプリケーションは、標準のナビゲーションジェスチャの効果から保護され、初期のナビゲーションジェスチャの検出の後に確認入力を必要とし、又は別のユーザインタフェースへの初期の拡張したナビゲーションジェスチャを必要とする。
図5B11において、地図アプリケーションは、第1のモード(例えば、代替的な地図表示モード)で動作している。対話型地図表示モードにある地図アプリケーションのユーザインタフェース5336は、地図表示領域(例えば、地図を表示するためのウインドウ)と、目的地表示領域(例えば、現在選択されている目的地、方向要求に対する開始及び終了位置を設定するための編集ユーザインタフェースを表示するためのアフォーダンス、並びに現在表示されている目的を取り消すためのアフォーダンス)と、方向制御領域(例えば、選択された目的地へのガイドされたナビゲーションのためのナビゲーションモードをアクティブ化するためのアフォーダンスを含む)と、搬送選択領域(例えば、方向に対する搬送モードを選択するためのアフォーダンス)と、などを含む、複数の制御領域を含む。ユーザインタフェース5336は、地図を表示する間、ユーザインタフェースとのユーザ対話(例えば、方向要求を構成し、方向要求が構成された後にナビゲーションモードを引き起こすなど)を促進するように設計される。図5B11において、ホームアフォーダンス5002は、タッチスクリーン112の端部領域を示すようにユーザインタフェース5336上にオーバーレイされ、タッチスクリーン112の端部領域から、一部の状況では、ナビゲーションジェスチャ(例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース若しくはホームスクリーンディスプレイユーザインタフェースの表示を引き起こす上方向スワイプジェスチャ、又は制御パネルユーザインタフェース若しくは最近開いたアプリケーションのユーザインタフェースの表示を引き起こす横向きスワイプ)が開始される。
図5B11〜5B13は、ホーム表示基準を満たすナビゲーションジェスチャが検出されるとき、デバイスがナビゲーションジェスチャの終了の後にユーザインタフェース5336を表示することを停止し、ホームスクリーンユーザインタフェース5314を表示することを示す。図5B11において、接触5338がタッチスクリーン112の底端部領域(例えば、領域はホームアフォーダンス5002によって視覚的に示される)内で検出される。図5B12において、接触5338の上方向の移動に従って、ユーザインタフェース5336は、縮小し、接触5338によってドラッグされるアプリケーションビュー5340(例えば、ユーザインタフェース5336の縮尺された画像、存続している画像、又は静的な画像)になる。アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされるとき、及び接触5338のリフトオフが検出される前、制御パネルユーザインタフェースに対応する制御パネルビュー5306及び最近開いたアプリケーション(例えば、ブラウザアプリケーション)に対応するアプリケーションビュー5344は、アプリケーションビュー5340の両側上で表示され、複数のビューは、接触5338がタッチスクリーン112を超えて上方向に移動するにつれて共に移動し、縮小する。複数のビュー5344、5340、及び5306は、ぼかしをかけたバージョンのホームスクリーンユーザインタフェース(例えば、ぼかしをかけたホームスクリーン5310)の上にオーバーレイされる。図5B13において、接触5338のリフトオフが検出され、及びホーム表示基準が満たされた後(例えば、接触5338がタッチスクリーン112上で閾値位置(例えば、スクリーンの高さの4分の3)を超えて移動する)、ホームスクリーンユーザインタフェース5314がタッチスクリーン112上で表示される。
図5B14〜5B25は、図5B11〜5B13に示されるシナリオへの代替的なシナリオを示す。図5B14〜5B25において、地図アプリケーションはナビゲーションモードで動作している。地図アプリケーションがナビゲーションモードにある間の他のユーザインタフェースへの意図的なナビゲーションは比較的稀であり、他のユーザインタフェースへの偶発的なナビゲーションは、多くのユーザによって破壊的と考えられる。そのようにして、ナビゲーションモードで動作している地図アプリケーションは、通常のナビゲーションジェスチャ(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース、最近開いたアプリケーション、又は制御パネルユーザインタフェースにナビゲートするジェスチャ)の効果から現在「保護されている」アプリケーションとして定義される。
図5B14において、全画面ユーザインタフェース5346は、地図内のユーザの現在位置のズームされたビュー、次の方向を示すバナー、並びにトリップの要約を表示する制御領域5350(例えば、推定到着時間、トリップの推定期間など)及びナビゲーションモードを終了させるためのアフォーダンス(例えば、「終了」ボタン)を含む。ホームアフォーダンス5002は、ユーザインタフェース5346上で視認可能ではない。
図5B14〜5B16は、地図アプリケーションがナビゲーションモードにある間、接触5348が、タッチスクリーン112の底端部領域の上で、ユーザインタフェース5346の制御領域5350内のアフォーダンス5342の近くで検出されることを示す。図5B15において、接触5348の上方向の移動に従って、制御領域5350は、ガソリンスタンド、ランチの場所、及びコーヒーショップなどの付近を検索するためのアイコンなど、追加の制御オプションを可視化するためにディスプレイの底部から引き上げられる。図5B15において、ユーザインタフェース5346は任意選択で、接触5348の上方向の移動の間に表示されたままでいる(例えば、ぼかしをかけたバージョン5346'の全画面ユーザインタフェース5346として)。ナビゲーションは任意選択で、接触5348の移動の間に継続する。図5B16において、接触5348のリフトオフが検出されており、及び接触5348のリフトオフの後、地図アプリケーションはナビゲーションモードのままであり、制御領域5350がユーザインタフェース5346'内で完全に表示される(例えば、地図上の経路の概要を表示するためのアフォーダンス、方向の詳細を表示するためのアフォーダンス、及びナビゲーションモードのための音声設定を表示するためのアフォーダンスを含む、追加の制御オプションが制御領域5350内で表示される)。
図5B17〜5B19は、図5B11〜5B13、及び図5B14〜5B16に示されたシナリオへの代替的な別のシナリオを示す。図5B17において、地図アプリケーションがナビゲーションモードで動作しており、及びホームアフォーダンスがタッチスクリーン112上で表示されない間、デバイスは、タッチスクリーン112の底端部の近くで(例えば、底端部領域の上のアフォーダンス5342に近くとは反対に)接触5352を検出する。図5B18において、接触5352の上方向の移動が検出され、図5B12に示されるようにアプリケーションビューを表示する代わりに、全画面ユーザインタフェース5346が表示されたままであり、ホームアフォーダンス5002は任意選択で、接触5352の上方向の移動に応じて表示される。一部の実施形態では、タップ、又はタッチスクリーンの底端部からの短い上方向スワイプなどの他の入力は任意選択で、ホームアフォーダンスをも表示させる。図5B19において、接触5352のリフトオフが検出され、地図アプリケーションはナビゲーションモードのまま、全画面ユーザインタフェース5346がタッチスクリーン上で表示され、ホームアフォーダンス5002が全画面ユーザインタフェース5346上にオーバーレイされる。
図5B20〜5B22は、接触5352のリフトオフの後、ホームアフォーダンス5002がタッチスクリーン上でなおも表示される間(例えば、閾値時間量が経過する前)、接触5354がアフォーダンス5342の近くで検出される(図5B20に示されるように)、ことを示す。図5B21において、接触5354の上方向の移動に従って、制御領域5350は、ぼかしをかけたバージョンのユーザインタフェース5346(例えば、ユーザインタフェース5346'として示される)上でタッチスクリーン112の底部から引き上げられる。図5B22において、接触5354のリフトオフが検出されており、制御領域5350がぼかしをかけたバージョンのユーザインタフェース5346上で完全に表示される。
図5B23〜5B25は、接触5352(図5B19における)のリフトオフの後、ホームアフォーダンス5002は、ホームアフォーダンスが表示されている間に受信される別のナビゲーションジェスチャによって異なるユーザインタフェースへのナビゲートを引き起こすことを示すように少なくとも閾値時間量の間に表示されたままでいることを示す。一部の実施形態では、ナビゲーションジェスチャ又はユーザ入力が閾値時間量内にタッチスクリーン112上で検出されない場合、ホームアフォーダンス5002が表示されるのを停止する。後に検出される別のナビゲーションジェスチャは、図5B17〜5B19に示されるのと同様の効果を有する。
図5B23において、ホームアフォーダンス5002がタッチスクリーン112上で表示される間、デバイスが、先に検出されたナビゲーションジェスチャに対する確認入力を待機する状態のままでいる。一部の実施形態では、前に実行されたナビゲーションジェスチャ又は別のナビゲーションジェスチャの繰り返しによって、デバイスに、新たに受信されるナビゲーションジェスチャに従って別のユーザインタフェースにナビゲートさせる。一部の実施形態では、タップジェスチャに応じてホームアフォーダンス5002が表示される場合、次に受信されるナビゲーションジェスチャは、確認されるナビゲーションジェスチャとして扱われ、それによって、デバイスが異なるユーザインタフェースにもナビゲートするようになる。
図5B23において、初期のナビゲーションジェスチャ(例えば、図5B17〜5B19における接触5352によるタッチスクリーンの底端部からの上方向スワイプ)が検出された後にホームアフォーダンス5002が表示されたままである間、接触5356がタッチスクリーン112の底端部領域の近くで検出される。接触5356及び接触5356の上方向の移動を検出したことに応じて、デバイスは、例えば、図5B24に示されるように、確認入力が検出されたと判定し、複数のアプリケーションビュー、例えば、最近開いたアプリケーションのためのアプリケーションビュー5344、最近開いたアプリケーションのためのアプリケーションビュー5358、及び制御パネルユーザインタフェースのためのアプリケーションビュー5306などを表示することによって現在のナビゲーションジェスチャに応答する。一部の実施形態では、アプリケーションビュー5344、5358、及び5306は、対応するユーザインタフェースの縮尺された画像、存続している画像、又は状態画像である。複数のアプリケーションビューは、接触5356の上方向の移動に従って、上方向にドラッグされ、サイズが減少する。図5B24はまた、複数のアプリケーションビューが、ぼかしをかけたバージョンのホームスクリーン5324であり、複数のアプリケーション開始アイコンを含む、ぼかしをかけたホームスクリーンユーザインタフェース5310の上からオーバーレイされることを示す。図5B25において、接触5356のリフトオフが検出され、及びホームジェスチャ基準が満たされた後(例えば、接触5356のリフトオフが検出されたときに接触5356がスクリーンの高さの4分の3よりも上にあった)、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェース5314を表示する。
図5B26〜5B29は、図5B11〜5B13、図5B14〜5B16、及び図5B17〜5B25それぞれで示されたものに対する代替的なシナリオを示す。図5B26〜5B29において、拡張したナビゲーションジェスチャが最初に検出され、拡張したナビゲーションジェスチャは、ナビゲーションモードにある地図アプリケーション上で保護を無効にし、それによって、異なるユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース)へのナビゲートを引き起こす。
図5B26において、地図アプリケーションがナビゲーションモードで動作している間、全画面ユーザインタフェース5346が表示され、ホームアフォーダンスはディスプレイ上で視認可能ではない。接触5360は、時間t=t0においてタッチスクリーン112の底端部領域の近くで検出される。図5B27において、接触5360が少なくとも閾値時間量Tの間に閾値移動量よりも小さくタッチスクリーンの底端部の近くで初期のタッチダウン位置において維持されている(例えば、初期のタッチ保持要件が接触5360によって満たされる)。接触5360がタッチ保持要件を満たしたことを検出したことに応じて、ホームアフォーダンス5002は、タッチ保持要件が満たされたこと、及び拡張したナビゲーションジェスチャの初期部分が検出されたことを示すようにタッチスクリーンの底端部領域の近くで表示される。図5B28において、接触5360の上方向の移動が検出され、デバイスは、接触5360による入力を拡張したナビゲーションジェスチャとして認識し、拡張したナビゲーションジェスチャを検出したことに応じて、デバイスは、接触5360の上方向の移動に従って複数のアプリケーションビュー5344、5358、及び5306を表示する。図5B29において、接触5360のリフトオフが検出されており、ホーム表示基準が満たされているので(例えば、接触5360がスクリーンの高さの4分の3の上に到達している)、デバイスは、タッチスクリーン上でホームスクリーンユーザインタフェース5314を表示する。一部の実施形態では、ナビゲーションモードが背景にあり続け、例えば、次の方向を示す流動的なバナーは任意選択で、ディスプレイの最上部において表示され、又は小さな方向インジケータは任意選択で、ディスプレイの左上隅で表示される。
図5B30〜5B33は、図5B11〜5B13、図5B14〜5B16、及び図5B17〜5B25それぞれで示されたものに対する代替的なシナリオを示す。図5B30〜5B33において、拡張したナビゲーションジェスチャが最初に検出され、拡張したナビゲーションジェスチャは、ナビゲーションモードにある地図アプリケーション上で保護を無効にし、それによって、異なるユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース)へのナビゲーションが引き起こされる。
図5B30において、地図アプリケーションがナビゲーションモードで動作している間、全画面ユーザインタフェース5346が表示され、ホームアフォーダンスはディスプレイ上で視認可能ではない。第1の強度を有する接触5362は、タッチスクリーン112の底端部領域の近くで検出される図5B31において、接触5362の強度は、閾値強度ITLを上回って増大する(例えば、初期の強度要件は接触5362によって満たされる)。接触5362が強度要件を満たしたことを検出したことに応じて、デバイスは、拡張したナビゲーションジェスチャの初期部分が検出されたと判定する。図5B32において、接触5362の上方向の移動が検出され、デバイスは、接触5362による入力を拡張したナビゲーションジェスチャとして認識し、拡張したナビゲーションジェスチャを検出したことに応じて、デバイスは、接触5362の上方向の移動に従って複数のアプリケーションビュー5344、5358、及び5306を表示する。図5B33において、接触5362のリフトオフが検出されており、ホーム表示基準が満たされているので(例えば、接触5362がスクリーンの高さの4分の3の上に到達している)、デバイスは、タッチスクリーン上でホームスクリーンユーザインタフェース5314を表示する。一部の実施形態では(図示せず)、ナビゲーションモードが背景にあり続け、例えば、次の方向を示す流動的なバナーは任意選択で、ディスプレイの最上部において表示され、又は小さな方向インジケータは任意選択で、ディスプレイの左上隅で表示される。
図5C1〜5C45は、一部の実施形態に係る、制御パネルユーザインタフェース(「制御センタ」と呼ばれる場合がある)を表示し、異なる入力に応じて、制御パネルユーザインタフェースの拡大領域を表示し、又は制御をアクティブ化するための例示的なユーザインタフェースを示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図11A〜11Eにおける処理を含む、以下で説明される処理を示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上の図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図5C1〜5C12は、他のユーザインタフェースから制御パネルユーザインタフェースにアクセスするための様々な方法を示す。
図5C1〜5C3は、ロックスクリーンから制御パネルユーザインタフェースにアクセスすることを示す。図5C1は、ロックスクリーンユーザインタフェース5502を表示することを示す。様々な入力(例えば、図5C2における)に応じて、デバイス100は、ホームアフォーダンス5506を有する制御パネルユーザインタフェース5504(例えば、図5C3における)を表示する。図5C2に示されるように、強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を超える接触5507によるタッチスクリーン112の底端部上の押圧入力、接触5508によるタッチスクリーン112の底端部上の水平スワイプジェスチャ、接触5509による上及び左向き弧ジェスチャ、並びに接触5510による状態インジケータ上のタップジェスチャを含む様々なジェスチャが制御パネルユーザインタフェース5504にアクセスするために使用される。図示しないが、一部の実施形態では、他の方向における水平スワイプジェスチャ(接触5508による水平スワイプジェスチャとは反対の)、上及び右向き弧ジェスチャ(接触5509による上及び左向き弧ジェスチャとは反対の)、又はデバイス100の他の面上のタップジェスチャ(接触5510によるタップジェスチャとは反対の)は、制御パネルユーザインタフェース5504にアクセスするために使用される。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース5504がロックスクリーン(例えば、ロックスクリーンユーザインタフェース5502)からアクセスされるとき、現在日時(図5C2におけるロックスクリーンユーザインタフェース5502上の中心位置内で表示された)は、図5C3に示されるように、制御パネルユーザインタフェース5504上のシフトした位置で表示される。
図5C4〜5C6は、ホームスクリーンから制御パネルユーザインタフェースにアクセスすることを示す。図5C4は、ホームスクリーンユーザインタフェース5512を表示することを示す。様々な入力(例えば、図5C5における)に応じて、デバイス100は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5C6における)を表示する。図5C5に示されるように、強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を超える接触5513によるタッチスクリーン112の底端部上の押圧入力、接触5514によるタッチスクリーン112の底端部上の水平スワイプジェスチャ、接触5515による上及び左向き弧ジェスチャ、並びに接触5516による状態インジケータ上のタップジェスチャを含む様々なジェスチャが制御パネルユーザインタフェース5518にアクセスするために使用される。図示しないが、一部の実施形態では、他の方向における水平スワイプジェスチャ(接触5514による水平スワイプジェスチャとは反対の)、上及び右向き弧ジェスチャ(接触5515による上及び左向き弧ジェスチャとは反対の)、又はデバイス100の他の面上のタップジェスチャ(接触5516によるタップジェスチャとは反対の)は、制御パネルユーザインタフェース5518にアクセスするために使用される。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース5518がホームスクリーン(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース5512)からアクセスされるとき(ロックスクリーンユーザインタフェースからではない)、現在日時(図5C3に示されるように、制御パネルユーザインタフェース5504上で表示された)は、図5C6に示されるように、制御パネルユーザインタフェース5518上で表示されない。
図5C7〜5C9は、アプリケーションから制御パネルユーザインタフェースにアクセスすることを示す。図5C7は、アプリケーションユーザインタフェース5520(例えば、メッセージングアプリケーションのための)を表示することを示す。様々な入力(例えば、図5C8における)に応じて、デバイス100は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5C9における)を表示する。図5C8に示されるように、強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を超える接触5521によるタッチスクリーン112の底端部上の押圧入力、接触5522によるタッチスクリーン112の底端部上の水平スワイプジェスチャ、接触5523による上及び左向き弧ジェスチャ、並びに接触5524による状態インジケータ上のタップジェスチャを含む様々なジェスチャが制御パネルユーザインタフェース5518にアクセスするために使用される。図示しないが、一部の実施形態では、他の方向における水平スワイプジェスチャ(接触5522による水平スワイプジェスチャとは反対の)、上及び右向き弧ジェスチャ(接触5523による上及び左方向弧とは反対の)、又はデバイス100の他の面上のタップジェスチャ(接触5524によるタップジェスチャとは反対の)は、制御パネルユーザインタフェース5518にアクセスするために使用される。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース5518がアプリケーション(例えば、アプリケーションインタフェース5520)からアクセスされるとき(ロックスクリーンユーザインタフェースからではない)、拡大した現在日時(図5C3に示されるように、制御パネルユーザインタフェース5504上で表示された)は、図5C9に示されるように、制御パネルユーザインタフェース5518上で表示されない。
図5C10〜5C12は、マルチタスクユーザインタフェースから制御パネルユーザインタフェースにアクセスすることを示す。図5C10は、制御パネルユーザインタフェース5518の表現を含むマルチタスクユーザインタフェース5526を表示することを示す。様々な入力(例えば、図5C11における)に応じて、デバイス100は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5C12における)を表示する。図5C11に示されるように、接触5527による制御パネルユーザインタフェース5518の表現上のタップ入力、接触5528による制御パネルユーザインタフェース5518の表現上の水平スワイプジェスチャ、及び接触5529による状態インジケータ上のタップジェスチャを含む様々なジェスチャが制御パネルユーザインタフェース5518にアクセスするために使用される。図示しないが、一部の実施形態では、他の方向における水平スワイプジェスチャ(接触5528による水平スワイプジェスチャとは反対の)、又はデバイス100の他の面上のタップジェスチャ(接触5529によるタップジェスチャとは反対の)は、制御パネルユーザインタフェース5518にアクセスするために使用される。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース5518がマルチタスクユーザインタフェースース(例えば、マルチタスクユーザインタフェース5526)からアクセスされるとき(ロックスクリーンユーザインタフェースからではない)、拡大した現在日時(図5C3に示されるように、制御パネルユーザインタフェース5504上で表示された)は、図5C12に示されるように、制御パネルユーザインタフェース5518上で表示されない。
図5C13〜5C16は、制御パネルユーザインタフェース(例えば、制御パネルユーザインタフェース5518、図5C13)を表示すること、及び制御パネルユーザインタフェースの領域上の押圧入力に応じて(例えば、接続性モジュール5540内のWi−Fiアイコン5546上の)、領域の拡大したビュー(例えば、拡大した接続性モジュール5550、図5C15)を表示することを示す。図5C13は、各々がデバイス100の対応する機能を制御するためのそれぞれの複数の制御を含む、1つ以上の制御領域を含む制御パネルユーザインタフェース5518を表示することを示す。図5C13に示されるように、制御パネルユーザインタフェース5518は、複数の制御(例えば、機内モードアイコン5542、セルラーデータアイコン5544、Wi−Fiアイコン5546、及びBluetoothアイコン5548)を含む接続性モジュール5540を含む。図5C14〜5C15において、デバイス100は、接触5532による押圧ジェスチャなどの接続性モジュール5540上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、接続性モジュール5540の拡大したビュー(例えば、拡張した接続性モジュール5550、図5C15)を表示する。図5C14に示されるように、接触5532−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、接続性モジュール5540はサイズが増大し、制御パネルユーザインタフェース5518の残りはぼかしがかけられ始める。図5C15に示されるように、接触5532−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御領域は、拡大した接続性モジュール5550内で追加の制御を表示するために拡大し(例えば、「パッと開く」)、制御パネルユーザインタフェース5518の残りは更にぼかしがかけられる。図5C15〜5C16に示されるように、拡大した接続性モジュール5550は、接続性モジュール5540(例えば、図5C13における)内で示されていない追加の制御(例えば、AirDropアイコン5552及び個人ホットスポットアイコン5554)並びに追加の情報(例えば、各々の制御の状態)を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5532による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御領域の拡大したビュー(例えば、拡大した接続性モジュール5550、図5C15)を表示する。図5C16に示されるように、接触5532がリフトオフすると、拡大した接続性モジュール5550が表示されたままとなる。
図5C17〜5C18において、デバイス100は、接触5534によるタップジェスチャなどのWi−Fiアイコン5546上の入力を検出し、それに応じて、Wi−Fi制御をOFFからONにトグルし(及び、Wi−Fi制御の状態を「Off」から「AppleWiFi」に変更する)、Wi−Fiアイコン5546の外観を変更する(例えば、明るいものから暗いものに)。図5C17に示されるように、接触5534によるタップジェスチャの強度に依存して、Wi−Fiアイコン5546のサイズは、それによって接触の強度が変化する比率に従って増大し(例えば、より小さい強度を有するタップジェスチャに応じてより少ない量でサイズが増大し、より大きい強度を有するタップジェスチャに応じてより多くの量でサイズが増大する)、Wi−Fiアイコン5546が強度に基づく入力に敏感であることを示す。
図5C19〜5C20において、デバイス100は、接触5536によるタップジェスチャなどの拡大した接続性モジュール5550の外側の入力を検出し、それに応じて、拡大した接続性モジュール5550を解放し、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5C20における)を表示する。図5C20に示されるように、Wi−Fiアイコン5546はここで暗くなり、Wi−Fi制御がオンであることを示す。
図5C21〜5C22において、デバイス100は、接触5556によるタップジェスチャなどのWi−Fiアイコン5546上の入力を検出し、それに応じて、Wi−Fi制御をONからOFFにトグルし、Wi−Fiアイコン5546の外観を変更する(例えば、暗いものから明るいものに)。図5C21に示されるように、接触5556によるタップジェスチャの強度に応じて、接続性モジュール5540のサイズは、それによって接触の強度が変化する比率に従って増大する。例えば、接続性モジュール5540は、図5C21に示されるように、より小さい強度を有するタップジェスチャに応じてより少ない量でサイズが増大し、接続性モジュール5540は、図5C23に示されるように、より大きい強度を有するタップジェスチャに応じてより多くの量でサイズが増大する。図5C21及び5C23に示されるタップジェスチャは共にヒント強度閾値ITHを下回るが、激しい(かつ素早い)タップ(例えば、ヒント強度閾値ITHを上回る)はなお、デバイス100によってタップジェスチャとして認識され、タップジェスチャの強度が特定の強度閾値を下回ったままである要件ではない。例えば、一部の実施形態では、タップジェスチャの強度は、ヒント強度閾値ITHを上回り、軽い押圧強度閾値ITLを上回り、又は深い押圧強度閾値ITDを上回るが、ジェスチャの期間がタップとして適任であるように十分に短い限り、それはなおもタップジェスチャとして認識される。
図5C23〜5C24において、デバイス100は、接触5558によるタップジェスチャなどのBluetoothアイコン5548上の入力を検出し、それに応じて、Bluetooth制御をOFFからONにトグルし、Bluetoothアイコン5548の外観を変更する(例えば、明るいものから暗いものに)。図5C23に示されるように、接触5558によるタップジェスチャの強度に依存して、接続性モジュール5540のサイズは、それによって接触の強度が変化する比率に従って増大する。例えば、接触5558(例えば、図5C23における)の強度が接触5556(例えば、図5C21における)の強度よりも大きいので、接続性モジュール5540のサイズは、図5C21における接続性モジュール5540のサイズと比較して図5C23では大きい。
図5C25〜5C27は、制御パネルユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース5518、図5C24)を表示し、制御パネルユーザインタフェースの領域上の押圧入力に応じて(例えば、接続性モジュール5540内で、いずれの制御によっても占有されていない領域内で)、領域の拡大したビュー(例えば、拡大した接続性モジュール5550、図5C26)を表示することを示す。図5C25〜5C26において、デバイス100は、接触5560による押圧ジェスチャなどの接続性モジュール5540上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、接続性モジュール5540の拡大したビュー(例えば、拡大した接続性モジュール5550、図5C26)を表示する。図5C25に示されるように、接触5560−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、接続性モジュール5540のサイズが増大し、制御パネルユーザインタフェース5518の残りはぼかしがかけられ始める。図5C26に示されるように、接触5560−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御領域は、拡大した接続性モジュール5550内で追加の制御を表示するために拡大し(例えば、「パッと開く」)、制御パネルユーザインタフェース5518の残りは更にぼかしがかけられる。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5560による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御領域の拡大したビュー(例えば、拡大した接続性モジュール5550、図5C26)を表示する。図5C27に示されるように、接触5560がリフトオフすると、拡大した接続性モジュール5550が表示されたままとなる。
図5C28〜5C29において、デバイス100は、接触5562によるタップジェスチャなどのWi−Fiアイコン5546上の入力を検出し、それに応じて、Wi−Fi制御をOFFからONにトグルし(及び、Wi−Fi制御の状態を「Off」から「AppleWiFi」に変更する)、Wi−Fiアイコン5546の外観を変更する(例えば、明るいものから暗いものに)。図5C28に示されるように、接触5562によるタップジェスチャの強度に依存して、Wi−Fiアイコン5546のサイズは、それによって接触の強度が変化する比率に従って増大し(例えば、より小さい強度を有するタップジェスチャに応じてより少ない量でサイズが増大し、より大きい強度を有するタップジェスチャに応じてより多くの量でサイズが増大する)、Wi−Fiアイコン5546が強度に基づく入力に敏感であることを示す。一部の実施形態では、ONの状態になるAirDrop制御について、Wi−Fi及びBluetoothの両方はONである必要がある。図5C29に示されるように、Wi−Fiが再度オンにトグルされるとき(よって、Wi−Fi及びBluetoothの両方がON状態にある)、AirDropも再度ターンオンされる(及び、状態が「受信オフ」から「接触のみ」に変化する)。
図5C29〜5C32は、制御パネルユーザインタフェースから領域の拡大したビュー(例えば、拡大した接続性モジュール5550、図5C29)を表示し、拡大可能制御アイコン(例えば、Wi−Fiアイコン5546)上の押圧入力に応じて、拡大可能制御(例えば、拡張したWi−Fi制御5566、図5C31)の拡張したビューを表示することを示す。図5C30〜5C31において、デバイス100は、接触5564による押圧ジェスチャなどのWi−Fiアイコン5546上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、Wi−Fi制御の拡張したビュー(例えば、拡張したWi−Fi制御5566、図5C31)を表示する。図5C30に示されるように、接触5564−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、Wi−Fiアイコン5546のサイズが増大する(任意選択で、ここには示されないが、拡大した接続性モジュール5550の残りはぼかしがかけられ始める)。図5C31に示されるように、接触5564−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御アイコンは、拡張したWi−Fi制御5566内で制御の拡張したビューを表示するために拡大する(例えば、「パッと開く」)(及び、拡大した接続性モジュール5550はぼかしがかけられるが、図5C31において、拡大した接続性モジュール5550は、拡張したWi−Fi制御5566によって完全に不明瞭になる)。図5C31〜5C32に示されるように、拡張したWi−Fi制御5566は、拡大した接続性モジュール5550(例えば、図5C29における)では示されていない追加の情報並びに/又は制御(例えば、他の利用可能なWi−Fi接続、信号強度、及びWi−Fi接続、Wi−Fi設定へのアクセスのための他の情報)を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5564による長い押圧)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御領域の拡張したビュー(例えば、拡張したWi−Fi制御5566)を表示する。図5C32に示されるように、接触5564がリフトオフすると、拡張したWi−FI制御5566が表示されたままとなる。
図5C33〜5C34において、デバイス100は、接触5568によるタップジェスチャなどの拡張したWi−Fi制御5566の外側の入力を検出し、それに応じて、拡張したWi−Fi制御5566を解放し、拡張した接続性モジュール5550(例えば、図5C34における)を表示する。
図5C35〜5C36において、デバイス100は、接触5570によるタップジェスチャなどのWi−Fiアイコン5546上の入力を検出し、それに応じて、Wi−Fi制御をONからOFFにトグルし(及び、Wi−Fi制御の状態を「AppleWiFi」から「Off」に変更する)、Wi−Fiアイコン5546の外観を変更する(例えば、暗いものから明るいものに)。図5C35に示されるように、接触5570によるタップジェスチャの強度に依存して、Wi−Fiアイコン5546のサイズは、それによって接触の強度が変化する比率に従って増大し(例えば、より小さい強度を有するタップジェスチャに応じてより少ない量でサイズが増大し、より大きい強度を有するタップジェスチャに応じてより多くの量でサイズが増大する)、Wi−Fiアイコン5546が強度に基づく入力に敏感であることを示す。一部の実施形態では、ONの状態になるAirDrop制御について、Wi−Fi及びBluetoothの両方はONである必要がある。図5C36に示されるように、Wi−FiがOFF状態にトグルされるとき、AirDropもターンオフする(及び、状態が「接触のみ」から「受信オフ」に変化する)。
図5C37〜5C38において、デバイス100は、接触5572によるタップジェスチャなどのBluetoothアイコン5548上の入力を検出し、それに応じて、Bluetooth制御をONからOFFにトグルし(及び、Bluetooth制御の状態を「On」から「Off」に変更する)、Bluetoothアイコン5548の外観を変更する(例えば、暗いものから明るいものに)。図5C37に示されるように、接触5572によるタップジェスチャの強度に依存して、Bluetoothアイコン5548のサイズは、それによって接触の強度が変化する比率に従って増大し(例えば、より小さい強度を有するタップジェスチャに応じてより少ない量でサイズが増大し、より大きい強度を有するタップジェスチャに応じてより多くの量でサイズが増大する)、Bluetooth5548が強度に基づく入力に敏感であることを示す。
図5C39〜5C40において、デバイス100は、接触5574によるタップジェスチャなどの拡大した接続性モジュール5550の外側の入力を検出し、それに応じて、拡大した接続性モジュール5550を解放し、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5C40における)を表示する。拡大した接続性モジュール5550内のいずれかの制御の外観における変化は、拡大した接続性モジュール5550が解放されるときに制御パネルユーザインタフェース5518の接続性モジュール5540に保存されることに留意されたい。例えば、拡大した接続性モジュール5550が表示されている間に(例えば、図5C35〜5C38における)Wi−Fi制御及びBluetooth制御がターンオフされているので、接続性モジュール5540(例えば、図5C40における)内のWi−Fiアイコン5546及びBluetoothアイコン5548は共に明るくされ、Wi−Fi制御がオフであり、Bluetooth制御がオフであることを示す。
図5C41〜5C45は、拡大した接続性モジュール5550(例えば、図5C41における)から拡大可能制御(例えば、Bluetooth制御、AirDrop制御、及び個人ホットスポット制御)の追加の拡張したビューを示す。
図5C42〜5C43において、デバイス100は、接触5576による押圧ジェスチャなどのBluetoothアイコン5548上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、Bluetooth制御の拡張したビュー(例えば、拡張Bluetooth制御5580、図5C43)を表示する。図5C42に示されるように、接触5576−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、Bluetoothアイコン5548のサイズが増大する(任意選択で、ここでは示されないが、拡大した接続性モジュール5550の残りはぼかしがかけられ始める)。図5C43に示されるように、接触5576−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御アイコンは、拡張したBluetoothアイコン5580内で制御の拡張したビューを表示するために拡大する(例えば、「パッと開く」)(及び、拡大した接続性モジュール5550はぼかしがかけられる)。図5C43に示されるように、拡張したBluetooth制御5580は、拡大した接続性モジュール5550(例えば、図5C41における)に示されていない追加の情報及び/又は制御(例えば、Bluetooth接続の数、各々のBluetoothデバイスのバッテリ寿命、Bluetooth設定へのアクセスなど)を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5576による長い押圧)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡張したビュー(例えば、拡張したBluetooth制御5580)を表示する。
図5C42及び5C44において、デバイス100は、接触5577による押圧ジェスチャなどのAirDropアイコン5552上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、AirDrop制御の拡張したビュー(例えば、拡張したAirDrop制御5582、図5C44)を表示する。図5C42に示されるように、接触5577−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、AirDropアイコン5552のサイズが増大する(任意選択で、ここでは示されないが、拡大した続性モジュール5550の残りはぼかしがかけられ始める)。図5C44に示されるように、接触5577−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御領域は、拡張したAirDrop制御5582内で制御の拡張したビューを表示するために拡大する(例えば、「パッと開く」)(及び、拡大した接続性モジュール5550はぼかしがかけられる)。図5C44に示されるように、拡張したAirDrop制御5582は、拡大した接続性モジュール5550(例えば、図5C41における)に示されていない追加の情報及び制御(例えば、「受信オフ」、「接触のみ」及び「すべての人」などの間で選択するためのオプション)を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5577による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡張したビュー(例えば、拡張したAirDrop制御5582)を表示する。
図5C42〜5C45において、デバイス100は、接触5578による押圧ジェスチャなどの個人ホットスポット5554上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、個人ホットスポット制御の拡張したビュー(例えば、拡張した個人ホットスポット制御5584、図5C45)を表示する。図5C42に示されるように、接触5578−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、個人ホットスポットアイコン5554のサイズが増大する(任意選択で、ここでは示されないが、拡大した接続性モジュール5550の残りはぼかしがかけられ始める)。図5C45に示されるように、接触5578−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御アイコンは、拡張した個人ホットスポット制御5584内で制御の拡張したビューを表示するために拡大し(例えば、「パッと開く」)(及び、拡大した接続性モジュール5550はぼかしがかけられる)。図5C45に示されるように、拡張した個人ホットスポット制御5584は、拡大した接続性モジュール5550(例えば、図5C41における)に示されていない追加の情報及び/又は制御(例えば、Wi−Fiパスワード、個人ホットスポット設定へのアクセスなど)を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5578による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡張したビュー(例えば、拡張した個人ホットスポット制御5584)を表示する。
図5D1〜5D42は、一部の実施形態に係る、制御パネルユーザインタフェース(「制御センタ」と呼ばれる場合もある)を表示及び編集するための例示的なユーザインタフェースを示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図12A〜12Iにおける処理を含む、以下で説明される処理を示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上の図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図5D1は、1つ以上の制御アフォーダンスを含む制御パネルユーザインタフェース5518を表示することを示す。図5D1に示されるように、制御パネルユーザインタフェース5518は、機内モードアイコン5542、セルラーデータアイコン5544、Wi−Fiアイコン5546、Bluetoothアイコン5548、音声制御5622、方位ロックアイコン5624、着信拒否アイコン5626、AirPlayアイコン5628、輝度制御5630、ボリューム制御5632、並びにフラッシュライトアイコン5600、タイマアイコン5602、計算機アイコン5604、及びカメラアイコン5606を含む1つ以上のユーザ構成可能制御アフォーダンスを含む。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース5518上の制御アフォーダンスのうちの1つ以上は、ユーザ構成可能ではない(例えば、任意選択で、デバイス100のユーザによって除去又は再配置されない)。例えば、一部の実施形態では、機内モードアイコン5542、セルラーデータアイコン5544、Wi−Fiアイコン5546、Bluetoothアイコン5548、音声制御5622、方位ロックアイコン5624、着信拒否アイコン5626、機内モードPlayアイコン5628、輝度制御5630、及びボリューム制御5632などの制御アフォーダンスは、ユーザ構成可能ではない。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース5518上の制御アフォーダンスのうちの1つ以上は、ユーザ構成可能である(例えば、デバイス100のユーザによって追加、除去、又は再配置されることがデバイスによって許可される)。例えば、一部の実施形態では、フラッシュライトアイコン5600、タイマアイコン5602、計算機アイコン5604、及びカメラアイコン5606などの制御アフォーダンスは、ユーザ構成可能である。
図5D2〜5D7は、制御パネルユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース5518、図5D2)から制御パネル設定ユーザインタフェース(例えば、制御パネル設定ユーザインタフェース5648、図5D7)にナビゲートすることを示す。図5D2〜5D3において、デバイス100は、接触5640による上方スワイプジェスチャなどのホームアフォーダンス5506上の入力を検出し、それに応じて、ホームスクリーン(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース5512、図5D3)を表示する。図5D4〜5D5において、デバイス100は、接触5642によるタップジェスチャなどの設定アイコン446上の入力を検出し、それに応じて、設定ユーザインタフェース(例えば、設定ユーザインタフェース5644、図5D5)を表示する。図5D6〜5D7において、デバイス100は、接触5646によるタップジェスチャなどの制御パネル設定を選択する入力を検出し、それに応じて、制御パネル設定ユーザインタフェース(例えば、制御パネル設定ユーザインタフェース5648、図5D7)を表示する。図5D7に示されるように、制御パネル設定ユーザインタフェース5648は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5D2における)内で表示するために現在選択されている選択されたモジュールの組(例えば、フラッシュライト、タイマ、計算機、及びカメラ)、並びに制御パネルユーザインタフェース5518に現在含まれていないが、制御パネルユーザインタフェース5518の構成可能な部分(単数又は複数)に含まれるよう利用可能であるゼロ以上の追加のモジュールの組(例えば、選択されていない状態)を表示する。図5D7の例にあるように、制御パネル設定ユーザインタフェース5648の初期の単一のスクリーン内で表示することができるよりも多くのモジュールがある場合、モジュールのリストが追加のモジュール(例えば、「更なるモジュール」リスト内の追加のモジュール)の表示を可能にするようにスクロール可能である。図5D7において、制御パネルユーザインタフェース5518からモジュールをそれぞれ追加又は除去するために「+」及び「−」選択制御が使用される。ここでは示されないが、一部の実施形態では、モジュールを追加又は除去するために他の方法が使用される(例えば、モジュールごとのON/OFFトグルアフォーダンス、モジュールを追加するために「更なるモジュール」リストから「選択済みモジュール」リストにモジュールをドラッグすること、モジュールを除去するために「選択済みモジュール」リストから「更なるモジュール」リストにモジュールをドラッグすることなど)。
図5D8〜5D11は、制御アフォーダンスを制御パネルユーザインタフェースに追加する例を示す。図5D8〜5D9において、デバイス100は、接触5650によるタップジェスチャなどのホームモジュールのための「+」選択制御上の入力を検出し、それに応じて、ホームモジュールを「更なるモジュール」リストから「選択済みモジュール」リストに移動させる(例えば、図5D9に示されるように)。図5D10〜5D11において、デバイス100は、接触5652によるタップジェスチャなどの制御パネル設定ユーザインタフェース5648の「完了」アイコン上の入力を検出し、それに応じて、制御パネルユーザインタフェース5518を表示する。図5D11における例は、制御パネルユーザインタフェース5518に戻るために「完了」アイコンを使用するが、一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースは任意選択で、図5C1〜5C12に関して上記説明されたように、他の方法で(例えば、強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を超えるタッチスクリーン112の底端部上の押圧入力、タッチスクリーン112の底端部上の水平スワイプジェスチャ、上及び左向き弧ジェスチャ、又は状態インジケータ上のタップジェスチャ)でデバイスによってアクセスされることが可能になる。図5D11に示されるように、ここではホームモジュールが表示のために選択されており、ホームアイコン5608が制御パネルユーザインタフェース5518内で表示される。
図5D12は、複数のモジュールが選択された後の制御パネルユーザインタフェース5518を示す(例えば、図5D8〜5D11に関して上記説明されたのと同様の方式で)。図5D12に示されるように、制御パネルユーザインタフェース5518は、ユーザ構成可能でない制御アフォーダンスの組(例えば、機内モードアイコン5542、セルラーデータアイコン5544、Wi−Fiアイコン5546、Bluetoothアイコン5548、音声制御5622、方位ロックアイコン5624、着信拒否アイコン5626、AirPlayアイコン5628、輝度制御5630、及びボリューム制御5632)、並びにフラッシュライトアイコン5600、タイマアイコン5602、計算機アイコン5604、カメラアイコン5606、ホームアイコン5608、アクセシビリティアイコン5610、Apple TVリモートアイコン5612、タイプサイズアイコン5614、低電力モードアイコン5616、CarPlayアイコン5618、及び補聴器アイコン5620を含む1つ以上のユーザ構成可能制御アフォーダンスを含む。
図5D12〜5D17は、制御パネルユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース5518、図5D12)から制御パネル設定ユーザインタフェース(例えば、制御パネル設定ユーザインタフェース5648、図5D17)にナビゲートすることを示す。図5D12〜5D13において、デバイス100は、接触5654による上方スワイプジェスチャなどのホームアフォーダンス5506上の入力を検出し、それに応じて、ホームスクリーン(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース5512、図5D13)を表示する。図5D14〜5D15において、デバイス100は、接触5656によるタップジェスチャなどの設定アイコン446上の入力を検出し、それに応じて、設定ユーザインタフェース(例えば、設定ユーザインタフェース5644、図5D15)を表示する。図5D16〜5D17において、デバイス100は、接触5658によるタップジェスチャなどの制御パネル設定を選択する入力を検出し、それに応じて、制御パネル設定ユーザインタフェース(例えば、制御パネル設定ユーザインタフェース5648、図5D17)を表示する。図5D17に示されるように、制御パネル設定ユーザインタフェース5648は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5D12における)内で表示するために現在選択されている選択されたモジュールの組(例えば、フラッシュライト、タイマ、計算機、カメラ、ホーム、アクセシビリティ、Apple TVリモートなど)を表示する。図5D17の例にあるように、制御パネル設定ユーザインタフェース5648の初期の単一のスクリーン内で表示することができるよりも多くのモジュールがある場合、モジュールのリストが追加のモジュール(例えば、「選択済みモジュール」リスト内の追加のモジュール)の表示を可能にするようにスクロール可能である。
図5D18〜5D22は、制御パネル設定ユーザインタフェース5648の「選択済みモジュール」リストを通じてスクロールすることを示す。図5D18〜5D19は、接触5660の上方向の移動を示す(例えば、接触5660−aの位置から接触5660−bの位置へのドラッグジェスチャにおける)。一部の実施形態では、モジュールのリストは、ディスプレイ上の接触5660の移動の水平方向成分と同一の量を移動する。この例では、接触5660−aは、図5D18の制御パネル設定ユーザインタフェース5648の初期の単一のスクリーン内で視認可能でなかった追加のモジュール(例えば、タイプサイズ、低電力モード、CarPlay、及びJaneの補聴器)を表示するために上に移動した(例えば、接触5660の移動に従って)「ホーム」モジュール(例えば、図5D18における)上で開始している。一部の実施形態では、接触5660がリフトオフすると、スクロール可能リストは、図5D20に示されるように、それがスクロールされた位置にあるままである。図5D21〜5D22は、接触5662の下方向の移動を示す(例えば、接触5662−aの位置から接触5662−bの位置へのドラッグジェスチャにおける)。接触5662が下方向に移動するにつれて、スクロール可能リストは、元の開始点に再度スクロールされる。
図5D23〜5D27は、制御パネルユーザインタフェース5518内の同様の再順序付けに対応する制御パネル設定ユーザインタフェース5648内でモジュールの表現を再順序付けることを示す(例えば、図5D12における制御アフォーダンスの初期の順序付けから図5D27における制御アフォーダンスの更新された順序付けに)。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース内で表示するために現在選択されている各々のユーザ構成可能制御(例えば、制御パネル設定ユーザインタフェースの「選択済みモジュール」リストにおけるモジュール)は、再順序付け制御を含む。例えば、「Apple TVリモート」モジュールの表現は、再順序付け制御5664を含む。図5D24〜5D25において、デバイス100は、接触5666によるドラッグジェスチャなどの「Apple TVリモート」の表現を移動させる再順序付け制御5664上の入力を検出し、それに応じて、「Apple TVリモート」の表現を「カメラ」の表現と「ホーム」の表現との間で移動させる。一部の実施形態では、再順序付け制御以外の位置上のドラッグジェスチャは、図5D18〜5D22に関して上記説明されたように、モジュールのリストをスクロールすることをもたらす。図5D26〜5D27において、デバイス100は、接触5668によるタップジェスチャなどの制御パネル設定ユーザインタフェース5648の「完了」アイコン上の入力を検出し、それに応じて、制御パネルユーザインタフェース5518を表示する。図5D26における例は、制御パネルユーザインタフェース5518に戻るために「完了」アイコンを使用するが、一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースは任意選択で、図5C1〜5C12に関して上記説明されたように、他の方法で(例えば、強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を超えるタッチスクリーン112の底端部上の押圧入力、タッチスクリーン112の底端部上の水平スワイプジェスチャ、上及び左向き弧ジェスチャ、又は状態インジケータ上のタップジェスチャ)でデバイスによってアクセスされることが可能になる。図5D27に示されるように、ここではApple TVリモートモジュールが再順序付けされており、Apple TVリモートアイコン5612は、制御パネルユーザインタフェース5518内でカメラアイコン5606の後及びホームアイコン5608の前に表示される。
図5D27〜5D29は、制御パネルユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース5518、図5D27)を表示し、拡大可能制御アイコン(例えば、アクセシビリティアイコン5610)上の押圧入力に応じて、拡大可能制御の拡張したビュー(例えば、拡張したアクセシビリティ制御5672、図5D29)を表示することを示す。図5D28〜5D29において、デバイス100は、接触5670による押圧ジェスチャなどのアクセシビリティアイコン5610上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、アクセシビリティ制御の拡張したビュー(例えば、拡張したアクセシビリティ制御5672、図5D29)を表示する。図5D28に示されるように、接触5670−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、アクセシビリティモジュール5610のサイズが増大する(任意選択で、制御パネルユーザインタフェース5518の残りはぼかしがかけられ始める)。図5D29に示されるように、接触5670−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御アイコンは、拡張したアクセシビリティモジュール5672内で制御の拡張したビューを表示するために拡大し(例えば、「パッと開く」)、制御パネルユーザインタフェース5518の残りは更にぼかしがかけられる。図5D29に示されるように、拡張したアクセシビリティ制御5672は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5D27における)に示されていない追加の情報及び制御(例えば、「カラーフィルタ」、「色反転」及び「白色点を下げる」などのアクセシビリティショートカット)を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5670による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡張したビュー(例えば、拡張したアクセシビリティ制御5672)を表示する。一部の実施形態では、接触5670がリフトオフすると、アクセシビリティ制御5672が表示されたままとなる。
図5D30〜5D31において、デバイス100は、接触5674によるタップジェスチャなどのアクセシビリティショートカットを選択する入力(例えば、「白色点を下げる」を選択する)を検出し、それに応じて、「白色点を下げる」をアクティブ化し、アクセシビリティアイコンの外観を変更する(例えば、明るいものから暗いものに、アクセシビリティ機能がON状態にあることを示す)。
図5D32〜5D33において、デバイス100は、接触5676によるタップジェスチャなどの拡張したアクセシビリティモジュール5672の外側の入力を検出し、それに応じて、拡張したアクセシビリティモジュール5672を解放し、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5C33における)を表示する。図5D33に示されるように、アクセシビリティアイコン5610はここで暗くなり、アクセシビリティ機能がオンになっていることを示す。
図5D34〜5D35において、デバイス100は、接触5678によるタップジェスチャなどのアクセシビリティアイコン5610上の入力を検出し、それに応じて、アクセシビリティ制御をONからOFFにトグルし、アクセシビリティアイコン5610の外観を変更する(例えば、暗いものから明るいものに)。図5D34に示されるように、接触5678によるタップジェスチャの強度に依存して、アクセシビリティアイコン5610のサイズは、それによって接触の強度が変化する比率に従って増大し(例えば、より小さい強度を有するタップジェスチャに応じてより少ない量でサイズが増大し、より大きい強度を有するタップジェスチャに応じてより多くの量でサイズが増大する)、アクセシビリティ5610が強度に基づく入力に敏感であることを示す。図5D34に示されるタップジェスチャはヒント強度閾値ITHを下回るが、激しい(かつ素早い)タップ(例えば、ヒント強度閾値ITHを上回る)はなお、デバイス100によってタップジェスチャとして認識され、タップジェスチャの強度が特定の強度閾値を下回ったままである要件ではない。例えば、一部の実施形態では、タップジェスチャの強度は、ヒント強度閾値ITHを上回り、軽い押圧強度閾値ITLを上回り、又は深い押圧強度閾値ITDを上回るが、ジェスチャの期間がタップとして適任であるように十分に短い限り、それはなおもタップジェスチャとして認識される。
図5D36〜5D42は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5D36における)から拡大可能制御(例えば、着信拒否制御、タイプサイズ制御、補聴器制御、音声制御、及びApple TVリモート制御)の追加の拡張したビューを示す。
図5D36〜5D37において、デバイス100は、接触5680による押圧ジェスチャなどの着信拒否アイコン5626上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、着信拒否制御の拡張したビュー(例えば、拡張した着信拒否制御5690、図5D37)を表示する。図5D36に示されるように、接触5680−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、着信拒否アイコン5626のサイズが増大する(任意選択で、ここでは示されないが、制御パネルユーザインタフェース5518の残りはぼかしがかけられ始める)。図5D37に示されるように、接触5680−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御アイコンは、拡張した着信拒否制御5690内で制御の拡張したビューを表示するために拡大する(例えば、「パッと開く」)(及び、制御パネルユーザインタフェース5518は更にぼかしがかけられる)。図5D37に示されるように、拡張した着信拒否制御5690は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5D36における)に示されていない追加の情報及び/又は制御(例えば、「マニュアル」、「次の時間の間はオン」、「残りの時間はオン」、「この位置を離れるまではオン」などの着信拒否機能のタイミングを選択し、着信拒否設定にアクセスするなどのためのオプション)を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5680による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡張したビュー(例えば、拡張した着信拒否制御5690、図5D37)を表示する。
図5D36〜5D38において、デバイス100は、接触5682による押圧ジェスチャなどのタイプサイズ5614上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、タイプサイズ制御の拡張したビュー(例えば、拡張したタイプサイズ制御5692、図5D38)を表示する。図5D36に示されるように、接触5682−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、タイプサイズアイコン5614のサイズが増大する(任意選択で、ここでは示されないが、制御パネルユーザインタフェース5518の残りはぼかしがかけられ始める)。図5D38に示されるように、接触5682−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御アイコンは、拡張したタイプサイズアイコン5692内で制御の拡張したビューを表示するために拡大する(例えば、「パッと開く」)(及び、制御パネルユーザインタフェース5518は更にぼかしがかけられる)。図5D38に示されるように、拡張したタイプサイズ制御5692は、第1の最小サイズから第1の最大サイズにわたる(例えば、6ポイントのテキストサイズから24ポイントのテキストサイズ)、第1の数のテキストサイズ(例えば、7つの異なるテキストサイズ)の間で選択するためのステップスライダバーを含む。一部の実施形態では、図5D38における拡張したタイプサイズ制御5692は、デフォルトのステップスライダバーである(例えば、アクセシビリティのためのより大きなテキストサイズが有効にされないとき)。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5682による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡張したビュー(例えば、拡張したタイプサイズ制御5692、図5D38)を表示する。
代わりに、図5D36〜5D39において、アクセシビリティのためのより大きなテキストサイズが有効にされるとき、デバイス100は、接触5682による押圧ジェスチャなどのタイプサイズアイコン5614上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、タイプサイズ制御の拡張したビュー(例えば、拡張したタイプサイズ制御5693、図5D39)を表示する。図5D36に示されるように、接触5682−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、タイプサイズアイコン5614のサイズが増大する(任意選択で、ここでは示されないが、制御パネルユーザインタフェース5518の残りはぼかしがかけられ始める)。図5D39に示されるように、接触5682−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御アイコンは、拡張したタイプサイズ制御5693内で制御の拡張したビューを表示するために拡大する(例えば、「パッと開く」)(及び、制御パネルユーザインタフェース5518は更にぼかしがかけられる)。図5D39に示されるように、拡張したタイプサイズ制御5693は、第2の最小サイズから第2の最大サイズにわたる(例えば、8ポイントのテキストサイズから60ポイントのテキストサイズ)、第2の数のテキストサイズ(例えば、12個の異なるテキストサイズ)の間で選択するためのステップスライダバーを含む。一部の実施形態では、図5D39における拡張したタイプサイズ制御5693は、アクセシビリティのためのより大きなテキストサイズが有効にされるときに提供される拡大したステップスライダバーである(例えば、図5D38におけるデフォルトのステップスライダバーよりも多くのオプション及び/又は大きなテキストサイズオプションを有する)。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5682による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡張したビュー(例えば、拡張したタイプサイズ制御5693、図5D39)を表示する。
図5D36〜5D40において、デバイス100は、接触5684による押圧ジェスチャなどの補聴器アイコン5620上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、補聴器制御の拡張したビュー(例えば、拡張した補聴器制御5694、図5D40)を表示する。図5D36に示されるように、接触5684−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、補聴器アイコン5620のサイズが増大する(任意選択で、ここでは示されないが、制御パネルユーザインタフェース5518の残りはぼかしがかけられ始める)。図5D40に示されるように、接触5684−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御アイコンは、拡張した補聴器制御5694内で制御の拡張したビューを表示するために拡大する(例えば、「パッと開く」)(及び、制御パネルユーザインタフェース5518は更にぼかしがかけられる)。図5D40に示されるように、拡張した補聴器制御5694は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5D36における)に示されていない追加の情報及び/又は制御(例えば、補聴器ごとのバッテリインジケータ、補聴器ごとの個々のボリューム制御、及び個々のベース/トレブル制御など)を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5684による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡張したビュー(例えば、拡張した補聴器制御5694、図5D40)を表示する。
図5D36〜5D41において、デバイス100は、接触5686による押圧ジェスチャなど音声制御5622上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、音声制御の拡張したビュー(例えば、拡張した音声制御5696、図5D41)を表示する。図5D36に示されるように、接触5686−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、音声制御5622のサイズが増大する(任意選択で、ここでは示されないが、制御パネルユーザインタフェース5518の残りはぼかしがかけられ始める)。図5D41に示されるように、接触5686−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御は、拡張した音声制御5696内で制御の拡張したビューを表示するために拡大する(例えば、「パッと開く」)(及び、制御パネルユーザインタフェース5518は更にぼかしがかけられる)。図5D41に示されるように、拡張した音声制御5696は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5D36における)に示されていない追加の情報並びに/又は制御(例えば、アーチスト/アルバム情報、曲の長さ及び再生/残り時間、ボリューム制御、任意選択で、音声出力を別の音声デバイス(図示しない)に切り替える制御など)を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5686による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡張したビュー(例えば、拡張した音声制御5696、図5D41)を表示する。
図5D36〜5D42において、デバイス100は、接触5688による押圧ジェスチャなどのApple TVリモートアイコン5612上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、Apple TVリモート制御の拡張したビュー(例えば、拡張したApple TVリモート制御5698、図5D42)を表示する。図5D36に示されるように、接触5688−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、Apple TVリモートアイコン5612のサイズが増大する(任意選択で、ここでは示されないが、制御パネルユーザインタフェース5518の残りはぼかしがかけられ始める)。図5D42に示されるように、接触5688−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御アイコンは、拡張したApple TVリモート制御5698内で制御の拡張したビューを表示するために拡大する(例えば、「パッと開く」)(及び、制御パネルユーザインタフェース5518は更にぼかしがかけられる)。図5D42に示されるように、拡張したApple TVリモート制御5698は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5D36における)に示されていない追加の情報並びに/又は制御(例えば、タッチ面5700(別のデバイス(例えば、テレビ)の周りでナビゲートするためにスワイプし、選択するためにタップするために使用される)、メニューアイコン5702(前のスクリーン若しくはメニューに戻るために使用される)、再生/中断アイコン5704(コンテンツを再生若しくは中断するために使用される)、ホームアイコン5706(現在使用されているアプリケーションを確認し、アプリケーションを開き、及び/若しくはホームスクリーン行くために使用される)、並びにSiriアイコン5708(音声アクティブ化制御及び/若しくは命令にアクセスするために使用される)など)を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5688による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡張したビュー(例えば、拡張したApple TVリモート制御5698、図5D42)を表示する。
図5E1〜5E39は、一部の実施形態に係る、1つ以上のスライダ制御を含む制御パネルユーザインタフェース(「制御センタ」とも呼ばれる場合がある)を表示し、スライダ制御上の異なる入力に応じて、拡張したスライダ制御を表示し、制御値を更新し、又は制御をトグルための例示的なユーザインタフェースを示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図13A〜13Dにおける処理を含む、以下で説明される処理を示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上の図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図5E1は、1つ以上の制御アフォーダンスを含む制御パネルユーザインタフェース5518を表示することを示す。図5E1に示されるように、制御パネルユーザインタフェース5518は、機内モードアイコン5542、セルラーデータアイコン5544、Wi−Fiアイコン5546、Bluetoothアイコン5548、音声制御5622、方位ロックアイコン5624、着信拒否アイコン5626、AirPlayアイコン5628、輝度制御5630、ボリューム制御5632、並びにフラッシュライトアイコン5600、タイマアイコン5602、計算機アイコン5604、及びカメラアイコン5606を含む1つ以上のユーザ構成可能制御アフォーダンスを含む。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース5518上の制御アフォーダンスのうちの1つ以上は、制御を調節するための入力(例えば、スライダ制御のインジケータ上のドラッグ入力による)、及び制御をトグルするための入力(例えば、スライド制御上のタップ入力による)に応答するスライダ制御アフォーダンスである。例えば、一部の実施形態では、輝度制御5630及びボリューム制御5632などの制御アフォーダンスは、スライダ制御アフォーダンスである。
図5E2〜5E3は、輝度制御5630を使用してデバイス100の輝度を調節する例を示す。図5E2〜5E3において、デバイス100は、接触5800によるドラッグジェスチャなどの輝度制御5630上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、接触5800(例えば、図5E3に示されるように)に従って輝度制御5630のインジケータの位置を変更する(選択された輝度制御値への更新を示すために)。
図5E4〜5E7は、輝度制御5630を使用してデバイス100の輝度機能をトグルする例を示す。図5E4〜5E5において、デバイス100は、接触5802によるタップジェスチャなどの輝度制御5630上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、輝度制御をNight Shift OFFからNight Shift ONにトグルし、輝度制御5630の外観を変更する(例えば、デフォルトの輝度アイコンを表示することからNight Shiftアイコンを表示することに)と共に、現在選択されている輝度制御値を維持する。図5E6〜5E7において、デバイス100は、接触5804によるタップジェスチャなどの輝度制御5630上の入力を検出し、それに応じて、輝度制御をNight Shift ONからNight Shift OFFにトグルし、輝度制御5630の外観を変更する(例えば、Night Shiftアイコンを表示することからデフォルトの輝度アイコンを表示することに)と共に、現在選択されている輝度制御値を維持する。図5E4及び5E6に示されるように、接触(例えば、接触5802及び5804それぞれ)によるタップジェスチャの強度に依存して、輝度制御5630のサイズは、それによって接触の強度が変化する比率に従って増大し(例えば、より小さい強度を有するタップジェスチャに応じてより少ない量でサイズが増大し、より大きい強度を有するタップジェスチャに応じてより多くの量でサイズが増大する)、輝度制御5630が強度に基づく入力に敏感であることを示す。
図5E7〜5E10は、制御パネルユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース5518、図5E7)を表示し、輝度制御5630上の押圧入力に応じて、輝度制御の拡大したビュー(例えば、拡大した輝度制御5808、図5E9)を表示することを示す。図5E7〜5E8において、デバイス100は、接触5806による押圧ジェスチャなどの輝度制御5630上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、輝度制御の拡大したビュー(例えば、拡大した輝度制御5808、図5E9)を表示する。図5E8に示されるように、接触5806−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、輝度制御5630のサイズが増大し、制御パネルユーザインタフェース5518の残りはぼかしがかけられ始める。図5E9に示されるように、接触5806−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御は、拡大した輝度制御5808内で制御の拡大したビューを表示するために拡大する(例えば、「パッと開く」)(及び、制御パネルユーザインタフェース5518は更にぼかしがかけられる)。図5E9に示されるように、拡大した輝度制御5808は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5E7における)に示されていない追加の制御(例えば、Night Shiftアイコン及びTrue Toneアイコン)並びに追加の情報(例えば、各々の制御の状態、より大きいスライダバー)を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5806による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡大したビュー(例えば、拡大した輝度制御5808、図5E9)を表示する。図5E10に示されるように、接触5806がリフトオフすると、拡大した輝度制御5808が表示されたままとなる。
図5E11〜5E12において、デバイス100は、接触5810によるタップジェスチャなどの拡大した輝度制御5808の外側の入力を検出し、それに応じて、拡大した輝度制御5808を解放し、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5E12における)を表示する。この例では、拡大した輝度制御5808が表示されている間に輝度に関連する変更が行われていないが(例えば、輝度制御値を変更し、Night Shiftをターンオンし、True Toneをターンオンするなど)、拡大した輝度制御5808が表示されている間にいずれかの変更が行われた場合、それに従って輝度制御5630の外観が変化する。
図5E12〜5E15は、制御パネルユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース5518、図5E12)を表示し、ボリューム制御5632上の押圧入力に応じて、ボリューム制御の拡大したビュー(例えば、拡大したボリューム制御5814、図5E14)を表示することを示す。図5E13〜5E14において、デバイス100は、接触5812による押圧ジェスチャなどのボリューム制御5632上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、ボリューム制御の拡大したビュー(例えば、拡大したボリューム制御5814、図5E14)を表示する。図5E13に示されるように、接触5812−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、ボリューム制御5632のサイズが増大し、制御パネルユーザインタフェース5518の残りはぼかしがかけられ始める。図5E14に示されるように、接触5812−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御は、拡大したボリューム制御5814内で制御の拡大したビューを表示するために拡大する(例えば、「パッと開く」)(及び、制御パネルユーザインタフェース5518は更にぼかしがかけられる)。図5E14に示されるように、拡大したボリューム制御5814は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5E12における)に示されていない追加の制御(例えば、リンガアイコン5816)及び追加の情報(例えば、より大きいボリュームスライダバー5818)を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5812による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡大したビュー(例えば、拡大したボリューム制御5814、図5E14)を表示する。図5E15に示されるように、接触5812がリフトオフすると、拡大したボリューム制御5814が表示されたままとなる。
図5E16〜5E18は、拡大したボリューム制御5814内で、第1のタイプの音声出力のためのボリューム(例えば、「ボリューム」によって表されるメディアコンテンツ音声のためなどの標準の音声出力)を制御することと、第2のタイプの音声出力のためのボリューム(例えば、「リンガ」によって表される電話リンガのためなどのリンガ音声出力)を制御することとの間で切り替えることを示す。図5E16において、デバイス100は、接触5820によるタップジェスチャなどのリンガアイコン5816上の入力を検出する。それに応じて、デバイス100は、ボリュームスライダバー5818の表示(例えば、図5E16における)をリンガスライダバー5822の表示(例えば、図5E18における)と置き換える。一部の実施形態では、図5E16〜5E18に示されるように、ボリュームスライダバー5818からリンガスライダバー5822へのアニメ化された遷移が表示され、リンガアイコン5816は、リンガスライダバー5822に変換され、ボリュームスライダバー5818は、ボリュームアイコン5824に変換される。
図5E19〜5E21は、拡大したボリューム制御5814内で、第2のタイプの音声出力のためのボリューム(例えば、「リンガ」によって表される電話リンガのためなどのリンガ音声出力)を制御することと、第1のタイプの音声出力のためのボリューム(例えば、「ボリューム」によって表されるメディアコンテンツ音声のためなどの標準の音声出力)を制御することとの間で切り替えることを示す。図5E19において、デバイス100は、接触5826によるタップジェスチャなどのボリュームアイコン5824上の入力を検出する。それに応じて、デバイス100は、リンガスライダバー5822の表示(例えば、図5E19における)をボリュームスライダバー5818の表示(例えば、図5E21における)と置き換える。一部の実施形態では、図5E19〜5E21に示されるように、リンガスライダバー5822からボリュームスライダバー5818へのアニメ化された遷移が表示され、ボリュームアイコン5824は、ボリュームスライダバー5818に変換され、リンガスライダバー5822は、リンガアイコン5816に変換される。
図5E22〜5E23において、デバイス100は、接触5828によるタップジェスチャなどの拡大したボリューム制御5814の外側の入力を検出し、それに応じて、拡大したボリューム制御5814を解放し、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5E23における)を表示する。この例では、拡大したボリューム制御5814が表示されている間にボリュームに関連する変更がなく維持されているが(例えば、ボリューム制御値を変更し、リンガのためのボリュームを制御することに切り替え、リンガボリューム制御値を変更するなど)、拡大したボリューム制御5814が表示されている間にいずれかの変更が行われた場合、それに従ってボリューム制御5632の外観が変化する。
図5E24〜5E27は、ボリューム制御5632をトグルする例を示す。図5E24〜5E25において、デバイス100は、接触5830によるタップジェスチャなどのボリューム制御5632上の入力を検出し、それに応じて、ボリューム制御をONからOFFにトグルし(例えば、現在選択されているレベルからミュートされたボリュームレベルに)、ボリューム制御5632の外観を変更する(例えば、デフォルトのボリュームアイコンを表示することからミュートされたボリュームアイコンを表示し、それに従ってスライダバー上のインジケータを調節することに)。図5E26〜5E27において、デバイス100は、接触5832によるタップジェスチャなどのボリューム制御5632上の入力を検出し、それに応じて、ボリューム制御をOFFからONにトグルし(例えば、ミュートされたボリュームレベルから再度前に選択されたボリュームレベルに)、ボリューム制御5632の外観を変更する(例えば、ミュートされたボリュームアイコンを表示することからデフォルトのボリュームアイコンを表示し、それに従ってスライダバー上のインジケータを調節することに)。図5E24及び5E26に示されるように、接触(例えば、接触5830及び5832それぞれ)によるタップジェスチャの強度に依存して、ボリューム制御5632のサイズは、それによって接触の強度が変化する比率に従って増大し(例えば、より小さい強度を有するタップジェスチャに応じてより少ない量でサイズが増大し、より大きい強度を有するタップジェスチャに応じてより多くの量でサイズが増大する)、ボリューム制御5632が強度に基づく入力に敏感であることを示す。
図5E28〜5E38は、テキストサイズ調節からの変更を表示する間にテキストサイズを調節する例を示す。図5E28は、開いているアプリケーションのユーザインタフェース(例えば、メッセージングアプリケーションのユーザインタフェース5840)を表示することを示す。図5E28〜5E29において、デバイス100は、接触5842によるタップジェスチャなどの状態インジケータ上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5E29における)を表示する。図5E8における例は、制御パネルユーザインタフェース5518にアクセスするために状態インジケータ上のタップジェスチャを使用するが、一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースは任意選択で、図5C7〜5C9に関して上記説明されたように、他の方法で(例えば、強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を超えるタッチスクリーン112の底端部上の押圧入力、タッチスクリーン112の底端部上の水平スワイプジェスチャ、上及び左向き弧ジェスチャなど)でデバイスによってアクセスされることが可能になる。
図5E30〜5E32において、デバイス100は、接触5844による押圧ジェスチャなどのタイプサイズアイコン5614上の入力を検出し、それに応じて、デバイス100は、タイプサイズ制御の拡張したビュー(例えば、拡張したタイプサイズ制御5692、図5E31)を表示する。図5E30に示されるように、接触5844−aによる押圧ジェスチャが第1の強度閾値(例えば、ヒント強度閾値ITH)を上回って増大するにつれて、タイプサイズアイコン5614のサイズが増大し、制御パネルユーザインタフェース5518の残りはぼかしがかけられ始める。図5E31に示されるように、接触5844−bによる押圧ジェスチャの強度が増大し続け、第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するにつれて、制御アイコンは、拡張したタイプサイズ制御5692内で制御の拡張したビューを表示するために拡大する(例えば、「パッと開く」)(及び、制御パネルユーザインタフェース5518は更にぼかしがかけられる)。図5E31に示されるように、拡張したタイプサイズ制御5692は、第1の最小サイズから第1の最大サイズにわたるいくつかのテキストサイズ(例えば、7つの異なるテキストサイズ)の間で選択するためのステップスライダバーを含む。一部の実施形態では、図5E31における拡張したタイプサイズ制御5692は、デフォルトのステップスライダバーである(例えば、アクセシビリティのためのより大きなテキストサイズが有効にされないとき)。一部の実施形態では、デバイス100は、タッチ保持入力(例えば、接触5844による長い押圧入力)に応じて(例えば、接触の強度ではない接触の時間長に基づいて)、制御の拡張したビュー(例えば、拡張したタイプサイズ制御5692、図5E31)を表示する。図5E32に示されるように、接触5844がリフトオフすると、拡張したタイプサイズ制御5692は、背景でぼかしをかけた制御パネルユーザインタフェース5518と共に表示されたままでいる。
図5E33〜5E36において、デバイス100は、テキストサイズを調節するために、接触5846によるドラッグジェスチャなどの拡張したタイプサイズ制御5692のステップスライダバー上の入力を検出する。それに応じて、デバイス100は、ステップスライダバー内のテキストサイズインジケータの位置における変化に従って、ユーザインタフェース5840の一部を可視化し、ユーザインタフェース5840の可視化された部分のテキストサイズを変更する。図5E33〜5E36に示されるように、テキストサイズインジケータの位置が接触5846の移動によって上方向に移動するにつれて、それに従ってユーザインタフェース5840内のテキストサイズが増大する。図5E36に示されるように、接触5846がリフトオフすると、拡張したタイプサイズ制御5692が表示されたままとなり、ユーザインタフェース5840が背景でぼかしをかけた制御パネルユーザインタフェース5518によって置き換えられる。
図5E37〜5E38において、デバイス100は、接触5848によるタップジェスチャなどのタイプサイズ制御5692の外側の入力を検出し、それに応じて、拡張したタイプサイズ制御5692を解放し、制御パネルユーザインタフェース5518(例えば、図5E38における)を表示する。
図5E1〜5E38における制御パネルユーザインタフェース5518の前の例は、縦方位モードにある制御パネルユーザインタフェース5518を示している。図5E39は、横方位モードにある制御パネルユーザインタフェース5518を表示することを示す。縦方位モード(例えば、図5E38における)で表示された制御パネルユーザインタフェース5518と比較して、横方位モード(例えば、図5E39における)で表示された制御パネルユーザインタフェース5518は、同一の制御アフォーダンスを含む。しかしながら、輝度制御5630及びボリューム制御5632を含むスライダ制御は、縦方位モードと比較した横方位モードにおける異なる垂直の長さで表示される。例えば、輝度制御5630が縦方位モードにある制御パネルユーザインタフェース5518内で表示されるとき、輝度制御5630は、別の制御モジュールの下に表示され、垂直の長さにおいてより短いが、輝度制御5630が横方位モードにある制御パネルユーザインタフェース5518内で表示されるとき、輝度制御5630は、別の制御モジュールなしにその上に表示され、垂直の長さにおいてより高い。同様に、ボリューム制御5632は、縦方位モードにおいてより短く、横方位モードにおいてより高い。
図5F1〜5F45は、一部の実施形態に係る、ドックを表示し、又は制御パネルを表示する(ドックの代わりに若しくはドックに加えて)ための例示的なユーザインタフェースを示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図14A〜14Eにおける処理を含む、以下で説明される処理を示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共にディスプレイ450上で図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図5F1〜5F8は、デバイスの底端部からの単一の長い上方向スワイプに応じて、ドックを表示し、次いで、制御パネルを表示する(例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で)ことを示す。図5F1は、アプリケーションの(例えば、ブラウザアプリケーションの)ユーザインタフェース5850を表示することを示す。図5F2〜5F7は、デバイス100の底端部から、及び上方向におけるタッチスクリーン112を横切る接触5852の移動(例えば、スワイプジェスチャにおける)を示す。図5F3〜5F4において、接触5852が上方向に移動するにつれて(例えば、第1の閾値距離を超えて)、ドック5854は、接触5852の移動と共にユーザインタフェース5850上を移動する。一部の実施形態では、ジェスチャがドック(例えば、図5F3における)を表示するための第1の閾値距離に到達する前に停止する場合(例えば、接触のリフトオフが検出される)、ドックは、リフトオフ上で表示されることを停止する(例えば、ドックがそこから来る方向でディスプレイから再度外にスライドする)。一部の実施形態では、ドック5854は、1つ以上のアプリケーション開始アイコン(例えば、アプリケーション開始アイコンの予め定義された組、デバイス上の1つ以上の最近開いたアプリケーションのためのアプリケーション開始アイコン、予め定められた基準に基づいてデバイスによって推薦されたアプリケーション開始アイコン、上記のうちの2つ以上の組合せなど)を含むコンテナである。それらの例では、ドック5854は、電話、メール、ブラウザ、及びビデオのためのアプリケーション開始アイコンと共に示される。一部の実施形態では、ここでは示されないが、ドック5854は、アプリケーション開始アイコン(例えば、最も頻繁に使用されるアプリケーション、最も最近使用されたアプリケーション、及び/又はいくつかの他の基準に基づいて選択されたアプリケーションなどの知的に選択されたアプリケーション開始アイコン、任意選択で、現在表示されているアプリケーション又は最近開いたアプリケーションのためのアイコン又は表現などの或るアプリケーション開始アイコンを知的に除外)の他の組合せを含む。図5F5〜5F7において、接触5852の移動が上方向に移動し続けるにつれて(例えば第1の閾値距離よりも長い第2の閾値距離を超えて)、デバイスは、複数の最近開いたアプリケーションのためのアプリケーションビューのグリッドを含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェース、及び制御パネルユーザインタフェースに対応する制御パネルビューを表示し、例えば、図5F8に示されるように、(最初はぼかしをかけた)アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856(例えば、制御パネル5886を含む)を可視化するためにサイズが減少するユーザインタフェース5850のアニメ化された遷移、及び(もはやぼかしがかけられない)アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856内の位置にドロップするユーザインタフェース5850の縮尺した画像を表示することを含む。一部の実施形態では、ジェスチャがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース(例えば、図5F6における)を表示するための第2の閾値距離に到達する前に停止する場合(例えば、接触のリフトオフが検出される)、アプリケーションは、リフトオフ上の表示を埋めるために拡大する。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856は、図5F16〜5F18に以下で示されるように、ユーザインタフェース5850上を移動する(例えば、ドック5854の背後でスライドする)アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856のアニメ化された遷移によって可視化される。一部の実施形態では、図5F8に示されるように、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856が表示されるとき、ドック5854は不明瞭になる(例えば、マスキングされ、又は大幅にぼかしがかけられる)。一部の実施形態では、図5F9に示されるように、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856が表示されるとき、ドック5854は、その元の明瞭さ及び外観で表示されたままとなる。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856は、わずかに半透明であり、前に表示されたユーザインタフェース(例えば、ぼかしをかけたユーザインタフェース5850)上にオーバーレイされる。
図5F9は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856上の入力の様々な例を示す。図5F9に示されるように、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856は、制御パネルビュー5886(例えば、制御パネルユーザインタフェースの縮尺した画像)、ドック5854、並びに1つ以上のアプリケーションビュー(例えば、ブラウザアプリケーションのアプリケーションビュー5851、読み出しアプリケーションのアプリケーションビュー5858、タイマアプリケーションのアプリケーションビュー5860、及び音楽アプリケーションのアプリケーションビュー5862などの対応するアプリケーションのユーザインタフェースの縮尺した画像)を含む。接触5864によるタップジェスチャなどの選択可能オブジェクトによって占有されていないエリア内の入力(例えば、いずれのアプリケーションビュー、制御パネル、及びドックの外側の)に応じて、デバイス100は、図5F10に示されるように、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856を解放し(例えば、表示することを停止する)、前に表示されたユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース5850)を表示する。アプリケーションビュー上の入力に応じて、デバイス100は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856を解放し、対応するアプリケーションを表示する。例えば、接触5865によるタップジェスチャなどのアプリケーションビュー5851上の入力に応じて、デバイス100は、図5F10に示されるように、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856を解放し、アプリケーションビュー5851に対応するアプリケーションのユーザインタフェース5850を表示する。別の例として、接触5866によるタップジェスチャなどのアプリケーションビュー5862上の入力に応じて、デバイス100は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856を解放し、アプリケーションビュー5862に対応する音楽アプリケーションのユーザインタフェースを表示する。ドック5854内のアプリケーション開始アイコン上の入力に応じて、デバイス100は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856を解放し、対応するアプリケーションを表示する。例えば、接触5868によるタップジェスチャなどのドック5854内の電話のためのアプリケーション開始アイコン上の入力に応じて、デバイス100は、電話アプリケーションを開始する。一部の実施形態では、制御パネルビュー5886上のタップジェスチャなどの制御パネルビュー5886上の入力に応じて、デバイス100は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856を解放し、制御パネルユーザインタフェースを表示する。一部の実施形態では、制御パネルビュー5886内で表された制御のうちのいくつか又は全ては、存続している制御であり、制御パネルビュー5886内の制御上の入力に応じて、デバイス100は、拡大若しくは拡張した制御領域を表示し、又は制御をアクティブ化する(例えば、図5C1〜5C45及び図11A〜11Eに関して詳細に議論されるように)。例えば、図5F9において、フラッシュライトアイコン上の接触5870によるタップジェスチャは、フラッシュライトアプリケーションを開始する。
図5F10〜5F14は、デバイスの底端部からの短い上方向スワイプに応じてドックを表示する例を示す。図5F10は、ブラウザアプリケーションのユーザインタフェース5850を表示することを示す。図5F11〜5F13は、デバイス100の底端部から、及び上方向におけるタッチスクリーン112を横切る接触5880の移動(例えば、スワイプジェスチャにおける)を示す。図5F11〜5F12において、接触5880が上方向に移動するにつれて(例えば、第1の閾値距離を超えるが、第1の閾値距離よりも長い第2の閾値距離を超えない)、ドック5854は、接触5880の移動と共にユーザインタフェース5850上を移動する。一部の実施形態では、接触5880が第1の閾値距離に到達する前にリフトオフする場合、ドック5854は、再度下に後退し、表示されることを停止する。一部の実施形態では、図5F13〜5F14に示されるように、接触5880が第1の閾値距離を超えて移動する場合、ドック5854は、ドック5854が完全に可視化される前に接触5880がリフトオフする場合でさえ、ユーザインタフェース5850上を移動し続ける。
図5F15〜5F18は、ドック5854が既に表示されているときにデバイスの底端部からの短い上方向スワイプに応じて、制御パネル(例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856内の制御パネルビュー5886)を表示する例を示す。図5F15は、ブラウザアプリケーションのユーザインタフェース5850上にオーバーレイされたドック5854を表示することを示す(例えば、図5F10〜5F14で上記説明されたように、初期の短い上方向スワイプの後)。図5F15〜5F17は、デバイス100の底端部からの、及び上方向におけるタッチスクリーン112を横切る接触5882の移動(例えば、スワイプジェスチャにおける)を示す。図5F15〜5F16において、接触5882が上方向に移動するにつれ(例えば、閾値距離を超えて)、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856は、接触5882の移動と共にユーザインタフェース5850上を移動する。一部の実施形態では、ユーザインタフェース5850は、図5F16〜5F17に示されるように、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856がユーザインタフェース5850上を移動するにつれてぼかしがかけられ始める。一部の実施形態では、接触5882が閾値距離に到達する前にリフトオフする場合、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856は、再度下に後退し、表示されることを停止する。一部の実施形態では、図5F17〜5F18に示されるように、接触5882が閾値距離を超えて移動する場合、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856が完全に可視化される前に接触5882がリフトオフする場合でさえ、ユーザインタフェース5850上を移動し続ける。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856は、異なるアニメ化された遷移で可視化される(例えば、図5F6〜5F8に上記示されたように)。
図5F19〜5F22は、ドック5854が既に表示されているときにデバイスの底端部からの短い上方向スワイプに応じて、制御パネル(例えば、ぼかしをかけたドック5854上にオーバーレイされた制御パネルオブジェクト5886')を表示する例を示す。図5F19は、ブラウザアプリケーションのユーザインタフェース5850上にオーバーレイされたドック5854を表示することを示す(例えば、図5F10〜5F14で上記説明されたように、初期の短い上方向スワイプの後)。図5F20〜5F22は、デバイス100の底端部から、及び上方向におけるタッチスクリーン112を横切る接触5884の移動(例えば、スワイプジェスチャにおける)を示す。図5F20〜5F22において、接触5884が上方向に移動するにつれて(例えば、閾値距離を超えて)、制御パネルオブジェクト5886'は、接触5884の移動と共にユーザインタフェース5850上を移動する。一部の実施形態では、ユーザインタフェース5850は、図5F21〜5F22に示されるように、制御パネルオブジェクト5886'がユーザインタフェース5850上を移動するにつれてぼかしがかけられ始める(任意選択で、制御パネルオブジェクト5886'がユーザインタフェース5850上で移動し続けるにつれてぼかしが増大する)。一部の実施形態では、接触5884が閾値距離に到達する前にリフトオフする場合、制御パネルオブジェクト5886'は、再度下に後退し、表示されることを停止する。一部の実施形態では、接触5884が閾値距離を超えて移動する場合、制御パネルオブジェクト5886'は、制御パネルオブジェクト5886'が完全に可視化される前に接触5884がリフトオフする場合でさえ、ユーザインタフェース5850上を移動し続ける。図5F22は、ぼかしをかけたドック5854上にオーバーレイされた制御パネルオブジェクト5886'を表示する例を示す。
図5F23は、ドック5854を有する制御パネル(例えば、制御パネルオブジェクト5886')を表示する代替的な例を示す。一部の実施形態では、図5F23に示されるように、制御パネルオブジェクト5886'は、ユーザインタフェース5850上を移動し(ドック5854の背後からスライドするか、又はドック5854上を中にスライドするかのいずれか)、制御パネル5886がドック5854の上に表示されるまで継続する。一部の実施形態では、ユーザインタフェース5850は、図5F23に示されるように、制御パネルオブジェクト5886'を表示するときはぼかしがかけられない。一部の実施形態では、ユーザインタフェース5850は、制御パネルオブジェクト5886'を表示するときはぼかしがかけられる(例えば、図5F22に示されるように)。
図5F24は、ドック5854を有する制御パネル(例えば、制御パネルオブジェクト5886')を表示する別の代替的な例を示す。一部の実施形態では、図5F24に示されるように、制御パネルオブジェクト5886'は、ユーザインタフェース5850上を移動し(例えば、ドック5854を押し上げる)、制御パネルオブジェクト5886'がドック5854の下で表示されるまで継続する。一部の実施形態では、ユーザインタフェース5850は、図5F24に示されるように、制御パネルオブジェクト5886'を表示するときはぼかしがかけられない。一部の実施形態では、ユーザインタフェース5850は、制御パネルオブジェクト5886'を表示するときはぼかしがかけられる(例えば、図5F22に示されるように)。
図5F25〜5F28は、長い押圧入力に応じて削除アフォーダンスを表示する例を示す。図5F25は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856を表示することを示す(例えば、図5F1〜5F8に示されるように、長い上方向スワイプの後、又は図5F10〜5F18に示されるように、2つの短い上方向スワイプの後)。ぼかしをかけた背景が図5F25〜5F36のアプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856内で表示されていないが、一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856は、ぼかしをかけた背景上にオーバーレイされる(例えば、図5F6〜5F9及び5F16〜5F18で上記説明されたように)。図5F26〜5F28は、t0+Tの時間まで(例えば、図5F28において、Tは長い押圧時間閾値である)、t0の時間から接触5890を保持することを示す(例えば、図5F26において)。接触5890による長い押圧入力に応じて、デバイス100は、図5F28に示されるように、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856内の各々のアプリケーションビュー上でそれぞれの削除アフォーダンスを表示する(例えば、アプリケーションビューの上左隅内の「x」)。
図5F29〜5F31は、削除アフォーダンス上のタップジェスチャに応じて、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856内のアプリケーションビューを閉じる例を示す。図5F30〜5F31において、デバイス100は、接触5892によるタップジェスチャなどのアプリケーションビュー5860の削除アフォーダンス上の入力を検出し、それに応じて、アプリケーションビュー5860を表示することを停止する(例えば、アプリケーションビュー5860を閉じる)。アプリケーションビューがアプリケーションスイッチャユーザインタフェースから削除されるとき、アプリケーションの保持された状態が削除され、アプリケーションは、アプリケーションが開始された次の時にデフォルトの開始状態で開かれる。
図5F32〜5F33は、削除アフォーダンスが表示されている間にアプリケーションビュー上のスワイプジェスチャに応じて、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856内のアプリケーションビューを閉じる例を示す。図5F32〜5F33において、デバイス100は、接触5894によるスワイプジェスチャなどのアプリケーションビュー5860上の入力を検出し、それに応じて、アプリケーションビュー5860を表示することを停止する(例えば、アプリケーションビュー5860を閉じる)。
図5F34〜5F36は、削除アフォーダンスが表示されないときでさえアプリケーションビュー上のスワイプジェスチャに応じて、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856内のアプリケーションビューを閉じる例を示す。図5F35〜5F36において、デバイス100は、接触5896によるスワイプジェスチャなどのアプリケーションビュー5860上の入力を検出し、それに応じて、アプリケーションビュー5860を表示することを停止する(例えば、アプリケーションビュー5860を閉じる)。
図5F37〜5F41は、アプリケーションユーザインタフェースを再表示するためにアプリケーションユーザインタフェース上でカバーシートユーザインタフェースを表示し(例えば、下方向スワイプで)、カバーシートユーザインタフェースを解放する(例えば、上方向スワイプで)例を示す。図5F37は、アプリケーションの(例えば、ブラウザアプリケーションの)ユーザインタフェース5850を表示することを示す。図5F38〜5F39において、デバイス100は、接触5898による下方向スワイプジェスチャなどのデバイスの上端部からの入力を検出し、それに応じて、カバーシートユーザインタフェース5900を表示する(例えば、接触5898の下方向の移動に従って、カバーシートユーザインタフェースがディスプレイの上端部から下にスライドすることを示し、アプリケーションのユーザインタフェース5850を覆うアニメ化された遷移を表示することを含む)。図5F40〜5F41において、デバイス100は、接触5902による上方向スワイプジェスチャなどのデバイスの底端部からの入力を検出し、それに応じて、ユーザインタフェース5850を表示する。
図5F41〜5F45は、カバーシートがアプリケーションユーザインタフェース上で表示されるときにカバーシートを解放することができる同一の入力に応じて(例えば、図5F40〜5F41に示される上方向スワイプに応じて)、表示をターンオフし(デバイスをロックすることによって)、カバーシートユーザインタフェースを起動スクリーンユーザインタフェースとして表示し(デバイスを表示オフ状態から起動する入力に応じて)、制御パネル(例えば、起動スクリーンユーザインタフェース上にオーバーレイされた制御パネルユーザインタフェース5886'')を表示する例を示す。図5F41〜5F42において、デバイス100は、表示オン状態(例えば、ユーザインタフェース5850を表示する)から表示オフ状態(例えば、ロック状態又はスリープ状態)に遷移する。図5F42〜5F43において、デバイス100は、表示オフ状態から表示オン状態(例えば、カバーシートユーザインタフェース5900を表示する)に遷移する。一部の実施形態では、カバーシートユーザインタフェース5900は、図5F43に示されるように、起動スクリーンユーザインタフェースとしての役割を果たす。図5F44〜5F45において、デバイス100は、接触5904による上方向スワイプジェスチャなどのデバイスの底端部からの入力を検出し、それに応じて、制御パネル5886を表示する。一部の実施形態では、カバーシートユーザインタフェース5900は、図5F45に示されるように、制御パネルユーザインタフェース5886''がカバーシートユーザインタフェース上にオーバーレイされて表示されるにつれてぼかしがかけられる。上記図5F40〜5F41とは対照的に(例えば、カバーシートユーザインタフェース5900がアプリケーションユーザインタフェースを隠すためのカバーシートとしての役割を果たし、デバイスの底端部からの上方向スワイプがカバーシートを解放する場合)、図5F44〜5F45において、カバーシートユーザインタフェース5900は、起動スクリーンユーザインタフェースとしての役割を果たし、デバイスの底端部からの上方向スワイプは、制御パネルユーザインタフェース5886''を表示する(例えば、起動スクリーンユーザインタフェースとしての役割を果たすぼかしをかけたカバーシートユーザインタフェース上にオーバーレイされる)。
図5G1〜5G17は、複数のユーザインタフェース間をナビゲートするための例示的な実施形態、特に、異なるユーザインタフェースから制御パネルユーザインタフェース(本明細書で「制御センタ」とも称される)にアクセスするための実施形態を示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図15A〜15Cにおける処理を含む、以下で説明される処理を例示するために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上の図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図5G1〜5G17に示される例示的なユーザインタフェースは、一部の実施形態に係る、制御パネルユーザインタフェースにアクセスするための方法に関し、制御パネルユーザインタフェースから、ユーザは、システム特有端部スワイプジェスチャでデバイスを制御することができる。図5G1〜5G17に示されるように、制御パネルは、デバイスの上右隅からスワイプジェスチャによってアクセスされ、他のユーザインタフェース(例えば、システム広範囲通知ユーザインタフェース、ホームユーザインタフェース、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース、及び第2のアプリケーションユーザインタフェース)が上端部の他の部分又は底端部から生じる端部スワイプジェスチャによってアクセスされる。方法は、デバイス上の複数のユーザインタフェース間の効果的なユーザナビゲーションを促進する。
図5G1〜5G4及び5G7〜5G10は、電子デバイスが、ジェスチャが生じた端部のエリアに基づいて、ディスプレイの上端部からの端部スワイプジェスチャに応じて制御パネルユーザインタフェース又は通知ユーザインタフェースのいずれかにナビゲートする例示的な実施形態を示す。
図5G1は、スクリーンの上左及び右隅それぞれで時間404及び状態インジケータ402を有するデバイス100上のホームスクリーンを示す。電子ハンドル5936は、制御パネルがディスプレイの上右手隅からスクリーン上で引き下げられるように利用可能であることを示すために状態インジケータ402の下に表示される。接触5910及び移動5912を含むスワイプジェスチャは、ディスプレイの上端部の右側から検出される。入力5910がスクリーンの下に移動するにつれて、制御パネル5914は、図5G2に示されるように、ホームスクリーン上で引き上げられ、同時に焦点からぼかしをかけられ始める。電子ハンドル5936は、制御パネル5914を引き下げる能力についてのヒントを与えている上右隅から、制御パネルが引き下げられ又は再度押し上げられるように利用可能であることを示す制御パネル5914の底部に遷移する。状態バー402はまた、Bluetooth状態アイコン5916の追加によって示されるように、下に移動し、スワイプジェスチャで拡大する。スワイプジェスチャが図5G3において下方向で継続するにつれて、制御パネル5914は更に、ディスプレイ上で引き下げられ、ホームスクリーンはぼかしがかけられ続ける。図5G4においてスワイプジェスチャが終了すると、制御パネル5914は、それがディスプレイ上で十分に離れて引き下げられたことを理由にディスプレイ上に留まり、電子ハンドル5936が見えなくなり、制御パネル5914がスクリーン上で静的に表示されることを示す。
図5G7は、図5G1と同一のホームスクリーンを示す。しかしながら、図5G7において、接触5926及び移動5928を含むスワイプジェスチャは、右手端部ではなく、スクリーンの上端部の中心から開始される。境界5930の右へのエリアよりも大きい、境界の左へのディスプレイの上端部のエリアが、制御パネルユーザインタフェースではなく通知ユーザインタフェースのアクティブ化に対応することを理由に、図5G8に示されるように、スクリーン上の下方向スワイプジェスチャの継続は、スクリーンの最上部から通知5932を引き下げる。再度、ホームスクリーンは、通知が引き下げられるにつれて動的にぼかしがかけられる。スワイプジェスチャが図5G9において下がり続けるにつれて、通知5932は更に、ディスプレイ上で引き下げられ、ホームスクリーンがぼかしがかけられ続ける。図5G10においてスワイプジェスチャが終了すると、通知5932は、それがディスプレイ上で十分に離れて引き下げられたことを理由にディスプレイ上に留まる。
図5G5及び5G6は、ホームスクリーン上で引き上げられる制御パネルを追加の制御へのアクセスを提供するためにその中でナビゲートすることができる例示的な実施形態を示す。図5G5に示されるように、接触5918−a及び移動5920を含む左へのスワイプジェスチャが検出される。それに応じて、デバイスは、バッテリ状態5924などの追加の制御のための空間を空け、右手側から制御パネル上でスライドするために、フラッシュライト制御5922などの前に表示された制御を制御パネルの左側からスライドさせる。
図5G11〜5G17は、デバイスがホームスクリーンからの考えられるナビゲーションについてのヒントを提供する例示的な実施形態を示す。図5G11は、ホームアフォーダンス5002及びデバイスの様々な状態を表すアイコンを示す状態バー402を含む、デバイスのロックスクリーンを示す。ホームアフォーダンス5002は、図5G11〜5G15に示されるように、ユーザがデバイスのロックを解除するために上にスワイプし、ホームユーザインタフェースにナビゲートするように促すために低速に上及び下に移動することによってアニメ化する。同様に、制御パネルアイコン5934及びキャレット5936は、図5G13及び5G14において、ユーザがスクリーンの上端部の右側から下にスワイプして制御パネルを引き下げるように促すために、ディスプレイの上右手隅で状態バー402の下から下にスライドする。接触5938及び移動5940を含むスワイプジェスチャは、図5G15に示されるように、制御パネルアイコン5934上で、ディスプレイの上端部の右側から検出される。入力5938がスクリーンの下に移動するにつれて、制御パネル5914は、図5G16に示されるように、ロックスクリーン上で引き上げられ、同時に焦点からぼかしがかけられ始める(例えば、ぼかしの程度及び/又は範囲が徐々に増大する)。キャレット5936は、図5G16に示されるように、スワイプジェスチャに応じて上にスライドし、平坦なハンドル5936に変化する。図5G17においてスワイプジェスチャが終了すると、制御パネル5914は、それがディスプレイ上で十分に離れて引き下げられていたことを理由にディスプレイ上に留まる。
図17A〜17Cは、異なるユーザインタフェース、例えば、アプリケーションユーザインタフェース、前のアプリケーションユーザインタフェース、ホームスクリーンユーザインタフェース、及びアプリケーションスイッチャユーザインタフェースの間をナビゲートするための例示的な閾値を示す。図17A〜17Cに示される閾値は、ユーザインタフェース間をナビゲートするための方法1000、1050、又は1600と共に使用される閾値の例である。
図17Aは、ディスプレイ上の水平(Vx)及び垂直(Vy)成分を有する一連の例示的な速度閾値を示す。境界の交差は、各々が特定のユーザインタフェースについてのターゲット状態と関連付けられた8つのセクタ(例えば、セクタI〜VIII)を定義する。すなわち、ユーザが複数のユーザインタフェース(例えば、アプリケーションユーザインタフェース、次の/前のアプリケーションユーザインタフェース、ホームスクリーンユーザインタフェース、又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェース)のうちのいずれかにナビゲートすることを可能にする遷移ユーザインタフェースにある間、デバイスは、少なくともの入力の速度に基づいてターゲット状態のユーザインタフェースを割り当てる。入力の速度が図17Aに定義されるような特定のセクタの範囲内にあるとき、デバイスは、入力がターゲット状態の選択に必要とされる全ての他の基準(例えば、位置的基準)を満たす限り、セクタと関連付けられたユーザインタフェースをターゲット状態として割り当てる。一部の実施形態では、閾値は、ユーザインタフェース間をナビゲートするための方法1000、1050、又は1600と共に使用される。
例えば、入力のy速度が閾値1702よりも大きいとき、入力は、ターゲット状態としてのホームスクリーンユーザインタフェースの選択と関連付けられたセクタIにある。同様に、セクタII内の速度を有する入力は、ホームスクリーンユーザインタフェースのターゲット状態の選択と関連付けられる。セクタIII、IV、及びV内の速度を有する入力は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースのターゲット状態の選択と関連付けられる。セクタVI及びVII内の速度を有する入力は、次の又は前のアプリケーションユーザインタフェースのターゲット状態の選択と関連付けられる。最後に、セクタVIII内の速度を有する入力は、現在のアプリケーションユーザインタフェース(例えば、デバイスが遷移ユーザインタフェースに入る前に表示されたアプリケーションユーザインタフェース)のターゲット状態の選択と関連付けられる。
図17Aはまた、閾値速度が任意選択で、動的であることを示す。例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースのターゲット状態と関連付けられたセクタVを定義する速度閾値1710の範囲は、接触がセクタV内の最小速度で残存するときに閾値の最小範囲1710−aから閾値の最大範囲1710−bまで拡大する。同様に、次の/前のアプリケーションユーザインタフェースをターゲット状態として選択することとホーム状態ユーザインタフェースをターゲット状態として選択することとの間の境界を提供する、速度閾値1704及び1706は任意選択で、より少ない垂直移動の入力がターゲット状態としてのホームスクリーンユーザインタフェースの選択と関連付けられることを可能にし、又はより大きい垂直移動の入力がターゲット状態として次の/前のアプリケーションユーザインタフェースの選択と関連付けられることが可能にするように、例えば、境界1704−cから1704−bに動的に変化する。特定のシステムの設計に応じて、いずれかの閾値は任意選択で、例えば、閾値を動的に調節する方法1800を適用することによって動的である。
図17Bは、デバイスのディスプレイ上の一連の例示的な位置的閾値を示す。一部の実施形態では、閾値は、ユーザインタフェース間をナビゲートするための方法1000、1050、又は1600と共に使用される。一部の実施形態では、図17Bに示される位置閾値は、図17Aに示される速度閾値と共に作用する。一部の実施形態では、特定の位置閾値を満たすことは任意選択で、対応する速度閾値を満たすことに優先する。図17Bにおける第1のy位置閾値1716を満たすことは、図17Aにおける対応する速度閾値に優先し、入力をホームスクリーンユーザインタフェースのターゲット状態の選択と関連付ける。
図17Cは、一部の実施形態に係る、動的速度閾値の例示的な実施態様を示す。時間T−3において、接触速度1730は、動的速度閾値1710−D(図17Aにおけるホームスクリーンユーザインタフェース及びアプリケーションスイッチャユーザインタフェースの選択を分ける)よりも大きく、従って入力は、ホームスクリーン(HS)ユーザインタフェースのターゲット状態の選択と関連付けられる。接触速度1730が時間Tの周りで低速であるにつれて、速度がアプリケーションスイッチャ(AS)ユーザインタフェースのターゲット状態を選択するための基準を満たす、動的速度閾値1710−D未満に減少する。最終的なユーザインタフェースとしてのアプリケーションスイッチャユーザインタフェースの選択を優先するために、動的速度閾値1710−Dは、接触速度1730が閾値を下回り続けるにつれて経時的に増大する。よって、例えば、時間T+5における接触速度1730が時間T〜3における接触速度よりも高いときでさえ、動的速度閾値1710−Dが増大していることを理由に、入力がなおアプリケーションスイッチャ基準の選択を満たす。しかしながら、動的速度閾値1710−Dが閾値の最大値1710−bに到達するとき、デバイスは、接触速度1730が閾値未満であるにも関わらず閾値を増大させることを中止する。接触速度1730が時間T+6において動的速度閾値1730−Dを超えると、デバイスは、動的速度閾値1710−Dを減少させ始め、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを最終的なターゲット状態として選択することをもはや優先しない。上記議論された可変閾値が速度閾値であると同時に、同様の原理が任意選択で、位置閾値、圧力閾値、距離閾値などの他のタイプの閾値に適用される。同様に、可変閾値がホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを選択するかを判定することに関して上記議論されたのと同時に、上記説明された方式で動作する可変閾値は、広範囲の様々なユーザインタフェース対話(例えば、端部スワイプジェスチャに応じて前のユーザインタフェースに再度ナビゲートするか、又は現在のユーザインタフェースに留まるかを判定すること、スワイプジェスチャに応じて項目を削除するか否かを判定すること、入力が予め定められた強度閾値を上回る強度を有するかに基づいてコンテンツ項目の拡大したプレビューを表示するか否かを判定すること、端部スワイプジェスチャに応じて制御パネルユーザインタフェースを表示するか否かを判定することなど)に適用されてもよい。
図6A〜6Lは、一部の実施形態に係る、アプリケーションユーザインタフェース、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース、及びホームスクリーンユーザインタフェースの間をナビゲートするための方法600を示すフローチャートである。方法600は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する電子デバイス(例えば、デバイス300、図3、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、電子デバイスは、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを含む。一部の実施形態では、タッチ感知面及びディスプレイは、タッチ感知ディスプレイに統合される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法600における一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
方法600は、スワイプジェスチャに応じて、アプリケーションユーザインタフェースからアプリケーションスイッチャユーザインタフェース又はホームスクリーンユーザインタフェースのいずれかに遷移することに関する。特に、デバイスは、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされるか、又はホーム表示基準が満たされるかに依存して、スワイプジェスチャの初期部分の間(例えば、タッチスクリーンの底端部から開始する上方向スワイプジェスチャ)、及びジェスチャの終了が検出された後、複数のアプリケーションビューを含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのプレビューを表示し、デバイスは最終的に、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース又はホームスクリーンユーザインタフェースのいずれかを表示する。スワイプジェスチャの初期部分に応じてアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのプレビューを表示すること、及び或る予め設定された条件が満たされるかに依存してユーザがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース又はホームスクリーンのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、複数のアプリケーションビューを通じてデバイスの内部状態に関する情報を提供し、必要とされる入力を提供することにより意図した結果を達成するようユーザを支援し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
方法600は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有するデバイス(例えば、ディスプレイ及びタッチ感知面の両方としての役割を果たすタッチスクリーンディスプレイ)において実行される。一部の実施形態では、デバイスは、アクティブ化されるとき、現在表示されているユーザインタフェースを解放し、現在表示されているユーザインタフェースをデバイスにインストールされた複数のアプリケーションのための複数のアプリケーション開始アイコンを含むホームスクリーンと置き換えるように構成されたホームボタン(例えば、機械ボタン、仮想ボタン、ソリッドステートボタンなど)を有さない。デバイスは、ディスプレイ上で、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーン上の複数のアプリケーション開始アイコン内の対応するアプリケーション開始アイコンを有するアプリケーションのユーザインタフェース)を表示する(602)。これは、例えば、図5A1(ウェブブラウジングユーザインタフェース)及び図5A19(電子メールユーザインタフェース)に示される。
ディスプレイ上で第1のユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、タッチ感知面上の第1の接触を検出することを含めて、第1の接触による入力の第1の部分を検出する(604)。一部の実施形態では、入力の第1の部分を検出することは、ディスプレイの端部に近接したデバイスの予め定義された領域(例えば、デバイスの底端部の近くのディスプレイの予め定義された部分(例えば、20画素幅)、任意選択で、ディスプレイの外側のディスプレイの底端部の一部)内にある初期のタッチ下方位置において第1の接触を検出することを含む。一部の実施形態では、入力の第1の部分を検出することは更に、第1のユーザインタフェースを変換する第1の接触の初期の移動(例えば、水平移動又は弧移動)を検出することを含む。これは、例えば、デバイス100がタッチスクリーン112の底端部において開始された接触5004の移動5006を検出する、図5A2、及びデバイス100がタッチスクリーン112の底端部において開始された接触5040の移動5042を検出する、図5A19に示される。
第1の接触による入力の第1の部分を検出した後(例えば、第1の接触の初期の下方タッチの後、又は第1のユーザインタフェースが第1の接触の初期の移動によって変換された後)、デバイスは、タッチ感知面を第1の方向(例えば、上方向)に横切る第1の接触の第1の移動を検出することを含めて、第1の接触による入力の第2の部分を検出する(606)。デバイスは、タッチ感知面を横切る第1の接触の第1の移動の間、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースに対応する第1のアプリケーションビュー(例えば、第1のアプリケーションの現在の状態のスナップショット又はライブビュー)及び第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェース(例えば、第2のユーザインタフェースは、最近開いたアプリケーションのユーザインタフェースである)に対応する第2のアプリケーションビュー(例えば、第2のアプリケーションの現在の状態のスナップショット又はライブビュー)を含む複数のアプリケーションビュー(例えば、アプリケーションユーザインタフェースの縮尺した画像)を表示する(608)。一部の実施形態では、最近開いたアプリケーションは、最近開いたアプリケーションが最前面に至り又は再アクティブ化されるとき、その保持された状態から機能することを再開するように、保持された状態情報と共に非アクティブ化されるアプリケーションを指す。一方で、閉じられたアプリケーションは、保持された状態なしに非アクティブ化され、閉じられたアプリケーションが開かれ、又は再アクティブ化されるとき、デフォルト開始状態から開始するアプリケーションを指す。これは、例えば、図5A2〜5A6及び5A19〜5A21に示される。図5A2〜5A6において、デバイス100は、図5A2における位置5004−aから図5A6における位置5004−eへの接触5004の移動5006を検出し、それに応じて、ウェブブラウジングアプリケーションビュー5010(図5A1で表示されたウェブブラウジングユーザインタフェースに対応する)、メッセージングアプリケーションビュー5014(最近開いたメッセージングアプリケーションに対応する)、及び制御パネルビュー5016(デバイスのための制御パネルユーザインタフェースに対応する)を表示する。図5A19〜5A21において、デバイス100は、図5A19における位置5040−aから図5A21における位置5040−cへの接触5040の移動5042を検出し、それに応じて、電子メールアプリケーションビュー5022(図5A19で表示された電子メールユーザインタフェースに対応する)、ウェブブラウジングアプリケーションビュー5010(最近開いたウェブブラウジングアプリケーションに対応する)、及び制御パネルビュー5016(デバイスのための制御パネルユーザインタフェースに対応する)を表示する。
複数のアプリケーションビューを表示する間、デバイスは、第1の接触の第1の移動を検出した後にタッチ感知面からの第1の接触のリフトオフを検出することを含めて、第1の接触による入力の第3の部分を検出する(610)。これは、例えば、接触5004が中断し、次いで、スクリーンをリフトオフする、図5A6〜5A7、及び接触5040が上方向の移動の間にスクリーンをリフトオフするまで上方向に移動し続ける、5A21〜5A23に示される。
第1の接触による入力の第3の部分(例えば、第1の接触の第1の移動の後の第1の接触のリフトオフを含む入力の部分)を検出したことに応じて、アプリケーションスイッチャ表示基準であって(例えば、入力の第2の部分の予め定義された移動パラメータに基づいて、又は第1のアプリケーションビューの予め定義された移動パラメータに基づいて(例えば、実際の移動若しくは予測した移動のいずれか))、アプリケーションスイッチャ表示基準は、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされるために、入力の第2の部分又は第1のアプリケーションビューが第1の移動条件(例えば、接触の速さ、加速度、位置、若しくは上記のうちの1つ以上の組合せに関する第1の条件、又は上記のうちの1つ以上、並びに現在のユーザインタフェースの状態及び/若しくはそれに含まれる1つ以上のオブジェクトの移動を特徴付ける1つ以上の追加の特性に基づく第1のアプリケーションビューの導出された移動パラメータに関する第1の条件など)を満たすことを必要とする、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされたとの判定に従って、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で表される複数のアプリケーションのうちの1つを選択的にアクティブ化する(例えば、それぞれのアプリケーション−選択オブジェクトの選択は、対応するアプリケーションをアプリケーションの一時停止の直前の状態に再アクティブ化する)ための複数のアプリケーションの表現(例えば、アプリケーション開始アイコン、アプリケーションユーザインタフェースの縮尺した画像など)を含む、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する(612)。一部の実施形態では、アプリケーションの表現は、それらが対応するアプリケーションの最新の使用に基づいて順序付けされる(例えば、より最近に使用されているアプリケーションの表現は、それよりも最近に使用されていないアプリケーションの表現よりも前/上に表示される)。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースは、制御パネルユーザインタフェースの少なくとも一部を含む。これは、例えば、入力の第2の部分が、スクリーンをリフトオフするときに接触が移動していなかった第1の移動条件を満たしており、及び/又はウェブブラウジングアプリケーションビュー5010が、全画面のエリアの30%よりも大きかった第1の移動条件を満たしていることを理由に、接触5004のリフトオフがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内のアプリケーションビュー5012(ウェブブラウジング)、5014(メッセージング)、及び5022(電子メール)の表示をもたらす、図5A7〜5A8に示される。
第1の接触による入力の第3の部分(例えば、第1の接触の第1の移動の後の第1の接触のリフトオフを含む入力の部分)を検出したことに応じて、ホーム表示基準であって(例えば、入力の第2の部分の予め定義された移動パラメータに基づいて、又は第1のアプリケーションビューの予め定義された移動パラメータに基づいて(例えば、実際の移動若しくは予測した移動のいずれか))、ホーム表示基準は、ホーム表示基準が満たされるために、入力の第2の部分又は第1のアプリケーションビューが第1の移動条件とは異なる第2の移動条件(例えば、接触の速さ、加速度、位置、若しくは上記のうちの1つ以上の組合せに関する第2の条件、又は上記のうちの1つ以上、並びに現在のユーザインタフェースの状態及び/若しくはそれに含まれる1つ以上のオブジェクトの移動を特徴付ける1つ以上の追加の特性に基づく第1のアプリケーションビューの導出された移動パラメータに関する第2の条件など)を満たすことを必要とする、ホーム表示基準が満たされたとの判定に従って、複数のアプリケーション(例えば、複数の最近開いたアプリケーション、任意選択で、アクティブ化されるとき、アプリケーションがデフォルトの開始状態から開始するように、保持された状態情報なしで閉じられる1つ以上の追加のアプリケーションを含む)に対応する複数のアプリケーション開始アイコンを含むホームスクリーンユーザインタフェース(アプリケーションスイッチャユーザインタフェースとは別個の)を表示する(612)。これは、例えば、入力の第2の部分が、接触が閾値速さよりも高い比率において移動していた第2の移動条件を満たしており、及び/又は電子メールアプリケーションビュー5022が、それが全画面のエリアの30%よりも小さいエリアを有するように予測されていた第2の移動条件が満たしていたことを理由に、接触5040のリフトオフが図5A24におけるホームスクリーンユーザインタフェースの表示をもたらす、図5A22〜5A24に示される。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、第1の接触の第1の移動の第1の移動パラメータ(例えば、第1の移動の間の、第1の接触の位置、速さ、加速度、及び/若しくは強度における絶対値若しくは変化、又は接触の時間、位置、速さ、強度などの複数の要因の組合せ)が第1の閾値(例えば、第1の接触の第1の移動における中断(又は代わりに、中断がないこと)を検出するための予め定義された時間閾値、長いスワイプと短いスワイプとを区別するための予め定義された位置閾値、高速スワイプと低速スワイプとを区別するための予め定義された速さ閾値、第1の接触の第1の移動の間に減速(又は代わりに、減速がないこと)を検出するための予め定義された加速化閾値、第1の接触の第1の移動の間に加速化(又は代わりに、加速化がないこと)を検出するための予め定義された加速化閾値、第1の接触の第1の移動の間に押圧入力(又は代わりに、押圧入力がないこと)を検出するための予め定義された強度閾値)を満たすことを必要とする(614)。これは、例えば、入力の第2の部分が、図5A7におけるリフトオフの前、図5A6に示されるように接触5004の移動における中断を必要とする第1の移動条件を満たすことを理由に、接触5004のリフトオフがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内のアプリケーションビュー5012(ウェブブラウジング)、5014(メッセージング)、及び5022(電子メール)の表示をもたらす、図5A7〜5A8に示される。第1の接触の第1の移動の移動パラメータが或る予め設定された条件を満たすかに基づいてユーザがアプリケーションスイッチャユーザインタフェースに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第2の移動条件は、第1の移動の第1の移動パラメータ(例えば、第1の移動の間の、第1の接触の位置、速さ、加速度、及び/若しくは強度における絶対値若しくは変化、又は接触の時間、位置、速さ、強度などの複数の要因の組合せ)が第1の閾値よりも大きい第2の閾値(例えば、第1の接触の第1の移動における中断(又は代わりに、中断がないこと)を検出するための予め定義された時間閾値、長いスワイプと短いスワイプとを区別するための予め定義された位置閾値、高速スワイプと低速スワイプとを区別するための予め定義された速さ閾値、第1の接触の第1の移動の間に減速(又は代わりに、減速がないこと)を検出するための予め定義された加速化閾値、第1の接触の第1の移動の間に加速化(又は代わりに、加速化がないこと)を検出するための予め定義された加速化閾値、第1の接触の第1の移動の間に押圧入力(又は代わりに、押圧入力がないこと)を検出するための予め定義された強度閾値)を満たすことを必要とする(616)。一部の実施形態では、第2の移動条件は、第1の移動の第1の移動パラメータが第1の閾値よりも小さい第3の閾値を満たすことを必要とする。これは、例えば、入力の第2の部分が、接触がアプリケーションスイッチャ表示基準を満たすために必要とされる第1の閾値速さよりも高い第2の閾値速さよりも高い比率において移動していた第2の移動条件を満たしていることを理由に、接触5040のリフトオフが図5A24におけるホームスクリーンユーザインタフェースの表示をもたらす、図5A22〜5A24に示される。第1の接触の第1の移動の移動パラメータが、アプリケーションスイッチャインタフェースを表示するための条件とは異なる或る予め設定された条件を満たすかに基づいてユーザがホームスクリーンユーザインタフェースに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、第1の接触の第1の移動が第1の移動閾値を上回る移動に対応する(例えば、第1の距離のフォーカスセレクタの移動、又はアプリケーションの表現などのユーザインタフェース要素の代表的な部分の第1の距離の移動)(例えば、タッチスクリーンの底端部からのスクリーンの高さの半分の接触の垂直移動、又は第1のユーザインタフェースを表すカードのサイズの30%以下の減少を引き起こす接触の垂直移動の量)ときに満たされる基準を含み(618)、第2の移動条件は、第1の接触の第1の移動が第1の移動閾値よりも大きい第2の移動閾値を上回る移動に対応する(第1の距離よりも長い第2の距離のフォーカスセレクタの移動、又はアプリケーションの表現などのユーザインタフェース要素の代表的な部分の第2の距離の移動)(例えば、タッチスクリーンの底端部からのスクリーンの高さの4分の3の接触の垂直移動、又は第1のユーザインタフェースを表すカードのサイズの30%よりも大きい減少を引き起こす接触の垂直移動の量)ときに満たされる基準を含む(618)。例えば、タッチスクリーンの底端部からの中間の長さの上方向スワイプは、接触のリフトオフの後のアプリケーションスイッチャユーザインタフェースの表示につながり、タッチスクリーンの底端部からの長い上方向スワイプは、接触のリフトオフの後のホームスクリーンの表示につながる。これは、例えば、図5A2〜5A6及び5A19〜5A21に示される。図5A2〜5A6において、接触5004の移動5006は、アプリケーションスイッチャ表示基準を満たすために必要とされる、第1の移動閾値を超えるが、ホーム表示基準を満たすために必要とされる、第2の移動閾値を超えない。一方で、図5A19〜5A21における接触5040の移動5042は、第1の移動閾値及び第2の移動閾値の両方を超えて更に長い。第1の接触の第1の移動の同一の移動パラメータが異なる閾値を満たすかに基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、ホームスクリーン及びアプリケーションスイッチャユーザインタフェースへの遷移を連続的かつ可逆的にすることによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、第1の接触の第1の移動が移動の第1の範囲の上限移動閾値と下限移動閾値との間の移動の第1の範囲に対応する(例えば、第1の範囲の下限移動閾値よりも大きく、上限移動閾値よりも小さい距離のフォーカスセレクタの移動、又は第1の範囲の下限移動閾値よりも大きく、上限移動閾値よりも小さい距離のアプリケーションの表現などのユーザインタフェース要素の代表的な部分の移動)(例えば、タッチスクリーンの底端部からのスクリーンの高さの半分の接触の垂直移動、又は第1のユーザインタフェースを表すカードのサイズの30%以下の減少を引き起こす接触の垂直移動の量)ときに満たされる基準を含み(620)、第2の移動条件は、第1の接触の第1の移動が移動の第2の範囲又は移動の第3の範囲のいずれかに対応するときに満たされる基準を含む(620)。移動の第2の範囲は、移動の第2の範囲の上限移動閾値と下限移動閾値との間にあり、移動の第2の範囲は、移動の第1の範囲を下回り、移動の第2の範囲は、移動の第1の範囲と重ならない(例えば、第2の範囲の下限移動閾値よりも大きく、上限移動閾値よりも小さい距離のフォーカスセレクタの移動、又は第2の範囲の下限移動閾値よりも大きく、上限移動閾値よりも小さい距離のアプリケーションの表現などのユーザインタフェース要素の代表的な部分の移動)(例えば、接触のリフトオフの前の少なくとも閾値速さを有するタッチスクリーンの底端部からのスクリーンの高さの3分の1の接触の垂直移動)。例えば、タッチスクリーンの底端部からの短い上方向スワイプはまた、タッチスクリーンの底端部からの長い上方向スワイプに加え、第1の接触のリフトオフの後のホームスクリーンの表示につながる。一部の実施形態では、移動が移動の第2の範囲の下限移動閾値を下回る場合、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェース又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示することなく、ディスプレイ上で第1のアプリケーションのためのユーザインタフェースを表示し続ける。移動の第3の範囲は、移動の第3の範囲の上限移動閾値と下限移動閾値との間にあり、移動の第3の範囲は、移動の第1の範囲を上回り、移動の第3の範囲は、移動の第1の範囲と重ならない(例えば、第3の範囲の下限移動閾値よりも大きく、上限移動閾値よりも小さい距離のフォーカスセレクタの移動、又は第3の範囲の下限移動閾値よりも大きく、上限移動閾値よりも小さい距離のアプリケーションの表現などのユーザインタフェース要素の代表的な部分の移動)。一部の実施形態では、移動の第3の範囲の上限値は、デバイスの移動の更なる延長である(例えば、ディスプレイの端部又はタッチ感知面の端部)。これは、ナビゲーション結果が元に戻された場合、例えば、より短い移動5006の後の図5A7における接触5004のリフトオフがホームスクリーンユーザインタフェース(図5A24に示される)の表示をもたらし、中間の長さの移動5043の後の図5A23における接触5040のリフトオフが複数のアプリケーションビュー(例えば、図5A8に示される)の表示をもたらした場合、図5A2〜5A7及び5A19〜5A21に示される。第1の接触の第1の移動の移動パラメータが範囲内にある値範囲に基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすること、及びアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのための値範囲を、ホームスクリーンユーザインタフェースのための値範囲の間にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、スワイプジェスチャの複数の段階の間にユーザがホームスクリーンに遷移することを可能にすることによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、第1の接触の第1の移動が第4の移動閾値よりも大きい移動に対応する(例えば、第4の距離のフォーカスセレクタの移動)(例えば、タッチスクリーンの底端部からのスクリーンの高さの半分の接触の垂直移動、又は第1のユーザインタフェースを表すカードのサイズの30%以下の削減を引き起こす接触の垂直移動の量)ときに満たされる基準を含み(622)、第2の移動条件は、第1の接触の第1の移動が第4の移動閾値よりも小さい第5の移動閾値よりも大きい移動に対応する(例えば、第4の距離よりも短い第5の距離のフォーカスセレクタの移動)(例えば、接触のリフトオフの前の少なくとも閾値速さを有するタッチスクリーンの底端部からのスクリーンの高さの3分の1の接触の垂直移動)ときに満たされる基準を含む(622)。例えば、タッチスクリーンの底端部からの短い上方向スワイプは、第1の接触のリフトオフの後のホームスクリーンの表示につながり、タッチスクリーンの底端部からの中間の長さの上方向スワイプは、第1の接触のリフトオフの後のアプリケーションスイッチャユーザインタフェースの表示につながる。これは、ナビゲーション結果が元に戻された場合、例えば、より短い移動5006の後の図5A7における接触5004のリフトオフがホームスクリーンユーザインタフェース(図5A24に示される)の表示をもたらし、より長い移動5043(例えば、3つの移動閾値ではなく、2つのみの移動閾値)の後の図5A23における接触5040のリフトオフが複数のアプリケーションビュー(例えば、図5A8に示される)の表示をもたらした場合、図5A2〜5A7及び5A19〜5A21に示される。第1の接触の第1の移動の同一の移動パラメータが異なる閾値を満たすかに基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、ホームスクリーン及びアプリケーションスイッチャユーザインタフェースへの遷移を連続的かつ可逆的にすることによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、第1のアプリケーションビューの予め定義されたパラメータ(例えば、第1の接触がリフトオフするときの第1のアプリケーションビューの位置及びサイズに基づく予測した位置/サイズ)が第1の値範囲にあるとき(例えば、第1の接触のリフトオフの150ms後の第1のアプリケーションビューの予測した位置がディスプレイの第1の領域内にあり(例えば、スクリーンの底端部の上のスクリーンの高さの4分の1を上回り、スクリーンの上端部の下のスクリーンの高さの8分の1を下回る)、又は第1の接触のリフトオフの150ms後の第1のアプリケーションビューの予測したサイズが第1のユーザインタフェースのサイズの30%よりも大きい)に満たされる基準を含み(624)、第2の移動条件は、第1のアプリケーションビューの予め定義されたパラメータが第1の値範囲とは異なる第2の値範囲にあるとき(例えば、第1の接触のリフトオフの150ms後の第1のアプリケーションビューの予測した位置が第2の領域内にあり(例えば、スクリーンの底端部の上のスクリーンの高さの8分の7を上回り、又は第1の接触のリフトオフの150ms後の第1のアプリケーションビューの予測したサイズが第1のユーザインタフェースのサイズの30%よりも小さい))ときに満たされる基準を含む(624)。例えば、アプリケーションビューが表示された後、第1のアプリケーションビューの位置及びサイズが第1の接触の移動に従って変化し、それによって、その自身の位置及び速さを取得する。第1の接触のリフトオフの後、第1のアプリケーションビューの予測した位置及び/又はサイズは、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされるか、又はホーム表示基準が満たされるかを判定するために使用される。これは、例えば、図5A6〜5A8及び5A22〜5A24に示される。リフトオフが発生したとき、アプリケーションビューが全画面のサイズの30%よりも大きかった状態において接触の移動が中断してからカードの予測した位置が全画面のサイズの30%よりも大きいことを理由に、図5A7における接触5004のリフトオフによって、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示するようになる。一方で、接触が移動5042と共に上方向に移動する図5A23における接触5040のリフトオフは、輪郭5044によって示されるように予測したサイズ及び位置をもたらす。輪郭5044が全画面のエリアの30%よりも小さいので、デバイスは、図5A24におけるホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。第1のアプリケーションビューの予め定義されたパラメータが或る予め設定された条件を満たすかに基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、第1のアプリケーションビューのパラメータを通じてデバイスの内部状態に関する情報を提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、ホームスクリーン及びアプリケーションスイッチャユーザインタフェースへの遷移を連続的かつ可逆的にすることによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、第1の接触の第1の移動が第1の接触の予め定義された中断を含むときに満たされる基準を含み(626)、第2の移動条件は、第1の接触の第1の移動が第1の接触の予め定義された中断を含まないときに満たされる基準を含む(626)。例えば、タッチスクリーンの底端部からの第1の接触の上方向の移動の間、複数のアプリケーションビューが表示された後、第1の接触が閾値量よりも大きく低速になる場合、又は第1の接触が閾値時間量よりも長くその位置を維持する場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示し、そうでない場合、予め定義された中断が第1の接触のリフトオフの前に検出されない場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。これは、例えば、図5A6〜5A8及び図5A22〜5A24に示される。接触5004は、図5A8におけるアプリケーションスイッチャユーザインタフェースの表示をもたらす図5A7におけるリフトオフの前に中断され、接触5040は、図5A24におけるホームスクリーンユーザインタフェースの表示をもたらす、図5A23におけるリフトオフの前に移動5042と共に上方向に移動し続ける。第1の接触の第1の移動の間に予め定義された中断が検出されるかに基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、第1の移動の間に第1の接触の予め定義された中断が検出された後、第1の接触のリフトオフが検出される前に閾値量よりも小さい第1の接触の移動が検出されることを必要とし(628)、第2の移動条件は、第1の接触の予め定義された中断が検出された後、第1の接触のリフトオフが検出される前に閾値量よりも大きい第1の接触の移動が検出されるときに満たされる基準を含む(628)。例えば、タッチスクリーンの底端部からの第1の接触の上方向の移動の間、複数のアプリケーションビューが表示された後、第1の接触が閾値量よりも大きく低速になる場合、又は第1の接触が閾値時間量よりも長くその位置を維持する場合、予め定義された中断を検出するための条件が満たされる。第1の接触のリフトオフが中断の後に閾値移動量よりも小さく検出される場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示し、そうでない場合、第1の接触が上方向に移動し続け、中断の後、かつ第1の接触のリフトオフの前に閾値量よりも大きい移動が検出される場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。これは、図5A6において接触5004が中断した後、かつ図5A7において接触5004のリフトオフの前、接触5004の上方向の移動5006が継続しており、リフトオフが、図5A8において、デバイス100がアプリケーションスイッチャユーザインタフェースではなく、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示することをもたらしていること示している。第1の接触の第1の移動の間に予め定義された中断が検出されるかに基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にし、次いで、ユーザが追加の移動で予め設定された条件を無効にする(defeat)ことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、第1の移動の間の第1の接触の特性移動速さが閾値速さを下回る(例えば、第1の接触のリフトオフ上の1秒ごとのスクリーンの高さの8分の1)ときに満たされる基準を含み(630)、第2の移動条件は、第1の移動の間の第1の接触の特性移動速さが閾値速さを上回るときに満たされる基準を含む(630)。一部の実施形態では、第1の接触の特性速さは、第1の接触のリフトオフの直前の上方向速さである。一部の実施形態では、第1の接触の特性速さは、第1の接触のリフトオフの前の予め定義された時間ウインドウ(例えば、20ms)の間の平均上方向速さである。例えば、第1の接触の上方向の移動の間、第1の接触のリフトオフの直前の第1の接触の上方向速さが第1の閾値速さを下回る場合(例えば、1秒ごとのスクリーン高さの8分の1)、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示し、第1の接触のリフトオフの直前の第1の接触の上方向速さが第1の閾値速さを上回る場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。これは、接触5004の移動5006が低速であり、図5A8におけるリフトオフがされたときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示することをもたらし、接触5040の移動5042が高速であり、図5A24におけるリフトオフがされたときにホームスクリーンユーザインタフェースを表示することをもたらす、図5A2〜5A8及び5A19〜5A24に示される。低速のスワイプが検出され、又は高速のスワイプが検出されるかに基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、第1の接触の特性移動速さが第1の接触の閾値速さを下回るときに満たされる基準を満たした後、第1の接触が閾値移動量よりも小さい移動をすることを必要とし(632)、第2の移動条件は、第1の接触の特性移動速さが閾値速さを下回るときに満たされる基準を満たした後、第1の接触が閾値移動量よりも大きい移動をするときに満たされる基準を含む(632)。例えば、タッチスクリーンの底端部からの第1の接触の上方向の移動の間、複数のアプリケーションビューが表示された後、第1の接触の特性移動速さが閾値速さを下回り(例えば、1秒ごとのスクリーンの高さの8分の1)、第1の接触が閾値距離よりも長く上方向に移動し続ける場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にホームスクリーンを表示する。デバイスが低速度についての基準が満たされた後に閾値距離よりも長く移動していない場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する。これは、位置5040−aと5040−bとの間の接触5040の移動5042の速さが閾値速さを下回っており(リフトオフがされたときにデバイスをアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートさせる)、位置5040−bと5040−dとの間の接触5040の移動5042の速さが閾値速さを上回っており(位置5040−aと5040−bとの間の低速度の移動5042を無効にする)、接触5040がリフトオフすると図5A24におけるホームスクリーンユーザインタフェースの表示をもたらすことが想定される場合、図5A19〜5A24によって示される。低速のスワイプが検出され、又は高速のスワイプが検出されるかに基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にし、次いで、ユーザが追加の移動で予め設定された条件を無効にすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、第1の移動の間に第1の接触の閾値減速量が検出されるときに満たされる基準を含み(634)、第2の移動条件は、第1の移動の間に第1の接触の閾値減速量が検出されないときに満たされる基準を含む(634)。例えば、タッチスクリーンの底端部からの第1の接触の上方向の移動の間、複数のアプリケーションビューが表示された後、第1の接触が閾値時間量内で閾値量よりも大きく低速になる場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示し、そうでない場合、必要とされる量の減速が第1の接触のリフトオフの前に検出されない場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。これは、リフトオフがされるときの図5A8におけるアプリケーションスイッチャユーザインタフェースの表示をもたらすリフトオフの中断の前に接触5004の移動5006が減速し、図5A24におけるホームスクリーンユーザインタフェースの表示をもたらすリフトオフの前に接触5040の移動5042が減速しない、図5A2〜5A8及び5A19〜5A24に示される。第1の接触の第1の移動の間に閾値減速量が検出されるかに基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、第1の接触の閾値減速量が検出された後、第1の接触のリフトオフが検出される前に閾値移動量よりも移動量が小さい第1の接触の移動が検出されることを必要とし(636)、第2の移動条件は、第1の接触の閾値減速量が検出された後、第1の接触のリフトオフが検出される前に閾値移動量よりも移動量が大きい第1の接触の移動が検出されるときに満たされる基準を含む(636)。例えば、タッチスクリーンの底端部からの第1の接触の上方向の移動の間、複数のアプリケーションビューが表示された後、第1の接触が閾値時間内で閾値量よりも大きく低速になる場合、必要とされる減速を検出するための条件が満たされる。第1の接触のリフトオフが減速の後に閾値移動量よりも小さく検出される場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示し、そうでない場合、第1の接触が上方向に移動し続け、必要とされる減速の後、かつ第1の接触のリフトオフの前に閾値量よりも大きい移動が検出される場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。これは、図5A6において接触5004が中断するために減速した後、かつ図5A7における接触5004のリフトオフの前、接触5004の上方向の移動5006が閾値量を超えて継続しており、リフトオフが、図5A8において、デバイス100がアプリケーションスイッチャユーザインタフェースではなく、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示することをもたらしていること示している。第1の接触の第1の移動の間に閾値減速量が検出されるかに基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にし、次いで、ユーザが追加の移動で予め設定された条件を無効にすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、複数のアプリケーションビューが表示された後、第1の移動の間に第1の接触の特性強度が予め定義された閾値強度を超えないときに満たされる基準を含み(638)、第2の移動条件は、複数のアプリケーションビューが表示された後、第1の移動の間に第1の接触の特性強度が予め定義された閾値強度を超えるときに満たされる基準を含む(638)。例えば、タッチスクリーンの底端部からの第1の接触の上方向の移動の間、複数のアプリケーションビューが表示された後、第1の接触による押圧入力が検出される場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にホームスクリーンユーザインタフェースを表示し、そうでない場合、押圧入力が第1の接触のリフトオフの前に検出されない場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する。これは、接触5004の特性強度が予め定義された強度閾値を超えておらず、図5A8におけるリフトオフがされるときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示することをもたらし、接触5040の特性強度が予め定義された強度閾値を超えておらず、図5A24におけるリフトオフがされるときにホームスクリーンユーザインタフェースを表示することをもたらすことが想定される場合、図5A2〜5A8及び5A19〜5A24に示される。第1の接触の第1の移動の間に押圧入力が検出されるかに基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動条件は、複数のアプリケーションビューが表示された後、第1の移動の間に第1の接触の特性強度が予め定義された閾値強度を超えるときに満たされる基準を含み(640)、第2の移動条件は、複数のアプリケーションビューが表示された後、第1の移動の間に第1の接触の特性強度が予め定義された閾値強度を超えないときに満たされる基準を含む(640)。例えば、タッチスクリーンの底端部からの第1の接触の上方向の移動の間、複数のアプリケーションビューが表示された後、第1の接触による押圧入力が検出される場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示し、そうでない場合、第1の接触のリフトオフの前に押圧入力が検出されない場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。これは、接触5004の特性強度が予め定義された強度閾値を超えており、図5A8におけるリフトオフがされるときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示することをもたらし、接触5040の特性強度が予め定義された強度閾値を超えておらず、図5A24におけるリフトオフがされるときにホームスクリーンユーザインタフェースを表示することをもたらすことが想定される場合、図5A2〜5A8及び5A19〜5A24に示される。第1の接触の第1の移動の間に押圧入力が検出されるかに基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触移動条件は、第1の接触の特性強度が予め定義された閾値強度を超えた後、第1の接触が第1の接触のリフトオフの前に閾値移動量よりも小さくなることを必要とし(642)、第2の接触移動条件は、第1の接触の特性強度が予め定義された閾値強度を超えた後、第1の接触が第1の接触のリフトオフの前に閾値移動量よりも大きくなるときに満たされる基準を含む(642)。例えば、タッチスクリーンの底端部からの第1の接触の上方向の移動の間、複数のアプリケーションビューが表示された後、第1の接触の強度が予め定義された強度閾値を超える場合、必要とされる押圧入力を検出するための条件が満たされる。第1の接触のリフトオフが押圧入力の後に閾値移動量よりも小さく検出される場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示し、そうでない場合、第1の接触が上方に移動し続け、押圧入力の後、かつ第1の接触のリフトオフの前に閾値量よりも大きい移動が検出される場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。これは、接触5040の特性強度が、リフトオフがされるときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースの表示を別途指示する、位置5040−bにおいて予め定義された強度閾値を超えているが、接触5040がリフトオフの前に位置5040−eに上方向に移動し続けることを理由に、デバイスがリフトオフの後に図5A24におけるホームスクリーンユーザインタフェースを表示する場合、5A19〜5A24によって示される。第1の接触の第1の移動の間に押圧入力が検出されるかに基づいてユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にし、次いで、ユーザが追加の移動で現在の条件を無効にすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、複数のアプリケーションビューは、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされる前に第1の構成で表示される(644)(例えば、入力の第2の部分又は第1のアプリケーションビューによって)。例えば、第1の接触の上方向の移動がタッチスクリーンの底端部から開始した直後、第1のユーザインタフェースのサイズが減少し、第1のユーザインタフェースの縮尺した画像に変形し、第1の接触が上方向に移動し続けるにつれて、第1のユーザインタフェースの縮尺した画像のサイズが縮小し続け、第1の接触と共に上方向に移動し続ける。少なくとも1つの他の開いているアプリケーションの縮尺した画像は、第1のユーザインタフェースの縮尺した画像の隣に表示され、第1のユーザインタフェースの縮尺した画像の位置及びサイズの変更に従ってその位置及びサイズを変更する。更に、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示することは、第1の構成とは異なる第2の構成で複数のアプリケーションビューを表示すること(644)を含む。例えば、第1の接触のリフトオフが検出される前、複数のアプリケーションビューは、同一のz層内で並んで表示され、相互に重ならない。第1の接触のリフトオフが検出された後、複数のアプリケーションビューは、スタックに積まれ(fly into a stack)、各々がその上でアプリケーションビューからわずかにオフセットされる。一部の実施形態では、複数のアプリケーションビューは、第1の接触のリフトオフが検出される前、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされるとそれらの相対的位置を変更する(積み重ねられた構成に)。一部の実施形態では、複数のアプリケーションビューは、ホーム表示基準が満たされると再度それらの相対的位置を変更する(例えば、一部の実施形態では、ホーム表示基準が満たされる場合(例えば、第1の接触の継続した上方向の移動で)アプリケーションスイッチャ表示基準はもはや満たされない)。これは、アプリケーションビュー5014、5010、及び5018が、図5A6において、接触5004のリフトオフの前に同一平面上で、及び図5A8において、接触5004のリフトオフの後に積み重ねられた方位で表示される、図5A6〜5A8に示される。アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされる前後にアプリケーションビューを異なる構成で表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関する視覚フィードバックを提供し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、タッチ感知面は、タッチスクリーンディスプレイ内のディスプレイに統合され、第1の接触の第1の移動は、第1の接触の検出の前に第1のユーザインタフェースが表示されたタッチスクリーンディスプレイの部分(複数)を横切って検出される(646)。例えば、第1の接触の第1の移動は、第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされたタッチ感知ソリッドステートホームボタン、機械ボタン、又は固定若しくは再配置可能仮想ホームボタンを横切っていない。これは、例えば、接触5004の移動5006がタッチスクリーン112の上にある、図5A2〜5A7に示される。第1のユーザインタフェースを表示するタッチスクリーン上でジェスチャを提供することによって(物理、ソリッドステート、又は仮想ホームボタンとは反対に)ユーザがホームスクリーンユーザインタフェース及びアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示することを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にする(例えば、視覚的雑音を削減し、指の接触の下で直接視覚フィードバックを提供し、それによって、ユーザの誤りを削減し、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。物理又はソリッドステートボタンを必要としないことは、一部の状況では、デバイスの電力使用、並びにデバイスの製造及び維持コストを削減する(例えば、必要とされるハードウェア及び必要とされるハードウェアに関する機械疲労を取り除くことによって)。
部の実施形態では、複数のアプリケーションビューを表示することは、第1の移動の間、第1の接触の移動パラメータの現在値(例えば、位置及び/又は速さ)に従って複数のアプリケーションビューの外観を動的に変更することを含む(648)。これは例えば、アプリケーションビュー5010及び5022、並びに制御パネルビュー5016のサイズが減少し、接触5040の上方向の移動5042に応じてスクリーン上で図5A20における位置5040−bから図5A21における位置5040−cに上方向に移動する、図5A20〜5A21に示される。第1の接触の移動パラメータの現在値に従って複数のアプリケーションビューの外観を動的に変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の移動の間、第1の接触の移動パラメータの現在値に従って複数のアプリケーションビューの外観を動的に変更することは、ディスプレイ上のフォーカスセレクタ(例えば、第1の接触)と予め定義された参照位置(例えば、タッチスクリーンの底部の中心)との間の現在の垂直距離に従って複数のアプリケーションビューのそれぞれのサイズを減少させること(650)を含む。これは例えば、アプリケーションビュー5010及び5022、並びに制御パネルビュー5016のサイズが減少し、接触5040の上方向の移動5042に応じてスクリーン上で図5A20における位置5040−bから図5A21における位置5040−cに上方向に移動する、図5A20〜5A21に示される。第1の接触の現在の垂直距離に従って複数のアプリケーションビューのそれぞれのサイズを減少させることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースとホームスクリーンユーザインタフェースとの間の円滑な遷移を提供し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、第1のユーザインタフェースに対応する第1のアプリケーションビューのそれぞれのサイズが閾値サイズ未満に減少した(例えば、第1のユーザインタフェースの元のサイズの30%)との判定に従って、複数のアプリケーションビューを表示することを停止する(652)。一部の実施形態では、デバイスは、複数のアプリケーションビューによって表されるそれぞれのアプリケーションのアプリケーション開始アイコンに向かって移動する複数のアプリケーションビューを示すアニメーションを表示し、それらをアプリケーション開始アイコンに統合する。これは例えば、電子メールアプリケーションビュー5022のサイズが予め定義された閾値サイズを下回ることを理由に、デバイス100が、接触5040の移動5042が図5A21における位置5040−cから図5A22における位置5040−dに移動するとアプリケーションビュー5010及び制御パネルビュー5016を表示することを停止する、図5A21〜5A22に示される。第1のアプリケーションビューのサイズが閾値サイズ未満に減少し、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示するための条件が満たされるときに複数のアプリケーションビューを含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのプレビューを表示することを停止することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューは、第1のユーザインタフェースの画像(例えば、第1のユーザインタフェースのスナップショット)であり、方法は、ディスプレイ上の第1のアプリケーションビューの現在位置に従って第1のアプリケーションビューのサイズを動的に変更する(例えば、第1のアプリケーションビューがディスプレイの最上部に向かって上方向に移動するときに第1のアプリケーションビューのサイズを減少させる)こと(654)を含む。これは例えば、アプリケーションビュー5010及び5022、並びに制御パネルビュー5016のサイズが減少し、接触5040の上方向の移動5042に応じてスクリーン上で図5A20における位置5040−bから図5A21における位置5040−cに上方向に移動する、図5A20〜5A21に示される。第1のアプリケーションビューの現在位置に従って複数のアプリケーションビューのサイズを動的に変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、第1の接触の第1の移動に従って第1のアプリケーションビューの現在位置を変更する(656)。これは例えば、メッセージングアプリケーションビュー5014の垂直及び水平位置が位置5070−aから5070−bへの接触5070の移動と共に動的に変更される、図5A52〜5A55に示される。第1の接触の現在位置に従ってアプリケーションビューのサイズを動的に変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューのサイズを動的に変更することは、第1の接触のリフトオフが検出された後、第1のアプリケーションビューの移動に従って第1のアプリケーションビューのサイズを変更し続けること(658)を含む。例えば、入力が上方向フリックジェスチャであるとき、第1のユーザインタフェースを表すカードは、上方向に「投げられ(thrown)」、それがディスプレイの最上部に向かって移動するにつれて縮小し続ける。これは例えば、移動5072に従って下方向に移動する間、接触5070のリフトオフによって、メッセージングアプリケーションビュー5014のサイズが、それが図5A56におけるメッセージングユーザインタフェースの表示によって置き換えられる時に全画面サイズに到達するまで増大し続ける、図5A55〜5A56に示される。第1のアプリケーションビューの現在位置に従って、及び第1の接触のリフトオフの後にアプリケーションビューのサイズを動的に変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、入力の終了前後の視覚フィードバックの継続性を改善し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、複数のアプリケーションビューを表示することは、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされないとの判定に従って(例えば、第1の接触のリフトオフが検出される前、又は第1の接触のリフトオフが検出された後)、第2のアプリケーションビュー(及び、複数のアプリケーションビューの中でいずれかの他のアプリケーションビュー)を表示することなく第1のアプリケーションビューを表示することと(660)、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされたとの判定に従って(例えば、第1の接触のリフトオフが検出される前、又は第1の接触のリフトオフが検出された後)、第2のアプリケーションビュー(任意選択で、複数のアプリケーションビューの中で他のアプリケーションビュー)と共に第1のアプリケーションビューを表示することと(660)、を含む。例えば、最初に、第1の接触がディスプレイの底端部から上方向に移動するとき、第1のユーザインタフェースのためのカードのみがディスプレイ上で視認可能である。アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされるように、第1の接触がタッチスクリーン上で上に移動し続け、タッチスクリーン上の閾値垂直位置に到達し、又はタッチスクリーン上で中断するので、最後に表示されたアプリケーションのためのカード及び制御パネルビューが表示される(例えば、ディスプレイの2つの辺(例えば、左辺及び右辺、又は左辺及び底辺)から中にシフトされる。これは例えば、アプリケーションスイッチャ表示基準を満たす前、デバイス100が、図5A2〜5A5におけるウェブブラウジングアプリケーションビュー5010のみを表示するが、アプリケーションスイッチャ表示基準を満たす入力に応じて、デバイスが図5A6におけるスクリーンの左手及び右手側からアプリケーションビュー5014及び制御パネルビュー5016を表示する、図5A2〜5A6に示される。アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされないときに他のアプリケーションビューを表示することなく第1のアプリケーションビューを表示し、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされるときに複数のアプリケーションビューを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされる前後の視覚フィードバックの継続性を改善し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、ホーム表示基準が満たされたとの判定に従って(例えば、第1の接触のリフトオフが検出される前、又は第1の接触のリフトオフが検出された後)、デバイスは、第1のアプリケーションビューの表示を維持する間、複数のアプリケーションビューの第2のアプリケーションビューを表示することを停止する(662)(例えば、ホーム表示基準が満たされるとき、デバイスは、ディスプレイ上で、第1のアプリケーションビューのみを表示し続け、他のアプリケーションビュー及び制御パネルビューを表示することを停止する)。一部の実施形態では、ホーム表示基準が満たされるとき(例えば、第1の接触の位置、速さ、加速度、減速度、中断など、又は第1のアプリケーションビューの予め定義された部分に基づいて)、両側カードが見えなくなり、第1のユーザインタフェースを表す中心のカードのみが表示されたままとなり、ディスプレイの最上部に向かって上方向に移動し続ける。これは、ホーム表示基準を満たす前、デバイス100が、図5A21におけるアプリケーションビュー5010及び5022、並びに制御パネルビュー5016を表示するが、ホーム表示基準を満たす入力に応じて、デバイスが、図5A22におけるアプリケーションビュー5010及び制御パネルビュー5016を表示することを停止する、図5A21〜5A22に示される。ホーム表示基準が満たされる前に複数のアプリケーションビューを表示し、ホーム表示基準が満たされた後に複数のアプリケーションビューを表示することを停止することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされる前後の視覚フィードバックの継続性を改善し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、ホーム表示基準が満たされたとの判定に従って、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェース上にオーバーレイされる第1のアプリケーションビューが第1のアプリケーションに対応するホームスクリーンユーザインタフェース上の第1のアプリケーション開始アイコンに変換されるアニメ化された遷移を表示する(664)。これは入力がホーム表示基準を満たすときに接触5040のリフトオフに応じて、電子メールアプリケーションビュー5022のサイズが減少し、図5A25における電子メール開始アイコン418に遷移する、図5A22〜5A25に示される。ホーム表示基準が満たされるときにホームスクリーンユーザインタフェースへのホームスクリーン上にオーバーレイされた第1のアプリケーションビューを示すアニメ化された遷移を表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、ホーム表示基準が満たされる前後の視覚フィードバックの継続性を改善し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、複数のアプリケーションビューを表示することは、第1の接触の第1の移動の間(例えば、タッチスクリーンの底端部からの上方向の移動)、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされるとき、第1のアプリケーションビューを表示することと複数のアプリケーションビューを表示することとの間の第1の複数の中間状態を表示することと(666)(例えば、他のアプリケーションビューは、ディスプレイの辺から徐々にはっきりし、又は中にスライドする)、第1の接触の第1の移動の間(例えば、タッチスクリーンの底端部からの上方向の移動)、アプリケーションスイッチャ基準が満たされた後、かつホーム表示基準が満たされるとき、複数のアプリケーションビューを表示することと第1のアプリケーションビューを表示することとの間の第2の複数の中間状態を表示することと(666)(例えば、他のアプリケーションビューは、ディスプレイの辺から徐々に見えなくなり、又は外にスライドする)を含む。これは、アプリケーションビュー5010及び制御パネルビュー5016が図5A19と5A20との間でスクリーン上をスライドしており(例えば、アプリケーションスイッチャ表示基準を満たすと)、次いで、図5A21と5A22との間でスクリーンの外にスライドしている場合(例えば、アプリケーションスイッチャ表示基準をもはや満たさない後)、図5A19〜5A22によって示される。アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされるときに複数のアプリケーションビューへの複数の中間状態遷移を表示し、ホーム表示基準が満たされるときに単一のアプリケーションビューへの別の複数の中間遷移を表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされる前後の視覚フィードバックの継続性を改善し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触の第1の移動の間(例えば、タッチスクリーンの底端部からの上方向の移動)、デバイスは、複数のアプリケーションビューを表示することとホームスクリーンユーザインタフェースを表示することとの間の第3の複数の中間状態を表示し(668)、複数のアプリケーションビューは、複数の中間状態のときにホームスクリーンユーザインタフェースと同時に表示される(例えば、アプリケーションビューは、ホームスクリーンユーザインタフェース上にオーバーレイされる)。例えば、ホームスクリーンユーザインタフェースは、複数のアプリケーションビューの下の層で表示され、複数のアプリケーションビューは、第1の接触がディスプレイの最上部に向かって移動するにつれて小さくなり、及び/又はより半透明になると共に、ホームスクリーンユーザインタフェースは、第1の接触がディスプレイの最上部に向かって移動するにつれてますます明確になり、明るく/飽和する。これは、アプリケーションビュー5010及び5022、並びに制御パネルビュー5016がぼかしをかけたホームスクリーンユーザインタフェース上で表示される、図5A20〜5A21に示される。図5A20における5040−bから図5A21における位置5040−cへの接触5040の上方向の移動5042があると、アプリケーションビューのサイズが減少し、ホームスクリーンユーザインタフェースがより明確になる。複数のアプリケーションビューとホームスクリーンユーザインタフェースとの間の複数の中間状態を表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、視覚フィードバックの継続性を改善し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の時点において、第1の接触は、第1の移動の第1の部分を完了し、第2の時点において、第1の接触は、第1の移動の第1の部分に続く第1の移動の第2の部分を完了し、第3の時点において、第1の接触は、第1の移動の第2の部分を反転する第1の移動の第3の部分を完了する。第1の移動の第1の部分に従って、アプリケーションスイッチャ表示基準は、第1の接触のリフトオフが第1の時点において検出される場合に満たされる(670)。第1の移動の第1の部分及び第2の部分に従って、ホーム表示基準は、第1の接触のリフトオフが第2の時点において検出される場合に満たされる(670)。第1の移動の第1の部分、第2の部分、及び第3の部分に従って、アプリケーションスイッチャ表示基準は、第1の接触のリフトオフが第3の時点において検出される場合に満たされる(670)。例えば、一部の実施形態では、第1の接触がタッチスクリーン上で第1のアプリケーションビューを閾値位置にドラッグする前、複数のアプリケーションビューが表示され、第1の接触のリフトオフによって、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースが表示されることを表示されることになるが、第1の接触が閾値位置を超えて上方向に移動し続ける場合、複数のアプリケーションビューが表示されることを停止し、第1の接触のリフトオフがこの点において検出され、次いで、第1の接触が移動方向を反転する場合に、ホームスクリーンが表示され、第1の接触のリフトオフがこの点において検出される場合、複数のアプリケーションビューが再表示される。一部の実施形態では、ユーザインタフェースは、第1の移動の間に円滑にアニメ化され、それによって、入力が検出される入力の部分に依存して異なる操作が実行されるときでさえ、入力の間のユーザインタフェースの外観における変化が継続し、接触がタッチ感知面上で移動するにつれて、異なる操作が接触のリフトオフ上で実行される視覚インジケーションが徐々に遷移する。流動的、連続的かつ可逆的なユーザインタフェースにおける視覚的変化を提供し、ユーザインタフェースの操作を実行するための別個のかつ非可逆的な状態の使用を控えることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、視覚フィードバックの継続性を改善し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、ディスプレイは、第1の突出した部分及びコンテンツを表示しない予め定義された切り欠きエリアによって分離した第2の突出した部分を含む。第1のユーザインタフェースを表示することは、ディスプレイの第1の突出した部分内で第1のユーザインタフェースの第1の部分を表示することと(672)、ディスプレイの第2の突出した部分内で第1のユーザインタフェースの第2の部分を表示することと(672)、第1のユーザインタフェースの第1の部分と第2のユーザインタフェースとの間にある第1のユーザインタフェースの第3の部分を表示することを控えることと(672)、を含む。第1のアプリケーションビューを含む複数のアプリケーションビューを表示することは、第1のユーザインタフェースの画像を第1のアプリケーションビューとして表示すること(672)を含み、第1のユーザインタフェースの第3の部分は、第1のユーザインタフェースの第1の部分と第2の部分との間の画像に含まれる。例えば、第1のアプリケーションが全画面モードにあるとき、アプリケーションユーザインタフェースの一部は、1つの端部に沿った切り欠き領域(例えば、ディスプレイに延在する1つ以上のハードウェア構成要素の位置)に入る。アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内の第1のアプリケーションの表現は、丸角を有するカードであり、上左及び上右隅で突出した「耳」を有さず、切り欠き領域内にあったコンテンツを含み、従って、第1のアプリケーションが操作の全画面モードにあったときに視認可能でない。これは例えば、図5A2における光センサ164及びスピーカ111を収容するデバイス100の部分によってぼかしがかけられたウェブブラウジングユーザインタフェースの部分が図5A3におけるウェブブラウジングアプリケーションビュー5010内で可視化される、図5A2〜5A3に示される。複数のアプリケーションビューを表示するときに前にぼかしがかけられた(例えば、物理的障害の存在に起因して)ユーザインタフェースの追加のコンテンツを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、表示を乱すことなく追加の情報を提供することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1のユーザインタフェースは、第1のアプリケーションの全画面ユーザインタフェースである(674)(例えば、メディアプレイヤアプリケーションのシアターモードにあるユーザインタフェース、又はナビゲーションアプリケーションのナビゲーションモードにあるユーザインタフェース)。複数のアプリケーションビューを表示するときに前にぼかしがかけられた(例えば、物理的障害の存在に起因して)全画面ユーザインタフェースの追加のコンテンツを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、表示を乱すことなく追加の情報を提供することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、第1及び第2の突出した部分の少なくとも1つの中でシステム情報を表示し(676)、システム情報は、第1のユーザインタフェースの第1の部分又は第1のユーザインタフェースの第2の部分のうちの少なくとも1つの上にオーバーレイされる。これは例えば、時間インジケータ404及び状態インジケータ402がタッチスクリーン112の突出したエリア内で表示される図、5A1に示される。ディスプレイの残りの延長であるディスプレイの予め定義された領域内でシステム情報を表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、現在表示されているアプリケーションによる表示空間の利用を妨げることなく、下層のユーザインタフェースから分離した情報を表示するために利用可能な表示空間を利用し、追加の入力なしにデバイスのシステム状態を確認するようにユーザを支援することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、複数のアプリケーションビューと同時に追加のシステム情報(例えば、モバイルキャリア名、Bluetooth接続性インジケータ、着信拒否モードインジケータ、方位ロックインジケータ、機内モードインジケータなど)を表示し(678)、追加のシステム情報は、複数のアプリケーションビューが検出される前に第1のユーザインタフェースと同時に表示されていない。一部の実施形態では、システム情報は、第1のアプリケーションのための第1のユーザインタフェースが再表示される場合に表示されることを停止し、それによって、ユーザは、第1のアプリケーションのための第1のユーザインタフェースを再表示するために、タッチ感知面上でわずかに上にスワイプし、下方向にスワイプし、又はリフトオフすることによって追加のシステム情報を一時的に表示することができる。これは、拡大した状態バー5008が図5A8におけるアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で表示されるが、図5A2におけるウェブブラウジングユーザインタフェース内では表示されない、図5A2及び5A8に示される。複数のアプリケーションビューを表示するときに追加のシステム情報を表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、簡単なジェスチャで、かつ表示を過度に乱すことなく、デバイスのシステム状態をそのような追加の状態情報が必要とされないときに提供することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、複数のアプリケーションビューと同時にデバイスの制御パネルユーザインタフェースに対応する制御パネルビューを表示し(680)、制御パネルユーザインタフェースは、デバイスの複数の異なる制御機能(例えば、異なるタイプのネットワーク接続、表示の性質、メディア再生、周辺デバイス機能など)に対応する複数の制御アフォーダンスを含む。これは例えば、接触5004のリフトオフの前に制御パネルビュー5016がアプリケーションビュー5010及び5014と共に表示される、図5A6に示される。他のアプリケーションビューと共に制御パネルビューを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能にどのように容易にアクセスするかのガイダンスを提供し、制御パネルユーザインタフェースにアクセスするために必要な入力の数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触による入力の第3の部分を検出したことに応じて、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされたとの判定に従って、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で制御パネルユーザインタフェースの少なくとも一部を表示する(682)。一部の実施形態では、複数のアプリケーションビューは、制御パネルビューと同時に表示される。これは例えば、制御パネルビュー5016がアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内でアプリケーションビュー5010、5014、及び5022と共に表示される、図5A8に示される。アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で他の最近開いたアプリケーションと共に制御パネルユーザインタフェースを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能への容易なアクセスを提供し、制御パネルユーザインタフェースにアクセスするために必要な入力の数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、複数のアプリケーションビューは、並んで表示され(684)(例えば、ディスプレイの底端部の上で第1の距離において)、制御パネルビューは、複数のアプリケーションビューに対する第1の方向に表示される(684)(例えば、制御パネルユーザインタフェースの第1の行は、並んで配置された複数のアプリケーションビューの下で示される(例えば、制御パネルユーザインタフェースの第1の行は、第1の距離よりも短いディスプレイの底端部の上の第2の距離において表示される))。一部の実施形態では、制御パネルビュー上の上方向スワイプによって、制御パネル全体が表示されるようになる。アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で他の最近開いたアプリケーションと共に制御パネルユーザインタフェースを表示し、ディスプレイの異なる部分内でアプリケーションビュー及び制御パネルユーザインタフェースを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能への容易なアクセスを提供し、制御パネルユーザインタフェースにアクセスするために必要な入力の数を削減し、制御パネル又は最近開いたアプリケーションにアクセスするためにデバイスと対話/操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、制御パネルビューは、制御パネルビューがデバイスにおいて対応する制御操作を実行するようにアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で表示されるときに接触によってアクティブ化可能な(例えば、タップ入力又は押圧入力を介して)第1の複数の制御(例えば、WiFi接続制御、Bluetooth接続制御、機内モード制御など)を含む(686)。制御パネルビューがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で表示されている間に制御パネルビュー内の1つ以上の制御をアクティブ化可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能への容易なアクセスを提供し、制御パネルユーザインタフェースにアクセスするために必要な入力の数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビュー及び第2のアプリケーションビューは、第1の経路に沿った配置で表示され(688)(例えば、並んで、又は第1の経路に沿って延在するスタック内に配置され、任意選択で、ディスプレイの底端部の上で第1の距離において)、制御パネルビュー及び第1のアプリケーションビューは、第1の経路に沿って表示される(688)(例えば、並んで、又は第1の経路に沿って延在するスタック内に配置される)。例えば、制御パネルユーザインタフェースの縮尺した画像は、第1のユーザインタフェース及び第2のユーザインタフェースの縮尺した画像に沿って「カード」として表示され、第1のユーザインタフェースの縮尺した画像は、制御パネルユーザインタフェース縮尺した画像と再使用インタフェースの縮尺した画像との間の中間「カード」である。これは例えば、接触5004のリフトオフの前に制御パネルビュー5016がアプリケーションビュー5010及び5014と共に表示される、図5A6に示される。アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で他の最近開いたアプリケーションと共に制御パネルユーザインタフェースを表示し、同一の経路内でアプリケーションビュー及び制御パネルユーザインタフェースを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能への容易なアクセスを提供し、制御パネルユーザインタフェースにアクセスするために必要な入力の数を削減し、ユーザインタフェースの視覚的一貫性を提供し、それによって、デバイスと対話/操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、現在表示されているアプリケーションから現在表示されていないそれぞれのアプリケーションに切り替えるアプリケーション切り替え要求を検出し(690)(例えば、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示する間、ホーム表示基準を満たすジェスチャを検出し、ジェスチャに応じてホームスクリーンを表示し、ホームスクリーンが表示された後、第2のアプリケーションを開始する入力を検出する。別の例では、第2のアプリケーションを表示する間、アプリケーションスイッチャ表示基準を満たす別のジェスチャを検出し、ジェスチャに応じてアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示し、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する間、第3のアプリケーションに対応するアプリケーションビューのユーザ選択を検出するなど)。アプリケーション切り替え要求を検出したことに応じて、デバイスは、それぞれのアプリケーショのユーザインタフェースを表示し(690)、ジェスチャプロンプト表示基準が満たされたとの判定に従って、デバイスは、アプリケーションスイッチャ表示基準及びホーム表示基準のうちのいずれか1つを満たすジェスチャに関する第1の視覚プロンプト(例えば、「ホームスクリーンを表示するための底端部から上へのスワイプ」若しくは「アプリケーションスイッチャ」、又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェース若しくはホームスクリーンを表示するための必要とされるジェスチャを示すアニメーションなどのテキストプロンプト)を表示し(690)、ジェスチャプロンプト表示基準が満たされないとの判定に従って、デバイスは、第1の視覚プロンプトを表示することを控える(690)。新たなアプリケーションユーザインタフェースへの遷移を表示するときにホーム表示ジェスチャ又はアプリケーションスイッチャ表示ジェスチャに関する視覚プロンプトを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、ホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにアクセスするためにデバイスと対話/操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、ジェスチャプロンプト表示基準は、デバイスがアップグレードを最近完了したときに満たされる基準を含む(692)。例えば、ジェスチャプロンプトは、デバイスがアップグレードの後にターンオンされる最初に表示される。一部の実施形態では、アップグレードは、ホームに行き、又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示するためにディスプレイの端部からのスワイプを必要とするアプリケーションスイッチャ及びホーム表示基準を変更したアップグレードである。一部の実施形態では、基準は、デバイスが予め定められた時間閾値内でアップグレードを完了しており、ユーザがアプリケーション切り替え又はホーム表示基準を満たすジェスチャをまだ実行していないときに満たされる。デバイスが最近のアップグレードを有しているときにホーム表示ジェスチャ又はアプリケーションスイッチャ表示ジェスチャに関する視覚プロンプトを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、ホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにアクセスするためにデバイスと対話/操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、第1の視覚プロンプトが表示される度にカウンタをインクリメントし(694)、ジェスチャプロンプト表示基準は、ジェスチャプロンプト表示基準が満たされるために、カウンタの現在値が予め定義された閾値を超えないことを必要とする(例えば、ジェスチャヒントは、単一の時間又は予め定められた数の時間において表示される)。設定された数の時間の間のみホーム表示ジェスチャ又はアプリケーションスイッチャ表示ジェスチャに関する視覚プロンプトを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスのユーザの標準的な使用を過度に乱すことなく、デバイスと対話/操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の視覚プロンプトを表示することは、第1の外観(例えば、拡大され、アニメ化され、点滅し、振動したなど)を有するホームアフォーダンスを表示すること(696)を含み(例えば、タッチスクリーンの底端部の近くで)、第1の視覚プロンプトを表示することを控えることは、第1の外観とは異なる第2の外観(例えば、第2の外観は、拡大されず、アニメ化されず、ユーザの注意を逸らせない、ホームアフォーダンスの標準的な外観である)を有するホームアフォーダンスを表示すること(696)を含む。一部の実施形態では、ホームアフォーダンスは、ホームに行き、又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示するための入力を受信するように構成されたタッチ感知ディスプレイの一部を示すタッチ感知ディスプレイ上の位置(例えば、タッチ感知ディスプレイの底端部)において表示される。一部の実施形態では、ホームアフォーダンスは、ホームに行き、又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示するための入力を受信するように構成されたタッチ感知ディスプレイの一部を示すタッチ感知ディスプレイ上の位置(例えば、タッチ感知ディスプレイの底端部)を示すようにユーザインタフェース全体を通じた第2の外観内で表示される。ホームアフォーダンスの外観をホーム表示ジェスチャ又はアプリケーションスイッチャ表示ジェスチャに関する視覚プロンプトとして視覚的に変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスのユーザの標準的な使用を過度に乱すことなく、かつユーザを手元のタスクから注意を逸らさせることなく、デバイスと対話/操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、第1の視覚プロンプトを表示している間にそれぞれのアプリケーション(任意選択で、デバイスのオペレーティングシステム)の機能性の少なくともサブセットを無効にする(698)。例えば、アップグレードの後、アプリケーションが開かれた最初に、アプリケーションユーザインタフェースは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース及び/又はホームスクリーンを表示するためのジェスチャに関するテキスト及び/又はグラフィカルプロンプトにオーバーレイされた黒色層で覆われ、ユーザインタフェースは、テキスト及び/又はグラフィカルプロンプトが表示される間はタッチ入力に応答しない。ホーム表示ジェスチャ又はアプリケーションスイッチャ表示ジェスチャに関する視覚プロンプトを提供するときに同一の機能性を無効にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの新たな機能へのユーザの注意を向けることを支援し、必要とされる入力でアプリケーションスイッチャユーザインタフェース及び/又はホームスクリーンをどのように表示するかを学習するようにユーザを支援し、デバイスと対話/操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、プロンプト除去基準であって、プロンプト除去基準は、第1の視覚プロンプトの初期の表示から閾値時間量が経過したときに満たされる基準を含む、プロンプト除去基準が満たされたとの判定に従って、デバイスは第1の視覚プロンプトを表示することを停止し(699)、デバイスは無効にされたそれぞれのアプリケーションの機能性のサブセットを有効にする(699)。一部の実施形態では、それぞれのアプリケーションの無効にされた機能は、ユーザが必要とされるジェスチャ(例えば、ディスプレイの底端部からの上方向スワイプ)を少なくとも1回実行するときに有効にされる。視覚プロンプトを表示することを停止し、或る時間期間の後に無効にされた機能性を再度有効にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの新たな機能へのユーザの注意を向けることを支援し、デバイスのユーザの標準的な使用を過度に乱すことなく、必要とされる入力でアプリケーションスイッチャユーザインタフェース及び/又はホームスクリーンをどのように表示するかを学習するようにユーザを支援することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
図6A〜6Lにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法700、800、900、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図6A〜6Lに関して上記説明された方法600にも、同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法600に関して上記説明された接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションは任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法700、800、900、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションのうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記説明された情報処理方法での動作は任意選択で、汎用プロセッサ(例えば、図1A及び図3に関連して上記説明されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって実施される。
図6A〜図6Lを参照して上記説明された動作は任意選択で、図1A〜図1Bに記される構成要素によって実施される。例えば、検出動作及びドラッグ動作は任意選択で、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190により実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に配信する。アプリケーション136−1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186に比較し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの方位から別の方位へのデバイスの回転などの、予め定められたイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する予め定められたイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A〜図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実装されるかは明らかであろう。
図7A〜7Fは、一部の実施形態に係る、ナビゲーションジェスチャに応じて、ホームスクリーンユーザインタフェース又は最近開いたアプリケーションにナビゲートする方法700を示すフローチャートである。方法700は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する電子デバイス(例えば、図3のデバイス300、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、電子デバイスは、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを含む。一部の実施形態では、タッチ感知面及びディスプレイは、タッチ感知ディスプレイに統合される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法700の一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
方法700は、異なる方向的条件を満たすスワイプジェスチャに応じて、第1のアプリケーションの表示から第2のアプリケーションの表示又はホームスクリーンユーザインタフェースに遷移することに関する。ユーザが或る予め設定された方向的条件が満たされるかに依存して別のアプリケーション(例えば、最後に表示されたアプリケーション)又はホームスクリーンのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
方法700は、ディスプレイ及びタッチ感知面(例えば、ディスプレイ及びタッチ感知面の両方の役割を果たすタッチスクリーンディスプレイ)を有するデバイスにおいて実行される。一部の実施形態では、デバイスは、アクティブ化されるとき、現在表示されているユーザインタフェースを解放し、現在表示されているユーザインタフェースをデバイスにインストールされた複数のアプリケーションのための複数のアプリケーション開始アイコンを含むホームスクリーンと置き換えるように構成されたホームボタン(例えば、機械ボタン、仮想ボタン、ソリッドステートボタンなど)を有さない。デバイスは、ディスプレイ上で第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェース(第1のユーザインタフェースは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース又はホームスクリーンユーザインタフェースとは別個である)を表示する(702)。ディスプレイ上で第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、タッチ感知面上の第1の接触を検出すること、タッチ感知面を横切る第1の接触の第1の移動を検出すること、及び第1の移動の終わりに第1の接触のリフトオフを検出することを含めて、第1の接触による入力を検出する(704)(例えば、ディスプレイの端部に近接したデバイスの予め定義された領域(例えば、デバイスの底端部の近くのディスプレイの予め定義された部分(例えば、20画素幅)、任意選択で、ディスプレイの外側のディスプレイの底端部の部分を含む端部領域)内にある初期のタッチ下方位置において第1の接触を検出する)(例えば、入力の第1の部分を検出することは、第1の接触の初期の移動(例えば、タッチ感知面を横切る第1の接触の水平移動、弧移動、又は垂直移動)を検出することを更に含む))(例えば、入力の第1の部分を検出することは、水平移動、弧移動、又は垂直移動の後に第1の接触のリフトオフを検出することを更に含む)。第1の接触による入力を検出したことに応じて、入力が最後のアプリケーション表示基準であって、最後のアプリケーション表示基準は、最後のアプリケーション表示基準が満たされるために(例えば、最後のアプリケーション表示基準は、第1の移動がディスプレイの底端部に対して実質的に水平であり、第1の接触のリフトオフの直前に右方向に移動していることを必要とする)、第1の移動が第1の方向的条件を満たすことを必要とする(例えば、いずれの逆の移動なしに右方向、及び実質的に水平である)、最後のアプリケーション表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションとは別個の第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースを表示し(706)(例えば、第2のアプリケーションは、ユーザが第1のアプリケーションに切り替える前に対話した最後のアプリケーションである)、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースは、ホームスクリーンユーザインタフェース又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを最初に表示することなく表示され、入力がホーム表示基準であって、ホーム表示基準は、ホーム表示基準が満たされるために(例えば、ホーム表示基準は、第1の移動がディスプレイの底端部に対して実質的に垂直であり、第1の接触のリフトオフの直前にディスプレイの底端部から離れて移動していることを必要とする)、第1の移動が第1の方向的条件とは別個の第2の方向的条件を満たすことを必要とする、ホーム表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、デバイスにインストールされた複数のアプリケーションに対応する複数のアプリケーション開始アイコンを含むホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。一部の実施形態では、ホームスクリーンユーザインタフェースは、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースを表示することなく表示される。これは例えば、タッチスクリーンの底端部から開始した接触5040による上方向スワイプジェスチャによって、スワイプジェスチャの終了の後にホームスクリーンユーザインタフェースが表示されるようになる、図5A19〜5A25に、及びディスプレイの底端部から開始した接触5052による右方向スワイプジェスチャによって、スワイプジェスチャの終了の後に現在表示されているアプリケーション(例えば、ウェブブラウザアプリケーション)が表示されるようになる、図5A34〜5A36に示される。
一部の実施形態では、第1の接触は、タッチ感知面の予め定義された端部領域内で検出され(708)(例えば、ディスプレイの底端部に近接したデバイスの予め定義された領域内にある初期のタッチ下方位置において第1の接触を検出する)、第1の移動の初期部分は、タッチ感知面の予め定義された端部(例えば、底端部)に対する垂直方向(例えば、上方向)における移動及び水平方向(例えば、右方向)における移動を含む。これは例えば、接触5052による右方向スワイプジェスチャが水平右方向成分に沿った初期の垂直上方向成分を含む、図5A34〜5A36に示される。一部の実施形態では、図5A29〜5A25における接触5040の移動は、接触5040の移動によってカード5022の位置(例えば、実際の又は予測した)が最後にディスプレイの予め定義された中心領域の外側にならない限り(例えば、タッチスクリーンの底端部の上の30度の角度と150度の角度との間)、ホームスクリーンユーザインタフェースの表示をさせるために完全に垂直である必要はなく、垂直方向成分に沿った小さな水平方向成分を含むことができる。一部の実施形態では、第1の移動の初期部分は、水平方向における移動がそれに続く垂直方向における移動を含む。一部の実施形態では、第1の移動の初期部分は、水平方向における移動と同時の垂直方向における移動を含む。別のアプリケーション(例えば、最後に表示されたアプリケーション)又はホームスクリーンのいずれかに行くために(例えば、タッチ感知面の底端部領域から)、タッチ感知面の予め定義された領域から開始する弧スワイプジェスチャ(例えば、第1の移動の初期部分を有するジェスチャは、タッチ感知面の予め定義された端部に対する垂直方向における移動及び水平方向における移動を含む)を必要とすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、操作を偶発的にアクティブ化することを回避し、それによって、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触による入力を検出したことに応じて、入力が、ホーム表示基準及び最後のアプリケーション表示基準とは別個のアプリケーションスイッチャ表示基準であって、アプリケーションスイッチャ表示基準は、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされるために、第1の移動が第2の方向的条件を満たすことを必要とする(例えば、第1の移動は上方向である)、アプリケーションスイッチャ表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースに対応する第1のアプリケーションビュー(例えば、第1のアプリケーションの現在の状態のスナップショット又はライブビュー)及び第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェース(例えば、第2のユーザインタフェースは、最近開いたアプリケーションのユーザインタフェースである)に対応する第2のアプリケーションビュー(例えば、第2のアプリケーションの現在の状態のスナップショット又はライブビュー)を表示する(710)。これは例えば、タッチスクリーンの底端部からの接触5004による上方向スワイプジェスチャによって、スワイプジェスチャの終了の後にアプリケーションスイッチャユーザインタフェースが表示されるようになる、図5A1〜5A8に示される。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースは、異なる最近開いたアプリケーションに対応する3つ以上のアプリケーションビューのアプリケーションビューを含む。一部の実施形態では、最近開いたアプリケーションは、最近開いたアプリケーションが前面に至り、再度アクティブ化されるとき、それが保持された状態から機能することを再開するように、その保持された状態の情報を有するアプリケーションを指す。一方で、閉じられたアプリケーションは、保持された状態を有さず、閉じられたアプリケーションが開かれるとき、それはデフォルトの開始状態から開始する。一部の実施形態では、最近開いたアプリケーションは、例えば、アプリケーションスタックにおける最上位のアプリケーションにおいて現在表示されているアプリケーションを有するそれらが最後に表示された/アクセスされた順序に従ってアプリケーションスタックに記憶される。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースの表現は、アプリケーションスタックの最上位で表示される。ジェスチャが同一の方向的条件を満たすときにユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、ユーザが入力の方向以外の基準に基づいて異なるユーザインタフェースに行くように入力を調節することを可能にすることによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャ表示基準は、第1の移動が予め定義された中断(例えば、底端部から上方向に移動する間の、閾値時間量内での閾値量の第1の接触の速さにおける減少、又は閾値速さを下回る第1の接触の速さにおける減少)を含むときに満たされる第1の基準を含み(712)、第1の接触の、予め定義された中断の後の移動量は第1の閾値移動量よりも小さい(例えば、第1の接触のリフトオフは、中断が検出された直後に発生する)。これは例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースがタッチスクリーンの底端部から開始した接触5004による上方向スワイプジェスチャに応じて表示される、図5A1〜5A8に示され、一部の実施形態では、上方向スワイプジェスチャがアプリケーションスイッチャ表示基準を満たし、デバイスにスワイプジェスチャの終了の後にアプリケーションスイッチャユーザを表示させるために、予め定義された中断が接触5004の上方向の移動において必要とされる。一部の実施形態では、第1の接触が中断の後に上方向に移動し続ける場合、デバイスは、第1の接触のリフトオフの後にホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。ジェスチャが同一の方向的条件を満たすとき、予め定義された中断が接触の移動の間に検出されるかに基づいて、ユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、ユーザが入力の方向以外の基準に基づいて異なるユーザインタフェースに行くように入力を調節することを可能にすることによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャ表示基準は、第1の移動の予め定義された移動パラメータが第1の値範囲にあるときに満たされる(例えば、第1の接触の平均若しくは最終的な速さが第1の閾値速さよりも低く、及び/又は第1の接触の最終垂直位置がディスプレイの底端部からのスクリーンの高さの8分の1とスクリーンの高さの4分の3との間にある)第2の基準を含む(714)。ホーム表示基準は、第1の移動の予め定義された移動パラメータが第1の値範囲とは異なる第2の値範囲にあるときに満たされる(例えば、第1の接触の平均若しくは最終的な速さが第1の閾値速さよりも高く、及び/又は第1の接触の最終垂直位置がディスプレイの底端部からのスクリーンの高さの8分の1を下回り、若しくはスクリーンの高さの4分の3を上回る)第3の基準を含む。例えば、一部の実施形態では、高速の上方向スワイプによって、ホームスクリーンが表示されるようになり、低速の上方向スワイプによって、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースが表示されるようになる。一部の実施形態では、短い上方向スワイプ及び長い上方向スワイプによって、ホームスクリーンが表示されるようになり、中間の長さの上方向スワイプによって、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースが表示されるようになる。これは例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースがタッチスクリーンの底端部から開始した接触5004による上方向スワイプジェスチャに応じて表示される、図5A1〜5A8に、及びホームスクリーンユーザインタフェースがタッチスクリーンの底端部から開始した接触5046による上方向スワイプジェスチャに応じて表示される、図5A19〜5A25に示され、一部の実施形態では、デバイスは、接触5004のリフトオフがディスプレイの中間の高さ範囲内で検出されるときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示し、接触5046のリフトオフがディスプレイの中間の高さ範囲(図示せず)を下回って、又は中間の高さ範囲を上回って検出されるときにホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。ジェスチャが同一の方向的条件を満たすとき、入力の予め定義された移動パラメータが第1の範囲又は第2の範囲にあるかに基づいて、ユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、ユーザが入力の方向以外の基準に基づいて異なるユーザインタフェースに行くように入力を調節することを可能にすることによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャ表示基準は、第1の移動(例えば、第1の移動の速さ及び屈曲)の間の第1の接触の水平移動及び垂直移動が第1の要件を満たす(例えば、第1の要件は、第1の接触の特性垂直速さ(例えば、平均速さ又はリフトオフのときの速さ)と特性水平速さ(例えば、平均速さ又はリフトオフのときの速さ)との間の割合が第1の値範囲内にある(例えば、0.7よりも大きい)ときに満たされる)ときに満たされる基準を含む(716)。最後のアプリケーション表示基準は、第1の移動の間の第1の接触の水平移動及び垂直移動が第1の要件とは異なる第2の要件を満たす(例えば、第2の要件は、第1の接触の特性垂直速さと特性水平速さとの間の割合が第2の値範囲内にあるとき(例えば、0.7以下である)ときに満たされる)ときに満たされる基準を含む。例えば、タッチスクリーンの底端部の上の30度の角度よりも大きい方向におけるスワイプジェスチャは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースの表示につながり、タッチスクリーンの底端部の上の30度の角度より小さい方向におけるスワイプジェスチャは、前のアプリケーションの表示につながる(例えば、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェース)。一部の実施形態では、第1の接触のリフトオフの直前の下方向の移動を含む上及び右方向弧スワイプジェスチャによって、リフトオフの前の移動の方向がディスプレイの底端部の下の30度の角度よりも小さい場合に前のアプリケーションを表示することになり、デバイスは、リフトオフの前の移動がディスプレイの底端部の下の30度の角度よりも大きい場合に第1のユーザインタフェースを再表示する。これは例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースがタッチスクリーンの底端部から開始した接触5004による上方向スワイプジェスチャに応じて表示される、図5A1〜5A8に、及び最近開いたアプリケーションがタッチスクリーンの底端部から開始した上方向成分をも有する接触5052による右方向スワイプジェスチャに応じて表示される、図5A34〜5A36に示され、一部の実施形態では、デバイスは、例えば、接触5052の特性垂直速さと接触5052の特性水平速さとの間の割合が0.7以下であるときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示し、割合が0.7よりも大きいときに最近開いたアプリケーションを表示する。接触5046のリフトオフがディスプレイの中間の高さ範囲(図示せず)を下回って又は中間の高さ範囲を上回って検出される。水平方向及び垂直方向における移動の相対的屈曲及び/又は移動の速さに基づいて、ユーザが最後のアプリケーション又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、入力が開始した後にユーザが異なるユーザインタフェースに行くように入力を調節することを可能にすることによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する前、デバイスは、第1の移動が第2の方向的条件を満たすとの判定に従って(例えば、第1の移動は上方向の移動を含む)、第1のアプリケーションビューを表示する(718)(例えば、第2のアプリケーションのための第2のアプリケーションビューを含む複数のアプリケーションビューの中で)。デバイスは、第1の接触の第1の移動の移動に従って、第1のアプリケーションビューを移動させる(例えば、第1のアプリケーションビューは、第1の接触の第1の移動に従ってディスプレイを横切ってドラッグされる)。これは例えば、第1のアプリケーションビュー(例えば、カード5010)が接触5004の上方向の移動に応じて表示される、図5A2〜5A5に示される。一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューと同時に、デバイスは、第2のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションビュー及び制御パネルユーザインタフェースに対応する制御パネルビューを表示する。これは例えば、接触5004の上方向の移動を検出したことに応じて、図5A7及び5A8においてアプリケーションスイッチャユーザインタフェースが表示される前、第2のアプリケーションビュー(例えば、カード5014)及び制御パネルビュー(例えば、カード5016)が第1のアプリケーションビュー(例えば、カード5012)と同時に表示される、図5A6に示される。一部の実施形態では、第1の接触の上方向の移動が続くとき、アプリケーションビュー及び制御パネルビューは、アプリケーションビュー及び制御パネルビューの現在位置に従って縮小し、ホーム表示基準が満たされるとき、アプリケーションビューがホームスクリーンユーザインタフェース上のそれらのそれぞれのアプリケーションアイコンに向かって移動し、変形することを示すアニメーションが表示される。アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされる前、接触の移動に従って第1のアプリケーションビューを表示し、第1のアプリケーションビューを移動させることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関するリアルタイムな情報を提供し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャ表示基準は、第1の接触のリフトオフの後の第1のアプリケーションビューの予め定義された予測した位置(例えば、第1のアプリケーションビューの底部の中心の予測した位置)(例えば、予測した位置は、第1の接触のリフトオフにおける第1のアプリケーションビューの速さ及び位置に従って計算される)がディスプレイの第1の予め定義された領域にある(例えば、第1のアプリケーションビューの初期位置及び第1の接触のリフトオフの150ms後の第1のアプリケーションビューの予測した位置をリンクさせる線がディスプレイの底端部の上で30度よりも大きく150度よりも小さい)ときに満たされる基準を含む(720)。最後のアプリケーション表示基準は、第1の接触のリフトオフの後の第1のアプリケーションビューの予め定義された予測した位置が第1の予め定義された領域とは別個のディスプレイの第2の予め定義された領域にある(例えば、第1のアプリケーションビューの初期位置及び第1の接触のリフトオフの150ms後の第1のアプリケーションビューの予測した位置をリンクさせる線がディスプレイの底端部の上で150度よりも大きい(例えば、予測した位置は、ディスプレイの下右部分にある))ときに満たされる基準を含む。例えば、第1の接触は、第1の接触の速さ及び第1の接触のリフトオフの前の軌道に従って第1のアプリケーションビューをドラッグし、第1のアプリケーションビューは、第1の接触によって行われた異なるタイプの移動の間の速さ及び軌道の差異に依存して、第1の接触のリフトオフにおける異なる開始位置及び異なる開始運動量を取得する。従って、一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューの予測した位置は、第1の接触のリフトオフにおける第1のアプリケーションビューの最終的な位置及び最終的な速さ、任意選択で、第1の接触の移動の経過の間に蓄積された運動量に依存する。従って、一部の実施形態では、異なる移動パターンの第1の接触は任意選択で、第1のアプリケーションビューの予測した位置に依存して、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース又は前のアプリケーションの表示につながる。これは例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースが接触5004のリフトオフの後に表示される、図5A1〜5A8に示され、一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースは、カード5010の予測した位置がディスプレイ上の第1の予め定義された領域内にある(例えば、カード5010の初期位置及び接触5004のリフトオフの150ms後のカード5010の予測した位置をリンクさせる線がディスプレイの底端部の上で30度よりも大きく150度よりも小さい)との判定に従って表示される。これは例えば、最近開いたアプリケーション(例えば、ウェブブラウザアプリケーション)が接触5052のリフトオフの後に表示される、図5A34〜5A36に示され、一部の実施形態では、最近開いたアプリケーションは、カード5022の予測した位置がディスプレイ上の第2の予め定義された領域内にある(例えば、カード5022の初期位置及び接触5052のリフトオフの150ms後のカード5022の予測した位置をリンクさせる線がディスプレイの底端部の上で150度よりも大きい(例えば、予測した位置がディスプレイの下右部分にある))との判定に従って表示される。接触のリフトオフの後の第1のアプリケーションビューの予測した位置に基づいて最後のアプリケーション又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのいずれかを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、第1の接触のリフトオフにおける第1のアプリケーションビュー積み重なった運動量、位置及び速さを考慮し、それによって、所望の結果を達成するための更なる応答性のあるユーザインタフェース及びより緩い要件を提供することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触による入力を検出したことに応じて、入力が制御パネル表示基準であって、制御ネルディスプレイ表示基準は、第1の方向的条件及び第2の方向的条件とは異なる第3の方向的条件が満たされるために、第1の移動が第3の方向的条件を満たす(例えば、第3の方向的条件は、第1の移動が左方向であり、いずれの逆の移動なしに実質的に水平であることを必要とする)ときに満たされる基準を含む、制御パネル表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、デバイスの複数のシステムの機能に対応する複数の制御を含む制御パネルユーザインタフェース(例えば、ネットワーク接続、表示輝度、音声再生、周辺デバイスなどのための制御を有する制御パネルユーザインタフェース)を表示する(722)。これは例えば、タッチスクリーンの底端部から開始した接触5074による左方向スワイプジェスチャに応じて、制御パネルユーザインタフェースが接触5074のリフトオフの後に表示される、図5A58〜5A60に示される。異なる方向的条件を満たすスワイプジェスチャに基づいて、制御パネルユーザインタフェース、ホームスクリーンユーザインタフェース、又は最後のアプリケーションを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、制御パネル表示基準は、第1の接触のリフトオフの後の第1のアプリケーションビューの予め定義された予測した位置(例えば、第1のアプリケーションビューの底部の中心の予測した位置)(例えば、予測した位置は、第1の接触のリフトオフにおける第1のアプリケーションビューの速さ及び位置に従って計算される)が第1の予め定義された領域及び第2の予め定義された領域とは別個のディスプレイの第3の予め定義された領域にある(例えば、第1のアプリケーションビューの初期位置及び第1の接触のリフトオフの150ms後の第1のアプリケーションビューの予測した位置をリンクさせる線がディスプレイの底端部の上で30度よりも小さい(例えば、予測した位置がディスプレイの下左部分にある))ときに満たされる基準を含む(724)。ディスプレイ上の異なる予め定義された領域内にある第1のアプリケーションビューの予測した位置に基づいて、制御パネルユーザインタフェース、ホームスクリーンユーザインタフェース、又は最後のアプリケーションを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、第1の接触のリフトオフにおける第1のアプリケーションビュー積み重なった運動量、位置及び速さを考慮し、それによって、所望の結果を達成するための更なる応答性のあるユーザインタフェース及びより緩い要件を提供することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触による入力を検出したことに応じて第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、タッチ感知面上の第2の接触を検出すること、タッチ感知面を横切る第2の接触の第2の移動を検出すること、及び第2の移動の終わりに第2の接触のリフトオフを検出することを含めて、第2の接触による第2の入力を検出し(726)する。第2の入力を検出したことに応じて、第2の入力が最後のアプリケーション表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、第1のユーザインタフェースを再表示し、又は第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションとは別個の第3のアプリケーションの第3のユーザインタフェースを表示する。これは例えば、底端部領域内の2つの連続した右方向スワイプジェスチャによって、デバイスが現在表示されているアプリケーション(例えば、ウェブブラウザアプリケーション)から最後に表示されたアプリケーション(例えば、図5A43における電子メールアプリケーション)、次いで、最後に表示されたアプリケーションの前に表示された別のアプリケーション(例えば、図5A45におけるメッセージアプリケーション)に切り替えるようになる、図5A40〜5A45に示される。一部の実施形態では(図示せず)、第2の右方向スワイプジェスチャが第1の右方向スワイプジェスチャの閾値時間量の後に検出される場合、アプリケーションスタックが再分類され、最初に表示されたアプリケーション(例えば、ウェブブラウザアプリケーション)は、第2の右方向スワイプジェスチャに応じて表示される。一部の実施形態では、タッチスクリーンの底端部の近くの複数の連続した水平スワイプに応じて、デバイスは、アプリケーションスタックにおける次のアプリケーションを1つずつ表示する。最後のアプリケーション表示基準を満たすスワイプジェスチャに応じて、アプリケーションスタックにおける異なるユーザインタフェースに切り替えることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、再分類基準であって、再分類基準は、第2の接触の検出と第1の接触のリフトオフの検出との間に閾値時間量が経過したときに満たされる基準を含む、再分類基準が満たされたとの判定に従って、第1のユーザインタフェースは、第2の入力に応じて再表示される(728)。例えば、アプリケーションスタックが再分類された後、第2のアプリケーションは、最上位のアプリケーションになり、第1のアプリケーションは、アプリケーションスタックにおいて第2のアプリケーションの下になり、最後のアプリケーション表示基準が第2の入力によって満たされるとき、第1のアプリケーションが再表示される。再分類基準が満たされないとの判定に従って、第3のユーザインタフェースは、第2の入力に応じて表示される。例えば、アプリケーションスタックが再分類されないとき、第1のアプリケーションは、最上位のアプリケーションのままであり、第2のアプリケーションは、アプリケーションスタックにおいて第1のアプリケーションの下にあり、最後のアプリケーション表示基準が第2の入力によって満たされるとき、アプリケーションスタックにおいて第2のアプリケーションの下にある第3のアプリケーションが表示される。これは例えば、底端部領域内の2つの連続した右方向スワイプジェスチャによって、デバイスが現在表示されているアプリケーション(例えば、ウェブブラウザアプリケーション)から最後に表示されたアプリケーション(例えば、図5A43における電子メールアプリケーション)、次いで、最後に表示されたアプリケーションの前に表示された別のアプリケーション(例えば、図5A45におけるメッセージアプリケーション)に切り替えるようになる、図5A40〜5A45に示される。一部の実施形態では(図示せず)、第2の右方向スワイプジェスチャが第1の右方向スワイプジェスチャの閾値時間量の後に検出される場合、アプリケーションスタックが再分類され、最初に表示されたアプリケーション(例えば、ウェブブラウザアプリケーション)は、第2の右方向スワイプジェスチャに応じて表示される。複数の連続したスワイプジェスチャの間にアプリケーションスタックにおけるアプリケーションの再分類を可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、中断が2つの連続したスワイプジェスチャの間で検出されるかに基づいて、ユーザが選択した前のユーザインタフェースに戻るために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第2の入力を検出したことに応じて、第2の移動が第1の方向的条件とは逆の第3の方向的条件を満たす(例えば、第2の移動が左方向であり、いずれの逆の移動なしに実質的に水平である)との判定に従って、再分類基準が満たされたとの判定に従って、デバイスは、デバイスの複数のシステムの機能に対応する複数の制御を含む制御パネルユーザインタフェース(例えば、ネットワーク接続、表示輝度、音声再生、周辺デバイスなどのための制御を有する制御パネルユーザインタフェース)を表示する(730)。例えば、アプリケーションスタックが再分類されるとき、第2のアプリケーションは、アプリケーションスタックにおいて最上位のアプリケーションになり、逆の水平スワイプが検出されるとき、制御パネルユーザインタフェースが表示される。第2の入力を検出したことに応じて、第2の移動が第1の方向的条件とは逆の第3の方向的条件を満たすとの判定に従って、再分類基準が満たされないとの判定に従って、デバイスは、第1のユーザインタフェースを再表示する。例えば、アプリケーションスタックが再分類されないとき、第2のアプリケーションは、アプリケーションスタックにおいて第1のアプリケーションの下のままであり、逆のスワイプが検出されるとき、第1のユーザインタフェースが再表示される。これは例えば、接触5064による初期の右方向スワイプによって、デバイスが、電子メールアプリケーションからメッセージアプリケーション(例えば、図5A53〜5A55における)に切り替えるようになり、接触5064による初期の右方向スワイプに続く接触5065による左方向スワイプによって、デバイスが、電子メールアプリケーション(例えば、図5A46〜5A48における)に戻るようになる、図5A43〜5A48に示される。これは例えば、接触5069による初期の右方向スワイプによって、デバイスが、電子メールアプリケーションからメッセージアプリケーションに切り替えるようになり、接触5074による左方向スワイプによって、デバイスが、メッセージアプリケーションから制御パネルユーザインタフェースに切り替えるようになる、図5A49〜5A51及び5A57〜5A59に示される。複数の連続したスワイプジェスチャの間にアプリケーションスタックにおけるアプリケーションの再分類を可能にし、中断が2つの連続したスワイプジェスチャの間で検出されたかに基づいて異なるユーザインタフェースを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、前のユーザインタフェースに戻り、又は制御パネルユーザインタフェースに行くために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触の第1の移動を検出したことに応じて、デバイスは、第1の接触の第1の移動の少なくとも一部の間に第1の表示層で第1のユーザインタフェースの少なくとも一部及び第2のユーザインタフェースの一部を同時に表示し、デバイスは、第1の表示層の下の第2の表示層でホームスクリーンユーザインタフェースを表示する(732)。例えば、タッチスクリーンの底端部の近くの右方向スワイプ入力又は上及び右向き弧スワイプに応じて、第1のユーザインタフェースは右方向にシフトし、第2のユーザインタフェースは左から中にスライドする。一部の実施形態では、ホームスクリーンユーザインタフェースの一部は、第1のユーザインタフェース及び第2のユーザインタフェースがタッチ感知面を横切る第1の接触の移動に従ってディスプレイ上で右方向にスライドするので、第1のユーザインタフェースと第2のユーザインタフェースとの間の間隔の間で視認可能である。これは例えば、ホームスクリーンユーザインタフェースがカード5010及び5022の下の層で表示される、図5A35及び5A41に示される。ホームスクリーンユーザインタフェースを2つのアプリケーションユーザインタフェースの下の背景の層として表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態をユーザに通知するための視覚フィードバックを提供し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触による入力を検出したことに応じて、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、タッチ感知面上の第3の接触を検出すること、タッチ感知面を横切る第3の接触の第3の移動を検出すること、及び第3の移動の終わりに第3の接触のリフトオフを検出することを含めて、第3の接触による第3の入力を検出する(734)。第3の入力を検出したことに応じて、第1のユーザインタフェースが第1の方位(例えば、縦方位)のユーザインタフェースであり、第2のユーザインタフェースが第1の方位とは異なる第2の方位(例えば、横方位)のユーザインタフェースであり、かつ第3の移動が修正された最後のアプリケーション表示基準であって、修正された最後のアプリケーション表示基準は、修正された最後のアプリケーション表示基準が満たされるために、第3の移動が第1の方向的条件又は逆の第2の方向的条件のいずれかを満たす(例えば、第3の入力は、ディスプレイの底端部の近くの右方向、水平スワイプ、又は横方位におけるアプリケーションの底部に対応するタッチ感知ディスプレイの端部に沿ったスワイプに対応するディスプレイの左端部の近くの下方向スワイプのいずれかである)ことを必要とする、修正された最後のアプリケーション表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、デバイスのアプリケーションスタックにおける第2のアプリケーションの下にあるそれぞれのアプリケーションのためのユーザインタフェースを表示する。例えば、ユーザインタフェースの方位における変化が、開いているアプリケーションのスタックを通じてユーザがスワイプしているときに検出されるとき、デバイスは、ユーザが、アプリケーションスタックにおける次のアプリケーションに切り替えるために同一の方向におけるスワイプを使用し続け、又はアプリケーションスタックにおける次のアプリケーションに切り替えるために現在表示されているユーザインタフェースの方位に関して「真の」右方向スワイプであるスワイプを使用し続けることを可能にする。アプリケーション切り替え処理の間にユーザインタフェースの方位の切り替えがあるとき、複数の代替的な方向的条件に基づいて最後のアプリケーション表示基準が満たされることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、ユーザが選択した前のユーザインタフェースに戻るために必要なステップの数を削減し、より高速又は便利な方式で必要とされる入力でユーザが所望の結果を達成することを可能にすることによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第3の入力を検出したことに応じて、第1のユーザインタフェースが第1の方位(例えば、縦方位)のユーザインタフェースであり、第2のユーザインタフェースが第1の方位とは異なる第2の方位(例えば、横方位)のユーザインタフェースであり、かつ第3の移動が修正されたホーム表示基準であって、修正されたホーム表示基準は、修正されたホーム表示基準が満たされるために、第3の移動が第1の方向的条件又は第2の方向的条件のいずれかを満たす(例えば、第3の入力がディスプレイの中間を横切る右方向、水平スワイプ(例えば、横方位におけるアプリケーションの底部に対応する端部から開始するスワイプ)、又はディスプレイの底端部からの上方向スワイプのいずれかである)ことを必要とする、修正されたホーム表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示する(736)。例えば、ユーザインタフェースの方位における変化が、開いているアプリケーションのスタックを通じてユーザがスワイプしているときに検出されるとき、デバイスは、ユーザが、第1のユーザインタフェースの方位及び現在表示されているユーザインタフェースの方位の両方に対してホームスクリーンに行くために「上に」スワイプすることを可能にする。アプリケーション切り替え処理の間にユーザインタフェースの方位の切り替えがあるとき、複数の代替的な方向的条件に基づいてホーム表示基準が満たされることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、ホームスクリーンに戻るために必要なステップの数を削減し、より高速又は便利な方式で必要とされる入力でユーザが所望の結果を達成することを可能にすることによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、第3の入力が第1の入力の終了の閾値時間量の後に検出されたとの判定に従って、第3の入力に、修正された最後のアプリケーション表示基準及び修正されたホーム表示基準を適用することを控える(738)。例えば、修正された最後のアプリケーション表示基準及び修正されたホーム表示基準は、ユーザインタフェースの方位における変化が検出された後の短い時間期間の間のみ一時的に使用される。短い時間期間の後、ディスプレイの「底端部」は、現在表示されているユーザインタフェースの方位に基づいて再定義され、最後のアプリケーション表示基準における第1の方向的条件及びホーム表示基準における第2の方向的条件は、新たに定義された「底端部」に基づく。アプリケーション切り替え処理の間にユーザインタフェースの方位の切り替えがあった後、代替的な方向的条件を一時的のみにすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、ユーザインタフェースの応答性をより一貫したものとし、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
図7A〜7Fにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法600、800、900、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図7A〜7Fに関して上記説明された方法700にも、同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700に関して上記説明された接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションは任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法600、800、900、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションのうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記説明された情報処理方法での動作は任意選択で、汎用プロセッサ(例えば、図1A及び図3に関連して上記説明されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって実施される。
図7A〜図7Fを参照して上記説明された動作は任意選択で、図1A〜図1Bに記される構成要素によって実施される。例えば、検出動作704及び表示動作706は任意選択で、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190により実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に配信する。アプリケーション136−1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186に比較し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの方位から別の方位へのデバイスの回転などの、予め定められたイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する予め定められたイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A〜図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実装されるかは明らかであろう。
図8A〜8Eは、一部の実施形態に係る、ナビゲーションジェスチャに応じて、制御パネルユーザインタフェース又は最近開いたアプリケーションにナビゲートする方法800を示すフローチャートである。方法800は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する電子デバイス(例えば、デバイス300、図3、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、電子デバイスは、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを含む。一部の実施形態では、タッチ感知面及びディスプレイは、タッチ感知ディスプレイに統合される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法800の一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
方法800は、異なる方向的条件を満たすスワイプジェスチャに応じて、第1のアプリケーションの表示から第2のアプリケーションの表示又は制御パネルユーザインタフェースに遷移することに関する。加えて、デバイスは、スワイプジェスチャが端部スワイプ基準を満たさない場合にアプリケーション内で操作を実行する。或る予め設定された方向的条件及び端部スワイプ条件が満たされるかに依存して、ユーザが別のアプリケーション(例えば、最後に表示されたアプリケーション)若しくは制御パネルユーザインタフェースのいずれかに行き、又はアプリケーション内で操作を実行することを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
方法800は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有するデバイス(例えば、ディスプレイ及びタッチ感知面の両方としての役割を果たすタッチスクリーンディスプレイ)において実行される。一部の実施形態では、デバイスは、アクティブ化されるとき、現在表示されているユーザインタフェースを解放し、現在表示されているユーザインタフェースをデバイスにインストールされた複数のアプリケーションのための複数のアプリケーション開始アイコンを含むホームスクリーンと置き換えるように構成されたホームボタン(例えば、機械ボタン、仮想ボタン、ソリッドステートボタンなど)を有さない。デバイスは、ディスプレイ上で第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェース(第1のユーザインタフェースは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース又はホームスクリーンユーザインタフェースとは別個である)を表示する(802)。ディスプレイ上で第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、タッチ感知面上の第1の接触を検出すること、タッチ感知面を横切る第1の接触の第1の移動を検出すること、及び第1の移動の終わりに第1の接触のリフトオフを検出することを含めて、第1の接触による入力を検出する(804)(例えば、ディスプレイの端部に近接したデバイスの予め定義された領域内にある初期のタッチ下方位置において第1の接触を検出する(例えば、デバイスの底端部の近くのディスプレイの予め定義された小さい部分(例えば、20画素幅)、任意選択で、ディスプレイの外側のディスプレイの底端部の部分を含む端部領域))(例えば、第1の接触の初期の移動を検出する(例えば、タッチ感知面を横切る第1の接触の水平移動、弧移動、又は垂直移動))(例えば、水平移動、弧移動、又は垂直移動の後に第1の接触のリフトオフを検出する)。第1の接触による入力を検出したことに応じて、入力が端部スワイプ基準を満し(例えば、端部スワイプ基準は、第1の移動がディスプレイの底端部に近接した予め定義された端部領域内にあることを必要とする)、かつ第1の移動が第1の方向的条件を満たす(例えば、第1の方向的条件は、第1の移動がディスプレイの底端部に対して実質的に水平であり、第1の接触のリフトオフの直前に右方向に移動していることを必要とする)との判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションとは別個の第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースを表示し(806)(例えば、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースは、ディスプレイ上で表示されることを停止する)、入力が端部スワイプ基準を満たし、かつ第1の移動が第1の方向的条件とは別個の第2の方向的条件を満たす(例えば、第2の方向的条件は、第1の移動がディスプレイの底端部に対して実質的に水平であり、第1の接触のリフトオフの直前に左方向に移動していることを必要とする)との判定に従って、デバイスは、デバイスの複数のシステムの機能に対応する複数の制御を含む制御パネルユーザインタフェース(例えば、ネットワーク接続、表示輝度、音声再生、周辺デバイスなどのための制御を有する制御パネルユーザインタフェース)を表示する。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされる。第3の接触による入力を検出したことに応じて、入力が端部スワイプ基準を満たさないとの判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースを表示することを控え、デバイスは、制御パネルユーザインタフェースを表示することを控え、デバイスは、第1の接触の第1の移動に従って、第1のアプリケーション内の機能を実行する(例えば、第1の接触の移動と共に、第1のユーザインタフェースをスクロールし、第1のユーザインタフェース内でオブジェクトをドラッグし、第1のユーザインタフェース内で隠れたオブジェクトを可視化し、又は第1のアプリケーション内の新たなユーザインタフェースに切り替える。これは例えば、接触5052によるタッチスクリーンの底端部領域における右方向スワイプによって、現在表示されているアプリケーション(例えば、電子メールアプリケーションのユーザインタフェース)が最後に表示されたアプリケーション(例えば、ウェブブラウザアプリケーション)に切り替わるようになる、図5A34〜5A36に示される。これは更に、例えば、電子メールプレビュー5049−eを横切るスワイプジェスチャによって、対応する電子メール及び電子メールプレビューが既読としてマークされるようになる、図5A31〜5A36に示される。これは更に、例えば、接触5074によるタッチスクリーンの底端部領域における左方向スワイプによって、制御パネルユーザインタフェースが現在表示されているアプリケーション(例えば、メッセージアプリケーションのユーザインタフェース)の上にオーバーレイされるようになる、図5A57〜5A59に示される。
一部の実施形態では、第1の接触の第1の移動に従って、第1のアプリケーション内の機能を実行することは、第1の移動が第1の方向にあるとの判定に従って、第1の機能を実行することと(例えば、第1の機能は、第1の移動が上方向にあるときに上方向のスクロールであり、又は第1の機能は、第1の移動がメッセージ上の右方向スワイプであるときにメッセージをアーカイブ若しくは削除することである)、第1の移動が第1の機能とは別個の第2の方向にあるとの判定に従って、第2の機能とは別個の第2の機能を実行することと(例えば、第2の機能は、第1の移動が下方向にあるときに下方向のスクロールであり、又は第2の機能は、第1の移動がメッセージ上の左方向スワイプであるときにメッセージを未読としてマークし、若しくはメッセージに関連する選択可能オプションを表示することである)、を含む(808)。これは例えば、電子メールプレビュー5049−eを横切る右方向スワイプジェスチャによって、例えば、対応する電子メール及び電子メールプレビューが既読としてマークされるようになる、5A31〜5A36に示される。異なる機能(例えば、削除)は、スワイプジェスチャが左方向であった場合に実行される。スワイプジェスチャの方向に依存してアプリケーション内で異なる操作を実行することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、追加の制御を有する表示を乱すことなく追加の機能を提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、端部スワイプ基準は、端部スワイプ基準が満たされるために、第1の方向的条件又は第2の方向的条件のいずれかを満たす第1の接触の第1の移動の前、第1の接触がタッチ感知面の予め定義された端部領域内で検出されること(例えば、ディスプレイの底端部に近接したデバイスの予め定義された領域内にある初期のタッチ下方位置において第1の接触を検出する)、並びに第1の接触の初期の移動が第1の方向的条件及び第2の方向的条件とは異なる第3の方向的条件を満たす(例えば、第3の方向的条件は、第1の接触がタッチ感知面の予め定義された端部領域内で検出された後に上方向に移動していること(例えば、タッチ感知面の予め定義された端部領域を超えて上方向に移動する)ことを必要とする)ことを必要とする(810)。これは更に、例えば、接触5060及び5074によるスワイプジェスチャが、左方向又は右方向成分に加えて上方向成分を含む、図5A34〜5A35及び5A58〜5A59に示される。一部の実施形態では、端部スワイプ基準は、デバイスがタッチスクリーンの底端部から開始する上方向スワイプを検出し、第1の接触のリフトオフの前にタッチスクリーンを横切って左方向又は右方向を続ける(例えば、第1の接触の移動は、弧の最初の半分を形成する)ときに満たされる。一部の実施形態では、端部スワイプ基準は、デバイスがタッチスクリーンの底端部領域から開始する上方向スワイプを検出し、タッチスクリーンを横切って左方向又は右方向を続け、次いで、第1の接触のリフトオフの前にタッチスクリーンの底端部領域に戻る(例えば、第1の接触の移動は弧を形成する)ときに満たされる。最後のアプリケーション又は制御パネルユーザインタフェースのいずれかを表示するために、端部スワイプ基準を満たし、次いで第1又は第2の方向的条件を満たすように、スワイプジェスチャの初期部分がスワイプジェスチャのための第3の方向的条件を満たすことを必要とすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、最後のアプリケーション又は制御パネルユーザインタフェースの表示を偶発的にトリガすることを回避し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、端部スワイプ基準は、第1の接触が第1の移動(例えば、ディスプレイの高さの4分の1のディスプレイ上のフォーカスセレクタの上方向の移動に対応する、タッチ感知面上の第1の接触の上方向の移動)の間にタッチ感知面上の第1の閾値位置に到達するときに満たされる基準を含む(812)。例えば、一部の実施形態では、端部スワイプ基準は、第1の接触がタッチスクリーンの底端部から、底端部からのタッチスクリーンの高さの少なくとも4分の1に低速で上方向に移動し(同時に横方向の移動を伴って、又は同時に横方向の移動なしに)、次いで、上方向速さで又は上方向速さなしにリフトオフするときに満たされる。これは例えば、接触5056がタッチスクリーン112上の閾値位置に到達しておらず、最後のアプリケーション又は制御パネルユーザインタフェースを表示するための他の代替的な基準を満たすための十分な横方向の速さがなかったことを理由に、最後のアプリケーション又は制御パネルユーザインタフェースへのナビゲーションが発生しておらず、現在表示されているユーザインタフェースが接触5056によるジェスチャの終わりで表示されたままである、図5A37〜5A39に示される。最後のアプリケーション又は制御パネルユーザインタフェースのいずれかを表示するために、端部スワイプ基準を満たし、次いで第1又は第2の方向的条件を満たすように、スワイプジェスチャの初期部分がスワイプジェスチャのための閾値位置に到達することを必要とすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、最後のアプリケーション又は制御パネルユーザインタフェースの表示を偶発的にトリガすることを回避し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、第1の接触の第1の移動の初期部分を検出したことに応じて、第1のユーザインタフェースに対応する第1のアプリケーションビューを表示する(814)(例えば、第1のユーザインタフェースの縮尺した画像を背景ユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース)上にオーバーレイされたカードとして表示する)。デバイスは、第1の接触の第1の移動の初期部分に従って、第1のアプリケーションビューの特性位置(例えば、第1のユーザインタフェースを表すカードの底部の中心)を変更する(例えば、タッチ感知面上の第1の接触の垂直位置に従ってカードの全体サイズ及びカードの全体位置を動的に調節する(例えば、カードの全体サイズ及び位置は、1つが接触の位置及び速度である、いくつかの要因に基づいて調節される)。これは例えば、カード5022が電子メールアプリケーションの現在表示されているユーザインタフェースの縮尺した画像であり、デバイスが接触5052の移動に従ってカード5022の位置及びサイズを変更する、図5A34〜5A35に示される。スワイプジェスチャの初期部分の間に第1のアプリケーションビューを表示し、第1のアプリケーションビューの外観を変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関する情報を提供し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、端部スワイプ基準は、第1の接触のリフトオフの後の第1のアプリケーションビューの予測した位置がタッチ感知面上の第2の閾値位置に到達する(例えば、第1の接触のリフトオフの150ms後における第1のユーザインタフェースを表すカードの予測した位置がディスプレイの底端部の上のディスプレイの高さの少なくとも4分の1である)ときに満たされる基準を含む(816)。例えば、一部の実施形態では、第1の接触のリフトオフが検出された後、デバイスは、接触の特性速さ(又はカード自体の特性速さ)を使用して後の150msに第1の接触によって上方向にドラッグされたカードの予測した位置を計算する。第1の接触のリフトオフの150ms後におけるカードの予測した位置がディスプレイの底端部からのディスプレイの高さの4分の1を上回る場合、端部スワイプ基準が満たされたものと見なされる。これは、例えば、接触5052のリフトオフの後のカード5022の予測した位置が予め定義された閾値位置を満たす、図5A34〜5A36に示され、一部の実施形態では、ブラウザアプリケーションに切り替えることは、接触5052のリフトオフがカード5022の予測した位置に基づいて検出された後に完了する。端部スワイプ基準が第1のアプリケーションビューの予測した位置に基づいて満たされることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、第1のアプリケーションビューの累積した運動量、並びに接触のリフトオフにおける第1のアプリケーションビューの最終位置及び速さを考慮し、それによって、更なる応答性のあるユーザインタフェースを提供することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、端部スワイプ基準は、第1の接触のリフトオフにおける第1の方向における第1のアプリケーションビューの移動速さ(又は、第1のアプリケーションビューの底端部、上端部、中心若しくはいくつかの他の部分などの第1のアプリケーションビューの代表的な部分)(例えば、水平速さ)がディスプレイ上の第1の閾値速さ(例えば、第1のユーザインタフェースオブジェクトの垂直速さに基づいて動的に計算される閾値水平速さ)を超えるときに満たされる(例えば、第1の接触のリフトオフにおける第1のユーザインタフェースを表すカードの上方向速さ及び/又は横向きの速さの各々がそれぞれの閾値速さ要件を満たす)基準を含む(818)。これは例えば、接触5052のリフトオフにおけるカード5022の速度が予め定義された閾値速さを満たす、図5A34〜5A36に示され、一部の実施形態では、ブラウザアプリケーションに切り替えることは、接触5052のリフトオフが接触5052のリフトオフにおけるカード5022の速度に基づいて検出された後に完了する。一部の実施形態では、第1の接触のリフトオフを検出すると、デバイスは、第1のユーザインタフェースを表すカードの現在速度を判定する。カードの水平速さがカードの上方向速さに対して十分に大きく、カードの上方向速さが予め定義された閾値速さを超えない(例えば、カードが最後に接触のリフトオフにおけるカードの速さに基づいて計算された予測に従ってディスプレイの低側面領域に行く)場合、端部スワイプ基準が満たされたものと見なされる。端部スワイプ基準が第1の接触のリフトオフにおける第1のアプリケーションビューの移動速さに基づいて満たされることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、接触のリフトオフにおける第1のアプリケーションビューの累積した運動量を考慮し、それによって、更なる応答性のあるユーザインタフェースを提供することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、第1の接触の第1の移動の初期部分を検出したことに応じて、第2のユーザインタフェースに対応する第2のアプリケーションビューを表示する(820)(例えば、第2のユーザインタフェースの縮尺した画像を背景ユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース)上にオーバーレイされたカードとして表示する)。デバイスは、第1の接触の第1の移動の初期部分に従って、第2のユーザインタフェースオブジェクトの代表的な部分(例えば、第2のユーザインタフェースオブジェクトの底端部、上端部、中心又はいくつかの他の部分)を変更する(例えば、タッチ感知面上の第1の接触の垂直位置に従ってカードの全体サイズ及びカードの全体位置を動的に調節する(例えば、カードの全体サイズ及び位置は、1つが接触の位置及び速度であるいくつかの要因に基づいて調節される))。これは例えば、カード5022の位置及びサイズ(例えば、電子メールアプリケーションのユーザインタフェースの縮尺した表現)がカード5010の位置及サイズ(例えば、ウェブブラウザアプリケーションのユーザインタフェースの縮尺した表現)と同じように接触5060の移動に従って変化する、図5A40〜5A41に示される。スワイプジェスチャの初期部分の間に複数のアプリケーションビューを表示し、スワイプジェスチャの初期部分に基づいて複数のアプリケーションビューの外観を変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関する情報を提供し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、端部スワイプ基準は、第2の方向における第1の接触の特性速さ(例えば、第1の接触のリフトオフの直前の接触の上方向速さ)が第2の閾値速さを超えないときに満たされる基準を含む(822)。例えば、一部の実施形態では、端部スワイプ基準は、第1の接触によるスワイプジェスチャが素早い上方向スワイプでないときに満たされる。これは例えば、接触5052の特性上方向速さが予め定義された閾値速さを超えない(例えば、スワイプが高速の上方向スワイプでない)、図5A34〜5A36に示され、一部の実施形態では、ブラウザアプリケーションに切り替えることは、接触5052のリフトオフが閾値速さよりも低い接触5052の特性上方向速さに基づいて検出された後に完了する。第2の方向における第1の接触の特性速さが予め定義された閾値速さを超えないことを必要とすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、他の機能のための高い速さを有するジェスチャを留保し(例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース又はホームスクリーンを表示する)、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、端部スワイプ基準は、第1の方向における第1の接触の特性速さが第3の閾値速さ(例えば、第1の接触のリフトオフの直前の接触の横向き速さ)を超えるときに満たされる基準を含む(824)。例えば、一部の実施形態では、端部スワイプ基準は、第1の接触によるスワイプジェスチャが素早い横向きのスワイプであるときに満たされる。これは例えば、接触5052の特性右方向速さが予め定義された閾値速さを満たす(例えば、スワイプが高速の右方向スワイプである)、図5A34〜5A36に示され、一部の実施形態では、ブラウザアプリケーションに切り替えることは、接触5052のリフトオフが接触5052の特性右方向速さに基づいて検出された後に完了する。第1の接触の特性速さが予め定義された閾値速さを超えるときに端部スワイプ基準が満たされることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、所望の結果を達成するために必要とされるステップの数を削減し、所望の結果を達成するより高速かつより容易な方法を提供することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触による入力を検出したことに応じて、第1の接触がタッチ感知面上の閾値位置(例えば、ディスプレイの底端部の上のディスプレイの高さの4分の3におけるフォーカスセレクタの位置に対応する)に到達する前に第1の接触の第1の移動が中断を含む(例えば、少なくとも閾値時間量の間に閾値量よりも小さい移動を含む第1の移動の間に閾値速さを下回る上方向速さの減少によって示されるように)との判定に従って、デバイスは、第1のユーザインタフェースの表現及び1つ以上の他の開いているアプリケーションのそれぞれの表現を含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェース(例えば、マルチタスクユーザインタフェースとも称される)(例えば、異なる開いているアプリケーションの最後に見られたユーザインタフェースの縮尺した画像である複数のカードを含むマルチタスクユーザインタフェース)を表示する(826)。これは例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースが接触5004による上方向スワイプジェスチャの後に表示される、図5A1〜5A8に示され、一部の実施形態では、接触5004の上方向の移動が予め定義された中断を含んでいたことを理由に、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースが表示される。第1の接触がタッチ感知面上の閾値位置に到達する前に中断が検出されるときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、所望の結果を達成するために必要とされるステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触による入力に応じて、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースを表示する(例えば、右方向の端部スワイプに応じて開いているアプリケーションスタックにおける最後のアクティブなアプリケーションのユーザインタフェースを表示する)間、デバイスは、タッチ感知面上の第2の接触を検出すること、タッチ感知面を横切る第2の接触の第2の移動を検出すること、及び第2の移動の終わりに第2の接触のリフトオフを検出することを含めて、第2の接触による第2の入力を検出し(828)、第2の入力は、端部スワイプ基準を満たす。端部スワイプ基準を満たす第2の接触による第2の入力を検出したことに応じて、第2の移動が第2の方向的条件を満たす(例えば、第2の接触は、タッチスクリーンを横切って左方向に移動する)との判定に従って、第1の接触による入力の終了の後において、閾値時間量を上回る第2の入力時間が検出された(例えば、第2の接触は、第1の接触のリフトオフの後において閾値時間量よりも長時間検出された)との判定に従って、デバイスは、デバイスの複数のシステムの機能に対応する複数の制御を含む制御パネルユーザインタフェースを表示する。これは例えば、前の右方向の端部スワイプジェスチャが電子メールアプリケーションからメッセージアプリケーション(例えば、図5A48〜5A51における)への切り替えを引き起こしてから閾値時間量が経過した後、アプリケーションスタックが再分類され、接触5074による左方向の端部スワイプジェスチャによってメッセージアプリケーションが制御パネルユーザインタフェースに切り替えられるようになる、図5A57〜5A59に示される。例えば、第1の入力と第2の入力との間の中断の後、開いているアプリケーションスタックが再分類され、第2のアプリケーションが第1のアプリケーションの上のスタックの最上位に移動され、デバイスは、第2のプットに応じて第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースの表示を制御パネルユーザインタフェースと置き換える。第2の方向的条件を満たす第2の接触による第2の入力を検出したことに応じて、第2の移動が第2の方向的条件を満たすとの判定に従って、第1の接触による入力の終了の後において、閾値時間量を下回る第2の入力時間が検出された(例えば、第1の接触のリフトオフの後において、第2の接触が閾値時間量よりも短時間検出された)との判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを再表示する。第1の入力と第2の入力との間の十分な量の中断がない場合、開いているアプリケーションのスタックは再分類されず、第1のアプリケーションは、第2のアプリケーションの上のスタックの最上位にあるままであり、デバイスは、第2の入力に応じて第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースの表示を第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースと置き換える。これは例えば、デバイスに電子メールアプリケーションからメッセージアプリケーションに切り替えさせた接触5064による右方向の端部スワイプジェスチャの後、閾値時間量が経過する前に接触5065による左方向の端部スワイプジェスチャが検出される、図5A43〜5A48に示される。接触5065による左方向の端部スワイプジェスチャに応じて、デバイスは、アプリケーションスタックが再分類されていないことを理由に、電子メールアプリケーションに再度切り替える。第1又は第2の方向的条件を満たす複数の連続した端部スワイプジェスチャの間のアプリケーションスタックの再分類を可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、所望の結果を達成するために必要とされるステップの数を削減し、所望の結果を達成するより高速かつより容易な方法を提供することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触による入力を検出したことに応じて、入力がホーム表示基準であって、ホーム表示基準は、第1の移動が第1の方向的条件及び第2の方向的条件とは異なる第3の方向的条件を満たし(例えば、第1の移動が上方向である)、かつ第1の移動が高速スワイプ基準を満たす(第1の接触の移動速さが第1の閾値速さよりも高い)ことを必要とする、ホーム表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、デバイスにインストールされた複数のアプリケーションに対応する複数のアプリケーション開始アイコンを含むホームスクリーンユーザインタフェース(制御パネルユーザインタフェースとは別個の)を表示する(830)。一部の実施形態では、ホームスクリーンユーザインタフェースは、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースを表示することなく表示される。これは例えば、接触5040による上方向スワイプジェスチャによってホームスクリーンユーザインタフェースが表示されるようになる、図5A19〜5A25に示され、一部の実施形態では、デバイスは、例えば、接触5040の上方向の移動速さが閾値速さよりも高いことを理由に、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。ジェスチャが第3の方向的条件及び高速スワイプ基準を満たすときにホームスクリーンユーザインタフェースを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、所望の結果を達成するために必要とされるステップの数を削減し、所望の結果を達成するより高速かつより容易な方法を提供することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触による入力を検出したことに応じて、入力がアプリケーションスイッチャ表示基準であって、アプリケーションスイッチャ表示基準は、第1の移動が第1の方向的条件及び第2の方向的条件とは異なる第3の方向的条件を満たし(例えば、第1の移動が上方向である)、かつ入力が低速スワイプ基準を満たす(例えば、第1の接触の移動速さが第1の閾値速さよりも低い)ことを必要とする、アプリケーションスイッチャ表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、複数の最近開いたアプリケーションのうちの1つを選択的にアクティブ化する(例えば、それぞれのアプリケーション選択オブジェクトの選択は、対応する最近開いたアプリケーションをアプリケーションの一時停止の直前の状態に再アクティブ化する)ための複数のアプリケーションの表現(例えば、アプリケーション開始アイコン、アプリケーションユーザインタフェースの縮尺した画像など)を含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する(832)。一部の実施形態では、アプリケーションの表現は、それらが対応するアプリケーションの最新の使用に基づいて順序付けされる(例えば、より最近に使用されているアプリケーションの表現は、それよりも最近に使用されていないアプリケーションの表現よりも前/上に表示される)。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースは、制御パネルユーザインタフェースの少なくとも一部を含む。これは、接触5004による上方向スワイプジェスチャによってアプリケーションスイッチャユーザインタフェースが表示されることになる、図5A1〜5A8に示され、一部の実施形態では、デバイスは、接触5004の上方向の移動速さが閾値速さより低いことを理由にアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する。ジェスチャが第3の方向的条件及び低速スワイプ基準を満たすときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、所望の結果を達成するために必要とされるステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースの少なくともそれぞれの部分は少なくとも部分的に半透明である(834)。ディスプレイ上でそれぞれのユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、制御パネル表示基準を満たす端部スワイプジェスチャ(例えば、端部スワイプ基準を満たし、第2の方向的条件を満たす移動を含む上方向スワイプ、又はホームスクリーンユーザインタフェース上でアプリケーションスイッチャユーザインタフェース(例えば、最後に開いたアプリケーション、最近開いたアプリケーション、及び制御パネルユーザインタフェースを表すカードを含むカードのスタック)若しくはアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのプレビュー(例えば、最後に開いたアプリケーション、最近開いたアプリケーション、及び制御パネルユーザインタフェースを表す1つずつのカード)を表示させるタッチスクリーンの底端部からの上方向スワイプ)を検出する。制御パネル表示基準を満たす端部スワイプジェスチャを検出したことに応じて、デバイスは、制御パネルユーザインタフェースを表示し、制御パネルユーザインタフェースを表示することは、制御パネルインタフェースが、それぞれのアプリケーションがディスプレイ上で表示されている(例えば、それぞれのユーザインタフェースは、それぞれのアプリケーションのユーザインタフェースである)間に開始した端部スワイプジェスチャを介して引き起こされたとの判定に従って、それぞれのアプリケーション上で表示される制御パネルユーザインタフェースを表示することであって、それぞれのアプリケーションの外観は、少なくとも部分的に半透明である制御パネルユーザインタフェースのそれぞれの部分の外観に影響を与える(例えば、それぞれのアプリケーションにおけるユーザインタフェースオブジェクトの外形及び/又は色が制御パネルユーザインタフェースの半透明な部分の外観を変化させる)、ことと、制御パネルユーザインタフェースが、システムユーザインタフェースがディスプレイ上で表示されている(例えば、システムユーザインタフェースは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース又はホームスクリーンユーザインタフェースである)間に引き起こされたとの判定に従って、システムユーザインタフェース上で表示される制御パネルユーザインタフェースを表示することであって、システムユーザインタフェースは、複数のアプリケーションに対応し、システムユーザインタフェースの外観は、少なくとも部分的に半透明である制御パネルユーザインタフェースのそれぞれの部分の外観に影響を与える(例えば、それぞれのアプリケーションにおけるユーザインタフェースオブジェクトの外形及び/又は色は、制御パネルユーザインタフェースの半透明な部分の外観を変化させる)、ことと、を含む。これは例えば、制御パネルユーザインタフェースの外観が下層のアプリケーションユーザインタフェースによって影響を受ける(例えば、カード5016及び制御パネルユーザインタフェースは、メッセージアプリケーションのユーザインタフェースの特徴を透けて見えるようにすることを可能にする)、図5A58〜5A59に示される。図5A77において、制御パネルユーザインタフェースの外観は、下層のホームスクリーンユーザインタフェースの外観によって影響を受ける。その外観が下部のユーザインタフェースに基づいて変化する半透明な制御パネルユーザインタフェースを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関する情報を提供し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
図8A〜8Eにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法600、700、900、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図8A〜8Eに関して上記説明された方法800にも、同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法800に関して上記説明された接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションは任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションのうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記説明された情報処理方法での動作は任意選択で、汎用プロセッサ(例えば、図1A及び図3に関連して上記説明されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって実施される。
図8A〜図8Eを参照して上記説明された動作は任意選択で、図1A〜図1Bに記される構成要素によって実施される。例えば、検出動作804及び実行動作806は任意選択で、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190により実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に配信する。アプリケーション136−1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186に比較し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの方位から別の方位へのデバイスの回転などの、所定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する予め定められたイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A〜図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実装されるかは明らかであろう。
図9A〜9Dは、一部の実施形態に係る、ナビゲーションジェスチャの操作を制限する方法900を示すフローチャートである。方法900は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する電子デバイス(例えば、デバイス300、図3、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、電子デバイスは、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを含む。一部の実施形態では、タッチ感知面及びディスプレイは、タッチ感知ディスプレイに統合される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法900の一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
方法900は、現在表示されているアプリケーションが保護された状態で動作している(例えば、全画面表示モード又は意図していない中断が非常に好ましくないモードにある)間にナビゲーションジェスチャが検出されるときにナビゲーションジェスチャの操作を制限することに関する。特に、ナビゲーションジェスチャが検出され、現在表示されているアプリケーションが保護されると判定されるとき、デバイスは、ナビゲーションジェスチャに応じて、新たなユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース若しくはアプリケーションスイッチャユーザインタフェースなどのシステムユーザインタフェース、制御パネルユーザインタフェース、又は最近開いたアプリケーションのユーザインタフェース)切り替えることを控え、デバイスは、現在表示されているアプリケーションが保護されない場合、ナビゲーションジェスチャに応じて新たなユーザインタフェースに切り替える。現在のアプリケーションが保護されると判定されるときにナビゲーションジェスチャの操作を制限することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
方法900は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有するデバイス(例えば、ディスプレイ及びタッチ感知面の両方としての役割を果たすタッチスクリーンディスプレイ)において実行される。一部の実施形態では、デバイスは、アクティブ化されるとき、現在表示されているユーザインタフェースを解放し、現在表示されているユーザインタフェースをデバイスにインストールされた複数のアプリケーションのための複数のアプリケーション開始アイコンを含むホームスクリーンと置き換えるように構成されたホームボタン(例えば、機械ボタン、仮想ボタン、ソリッドステートボタンなど)を有さない。方法は、ディスプレイ上で第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示する(902)。第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、ナビゲーションジェスチャ基準を満たすタッチ感知面上の第1の接触による第1の入力を検出し(904)(例えば、第1の接触による垂直端部スワイプジェスチャを検出する)、ナビゲーションジェスチャ基準は、ナビゲーションジェスチャ基準が満たされるために、第1の入力がタッチ感知面の予め定義された端部領域の境界を超えるタッチ感知面を横切る第1の接触の移動(第1の予め定義された方向における(例えば、上方向))を含むことを必要とする。ナビゲーションジェスチャ基準を満たす第1の接触による第1の入力を検出したことに応じて、第1のアプリケーションが保護されない(例えば、アプリケーションが全画面モードで動作しておらず、又はアプリケーションがアクティブなゲーミングモードにないゲーミングアプリケーション若しくはナビゲーションモードにない地図アプリケーションなどの、突然中断されるべきでないモードに現在ないなど)との判定に従って、デバイスは、ディスプレイ上で、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示することを停止し(906)、それぞれの他のユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース、別のアプリケーションのユーザインタフェース、又は制御パネルユーザインタフェース)表示する。一部の実施形態では、それぞれの他のユーザインタフェースは、方法600、700、800、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800に関して本明細書で説明されるように、スワイプ入力の特性に基づいて選択される。ナビゲーションジェスチャ基準を満たす第1の接触による第1の入力を検出したことに応じて、第1のアプリケーションが保護される(例えば、アプリケーションが全画面モードで動作しており、又はアプリケーションがアクティブなゲーミングモードにあるゲーミングアプリケーション若しくはナビゲーションモードにある地図アプリケーションなどの、突然中断されるべきでないモードに現在あるなど)との判定に従って、デバイスは、それぞれの他のユーザインタフェースを表示することなく、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を維持する(例えば、デバイスがホームジェスチャ検証モードにある間に検証入力が検出される場合のみ、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示させるホームジェスチャ検証モードをアクティブ化する)。これは、例えば、メディアプレイヤアプリケーションが保護されないとき、ナビゲーションジェスチャ(例えば、ホーム表示基準を満たすディスプレイの底端部からの上方向スワイプ)によって、デバイスがホームスクリーンを表示することに切り替えることになる、図5B1〜5B3に、メディアプレイヤアプリケーションが全画面再生モードにあり、保護されるとき、ナビゲーションジェスチャによって、ホームスクリーンが表示されないようになる、図5B5〜5B7に示される。これは、地図アプリケーションが対話型地図表示モードにあり、保護されないとき、ナビゲーションジェスチャによって、デバイスにホームスクリーンユーザインタフェースへと切り替えるさせる、図5B11〜5B13に、地図アプリケーションがナビゲーションモードにあるとき、ナビゲーションジェスチャによって、ホームアフォーダンスが表示されるが、ナビゲーションユーザインタフェースの表示を維持する、図5B17〜5B19に示される。一部の実施形態では、デバイスの端部から開始し、デバイス上へとデバイスの端部から移動するスワイプ入力に応じてアプリケーションスイッチャを表示するか否か(例えば、方法600に関連して更に詳細に説明されるように)、又はデバイスの端部に沿って移動するスワイプ入力に応じて異なるアプリケーション若しくは制御パネルユーザインタフェースの間で切り替えるか否か(例えば、方法700及び800に関連して更に詳細に説明されるように)を判定するために、類似の処理がデバイスによって使用される。例えば、それぞれのユーザインタフェース(例えば、アプリケーションスイッチャ、異なるアプリケーション、又は制御パネル)を表示することに対応するスワイプ入力が検出されるとき、アプリケーションが保護されない場合、次いで、それぞれのユーザインタフェースが表示されるが、アプリケーションが保護される場合、次いで、それぞれのユーザインタフェースは表示されず、任意選択で、代わりにアフォーダンスが表示され、アフォーダンスが表示されている間に(例えば、予め定められた時間期間の後にそれが自動的に隠れる前)スワイプ入力が再度検出される場合、次いで、それぞれのユーザインタフェースが表示される。
一部の実施形態では、ナビゲーションジェスチャ基準は、ホームジェスチャ基準である(908)。それぞれの他のユーザインタフェースは、ホームスクリーンユーザインタフェースである(例えば、ホームジェスチャ基準を満たすジェスチャ(例えば、タッチスクリーンの底端部からの素早い上方向スワイプ、又はタッチスクリーンの底部から開始し、タッチスクリーンの底端部からのスクリーンの高さの4分の3の上で終わる長い上方向スワイプ)によって、ジェスチャの終了の後に現在表示されているユーザインタフェースが解放され、ホームスクリーンユーザインタフェースが表示されるようになる)。これは例えば、図5B1〜5B7、図5B11〜5B14及び5B17〜5B19に示される。現在表示されているアプリケーションが保護されるときにナビゲーションジェスチャに応じてホームスクリーンへのナビゲーションを制限することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、ナビゲーションジェスチャ基準は、アプリケーションスイッチャジェスチャ基準である(910)。それぞれの他のユーザインタフェースは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースである(例えば、アプリケーションスイッチャジェスチャ基準を満たすジェスチャ(例えば、タッチスクリーンの底端部からの低速上方向スワイプ、タッチスクリーンの底端部から開始し、ジェスチャの終了の前の必要とされる中断を含む上方向スワイプ、タッチスクリーンの底端部から開始し、タッチスクリーンの底端部からのスクリーンの高さの4分の3の下で終わる中間の長さの上方向スワイプ)によって、複数の最近開いたアプリケーションのユーザインタフェースの表現(例えば、縮尺した画像)を含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェースが表示されるようになる)。現在表示されているアプリケーションが保護されるときにナビゲーションジェスチャに応じてアプリケーションスイッチャユーザインタフェースへのナビゲーションを制限することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、ナビゲーションジェスチャ基準は、アプリケーション切り替えジェスチャ基準である(912)。それぞれの他のユーザインタフェースは、別のアプリケーションである(例えば、アプリケーション切り替えジェスチャ基準を満たすジェスチャ(例えば、第1の予め定義された方向(例えば、右方向)におけるタッチスクリーンの底端部領域内の水平スワイプ)によって、現在表示されているアプリケーションが現在表示されているアプリケーションの前の最後に開かれたアプリケーションに切り替えられるようになる)。現在表示されているアプリケーションが保護されるときにナビゲーションジェスチャに応じて別のアプリケーション(例えば、最後に表示されたアプリケーション)へのナビゲーションを制限することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、ナビゲーションジェスチャ基準は、制御パネルジェスチャ基準である(914)。それぞれの他のユーザインタフェースは、制御パネルユーザインタフェースである(例えば、制御パネルジェスチャ基準を満たすジェスチャ(例えば、第2の予め定義された方向(例えば、左方向)におけるタッチスクリーンの底端部領域内の水平スワイプ)によって、現在表示されているアプリケーションが、ネットワーク接続、メディア再生、表示設定、音声設定などのための制御などの異なるシステムの機能のための制御を含む制御パネルユーザインタフェースに切り替えられるようになる)。現在表示されているアプリケーションが保護されるときにナビゲーションジェスチャに応じて制御パネルユーザインタフェースへのナビゲーションを制限することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションは、ナビゲーションジェスチャ基準を満たす入力が第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースによって提供される機能をトリガするためのそれぞれの基準をも満たすときに保護されると判定される(916)。例えば、底端部からの上方向スワイプがゲーミングアプリケーションにおけるゲーム中の間にアプリケーション特有制御パネル(例えば、隠れたツールバー)を上に上げるように設計される場合、そのようなジェスチャの検出によって、現在のユーザインタフェースが解放されなくなり、又はホームスクリーンが表示されなくなる。別の例では、底端部からの上方向スワイプが、メディアプレイヤアプリケーションが全画面メディア再生モードにある間に選択パネル(例えば、関連するコンテンツ選択パネル)を上に上げるように設計される場合、そのようなジェスチャの検出によって、現在のユーザインタフェースが解放されなくなり、又はホームスクリーンが表示されなくなる。これは例えば、底端部からの上方向スワイプがメディアプレイヤアプリケーション内の制御領域5320の表示をトリガするために使用される、図5B1〜5B7及び図5B11〜5B14に示される。ナビゲーションジェスチャが現在表示されているアプリケーション内の他の機能をトリガするための基準をも満たすときにナビゲーションジェスチャに応じて別のユーザインタフェースへのナビゲーションを制限することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1のアプリケーションは、第1のアプリケーションが複数の予め定義された保護モードのうちの1つ(例えば、全画面再生モード(例えば、映画がシアターモードで再生されているとき)、アクティブなゲーミングモード(例えば、ゲームがセットアップステージ、一時停止状態、又は結果表示ステージにあるのとは反対に、アクティブなゲーミングセッション内にあるとき)、高速タッチ対話モード(例えば、指定時刻タッチベースゲームにあるとき、又はゲームの戦闘若しくは競争部分にあるとき))で動作しているときに保護されると判定される(918)。これは例えば、メディアプレイヤが全画面メディア再生モードで動作している、図5B5〜5B7に、及び地図アプリケーションがナビゲーションモードで動作している、図5B17〜5B19に示される。現在表示されているアプリケーションが予め定義された保護モードにあるときにナビゲーションジェスチャに応じて別のユーザインタフェースへのナビゲーションを制限することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、ナビゲーションジェスチャ基準を満たす第1の接触による第1の入力を検出したことに応じて、第1のアプリケーションが保護されるとの判定に従って、デバイスは、ナビゲーションジェスチャ基準を満たす確認入力が、保護されると判定された第1のアプリケーションを解放し、それぞれの他のユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース、別のアプリケーションのユーザインタフェース、又は制御パネルユーザインタフェース)を表示するために必要とされることを示すように第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされたアフォーダンスを表示する(920)(例えば、タッチスクリーンの予め定義された端部領域内でホームアフォーダンスを表示する)。これは例えば、ホームアフォーダンス5322が接触5318によるナビゲーションジェスチャに応じて表示される、図5B5〜5B7に示される。これはまた、ホームアフォーダンス5002が接触5352によるナビゲーションジェスチャに応じて表示される、5B17〜5B19に示される。一部の実施形態では、アフォーダンスが第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされるとき、デバイスは、方法600、700、800、1000、及び1600におけるステップのうちの1つ以上に基づいて、デバイスにアプリケーションスイッチャユーザインタフェース、最近のアプリケーション、制御パネルユーザインタフェース、及びホームスクリーンユーザインタフェースにナビゲートさせる入力の間の曖昧さをなくす。別のユーザインタフェースへのナビゲーションが現在表示されているアプリケーションの保護に起因して制限された後に確認のための視覚的ヒントを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、ナビゲーションジェスチャ基準を満たす第1の接触による第1の入力を検出したことに応じて、第1のアプリケーションが保護されるとの判定に従って、デバイスは、第1の入力に従って、第1のアプリケーション内の機能を実行する(922)(例えば、タッチスクリーンの底端部からの隠れたツールバーを表示し、又はゲームの移動に影響を与える(例えば、剣を揺らすこと))。一部の実施形態では、第1のアプリケーションにおいて実行される機能は、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされたアフォーダンスを表示することと共に実行される。これは例えば、ホームアフォーダンス5322及び制御領域5320が接触5318によるナビゲーションジェスチャに応じて表示される、図5B5〜5B7に示される。別のユーザインタフェースへのナビゲーションが現在表示されているアプリケーションの保護に起因して制限された後にナビゲーションジェスチャに応じて現在表示されているアプリケーションとの操作を実行することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1の接触による第1の入力を検出したことに応じて、第1のアプリケーションが保護されると判定され(924)、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示が維持される。第1の接触による第1の入力を検出したことに応じてそれぞれの他のユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース、別のアプリケーションのユーザインタフェース、又は制御パネルユーザインタフェース)を表示することを控えた後、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を維持する間、デバイスは、ナビゲーションジェスチャ基準を満たすタッチ感知面上の第2の接触による第2の入力(例えば、タッチスクリーンの底端部から開始する第2の接触による第2の上方向スワイプジェスチャ)を検出する。ナビゲーションジェスチャ基準を満たすタッチ感知面上の第2の接触による第2の入力を検出したことに応じて、第2の入力が第1の入力の確認時間閾値内で検出される(例えば、ホームアフォーダンスがディスプレイから消えていっていない間)との判定に従って、デバイスは、ディスプレイ上で、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示することを停止し、それぞれの他のユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース、別のアプリケーションのユーザインタフェース、又は制御パネルユーザインタフェース)を表示する。これは例えば、接触5318による第1のナビゲーションジェスチャからの閾値時間量内で検出された接触5324による第2のナビゲーションジェスチャによって、ホームスクリーンユーザインタフェースが表示されるようになる、図5B7〜5B10に示される。これは更に、接触5352による第1のナビゲーションジェスチャの閾値時間量内の接触5358による第2のナビゲーションジェスチャによって、ホームスクリーンユーザインタフェースが表示されるようになる、図5B19及び5B23〜5B25に示される。一部の実施形態では、第2の接触による第2の入力が第1の入力の確認時間閾値内で検出されない場合、第2の入力は初期の上方向ワイプとして処理されず、第1の入力を検証するために使用される同一の発見的問題解決をトリガする。言い換えると、アプリケーションが保護されるアプリケーションであると判定される場合、デバイスは、現在のユーザインタフェースを解放せず、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示せず、アプリケーションが保護されるアプリケーションでないと判定される場合、デバイスは、現在のユーザインタフェースを表示することを停止し、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。一部の実施形態では、第2の入力に応じて、デバイスは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースのサイズを最初に減少させ、次いで、追加のアプリケーションの表現を表示し、続いて、第2の入力の終わりが検出されるときに第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示することを停止する。ユーザインタフェースへのナビゲーションが現在表示されているアプリケーションの保護に起因して初めて制限された後に第2のナビゲーションジェスチャに応じて新たなユーザインタフェースにナビゲートすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、ディスプレイ上で第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、ナビゲーションジェスチャ基準を満たすタッチ感知面上の第3の接触による第3の入力を検出する(926)。第3の入力を検出したことに応じて、第3の接触による第3の入力が拡張ナビゲーションジェスチャ基準であって、拡張ナビゲーションジェスチャ基準は、拡張ナビゲーションジェスチャ基準が満たされるために、タッチ感知面の予め定義された端部領域の境界を超えるタッチ感知面を横切る第3の接触の移動(第1の予め定義された方向(例えば、上方向)における)及び1つ以上の追加の条件を必要とする、拡張ナビゲーションジェスチャ基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションが保護されると判定されるかに関わらず、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示することを停止し、それぞれの他のユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース、別のアプリケーションのユーザインタフェース、又は制御パネルユーザインタフェース)を表示する。第3の入力を検出したことに応じて、第3の接触による第3の入力が拡張ナビゲーションジェスチャ基準を満たさず、アプリケーションが保護されるとの判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を維持し、第3の接触による第3の入力が拡張ナビゲーションジェスチャ基準を満たさず、アプリケーションが保護されないとの判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示することを停止し、それぞれの他のユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース、別のアプリケーションのユーザインタフェース、又は制御パネルユーザインタフェース)を表示する。これは例えば、図5B1〜5B9、図5B11〜5B13、5B17〜5B19、5B26〜5B29、及び5B30〜5B33に示される。一部の実施形態では、タッチスクリーンの底端部領域にある2つの連続した短いスワイプはまた、アプリケーションが保護されるアプリケーションであると判定されるか否かに関わらず、現在のユーザインタフェースを解放し、ホームスクリーンを表示する。一部の実施形態では、デバイスの端部から開始し、デバイスの端部からデバイス上へと移動するスワイプ入力に応じてアプリケーションスイッチャを表示するか否か(方法600に関連して更に詳細に説明されるように)、又はデバイスの端部に沿って移動するスワイプ入力に応じて異なるアプリケーション若しくは制御パネルユーザインタフェースの間で切り替えるか否か(方法700及び800に関連して更に詳細に説明されるように)を判定するために、同様の処理がデバイスによって使用される。例えば、それぞれのユーザインタフェース(例えば、アプリケーションスイッチャ、異なるアプリケーション、又は制御パネル)を表示することに対応するスワイプ入力が検出され、アプリケーションが保護されるとき、スワイプ入力が拡張ナビゲーションジェスチャ基準を満たす場合、次いで、それぞれのユーザインタフェースが表示されるが、スワイプ入力が拡張ナビゲーションジェスチャ基準を満たさない場合、次いで、それぞれのユーザインタフェースは表示されず、任意選択で、代わりにアフォーダンス表示される。現在表示されているアプリケーションが保護されるときでさえ、ユーザが拡張したナビゲーションジェスチャを提供することによって新たなユーザインタフェースにナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、拡張ナビゲーションジェスチャ基準は、第3の接触の特性強度がタッチ感知面の予め定義された端部領域の境界を横切る第3の接触の移動の前に第1の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を超えるときに満たされる(例えば、拡張ナビゲーションジェスチャ基準は、第3の接触による上方向スワイプがそれに続く、タッチスクリーンの底端部領域内の第3の接触による押圧入力によって満たされる)基準を含む(928)。これは例えば、図5B30〜5B33に示される。ユーザが、現在表示されているアプリケーションが保護されるときでさえ押圧入力を有する拡張したナビゲーションジェスチャを提供することによって新たなユーザインタフェースにナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、拡張ナビゲーションジェスチャ基準は、第3の接触の移動の間の第3の接触の特性強度が第2の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL又はITLよりも小さく検出強度閾値IT0よりも大きい閾値強度)を超えるときに満たされる(例えば、拡張ナビゲーションジェスチャ基準は、タッチスクリーンの底端部から開始する力を有する上方向スワイプによって満たされる)基準を含む(930)。現在表示されているアプリケーションが保護されるときでさえ、ユーザがジェスチャの間に増大する強度を有する拡張したナビゲーションジェスチャを提供することよって新たなユーザインタフェースにナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、拡張ナビゲーションジェスチャ基準は、タッチ感知面の予め定義された端部領域の境界を横切る移動が行われる前、第3の接触が第1の時間閾値量((例えば、長い押圧時間閾値)よりも長く、閾値移動量よりも小さく予め定義された端部領域内で維持されるときに満たされる(例えば、拡張ナビゲーションジェスチャ基準は、上方向スワイプがそれに続く、タッチスクリーンの底端部領域内のタッチ保持入力によって満たされる)基準を含む(932)。これは例えば、図5B26〜5B29に示される。現在表示されているアプリケーションが保護されるときでさえ、ユーザが初期のタッチ保持入力を有する拡張したナビゲーションジェスチャを提供することによって新たなユーザインタフェースにナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、第3の接触が第1の閾値時間量よりも長く、閾値移動量よりも小さく予め定義された端部領域内で維持されることを検出したことに応じて、第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされたインジケーション(例えば、ホームアフォーダンス)を表示する(934)。現在表示されているアプリケーションの保護を無効にするために拡張したナビゲーションジェスチャが検出されるときに視覚的インジケーションを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの内部状態に関する情報を提供し、必要とされる入力で所望の結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、拡張ナビゲーションジェスチャ基準は、タッチ感知面を横切る最終的な移動が完了する前、第3の接触の移動が閾値時間量(例えば、長い押圧時間閾値)よりも長く第3の接触の初期の移動の後に中断されるときに満たされる(例えば、拡張ナビゲーションジェスチャ基準は、タッチスクリーンの底端部領域から開始し、タッチスクリーン上の第3の接触の中断と、タッチスクリーンを横切る第3の接触の最終的な上方向の移動がそれに続く、タッチスクリーンを横切る第3の接触の初期の上方向の移動を含む上方向スワイプによって満たされる)基準を含む(936)。一部の実施形態では、デバイスは、閾値時間量よりも長く第3の接触の初期の移動の後に第3の接触の移動が中断されることを検出したことに応じて、第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされたインジケーション(例えば、ホームアフォーダンス)を表示する。現在表示されているアプリケーションが保護されるときでさえ、ユーザが最終的な移動がそれに続く中断を有する拡張したナビゲーションジェスチャを提供することによって新たなユーザインタフェースにナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用に対する意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースは、他のタイプの入力に応じて表示される。例えば、デバイスは、上方向スワイプを検出したことに応じて、そのようなスワイプ入力がそれに続くタッチ感知面の予め定義された底端部領域内の接触による押圧入力を検出し、デバイスは、接触のリフトオフの後にホームスクリーンユーザインタフェースの代わりに制御パネルユーザインタフェースを表示する。
一部の実施形態では、底端部の中心領域から上にスワイプすることによって、制御パネルユーザインタフェースが表示されるようになり、底端部の辺部領域から上にスワイプすることによって、接触のリフトオフの後にアプリケーションスイッチャユーザインタフェース又はホームスクリーンが表示されるようになる。
一部の実施形態では、複数のシステム状態インジケータは、ディスプレイの予め定義された領域内で(例えば、ディスプレイの上右隅内で)表示され、状態インジケータ上をタップすることによって、制御パネルユーザインタフェースが表示されるようになる。
一部の実施形態では、ディスプレイ左端部から右方向にスワイプすることによって、前のアプリケーションが表示されるようになり、ディスプレイの右端部から左方向にスワイプすることによって、制御パネルユーザインタフェースが表示されるようになる。
一部の実施形態では、ディスプレイの上端部からスワイプすることは、状態バーを下に下げ、状態バー上をタップすることによって、制御パネルユーザインタフェースが表示されるようになる。
図9A〜9Dにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法600、700、800、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図9A〜9Dに関して上記説明された方法900にも、同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法900に関して上記説明された接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションは任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法600、700、800、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションのうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記説明された情報処理方法での動作は任意選択で、汎用プロセッサ(例えば、図1A及び図3に関連して上記説明されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって実施される。
図9A〜図9Dを参照して上記説明された動作は任意選択で、図1A〜図1Bに記される構成要素によって実施される。例えば、検出動作904及び維持動作906は任意選択で、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190により実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に配信する。アプリケーション136−1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186に比較し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの方位から別の方位へのデバイスの回転などの、予め定められたイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する予め定められたイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A〜図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実装されるかは明らかであろう。
図10Aは、一部の実施形態に係る、ユーザインタフェース間をナビゲートする方法1000を示すフローチャートである。方法1000は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する電子デバイス(例えば、デバイス300、図3、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、電子デバイスは、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを含む。一部の実施形態では、タッチ感知面及びディスプレイは、タッチ感知ディスプレイに統合される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法1000の一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
方法1000は、異なる移動条件を満たすスワイプジェスチャに応じてユーザインタフェース間をナビゲートすることに関する。或る予め設定された移動条件が満たされるかに依存して、ユーザが(i)ホームスクリーンに、(ii)スワイプジェスチャが始まったときに表示されたユーザインタフェースの直前のスクリーン上で表示されたアプリケーションに、(iii)制御パネルユーザインタフェースに、(iv)アプリケーション切り替えユーザインタフェースに、又は(v)スワイプジェスチャが始まったときに表示されたユーザインタフェースに再度ナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
方法1000は、タッチスクリーンディスプレイを有し、タッチスクリーンディスプレイ上でアプリケーションのためのユーザインタフェースを表示するデバイスにおいて実行される。デバイスがタッチスクリーンディスプレイの底端部における接触(例えば、図5A2、5A19、5A34、5A37、5A40、5A43、5A46、5A49、5A52、及び5A57それぞれにおける接触5004、5040、5052、5056、5060、5064、5065、5069、5070、及び5074)を検出した後、デバイスは、アプリケーションのためのユーザインタフェースを対応するアプリケーションビュー(例えば、図5A3、5A20、5A35、5A38、5A41、5A44、5A47、5A50、及び5A53におけるアプリケーションビュー5010、5022、5022、5010、5010、5022、5014、5022、及び5014)と置き換える。次いで、方法1000は、接触がリフトオフすると、デバイスがどのユーザインタフェースをナビゲートするかを判定するために使用される。
デバイスは、アプリケーションビューの位置及び速度(例えば、アプリケーションビューの底部の中心における)を監視し(1002)、例えば、接触がリフトオフするとデバイスがどのようにナビゲートするかを示す視覚フィードバックを提供する。アプリケーションビューの位置及び速度は、接触の位置及び速度に対応する。例えば、図5A5に示されるように、デバイス100は、アプリケーションビュー5010の位置及び速度を監視する。アプリケーションビュー5010の瞬間的な速度がホーム表示基準を満たすことを理由に、デバイスは、いずれの他の最近開いたアプリケーションのためのアプリケーションビューを表示することなくアプリケーションビュー5010を表示し、接触が即時的にリフトオフすると、デバイスがホームスクリーンユーザインタフェースにナビゲートすることを示す。一方で、図5A6に示されるように、アプリケーションビュー5010がホーム表示基準ではなくアプリケーションスイッチャ表示基準を満たす位置において中断したことを理由に、デバイスは加えて、最近開いたアプリケーションに対応するアプリケーションビュー5014の一部、及び制御パネルに対応する制御パネルビュー5016の一部を表示し、接触が即時的にリフトオフすると、デバイスがアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートすることを示す。
デバイスは、タッチスクリーンディスプレイからの接触のリフトオフ(例えば、図5A7、5A24、5A36、5A39、5A42、5A45、5A48、5A51、5A56、及び5A59それぞれにおける接触5004、5040、5052、5056、5060、5064、5065、5069、5070、及び5074のリフトオフ)を検出する(1004)。代わりに、デバイスがタッチスクリーンディスプレイからの接触のリフトオフを検出しない場合、デバイスは、アプリケーションビューの位置及び速度を監視すること(1002)、並びに視覚フィードバックを提供することに戻る。
リフトオフを検出したことに応じて、デバイスは、アプリケーションビューの予測した位置及びサイズを計算し(1006)、例えば、それが時間期間の間に同一の方向に移動し続けることを推測する。一部の実施形態では、アプリケーションビューの予測した位置及びサイズは、アプリケーションビューが接触のリフトオフの瞬間のその瞬間的な速度に基づいた運動量を有しているかのように計算される。一部の実施形態では、アプリケーションビューの予測した位置及び/又はサイズは、アプリケーションビューが予め定められた時間(例えば、150ms)の間にリフトオフの瞬間のその瞬間的な速度で移動し続けるかのように計算される。一部の実施形態では、アプリケーションビューの予測した位置及びサイズは、アプリケーションビューがリフトオフの瞬間に速度を減少して移動し続けるかのように、例えば、摩擦係数によって減速するかのように計算される。例えば、図5A7における接触5004がリフトオフすると、デバイス100は、接触5004がリフトオフにおける瞬間的な速度を有していないことを理由に、アプリケーションビュー5010の予測した位置及びサイズが図5A6におけるアプリケーションビューの位置及び/又はサイズと同一であると計算する。一方で、図5A23における接触5040がリフトオフすると、デバイス100は、アプリケーションビューが、接触5040がスクリーンをリフトオフした瞬間に移動5042に対応する上方向の速度を有していたことを理由に、アプリケーションビュー5022の予測した位置及びサイズが図5A22で示されるのよりもスクリーン上で高く、小さいと計算する。アプリケーションビューの予測した位置及びサイズは、図5A23では輪郭5044として示される。
デバイスは、アプリケーションビューの計算されたサイズが予め定められた閾値を満たすかを判定する(1008)。一部の実施形態では、閾値は、例えば、デバイスが、アプリケーションビューの予測したサイズが閾値サイズを下回るか(例えば、スクリーンの全画面の30%)を判定するような最大サイズである。
アプリケーションビューの計算されたサイズが予め定められた閾値を満たすとの判定に従って、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示する(1010)。例えば、輪郭5044のサイズが図5A23におけるスクリーンの全サイズの30%よりも小さいと判定すると、デバイス100は、図5A24におけるホームスクリーンユーザインタフェースを表示する。
アプリケーションビューの計算されたサイズが予め定められた閾値を満たさないとの判定に従って、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示することを控える。例えば、アプリケーションビュー5010の予測したサイズが図5A6におけるスクリーンの全サイズの30%よりも大きいと判定すると、デバイス100は、図5A7におけるホームスクリーンユーザインタフェースを表示しない。
アプリケーションビューの計算されたサイズが予め定められた閾値を満たさないと判定した後、デバイスは、アプリケーションビューの計算された位置(例えば、アプリケーションビューの底端部の中間の位置)が第1の予め定められた閾値を満たすかを判定する(1012)。一部の実施形態では、閾値は、スクリーンの底端部の中心とアプリケーションビューの予測した位置の底端部の中心との間の予め定められた距離であり、それによって、例えば、デバイスが、アプリケーションビューの底端部の予測した中心とスクリーンの底部の中心との間の距離が閾値距離(例えば、スクリーンの高さの4分の1に等しい距離)よりも長いかを判定するようになる。例えば、図5A36における接触5052がリフトオフするときの図5A35におけるアプリケーションビュー5022の予測したサイズ、及び図5A39における接触5056がリフトオフするときの図5A38におけるアプリケーションビュー5010がスクリーンの全サイズの30%よりも大きいことを理由に、デバイスは、アプリケーションビュー5022(yes)及びアプリケーションビュー5010(no)の予測した位置がスクリーンの底端部の中心から離れたスクリーンの高さの4分の1よりも長い距離であるかを判定する。
アプリケーションビューの計算された位置が予め定められた閾値を満たすとの判定に従って、デバイスは、接触のリフトオフの前にアプリケーションビューが移動していた方向を判定する(1014)。例えば、デバイス100が、図5A36における接触5052がリフトオフするときの図5A35におけるアプリケーションビュー5022の予測した位置がスクリーンの底端部の中心から離れたスクリーンの高さの4分の1よりも長い距離であると判定したことを理由に、デバイスは、リフトオフの前にアプリケーションビュー5022が移動していた方向(例えば、横向き又は左から右へ)を判定する。一部の実施形態では、アプリケーションビューが移動している方向は、スクリーンの底端部に対する角度に基づいている。例えば、一実施形態では、スクリーンの底端部の上の30度よりも大きい角度を有する方向で移動しているアプリケーションビューは、上方向に移動していると判定され、スクリーンの底端部の下の30度よりも大きい角度を有する方向で移動しているアプリケーションビューは、下方向に移動していると判定され、スクリーンの底端部から(例えば、上又は下)30度よりも小さい角度を有する方向で移動しているアプリケーションビューは、横向きに移動していると判定される。
アプリケーションビューが接触のリフトオフの前に上方向に移動していた(例えば、スクリーンの底端部の上の30度よりも大きい角度を有する方向で)との判定に従って、デバイスは、接触のリフトオフが検出される瞬間のアプリケーションビューの速度が第1の予め定められた速度閾値(例えば、接触のリフトオフにおける1秒毎のスクリーンの高さの少なくとも8分の1の長さの速度)を満たすかを判定する(1016)。例えば、デバイス100が、図5A23における接触5040がリフトオフすると、アプリケーションビュー5022の予測したサイズが予め定められたサイズ閾値を満たさなかった(例えば、スクリーンの全サイズの30%よりも大きかった)と判定したら、デバイスは、接触5040がリフトオフされたときにスクリーンの底端部の上の30度よりも大きい角度を有する方向でそれが移動していたことを理由に、アプリケーションビュー5022の速度がリフトオフにおける1秒毎のスクリーンの高さの少なくとも8分の1の長さであったと判定している。
アプリケーションビューの速度が第1の予め定められた速度閾値を満たしたとの判定に従って、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示する(1010)。例えば、デバイス100が、図5A23における接触5040がリフトオフすると、アプリケーションビュー5022の予測したサイズが予め定められたサイズ閾値を満たさなかったが(例えば、スクリーンの全サイズの30%よりも大きかった)、第1の予め定められた速度閾値を満たした(例えば、1秒毎のスクリーンの高さの少なくとも8分の1の長さの速度で移動していた)と判定したら、デバイス100は、図5A24に示されるように、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示している。
アプリケーションビューの速度が第1の予め定められた速度閾値を満たさなかったとの判定に従って、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する(1018)。例えば、デバイス100が、図5A23における接触5040がリフトオフすると、アプリケーションビュー5022の予測したサイズが予め定められたサイズ閾値を満たしておらず(例えば、スクリーンの全サイズの30%よりも大きかった)、第1の予め定められた速度閾値を満たさなかった(例えば、1秒ごとのスクリーンの高さの8分の1の長さよりも低い速度で移動していた)と判定したら、デバイス100は、図5A8に示されるように、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示している。
アプリケーションビューが接触のリフトオフの前に横向きに移動していた(例えば、スクリーンの底端部の上又は下の30度よりも小さい角度を有する方向で)との判定に従って、デバイスは、アプリケーションビューが右から左に、又は左から右に移動していたかを判定する(1020)。一部の実施形態では、アプリケーションビューが右から左に、又は左から右に移動していたかを判定すること(1020)は、接触のリフトオフの前にアプリケーションビューが移動していた方向を判定すること(1014)と同一である(例えば、アプリケーションビューが横向きに移動していると判定するのではなく、デバイスが、アプリケーションビューが右から左に、又は左から右に移動していると判定し、それによって、ステップ1014及び1020が単一のステップとなる)。例えば、デバイス100は、図5A35におけるアプリケーションビュー5022の底端部の中心が図5A36において接触5052がリフトオフされるときにスクリーンの底部の上の30度よりも小さい角度で右方向に移動していることを理由に、アプリケーションビュー5022が左から右に移動していると判定する。
アプリケーションビューが接触のリフトオフの前に左から右に移動していたとの判定に従って、デバイスは、タッチスクリーンディスプレイの底端部における接触を最初に検出する前にスクリーン上で表示されたユーザインタフェースと関連付けられたアプリケーションの保持された状態の直下のアプリケーションスタックにおける保持された状態を有する最近開いたアプリケーションのためのユーザインタフェースを表示する(1022)。例えば、リフトオフの前に図5A35において電子メールアプリケーションビュー5022を左から右の方向に方向付けていた接触5052のリフトオフを検出したことに応じて、デバイス100は、図5A29に示されるように、ウェブブラウジングアプリケーションビュー5010がスタックにおける電子メールアプリケーションビュー5022のすぐ背後にあったことを理由に、図5A36におけるウェブブラウジングユーザインタフェースを表示する。
アプリケーションビューが接触のリフトオフの前に右から左に移動していたとの判定に従って、デバイスは、制御パネルユーザインタフェースを表示する(1024)。一部の実施形態では、接触が制御パネルユーザインタフェースにナビゲートするための基準を別途満たす方式で右から左の方向で移動している場合、デバイスは、スクリーンの底端部における接触を検出する直前に表示されたユーザインタフェースに対応するアプリケーションビューの移動を表示しないが、むしろ、スクリーンの右手側からの制御パネルユーザインタフェースに対応するアプリケーションビューの移動を表示する(例えば、スクリーンの底端部における接触を検出する直前に表示されたユーザインタフェース上でスライドしているように)。例えば、リフトオフの前に図5A58において右から左方向に移動していた接触5074のリフトオフを検出したことに応じて、デバイス100は、図5A59における制御パネルユーザインタフェースを表示する。
一部の実施形態では、アプリケーションスタックにおける最近開いたアプリケーションの保持された状態の順序が異なるユーザインタフェースへのナビゲーションに続いていまだ更新されていない場合(例えば、スタックにおけるカードを再順序付けるための時間閾値がスクリーンの底端部における別の接触の検出の前に満たされていない)、アプリケーションビューの移動を右から左方向に方向付ける接触のリフトオフによって、デバイスは、タッチスクリーンディスプレイの底端部における接触を最初に検出する前にスクリーン上で表示されたユーザインタフェースと関連付けられたアプリケーションの保持された状態のすぐ上のアプリケーションスタックにおける保持された状態を有する最近開いたアプリケーションのためのユーザインタフェースを表示するようになる。例えば、接触5065が前の接触5064のリフトオフの後に時間閾値TT1内で図5A46において検出されたことを理由に、アプリケーションスタックにおける保持されたアプリケーションの状態の順序は、図5A43における電子メールユーザインタフェースから図5A45におけるメッセージングユーザインタフェースへのナビゲーションを反映するように再順序付けされていない。結果として、電子メールアプリケーションビュー5010がアプリケーションスタックにおけるメッセージングアプリケーションビュー5014のすぐ上にあったことを理由に、図5A47及び図5A48においてメッセージングアプリケーションビュー5014の移動を右から左方向に方向付ける接触5065のリフトオフによって、デバイス100は、制御パネルユーザインタフェースではなく図5A48における電子メールユーザインタフェースを表示するようになる。
アプリケーションビューが接触のリフトオフの前に下方向に移動していた(スクリーンの底端部の下の30度よりも大きい角度を有する方向で)との判定に従って、デバイスは、タッチスクリーンディスプレイの底端部における接触を最初に検出する前に表示されたアプリケーションユーザインタフェースを再表示する(1026)。例えば、接触5070のリフトオフを検出したことに応じて、メッセージングアプリケーションビュー5014が図5A55において下方向に移動していたとき、デバイス100は、接触5070が図5A52において最初に検出されたときにメッセージングユーザインタフェースがスクリーン上で表示されたことを理由に、図5A56におけるメッセージングユーザインタフェースを表示する。
アプリケーションビューの計算された位置が第1の予め定められた閾値を満たさないとの判定に従って、デバイスは、いずれかの他のアプリケーションビューがディスプレイ上で視認可能であるかを判定する(1028)。
他のアプリケーションビューがディスプレイ上で視認可能でないとの判定に従って、デバイスは、タッチスクリーンディスプレイの底端部における接触を最初に検出する前に表示されたアプリケーションユーザインタフェースを再表示する(1026)。例えば、ウェブブラウジングアプリケーションビュー5010の予測したサイズは、スクリーンの全サイズの30%よりも大きく、ウェブブラウジングアプリケーションビュー5010の予測した位置は、図5A38におけるスクリーンの高さの4分の1の長さよりもスクリーンの底端部の中心に近い、接触5056のリフトオフを検出したことに応じて、デバイス100は、接触5056のリフトオフが検出されたとき、図5A38において他のアプリケーションビューが視認可能でなかったことを理由に、図5A39におけるウェブブラウジングユーザインタフェースを表示する。
他のアプリケーションビューがディスプレイ上で視認可能であるとの判定に従って、デバイスは、アプリケーションビューの計算された位置(例えば、アプリケーションビューの底端部の中間の位置)が第2の予め定められた閾値(例えば、デバイスが満たしていなかったと判定した第1の予め定められた閾値よりも小さい)を満たすかを判定する(1030)。一部の実施形態では、第2の閾値は、スクリーンの底端部の中心とアプリケーションビューの予測した位置の底端部の中心との間の予め定められた距離であり、それによって、例えば、デバイスは、アプリケーションの底端部の予測した中心とスクリーンの底部の中心との間の距離が第2の閾値距離(例えば、スクリーンの高さの16分の1に等しい距離)よりも長いかを判定する。例えば、ウェブブラウジングアプリケーションビュー5010の予測したサイズは、スクリーンの全サイズの30%よりも大きく、ウェブブラウジングアプリケーションビュー5010の予測した位置は、スクリーンの高さの4分の1の長さよりもスクリーンの底端部の中心に近い、図5A7における接触5004のリフトオフを検出したことに応じて、デバイス100は、メッセージングアプリケーションビュー5014及び制御パネルビュー5016が図5A6において部分的に視認可能であることを理由に、第2の予め定められた距離閾値が満たされるかを判定する。
アプリケーションビューの計算された位置が第2の予め定められた閾値を満たさないとの判定に従って、デバイスは、タッチスクリーンディスプレイの底端部における接触を最初に検出する前に表示されたアプリケーションユーザインタフェースを再表示する(1026)。例えば、電子メールアプリケーションビュー5022の予測した位置が、図5A35における接触5052がリフトオフすると第1の予め定められた距離閾値又は第2の予め定められた距離閾値のいずれも満たさなかった場合、デバイスは、接触5052が図5A34において最初に検出されたときに電子メールユーザインタフェースが表示されたことを理由に、図5A33に示されるように、電子メールユーザインタフェースを再表示する。
アプリケーションビューの計算された位置が第2の予め定められた閾値を満たすとの判定に従って、デバイスは、アプリケーションビューの予測した位置(例えば、カードの底端部の中心の位置)がスクリーンの底端部の下にあるかを判定する(1032)。例えば、ウェブブラウジングアプリケーションビュー5010の予測したサイズは、スクリーンの全サイズの30%よりも大きく、ウェブブラウジングアプリケーションビュー5010の予測した位置とスクリーンの底端部の中心との間の距離は、スクリーンの高さの16分の1の長さと4分の1の長さとの間であり、アプリケーションビュー5014及び制御パネルビュー5016も視認可能である、図5A7における接触5004のリフトオフを検出したことに応じて、デバイス100は、ウェブブラウジングアプリケーションビュー5010の予測した位置がスクリーンの底端部の下にあるかを判定する。
アプリケーションビューの予測した位置がスクリーンの底端部の下にあるとの判定に従って、デバイスは、タッチスクリーンディスプレイの底端部における接触を最初に検出する前に表示されたアプリケーションユーザインタフェースを再表示する(1026)。例えば、接触5004が、アプリケーションビュー5010の予測した位置がスクリーンの底端部の下にあったような十分な速さで、図5A6におけるリフトオフの前に下方向に移動していた場合、デバイス100は、接触5004が図5A2において最初に検出されたときにウェブブラウジングユーザインタフェースが表示されたことを理由に、図5A1に示されるように、ウェブブラウジングユーザインタフェースを再表示している。
アプリケーションビューの予測した位置がスクリーンの底端部の下にないとの判定に従って、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する(1034)。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースの表示は、円滑な遷移のアニメーションを含み、そこでは、制御パネルのためのアプリケーションビューは、接触がスクリーンの底端部において最初に検出されたときに表示されたユーザインタフェースに対応するアプリケーションビューの最上部の上をスライドし(例えば、スクリーンの右手側から)、アプリケーションスタックにおける保持された状態を有する他のユーザインタフェースに対応するアプリケーションビューは、接触がスクリーンの底端部において最初に検出されたときに表示されたユーザインタフェースに対応するアプリケーションビューの下でスライドする(例えば、スクリーンの左手側から)。例えば、ウェブブラウジングアプリケーションビュー5010の予測した位置がスクリーンの底端部の上にあると判定される接触5004のリフトオフに応じて、デバイス100は、図5A7におけるウェブブラウジングアプリケーションビュー5010の上で制御パネルビュー5016がスライドし、下でアプリケーションビュー5014(メッセージング)及び5022(電子メール)がスライドする遷移のアニメーションを含む、図5A8におけるアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する。
図10Aにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1050、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図10Aに関して上記説明された方法1000にも、同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1000に関して上記説明された接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションは任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1050、1050、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションのうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記説明された情報処理方法での動作は任意選択で、汎用プロセッサ(例えば、図1A及び図3に関連して上記説明されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって実施される。
図10Aを参照して上記説明された動作は任意選択で、図1A〜図1Bに記される構成要素によって実施される。例えば、検出動作及び実行動作は任意選択で、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190により実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に配信する。アプリケーション136−1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186に比較し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの方位から別の方位へのデバイスの回転などの、予め定められたイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する予め定められたイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A〜図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実装されるかは明らかであろう。
図10Bは、一部の実施形態に係る、ユーザインタフェース間をナビゲートするときに視覚フィードバックを提供する方法1050を示すフローチャートである。方法1050は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する電子デバイス(例えば、デバイス300、図3、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、電子デバイスは、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを含む。一部の実施形態では、タッチ感知面及びディスプレイは、タッチ感知ディスプレイに統合される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法1050の一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
方法1050は、異なる移動条件を満たすスワイプジェスチャに応じてユーザインタフェース間をナビゲートする間に視覚フィードバックを提供することに関する。特に、デバイスは、入力の一部である即時的なリフトオフがあると、ナビゲーションを方向付ける入力がアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートするための基準を満たすとき、デバイスは、ユーザインタフェース間をナビゲートする間、複数のアプリケーションビューを含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのプレビューを表示する。スワイプジェスチャによってアプリケーションスイッチャユーザインタフェースへとナビゲートを引き起こすようになるときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのプレビューを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、複数のアプリケーションビューを通じてデバイスの内部状態に関する情報を提供し、必要とされる入力を提供することにより意図した結果を達成するようユーザを支援し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
方法1050は、タッチスクリーンディスプレイを有し、タッチスクリーンディスプレイ上でアプリケーションのためのユーザインタフェースを表示するデバイスにおいて実行される。デバイスがタッチスクリーンディスプレイの底端部における接触(例えば、図5A2、5A19、5A34、5A37、5A40、5A43、5A46、5A49、5A52、及び5A57それぞれにおける接触5004、5040、5052、5056、5060、5064、5065、5069、5070、及び5074)を検出した後、デバイスは、アプリケーションのためのユーザインタフェースを対応するアプリケーションビュー(例えば、図5A3、5A20、5A35、5A38、5A41、5A44、5A47、5A50、及び5A53におけるアプリケーションビュー5010、5022、5022、5010、5010、5022、5014、5022、及び5014)と置き換える。次いで、方法1050は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートするための基準が満たされたときを示す視覚フィードバックを提供するために使用される。
スクリーンの底端部における接触が最初に検出されたときに表示されたユーザインタフェースに対応する単一のアプリケーションビューを表示する間、デバイスは、予め定められた時間的閾値に到達すると(例えば、毎秒60フレームの頻度において133ms又は8フレームがリフレッシュする)、アプリケーションスタックにおける保持された状態情報を有するアプリケーションのユーザインタフェースに対応するアプリケーションビューの表示をトリガする内部カウンタを開始する(1052)。
デバイスは、アプリケーションビューの速度が第1の予め定められた閾値速度(例えば、毎秒スクリーンの垂直高さの2%)を超えるかを判定する(1054)。一部の実施形態では、アプリケーションビューの速度は、アプリケーションビューの底端部の中心とスクリーンの底部の中心との間の距離における変化の比率である。一部の実施形態では、アプリケーションビューの速度は、アプリケーションビューの底端部の中心の垂直位置の変化の比率(例えば、垂直速度ベクトル)である。一部の実施形態では、アプリケーションビューの速度は、例えば、いずれかの方向におけるアプリケーションビューの底端部の中心の位置における変化の比率である。
アプリケーションビューの速度が第1の予め定められた閾値速度を超えるとの判定に従って、デバイスは、カウンタをリセットする(1052)。例えば、デバイス100は、図5A3におけるアプリケーションビュー5010の速度が予め定められた閾値速度を超えると判定し、カウンタをリセットし、図5A4における他のアプリケーションビューの表示を防止する。
アプリケーションビューの速度が第1の予め定められた閾値速度を超えないとの判定に従って、デバイスは、アプリケーションビューのサイズが第2の予め定められたサイズ閾値を下回る(例えば、全画面のサイズの30%)かを判定する(1056)。
アプリケーションビューのサイズが第2の予め定められたサイズ閾値速度を下回るとの判定に従って、デバイスは、カウンタをリセットする(1052)。例えば、デバイス100は、電子メールアプリケーションビュー5022のサイズが図5A22における全画面のサイズの30%よりも小さいと判定し、カウンタをリセットし、図5A23における他のアプリケーションビューの表示を防止する。
アプリケーションビューのサイズが第2の予め定められたサイズ閾値速度を下回らないとの判定に従って、デバイスは、アプリケーションビューの水平移動が第2の予め定められた閾値速度を超えるかを判定する(1058)。一部の実施形態では、アプリケーションビューの水平速度は、アプリケーションビューの底端部の中心の位置における変化の比率である。一部の実施形態では、第2の予め定められた閾値速度は、アプリケーションビューのサイズに基づいて変化し、例えば、第2の予め定められた閾値速度は、アプリケーションビューのサイズが全画面のサイズの少なくとも98%であるときに毎秒スクリーン幅の3%であり、アプリケーションビューのサイズが全画面のサイズの98%よりも小さいときに毎秒スクリーン幅の33%である。
アプリケーションビューの水平速度が第2の予め定められた閾値速度を超えるとの判定に従って、デバイスは、カウンタを時間的閾値に設定する(1060)。例えば、デバイス100は、図5A34における接触5052の移動5054があると、電子メールアプリケーションビュー5022の水平速度が毎秒スクリーン幅の3%を超えると判定し、カウンタを時間的閾値に設定し、図5A35におけるウェブブラウジングアプリケーションビュー5010の表示を有効にする。
アプリケーションビューの水平速度が第2の予め定められた閾値速度を超えないとの判定に従って、デバイスは、カウンタをインクリメントする(1062)。
アプリケーションビューの水平移動が第2の予め定められた閾値速度を超えるかを判定した後、デバイスは、カウンタが時間的閾値に到達したかを判定する(1064)。
カウンタが時間的閾値に到達した(例えば、カウンタを時間的閾値に設定し、又は閾値に到達するまでカウンタをインクリメントすると)との判定に従って、デバイスは、アプリケーションスタックにおける保持された状態情報を有するアプリケーションのユーザインタフェースに対応する1つ以上の他のアプリケーションビュー(例えば、最近開いたアプリケーションのためのアプリケーションビュー、制御パネルのためのアプリケーションビュー、又はその両方)を表示する(1066)。例えば、デバイス100は、図5A5と5A6との間のカウンタをインクリメントすると、カウンタが時間的閾値に到達したと判定し、それに応じて、図5A6におけるウェブブラウジングアプリケーションビューに沿ってメッセージングアプリケーションビュー5014及び制御パネルビュー5016の一部を表示し、接触5004のリフトオフが、図5A7〜5A8に示されるように、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースへのナビゲーションをもたらすことを示す。同様に、デバイス100は、カウンタを時間的閾値に設定し、図5A34における接触5052の水平移動5054があると、カウンタが時間的閾値に到達したと判定し、それに応じて、図5A35における電子メールアプリケーションビュー5022に沿ってウェブブラウジングアプリケーションビュー5010の一部を表示する。同様に、デバイス100は、カウンタを時間的閾値に設定し、図5A57における接触5074の水平移動5076があると、カウンタが時間的閾値に到達したと判定し、それに応じて、図5A58における制御パネルビュー5016の一部を表示する。
アプリケーションスタックにおける保持された状態情報を有するアプリケーションのユーザインタフェースに対応する1つ以上の他のアプリケーションビューを表示した後、デバイスは、接触がスクリーンの底端部において最初に検出されたときに表示されたユーザインタフェースに対応するアプリケーションビューのサイズ、位置、及び/又は速度を監視し続ける(1068)。
接触がスクリーンの底端部において最初に検出されたときに表示されたユーザインタフェースに対応するアプリケーションビューのサイズ、位置、及び/又は速度を監視する間、デバイスは、アプリケーションビューのサイズが第3の予め定められたサイズ閾値を下回るか(例えば、全画面のサイズの30%)を判定する(1070)。
アプリケーションビューのサイズが第3の予め定められたサイズ閾値を下回るとの判定に従って、デバイスは、アプリケーションスタックにおける保持された状態情報を有するアプリケーションのユーザインタフェースに対応する1つ以上の他のアプリケーションビューの表示を終了させ(1072)、カウンタをリセットする(1052)。例えば、図5A21における電子メールアプリケーションビュー5022の位置を監視する間、デバイス100は、アプリケーションビューのサイズが全画面のサイズの30%よりも小さくなると判定し、それに応じて、図5A22におけるウェブブラウジングアプリケーションビュー5010及び制御パネルビュー5016の表示を終了させ、接触5040のリフトオフが、図5A23〜5A24に示されるように、ホームユーザインタフェースへのナビゲーションをもたらすことを示す。一部の実施形態では、アプリケーションビューのサイズに関する測定基準(例えば、位置又は速度)が監視され、他の測定基準(例えば、位置閾値又は速度閾値)に関連する閾値が満たされたと判定すると他のアプリケーションビューの表示が終了する。
アプリケーションビューのサイズが第3の予め定められたサイズ閾値を下回るとの判定に従って、デバイスは、接触がスクリーンの底端部において最初に検出されたときに表示されたユーザインタフェースに対応するアプリケーションビューのサイズ、位置、及び/又は速度を監視し続ける(1068)。
カウンタが時間的閾値に到達していないとの判定に従って、デバイスは、カウンタがリセットされ(1052)、又は時間的閾値に到達するかのいずれかまで、接触がスクリーンの底端部において最初に検出されたときに表示されたユーザインタフェースに対応するアプリケーションビューのサイズ、位置、及び/又は速度を監視し続ける(1074)。
図10Bにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図10Bに関して上記説明された方法1050にも、同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1050に関して上記説明された接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションは任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションのうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記説明された情報処理方法での動作は任意選択で、汎用プロセッサ(例えば、図1A及び図3に関連して上記説明されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって実施される。
図10Bを参照して上記説明された動作は任意選択で、図1A〜図1Bに記される構成要素によって実施される。例えば、検出動作及び実行動作は任意選択で、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190により実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に配信する。アプリケーション136−1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186に比較し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの方位から別の方位へのデバイスの回転などの、予め定められたイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する予め定められたイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A〜図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実装されるかは明らかであろう。
図11A〜11Eは、一部の実施形態に係る、制御パネルユーザインタフェースを表示し、異なる入力に応じて、制御パネルユーザインタフェースの拡大した領域を表示し、又は制御をアクティブ化する方法1100を示すフローチャートである。方法1100は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する電子デバイス(例えば、デバイス300、図3、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、電子デバイスは、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを含む。一部の実施形態では、タッチ感知面及びディスプレイは、タッチ感知ディスプレイに統合される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法1100の一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
方法1100は、検出された入力における変動に従って、デバイスの制御パネルインタフェース内の第1の制御をアクティブ化し、制御パネルインタフェース内の第2の制御をアクティブ化し、又は追加の制御を可視化するために制御パネルインタフェース内の制御領域を拡大するかを判定するための発見的問題解決に関する。特に、検出された入力が第1のタイプの入力である場合(例えば、タップジェスチャ)、デバイスは次いで、入力の位置に対応するいずれの制御もアクティブ化する。しかしながら、検出された入力が第2のタイプの入力である場合(例えば、強度閾値を超える押圧ジェスチャ又は長い押圧ジェスチャ)、次いで、対応する制御をアクティブ化する代わりに、デバイスは、拡大の前に表示されていない追加の制御を可視化するために対応する制御領域を拡大する。単一の入力の特性に基づいて追加の制御を提供し、又は現在選択されている制御をアクティブ化することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御を表示するために必要な入力数を削減し、それによって、追加の表示された制御を有するUIを乱すことなく追加の機能性及び制御機能を提供することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
方法1100は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有するデバイス(例えば、ディスプレイ及びタッチ感知面の両方としての役割を果たすタッチスクリーンディスプレイ)において実行される。デバイスは、制御パネルユーザインタフェース(例えば、制御パネルユーザインタフェース5518、図5C13)を表示し(1102)、制御パネルユーザインタフェースは、第1の制御領域(例えば、接続性モジュール5540、図5C13)を含み、第1の制御領域は、デバイスの第1の機能を制御するための第1の制御(例えば、Wi−Fiアイコン5546、図5C13)及びデバイスの第2の機能を制御するための第2の制御(例えば、Bluetoothアイコン5548、図5C13)を含む。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースは、1つ以上の追加の制御領域(例えば、音声制御5622、方位ロックアイコン5624、着信拒否アイコン5626、AirPlayアイコン5628、輝度制御5630、ボリューム制御5632、並びにフラッシュライトアイコン5600、タイマアイコン5602、計算機アイコン5604、及びカメラアイコン5606、図5D1を含む1つ以上のユーザ構成可能制御アフォーダンス)を含み、その各々は、デバイスの対応する機能を制御するためのそれぞれの複数の制御を含む。デバイスは、タッチ感知面上の第1の接触による第1の入力(例えば、接触5532による押圧ジェスチャ、図5C14)を検出(1104)する。一部の実施形態では、第1の接触による第1の入力は、第1の制御領域(例えば、接続性モジュール5540、図5C14)に対応するタッチ感知面上の位置において検出される。デバイスは、タッチ感知面上の第1の接触による第1の入力を検出したことに応じて(タッチ感知面上の第1の接触を検出すること、及び接触のリフトオフが検出される前に第1の接触が閾値移動量よりも小さくその初期のタッチ位置において維持される(例えば、第1の接触が変化しない接触である)ことを検出することを含む)、第1の入力が制御領域拡大基準であって、制御領域拡大基準は、制御領域拡大基準が満たされるために、第1の接触の強度が第1の強度閾値を超える(例えば、第1の入力が第1の制御領域内の押圧入力である)ことを必要とする、制御領域拡大基準を満たすとの判定に従って、第1の制御領域(例えば、接続性モジュール5540、図5C14)の表示を拡大した第1の制御領域(例えば、拡大した接続性モジュール5550、図5C15)の表示と置き換え(1106)、拡大した第1の制御領域は、第1の制御(例えば、Wi−Fiアイコン5546、図5C15)、第2の制御(例えば、Bluetoothアイコン5548、図5C15)、並びに第1の制御領域に含まれない1つ以上の追加の制御(例えば、AirDropアイコン5552及び個人ホットスポットアイコン5554、図5C15)を含む。一部の実施形態では、拡大した制御領域内で表示された制御は、第1の制御及び第2の制御(例えば、第1の制御は再生制御であり、第2の制御はボリューム制御であり、追加の制御は、再生リスト選択制御、音声経路選択制御、高速転送制御などを含む)に関連する制御を含む。一部の実施形態では、制御領域拡大基準は、第1の接触(例えば、接触5532による長い押圧入力、図5C14)によるタッチ保持入力(例えば、長い押圧入力)によって満たされる。第1の入力が第1の制御アクティブ化基準であって、第1の制御アクティブ化基準は、第1の制御アクティブ化基準が満たされるために(例えば、第1の制御アクティブ化基準は、第1の接触の強度が第1の強度閾値を超えないときに満たされることが可能である)、第1の接触が第1の制御領域内の第1の制御に対応するタッチ感知面上の第1の位置において検出されることを必要とし(例えば、第1の入力は、Wi−Fiアイコン5546、図5C21上の接触5556によるタップジェスチャなどの第1の制御上のタップである)、かつ第1の接触の強度が第1の強度閾値を超えることを必要としない、第1の制御アクティブ化基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、デバイスの第1の機能を制御するための第1の制御をアクティブ化する(例えば、図5C21〜5C22に示されるように、Wi−Fi制御をONからOFFにトグルし、Wi−Fiアイコン5546の外観を変更する(例えば、暗いものから明るいものに))。一部の実施形態では、第1の制御アクティブ化基準は、タップジェスチャ認識部によって「タップ」として更に登録されている激しい、素早いタップで満たされ、第1の制御アクティブ化基準は、第1の制御アクティブ化基準が満たされるために、接触の強度が特定の強度閾値を下回ったままであることを常に必要としない。第1の入力が第2の制御アクティブ化基準であって、第2の制御アクティブ化基準は、第2の制御アクティブ化基準が満たされるために(例えば、第2の制御アクティブ化基準は、第1の接触の強度が第1の強度閾値を超えないときに満たされることが可能である)、第1の接触が第1の制御領域内の第2の制御に対応するタッチ感知面上の第2の位置において検出されることを必要とし(例えば、第1の入力がBluetoothアイコン5548、図5C23上の接触5558によるタップジェスチャなどの第2の制御上のタップである)、かつ第1の接触の強度が第1の強度閾値を超えることを必要としない、第2の制御アクティブ化基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、デバイスの第2の機能を制御するための第2の制御をアクティブ化する(例えば、図5C23〜5C24に示されるように、Bluetooth制御をOFFからONにトグルし、Bluetoothアイコン5548の外観を変更する(例えば、明るいものから暗いものに))。一部の実施形態では、第2の制御アクティブ化基準は、タップジェスチャ認識部によって「タップ」として更に登録されている激しい、素早いタップで満たされ、第2の制御アクティブ化基準は、第2の制御アクティブ化基準が満たされるために、接触の強度が特定の強度閾値を下回ったままであることを常に必要としない。一部の実施形態では、デバイスは、制御領域拡大基準が第1の入力によって満たされるときに第1の触知出力を生成し、デバイスは、第1の制御アクティブ化基準及び/又は第2の制御アクティブ化基準が第1の入力によって満たされるときに第2の触知出力を生成し、第1の触知出力及び第2の触知出力は、異なる触知出力の性質を有する。一部の実施形態では(例えば、接触における複数のレベルの強度の変動を検出しないデバイスについて)、制御領域拡大基準は、第1の接触によるタッチ保持入力によって満たされる。
一部の実施形態では、タッチ感知面上の第1の接触による第1の入力を検出したことに応じて、第1の入力が第1の制御アクティブ化基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、第2の制御の外観を変更することなく、第1の制御の外観を変更し(例えば、タップ入力が第1の制御上で検出されるとき、デバイスは、第2の制御にいずれの変更も行うことなく第1の制御のトグル状態を変更する(例えば、第1の制御をONからOFFにトグルする))(例えば、図5C21〜5C22に示されるように、Bluetoothアイコン5548にいずれの変更も行うことなく、Wi−Fi制御をONからOFFにトグルし、Wi−Fiアイコン5546の外観を変更する(例えば、暗いものから明るいものに))(1108)、第1の入力が第2の制御アクティブ化基準を満たすとの判定に従って、第1の制御の外観を変更することなく、第2の制御の外観を変更する(例えば、タップ入力が第2の制御上で検出されるとき、デバイスは、第1の制御にいずれの変更も行うことなく、第2の制御のトグル状態を変更する(例えば、制御をOFFからONにトグルする))(例えば、図5C23〜5C24に示されるように、Wi−Fiアイコン5546にいずれの変更も行うことなく、Bluetooth制御をOFFからONにトグルし、Bluetoothアイコン5548の外観を変更する(例えば、明るいものから暗いものに))。他の制御の外観にいずれの変更も行うことなくアクティブ化されている制御に応じて制御の外観を変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、ユーザがどの制御がアクティブ化されたを理解することを可能にし、それによって、必要とされる入力で意図した結果を達成するようにユーザを支援することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する、改善されたフィードバックを提供する。
一部の実施形態では、タッチ感知面上の第1の接触による第1の入力を検出したことに応じて、第1の入力が第1の拡大ヒント基準であって、第1の拡大ヒント基準は、タッチ感知面上の第1の接触の位置が第1の制御領域の一部に対応することを必要とする、第1の拡大ヒント基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、第1の接触の強度パラメータにおける変化(例えば、強度又は強度における変化の比率)に従って、第1の制御領域の外観を動的に変更することを含む視覚フィードバック(例えば、アニメーション)を表示する(例えば、図5C14に示されるように)(例えば、接触の強度が変化するとき、第1の制御領域の外観及び/又は第1の制御領域の外側の制御パネルユーザインタフェースの外観は、第1の接触の強度における変化の大きさに従って、及び/又はそれによって第1の接触の強度が変化する比率に従って動的に変化する)(1110)。一部の実施形態では、第1の視覚的効果は、「弾力性のある」アニメーション(例えば、第1の接触の検出された強度又は第1の接触の強度の変化の比率に基づいている量の仮想的なz方向で後方及び前方に振動するアニメーション)である。第1の視覚的効果は、第1の接触の強度が増大し続け、第1の強度閾値を超える場合、第1の制御領域が追加の制御を表示するように拡大する(例えば、「パッと開く」)ことを示す。一部の実施形態では、第1の視覚的効果は、第1の接触の強度パラメータにおける変化に従って、第1の制御領域のサイズを動的に変更する(例えば、第1の接触における増大する強度と共にサイズを増大させる)ことを含む。一部の実施形態では、第1の視覚的効果は、第1の接触の強度パラメータにおける変化に従って、第1の制御領域の外側の制御パネルユーザインタフェースの部分を動的に強調を抑える(例えば、第1の接触の増大する強度と共に第1の制御領域の外側の制御パネルユーザインタフェースの部分に適用されるぼかしをかけかつ暗くする量を増大させる)。一部の実施形態では、第1の制御領域が強度に基づく入力に敏感であることを示す視覚フィードバックは、入力が強度に基づく操作をトリガしないときでさえ表示される(例えば、拡大した制御領域を表示する)。例えば、視覚フィードバックは、第1の入力が第1の拡大ヒント基準を満たすとの判定に従って表示され、第1の拡大ヒント基準は、第1の拡大ヒント基準が満たされるために、タッチ感知面上の第1の接触の位置が第1の制御領域の占有されていない部分(例えば、いずれの制御によっても占有されていない領域)に対応することを必要とし、第1の拡大ヒント基準は、第1の接触の強度が第1の強度閾値を超えることを必要としない。一部の実施形態では、視覚フィードバックは、タッチ感知面上の第1の接触の位置が第1の制御領域の占有されていない部分に対応するか(例えば、図5C25に示されるように)、又はタッチ感知面上の第1の接触の位置が第1の制御領域内の制御の位置に対応するか(例えば、図5C14に示されるように)かに関わらず表示される。対応する接触の強度における変化に従って制御領域の外観を動的に変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、制御領域が強度に基づく入力に敏感であることを示し、それによって、必要とされる入力で意図した結果を達成するようにユーザを支援することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する、改善されたフィードバックを提供する。
一部の実施形態では、タッチ感知面上の第1の接触による第1の入力を検出したことに応じて、第1の入力が第2の拡大ヒント基準であって、第2の拡大ヒント基準は、タッチ感知面上の第1の接触の位置が第1の制御領域とは別個の第2の制御領域又は第1の制御領域の外側に位置する第3の制御に対応することを必要とし(例えば、図5D36に示されるように)、かつ第2のヒント表示基準は、第1の接触の強度が第1の強度閾値を超えることを必要としない、第2の拡大ヒント基準を満たすとの判定に従って、第1の接触の強度パラメータにおける変化(例えば、強度又強度における変化の比率)に従って、動的に変化する第2の視覚的効果(例えば、アニメーション)を表示する(例えば、接触の強度が変化するとき、第3の制御若しくは第2の制御領域の外観、及び/又は第3の制御若しくは第2の制御領域の外側の制御パネルユーザインタフェースの外観は、第1の接触の強度における変化の大きさに従って、及び/又はそれによって第1の接触の強度が変化する割合に従って動的に変化する)(1112)。一部の実施形態では、第2の視覚的効果は、「弾力性のある」アニメーション(例えば、第1の接触の検出された強度又は第1の接触の強度の変化の比率に基づいている量の仮想的なz方向で後方及び前方に振動するアニメーション)である。第2の視覚的効果は、第1の接触の強度が増大し続け、第1の強度閾値を超える場合、第3の制御又は第2の制御領域が追加の制御オプションを有する拡大した第3の制御、又は追加の制御を有する拡大した第2の制御領域(例えば、図5D36〜5D42に示されるように)を表示するように拡大する(例えば、「パッと開く」)ことを示す。一部の実施形態では、第2の視覚的効果は、第1の接触の強度パラメータにおける変化に従って、第3の制御又は第2の制御領域のサイズを動的に変更することを含む(例えば、第1の接触の増大した強度と共にサイズを増大させる)。一部の実施形態では、第2の視覚的効果は、第1の接触の強度パラメータにおける変化に従って、第3の制御又は第2の制御領域の外側の制御パネルユーザインタフェースの部分を動的に強調を抑える(例えば、第1の接触の増大する強度と共に第1の制御領域の外側の制御パネルユーザインタフェースの部分に適用されるぼかしをかけかつ暗くする量を増大させる)。対応する接触の強度における変化に従って制御領域の外観を動的に変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、制御領域が強度に基づく入力に敏感であることを示し、それによって、必要とされる入力で意図した結果を達成するようにユーザを支援することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する、改善されたフィードバックを提供する。
一部の実施形態では、制御領域拡大基準は、制御領域拡大基準が満たされるために、第1の接触が第1の制御領域の占有されていない部分(例えば、いずれの制御によっても現在占有されていない領域)に対応するタッチ感知面上の位置において検出されることを必要としない(1114)。一部の実施形態では、第1の接触は、タッチ感知面上の第1の位置(又は、第2の位置)において検出され(例えば、第1の接触は、第1の制御(又は、第2の制御)上で検出される)、制御領域拡大基準は、タッチ感知面上の第1の位置(又は、第2の位置)において第1の接触による第1の入力によって満たされる(例えば、図5C14〜5C15に示されるように)。一部の実施形態では、第1の接触は、第1の制御領域の占有されていない部分に対応するタッチ感知面上の位置において検出され、制御領域拡大基準は、第1の制御領域の占有されていない部分に対応するタッチ感知面上の位置において第1の接触による第1の入力によって満たされる(例えば、図5C25〜5C26に示されるように)。ユーザが制御領域のいずれかのエリアに接触することによって制御領域を拡大することを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、拡大のために接触することができるエリアを制限しないことによりデバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減し、必要とされる入力で意図した結果を達成するようにユーザを支援することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、拡大した第1の制御領域が表示されている間、デバイスは、拡大した第1の制御領域に対応するタッチ感知面上の位置において第2の接触(例えば、接触5564、図5C30による拡大した第1の制御領域(例えば、拡大した接続性モジュール5550、図5C30)の拡大可能制御アイコン(例えば、Wi−Fiアイコン5546、図5C30)上の押圧入力)を検出することを含めて、第2の入力を検出する(1116)。一部の実施形態では、第2の入力は、タッチ感知面の接触のリフトオフの後に検出される。一部の実施形態では、第2の入力は、第1の入力を実行した同一の接触によって実行される(例えば、第1の入力は、第1の制御領域上にある間の接触の強度における増大を含み、第2の入力は、拡大した第1の制御領域が表示された後の、拡大した制御領域内のそれぞれの制御をアクティブ化するための拡大した制御領域内のそれぞれの制御上の同一の接触の移動及び接触によって実行された確認入力を含み、確認入力は、接触がそれぞれの制御上にある間の接触の強度における増大、接触がそれぞれの制御上にある間の接触の移動における中断、又は接触がそれぞれの制御上にある間の接触のリフトオフを含む)。タッチ感知面上の第2の接触による第2の入力を検出したことに応じて(タッチ感知面上の第1の接触を検出すること、接触のリフトオフが検出される前に第1の接触が閾値移動量よりも小さくその初期タッチ位置において維持される(例えば、第1の接触が変化しない接触である)ことを検出することを含む)、第2の入力が拡張制御表示基準であって、拡張制御表示基準は、拡張制御表示基準が満たされるために、第2の接触の強度が第1の強度閾値を超える(例えば、第2の入力は、接触5564による拡大可能制御アイコン(例えば、Wi−Fiアイコン5546、図5C30)上の押圧入力など、拡大した第1の制御領域(例えば、拡大した第1の制御領域内の制御のうちの1つ)内の押圧入力である)ことを必要とする、拡張制御表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、拡大した第1の制御領域内のそれぞれの制御の表示(例えば、Wi−Fiアイコン5546、図5C30などのトグル制御)をそれぞれの制御に対応する第1の拡張した制御(例えば、拡張したWi−Fi制御5566、図5C31などのスライダ制御又は制御オプションのメニュー)の表示と置き換える。第2の入力が第3の制御アクティブ化基準であって、第3の制御アクティブ化基準は、第3の制御アクティブ化基準が満たされるために(例えば、第3の制御アクティブ化基準は、第2の接触の強度が第1の強度閾値を超えないときに満たされることが可能である)、第2の接触が拡大した第1の制御領域内の第1の制御に対応するタッチ感知面上の第3の位置において検出される(例えば、第2の入力は、Wi−Fiアイコン5546、図5C35上の接触5570によるタップジェスチャなどの第1の制御上のタップである)ことを必要とし、かつ第2の接触の強度が第1の強度閾値を超えることを必要としない、第3の制御アクティブ化基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、デバイスの第1の機能を制御するための第1の制御をアクティブ化する(例えば、図5C35〜5C36に示されるように、Wi−Fi制御をONからOFFにトグルし(及び、Wi−Fi制御の状態を「AppleWiFi」から「Off」に変更し)、Wi−Fiアイコン5546の外観を変更する(例えば、暗いものから明るいものに))。一部の実施形態では、第3の制御アクティブ化基準は、第3の制御アクティブ化基準が満たされるために、タップジェスチャ認識部によって「タップ」として更に登録されている激しい、素早いタップで満たされ、第3の制御アクティブ化基準は、接触の強度が特定の強度閾値を下回ったままでいることを常に必要としない。第2の入力が第4の制御アクティブ化基準であって、第4の制御アクティブ化基準は、第4の制御アクティブ化基準が満たされるために(例えば、第4の制御アクティブ化基準は、第2の接触の強度が第1の強度閾値を超えないときに満たされることが可能である)、第2の接触が拡大した第1の制御領域内の第2の制御に対応するタッチ感知面上の第4の位置において検出される(例えば、第2の入力は、Bluetoothアイコン5548、図5C37上の接触5572によるタップジェスチャなどの第2の制御上のタップである)ことを必要とし、かつ第2の接触の強度が第1の強度閾値を超えることを必要としない、第4の制御アクティブ化基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、デバイスの第2の機能を制御するための第2の制御をアクティブ化する(例えば、図5C37〜5C38に示されるように、Bluetooth制御をONからOFFにトグルし(及び、Bluetooth制御の状態を「On」から「Off」に変更する)、Bluetoothアイコン5548の外観を変更する(例えば、暗いものから明るいものに))。一部の実施形態では、第4の制御アクティブ化基準は、第4の制御アクティブ化基準が満たされるために、タップジェスチャ認識部によって「タップ」として更に登録されている激しい、素早いタップで満たされ、第4の制御アクティブ化基準は、接触の強度が特定の強度閾値を下回ったままであることを常に必要としない。一部の実施形態では、デバイスは、拡張制御表示基準が第2の入力によって満たされるときに第3の触知出力を生成し、デバイスは、第3の制御アクティブ化基準及び/又は第4の制御アクティブ化基準が第2の入力によって満たされるときに第4の触知出力を生成し、第3の触知出力及び第4の触知出力は、異なる触知出力の性質を有する。単一の入力の特性に基づいて、選択された制御の表示を拡大した制御領域内にある間の拡張した制御と置き換え、又は拡大した制御領域内の制御をアクティブ化することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、追加の表示された制御を有するUIを乱すことなく追加の機能性及び制御機能を提供することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、それぞれの制御は、第1の制御であり(1118)(例えば、第2の入力は、拡大した第1の制御領域内の第1の制御の位置に対応するタッチ感知面上の第3の位置における押圧入力であり、第1の制御は、第2の接触による押圧入力に応じてスライダ制御又は制御オプションのメニューに拡大する)、方法は、拡大した第1の制御領域内の第1の制御に対応する第1の拡張した制御(例えば、スライダ制御又は制御オプションのメニュー)を表示している間にタッチ感知面上で第2の接触を維持することと、拡大した第1の制御領域内の第2の制御に対応するタッチ感知面上の第4の位置へのタッチ感知面を横切る第2の接触の移動を検出すること、及び第2の接触が第4の位置において検出される間に第1の強度閾値を超える第2の接触の強度における増大を検出することを含めて、第2の接触による第3の入力を検出することと、第2の接触による第3の入力を検出したことに応じて、第3の入力が拡張制御表示基準を満たす(例えば、第3の入力は、拡大した第1の制御領域内の第2の制御上の押圧入力である)との判定に従って、拡大した第1の制御領域内の第2の制御(例えば、トグル制御)の表示を第2の制御に対応する第2の拡張した制御の表示(例えば、スライダ制御又は制御オプションのメニュー)と置き換えることと、を含む。一部の実施形態では、デバイスは、第2の接触がタッチ感知面上の第3の位置から離れて移動するとき、拡張した第1の制御を表示することを停止し、第1の制御の表示を回復させる。拡大した制御領域にある間に選択された制御の表示を拡張した制御と置き換えることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、追加の表示された制御を有するUIを乱すことなく追加の機能性及び制御機能を提供することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、拡大した第1の制御領域を表示する前、第1の制御が第1の制御領域内で第1の状態で表示され(1120)(例えば、第1の制御は、最初にOFF状態にある)(例えば、Wi−Fiアイコン5546は、図5C13において最初にOFF状態にある)。第1の制御が拡大した第1の制御領域内(例えば、拡大した接続性モジュール5550内、図5C17)で表示される間、第2の入力が第1の制御の現在の状態を第1の状態とは別個の第2の状態に変化させ(例えば、第2の入力は、第1の制御上のタップ入力であり、第1の制御をON状態にトグルする)(例えば、接触5534によるタップジェスチャは、Wi−Fi制御をOFFからONにトグルする、図5C17〜5C18)。方法は、拡大した第1の制御領域内で第2の状態にある第1の制御を表示する間、拡大解放基準を満たす(例えば、拡大解放基準は、接触5536によるタップジェスチャ、図5C19など、拡大した第1の制御領域の外側のタップ入力によって満たされる)第4の入力を検出することと、拡大解放基準を満たす第4の入力を検出したことに応じて、デバイスが第1の拡大した制御領域の表示を第1の制御領域の表示と置き換えることであって、第1の制御は、第1の制御領域内で第2の状態で表示される(例えば、図5C19〜5C20に示されるように、拡大した第1の制御領域が解放されると、拡大した第1の制御領域内のいずれかの制御の外観における変化が第1の制御領域内で保存される(例えば、飛行機インジケータがなおもオレンジであり、Wi−Fiインジケータがなおも埋められているなど)、ことと、を含む。制御領域の拡大したビューから拡大していないビューへの遷移の後の制御の状態への変化を保存することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、ユーザが制御要素への変更を追跡することを維持することを可能にし、それによって、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する、改善されたフィードバックを提供する。
一部の実施形態では、タッチ感知面上の第1の接触による第1の入力を検出したことに応じて、第1の入力が制御領域拡大基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、第1の視覚的変化を第1の制御領域の外側の制御パネルユーザインタフェースの一部に適用する(例えば、第1の制御領域又は拡大した第1の制御領域に第1の視覚的変化を適用することなく)(例えば、押圧入力が第1の制御領域上(例えば、第1の制御上、第2の制御上、又は第1の制御領域の占有されていない部分上)で検出されるとき、例えば、ユーザの注意を拡大した第1の制御領域に向けるために、第1の制御領域の外側の制御パネルユーザインタフェースの外観が変化する(例えば、ぼかしがかけられ、暗くなる))(例えば、図5C14に示されるように)(1122)。タッチ感知面上の第2の接触による第2の入力を検出したことに応じて、第2の入力が拡張制御表示基準を満たすとの判定に従って、第2の視覚的変化を第1の拡張した制御の外側の拡大した第1の制御領域の一部に適用する(例えば、第1の拡張した制御に第2の視覚的変化を適用することなく)(例えば、押圧入力が拡大した第1の制御領域内の第1の制御上で検出されるとき、例えば、ユーザの注意を拡張した第1の制御領域に向けるために、第1の拡張した制御の外側の拡大した第1の制御領域の外観が変化する(例えば、ぼかしがかけられ、暗くなる))(例えば、図5C31、5C43、5C44、及び5C45に示されるように)。一部の実施形態では、拡張制御表示基準が第2の入力によって満たされる前、第2の接触の強度が変化するとき、第1の制御の外観及び/又は第1の制御の外側の拡大した第1の制御領域の外観は、第2の接触の強度における変化の大きさに従って、及び/又はそれによって第1の接触の強度が変化する比率に従って動的に変化する(例えば、図5C30及び5C42に示されるように)。拡大及び拡張した制御領域の外側のエリアに視覚的変化を適用することは、ユーザが現在拡大又は拡張している制御領域の更なる集中したビューを有することを可能にすることによって、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、必要とされる入力で意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する、改善されたフィードバックを提供する。
一部の実施形態では、第1の入力を検出したことに応じて、デバイスは、第1の入力の強度に基づいて判定された大きさを有する第1の制御領域のアニメーションを表示する(1124)(例えば、図5C23に比較して図5C21に示されるように)。一部の実施形態では、第1の制御領域のアニメーションは、第1の入力が制御領域拡大基準を満たさないとき(例えば、図5C21及び5C23に示されるように、第1の入力が第1の制御アクティブ化基準又は第2の制御アクティブ化基準を満たすとき)でさえ発生する。例えば、第1の制御領域は、第1の制御領域が強度に基づく入力に敏感であることのヒントとして第1の入力の強度に基づいている量のシミュレートされたz方向に移動する。対応する接触の強度における変化に従って制御領域のアニメーションを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスがユーザ入力に対して更に応答するように見えるようにし、必要とされる入力で意図した結果を達成するようにユーザを支援することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する、改善されたフィードバックを提供する。
図11A〜11Eにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図11A〜11Eに関して上記説明された方法1100にも、同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1100に関して上記説明された接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションは任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションのうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記説明された情報処理方法での動作は任意選択で、汎用プロセッサ(例えば、図1A及び図3に関連して上記説明されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって実施される。
図11A〜図11Eを参照して上記説明された動作は任意選択で、図1A〜図1Bに記される構成要素によって実施される。例えば、表示動作1102、検出動作1104、及び置き換え/アクティブ化動作1106は任意選択で、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190により実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に配信する。アプリケーション136−1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186に比較し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの方位から別の方位へのデバイスの回転などの、予め定められたイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する予め定められたイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A〜図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実装されるかは明らかであろう。
図12A〜12Iは、一部の実施形態に係る、制御パネルユーザインタフェースを表示及び編集する方法12000を示すフローチャートである。方法1200は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する電子デバイス(例えば、デバイス300、図3、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、電子デバイスは、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを含む。一部の実施形態では、タッチ感知面及びディスプレイは、タッチ感知ディスプレイに統合される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法1200の一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
方法1200は、ユーザがどの制御機能をデバイスの制御パネルユーザインタフェース内に現れるようにするかを管理するためのオプションを提供することに関する。特に、デバイスは、選択された制御アフォーダンスのサブセットを含む第1の構成設定で制御パネルユーザインタフェースを表示する。制御パネルユーザインタフェースを表示した後、ユーザ入力に応じて、デバイスは、選択された制御アフォーダンスの表現と共に、選択されていない制御アフォーダンス(例えば、制御パネルユーザインタフェースの第1の構成で表示されていない制御アフォーダンス)を表示する制御パネル設定インタフェースを表示する。選択されていない制御アフォーダンスのユーザ選択(例えば、制御アフォーダのための選択状態を選択されていない状態から選択されている状態に変更するユーザ入力)を検出したことに応じて、更に、制御パネルユーザインタフェースを再度開くための別のユーザ入力に応じて、デバイスは、第2の構成で現在選択されている制御アフォーダンスを含む制御パネルユーザインタフェースを表示する。ユーザがどの制御機能を制御パネルユーザインタフェース内に現れるようにするかを選択することを可能にすることは、ユーザがどの制御に容易にアクセスすることができるかを決定することを可能にするカスタム化可能なユーザインタフェースを提供する。カスタム化可能な制御のアクセシビリティを提供することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能への容易なアクセスを提供し、必要とされる入力をより少なくして意図した結果を達成するようにユーザを支援し、それによって、所望の制御と対話するために必要な入力の数を削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
方法1200は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する電子デバイス(例えば、ディスプレイ及びタッチ感知面の両方としての役割を果たすタッチスクリーンディスプレイ)において実行される。デバイスは、ディスプレイ上で第1のユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース、ロックスクリーンユーザインタフェース、起動スクリーンユーザインタフェース、失敗した通知を表示するユーザインタフェース、アプリケーションユーザインタフェース、ミニウィジェットスクリーンユーザインタフェース)を表示する(1202)(例えば、図5C1におけるロックスクリーンユーザインタフェース5502、図5C4におけるホームスクリーンユーザインタフェース5512、図5C7におけるアプリケーションユーザインタフェース5520、又は図5C10におけるマルチタスクユーザインタフェース5526)。第1のユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、第1の入力を検出する(1204)(例えば、図5C2、5C5、5C8、及び5C11に示されるように)。第1の入力を検出したことに応じて、デバイスは、第1の構成で制御パネルユーザインタフェース(例えば、制御パネルユーザインタフェース5518、図5D1)を表示する(1206)。本明細書で使用されるように、制御パネルユーザインタフェースの構成は、制御パネルユーザインタフェース内の制御の数、タイプ、及び配置を指し、所与の制御の値、設定、又は状態ではない。第1の構成における制御パネルユーザインタフェースは、デバイスのそれぞれの機能に対応する制御パネルユーザインタフェースの第1の領域(例えば、制御パネルユーザインタフェースの予め構成されており、カスタム化可能でない領域とは別個のカスタム化可能な領域)内の制御アフォーダンスの第1の組(例えば、デバイスの周辺機器の組を制御するための制御モジュール、デバイスのWiFi接続を制御するためのWiFi制御アフォーダンス、ディスプレイの輝度を制御するための輝度スライダ、デバイス上のメディア再生を制御するための制御モジュール、カメラアプリケーション、フラッシュライトアプリケーション、計算機アプリケーションなどを含む頻繁に使用されるアプリケーションの組のための開始アイコンを含む、制御アフォーダンスの第1の組)を含み、制御アフォーダンスの第1の組の第1のサブセットは、ユーザ構成可能でなく(例えば、図5D1における制御パネルユーザインタフェース5518の機内モードアイコン5542、セルラーデータアイコン5544、Wi−Fiアイコン5546、Bluetoothアイコン5548、音声制御5622、方位ロックアイコン5624、着信拒否アイコン5626、AirPlayアイコン5628、輝度制御5630、及びボリューム制御5632などの制御アフォーダンスは、ユーザ構成可能でない)、制御アフォーダンスの第1の組の第2のサブセットは、ユーザ構成可能である(例えば、図5D1における制御パネルユーザインタフェース5518のフラッシュライトアイコン5600、タイマアイコン5602、計算機アイコン5604、及びカメラアイコン5606などの制御アフォーダンスは、ユーザ構成可能である)。一部の実施形態では、所与の構成における制御パネルユーザインタフェースは、第1のユーザインタフェースの上にオーバーレイされ、第1のユーザインタフェースを完全に又は部分的に不明瞭にする(変化した外観を有するぼかしをかけたバージョン又は他のバージョンの第1のユーザインタフェース)。第1の構成で制御パネルユーザインタフェースを表示した後(例えば、第1の構成を有する制御パネルユーザインタフェースを解放し、ホームスクリーンユーザインタフェースに戻った後)、デバイスは、第2の入力を検出する(1208)(例えば、図5D4における設定アイコン446上の接触5642によるタップジェスチャなど、ホームスクリーン上の設定アプリケーションのためのアプリケーション開始アイコンの選択を検出する)。第2の入力(任意選択で、所望の設定ユーザインタフェースにナビゲートするための追加の入力)を検出したことに応じて、デバイスは、制御パネル設定ユーザインタフェース(例えば、制御パネル設定ユーザインタフェース5648、図5D7)を表示し(及び、ホームスクリーンユーザインタフェースを表示することを停止する)(1210)、制御パネル設定ユーザインタフェースは、選択された状態にある制御アフォーダンスの第1の組の第1のサブセットを表示することなく、選択された状態にある制御アフォーダンスの第1の組の第2のサブセットの表現(例えば、制御パネル設定ユーザインタフェース5648、図5D7内のフラッシュライトモジュール、タイマモジュール、計算機モジュール、及びカメラモジュール)と、選択されていない状態にある制御アフォーダンスの第1の組とは別個の制御アフォーダンスの第2の組の表現(例えば、制御パネル設定ユーザインタフェース5648、図5D7内のホームモジュール及びアクセシビリティモジュール)とを(同時に)表示し、制御アフォーダンスの第2の組の表現に対応する制御アフォーダンスは、第1の構成における制御パネルユーザインタフェース(例えば、図5D1における制御パネルユーザインタフェース5518)に含まれない(表示されない)。一部の実施形態では、制御アフォーダンスの第2のサブセット(ユーザ構成可能である)は、制御パネルユーザインタフェース内で表示するために現在選択されている制御アフォーダンスの第1のリスト内(例えば、図5D7の「選択済みモジュール」リスト内)で表示され、第1のリストは編集可能であり、制御の第1のサブセットは、編集可能な第1のリストに含まれない(例えば、制御アフォーダンスの第1のサブセットの表現は、第1のリストとは別個の編集可能でないリストに含まれる)。一部の実施形態では、制御アフォーダンスの第2のサブセットにおける制御アフォーダンスの各々の表現は、「ON」状態に設定された対応するトグル選択制御を有する。一部の実施形態では、制御アフォーダンスの第1の組の第1のサブセットは、制御パネル設定ユーザインタフェース内で表示されない(例えば、図5D7に示されるように)。一部の実施形態では、制御アフォーダンスの第1の組の第1のサブセットは、制御パネル設定ユーザインタフェース内で表示されるが、それらの選択状態は編集可能でない(例えば、それらの対応するトグル選択制御は、グレーにされ、又はそれらは対応するトグル選択制御を有さない)。一部の実施形態では、制御アフォーダンスの第2の組の表現は、制御パネルユーザインタフェースに現在含まれていない制御アフォーダンスの第2のリスト(例えば、図5D7の「更なるモジュール」リスト)に含まれるが、制御パネルユーザインタフェースの構成可能な部分(単数又は複数)に含まれるように利用可能である。一部の実施形態では、制御アフォーダンスの第2の組における制御アフォーダンスの各々の表現は、「OFF」状態にある対応するトグル選択制御を有する。制御パネル設定ユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、制御アフォーダンスの第2の組における第1の制御アフォーダンスの表現(例えば、ホームモジュール、図5D8)に対する選択状態を、選択されていない状態から選択された状態に変更する第3の入力(例えば、ホームモジュール、図5D8のための「+」選択制御上の接触5650によるタップジェスチャなど)を検出することを含めて、1つ以上の構成入力を検出する(1212)(例えば、第3の入力は、第1の制御アフォーダンスの表現を第2のリストから第1のリストにドラッグし、又は第1の制御アフォーダンスの表現に対応する選択制御を「OFF」状態から「ON」状態にトグルする)。第1の制御アフォーダンスの表現に対する選択状態を選択されていない状態から選択された状態に変更する第3の入力を検出した後、デバイスは、第4の入力(制御パネル設定ユーザインタフェース5648、図5D10の「完了」アイコン上の接触5652によるタップジェスチャなど)を検出する(1214)。第4の入力を検出したことに応じて、デバイスは、制御パネルユーザインタフェースの第1の構成(例えば、図5D1における制御パネルユーザインタフェース5518)とは別個の第2の構成における制御パネルユーザインタフェース(例えば、図5D11における制御パネルユーザインタフェース5518)を表示し(1216)(例えば、第1の制御アフォーダンスの選択状態が制御パネル設定ユーザインタフェース内で選択されていない状態から選択された状態に変化したとの判定に従って)、第2の構成における制御パネルユーザインタフェースは、制御パネルユーザインタフェースの第1の領域内の第1の制御アフォーダンス(及び、制御パネル設定ユーザインタフェース内で選択された状態にもある制御アフォーダンスの第1の組のいずれかの他の制御アフォーダンス)を含む(例えば、図5D11における制御パネルユーザインタフェース5518は、ホームアイコン5608を含む)。
一部の実施形態では、1つ以上の構成入力を検出することは、制御アフォーダンスの第1の組の第2のサブセットにおける第2の制御アフォーダンスの表現に対する選択状態を選択された状態から選択されていない状態に変更する第5の入力(例えば、第2の制御アフォーダンスの表現を第1のリストから第2のリストにドラッグする入力、又は第2の制御アフォーダンスの表現に対応するトグル選択制御を「ON」状態から「OFF」状態に変更する入力)を検出することを含み(1218)、第2の構成で制御パネルユーザインタフェースを表示することは、第2の制御アフォーダンスを第2の構成における制御パネルユーザインタフェースから除外する(例えば、第2の制御アフォーダンスの選択状態が制御パネル設定ユーザインタフェース内で選択された状態から選択されていない状態に変化したとの判定に従って)ことを含む。ユーザがどの制御アフォーダンスを制御パネルユーザインタフェース内に現れるようにするかを選択することを可能にすることは、ユーザがどの制御に容易にアクセスすることができるかを決定することを可能にし、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能への容易なアクセスを提供し、必要とされる入力をより少なくして意図した結果を達成するようにユーザを支援し、それによって、所望の制御と対話するために必要な入力の数を削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する、カスタム化可能なユーザインタフェースを提供する。
一部の実施形態では、第1の構成における制御パネルユーザインタフェースは、制御パネル設定ユーザインタフェース内の制御アフォーダンスの第1の組の表現の順序(例えば、1つ以上の構成入力が検出される前の第1のリストにおける制御アフォーダンスの第1の組の順序)に従って、制御アフォーダンスの第1の組の第3の制御アフォーダンス及び第4の制御アフォーダンスを第1の順序で表示し(例えば、図5D12に示されるように)(1220)、1つ以上の構成入力を検出することは、制御パネル設定ユーザインタフェース内の第3の制御アフォーダンス及び第4の制御アフォーダンスの表現を再順序付ける第6の入力を検出すること(例えば、図5D24〜5D25に示されるように)を含み、第2の構成で制御パネルユーザインタフェースを表示することは、第3の制御アフォーダンス及び第4の制御アフォーダンスを第1の順序とは異なる第2の順序で表示すること(例えば、図5D27に示されるように、Apple TVリモートアイコン5612が移動している)(例えば、第1のリストに現在含まれている制御アフォーダンスの表現の現在の順序に従って)を含む。一部の実施形態では、制御アフォーダンスの第1の組のいくつかは、位置で固定され、デバイスは、それらの固定された制御アフォーダンスの表現を第1のリストから第2のリストに移動させず、又はそれらの固定された制御アフォーダンスの表現を第1のリストにおける他の制御アフォーダンスに対して再順序付ける。一部の実施形態では、デバイスは、ユーザがそれらの中で固定された制御アフォーダンスを、例えば、制御パネルユーザインタフェースの構成可能な領域の第1の行の中で再順序付けることを可能にする。ユーザが制御パネルユーザインタフェース内で制御アフォーダンスの順序を再配置することを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能への容易なアクセスを提供し、必要とされる入力をより少なくして意図した結果を達成するようにユーザを支援し、それによって、所望の制御と対話するために必要な入力の数を削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する、カスタム化可能なユーザインタフェースを提供する。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース(例えば、第1の構成を有する制御パネルユーザインタフェース)は、アクセシビリティ制御アフォーダンス(例えば、アクセシビリティアイコン5610、図5D27)を表示し(1222)、方法は、制御パネルユーザインタフェース内でアクセシビリティ制御アフォーダンスを表示する間、アクセシビリティ制御アフォーダンスに対応する位置においてタッチ感知面上の接触(例えば、接触5670による押圧ジェスチャ、図5D28など)を検出することを含めて、アクセシビリティ制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出することと、アクセシビリティ制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出したことに応じて、制御拡大基準がアクセシビリティ制御アフォーダンスと関連付けられた入力によって満たされる(例えば、制御拡大基準は、制御拡大基準が満たされるために、アクセシビリティ制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触の強度における変化が第1の強度閾値を超えること(例えば、図5D28〜5D29に示されるように、制御拡大基準は、強度アクティブ化基準を満たす押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値ITLを上回る特性強度を有する接触による押圧入力)によって満たされる)、又はアクセシビリティ制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触が少なくとも閾値時間量の間に維持されることを必要とする(例えば、制御拡大基準は、接触による長い押圧入力によって満たされる))との判定に従って、アクセシビリティ制御アフォーダンスに対応する複数の選択可能制御オプションを表示する(例えば、図5D29に示されるように、コントラスト拡張機能、雑音キャンセレーション機能、拡大機能などの複数のアクセシビリティ制御機能に対応する選択可能オプションを含む拡大したメニューを表示する)ことと、を含む。一部の実施形態では、デバイスは、ユーザから受信された1つ以上の選択入力に応じて、複数の選択可能制御オプションのうちの1つ以上を選択する(例えば、図5D30〜5D31に示されるように)。一部の実施形態では、選択可能制御オプションのうちの1つのみがいずれかの時に選択されてもよく、1つの選択可能制御オプションの新たな選択は、別の選択可能制御オプションの既存の選択の選択を取り消す。制御トグル基準であって、制御トグル基準は、制御トグル基準が満たされるために(例えば、図5D32に示されるように、この条件は、コントラスト拡張機能のためのオプションが現在選択されているとき、又は白色点を下げる機能のためのオプションが現在選択されているときに満たされる)、アクセシビリティ制御アフォーダンスと関連付けられた入力が検出されるときにアクセシビリティ制御アフォーダンスに対応する複数の選択可能オプションのうちの1つが現在選択されていることを必要とする、制御トグル基準がアクセシビリティ制御アフォーダンスと関連付けられた入力(例えば、接触5678によるタップジェスチャ、図5D34など)によって満たされたとの判定に従って、現在選択されている制御オプションに対応する制御機能をトグルする(例えば、コントラスト拡張機能が現在選択されているオプションである場合、コントラスト拡張機能は、コントラスト拡張機能が現在オン又はオフであるかに依存して、アクセシビリティ制御アフォーダンス上のタップ入力によってオン又はオフにトグルされる)。図5D31〜5D35の例では、白色点を下げる機能が現在選択されており、図5D34における接触5678によるタップ入力は、白色点を下げる機能をオフにトグルする。一部の実施形態では、制御トグル基準は、制御トグル基準が満たされるために(例えば、アクセシビリティ制御アフォーダンスに対応する選択可能オプションのうちの1つが現在選択されているとき、制御トグル基準が接触によるタップ入力によって満たされる)、アクセシビリティ制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触の強度における変化が第1の強度閾値を超えること、又はアクセシビリティ制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触が少なくとも閾値時間量の間に維持されることを必要としない。一部の実施形態では、アクセシビリティ制御アフォーダンスに対応する複数の選択可能オプションのいずれもが現在選択されていない場合、アクセシビリティ制御アフォーダンス上をタップすることは、いずれの制御機能もトグルしない。一部の実施形態では、アクセシビリティ制御アフォーダンスに対応する複数の選択可能オプションのいずれも現在選択されていない場合、アクセシビリティ制御アフォーダンス上をタップすることによって、複数の選択可能オプションが表示されるようになり、それによって、ユーザは、選択可能オプションのうちの1つ以上を選択することができる。一部の実施形態では、アクセシビリティ制御アフォーダンスに対応する複数の選択可能オプションのうちの2つ以上が現在選択されている場合、アクセシビリティ制御アフォーダンス上をタップすることによって、複数の選択可能オプションが表示されるようになる。一部の実施形態では、アクセシビリティ制御アフォーダンスに対応する複数の選択可能オプションのうちの2つ以上が現在選択されている場合、アクセシビリティ制御アフォーダンス上をタップすることは、現在選択されているオプションの中で直近に選択されたオプションをトグルする。ユーザが検出された入力における変動に基づいて制御アフォーダンスを拡大し(追加の制御及び/又は情報を表示するために)、又は制御機能をトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御を有する表示を乱すことなく追加の機能を提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース(例えば、第1の構成を有する制御パネルユーザインタフェース)は、TVリモート制御アフォーダンス(例えば、Apple TVリモートアイコン5612、図5D36)を表示する(1224)。制御パネルユーザインタフェース内でTVリモート制御アフォーダンスを表示する間、デバイスは、TVリモート制御アフォーダンスに対応する位置においてタッチ感知面上の接触を検出することを含めて、TVリモート制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出する。TVリモート制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出したことに応じて、制御拡大基準がTVリモート制御アフォーダンスと関連付けられた入力によって満たされる(例えば、制御拡大基準は、制御拡大基準が満たされるために、TVリモート制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触の強度における変化が第1の強度閾値を超える(例えば、制御拡大基準は、図5D36及び5D42に示される接触5688による押圧ジェスチャなど、強度アクティブ化基準を満たす押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値ITLを上回る特性強度を有する接触による押圧入力)によって満たされる)こと、又はTVリモート制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触が少なくとも閾値時間量の間に維持される(例えば、制御拡大基準は、接触による長い押圧入力によって満たされる)ことを必要とする)との判定に従って、デバイスは、タッチ感知面上の接触の移動に従って、フォーカスセレクタをナビゲートするためのナビゲーション領域を表示する(例えば、タッチ感知面の接触の移動に従って、ローカルに又はリモートに表示されたユーザインタフェースの周りでフォーカスセレクタをナビゲートするトラックパッドを表示する(例えば、タッチスクリーンディスプレイ上の表示されたトラックパッド内で))(例えば、図5D42に示されるように)。一部の実施形態では、電子デバイス(例えば、モバイル電話デバイス又はタブレットデバイス)のディスプレイ上で表示されたナビゲーション領域はまた、ネットワーキングデバイス(例えば、メディアコンソール、セットトップボックス、ルータなど)を通じて電子デバイスに結合されたリモートディスプレイデバイス(例えば、テレビセット又はコンピュータモニタ)上で表示される(複製される)。一部の実施形態では、電子デバイスのディスプレイ上で表示されたナビゲーション領域は、リモートディスプレイデバイス上で同時に表示されているユーザインタフェース(例えば、メディアプログラムを選択し、メディアプログラムの再生を制御するためのナビゲート可能なメニュー及び様々な制御アフォーダンスを有するユーザインタフェース)にマッピングされ、それによって、電子デバイスにおけるフォーカスセレクタの位置は、リモートディスプレイデバイスにおいて表示されたユーザインタフェース内の位置に対応し、電子デバイスにおいて表示されたナビゲーション領域内で検出された入力は、リモートディスプレイデバイスにおいて表示されたユーザインタフェース内の対応する領域に方向付けられた入力として処理される。機能アクティブ化基準がTVリモート制御アフォーダンスと関連付けられた入力によって満たされる(例えば、機能アクティブ化基準は、機能アクティブ化基準が満たされるために(例えば、機能アクティブ化基準は、接触によるタップ入力によって満たされる)、TVリモート制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触の強度における変化が第1の強度閾値を超えること、又はTVリモート制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触が少なくとも閾値時間量の間に維持されることを必要としない)との判定に従って、デバイスは、TVリモート制御アフォーダンスに対応するアプリケーションのユーザインタフェースを表示する(例えば、任意選択で、フォーカスセレクタをナビゲートするためのナビゲーション領域及び/又はローカル若しくはリモートに表示されたユーザインタフェースのためのハードウェアリモート上のボタンの機能性をシミュレートする1つ以上の仮想ボタンを含むTVリモートアプリケーションを開始する)。ユーザが制御アフォーダンスを拡大し(ローカル又はリモートに表示されたデバイスの周りでナビゲートするためのナビゲーション領域を表示するために)、又は検出された入力における変動に基づいて制御機能をアクティブ化することを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース(例えば、第1の構成を有する制御パネルユーザインタフェース)は、テキストサイズ制御アフォーダンス(例えば、タイプサイズアイコン5614、図5D36)を表示する(1226)。制御パネルユーザインタフェース内でテキストサイズ制御アフォーダンスを表示する間、デバイスは、制御拡大基準を満たすテキストサイズ制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出する(テキストサイズ制御アフォーダンスに対応し、テキストサイズ制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触の強度における変化が第1の強度閾値を超える位置においてタッチ感知面上の接触(例えば、接触5682による押圧ジェスチャ、図5D36など)を検出することを含む)(例えば、制御拡大基準は、強度アクティブ化基準を満たし、又はテキストサイズ制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触が少なくとも閾値時間量の間に維持される(例えば、制御拡大基準は、接触による長い押圧入力によって満たされる)押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値ITLを上回る特性強度を有する接触による押圧入力)によって満たされる)。制御拡大基準を満たすテキストサイズ制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出したことに応じて、テキストサイズ制御アフォーダンスの関連付けられたトグル制御機能(例えば、アクセシビリティ制御アフォーダンスのトグル機能)が第1の状態にある(例えば、アクセシビリティ制御は、「OFF」状態にある)との判定に従って、テキストサイズ制御アフォーダンスに対応する選択可能オプションの第1の組を表示する(例えば、図5D38に示されるように)(例えば、第1の最小サイズから第1の最大サイズにわたるテキストサイズの第1の数(例えば、8pt、10pt、12pt、16pt、20pt、及び24pt)を表示する)。テキストサイズ制御アフォーダンスの関連付けられたトグル制御機能(例えば、アクセシビリティ制御アフォーダンスのトグル機能)が第2の状態にある(例えば、アクセシビリティ制御は、「ON」状態にある)との判定に従って、選択可能オプションの第1の組とは別個の、テキストサイズ制御アフォーダンスに対応する選択可能オプションの第2の組を表示する(例えば、図5D39に示されるように)(例えば、選択可能オプションの第1の組の上位半分に向かってバイアスされた選択可能オプションの部分的に重なる組を表示する)(例えば、第2の最小サイズから第2の最大サイズにわたるテキストサイズの第2の数(例えば、12pt、16pt、24pt、36pt、及び48pt))。例えば、アクセシビリティ制御がターンオンされるとき、提供されたテキストサイズの組は、テキストを確認するようにユーザを支援することに主に集中し(よって、サイズがより大きくなり、サイズ間の間隔がより広くなる)、アクセシビリティ制御がターンオフされるとき、提供されたテキストサイズの組は、ユーザがテキストに対する審美的に好ましい視覚的外観を選択することを可能にすることに主に集中する(よって、サイズは非常に大きくはならず、サイズ間の間隔がより微細になる)。アクセシビリティ制御がOFFである場合にテキストサイズに対応する選択可能オプションの第1の組を表示するためにテキストサイズ制御アフォーダンスを拡大し、アクセシビリティ制御がONである場合にテキストサイズに対応する選択可能オプションの第2の組を表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、テキストに対する審美的に好ましい視覚的外観を選択するようユーザを支援するためのカスタマイズ可能オプションを提供し、又はテキストを確認するようユーザを支援し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース(例えば、第1の構成を有する制御パネルユーザインタフェース)は、低電力モード制御アフォーダンス(例えば、低電力モードアイコン5616、図5D12)を表示する(1228)。制御パネルユーザインタフェース内で低電力モード制御アフォーダンスを表示する間、デバイスは、低電力モード制御アフォーダンスに対応する位置においてタッチ感知面上の接触を検出することを含めて、低電力モード制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出する。低電力モード制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出したことに応じて、低電力モード制御アフォーダンスと関連付けられた入力が制御拡大基準を満たすとの判定に従って(例えば、低電力モード制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触の強度における変化が第1の強度閾値を超え(例えば、制御拡大基準は、強度アクティブ化基準を満たす押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値ITLを上回る特性強度を有する接触による押圧入力)によって満たされる)、又は低電力モード制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触が少なくともの閾値時間量の間に維持される(例えば、制御拡大基準は、接触による長い押圧によって満たされる)との判定に従って)、デバイスは、電子デバイスの電力モードを制御するためのそれぞれの設定ユーザインタフェースを表示する(例えば、設定アプリケーションを開始し、設定アプリケーションにおける低電力モードのための設定ページを表示する)。低電力モードは、電話が完全に充電され、又は充電器に接続されるまで電力消費を一時的に削減する。一部の実施形態では、低電力モードがオンであるとき、デバイスの或る機能(例えば、音声アクティブ化デジタルアシスタント、背景アプリケーションリフレッシュ、自動ダウンロード、及び或る視覚的効果)は、削減され、又はターンオフされる。一部の実施形態では、低電力モードのための設定ユーザインタフェースは、低電力モードをターンオン又はオフにするためのトグル制御を含む。一部の実施形態では、低電力モードのための設定ユーザインタフェースは、それらの対応する電力消費統計を有するアプリケーションのリストを表示する。一部の実施形態では、アプリケーションのリストはまた各々、低電力モードがターンオンされるときに対応するアプリケーションをターンオフするためのトグル制御を含む。低電力モード制御アフォーダンスと関連付けられた入力が制御トグル基準を満たす(例えば、制御トグル基準は、接触によるタップ入力によって満たされる)との判定に従って、デバイスは、電子デバイスの電力モードの状態をトグルする(例えば、低電力モードは、低電力モードが現在オン又はオフであるかに依存して、低電力制御アフォーダンス上のタップ入力によってオン又はオフにトグルされる)。一部の実施形態では、低電力モード制御アフォーダンスは、トグル制御であり、トグル制御のトグル状態は、低電力モードのON/OFF状態に対応する。ユーザが検出された入力における変動に基づいて、制御アフォーダンスを拡大し(追加の制御及び/又は情報を表示するために)、又は制御機能をトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御を有する表示を乱すことなく追加の機能を提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース(例えば、第1の構成を有する制御パネルユーザインタフェース)は、自動車モード制御アフォーダンス(例えば、CarPlayアイコン5618、図5D12)を表示する(1230)。自動車モード制御アフォーダンスが第1の状態にあるとき(例えば、OFFにトグルされている)、機能の第1の組が電子デバイスのロックスクリーンユーザインタフェース上で提供される(例えば、機能の第1の組は、デバイスがロック解除されるときにデバイス上で利用可能である機能の全てよりも少ないサブセットである)。機能の第1の組は、ユーザのためのプライバシの懸念事項に起因した、ロックスクリーン上で利用可能とされる機能の制限された組である。自動車モード制御アフォーダンスが第2の状態にあるとき(例えば、ONにトグルされている)、機能の第2の組が電子デバイスのロックスクリーンユーザインタフェース上で提供され、機能の第2の組は、機能の第1の組、及び自動車モード制御アフォーダンスが第1の状態にあるときにロックスクリーンユーザインタフェース上で利用可能でない1つ以上の追加の機能を含む。一部の実施形態では、自動車モード制御アフォーダンス上のタップ入力は、設定アプリケーションを開始し、自動車モード設定ページを表示し、又は第三者自動車モードアプリケーションを開始し、デバイスと自動車との間の音声接続を制御するための第三者自動車モードアプリケーションのユーザインタフェースを表示する。一部の実施形態では、自動車モードがオフであるときにロックスクリーンユーザインタフェース上で利用可能である機能の第1の組は、ユーザのプライバシ保護に起因して制限された、制限されたアプリケーション機能(例えば、完全なコンテンツを参照し、破壊的、非可逆的な行為(例えば、情報の削除など)を行うための制限された能力)を含む。一部の実施形態では、自動車モードがオンであるときにロックスクリーンユーザインタフェース上で利用可能である機能の第2の組は、自動車のナビゲーションの間にドライバへの気を逸らせることを削減することを目標とされた制限されたアプリケーション機能(例えば、制限されたテキストメッセージング機能(例えば、音声に基づく送出メッセージのみ)、タッチ入力を使用した制限されたユーザインタフェースナビゲーション(例えば、テキスト入力が無効にされ、音声コマンドのみがユーザインタフェースナビゲーションに対して使用される)、並びに重い視覚的コンテンツ及び広範囲な対話を有する或るアプリケーション(例えば、ウェブブラウジングなど)が無効にされるなど)を含む。機能の第2の組は、達成することができる最終的なタスク(例えば、メッセージを送信すること、受信されたメッセージのコンテンツを学習すること、カレンダイベントのコンテンツを学習すること、検索を実行すること、目的地への地図ナビゲーションを開始することなど)のコンテンツ及びタイプの利用可能性ではなく、対話のモード(例えば、入力及び出力モード)に基づいている機能の第1の組に対する更なる制限を表す。一部の実施形態では、機能の第2の組はまた、ハンズフリーメニューナビゲーション、テキストメッセージングのためのディクテーション及びナレーションの自動アクティブ化など、対話のモードに対する追加の制限の下でユーザがデバイスを使用することをより良好に促進するために利用可能である追加の機能性を含む。自動車モード制御アフォーダンスがOFFであるときにロックスクリーンユーザインタフェース上で機能の第1の組を提供し、自動車モード制御アフォーダンスがONであるときにロックスクリーンユーザインタフェース上で機能の第2の組を提供することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、運転条件下でデバイスをより良好に使用するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース(例えば、第1の構成を有する制御パネルユーザインタフェース)は、着信拒否モード制御アフォーダンス(例えば、着信拒否アイコン5626、図5D36)を表示する(1232)。制御パネルユーザインタフェース内で着信拒否モード制御アフォーダンスを表示する間、デバイスは、着信拒否モード制御アフォーダンスに対応する位置においてタッチ感知面上の接触を検出することを含めて、着信拒否モード制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出する。着信拒否モード制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出したことに応じて、着信拒否モード制御アフォーダンスと関連付けられた入力(例えば、図5D36〜5D37における接触5680による押圧ジェスチャなど)が制御拡大基準を満たすとの判定に従って(例えば、着信拒否モード制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触の強度における変化が第1の強度閾値を超え(例えば、制御拡大基準は、強度アクティブ化基準を満たす押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値ITLを上回る特性強度を有する接触による押圧入力)によって満たされる)、又は着信拒否モード制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触が少なくともの閾値時間量の間に維持される(例えば、制御拡大基準は、接触による長い押圧入力によって満たされる)との判定に従って)、デバイスは、電子デバイスの着信拒否モード(例えば、拡張した着信拒否制御5690、図5D37)に対応する複数の選択可能オプション(例えば、複数の選択可能オプションは、「着信拒否」機能がターンオン(又は、オフ)されることになる異なる時間量を指定するオプション、及び「着信拒否」モードをターンオン(又は、オフ)(例えば、「この位置を離れるまで着信拒否モードをターンオンし」、若しくは「オフィスに到着するまで着信拒否モードをターンオフする」)するための位置に基づく基準を指定するオプションを含む)を表示する(例えば、制御アフォーダンスの拡大したビュー内で)。着信拒否モード制御アフォーダンスと関連付けられた入力が制御トグル基準を満たす(例えば、制御トグル基準は、接触によるタップ入力によって満たされる)との判定に従って、デバイスは、電子デバイスの着信拒否モードの状態をトグルする(例えば、着信拒否モードは、着信拒否モードが現在オン又はオフであるかに依存して、着信拒否制御アフォーダンス上のタップ入力によってオン又はオフにトグルされる)。一部の実施形態では、着信拒否モード制御アフォーダンスは、トグル制御であり、トグル制御のトグル状態は、着信拒否モードのON/OFF状態に対応する。ユーザが制御アフォーダンスを拡大し(追加の制御及び/又は情報を表示するために)、又は検出された入力における変動に基づいて制御機能をトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御を有する表示を乱すことなく追加の機能を提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース(例えば、第1の構成を有する制御パネルユーザインタフェース)は、WiFi接続制御アフォーダンス(例えば、Wi−Fiアイコン5546、図5C29)を表示する(1234)。制御パネルユーザインタフェース内(又は、図5C29に示されるように、拡大した制御領域内)でWiFi接続制御アフォーダンスを表示する間、WiFi接続制御アフォーダンスに対応する位置においてタッチ感知面上の接触を検出することを含めて、WiFi接続制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出する。WiFi接続制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出したことに応じて、WiFi接続制御アフォーダンスと関連付けられた入力(例えば、接触5564による押圧入力など、図5C30〜5C31)が制御拡大基準を満たすとの判定に従って(例えば、WiFi接続制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触の強度における変化が第1の強度閾値を超え(例えば、制御拡大基準は、強度アクティブ化基準を満たす押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値ITLを上回る特性強度を有する接触による押圧入力)によって満たされる)、又はWiFi接続制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触が少なくともの閾値時間量の間に維持される(例えば、制御拡大基準は、接触による長い押圧入力によって満たされる)との判定に従って)、デバイスは、電子デバイスのWiFi接続(例えば、拡張したWiFi制御5566、図5C31)に対応する複数の選択可能オプション(例えば、デバイスによって検出された異なるWiFiネットワークに対応するオプション、スケジュールされた時間(例えば、午後5時の後にこのネットワークに接続するために)及び/又は位置に基づく基準(例えば、「この位置を離れるときにこのネットワークを離れるために」)に基づいて現在接続されているWiFIから切断するためのオプション、並びに設定アプリケーションにおけるWiFi設定ページを開き、又はWiFi設定を制御するための第三者アプリケーションを開始するためのオプションを含む)を表示する(例えば、制御アフォーダンスの拡大したビュー内で)。WiFi接続制御アフォーダンスと関連付けられた入力(例えば、接触5570によるタップ入力、図5C35など)が制御トグル基準を満たす(例えば、制御トグル基準は、接触によるタップ入力によって満たされる)との判定に従って、デバイスは、電子デバイスのWiFi接続の状態をトグルする(例えば、WiFi接続は、WiFi接続が現在オン又はオフであるかに依存して、WiFi接続制御アフォーダンス上のタップ入力によってオン又はオフにトグルされる)(例えば、図5C35〜5C36に示されるように)。一部の実施形態では、WiFi接続制御アフォーダンスは、トグル制御であり、トグル制御のトグル状態は、電子デバイスにおけるWiFi接続のON/OFF状態に対応する。一部の実施形態では、WiFi接続の状態をトグルすることは、デバイスのWiFi能力をターンオン/オフにすることを含む。一部の実施形態では、WiFi接続の状態をトグルすることは、デバイスのWiFi能力をターンオフすることなく、任意選択で、WiFiアクセスポイント/ネットワークの近くに再接続することを試みるための時間に基づく基準又は位置に基づく基準を設定することなく、現在接続されているWiFiアクセスポイント/ネットワークを切断することを含む。ユーザが制御アフォーダンスを拡大し(追加の制御及び/又は情報を表示するために)、又は検出された入力における変動に基づいて制御機能をトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御を有する表示を乱すことなく追加の機能を提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース(例えば、第1の構成を有する制御パネルユーザインタフェース)は、Bluetooth接続制御アフォーダンス(例えば、Bluetoothアイコン5548、図5C41)を表示する(1236)。制御パネルユーザインタフェース内(又は、図5C41に示されるように、拡大した制御領域内)でBluetooth接続制御アフォーダンスを表示する間、デバイスは、Bluetooth接続制御アフォーダンスに対応する位置においてタッチ感知面上の接触を検出することを含めて、Bluetooth接続制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出する。Bluetooth接続制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出したことに応じて、Bluetooth接続制御アフォーダンスと関連付けられた入力(例えば、図5C42〜5C43における接触5576による押圧入力など)が制御拡大基準を満たすとの判定に従って(例えば、Bluetooth接続制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触の強度における変化が第1の強度閾値を超え(例えば、制御拡大基準は、強度アクティブ化基準を満たす押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値ITLを上回る特性強度を有する接触による押圧入力)によって満たされる)、又はBluetooth接続制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触が少なくともの閾値時間量の間に維持される(例えば、制御拡大基準は、接触による長い押圧入力によって満たされる)との判定に従って)、デバイスは、電子デバイスのBluetooth接続に対応する複数の選択可能オプション(例えば、デバイスによって検出された異なるBluetoothデバイスに対応するオプション、スケジュールされた時間(例えば、「午後5時の後にこのデバイスに接続する」)及び/又は位置に基づく基準(例えば、「この位置を離れるときにこのデバイスを切断する」)に基づいて現在接続されているBluetoothから切断するためのオプション、並びに設定アプリケーションにおけるBluetooth設定ページを開き、又はBluetooth設定を制御するための第三者アプリケーションを開始するためのオプションを含む)を表示する(例えば、拡張したBluetooth制御5580、図5C43内で)(例えば、制御アフォーダンスの拡大したビュー内で)。Bluetooth接続制御アフォーダンスと関連付けられた入力(例えば、接触5572によるタップ入力、図5C37など)が制御トグル基準を満たす(例えば、制御トグル基準は、接触によるタップ入力によって満たされる)との判定に従って、デバイスは、電子デバイスのBluetooth接続の状態をトグルする(例えば、図5C37〜5C38に示されるように)(例えば、Bluetooth接続は、Bluetooth接続が現在オンまたはオフであるかに依存して、Bluetooth接続制御アフォーダンス上のタップ入力によってオンまたはオフにトグルされる)。一部の実施形態では、Bluetooth接続制御アフォーダンスはトグル制御であり、トグル制御のトグル状態は、電子デバイスにおけるBluetooth接続のON/OFF状態に対応する。一部の実施形態では、Bluetooth制御アフォーダンスがタップ入力によってトグルされるとき、無線デバイスがBluetooth接続を介してデバイスに現在接続されている場合(例えば、Bluetooth制御アフォーダンスが現在「ON」状態にある)、デバイスは、「Bluetoothデバイスが現在接続されている場合、Bluetoothをオンのままにしたいか?」、又はBluetoothデバイスが現在接続されている場合、Bluetoothを確かにターンオフにしたいか?」など、ユーザに対するアラートを生成する。一部の実施形態では、閾値時間量内で前に受信されたトグル入力を変更する追加の入力がない場合、デバイスは、デバイス上でBluetoothをターンオフする。一部の実施形態では、Bluetooth接続の状態をトグルすることは、デバイスのBluetooth能力をターンオン/オフすることを含む。一部の実施形態では、Bluetooth接続の状態をトグルすることは、デバイスのBluetooth能力をターンオフすることなく、任意選択で、デバイスに対してペアとされたBluetoothデバイスの近くに再接続することを試みるための時間に基づく基準又は位置に基づく基準を設定することなく、現在接続されているBluetoothデバイスから切断することを含む。ユーザが制御アフォーダンスを拡大し(追加の制御及び/又は情報を表示するために)、又は検出された入力における変動に基づいて制御機能をトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御を有する表示を乱すことなく追加の機能を提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース(例えば、第1の構成を有する制御パネルユーザインタフェース)は、制御トグル基準を満たす入力(例えば、タップ入力)によってアクティブ化されるときに、電子デバイスの機内モードのON/OFF状態をトグルする、機内モード制御アフォーダンス(例えば、機内モードアイコン5542、図5D1)を表示する(1238)。機内モードが第1の時間においてオフである間(例えば、機内モード制御アフォーダンスがOFF状態にある)、デバイスは、機内モード制御アフォーダンスを使用して機内モードをターンオンする機内モード制御アフォーダンスと関連付けられた第1の入力を検出する。機内モードをターンオンする機内モード制御アフォーダンスと関連付けられた第1の入力を検出したことに応じて、デバイスは、機内モードと関連付けられたネットワーク接続の第1の組(例えば、ネットワーク接続の第1の組は、ネットワーク接続(例えば、電話、WiFi、及びBluetooth)のデフォルトの組、又は前に記憶された、ネットワーク接続のカスタマイズされた組を含む(例えば、電話のみ))を無効にすることを含めて、機内モードをターンオンする。機内モード制御アフォーダンスと関連付けられた第1の入力の結果として機内モードがオンである間、デバイスは、ネットワーク接続の第1の組の第1のサブセットを選択的に有効にする1つ以上の修正入力(例えば、ユーザは、制御パネルユーザインタフェース内のWiFi接続制御アフォーダンスを使用してWiFi接続を手動で有効にする)を検出する。1つ以上の修正入力を検出した後(及び、機内モードが機内モード制御アフォーダンスと関連付けられた第1の入力の結果としてターンオンされる間)、デバイスは、機内モードをターンオフする機内モード制御アフォーダンスと関連付けられた第2の入力を検出する。機内モード制御アフォーダンスと関連付けられた第2の入力を検出したことに応じて、デバイスは、ネットワーク接続の第1の組の第1のサブセットとは別個の、ネットワーク接続の第1の組の第2のサブセットを有効にする(例えば、電話及びBluetooth接続は、WiFi接続が既に有効にされている間に再度有効にされる)ことを含む、機内モードをターンオフする。機内モード制御アフォーダンスと関連付けられた第2の入力の結果として機内モードが第2の時間においてオフである間、デバイスは、機内モード制御アフォーダンスを使用して機内モードをターンオンする機内モード制御アフォーダンスと関連付けられた第3の入力を検出する。機内モードをターンオンする機内モード制御アフォーダンスと関連付けられた第3の入力を検出したことに応じて、デバイスは、ネットワーク接続の第1の組の第1のサブセットを無効にすることなくネットワーク接続の第1の組の第2のサブセットを無効にすることを含めて、機内モードをターンオンする(例えば、電話及びBluetooth接続が無効にされ、WiFi接続が有効なままとなる)。一部の実施形態では、制御ユーザインタフェースは、2つ以上のタイプのネットワーク接続(例えば、WiFi、セルラー、Bluetoothなど)の有効及び無効にされた状態を制御する機内モード制御アフォーダンスを含む。特に、機内モードがターンオンされるとき、2つ以上のタイプのネットワーク接続は、デフォルトで無効にされ、機内モードがターンオフされるとき、2つ以上のタイプのネットワーク接続が再度有効にされる。一部の実施形態では、デバイスはまた、個々のタイプのネットワーク接続の有効及び無効にされた状態を制御するための別々の制御アフォーダンス(例えば、WiFi接続をオン及びオフにトグルするためのWiFi制御アフォーダンス、並びにBluetooth接続をオン及びオフにトグルするための別々のBluetooth制御アフォーダンス)を提供する。一部の実施形態では、機内モードが最初にターンオンされるとき、機内モードによって制御される全ての接続がターンオフされる(例えば、セルラー接続、WiFi接続、Bluetooth接続などが全てターンオフされる)。機内モードによって制御される接続のいくつかが別々の制御アフォーダンスをも有する場合、それらの制御アフォーダンスの外観は、それらの対応する接続がターンオフされたことを示すように変化する。機内モードがターンオンされる間、デバイスが機内モードによっても制御される接続のための個々の制御アフォーダンスのうちの1つ以上をトグルする後続の入力を検出する場合、デバイスは、後続の入力に従ってそれらの個々の制御アフォーダンスの接続状態を変更する。機内モードが後にターンオンされるとき、機内モードによって制御される接続の現在の状態が記憶され、それによって、機内モードが再度ターンオンされる次の時、機内モードによって制御される接続の接続状態は、接続の記憶された状態に従って設定される。例えば、ユーザが機内モードをターンオンする場合、デバイスは、WiFi及びBluetooth接続の状態をWiFi及びBluetoothに対して最後に記憶された状態に設定する(例えば、BluetoothをOFFにし、WiFiをONにする)。機内モードがオンである間、デバイスは、WiFi制御アフォーダンスをONからOFFにトグルし、BluetoothをOFFからONにトグルするためのユーザ入力を検出する。BluetoothがONであり、WiFiがOFFである間、デバイスは、機内モードをターンオフする入力を検出する。一部の状況では、ユーザは続いて、機内モードがOFFであるときにいずれかの数の構成でWiFi及びBluetoothのトグル状態を変更する。機内モードが再度ターンオンされるとき、WiFi及びBluetooth制御アフォーダンスの現在の状態に関わらず、デバイスは、WiFi及びBluetooth接続の状態を記憶された状態に設定する(例えば、BluetoothをONにし、WiFiをOFFにする)。一部の実施形態では、機内モードがアクティブ化されるとき、ペアのデバイスからのWiFi及びBluetoothの切断(及び/又は、WiFi及びBluetoothを無効にすること)は、ユーザがWiFi又はBluetoothを再度有効にするかを確認するために少しの間遅延される(例えば、1〜15秒の間)。この遅延は、ユーザが機内モードをアクティブ化し、次いで、機内モードの間にアクティブにされるWiFi及び/又はBluetoothを選択する場合に、デバイスの機能に密接にリンクされた周辺機器(例えば、無線で接続されたヘッドホン又は無線で接続されたスタイラス)がデバイスに再接続する必要がないことを保証する。機内モードによって制御される接続の状態を記憶し、次の時間に機内モードがターンオンされる接続の記憶された状態を復元することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース(例えば、第1の構成を有する制御パネルユーザインタフェース)は、スクリーン記録制御アフォーダンスを表示する(1240)。制御パネルユーザインタフェース内でスクリーン記録制御アフォーダンスを表示する間、デバイスは、スクリーン記録制御アフォーダンスに対応する位置においてタッチ感知面上の接触を検出することを含めて、スクリーン記録制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出する。スクリーン記録制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出したことに応じて、スクリーン記録制御アフォーダンスと関連付けられた入力が制御拡大基準を満たすとの判定に従って(例えば、スクリーン記録制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触の強度における変化が第1の強度閾値を超え(例えば、制御拡大基準は、強度アクティブ化基準を満たす押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値ITLを上回る特性強度を有する接触による押圧)によって満たされる)、又はスクリーン記録制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触が少なくともの閾値時間量の間に維持される(例えば、制御拡大基準は、接触による長い押圧入力によって満たされる)との判定に従って)、デバイスは、電子デバイスのスクリーン記録機能に対応する複数の選択可能オプション(例えば、スクリーン記録をターンオン/オフし、スクリーン記録の間にピクチャインピクチャビューを表示し、スクリーン記録の間にマイクロフォンをターンオン/オフし、記憶されたコンテンツを記憶するための位置を選択し、記憶されたコンテンツをブロードキャストするために使用するアプリケーション又はサービスを選択するためなどのオプションを含む)を表示する(例えば、制御アフォーダンスの拡大したビュー内で)。スクリーン記録制御アフォーダンスと関連付けられた入力が制御トグル基準を満たす(例えば、制御トグル基準は、接触によるタップ入力によって満たされる)との判定に従って、電子デバイスのスクリーン記録機能の開始/停止状態をトグルする(例えば、スクリーン記録は、スクリーン記録が現在オン又はオフであるかに依存して、スクリーン記録制御アフォーダンス上のタップ入力によってオン又はオフにトグルされる)。一部の実施形態では、スクリーン記録制御アフォーダンスは、トグル制御であり、トグル制御のトグル状態は、電子デバイスにおけるスクリーン記録の開始/停止状態に対応する。ユーザが制御アフォーダンスを拡大し(追加の制御及び/又は情報を表示するために)、又は検出された入力における変動に基づいて制御機能をトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御を有する表示を乱すことなく追加の機能を提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース(例えば、第1の構成を有する制御パネルユーザインタフェース)は、補聴器制御アフォーダンス(例えば、補聴器アイコン5620、図5D36)を表示する(1242)。制御パネルユーザインタフェース内で補聴器制御アフォーダンスを表示する間、デバイスは、補聴器制御アフォーダンスに対応する位置においてタッチ感知面上の接触を検出することを含めて、補聴器制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出する。補聴器制御アフォーダンスと関連付けられた入力を検出したことに応じて、補聴器制御アフォーダンスと関連付けられた入力(例えば、接触5684による押圧ジェスチャ、図5D36及び5D40など)が制御拡大基準を満たすとの判定に従って(例えば、補聴器制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触の強度における変化が第1の強度閾値を超え(例えば、制御拡大基準は、強度アクティブ化基準を満たす押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値ITLを上回る特性強度を有する接触による押圧入力)によって満たされる)、又は補聴器制御アフォーダンスと関連付けられた入力における接触が少なくともの閾値時間量の間に維持される(例えば、制御拡大基準は、接触による長い押圧入力によって満たされる)との判定に従って)、デバイスは、電子デバイスの補聴器機能に対応する複数の選択可能オプション(例えば、補聴器ごとの個々のボリューム制御、ベース/トレブル制御、補聴器ごとのバッテリインジケータ、左の予め設定された制御、及び右の予め設定された制御などを含む)を表示する(例えば、拡張した補聴器制御5694、図5D40内で)(例えば、制御アフォーダンスの拡大したビュー内で)。補聴器制御アフォーダンスと関連付けられた入力が制御トグル基準を満たす(例えば、制御トグル基準は、接触によるタップ入力によって満たされる)との判定に従って、電子デバイスに結合された補聴器デバイスの状態をトグルする(例えば、補聴器デバイスがターンオン又はオフされる)。一部の実施形態では、補聴器制御アフォーダンスは、トグル制御であり、トグル制御のトグル状態は、補聴器デバイスのON/OFF状態に対応する。ユーザが制御アフォーダンスを拡大し(追加の制御及び/又は情報を表示するために)、又は検出された入力における変動に基づいて制御機能をトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御を有する表示を乱すことなく追加の機能を提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
図12A〜12Iにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1100、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図12A〜12Iに関して上記説明された方法1200にも、同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1200に関して上記説明された接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションは任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1100、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションのうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記説明された情報処理方法での動作は任意選択で、汎用プロセッサ(例えば、図1A及び図3に関連して上記説明されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって実施される。
図12A〜図12Iを参照して上記説明された動作は任意選択で、図1A〜図1Bに記される構成要素によって実施される。例えば、表示動作1202、検出動作1104、表示動作1206、検出動作1208、表示動作1210、検出動作1212及び1214、並びに表示動作1216は任意選択で、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190により実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に配信する。アプリケーション136−1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186に比較し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの方位から別の方位へのデバイスの回転などの、予め定められたイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する予め定められたイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A〜図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実装されるかは明らかであろう。
図13A〜13Dは、一部の実施形態に係る、スライダ制御を有する制御パネルユーザインタフェースを表示し、スライダ制御上の異なる入力に応じて、スライダの位置を変更し、又は制御機能をトグルする方法1300を示すフローチャートである。方法1300は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する電子デバイス(例えば、デバイス300、図3、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、電子デバイスは、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを含む。一部の実施形態では、タッチ感知面及びディスプレイは、タッチ感知ディスプレイに統合される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法1300の一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
方法1300は、異なる条件を満たす入力に応じて、スライダ制御のための制御値を調節し、又はスライダ制御に対応する制御機能をトグルすることに関する。ユーザが検出された入力における変動に基づいて制御値を調節し、又は制御機能をトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
方法1300は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有するデバイス(例えば、ディスプレイ及びタッチ感知面の両方としての役割を果たすタッチスクリーンディスプレイ)において実行される。デバイスは、ディスプレイ上でスライダ制御(例えば、図5E1におけるボリューム制御5632などのボリュームスライダ制御、図5E1における輝度制御5630などの輝度スライダ制御など)を含む第1のユーザインタフェース(例えば、制御パネルユーザインタフェース5518、図5E1などの制御パネルユーザインタフェース)を表示し(1302)、スライダ制御は、最大値、最小値、及び最大値と最小値との間の1つ以上の中間値(例えば、値は、スライダ制御と共に数値又は位置に基づいて順序付けられる)を含むスライダ制御に対応する制御機能(例えば、ボリュームスライダ制御に対応するミュート/アンミュート機能、フラッシュライト輝度制御に対応するフラッシュライトオン/オフ機能、タイマ制御に対応するタイマオン/オフ機能など)のための複数の制御値のそれぞれのインジケーション、並びに複数の制御値の中で現在選択されている制御値をマークするインジケータ(例えば、線形スライダ制御は、最大値と最小値との間の連続した範囲の値(又は、マーカによってマークされた一連の離散値)を表す線形の軌道、及び線形の軌道上のその位置によって制御値を選択するための線形の軌道に沿って移動可能である移動可能なインジケータを含み、放射状スライダ制御は、最大値と最小値との間の(例えば、同一の位置又はわずかにオフセットされた位置によってマークされた)連続した範囲の値(又は、マーカによってマークされた一連の離散値)を表す固定された中心の周りの円形範囲、及び円形範囲の周りのその位置によって制御値を選択するための円形範囲の固定された中心の周りで回転する回転可能なインジケータを含む)を含む。スライダ制御を表示する間、デバイスは、第1のユーザインタフェース内のスライダ制御に対応する位置において(例えば、制御パネルユーザインタフェース5518内の輝度制御5630、図5E2上で)タッチ感知面上の接触を検出することを含めて、接触による入力を検出する(1304)。接触による入力を検出したことに応じて、入力が制御調節基準であって、制御調節基準は、制御調節基準が満たされるために(例えば、制御調節基準は、接触の下方のタッチがされてからすぐ、又はタッチ保持時間閾値が経過した後のいずれかでスライダ制御のインジケータ上のドラッグ入力によって満たされる)、タッチ感知面を横切る閾値量よりも大きい接触の移動が検出されることを必要とする、制御調節基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、接触の移動に従って、複数の制御値の中で現在選択されている制御値への更新を示すようにインジケータの位置を変更する(例えば、図5E2〜5E3に示されるように)(1306)。入力がスライダトグル基準であって、スライダトグル基準は、スライダトグル基準が満たされるために(例えば、スライダトグル基準は、スライダ制御上のタップ入力によって満たされる)、タッチ感知面を横切る接触の閾値移動量よりも小さく接触のリフトオフが検出されることを必要とする、スライダトグル基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、スライダ制御に対応する制御機能をトグルする(例えば、図5E4〜5E5及び図5E6〜5E7に示されるように)(例えば、制御機能は、現在選択されている制御値を観察する間にトグルされ、又は制御機能は、デフォルト制御値(例えば、中間、最大、若しくは最小値)でトグルされる)。
一部の実施形態では、スライダ制御に対応する制御機能をトグルすることは、複数の制御値の最大値と最小値との間で現在選択されている制御値をトグルする(例えば、ボリューム制御をオン及びオフにトグルすることは、ボリュームを最大ボリュームから最小ボリュームに変更することに対応する)ことを含む(1308)。ユーザが制御値の最大値と最小値との間で制御機能をトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、スライダ制御に対応する制御機能をトグルすることは、現在選択されている制御値を変更することなく2つの状態の間でトグルする(例えば、フラッシュライトをオン及びオフにトグルすることは、フラッシュライトが再度ターンオンされるときにフラッシュライトに対する現在選択されている輝度値を変更しない)ことを含む(1310)。例えば、Night Shift機能をオン及びオフにトグルすることは、図5E4〜5E7に示されるように、デバイスに対する現在選択されている輝度値を変更しない。ユーザが現在選択されている制御値を変更することなく2つの状態の間でトグルすることの可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、スライダ制御は、ボリューム制御(例えば、ボリューム制御5632、図5E23)であり(1312)、現在選択されている制御値は、最大ボリュームと最小ボリュームとの間のボリューム値の範囲にある現在選択されているボリューム値(例えば、連続した範囲)であり(例えば、図5E23に示されるように)、スライダ制御に対応する制御機能をトグルすることは、ON状態(例えば、アンミュート)とOFF状態(例えば、ミュート)との間でボリュームをトグルすることを含む(例えば、図5E24〜5E27に示されるように)。ユーザがON状態とOFF状態との間でボリュームをトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、スライダ制御は、第1のタイプの音声出力のためのボリューム(例えば、メディアコンテンツなどの標準的な音声出力のためのボリューム)及び第2のタイプの音声出力のためのボリューム(例えば、電話リンガ、音声アラートなどのリンガ音声出力のためのボリューム)を別々に制御するボリューム制御であり(1314)、スライダ制御を表示することは、第1のタイプの音声出力のための第1の複数のボリューム値(例えば、標準的な音声出力のためのボリュームスライダ内で)及び第1のタイプの音声出力のための現在選択されているボリューム値を示す第1のインジケータを表示することを含み、スライダ制御に対応する制御機能をトグルすることは、第1のタイプの音声出力のための第1の複数のボリューム値及び第1のインジケータの表示を、第2のタイプの音声出力のための第2の複数のボリューム値、及び第2のタイプの音声出力のための現在選択されているボリューム値を示す第2のインジケータの表示にトグルすることを含む。例えば、第1のタイプの音声出力のための第1の複数のボリューム値を第1のタイプの音声出力(例えば、標準的な音声出力)のための第1のボリュームスライダ内で表示するとき、第2のタイプの音声出力(例えば、リンガ音声出力)のための第2のボリュームスライダを表すアイコンは、第1のタイプの音声出力のための第1のボリュームスライダと同時に表示される(例えば、図5E15に示されるように)。タップ入力が第1のボリュームスライダ上で(又は、図5E16に示されるように、第2のタイプの音声入力を表すアイコン上で)で検出されるとき、第1のボリュームスライダは、第1のボリュームスライダを表すアイコンに変わり、第2のボリュームスライダを表すアイコンは、第2のタイプの音声出力のための第2のボリュームスライダに変わる(例えば、図5E17〜5E18に示されるように)。ユーザが第1のタイプの音声出力のためのボリュームを制御することと、第2のタイプの音声出力のためのボリュームを制御することとの間でトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御を有する表示を乱すことなく追加の機能を提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、スライダ制御は、輝度制御(例えば、輝度制御5630、図5E3)であり(1316)、現在選択されている制御値は、最大輝度と輝度との間の輝度値の範囲にある現在選択されている輝度値(例えば、連続した範囲)であり、スライダ制御に対応する制御機能をトグルすることは、第1の輝度モード(例えば、ナイトシフトオンモード)と第2の輝度モード(ナイトシフトオフモード)との間でトグルすることを含む(例えば、図5E4〜5E7に示されるように)。ユーザが第1の輝度モードと第2の輝度モードとの間で制御機能をトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、接触による入力を検出したことに応じて、入力が制御拡大基準を満たす(例えば、制御拡大基準は、制御拡大基準が満たされるために、接触の特性強度における増大が第1の強度閾値を超え(例えば、制御拡大基準は、強度アクティブ化基準を満たす押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値ITLを上回る特性強度を有する接触による押圧入力)によって満たされる)、又は閾値量よりも小さい接触の移動がスライダ制御に対応する位置のおける接触の検出から閾値時間量が経過する前に検出される(例えば、制御拡大基準は、接触による長い押圧入力によって満たされる)ことを必要とする)との判定に従って、デバイスは、輝度値の範囲を有する輝度制御及び他の表示設定(例えば、ディスプレイの色再現を調節するナイトシフト及び/又はtrue tone設定)を調節するためのトグル制御を含む制御アフォーダンスのズームビューを表示する(例えば、図5E8〜5E9に示されるように)(1318)。一部の実施形態では、制御アフォーダンスのズームビューはまた、輝度モードの別のペア(例えば、図5E9に示されるように、true toneオン/オフモード)のためのトグル制御を含む。一部の実施形態では、接触がリフトオフすると、閾値量よりも大きい移動が輝度スライダ制御上で検出される場合、デバイスは、接触のリフトオフが検出された後にズームビューを表示することを停止し、閾値量よりも小さい移動が接触のリフトオフの前に検出される場合、デバイスは、接触のリフトオフが検出された後にズームビューの表示を維持する(例えば、図5E10に示されるように、ズームビューの表示は、接触のリフトオフが検出された後に維持される)。ユーザが制御アフォーダンスを拡大し(追加の制御及び/又は情報を表示するために)、又は検出された入力における変動に基づいて制御機能をトグルすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御を有する表示を乱すことなく追加の機能を提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、スライダ制御は、制御機能の現在のトグル状態に対応する外観を有するインジケータと同時に表示される(1320)(例えば、図5E4〜5E7における輝度制御5630に示されるように)(例えば、輝度スライダは、ナイトシフト制御のための現在のトグル状態、又は着信拒否機能の現在のトグル状態を示すアイコンと同時に表示される)。デバイスは、制御機能のトグル状態における変化に従ってインジケータの外観を変更する(例えば、輝度スライダと同時に表示されるアイコンは、ナイトシフト制御機能がオンにトグルされるときにグレーの三日月から青い三日月に変化する)(例えば、輝度スライダと同時に表示されるアイコンは、図5E4〜5E5に示されるように、ナイトシフト制御機能がオンにトグルされるときに標準的な太陽のアイコンから三日月を有する太陽のアイコンに変化する)。一部の実施形態では、インジケータの外観における変化は、制御機能が制御スライダ上(例えば、輝度制御5630、図5E4上)のタップ入力によってトグルされるとき、及び制御機能がスライダ制御の拡大したビュー内(例えば、拡大した輝度制御5808、図5E10内)のトグル制御上のタップ入力によってトグルされるときの両方で発生する。制御機能のトグル状態における変化に従って制御の外観を変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、ユーザが制御機能の現在のトグル状態を確認することを可能にし、それによって、必要とされる入力で意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のユーザインタフェース内でスライダ制御を表示することは、第1のユーザインタフェースが横方向表示状態にあるユーザインタフェースであるとの判定に従って、第1の垂直の長さでスライダ制御を表示することと(例えば、図5E39に示されるように)、第1のユーザインタフェースが縦方向表示状態にあるユーザインタフェースであるとの判定に従って、第1の垂直の長さよりも短い第2の垂直の長さでスライダ制御を表示することと(例えば、図5E38に示されるように)、を含む(1322)。例えば、スライダ制御が縦方向表示状態にある制御パネルユーザインタフェース内で表示されるとき、スライダ制御は、別の制御モジュールの下で表示され、より短く、スライダ制御が横方向表示状態にある制御パネルユーザインタフェース内で表示されるとき、スライダ制御は、別の制御モジュールなしでその上で表示され、より高い。制御値の同一の組は、長いバージョン及び短いバージョンのスライダ制御にわたって分配される。横方向表示状態にある第1の垂直の長でスライダ制御を表示し、縦方向表示状態にある第2の垂直の長さでスライダ制御を表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、空間が許容するときにより高いバージョンのスライダ制御を提供し、それによって、必要とされる入力で意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、スライダ制御は、タイマであり(1324)、現在選択されている制御値は、タイマに対して残っている現在の時間量であり、スライダ制御を表示することは、タイマのトグル状態が第1の状態(例えば、「稼働」状態)にあるとの判定に従って、時間の経過に従ってタイマに対して残っている現在の時間量への更新を示すようにインジケータの位置を連続的に変更することと、タイマのトグル状態が第2の状態(例えば、「中断」状態又は「停止」状態)にあるとの判定に従って、時間の経過に従ってインジケータの位置を維持することと、を含み、接触の移動に従って現在選択されている制御値への更新を示すようにインジケータの位置を変更することは、タイマのトグル状態が第1の状態(例えば、「稼働」状態)にあるとの判定に従って、インジケータの位置を接触の移動に従って変更するとき、時間の経過に従ってタイマに対して残っている現在の時間量への更新を無効にすることと、タイマのトグル状態が第2の状態(例えば、「中断」状態又は「停止」状態)にあるとの判定に従って、接触の移動に従ってインジケータの位置を現在選択されている制御値から変更することと、を含む。タイマが「稼働」状態にあるとき、又はユーザ入力に従ってタイマスライダ制御内のインジケータの位置を変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、ユーザが時間の経過に従ってタイマに対して残っている時間量を確認することを可能にし、ユーザがタイマに対して残っている時間量をユーザ入力で無効にすることを可能にし、それによって、必要とされる入力で意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、第1のユーザインタフェース(例えば、制御パネルユーザインタフェース)を表示する前、デバイスは、ディスプレイ上で第2のユーザインタフェース(例えば、メッセージングアプリケーションのユーザインタフェース5840、図5E28)(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース、開いているアプリケーションのユーザインタフェースなど)を表示し(1326)、第2のユーザインタフェースは、第1の外観を有する(例えば、第1のコントラストレベル、第1のテキストサイズ、第1の輝度レベル、第1の全体的な色合い(例えば、青い色合い)、第1の色スキームなどを有する)。デバイスは、第2のユーザインタフェース上にオーバーレイされたスライダ制御を含む第1のユーザインタフェース(例えば、制御パネルユーザインタフェース5518、図5E29)を表示する(例えば、図5E29に示されるように)。一部の実施形態では、第2のユーザインタフェースは、第1のユーザインタフェースによって完全に遮断される(例えば、図5E29に示されるように)。一部の実施形態では、第1のユーザインタフェースは半透明であり、第2のユーザインタフェースのいくつかの視覚的な特徴は任意選択で、半透明な第1のユーザインタフェースを通じて視認可能である。一部の実施形態では、第1のユーザインタフェースは、第2のユーザインタフェースのサイズよりも小さい板状であり、第2のユーザインタフェースの部分は、第1のユーザインタフェースの周りで視認可能である。一部の実施形態では、第1のユーザインタフェースの視覚的性質は、第1のユーザインタフェースの下の第2のユーザインタフェースの視覚的性質に基づいて生じる。一部の実施形態では、第2のユーザインタフェースは、第1のユーザインタフェースが第2のユーザインタフェースの上にオーバーレイされる前に異なる外観を有するように処理される(例えば、ぼかしがかけられ、暗くされ、不飽和化されるなど)。スライダ制御に対応するインジケータの位置を変更したことに応じて、デバイスは、第1のユーザインタフェースによってオーバレイされた第2のユーザインタフェースの少なくとも一部を可視化し(例えば、図5E33に示されるように)、デバイスは、スライダ制御を含む第1のユーザインタフェースの全てよりも少ない一部の表示を維持する間、インジケータの位置における変化に従って、第2のユーザインタフェースの少なくとも可視化された部分の外観を変更する(例えば、図5E33〜5E35に示されるように、拡張したタイプのサイズ制御5692における変化に起因した異なるテキストサイズで)(例えば、アクセシビリティ制御におけるコントラスト値における変化に起因した異なるコントラストレベルで、アクセシビリティ制御におけるテキストサイズスライダにおける変化に起因した異なるテキストサイズで、輝度スライダ制御における変化に起因した異なる輝度レベルで、ナイトシフト制御又はtrue tone制御のトグル状態における変化に起因した異なる色合いでなど、第1の外観からの変化で)。一部の実施形態では、第1のユーザインタフェースの一部は、変化した外観を有する第2のユーザインタフェースを下から可視化するように除去される。一部の実施形態では、第1のユーザインタフェースは、変化した外観を有する第2のユーザインタフェースを下から可視化するようにシフトされる。一部の実施形態では、ぼかしをかけた背景又はマスクが第1のユーザインタフェースと第2のユーザインタフェースとの間に挿入された場合、ぼかしをかけた背景又はマスクは、変化した外観を有する第2のユーザインタフェースを可視化するように除去される。一部の実施形態では、可視化される第2のユーザインタフェースの一部は拡大する。スライダ制御のインジケータの位置における変化に従って、ユーザインタフェースの少なくとも一部を可視化し、ユーザインタフェースの可視化された部分の外観を変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、ユーザがインジケータの位置における変化がどのようにユーザインタフェースの外観に影響を与えるかを確認すること可能にし、それによって、必要とされる入力で意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、接触による入力を検出したことに応じて、入力が制御調節基準を満たすとき(1328)、入力がデバイス上で表示されたユーザインタフェースの外観を変える制御上の入力(例えば、輝度、フォントサイズ、表示ズームなど)であるとの判定に従って、デバイスは、接触の移動に従って複数の制御値の中で現在選択されている制御値への更新を示すようにインジケータの位置を変更すると共に、第1のユーザインタフェースのそれぞれの部分を表示することを停止し(例えば、第1のユーザインタフェースによってオーバレイされた第2のユーザインタフェースの少なくとも一部を可視化するために)(例えば、図5E33〜5E35に示されるように)、入力がデバイス上で表示されたユーザインタフェースの外観を変えない制御上の入力であるとの判定に従って、デバイスは、接触の移動に従って複数の制御値の中で現在選択されている制御値への更新を示すようにインジケータの位置を変更すると共に、第1のユーザインタフェースのそれぞれの部分の表示を維持する(例えば、第1のユーザインタフェースによってオーバレイされた第2のユーザインタフェースの一部を可視化することを控える)。例えば、スライダ制御がボリューム制御であるとき、ボリューム値を変更し、又はボリュームをオン及びオフにトグルすることは、制御パネルユーザインタフェースの下部にあるユーザインタフェースの外観へのいかなる影響を有さない。そのようなシナリオでは、制御パネルユーザインタフェースは、第2のユーザインタフェースの下層の部分を可視化することなく更新される。制御がユーザインタフェースの外観を変えるときのみスライダ制御のインジケータの位置における変化に従って、ユーザインタフェースの少なくとも一部を可視化し、ユーザインタフェースの可視化された部分の外観を変更することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、ユーザがインジケータの位置における変化がどのようにユーザインタフェースの外観に影響を与えるかを確認することを可能にし、それによって、必要とされる入力で意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
図13A〜13Dにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1100、1200、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図13A〜13Dに関して上記説明された方法1300にも、同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1300に関して上記説明された接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションは任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1100、1200、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションのうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記説明された情報処理方法での動作は任意選択で、汎用プロセッサ(例えば、図1A及び図3に関連して上記説明されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって実施される。
図13A〜図13Dを参照して上記説明された動作は任意選択で、図1A〜図1Bに記される構成要素によって実施される。例えば、表示動作1302、検出動作1304、及び変更/トグル動作1306は任意選択で、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190により実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に配信する。アプリケーション136−1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186に比較し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの方位から別の方位へのデバイスの回転などの、予め定められたイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する予め定められたイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A〜図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実装されるかは明らかであろう。
図14A〜14Eは、一部の実施形態に係る、ドックを表示し、又は制御パネルを表示する(例えば、ドックの代わりに若しくはドックに加えて)方法1400を示すフローチャートである。方法1400は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する電子デバイス(例えば、デバイス300、図3、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、電子デバイスは、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを含む。一部の実施形態では、タッチ感知面及びディスプレイは、タッチ感知ディスプレイに統合される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法1400の一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
方法1400は、一連の1つ以上の端部スワイプジェスチャがそれぞれの基準を満たすかに基づいて、一連の1つ以上の端部スワイプジェスチャに応じて、ドックを表示し、又は制御パネルを表示する(例えば、ドックの代わりに若しくはそれに加えて)かを判定することに関する。例えば、一部の実施形態では、デバイスは、デバイスの底端部からの第1の上方向スワイプジェスチャに応じてドックを表示し、デバイスは、ドックが表示された後にデバイスの底端部からの第2の上方向スワイプに応じて制御パネルを表示する。一部の実施形態では、ドックは、デバイスの底端部からの短い上方向スワイプに応じて表示され、制御パネルは、デバイスの底端部からの長い上方向スワイプに応じて表示される(任意選択で、ドックは、上方向スワイプの間に表示される)。ユーザが、或る基準が満たされるかに依存して一連の1つ以上の端部スワイプジェスチャに応じてドックを表示し、又はドックの代わりに若しくはそれに加えて制御パネルを表示することを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能への容易なアクセスを提供し、必要とされる入力をより少なくして意図した結果を達成するようにユーザを支援し、追加の表示された制御を有するユーザインタフェースを乱すことなく追加の制御オプションを提供することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
方法1400は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有するデバイス(例えば、ディスプレイ及びタッチ感知面の両方としての役割を果たすタッチスクリーンディスプレイを有するデバイス)において実行される。デバイスは、ディスプレイ上で、ドック(例えば、ディスプレイ上で分割されたスクリーンフォーマットで、第1のユーザインタフェースを表示することから別のアプリケーションのユーザインタフェースを表示することに切り替え、又は別のアプリケーションのユーザインタフェースを第1のユーザインタフェースに追加するために複数のアプリケーション開始アイコンからアプリケーション開始アイコンを選択するためのアプリケーションドック)を表示することなく表示される1つ以上のアプリケーションを含む第1のユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース5850、図5F1)(例えば、第1のユーザインタフェースは、図5F1におけるユーザインタフェース5850などのアプリケーションのユーザインタフェース、又は2つ以上のアプリケーションのユーザインタフェースを含む分割されたユーザインタフェースである)を表示する(1402)。第1のユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、デバイス上へのデバイスの端部からの接触の移動を検出することを含めて、一連の1つ以上の入力を検出し(1404)(例えば、タッチスクリーンの端部における接触の下方のタッチを検出し、タッチスクリーン上でタッチスクリーンの端部からの接触の移動を検出する)(例えば、図5F2〜5F8における接触5852)(例えば、図5F11〜5F13における接触5880及び図5F15〜5F18における接触5882)。一連の1つ以上の入力を検出したことに応じて、一連の1つ以上の入力がドック表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、図5F2〜5F5に示されるように、及び図5F11〜5F14にも示されるように、制御パネル(例えば、アクティブ化可能な制御を有する制御パネルユーザインタフェース、制御パネルユーザインタフェースに対応する制御パネルビュー、又は別の現在表示されているユーザインタフェースの上にオーバーレイされたアクティブ化可能な制御を有する制御パネルオブジェクト)を表示することなく第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされたドックを表示する(1406)。一部の実施形態では、一連の1つ以上の入力を検出したことに応じて、一連の1つ以上の入力がドック表示基準を満たさないとの判定に従って、デバイスは、ドックを表示することなく第1のユーザインタフェースの表示を維持する。一部の実施形態では、一連の1つ以上の入力を検出したことに応じて、デバイスは、一連の1つ以上の入力に応じてドックの一部を表示し、一連の1つ以上の入力がドック表示基準を満たさない(例えば、一連の1つ以上の入力におけるそれぞれの接触の移動は、それぞれの接触がリフトオフするときの第1の距離閾値よりも短い)との判定に従って、デバイスは、ドックの一部を表示することを停止する(例えば、一連の1つ以上の入力の終了がドック表示基準を満たすことなく検出されるときにドックの一部が表示されることを停止する(例えば、撤回される))。一連の1つ以上の入力が制御パネル表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、制御パネルを表示する(例えば、図5F6〜5F8に示されるように、図5F15〜5F18に示されるように、及び図5F20〜5F22に示されるように)。一部の実施形態では、一連の1つ以上の入力を検出したことに応じて、一連の1つ以上の入力が制御パネル表示基準を満たさないとの判定に従って、デバイスは、制御パネルを表示することなく第1のユーザインタフェースの表示を維持する(例えば、ドックの表示と同時に、又はドッグの表示なしに)。
一部の実施形態では、一連の1つ以上の入力は、デバイス上へのデバイスの端部からのそれぞれの接触の移動を含み(1408)、それぞれの接触は、一連の1つ以上の入力全体を通じて連続して検出され(例えば、一連の1つ以上の入力は、タッチスクリーンの端部から開始し、タッチスクリーン上で続くそれぞれの接触による単一のスワイプ入力である)(例えば、図5F2〜5F8における接触5852による単一のスワイプ入力)。一部の実施形態では、ドック表示基準は、図5F2〜5F5に示されるように、それぞれの接触の移動が第1の距離閾値よりも長いときに満たされる(例えば、ドック表示基準は、単一の長いスワイプ入力がタッチスクリーンの底端部からのスクリーンの高さの4分の1を超え、又はタッチスクリーンの底端部からのドックの高さの半分よりも長いそれぞれの接触の上方向又は弧移動を含むときに満たされる)基準を含み、制御パネル表示基準は、図5F6〜5F8に示されるように、それぞれの接触の移動が第1の距離閾値よりも長い第2の距離閾値よりも長いときに満たされる(例えば、制御パネル表示基準は、単一の長いスワイプ入力がタッチスクリーンの底端部からのスクリーンの高さの3分の1を超え、又はタッチスクリーンの底端部からのドックの高さよりも長いそれぞれの接触の上方向又は弧移動を含むときに満たされる)基準を含む。第1の距離閾値が満たされるときにドックを表示し、第2の距離閾値が満たされるときに制御パネルを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能への容易なアクセスを提供し、必要とされる入力をより少なくして意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減し、追加の表示された制御を有するユーザインタフェースを乱すことなく追加の制御オプションを提供することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、ドック表示基準は、図5F11〜5F14に示されるように、一連の1つ以上の入力がデバイス上へのデバイスの端部からの第1の接触の移動を含むときに満たされる(例えば、ドック表示基準は、任意選択で、デバイス上へのデバイスの端部からの第2の接触の移動を検出することなく、第1の接触がタッチスクリーンの底端部からの第1の閾値距離よりも長く上方向に移動するときに満たされる)基準を含み(1410)、制御パネル表示基準は、一連の1つ以上の入力が、デバイス上へのデバイスの端部からの初めの接触(例えば、図5F11〜5F14における接触5880などの第1の接触)の移動(例えば、第1の閾値距離よりも長く)に続く、デバイス上へのデバイスの端部からの第2の接触の移動(例えば、図5F15〜5F18における接触5882など)(例えば、初期の接触(例えば、第1の接触)とは異なる)を含むときに満たされる(例えば、制御パネル表示基準は、別々の接触による2つの連続した上方向又は弧スワイプが検出されるときに満たされる)基準を含む。一部の実施形態では、制御パネル表示基準は、タッチ感知面からの第1の接触のリフトオフ(例えば、図5F13における接触5880−cのリフトオフ)を検出した後、及びデバイス上へのデバイスの端部からの第2の接触(例えば、図5F15〜5F17における接触5882)の移動を検出した後に満たされる。一部の実施形態では、制御パネル表示基準は、制御パネル表示基準が満たされるために、2つの別々の接触による2つの連続した上方向スワイプが同一の方向(例えば、上方向)になることを必要とする。第1の上方向スワイプに応じてドックを表示し、第2の上方向スワイプに応じて制御パネルを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネル表示基準は、図5F14〜5F18に示されるように、ディスプレイ上でドックを表示している間に(例えば、ドックが解放され、又はそうでない場合、表示されることが停止する前)第2の接触の移動が検出されるときに満たされる基準を含む(1412)。第2の上方向スワイプに応じて制御パネルを表示することは(ドックが表示される間)、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネルを同時に表示することなくドックが第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされる間(例えば、ドック表示基準を満たしており、制御パネル表示基準を満たしていない一連の1つ以上の入力に応じてドックが表示された後)(例えば、図5F14に示されるように)、デバイスは、デバイス上へのデバイスの端部からの第2の接触の移動を含む後続の入力(例えば、一連の1つ以上の入力の接触とは別個の別の接触による後続の上方向又は弧スワイプ)(例えば、図5F15〜5F17における接触5882)(例えば、図5F20〜5F22における接触5884)を検出し(1414)、後続の入力を検出したことに応じて、デバイスは、制御パネルを表示する(例えば、図5F22に示されるように、ドックを表示することを停止した後、又は図5F18に示されるように、ドックの表示と同時に)。後続の上方向スワイプに応じて制御パネルを表示することは(ドックが表示される間)、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、ドック表示基準は、制御パネル表示基準を満たす一連の1つ以上の入力の初期部分によって満たされる(例えば、ドック表示基準は、図5F2〜5F5に示されるように、制御パネル表示基準を満たす単一の長い上方向スワイプの間に接触の初期の上方向の移動によって満たされ、ドック表示基準は、図5F11〜5F14に示されるように、制御パネル表示基準を満たす一連の2つの連続した上方向スワイプの第1の上方向スワイプによっても満たされる)基準を含み(1416)、ドックは、一連の1つ以上の入力の初期部分に応じて表示される。上方向スワイプの初期部分に応じてドックを表示することは、改善されたフィードバックを提供し、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、一連の1つ以上の入力を検出したことに応じて、ドックが現在表示されており、かつ制御パネル(アクティブ化可能な制御を有する制御パネルユーザインタフェース、制御パネルユーザインタフェースに対応する制御パネルビュー、又は別の現在表示されているユーザインタフェース上にオーバーレイされたアクティブ化可能な制御を有する制御パネルオブジェクト)が表示されることになるとの判定に従って(例えば、ドックがドック表示基準を満たした一連の1つ以上の入力の初期部分に応じて既に表示され、制御パネル表示基準が一連の1つ以上の入力によって満たされるとき)、デバイスは、制御パネル(例えば、アクティブ化可能な制御を有する制御パネルユーザインタフェース、制御パネルユーザインタフェースに対応する制御パネルビュー、又は別の現在表示されているユーザインタフェース上にオーバーレイされたアクティブ化可能な制御を有する制御パネルオブジェクト)(例えば、図5F8に示されるように)(例えば、図5F22に示されるように)を表示するときにドッグを表示することを停止する(1418)。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース又は制御パネルオブジェクトは、ドックの表示層の上にオーバーレイされた表示層内でタッチスクリーンの底端部から上方向にスライドし、ドック(例えば、ドックの表示層内の全ての他のコンテンツと共に)は、図5F22に示されるように、不明瞭にされる(例えば、マスク化され、又は大幅にぼかしがかけられる)。制御パネルを表示するときにドックを表示することを停止することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、ユーザが追加の表示された制御を有するユーザインタフェースを乱すことなく制御パネルの制御オプションに集中することを可能にし、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、一連の1つ以上の入力を検出したことに応じて、ドックが現在表示されており、かつ制御パネルが表示されることになるとの判定に従って(例えば、ドックがドック表示基準を満たした一連の1つ以上の入力の初期部分に応じて既に表示され、制御パネル表示基準が一連の1つ以上の入力によって満たされるとき)、デバイスは、制御パネル(例えば、アクティブ化可能な制御を有する制御パネルユーザインタフェース、制御パネルユーザインタフェースに対応する制御パネルビュー、又はアクティブ化可能な制御を有する制御パネルオブジェクト)を表示するときにドッグの表示を維持する(1420)(例えば、図5F9に示されるように)(例えば、図5F23に示されるように)(例えば、図5F24に示されるように)。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェース又は制御パネルオブジェクトは、ドックの表示層の背後にある表示層内でタッチスクリーンの底端部から上方向にスライドし、最終的に、制御パネル内の制御は、図5F23に示されるように、ディスプレイ上のドッグの上で表示される。一部の実施形態では、制御パネルオブジェクトは、ドックの底端部からのドックの延長であり、制御パネルオブジェクトが上方向にドラッグされるにつれて、制御パネルオブジェクトは、制御パネルオブジェクトに沿ってディスプレイ上でドッグを上方向に押し上げる(例えば、図5F24に示されるように)(任意選択で、第1のユーザインタフェースは、ドック及び制御パネルオブジェクトの下部でぼかしがかけられる)。制御パネルを表示するときにドックの表示を維持することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、制御パネルの制御オプションを有するドックの両方の制御オプションを提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネルを表示することは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内の複数のアプリケーションビューと共に制御パネルを表示することを含む(1422)(例えば、図5F8に示されるように)。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース(例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース5856、図5F8)は、アプリケーションビューのグリッド(例えば、アプリケーションビュー5851、アプリケーションビュー5858、アプリケーションビュー5860、及びアプリケーションビュー5862)、又はアプリケーションビューのスタック(例えば、アプリケーションビューは、アプリケーションが保持された状態情報で閉じられる前に最後に表示された対応するアプリケーションのユーザインタフェースの縮尺した画像である)である。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースは、保持された状態情報で閉じられたアプリケーションに対応するアプリケーションビューのみを含み、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内のアプリケーションビューの選択によって、選択されたアプリケーションビューに対応するアプリケーションは、アプリケーションを閉じる前に保存された最後の状態に開かれるようになる(例えば、図5F9に関して上記説明されたように)。保持された状態情報で閉じられたアプリケーションとは対照的に、保持された状態情報なしで閉じられたアプリケーションは、アプリケーションビューによってアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で表されず、アプリケーションを開始する(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース又はドック内で対応するアプリケーション開始アイコンを選択することによって)ことによって、アプリケーションがデフォルトの状態から(例えば、アプリケーションのデフォルトの開始ユーザインタフェースから)表示されるようになる。一部の実施形態では、制御パネル(例えば、制御パネルビュー5886、図5F8)は、制御パネルユーザインタフェースの縮尺した画像である制御パネルビューによってアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で表される。一部の実施形態では、制御パネルビューは存続しており、そこに含まれる制御は、タッチ入力によってアクティブ化可能である。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内の制御パネルビュー上で検出されたタッチ入力(例えば、タップ入力)によって、プリケーションスイッチャユーザインタフェースの表示が制御パネルユーザインタフェースによって置き換えられるようになる。アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で制御パネルを表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御オプションをユーザに提供し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、デバイスは、図5F16〜5F18に示されるように、ドックの表示を維持する間(例えば、ドックは、ディスプレイ上の留まり、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース(複数のアプリケーションビュー及び制御パネルビューを含む)は、第1のユーザインタフェースを覆うようにドックの背後でディスプレイの底部から上方向にスライドする)、第1のユーザインタフェースの表示を置き換えるアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのアニメ化された遷移を表示する(1424)。第1のユーザインタフェースの表示を置き換えるアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのアニメ化された遷移を表示することは、改善されたフィードバックを提供し、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、視覚フィードバックをユーザに提供し、それによって、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、デバイスは、第1のユーザインタフェース及びドックの表示を置き換えるアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのアニメ化された遷移を表示する(1426)。例えば、一部の実施形態では、図5F6〜5F8に示されるように、ドック及び第1のユーザインタフェースは見えなくなり、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースは、消えかかったドック及び第1のユーザインタフェースの上にオーバーレイされる。一部の実施形態では、ドックは、第1のユーザインタフェースよりもさらに消えかかる。第1のユーザインタフェース及びドックの表示を置き換えるアプリケーションスイッチャユーザインタフェースのアニメ化された遷移を表示することは、改善されたフィードバックを提供し、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、視覚フィードバックをユーザに提供し、それによって、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、アプリケーション閉基準を満たす第2の一連の1つ以上の入力を検出し(1428)(例えば、複数のアプリケーションビューの第1のアプリケーションビュー(例えば、第1のアプリケーションの最後に表示されたユーザインタフェースのアイコン又は縮尺した画像)に対応する位置においてタッチ感知面上の1つ以上の接触による一連の1つ以上の入力を検出することを含む)(例えば、図5F30、5F32、及び5F35に示されるように)、アプリケーション閉基準を満たす第2の一連の1つ以上の入力を検出したことに応じて、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内の複数のアプリケーションビューの第1のアプリケーションビューを表示することを停止する(例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内の複数のアプリケーションビューの他のアプリケーションビューの表示を維持する間)(例えば、図5F30〜5F31、図5F32〜5F33、及び図5F35〜5F36に示されるように)。ユーザがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内のアプリケーションビューを閉じることを可能にすることは、ユーザがどのアプリケーションに容易にアクセスすることができるかを決定することを可能にするカスタム化可能なユーザインタフェースを提供し、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能への容易なアクセスを提供し、必要とされる入力をより少なくして意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、アプリケーション閉基準を満たす第2の一連の1つ以上の入力を検出することは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースのアプリケーション閉モードをアクティブ化する第1の入力を検出することと(例えば、図5F26〜5F28に示されるように)、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースのアプリケーション閉モードがアクティブ化されている間に複数のアプリケーションビューの中で第1のアプリケーションビューを選択する第2の入力を検出することと(例えば、図5F30及び5F32に示されるように)、を含み(1430)、方法は、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースのアプリケーション閉モードをアクティブ化する第1の入力を検出したことに応じて、アプリケーション閉モードがアクティブ化されたことを示すようにアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内の第1の視覚的変化を表示すること(例えば、図5F28に示されるように)を含む。例えば、一部の実施形態では、第3の接触による入力(例えば、図5F26〜5F28における接触5890)が長い押圧基準であって、長い押圧基準は、長い押圧基準が満たされるために、第3の接触が閾値時間量(例えば、長い押圧時間閾値、時間T)よりも長く、閾値移動量よりも小さくタッチ感知面上で維持されることを必要とする、長い押圧基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、図5F28に示されるように、複数のアプリケーションビューの各々のアプリケーションビュー上でそれぞれの削除アフォーダンスを表示する(例えば、アプリケーションビューの上左隅内の「x」)。削除アフォーダンスが表示された後、デバイスは、図5F31に示されるように、第1のアプリケーションビューに対する削除アフォーダンス上のタップ入力(例えば、接触5892によるタップ入力、図5F30)を検出し、第1のアプリケーションビューは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースから除去され、第1のアプリケーションに対する保持された状態情報は削除される。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内の第1の視覚的変化は、アプリケーション閉モードがアクティブ化されたことを示すように増大した透明度レベルでアプリケーションビューを表示することを含む。一部の実施形態では、アプリケーション閉モードがアクティブ化されたままである間(例えば、削除アフォーダンスが表示される間、又はアプリケーションビューが増大した透明度レベルで表示される間)の第1のアプリケーションビュー上の上方向スワイプ又はフリック入力(例えば、第3の接触のリフトオフの後に検出された第3の接触又は異なる接触のいずれかによる)によって、第1のアプリケーションビューがアプリケーションスイッチャユーザインタフェースから除去されるようになり、第1のアプリケーションに対する保持された状態情報が削除されるようになる(例えば、図5F32〜5F33に示されるように)。一部の実施形態では、複数のアプリケーションビューの外側で(例えば、複数のアプリケーションビューの上の占有されていない領域内で)検出されたタップ入力によって、アプリケーション閉モードが非アクティブ化されるようになり、アプリケーションビューの後続の選択は、対応するアプリケーションを開始し、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースの表示を選択されたアプリケーションの最後に表示されたユーザインタフェース(又は、制御パネルビューがアプリケーションビューの代わりに選択された場合は制御パネルユーザインタフェース)と置き換える。アプリケーション閉モードがアクティブ化されたことを示すように視覚的変化を表示することは、改善された視覚フィードバックを提供し、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、視覚フィードバックをユーザに提供し、それによって、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、アプリケーション閉基準を満たす第2の一連の1つ以上の入力を検出することは、複数のアプリケーションビューの第1のアプリケーションビューに対応する位置においてタッチ感知面を横切る第2の一連の1つ以上の入力におけるそれぞれの接触(例えば、上方向スワイプ又は上方向フリック)の移動を検出することを含む(1432)(例えば、図5F32における接触5894及び図5F35における接触5896)。ユーザがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース内のアプリケーションビューを閉じることを可能にすることは、ユーザがどのアプリケーションに容易にアクセスすることができるかを決定することを可能にするカスタム化可能なユーザインタフェースを提供し、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能への容易なアクセスを提供し、必要とされる入力をより少なくして意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、ドックは、一連の1つ以上の入力が検出されるとき、一連の1つ以上の入力がドック表示基準を満たし、かつ第1のユーザインタフェースが保護されない(例えば、第1のユーザインタフェースは、メディアプレイヤアプリケーションのための全画面コンテンツ表示モード、ゲーミングアプリケーションのアクティブなゲーミングモード、又は地図アプリケーションのナビゲーションモードとは反対に、対話型コンテンツ表示モードなどの保護されていないモードで動作しているアプリケーションに対応する)との判定に従って、第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされて表示され(1434)、方法は、一連の1つ以上の入力を検出したことに応じて、一連の1つ以上の入力がドック表示基準を満たし、かつ第1のユーザインタフェースが保護される(例えば、第1のユーザインタフェースは、全画面コンテンツ表示モードで動作しているアプリケーション、又はアクティブなゲーミングモードにあるゲーミングアプリケーション若しくはナビゲーションモードにある地図アプリケーションなど、突然中断されるべきでないモードに現在あるアプリケーションに対応する)との判定に従って、ドックを表示することなく第1のユーザインタフェースの表示を維持することを含む。例えば、一部の実施形態では、デバイスは、検証入力が検出されるときにドッグが表示される検証モードをアクティブ化する。一部の実施形態では、ドック表示基準を満たす一連の1つ以上の入力に応じて、アフォーダンスが代わりに表示され、アフォーダンスが表示される間(例えば、ユーザ対話がなく予め定められた期間の後にアフォーダンスが自動的に隠れる前)にドック表示基準を満たす別の一連の1つ以上の入力が検出される場合、次いで、ドッグが表示される(例えば、図5B1〜5B33及び図9A〜9Dに関して更に詳細に説明されるように)。現在表示されているアプリケーションが保護されると判定されるときにスワイプジェスチャの操作を制限することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスのユーザの使用への意図しない途絶を削減し、デバイスを操作するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、ドックは(例えば、ドック5854、図5F5)、(1)ユーザによって、デバイスのホームスクリーンユーザインタフェースからドックに移動される第1のアプリケーション開始アイコン(例えば、ユーザによって、ホームスクリーンからドラッグされ、ドック上にドロップされるアプリケーション開始アイコン)と、(2)デバイス上の最近開いたアプリケーション(例えば、ユーザによって閉じられたばかりのアプリケーション)のための第2のアプリケーション開始アイコンと、(3)予め定められた基準に基づいてデバイスによって推薦されるアプリケーション(例えば、デバイスと関連付けられた別のデバイス(例えば、同一のWiFiネットワークに接続され、又はBluetoothを介して相互に接続されたなど)上の現在使用されているアプリケーション)のための第3のアプリケーション開始アイコンと、のうちの少なくとも1つを含む複数のアプリケーション開始アイコンを含む(1436)。例えば、一部の実施形態では、ドックは、デバイス上で使用されているN個(例えば、3つ)の直近に開かれたアプリケーション、ユーザによって指定されたM個(例えば、4つ)の好みのアプリケーション、関連するデバイス上の1つ以上の現在使用されているアプリケーション(例えば、デバイス間の自動ハンドオフにある)、好みのアプリケーションの組合せ、最近開いたアプリケーション、及び/又は推奨されたアプリケーションのためのアプリケーション開始アイコンを含む。一部の実施形態では、最近のアプリケーションは、垂直分離線によってドッグ内でアプリケーション開始アイコンの残りから分離される。一部の実施形態では、最近のアプリケーションは単純に、3つの直近のアプリケーションを含む。一部の実施形態では、最近のアプリケーションは、ドックにまだ含まれていない3つの直近のアプリケーションを含む。一部の実施形態では、デフォルトのドックは、予め設定された数のアプリケーション開始アイコン(例えば、メッセージ、ウェブブラウザ、メディアプレイヤ、電子メール、及びファイル記憶アプリケーション)を含む。一部の実施形態では、アプリケーション開始アイコンに加えて、フォルダアイコン、ウェブクリッピング、及びドキュメントアイコンなどの他のアフォーダンスをホームスクリーンユーザインタフェース又は他のユーザインタフェースからドラッグすることもでき(例えば、ドライブ又はネットワーク記憶空間)、それらをドッグにドロップすることもできる。一部の実施形態では、方法は、アフォーダンス(例えば、アプリケーション開始アイコン、フォルダ、ウェブクリッピング、ドキュメントなど)をドックに追加することを含む。アフォーダンスを追加するとき、ドックは、それがディスプレイの最大長に到達するまで長さにおいてより長くなり、次いで、ドックは、更なるアイコンを収容するために高さにおいてより短くなる(及び、アイコンのサイズが小さくなる)。一部の実施形態では、方法は、アフォーダンスをドックから削除することを含む。アフォーダンスを削除するとき、ドックは、アイコンがドックから除去されるにつれて、高さにおいて長くなり(及び、アイコンのサイズが大きくなる)、アイコンが標準的なサイズのアイコンになると、ドックは長さにおいて短くなる。一部の実施形態では、ドックは、デバイスが回転するとき(例えば、横方位から縦方位に、又はその逆)に表示されたままとなる。一部の実施形態では、ドックは、アプリケーションがドック又はドックが表示されるホームスクリーンから開始したときに見えなくなる。一部の実施形態では、ドックは、ドック上の下方向スワイプジェスチャ(例えば、一連の1つ以上の入力からの別々の入力)に応じて解放される。一部の実施形態では、ドックは、第1のユーザインタフェース内のいずれかの場所における接触の下方のタッチがあると、又は第1のユーザインタフェースとのユーザ対話に応じて(例えば、一連の1つ以上の入力と分離した入力によって)解放される。一部の実施形態では、ドックは、ドックを超えて移動する下方向スワイプジェスチャに応じて解放される(例えば、メッセージングアプリケーション内でキーボードを解放するためにスクリーン上のキーボードを超えた下方向スワイプジェスチャと同様に)。ドック内で複数のアプリケーション開始アイコンを提供することは、ユーザがどのアプリケーションに容易にアクセスできるかを決定することを可能にするカスタム化可能なドックを提供し、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、デバイスの重要な制御機能への容易なアクセスを提供し、必要とされる入力をより少なくして意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、制御パネル(例えば、制御パネルユーザインタフェース又はアクティブ化可能な制御を有する制御パネルオブジェクト)を表示する間であって、制御パネルは、1つ以上の選択可能制御を含む、表示する間、デバイスは、1つ以上の選択可能制御の第1の選択可能制御に対応するタッチ感知面上の位置においてタッチ感知面上の第4の接触を検出することを含めて、第4の接触による入力を検出する(1438)。一部の実施形態では、制御パネルは、各々がデバイスの対応する機能を制御するためのそれぞれの複数の制御を含む、1つ以上の制御領域を含む。一部の実施形態では、制御パネルは、1つ以上の制御領域に含まれない1つ以上の追加の制御を含む。第4の接触による入力を検出したことに応じて、第4の接触による入力(例えば、長い押圧又は深い押圧)が拡張制御表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、第1の選択可能制御の表示(例えば、制御アイコン)を第1の選択可能制御に対応する第1の拡張した制御の表示(例えば、制御アイコンのズームビュー)と置き換える(例えば、図5C1〜5C45及び図11A〜11Eに関して更に詳細に説明されるように)。一部の実施形態では、拡張制御表示基準は、第4の接触が少なくとも閾値時間量(例えば、長い押圧時間閾値)の間に閾値移動量よりも小さくタッチ感知面上で維持されるときに満たされる(例えば、拡張制御表示基準は、第4の接触による長い押圧入力によって満たされる)基準を含む。一部の実施形態では、拡張制御表示基準は、第4の接触の強度が予め定義された強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値ITL)を上回って増大するときに満たされる基準を含む。例えば、一部の実施形態では、拡張制御表示基準は、第4の接触による押圧入力によって満たされる。一部の実施形態では、第4の接触による入力が拡張制御表示基準を満たさないとの判定に従って、第1の選択可能制御の表示が第1の選択可能制御に対応する第1の拡張した制御を表示することなく維持される。一部の実施形態では、第4の接触による入力を検出したことに応じて、第4の接触による入力が制御アクティブ化基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、第1の選択可能制御(例えば、デバイスの対応する機能を制御するための)をアクティブ化する(例えば、図5F9に示されるように)。一部の実施形態では、制御アクティブ化基準は、第4の接触が閾値時間量よりも短く(例えば、長い押圧時間閾値よりも短く)タッチ感知面上で維持されるときに満たされることが可能である。一部の実施形態では、制御アクティブ化基準は、第4の接触の強度が予め定義された強度閾値を超えないときに満たされることが可能である。一部の実施形態では、制御アクティブ化基準は、タップジェスチャ認識部によって「タップ」として更に登録されている激しい、素早いタップで満たされ、制御アクティブ化基準は、制御アクティブ化基準が満たされるために、接触の強度が特定の強度閾値を下回ったままであることを常に必要としない。拡張した制御内で追加の制御を提供する(任意選択で、現在選択されている制御をアクティブ化する)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御を表示するために必要な入力の数を削減し、それによって、追加の表示された制御を有するUIを乱すことなく追加の機能性及び制御機能を提供することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、デバイスは、カバーシートユーザインタフェースを表示する要求を検出する(1440)(例えば、図5F38に示されるように、タッチスクリーンの上端部からの下方向スワイプを検出すること(例えば、第1のユーザインタフェースが表示される間(例えば、ドック及び/若しくは制御パネルと共に、若しくはそれらなしで))、又はデバイスを表示オフ状態から起動させる入力を検出すること(例えば、図5F42に示されるように、表示オン状態にある第1のユーザインタフェースを表示することから表示オフ状態にある表示をターンオフすることへの遷移の後、デバイスは、表示オン状態に再度遷移する入力(例えば、デバイスのリフト、若しくはデバイスの電力ボタン上の押圧入力)を検出する)を含む、要求を検出する)。一部の実施形態では、カバーシートユーザインタフェース(例えば、カバーシートユーザインタフェース5900、図5F39)は、デバイスにインストールされたアプリケーションによって受信及び/又は生成された最近の情報を提示するために使用される(例えば、表示オン状態に遷移するとき、続いてデバイスの通常の使用の間の両方で、通知の組を保持し、通知の組を消去し、失敗した通知を表示し、通知履歴において前に消去された通知を表示し、アプリケーションユーザインタフェース以外のユーザインタフェース内で表示されたバナーを使用してアプリケーションのアクティブなモードからの情報にアクセスし、追加のユーザインタフェースにアクセスする方法を提供する)。一部の実施形態では、カバーシートユーザインタフェースは、デバイスがスクリーンオフ状態からスクリーンオン状態に遷移するときすぐに表示されたユーザインタフェースであり(例えば、図5F42〜5F43に示されるように)(例えば、デバイスをスリープ状態から起動すると、及び/又はデバイスがロック状態にある間)、カバーシートユーザインタフェースは、デバイスがロック解除された後、再表示されるよう利用可能である(例えば、ユーザが通知を参照し、ミニアプリケーションユーザインタフェースにアクセスし、及び/又は制御パネルユーザインタフェースにアクセスすることを可能にするために)。カバーシートユーザインタフェースを表示する要求を検出したことに応じて、デバイスは、カバーシートユーザインタフェースを表示する(例えば、図5F39及び図5F43に示されるように)。カバーシートユーザインタフェースを表示する間、デバイスは、デバイス上へのデバイスの端部からの第5の接触の移動を検出することを含めて、第5の接触による入力を検出する(例えば、タッチスクリーンの端部における第5の接触の下方のタッチを検出し、タッチスクリーン上でタッチスクリーンの端部からの第5の接触の移動を検出する)(例えば、図5F40及び図5F44に示されるように)。第5の接触による入力を検出したことに応じて、デバイスが表示オフ状態にあったときにカバーシートユーザインタフェースを表示する要求が検出されたとの判定に従って(例えば、図5F42〜5F43に示されるように、カバーシートユーザインタフェースを表示する要求がデバイスを起動するためのものであり、カバーシートユーザインタフェースが起動スクリーンユーザインタフェースとしての役割を果たすとき)、デバイスは、制御パネル(例えば、カバーシートユーザインタフェース上にオーバーレイされた)を表示する(例えば、図5F44〜5F45に示されるように)。一部の実施形態では、カバーシートユーザインタフェースが起動スクリーンユーザインタフェースとしての役割を果たすとき、電力ボタンを押圧することは、カバーシートユーザインタフェースを解放し、デバイスを表示オフ状態(例えば、ロック状態又はスリープ状態)に戻す。デバイスがそれぞれのユーザインタフェース(例えば、アプリケーションのユーザインタフェース又はホームスクリーンユーザインタフェース)を表示していたときにカバーシートユーザインタフェースを表示する要求が検出されたとの判定に従って(例えば、図5F38〜5F39に示されるように)、デバイスは、カバーシートユーザインタフェースの表示をそれぞれのユーザインタフェースの表示と置き換える(例えば、図5F40〜5F41に示されるように)。一部の実施形態では、カバーシートユーザインタフェースがアプリケーションユーザインタフェース又はホームスクリーンユーザインタフェースを隠すカバーシートとしての役割を果たすとき、デバイスの底端部からの第1の上方向スワイプは、カバーシートユーザインタフェースを解放し、カバーシートユーザインタフェースを表示する前に表示されたユーザインタフェースを可視化する(例えば、図5F38〜5F41に示されるように)。一部の実施形態では、カバーシートユーザインタフェースが第1の上方向スワイプによって解放された後、第2の上方向スワイプは、アプリケーションユーザインタフェース上でドッグを持ち上げ、第3の上方向スワイプは、制御パネルを持ち上げる(又は、長いスワイプは、ドック及び制御パネルユーザインタフェースを持ち上げる)(例えば、図5F1〜5F24で上記説明されたように)。カバーシートユーザインタフェースが起動スクリーンユーザインタフェースとしての役割を果たし、又はアプリケーションユーザインタフェースを隠しているかに依存して、制御パネル(例えば、カバーシートユーザインタフェース上にオーバーレイされた)を表示し、又はカバーシートユーザインタフェースを解放することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、必要とされる入力をより少なくして意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作/対話するときのユーザの誤りを削減し、追加の表示された制御を有するユーザインタフェースを乱すことなく追加の制御オプションを提供することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
図14A〜14Eにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図14A〜14Eに関して上記説明された方法1400にも、同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1400に関して上記説明された接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションは任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1800)に関して本明細書で説明される接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションのうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記説明された情報処理方法での動作は任意選択で、汎用プロセッサ(例えば、図1A及び図3に関連して上記説明されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって実施される。
図14A〜図14Eを参照して上記説明された動作は任意選択で、図1A〜図1Bに記される構成要素によって実施される。例えば、表示動作1402、検出動作1404、及び表示動作1406は任意選択で、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190により実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に配信する。アプリケーション136−1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186に比較し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの方位から別の方位へのデバイスの回転などの、予め定められたイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する予め定められたイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A〜図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実装されるかは明らかであろう。
図15A〜15Cは、一部の実施形態に係る、異なるユーザインタフェースから制御パネルユーザインタフェースにナビゲートする方法1500を示すフローチャートである。方法1500は、ディスプレイ、タッチ感知面、及びタッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを有する電子デバイス(例えば、デバイス300、図3、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法1500の一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
以下で説明されるように、方法1500は、異なるユーザインタフェースから制御パネルユーザインタフェースにナビゲートするための直感的な方法を提供する。方法は、異なるユーザインタフェースから制御パネルユーザインタフェースにナビゲートするときにユーザからの入力の数、範囲、及び/又は特性を削減し、それによって、更に効率的なヒューマンマシンインタフェースを生成する。バッテリ動作電子デバイスに関しては、ユーザが異なるユーザインタフェースから制御パネルユーザインタフェースにより速くより効率的にナビゲートすることを可能とすることは、電力を節約し、電池充電の時間間隔を増大させる。
方法1500は、入力が開始された端部の領域に基づいて、スクリーンの上端部からのスワイプジェスチャに応じて第1のアプリケーションの表示から制御パネルの表示又は通知ユーザインタフェースに遷移することに関する。デバイスの底端部からのスワイプジェスチャは、異なる方向的条件及び端部スワイプ基準に基づいて、第1のアプリケーションの表示を第2のアプリケーションの表示、ホームスクリーン、又はアプリケーション切り替えユーザインタフェースに遷移させる。加えて、制御パネルユーザインタフェースのアクティブ化は、ユーザにデバイスの現在の状態に関する追加の情報を提供する、状態バーの拡大を含む。
一部の実施形態では、方法1500は、タッチ感知ディスプレイを有する電子デバイス(例えば、ディスプレイ及びタッチ感知面の両方としての役割を果たすタッチスクリーンディスプレイ)において実行される。一部の実施形態では、デバイスは、アクティブ化されるとき、現在表示されているユーザインタフェースを解放し、現在表示されているユーザインタフェースをデバイスにインストールされた複数のアプリケーションのための複数のアプリケーション開始アイコンを含むホームスクリーンと置き換えるように構成されたホームボタン(例えば、機械ボタン、仮想ボタン、ソリッドステートボタンなど)を有さない。一部の実施形態では、デバイスは、ホームボタン(例えば、機械ボタン、仮想ボタン、ソリッドステートボタンなど)を有する。
デバイスは、タッチ感知ディスプレイの第1の端部からそれぞれの方向への(例えば、ディスプレイの方位に対してデバイスの最上部から下に)第1のスワイプジェスチャ(例えば、図5G1、5G7、及び5G15それぞれに示される、移動5912、5928、及び5940を有する接触5910、5926、及び5938)を検出する(1502)。一部の実施形態では、スワイプジェスチャを検出することは、ディスプレイの端部に近接したデバイスの予め定義された領域(例えば、デバイスの上端部の近くのディスプレイの予め定義された部分(例えば、20画素幅)、任意選択で、ディスプレイの外側のディスプレイの上端部の一部を含む端部領域)内にある初期のタッチ下方位置において第1の接触を検出することを含む。一部の実施形態では、スワイプジェスチャを検出することは、第1の接触の初期の移動、例えば、ディスプレイの端部から離れた垂直移動を検出することを含む。一部の実施形態では、デバイスは、スワイプジェスチャが最初に検出されるときにディスプレイ上で第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示している。
タッチ感知ディスプレイの第1の端部からの第1のスワイプジェスチャを検出したことに応じて、第1のスワイプジェスチャのそれぞれの部分(例えば、検出されたスワイプジェスチャの始め)がタッチ感知ディスプレイの第1の端部の第1の部分において発生した(例えば、ディスプレイの現在の方位に対してデバイスの上端部の右又は左側)との判定に従って、デバイスは、タッチ感知ディスプレイの設定を調節するための複数の制御(例えば、ネットワーク接続、表示輝度、音声再生、周辺デバイスなどのための制御を有する制御パネルユーザインタフェース)を表示する(1504)。例えば、図5G1及び5G15におけるスワイプジェスチャがディスプレイの上端部の右側から開始したことを理由に、図5G2〜5G3及び5G16〜5G17における接触5910及び5938の下方向の動きによって、デバイスが制御パネル5914を表示するようになる。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースは、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされる(例えば、ホームスクリーンは、図5G4において視認可能であるが、制御パネル5914の背後でぼかしがかけられ、ロックスクリーンは、図5G17において視認可能であるが、制御パネル5914の背後でぼかしがかけられる)。
タッチ感知ディスプレイの第1の端部からの第1のスワイプジェスチャを検出したことに応じて、第1のスワイプジェスチャのそれぞれの部分(例えば、検出されたスワイプジェスチャの始め)がタッチ感知ディスプレイの第1の端部の第2の部分において発生したとの判定に従って、デバイスは、複数の最近受信した通知を表示する(1504)。例えば、図5G17におけるスワイプジェスチャが、ディスプレイの最上部の右側とは反対に、ディスプレイの上端部の中心で開始したことを理由に、図5G8〜5G9における接触5926の下方向の動きによって、デバイスが通知5932を表示するようになる。
ユーザが、或る予め設定された方向的条件及び端部スワイプ基準が満たされるかに依存して、制御パネル、通知、別のアプリケーション(例えば、最後に表示されたアプリケーション)、ホーム、又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースの間をナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、タッチ感知ディスプレイの第1の端部の第1の部分は、タッチ感知ディスプレイの第1の端部の第2の部分よりも小さい(1506)。例えば、デバイスのユーザインタフェースを表示するとき、ディスプレイの方位(例えば、横方向又は縦方向)に対するスクリーンの最上部の右半分の一部のみが制御パネルのアクティブ化と関連付けられ(例えば、図5G7に示される境界5930の右へのディスプレイの上端部のエリアのみが制御パネルのアクティブ化と関連付けられる)、ディスプレイの方位に対するスクリーンの最上部の残りが通知のアクティブ化と関連付けられる(例えば図5G7に示される境界5930の左へのディスプレイの上端部のエリアが通知のアクティブ化と関連付けられる)。これは、図5G7に示される境界の5930の右に開始する、図5G1及び5G15において開始したスワイプジェスチャが制御パネル5914の表示をもたらし、境界5930の左に開始する、図5G7において開始したスワイプジェスチャが通知5932の表示をもたらすことを理由とする。
スワイプジェスチャが制御パネルユーザインタフェースへのナビゲーションに対応する端部のより小さいエリア以外の、スクリーン上のより大きなエリアから開始したかに基づいて、ユーザが通知ユーザインタフェースにナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、制御パネルユーザインタフェースへの不測のナビゲーションを削減し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1のスワイプジェスチャを検出する前、1つ以上の状態インジケータ(又は、例えば、もっと多くのセル信号、機内モード、LTE状態、UMTS状態、端部状態、GPRS状態、Wi−Fi状態、Bluetooth状態、バッテリ状態、位置サービス、アラーム、表示方位ロック、呼転送状態、ネットワーク動作、同期、ホットスポット状態、若しくは着信拒否)がタッチ感知ディスプレイの第1の端部の第1の部分内で表示される(例えば、図5G1、5G7、及び5G15に示される状態バー402)。タッチ感知ディスプレイの第1の端部からの第1のスワイプジェスチャを検出したことに応じて、第1のスワイプジェスチャのそれぞれの部分(例えば、検出されたスワイプジェスチャの始め)がタッチ感知ディスプレイの第1の端部の第1の部分において発生したとの判定に従って、デバイスは、タッチ感知ディスプレイの端部からの第1のスワイプジェスチャの移動に従って1つ以上の状態インジケータの位置を変更する(1508)(例えば、動的に)(例えば、1つ以上の状態インジケータは、スクリーンの端部から離れたジェスチャの移動と比例してスクリーンの端部から下に移動する)。例えば、ディスプレイの上端部の右側からの下方へのスワイプジェスチャに応じて、境界5930の右で開始したジェスチャが制御パネルをアクティブ化することと関連付けられるが、図5G8において、境界5930の左で開始したジェスチャが制御パネルではなく通知にナビゲートすることと関連付けられていないことを理由に、状態バー402は、図5G2において、下に移動し、拡大する。
制御パネルユーザインタフェースの表示と関連付けられた(例えば、表示させる)入力を検出すると電子デバイスの状態に関する情報を更に著しく表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、ユーザが、制御が任意選択で変化するユーザインタフェースにナビゲートする要望を示したときにデバイスの現在の状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、ユーザがその情報をおそらく望むときに特定の情報をユーザに提供すると共に、他の時間の間に顕著な表示空間を節約することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、第1のスワイプジェスチャを検出する前に表示された1つ以上の状態インジケータ(例えば、状態バー402)は、少なくとも第1の状態インジケータ及び第2の状態インジケータを含み(1510)、1つ以上の状態インジケータの位置を変更することは、少なくとも第3の状態インジケータの表示を1つ以上の表示された状態インジケータに追加することを含む(例えば、ジェスチャが制御パネルをデバイスの左上隅から引き下ろすにつれて、状態バーがデバイスの端部から下にドロップし、追加の状態情報を表示するように拡大する)。例えば、状態バー402は、図5G1におけるバッテリレベル、WiFi接続性、及びセルラーネットワーク接続性のためのインジケータを含み、図5G2における制御パネルユーザインタフェースへのナビゲーションと関連付けられたスワイプジェスチャに応じてBluetooth接続性アイコン5916を含むように拡大する。
制御パネルユーザインタフェースの表示と関連付けられた(例えば、表示させる)入力を検出すると電子デバイスの状態に関する追加の情報を表示することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、ユーザが、制御が任意選択で変化するユーザインタフェースにナビゲートする要望を示したときにデバイスの現在の状態に関するリアルタイムな視覚フィードバックを提供し、ユーザがその情報をおそらく望むときに特定の情報をユーザに提供すると共に、他の時間の間に顕著な表示空間を節約することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、タッチ感知ディスプレイの設定を調節するための複数の制御は、タッチ感知ディスプレイ上の入力に応答する1つ以上の制御を含む(1512)(例えば、タッチ感知デバイスの1つ以上の設定は、1つ以上の設定に対応する制御上の入力を検出したことに応じて変更されてもよい)。これは例えば、図5C1〜5C45に示され、方法1100に関して説明される。一部の実施形態では、タッチ感知デバイスの1つ以上の設定は、予め定義された閾値を上回る特性力を有しない入力(例えば、軽い押圧)を検出したことに応じて変更されてもよく、予め定義された閾値を上回る特性力を有する入力(例えば、深い押圧)は、設定のより微細な操作を可能にするために制御の拡大をトリガする(例えば、タッチ感知ディスプレイの設定を調節するための複数の制御は、方法1100に関して更に詳細に説明されるように、デバイスの第1の機能を制御するための第1の制御及びデバイスの第2の機能を制御するための第2の制御を含む)。
一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースは更に、各々がデバイスの対応する機能を制御するためのそれぞれの複数の制御を含む、1つ以上の追加の制御領域を含む。一部の実施形態では、タッチ感知ディスプレイの設定を調節するための複数の制御を表示する間(例えば、制御パネルをアクティブ化したスワイプジェスチャの終了の後)、タッチ感知面上の第1の接触による第1の入力を検出し、タッチ感知面上の第1の接触による第1の入力を検出したことに応じて(タッチ感知面上の第1の接触を検出すること、及び接触のリフトオフが検出される前に第1の接触が閾値移動量よりも小さくその初期のタッチ位置において維持される(例えば、第1の接触が変化しない接触である)ことを検出することを含む)、第1の入力が制御領域拡大基準であって、制御領域拡大基準は、制御領域拡大基準が満たされるために、第1の接触の強度が第1の強度閾値を超える(例えば、第1の入力は、第1の制御領域内の押圧入力である)ことを必要とする、制御領域拡大基準を満たすとの判定に従って、第1の制御領域の表示を拡大した第1の制御領域の表示と置き換え、拡大した第1の制御領域は、第1の制御、第2の制御、及び第1の制御領域に含まれない1つ以上の追加の制御を含み(例えば、拡大した制御領域内で表示された制御は、第1の制御及び第2の制御に関連する制御(例えば、第1の制御は再生制御であり、第2の制御はボリューム制御であり、追加の制御は、再生リスト選択制御、音声経路選択制御、高速転送制御などを含む)を含む)。
第1の入力が第1の制御アクティブ化基準であって、第1の制御アクティブ化基準は、第1の制御アクティブ化基準が満たされるために(例えば、第1の制御アクティブ化基準は、第1の接触の強度が第1の強度閾値を超えないときに満たされることが可能である)、第1の接触が第1の制御領域内の第1の制御に対応するタッチ感知面上の第1の位置において検出されることを必要とし(例えば、第1の入力は、第1の制御上のタップである)、かつ第1の接触の強度が第1の強度閾値を超えることを必要としない、第1の制御アクティブ化基準を満たすとの判定に従って、デバイスの第1の機能を制御するための第1の制御をアクティブ化する。一部の実施形態では、第1の制御アクティブ化基準は、第1の制御アクティブ化基準が満たされるために、タップジェスチャ認識部によって「タップ」として更に登録されている激しい、素早いタップで満たされ、第1の制御アクティブ化基準は、接触の強度が特定の強度閾値を下回ったままであることを常に必要としない。
第1の入力が第2の制御アクティブ化基準であって、第2の制御アクティブ化基準は、第2の制御アクティブ化基準が満たされるために(例えば、第2の制御アクティブ化基準は、第1の接触の強度が第1の強度閾値を超えないときに満たされることが可能である)、第1の接触が第1の制御領域内の第2の制御に対応するタッチ感知面上の第2の位置において検出されることを必要とし(例えば、第1の入力は、第2の制御上のタップである)、かつ第1の接触の強度が第1の強度閾値を超えることを必要としない、第2の制御アクティブ化基準を満たすとの判定に従って、デバイスの第2の機能を制御するための第2の制御をアクティブ化する。一部の実施形態では、第2の制御アクティブ化基準は、第2の制御アクティブ化基準が満たされるために、ジェスチャ認識部によって「タップ」として更に登録されている激しい、素早いタップで満たされ、第2の制御アクティブ化基準は、接触の強度が特定の強度閾値を下回ったままであることを常に必要としない。
一部の実施形態では、デバイスは、制御領域拡大基準が第1の入力によって満たされるときに第1の触知出力を生成し、デバイスは、第1の制御アクティブ化基準及び/又は第2の制御アクティブ化基準が第1の入力によって満たされるときに第2の触知出力を生成し、第1の触知出力及び第2の触知出力は、異なる触知出力の性質を有する。一部の実施形態では(例えば、接触における複数のレベルの強度の変動を検出しないデバイスについて)、制御領域拡大基準は、第1の接触によるタッチ保持入力によって満たされる。
単一の入力の特性に基づいて追加の制御を提供し、又は現在選択されている制御をアクティブ化することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし(例えば、追加の制御を表示するために必要な入力の数を削減し、それによって、追加の表示された制御を有するUIを乱すことなく追加の機能性及び制御機能を提供することによって)、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
一部の実施形態では、デバイスは、タッチ感知ディスプレイの第1の端部とは異なる、タッチ感知ディスプレイの第2の端部からそれぞれの方向への(例えば、ディスプレイの現在の方位に対して、デバイスの底部から上に)第2のスワイプジェスチャ(例えば、図5A19〜5A23における移動5042を有する接触5040を含むスワイプジェスチャ)を検出する(1514)。一部の実施形態では、スワイプジェスチャを検出することは、ディスプレイの端部に近接したデバイスの予め定義された領域(例えば、デバイスの底端部の近くのディスプレイの予め定義された部分(例えば、20画素幅)、任意選択で、ディスプレイの外側のディスプレイの底端部の一部を含む端部領域)内にある初期のタッチ下方位置において第2の接触を検出することを含む。一部の実施形態では、スワイプジェスチャを検出することは、第2の接触の初期の移動(例えば、ディスプレイの端部から離れる垂直移動)を検出することを含む。
タッチ感知ディスプレイの第2の端部からの第2のスワイプジェスチャを検出したことに応じて、デバイスは、複数のアプリケーション(例えば、複数の最近開いたアプリケーション、任意選択で、アクティブ化されるとき、アプリケーションがそれらのデフォルトの開始状態から開始するように、保持された状態情報を有さずに閉じられた1つ以上の追加のアプリケーションを含む)に対応する複数のアプリケーションアイコン(例えば、アプリケーションを開始又は開くための)を含むホームスクリーンユーザインタフェース(アプリケーションスイッチャユーザインタフェースとは別個の)を表示する(1516)。例えば、図5A19〜5A23におけるスワイプジェスチャを検出したことに応じて、デバイスは、図5A24に示されるように、ホームスクリーンにナビゲートする。
ディスプレイの端部からのスワイプジェスチャに応じてホームスクリーンユーザインタフェースを表示することは、図5A1〜5A77に示された、方法600及び700に関して更に詳細に説明される。
制御パネル及び通知ユーザインタフェースへのナビゲーションと関連付けられたスクリーンの端部とは異なるディスプレイの端部から開始したスワイプジェスチャに基づいて、ユーザがホームスクリーンユーザインタフェースにナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、タッチ感知ディスプレイの第1の端部とは異なる、タッチ感知ディスプレイの第2の端部からそれぞれの方向への(例えば、ディスプレイの現在の方位に対して、デバイスの底部から上に)第2のスワイプジェスチャ(例えば、図5A2〜5A7における移動5006を有する接触5004を含むスワイプジェスチャ)を検出する(1518)。一部の実施形態では、スワイプジェスチャを検出することは、ディスプレイの端部に近接したデバイスの予め定義された領域(例えば、デバイスの底端部の近くのディスプレイの予め定義された部分(例えば、20画素幅)、任意選択で、ディスプレイの外側のディスプレイの底端部の一部を含む端部領域)内にある初期のタッチ下方位置において第2の接触を検出することを含む。一部の実施形態では、スワイプジェスチャを検出することは、第2の接触の初期の移動(例えば、ディスプレイの端部から離れる垂直移動)を検出することを含む。
タッチ感知ディスプレイの第2の端部からの第2のスワイプジェスチャを検出したことに応じて、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で表された複数のアプリケーションのうちの1つを選択的にアクティブ化するための(例えば、それぞれのアプリケーション選択オブジェクトの選択は、対応するアプリケーションをアプリケーションの一時停止の直前の状態に再アクティブ化する)複数のアプリケーションの表現(例えば、アプリケーション開始アイコン、アプリケーションユーザインタフェースの縮尺した画像など)を含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する(1520)。例えば、図5A2〜5A7におけるスワイプジェスチャを検出したことに応じて、デバイスは、図5A8に示されるように、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートする。一部の実施形態では、アプリケーションの表現は、それらが対応するアプリケーションの最新の使用に基づいて順序付けされる(例えば、より最近に使用されているアプリケーションの表現は、それよりも最近に使用されていないアプリケーションの表現よりも前/上に表示される)。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースは、制御パネルユーザインタフェースの少なくとも一部を含む。
ディスプレイの端部からのスワイプジェスチャに応じてアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示することは、図5A1〜5A77に示された、方法600、700、及び800に関して更に詳細に説明される。
制御パネル及び通知ユーザインタフェースへのナビゲーションと関連付けられたスクリーンの端部とは異なるディスプレイの端部から開始したスワイプジェスチャに基づいて、ユーザがアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、デバイスは、タッチ感知ディスプレイの第1の端部とは異なる、タッチ感知ディスプレイの第2の端部からそれぞれの方向への(例えば、ディスプレイの現在の方位に対して、デバイスの底部から上に)第2のスワイプジェスチャ(例えば、図5A2〜5A7及び5A19〜5A23それぞれにおける移動5006及び5042を有する接触5004及び5040を含むスワイプジェスチャ)を検出する(1522)。一部の実施形態では、スワイプジェスチャを検出することは、ディスプレイの端部に近接したデバイスの予め定義された領域(例えば、デバイスの底端部の近くのディスプレイの予め定義された部分(例えば、20画素幅)、任意選択で、ディスプレイの外側のディスプレイの底端部の一部を含む端部領域)内にある初期のタッチ下方位置において第2の接触を検出することを含む。一部の実施形態では、スワイプジェスチャを検出することは、第2の接触の初期の移動(例えば、ディスプレイの端部から離れる垂直移動)を検出することを含む。
タッチ感知ディスプレイの第2の端部からの第2のスワイプジェスチャを検出したことに応じて、第2のスワイプジェスチャがアプリケーションスイッチャ表示基準を満たすとの判定に従って(例えば、入力の第2の部分の予め定義された移動パラメータに基づいて、又は第1のアプリケーションビューの予め定義された移動パラメータ(例えば、実際の移動若しくは予測した移動のいずれか)に基づいて)、デバイスは、例えば、図5A2〜5A8に示されるように、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース内で表された複数のアプリケーションのうちの1つを選択的にアクティブ化するための(例えば、それぞれのアプリケーション選択オブジェクトの選択は、対応するアプリケーションをアプリケーションの一時停止の直前の状態に再アクティブ化する)複数のアプリケーションの表現(例えば、アプリケーション開始アイコン、アプリケーションユーザインタフェースの縮尺した画像など)を含むアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する(1524)。
一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャ表示基準は、アプリケーションスイッチャ表示基準が満たされるために、入力の第2の部分又は第1のアプリケーションビューが第1の移動条件(例えば、接触の速さ、加速度、位置、若しくは上記のうちの1つ以上の組合せに関する第1の条件、又は上記のうちの1つ以上並びに任意選択で現在のユーザインタフェースの状態及び/若しくはそれに含まれる1つ以上のオブジェクトの移動を特徴付ける1つ以上の追加の性質に基づく第1のアプリケーションビューの導出された移動パラメータに関する第1の条件など)を満たすことを必要とする。一部の実施形態では、アプリケーションの表現は、それらが対応するアプリケーションの最新の使用に基づいて順序付けされる(例えば、より最近に使用されているアプリケーションの表現は、それよりも最近に使用されていないアプリケーションの表現よりも前/上に表示される)。一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースは、制御パネルユーザインタフェースの少なくとも一部を含む。
タッチ感知ディスプレイの第2の端部からの第2のスワイプジェスチャを検出したことに応じて、第2のスワイプジェスチャがホーム表示基準を満たすとの判定に従って(例えば、入力の第2の部分の予め定義された移動パラメータに基づいて、又は第1のアプリケーションビューの予め定義された移動パラメータ(例えば、実際の移動若しくは予測した移動のいずれか)に基づいて)、デバイスは、例えば、図5A19〜5A24に示されるように、複数のアプリケーション(例えば、複数の最近開いたアプリケーション、任意選択で、アクティブ化されるとき、アプリケーションがそれらのデフォルトの開始状態から開始するように、保持された状態情報を有さずに閉じられた1つ以上の追加のアプリケーションを含む)に対応する複数のアプリケーション開始アイコン含むホームスクリーンユーザインタフェース(アプリケーションスイッチャユーザインタフェースとは別個の)を表示する(1524)。
一部の実施形態では、ホーム表示基準は、ホーム表示基準が満たされるために、入力の第2の部分又は第1のアプリケーションビューが第1の移動条件とは異なる第2の移動条件(例えば、接触の速さ、加速度、位置、若しくは上記のうちの1つ以上の組合せに関する第2の条件、又は上記のうちの1つ以上、並びに任意選択で現在のユーザインタフェースの状態及び/若しくはそれに含まれる1つ以上のオブジェクトの移動を特徴付ける1つ以上の追加の性質に基づく第1のアプリケーションビューの導出された移動パラメータに関する第2の条件など)を満たすことを必要とする。
ディスプレイの端部からのスワイプジェスチャに応じてアプリケーションスイッチャユーザインタフェース又はホームスクリーンユーザインタフェースを表示するかを判定することは、図5A1〜5A77に示された、方法600、700、及び800に関して更に詳細に説明される。
制御パネル及び通知ユーザインタフェースへのナビゲーションと関連付けられたスクリーンの端部とは異なる、ディスプレイの端部から開始したスワイプジェスチャに基づいて、並びにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示することとは異なるホームスクリーンを表示するための入力の移動パラメータに基づいて、ユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、電子デバイス上のタッチ感知ディスプレイの第2の端部は、タッチ感知ディスプレイの第1の端部の反対側である(1526)(例えば、制御パネルは、デバイス上のディスプレイの現在の方位に対して、タッチ感知ディスプレイの上右から下方へのスワイプジェスチャによってアクティブ化され、通知は、デバイス上のディスプレイの現在の方位に対して、タッチ感知ディスプレイの上左及び中心から下方へのスワイプによってアクティブ化され、ホームスクリーン及びアプリケーションスイッチャへのナビゲーションは、デバイス上のディスプレイの現在の方位に対して、タッチ感知ディスプレイの底部から上方へのスワイプジェスチャを通じてアクセスされる)。例えば、制御パネル及び通知それぞれにナビゲートする図5G1〜5G3及び5G7〜5G9におけるスワイプジェスチャは、デバイスの上端部から開始し、アプリケーションスイッチャ及びホームスクリーンそれぞれにナビゲートする図5A2〜5A7及び5A19〜5A23におけるスワイプジェスチャは、デバイスの底端部から開始する。
制御パネル及び通知ユーザインタフェースへのナビゲーションと関連付けられたスクリーンの端部とは反対のディスプレイの端部から開始したスワイプジェスチャに基づいて、並びにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示することとは異なるホームスクリーンを表示するための入力の移動パラメータに基づいて、ユーザがホームスクリーン又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、タッチ感知ディスプレイの設定を調節するための複数の制御を表示する間であって、複数の制御は、タッチ感知ディスプレイの第1の設定を調節するための第1の制御(例えば、図5G5におけるフラッシュライト制御5922)を含むが、タッチ感知ディスプレイの第2の設定を調節するための第2の制御(例えば、バッテリ制御5924)を含まない(例えば、制御パネルが閾値量よりも多い制御を含む場合、下位の複数の全ての制御のみが常に制御パネル内で表示される)、表示する間、デバイスは、タッチ感知ディスプレイの設定を調節するための複数の制御を横切るそれぞれの方向における第3のスワイプジェスチャ(例えば、図5G5における制御パネル5914を横切る接触5918及び移動5920を含むスワイプジェスチャ)を検出する(1528)。一部の実施形態では、第3のスワイプジェスチャを検出することは、複数の制御を表示する、例えば、スワイプが制御パネル内で開始したはずである、予め定義された領域内にある、初期のタッチ下方位置において第3の接触を検出することを含む。
第3のスワイプジェスチャを検出したことに応じて、デバイスは、タッチ感知ディスプレイの設定を調節するための複数の制御内のタッチ感知ディスプレイの第1の設定を調節する(例えば、制御パネルディスプレイから外に第1の制御をスライドさせる)ための第1の制御を表示することを停止し(1530)(例えば、フラッシュライト制御5922は、図5G6における制御パネル5914内で表示されない)、タッチ感知ディスプレイの設定を調節するための複数の制御内のタッチ感知ディスプレイの第2の設定を調節する(例えば、制御パネルユーザインタフェース内で視認可能である制御をシフトさせ、ディスプレイ上の制御パネルユーザインタフェースの少なくとも一部の表示を維持することによって、制御パネルディスプレイ上の第2の制御をスライドさせる)ための第2の制御を表示する(例えば、バッテリ制御5924は、図5G6における制御パネル5914内で表示される)。一部の実施形態では、制御パネル内の制御は、タッチ感知ディスプレイ上で同時に表示することができる制御パネルユーザインタフェース内で更なる制御があるとき(例えば、タッチ感知ディスプレイ上で制御パネルユーザインタフェースのための割り当てられたエリアよりも大きく占める制御の量)、複数の制御を横切るそれぞれの方向におけるスワイプジェスチャに応じてスライドする(例えば、第3のスワイプジェスチャを検出したことに応じて、制御パネル内で予め定められた量よりも多い制御があるとの判定に従って、制御パネルは、それぞれの方向でシフトし、制御パネル内で予め定められた量よりも少ない制御があるとの判定に従って、制御パネルは、それぞれの方向でシフトしない)。
一部の実施形態では、タッチ感知ディスプレイの第2の端部から開始するそれぞれの方向におけるスワイプによって、制御パネルユーザインタフェースは、ディスプレイ上で制御パネルユーザインタフェースの少なくとも一部(例えば、上記説明されたように、それぞれの方向におけるスワイプがタッチ感知ディスプレイの第2の端部から開始しない位置において発生するときに発生する)を維持すること、ホームスクリーンユーザインタフェース(例えば、方法600に関して説明され、図5A1〜5A77に示されるように、タッチ感知ディスプレイの第2の端部から開始したそれぞれの方向における長い及び/若しくは高速スワイプに応じて発生する)を表示すること、又はディスプレイ上でアプリケーション切り替えユーザインタフェース(例えば、方法600に関して説明され、図5A1〜5A77に示されるように、タッチ感知ディスプレイの第2の端部から開始したそれぞれの方向における短い及び/若しくは低速スワイプに応じて発生する)を表示すること、のうちのいずれかの代わりに表示されることを停止する。
ユーザが、追加のデバイス制御を表示するために制御パネルユーザインタフェース内でナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減し、個々の制御がディスプレイ上で十分に大きなサイズで表示されることを可能にし、それによって、ユーザインタフェースの別の層の間をナビゲートする必要なくそれらを直接操作することができるようにすることによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
図15A〜15Cにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1100、1200、1300、1400、及び1800)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図15A〜15Cに関して上記説明された方法1500にも、同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1500を参照して上記説明された制御パネル、制御、接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、触知出力、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及びアニメーションは任意選択的で、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1600、及び1800)を参照して本明細書に記載される制御パネル、制御、接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、触知出力、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及びアニメーションの特徴のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記説明された情報処理方法での動作は任意選択で、汎用プロセッサ(例えば、図1A及び図3に関連して上記説明されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって実施される。
図15A〜図15Cを参照して上記説明された動作は任意選択で、図1A〜図1Bに記される構成要素によって実施される。例えば、検出動作1502及び表示動作1504は任意選択で、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190により実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に配信する。アプリケーション136−1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186に比較し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの方位から別の方位へのデバイスの回転などの、予め定められたイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する予め定められたイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A〜図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実装されるかは明らかであろう。
図16A〜16Dは、一部の実施形態に係る、ユーザインタフェース間をナビゲートする方法1600を示すフローチャートである。方法1600は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する電子デバイス(例えば、デバイス300、図3、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、電子デバイスは、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを含む。一部の実施形態では、タッチ感知面及びディスプレイは、タッチ感知ディスプレイに統合される。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法1600の一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
方法1600は、異なる移動条件を満たすスワイプジェスチャに応じてユーザインタフェース間をナビゲートすることに関する。ユーザが、或る予め設定された移動条件(例えば、速度及び位置閾値基準)が満たされるかに依存して、(i)ホームスクリーンに、(ii)スワイプジェスチャが始まったときに表示されたユーザインタフェースの前に(例えば、直前に)スクリーン上で表示されたアプリケーション(例えば、「次の若しくは前のアプリケーション」)に、(iii)アプリケーション切り替えユーザインタフェース(他に「マルチタスク」ユーザインタフェースと称される場合がある)に、又は(iv)スワイプジェスチャが始まったときに表示されたユーザインタフェースに再度(「現在のアプリケーション」)にナビゲートすることを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。方法1600は、予測される最終的なユーザインタフェースの状態に基づいて閾値を動的に調節することによって、ユーザインタフェース間をナビゲートする精度を改善することに関する。加えて、方法1600は、表示領域の外側の動きセンサがないことと関連付けられた意図しない入力及びアーチファクトの影響を削減することによって、ユーザインタフェース間をナビゲートする精度を改善することに関する。
方法1600は、ユーザインタフェース(例えば、アプリケーションユーザインタフェース又はホームスクリーンユーザインタフェース)を表示する(例えば、タッチスクリーンディスプレイ上で)、ディスプレイ及びタッチ感知面(一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知ディスプレイである)を有するデバイスにおいて実行される。デバイスは、タッチスクリーンディスプレイの底端部における接触(例えば、図5A2、5A19、5A34、5A37、5A40、5A43、5A46、5A49、5A52、及び5A57それぞれにおける接触5004、5040、5052、5056、5060、5064、5065、5069、5070、及び5074)を検出し(1602)、ユーザが異なるユーザインタフェースに(例えば、現在のアプリケーションに再度、異なる(例えば、次の/前の)アプリケーションユーザインタフェースに、ホームスクリーンユーザインタフェースに、又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースに)ナビゲートすることを可能にする遷移ユーザインタフェースに入る。一部の実施形態では、デバイスは、遷移ユーザインタフェース内でアプリケーションのためのユーザインタフェースを対応するアプリケーションビュー(例えば、図5A3、5A20、5A35、5A38、5A41、5A44、5A47、5A50、及び5A53におけるアプリケーションビュー5010、5022、5022、5010、5010、5022、5014、5022、及び5014)と置き換える。
デバイスは、接触がリフトオフすると、接触の位置及び速度を監視し(1604)、デバイスがどのようにナビゲートするか(例えば、どのユーザインタフェースが表示され、アクティブであるか)をユーザに示す視覚フィードバックを提供する(例えば、入力が始まったときにユーザインタフェースを置き換えたアプリケーションビューを移動させ、縮小させ、又は拡大することによって)。一部の実施形態では、接触の位置及び速度は、ユーザにフィードバックを提供するアプリケーションビューの表示に対応する。例えば、図5A5に示されるように、デバイス100は、アプリケーションビュー5010の位置及び速度を監視する。アプリケーションビュー5010の瞬間的な速度がホーム表示基準を満たすことを理由に、デバイスは、いずれの他の最近開いたアプリケーションのためのアプリケーションビューを表示することなくアプリケーションビュー5010を表示し、接触が即時的にリフトオフすると、デバイスがホームスクリーンユーザインタフェースにナビゲートすることを示す。
一方で、図5A6に示されるように、アプリケーションビュー5010がホーム表示基準ではなくアプリケーションスイッチャ表示基準を満たす位置において中断したことを理由に、デバイスは加えて、最近開いたアプリケーションに対応するアプリケーションビュー5014の一部、及び制御パネルに対応する制御パネルビュー5016の一部を表示し、接触が即時的にリフトオフすると、デバイスがアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートすることを示す。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースは、遷移ユーザインタフェースからアクセス可能でなく、よって、デバイスが、デバイスのターゲット状態がアプリケーションスイッチャユーザインタフェースであることを示す視覚フィードバックを提供するとき、それは、制御パネルユーザインタフェースの表現の表示を含まない。ディスプレイの底部からのスワイプジェスチャではなく、ディスプレイの最上部からのスワイプジェスチャがホーム状態及びアプリケーションスイッチャ状態であることを検出したことに応じて制御パネルがアクセス可能である例示的な実施形態は、図5G1〜5G17に示された、方法1500に関して本明細書で更に詳細に議論される。
デバイスは次いで、入力の現在の性質に基づいて、現在のターゲット状態(例えば、入力がその時にリフトオフされることになった場合にナビゲートされるユーザインタフェース)を割り当てる(160x1)(例えば、入力がリフトオフするとユーザがどのユーザインタフェースにナビゲートするかを予測する)。図16Aに示されるように、デバイスは、入力の現在の特性及び1つ以上の閾値に基づいて(例えば、入力の特性を様々な速度及び位置閾値と比較することによって)、1つ以上の(例えば、一連の)決定(160x2〜160x11)を進めることによってターゲット状態を選択する。
それらの決定の各々は、対応する図16B〜16Dで更に詳細に示され、以下で更に詳細に説明される。決定のうちの1つ以上は任意選択で、割り当て操作160x1内で排除及び再配置される。一部の実施形態では、追加の決定は任意選択で、割り当て操作160x1内で決定の組に追加される。加えて、他のユーザインタフェース(例えば、制御パネルユーザインタフェース又は通知ユーザインタフェース)の表示をもたらす決定は任意選択で、割り当て操作160x1内で決定の組に追加される。
デバイスは次いで、接触のリフトオフが検出されたかを判定する(1636)。リフトオフが検出された場合、デバイスは、現在割り当てられているターゲット状態(例えば、割り当て操作160x1によって割り当てられたターゲット状態)にナビゲートする(1638)(例えば、それのためのユーザインタフェースを表示する)。例えば、図5A7、5A24、5A36、5A39、5A42、5A45、5A48、5A51、5A56、及び5A59における接触5004、5040、5052、5056、5060、5064、5065、5069、5070、及び5074のリフトオフは、割り当てられたユーザインタフェースのターゲット状態へのナビゲーションをもたらす。例えば、リフトオフが検出される前に接触5004が図5A6における位置5004−eにおいて中断されたことを理由に、図5A7において、デバイスは、アプリケーションスイッチャをターゲット状態として割り当てており(例えば、閾値の現在の速度が図17Aにおける起点の近くのセクタV内で特定されたことを理由に、決定160x6「アプリケーションスイッチャに対する中断」に従って、アプリケーションスイッチャがターゲット状態として割り当てられる)、それによって、デバイスは、リフトオフが図5A7において検出されるときにそれが現在割り当てられているターゲット状態であることを理由に、図5A8におけるアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートする。
リフトオフが検出されなかった場合、デバイスは任意選択で、例えば、図16Dに示される下位の方法に従って、1つ以上の現在のターゲットユーザインタフェースの選択に影響を与える動的閾値を更新する(1640)。一部の実施形態では、動的閾値は、接触のリフトオフの間の入力の性質における意図しない変化が最終的な判定に影響を与えることを防止するために、現在予測されている最終的なユーザインタフェースのターゲット状態を支持するように調節される。例えば、一部の実施形態では、ユーザがアプリケーションスイッチャユーザインタフェースへのナビゲーションに対応するディスプレイ上の位置における接触を中断する場合、デバイスは、「現在のアプリケーション」の表現の下で前のユーザインタフェースの表現をスライドすることを開始することによって視覚フィードバックを提供する。ユーザが予想外にリフトオフの間に指を素早く上に動かす場合にデバイスがホームをナビゲートすることを防止するために、デバイスは、リフトオフイベントがデバイスをアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートすることを予期して、接触が中断されている間に動的速度閾値(例えば、図17Aにおける速度閾値範囲1710)を増大させる。
リフトオフが検出されなかった場合、デバイスは、リフトオフが検出されるまで(1636)、入力の性質を監視し続け(1604)、視覚フィードバックを提供し続け、現在のターゲット状態を更新(例えば、割り当て)し続け(160x1)、任意選択で、動的閾値を更新し続ける(1640)。
一部の実施形態では、現在のターゲット状態を割り当てる(160x1)とき、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェースにナビゲートするユーザの意図を示す(デバイスによって判定されるように)、入力が「ホームに行くための上方のフリック」ジェスチャ(例えば、垂直方向で実質的に高速であり、又は十分に高速であり、実質的に垂直である(例えば、水平よりも垂直)入力))であるように見えるかを最初に判定する(160x2)。デバイスは、接触の速度が第1のy速度閾値(例えば、図17AにおけるセクタIを定める速度閾値1702)を満たすか(1606)、又は第2の速度閾値(例えば、図17Aにおけるy方向における速度閾値1710などのより低いy速度閾値(例えば、セクタIIをセクタVと区別する))を満たしかつ実質的に上方向であるか(例えば、図17Aにおける傾斜閾値1704及び1706内で(速度が更に垂直であるセクタIIを、接触の速度が更なる水平であるセクタIII及びIVと区別する))(1608)を判定する。接触の性質がそれらの基準のいずれかを満たす場合、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てる(1612)。
一部の実施形態では、デバイスは次いで、一部の状況では、現在のターゲット状態を再割り当てする1つ以上の例外をチェックする(例えば、以下で更に詳細に説明される、決定160x9、160x10、及び160x11を介して)。デバイスは次いで、リフトオフが検出されたかを判定し(1636)、そうである場合、現在のターゲット状態が例外に従って再割り当てされていなかった場合にホームスクリーンユーザインタフェースにナビゲートする(例えば、表示する)(1638)。例えば、図5A22における接触5022の移動5042がy速度閾値1702よりも高速であり、又は図17AにおけるセクタIIIの範囲内であるかのいずれかであった(例えば、「ホームに行くための上方のフリック」基準(1606)又は(1608)を満たす)と仮定すると、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当て、それによって、図5A23におけるリフトオフがあると、デバイスは、それがリフトオフの時間において現在のターゲット状態であったことを理由にホームスクリーンユーザインタフェースをナビゲートする(例えば、表示する)。
一部の実施形態では、デバイスが、入力が「ホームに行くための上方のフリック」基準を満たさないと判定する場合(160x2)、デバイスは次いで、入力が、ホームスクリーンユーザインタフェースにナビゲートするユーザの意図(デバイスによって判定されるように)を示す、「ホームに行くための上方のドラッグ」ジェスチャ(例えば、どの程度高速であるかに関わらず、垂直方向で十分に離れて移動する入力)であるように見えるかを判定する(160x3)。デバイスは、入力のy位置(例えば、接触/ユーザインタフェース表現の現在のy位置又はユーザインタフェース表現の予測されるy位置のいずれか)が第1のy位置閾値(例えば、図17Bにおける第1のy位置閾値1716)を満たすかを判定する(1610)。接触の性質がこの基準を満たす場合、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てる(1612)。
一部の実施形態では、デバイスは次いで、一部の状況では、現在のターゲット状態を再割り当てする1つ以上の例外をチェックする(例えば、以下で更に詳細に説明される、決定160x9、160x10、及び160x11を介して)。デバイスは次いで、リフトオフが検出されたかを判定し(1636)、そうである場合、現在のターゲット状態が例外に従って再割り当てされていなかった場合にホームスクリーンユーザインタフェースにナビゲートする(例えば、表示する)(1638)。例えば、図5A22における5022の位置が、ディスプレイの底端部から十分に離れており(例えば、図17Bに記されるy位置閾値1716を超えて)、例えば、「ホームに行くための上方のドラッグ」基準を満たすと仮定すると(1610)、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当て、それによって、図5A23におけるリフトオフがあると、デバイスは、それがリフトオフの時間において現在のターゲット状態であったことを理由にホームスクリーンユーザインタフェースをナビゲートする(例えば、表示する)。
一部の実施形態では、デバイスが、入力が「ホームに行くための上方のドラッグ」基準を満たさないと判定する場合(160x3)、デバイスは次いで、入力が、アプリケーションスタックにおける異なるアプリケーション(例えば、前に表示されたアプリケーションユーザインタフェース)にナビゲートするユーザの意図(デバイスによって判定されるように)を示す、「次の/前のアプリケーションのための横スワイプ」ジェスチャ(例えば、ディスプレイの底部の下方向又は近くのいずれかで移動しており、次の/前のアプリケーションのピークから戻ることを示さない十分な水平速度を有する右又は左へのスワイプ)であるように見えるかを判定する(160x4)。デバイスは、入力のx速度が水平方向における第1のx速度閾値(例えば、左方向に移動しているときは、17AにおけるセクタIII及びVIの集合を定める、傾斜閾値1704及び1712と共に速度閾値1710の範囲の左境界によって定められる速度閾値、又は右方向に移動しているときは、図17AにおけるセクタIIV及びVIIの集合を定める、傾斜閾値1706及び1714と共に速度閾値1710の範囲の右境界によって定められる速度閾値)を満たすかを最初に判定する(1614)。
一部の実施形態では、接触がこの基準を満たす場合、デバイスは次いで、入力が最初に検出されたときに表示されたユーザインタフェースに対応するユーザインタフェースの表現の予測y位置が、表現の現在のy位置の下であるか(1618)(例えば、カードがディスプレイの下方向の動きで移動しているか、一部の実施形態では、表現の予測した位置を判定するのではなく、デバイスは、接触のy速度が負の方向であるか(例えば、ディスプレイの底端部に向かって移動しているか)を判定する)、又は接触のy位置(例えば、若しくはUI表現)がy位置閾値(例えば、入力が不測の端部タッチであった可能性に対応する最小のy位置閾値)の下であるか(1620)を判定する。入力がそれらの基準のいずれかを満たさない場合、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てる(1622)。
一部の実施形態では、入力がy速度(1618)又はy位置(1620)基準のいずれかを満たす場合、デバイスは、閾値移動量の後にそれが移動していた前の方向とは反対の方向で入力が移動しているかを判定する(1621)。入力がこの基準を満たさない場合、デバイスは、次の/前のアプリケーションユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てる(1624)。例えば、図5A44において、接触5064が右に移動しており、前に左に移動しておらず、よって、デバイスは、前のアプリケーションユーザインタフェース(例えば、表現5014に対応する)を現在のターゲット状態として割り当てる。一部の実施形態では、次のアプリケーション又は前のアプリケーションを現在のターゲット状態として選択するかについての決定は、次の/前のアプリケーションユーザインタフェースを現在のターゲット状態として設定する判定を行うために使用される入力の移動の方向(例えば、入力の位置における変化の方向又は入力の速度の方向)に依存する。一部の実施形態では、入力の位置における変化の方向は、位置における変化の方向が入力の判定特性である場合に次のアプリケーション又は前のアプリケーションを現在のターゲット状態として選択するかを判定するために使用される。一部の実施形態では、入力の速度の方向は、速度の方向が入力の判定特性である場合に次のアプリケーション又は前のアプリケーションを現在のターゲット状態として選択するかを判定するために使用される。例えば、入力が左に移動しており、次の/前のアプリケーションが現在のターゲット状態として選択される場合、前のアプリケーションは次いで、現在のターゲット状態として選択され、入力が右に移動しており、次の/前のアプリケーションが現在のターゲット状態として選択される場合、次のアプリケーション(若しくは、次のアプリケーションがない場合は、制御パネルユーザインタフェース)は次いで、現在のターゲット状態として選択され、又は逆もまたそうである。
一部の実施形態では、入力が閾値移動量の後にそれが移動していた前の方向とは反対の方向で入力が移動している場合(例えば、基準を満たす(1621))、デバイスは、現在のアプリケーションユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てる(1630)。この割り当ては、例えば、ユーザが、前のアプリケーションユーザインタフェースに実際にナビゲートする意図がなく、前のアプリケーションユーザインタフェースを見るために右へのスワイプジェスチャを開始するとき、意図しないナビゲーションを回避し、次いで、「現在のアプリケーション」に戻るよう入力の方向を変更する。このルールなしに、割り当て論理160x1は、現在のアプリケーションではなく、次のアプリケーションユーザインタフェースを割り当てる(例えば、アプリケーションを「現在の」アプリケーションの右に)。例えば、図5A44において、表現5022に対応する電子メールアプリケーションは、接触5064が図5A43において最初に検出されたときにアクティブであったアプリケーションであることを理由に、「現在のアプリケーション」として割り当てられる。接触5064は、アプリケーションインタフェースの一部を表示する(例えば、ユーザに表現5014に対応するメッセージングユーザインタフェースを見る機会を提供する)ように左に移動している。メッセージングアプリケーションが見られた場合、ユーザは、電子メールユーザインタフェースに戻る意図で、接触5064の方向を左に再度変更し、デバイスは、入力が左へのx速度基準(1614)及びy位置基準(1620)を別途満たすことを理由に、この例外なしに、図5A41における表現5010に対応するウェブブラウジングアプリケーション、例えば、「次のアプリケーション」ユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てる(カードスタックが、図5A40〜5A41におけるウェブブラウジングユーザインタフェースから電子メールユーザインタフェースへのナビゲーションの後に入れ替えていないことを理由に、ウェブブラウジングアプリケーションに対応する表現5010は、電子メールアプリケーションに対応する表現5022の「次のアプリケーション」として右に位置する)。
一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース(1622)、次の/前のアプリケーションユーザインタフェース(1624)、又は現在のアプリケーションユーザインタフェース(1630)を現在のターゲット状態として割り当てた場合、デバイスは次いで、一部の状況では、現在のターゲット状態を再割り当てする例外をチェックする(例えば、以下で更に詳細に説明される、決定160x9、160x10、及び160x11を介して)。デバイスは次いで、リフトオフが検出されたかを判定し(1636)、そうである場合、現在割り当てられているターゲット状態のユーザインタフェースにナビゲートする(例えば、表示する)(1638)。
一部の実施形態では、デバイスが、入力が「次の/前のアプリケーションのための横スワイプ」基準(160x4)を満たさないと判定する場合、デバイスは次いで、入力が、前に表示されたアプリケーションユーザインタフェースにナビゲートするユーザの意図(デバイスによって判定されるように)を示す、「次の/前のアプリケーションのための底端部スワイプ」ジェスチャ(例えば、ディスプレイの底端部に沿って左又は右にする入力)であるように見えるかを判定する(160x5)。デバイスは、入力のx位置(例えば、接触/ユーザインタフェース表現の現在のx位置又はユーザインタフェース表現の予測されるx位置)が最小のy転換で(例えば、図17Bに記される最小のy転換閾値1722を下回って)右又は左方向における第2のx位置閾値(例えば、図17Bにおける第2のx位置閾値1720)を満たすかを判定する(1616)。接触の性質がこの基準を満たす場合、デバイスは、次の/前のアプリケーションユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てる(1624)。
一部の実施形態では、デバイスは次いで、一部の状況では、現在のターゲット状態を再割り当てする1つ以上の例外をチェックする(例えば、以下で更に詳細に説明される、決定160x9、160x10、及び160x11を介して)。デバイスは次いで、リフトオフが検出されたかを判定し(1636)、そうである場合、現在のターゲット状態が例外に従って再割り当てされていなかった場合に次の/前のユーザインタフェースにナビゲートする(例えば、表示する)(1638)。例えば、図5A44における接触5064の位置が、ディスプレイの底端部の右に十分に離れており(例えば、図17Bに記されるx位置閾値1720−bを超えて)、ディスプレイの底端部に十分に近く(例えば、図17Bに記される最小y転換閾値1722を下回る)、例えば、「次の/前のアプリケーションのための横スワイプ」基準を満たすと仮定すると(1616)、デバイスは、図5A44における表現5014に対応するメッセージングアプリケーションユーザインタフェースを割り当て、それによって、図5A45におけるリフトオフがあると、デバイスは、それがリフトオフの時間において現在のターゲット状態であったことを理由にメッセージングユーザインタフェースをナビゲートする(例えば、表示する)。
一部の実施形態では、デバイスが、入力が「次の/前のアプリケーションのための底端部スワイプ」基準(160x5)を満たさないと判定する場合、デバイスは次いで、入力が、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートするユーザの意図(デバイスによって判定されるように)を示す、「アプリケーションスイッチャのための中断」ジェスチャ(例えば、入力の速度における中断又はほぼ中断)であるように見えるかを判定する(160x6)。デバイスは、入力のx速度及びy速度(例えば、接触/ユーザインタフェース表現の現在のx、y位置又はユーザインタフェース表現の予測されるx、y位置のいずれか)が最小の速度(例えば、図17Aに記される速度閾値方式のセクタVにおける起点に近い点に対応する速度)を有するかを判定する(1626)。接触の性質がこの基準を満たす場合、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てる(1622)。
一部の実施形態では、デバイスは次いで、一部の状況では、現在のターゲット状態を再割り当てする1つ以上の例外をチェックする(例えば、以下で更に詳細に説明される、決定160x9、160x10、及び160x11を介して)。デバイスは次いで、リフトオフが検出されたかを判定し(1636)、そうである場合、現在のターゲット状態が例外に従って再割り当てされていなかった場合にアプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートする(例えば、表示する)(1638)。図5A6において最小である接触5004のx及びy速度(例えば、図17Aに記される速度閾値方式の起点に近い)が、例えば、「アプリケーションスイッチャのための中断」基準を満たす(1626)と仮定すると、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当て、それによって、図5A7〜5A8におけるリフトオフがあると、デバイスは、それがリフトオフの時間において現在のターゲット状態であったことを理由にアプリケーションスイッチャユーザインタフェースをナビゲートする(例えば、表示する)。
一部の実施形態では、デバイスが、入力が「アプリケーションスイッチャのための中断」基準を満たさないと判定する場合(160x6)、デバイスは次いで、入力が、現在のアプリケーションユーザインタフェース(例えば、入力が最初に検出されたときに表示されたユーザインタフェース)に再度ナビゲートするユーザの意図(デバイスによって判定されるように)を示す、「取り消すための下方のスワイプ」ジェスチャ(例えば、十分な垂直方向及び十分なy速度を有するスクリーンの底部に再度向かう入力の移動)であるように見えるかを判定する(160x7)。デバイスは、入力の速度が実質的に下方向にあるか(例えば、図17Aにおける傾斜閾値1712及び1714(速度がさらに垂直である、セクタVIIIを、接触の速度がさらに水平である、セクタVI及びVIIと区別する)内にあるか)を判定する(1628)。この基準は、最小のy速度閾値が図17Aにおける速度閾値1710の範囲の底部境界(例えば、セクタVをセクタVIIIから分離する)と等しい値を満たすことを必要とする、速度が図7Aに記される速度閾値方式のセクタVIII内にあることを必要とする。しかしながら、デバイスが既に、接触の速度がセクタV内になかった(例えば、入力が「アプリケーションスイッチャのための中断」160x6ジェスチャでない)と判定していたことを理由に、デバイスは、このステップにおいて最小のy速度をチェックする必要がない。一部の実施形態では、「取り消すための下方のスワイプ」決定160x7が「アプリケーションスイッチャのための中断」決定160x6の前に行われ、又は「アプリケーションスイッチャのための中断」決定160x6が含まれない場合、アプリケーションは、接触のy速度が、図17Aに記される速度閾値1710の範囲の下方境界などの最小のy速度閾値を満たすかを判定する。接触の性質がこの基準を満たす場合、デバイスは、現在のアプリケーションユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てる(1630)。
一部の実施形態では、デバイスは次いで、一部の状況では、現在のターゲット状態を再割り当てする1つ以上の例外をチェックする(例えば、以下で更に詳細に説明される、決定160x9、160x10、及び160x11を介して)。デバイスは次いで、リフトオフが検出されたかを判定し(1636)、そうである場合、現在のターゲット状態が例外に従って再割り当てされていなかった場合に現在のアプリケーションのユーザインタフェースにナビゲートする(例えば、表示する)(1638)。図5A55における接触5070の速度が実質的に下がっており(例えば、図17Aに記されるセクタVIIIの範囲内にある)、例えば、「取り消すための下方のスワイプ」基準を満たすと仮定すると(1628)、デバイスは、表現5014に対応するメッセージングユーザインタフェース(例えば、デバイスが図5A52において接触5070を最初に検出したときに表示されたユーザインタフェース)を現在のターゲット状態として割り当て、それによって、図5A56におけるリフトオフがあると、デバイスは、それがリフトオフの時間において現在のターゲット状態であったことを理由にメッセージングアプリケーションユーザインタフェースをナビゲートする(例えば、表示する)。
一部の実施形態では、デバイスが、入力が「取り消すための下方のスワイプ」基準(160x7)を満たさないと判定する場合、デバイスは次いで、入力が、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースにナビゲートするユーザの意図(デバイスによって判定されるように)を示す、「アプリケーションスイッチャへの短い、低速移動」ジェスチャ(例えば、右又は左に著しく転換していなかった低速の上方向のy速度を有するスワイプ)であるように見えるかを判定する(160x8)。デバイスは、入力のy速度が下がっており(1632)(図17Aに記される速度閾値方式のx軸を下回る)、又は入力のx位置(例えば、接触/ユーザインタフェース表現の現在のx位置若しくはユーザインタフェース表現の予測されるx位置のいずれか)が第3のx位置閾値(例えば、図7Bにおける右又は左方向における第3のx位置閾値1724)を満たすか(1634)を判定する。接触の性質がそれらの基準のいずれも満たさない場合、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てる(1622)。
一部の実施形態では、入力のy速度が下がっており(1632)、又は入力のx位置(例えば、接触/ユーザインタフェース表現の現在のx位置若しくはユーザインタフェース表現の予測されるx位置のいずれか)が第3のx位置閾値を満たす場合(1634)、デバイスは、スワイプが第1のスワイプジェスチャ(例えば、カードのスタックがまだ入れ替えられていない一連のアプリケーションユーザインタフェースナビゲートスワイプジェスチャにおける第2のスワイプジェスチャとは反対の)であるかを判定する。例えば、前の右又は左のスワイプジェスチャが連続してないことを理由に、図5A40〜5A42における接触5060の移動5062を含むスワイプジェスチャは、第1のスワイプジェスチャである。一方で、図5A40〜5A42における接触5060の移動5062を含むスワイプジェスチャが前に発生しており、「カードを入れ替えるための」(例えば、デバイスの履歴におけるアクティブなユーザインタフェースの履歴を再順序付ける)時間閾値TT1が、接触5064が検出される前に満たされていないことを理由に、図5A43〜5A44における接触5064の移動5066を含むスワイプジェスチャは、第1のスワイプジェスチャではない。一部の実施形態では、スワイプジェスチャが第1のスワイプジェスチャでない場合、ユーザが前に表示されたユーザインタフェース間をナビゲートすることを、そのようなスワイプジェスチャをまさに行ってから維持することを意図する可能性が増大したことを理由に、デバイスは、次の/前のアプリケーションユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てる(1624)。
一部の実施形態では、スワイプジェスチャが第1のスワイプジェスチャである場合(1633)、デバイスは、x位置閾値が満たされるか(例えば、目的のあるナビゲーションを前に表示されたアプリケーションユーザインタフェース及び予想外の端部接触と区別するために)を判定する(1635)。x位置閾値が満たされる場合、デバイスは、次の/前のアプリケーションユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てる(1624)。X位置閾値が満たされない場合、デバイスは、接触と専用ナビゲーションジェスチャとの間の実質的な類似点を発見しないで現在のアプリケーションユーザインタフェースをターゲット状態として割り当てる(1624)。
一部の実施形態では、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース(1622)、次の/前のアプリケーションユーザインタフェース(1624)、又は現在のアプリケーションユーザインタフェース(1630)を現在のターゲット状態として割り当てた場合、デバイスは次いで、一部の状況では、現在のターゲット状態を再割り当てする例外をチェックする(例えば、以下で更に詳細に説明される、決定160x9、160x10、及び160x11を介して)。デバイスは次いで、リフトオフが検出されたかを判定し(1636)、そうである場合、現在割り当てられているターゲット状態のユーザインタフェースにナビゲートする(例えば、表示する)(1638)。
一部の実施形態では、現在のアプリケーション状態の各々の割り当ての後、デバイスは、図16Cに示されるように、各々が異なる意図しないナビゲーションを回避するように設計された例外を接触の性質が満たすかを確認するようにチェックする。一部の実施形態では、例外の順序及び識別は変化する(例外の実行の順序は変化し、例外は、除去若しくは修正され、又は追加の例外が追加される)。最初に、デバイスは、入力が予想外であったと判定する場合(例えば、それがスクリーン(1660)及びホームスクリーンから十分に離れて移動しておらず、又はアプリケーションスイッチャがターゲット状態として割り当てられている(1666))、現在割り当てられているターゲット状態を現在のアプリケーションと置き換える(160x9)。
一部の実施形態では、上記判定のうちの1つ以上の後、デバイスは、前のターゲット状態がアプリケーションスイッチャであった場合(1661)、次の又は前のアプリケーションユーザインタフェースの割り当てをターゲット状態としてのアプリケーションスイッチャの割り当てと置き換える(160x10)。例えば、入力によってデバイスがアプリケーションユーザインタフェースを表示するようになるとき、右及び左の移動は、次の又は前のアプリケーションユーザインタフェースに移動するのではなく、カードのスタックを通じてスワイプしていると解釈される。
一部の実施形態では、接触がディスプレイの右又は左の端部領域に入った場合、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースが、接触が端部領域に入る前に割り当てられたターゲット状態であった場合、次の又は前のアプリケーションユーザインタフェース以外のいずれかの割り当てをアプリケーションスイッチャユーザインタフェースの割り当てと置き換える(160x11)。これは、端部領域における不十分な数の接触センサを補償する。例えば、接触がディスプレイの辺から離れて移動するので、継続した横方向の移動を検出するセンサはない。しかしながら、接触の一部がディスプレイの上にある限り、デバイスはなお、垂直移動を記録している。よって、デバイスは任意選択で、斜め方向の移動を純粋な垂直移動として解釈する。
一部の実施形態では、デバイスは、「偶発的な入力を無視する」基準(160x9)(例えば、ユーザが異なるユーザインタフェースにナビゲートする意図なしにデバイスの底端部を偶発的にタッチする)が満たされたかを判定する。デバイスは、入力のy位置(例えば、接触/ユーザインタフェース表現の現在のy位置又はユーザインタフェース表現の予測されるy位置のいずれか)が第2のy位置閾値(例えば、図17Bにおける、ディスプレイの底端部に近い、第2のy位置閾値1726)を満たすかを判定する(1660)。入力が第2のy位置閾値を満たす場合(例えば、接触が偶発的な端部のタッチを除外するためにディスプレイの底端部から十分に離れて移動していた)、デバイスは、現在のターゲット状態を更新することなく(例えば、入力が偶発的な端部のタッチでなかったと判定する)次の例外の上に移動する。
入力が第2のy位置閾値を満たさない場合、デバイスは、現在のターゲット状態がホームスクリーンユーザインタフェース又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースであるかを判定する(1666)。そうである場合、デバイスは、現在のアプリケーションユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当て(1668)(例えば、不測の端部のタッチが起こり得るものを無視するように現在のターゲット状態を更新する)、次の例外に進む。現在のターゲット状態がホームスクリーンユーザインタフェース又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースでない場合、デバイスは、現在のターゲット状態を更新することなく(例えば、入力が偶発的な端部のタッチでなかったと判定する)次の例外の上に移動する。例えば、ディスプレイの底端部から離れて移動することなく右又は左に著しく移動する接触は、前に表示されたアプリケーションユーザインタフェースにナビゲートする明確な意図を示す(例えば、「次の/前のアプリケーションための横スワイプ」基準(160x4)を満たす)、よって、偶発的な入力であると判定されるべきでない。
一部の実施形態では、「偶発的な入力を無視する」か(160x9)を判定した後(例えば、現在のターゲット状態を現在のアプリケーションユーザインタフェースに更新することによって)、デバイスは、「アプリケーションスイッチャ優先」基準(160x10)(例えば、ターゲット状態がアプリケーションスイッチャユーザインタフェースから次の/前のアプリケーションユーザインタフェースに変化した)が満たされたかを確認するようにチェックする。デバイスは、現在のターゲット状態が次の/前のアプリケーションであり、かつ前の(例えば、直前の)ターゲット状態がアプリケーションスイッチャであったか(例えば、デバイスが現在のターゲット状態としてのアプリケーションスイッチャの割り当てを現在のターゲット状態としての次の/前のアプリケーションの割り当てに変更したか)を判定する(1661)。これが当てはまる場合、デバイスは、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当て(1672)、次の例外に進む。これが当てはまらない場合、デバイスは、現在のターゲット状態を更新することなく次の例外に進む。
一部の実施形態では、「アプリケーションスイッチャ優先」(160x10)を付与するかを判定した後(例えば、現在のターゲット状態を次の/前のアプリケーションユーザインタフェースからアプリケーションスイッチャユーザインタフェースに更新することによって)、デバイスは、「端部誤り訂正」基準(160x11)が満たされたかを確認するようにチェックする(例えば、接触がディスプレイの右又は左端部に十分に近くにあり、現在のターゲット状態がアプリケーションスイッチャであり、現在のターゲット状態が次の/前のアプリケーションでない)。デバイスは、接触がディスプレイのx端部領域内にあるかを判定し(1662)(例えば、ディスプレイの右又は左の端部から約1ミリメートル、2ミリメートル、3ミリメートル、4ミリメートル、又は5ミリメートル内で、例えば、図17Bにおける右又は左へのx端部位置閾値1728を満たす)、そうでない場合、現在のターゲット状態を更新することなく、リフトオフが検出されたかを判定することに進む(1636)(又は追加の若しくは再順序付けされた例外に)。
一部の実施形態では、接触がディスプレイのx端部領域内にある場合、デバイスは、前のターゲット状態(例えば、x領域に入る時間閾値内、例えば、前の1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、又は20個のフレーム内で割り当てられたターゲット状態がリフレッシュし、又はターゲット状態の判定)がアプリケーションスイッチャユーザインタフェースであったか、かつ現在のターゲット状態が次の/前のアプリケーションユーザインタフェースでないかを判定する(1670)。この基準が満たされる場合、デバイスは、現在のターゲット状態を前のターゲット状態(例えば、アプリケーションスイッチャ)と置き換え(1672)、次いで、リフトオフが検出されたかを判定する(1636)ことに進む(又は、追加の若しくは再順序付けされた例外に)。この基準が満たされない場合、デバイスは、現在のターゲット状態を更新することなく、リフトオフが検出されたかを判定する(1636)ことに進む(又は、追加の若しくは再順序付けされた例外に)。
一部の実施形態では、接触のリフトオフが検出されなかったと判定した後(1636)、デバイスは、動的速度閾値が調節されるべきかを判定する(1640)(例えば、現在のターゲットアプリケーションがアプリケーションスイッチャユーザインタフェースであり、接触がスクリーン上でほぼ失速しており、デバイスは、ホームスクリーンユーザインタフェースの割り当てと関連付けられた、図17AにおけるセクタVからセクタIIへの遷移に必要な動的速度閾値を増大させ、ユーザがスクリーンから接触をリフトオフするにつれての接触速度における不測の増大が、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースではなく、ホームにナビゲートユーザの意図における変化として解釈されることを防止する)。この動的な訂正は、特定のターゲット状態のユーザインタフェース(例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェース)にナビゲートする予測及び精度を改善する。
一部の実施形態では、デバイスは、現在のターゲット状態がアプリケーションスイッチャユーザインタフェースであるかを判定し、かつ接触のx速度及びy速度が最小の速度閾値(例えば、図17Aにおける速度閾値1710の範囲、又は図17AにおけるセクタV内のより小さいエリア(例えば、図17Aに記された速度閾値方式の起点の周りのより小さい領域)を定める速度閾値の範囲)を満たさないかを判定する(1642)。
一部の実施形態では、それらの基準が満たされる場合(例えば、接触が、現在のターゲット状態がアプリケーションユーザインタフェースである時間、又はそれに近い時間において失速しており)、デバイスは、動的速度閾値が最大範囲にあるかを判定し(1646)(例えば、動的速度閾値範囲1710が最大範囲1710−bにあるか)、そうである場合、動的閾値を更新することなく入力の位置及び速度を監視し続け(1604)、視覚フィードバックを提供し続ける。動的閾値が最大範囲にない場合(例えば、動的速度閾値範囲1710が最大範囲1710−bよりも小さい)、デバイスは、入力の位置及び速度を監視し続け(1604)、視覚フィードバックを提供し続ける前、動的速度閾値の範囲を増大させる(1648)(例えば、閾値1710「ボックス」を最大閾値の範囲1710−bに向かって拡大する)。
一部の実施形態では、それらの基準が満たされない場合(例えば、接触が、現在のターゲット状態がアプリケーションユーザインタフェースである時間、又はそれに近い時間において失速していない)、デバイスは、動的速度閾値が最小範囲にあるかを判定し(1642)(例えば、動的速度閾値範囲1710が最小範囲1710−aにあるか)、そうである場合、動的閾値を更新することなく入力の位置及び速度を監視し続け(1604)、視覚フィードバックを提供し続ける。動的閾値が最小範囲にない場合(例えば、動的速度閾値範囲1710が最小範囲1710−aよりも大きい)、デバイスは、入力の位置及び速度を監視し続け(1604)、視覚フィードバックを提供し続ける前、動的速度閾値の範囲を減少させる(1644)(例えば、閾値1710「ボックス」を最小閾値の範囲1710−aに向かって縮小する)。フローチャートで説明された処理は任意選択で、図5A1〜5F45に示されたユーザインタフェースに関して本明細書で説明される、ユーザインタフェース間をナビゲートするために使用されるアプリケーション切り替えユーザインタフェース、ホームスクリーン、及び/又は前の/次のアプリケーションに入るかを判定するための本明細書で説明された方法のいずれかに適用されることを理解されるべきである。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースは、次の/前のアプリケーションに切り替えるためのルールを使用して次の又は前のアプリケーションの代わりに切り替えられる。
図18A〜18Gは、一部の実施形態に係る、1つ以上の動的閾値を使用してユーザインタフェース間をナビゲートする方法1800を示すフローチャートである。方法1800は、1つ以上の入力デバイスを有する電子デバイス(例えば、デバイス300、図3、又はポータブル多機能デバイス100、図1A)において実行される。一部の実施形態では、電子デバイスは、ディスプレイ、タッチ感知面、及びタッチ感知面との接触の強度を検出する1つ以上のセンサを有する。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。一部の実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面と分離している。方法1800の一部の動作が任意選択で組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序が任意選択で変更される。
以下で説明されるように、方法1800は、異なるユーザインタフェース(例えば、現在のアプリケーションユーザインタフェース、前のアプリケーションユーザインタフェース、ホームスクリーンユーザインタフェース、及びアプリケーションスイッチャユーザインタフェース)間で遷移するための直感的な方法を提供する。方法は、異なるユーザインタフェース間で遷移するときにユーザからの入力の数、範囲、及び/又は種類を削減し、それによって、更に効率的なヒューマンマシンインタフェースを生成する。バッテリ動作電子デバイスに関しては、ユーザが異なるユーザインタフェース間でより速くより効率的に遷移することを可能とすることは、電力を節約し、電池充電の時間間隔を増大させる。
方法1800は、スワイプジェスチャに応じて、アプリケーションユーザインタフェースからアプリケーションスイッチャユーザインタフェース、ホームスクリーンユーザインタフェース、又は第2のアプリケーション(例えば、最後に表示されたアプリケーション)に遷移するときのユーザの精度を改善することに関する。最終的なユーザインタフェースの状態は、ジェスチャの終わりと関連付けられたスワイプジェスチャの特性を、ユーザの予測可能性及び精度を改善するためにジェスチャの間に動的に調節される閾値の組と比較することによって判定される。特に、デバイスは、ユーザインタフェース間で遷移することと関連付けられた端部スワイプジェスチャを検出し、ジェスチャの特性を監視し、ジェスチャの現在の性質に基づいてジェスチャの終了の後にどのユーザインタフェースがナビゲートされるかに関する予測を行う(例えば、デバイスに対するターゲット状態を判定する)(例えば、どのユーザインタフェースをナビゲートするかを判定するための例示的な方式が図16A〜16D及び17A〜17Cに示される)。デバイスは次いで、予測されたユーザインタフェースの状態が入力の終わりを検出すると表示される最終的なユーザインタフェースとして選択される可能性を高めるために、デバイスの予測された状態に基づいて1つ以上の閾値を動的に調節する。
一部の実施形態では、方法1800は、1つ以上の入力デバイス(例えば、タッチ感知面、タッチ感知ディスプレイ、又はマウス)を有する電子デバイスにおいて実行される。一部の実施形態では、デバイスは、アクティブ化されるとき、現在表示されているユーザインタフェースを解放し、現在表示されているユーザインタフェースをデバイスにインストールされた複数のアプリケーションのための複数のアプリケーション開始アイコンを含むホームスクリーンと置き換えるように構成されたホームボタン(例えば、機械ボタン、仮想ボタン、ソリッドステートボタンなど)を有さない。一部の実施形態では、デバイスは、ホームボタン(例えば、機械ボタン、仮想ボタン、ソリッドステートボタンなど)を有する。
一部の実施形態では、デバイスは、1つ以上の入力デバイス(例えば、タッチ感知ディスプレイ)を介して入力(例えば、図5A2、5A19、5A25、5A34、5A37、5A40、5A43、5A46、5A49、5A52、5A57、5A60、及び5A72それぞれにおける移動5006、5042、5048、5054、5058、5062、5066、5067、5071、5072、5076、5082、及び5096を有する、接触5004、5040、5046、5052、5056、5060、5064、5065、5069、5070、5074、5080、及び5094を含む端部スワイプ入力などのタッチ入力)を検出する(1802)。例えば、デバイスは、図16Aに示されるように端部のタッチを検出する(1602)。
入力が1つ以上の入力デバイスを介して検出され続ける間、デバイスは、入力の1つ以上の性質の組(例えば、移動の位置、速度、方向)と1つ以上の閾値の対応する組との比較に基づいて、複数の異なるユーザインタフェースの状態が選択されるよう利用可能である遷移ユーザインタフェースモードに入る(1804)。例えば、図5A3、5A20、5A26、5A35、5A38、5A41、5A44、5A47、5A50、5A53、5A58、5A61、及び5A73それぞれにおいて、接触5004、5040、5046、5052、5056、5060、5064、5065、5069、5070、5074、5080、及び5094が移動5006、5042、5048、5054、5058、5062、5066、5067、5071、5072、5076、5082、及5096を続けるにつれて、デバイスは、それぞれの接触の検出の前に表示されたユーザインタフェースを示す遷移ユーザインタフェースをスクリーン上の表現(例えば、「カード」)として表示する(例えば、図5A2に示されるウェブブラウジングユーザインタフェースは、接触5004の移動5006を含む端部スワイプジェスチャを検出したことに応じて、図5A3においてカード5010として表示される)。例示的な方法1600に示されるように、端部のタッチを検出した後、デバイスは、接触の位置及び速度を監視し(1604)(例えば、デバイスは、図17Cにおける接触速度1730を監視する)、複数のユーザインタフェースを選択することができる(160x1)視覚フィードバックを提供する(例えば、遷移ユーザインタフェースを介して)。
遷移ユーザインタフェースモードにある間、デバイスは、入力の終わりがそれに続く(例えば、タッチ入力のリフトオフ)、入力の1つ以上の性質の組における1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化(例えば、それによって、入力が第1の変化の前に入力によって満たされなかった対応する閾値を満たすことになる、例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを現在のターゲット状態として割り当てることと関連付けられた閾値を満たす入力の速さにおける変化)を含むジェスチャを検出する(1806)。例えば、図17Cに示されるように、接触速度1730は、時間Tにおいて動的速度閾値1710−Dを下回り、次いで、接触のリフトオフが時間T+8において検出される。
ジェスチャを検出したことに応じて、入力の終わりが入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化への第1の時間的近接性をもって検出されたとの判定に従って(例えば、入力における第1の変化は、予め定義された時間閾値又は入力の終わりのサンプリング閾値内で発生する変化である)。例えば、デバイスは、入力の性質(例えば、図16Aにおける監視すること(1604)に対応する、図17Cにおける接触速度1730などの位置、速度、及び圧力のうちの1つ以上)を監視し、現在のターゲット状態(例えば、図16Aにおける現在のターゲット状態(160x1)を割り当てることに対応する、次の定期的な更新の前に入力が終了した場合にナビゲートされるユーザインタフェース(例えば、図17Cに示される、例えば、ターゲット状態HS(ホーム状態)及びAS(アプリケーションスイッチャ))を定期的に更新し、デバイスは、入力の終わりに対応する入力の1つ以上の性質の組に対する1つ以上の値(例えば、タッチ感知面からの入力のリフトオフの時間又はその近くにおいてなど、入力の終わり又はその近くにおいて測定された入力の1つ以上の性質の組の値に基づいて測定、予測、及び/又は平均化された値)、並びに1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第1の値に基づいて、ユーザインタフェースに対する最終的な状態を選択する(1808)(例えば、表示し、又はそれに行く(1638))。例えば、図17Cに記される接触が時間T+1の前にリフトオフされた場合、デバイスは、リフトオフに対応する接触の速度(例えば、接触の最後に測定された速度)を時間Tにおける動的閾値と比較する。一部の実施形態では、第1の時間的近接性は、ターゲット状態の更新サイクルの周期性である(例えば、現在のターゲット状態(160x1)を割り当てることを繰り返すことの間の時間など、更新の間の時間周期)。
入力の終わりが入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化への第2の時間的近接性をもって検出される(例えば、入力における第1の変化は、予め定義された時間閾値又は入力の終わりのサンプリング閾値内で発生しない変化である)との判定に従って、デバイスは、入力の終わりに対応する入力の1つ以上の性質の組に対する1つ以上の値(例えば、タッチ感知面からの入力のリフトオフの時間又はその近くにおいてなど、入力の終わり又はその近くにおいて測定された入力の1つ以上の性質の組の値に基づいて測定、予測、及び/又は平均化された値)、並びに1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第2の値に基づいて、ユーザインタフェースに対する最終的な状態を選択する(1808)(例えば、表示し、又はそれに行く(1638))。例えば、図17Cに記される接触がT+1とT+2との間でリフトオフされた場合(例えば、時間T+1の後)、デバイスは、リフトオフに対応する接触の速度(例えば、接触の最後に測定された速度)を時間T+1における動的閾値と比較する。
ユーザ入力の現在の性質に基づいて閾値を動的に調節する(例えば、増大させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、入力のリフトオフを検出するときに入力の現在のパラメータと関連付けられたユーザインタフェースの状態が最終的なユーザインタフェースとして選択される可能性を高めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、検出されたジェスチャは、第1の変化の前の入力の1つ以上の性質の組によって満たされなかった対応する閾値を満たす(1810)。例えば、時間T+6の周りの接触速度1730における変化は、図17Cに示されるように、時間T+5において満たされなかった動的速度閾値1710−Dをここで満たす。
予測された最終的なUI状態に基づいて閾値を動的に調節する(例えば、増大させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、入力のリフトオフを検出するときに予測されたユーザインタフェースが最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を高めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第2の値は、予め定められた条件を満たすこと(例えば、予め定められた条件は、アプリケーションスイッチャ表示基準を満たす入力、又はそれによって入力がアプリケーションスイッチャ表示基準をもはや満たさないことになる入力における変化の第1の検出である)に続く、時間期間に基づいて選択される(1812)。例えば、図17Cに記される接触が、アプリケーションスイッチャ表示基準を最初に満たした時間Tの周りで変化を検出した後にT+3とT+4との間で終わることになった場合、比較に使用される動的速度閾値に対する値は、時間Tにおける動的閾値から時間に応じて増大した、T+3における値である。
入力の終了の前にどのくらいの長さで特定の最終的なUI状態が最終的なUI状態になると予測されたかに基づいて閾値を動的に調節する(例えば、増大させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、予測されたユーザインタフェースが意図した結果になる信用性を高め、予測の信用性に基づいて、入力のリフトオフを検出するときに予測されたUI状態が最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を動的に高めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化によって満たされる対応する閾値は、位置閾値である(1814)(例えば、入力がアプリケーションスイッチャ表示基準のために必要とされる全ての速度及び方向的閾値を別途満たし、Y転換閾値を下回ることからY転換閾値を上回るまでの入力の位置における変化が、入力が終了するときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを選択するための速度閾値の動的な適合をトリガし、又は入力がアプリケーションスイッチャ表示基準のために必要とされる全ての速度及び方向的閾値を別途満たし、Y転換閾値を上回ることからY転換閾値を下回るまでの入力の位置における変化が、入力が終了するときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを選択するための速度閾値の動的な適合をトリガする)。例えば、図17Bにおける第1のX位置閾値1718を超えることは、一部の状況では、最終的な状態判定に使用される動的閾値の調節をトリガする。
位置閾値を超える入力を検出することに基づいて閾値を動的に調節する(例えば、増大させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、入力のリフトオフを検出するときに位置閾値と関連付けられた予測されたUI状態が最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を高めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化によって満たされる対応する閾値は、速度閾値である(1816)(例えば、入力がアプリケーションスイッチャ表示基準のために必要とされる全ての転換及び方向的閾値を別途満たし、速度閾値を上回ることから速度閾値を下回るまでの入力の速度における変化が、入力が終了するときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを選択するための速度閾値の動的な適合をトリガし、又は入力がアプリケーションスイッチャ表示基準のために必要とされる全ての転換及び方向的閾値を別途満たし、速度閾値を下回ることから速度閾値を上回るまでの入力の速度における変化が、入力が終了するときにアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを選択するための速度閾値の動的な適合をトリガする)。例えば、時間Tの周りの接触速度1730における減少は、アプリケーションスイッチャ速度閾値基準1710を満たし、それによって、図17Cにおける動的閾値1710−Dの調節をトリガする。
速度閾値を超える入力を検出することに基づいて閾値を動的に調節する(例えば、増大させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば入力のリフトオフを検出するとき、速度閾値と関連付けられた予測されたUI状態が最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を高めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、1つ以上の閾値の組は、位置閾値を含む(1818)(例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを選択することとホームユーザインタフェースを選択することとの間の境界としての役割を果たす転換閾値は、入力の特性に対して動的である)。例えば、第1のX位置閾値1718は任意選択で、図17Bにおけるスクリーン上で右又は左に動的に移動する。
予測された最終的なUI状態に基づいて位置閾値を動的に調節する(例えば、増大させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、入力のリフトオフの間の入力の位置における意図しない変化によって予測されたUI状態以外の最終的なユーザインタフェースの選択を引き起こすことになる可能性を低めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、1つ以上の閾値の組は、速度閾値を含む(1820)(例えば、アプリケーションスイッチャユーザインタフェースを選択することとホームユーザインタフェースを選択することとの間の境界としての役割を果たす速度閾値は、入力の特性に対して動的である)。例えば、図17A及び17Cに記されるように、速度閾値1710の範囲は、特定のターゲット状態選択基準(例えば、アプリケーションスイッチャターゲット状態選択基準)を満たすことに基づいて、動的に拡大又は縮小する。
予測された最終的なUI状態に基づいて速度閾値を動的に調節する(例えば、増大させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、入力のリフトオフの間の入力の速度における意図しない変化によって予測されたUI状態以外の最終的なユーザインタフェースの選択を引き起こすことになる可能性を低めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、1つ以上の閾値の組は、位置閾値及び速度閾値を含み(1822)(例えば、図17Bにおける第1のX位置閾値1718及び図17Aにおける速度閾値1710)、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第1の値における位置閾値に対するそれぞれの第1の値は、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第2の値における位置閾値に対するそれぞれの第2の値と同一であり(例えば、図17Bにおける第1のX位置閾値1718などの少なくとも1つの位置閾値は固定される)、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第1の値における速度閾値に対するそれぞれの第1の値は、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第2の値における速度閾値に対するそれぞれの第2の値と異なる(例えば、図17Aにおける速度閾値1710の範囲などの少なくとも1つの速度閾値は動的である)。
予測された最終的なUI状態に基づいて速度閾値を動的に調節する(例えば、増大させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、入力のリフトオフの間の入力の速度における意図しない変化によって予測されたUI状態以外の最終的なユーザインタフェースの選択を引き起こすことになる可能性を低めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、1つ以上の閾値の組は、位置閾値及び速度閾値を含み(1824)(例えば、図17Bにおける第1のX位置閾値1718及び図17Aにおける速度閾値1710)、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第1の値における速度閾値に対するそれぞれの第1の値は、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第2の値における速度閾値に対するそれぞれの第2の値と同一であり(例えば、図17Aにおける速度閾値1710の範囲などの少なくとも1つの速度閾値は固定される)、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第1の値における位置閾値に対するそれぞれの第1の値は、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第2の値における位置閾値に対するそれぞれの第2の値と異なる(例えば、図17Bにおける第1のX位置閾値1718などの少なくとも1つの位置閾値は動的である)。
予測された最終的なUI状態に基づいて位置閾値を動的に調節する(例えば、増大させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、入力のリフトオフの間の入力の位置における意図しない変化によって予測されたUI状態以外の最終的なユーザインタフェースの選択を引き起こすことになる可能性を低めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第1の値は、1つ以上の性質の組における1つ以上のそれぞれの性質における前の変化に基づいて選択される(1826)(例えば、1つ以上の閾値に対する初期値は、入力の前の性質に基づいており、例えば、時間tnにおけるそれぞれの閾値の第1の値は、それによって電子デバイスが動的閾値を更新することになった時間tn〜1における入力の性質における変化に基づいている)。例えば、図17Cに示されるように、時間T+3における動的速度閾値1710−Dに対する値は、時間T+2における閾値の以前の値からの閾値の増大に基づいている。
閾値に対する前に調節された値に基づいて閾値を反復して調節する(例えば、増大させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、予測における増大した信頼性に基づいて入力のリフトオフを検出するときに予測されたUI状態が最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を反復して高めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、入力の終わりに対応する入力の1つ以上の性質の組に対する1つ以上の値及び1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第1の値に基づいて、ユーザインタフェースに対する最終的な状態を選択することは、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化に基づいて、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第1の値を選択することと(例えば、閾値の組に対する1つ以上の初期値が、選択された閾値を入力の終わりに対応する入力の性質と比較する前の入力における(例えば、前の)変化に基づいて更新される必要があるかを判定する)、1つ以上の閾値の対応する組の選択された1つ以上の第1の値を入力の終わりに対応する入力の1つ以上の性質の組に対する1つ以上の値と比較することと、を含む(1828)。例えば、図16A及び16Dに示されるように、デバイスは、動的速度閾値が最小範囲(1642)になく、最大範囲(1646)にないとの判定(1642及び1646)に従って、閾値が更新される必要があるかを判定する(1640)ことによって動的閾値を定期的に更新する。
入力の性質における変化に基づいて閾値を調節する(例えば、増大させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、予測における増大した又は減少した信頼性に基づいて入力のリフトオフを検出するときに予測されたUI状態が最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を反復的に高めること又は低めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化を検出した後、かつ入力の終わりを検出する前、デバイスは、入力が入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化によって満たされた対応する閾値をもはや満たさないよう、入力の1つ以上の性質の組における1つ以上のそれぞれの性質における第2の変化を検出する(1830)。例えば、図17Cにおいて、アプリケーションスイッチャ選択基準を最初に満たした時間Tの周りの接触速度1730における第1の変化(例えば、減少)を検出した後、時間T+6の周りの速度1730における第2の変化(例えば、増大)によって、アプリケーションスイッチャ選択基準がもはや満たされなくなっている(例えば、速度1730が動的速度閾値1710−Dを上回って増大したことを理由に)。入力の終わりを検出したことに応じて、入力の終わりが入力の1つ以上のそれぞれの性質における第2の変化への第1の時間的近接性をもって検出されたとの判定に従って(例えば、入力における第2の変化は、予め定義された時間閾値又は入力の終わりのサンプリング閾値内に発生する変化である)、デバイスは、入力の終わりに対応する入力の1つ以上の性質の組に対する1つ以上の値(例えば、タッチ感知面からの入力のリフトオフの時間又はその近くにおいてなど、入力の終わり又はその近くにおいて測定された入力の1つ以上の性質の組の値に基づいて測定、予測、及び/又は平均化された値)、並びに1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第3の値に基づいて、ユーザインタフェースに対する最終的な状態を選択する(1832)(例えば、表示又はそれにナビゲートする)。例えば、図17Cに記される接触が時間T+6とT+7との間で終了することになった場合(例えば、時間T+6の周りで変化を検出した後の第1のサンプリング閾値内で)、デバイスは、速度閾値の最大値1710−bに等しい、時間T+6において定義された動的時間的閾値に対して第1の値を使用する。
一部の実施形態では、第2の変化への第1の時間的近接性は、ターゲット状態の更新サイクルの周期性である(例えば、更新の間の時間周期)。一部の実施形態では、第2の変化への第1の時間的近接性は、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化への第1の時間的近接性と同一の予め定義された閾値である。一部の実施形態では、第2の変化への第1の時間的近接性は、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化への第1の時間的近接性とは異なる予め定義された閾値である。
入力の終わりが入力の1つ以上のそれぞれの性質における第2の変化への第2の時間的近接性をもって検出されたとの判定に従って(例えば、入力における第1の変化は、予め定義された時間閾値又は入力の終わりのサンプリング閾値内で発生しない変化である)、デバイスは、入力の終わりに対応する入力の1つ以上の性質の組に対する1つ以上の値(例えば、タッチ感知面からの入力のリフトオフの時間又はその近くにおいてなど、入力の終わり又はその近くにおいて測定された入力の1つ以上の性質の組の値に基づいて測定、予測、及び/又は平均化された値)、並びに1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の第4の値に基づいて、ユーザインタフェースに対する最終的な状態を選択する(1832)(例えば、表示する)。例えば、図17Cに記される接触が時間T+8の周りで(例えば、時間T+6の周りで変化を検出した後の第1のサンプリング閾値内ではない)終了したことを理由に、デバイスは、第2の変化が発生したとき、時間T+6において定義された値に対して減少した動的時間的閾値に対して第2の値を使用する。
ユーザ入力の性質における第2の変化に基づいて閾値を動的に調節する(例えば、増大させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、入力のリフトオフを検出するときに入力の現在のパラメータと関連付けられていないユーザインタフェースの状態が最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を低くすることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化を検出した後、かつ入力の終わりを検出する前、デバイスは、1つ以上の閾値の対応する組における1つ以上のそれぞれの閾値を更新する(1834)(例えば、方法1600における手順1640に従って)。例えば、図17Cにおいて、時間Tの周りで接触速度1730における減少を検出した後、デバイスは、接触1730のリフトオフが検出されなかったことを理由に、選択された最終的なユーザインタフェースの状態がアプリケーションスイッチャである可能性を高めるように時間T+1における動的速度閾値を更新する。
入力の終了の前に閾値を動的に更新する(例えば、増大又は減少させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、予測の信頼性に基づいて入力のリフトオフを検出するときに予測されたユーザインタフェースが意図した結果である信頼性を高め、予測されたUI状態が最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を動的に高めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、1つ以上の閾値の対応する組における1つ以上のそれぞれの閾値は、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化への時間的近接性(例えば、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化を検出することと閾値を更新する決定との間の時間)に基づいて更新される(1836)。例えば、図17Cにおいて時間Tの周りで接触速度における変化を検出した後、動的速度閾値1710−Dに使用される値は、経過した時間量に依存し、例えば、入力における変化が検出されてから更なる時間が経過したことを理由に、閾値に使用される値は、時間T+2において使用される値よりも時間T+4において大きい。
入力の終了の前にどのくらいの長さで特定の最終的なUI状態が最終的なUI状態になると予測されたかに基づいて閾値を動的に更新する(例えば、増大又は減少させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、予測の信頼性に基づいて入力のリフトオフを検出するときに予測されたユーザインタフェースが意図した結果である信頼性を高め、予測されたUI状態が最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を動的に高めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、1つ以上の閾値の対応する組における1つ以上のそれぞれの閾値は、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化への変化する時間的近接性に基づいて動的に更新される(1838)(例えば、1つ以上の閾値は、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化を検出した後に定期的に更新される)。例えば、図17Cにおいて時間Tの周りで接触速度における変化を検出した後、動的速度閾値1710−Dに使用される値は、時間Tから時間T+4まで徐々に増大する。一部の実施形態では、現在のユーザインタフェースの状態が第1のユーザインタフェースの状態から第2のユーザインタフェースの状態に変化するとき、デバイスは、第2のユーザインタフェースの状態と関連付けられた1つ以上のターゲット閾値に向かってインクリメントすることによって(例えば、現在のユーザインタフェースの状態が第2のユーザインタフェースの状態であるように続く限り)、1つ以上の閾値を徐々に調節する(例えば、第1のユーザインタフェースの状態と関連付けられた閾値(単数又は複数)から第2のユーザインタフェースの状態と関連付けられた閾値(単数又は複数)に)。一部の実施形態では、インクリメントする数は、5、10、15、20、又はいくつかの他の合理的な数である。一部の実施形態では、インクリメントの数は、1つ以上のターゲット閾値が0.05、0.2、0.5、1、2秒などの予め定められた時間期間内に到達するように選択される。
入力の監視されたパラメータに基づいて閾値を経時的に徐々に更新する(例えば、増大又は減少させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、予測の信頼性に基づいて入力のリフトオフを検出するときに予測されたユーザインタフェースが意図した結果である信頼性を高め、予測されたUI状態が最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を徐々に高めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1の変化を検出した後、かつ入力の終わりを検出する前に(1840)、デバイスは、入力の1つ以上の性質の組を監視し(例えば、方法1600における手順1604を介して定期的に判定する)、入力の1つ以上の性質の監視された組及び1つ以上の閾値の対応する組の前に判定された値(例えば、最後に更新された閾値)に基づいて、ユーザインタフェースに対する最終的な状態を定期的に選択し(例えば、方法1600における手順160x1を介して)、ユーザインタフェースに対する選択された最終的な状態に基づいて、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の値を更新する(例えば、方法1600における手順1640を介して)。
予測された最終的なUI状態に基づいて閾値を動的に更新する(例えば、増大又は減少させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、入力のリフトオフを検出するときに予測されたユーザインタフェースが最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を高めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上の値は、1つ以上の閾値と入力の終わりに対応する入力の1つ以上の性質の組に対する値との間の差異を増大させるように更新される(1842)(例えば、閾値は、入力の終わりを検出するときに予測されたユーザインタフェースの状態が最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を高めるように変更される)。例えば、図17Cにおいて、アプリケーションスイッチャ選択基準を最初に満たす時間Tの周りで接触速度1730における変化を検出した後、デバイスは、接触速度1730と閾値と間の差異を増大させるように動的速度閾値1710−Dを増大させる(例えば、時間T+3において、接触速度1730と動的速度閾値1710−Dとの間の差異は、時間T及びT+1における2つの値の間の差異よりも大きい)。
予測された最終的なUI状態を支持するように閾値を動的に更新する(例えば、増大又は減少させる)ことは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、入力のリフトオフを検出するときに予測されたユーザインタフェースが最終的なユーザインタフェースの状態として選択される可能性を高めることにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、1つ以上の閾値の組における少なくとも1つのそれぞれの閾値は、予め定義された最大閾値を有する(1844)。例えば、図17Cに示されるように、動的速度閾値1710−Dは、1710−bの予め定義された最大値を有する。そのようにして、動的速度閾値1710−Dが時間T+4において速度閾値の最大値1710−bに到達するとき、デバイスは、接触速度1730がなお時間T+4において動的速度閾値1710−Dを下回るときでさえ閾値を増大させ続けることを停止する。
動的閾値に対する最大閾値を設定することは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、動的閾値の過度な更新に起因して最終的なUI状態にロックインすることを回避し、入力のリフトオフの前にユーザが最終的なナビゲーションを変更することができないようにし、ナビゲーションの精度を改善することにより、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では(1845)、複数の異なる状態は、ホーム状態(例えば、複数のアプリケーション(例えば、複数の最近開いたアプリケーション、任意選択で、アクティブ化されるとき、アプリケーションがそれらのデフォルトの開始状態から開始するように保持された状態情報なしに閉じられた1つ以上の追加のアプリケーションを含む)に対応する複数のアプリケーション開始アイコンを含むユーザインタフェース)、並びにアプリケーションスイッチャ状態(例えば、複数のアプリケーションの表現(例えば、アプリケーション開始アイコン、アプリケーションユーザインタフェースの縮尺した画像など)を含むユーザインタフェース)を含み、制御パネル状態と最後のアプリケーション状態との間の選択は、1つ以上の閾値の対応する組の1つ以上のうちの1つである移動閾値(例えば、接触の速さ、加速度、位置、若しくは上記のうちの1以上の組合せに関する第1の条件、又は上記のうちの1つ以上並びに現在のユーザインタフェースの状態及び/若しくはそれに含まれる1つ以上のオブジェクトの移動を特徴付ける1つ以上の追加の性質に基づいている第1のアプリケーションビューの導出された移動パラメータに関する第1の条件など)に少なくとも部分的に基づいている。
入力の性質がアプリケーションスイッチャ表示基準であって、アプリケーションスイッチャ表示基準は、接触の移動が移動閾値を上回るときに満たされる要件を含む、アプリケーションスイッチャ表示基準を満たすとき、ユーザインタフェースの最終的な状態は、アプリケーションスイッチャ状態である(例えば、デバイスは、接触のリフトオフを検出したことに応じてアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを表示する)。
入力の性質がホーム表示基準であって、ホーム表示基準は、接触の移動が移動閾値を下回るときに満たされる要件を含む、ホーム表示基準を満たすとき、ユーザインタフェースの最終的な状態は、ホーム状態である(例えば、デバイスは、接触のリフトオフを検出したことに応じてホームユーザインタフェースを表示する)。
ホーム状態とアプリケーションスイッチャ状態との間で選択しているジェスチャを検出したことに応じて表示されたユーザインタフェースは、図5A1〜5A77に示された、方法600に関して本明細書で更に詳細に議論される。加えて、方法600に関して議論された閾値のうちのいずれかはまた、上記説明された処理を使用して調節されてもよい。
或る予め設定された条件が満たされるかに依存してユーザがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース又はホームスクリーンのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、必要とされる入力を提供することにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では(1846)、複数の異なる状態は、ホーム状態(例えば、複数のアプリケーション(例えば、複数の最近開いたアプリケーション、任意選択で、アクティブ化されるとき、アプリケーションがそれらのデフォルトの開始状態から開始するように保持された状態情報なしに閉じられた1つ以上の追加のアプリケーションを含む)に対応する複数のアプリケーション開始アイコンを含むユーザインタフェース)、並びに最後のアプリケーション状態、例えば、第1のアプリケーションとは別個の第2のアプリケーション(例えば、第2のアプリケーションは、第1のアプリケーションに切り替えられる前にユーザが対話した最後のアプリケーションである)の第2のユーザインタフェースを含むユーザインタフェースを含む。一部の実施形態では、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースは、ホームスクリーンユーザインタフェース又はアプリケーションスイッチャユーザインタフェースを最初に表示することなく表示される。
ホーム状態と最後のアプリケーション状態との間の選択は、1つ以上の閾値の対応する組のうちの1つ以上に基づいて判定された方向的条件(例えば、接触の速さ、加速度、位置、若しくは上記のうちの1以上の組合せに任意選択で連携する接触の移動の方向に関する第1の条件、又は上記のうちの1つ以上並びに現在のユーザインタフェースの状態及び/若しくはそれに含まれる1つ以上のオブジェクトの移動を特徴付ける1つ以上の追加の性質に基づいている第1のアプリケーションビューの導出された移動パラメータに関する第1の条件など)に少なくとも部分的に基づいている。
入力の性質が最後のアプリケーション表示基準をであって、最後のアプリケーション表示基準は、接触の移動が方向的条件を満たすときに満たされる要件を含む、最後のアプリケーション表示基準を満たすとき、ユーザインタフェースの最終的な状態は、最後のアプリケーション状態である(例えば、デバイスは、接触のリフトオフを検出したことに応じて最後のアプリケーションユーザインタフェースを表示する)。
入力の性質がホーム表示基準であって、ホーム表示基準は、接触の移動が方向的条件を満たさないときに満たされる要件を含む、ホーム表示基準を満たすとき、ユーザインタフェースの最終的な状態は、ホーム状態である(例えば、デバイスは、接触のリフトオフを検出したことに応じてホームユーザインタフェースを表示する)。
ホーム状態と最後のアプリケーション状態との間で選択しているジェスチャを検出したことに応じて表示されたユーザインタフェースは、図5A1〜5A77に示された、方法700に関して本明細書で更に詳細に議論される。加えて、方法700に関して議論された閾値のうちのいずれかはまた、上記説明された処理を使用して調節されてもよい。
或る予め設定された条件が満たされるかに依存してユーザがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース又は前のアプリケーションユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、必要とされる入力を提供することにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では(1848)、複数の異なる状態は、制御パネル状態(例えば、デバイスの複数のシステムの機能に対応する複数の制御を含むユーザインタフェース(例えば、ネットワーク接続、表示輝度、音声再生、周辺デバイスなどのための制御を有する制御パネルユーザインタフェース))及び最後のアプリケーション状態を含む。一部の実施形態では、制御パネルユーザインタフェースは、最後に使用されたアプリケーションの第1のユーザインタフェース上にオーバーレイされる。
制御パネル状態と最後のアプリケーション状態との間の選択は、1つ以上の閾値の対応する組のうちの1つ以上に基づいて判定された方向的条件(例えば、接触の速さ、加速度、位置、若しくは上記のうちの1以上の組合せに任意選択で連携して接触の移動の方向に関する第1の条件、又は上記のうちの1つ以上並びに現在のユーザインタフェースの状態及び/若しくはそれに含まれる1つ以上のオブジェクトの移動を特徴付ける1つ以上の追加の性質に基づいている第1のアプリケーションビューの導出された移動パラメータに関する第1の条件など)に少なくとも部分的に基づいている。
入力の性質が最後のアプリケーション表示基準であって、最後のアプリケーション表示基準は、接触の移動が方向的条件を満たすときに満たされる要件を含む、最後のアプリケーション表示基準満たすとき、ユーザインタフェースの最終的な状態は、最後のアプリケーション状態である(例えば、デバイスは、接触のリフトオフを検出したことに応じて最後のアプリケーションユーザインタフェースを表示する)。
入力の性質が制御パネル表示基準であって、制御パネル表示基準は、接触の移動が方向的条件を満たさないとき(例えば、接触の移動が異なる方向にあるとき)に満たされる要件を含む、制御パネル表示基準を満たすとき、ユーザインタフェースの最終的な状態は、制御パネル状態である(例えば、デバイスは、接触のリフトオフを検出したことに応じて制御パネルユーザインタフェースを表示する)。
ホーム状態と最後のアプリケーション状態との間で選択しているジェスチャを検出したことに応じて表示されたユーザインタフェースは、図5A1〜5A77に示された、方法800に関して本明細書で更に詳細に議論される。加えて、方法800に関して議論された閾値のうちのいずれかはまた、上記説明された処理を使用して調節されてもよい。
或る予め設定された条件が満たされるかに依存してユーザがアプリケーションスイッチャユーザインタフェース又は制御パネルユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、必要とされる入力を提供することにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
一部の実施形態では、ユーザインタフェースに対する最終的な状態を選択する(1850)ことは、入力の終わりに対応する入力の1つ以上の性質の組に対する1つ以上の値が1つ以上の閾値の対応する組における第1のそれぞれの閾値を満たすとの判定に従って(例えば、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1又は第2の変化に対する入力の終わりの近接性に基づいている閾値に割り当てられた値に関わらず)、ユーザインタフェースに対する第1の最終的な状態を選択することと(例えば、アプリケーション開始ユーザインタフェース又はホームスクリーンユーザインタフェースを表示する)、入力の終わりに対応する入力の1つ以上の性質の組に対する1つ以上の値が1つ以上の閾値の対応する組における第1のそれぞれの閾値を満たさないとの判定に従って(例えば、入力の1つ以上のそれぞれの性質における第1又は第2の変化に対する入力の終わりの近接性に基づいている閾値に割り当てられた値に関わらず)、ユーザインタフェースに対する第1の最終的な状態とは異なるユーザインタフェースに対する第2の最終的な状態を選択することと(例えば、アプリケーション開始ユーザインタフェース又はホームスクリーンユーザインタフェースを表示する)、を含む。例えば、図17Aに示されるように、接触の速度がセクタIII及びVのいずれかにある場合、接触の速度が速度閾値1710を満たすか否かは、デバイスがアプリケーションスイッチャ(例えば、接触の速度が閾値1710よりも低い)のホーム状態(例えば、接触の速度が閾値1710よりも高い)を最終的な状態として選択するかを判定する。
或る予め設定された条件が満たされるかに依存してユーザが2つの異なるユーザインタフェースのいずれかに行くことを可能にすることは、デバイスの操作性を強化し、ユーザ−デバイス対話をより効率的にし(例えば、必要とされる入力を提供することにより、意図した結果を達成するようにユーザを支援し、デバイスを操作するときに意図した結果を達成するために必要なステップの数を削減することによって)、加えて、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する(例えば、デバイスをより素早くかつ効率的に使用するようにユーザを支援することによって)。
図18A〜18Gにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1500、及び1600)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図18A〜18Gに関して上記説明された方法1900にも、同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1800に関して上記説明された接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションは任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法600、700、800、900、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1600、及び1900)に関して本明細書で説明される接触、ジェスチャ、ユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションビュー、制御パネル、制御、位置閾値、方向的条件、ナビゲーション基準、移動パラメータ、閾値、判定、フォーカスセレクタ、及び/又はアニメーションのうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
上記説明された情報処理方法での動作は任意選択で、汎用プロセッサ(例えば、図1A及び図3に関連して上記説明されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを実行することによって実施される。
図18A〜図18Gを参照して上記説明された動作は任意選択で、図1A〜図1Bに記される構成要素によって実施される。例えば、検出動作1802、侵入動作1804、検出動作1806、及び選択動作1808は任意選択で、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190により実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136−1に配信する。アプリケーション136−1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186に比較し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの方位から別の方位へのデバイスの回転などの、予め定められたイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する予め定められたイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、イベント又はサブイベントの検出に関連するイベントハンドラ190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A〜図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実装されるかは明らかであろう。
上述した説明は、説明の目的上、特定の実施形態を参照して説明されている。しかしながら、上記の例示的な議論は、網羅的であること、又は開示される厳密な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示を鑑みて、多くの修正及び変形が可能である。本発明の原理及びその実際的な応用を最良の形で説明し、それによって他の当業者が、想到される特定の用途に好適な様々な修正で本発明及び様々な実施形態を最良の形で使用することを可能とするために、それらの実施形態が選択及び説明されている。