JP2021119434A - 映像作成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】幹細胞、幹細胞培養の際に用いられた培地の上清(培養上清)或いは各種薬剤を患者に投与する際に、患者の心理的側面から治療効果を改善することが出来て、医療機器として用いることが出来る映像作成システムの提供。【解決手段】本発明の映像作成システム(1)は、映像データを記録する機能を有する記憶装置(1A)と、既存の映像のデータを編集する機能を有する編集ブロック(1B)と、編集ブロック(1B)で編集される映像を表示する表示装置(1C)と、編集ブロック(1B)に映像編集に関する指示を入力する入力装置(1D)を有し、編集ブロック(1B)では疾病の対象となる人体の部位(臓器や骨格等を含む)の修復を表現する映像を編集する機能を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、仮想現実(VR)体験システムで用いられる三次元映像や動画(アニメーション等の二次元映像等)を含む各種映像を作成するシステムに関し、特に、幹細胞投与や各種薬剤に好適な映像を作成するシステムであって、医療機器として機能することが可能なシステムに関する。
例えば幹細胞を患者に投与して損傷した臓器等を修復する再生医療は、近年、急速な進歩を遂げている(例えば、特許文献1参照)。
再生医療技術を適宜実行することにより、以前は治療が困難であった難病に罹患した患者であっても、確実に治療することが出来る。
ここで、治療においては病理学的な研究、解析が必要であるが、例えば「偽薬効果(プラシーボ)」の様に患者の心理面に良好な影響を与えると、治療効果の向上、改善に大きく寄与することは良く知られている。
しかし、再生医療分野では、患者の心理的側面に好影響を与えて治療効果を改善しようとする試みはされていない。
特開2019−14747号公報
本発明は上述した背景技術に鑑みて提案されたものであり、幹細胞、幹細胞培養の際に用いられた培地の上清(培養上清)、各種薬剤を患者に投与する際に、患者の心理的側面から治療効果を改善することが出来て、医療機器として用いることが出来る映像作成システムに関する。
本発明の映像作成システム(1)は、
映像データ(予め取得して記憶されている既存の映像のデータ、インナーネット等から取得した既存の映像のデータ、編集された映像のデータ等)を記録する機能を有する記憶装置(1A)と、
既存の映像のデータを編集する機能を有する編集ブロック(1B)と、
編集ブロック(1B)で編集される映像を表示する表示装置(1C:ディスプレイ)と、
編集ブロック(1B)に映像編集に関する指示を入力する入力装置(1D:例えば、パーソナルコンピュータの入力装置)を有し、
編集ブロック(1B)では疾病の対象となる人体の部位(臓器や骨格等を含む)の修復を表現する映像を編集する機能を有していることを特徴としている。
本明細書において、「映像」なる文言は、VR体験システムで用いられる様な三次元映像のみならず、その他の映像や、アニメーション等の二次元映像、その他の各種動画をも包含する意味で用いられている。
また本発明において、患者に投与されるのは、例えば幹細胞、幹細胞培養の際に用いられた培地の上清(培養上清)、或いは各種薬剤(例えば抗がん剤、ビタミン剤、遺伝子治療用薬剤、点滴剤の様な各種薬剤や栄養剤等も含む)である。
本発明において、編集された映像は、投与前と投与後の改善の状況を示すシミュレーション映像及び/又は改善された数値を包含しているのが好ましい。
ここで、改善の状況或いは改善された数値としては、血液検査の結果、バイタルサインを含むのが好ましい。
さらにバイタルサインとしては、血圧、脈拍、既存の血液検査におけるパラメータ、骨年齢、血管年齢、筋肉年齢、ホルモン年齢、その他のアンチ・エイジングの指標として用いられるパラメータを包含するのが好ましい。
本発明において、前記映像作成システム(1)は、幹細胞、培養上清或いは薬剤を投与する投与システム(20:例えば点滴システム)と組み合わせて用いられ、
当該投与システム(20)は、(患者の顔に装着する)映像投影用ゴーグル(21:例えばVR用ゴーグル)と、当該ゴーグル(21)に映像を送信する映像装置(10)を有し、
映像装置(10)は前記映像作成システム(1:請求項1の映像作成システム)で編集(作成)された映像データを受信する機能を有し、
映像作成システム(1)で編集された映像(の放映時間やゴーグル21で表示する内容)を(疾病や、投与するべき幹細胞、培養上清或いは薬剤の種類等の事項に基づいて)調整する機能を有する映像調整用ブロック(10A)を含むことを特徴としている。
上述の構成を具備する本発明によれば、編集ブロック(1B)では疾病の対象となる人体の部位(臓器や骨格等を含む)或いは当該部位の修復を表現する映像を編集する機能を有しているので、例えば幹細胞或いは幹細胞培養の際に用いられた培地の上清(培養上清)を患者(P)の体内に投与する際に、投与されている患者(P)に、体内に生じている状況をリアルタイムに表現する様な内容の映像、或いは、幹細胞(及び/又は培養上清)等を投与する治療を受けている患者本人にしか体験できない状況をリアルタイムに示す様な映像を見せることにより、当該患者(P)は治療の効果を視覚的に擬似体験することが出来る。
そして、その様な疑似体験により、患者(P)は疾病が治癒される感覚を視覚的に体感することが出来るので、「疾病が治癒される」という心理的な印象を受けることとなり、一種の偽薬効果(プラシーボ効果)が発揮され、疾病治癒の効果が向上すると推定される。
ここで、当該画像は幹細胞、培養上清、薬剤を体内に投与されている患者(P)のみが例えばVRゴーグル(21)を装着して見られるものであり、当該患者(P)の疾病の状況や患者(P)の治療に関するデータに基づいて作成されており、前記投与されている患者(P)以外は見ることがない映像である。患者(P)のみが見る前記映像は、患者本人には現実的に感じられ、且つ、患者(P)の体内でリアルタイムに生じている実際の現象の映像であると感じることが出来る内容である。このことにより、「疾病が治癒される」という心理的な印象を、容易に患者(P)に与えることが出来る。
換言すれば、本発明において細胞、培養上清又は薬剤が投与されている患者本人以外の者が前記映像(患者Pが見る映像)を見ても、リアルタイムに生じている実際の現象であると感じることは出来ないし、自分の体内で起こっていることと感じることが出来ない。そのため、映像を見た患者(P)における「疾病が治癒されている」と言う心理的な思い込みを得ることが出来るという効果を発揮することはない。すなわち、本発明で作成された映像を見ることによる作用効果は、細胞、培養上清、薬剤を投与されている患者(P)本人しか感じることは出来ないのである。
発明者の実験によれば、同じ細胞及び/又は培養上清を投与されている患者(P)でも、本発明で作成された映像を見た患者(P)は、その様な映像を見ていない患者(P)に比較して、奏効率が向上し、バイタルサイン(血圧、脈拍)が良好になり、自律神経が良好になることが確認されている。
係る発明者の実験結果から、本発明の映像作成システム(1)は、幹細胞、培養上清、薬剤を投与する医療の効果を改善する医療機器として機能することが明らかである。
また本発明によれば、映像は何もない状態から作成(いわゆる「一から作成」)される訳ではなく、既存の映像を基本的な型として用い(テンプレートとして)、当該既存の映像(テンプレートとなる映像)を、事前に分析した患者(P)のデータ(疾病の種類、疾病部位、バイタルサイン、その他)に基づいて修正、編集して、作成する。そのため、何もない状態から映像を作成する(映像を一から作成する)場合に比較して、映像作成の労力、期間、コストを大幅に節減することが出来る。
例えば、幹細胞及び/又は培養上清を投与する場合は培養に例えば約4週間必要であるが、上述した様に既存の映像を編集する手法であれば、当該培養に必要な期間に患者(P)のデータ採取、分析、テンプレートとなる映像の修正(患者Pが見る患者専用映像の作成)を行うことが出来る。
ここで、他人の細胞(例えば、誰にでも投与可能な細胞、いわゆるマスターセルであって、既に培養されている細胞)を投与する場合には、4週間かけて患者自身の細胞を培養する必要は無い。上述した様に、本発明によれば映像作成の期間を大幅に節減することが出来るので、患者自身の細胞を培養せずに他人の細胞を投与する場合においても適用可能である。また、患者の血液検査に必要な1週間程度の期間があれば、必要な映像を作成することが可能である。
さらに本発明によれば、作成された映像を患者が見るという行為を通じて患者自身が積極的に治療に参加することになるので、患者が治療に参加する強い動機付けが得られる。そのため、治療コンプライアンス或いはアドヒランスを向上させることが出来る。
本発明において、作成された映像が、投与前と投与後の改善の状況を示すシミュレーション動画、或いは、改善された数値を包含していれば、「治癒している」と言う印象を患者(P)に強く付与することが出来る。その結果、治療の効果のより一層の改善を期待することが出来る。
本発明の映像作成システムの実施形態を示す機能ブロック図である。 図1の実施形態で作成される映像を編集段階毎に例示する説明図である。 図1の実施形態で作成される映像であって、図2に続く編集段階を段階毎に例示する説明図である。 実施形態における映像作成の手順を示すフローチャートである。 実施形態に係る映像作成システムと組み合わせた投与システムを示す機能ブロック図である。 図5の投与システムにおける映像調整用ブロックの機能ブロック図である。 図5の投与システムにおける使用手順を示すフローチャートである。 映像調整の手順及び投与システムの使用手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図示の実施形態では、患者に幹細胞を投与する場合について説明している。ただし、幹細胞培養の際に用いられた培地の上清(培養上清)や各種薬剤を患者に投与する場合も、図示の実施形態に係る映像作成システムを適用できる。
ここで、各種薬剤としては、例えば抗がん剤、遺伝子治療用薬剤、点滴剤の様な各種薬剤、ビタミン剤、栄養剤等を含む。
さらに図示の実施形態において、「映像」なる文言は、VR体験システムで用いられる様な三次元映像のみならず、その他の映像や、アニメーション等の二次元映像、その他の各種動画をも包含する意味で用いられている場合がある。
図1において、実施形態に係る映像作成システムは全体を符号1で示しており、映像作成システム1は、幹細胞を投与する際に患者に見せる映像を、インターネットIN等から取得する既存の映像であって基本的な型となる映像(テンプレートとなる映像)を修正、編集して作成する機能を有している。ここで、テンプレートとなる映像の修正、編集は、患者のデータ(疾病の種類、疾病部位、バイタルサイン、その他)に基づいて行われる。
また、テンプレートとなる映像についても、異なる複数のテンプレートとなる映像をインターネットIN等によりを取得して、当該複数のテンプレートとなる映像を患者データにより使い分け、合成することも可能である。
図1において、映像作成システム1は、記憶装置1Aと、編集ブロック1Bと、表示装置1C(ディスプレイ)と、入力装置1Dと、出力装置1Eを有している。
記憶装置1Aは、映像データを記録する機能を有している。記憶装置1Aで記録する映像データとしては、予め取得して記憶装置1A内に記憶されている既存の映像のデータ、各種情報ネットワーク(例えばインターネットIN、VPN、クラウド等)から取得した既存の映像のデータ、編集ブロック1Bにより既に編集された映像データ等がある。
記憶装置1Aは、前記映像のデータを記録する機能に加えて、インターネットIN等、信号ラインSL1を介して、外部情報源から既存の映像データを取得する機能を有する。映像データをインターネットIN等の外部から取得する際は、図示しない入力装置を介して行うことも出来る。
また記憶装置1Aは、編集ブロック1Bによる映像データの編集の際に、記憶装置1Aに記録されたテンプレートとなる映像のデータを、信号ラインSL2を介して編集ブロック1Bに送信する機能を有する。
さらに、記憶装置1Aは、編集ブロック1Bにより編集された映像のデータ(編集後の映像データ)を、信号ラインSL3を介して取得し、記録する機能を有し、そして、記録された編集後の映像データを、信号ラインSL4を介して必要なタイミングで出力装置1Eに送信する機能を有している。
編集ブロック1Bにより編集された編集後の映像データは、出力装置1Eから、信号ラインSL5を介して、幹細胞を投与する投与システム20(図5)の映像装置10の記憶ブロック10Bに送信される。
図1において、編集ブロック1Bは、テンプレートとなる映像のデータを患者のデータ(疾病の種類、疾病部位、バイタルサイン、その他)に基づき修正、編集して、疾病の対象となる人体の部位(臓器や骨格等を含む)の修復を表現する映像を作成する機能を有している。
編集ブロック1Bは、テンプレートとなる映像のデータ(既存の映像データ)を、信号ラインSL6を介してインターネットIN等の外部情報源から取得し、信号ラインSL2を介して記憶装置1Aが記録しているテンプレートとなる映像のデータを取得する。
編集ブロック1Bの編集の際には、テンプレートとなる映像データ及び編集中の映像データが、信号ラインSL7を介して表示装置1C(ディスプレイ)に送信され、表示される。
編集ブロック1Bの編集に際しては、操作担当者が入力装置1D(例えば、パーソナルコンピュータの入力装置)に患者のデータ(疾病の種類、疾病部位、バイタルサイン、その他)を入力する。入力された患者のデータは信号ラインSL8を介して編集ブロック1Bに送信され、必要な指示を入力することにより編集作業が実行される。ここで操作担当者(入力装置1Dの捜査担当者)は、ディスプレイ1Cに表示されるテンプレートとなる映像及び編集中の映像を確認しつつ、患者のデータの入力、編集内容の具体的な指示を行う。編集の内容については、図2、図3を参照して後述する。
図1において、編集ブロック1Bは、患者専用に編集された映像のデータ(編集後の映像データ)を、信号ラインSL3を介して記憶装置1Aに送信し、編集後の映像データは記憶装置1Aで記録される。
また、編集ブロック1Bは、信号ラインSL9を介して編集後の映像データを出力装置1Eに直接送信する機能を有している。編集後の映像データは、出力装置1Eから、信号ラインSL5を介して幹細胞を投与する投与システム20(図5)の映像装置10の記憶ブロック10Bに送信される。
映像作成システム1で作成される映像は、例えば、幹細胞の投与前及び投与後の患者の患部の改善の状況を示すシミュレーション映像と、改善の状況を示す数値とを組み合わせた内容になっている。
ここで、改善の状況を示す数値としては、血液検査の結果、バイタルサインを含んだものである。そしてバイタルサインとしては、血圧、脈拍、既存の血液検査におけるパラメータ、骨年齢、血管年齢、筋肉年齢、ホルモン年齢、その他のアンチ・エイジングの指標として用いられるパラメータを包含する。
次に図2、図3を参照して、図1で示す映像作成システム1で作成される映像を、編集段階毎に例示して説明する。
図2(1)は、図1で示す映像作成システム1で作成される映像(シミュレーション映像)の例示であって、幹細胞の投与前の状況を示している。
図2、図3において、疾病部位は肝臓であり、疾病の結果、肝臓全体の約1/4に亘る正常な肝細胞が消失しており、当該正常な幹細胞が消失している領域が、図2(1)では患部A(円周を点線で示す)と表現されている。図2(1)で示す映像を作成するに際して、編集ブロック1Bで編集される前のテンプレートとなる映像IT1では、例えば患部ATは肝臓全体の約1/6であったが、患者の治療に関するデータに基づいて、患部Aが肝臓全体の約1/4を占める様に修正、編集されている。
図2(1)の編集後の映像(左側の映像)において、テンプレート映像IT1に対して患部を追加した部分がハッチングで示されている。
図2(2)は、幹細胞の投与が開始された状況を示すシミュレーション映像のイメージである。図2(2)の映像では、図2(1)の映像と、患部Aに患者の血管Bを介して幹細胞Cが投与される映像とを組み合わせて編集されている。
例えば、患部Aに患者の血管Bを介して幹細胞Cが投与する映像についても、実際の患者の治療に関する既存の映像データをベースとして、幹細胞投与のテンプレートとなる映像IT2(図2(2)の右側の映像)を修正、編集して作成されている。
換言すれば、図2(2)は、患部Aに幹細胞を投与する状況を患者が視覚的に擬似体験出来る様な画像に編集されている。
図2(2)に続いて、図3(1)で例示する編集段階となる。
図3(1)は、幹細胞の投与により患部Aに健全な肝細胞が再生されつつある状況を示すシミュレーション映像が編集されており、図2(2)の映像データを修正、編集して作成されている。図3(1)において、肝細胞の再生部分RGはハッチングを付して示されている。
図3(1)の様なシミュレーション映像を視認することにより、患者は、患部Aに肝細胞が再生され、疾病が治癒される状況を視覚的に擬似体験することが出来るので、「疾病が治癒される」という心理的な印象が付与されて、一種の偽薬効果(プラシーボ効果)が発揮されて、疾病治癒の効果が向上すると期待される。
図3(2)は、幹細胞の投与が終了した時点において、患部Aに健全な肝細胞が再生されて修復した肝臓の状況を示すシミュレーション映像のイメージであり、図3(1)の映像データを修正、編集して作成されている。図3(2)では、患部Aにおける修復部分RG(再生部分)は図2(1)に比較して拡大されている。
また、図3(2)で示す様に、修復した肝臓のシミュレーション映像に加えて、改善された状況を示すバイタルサイン(血圧、脈拍、既存の血液検査におけるパラメータ、骨年齢、血管年齢、筋肉年齢、ホルモン年齢、その他のアンチ・エイジングの指標として用いられるパラメータを包含する)が示されている。図3(2)において、バイタルサインは、肝細胞の投与前(図3(2)の左下の部分)及び投与後(図3(2)の右下の部分)について、バイタルサインの数値が円周方向に配置された円グラフCGで表示されており、投与後におけるバイタルサインの数値が投与前に比較して大きく改善されたことが表示されている。その様な数値的なデータを表示することにより、患者が治療の効果を認識することが期待出来る。
上述した映像の作成手順を、主として図4のフローチャートを参照して説明する。
図4において、ステップS1では、インターネットIN等の外部情報源から、既存の映像データであって、患者に見せる映像のテンプレートとなる様な映像データを取得する。当該テンプレートとなる映像を、図2(1)の映像IT1、図2(2)の映像IT2として例示している。
ステップS1のテンプレートとなる映像データの取得は、映像作成システム1の記憶装置1A或いは編集ブロック1Bにより実行される。
ステップS2では、ステップS1で取得したテンプレートとなる映像データに対し、患者のデータ(疾病の種類、疾病部位(例えば肝臓)、損傷度、修復程度、バイタルサインによる改善率、その他)に基づき、図2、図3で例示する様な修正、編集を行い、当該患者専用の疾病部位の修復を表現する映像データを作成する。併せて、バイタルサインを示すグラフ等を作成する。図示はされていないが、編集後の映像には音声データを組み合せることが出来る。
ステップS2の映像データの編集、患者専用の映像データの作成は、映像作成システム1の編集ブロック1Bにより実行される。
ステップS3では、ステップS2で作成された患者専用の映像データを記憶装置1Aに記録する。
記憶装置1Aに記録された患者専用の映像データは、当該患者への幹細胞投与の際に、出力装置1Eを介して幹細胞の投与システム20(図5)の映像装置10(の記憶ブロック10B)に送信される。
明示されていないが、記憶装置1Aに記録された患者専用の映像データは、各種情報ネットワーク(例えばインターネット、VPN、クラウド等)を介して、遠隔地や外国にも送信可能である。換言すれば、図示の実施形態に係る映像作成システム1で作成された映像データは、遠隔地や外国で幹細胞等の投与を行う際に患者に視認させることが出来る。
図示の実施形態に係る映像作成システム1は、幹細胞を投与する投与システム20(点滴投与システム)と組み合わせて、医療用機器として用いることが出来る。図5以下を参照して、映像作成システム1と投与システム20を組み合わせた医療用機器を説明する。
図5において、患者Pに幹細胞を点滴により投与する投与システム20は、医療機関側の情報処理端末として入出力装置22、幹細胞供給源23、点滴容器24、患者Pに装着されたVR用ゴーグル21、患者が装着したVR用ゴーグル21に映像を送信する映像装置10を有している。
映像装置10は、映像調整用ブロック10A、記憶ブロック10Bを備えており、記憶ブロック10Bは、信号ラインSL5を介して映像作成システム1に接続されている。
医療機関の医師等Dは、医療機関側の情報処理端末である入出力装置22を操作して、信号ラインSL10を介して幹細胞供給源23に制御信号を発信し、点滴容器24を用いて患者Pに対して点滴による幹細胞投与を行う。上述した様に、患者Pに対して投与するのは幹細胞に限定される訳ではなく、幹細胞培養の際に用いられた培地の上清(培養上清)や各種薬剤(例えば抗がん剤、遺伝子治療用薬剤、点滴剤の様な各種薬剤、ビタミン剤、栄養剤等)を投与することが出来る。
医師等Dは、入出力装置22を操作して、幹細胞投与に関するデータを、信号ラインSL11を介して映像装置10の映像調整用ブロック10Aに送信する。幹細胞投与に関するデータとしては、患者データ(疾病の種類、疾病部位(例えば肝臓)、損傷度、修復程度、バイタルサインによる改善率)、及び点滴投与実施情報(点滴時間、点滴開始の指令、点滴終了の指令)等が含まれる。
図5において、映像装置10の映像調整用ブロック10Aは、前記医師等Dから送信された幹細胞投与に関するデータに基づき、VR用ゴーグル21に送信するべき最適な映像(患者Pの状況に適合した映像)を選択、特定すると共に、種々の患者専用の映像が保存される記憶ブロック10Bに対して、信号ラインSL12を介して選択された映像を要求する映像選択信号(選択映像要求信号)を送信する機能を有している。
また、映像調整用ブロック10Aは、前記映像選択信号に基づき記憶ブロック10Bから、信号ラインSL13を介して選択映像(VR用映像データ)を取得し、当該VR用映像データを、信号ラインSL14を介して患者が装着するVR用ゴーグル21に提供する機能を有している。或いは映像調整用ブロック10Aは、患者データ及び点滴投与実施情報(点滴時間)に基づいて、選択したVR用映像データの上映時間を点滴時間に合わせて伸長、短縮する機能を有している。
映像装置10の記憶ブロック10Bは、映像作成システム1で編集、作成された種々の患者専用の映像データを、信号ラインSL5を介して映像作成システム1から取得(受信)し、保存する機能を有している。
記憶ブロック10Bに保存される患者専用の映像は、上述した様に、映像調整用ブロック10Aからの映像選択信号により最適な映像(VR用映像データ)が選択され、記憶ブロック10Bから映像調整用ブロック10Aに送信される。
図6において、映像調整用ブロック10Aは、映像選択ブロック10C、時間調整ブロック10D、映像信号出力ブロック10Eを有している。
映像選択ブロック10Cは、医師等D(図5)が操作する入出力装置22から、信号ラインSL11−1を介して患者データ(疾病名称、疾病部位、損傷度、修復程度、バイタルサインによる改善率、その他)を取得し、当該情報に基づき患者P(のVR用ゴーグル21)に提供すべき最適な映像を選択、特定する機能を有する。
そして、映像選択ブロック10Cは、選択、特定された患者専用の最適映像を、信号ラインSL12を介して記憶ブロック10Bに要求し(映像要求信号)、記憶ブロック10Bから、信号ラインSL13を介して当該選択、特定された映像データ(患者専用の映像データ)を取得する機能を有する。
映像選択ブロック10Cが取得した選択、特定された映像データ(患者専用の映像データ)は、信号ラインSL14−1を介して時間調整ブロック10Dに送信される。
時間調整ブロック10Dは、医師等Dが入出力装置22から、信号ラインSL11−2を介して送信した(予め医師等Dが決定する)点滴時間(患者Pへの幹細胞投与時間)に基づき、映像選択ブロック10Cから送信された映像データ(患者専用の映像データ)を点滴時間に合せて編集(伸長或いは短縮)する。例えば、点滴時間内に収まる様に主要部分を中心に編集し、或いは全体を時間的に圧縮した内容に編集する。
時間調整ブロック10Dで編集された患者専用の映像データは、信号ラインSL14−2を介して映像信号出力ブロック10Eに送信される。
映像信号出力ブロック10Eは、医師等Dが入出力装置22より信号ラインSL11−3を介して送信した点滴開始信号に基づき、時間調整ブロック10Dから送信されたVR用映像データ(編集された患者専用の映像データ)を、信号ラインSL14−3を介して患者が装着するVR用ゴーグル21に送信する機能を有する。
また、映像信号出力ブロック10Eは、医師等Dが入出力装置22より信号ラインSL11−4を介して送信した点滴終了信号に基づき、VR用映像データ(編集された患者専用の映像データ)のVR用ゴーグル21への送信を終了する機能を有する。
ここで、VR用映像データは、上述した様に点滴時間に合せて編集(調整)されているので、点滴開始(点滴開始信号による)から点滴終了(点滴終了信号による)の間に過不足なく放映される。
図5、図6に示す映像装置10を有する投与システム20においては、患者Pに治療用の幹細胞を点滴により投与している間に、映像作成システム1で作成されたVR用映像(患者専用の映像)を、ゴーグル21を介して患者Pに見せている。
そのため、患者Pは疾病が解消した疑似体験を視覚的に体感することが出来、疾病が治癒される心理的な印象を受け、一種の偽薬効果が発揮されて、疾病治癒の効果が向上すると期待される。
なお、VR映像に加えて、各種音声データ(音楽等も含む)を与えることも疾病治癒に有効と考えられる。
図示の実施形態による幹細胞投与の手順の概要を、主として図7を参照して説明する。
図7において、ステップS11において、患者、医師等の判断により、疾病患者の患部に幹細胞を投与することが決定され、患者の幹細胞が播取される。
ステップS12では、患者の幹細胞を培養する。培養には、通常は、例えば約4週間必要である。
ステップS12では、幹細胞の培養と併行して、幹細胞が投与される際に患者が見る患者専用の映像データを作成する。患者専用の映像データの作成は、図1〜図4を参照して説明した態様で、映像作成システム1(の編集ブロック1B等)により実行される。
ここで、他人の細胞(例えば、既に培養されているマスターセル)を投与する場合には、4週間かけて患者自身の細胞を培養する必要は無い。図示の実施形態では既存の映像をテンプレートとして用い、当該テンプレートとなる映像)を修正、編集して、必要な映像を作成するので、映像を一から作成する場合に比較して、映像作成の労力、期間、コストを大幅に節減することが出来る。そのため、4週間よりも遥かに短い期間で必要な映像を作成することが出来て、他人の細胞を投与する場合においても適用可能である。また、患者の血液検査に必要な1週間程度の期間で、必要な映像を作成することが可能である。
ステップS13では、幹細胞を投与する際に患者に見せる患者専用の映像データの調整を行う。
ステップS13の調整は、映像装置10の映像選択ブロック10Cにより、医師等が入出力装置22で送信した患者データに基づいて、記憶ブロック10Bに保存される種々の映像(既に映像作成システム1で編集されている映像)の中から最適な患者専用の映像データを選択することである。ただし、ステップS12において作成された患者専用の映像データがそのまま使用されるのであれば、係る選択(調整)は不要である。
また、ステップS13の調整として、患者への点滴投与の時間、時刻(点滴開始のタイミング、点滴終了のタイミング)に合わせて患者専用のVR用映像データを患者Pのゴーグル21に送信するために伸長或いは短縮する(時間調整する)ことである。係る時間調整は、映像装置10の時間調整ブロック10D及び映像信号出力ブロック10Eにより実行される。そしてステップS14に進む。
ステップS14では、患者に幹細胞が投与され、その際、ステップS12、ステップS13で作成、調整された患者専用のVR映像データが、患者が装着するゴーグル21に送信され、点滴治療中の患者Pは当該映像データを視認する。
なお、ステップS13で説明した時間調整は、ステップS14で実行することも出来る。
図8を参照して、映像調整(ステップS13)及び投与(ステップS14)について詳細に説明する。
図8において、ステップS21では、疾病患者の患部に幹細胞を投与するに際して、患者の疾病名称、疾病部位、損傷度等の患者データが、医師等により(投与システム20の)入出力装置22から映像装置10の映像選択ブロック10Cに入力されたか否かを判断する。
患者データが映像選択ブロック10Cに入力された場合(ステップS21が「Yes」)はステップS22に進み、患者データが映像選択ブロック10Cに入力されない場合はステップS21に戻る(ステップS21が「No」のループ)。
ステップS22では、映像選択ブロック10Cは、ステップS21で入力された患者データに基づき、幹細胞投与時に患者に提供すべき最適な映像データを選択、特定する。そして、当該映像データを記憶ブロック10Bから取得する。
ステップS23では、点滴時間が、医師等により入出力装置22を介して映像装置10の時間調整ブロック10Dに入力されたか否かを判断する。
点滴時間が時間調整ブロック10Dに入力された場合(ステップS23が「Yes」)はステップS24に進み、点滴時間が時間調整ブロック10Dに入力されない場合はステップS23に戻る(ステップS23が「No」のループ)。
ステップS24では、時間調整ブロック10Dにより、ステップS22で映像選択ブロック10Cが取得して時間調整ブロック10Dに送信した映像データ(患者専用の映像データ)を、点滴時間に合せて編集(伸長或いは短縮)する。
次のステップS25では、点滴開始信号が、医師等により入出力装置22を介して映像装置10の映像信号出力ブロック10Eに入力されたか否かを判断する。ステップS25において、点滴開始信号が映像信号出力ブロック10Eに入力された場合(ステップS25が「Yes」)はステップS26に進み、点滴開始信号が映像信号出力ブロック10Eに入力されない場合はステップS25に戻る(ステップS25が「No」のループ)。
ステップS26では、映像信号出力ブロック10Eは、ステップS24で時間調整ブロック10Dが編集したVR用映像データを患者Pが装着するVR用ゴーグル21に送信する。
次のステップS27では、点滴終了信号が、医師等により入出力装置22を介して映像信号出力ブロック10Eに入力されたか否かを判断する。ステップS27で点滴終了信号が映像信号出力ブロック10Eに入力された場合(ステップS27が「Yes」)はステップS28に進み、点滴終了信号が映像信号出力ブロック10Eに入力されない場合はステップS27に戻る(ステップS27が「No」のループ)。
ステップS28では、映像信号出力ブロック10Eは、患者のVR用ゴーグル21への送信されているVR用映像データ(患者専用の映像データ)の送信を終了する。
図示の実施形態によれば、映像作成システム1の編集ブロック1Bでは疾病の対象となる人体の部位(臓器や骨格等を含む)、或いは当該部位の修復を表現する映像(患者専用の映像)を、既存のテンプレートとなる映像データから患者のデータ(疾病の種類、疾病部位、バイタルサイン、その他)に基づいて修正、編集して作成する機能を有している。
そのため、例えば幹細胞を患者の体内に投与する際に、投与されている患者は、体内に生じている状況をリアルタイムに表現する様な内容の映像、或いは、患者本人にしか体験できない状況をリアルタイムに示す様な映像を見せられ、当該患者は治療の効果を視覚的に擬似体験することが出来る。
そして、その様な疑似体験により、患者は疾病が治癒される感覚を視覚的に体感することが出来るので、「疾病が治癒される」という心理的な印象を受けることとなり、一種の偽薬効果(プラシーボ効果)が発揮され、疾病治癒の効果が向上する。
ここで、当該患者専用の映像は、幹細胞を体内に投与されている患者のみがVRゴーグル21を装着して見られるものであり、当該患者独自のものである。
患者P以外は見ることが無い当該映像は、患者Pが見れば非常に現実的であり、且つ、患者Pの体内でリアルタイムに生じている実際の現象の映像であると感じることが出来る内容であるため、患者Pに「疾病が治癒される」という心理的な印象を与え易いと推定され、映像を見ることによる作用効果は患者P本人しか感じることは出来ない。
発明者の実験によれば、細胞及び/又は培養上清を投与されている患者であっても、図示の実施形態で作成された映像を見た患者は、その様な映像を見ていない患者に比較して、奏効率が向上し、バイタルサイン(血圧、脈拍)が良好になり、自律神経が良好になることが確認されている。
また図示の実施形態によれば、上述した様に、患者専用の映像は何もない状態から作成される訳ではなく、映像作成システム1において、既存の映像であるテンプレートとなる映像を、事前に分析した患者のデータ(疾病の種類、疾病部位、バイタルサイン、その他)に基づいて修正、編集して作成するので、映像作成の労力、期間、コストを大幅に抑制することが来る。
例えば、幹細胞の培養には通常約4週間の期間が必要であるが、当該期間中或いはそれよりも遥かに短い期間内に患者専用の映像の作成することが出来る。そのため、他人の細胞を投与する場合に必要な映像を早急に用意することが出来ると共に、血液検査を行う期間内に必要な映像を準備することが可能である。
また図示の実施形態によれば、作成された映像を患者が見るという行為を通じて患者自身が積極的に治療に参加することになるので、患者が治療に参加する強い動機付けが得られる。その結果、図示の実施形態において作成された映像を患者に見せることにより、治療コンプライアンス或いはアドヒランスを向上させることが出来る。
さらに、図示の実施形態において、作成された映像は、投与前と投与後の改善の状況についてバイタルサインをグラフ化した情報(例えば円グラフ:ず3(2)参照)を含んでいるので、「治癒している」と言う印象を患者に強く付与することが出来る。
加えて図示の実施形態では、映像作成システム1で作成されたVR用映像データは、患者の点滴時間に合わせて映像の放映時間を調整するので、治療に際して必要な映像を過不足なく患者Pのゴーグル21に送信することが出来る。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
例えば、図示の実施形態において患者Pに投与されるのは幹細胞であるが、幹細胞培養の際に用いられた培地の上清(培養上清)、各種薬剤((例えば抗がん剤、遺伝子治療用薬剤、点滴剤の様な各種薬剤、ビタミン剤、栄養剤等))を患者Pに投与する際に、図示の実施形態で説明した様な映像を患者Pに視認させることが出来る。
1・・・映像作成システム
1A・・・記憶装置
1B・・・編集ブロック
1C・・・ディスプレイ(表示装置)
1D・・・入力装置
1E・・・出力装置
10・・・映像装置
10A・・・映像調整用ブロック
10B・・・記憶ブロック
20・・・投与システム(例えば点滴システム)
21・・・映像投影用ゴーグル
P・・・患者

Claims (3)

  1. 映像データを記録する機能を有する記憶装置と、
    既存の映像のデータを編集する機能を有する編集ブロックと、
    編集ブロックで編集される映像を表示する表示装置と、
    編集ブロックに映像編集に関する指示を入力する入力装置を有し、
    編集ブロックでは疾病の対象となる人体の部位の修復を表現する映像を編集する機能を有していることを特徴とする映像作成システム。
  2. 編集された映像は、投与前と投与後の改善の状況を示すシミュレーション映像及び/又は改善された数値を包含している請求項1の映像作成システム。
  3. 幹細胞、培養上清或いは薬剤を投与する投与システムにおいて、
    請求項1の映像作成システムと組み合わされ、
    映像投影用ゴーグルと、当該ゴーグルに映像を送信する映像装置を有し、
    映像装置は映像作成システムで編集された映像データを受信する機能を有し、
    映像作成システムで編集された映像を調整する機能を有する映像調整用ブロックを含むことを特徴とする投与システム。
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