JP2021119432A - 電気機器システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電気機器の使用履歴データを取得し、その見返りとしてユーザに対して買い物等で使用できるサービスポイントを進呈し、付加サービスを提供する。【解決手段】外部機器と通信を行う通信部と工具の使用履歴を蓄積する制御部を備えた電動工具1と、電動工具1と接続が可能であって外部のサーバ装置との通信が可能な携帯情報端末70と、を含む電気機器システムにおいて、携帯通信端末70は電動工具1に蓄積された使用履歴データ22を無線にて受信すると、ネットワーク経由でサーバ90に送信し、使用履歴データ22に基づいたサービス24、25を電動工具1のユーザ60に提供する。サービス25の内容としては、買い物等で使用できるサービスポイントの付与や電動工具1の寿命に関する情報の提供である。【選択図】図1

Description

本発明は、電気機器から使用履歴を取得し、その見返りとして電気機器のユーザ(使用者)にサービスのフィードバックを行うシステムに関する。
電気機器から有線ケーブルによって使用履歴を読み出して、電気機器のメンテナンスに活用する技術が知られている。特許文献1ではインパクト工具にUSBケーブルを接続可能として、有線ケーブルを用いて使用履歴データを読み出す技術が知られている。
特開2012−157924号公報
特許文献1の技術ではユーザに対する見返りがないため、ユーザによる使用履歴データの読み出し頻度が粗くなって適切な管理ができないという課題があった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、電気機器や電気機器に用いられる電池パックの使用履歴データを取得し、その見返りとしてユーザに対して買い物等で使用できるサービスポイントの進呈を行うポイントサービスを実現したシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、使用履歴データに基づいて電気機器や電池パックの使用や買い替えの際に代金の代わりとして利用できるサービスポイントの進呈を行うポイントサービスを実現したシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、電気機器の使用履歴を製造メーカ側にて収集して、電池パックの状態に関する情報(メンテナンス時期、電池パックの買替え時期等)をユーザに提供するシステムを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、製造メーカ側にて使用履歴データの取得頻度を高めて、製品開発などに利用できるようにしたシステムを提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的な特徴を説明すれば次のとおりである。
本発明の一つの特徴によれば、負荷部、外部機器と通信を行う通信部、負荷部の使用履歴を蓄積する制御部、を備えた電気機器と、電気機器と接続が可能であって外部のサーバ装置との通信が可能な情報端末と、を含む電気機器システムにおいて、情報端末は電気機器に蓄積された使用履歴情報を受信すると、使用履歴情報に基づいてサービスポイントを電気機器のユーザに付与するようにした。このサービスポイントは、電気機器の使用又は別の電気機器の購入の際の代金の代わりになるものである。使用履歴情報は、負荷部による負荷の大きさを含み、サービスポイントは、負荷部の大きさが大きい場合の方が、小さい場合よりも大きいようにした。
本発明の他の特徴によれば、使用履歴情報は、負荷の大きさとその対応稼動時間、又は/及び、稼動回数を含む。情報端末は電気機器に蓄積された使用履歴情報を受信すると、使用履歴情報に基づいたサービスを電気機器のユーザに提供するよう構成され、サービスは、使用履歴情報に基づいた電気機器の寿命情報を含む。
本発明のさらに他の特徴によれば、電気機器は使用履歴情報を格納する記憶部を有し、情報端末は電気機器から取得した使用履歴情報をサーバ装置(ネットワークサーバ)に送信すると共に、サーバ装置から寿命情報の集計のための必要なデータを受け取って寿命情報を算出する。また、サーバ装置は、電気機器に用いられる部品データと、該部品データに関する設定寿命のデータを保有し、使用履歴情報に対応した加算ポイントレートを算出し、加算ポイントレートと使用履歴情報に基づいて電気機器の寿命情報を算出する。
本発明のさらに他の特徴によれば、負荷部、外部機器と無線通信を行う無線通信部、負荷部の使用履歴を蓄積する制御部を備えた電気機器と、電気機器と無線接続が可能であって外部のサーバ装置との通信が可能な情報端末と、を含む電気機器システムにおいて、情報端末は、無線通信の接続指示がされたら接続可能な電気機器を検索して接続状態を確立し、電気機器に蓄積された使用履歴のデータを受け取り、サーバ装置に送ることによってサーバ装置からのサービスポイントを受け取り、情報端末の画面にサービスポイントの内容を表示するように構成した。このサービスポイントは、電気機器とは異なる電気機器又は電気機器のメンテナンスの購買に使えるポイントである。
本発明によれば、電池パックを用いた電気機器の使用履歴の取得頻度の増加が見込め、製造メーカは製品開発などに利用できる使用履歴データを収集しやすくなる。また、電気機器を使用するユーザは、メーカ側からポイントサービス(サービスポイント)を受けることができたり、又は、メンテナンス時期、電池パックの買替え時期等の情報を得ることができたりするので、信頼性が高く使い勝手の良い電気機器を実現できる。また、電気機器の使用や買い替え時の代金の代わりにサービスポイントを利用することができる。
本発明の実施例に係る電気機器システムの概念図である。 図1の電動工具1の使用時における使用履歴の取得手順を示すフローチャートである。 図1の電動工具1にて蓄積される使用履歴データの一例を示す図である。 ユーザ60による電動工具1と携帯通信端末70の接続(ペアリング)シークエンスを示す図である。 図1の電動工具1と携帯通信端末70の使用履歴データの送受信シークエンスを示す図である。 図1の携帯通信端末70の処理手順を示すフローチャートである。 図6のステップ125〜131における、ネットワークサーバ90と携帯通信端末70へのサービス提供のシークエンスを示す図である。 図5〜図7に至る処理時の携帯通信端末70の画面表示例を示す図である(その1)。 図5〜図7に至る処理時の携帯通信端末70の画面表示例を示す図である(その2) 図5〜図7に至る処理時の携帯通信端末70の画面表示例を示す図である(その3)。 使用履歴データ40に含まれる製品を構成する部品群と、それらの故障に関する情報と加算ポイントレートを格納したテーブルの一例である。 図11の加算ポイントレートと電流ステップとの関係を集計したテーブルである。 ネットワークサーバ90における電動工具の使用履歴の管理テーブルの一例である。 ネットワークサーバ90における交換時期報知フローの手順を示すフローチャートである。 携帯通信端末70における交換時期報知の画面71を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例に係る電動工具システム(電気機器システム)の概念図である。ここではユーザ60の所有(使用、矢印21)する電動工具1から使用履歴データ22を提供してもらう見返りに、ユーザ60に対して利益のあるサービス25をフィードバックするシステムを提供する。電気機器の一例である電動工具1は、電池パック50を電源として使用可能な携帯型の機器であって、例えばインパクト工具である。電動工具1には、内部にマイコンを含む制御部と、近接無線通信装置が搭載される。近接無線通信装置は、数m〜数十m程度の範囲内で外部の機器と単方向又は双方向通信を可能とするもので、ここではブルートゥース(Bluetooth:米国Bluetooth SIG,Inc.の登録商標)が搭載される。電動工具1の内部に無線通信装置を搭載することにより、外部機器たる携帯通信端末70と電動工具1の間での無線通信が可能となる。
電池パック50は、定格電圧3.6Vのリチウムイオン電池セルを複数本直列接続して、例えば14.4Vや18V等の直流電流を出力可能としたものである。電動工具1に装着される電池パック50には、近接無線通信装置が設けられている機種も存在する。その場合は、携帯通信端末70が電池パック50と接続することによって、携帯通信端末70が電動工具1の情報を間接的に取得することも可能である。このように携帯通信端末70が電池パック50と通信を行うことによって、無線通信装置を有しない電動工具であっても、携帯通信端末70は電動工具1に関する情報を読み取ることが可能である。なお、電動工具1と電池パック50との間の情報の送受信(通信)は、互いに機械的及び電気的に接続される接続端子を介して行えば良い。しかし、本実施例で重要なことは、電動工具1の情報を外部機器で読み取った際に、ユーザに見返りとして一定のサービス(図1の矢印25)を提供することである。また、電動工具1側と外部機器側との間で無線を用いた通信を可能とした点も重要であり、少なくとも電動工具1から外部機器(ここでは携帯通信端末70)への片方向通信が可能であれば良い。また、電動工具1内には、モータの回転制御や無線通信制御を行うマイコン(マイクロコンピュータ)を有することが重要である。電動工具1のマイコンは、ユーザ60によって電動工具1が使用される毎に(図1の矢印21)、その使用状況に関する情報(使用履歴データ)を自らの制御部内又は外付けの記憶部に格納する。この記憶部としては電動工具1に不揮発性のメモリを用いると良い。使用履歴データには、例えば、電動工具1の本体情報(型名など)、本体の固有情報(シリアルナンバーなど)と、電動工具1の使用履歴(本体の稼動時間など)を含めることができる。この一連の使用履歴データの取得手順は、図2にて後述する。
携帯通信端末70は、電動工具1と無線通信を行うことができる外部機器である。ここでは携帯通信端末70として、電話会社等が販売するスマートフォンを用いる例を示している。携帯通信端末70は、電話通信網やインターネット等のネットワークに接続可能であり、インターネットを介して電動工具の製造メーカの提供するクラウド等のネットワークサーバ90に接続可能である。つまり、携帯通信端末70は電動工具1から受信した情報(矢印22)を製造メーカのサーバ装置に送信することが可能であり(矢印23)、また、ネットワークサーバ90から何らかの情報を受信して表示画面71に表示することができる(矢印24)。本実施例のシステムにおいては、携帯通信端末70は必ずしも携帯性を必須とせず、ノートパソコン、タブレット、デスクトップパソコンなど、無線通信装置と通信可能であって表示装置を有する情報端末やコンピュータ機器を用いることができる。
電動工具1は携帯通信端末70とペアリングを行う。「ペアリング」とは、無線通信を用いて携帯通信端末70と、電動工具1側の関連づけ登録を行う作業であり、これらの登録作業(ペアリング)を行うことにより、携帯通信端末70は、ペアリングされた特定の電動工具1から必要な情報を取得できる。このペアリング相手の関係は、携帯通信端末:電動工具1の数=1:1で良いが、1:n(nは自然数)であっても良い。nがいくつまでペアリングできるかは、使用する無線通信規格に依存する。また、所有する全ての無線接続可能な電池パックと同時にペアリングさせても良いが、必ずしも全てと同時に行う必要は無く、使用状態を確認したい対象の電動工具1だけを選択してペアリングさせれば良い。
携帯通信端末70は、電動工具1から無線通信によって電動工具1に関する機器情報を取得し(矢印22)、その機器情報と共に使用履歴データをネットワークサーバ90に送信する(矢印23)。携帯通信端末70には、電動工具1との無線通信を可能とするために、専用のソフトウェア、いわゆるアプリケーションソフトをインストールしておく。ネットワークサーバ90は、電動工具1の使用履歴データを取得して記録することにより、使用履歴データを蓄積する。なお、上述したように、電池パック50に無線通信装置が設けられている場合には、携帯通信端末70と電池パック50との間で無線通信を行っても良く、電池パック50を介して電動工具1の使用履歴データを携帯通信端末70に送信しても良い。
ネットワークサーバ90は、携帯通信端末70から使用履歴データ(矢印23)を受信すると、ユーザ60にメリットのあるサービスを提供する(矢印24)。このサービスは種々考えられるが、例えば、使用情報からサービスポイントを換算して、ユーザ60に対して使用情報に応じてサービスポイントを付与する(矢印25)。ここでサービスポイントとは、ユーザ60の電動工具1の使用又は別の電動工具1の購入(電動工具の買い替え)において有用なものであり、ここではサービス提供業者における製品の購買や、メンテナンス時の代金支払いに使えるものである。なお、以降、“サービスポイント”を単に“ポイント”と呼ぶこともある。
ユーザ60が電動工具1を使用すると、負荷部の使用履歴が電動工具1内の記憶部に保存される。電動工具1がトリガスイッチ6とモータを有する場合は、電動工具1の使用履歴は図2に示すフローに従って取得され、電動工具1内の記憶部に保存される。
図2は電動工具1の使用時における使用履歴の取得手順を示すフローチャートである。図2に示す一連の手順は、電動工具1内の制御部(図示せず)にあらかじめ格納されたプログラムによってソフトウェア的に実行可能である。本フローチャートは、電動工具1の制御部に含まれるマイコンが起動したら実行され、マイコンがシャットダウンするまで繰り返される。まず、電動工具1の制御部に含まれるマイコンは、モータの起動及び停止を指示するトリガスイッチ6(図1参照)が操作されたか否かを判定し、操作されていなければ待機する(ステップ31)。ステップ31にてトリガスイッチ6の操作を検出すると、マイコンは電動工具1のモータの駆動を開始する(ステップ32)。次に、マイコンはモータの駆動時、即ち、電動工具1の使用時の状態を示す使用履歴用のデータを計測する(ステップ33)。ここでは例えば電動工具1の負荷情報として、内蔵する電流検出回路(図示せず)を用いて、図示しないモータに流れる電流値を計測する。負荷情報はモータトルク等の仕事量を表すものである。計測されたデータ(電流値)は、負荷情報又は使用履歴として一時的な保存メモリ、例えば揮発性メモリに保存される(ステップ34)。また、トリガスイッチ6の累積操作回数やモータの累積稼動時間を揮発性メモリに保存しても良い。また、電動工具1の使用後、すなわち、トリガスイッチ6をオフにしてモータを停止させた状態で、装着された電池パック50の状態、特に充電回数、過充電回数、過放電回数や、使用時の電流値等の各種使用状況を取得するように構成しても良い。ここで計測されるデータの内容を図3のデータテーブルを用いて説明する。
図3は電動工具1にて蓄積される使用履歴データ22のデータテーブル40を示す図である。格納されるデータ40は、稼動時間41、トリガ引き回数(操作回数)42、レベル毎の負荷電流量43、その他の情報44である。尚、これらのデータテーブル40と共に、電動工具1の本体情報(型名など)、電動工具1の固有情報(シリアルナンバーなど)も格納される。稼動時間41は、トリガスイッチ6がオンになってからオフになるまでの各稼動時間を累積した合計値である。ここでは、稼動時間41の合計値が1時間23分45秒であることを示している。トリガ引き回数42は、トリガスイッチ6を何回引いたかを記録した情報である。負荷電流量43は、8段階の電流レベルに区切って、それぞれの電流レベルで累積何秒の電流が流れたかの累積値を格納する。ここでは、電流量10A未満の累積時間43a、電流量10A以上15A未満の累積時間43b、電流量15A以上20A未満の累積時間43c、電流量20A以上25A未満の累積時間43d、電流量25A以上30A未満の累積時間43e、電流量30A以上35A未満の累積時間43f、電流量35A以上40A未満の累積時間43g、電流量40A以上の累積時間43hが、単位時間毎(ここでは秒単位)でカウントされ、電動工具1内の記憶装置(メモリ)に格納される。尚、電動工具1にて蓄積される使用履歴データ22(データテーブル40)には、その他の情報44を格納することも可能である。これらの使用履歴の取得は、電動工具1の作業時にマイコンによってバックグランドで処理されるので、ユーザ60は使用履歴が取得されていることを意識することなく、従来と同様に電動工具1での作業を行うことができる。
再び図2に戻る。ステップ34にて、計測したデータを使用履歴としてメモリに保存したら、電動工具1のマイコンはトリガスイッチ6の操作が解除されたか否かを判定する(ステップ35)。トリガスイッチ6の操作が解除されたら、電動工具1のマイコンはモータの駆動を停止し(ステップ36)、揮発性メモリに格納されている使用履歴データを、電動工具1の不揮発性メモリに格納された使用履歴データ(データテーブル40)に加算するようにして更新し(ステップ37)、ステップ31に戻る。この不揮発性メモリに格納された使用履歴データは、携帯通信端末70からのリクエストに応じて無線通信によって電動工具1から携帯通信端末70に送信されるが、この送信手順については図5にて後述する。
次に、図4を用いてユーザ60による電動工具1と携帯通信端末70の接続(ペアリング)シークエンスを説明する。これらの手続に先立って、ユーザ60の所有する携帯通信端末70には、使用履歴データ22(データテーブル40)(図3参照)を電動工具1から読み出すための専用のアプリ(アプリケーションソフト)をインストールしておく。そのアプリは、例えばネットワークサーバ90を管理する製造メーカから入手可能である。最初に、ユーザ60は、指定する携帯通信端末70と指定する電動工具1の接続をする“接続要求”を行う(ステップ101)。具体的には、携帯通信端末70の画面上でアプリを起動して“ペアリング要求ボタン”を選択する(ステップ102)。この操作によって携帯通信端末70は、ブルートゥース(登録商標)等の近接無線通信手段を用いて、接続可能な電気機器(ここでは特定の電動工具1)の探索を開始する(ステップ103)。一方、ユーザ60は電動工具1に対してもペアリング等の専用のボタンを操作(兼用のボタンの場合は、ボタンの長押しなど)をする(ステップ104)。電動工具1に対してペアリング開始の指示をすると、電動工具1は接続相手先機器の探索を開始し(ステップ105)、ユーザ60に対して検索を開始したことを示す通知を行う(ステップ106)。ここでは、専用のLEDを点滅させるか、又は、電圧チェックLED(電池パックの残容量表示用LED)を利用して当該LED(兼用LED)を点滅させることで通知する。
次に、携帯通信端末70と電動工具1がともに接続先を発見したら(ステップ107)、携帯通信端末70と電動工具1は、ペアリング状態確立のための接続シークエンスを開始し(ステップ108)、接続状態(ペアリング)を完了する(ステップ109)。ペアリングが確立されると、携帯通信端末70は画面71(図1参照)にて接続完了の通知を行い(ステップ110)、電動工具1は専用のLEDを点灯させるか、兼用のLEDの点灯色や点灯パターンを変える等の接続完了通知を行う(ステップ111)。なお、電池パック50はペアリングのためにボタンを操作せずに常にペアリング待機状態として自動的に接続しても良い。この場合、ステップ104を省略することができる。
次に図5を用いて電動工具1と携帯通信端末70の間の使用履歴データ22の送受信シークエンスを説明する。電動工具1と携帯通信端末70の接続は有線、無線など形態は問わないが、図5は無線通信の場合のシーケンス図を示している。携帯通信端末70と電動工具1とが接続状態にあるとき(ステップ109)、即ち、互いにデータの送受信が可能な状態において、携帯通信端末70から使用履歴データの要求を行うと(ステップ112)、その要求信号を受信した電動工具1は、図2のステップ37にて不揮発性メモリに保存しておいた使用履歴データ22(データテーブル40)から送信用の使用履歴データを作成し(ステップ113)、作成した使用履歴データ22として携帯通信端末70に送信する(ステップ114)。携帯通信端末70は、使用履歴データ22を受信する(ステップ115)。
図6は、使用履歴データを受け取った携帯通信端末70の処理手順を示すフローチャートである。本フローチャートの手順は、ネットワークサーバ90のサービス提供用のソフトウェアを起動した際に実行される。最初に、携帯通信端末70がネットワークサーバ90にログインしているかを判定し(ステップ121)、ログインしていない場合はログイン処理を行う(ステップ122)。ログイン処理においては、携帯通信端末70からのログインが正当であるか否かをネットワークサーバ90で判定し、正当ならばログイン状態を確立してステップ121に戻り、不当であればログイン状態にせずにステップ121に戻る。
次に携帯通信端末70は、ログインしたネットワークサーバ90からユーザの所持工具に関する情報、即ち所持工具テーブルを取得する(ステップ123)。ユーザ所持工具テーブル310の一例を図13にて示す。図13において、ユーザ所持工具テーブル310には、ユーザID311毎に登録された所持工具312に関する情報が複数格納される。ここでは、所持工具312のそれぞれの型名313とシリアルナンバー314が格納される。ここでは4つ所持工具321〜324の型名とシリアルナンバーが格納される。尚、型名313、シリアルナンバー314だけでなく、近接無線通信装置のID等も格納しても良い。所持工具321〜324毎には、さらに使用履歴などのデータ315が格納される。データ315は、例えば図3で示した使用履歴データ22のデータテーブル40の累積値(又は更新値)である。
再び図6に戻る。図6のステップ123において取得する所持テーブル310は、所持工具321〜324の型名とシリアルナンバーである。携帯通信端末70は、取得した所持工具321〜324と型名及び/又はシリアルナンバーが一致する電動工具1から使用履歴データ22(データテーブル40)(図3参照)を取得し(124)、それをそのまま使用履歴データ23としてネットワークサーバ90に送信する(ステップ125)。その後に携帯通信端末70(ネットワークサーバ90)は、使用履歴に応じたサービス25(サービス24)をユーザ60に対して提供する(ステップ131)。ステップ131において提供されるサービスの算出手順を示すのが図7である。
図7はネットワークサーバ90と携帯通信端末70へのサービス提供のシークエンスを示す図であり、図6のステップ125とステップ131の間の処理を更に詳しく示したものである。携帯通信端末70は、電動工具1から受信した使用履歴データ22(データテーブル40)(図3参照)をネットワークサーバ90に送信する(ステップ125)。ネットワークサーバ90は携帯通信端末70から使用履歴データ22(データテーブル40)を受け取り(ステップ126)、受け取った使用履歴データ22(データテーブル40)を集計する(ステップ127)。ここで集計とは図13にて示したユーザ所持工具テーブル310のデータ315に格納済みのデータを新たに受け取ったデータと置き換える処理、又は、格納済みのデータに新たに受け取ったデータを加算する処理である。次にネットワークサーバ90は、集計したデータに基づきサービスを演算、ここではサービスポイントを演算し(ステップ128)、サービスデータの内容を携帯通信端末70に送信する(ステップ129)。携帯通信端末70はサービスの内容(例えば、付与されたサービスポイント)を示すデータを受信したら(ステップ130)、画面71にて表示することによりユーザ60に対してサービスを提供する(ステップ131)。
次に図8〜図10を用いて、図5のステップ120〜ステップ126における携帯通信端末70の画面表示例を説明する。図8(A)において、予めインストールされた本実施例の実行用のアプリを起動すると、最初に注意事項が表示される。画面71には、注意事項141が表示され、その中には、プライバシーポリシーを確認するためのリンクが表示される。ユーザ60は、必要に応じてプライバシーポリシーを確認した後に、製品(電動工具1)の使用履歴のアップロードをしても良いか否かの判断をして、“はい”又は“いいえ”の回答を示すいずれかのアイコン142をタッチする。ここで、“いいえ”をタッチするとアプリが終了して以降の手続は実行されない。“はい”を選択すると、図8(B)のようなログイン画面に遷移する。ログイン画面では、登録されているユーザ60のIDとパスワード(Pass)を入力欄143に入力し、“ログイン”又は“キャンセル”のアイコン144のいずれかをタッチする。ここで“キャンセル”をタッチするとアプリが終了して以降の手続は実行されない。アイコン144のうち、“ログイン”をタッチすると、6段階のログイン手順が開始される。この際、ログイン処理の段階に応じて、“手順 1/6”から“手順 6/6”まで順次表示される。図8(C)は手順1/6を示す画面71であり、“所持工具情報を取得しています…”と、ステップ123(図6参照)が実行されている旨のメッセージ145が表示される。この画面上には、ユーザ60がログイン処理の中断を指示できるように“やめる”のアイコン146が表示される。
図9(A)は手順2/6を示す画面71であり、“接続できる製品を探しています…”と、発見した製品数を示すメッセージ147が表示される。ここでは発見した製品数が3つあるので、ユーザ60に“次の手順に進む”か“やめる”かを選択するアイコン148も表示される。
図9(B)は手順3/6を示す画面71であり、“データを取得しています…”と、その手順の総ステップ数(ここでは3)のうち、何ステップ目の実行(図では1)であるかを示すとのメッセージ148を表示する。画面71の下には、ユーザ60がログイン処理の中断を指示できるように“やめる”のアイコン149が表示される。
図9(C)は、手順4/6を示す画面71であり、“サーバにアクセスしています…”とのメッセージ150と、ログイン処理の中断させるための“やめる”のアイコン149が表示される。
図10(A)は、手順5/6を示す画面71であり、“データをサーバにアップロードしています…”とのメッセージ152と、ログイン処理の中断させるための“やめる”のアイコン149が表示される。
図10(B)は、手順6/6を示す画面71であり、“データを処理しています…”とのメッセージ153と、ログイン処理の中断させるための“やめる”のアイコン149が表示される。
図10(C)は、ログイン処理の完了を示す画面71であり、“ポイントを獲得しました”とのメッセージ154と、獲得したポイント数155と、現在のポイント数156が表示される。画面71の下部には、ログイン処理の実行前の画面に戻るための“戻る”のアイコン157が表示される。ここで、サービスポイントは、使用履歴データ23(データテーブル40)をネットワークサーバ90にアップロードした時点で付与される。つまり、使用履歴データ23(データテーブル40)をアップロードしない限りサービスポイントは付与されないので、ユーザ60による頻繁なアップロードが期待でき、製造メーカ側は精度の高い使用履歴管理を行うことができる。尚、付与するサービスポイントに有効期限を設定し、例えば、1ヶ月以内のアップロード分だけにしかサービスポイントが反映されないように構成しても良い。このように有効期限を設けることでユーザ60のアップロード頻度をさらに促進させることが可能となる。
図11は使用履歴データに含まれる製品を構成する部品群(部品A〜部品C)と、それらの故障に関する情報と加算ポイントレートを格納したテーブルの一例である。本実施例においてこれらのテーブル160、170、180は、ネットワークサーバ90によって管理されるもので、電動工具1を構成している電子部品(部品A、部品B、部品C)等に対し、負荷電流量161、171、181に応じた平均故障率から寿命を設定するテーブル160に示す部品A、テーブル170に示す部品B、テーブル180に示す部品Cは、それぞれ電動工具1を構成する主要部品であって、負荷の大きさによってそれらの寿命に影響がでるような部品である。つまり、負荷が大きくなればなるほど部品A〜部品Cの寿命(=電動工具1の寿命)が短くなる。本実施例では、電動工具1の負荷の大きさを負荷電流量161、171、181を尺度にしてグループ分け(10A、15A、20A、25A、30A)し、各部品(部品A〜C)のグループ毎の平均故障時間、換言すれば平均故障時間162、172、182と設定寿命163、173、183を格納する。平均故障時間162、172、182は理論値または測定値を用いて製造メーカ等が算出する値である。また、設定寿命163、173、183は製造メーカ等が算出して定める値である。ここでは設定寿命163、173、183は、平均故障時間162、172、182の0.8倍としている。ここで、平均故障時間、設定寿命、又はその両方が対応稼動時間に相当する。
図11(A)のテーブル160は部品Aに関する情報である。部品Aは負荷電流量161の大きさによって平均故障時間162が120000秒から20000秒まで大きく変動する。そのため負荷電流10A程度の使用の場合と30A程度の使用の場合では6倍の差がある。ここで、ネットワークサーバ90では電動工具1の寿命管理のためとサービスポイント付与のために、部品寿命算出のための加算ポイントレート164を付与する。ここでは電動工具1の寿命に逆比例させて、寿命に影響する(寿命が短くなる)高負荷30Aでの作業では、1秒毎に6ポイント加算し、寿命にあまり影響しない低負荷10Aでの作業では、1秒毎に1ポイント加算する。
図11(B)のテーブル170は部品Bに関する情報である。部品Bは負荷電流量171の大きさによって平均故障時間172が70000秒から40000秒まで変動する。そのため負荷電流10A程度の使用の場合と30A程度の使用の場合の平均故障時間は1.8倍の差である。図11(C)のテーブル180は部品Cに関する情報である。部品Bは負荷電流181の大きさによって平均故障時間182が変動しない。そのため負荷電流10A程度の使用の場合と30A程度の使用の場合の平均故障時間の差はない。
図12は加算ポイントレートと電流ステップ201を対応させたテーブル200であって、各部品(210〜230)に関して図11に示した設定寿命の中で最高の値(図11の設定寿命163、173、183の太字部分)とし、その値と設定寿命との比をとったもので、図11(A)〜(C)の加算ポイントレートをまとめると図12のようなテーブル200になる。ここでは電流ステップ201は、一つ又は複数の所定範囲と、それ以上、それ未満の電流値に分類され、201a〜201eに示すような複数のステップに分類される。基本的に,サービスの内容は使用履歴に基づいたものとなり,負荷電流量の積算値を利用したサービスである。従って,負荷電流量とその積算時間を使用履歴として記録していることが前提とされる。本実施例では積算時間を加算ポイントレートに変換して加算する。図12のテーブル200は、ネットワークサーバ90から携帯通信端末70に送信され、携帯通信端末70がサービスポイントを換算するための基礎データとされる。このように負荷情報として電流量を利用し、電流量の大きさに応じて、負荷ポイントを積算し、合計サービスポイントが一定以上になると点検を促すようにした。このときのポイント値は、これまでの電動工具1の試験データや実績データとの比較により、点検時期の予測が精度良く行われる。この試験データは随時更新可能となっており、より正確な点検時期予測が可能となっているのが特徴である。
図13のユーザ所持工具管理テーブルには、ユーザの所持工具312のぞれぞれ(321〜324)における使用履歴315が格納される。携帯通信端末70は、ネットワークサーバ90から入手した使用履歴315を入手して製品(電動工具1)の交換する時期を見積もり、画面71上にそれを表示することによってユーザ60に報知する。一方、ネットワークサーバ90は、携帯通信端末70から受信した使用履歴データ23に含まれる製品の型名から、その製品を構成する部品を把握し、その部品群のテーブルを図12のように作成する。このテーブル200は各部品に対し、負荷電流量とその積算値からサービスポイントを計算し、図14のフローに従い演算を行い、報知する。
以上説明したように、本実施例の電気機器システムではサービスの内容は使用履歴に基づいたものとなっている。また使用履歴のデータは、負荷電流量の積算値を利用したものとした。したがって、負荷電流量とその積算時間を使用履歴として記録するために電動工具1のソフトウェア上の改良をするだけで容易に実現できる。また、提供するサービスとして、電動工具1を点検する時期をより正確に見積もり、交換時期報知を行うようにした。
電動工具1は使用履歴データ22を携帯通信端末70のアプリ等に送信し、アプリ内で負荷情報に応じた点検時期を見積もることができる。また、このときネットワークサーバ90へも情報(使用履歴データ23)を送信する。ネットワークサーバ90に格納されているデータを参照し、点検時期を見積もり、ユーザ60にアクションすることで、ユーザ60は点検時期を気にすることなく適切な時期に点検が可能となる。
図14はネットワークサーバ90における交換時期報知フローの手順を示すフローチャートである。交換時期報知は、本実施例で提供するサービスの具体例の一つである。ここでは電動工具1を構成している各部品に対して交換時期の計算を行いLD0として保持し、格納されている最小の日数をLD、報知すべき交換時期までの日数をLD1とする。最初に、ネットワークサーバ90は、該当する電動工具1に使用される部品の設定寿命Lを記憶装置から読み出す(ステップ251)。次に、ネットワークサーバ90は今回取得した寿命ポイントP0が設定寿命Lに到達しているか、即ち、P0≧Lであるか否かを判定する(ステップ252)。ここで、P0≧Lの場合は設定寿命を迎えているので、LD1を0とし(ステップ263)、その時点でステップ264に移って現在が交換時期であることを報知する(ステップ264)。
ネットワークサーバ90は、P0<Lの場合、本日の日時D0を読み出し(ステップ253)、前回保存した寿命ポイントP1と保存日数D1を読み出す(ステップ254)。そして、P0、P1、D0、D1を用いて、一日あたりの寿命ポイント獲得量PPDを算出する(ステップ255)。例えば、部品Aの今回取得した寿命ポイントP0が6500で、前回取得した寿命ポイントP1が4000(50日前に取得)とすると、
寿命ポイント獲得量/日: PPD=(P0−P1)/50=50 となる。
次に、設定寿命Lに達する日数LD0を、(L−P0)/PPDの式から見積もる。部品Aの設定寿命Lは9600なので、LD0=(L−P0)/PPD=62となり、62日後に設定寿命を迎える計算となる(ステップ256)。計算された日数LDは図示しない記憶装置に保存される。この設定寿命Lに達する日数LDの計算は、他の部品(部品B、部品C)に対しても同様に行われ、LD1として格納される。次に、ネットワークサーバ90は他の部品の設定寿命Lに達する日数(LD1とする)が、記憶装置に保存されているかを判定する(ステップ257)。保存されていない場合は、LD0をLD1として記憶装置に保存する(ステップ261)。記憶されている場合は、LD1を読み出し(ステップ258)、LD0とLD1の大小を比較し(ステップ259)、LD0<LD1の場合はLD1にLD0の内容を上書きする(ステップ260)。ステップ259においてLD0≧LD1の場合はステップ262に移動する。ステップ262において、ポイントサービスを行っている対象の電動工具1を構成する部品(ネットワークサーバ90に登録されている主要部品)に対する全ての設定寿命Lに達する日数Lの演算を行ったか否かを判定し、行っていない場合はステップ251に戻る。ステップ262にて演算済みの場合は、登録されているLD1を、寿命の残り日数として交換時期を携帯通信端末70に報知する(ステップ264)。
図15は、携帯通信端末70における交換時期報知の画面71の内容を示す図である。図15(A)は交換時期の見積もりの開始画面であり、この開始画面は携帯通信端末70の専用のアプリ(交換時期報知アプリ)内で、表示されるメニューから“交換時期の見積もり”を選択することで実行される。画面71の上部には、この表示画面がポイントサービスの一環であることを示す“サービス”と表示され、その下にはそのサービスの内容271がテキストにて表示される。ここでは説明用に「接続した製品の交換時期を見積もります」と表示されているが、電動工具1のイラストや、型名などを表示して、ユーザ60に対してどの電動工具1に対する交換時期であるかを明確にしても良い。画面71の下部には本サービスを実行するか、実行せずに元のメニュー画面に戻るかを選択するアイコン272が表示される。図15(A)のアイコン272のうちユーザが“実行する”をタッチすると、サービスを受けるためのプライバシーポリシーの許諾画面(図示せず)を介した後に図15(B)の画面に移行する。図15(B)では複数の手順(ここでは5つ)のうち、何番目の手順(ここでは1番目)を実行しているかの表示と、実行中の処理内容273が表示される。図15(B)では、製品接続シークエンス画面を表示しており、「手順1/5 接続できる製品を探しています」のように、携帯通信端末70による製品接続シーケンスが実行中であることが表示されている。画面71の下部には“やめる”アイコン274が表示される
図15(B)の画面の後は、「手順2/5 使用履歴データを取得しています」と表示され、接続された電動工具1から使用履歴を取得する使用履歴データ取得画面に移る。次に、「手順3/5 サーバへアクセスしています」と表示され、ネットワークサーバ90へアクセスするサーバアクセス画面に移る。次に、「手順4/5 使用履歴データをサーバへアップロードしています」と表示された使用履歴データアップロード画面に移る。最後に、「手順5/5 データを処理しています」と表示され、ネットワークサーバ90が図14にて示したデータ処理を行っていることを示す画面に移行する。このようにして5つの手順が完了すると図15(C)のように見積もり完了画面276が表示される。ここでは、交換時期277として「交換時期はXXXX年XX年XX日です」と寿命予測情報が表示され、その説明文278がその下に表示される。ユーザは的確な点検時期予測を受けることができるので、電動工具1の点検や部品交換、買い替えに際して不便を与えないで済む上に、故障を未然に防ぐことが可能となり利便性の向上が見込まれる。画面71の下部には“終了する”アイコン279が表示される。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例では負荷電流の積算値に基づいてメンテナンス時期を報知するようにしたが、負荷の測定は電流量で行う方法だけに限定されずに、使用される電気機器の特徴に応じて総稼動時間や、内蔵電池の劣化状況、その他のセンサーの出力に応じて測定するようにし、その測定値に応じてサービスポイントを付与して、サービスポイントが所定以上になるとメンテナンスを促すように構成しても良い。
1 電動工具 6 トリガスイッチ 22 使用履歴データ
40 データテーブル 41 稼動時間 42 トリガ引き回数
43 レベル毎の負荷電流量 43a〜43h 累積時間 44 その他の情報
50 電池パック 60 ユーザ 70 携帯通信端末 71 画面
90 ネットワークサーバ 141 注意事項
142、144、146、148 149 アイコン 143 入力欄
145、147 150 メッセージ 151〜154 メッセージ
155 獲得したポイント数 156 現在のポイント数 157 アイコン
160、170、180 テーブル 161、171、181 負荷電流量
162、172、182 平均故障時間 163、173、183 設定寿命
164、174、184 加算ポイントレート 200 テーブル
271 サービス内容 272 アイコン 273 処理内容
276 完了画面 277 交換時期 278 説明文
310 ユーザ所持工具テーブル(保持テーブル) 311 ユーザID
312 所持工具 313 型名 314 シリアルナンバー
315 データ 321 所持工具
L (部品の)設定寿命 LD 交換時期までの日数
PPD 寿命ポイント獲得量

Claims (11)

  1. 負荷部と、外部機器と通信を行う通信部と、前記負荷部の使用履歴を蓄積する制御部を備えた電気機器と、前記電気機器と接続が可能であって外部のサーバ装置との通信が可能な情報端末と、を含む電気機器システムにおいて、
    前記情報端末は前記電気機器に蓄積された使用履歴情報を受信すると、前記使用履歴情報に基づいてサービスポイントを前記電気機器のユーザに付与することを特徴とする電気機器システム。
  2. 前記サービスポイントは、前記電気機器の使用又は別の電気機器の購入の際の代金の代わりになることを特徴とする請求項1に記載の電気機器システム。
  3. 前記使用履歴情報は、前記負荷部による負荷の大きさを含み、
    前記サービスポイントは、前記負荷部の大きさが大きい場合の方が、小さい場合よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気機器システム。
  4. 前記使用履歴情報は、前記負荷の大きさとその対応稼動時間を含むことを特徴とする請求項3に記載の電気機器システム。
  5. 前記負荷が大きいときの前記対応稼動時間に対応して付与されるサービスポイントは、前記負荷が小さいときの前記対応稼動時間に対応して付与されるサービスポイントより大きいことを特徴とする請求項4に記載の電気機器システム。
  6. 前記使用履歴情報は、稼動回数を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電気機器システム。
  7. 前記情報端末は前記電気機器に蓄積された使用履歴情報を受信すると、前記使用履歴情報に基づいたサービスを前記電気機器のユーザに提供するよう構成され、
    前記サービスは、前記使用履歴情報に基づいた前記電気機器の寿命情報を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電気機器システム。
  8. 前記電気機器は前記使用履歴情報を格納する記憶部を有し、
    前記情報端末は前記電気機器から取得した前記使用履歴情報を前記サーバ装置に送信すると共に、前記サーバ装置から前記寿命情報の集計のための必要なデータを受け取って前記寿命情報を算出することを特徴とする請求項7に記載の電気機器システム。
  9. 前記サーバ装置は、前記電気機器に用いられる部品データと、該部品データに関する設定寿命のデータを保有し、前記使用履歴情報に対応した加算ポイントレートを算出し、前記加算ポイントレートと前記使用履歴情報に基づいて前記電気機器の前記寿命情報を算出することを特徴とする請求項8に記載の電気機器システム。
  10. 負荷部と、外部機器と無線通信を行う無線通信部と、前記負荷部の使用履歴を蓄積する制御部を備えた電気機器と、前記電気機器と無線接続が可能であって外部のサーバ装置との通信が可能な情報端末と、を含む電気機器システムにおいて、
    前記情報端末は、無線通信の接続指示がされたら接続可能な電気機器を検索して接続状態を確立し、
    前記電気機器に蓄積された使用履歴のデータを受け取り、前記サーバ装置に送ることによって前記サーバ装置からのサービスポイントを受け取り、
    前記情報端末の画面にサービスポイントの内容を表示することを特徴とする電気機器システム。
  11. 前記サービスポイントは、前記電気機器とは異なる電気機器又は前記電気機器のメンテナンスの購買に使えるポイントであることを特徴とする請求項10に記載の電気機器システム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023233911A1 (ja) * 2022-05-31 2023-12-07 株式会社永木精機 情報処理システム、プログラム及び情報処理方法

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