JP2021119061A - 印刷装置及び方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ローラーデジタル印刷の印刷速度をさらに向上させる印刷装置を提供する。【解決手段】少なくとも２つの異なるインクと連通し、第１の方向に沿って並べたｎ個のプリントヘッドと、回転軸回りに回転させ、プリントヘッドと対向的に配置された印刷媒体と、プリントヘッドの移動及び印刷媒体の移動を制御する移動制御装置と、プリントヘッド印刷を制御する印刷駆動システムとを含む。印刷媒体は、第１の方向に沿ってｓ個の印刷領域に分割され、各印刷領域は、１つのプリントヘッドによって印刷され、そのうち、ｓ、ｎは、１以上の正の整数である。印刷領域を複数の印刷領域に分割することにより、印刷終了プロセスにおけるプリントヘッドと印刷媒体との間の相対的な移動距離を短縮させ、さらに、全体の印刷完了時間を減少させる。【選択図】図１

Description

本発明は、インクジェット印刷の技術分野に関し、特に印刷装置及び方法に関する。

インクジェット印刷技術では、インクジェットプリントヘッドと印刷媒体が相対的に変位し、画像に応じてインクがインクジェットプリントヘッドのノズルから吐出されインク滴を形成することを要求し、該インク滴がプリントヘッドと印刷媒体との間の空間を通過するとともに、印刷媒体の所定位置に噴射され、各インク滴の形成を制御することで印刷画像の形成を達成する。

従来のローラーデジタル印刷では、衣類や紙などの印刷媒体をローラーに嵌設して連続的な印刷を達成し、印刷効率を効果的に向上させる。しかしながら、ＪＰ２０１９１２３９６０に開示された技術的解決手段のような既存のローラーデジタル印刷装置は、複数のプリントヘッドを含み、一直線に配置された各プリントヘッドが１色のインクのみを吐出し、印刷媒体全体は、様々な色のインクが搭載された全てのプリントヘッドを通過することで印刷を完了する。印刷媒体がプリントヘッドを直線で通過する距離は、印刷媒体の直線にある長さに全てのプリントヘッドの直線に沿って並べる長さを加えたものに等しいため、印刷速度は、直線に沿った移動速度と上記の距離によって決められる。また、ＪＰ２０１９１２３９６０には、１つのローラーのみを含み、毎件の印刷が完了されるたびに、部品を交換する必要があるため、後で生産を継続するには、遅延が発生する。部品交換による遅延を解決するために、ＣＮ１０６４２７１６９Ａでは、１つのプリントヘッドによって複数のローラーを印刷する方法を開示している。該方法は、一方のローラーで印刷すると同時に、他のローラーで印刷媒体を搭載し、部品交換による遅延が短縮され、印刷効率を向上させる。しかしながら、シングルローラーの場合、印刷速度が向上されることはない。これによって、ＣＮ１１０４８１１５７Ａは、プリントヘッドの印刷方向（即ち、プリントヘッドの移動方向）がローラー軸線の方向と一定の角度を形成し、プリントヘッドとローラーが同期的に移動して印刷を行うで印刷速度を向上させるローラー印刷装置を開示している。ただし、角度の存在のためで、プリントヘッドが一定の距離を移動すると、その下に印刷媒体がなくなるため、この印刷方法が印刷媒体の長さを制限し、印刷媒体が長い場合、印刷要件を満たすことができない。したがって、ローラー印刷装置の印刷速度をさらに向上させ、様々な長さの印刷媒体の要件を満たす方法は、当業者が解決すべき問題である。

本願の第一の態様にて提供される印刷装置であって、少なくとも２つの異なるインクと連通し、第１の方向に沿って並べたｎ個のプリントヘッドと、回転軸回りに回転させ、プリントヘッドと対向的に配置された印刷媒体と、前記プリントヘッドの移動及び前記印刷媒体の移動を制御する移動制御装置と、前記プリントヘッドの印刷を制御する印刷駆動装置とを含む。前記印刷媒体は、第１の方向に沿ってｓ個の印刷領域に分割され、各印刷領域は、プリントヘッドによって印刷され、そのうち、ｓ、ｎは１以上の正の整数である。

これに対応して、上記の印刷装置を用いた本願の第二の態様にて提供される印刷方法であって、第１の方向に沿ってｎ個のプリントヘッドを並べること、前記プリントヘッド及び前記印刷媒体を移動制御装置に接続させること、前記第１の方向に沿って前記印刷媒体をｓ個の印刷領域に分割すること、移動制御装置は、前記印刷媒体を駆動して、前記回転軸回りに回転し、及び前記プリントヘッドと前記印刷媒体を駆動して、前記第１の方向に沿って相対的に移動させること、前記印刷駆動装置は、前記プリントヘッドを制御し前記印刷媒体でパターンを印刷し、１つの印刷領域は、１つのプリントヘッドによって印刷されることとを含む。

本願の第三の態様にて提供される印刷装置及び印刷方法であって、印刷媒体を複数の印刷領域に分割することにより、複数の異なるインクを含む複数のプリントヘッドで印刷し、印刷プロセスにおけるプリントヘッドと印刷媒体との間の相対的な移動距離を短縮させ、これにより、印刷全体の完了時間を減少させ、印刷速度を向上させる。

そして、第１方向に沿ってプリントヘッドの間隔をほとんど同じにし、印刷領域の長さを同じにし、プリントヘッド間隔と印刷領域の長さをほとんど同じにするように設定することにより、最も速い印刷速度を達成することができる。また、プリントヘッドの数がプリント領域の数と一致しない場合は、プリントヘッドを交互に使用して、各プリントヘッドの使用頻度をバランスにし、プリントヘッドの使いすぎや、使用不足による様々な問題を回避する。

一実施例による印刷装置を示す概略構造図である。 印刷ユニットを示す概略構造図である。 ノズルの並べを示す概略図である。 一実施例による印刷装置を示す上面図である。 一実施例による印刷装置を示す概略構造図である。 印刷媒体とプリントヘッドを示す概略断面図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセス中を示す概略図である。 一実施例による印刷装置印刷の終了時を示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置を示す概略構造図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の概略構造図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置の印刷プロセスを示す概略図である。 一実施例による印刷装置を示す概略構造図である。 一実施例による印刷装置を示す概略構造図である。 一実施例による印刷装置を示す概略構造図である。 一実施例による印刷装置を示す概略構造図である。 一実施例による印刷装置を示す概略構造図である。 一実施例による印刷装置を示す概略構造図である。

説明すべきものとして、本明細書の説明では、「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」などの指示的な方位、又は位置関係は、図面に示される方位、又は位置関係に基づいたものであり、本発明の説明を簡略化するためにのみであり、言及される装置、又は要素は、特定の方位、特定の方位での構造及び動作を有することを指示し、又は暗示することではないため、本発明を制限するものに理解されるべきではない。「第１」、「第２」、及び「第３」という用語は、説明の目的のみに用いられ、相対的な重要性を指示し、又は暗示することに理解されるべきではない。また、特に明確に規定及び限定されていない限り、「取り付け」、「繋がり」、及び「接続」という用語は、広義的に理解すべきであり、例えば、固定接続、取り外し可能な接続、又は一体型の接続であることがよいし、機械的接続、又は電気的な接続であることがよいし、直接接続、又は中間媒体による間接的な接続、２つの要素内部の連通であることがよい。当業者にとって、本願における上記の用語の特定の意味は、特定の状況下で理解することができる。

図１ａに示されるように、前記印刷装置は、移動制御装置５２及び印刷駆動装置５１を含み、前記移動制御装置５２は、伝動装置５７を介して前記プリントヘッド５６及び前記印刷媒体３０の移動を制御し、前記印刷駆動装置５１は、前記プリントヘッド５６の印刷を制御する。移動制御装置５２及び伝動装置５７は、回転、直線移動及び制御を提供することができる。画像データソース５３は、画像処理装置５４によって印刷用のコマンドに変換される画像資料データを提供する。本明細書における「画像」という用語は、画像資料によって指定された任意のドットパターンを含む。これは、グラフィック、又はテキスト画像を含んでもよい。また、機能デバイスや、３次元構造の印刷に用いられる様々な２Ｄ又は３Ｄドットパターンをも含んでもよい。このような印刷は、適切なインクを使用する必要がある。前記移動制御装置５２は、各プリントヘッド５６の位置及び印刷媒体３０の位置情報をリアルタイムで印刷駆動装置５１及び画像処理装置５４にフィードバックする。前記画像処理装置は、プリントヘッド５６と印刷媒体３０との相対的な位置に基づき、画像データを調整することができる。前記印刷駆動装置５１は、画像処理装置５４に変換される画像データに基づき、出力信号を電気パルスソース５５に送信し、電気パルスソース５５は、電気パルス波形をプリントヘッド５６に送信する。プリントヘッド５６は、プリントヘッドの温度などの情報をリアルタイムで印刷駆動装置５１にフィードバックすることもでき、印刷パラメータ（例えば、インク噴射電圧波形）を調整するために用いられる。前記印刷装置は、少なくとも１つのプリントヘッドを含む。前記印刷駆動装置５１は、さらにプリントヘッド５６の位置及び印刷媒体３０の位置情報に基づき、前記プリントヘッド５６がいつ印刷を開始するか、いつ印刷を終了するかを指示するとともに、印刷されるパターンに基づき、プロセス全体で前記プリントヘッド５６における各プリントヘッド、各印刷ユニット、各ノズルを制御する。

図１ｂに示されるように、前記印刷装置は、それぞれ第１のプリントヘッド１、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３である、方向１１に沿って並べる３つの同一のプリントヘッドを含む。図１ａにおける伝動装置の一部を構成するローラー２０、ガイドレール４０、アクチュエータ５０、伝達ロッド６０、モーター７０をさらに含む。明確にするために、図には、駆動と伝動装置との接続部及び固定の構造を省略する。ガイドレール４０は、長さ方向で方向１１に沿って延在し、プリントヘッドは、方向１１に沿って分布するとともに、ガイドレール４０に固定される。ローラー２０の軸線は、Ｇ（図における点線）であり、軸線Ｇ回りの回転を駆動できる。印刷媒体３０は、ローラー２０の表面に嵌設されてもよい。移動制御装置５２はコマンドを出し、モーター７０は、伝達ロッド６０の回転を駆動し、伝達ロッド６０が前記ローラー２０の回転を駆動する。制御ローラー２０を介してその上に設けられた印刷媒体３０の回転を制御できる。ローラー２０は、回転軸Ｇに沿って回転するとともに、その表面に付かれた印刷媒体３０を駆動しＧ軸回りに回転する。そして、移動制御装置５２は、またアクチュエータ５０を介してプリントヘッドの前記ガイドレール４０において行った直線移動を制御し、アクチュエータ５０は、それぞれ、第１のプリントヘッド１、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３に接続されてもよく、３つのプリントヘッドは、方向１１に沿って前記ガイドレールに往復的に直線移動をする３つの印刷共通の固定された移動可能な機械構造に接続されてもよい。

本発明の実施形態では、各プリントヘッドは、少なくとも２つの印刷ユニットを含み、図２は、第１のプリントヘッド１を例として、４つの印刷ユニットの並べる様子を示している。図２ａに示されるように、第１のプリントヘッド１は、方向１１に沿って並べる３つの印刷ユニット１０を含む。前記第１のプリントヘッド１は、３色のインクｃ１、ｃ２及びｃ３に連通し、各印刷ユニット１０は、１色のインクに連通する。ｃ１、ｃ２及びｃ３は、例えば、前記ｃ１がマゼンタインクで、前記ｃ２がシアンインクで、前記ｃ３がイエローインクである、任意の色であってもよい。図２ｂは、４つの印刷ユニットの様子を示し、４つの前記印刷ユニット１０は、方向１１に沿って並べる。前記第１のプリントヘッド１は、４つの色のインクｃ１、ｃ２、ｃ３及びｃ４に連通し、各印刷ユニット１０は、１色のインクに連通する。ｃ１、ｃ２、ｃ３及びｃ４は、例えば、前記ｃ１がマゼンタインクで、前記ｃ２がシアンインクで、前記ｃ３がイエローインクで、前記ｃ４がブラックインクである、任意の色であってもよい。図２ｃに示されるように、前記第１のプリントヘッド１は、４つの印刷ユニット１０を含み、４つの前記印刷ユニットは、方向１３に沿って並べる、方向１３と方向１１との間に角度を有し、前記角度は、０度〜９０度にある。前記第１のプリントヘッド１は、４つの色のインクｃ１、ｃ２、ｃ３及びｃ４に連通し、各印刷ユニット１０は、１色のインクに連通する。ｃ１、ｃ２、ｃ３及びｃ４は、例えば、前記ｃ１がシアンインクで、前記ｃ２がイエローインクで、前記ｃ３がマゼンタインクで、前記ｃ４がブラックインクである、任意の色であってもよい。図２ｄに示されるように、前記第１のプリントヘッド１は、４つの印刷ユニット１０を含み、４つの前記印刷ユニットは、方向１２に沿って並べ、方向１２と方向１１が垂直になり、前記第１のプリントヘッド１は、４つの色のインクｃ１、ｃ２、ｃ３及びｃ４に連通し、各印刷ユニット１０は、１色のインクに連通する。ｃ１、ｃ２、ｃ３及びｃ４は、例えば、前記ｃ１がイエローインクで、前記ｃ２がマゼンタインクで、前記ｃ３がシアンインクで、前記ｃ４がブラックインクである、任意の色であってもよい。図２に示される他の実施形態では、前記第１のプリントヘッド１は、また異なる機能のインク、例えば、３つの印刷ユニットがそれぞれマゼンタインク、シアンインク、イエローインクに連通し、１つの印刷ユニットの色固定剤に連通する異なる機能のインクに連通してもよい。上記は、４つの様子の印刷ユニットを例として、他の方法で並べる印刷ユニットも含まれる。

前記各プリントヘッドにおける対応する印刷ユニットが同一のインクに連通し、例えば、第１のプリントヘッド１、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３における印刷ユニットは、いずれも、図２ｂに示されるように並べ、第１のプリントヘッド１における印刷ユニットｃ１がシアンインクに連通し、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３における印刷ユニットｃ１もシアンインクに連通する。第１のプリントヘッド１における印刷ユニットｃ２がマゼンタインクに連通し、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３における印刷ユニットｃ２もマゼンタインクに連通する。第１のプリントヘッド１における印刷ユニットｃ３がイエローインクに連通し、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３における印刷ユニットｃ３もイエローインクに連通する。

プリントヘッドにおける各印刷ユニットは、複数のノズルを含み、図３は、４つのノズルの並べる様子を示している。図３ａに示されるように、前記印刷ユニット１０には、それぞれ１、２、３、４、５、及び６でマークされた、方向１１に沿って１列に並べる６つのノズル１００を含み、前記６つのノズルはマーク番号に応じて１列に並べる。図３ｂに示されるように、前記ノズルは、１列に並べ、前記ノズルは、方向１３に沿って１列に並べ、方向１３と方向１１との間に角度を有する。図３ｃに示されるように、印刷ユニット１０には、方向１１に沿って並べる２列のノズル１００を含む。前記２列のノズルは、方向１２に沿って互いに間隔を置いて配置されるとともに、方向１１に沿って１／２隣接するノズル中心距離で交差し並べる。各列は、４つのノズルを含み、そのうち、第１列のノズルがそれぞれ１１、１２、１３及び１４とマークされ、第２列ノズルがそれぞれ２１、２２、２３及び２４とマークされる。図３ｄに示されるように、前記印刷ユニット１０は、２次元領域（図における点線）に沿って並べる複数のノズル１００を含み、前記２次元領域は、方向１１に沿った長さＬが方向１１に垂直な方向１２に沿った幅Ｗよりも大きい。前記ノズルは、方向１１に沿って４行に並べ、各行は、３つのノズルを含み、そのうち、第１行のノズルがそれぞれ１１、１２及び１３とマークされ、第２行のノズルがそれぞれ２１、２２及び２３とマークされ、第３行のノズルがそれぞれ３１、３２及び３３とマークされ、第４行のノズルがそれぞれ４１、４２及び４３とマークされる。そのうち、同じ仮数が同一にマークされたノズルが１列に並べ、前記列の所在する方向が前記方向１２との間に角度を有する。上記は、４つの様子のノズル並べる方法を示し、当業者は、他のタイプのノズルの並べる方法もまた、本願の技術的解決手段に適用され、ノズルの数は、図に示されている技術的解決手段に限定されず、他の任意の数であってもよい。

さらに、図１ｂに示されるように、前記印刷装置は、前記プリントヘッドの反対側に配置された印刷媒体３０を含み、プリントヘッドは、上側にあり、印刷媒体３０は、下側にあり、プリントヘッドのノズルは、印刷媒体３０に対向してもよい。印刷媒体３０は、ローラー２０に付かれ、回転軸Ｇ回りに回転する。回転軸Ｇに垂直な平面における印刷媒体３０の断面は円形であり、回転軸Ｇは、前期円形の円心を通過し（図５）、回転軸Ｇは、方向１１に平行である。プリントヘッドは、１１方向に沿って並べ、その印刷ユニットにあるノズルのアレイ中心（図２及び図３）は、１１方向に沿って直線を形成するとともに、回転軸Ｇと同じ平面に配置され、この平面が印刷媒体３０と構成される円柱表面の曲面と交差し、その交差線Ｑと回転軸Ｇは、方向１１に平行であり、各ユニットにあるノズル板にも平行である。交線Ｑとプリントヘッドにおけるノズル板との間の垂直距離は、印刷距離とも呼ばれ、アクチュエータ５０及びガイドレール４０が伝達ロッド６０に接続される機械的構造（図示せず）を介して制御及び調整してもよい。図１ｂの実施例では、方向１１に沿った印刷距離は、一定である。一定の印刷距離により、印刷質の均一性を保証する。特定のプリントヘッドの場合では、常に、印刷距離が近いほど、印刷質が高くなる。前記印刷媒体３０は、１１方向に沿って、プリントヘッドの数で、それぞれＨ領域、Ｊ領域、Ｋ領域という３つの印刷領域に分割される。

前記印刷媒体３０は、前記ローラー２０の第１の端部２１から第２の端部２２へと嵌設され、即ち、印刷媒体３０は、ローラー２０の表面に完全に嵌設されるまで、前記第１の端部２１から第２の端部２２の方向に向かい嵌設される。前記印刷媒体３０は、（例えば、ワインボトル、金属チューブ、プラスチックチューブ、ボール紙チューブなど）円柱体であってもよく、例えば、靴下、ズボン、下着などのメリヤス、布、プラスチックフィルム、紙、又は皮革などの柔軟な素材が挙げられ、正常の形態で、平らに前記ローラー２０の円柱体の表面に嵌め、又は被覆できる、円柱体であってもよい。ローラー２０のサイズは、印刷媒体のサイズによって決められ、滑ることなく円柱体と組み合わせてもよく、又は可撓性材料が平らに円柱体の表面を被覆させ、重なりと不可逆的な変形をなくするように、十分な表面が必要となる。剛性円柱体媒介の場合では、適切なローラー２０に嵌められてもよく、ローラーを使用せずに他の回転機構に直接接続されてもよい。他の回転機構の軸線又はローラー２０の軸線は、回転軸Ｇと重なる。前記印刷媒体３０は、ローラー２０の方向１１に沿った長さがｍであり、一般的に、ローラー２０の軸線方向に沿った長さがｍよりも大きい。印刷が開始される場合、第１の端部に最も近づく第１のプリントヘッド１のノズル（例えば、図３ａにおける孔１）と方向１１に沿った前記第１の端部２１との距離がａであり、印刷媒体３０は、プリントヘッドに応じて領域を等しく分割し、即ち、前記Ｈ領域、Ｊ領域及びＫ領域の第１の方向に沿った長さは、いずれもｃである。前記プリントヘッドが同じであるとともに、等間隔ｂで並べ、この間隔も、隣接するプリントヘッドにおける対応するノズルとの間の距離であり、即ち、前記ノズルのそれぞれのプリントヘッドにおける相対的な位置が同じである。図２ｃ及び３ｄを参照すると、各プリントヘッドは、４つの印刷ユニットを有し、各印刷ユニットには、２次元のノズルアレイを有する。前記第１のプリントヘッド１と第２のプリントヘッド２との間の間隔は、第１のプリントヘッド１において印刷ユニットｃ１におけるノズル２１と第２のプリントヘッド２において印刷ユニットｃ１におけるノズル２１との間の第１の方向（方向１１）に沿った距離である。第１のプリントヘッド１においてｃ２ユニットにおけるノズル３２と前記第２のプリントヘッド２において印刷ユニットｃ２におけるノズル３２との間の第１の方向に沿った距離でもある。同様に、第２のプリントヘッド２と第３のプリントヘッド３との間の間隔も、隣接するプリントヘッドの対応するノズルの距離をも意味し、後述する全ての隣接するプリントヘッドの間隔は、いずれも隣接するプリントヘッドの対応するノズルの距離を意味する。図１に示される実施形態では、ｍ＝ａ、ｂ＝ｃ。媒介の長さｍが変化する場合、プリントヘッドの間隔を調整することにより、ｍ＝ａ、ｂ＝ｃ＝ｍ／ｎにする。

図４は、前記印刷装置を示す上面図であり、プリントヘッドと印刷媒体の位置関係をより直感的に示すために、アクチュエータ、アクチュエータとプリントヘッドとの間の接続線及びブラケットなどの部分が省略されている。図４ａに示されるように、第１のプリントヘッド１、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３は、方向１１に沿って並べ、各プリントヘッドにおける印刷ユニット１０は、方向１３に沿って並べ、印刷媒体３０は、方向１１に沿って（回転軸Ｇが所在する方向）Ｈ、Ｊ、Ｋ３つの印刷領域に分割される。図４ｂに示されるように、前記第１のプリントヘッド１、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３は、方向１１に沿って並べ、各プリントヘッドにおける印刷ユニット１０は、方向１１に沿って並べ、印刷媒体３０は、方向１１に沿ってＨ、Ｊ、Ｋという３つの印刷領域に分割される。４ｃに示されるように、前記第１のプリントヘッド１、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３は、方向１１に沿って並べ、各プリントヘッドにおける印刷ユニット１０は、方向１２に沿って並べ、印刷媒体３０は、方向１１に沿ってＨ、Ｊ、Ｋという３つの印刷領域に分割される。上記は、３つの様子のプリントヘッドと印刷媒体との位置関係を示し、当業者であれば、前記プリントヘッドの並べる方向が前記印刷媒体と平行である場合、前記印刷ユニットの並べる方法は、他の様子であってもよいと理解することができる。

前記印刷装置が印刷される時、印刷媒体３０は、連続的に前記回転軸Ｇを回り、一定の角速度で回転し、同時に、各プリントヘッドは、方向１１に沿って一定の速度で同期的に進み印刷する。前記プリントヘッドの移動方向は、前記回転軸Ｇが所在する方向と一致し、プリントヘッドが移動プロセスにおいて常に印刷媒体と対応し、印刷媒体から逸脱しないことを保証する。マルチカラー印刷では、各印刷ユニットは、１色に連通し、印刷媒体は、一周回転するたびに、プリントヘッドは、プリントヘッドの１つの印刷ユニットの方向１１に沿った長さと等しい距離を方向１１へ進む。第１のプリントヘッド１は、Ｋ領域の印刷を担当し、第２のプリントヘッド２は、Ｊ領域の印刷を担当し、第３のプリントヘッド３は、Ｈ領域の印刷を担当し、各印刷領域は、１つのプリントヘッドによって印刷される。また、ｍ＝ａ、ｂ＝ｃ＝ｍ／ｎの実施形態では、各プリントヘッドからそれぞれの印刷領域までの距離は等しいため、印刷する必要のある範囲も等しく、各プリントヘッドは、印刷を同時に開始し、印刷を同時に終了し、印刷プロセス全体を完了するプリントヘッドと印刷媒体との間の相対的な移動距離は、単一のプリントヘッドの方向１１に沿った長さに印刷領域の長さを加えることに等しく、即ち、ｃ＝ｂ。したがって、プリントヘッドの数（ｎ）が大きいほど、隣接するプリントヘッドの間隔ｂが小さく、対応する印刷領域の長さｃ＝ｂが小さくなり、１件の印刷速度も速くなる。プリントヘッドの長さは、１つのプリントヘッドにおいて距離が最も遠い２つのノズルの方向１１に沿った距離を意味し、第１のプリントヘッドを例として、図２ｃ及び３ｃを参照し、プリントヘッドの長さは、第１のプリントヘッド１において印刷ユニットｃ１におけるノズル１１と第１のプリントヘッド１において印刷ユニットｃ４におけるノズル２４との間の第１の方向１１に沿った距離であってもよい。任意のプリントヘッドの長さは、の長さよりも短くする必要があり、好ましくは、印刷領域の長さの半分未満である。且つ、前記印刷ユニットの長さは、１つの印刷ユニットにおいて距離が最も遠い２つのノズルの方向１１に沿った距離を意味し、印刷ユニットｃ１を例として、図３ｃを参照しながら、前記印刷ユニットの長さは、ノズル１１とノズル２４との間の第１の方向に沿った距離である。前記印刷ユニットの長さは、ｍ／ｎよりも小さく、プリントヘッドの長さは、印刷ユニットで割る数の以下にある。

別の実施形態では、隣接するプリントヘッドの間隔は、等しくない場合がある。隣接する任意の２対のプリントヘッド間の間隔差が隣接する他の１対のプリントヘッド間の間隔の５０％を超えないように設計できる。例えば、第１のプリントヘッド１と第２のプリントヘッド２との間の間隔、と第２のプリントヘッド２と第３のプリントヘッド３との間の間隔差は、第１のプリントヘッド１と第２のプリントヘッド２との間の間隔、又は第２のプリントヘッド２と第３のプリントヘッド３との間の間隔の５０％を超えない。前記印刷領域Ｈの長さ、印刷領域Ｊの長さ及び印刷領域Ｋの長さという三者間における任意２つの間隔差は、任意の印刷領域の長さの５０％を超えない。第１のプリントヘッド１と第２のプリントヘッド２との間の間隔は、印刷領域Ｋの長さに等しく、第２のプリントヘッド２と第３のプリントヘッド３との間の間隔は、印刷領域Ｊの長さに等しい場合、印刷開始時の第３のプリントヘッド３の方向１１に沿った距離から、前記第１の端部２１までの距離は、前記印刷領域Ｈの長さに等しく、Ｋ≠Ｊ≠Ｈ。この場合、３つのプリントヘッドが同時に印刷を開始することも達成できるが、３つのプリントヘッドが同時に印刷を終了せず、印刷時間が、隣接するプリントヘッドの最大間隔に決められ、対応する最大印刷領域の長さでもある。同様な媒体を印刷する場合、不等間隔に並べるプリントヘッドの配置は、より長い時間がかかり、各プリントヘッドの損失も不均一である。

図５に示されるように、印刷媒体３０が円錐台である場合、例えば、紙コップなどの正常の形態の円錐台であってもよく、例えば、靴下、ズボン、下着などのメリヤス、布、プラスチックフィルム、紙、又は皮革などの柔軟な素材が挙げられ、円錐台の表面に嵌め、又は被覆された後に、表面が平らな形状を成す、円錐台の表面サイズを有する可撓性材料であってもよい。円錐台の軸線は、Ｇ（図における点線）であり、円錐台が軸線回りに回転する時、印刷媒体３０を駆動し回転軸Ｇ回りに回転させる。印刷媒体３０が回転軸Ｇに垂直な平面にある断面は円形であり、回転軸Ｇは、前記円形の円心を通過する。円錐台のこれらの断面が全て円形であるが、異なる軸線点にある断面の直径が異なる。図１の円柱体／ローラーの方法を用いると、軸線Ｇが同じ平面の方向１１の直線と平行であり、円錐台の表面と該平面の交差線Ｑが方向１１と傾斜する。つまり、印刷媒体とプリントヘッドの距離は、方向１１に沿って変化し（一端がプリントヘッドから近く、他端がプリントヘッドから遠い）、即ち、印刷距離は、方向１１に沿って変化し、これによって、インク滴の印刷位置が方向１１に沿った変化を引き起こし、印刷質の不均一及び画像の逐次変形を招く。この問題を解決するために、図４では、回転軸Ｇが同じ平面において方向１１に対して傾斜し、傾斜角が９０°−αに等しく、αは、円錐台において直径が大きな底面とＱ線との間の角度である。回転軸Ｇが傾斜した後、Ｑ線が方向１１に平行であるため、印刷距離は、方向１１に沿ってほとんど一定である。印刷媒体３０は、同様に方向１１に沿って３つの印刷領域に分割され、各プリントヘッドは、１つの印刷領域を印刷し、アクチュエータ５０は、それぞれ第１のプリントヘッド１、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３に接続されるとともに、プリントヘッドのガイドレール４０に沿った直線移動を制御する。モーター７０は、伝達ロッド６０の回転を駆動し、伝達ロッド６０は、ローラー２０の回転を駆動し、ローラー２０の回転を通して、印刷媒体３０のＧ軸回りの回転を制御する。図５における他の機能は、いずれも図１〜図４における説明と一致する。

上記の実施例では、方向１１に沿って印刷媒体とプリントヘッドとの距離変化の問題を解決する。図６に示されるように、軸線Ｇと方向１１で構成される平面に垂直な方向、即ち、プリントヘッドの幅に沿った方向（図３における方向１２）において、これらのプリントヘッド（例えば、２次元領域で並べるノズルのプリントヘッド）は、所定の幅を有し、印刷媒体の表面は、この方向において弧形表面であるため、プリントヘッドにおけるノズルから印刷媒体までの距離は、プリントヘッド幅の方向（方向１２）に沿って等しくない。第１のプリントヘッド１を例として、方向１２に沿って異なる位置のノズルから吐出されるインク滴が、相対的な位置の印刷媒体に落ちる距離は、異なり、中間位置のノズルの距離が最も近く、両側位置のノズルの距離が最も遠く、ローラーの半径がプリントヘッのド幅（ｒ／ｄ≫１）よりも遥かに大きくない場合、プリントヘッドのノズルと印刷媒体との距離差を無視することができず、ｒ／ｄ≫１を満たすように、プリントヘッドの幅（プリントヘッド両端のノズルの方向１２に沿った距離）狭いほどよくなる。しかしながら、プリントヘッドの幅が狭すぎると、印刷の速度及び解像度を深刻に影響するため、許容できる印刷質で、プリントヘッドの最大幅を見つける必要がある。第１のプリントヘッドの最端部のノズルから印刷媒体３０までの距離をｉとし、この距離を超えると、印刷される効果に影響し、前記第１のプリントヘッドの１中間のノズルから印刷媒体までの距離をｆとし、印刷媒体３０の半径をｒとすると、ｃｏｓβ＝（ｆ＋ｒ−ｉ）／ｒ、βの値を得られ、第１のプリントヘッドの幅がｄ＝２ｒ＊ｓｉｎβで、第１のプリントヘッド１の幅がｄ以下である場合、要件を満たす印刷品質を達成できる。

図１ｂに示される印刷装置が印刷する場合、全てのプリントヘッドが同期的に移動して、それぞれの印刷担当領域に入った後に印刷を開始し、図７は、印刷中の様子を示し、第１のプリントヘッド１は、Ｋ領域に入り印刷すると同時に、第２のプリントヘッド２は、Ｊ領域に入り印刷し、第３のプリントヘッド３は、Ｈ領域に入り印刷する。図８は、印刷完了の様子を示し、各プリントヘッドは、それぞれの担当領域を印刷した後、対応する領域から離れ、１ｐａｓｓの印刷を完了させる。同様の印刷装置で、より高い解像度及び／又はより高いインク被覆率を印刷する場合、プリントヘッドは、印刷開始の位置に戻し、図１、図７、図８の印刷プロセスを繰り返せばよい。このような印刷プロセスは、複数回繰り返すことができ、複数のｐａｓｓ（プリントヘッドが印刷媒体の表面を通過する回数）の印刷とも呼ばれる。マルチカラー印刷（１つのプリントヘッド印刷が２色以上を印刷する）の場合では、前記印刷媒体は、一周回転するたび、前記プリントヘッドと前記印刷媒体が前記第１の方向に沿った移動距離は、ｅ／ｋに等しく、ｅが１つの印刷ユニットの第１の方向に沿った長さであり、ｋがｐａｓｓであり、且つｋが１以上の正の整数である。１色印刷の場合では、前記印刷媒体は、一周回転するたびに、前記プリントヘッドと前記印刷媒体が前記第１の方向に沿った相対的な移動距離は、１つのプリントヘッドが前記第１の方向に沿った長さｅ／ｋに等しく、ｋが１に等しい正の整数（即ち、ｐａｓｓ数）である。明らかにするために、図７、図８には、アクチュエータ、アクチュエータとプリントヘッドとの間の接続線、及びモーターを省略し、後続の図もこの部分の内容を同様に省略し、理解できるように、これは、当業者の本明細書への理解に影響しない。

実際の応用プロセスでは、プリントヘッド間の間隔ｂと印刷媒体３０の長さｍは、図１ｂ及び図７−８に示される最適なマッチングではない可能性がある。図９−１〜図９−６は、隣接するプリントヘッド間隔ｂが印刷領域の長さｃよりも大きい場合の印刷プロセスを示している。

具体的には、図９−１に示されるように、印刷領域の長さは、等しく（ｃ＝ｍ／ｎ）、プリントヘッド間は、等間隔の間隔ｂで並べる。ｂ＞ｃ、且つ各プリントヘッドは、対応する領域の印刷を担当するため、印刷開始の位置において、第３のプリントヘッド３がＨ領域の開始端に最も近くにすべきである。隣接するプリントヘッド間隔ｂ及び印刷領域の長さｃは、第２のプリントヘッド２から前記Ｊ領域までの距離がより遠くとともに、第１のプリントヘッド１から前記Ｋ領域までの距離が最も遠いことを決める。その結果は、ａ＞ｍである。印刷する際に、前記第３のプリントヘッドは、３最初にＨ領域に入り、印刷を開始し、他のプリントヘッドは、自らの印刷担当領域へ進むが、印刷しない。プリントヘッドが続いて前へ進み、図９−２に示されるように、第２のプリントヘッド２は、前記Ｊ領域に入り、印刷を開始し、この時、第３のプリントヘッド３は、既に一部を印刷し、第１のプリントヘッド１は、まだＫ領域に入らない。プリントヘッドは、続いて方向１１に沿って進み、図９−３に示されるように、第１のプリントヘッド１は、Ｋ領域に入り、印刷を開始し、この時、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３は、いずれも印刷のプロセスにある。プリントヘッド続いて前へ進み、図９−４に示されるように、第３のプリントヘッド３は、印刷を終了し、この時、第２のプリントヘッド２及び第１のプリントヘッド１は、いずれも印刷のプロセスにある。プリントヘッドは、続いて前へ進み、図９−５に示されるように、第２のプリントヘッド２は、印刷を終了し、この時、第１のプリントヘッド１のみがＫ領域を印刷する。プリントヘッドは続いて前へ進み、図９−６に示されるように、第１のプリントヘッド１は、印刷を終了し、この時、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３は、いずれも印刷を終了し、印刷媒体への印刷仕事を完了させる。図９−１〜図９−６に示される様子では、最初に印刷を開始するのは、最初に印刷を終了し、後で印刷を開始するのは、後で印刷を終了し、各プリントヘッドの印刷開始時間は異なり、完了時間も異なる。プリントヘッドの位置を調整して、ｂ＝ｃ、且つｍ＝ａ（図１に示される）にする様子と比べると、この方法での印刷時間はより長くなる。

同様に、図１０−１〜図１０−６は、ｂ＜ｃの場合の印刷プロセスを示している。

具体的には、図１０−１に示されるように、印刷領域の長さは等しく（ｃ＝ｍ／ｎ）、プリントヘッド間は、間隔ｂで等距離に並べる。在刷の開始位置において、第１のプリントヘッド１は、Ｋ領域の開始端に最も近く、第２のプリントヘッド２は、Ｊ領域により遠く、第３のプリントヘッド３は、Ｈ領域に最も遠くにすべきである。印刷する際、第１のプリントヘッド１は、最初にＨ領域に入り、印刷を開始し、他のプリントヘッドは、自らの印刷担当領域へ進むが、印刷しない。前記プリントヘッドは、続いて前へ進み、図１０−２に示されるように、第２のプリントヘッド２は、前記Ｊ領域に入り、印刷を開始し、この時、第１のプリントヘッド１は、Ｋ領域において既に一部を印刷するとともに、印刷を続け、第３のプリントヘッド３は、まだＨ領域に入らない。前記プリントヘッドは、続いて方向１１に沿って進み、図１０−３に示されるように、第３のプリントヘッド３は、Ｈ領域に入り、印刷を開始し、この時、第２のプリントヘッド２及び第１のプリントヘッド１は、いずれも印刷のプロセスにある。前記プリントヘッドは、続いて前へ進み、図１０−４に示されるように、第１のプリントヘッド１は、Ｋ領域への印刷を完了させ、この時、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３は、いずれも印刷のプロセスにある。前記プリントヘッドは、続いて前へ進み、図１０−５に示されるように、第２のプリントヘッド２は、印刷を終了し、この時、第３のプリントヘッド３のみがＨ領域を印刷している。前記プリントヘッドは、続いて前へ進み、図１０−６に示されるように、前記第３のプリントヘッド３は、印刷を終了し、この時、第２のプリントヘッド２及び第１のプリントヘッド１は、いずれも印刷を終了し、印刷媒体への印刷仕事を完了させる。図１０−１〜１０−６に示される様子では、最初に印刷を開始するのは、最初に印刷を終了し、後で印刷を開始するのは、後で印刷を終了し、各プリントヘッドの印刷開始時間は異なり、完了時間も異なる。印刷時間は、図１、図７及び図８における様子よりも長くなる。

図９−１０に示される上記の実施例の印刷プロセスでは、前記プリントヘッド間の間隔は、等しくなくてもよいが、差は５０％を超えず、好ましくは、間隔が等しい。前記印刷領域の長さも等しくなくてもよいが、差は５０％をも超えず、好ましくは、長さが等しい。異なる印刷間隔と異なる印刷領域との長さの組み合わせで、プリントヘッドの印刷開始及び終了の順序が図９−１０に示されるものと異なることもあるが、プロセスが同様である。各プリントヘッドの印刷開始時間が異なり、完了時間も異なる。図１、６及び７に示される最適化された配置と比べ、印刷時間がより長くなる。

図１１−１〜１１−３に示されるように、前記印刷装置は、２つのプリントヘッドを含み、第１のプリントヘッドと第２のプリントヘッドとの間の間隔はｂであり、前記印刷媒体が３つの領域に分割され、そのうち、Ｊ領域及びＫ領域の長さは、いずれもｃであり、Ｈ領域の長さがｃ以下にしてもよく、前記ｃとｂは、ほとんど等しい。

印刷を開始する時、図１１−１に示されるように、前記第１のプリントヘッド１及び第２のプリントヘッド２は、同期的に方向１１に向かい移動すると同時に、印刷を開始する。第１のプリントヘッド１が、Ｋ領域への印刷を完了させ、第２のプリントヘッド２もＪ領域への印刷をも完了させた後（図１１−２に示されるように）、第１のプリントヘッド１及び第２のプリントヘッド２は、依然として方向１１に沿って移動するが、第２のプリントヘッドが、印刷領域Ｈへの印刷を完了し、第２のプリントヘッド２が、印刷媒体３への印刷（図１１−３）を完了するまで、第１のプリントヘッドは、印刷を行わない。

上記の印刷が完了した後、前記プリントヘッドは、逆方向に移動印刷することができ、即ち、プリントヘッドは、方向１１に沿っての逆方向に移動し、印刷を開始する時、前記第１のプリントヘッド１及び第２のプリントヘッド２は、図１２に示される位置に配置され、第１のプリントヘッド１は、印刷領域Ｊ及び印刷領域Ｋを印刷し、前記第２のプリントヘッド２は、印刷領域Ｈを印刷し、前記印刷のプロセスは、図１１−１〜１１−３に示される方法と同様であるが、方向が逆である。

図１３−１〜１３−２に示されるように、前記印刷媒体の長さｍは、ｎ＊ｂよりも小さい場合、前記印刷装置は、３つのプリントヘッドを含み、第２のプリントヘッド２と第３のプリントヘッド３との間の間隔がｂであり、前記印刷媒体３０が２つの印刷領域に分割され、印刷領域Ｈ及び印刷領域Ｊの長さは、いずれもｃで、ｃ＝ｂである。

印刷を開始する時、図１３−１に示されるように、全てのプリントヘッドは、同期的に方向１１へ移動し、第２のプリントヘッド２及び第３のプリントヘッド３は、印刷を同時に開始し、第３のプリントヘッドは、印刷領域Ｈを印刷し、第２のプリントヘッドは、印刷領域Ｊを印刷し、第１のプリントヘッド１は、印刷しない。図１３−２に示されるように、第３のプリントヘッド３及び第２のプリントヘッド２は、それぞれ印刷領域Ｈ及びＪに対する印刷を完了し、第１のプリントヘッド１は、この印刷プロセスにおいて印刷しない。

プリントヘッド１は、長期的に使用しないとインクジェット性能に影響を与え、メンテナンスには無駄になるため、複数回印刷した後、図１４に示される方法で印刷を開始し、この時、前記第１のプリントヘッド１と第２のプリントヘッド２との間の間隔がｂで、ｂ＝ｃである。前記プリントヘッドは、方向１１の逆方向へ移動し、前記第１のプリントヘッド１は、印刷領域Ｊを印刷し、前記第２のプリントヘッド２は、印刷領域Ｈを印刷し、前記第３のプリントヘッド３は、印刷しない。

図１５−１〜図１５−３に示されるように、前記プリントヘッドは、同期的に移動できるだけでなく、各プリントヘッドが単独的に移動してもよく、図１５−１では、前記第１のプリントヘッド１は、前記印刷領域Ｋのエッジと整列し、前記第２のプリントヘッド２は、前記印刷領域Ｊから離れ、前記第３のプリントヘッド３の一部は、前記印刷領域Ｈに入り、印刷開始の間に、先に前記第３のプリントヘッド３を図１５−１に示される位置から図１５−２に示される位置に移動させ、第２のプリントヘッド２を図１５−１に示される位置から図１５−３に示される位置に移動させてもよく、即ち、図１に示される実施例の様子になる。なお、前記印刷媒体の長さｍに応じて前記プリントヘッドを移動し、プリントヘッドの間隔をｂ＝ｍ／ｎにし、各印刷領域の長さをｃ＝ｂにしてもよく、同様に図１に示される実施例の様子を形成できる。また、前記プリントヘッドの移動速度は、例えば、異なる領域の印刷媒体に必要な解像度が異なるか、又は一部の印刷領域を空白にする必要があり、これらの解像度に対する要件が低く、若しくは空白にする必要がある領域の場合、プリントヘッドは、速く上を走査してもよく、より高い解像度が必要な領域の場合、プリントヘッドは、遅く印刷してもよいかのように、異なってもよい。

図１６に示されるように、前記印刷領域は、重なってもよく、前記印刷領域Ｈと印刷領域Ｊとの間に重なる領域Ｉを有し、Ｉ領域の長さがｄであり、ｄは、Ｈ、Ｊ及びＫにおける任意の印刷領域の長さの２０％を超えない。重なる領域Ｉは、第１のプリントヘッド１及び第２のプリントヘッド２によって共に印刷され、重なる領域Ｉドットの一部は、第１のプリントヘッド１によって印刷され、残りのドットは、第２のプリントヘッド２によって印刷される。重なる領域Ｉの設置は、フェザリングを容易にし、印刷領域Ｈと印刷領域Ｊとの間との接続をより自然にし、印刷質を向上させる。重なる領域を含む他の印刷の場合では、上記と同一の印刷方法を用いてもよく、ここで説明を省略する。

図１−１６の実施例は、１列のプリントヘッドのみを含み、Ｇ軸に垂直な断面に沿って、図１７は、複数列のプリントヘッドを含む実施例を示している。複数列のプリントヘッドにおいて、各プリントヘッドは、前述した実施例におけるプリントヘッドと一致し、各列におけるプリントヘッド４１は、方向１１に沿って整列し、各列は、方向１１に沿って延在する。各列プリントヘッド４１は、互いに平行であり、ローラー２０表面までの最短の垂直距離ｈと同じであり、ローラー２０表面までの距離がｈである円柱表面４２の接線に沿って配置される。印刷解像度、又は印刷速度を向上させるように、各列のプリントヘッドは、相互に交錯して印刷してもよい。

図１８は、印刷装置を示し、そのうち、ローラー２０は、矢印に示される方向に沿って回転し、印刷媒体３０が前記ローラー２０表面に被覆され、３つのプリントヘッド１、２及び３は、前記方向１１に沿って並べ、各プリントヘッドは、４つの印刷ユニット１０を含み、前記印刷ユニットは、方向１１に沿って並べ、各印刷ユニット１０におけるノズルは、方向１１に沿って４行に並べる。４つの印刷ユニット１０は、左から右へとブラック（Ｋ）、シアン（Ｃ）、マゼンタ（Ｍ）及びイエロー（Ｙ）インク（インク位置の順序は、相対的に交換してもよい）をそれぞれ吐出する。同じ印刷ユニットにおいて、ノズルの第１行がノズルの第４行と対称的に分布し、ノズルの第２行がノズルの第３行と対称的に分布し、対応する２つのノズルから前記印刷媒体３０表面までの距離は一致する。各色の印刷ユニットは、複数行のノズル設計を採用し、印刷速度を向上させるとともに、ノズルの冗長を増加させ、プリントヘッドの寿命を延ばすことができる。図には、第１のプリントヘッド１の構造のみを示し、示される第２のプリントヘッド２、第３のプリントヘッド３は、同一の構造であってもよく、簡潔にするために、図にはマークされていない。これは、当業者の理解に影響を与えない。

図１９は、別の印刷装置の様子を示し、図１８との違いは、プリントヘッドが、方向１１に沿って２行に並べ、そのうち、プリントヘッド１、２及び３が１行に並べ、プリントヘッド４、５及び６が他の行に並べることにある。２行においてプリントヘッドは、対称的に配置され、即ち、第１のプリントヘッド１と第４のプリントヘッド４が同じで、且つ対称的になり、第２のプリントヘッド２と第５のプリントヘッド５が同じで、且つ対称的になり、第３のプリントヘッド３と第６のプリントヘッド６が同じで、且つ対称的になる。全てのプリントヘッドは、いずれも、第１のプリントヘッド１に示される構造と同様であってもよい。各プリントヘッドにおいて、ノズルの第１行は、対向する別のプリントヘッドのノズルの第４行に対称し、ノズルの第２行は、対向する別のプリントヘッドのノズルの第３行に対称し、ノズルの第３行は、対向する別のプリントヘッドのノズルの第２行に対称し、ノズルの第４行は、対向する別のプリントヘッドのノズルの第１行に対称し、対応する２つのノズルから前記印刷媒体３０表面までの距離は一致する。複数行のプリントヘッドを用いれば、印刷解像度及び印刷速度を向上させることができる。図には、第１のプリントヘッド１及び第４のプリントヘッド４の構造のみを示し、他のプリントヘッドは、同一の構造であってもよく、簡潔にするために、図にはマークされていない。これは、当業者の理解に影響を与えない。

図２０は、印刷装置を示し、図１９との違いは、前記プリントヘッドが方向１１に沿って２行に並べ、そのうち、プリントヘッド１、２及び３が１行に並べ、プリントヘッド４、５及び６が他の行に並べ、２行におけるプリントヘッドが交錯し配置されることにある。第１のプリントヘッド１と第２のプリントヘッド２との間の隙間は、前記第４のプリントヘッド４とほとんど整列し、第２のプリントヘッド２と第３のプリントヘッド３との間の隙間は、前記第５のプリントヘッド５とほとんど整列し、同様に、前記第４のプリントヘッド４と第５のプリントヘッド５との間の隙間は、前記第２のプリントヘッド２とほとんど整列し、前記第５のプリントヘッド５と第６のプリントヘッド６との間の隙間は、前記第３のプリントヘッド３とほとんど整列する。前記ほとんど整列するという意味は、プリントヘッドの方向１１に沿った長さが対応する隙間の長さにほとんど等しく、プリントヘッドが隙間よりも大きく、又は小さくにしてもよいことにある。各プリントヘッド内の構造は、前述したいずれかの様子であってもよい。印刷の場合、ローラー２０は回転し、各プリントヘッドは、方向１１に沿って往復的に移動し、同じ行のプリントヘッド間の隙間は、別の行のプリントヘッドと整列するために、各プリントヘッドは、１つのプリントヘッドの幅の距離を移動するだけで、プリントヘッド幅にプリントヘッド間の距離を加える距離を移動することを必要とせず、印刷効率が大幅に向上される。

図２１は、別の印刷装置の様子を示し、図２０との違いは、前記プリントヘッドが方向１１に沿って４行に並べ、プリントヘッド１、２及び３が第１行に並べ、プリントヘッド４、５及び６が第２行に並べ、プリントヘッド７及び８が第３行に並べ、プリントヘッド９及び１７が第４行に並べ、第１行と第２行が中間に配置され、第３行と第４行が両側に配置されることにある。そのうち、第１行と第２行のプリントヘッドは整列し、第３行と第４行のプリントヘッドは整列する。第１行と第３行のプリントヘッドは交錯して並べ、第２行と第４行のプリントヘッドは交錯して並べる。具体的には、前記第１のプリントヘッド１と第２のプリントヘッド２との間の隙間は、前記第７のプリントヘッド７とほとんど対応し、第２のプリントヘッド２と第３のプリントヘッド３との間の隙間は、前記第８のプリントヘッド８とほとんど対応し、第７のプリントヘッド７と第８のプリントヘッド８との間の隙間は、前記第２のプリントヘッド２とほとんど対応する。第４のプリントヘッド４と第５のプリントヘッド５との間の隙間は、前記第９のプリントヘッド９とほとんど整列し、前記第５のプリントヘッド５と第６のプリントヘッド６との間の隙間は、前記第１０のプリントヘッド１７とほとんど整列し、前記第９のプリントヘッド９と第１０のプリントヘッド１０との間の隙間は、前記第５のプリントヘッド５とほとんど整列する。各プリントヘッド内の構造は、前述したいずれかの様子であってもよい。印刷の場合、ローラー２０は回転し、各プリントヘッドは、方向１１に沿って往復的に移動し、２行のプリントヘッドは整列し、同じ行のプリントヘッドとの間の隙間は、他の行のプリントヘッドと整列するため、各プリントヘッドは、プリントヘッドの幅の距離の半分を移動するだけで、プリントヘッド幅にプリントヘッド間の間隔を加える距離を移動することを必要とせず、図２０における印刷に比べ、効率がより高くなる。

他の実施例では、前記プリントヘッドは移動しなくてもよく、印刷媒体は回転しながら、第１の方向に沿って移動する。当業者は、これが本願の技術的効果をも達成できることを理解すべきである。

前記実施例の各技術的特徴は、任意に組み合わせられてもよく、説明を簡潔にするために、上記の実施例における様々な技術的特徴の全ての可能な組み合わせを説明しないが、矛盾がない限り、これらの技術的特徴の組み合わせは、全て本明細書の説明範囲と見なすべきである。

前記実施例は、本発明のいくつかの実施形態のみを示し、その説明は、比較的具体的、且つ詳細であるが、本発明の特許の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。 なお、当業者にとって、本発明の思想から逸脱することなく、これらは全て本発明の保護範囲に属する。したがって、本発明の特許の保護範囲は、添付の特許請求の範囲に従うべきである。

Claims (15)

1. 印刷装置であって、
   少なくとも２つの異なるインクと連通し、第１の方向に沿って並べるｎ個のプリントヘッドと、
   回転回りに回転し、前記プリントヘッドと対向的に配置された印刷媒体と、
   前記プリントヘッドの移動及び前記印刷媒体の移動を制御する移動制御装置と、
   前記プリントヘッドの印刷を制御する印刷駆動装置とを含み、
   前記印刷媒体は、前記第１の方向に沿ってｓ個の印刷領域に分割され、各印刷領域は、１つのプリントヘッドによって印刷され、そのうち、ｓ、ｎは１以上の正の整数である、 ことを特徴とする印刷装置。
2. 前記プリントヘッドは、２つの印刷ユニットを含み少なくとも、各前記印刷ユニットは、１つのインクに連通し、前記異なるプリントヘッドにおいて対応する印刷ユニットは同一のインクに連通し、前記印刷ユニットは、前記第１の方向に沿って並べ、又は前記印刷ユニットは、第２の方向に沿って並べ、前記第２の方向と前記第１の方向との間に角度を有する、ことを特徴とする請求項１に記載の印刷装置。
3. 前記印刷ユニットは、少なくとも１列のノズルを含み、各列の前記ノズルは、第１の方向に沿って並べ、又は前記少なくとも１列のノズルは、第１の方向と角度を成す方向に沿って並べる、ことを特徴とする請求項２に記載の印刷装置。
4. 前記印刷ユニットは、少なくとも２列のノズルを含み、各列の前記ノズルは、第１の方向に沿って並べ、第１の方向に垂直な方向に沿って分離するとともに、隣接する２列のノズルは、第１の方向に沿って交錯し並べ、又は前記印刷ユニットは、２次元領域に沿って並べる複数のノズルを含み、前記２次元領域の第１の方向に沿った長さは、前記２次元領域の前記第１の方向に垂直な第２の方向に沿った幅よりも大きい、ことを特徴とする請求項２に記載の印刷装置。
5. いずれかの前記印刷ユニットが第１の方向に沿って長さｅを有し、前記印刷媒体が第１の方向に沿って長さｍを有し、ｅがｍ／ｎよりも小さい、ことを特徴とする請求項２に記載の印刷装置。
6. 前記印刷媒体は、円柱体、又は円錐台であり、前記印刷媒体の印刷表面が回転軸に垂直な断面は円形であり、前記回転軸は、前記円形の中心を通過する、ことを特徴とする請求項１に記載の印刷装置。
7. 前記回転軸の所在する直線は、前記第１の方向の所在する直線と同じ平面にあり、前記平面と前記印刷媒体の前記プリントヘッドに最も近づく表面との交差線が前記第１の方向に平行である、ことを特徴とする請求項１に記載の印刷装置。
8. 前記印刷装置は、前記印刷媒体が嵌設されたローラーを含む、ことを特徴とする請求項１に記載の印刷装置。
9. 全ての前記印刷領域が前記第１の方向に沿った長さは、等しく、隣接する２つのプリントヘッドの間隔は、前記印刷領域の長さに等しい、ことを特徴とする請求項１に記載の印刷装置。
10. 隣接する前記印刷領域の一部が重なり、重なる領域が前記第１の方向に沿った長さは、前記重なる領域を含むいずれかの印刷領域の長さの５０％よりも小さい、ことを特徴とする請求項１に記載の印刷装置。
11. 前記プリントヘッドは、第１の方向に沿って少なくとも２行に並べる、ことを特徴とする請求項１に記載の印刷装置。
12. 印刷方法であって、
    第１の方向に沿ってｎ個のプリントヘッドを並べることと、
    前記プリントヘッド及び前記印刷媒体を前記移動制御装置に接続させること、
    前記第１の方向に沿って前記印刷媒体をｓ個の印刷領域に分割すること、
    移動制御装置は、前記印刷媒体を駆動して、前記回転軸回りに回転させ、及び前記プリントヘッド及び前記印刷媒体を駆動して、前記第１の方向に沿って相対的に移動させること、
    前記印刷駆動装置は、前記プリントヘッドを制御し前記印刷媒体でパターンを印刷し、１つの印刷領域は、１つのプリントヘッド印刷によって印刷されることを含む、ことを特徴とする請求項１−１１のいずれか一項に記載の印刷装置を用いる印刷方法。
13. 前記印刷媒体は、一周回転するたびに、前記プリントヘッドと前記印刷媒が前記第１の方向に沿った相対的移動距離は、ｅ／ｋに等しく、そのうち、ｅが前記プリントヘッドにおける１つの印刷ユニットの前記第１の方向に沿った長さであり、ｋが１以上の正の整数である、ことを特徴とする請求項１２に記載の印刷方法。
14. 前記ｓ＜ｎの場合、１回印刷のプロセスにおいて、ｎ−ｓ個のプリントヘッドは、印刷せず、前記ｓ＞ｎの場合、少なくとも１つのプリントヘッドは、２つの印刷領域の印刷を担当し、前記ｓ＝ｎの場合、全ての前記印刷領域が前記第１の方向に沿った長さは、等しく、全ての前記隣接する２つのプリントヘッドの間隔は、等しく、前記印刷領域が前記第１の方向に沿った長さは、前記隣接する２つのプリントヘッド間の間隔に等しく、全ての前記プリントヘッドは、同時に印刷を開始し、又は前記印刷領域が前記第１の方向に沿った長さは、前記隣接する２つのプリントヘッド間の間隔に等しくなく、前記ｎ個のプリントヘッドが並べる順序に従って順番に印刷を開始する、ことを特徴とする請求項１２に記載の印刷方法。
15. 隣接する前記プリントヘッド間の間隔は、調整可能で、前記印刷媒体が第１の方向に沿った長さｍに応じて、隣接する前記プリントヘッド間の間隔をｂ＝ｍ／ｎに調整させ、各前記印刷領域が第１の方向に沿った長さをｃ＝ｂに設けさせる、ことを特徴とする請求項１２に記載の印刷方法。

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