JP2021118631A - 電動車両の給電システムおよびその制御方法 - Google Patents

電動車両の給電システムおよびその制御方法 Download PDF

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秀明 鈴木
耕司 間崎
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耕司 間崎
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拓也 木口
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Abstract

【課題】アーム収納時に挟まれた異物を取り除く。【解決手段】路面(20)側の送電部(30)との間で電気的な接触または非接触で電力を受電する受電部(190)を一方の端部(AP2)で支持し、他方の端部(AP1)が電動車両に支持されたアーム(180)を前記他方の端部の回りに回動させることで前記受電部の位置を変更するアクチュエータ(160)を有する電動車両(10)の給電システム(110)の制御方法であって、前記受電部の位置を変更する動作中に前記アームまたは前記受電部と、前記電動車両の構成部品(100)との間の異物(40)の挟み込みを検知した場合には、前記異物の挟み込みを解放する方向に前記アクチュエータを動作させる。【選択図】図2

Description

本開示は、電動車両の給電システムおよびその制御方法に関する。
特許文献1には、電動車両の接触充電システムが開示されている。この接触充電システムでは、電動車両の走行中に、道路脇に向けられた送電架線に向けて充電アームを延出し、充電アームに設けられた受電部を接触させて、電動車両の駆動用の蓄電装置を充電する。充電しないときには、受電アームを収納している。
特開2014−131475号公報
電動車両は、戸外を走行するため、ペットボトル、ブルーシート、ビニール袋、木の葉や枝等の異物と接触し、受電アームに引っかかる可能性がある。受電アームを収納する際に、受電アームと車両との間に異物が挟まれた場合には、受電アームを収納できなくなる。特許文献1では、受電アームを収納する際に、受電アームと車両との間に異物が挟まれた場合、どのように異物を取り除くか、については十分検討されていなかった。
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
本開示の一形態によれば、路面(20)側の送電部(30)との間で電気的な接触または非接触で電力を受電する受電部(190)を一方の端部(AP2)で支持し、他方の端部(AP1)が電動車両に支持されたアーム(180)を前記他方の端部の回りに回動させることで前記受電部の位置を変更するアクチュエータ(160)を有する電動車両(10)の給電システム(110)の制御方法が提示される。この制御方法は、前記受電部の位置を変更する動作中に前記アームまたは前記受電部と、前記電動車両の構成部品(100)との間の異物(40)の挟み込みを検知した場合には、前記異物の挟み込みを解放する方向に前記アクチュエータを動作させる。この形態によれば、受電部の位置を変更する動作中にアームまたは受電部と電動車両の下部との間の異物の挟み込みを検知した場合には、異物の挟み込みを解放する方向にアクチュエータを動作させるので、異物を排除できる。
本開示の他の形態によれば、電動車両(10)の給電システム(110)が提供される。この給電システムは、路面(20)側の送電部(30)との間で電気的な接触または非接触で電力を受電する受電部(190)と、一方の端部(AP1)が前記電動車両に支持され、他方の端部(AP2)で前記受電部を支持し、前記一方の端部の回りに回動可能なアーム(180)と、前記アームを回動することで前記受電部の位置を変更するアクチュエータ(160)と、前記アクチュエータの動作を制御する制御部(130)と、前記アームまたは前記受電部と前記電動車両の構成部品との間の異物(40)の挟み込みを検知する検知部(171)と、を備え、前記制御部が前記受電部の位置を変更する動作中に前記検知部が前記異物の挟み込みを検知した場合、前記制御部は、前記異物の挟み込みを解放する方向に前記アクチュエータを動作させる。この形態によれば、制御部は、受電部の位置を変更する動作中にアームまたは受電部と電動車両の構成部品との間の異物の挟み込みを検知した場合には、異物の挟み込みを解放する方向にアクチュエータを動作させるので、異物を排除できる。
電動車両の側面図である。 受電部を移動させる機構を示す説明図である。 収納時と、給電時と、異物の挟み込みを検出した時、の状態をそれぞれ示す説明図である。 制御部がアーム、受電部の収納時に実行する制御フローチャートである。 図4のステップS40で実行される異物挟み込み確認フローチャートである。 制御部が実行する異物排除フローチャートである。 挟み込み位置と、解放位置における状態を示す説明図である。 第2実施形態におけるステップS42の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態において、異物の排除を模式的に示す説明図である。 第3実施形態におけるステップS42の処理を示すフローチャートである。 第3実施形態において、異物の排除を模式的に示す説明図である。 第4実施形態におけるステップS42の処理を示すフローチャートである。 第4実施形態において、異物の排除を模式的に示す説明図である。 第5実施形態におけるステップS42の処理を示すフローチャートである。 第6実施形態におけるステップS42の処理を示すフローチャートである。 第7実施形態におけるステップS42の処理を示すフローチャートである。 第8実施形態における受電部を移動させる機構を示す説明図である。 第8実施形態における、異物の排除を模式的に示す説明図である。 第8実施形態における、ステップS42の処理を示すフローチャートである。 第9実施形態における、ステップS42の処理を示すフローチャートである。 第10実施形態における、制御部がアーム等の収納時に実行する駆動制御を示すフローチャートである。 第10実施形態における、制御部が実行する異物排除フローチャートである。
・第1実施形態:
図1は、電動車両10の側面図を示す。電動車両10は、下部100に、アーム180と、受電部190とを備える。アーム180の電動車両10の前方側の端部は、下部100に接続されており、アーム180は、その端部AP1を中心に回動可能である。アーム180の電動車両10の後方側の他方の端部AP2には、受電部190が支持されている。受電部190は、路面20に設けられた送電部である給電用レール30と電気的に接触することで、給電用レール30から電力を受電する。受電部190が給電用レール30から電力を受電可能な受電位置では、図1の給電時の図に示すように、アーム180と電動車両10の下部100との間隔は、電動車両10の前方側が狭く、後方側が広くなる。すなわち、電動車両10の進行方向側が狭く、後方側が広くなっている。このように構成することで、電動車両10が前進方向に走行する際に電動車両10が走行中に給電を受ける場合、アーム180と下部100との間への異物の挟み込みを生じ難くできる。ここで、異物とは、例えば、ペットボトル、ブルーシート、ビニール袋、木の葉や枝等、様々なものを含む。非給電時には、アーム180は、受電部190を、路面20に設けられた給電用レール30から離間させ、下部100の収納位置に収納するように移動させる。非給電時における電動車両10の後方側のアーム180と下部100との間隔は、給電時における電動車両10の後方側のアーム180と下部100との間隔よりも狭くなっている。
図2は、給電システム110におけるアーム180と受電部190の駆動機構を示す説明図である。給電システム110は、ECU120と、制御部130と、直流電源140と、インバータ150と、アクチュエータ160と、関節機構170と、アーム180と、受電部190と、電力制御部200と、バッテリ210と、駆動モータ220と、補機230と、を備える。ECU120は、電動車両10の全体の動作を制御する。電力制御部200は、ECU120からの指示を受けて、受電部190で受電した電力をバッテリ210に充電するとともに、受電部190で受電した電力あるいは、バッテリ210の電力を、駆動モータ220と補機230に供給すると共に制御する。駆動モータ220は、電動車両10を走らせるためのモータである。補機230は、電動車両10の走行に必要な機器であり、例えば、ヘッドライト、ウインカなどを含む。
ECU120は、制御部130に対し受電状態、非受電状態を切り替える駆動指令Cmdを発する。また、制御部130から、その動作状態や、アーム180と下部100の間の異物の挟み込み状態を含むインバータ情報Infinvを取得する。制御部130は、インバータ150の駆動を制御する。インバータ150は、直流電源140から得られる直流を3相交流に変換して、アクチュエータ160に供給する。インバータ150は、6個のスイッチング素子を有する、いわゆる3相ブリッジ回路である。各スイッチング素子は、例えば、IGBTで形成されている。制御部130は、ECU120からの駆動指令Cmdを受けると、インバータ150のスイッチング素子をオン・オフするゲート駆動信号Dsを発信する。アクチュエータ160は、例えば3相電動モータである。なお、インバータ150を、4個のスイッチング素子を有する、2相のHブリッジ回路とし、アクチュエータ160を交流モータとしてもよい。関節機構170は、アクチュエータ160とアーム180と間に設けられ、アクチュエータ160の回転に応じてアーム180を正方向(または「収納方向」とも呼ぶ(図2のA方向))または逆方向(または「解放方向」とも呼ぶ(図2のB方向))に回転させる。アーム180の端部AP2には、受電部190が支持されている。すなわち、アクチュエータ160は、アーム180を回動することで受電部190の位置を変更する。
給電システム110は、電圧センサ141と、電流センサ151と、回転角センサ161と、異物センサ171と、を備える。電圧センサ141は、直流電源140の出力電圧Vdcを検知する。電流センサ151は、インバータ150の出力電流Iinvを検知する。3相のインバータ150の場合、出力電流は、Iu、Iv、Iwの3つ有るが、電流センサ151は、そのうち2つの出力電流、例えば出力電流Iu、Ivを検知出来れば良い。残りの出力電流Iwは、Iw=−(Iu+Iv)で算出できる。回転角センサ161は、例えばロータリーエンコーダで構成されており、アクチュエータ160の回転角θを検知する。異物センサ171は、アーム180または受電部190と下部100との間に異物が挟まったか否かを検知し、異物挟み込み情報Infmを発信する。異物センサ171は、異物の挟み込みを検知する検知部として機能する。異物センサ171は、例えば赤外線センサで構成され、アーム180に赤外線を照射し、その反射波を検知することで異物の挟み込みを検知する。また、異物センサ171を接触センサとし、アーム180に設ける構成であっても良い。制御部130は、直流電源140の出力電圧Vdc、インバータ150の出力電流Iinv、アクチュエータ160の回転角θ、異物挟み込み情報Infmを用いて、インバータ150の6個のスイッチング素子のオン・オフを制御し、アクチュエータ160の回転θを制御する。
図3は、収納時と、給電時と、異物40の挟み込みを検出した時、アーム180と受電部190の状態をそれぞれ示す説明図である。アクチュエータ160は、関節機構170を介して、アーム180を駆動する。関節機構170は、アクチュエータ160の出力軸に接続された第1ギア172と、第1ギア172と噛み合う第2ギア173とを備える。第2ギア173とアーム180とは、固定されている。アクチュエータ160が回転すると、アーム180は、第2ギア173の回転中心回りに回転駆動される。収納時には、アーム180、受電部190は、下部100に接近した状態である。収納時には、下部100の鉛直方向下端と収納時における受電部190の鉛直下方の端部の位置Pz0と、の間隔は、Z0である。
給電時には、アーム180が第2ギア173の回転中心を軸に回転駆動され、受電部190は下部100から離れ、図1の給電時の図に示すように、給電用レール30に接触する。下部100の鉛直方向下端と給電時における受電部190の鉛直下方の受電位置Pz2との間隔をZ2とする。Z0<Z2を満たしている。給電時には、アーム180あるいは受電部190と下部100との間隔Z2が広いので、異物40が、アーム180あるいは受電部190の上に載る場合がある。図3の給電時の図では、アーム180の上に異物40が載った例を示している。
アーム180の上に異物40が載った状態でアーム180と受電部190が収納されると、アーム180と下部100との間に異物40が挟み込まれる場合がある。異物40の挟み込みが検知されたときの下部100の鉛直方向下端と受電部190の鉛直下方の位置Pz1と、の間隔をZ1とする。Z1は、Z1<Z2を満たしている。なお、アーム180と受電部190の収納動作中に異物40が排除されれば、アーム180と受電部190とが収納される。
図4は、制御部130がアーム180、受電部190の収納時に実行する制御フローチャートである。制御部130は、ECU110の指示を受けると、受電部190の収納を実行する。例えば、バッテリ210の電力量が予め定められた電力以上であり、バッテリ210への充電をする必要が無い場合、あるいは、電動車両10が走行する路面20に給電用レール30が存在しない場合には、ECU110は、制御部130に対し、受電部190の収納を指示する。ステップS10では、制御部130は、受電部190の位置Pzを検出する。具体的には、制御部130は、回転角センサ161が検出するアクチュエータ160の回転角θを用いて、受電部190の位置Pzを検出できる。ステップS20では、制御部130は、受電部190の目標位置Pztを設定する。ステップS30では、制御部130は、インバータ150を駆動し、受電部190が目標位置Pztに移動するようにアクチュエータ160を駆動する。目標位置Pztは、制御部130が受電部190を収納位置に移動させようとするときは、位置Pz0である。ステップS40では、制御部130は、アクチュエータ160の駆動中に、異物センサ171からの異物挟み込み情報Infmを用いて、アーム180または受電部190と下部100との間への異物の挟み込みがあったか否かを確認する。ステップS40における処理については、後述する。
ステップS70では、制御部130は、回転角センサ161が検出するアクチュエータ160の回転角θを用いて、受電部190が目標位置Pztに到達したか否かを判断する。受電部190が目標位置Pztに到達した場合には、制御部130は、処理をステップS80に移行し、アクチュエータ160の駆動を停止する。一方、受電部190が目標位置Pztに到達していない場合には、制御部130は、処理をステップS10に移行する。
図5は、図4のステップS40で実行される異物挟み込み確認フローチャートである。ステップS41では、制御部130は、アーム180または受電部190と下部100との間の異物40の挟み込みの有無を検知する。例えば、制御部130は、異物センサ171からの異物挟み込み情報Infmを用いて異物40の挟み込みを検知する。制御部130は、ステップS41で異物40が挟み込まれたことを検知した場合には、処理をステップS42に移行し、異物排除フローを実行する。制御部130は、ステップS41で異物40が挟み込まれたことを検知していない場合には、図4のステップS70に戻る。
図6は、制御部130が実行する異物排除フローチャートである。ステップS44では、制御部130は、アクチュエータ160を逆方向B、すなわち、アーム180及び受電部190と下部100との間の間隔を広げる解放方向に駆動する。
図7は、第1実施形態において、アーム180が異物40を挟み込んだ挟み込み位置Pz1と、アーム180が解放位置Pzopにある状態を示す説明図である。アーム180が挟み込み位置Pz1から解放位置Pzopに移動すると、アーム180と下部100との間の間隔がZopに広がり、異物40が挟まれなくなる。その結果、自然に、あるいは、走行による電動車両10の振動や走行風により異物が排除される。なお、第1実施形態では、Zop>Z1であればよく、Zopは、Z2と、同じでも、小さくても、大きくても良い。
以上、第1実施形態によれば、異物40が検知された場合には、制御部130は、異物40の挟み込みを解放する方向にアクチュエータ160を動作させるので、異物40を排除できる。また、制御部130は、異物40の挟み込みを検知した後は、異物40をより挟み込む方向にアクチュエータ160を動作させないので、アクチュエータ160や、関節機構170、アーム180に無理な力を加えることがない。また、異物40がアーム180と下部100との間に強く挟み込まれることもない。
・第2実施形態:
第2実施形態は、ステップS42の異物40の排除の具体的な処理の仕方を除いて、第1実施形態と同じである。第1実施形態では、アーム180を解放方向に移動させるだけであったが、第2実施形態では、アーム180を解放方向(逆方向)と、収納方向(正方向)に交互に切り替える点で相違する。
図8は、第2実施形態におけるステップS42の処理を示すフローチャートである。図9は、第2実施形態において、異物40の排除を模式的に示す説明図である。図8に示す第2実施形態におけるフローチャートでは、第1実施形態のフローチャートのステップS44の次にステップS45が実行される点が異なる。図8のステップS45では、制御部130は、予め定められた回数、アクチュエータ160を正逆方向に交互に切り替えて駆動する。予め定められた回数は、例えば、数回から10回程度でよい。また、アクチュエータ160を正逆方向に切り替える速度は、毎回同じであってもよく、各回で異なっていても良い。
以上、第2実施形態によれば、制御部130は、アクチュエータ160を駆動して受電部190と下部100との間隔を異物40の挟み込みが検知された時の間隔Z1よりも広げ、その後、アクチュエータ160の移動方向を、解放方向と反対方向である収納方向及び解放方向に交互に切り替える。この結果、制御部130は、ステップS44の処理で異物40を排除できなかった時であっても、ステップS45の処理により、異物40を振るい落とす可能性を高めることができる。また、異物40を排除する専用の機構やアクチュエータを設ける必要がない。
・第3実施形態:
第3実施形態は、アクチュエータ160の移動範囲を第1記憶位置よりも解放方向側の範囲に限定している点で第2実施形態と相違する。図10は、第3実施形態におけるステップS42の処理を示すフローチャートである。図11は、第3実施形態において、異物40の排除を模式的に示す説明図である。図10のステップS43では、制御部130は、異物40の挟み込みを検知したときの受電部190の位置Pz1を第1記憶位置Pz1として記憶する。ステップS44では、制御部130は、第1実施形態、第2実施形態と同様に、アクチュエータ160を逆方向に、すなわち、アーム180及び受電部190と下部100との間の間隔を広げる解放方向に、解放位置Pzopまで駆動する。ステップS46では、制御部130は、受電部190の位置が第1記憶位置Pz1とPzopの間で、アクチュエータ160の移動方向が正逆方向に交互に切り替わるように、アクチュエータ160を駆動する。
以上、第3実施形態によれば、制御部130は、異物40の挟み込みを検知したときの受電部190の位置Pz1を第1記憶位置Pz1として記憶し、第1記憶位置Pz1よりも解放方向側の範囲でアクチュエータ160の移動方向を、収納方向及び解放方向に交互に切り替える。その結果、制御部130がステップS46を実行する場合に、異物40の挟み込みを検知したときの受電部190の第1記憶位置Pz1Pz1よりも収納方向側の位置に移動しないので、異物40がアーム180と下部100との間に再び挟み込まれることを抑制できる。
・第4実施形態:
図12は、第4実施形態におけるステップS42の処理を示すフローチャートである。図13は、第4実施形態において、異物40の排除を模式的に示す説明図である。図12のステップS43では、制御部130は、第3実施形態と同様に、異物40の挟み込みを検知したときの受電部190の位置Pz1を第1記憶位置Pz1として記憶する。ステップS47では、制御部130は、第1実施形態、第2実施形態と同様に、アクチュエータ160を逆方向に、すなわち、アーム180及び受電部190と下部100との間の間隔を広げる解放方向に駆動する。ステップS48では、制御部130は、アーム180または受電部190が干渉物41と接触したか否かを判断する。ここで、干渉物41とは、路面20や給電用レール30、路面20の上のペットボトル、ブルーシート、ビニール袋、木の葉や枝等の異物40を意味する。制御部130は、アーム180または受電部190が干渉物41と接触した場合には、処理をステップS49に移行し、干渉していない場合には、処理をステップS47に戻す。すなわち、制御部130は、ステップS48においてアーム180または受電部190が干渉物と接触したと検知されるまで、アクチュエータ160を逆方向(解放方向)に駆動する。ステップS49では、制御部130は、アーム180または受電部190が干渉物と接触した位置Pz3を第2記憶位置Pz3として記憶する。ステップS50では、制御部130は、受電部190が第1記憶位置Pz1よりも解放方向側、かつ、第2記憶位置Pz3よりも収納方向側となる範囲で、アクチュエータ160の移動方向が正逆方向に交互に切り替わるように、アクチュエータ160を駆動する。
以上、第4実施形態によれば、制御部130は、異物40の挟み込みを検知したときの受電部190の位置Pz1を第1記憶位置として記憶し、アーム180または受電部190が干渉物と接触した位置を第2記憶位置として記憶し、受電部190が第1記憶位置Pz1よりも解放方向側、かつ、第2記憶位置Pz3よりも収納方向側となる範囲で、アクチュエータ160の移動方向を、正逆方向に交互に切り替える。その結果、異物40を排除するときのアーム180や受電部190の振幅を大きくし、異物40を排除し易くできる。また、アーム180または受電部190が干渉物と接触して破損することを抑制できる。
なお、図13に示す例では、干渉物41は、路面20の上にあるため、Z3>Z2であるが、干渉物41が給電用レール30の上にある場合には、Z3<Z2となる。また、路面20の上に給電用レール30が有るが、干渉物41が無い場合には、Z2=Z3となる。給電用レール30や路面20の上に干渉物41が無い場合には、電動車両10の下部100から路面20までの間隔がZ3となる。
・第5実施形態:
図14は、第5実施形態におけるステップS42の処理を示すフローチャートである。図12に示す第4実施形態のフローチャートと比較すると、ステップS50の代わりにステップS51を備える点で相違する。以下ステップS51について説明する。
ステップS51では、制御部130は、第4実施形態の図12のステップS50と同様に、受電部190が第1記憶位置Pz1よりも解放方向側、かつ、第2記憶位置Pz3よりも収納方向側となる範囲で、アクチュエータ160の移動方向が正逆方向に交互に切り替わるように、アクチュエータ160を駆動する。このとき、制御部130は、受電部190の位置を第1記憶位置Pz1から第2記憶位置Pz3に移動させる場合には、アクチュエータ160を駆動せず、重力により自然落下させることで移動させる。一方、受電部190の位置を第2記憶位置Pz3から第1記憶位置Pz1に移動させる場合には、制御部130は、アクチュエータ160を駆動して、移動させる。例えば、アクチュエータ160の駆動軸にクラッチを有し、制御部130は、クラッチを切ることでアクチュエータ160を駆動せず、重力により、受電部190の位置を第1記憶位置Pz1から第2記憶位置Pz3に自然落下させる。なお、制御部130がクラッチを切った場合には、回転角センサ161が検出するアクチュエータ160の回転角θは変わらないので、クラッチを切る前の第1記憶位置Pz1における回転角センサ161が検出するアクチュエータ160の回転角を、クラッチを切った後の第2記憶位置Pz3におけるアクチュエータ160の回転角とする。このように、アクチュエータ160の駆動方向を一方向とすることで、駆動力が掛かるときの関節機構170の第1ギア172と第2ギア173におけるバックラッシ部を同じ接触面にできる。その結果、衝撃による第1ギア172と第2ギア173の破壊を抑制できる。なお、アーム180や受電部190を解放方向に移動させるときに重力を利用することは、第2実施形態、第3実施形態において適用しても良い。
・第6実施形態:
図15は、第6実施形態におけるステップS42の処理を示すフローチャートである。図12に示す第4実施形態のフローチャートと比較すると、ステップS50の代わりにステップS52を備える点で相違する。以下、ステップS52について説明する。ステップS52では、ステップS50と同様に、受電部190が第1記憶位置Pz1よりも解放方向側、かつ、第2記憶位置Pz3よりも収納方向側となる範囲で、アクチュエータ160の移動方向を、正逆方向、すなわち、収納方向及び解放方向に切り替える。このとき、制御部130は、アクチュエータ160の移動方向を正逆方向に切り替えるときの周波数Fを、周波数F1から周波数F2の間でスイープさせる。受電部190が第1記憶位置Pz1から第2記憶位置Pz3に移動し、第1記憶位置Pz1に戻るまでの時間をTとするとき、周波数Fは、F=1/Tで算出される。周波数F1は、関節機構170とアーム180と受電部190の機械的共振周波数Fmよりも低い周波数であり、周波数F2は、関節機構170とアーム180と受電部190の機械的共振周波数Fmよりも高い周波数である。
以上、第6実施形態によれば、制御部130は、アクチュエータ160により振動させる周波数を、関節機構170とアーム180と受電部190の機械的共振周波数Fmに一致させやすくすることができる。
・第7実施形態:
図16は、第7実施形態におけるステップS42の処理を示すフローチャートである。図15に示す第6実施形態のフローチャートと比較すると、ステップS52の代わりにステップS53を備える点で相違する。以下、ステップS53について説明する。ステップS53では、ステップS52と同様に、第1記憶位置Pz1と、第2記憶位置Pz3よりも収納側と、の間でアクチュエータ160の移動方向を、正逆方向、すなわち、収納方向及び解放方向に切り替える。このとき、制御部130は、アクチュエータ160の移動方向を正逆方向に切り替えるときの周波数Fを、関節機構170とアーム180と受電部190の機械的共振周波数Fmとする。機械的共振周波数Fmでアクチュエータ160を駆動すれば、少ないアクチュエータ160の駆動力で、アーム180と受電部190の振幅を大きくできる。アーム180と受電部190の振幅を同じ大きさにするときに、アクチュエータ160の駆動力を小さくできる。
以上、第7実施形態によれば、少ないアクチュエータ160を駆動力でも大きな振動を得ることができ、異物40を振り落し易くできる。
・第8実施形態:
図17は、第8実施形態における給電システム115を示す説明図である。図18は、第8実施形態における、異物40の排除を模式的に示す説明図である。第8実施形態は、第1実施形態から第7実施形態に用いたハードウェア構成と比較すると、図2に示した構成に加え、第2制御部135と、第2直流電源145と、第2インバータ155と、第2電圧センサ146、第2電流センサ157と、第2アクチュエータ165と、を備える点で異なる。なお、給電システム115は、図2に示した電力制御部200と、バッテリ210と、駆動モータ220と、補機230を備えるが、図17では図示を省略している。また、第1実施形態から第7実施形態の制御部130、直流電源140、電圧センサ141、電流センサ151、アクチュエータ160は、第8実施形態では、それぞれ、第1制御部130、第1直流電源140、第1電圧センサ141、第1電流センサ151、第1アクチュエータ160と呼ぶ。
第2制御部135は、第2インバータ155のスイッチング素子(図示せず)をオン・オフするゲート駆動信号を発信する。第2インバータ155は、第2直流電源145から得られる直流を3相交流に変換して、第2アクチュエータ165に供給する。第2アクチュエータ165は、関節機構170と、アーム180と、受電部190とを、アクチュエータ160による収納方向または解放方向と異なる方向、例えば図17、図18に示す右方向Cあるいは左方向Dに移動させる。なお、第2制御部135と、第2直流電源145は、それぞれ第1制御部130、第1直流電源140と同一であってもよい。
図19は、図5のステップS42の処理を示すフローチャートである。図15、図16に示す第6、第7実施形態のフローチャートと比較すると、ステップS52、S53の代わりにステップS54、S55を備える点が異なる。
ステップS54では、第1制御部130は、第1アクチュエータ160を駆動し、受電部190を、第1記憶位置Pz1と、第2記憶位置Pz3との中間に移動する。ステップS55では、第1制御部130は、第2制御部135に制御を移し、第2制御部135は、第2アクチュエータ165駆動し、アーム180と受電部190とを、例えば電動車両10の右方向C、左方向Dに、交互に駆動する。
以上、第8実施形態によれば、制御部135は、第2アクチュエータ165を駆動し、アーム180と受電部190とを、例えば電動車両10の左右方向、すなわち、右方向C、左方向Dに、交互に駆動するので、異物40をより排除し易くできる。
・第9実施形態:
第9実施形態は、制御部135が第2アクチュエータ165を駆動するときに、衝撃的に駆動する点で、第8実施形態と相違する。
図20は、図5のステップS42の処理を示すフローチャートである。図19に示す第8実施形態のフローチャートと比較すると、ステップS55の代わりにステップS56を備える点が異なる。
ステップS56では、第2制御部135は、第2アクチュエータ165を駆動し、アーム180と受電部190とを、例えば電動車両10の左右方向に、交互に、且つ、衝動的に、駆動する。アーム180と受電部190とを衝動的に駆動させるとは、例えば、受電部190が加速するときには、躍度をプラスとし、受電部190が減速するときには、躍度をマイナスとすることを意味する。なお、制御部130は、加速、減速の両方でアーム180と受電部190とを衝動的に駆動させる必要はなく、いずれか一方でアーム180と受電部190とを衝動的に駆動させればよい。制御部133がこのようにアーム180と受電部190とを衝動的に移動させれば、アーム180あるいは受電部190の上に載った異物40は、慣性によりアーム180や受電部190の動きに追従し難い。その結果、異物40をより排除し易くできる。
以上、第8実施形態によれば、制御部135は、第2アクチュエータ165を駆動し、アーム180と受電部190とを、正逆方向、例えば電動車両10の左右方向に、交互に、且つ、衝動的に、駆動するので、異物40をより排除し易くできる。
・第10実施形態:
第10実施形態は、制御部130が異物40の排除処理を予め定められた回数実行しても異物40が排除されなかった場合に、異物40の排除フローを停止し、異物40が排除されなかった旨をECU120に送信する点で、第1実施形態から第9実施形態と相違する。
図21は、制御部130が一定時間毎に実行するアーム180と受電部190の駆動制御を示すフローチャートであり、第1実施形態から第9実施形態の図4に対応するフローチャートである。図4のフローチャートとは、ステップS90、S100、S110を備える点で異なる。また、ステップS40では、異物40の挟み込み回数をカウントしている点も相違するが、ステップS40については、図22を用いて説明する。
ステップS90では、制御部130は、挟み込み回数値Npが閾値Nthを超えたか否かを判断する。挟み込み回数値は、異物40がアーム180または受電部190と下部100との間に挟み込まれた回数である挟み込み回数値Npが閾値Nthを越えている場合には、制御部130は、処理をステップS100に移行し、越えていない場合には、処理をステップS10に戻す。
ステップS100では、制御部130は、アクチュエータ160の駆動を停止する。ステップS110では、制御部130は、ECU120に、異物40が排除されなかった旨の異常信号を送信する。ECU120は、物40が排除されなかった旨の異常信号を受信すると、例えば、運転席のインストルメントパネルに表示する。運転者は、この表示から、アーム180及び受電部190が正しく収納されなかったことを知ることができる。ECU120は、音声等の他の方法を用いて物40が排除されなかった旨を運転者に知らせても良い。
図22は、制御部130が実行する異物排除フローチャートである。なお、図5に対応するフローチャートは、省略しているが、第1実施形態から第9実施形態におけるフローチャートと同じである。図22に示す異物排除フローチャートは、図12に示す第4実施形態の異物フローチャートと比較すると、ステップS43の前にステップS61、S62を備える点が相違する。ステップS61では、制御部130は、挟み込み回数値Npに1を加える。ステップS62では、制御部130は、挟み込み回数値Npが閾値Nthを超えたか否かを判断し、越えている場合には、図22に示すサブルーチンを終了し、越えていない場合には、ステップS43に処理を移行する。
なお、制御部130は、ステップS62を、省略してもよい。図22に示すサブルーチンを終了した後、受電部190が目標位置Pztに到達していない場合には、制御部130は、図21のステップS90を実行するため、挟み込み回数値Npが閾値Nthを越えているか否かを判断できる。また、ステップS62を省略した場合には、制御部130は、ステップS61をステップS55の次に実行してもよい。
以上、第10実施形態によれば、異物40が振るい落とされず排除されなかった場合、アーム180や受電部190が格納できない状態を電動車両10へ異常信号として送り、電動車両10の運転者に警告することができる。
第10実施形態では、第4実施形態における異物40の排除における挟み込み回数を例に挙げて説明したが、第10実施形態は、第1実施形態から第9実施形態のいずれとも組み合わせることができる。
なお、上記各実施形態では、送電部である給電用レール30を路面20の上に備え、給電時には、アーム180と受電部190と電動車両10の下方に移動させる構成であったが、送電部である給電用レール30を道路脇に設け、アーム180と受電部190とを電動車両10の側面方向に移動させる構成であってもよい。この場合、異物40は、アーム180または受電部190と、電動車両10の側面との間に挟み込まれる。すなわち、異物40は、アーム180または受電部190以外の電動車両10の構成部品との間に挟み込まれても良い。また、受電部190を受電コイルで形成し、給電用レール30の代わりに送電コイルを用い、非接触で電力を給電するように構成してもよい。
なお、上記各実施形態では、制御部130は、異物センサ171を用いて異物40の挟み込みを検出している。一般に、異物40が挟み込みこまれた場合には、異物が挟み込みこまれていない場合に比べて、アクチュエータ160の駆動トルクが増大し、出力電流Iinvが増加する。したがって、制御部130は、異物の挟み込みを検知する検知部として、アクチュエータ160の出力電流Iinvを取得し、出力電流Iinvの大きさから異物の挟み込みを検知する構成を採用しても良い。
上記各実施形態では、制御部130が、アーム180及び受電部190を収納するときに異物40を挟み込んだ場合を例に挙げて説明したが、アーム180及び受電部190の構成によっては、アーム180及び受電部190を受電位置に移動させるときに、異物40を挟み込む場合も有り得る。この場合についても、制御部130は、同様に、異物40の挟み込みを解放する方向にアーム180及び受電部190を駆動することで、異物40を排除できる。
上記各実施形態では、アクチュエータ160、165をインバータ式の3相モータとしたが、DCモータであってもよい。また、アクチュエータ160、165をモータの代わりに、ソレノイドなどを用いて構成しても良い。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の他の形態によれば、電動車両(10)の給電システム(110)が提供される。この給電システムは、路面(20)側の送電部(30)との間で電気的な接触または非接触で電力を受電する受電部(190)と、一方の端部(AP1)が前記電動車両に支持され、他方の端部(AP2)で前記受電部を支持し、前記一方の端部の回りに回動可能なアーム(180)と、前記アームを回動することで前記受電部の位置を変更するアクチュエータ(160)と、前記アクチュエータの動作を制御する制御部(130)と、前記アームまたは前記受電部と前記電動車両の構成部品(100)との間の異物(40)の挟み込みを検知する検知部(171)と、を備え、前記制御部が前記受電部の位置を変更する動作中に前記検知部が前記異物の挟み込みを検知した場合、前記制御部は、前記異物の挟み込みを解放する方向に前記アクチュエータを動作させる。この形態によれば、制御部は、受電部の位置を変更する動作中にアームまたは受電部と電動車両の構成部品との間の異物の挟み込みを検知した場合には、異物の挟み込みを解放する方向にアクチュエータを動作させるので、異物を排除できる。
(2)上記形態において、前記制御部は、前記アクチュエータを駆動して前記受電部と前記電動車両の構成部品との間隔を前記検知部が前記異物の挟み込みを検知したときの間隔(Z1)よりも広げる解放方向に移動させ、その後、前記アクチュエータの移動方向を、前記解放方向と反対方向である収納方向及び前記解放方向に交互に切り替えてもよい。
(3)上記形態において、前記制御部は、前記検知部が前記異物の挟み込みを検知したときの前記受電部の位置を第1記憶位置(Pz1)として記憶し、前記受電部の位置が前記第1記憶位置よりも前記解放方向側となる範囲で前記アクチュエータを移動させ、前記アクチュエータの移動方向を、前記収納方向及び前記解放方向に交互に切り替えてもよい。
(4)上記形態において、前記制御部は、前記アクチュエータを前記解放方向に移動させたときに前記アームと前記受電部の少なくとも一方が干渉物と干渉した位置を第2記憶位置(Pz3)として記憶し、前記受電部の位置が前記第2記憶位置より前記収納方向側となる範囲で、前記アクチュエータの移動方向を、前記収納方向及び前記解放方向に交互に切り替えてもよい。
(5)上記形態において、前記制御部は、前記受電部を前記収納方向に移動させるときの前記アクチュエータの駆動力と、前記解放方向に移動させるときの前記アクチュエータの駆動力と、を異ならせてもよい。
(6)上記形態において、前記制御部は、前記アクチュエータの移動方向を前記収納方向及び前記解放方向に交互に切り替えるときに、前記アームと前記受電部との機械的共振周波数(Fm)を含む周波数の範囲でスイープさせてもよい。
(7)上記形態において、前記制御部は、前記アクチュエータの移動方向を前記収納方向及び前記解放方向に交互に切り替えるときに、前記アームと前記受電部との機械的共振周波数で、前記収納方向及び前記解放方向に交互に切り替えてもよい。
(8)上記形態において、前記アクチュエータは、前記アームと前記受電部とを前記収納方向または前記解放方向に移動させる第1アクチュエータと、前記アームと前記受電部とを前記収納方向または前記解放方向と異なる2つの方向(C、D)に移動させる第2アクチュエータ(165)とを含み、前記制御部は、前記第2アクチュエータの移動方向を交互に切り替えてもよい。
(9)上記形態において、前記制御部は、前記アクチュエータの移動方向を交互に切り替えるときに、前記アクチュエータの駆動力を衝撃的に切り替えてもよい。
(10)上記形態において、前記検知部が前記異物の挟み込みを検知した後、前記制御部が前記異物の排除処理を予め定められた回数実行した後においても前記異物が排除されずに挟み込まれたままであることを前記検知部が検知した場合には、前記制御部は、前記アクチュエータの動作を停止させ、前記電動車両の運転者に知らせてもよい。
10…電動車両、20…路面、30…給電用レール、40、41…異物、100…下部、110、115…給電システム、130…第1制御部、135…第2制御部、140…第1直流電源、141…第1電圧センサ、145…第2直流電源、146…第2電圧センサ、150…インバータ、151…第1電流センサ、155…第2インバータ、157…第2電流センサ、160…第1アクチュエータ、161…回転角センサ、165…第2アクチュエータ、170…関節機構、171…異物センサ、172…第1ギア、173…第2ギア、180…アーム、190…受電部

Claims (11)

  1. 路面(20)側の送電部(30)との間で電気的な接触または非接触で電力を受電する受電部(190)を一方の端部(AP2)で支持し、他方の端部(AP1)が電動車両に支持されたアーム(180)を前記他方の端部の回りに回動させることで前記受電部の位置を変更するアクチュエータ(160)を有する電動車両(10)の給電システム(110)の制御方法であって、
    前記受電部の位置を変更する動作中に前記アームまたは前記受電部と、前記電動車両の構成部品(100)との間の異物(40)の挟み込みを検知した場合には、前記異物の挟み込みを解放する方向に前記アクチュエータを動作させる、給電システムの制御方法。
  2. 請求項1に記載の給電システムの制御方法であって、
    前記受電部と前記電動車両の構成部品との間隔を前記異物の挟み込みが検知されたときの間隔(Z1)よりも広げる解放方向に移動させ、その後、前記アクチュエータの移動方向を、前記解放方向と反対方向である収納方向及び前記解放方向に交互に切り替える、給電システムの制御方法。
  3. 請求項2に記載の給電システムの制御方法であって、
    前記異物の挟み込みが検知されたときの前記受電部の位置を第1記憶位置(Pz1)として記憶し、前記受電部の位置が前記第1記憶位置よりも前記解放方向側となる範囲で前記アクチュエータを移動させ、前記アクチュエータの移動方向を前記収納方向及び前記解放方向に交互に切り替える、給電システムの制御方法。
  4. 請求項3に記載の給電システムの制御方法であって、
    前記アクチュエータを前記解放方向に移動させたときに前記アームと前記受電部の少なくとも一方が干渉物と干渉した位置を第2記憶位置(Pz3)として記憶し、前記受電部の位置が前記第2記憶位置よりも前記収納方向側となる範囲で、前記アクチュエータの移動方向を前記収納方向及び前記解放方向に交互に切り替える、給電システムの制御方法。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の給電システムの制御方法であって、
    前記アクチュエータを前記受電部の前記収納方向に移動させるときの前記アクチュエータの駆動力と、前記解放方向に移動させるときの前記アクチュエータの駆動力と、を異ならせる、給電システムの制御方法。
  6. 請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の給電システムの制御方法であって、
    前記アクチュエータの移動方向を前記収納方向及び前記解放方向に交互に切り替えるときに、前記アームと前記受電部との機械的共振周波数(Fm)を含む周波数の範囲でスイープさせる、給電システムの制御方法。
  7. 請求項6に記載の給電システムの制御方法であって、
    前記アクチュエータの移動方向を前記収納方向及び前記解放方向に交互に切り替えるときに、前記アームと前記受電部との機械的共振周波数で、前記収納方向及び前記解放方向に交互に切り替える、給電システムの制御方法。
  8. 請求項3から請求項7のいずれか一項に記載の給電システムの制御方法であって、
    前記アクチュエータは、前記アームと前記受電部とを前記収納方向または前記解放方向に移動させる第1アクチュエータと、前記アームと前記受電部とを前記収納方向または前記解放方向と異なる2つの方向(C、D)に移動させる第2アクチュエータ(165)とを含み、
    前記第2アクチュエータの移動方向を交互に切り替える、給電システムの制御方法。
  9. 請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の給電システムの制御方法であって、
    前記アクチュエータの移動方向を交互に切り替えるときに、前記アクチュエータの駆動力を衝撃的に切り替える、給電システムの制御方法。
  10. 請求項2から請求項9のいずれか一項に記載の給電システムの制御方法であって、
    前記異物の挟み込みが検知された後、前記異物の排除処理を予め定められた回数実行した後においても前記異物が排除されずに挟み込まれたままである場合には、前記アクチュエータの動作を停止させ、前記電動車両の運転者に知らせる、給電システムの制御方法。
  11. 電動車両(10)の給電システム(110)であって、
    路面(20)側の送電部(30)との間で電気的な接触または非接触で電力を受電する受電部(190)と、
    一方の端部(AP1)が前記電動車両に支持され、他方の端部(AP2)で前記受電部を支持し、前記一方の端部の回りに回動可能なアーム(180)と、
    前記アームを回動することで前記受電部の位置を変更するアクチュエータ(160)と、
    前記アクチュエータの動作を制御する制御部(130)と、
    前記アームまたは前記受電部と前記電動車両の構成部品との間の異物(40)の挟み込みを検知する検知部(171)と、
    を備え、
    前記制御部が前記受電部の位置を変更する動作中に前記検知部が前記異物の挟み込みを検知した場合、前記制御部は、前記異物の挟み込みを解放する方向に前記アクチュエータを動作させる、
    給電システム。
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