JP2021118374A - 画像処理システムおよびデバイス利用プログラムのインストーラ - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理デバイスを備える画像処理システムにおいて、操作性の良いシステムを構築する技術を提供すること。【解決手段】複数のスキャナ2〜5とスキャナ2〜5に接続されるサーバ1とを有するスキャンシステム100において、サーバ1のCPU11は、インストール処理を実行し、インストール処理において、スキャナ2〜5にスキャン実行を指示するためのスキャナドライバ42〜45をサーバ1にインストールし、さらに、スキャナ2〜5の各スキャナ名を取得し、取得した各スキャナ名をスキャナ2〜5に対応するスキャナ情報ファイル52〜55に書き込む。その後、ミドルウェア50がOS41にスキャナを検索する検索指示を出力した場合、OS41は、検索指示に応じてスキャナ情報ファイル52〜55に記憶されたスキャナ名をミドルウェア50に出力する。【選択図】図1

Description

本明細書に開示される技術分野は、画像処理デバイスを有する画像処理システムおよびデバイス利用プログラムをインストールするインストーラに関する。
に関するものである。
従来から、1ないし複数の情報処理装置から複数の画像処理デバイスをネットワークを介して利用可能にする画像処理システムが知られている。例えば特許文献1には、複数のスキャナとサーバとクライアントPCとを備えるシステムであって、サーバにスキャナドライバが組み込まれており、クライアントPCからのスキャン要求をサーバが受け付け、サーバがスキャナを制御する構成が開示されている。
特開2011−50014号公報
複数の画像処理デバイスを有する画像処理システムでは、画像処理指示の入力が可能なアプリケーションプログラムを介して、画像処理を実行する画像処理デバイスをユーザに選択させる。
本明細書は、画像処理デバイスを備える画像処理システムにおいて、操作性の良いシステムを構築する技術を開示する。
この課題の解決を目的としてなされた画像処理システムは、複数の画像処理デバイスと、前記複数の画像処理デバイスと接続するサーバと、を有する画像処理システムにおいて、前記サーバでは、前記サーバに組み込まれたオペレーティングシステムプログラムによって、前記サーバのコンピュータがオペレーティングシステムとして機能し、前記サーバに組み込まれたアプリケーションプログラムによって前記サーバのコンピュータが第1のアプリケーションとして機能し、前記第1のアプリケーションは、画像処理を行わせる画像処理指示の送信対象とする画像処理デバイスを選択するための操作を受け付けた場合に、前記オペレーティングシステムに対して検索指示を出力し、前記オペレーティングシステムは、前記第1のアプリケーションが出力した前記検索指示に応じて、前記複数の画像処理デバイスそれぞれのモデル情報をモデル情報記憶領域から取得し、取得した前記複数の画像処理デバイスそれぞれのモデル情報を前記第1のアプリケーションに出力し、前記第1のアプリケーションは、前記オペレーティングシステムが出力した前記複数の画像処理デバイスそれぞれのモデル情報を、画像処理指示の送信対象とする画像処理デバイスの選択肢として表示するために出力し、前記モデル情報記憶領域は、前記複数の画像処理デバイスそれぞれのモデル情報を記憶するために前記オペレーティングシステムによって管理される記憶領域であり、さらに前記サーバでは、前記サーバのコンピュータによってインストール処理が実行され、前記インストール処理において、前記コンピュータが、前記インストール処理の処理対象である画像処理デバイスに対して画像処理を指示するためのデバイス利用プログラムを前記サーバにインストールし、さらに前記処理対象である画像処理デバイスのデバイス名を取得し、取得した前記デバイス名を、前記処理対象である画像処理デバイスに対応する前記モデル情報記憶領域に前記デバイス利用プログラムと対応付けて書き込み、前記モデル情報記憶領域に前記デバイス名が書き込まれた後、前記第1のアプリケーションが前記検索指示を出力した場合、前記オペレーティングシステムが、前記第1のアプリケーションが出力した前記検索指示に応じて、前記モデル情報記憶領域に記憶された前記デバイス名を前記第1のアプリケーションに出力するようになり、前記第1のアプリケーションは、前記第1のアプリケーションが表示させた前記デバイス名を選択する操作を受け付けた後、画像処理の指示があった場合に、前記デバイス名に対応する前記デバイス利用プログラムを介して、前記デバイス名に対応する画像処理デバイスに対して画像処理を指示する、ことを特徴としている。
本明細書に開示される画像処理システムによれば、サーバは、画像処理デバイスを利用するためのデバイス利用プログラムをインストールし、インストール対象の画像処理デバイスの任意のデバイス名をモデル情報記憶領域に書き込む。その後、第1のアプリケーションから検索指示が出力された場合、オペレーティングシステム(以下、「OS」とする)は、モデル情報記憶領域に書き込まれたデバイス名を出力する。従って、デバイス名によって画像処理デバイスを選択できるという点で,操作性の良いシステムを実現できる。
上記プログラムによって実現される制御方法、当該プログラムを実行する情報処理装置、当該プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、画像処理デバイスを備える画像処理システムにおいて、操作性の良いシステムを構築する技術が実現される。
本形態のスキャンシステムの電気的構成を示すブロック図である。 スキャナ選択画面の例を示す説明図である。 リスト作成手順におけるPCの電気的構成を示すブロック図である。 一括展開処理の手順を示すフローチャートである。 一括展開ツールの画面の例を示す説明図である。 デバイスリストの例を示す説明図である。 インストール手順におけるサーバの電気的構成を示すブロック図である。 インストール処理の手順を示すフローチャートである。 統合インストーラの画面の例を示す説明図である。
以下、本実施の形態にかかるスキャンシステムについて、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、複数のスキャナと、各スキャナに接続されるサーバ及びパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)と、を含むシステムである。
本形態のスキャンシステム100は、例えば、図1に示すように、サーバ1と、複数台のスキャナであるスキャナA2、スキャナB3、スキャナC4、スキャナD5と、複数台のPC6〜7と、を含み、これらがネットワーク200を介して互いに接続されたシステムである。スキャンシステム100は、画像処理システムの一例である。なお、以下では、区別の必要がない場合には、A〜Dの添え字を省略して記載する。
スキャナ2〜5は、原稿の画像を読み取ってスキャンデータを取得する機能と、取得したスキャンデータを送信する機能とを有する装置である。スキャナ2〜5には、同じモデルの装置が含まれていても良い。スキャナ2〜5は、画像処理デバイスの一例である。
本形態のサーバ1は、図1に示すように、CPU11と、メモリ12と、を含むコントローラ10を備えている。CPU11は、コンピュータの一例である。また、サーバ1は、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)13と、通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)14と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。なお、図1中のコントローラ10及び後述する同様のコントローラは、サーバ1等の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にサーバ1等に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
CPU11は、メモリ12から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。メモリ12は、サーバ1を起動するための起動プログラム、スキャナを使用するための各種のアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」とする)等の各種のプログラムや、画像データ、文書データ等の各種のデータ、各種の設定情報が記憶される記憶領域である。メモリ12は、各種の処理が実行される際の作業領域としても利用される。
メモリ12の一例は、サーバ1に内蔵されるHDD等に限らず、CPU11が読み取り可能かつ書き込み可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
ユーザIF13は、例えば、タッチパネルであり、ユーザに情報を報知するための画面を表示するハードウェアと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアと、を含む。なお、ユーザIF13は、ディスプレイとキーボード、マウス、トラックボール等の操作部との組であっても良い。
通信IF14は、ネットワーク200を介して、スキャナ2〜5等の外部装置と通信を行うためのハードウェアを含む。通信IF14の通信規格は、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)などである。通信IF14の通信の態様は、有線でも無線でもよい。
サーバ1のメモリ12には、図1に示すように、OS41と、スキャナドライバA42と、スキャナドライバB43と、スキャナドライバC44と、スキャナドライバD45と、ミドルウェア50と、スキャナ情報ファイルA52と、スキャナ情報ファイルB53と、スキャナ情報ファイルC54と、スキャナ情報ファイルD55と、を含む、各種のデータや各種のプログラムが記憶されている。OS41は、OSプログラムの一例であり、1ないし複数のOSプログラムによって構成される。OS41によって、CPU11がOSとして機能する。OSは、例えば、マイクロソフトウィンドウズ(登録商標)、macOS(登録商標)、Linux(登録商標)である。
スキャナドライバ42〜45は、同じ添え字のスキャナ2〜5にそれぞれ対応するプログラムであり、それぞれ対応するスキャナ2〜5と通信を行ってスキャナ2〜5の動作を制御するプログラムである。また、スキャナ2〜5のうちに同じモデルのものが有ったとしても、本形態のサーバ1には、1台ごとのスキャナに対応するスキャナドライバがそれぞれ組み込まれている。なお、同じモデルの複数のスキャナに対して、1つのスキャナドライバが対応する構成となっていても良い。スキャナドライバ42〜45は、いずれもTWAIN規格に適合したドライバプログラムであり、例えば、スキャンに関するアプリ等にてスキャン実行指示等を受け付けた場合に、指定されたスキャナに対応するものが起動される。スキャナドライバ42〜45は、デバイス利用プログラムの一例である。
ミドルウェア50は、対応するスキャナドライバ42〜45を起動するプログラムである。また、ミドルウェア50は、例えば、ユーザの指示に基づいて、OS41にスキャナの検索指示を渡す。ミドルウェア50は、アプリケーションプログラムの一例である。ミドルウェア50が実行されることで、サーバ1のCPU11は、第1のアプリケーションとして機能する。ミドルウェア59は、例えば、第1のアプリケーションとは異なるアプリによる指示を受けて、スキャナドライバ42〜45への指示を行っても良い。
スキャナ情報ファイル52〜55は、OS41が管理するファイルである。スキャナ情報ファイル52〜55は、同じ添え字のスキャナ2〜5にそれぞれ対応し、スキャナ2〜5の情報を保存するファイルである。スキャナ情報ファイル52〜55に保存される情報には、対応するスキャナ2〜5のモデル情報が含まれる。スキャナ情報ファイル52〜55は、ミドルウェア50からスキャナの検索指示があった場合に、OS41によって参照される。OS41は、スキャナの検索結果として、スキャナ情報ファイル52〜55のモデル情報として記憶されている情報をミドルウェア50に返す。スキャナ情報ファイル52〜55を記憶するメモリ12の記憶領域は、スキャナ2〜5にそれぞれ対応するモデル情報記憶領域の一例である。なお、スキャナ情報ファイル52〜55は、OS41からアクセス可能であれば良く、メモリ12に限らず、外部装置に記憶されていてもよい。
PC6とPC7は、それぞれ、ネットワーク200を介してサーバ1やスキャナ2〜5に接続されている。PC6、7は、サーバ1と同様に、CPUやメモリを含むコントローラ60、70と、コントローラ60、70に接続されるユーザIF63、73と、を備える。PC6、7のメモリには、それぞれスキャンアプリ46、47が組み込まれている。ユーザIF63、73は、表示デバイスの一例である。なお、図1では、PC6、7の詳細は省略して示している。
スキャンアプリ46、47は、スキャンに関する各種の指示を受け付けるアプリである。スキャンアプリ46、47は、それぞれのPCのユーザIFを介して、例えば、使用するスキャナ選択の指示、スキャン実行の指示、画像データの保存ファイル形式の指定、保存場所の指定、を示すユーザの入力を受け付ける。スキャンアプリ46とスキャンアプリ47とは、異なる種類のプログラムでも良いし同じでも良い。
本形態のスキャンシステム100のPC6、7には、スキャナ2〜5に対応するスキャナドライバは組み込まれていない。PC6、7には、少なくとも、ユーザIFと、ネットワーク200に接続するための通信IFと、が備えられていれば良く、PC6、7のユーザがスキャナ2〜5を利用する場合には、サーバ1が備えるスキャナドライバ42〜45を利用する。また、サーバ1にスキャンアプリが備えられ、PC6、7が、サーバに備えられたスキャンアプリに指示をする、いわゆるシンクライアントの構成であっても良い。PC6、7は、クライアント端末の一例である。
本形態のスキャンシステム100において、例えば、PC6にてスキャンアプリ46が実行され、スキャンアプリ46にてスキャナ選択の指示入力をユーザIF63を介して受け付けた場合、スキャンアプリ46は、PC6の通信IFおよびネットワーク200を介してサーバ1と通信し、スキャナ検索指示の情報をサーバ1に送信する。サーバ1では、ミドルウェア50が通信IF14を介して情報を受信する。ミドルウェア50は、OS41にスキャナ検索指示の情報を渡し、OS41は、メモリ12に記憶されているスキャナ情報ファイル52〜55から、スキャナ選択の選択肢として用いられる情報を読み出す。OS41は、例えば、スキャナ情報ファイル52〜55にモデル情報として記憶されている情報を読み出す。モデル情報として記憶されている情報とは、例えば、モデル情報であることを示すタグが付けられている情報である。
OS41は、読み出した情報をミドルウェア50に渡し、ミドルウェア50は、OS41から渡された情報を通信IF14を介してPC6に送信する。スキャンアプリ46は、ミドルウェア50から送信された情報を、PC6の通信IFを介して受信し、受信した情報に基づいて、スキャナ選択のための選択肢をユーザIF63に表示する。この結果、スキャナ選択の選択肢として、スキャナ情報ファイル52〜55にモデル情報として記憶されている情報が表示される。
従来のシステムでは、システム内に同じモデルのスキャナが複数ある場合には、モデル情報として連番が付され、例えば「モデルA(1)」、「モデルA(2)」、といったように、番号によって個々のスキャナが区別される場合があった。このようなモデル情報が選択肢として表示された場合、各スキャナと番号との対応が分かり難く、スキャナの選択が困難であった。
本形態のスキャンシステム100では、OS41に読み出されてスキャナ選択の選択肢として用いられる情報として、対応するスキャナ2〜5を識別しやすい名称をスキャナ情報ファイル52〜55に記憶させる。例えば、スキャンシステム100の管理者が、任意に設定したスキャナ名を、モデル情報として記憶させる。管理者は、例えば、各スキャナの設置場所を示す名称を、スキャナ名として設定しても良く、その場合、スキャナ選択の際の選択肢として、各設定場所の名称が表示される。なお、モデル情報としてスキャナ名を記憶させる場合、各スキャナのモデル情報を、各スキャナ情報ファイル52〜55中に、スキャナ名と合わせて記憶させても良いし、スキャナ名とは別に記憶させても良い。スキャナ名とは別に記憶されたモデル情報は、スキャナ選択の選択肢として用いられなくても良い。スキャナ名は、デバイス名の一例である。
例えば、スキャナA2のスキャナ名として「RoomA」、スキャナB3のスキャナ名として「RoomB」、スキャナC4のスキャナ名として「RoomC」、スキャナD5のスキャナ名として「RoomD」が設定されていれば、PC6では、例えば、図2に示すように、スキャナの選択肢としてこれらのスキャナ名が表示される。スキャナ2〜5に同じモデルのものが含まれているとしても、それぞれの設置場所を示すスキャナ名で表示されることで、スキャナを選択するユーザにとって、スキャナとスキャナ名とを容易に結びつけることができ、識別しやすい。
本形態のスキャンシステム100では、例えば、PC6にて実行中のスキャンアプリ46にて、表示させたスキャナ名の一覧からスキャナの選択を受け付けた後、さらにスキャンの実行指示を受け付けた場合、PC6は、サーバ1にスキャンの実行指示の情報を送信する。サーバ1は、受信した情報に基づいて、指定されたスキャナに対応するスキャナドライバを実行させ、スキャナドライバを介して、指定されたスキャナを送信対象としてスキャンの実行指示を送信する。スキャンの実行指示は、画像処理指示の一例である。
次に、本形態のスキャンシステム100の構築方法について説明する。スキャナ2〜5の納入技術者やシステムの管理者等は、スキャナ2〜5の導入に際して、スキャンシステム100の構築のための手順を実行する。システム構築のための手順には、スキャナ名の情報を含むデバイスリストを作成するリスト作成手順と、作成したデバイスリストに基づいてサーバ1にスキャナドライバやスキャナ情報ファイルを構成するインストール手順と、が含まれる。なお、以下では、システム構築のための各手順を実行するユーザを、前述したPC6やPC7のユーザと区別して、「設営者」とする。設営者は、スキャンシステム100の管理者であっても良いし、スキャナ2〜5の販売者であっても良い。
まず、リスト作成手順について説明する。設営者は、例えば、図3に示すように、システム構築のためのPC8を、構築するスキャンシステム100に含める予定の全てのスキャナ、すなわち、スキャナ2〜5に接続し、PC8にてリスト作成手順を実行する。PC8は、情報処理装置の一例である。なお、PC8は、スキャンシステム100を構成するPC6、7やサーバ1(図1参照)でも良いし、スキャンシステム100に含まれない設営者のPCであっても良い。サーバ1とは別のPC8にてリスト作成手順を実行する場合、サーバ1とPC8とは接続されていなくても良い。つまり、リスト作成手順は、スキャンシステム100とは別の環境で実施することができる。
PC8は、図3に示すように、CPU81と、メモリ82と、を含むコントローラ80を備えている。また、PC8は、ユーザIF83と、通信IF84と、を備え、これらがコントローラ80に電気的に接続されている。PC8が備える各電気的構成は、サーバ1について説明したものと同様のものである。
PC8のメモリ82には、図3に示すように、OS91と、一括展開ツール92と、が記憶される。OS91は、サーバ1のOS41と同様のものである。なお、図3中に破線で示すデバイスリスト93は、リスト作成手順において一括展開ツール92を実行することで作成されるファイルであり、この手順の開始時にはまだ作成されていない。
一括展開ツール92は、複数のデバイスを備えるシステムにて、複数のデバイスを一括して管理するためのアプリである。一括展開ツール92は、第2のアプリケーションの一例である。一括展開ツール92を使用することで、設営者は、例えば、複数のローカル接続またはネットワーク接続のスキャナを、迅速かつ簡単に管理できる。
次に、リスト作成手順およびインストール手順について、フローチャートを参照して説明する。なお、以下の処理およびフローチャートの各処理ステップは、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU11、81の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、CPU11、81の処理を表している。CPU11、81による処理は、PC1、8のOSのAPIを用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、OSの記載を省略して各プログラムの動作を説明する。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記載は、「プログラムBがOSのAPIを用いてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。また、プログラムに記述された命令に従ったCPU11、81の処理を、省略した文言で記載することがある。例えば、「CPU11(81)が行う」のように記載することがある。また、プログラムに記述された命令に従ったCPU11、81の処理を、「プログラムAが行う」のようにCPUを省略した文言で記載することがある。
なお、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPU11、81が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPU11(81)がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「要求する」、「指示する」とは、要求していることを示す情報や、指示していることを示す情報を相手に出力することを示す概念である。また、要求していることを示す情報や指示していることを示す情報のことを、単に、「要求」、「指示」とも記載する。
また、CPU11、81による、情報Aは事柄Bであることを示しているか否かを判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか否かを判断する」のように概念的に記載することがある。CPU11、81による、情報Aが事柄Bであることを示しているか、事柄Cであることを示しているか、を判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか事柄Cであるかを判断する」のように概念的に記載することがある。
以下、リスト作成手順の一例として、本形態の一括展開ツール92による一括展開処理の手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。この一括展開処理は、PC8にて一括展開ツール92が起動されたことを契機に、PC8のCPU81にて実行される。
一括展開処理では、CPU81は、通信IF84を介して、PC8に接続されている全てのスキャナを検索し(S101)、各スキャナからモデル情報等の各種の情報を取得する。さらに、CPU81は、取得した各スキャナの情報を、ユーザIF83に一覧表示させる(S102)。本形態では、スキャナ2〜5がPC8に接続されている状態で、設営者が一括展開ツール92を起動させることから、S101では、スキャナ2〜5が検索され、S102では、スキャナ2〜5の情報が表示される。
一括展開ツール92は、例えば、図5にその一部分の例を示すように、PC8に接続されている複数のスキャナを一覧表示する一覧画面110を表示させる。この一覧画面110には、検索された全てのスキャナについて、スキャナから取得した各種の情報を表示する欄と、スキャナに関する各種の情報の入力を受け付ける欄と、が含まれる。スキャナから取得した情報は、例えば、IPアドレス、MACアドレス、シリアルナンバー、モデル情報、である。スキャナから取得した情報には、個々のスキャナを識別する情報が含まれる。また、入力を受け付ける各種の情報には、例えば、スキャナ名、デバイスパスワード、ロケーション情報がある。なお、一覧画面110には、全ての情報が表示されるとは限らない。
シリアルナンバーは、後述する統合インストーラ51が個々のスキャナを識別するために用いる情報である。シリアルナンバーは、デバイス情報の一例である。なお、統合インストーラ51が個々のスキャナを識別するために用いる情報は、MACアドレスであっても良い。また、一括展開ツール92を実行する環境と、統合インストーラ51を実行する環境とで、同じネットワークアドレスを用いる場合には、統合インストーラ51が個々のスキャナを識別するために用いる情報は、IPアドレスであっても良い。
スキャナ名は、例えば、PC6やPC7のユーザにとってスキャナを識別しやすいように、設営者によって設定されるスキャナの愛称である。ロケーション情報は、例えば、PC6やPC7のユーザにとってスキャナの設置場所を認識しやすいように、設営者によって設定されるテキストである。なお、設営者は、スキャナの設置場所を認識しやすいようにスキャナ名を設定しても良いし、スキャナの愛称をロケーション情報に設定しても良い。
本形態の一括展開ツール92による一覧画面110には、例えば、図5(A)に示すように、スキャナ名の入力欄111と、送信設定ボタン112と、送信ボタン113と、プログラムの指定欄114と、が含まれる。スキャナ名の入力欄111は、各スキャナについてそれぞれスキャナ名の入力を受け付ける欄である。送信設定ボタン112は、ファイル送信の詳細設定を受け付けるボタンである。送信ボタン113は、各スキャナに情報を送信する指示を受け付けるボタンである。
本形態の一括展開ツール92は、スキャナ2〜5に対応するスキャナドライバだけでなく、サーバ1にインストールさせる他のプログラムの指定を受け付ける。プログラムの指定欄114は、他のプログラムの指定を受け付ける欄である。他のプログラムは、スキャナ2〜5を利用するプログラムであって、例えば、スキャンアプリ、スキャナを管理する管理アプリ、スキャナだけでなくプリンタや複合機を合わせて管理する統合管理アプリ、スキャナが生成したスキャンデータを編集する編集アプリ、である。編集アプリは、スキャナが生成したスキャンデータを、プリンタに印刷させるために編集するアプリであっても良い。他のプログラムは、第3のアプリケーションの一例である。
なお、CPU81は、プログラムの指定欄114にて指定可能なプログラムを、各スキャナのモデル情報が示すモデルにて対応可能なプログラムに限定しても良い。また、CPU81は、スキャナ2〜5から、当該スキャナが対応可能なプログラムを示す情報を取得し、プログラムの指定欄114にて指定可能なプログラムを、その情報が示すプログラムに限定しても良い。
プログラムの指定欄114では、CPU81は、指定されたプログラムごとにさらに、関連データの指定を受け付ける。関連データは、例えば、そのプログラムをサーバ1にインストールする際に使用される情報である。関連データは、例えば、プログラムの指定欄114に指定されたプログラムに設定する初期設定の情報、プログラムの指定欄114に指定されたプログラムに関連させてスキャナ2〜5に設定するスキャナ2〜5の環境設定情報、である。
そして、CPU81は、ユーザIF83を介して、表示中の一覧画面110へのスキャナ名等の情報の入力を受け付ける(S103)。CPU11は、スキャナ名の入力を受け付けた場合、入力されたスキャナ名を入力欄111に表示させる。また、CPU11は、プログラムの指定欄114にてインストール対象のプログラムの指定を受け付けた場合、そのプログラムの関連データの入力をさらに受け付ける。
CPU81は、一覧画面110にてファイル保存の指示を受け付けたか否かを判断する(S104)。一括展開ツール92は、例えば、送信設定ボタン112への操作を受け付けると、図5(B)に示すように、「プロファイルの保存」を含むメニューを表示し、表示中の一覧画面110に含まれる情報をファイルに保存する指示を受け付ける。
ファイル保存の指示を受け付けたと判断した場合(S104:YES)、CPU81は、一覧画面110として表示中の情報をCSVファイル又はZIPファイルとして保存することで、デバイスリスト93を作成する(S105)。デバイスリスト93は、リストの一例である。デバイスリスト93の保存場所として、例えば、PC8のメモリ82が指定されていれば、図3に示したように、メモリ82にデバイスリスト93が作成される。
デバイスリスト93は、後述する統合インストーラ51によって参照されるリストである。CPU81は、例えば、統合インストーラ51がアクセスするメモリの場所を示す情報を取得し、その情報によって示される場所にデバイスリスト93を保存しても良い。また、デバイスリスト93の保存場所は、メモリ82に限らず、例えば、USBメモリやCD、DVD等の着脱可能な記億部材でも良いし、サーバ1やクラウドサーバ等の外部装置に送信して保存させても良い。また、CPU81は、デバイスリスト93のみではなく、デバイスリスト93を組み込んだ統合インストーラを生成し、生成した統合インストーラを保存しても良い。その場合、統合インストーラでは、自身に組み込まれたデバイスリストを処理に用いることができる。
デバイスリスト93の一例を図6に示す。デバイスリスト93には、1つのスキャナに関する情報のまとまりを1レコードとして、複数のスキャナに関する情報を書き込むことが可能である。図6の例では、構築するスキャンシステム100に含める予定のスキャナ2〜5について、1レコードを1行に表している。1レコードには、統合インストーラ51が各スキャナを識別するために用いる情報(例えば、シリアルナンバー)と、PC6やPC7のユーザにとってスキャナを識別しやすくするための情報(例えば、スキャナ名)と、が関連付けて記憶される。また、図6では省略しているが、一括展開ツール92がスキャナから取得した各種の情報や、一覧画面110を介して受け付けた各種の情報も、統合インストーラ51が各スキャナを識別するために用いる情報と、PC6やPC7のユーザにとってスキャナを識別しやすくするための情報とに関連付けて、デバイスリスト93に書き込まれる。
なお、一覧画面110のプログラムの指定欄114にて指定された情報のうち、プログラムを識別する情報(例えば、プログラム名)、及び、プログラムに設定する初期設定の情報は、デバイスリスト93のレコードに書き込まれる。一方、プログラムの指定欄114に指定されたプログラムに関連させてスキャナ2〜5に設定するスキャナ2〜5の環境設定情報は、スキャナ2〜5に送信する情報であり、デバイスリスト93のレコードには書き込まれない。
S105の後、または、ファイル保存の指示を受け付けていないと判断した場合(S104:NO)、CPU81は、送信ボタン113への操作によって、送信の指示を受け付けたか否かを判断する(S106)。送信の指示を受け付けたと判断した場合(S106:YES)、CPU81は、表示中の情報を各スキャナに送信する(S107)。CPU81は、S102にて各スキャナから取得した情報(例えば、MACアドレス、IPアドレス)を用いて、各スキャナに情報を送信する。
例えば、一覧画面110にてスキャナ名の情報やロケーション情報が入力されていれば、S107では、CPU81は、各スキャナに対して、対応する情報を送信する。各スキャナは、自身に設定されたスキャナ名の情報やロケーション情報を受信して、自装置のメモリに記憶する。これにより、各スキャナは、例えば、自装置への操作に応じて、設定されたスキャナ名の情報やロケーション情報を自装置のユーザIFに表示できる。各スキャナに情報が表示されることで、PC6やPC7のユーザは、個々のスキャナをより識別しやすい。
また、例えば、一覧画面110にてインストール対象のプログラムが指定され、そのプログラムの関連データとして、スキャナ2〜5に設定する情報(例えば、環境設定情報)が入力されていれば、S107では、その情報を当該スキャナに送信する。各スキャナは、情報を受信した場合、当該プログラムと関連付けて自装置に記憶する。各スキャナは、当該プログラムから自装置が利用される際に、記憶している情報を用いた処理を行う。各スキャナは、例えば、受信した情報に従って、自装置の環境設定(例えば、環境パラメータの設定)を行う。
送信の指示を受け付けていないと判断した場合(S106:NO)、CPU81は、終了の指示を受け付けたか否かを判断する(S108)。終了の指示は、例えば、一覧画面110を閉じる指示により受け付け、CPU81は、終了の指示を受け付けた場合、スキャナへの情報の送信を行わずに一括展開処理を終了する。
終了の指示を受け付けていないと判断した場合(S108:NO)、CPU81は、S103に戻り、各情報の入力や各種の指示を受け付ける。S107の後、または、終了の指示を受け付けたと判断した場合(S108:YES)、CPU81は、一括展開処理を終了する。
次に、インストール手順について説明する。インストール手順は、前述した一括展開処理のS105にて作成されたデバイスリスト93を利用して、図1に示したような各種のプログラムやデータを、サーバ1に組み込むための手順である。本形態では、図7に示すように、サーバ1のメモリ12に統合インストーラ51とデバイスリスト93とが組み込まれ、サーバ1とスキャナ2〜5とが接続された状態で、統合インストーラ51を利用して各種のプログラムをインストールする手順について説明する。
統合インストーラ51は、スキャナに関する各種のプログラムをサーバ1にインストールする指示を、複数のスキャナ及び複数のプログラムについて、まとめて受け付けるアプリである。図7では、スキャナドライバ用インストーラ511と、スキャンアプリ用インストーラ512とを含む統合インストーラ51を示しているが、統合インストーラ51にてインストールを実行させるプログラムは、これらに限らず、設営者の指示に応じてクラウド等からサーバ1に取り込まれる。例えば、対象の装置がスキャンだけでなく印刷も可能な装置であれば、印刷に関するプログラムのインストーラも含まれていても良い。
本形態の統合インストーラ51によるインストール処理の手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。このインストール処理は、サーバ1にて統合インストーラ51が起動されたことを契機に、サーバ1のCPU11にて実行される。なお、本形態の統合インストーラ51は、構築するスキャンシステム100に含める予定の全てのスキャナ、すなわち、スキャナ2〜5の全てに対応するプログラムである。インストール対象のスキャナに複数のモデルが含まれていれば、各モデルに対応する統合インストーラが組み込まれても良く、その場合は、各統合インストーラを順に実行すればよい。
インストール処理では、CPU11は、デバイスリスト93を読み込み(S201)、インストール対象の各スキャナに関する情報を取得する。CPU11は、前述した一括展開ツール92にて保存されたデバイスリスト93の保存場所を示す情報を取得して、デバイスリスト93を読みこむ。予め統合インストーラ51がアクセスするメモリの情報を一括展開ツール92に取得させている場合には、統合インストーラ51は、その場所からデバイスリスト93を取得できる。
また、デバイスリスト93がPC8のメモリ82に記憶されている場合、例えば、図7に破線で示すように、PC8とサーバ1とが通信可能に接続されれば、統合インストーラ51は、PC8からデバイスリスト93を取得できる。あるいは、着脱可能な記億部材やクラウドサーバ等を介して、デバイスリスト93を読み込んでも良い。保存場所を示す情報は、フォルダのパスやウェブページのアドレスであっても良い。また、一括展開ツール92がデバイスリスト93を含む統合インストーラ51を生成した場合には、統合インストーラ51は、自身に含まれるデバイスリスト93から情報を取得できる。
CPU11は、通信IF14を介して、サーバ1に接続されている全てのスキャナを検索する(S202)。そして、CPU11は、S202にて検索されたスキャナの情報と、S201にて取得したデバイスリスト93の情報とを、ユーザIF13に一覧表示させる(S203)。本形態では、図7に示したように、サーバ1にスキャナ2〜5が接続されていることから、S203では、スキャナ2〜5の情報が表示される。
統合インストーラ51は、例えば、図9にその一部分の例を示すように、サーバ1に接続されている複数のスキャナの情報を一覧表示する一覧画面120を表示させる。CPU11は、工場出荷時からスキャナに設定されている情報(例えば、シリアルナンバー、MACアドレス)、前述した一括展開処理のS107にてスキャナに送信した情報を、スキャナから取得する。また、CPU11は、一括展開処理にてデバイスリスト93に書き込まれた情報(例えば、シリアルナンバー、スキャナ名、ロケーション情報、プログラム名)を、デバイスリスト93から取得する。CPU11は、両方から読み出した情報を、共通する情報(例えば、シリアルナンバー)に基づいて対応付け、一覧画面120に表示させる。統合インストーラ51による一覧画面120には、例えば、図9に示すように、インストールの実行指示を受け付けるインストールボタン122と、キャンセル指示を受け付けるキャンセルボタン123と、が含まれる。
なお、スキャナドライバ等のプログラムのインストールは、対象とするスキャナごとに行う必要がある。統合インストーラ51では、一覧表示させた各スキャナに対応する全てのスキャナドライバを自動的にインストールしても良いし、インストールの対象とするスキャナの指定を受け付けても良い。また、CPU11は、さらに、デバイスリスト93から取得したプログラム情報に基づいて、インストールするプログラムの指定を受け付ける欄を一覧画面120に表示させても良い。CPU11は、例えば、デバイスリスト93から読み出したプログラム名をチェックボックスと共に表示させ、チェックの入っているプログラムをインストールするとしても良い。例えば、まずチェックの入っている状態で表示させ、チェックを外す操作を受け付けたら、そのプログラムのインストールは行わないとしても良い。
CPU11は、インストールボタン122への操作によって、インストールの実行指示を受け付けたか否かを判断する(S204)。実行指示を受け付けていないと判断した場合(S204:NO)、CPU11は、キャンセルボタン123への操作によって、統合インストーラ51の処理の終了指示を受け付けたか否かを判断する(S205)。終了指示を受け付けていないと判断した場合(S205:NO)、CPU11は、S204に戻って、インストールの実行指示または終了指示を受け付けるまで待機する。
インストールの実行指示を受け付けたと判断した場合(S204:YES)、CPU11は、指定されたスキャナに対応するスキャナドライバ用インストーラ511(図7参照)によるインストールを実行させる(S206)。例えば、指定されたスキャナがスキャナA2であれば、図1に示したスキャナドライバA42がインストールされる。統合インストーラ51は、インストール対象として複数のスキャナが指定された状態でインストールの実行指示を受け付けた場合、指定された各スキャナについて順にそれぞれ指定されたプログラムをインストールする。
そして、CPU11は、S201にて読み出したデバイスリスト93から、S206でのインストールの対象となったスキャナのスキャナ名を取得する(S207)。デバイスリスト93に記憶されているスキャナ名は、一括展開処理のS103にて入力を受け付けた名称である。なお、一覧画面120にてスキャナ名の編集を受け付けても良い。
CPU11は、指定されたスキャナに対応するスキャナ情報ファイルを作成して(S208)、作成したファイルのモデル情報として、S207にて取得したスキャナ名を書き込む(S209)。これにより、例えば、指定されたスキャナがスキャナA2であれば、図1に示したスキャナ情報ファイルA52が作成され、そのモデル情報として、スキャナA2に付けられた名称であるスキャナ名が記憶される。なお、前述したように、スキャナ情報ファイルA52のモデル情報は、OS41によるスキャナ検索の際に参照される。
CPU11は、さらに、一覧画面120にてスキャナドライバ以外にインストールする他のプログラムが指定されている場合、他のプログラムのインストールを実行する(S210)。そして、CPU11は、指定されたスキャナにスキャナ名の情報を送信する(S211)。なお、一括展開処理のS107にてスキャナ名の情報をスキャナに送信済みであれば、S211は無くてもよい。あるいは、送信済みであるか否かに関わらず、S211ではCPU11はスキャナ名を送信し、スキャナに強制的に上書きさせるとしても良い。
CPU11は、指定された全てのスキャナについて、プログラムのインストールとスキャナ情報ファイルの作成とが終了したか否かを判断する(S212)。終了していないと判断した場合(S212:NO)、CPU11は、S206に戻り、次のスキャナについて同様の処理を実行する。全てのスキャナについての処理が終了したと判断した場合(S212:YES)、または、終了指示を受け付けたと判断した場合(S205:YES)、CPU11は、インストール処理を終了する。
スキャナ2〜5の全てについてのインストールを実行した場合、図1に示したように、サーバ1は、スキャナドライバ42〜45がインストールされ、スキャナ情報ファイル52〜55がメモリ12に記憶された状態となる。従って、例えば、PC6やPC7のユーザによるスキャナ検索指示に応じて、サーバ1のOS41は、スキャナ情報ファイル52〜55のモデル情報として記憶されている情報であるスキャナ名の情報を返す。これにより、PC6やPC7のユーザは、表示されるスキャナ名に基づいて、スキャナを選択できる。
以上、詳細に説明したように、本形態のスキャンシステム100によれば、サーバ1は、スキャナ2〜5のスキャナドライバ42〜45のインストール時に、スキャナ2〜5に任意に設定されたスキャナ名を取得し、取得したスキャナ名をスキャナ2〜5に対応付けてスキャナ情報ファイル52〜55に書き込む。その後、ミドルウェア50からスキャナの検索指示があった場合、OS41によってスキャナ情報ファイル52〜55が参照され、記憶されているスキャナ名がOS41からミドルウェア50に渡される。これにより、ミドルウェア50に検索指示を渡したアプリではスキャナ名が表示され、ユーザは、スキャナ名によってスキャナを選択できる。従って、例えば、スキャナ名として、スキャナが設置されている場所や部署名を設定することで、スキャナのモデル名が表示される場合と比較して、操作性の良いシステムが実現されている。
さらに、本形態では、あらかじめスキャナ名が書き込まれたデバイスリスト93を作成しておき、サーバ1でのインストール処理の際、そのデバイスリスト93を読み出してスキャナ名を取得するので、インストール時にスキャナ名を入力する手間を省くことができる。特に、本形態では、サーバ1とは別のPC8にて一括展開処理を実行させ、あらかじめデバイスリスト93を作成できるので、例えば、サーバ1に取得させるスキャナ名の入力をサーバ1が設置されていない環境で事前に行うことができ、サーバ1でのインストール作業が容易になる。さらに、1つのデバイスリスト93に複数のスキャナのスキャナ名を入力できるので、インストール時の手間が少ない。
また、本形態では、一括展開処理にてスキャナを検索し、実際に検索されたスキャナの識別情報をデバイス名と関連付けてリストに書き込むことで、同じモデルのスキャナを複数含むシステムであっても、システムの構築が容易になる。例えば、スキャナ2〜5の納入前に一括展開処理をディーラーや本社などで実施し、設営者の指示に基づいて、各スキャナのスキャナ名をデバイスリスト93に書き込んでおけば、納入先のオフィス等では、オフィスの管理者が各スキャナをサーバ1に繋いでインストールの実行を指示するだけでスキャナが利用可能になる。
また、本形態では、設定されたスキャナ名をそのスキャナ名に対応するスキャナに送信して記憶させる。これにより、各スキャナは、スキャナ名の送信要求に対するスキャナ名の応答、ユーザの指示に基づく自装置のスキャナ名の表示等を行うことができる。従って、各スキャナを利用するユーザは、スキャナの選択肢として表示されたスキャナ名と、スキャナに表示されるスキャナ名とを見比べて、実行を指示したいスキャナを特定することが簡単になる。
また、本形態では、統合インストーラ51にて、デバイスドライバ以外のプログラムのインストールの指示も受け付ける。デバイスリスト93にインストール対象のプログラムの情報も書き込むことで、スキャナ2〜5を利用するスキャンシステム100の全体の構築が容易になる。また、インストール処理にて、インストール対象を選択できることで、サーバ1でのスキャナ2〜5に関するプログラムのインストールの自由度が高まる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本明細書に開示される技術は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、情報処理装置の一例は、PCに限らず、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータであっても良い。また、画像処理デバイスの一例は、スキャナに限らず、複合機、プリンタ、FAX装置、コンピュータミシン等、画像処理機能を備えるものであれば適用可能である。画像処理デバイスに対して画像処理を指示するための適切なプログラムは、各画像処理デバイスの種類や機能に応じたものであればよい。画像処理を指示するためのプログラムとしては、例えば、プリンタドライバ、スキャナドライバ、FAXドライバ、縫製指示プログラム、刺繍指示プログラム、がある。また、情報処理装置や画像処理デバイスの台数は、図1の例に限らない。
また、本形態では、スキャナ情報ファイル52〜55を作成して、そのモデル情報としてスキャナ名を記憶させるとしたが、ファイルの作成に限らず、OS41がデバイス検索に応答する際に用いる情報であればよい。例えば、OS41が参照するレジストリに書き込むことでスキャナ名を記憶させても良い。
また、本形態では、一括展開処理にてインストールするプログラムの指定を受け付けるとしたが、受け付けなくても良い。例えば、インストール処理では、指定されたスキャナに対応するスキャナドライバのみをインストールするとしても良い。また、スキャンアプリがサーバ1にインストールされる場合には、PC6やPC7には、スキャンアプリは無くても良い。
また、本形態では、指定されたプログラムに関連させてスキャナ2〜5に設定するスキャナ2〜5の環境設定情報は、スキャナ2〜5に送信する情報であって、デバイスリスト93には書き込まないとしたが、スキャナ2〜5に送信せずにデバイスリスト93に書き込んでも良い。その場合、例えば、統合インストーラ51は、デバイスリスト93から読み出した情報に基づいて、環境設定情報をスキャナに送信する。このようにしても、スキャナは、環境設定情報を受信して、自装置の環境を設定することができる。
また、本形態では、インストール処理にて、デバイスリスト93からスキャナ名の情報を取得するとしたが、一括展開処理にて各スキャナにスキャナ名の情報を記憶させた場合には、インストール処理では、サーバ1は、デバイスリスト93を読み込む代わりに、各スキャナからスキャナ名の情報を取得しても良い。あるいは、サーバ1は、インストール処理にて、デバイスリスト93を読み込む代わりに、ユーザによるスキャナ名の入力を受け付けても良い。
また、本形態では、一括展開ツール92と統合インストーラ51とが、個々のスキャナを識別する情報として、シリアルナンバーまたはMACアドレスを用いるとしたが、スキャナ名やロケーション情報を用いても良い。
また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 サーバ
6、7、8 PC
2、3、4、5 スキャナ
11、81 CPU
12 メモリ
13、83 ユーザIF
100 スキャンシステム

Claims (14)

  1. 複数の画像処理デバイスと、前記複数の画像処理デバイスと接続するサーバと、を有する画像処理システムにおいて、
    前記サーバでは、
    前記サーバに組み込まれたオペレーティングシステムプログラムによって、前記サーバのコンピュータがオペレーティングシステムとして機能し、前記サーバに組み込まれたアプリケーションプログラムによって前記サーバのコンピュータが第1のアプリケーションとして機能し、前記第1のアプリケーションは、画像処理を行わせる画像処理指示の送信対象とする画像処理デバイスを選択するための操作を受け付けた場合に、前記オペレーティングシステムに対して検索指示を出力し、前記オペレーティングシステムは、前記第1のアプリケーションが出力した前記検索指示に応じて、前記複数の画像処理デバイスそれぞれのモデル情報をモデル情報記憶領域から取得し、取得した前記複数の画像処理デバイスそれぞれのモデル情報を前記第1のアプリケーションに出力し、前記第1のアプリケーションは、前記オペレーティングシステムが出力した前記複数の画像処理デバイスそれぞれのモデル情報を、画像処理指示の送信対象とする画像処理デバイスの選択肢として表示するために出力し、前記モデル情報記憶領域は、前記複数の画像処理デバイスそれぞれのモデル情報を記憶するために前記オペレーティングシステムによって管理される記憶領域であり、
    さらに前記サーバでは、
    前記サーバのコンピュータによってインストール処理が実行され、前記インストール処理において、前記コンピュータが、前記インストール処理の処理対象である画像処理デバイスに対して画像処理を指示するためのデバイス利用プログラムを前記サーバにインストールし、さらに前記処理対象である画像処理デバイスのデバイス名を取得し、取得した前記デバイス名を、前記処理対象である画像処理デバイスに対応する前記モデル情報記憶領域に前記デバイス利用プログラムと対応付けて書き込み、前記モデル情報記憶領域に前記デバイス名が書き込まれた後、前記第1のアプリケーションが前記検索指示を出力した場合、前記オペレーティングシステムが、前記第1のアプリケーションが出力した前記検索指示に応じて、前記モデル情報記憶領域に記憶された前記デバイス名を前記第1のアプリケーションに出力するようになり、
    前記第1のアプリケーションは、前記第1のアプリケーションが表示させた前記デバイス名を選択する操作を受け付けた後、画像処理の指示があった場合に、前記デバイス名に対応する前記デバイス利用プログラムを介して、前記デバイス名に対応する画像処理デバイスに対して画像処理を指示する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1に記載する画像処理システムにおいて、
    前記サーバは、
    前記インストール処理において、前記コンピュータが、インストール対象の画像処理デバイスに対応する前記デバイス名が書き込まれたリストを読み出し、読み出した前記リストから前記デバイス名を取得し、取得した前記デバイス名を、前記インストール対象の画像処理デバイスに対応する前記モデル情報記憶領域に前記デバイス利用プログラムと対応付けて書き込む、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項2に記載する画像処理システムにおいて、
    第2のアプリケーションが組み込まれた情報処理装置を有し、
    前記情報処理装置では、
    前記情報処理装置のコンピュータによって前記第2のアプリケーションの処理が実行され、前記第2のアプリケーションの処理において、前記情報処理装置のコンピュータが、前記サーバでの前記インストール処理にてインストール対象となる画像処理デバイスのデバイス情報を取得し、前記デバイス情報によって示される画像処理デバイスに対する前記デバイス名の入力を前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して受け付け、取得した前記デバイス情報と、受け付けた前記デバイス名と、が関連付けられて書き込まれた前記リストを作成し、前記サーバにおいて、前記インストール処理にてデバイス利用プログラムをインストールする際に、前記第2のアプリケーションによって作成された前記リストを読み出し、読み出した前記リストから前記デバイス情報に関連付けられた前記デバイス名を取得する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項3に記載する画像処理システムにおいて、
    前記情報処理装置では、
    前記第2のアプリケーションの処理において、前記情報処理装置のコンピュータが、複数の前記デバイス情報を取得し、前記デバイス名の入力を、前記デバイス情報ごとに前記ユーザインタフェースを介して受け付け、複数の前記デバイス情報が書き込まれた1つの前記リストを作成し、前記リストには、前記デバイス情報ごとに前記デバイス名が関連付けられ、
    前記サーバでは、
    前記インストール処理にてデバイス利用プログラムをインストールする際に、前記サーバのコンピュータが、前記インストール対象の画像処理デバイスのデバイス情報を取得し、取得した前記デバイス情報に対応する前記デバイス名を前記リストから取得する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項4に記載する画像処理システムにおいて、
    前記サーバでは、
    前記インストール処理において、前記サーバのコンピュータが、前記サーバと接続する画像処理デバイスを検索し、検索された個々の画像処理デバイスからデバイス情報を取得し、検索された個々の画像処理デバイスごとに、取得した前記デバイス情報に対応する前記デバイス名を前記リストから取得する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  6. 請求項4または請求項5に記載する画像処理システムにおいて、
    前記情報処理装置では、
    前記第2のアプリケーションの処理において、前記情報処理装置のコンピュータが、前記情報処理装置と接続する画像処理デバイスを検索し、検索された個々の画像処理デバイスから前記デバイス情報を取得し、検索された個々の画像処理デバイスに対応するデバイス名の入力を、前記ユーザインタフェースを介して受け付け、検索された個々の画像処理デバイスごとに、前記デバイス情報と前記デバイス名とが関連付けられた前記リストを作成する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  7. 請求項6に記載する画像処理システムにおいて、
    前記情報処理装置では、
    前記第2のアプリケーションの処理において、前記情報処理装置のコンピュータが、前記ユーザインタフェースを介して受け付けた前記デバイス名を、前記デバイス名に対応する前記画像処理デバイスに送信する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  8. 請求項5に記載する画像処理システムにおいて、
    前記サーバは、
    前記インストール処理にてデバイス利用プログラムをインストールする際に、前記サーバのコンピュータが、前記リストから取得した前記デバイス名を、前記デバイス名に対応する画像処理デバイスに送信する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  9. 請求項3から請求項8のいずれか1つに記載する画像処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記第2のアプリケーションの処理において、前記情報処理装置のコンピュータが、前記サーバにインストールさせるプログラムの指定と指定された前記プログラムに関する関連データの入力とを前記ユーザインタフェースを介して受け付け、指定された前記プログラムを示すプログラム情報を前記関連データと関連付けて前記リストに書き込み、
    前記サーバは、
    前記インストール処理において、前記サーバのコンピュータが、前記デバイス利用プログラム以外のプログラムであって前記画像処理デバイスを利用するプログラムである第3のアプリケーションのインストールも可能であり、読み出した前記リストに前記第3のアプリケーションを示す前記プログラム情報が書き込まれていた場合、前記第3のアプリケーションのインストールを、前記第3のアプリケーションを示す前記プログラム情報に関連付けられた前記関連データを用いて行う、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  10. 請求項9に記載する画像処理システムにおいて、
    前記情報処理装置では、
    前記第2のアプリケーションの処理において、前記情報処理装置のコンピュータが、前記画像処理デバイスが前記第3のアプリケーションから利用されるために必要な情報を、前記デバイス名に対応する前記画像処理デバイスに送信する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  11. 請求項3から請求項10のいずれか1つに記載する画像処理システムにおいて、
    前記情報処理装置では、
    前記第2のアプリケーションの処理において、前記情報処理装置のコンピュータが、前記画像処理デバイスが前記デバイス利用プログラムから利用されるために必要な情報を、前記デバイス名に対応する前記画像処理デバイスに送信する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  12. 請求項2から請求項11のいずれか1つに記載する画像処理システムにおいて、
    前記リストには、複数の画像処理デバイスのデバイス名を、各画像処理デバイスのデバイス情報と関連付けて書き込むことが可能であり、
    前記サーバは、
    前記インストール処理において、前記サーバのコンピュータが、前記リストに書き込まれた複数の前記デバイス情報に基づいてインストール対象となる画像処理デバイスの選択を受け付け、選択された画像処理デバイスに対応するデバイス利用プログラムをインストールし、インストール中、選択された画像処理デバイスに対応する前記デバイス名を前記リストから取得し、取得した前記デバイス名を、選択された画像処理デバイスに対応する前記モデル情報記憶領域に書き込む、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1つに記載する画像処理システムにおいて、
    前記サーバには、クライアント端末が接続され、
    前記サーバでは、
    前記サーバのコンピュータが、前記クライアント端末からの前記第1のアプリケーションへの前記検索指示を受け付け、
    前記クライアント端末では、
    前記クライアント端末のコンピュータが、前記第1のアプリケーションによって取得された前記デバイス名を、前記クライアント端末の表示デバイスに表示させ、
    前記サーバでは、
    前記第1のアプリケーションは、前記クライアント端末の表示デバイスに表示された前記デバイス名を前記クライアント端末において選択する操作を受け付けた後、画像処理の指示があった場合に、前記デバイス名に対応する前記デバイス利用プログラムを介して、前記デバイス名に対応する画像処理デバイスに画像処理を指示する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  14. サーバのコンピュータに、
    インストール対象の画像処理デバイスに対応するデバイス利用プログラムをインストールするインストール処理を実行させ、
    前記インストール処理では、前記インストール処理の処理対象である画像処理デバイスに対して画像処理を指示するための前記デバイス利用プログラムを前記サーバにインストールし、さらに前記処理対象である画像処理デバイスのデバイス名を取得し、取得した前記デバイス名を、前記処理対象である画像処理デバイスに対応するモデル情報記憶領域に前記デバイス利用プログラムと対応付けて書き込み、前記モデル情報記憶領域は、インストールされた画像処理デバイスそれぞれのモデル情報を記憶するために前記サーバのオペレーティングシステムによって管理される記憶領域であり、前記サーバでは、前記サーバに組み込まれたオペレーティングシステムプログラムによって、前記サーバのコンピュータが前記オペレーティングシステムとして機能するものであり、前記サーバに組み込まれたアプリケーションプログラムによって前記サーバのコンピュータが第1のアプリケーションとして機能するものであり、前記モデル情報記憶領域に前記デバイス名が書き込まれた後、前記第1のアプリケーションが前記オペレーティングシステムに検索指示を出力した場合、前記モデル情報記憶領域に記憶された前記デバイス名が前記オペレーティングシステムから前記第1のアプリケーションに出力され、前記第1のアプリケーションは、前記オペレーティングシステムから出力された前記デバイス名を、画像処理を行わせる画像処理指示の送信対象とする画像処理デバイスの選択肢として表示するために出力し、さらに前記第1のアプリケーションは、前記第1のアプリケーションが表示させた前記デバイス名を選択する操作を受け付けた後、画像処理の指示があった場合に、前記デバイス名に対応する前記デバイス利用プログラムを介して、前記デバイス名に対応する画像処理デバイスに画像処理を指示する、
    ことを特徴とするデバイス利用プログラムのインストーラ。
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JP2011160343A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Ricoh Co Ltd 画像処理システム、画像入力装置、表示管理装置、画像処理システムの制御方法及び制御プログラム

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