JP2021118126A - 照明装置、天井パネル及びシステム天井 - Google Patents

照明装置、天井パネル及びシステム天井 Download PDF

Info

Publication number
JP2021118126A
JP2021118126A JP2020011826A JP2020011826A JP2021118126A JP 2021118126 A JP2021118126 A JP 2021118126A JP 2020011826 A JP2020011826 A JP 2020011826A JP 2020011826 A JP2020011826 A JP 2020011826A JP 2021118126 A JP2021118126 A JP 2021118126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting device
main body
ceiling
ceiling panel
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020011826A
Other languages
English (en)
Inventor
重次 住山
Shigeji Sumiyama
重次 住山
芳朗 後藤
Yoshiro Goto
芳朗 後藤
和仁 森脇
Kazuhito Moriwaki
和仁 森脇
敦史 今井
Atsushi Imai
敦史 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2020011826A priority Critical patent/JP2021118126A/ja
Publication of JP2021118126A publication Critical patent/JP2021118126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】意匠性の向上を図る。【解決手段】照明装置1は、天井パネル3と、天井パネル3に取り付けられるLEDモジュール20とを備えている。天井パネル3は、板状の本体30と、透光性を有して本体30の一部を覆う透光部31とを有している。本体30は、照明空間と対向する対向面300に一つ以上の開口部301を有している。透光部31は、一つ以上の開口部301を含む対向面300を覆うように本体30に取り付けられている。LEDモジュール20は、本体30に取り付けられて開口部301及び透光部31を通して照明空間に光を照射する。【選択図】 図2

Description

本開示は、照明装置、天井パネル及びシステム天井に関する。より詳細には、本開示は、天井パネルなどの造営材を含む照明装置、前記照明装置に含まれる造営材である天井パネル、及び前記照明装置を有するシステム天井に関する。
特許文献1には、クリーンルーム用の天井パネル及び天井設備機器の取付構造が開示されている。特許文献1記載の取付構造は、天井パネルと、天井設備機器である照明機器を備える。照明機器は、方形状に形成される取付枠を介して天井パネルに取り付けられている。天井パネルの下面には、取付枠及び照明機器の一部が露出している。
特開平11−324211号公報
ところで、天井パネルなどの造営材に照明機器が設けられた場合、特に消灯時に照明機器を目立ちにくくすることが望まれている。しかしながら、特許文献1に記載されている従来例の構成では、照明機器が目立ってしまうために意匠性の低下を招く可能性があった。
本開示の目的は、意匠性の向上を図ることができる照明装置、天井パネル及びシステム天井を提供することである。
本開示の一態様に係る照明装置は、造営材と、前記造営材に取り付けられる光源とを備えている。前記造営材は、板状の本体と、透光性を有して前記本体の一部を覆う透光部とを有している。前記本体は、照明空間と対向する対向面に一つ以上の開口部を有している。前記透光部は、前記一つ以上の開口部を含む前記対向面を覆うように前記本体に取り付けられている。前記光源は、前記本体に取り付けられて前記開口部及び前記透光部を通して前記照明空間に光を照射する。
本開示の一態様に係る天井パネルは、板状に形成され、照明空間と対向する対向面に一つ以上の開口部を有して光源を支持する本体と、透光性を有して前記一つ以上の開口部を含む前記対向面を覆うように前記本体に取り付けられる透光部とを備えている。前記天井パネルは、前記光源から放射される光を、前記開口部及び前記透光部を通して前記照明空間に照射する。
本開示の一態様に係るシステム天井は、複数の天井パネルを有している。前記複数の天井パネルは、前記天井パネルを一つ以上含む。
本開示の照明装置、天井パネル及びシステム天井は、意匠性の向上を図ることができるという効果がある。
図1は、本開示の実施形態に係る照明装置及び天井パネルの平面図である。 図2は、同上の照明装置及び天井パネルの一部省略した断面図である。 図3は、同上の照明装置及び天井パネルの斜視図である。 図4は、本開示の実施形態に係るシステム天井、照明装置及び天井パネルの斜視図である。 図5は、同上のシステム天井の要部の断面図である。 図6は、同上の照明装置の変形例1の一部省略した断面図である。 図7は、同上の照明装置の変形例2の平面図である。 図8は、同上の変形例2の照明装置を含むシステム天井の斜視図である。 図9は、同上の照明装置の変形例3の平面図である。 図10Aは、同上の照明装置の他の変形例の平面図である。図10Bは、同上の照明装置の更に他の変形例の平面図である。図10Cは、同上の照明装置の別の変形例の平面図である。
以下、本開示の実施形態に係る照明装置1、天井パネル3及びシステム天井6について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさ及び厚さのそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態で説明する構成は本開示の一例にすぎない。本開示は、以下の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(1.実施形態に係る照明装置の概要)
実施形態に係る照明装置1(以下、照明装置1と略す。)は、造営材(実施形態に係る天井パネル3)と、実施形態に係る天井パネル3(以下、天井パネル3と略す。)に取り付けられる光源(LEDモジュール20)を備えている(図1−図4参照)。天井パネル3は、板状の本体30と、透光部31とを有している。本体30は、照明空間と対向する対向面300(下面)に一つ以上の開口部301を有している。透光部31は、一つ以上の開口部301を含む対向面300を覆うように本体30に取り付けられている。LEDモジュール20は、本体30に取り付けられて開口部301及び透光部31を通して照明空間に光を照射する。
しかして、照明装置1は、天井パネル3の本体30の対向面300を透光部31で覆うことにより、LEDモジュール20の消灯時においても本体30の開口部301を目立ちにくくして意匠性の向上を図ることができる。
(2.実施形態に係る天井パネルの概要)
天井パネル3は、板状に形成された本体30と、透光部31とを備える。本体30は、照明空間と対向する対向面300に一つ以上の開口部301を有してLEDモジュール20を支持する。透光部31は、透光性を有して一つ以上の開口部301を含む対向面300を覆うように本体30に取り付けられる。天井パネル3は、LEDモジュール20から放射される光を、開口部301及び透光部31を通して照明空間に照射する。
しかして、天井パネル3は、本体30の対向面300を透光部31で覆うことにより、LEDモジュール20の消灯時においても本体30の開口部301を目立ちにくくして意匠性の向上を図ることができる。
(3.実施形態に係るシステム天井の概要)
実施形態に係るシステム天井6(以下、システム天井6と略す。)は、複数の天井パネルを有している。複数の天井パネルは、一つ以上の天井パネル3を含んでいる。
しかして、システム天井6は、天井パネル3の本体30の対向面300を透光部31で覆うことにより、LEDモジュール20の消灯時においても本体30の開口部301を目立ちにくくして意匠性の向上を図ることができる。
(4.照明装置、天井パネル及びシステム天井の構成)
(4−1.照明装置の構成)
照明装置1は、光源ユニット2を備えている(図2−図4参照)。光源ユニット2は、LEDモジュール20、電源回路21及び筐体22を有する(図2参照)。
LEDモジュール20は、長尺の長方形の基板200と、基板200の実装面(下面)に実装された複数個のLED201とを有する。基板200は、プリント配線板である。複数個のLED201のそれぞれは、例えば、照明用白色LEDである。ただし、複数個のLED201は、相対色温度の異なる複数種類の照明用白色LEDを含んでいても構わない。例えば、複数個のLED201は、電球色のLEDと昼光色のLEDを含んでいてもよい。また、LEDに代えて、有機エレクトロルミネッセンス素子を光源としても構わない。複数個のLED201は、基板200の実装面において、基板200の長手方向に沿ってほぼ等間隔に並ぶように実装されている。
電源回路21は、プリント配線板210に種々の回路部品211が実装されたプリント回路で構成されている(図2参照)。電源回路21は、例えば、力率改善回路、降圧チョッパ回路(定電流回路)などを備えることが好ましい。電源回路21は、電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力をLEDモジュール20に供給することによってLEDモジュール20を点灯させる。ただし、電源回路21の前記回路構成は一例に過ぎず、前記回路構成に限定されない。
筐体22は、底壁220、一対の第1側壁221及び一対の第2側壁222を有して長尺の箱状に形成されている(図2参照)。底壁220は、長尺の長方形状に形成されている。一対の第1側壁221はそれぞれ、長尺の長方形状に形成されている。一対の第1側壁221はそれぞれ、底壁220の長手方向に沿った一対の側辺から一つずつ下向きに突出している。一対の第2側壁222はそれぞれ、長方形状に形成されている。一対の第2側壁222はそれぞれ底壁220と一対の第1側壁221の長手方向の両端に一つずつ結合されている。なお、筐体22は、金属等の熱の良導体で形成されることが好ましい。
一対の第1側壁221のそれぞれの内側面に、二つの溝部(第1溝部223及び第2溝部224)が上下方向に並べて設けられている(図2参照)。第1溝部223は、各第1側壁221の下端に近い位置に設けられている。第2溝部224は、各第1側壁221の底壁220に近い位置に設けられている。第1溝部223及び第2溝部224はそれぞれ、第1側壁221の長手方向に沿い、かつ、底壁220と平行するように形成されている。
LEDモジュール20は、基板200の長手方向に沿った一対の端部を、一対の第1溝部223に一つずつ挿入することにより、一対の第1側壁221に支持された状態で筐体22内に収容される(図2参照)。また、電源回路21は、プリント配線板210の長手方向に沿った一対の端部を、一対の第2溝部224に一つずつ挿入することにより、一対の第1側壁221に支持された状態で筐体22内に収容される(図2参照)。なお、LEDモジュール20(の複数個のLED201)から放射される光は、筐体22の下面から筐体22の外に出射される。
(4−2.天井パネルの構成)
天井パネル3は、本体30、透光部31、取付部材32及び固定部材33を備えている(図1−図3参照)。本体30は、例えば、ウレタン樹脂によって吸音性を有する構造を持った正方形の平板状に形成されている。本体30の下面(対向面300)と上面のそれぞれに、補強用のアルミシート303が接合されることが好ましい(図2参照)。なお、以下の説明においては、本体30の下面に接合されているアルミシート303の表面(下面)を、本体30の対向面300と呼ぶ。
本体30には、開口部301及び収容部302が設けられている。開口部301と収容部302は、本体30の対角線に沿って、本体30を二つの二等辺三角形状の板材に分割するように形成されている(図1参照)。つまり、本体30は、開口部301と収容部302を挟んで隣り合う二つの三角形状の部材30A、30Bを有しており、これら二つの部材30A、30Bに挟まれるように開口部301と収容部302が設けられている。
透光部31は、透光性を有する不燃材、例えば、ガラス繊維不織布(ガラスペーパーとも呼ばれる。)によって正方形状に形成されている。透光部31は、本体30の対向面300を覆うように本体30(アルミシート303)の対向面300に固着される(図2参照)。ただし、透光部31はガラス繊維不織布に限定されず、例えば、アクリル樹脂及びポリカーボネート樹脂のような透光性を有する合成樹脂材料で形成されても構わない。また、透光部31は、透光する光を拡散することが好ましい。
取付部材32は、光源ユニット2を天井パネル3の本体30に取り付けるために用いられる。取付部材32は、底板320と一対の側板321を有して、長尺の角とい状に形成されている(図2−図4参照)。底板320は、長尺の長方形状に形成されている。一対の側板321はそれぞれ、長尺の長方形状に形成されている。一対の側板321はそれぞれ、底板320の長手方向に沿った一対の側辺から一つずつ上向きに突出している。底板320と一対の側板321は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂及びポリエチレン樹脂などの透光性を有する材料によって一体に形成されることが好ましい。ただし、底板320と一対の側板321は、石英ガラスのように透光性を有する不燃材で一体に形成されても構わない。
光源ユニット2は、LEDモジュール20を底板320と対向させるようにして、取付部材32の内部(底板320と一対の側板321に囲まれた空間)に収容される(図2参照)。光源ユニット2は、接着及びねじ止めなどの適宜の方法で取付部材32に固定される。
また、取付部材32は、本体30の収容部302に部分的に収容される(図2参照)。取付部材32は、複数(図示例では4個)の固定部材33によって本体30(三角形状の部材30A、30B)に固定される(図3及び図4参照)。固定部材33は、二つの固定片(第1固定片331及び第2固定片332)を有している(図2参照)。第1固定片331及び第2固定片332はそれぞれ、長方形の平板状に形成されている(図3参照)。固定部材33は、第1固定片331及び第2固定片332の長手方向に沿ったそれぞれの側辺同士がつながることにより、L字形状に形成されている。なお、固定部材33は、長方形状の金属板が曲げ加工されることで第1固定片331と第2固定片332が一体に形成されることが好ましい。ただし、第1固定片331と第2固定片332は、合成樹脂製の成形体として一体に形成されても構わない。
第1固定片331は、天井パネル3の本体30の上面に対して、接着又はねじ止めなどの適宜の方法で固定される。第2固定片332は、本体30の収容部302から本体30の上面より上に突出している取付部材32の側板321に対して、接着又はねじ止めなどの適宜の方法で固定される。
ここで、天井パネル3は、図3に示すように、複数(図示例では8個)の引掛部材34を有することが好ましい。これらの引掛部材34は、システム天井6のTバー61に引っ掛けて天井パネル3をTバー61に取り付けるように構成されている(図4参照)。引掛部材34は、本体30の上面における四つの辺のそれぞれの両端に一つずつ取り付けられている。
(4−3.システム天井の構成)
一般にシステム天井とは、単位天井を組み合わせたつり天井で、天井パネルを載せ掛け、照明器具、空調吹き出し口などの設備の取付けが容易にできる機能を有する天井である(日本工業規格 A1445「システム天井構成部材の試験方法」参照)。
システム天井6は、図4及び図5に示すように、複数(図示は一つ)のTバー61と、Tバー61に支持される複数の天井パネルとを有している。複数の天井パネルには、照明装置1を備えた天井パネル3と、照明装置1を備えていない、通常の天井パネル60とが含まれている。
Tバー61は、建物の天井スラブに埋め込まれた複数(図示は一つ)のつりボルト62の各々に取り付けられた複数(図示は一つ)のTハンガ63によって各つりボルト62と接合されている。Tハンガ63は、つりボルト62にねじ締結され、かつ、Tバー61の上端部を挟み込むようにしてTバー61を支持している(図5参照)。
通常の天井パネル60は、四つの辺のそれぞれを四つのTバー61の下端部にそれぞれ載せ掛けるようにして四つのTバー61に支持される(図5参照)。また、天井パネル3は、一つのTバー61に対して二つの引掛部材34を引っ掛けることより、四つのTバー61に支持される(図4参照)。
(5.照明装置、天井パネル及びシステム天井の特徴)
(5−1.照明装置の特徴)
従来のシステム天井用の照明装置(照明器具)の意匠、特に、照明空間(例えば、システム天井6が施設されている執務室などの室内の空間)に露出する表面(下面)の意匠が、通常の天井パネルの表面(下面)の意匠と全く異なっている。そのため、特に照明装置の消灯時において、照明装置が目立ってしまう傾向にあった。
これに対して、実施形態に係る照明装置1は、天井パネル3を備え、天井パネル3の下面(対向面300)に設けた開口部301を通してLEDモジュール20の光を照明空間に照射し、かつ、開口部301を含む対向面300を透光部31で覆っている。つまり、照明装置1は、照明空間に露出する対向面300の意匠を、通常の天井パネル60の意匠に似せるとともに、開口部301を透光部31で覆うことにより、LEDモジュール20の消灯時においても開口部301を目立ちにくくすることができる。その結果、照明装置1は、LEDモジュール20の消灯時においても本体30の開口部301を目立ちにくくして意匠性の向上を図ることができる。
なお、照明装置1は、透光部31に拡散性を持たせることにより、透光部31が拡散性を持たない場合に比べて、本体30の開口部301を更に目立ちにくくして意匠性の更なる向上を図ることができる。
また、照明装置1は、透光部31を難燃以上の内装材(不燃材、準不燃材及び難燃材)で形成することにより、建築基準法の規定(内装制限)を満たすことができる。
さらに、照明装置1は、天井パネル3の本体30を厚み方向に貫通し、かつ、開口部301とつながった収容部302を有し、光源ユニット2の一部を収容部302に収容している。しかして、照明装置1は、光源ユニット2の一部を収容部302に収容することにより、本体30の厚み方向(上下方向)における高さを抑えて低背化を図ることができる。
ここで、照明装置1は、LEDモジュール20に電力を供給する電源回路21を更に備えている。このため、照明装置1は、別途電源装置を設けずともLEDモジュール20を点灯させることができる。なお、照明装置1は、LEDモジュール20と電源回路21を収容する筐体22を更に備えているので、施工作業の作業性の向上を図ることができる。
ただし、照明装置1が備える造営材は天井パネルに限定されず、例えば、壁材(壁パネル)及び床材(床パネル)などの天井パネル以外の造営材であっても構わない。
(5−2.天井パネルの特徴)
実施形態に係る天井パネル3は、板状に形成された本体30と、透光部31とを備える。本体30は、照明空間と対向する対向面300に開口部301を有してLEDモジュール20を支持する。透光部31は、透光性を有して開口部301を含む対向面300を覆うように本体30に取り付けられる。天井パネル3は、LEDモジュール20から放射される光を、開口部301及び透光部31を通して照明空間に照射する。
天井パネル3は、照明空間に露出する対向面300の意匠を、通常の天井パネル60の意匠に似せるとともに、開口部301を透光部31で覆うことにより、LEDモジュール20の消灯時においても開口部301を目立ちにくくすることができる。その結果、天井パネル3は、LEDモジュール20の消灯時においても本体30の開口部301を目立ちにくくして意匠性の向上を図ることができる。
(5−3.システム天井の特徴)
実施形態に係るシステム天井6は、実施形態に係る天井パネル3と通常の天井パネル60をそれぞれ一つ以上有している。システム天井6は、照明空間に露出する天井パネル3の対向面300の意匠を、通常の天井パネル60の意匠に似せるとともに、開口部301を透光部31で覆うことにより、LEDモジュール20の消灯時においても開口部301を目立ちにくくすることができる。その結果、システム天井6は、LEDモジュール20の消灯時においても本体30の開口部301を目立ちにくくして意匠性の向上を図ることができる。
(6.照明装置の変形例)
(6−1.変形例1)
照明装置1の変形例1を図6に示す。変形例1の照明装置1は、取付部材32の構造に特徴があり、その他の構成については、実施形態に係る照明装置1と共通である。
変形例1の照明装置1における取付部材32は、一対の側板321の外側面からそれぞれ突出する一対の突片322を有している。取付部材32は、これら一対の突片322を、本体30を構成する二つの部材30A、30Bに埋め込むようにして本体30と一体に形成されている。また、一対の側板321の先端部(本体30の収容部302の上に突出する部分)がL字形状に形成されている。各側板321の先端部は、本体30の上面と接触している。
しかして、変形例1の照明装置1は、取付部材32を天井パネル3と一体構成しているため、本体30の強度の向上を図ることができる。
(6−2.変形例2)
照明装置1の変形例2を図7に示す。変形例2の照明装置1は、天井パネル3の本体30の構成に特徴があり、その他の構成については、実施形態に係る照明装置1と共通である。変形例2の照明装置1において、開口部301と収容部が本体30の一つの辺に沿って直線状に形成されている。
変形例2の照明装置1は、図8に示すように、実施形態に係る照明装置1と組み合わされてシステム天井6を構成する場合がある。
(6−3.変形例3)
照明装置1の変形例3を図9に示す。変形例3の照明装置1は、天井パネル3の本体30の構成に特徴があり、その他の構成については、実施形態に係る照明装置1と共通である。変形例3の照明装置1において、開口部301と収容部が本体30の隣り合う二つの辺に沿ってL字状に形成されている。
変形例3の照明装置1は、実施形態に係る照明装置1、変形例2の照明装置1の少なくとも一方と組み合わされてシステム天井6を構成する場合がある。
(6−4.その他の変形例)
ところで、天井パネル3の本体30に設けられる開口部301(及び収容部)の形状と個数は、それぞれ実施形態及び変形例1−3における開口部301(及び収容部)の形状と個数に限定されない。
例えば、図10Aに示すように開口部301は円形であってもよいし、図10Bに示すように開口部301は波線状であってもよい。あるいは、図10Cに示すように、複数の開口部301が同心円上に等間隔に並べて設けられてもよい。複数の開口部301は、例えば、5角形(詳しくは、万年筆のペン先に似た形状)などに形成されてもよい。
(7.まとめ)
本開示の第1の態様に係る照明装置(1)は、造営材(天井パネル3)と、造営材に取り付けられる光源(LEDモジュール20)とを備えている。造営材は、板状の本体(30)と、透光性を有して本体(30)の一部を覆う透光部(31)とを有している。本体(30)は、照明空間と対向する対向面(300)に一つ以上の開口部(301)を有している。透光部(31)は、一つ以上の開口部(301)を含む対向面(300)を覆うように本体(30)に取り付けられている。光源は、本体(30)に取り付けられて開口部(301)及び透光部(31)を通して照明空間に光を照射する。
第1の態様に係る照明装置(1)は、造営材の本体(30)の対向面(300)を透光部(31)で覆うことにより、光源の消灯時においても本体(30)の開口部(301)を目立ちにくくして意匠性の向上を図ることができる。
本開示の第2の態様に係る照明装置(1)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係る照明装置(1)において、透光部(31)は、透光する光を拡散することが好ましい。
第2の態様に係る照明装置(1)は、透光部(31)が透光する光を拡散しない場合に比べて、本体(30)の開口部(301)を更に目立ちにくくして意匠性の更なる向上を図ることができる。
本開示の第3の態様に係る照明装置(1)は、第1又は第2の態様との組合せにより実現され得る。第3の態様に係る照明装置(1)において、造営材は、システム天井(6)を構成する天井パネル(3)であることが好ましい。
第3の態様に係る照明装置(1)は、システム天井(6)を構成する天井パネル(3)の意匠性の向上を図ることができる。
本開示の第4の態様に係る照明装置(1)は、第1−第3の態様のいずれかとの組合せにより実現され得る。第4の態様に係る照明装置(1)において、造営材は、本体(30)を厚み方向に貫通し、かつ、開口部(301)とつながった収容部(302)を有することが好ましい。光源の少なくとも一部が収容部(302)に収容されることが好ましい。
第4の態様に係る照明装置(1)は、光源の少なくとも一部を収容部(302)に収容することにより、本体(30)の厚み方向における寸法を抑えて低背化を図ることができる。
本開示の第5の態様に係る照明装置(1)は、第1−第4の態様のいずれかとの組合せにより実現され得る。第5の態様に係る照明装置(1)は、光源に電力を供給する電源回路(21)を更に備えることが好ましい。
第5の態様に係る照明装置(1)は、別途電源装置を設けずとも光源を点灯させることができる。
本開示の第6の態様に係る照明装置(1)は、第5の態様との組合せにより実現され得る。第6の態様に係る照明装置(1)は、光源と電源回路(21)を収容する筐体(22)を備えることが好ましい。
第6の態様に係る照明装置(1)は、光源と電源回路(21)を収容する筐体(22)を更に備えているので、施工作業の作業性の向上を図ることができる。
本開示の第7の態様に係る照明装置(1)は、第1−第6の態様のいずれかとの組合せにより実現され得る。第7の態様に係る照明装置(1)において、透光部(31)は、不燃材、準不燃材又は難燃材のいずれかで形成されていることが好ましい。
第7の態様に係る照明装置(1)は、透光部(31)を難燃以上の内装材(不燃材、準不燃材及び難燃材)で形成することにより、建築基準法の規定(内装制限)を満たすことができる。
本開示の第8の態様に係る天井パネル(3)は、板状に形成された本体(30)と、透光部(31)とを備える。本体(30)は、照明空間と対向する対向面(300)に一つ以上の開口部(301)を有して光源(LEDモジュール20)を支持する。透光部(31)は、透光性を有して一つ以上の開口部(301)を含む対向面(300)を覆うように本体(30)に取り付けられる。第8の態様に係る天井パネル(3)は、光源から放射される光を、開口部(301)及び透光部(31)を通して照明空間に照射する。
第8の態様に係る天井パネル(3)は、本体(30)の対向面(300)を透光部(31)で覆うことにより、光源の消灯時においても本体(30)の開口部(301)を目立ちにくくして意匠性の向上を図ることができる。
本開示の第9の態様に係るシステム天井(6)は、複数の天井パネルを有している。複数の天井パネルは、第8の態様に係る天井パネル(3)を一つ以上含む。
第9の態様に係るシステム天井(6)は、天井パネル(3)の本体(30)の対向面(300)を透光部(31)で覆うことにより、光源の消灯時においても本体(30)の開口部(301)を目立ちにくくして意匠性の向上を図ることができる。
1 照明装置
3 天井パネル(造営材)
6 システム天井
20 LEDモジュール(光源)
21 電源回路
22 筐体
30 本体
31 透光部
300 対向面
301 開口部
302 収容部

Claims (9)

  1. 造営材と、前記造営材に取り付けられる光源と、を備え、
    前記造営材は、板状の本体と、透光性を有して前記本体の一部を覆う透光部と、を有し、
    前記本体は、照明空間と対向する対向面に一つ以上の開口部を有し、
    前記透光部は、前記一つ以上の開口部を含む前記対向面を覆うように前記本体に取り付けられ、
    前記光源は、前記本体に取り付けられて前記開口部及び前記透光部を通して前記照明空間に光を照射する、
    照明装置。
  2. 前記透光部は、透光する光を拡散する、
    請求項1記載の照明装置。
  3. 前記造営材は、システム天井を構成する天井パネルである、
    請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 前記造営材は、前記本体を厚み方向に貫通し、かつ、前記開口部とつながった収容部を有し、
    前記光源の少なくとも一部が前記収容部に収容される、
    請求項1−3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記光源に電力を供給する電源回路を更に備える、
    請求項1−4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記光源と前記電源回路を収容する筐体を備える、
    請求項5記載の照明装置。
  7. 前記透光部は、不燃材、準不燃材又は難燃材のいずれかで形成されている、
    請求項1−6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 板状に形成され、照明空間と対向する対向面に一つ以上の開口部を有して光源を支持する本体と、
    透光性を有して前記一つ以上の開口部を含む前記対向面を覆うように前記本体に取り付けられる透光部と、
    を備え、
    前記光源から放射される光を、前記開口部及び前記透光部を通して前記照明空間に照射する、
    天井パネル。
  9. 複数の天井パネルを有し、前記複数の天井パネルは、請求項8の天井パネルを一つ以上含む、
    システム天井。
JP2020011826A 2020-01-28 2020-01-28 照明装置、天井パネル及びシステム天井 Pending JP2021118126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020011826A JP2021118126A (ja) 2020-01-28 2020-01-28 照明装置、天井パネル及びシステム天井

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020011826A JP2021118126A (ja) 2020-01-28 2020-01-28 照明装置、天井パネル及びシステム天井

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021118126A true JP2021118126A (ja) 2021-08-10

Family

ID=77175744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020011826A Pending JP2021118126A (ja) 2020-01-28 2020-01-28 照明装置、天井パネル及びシステム天井

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021118126A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009080994A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明付き建築用パネル
JP2013062061A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明器具
JP2013187038A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Mitsubishi Electric Corp 照明器具
JP2018006255A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 株式会社オプトワールド 発光モジュールの支持装置及びそれを用いた照明装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009080994A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明付き建築用パネル
JP2013062061A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明器具
JP2013187038A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Mitsubishi Electric Corp 照明器具
JP2018006255A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 株式会社オプトワールド 発光モジュールの支持装置及びそれを用いた照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5865797B2 (ja) Led照明装置
JP5486727B1 (ja) 光源ユニット及び照明器具
CA2612399A1 (en) Add-on sensor module for lighting system
US10663157B2 (en) Lighting device with integral acoustic dampening
TWI544174B (zh) Hanging rack lighting device
US20240167275A1 (en) Multifunctional lighting assembly for a t-bar grid arrangement
JP6126389B2 (ja) 建物の内装構造
JP2021118126A (ja) 照明装置、天井パネル及びシステム天井
JP2008066043A (ja) 天井tバー用led照明装置
JP2021118127A (ja) 電源システム、システム天井及び照明システム
JP2022091457A (ja) オフィス空間の吊り天井構造
KR200405952Y1 (ko) 전등용 덕트의 플랜지 구조
JP2022144321A (ja) 照明装置
JP7203354B2 (ja) 照明器具
JP2022144322A (ja) 支持装置及びシステム天井
JP5065440B2 (ja) 天井照明システム
KR20060114966A (ko) 간접조명이 내장된 천장마감 몰딩
KR102582549B1 (ko) 천장 반사조명 프레임 코너 연결부재
JP2008047377A (ja) 天井用led照明装置
KR20080004836U (ko) 램프를 갖는 건축용 마감재
JP2022144323A (ja) 機器取付装置、及びそれを用いた機器システム
JP2023009713A (ja) 照明器具及び照明システム
JP7266232B2 (ja) 照明器具
JPH0589630U (ja) システム天井
JP2023099865A (ja) 照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221017

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240226

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240604