JP2021118052A - 照明装置、車両用灯具 - Google Patents

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【課題】光源の光を効率的に利用することができる照明装置を提供する。【解決手段】本発明の照明装置1は、光源4と、光源4からの光をMEMSミラー5aにより所定の角度範囲に反射して走査する光偏向器5と、配光形成領域8aを有し、走査された光の波長を変換する蛍光体プレート8と、蛍光体プレート8からの光を制御して、配光パターンを投影する投影レンズ10と、光偏向器5からの光が蛍光体プレート8に入射するように配設されたリフレクタミラー7を備えている。リフレクタミラー7は、傾斜が互いに異なり、曲面形状も互いに異なる複数の曲面領域R1〜R3を有し、当該複数の曲面領域R1〜R3の各々によって反射された光は、配光形成領域8aを照射する。【選択図】図1

Description

本発明は、光偏向器を用いて配光パターンを生成する照明装置、及び当該照明装置を利用した車両用灯具に関する。
従来、車両に搭載される車両用灯具として、光源から出射されたレーザ光をMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の光偏向器によって走査して走査光が蛍光体に入射するようにし、配光パターンを車両前方に投影するものがあった。現在、このような車両用灯具を用いて、車両の走行方向に応じてヘッドライトの配光を制御するAFS(Adaptive Front-Lighting System)が実現されている。
例えば、特許文献1に記載の車両用灯具は、光源から照射された光を光偏向器の光偏向ミラーで走査し、走査された光の歪みを補正ミラーで補正して、蛍光体に二次元像を描画している。
また、制御装置は光偏向器及び励起光源に制御信号を送信し、当該制御信号により光偏向ミラーを回動させる。そして、当該制御信号により、各励起光源によるレーザ光のオン・オフ及び輝度が制御される(特許文献1/段落0039)。
特開2018−198139号公報
しかしながら、特許文献1の車両用灯具においては、配光パターンを得るため、レーザ光の走査時に光源のオン・オフ及び輝度を変化させているため、光源の点灯効率が低下するという問題があった。また、常に全域を走査する方式であるため、高照度化には不利となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、光源の光を効率的に利用することができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明は、所定の配光パターンを生成する照明装置であって、光を出射する光源と、回動ミラーを有し、前記光源から出射された光を前記回動ミラーによって所定の角度範囲に反射して走査する光偏向器と、前記配光パターンを生成するための配光形成領域を有し、前記光偏向器で走査された光の波長を変換する波長変換部と、前記波長変換部からの光を制御して、前記配光パターンを投影する光学部材と、前記光偏向器からの光が前記波長変換部に入射するように配設されたリフレクタミラーと、を備え、前記リフレクタミラーは、曲面形状が互いに異なる複数の曲面領域を有し、前記複数の曲面領域は互いに異なる傾斜を有して配置され、前記光偏向器により走査され、前記複数の曲面領域の各々によって反射された光は、前記波長変換部の前記配光形成領域を照射することを特徴とする。
本発明の照明装置は、光偏向器の回動ミラーにより光源からの光を反射し、走査する。当該走査された光は波長変換部の配光形成領域に入射し、光の波長が変換(例えば、白色光に変換)された後、光学部材により投影され、所定の配光パターンが生成される。
光偏向器で走査された光は、リフレクタミラーで反射された後に波長変換部に入射するが、当該リフレクタミラーには、曲面形状が互いに異なる複数の曲面領域が設けられている。このため、走査時に光源の光量を制御することなく、曲面領域の形状に応じて光が集光し、効率的に所定の配光パターンが得られる。さらに、当該複数の曲面領域は互いに異なる傾斜を有しており、それぞれの曲面領域で反射された光が配光形成領域を照射するようになっている。これにより、投影された配光パターンの位置を一致させることができる。
本発明の照明装置において、前記複数の曲面領域のうち少なくとも1つは、当該曲面領域で反射された光が前記配光形成領域上で強度分布をなす曲面形状を有していることが好ましい。
複数の曲面領域のうち少なくとも1つは、互いに異なる曲面形状を有しているため、反射された光が集光する部分が生じて、配光形成領域上で強度分布をなす。これにより、所望の位置の光強度を強くした配光パターンを生成することができる。
また、本発明の照明装置において、前記光偏向器を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記複数の曲面領域のうち1つに光が照射されるように前記回動ミラーの角度範囲を制御することが好ましい。
この構成によれば、制御部は、光偏向器(回動ミラー)を制御することで、走査された光がリフレクタミラーに入射するようにする。制御部は、例えば、走査された光の垂直軸方向を調整して、当該光がリフレクタミラーの1つの曲面領域に入射するように角度範囲を制御する。これにより、当該曲面領域に応じた配光パターンが得られる。
また、本発明の照明装置において、前記光源、前記光偏向器及び前記リフレクタミラーのセットを複数備えていることが好ましい。
この構成によれば、光源、光偏向器及びリフレクタミラーのセットを複数備え、各光源からの光を共通の波長変換部(配光形成領域)に入射させる。これにより、当該波長変換部から出射される光量が高まるため、得られる配光パターンをより鮮明なものとすることができる。
また、本発明の照明装置において、前記回動ミラーで反射された光の、走査によるスポットサイズの変化を補正する補正レンズを備えていることが好ましい。
光偏向器で走査された光は、走査範囲の中央と端部でスポットサイズに差が生じることがある。このため、当該光が補正レンズを通過するようにして補正し、配光パターンを鮮明なものとすることができる。
また、本発明の照明装置において、前記波長変換部は、光透過型であることが好ましい。
この構成によれば、リフレクタミラーで反射された光は波長変換部を透過するので、波長変換部の奥側に光学部材を配設し、さらにその奥側に配光パターンを投影することができる。
また、本発明の照明装置において、前記波長変換部は、光反射型であってもよい。
この構成によれば、リフレクタミラーで反射された光は波長変換部で反射されるので、波長変換部で反射された光がリフレクタミラー側に戻ってくる。このため、波長変換部に対してリフレクタミラー側に光学部材を配設し、さらにその奥側に配光パターンを投影することができる。
本発明の車両用灯具は、上述の(請求項1〜7)の何れか1項に記載の照明装置を備えることを特徴とする。
上記リフレクタミラーに特徴がある照明装置を車両用灯具に用いることで、光源の光を効率的に利用して、車両の前方に所望の配光パターンを投影することができる。
本実施形態の照明装置の全体構成を示す図。 照明装置(第1光学系)の詳細を説明する図。 照明装置(第1光学系)の詳細を説明する図(変更形態)。 照明装置のシステム制御を説明する図。 (a)リフレクタミラーを説明する図。(b)反射光の輝度断面を説明する図。(c)配光パターン1を説明する図。(d)配光パターン2を説明する図。(e)配光パターン3を説明する図。
図1は、本発明の実施形態に係る照明装置1の全体構成を示す図である。
図示するように、照明装置1は、光源4、光偏向器5等を含む第1光学系2Aと、投影レンズ10を含む第2光学系2Bとからなる。この照明装置1は、例えば、車両用のヘッドライト(車両用灯具)として用いられる。
まず、第1光学系2Aは、光源4,14と、光偏向器5,15と、リフレクタミラー7,17と、蛍光体プレート8とで構成されている。光源4は、光偏向器5及びリフレクタミラー7に対応し、光源14は、光偏向器15及びリフレクタミラー17に対応する。ここでは、光源、光偏向器及びリフレクタミラーの組合せが2セットで構成される例を示したが、3セット以上あってもよい。
光源4,14は、中心波長が約450nmのレーザダイオード(LD:Laser Diode)であり、青色光を出射する。なお、光源として、並列された発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を用いてもよいし、RGBで混色させたレーザ光を照射するレーザ照射器を用いてもよい。
光偏向器5,15は、二次元的に傾倒可能なMEMSミラー5a,15a(本発明の「回動ミラー」)を備え、光源4,14から出射された光を所定の角度範囲に反射して走査する。光偏向器5,15は、MEMSミラー5a,15aの中央部に光が入射するように、光軸上に配設されている。このようなMEMSミラー5a,15aを備えた光偏向器としては、例えば、特開2005−128147号公報や特許第4092283号公報に記載された公知の構成のミラーを適用することができる。
リフレクタミラー7,17は、光偏向器5,15からの光(走査光)が蛍光体プレート8に入射するように、光軸上に配設されている。なお、リフレクタミラー7,17の詳細は後述する。
蛍光体プレート8(本発明の「波長変換部」)は、サファイア基板上に一定の膜厚で蛍光体(Y3Al5O12:Ce3+)が塗布された平板である。蛍光体は、光源4,14から出射された青色光が照射されることで励起され、青色光と補色の関係にある黄色光を発する蛍光材料である。このため、この蛍光体プレート8からは、青色光と黄色光とが混色した白色光が出射される。本実施形態の蛍光体プレート8は散乱材を含み、光の入射角度の影響が小さくなっている。なお、蛍光体プレート8の破線部分は、リフレクタミラー7,17からの光が入射する、配光パターンを生成するための配光形成領域8aである。
また、第2光学系2Bは、投影レンズ10と、投影レンズ10を保持するレンズホルダ11とで構成されている。
投影レンズ10(本発明の「光学部材」)は4枚のレンズ10a〜10dからなり、各レンズ10a〜10dがレンズホルダ11に保持されている。各レンズ10a〜10dは、歪み等を抑えて配光パターンの解像度を向上させる役割がある。蛍光体プレート8に最も近いレンズ10aは、その後側焦点が蛍光体プレート8の位置となるように配置されている。
投影レンズ10は4枚の構成に限られず、特に、蛍光体プレート8が曲面状であれば、より少ない数のレンズで配光パターンを投影することができる。また、投影レンズ10は、蛍光体プレート8からの光の収差を抑え、像を拡大しつつ前方へ反転投影する。そして、仮想鉛直スクリーンS(照明装置1の前方約25mの位置に配置)上に、所定形状の配光パターンが生成される。
次に、図2を参照して、照明装置1の第1光学系2Aの詳細を説明する。以下では、光源4の側(図の左側)を説明するが、光源14の側も構成、効果は同じである。
図示するように、制御基板25には、光源4が設けられている。光源4から出射された光は、光偏向器5のMEMSミラー5aに入射して、光が所定角度に走査される。なお、光源4の前面側に、光源4から出射された光を集光する集光レンズを設けてもよい。MEMSミラー5aで反射され、走査された光は、その後、リフレクタミラー7に入射する。
必須の構成ではないものの、本実施形態では、光偏向器5とリフレクタミラー7との間に補正レンズ6が配設されている。当該走査された光は、MEMSミラー5aの速度が走査範囲の中央と端部とで異なることから、スポットサイズが変化することがあり、最終的な配光パターンに悪影響を及ぼす可能性がある。補正レンズ6は、当該走査された光のスポットサイズの差異を補正し、配光パターンを鮮明にする効果がある。
リフレクタミラー7は、曲面形状が互いに異なる3つの曲面領域(後述する領域R1〜R3)を有している。当該走査された光は、曲面領域の何れか1つに入射し、当該曲面領域で反射された光が蛍光体プレート8を照射する。そして、当該曲面形状に応じた、配光パターンの元となる二次元像(白色の像)の光が蛍光体プレート8を透過し、投影レンズ10(図示省略)に入射する。
また、リフレクタミラー7の3つの曲面領域は、互いに異なる傾斜を有している(法線の角度が異なる)。この傾斜により、各曲面領域によって反射された光は、蛍光体プレート8の同じ領域(配光形成領域8a)を照射するため、投影レンズ10を介して前方に投影される配光パターンは、その中心が一致するようになる。
図3は、透過型の蛍光体プレート8の代わりに、反射型の蛍光体プレート9を採用した変更形態(第1光学系20A)を示している。
蛍光体プレート8(図2参照)を用いる場合、蛍光体プレート8に対してリフレクタミラー7と対向する側に投影レンズ10が配設される。一方、蛍光体プレート9を用いる場合、蛍光体プレート9に対してリフレクタミラー7と同じ側に投影レンズ10が配設される。なお、蛍光体プレート9の破線部分は、リフレクタミラー7からの光が入射する、配光パターンを生成するための配光形成領域9aである。
蛍光体プレート9で反射された二次元像は、投影レンズ10に入射するように、光源4用の制御基板25a、光源14用の制御基板25bに分離して、二次元像がその間を通過するようにする。なお、二次元像が投影レンズ10を介して配光パターンが生成される点、リフレクタミラー7の何れの曲面領域で反射された光によっても配光パターンの中心が一致する点は同じである。
次に、図4を参照して、照明装置1のシステム制御、特に、光偏向器5,15の制御について説明する。
制御基板25上には、上述の光源4,14、その制御回路に加えて、光偏向器5,15のMEMSミラー5a,15aを制御するミラー制御用電子回路30が搭載されている。また、ミラー制御用電子回路30は、ミラー制御用IC31と初期特性データ記憶素子32とで構成されている。
ミラー制御用IC31は、ミラー制御用のソフトウェアによりMEMSミラー5a,15aの制御信号(正弦波電圧)を生成し、光偏向器5,15の圧電アクチュエータに当該制御信号を送信する。その際、ミラー制御用IC31は、初期特性データ記憶素子32に記憶されたMEMSミラー5a,15aの初期特性データを参照する。これにより、ミラー制御用電子回路30は、MEMSミラー5a,15aの動作を制御することができる。
このとき、ミラー制御用電子回路30は、MEMSミラー5a,15aを垂直軸方向に変位させたうえで、MEMSミラー5a,15aを回動させる(いわゆる、V軸オフセット)ように制御する。このように、MEMSミラー5a,15aの角度範囲を制御することで、リフレクタミラー7,17の曲面領域R1〜R3の使い分けを行う。最後に、仮想鉛直スクリーンS(図示省略)上に、各曲面領域の曲面形状に応じた配光パターン(後述する配光パターン1〜3)が生成される。
次に、図5を参照して、照明装置1のリフレクタミラー7,17と、最終的に得られる配光パターンについて説明する。
まず、図5(a)は、リフレクタミラー7,17を上方から見た図を示している。リフレクタミラー7,17は、曲面形状(自由曲面、放物面、曲率が異なる複数の凹凸を有する面等)が互いに異なる3つの曲面領域R1〜R3を有している。上述したように、光偏向器5,15で走査された光は、ミラー制御用電子回路30による制御(V軸オフセット)により、曲面領域R1〜R3の何れかの領域に入射する。
例えば、当該走査された光が曲面領域R1に入射し走査された場合、曲面領域R1に特有の曲面形状により、反射光が所定の位置に集光され、輝度断面は図5(b)の上段(図5(a)のA1−A1断面に対応)のようになる。なお、走査時において、光源4の出力を変化させる必要はないので、従来の方式と比較して制御は簡易となっている。
そして、曲面領域R1の反射光が蛍光体プレート8を照射し、最終的に図5(c)の配光パターン1(中心座標O)が仮想鉛直スクリーンSに投影される。配光パターン1は輝度断面(図5(b)上段)に応じた配光であり、左側の楕円部分の光強度が強くなり、強度分布(等強度線)は破線で示す通りとなる。照明装置1を車両用灯具として利用した場合、当該配光パターン1は、車両が左カーブを走行する際に用いられる。
また、光偏向器5,15からの光が曲面領域R2に入射し走査された場合、曲面領域R2に特有の曲面形状により、反射光が所定の位置に集光され、輝度断面は図5(b)の中段(図5(a)のA2−A2断面に対応)のようになる。
曲面領域R2の反射光が蛍光体プレート8に照射された場合、最終的に図5(d)の配光パターン2(中心座標O)が仮想鉛直スクリーンSに投影される。配光パターン2は、輝度断面(図5(b)中段)に応じて中央の楕円部分の光強度が強くなり、強度分布は破線で示す通りとなる。なお、配光パターン2は、例えば、車両が直進する際に用いられる。
また、当該光が曲面領域R3に入射し走査された場合、曲面領域R3に特有の曲面形状により、反射光が所定の位置に集光され、輝度断面は図5(b)の下段(図5(a)のA3−A3断面に対応)のようになる。
曲面領域R3の反射光が蛍光体プレート8に照射された場合、最終的に図5(e)の配光パターン3が仮想鉛直スクリーンSに投影される。配光パターン3(中心座標O)は、輝度断面(図5(b)下段)に応じて右側の楕円部分の光強度が高くなり、強度分布は破線で示す通りとなる。なお、配光パターン3は、例えば、車両が右カーブ走行する際に用いられる。
このように、リフレクタミラー7,17の曲面領域R1〜R3は、それぞれ配光パターン1〜3を生成する。すなわち、曲面領域R1〜R3は、固有の強度分布(光強度のグラデーション)を生じさせる曲面形状を有している。
さらに、曲面領域R1〜R3は、それぞれ互いに異なる傾斜を有しているため、光が蛍光体プレート8の同じ領域(配光形成領域8a)を照射する。このため、最終的に生成される配光パターン1〜3の各中心座標O〜Oも、仮想鉛直スクリーンSで重なるようになる。
上記実施形態の照明装置1は、車両用灯具のみならず、小型のプロジェクタ装置や、光により対象物までの距離を計測するLiDER装置にも利用することができる。
また、以上の説明では、リフレクタミラーが3つの曲面領域に分離されている例を示したが、少なくとも2以上の互いに異なる曲面領域を有していればよい。例えば、曲面領域を5つとすれば、5つの配光パターンが得られる。曲面領域を2つとして、ロービーム用及びハイビーム用の配光パターンが得られるようにしてもよい。また、各曲面領域は、その面積が異なっていてもよい。
光源や光偏向器の数、1つの光偏向器に光を照射する光源の数は適宜変更可能であり、必要な配光パターンの光強度に応じて選択すればよい。光偏向器が複数ある場合、それぞれの光偏向器で照射領域を異ならせて、配光パターンを生成する役割を分担してもよい。
上記実施形態では、いわゆる励起光源を用いているが、光源の色そのものを照射するような光源を用いてもよい。この場合、蛍光体(投影体)は不要となり、光源からの光がそのまま照射される。また、蛍光体に代えて、透光性の拡散板を用いてもよい。さらに、光源は、1つのまとまった光線を照射すればよく、例えば、ファイバで光を導くようにしてもよい。ファイバに導く光は、RGBで混色された白色光でもよい。
1…照明装置、2A,20A…第1光学系、2B…第2光学系、4,14…光源、5,15…光偏向器、5a,15a…MEMSミラー、6,16…補正レンズ、7,17…リフレクタミラー、8…蛍光体プレート(透過型)、8a…配光形成領域(透過型蛍光体プレート)、9…蛍光体プレート(反射型)、9a…配光形成領域(反射型蛍光体プレート)、10…投影レンズ、11…レンズホルダ、25,25a,25b…制御基板、30…ミラー制御用電子回路、31…ミラー制御用IC、32…初期特性データ記憶素子。

Claims (8)

  1. 所定の配光パターンを生成する照明装置であって、
    光を出射する光源と、
    回動ミラーを有し、前記光源から出射された光を前記回動ミラーによって所定の角度範囲に反射して走査する光偏向器と、
    前記配光パターンを生成するための配光形成領域を有し、前記光偏向器で走査された光の波長を変換する波長変換部と、
    前記波長変換部からの光を制御して、前記配光パターンを投影する光学部材と、
    前記光偏向器からの光が前記波長変換部に入射するように配設されたリフレクタミラーと、を備え、
    前記リフレクタミラーは、曲面形状が互いに異なる複数の曲面領域を有し、
    前記複数の曲面領域は互いに異なる傾斜を有して配置され、前記光偏向器により走査され、前記複数の曲面領域の各々によって反射された光は前記波長変換部の前記配光形成領域を照射することを特徴とする照明装置。
  2. 前記複数の曲面領域のうち少なくとも1つは、当該曲面領域で反射された光が前記配光形成領域上で強度分布をなす曲面形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光偏向器を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記複数の曲面領域のうち1つに光が照射されるように前記回動ミラーの角度範囲を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記光源、前記光偏向器及び前記リフレクタミラーのセットを複数備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の照明装置。
  5. 前記回動ミラーで反射された光の、走査によるスポットサイズの変化を補正する補正レンズを備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の照明装置。
  6. 前記波長変換部は、光透過型であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の照明装置。
  7. 前記波長変換部は、光反射型であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の照明装置。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載の照明装置を備える車両用灯具。
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