JP2021117963A - パワー・オーバー・イーサネットを用いて冗長電源の管理を行う方法及びその冗長電源装置 - Google Patents

パワー・オーバー・イーサネットを用いて冗長電源の管理を行う方法及びその冗長電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パワー・オーバー・イーサネットを用いて冗長電源の管理を行う方法及びその冗長電源装置を提供する。【解決手段】冗長電源装置は、複数のツイストペアケーブルを通じて複数のネットワーク機器とそれぞれ電気的に接続され、第1電力及びデジタル情報を、各ネットワーク機器にそれぞれ送る。冗長電源装置による方法は、先ず各ネットワーク機器からの電力需要情報を受信して、各ネットワーク機器が必要とする電力パワーを取得し、各ネットワーク機器が元々受電していた第2電力が中断されたと判断すると、対応するイーサネットポートを通じて各ネットワーク機器へ必要な各第1電力を出力し、且つ、各第1電力が各ネットワーク機器に必要な電力パワーに相当し、かつ、冗長電源装置がネットワーク機器から送られる電源断要求情報を受信した場合には、各第1電力の出力を停止する。【選択図】図1

Description

本発明は、冗長電源装置に関し、特にパワー・オーバー・イーサネットを採用し、各ネットワーク機器の消費電力に基づき、それらが必要としている第1電力を提供する冗長電源装置及びその管理方法に関するものである。
「冗長電源(Redundant Power)」とは、受電側機器に使用される電源であり、2つの電源で構成され、一方の電源が故障した場合でも、もう一方の電源が直ちにその動作を引き継ぐことができる電源装置のことをいう。例えば、受電側機器(例えばスイッチ、ルーターなど)は、AC電源システム及び冗長電源装置と電気的に接続することができ、ネットワーク機器がAC電源システムから送られる電力を受電できなくなった場合に、冗長電源装置が電力を供給して、ネットワーク機器が継続的に正常稼働できるように保証する。
従来の冗長電源装置は、電力線を使用して受電側機器に電力を供給するが、電力線に加えて、従来の冗長電源装置は、デジタル又はアナログ信号を受電側機器に送信できるようにするため、信号線をさらに設ける必要がある。従って、電力線と信号線の設計においては、冗長電源装置と受電側機器のバックアップポートのインターフェイス設計を考慮しなければならない。これは、上述の電力線や信号線の多くがカスタマイズ仕様の伝送線であることを意味する。これでは、受電側機器を交換した際、仮に受電側機器のバックアップポートが変更され、元の伝送線と互換性がない場合に、業者は受電側機器又は伝送線を新しいものに交換しなければならず、コストが大幅に増加することになる。
また、従来の冗長電源装置の電力線と信号線は独立した線材であるため、製造される伝送線のコネクタは、一般的に体積が大きいという問題があり、従来の冗長電源装置のパネルスペースを占有しすぎていた。さらに、ユーザーがコネクタを接続する過程では、挿入角度が不正確なことによる接触不良が生じやすく、従来の冗長電源装置の正常稼働に影響を及ぼしていた。また、現在の冗長電源装置の多くは、1台の受電側機器しかバックアップすることができず、一度に複数の受電側機器をバックアップするような拡張性のある使い方はできない。故に、受電側機器の数が増えた場合、ユーザーは同じ数の冗長電源装置を購入しなければならず、ユーザーの金銭的負担が増えるだけでなく、上述の冗長電源装置を配置することでユーザーの混乱を招くことにもなる。
さらに、給電管理においては、従来の冗長電源装置はパッシブ型の電圧検出方式でのみ起動し、受電装置にバックアップ電力が供給される。従来の冗長電源装置が起動した後、仮に受電側機器に必要な電力パワーが従来の冗長電源装置の総出力よりも大きい場合、従来の冗長電源装置は起動に失敗し、バックアップ機能を失うことになる。また、従来の冗長電源装置が故障した場合には、ユーザーに対し能動的に通知しないため、従来の冗長電源装置によって形成されたバックアップシステムにおいて、ユーザーが期待するバックアップの効果が失われてしまっていた。
従って、前述の問題を回避するために、従来の冗長電源装置を如何に改善するかが、本発明が解決しようとする重要な課題となっている。
従来の冗長電源装置及びその形成するバックアップシステムには依然として多くの欠点があることに鑑み、発明者が多年に渡り従事してきたネットワーク機器に関する技術経験や蓄積した専門的知識を基に、不断の研究、実験及び改良を重ねた結果、ついに本発明のパワー・オーバー・イーサネットを用いて冗長電源の管理を行う方法及びその冗長電源装置の開発、設計に至り、それは上述の問題を効果的に解決することができ、且つユーザーにより良好且つ便利なユーザーエクスペリエンスを提供することができるものである。
本発明の1つの目的は、パワー・オーバー・イーサネットを用いて冗長電源の管理を行う方法を提供することであり、それは冗長電源装置に使用され、冗長電源装置は複数のツイストペアケーブルを通じて複数のネットワーク機器とそれぞれ電気的に接続されて、第1電力及びデジタル情報を各ネットワーク機器にそれぞれ伝達することができ、冗長電源装置は、複数のイーサネットポート、バックアップ電源ユニット及びマイクロコントローラを含み、そのうち、各イーサネットポートは、各ツイストペアケーブルを通じて各ネットワーク機器とそれぞれ電気的に接続されることでオンライン状態を形成し、且つ各第1電力及びデジタル情報を対応する各ネットワーク機器に伝達することができる。バックアップ電源ユニットは各イーサネットポートとそれぞれ電気的に接続されて、対応する各イーサネットポートに各第1電力を出力することができる。マイクロコントローラは各バックアップ電源ユニットにそれぞれ電気的に接続され、且つ各ネットワーク機器からの電力需要情報を受信して、各ネットワーク機器が必要とする電力パワーを取得することができる。本発明の方法は、マイクロコントローラが、各ネットワーク機器が元々受電していた第2電力が中断されたと判断すると、バックアップ電源ユニットに、対応するイーサネットポートを通じて各ネットワーク機器へ必要な各第1電力を出力させるというものである。そのうち、各第1電力は、各ネットワーク機器に必要な電力パワーに相当する。また、マイクロコントローラが各ネットワーク機器から電源断要求情報を受信した場合には、マイクロコントローラがバックアップ電源ユニットに各第1電力の出力を停止させる。このように、本発明はPoE技術を使用するとともに、ツイストペアケーブルを用いて電力とデジタル信号を送ることで、データと電力の伝達を同時に実現することができ、これにより、接続された複数のネットワーク機器を1台の冗長電源装置で同時に管理するという効果を実現している。
本発明のもう1つの目的は、パワー・オーバー・イーサネットを用いて冗長電源の管理を行う冗長電源装置を提供することであり、それには複数のイーサネットポート、バックアップ電源ユニット及びマイクロコントローラを含み、そのうち、それらのイーサネットポートは、ツイストペアケーブルを通じてネットワーク機器とそれぞれ電気的に接続されることでオンライン状態を形成することができ、且つ第1電力及びデジタル情報を対応する各ネットワーク機器に伝達することができる。バックアップ電源ユニットは各イーサネットポートとそれぞれ電気的に接続することができ、対応する各イーサネットポートに各第1電力を出力することができる。マイクロコントローラは各バックアップ電源ユニットにそれぞれ電気的に接続され、且つ各ネットワーク機器から電力需要情報を受信して、各ネットワーク機器が必要とする電力パワーを取得することができ、各ネットワーク機器が元々受電していた第2電力が中断されたとマイクロコントローラが判断した状態においては、マイクロコントローラがバックアップ電源ユニットに対応するイーサネットポートを通じて各ネットワーク機器へ必要な各第1電力を出力させる。マイクロコントローラが各ネットワーク機器から電源断要求情報を受信した状態においては、マイクロコントローラがバックアップ電源ユニットに各第1電力の出力を停止させる。このように、冗長電源装置は、各ネットワーク機器の消費電力に基づき、それらが必要とする第1電力を提供することができ、且つパワー・オーバー・イーサネットを採用しているため、配線コストを削減することができ、ネットワーク環境をより安定させることができる。
審査官が本発明の目的、技術的特徴及びその効果をより認識し理解できるよう、以下で実施例を図面と合わせて詳しく説明する。
本発明の冗長電源装置が有する細部構成要素のハードウェアアーキテクチャ図である。 本発明のネットワーク機器が有する細部構成要素のハードウェアアーキテクチャ図である。 本発明の冗長電源装置とネットワーク機器2A、2B、2Cのオンライン状態を示した概略図である。 本発明のネットワーク機器2Dへの給電が停止されていることを示した概略図である。 本発明の冗長電源装置とネットワーク機器2A、2B、2Dのオンライン状態を示した概略図である。 本発明のフローチャートである。 本発明の冗長電源装置が新たなネットワーク機器からアクセスされる概略図である。 本発明のデュアルバックアップ電源メカニズムの概略図である。
<実施例>
パワー・オーバー・イーサネット(Power over Ethernet、略称PoE)は、イーサネットにおいてツイストペアケーブル(Twisted pair)を通じて電力とデータを伝達することができる技術である。そこで、発明者は特にPoE技術を冗長電源(Redundant Power)に使用した。図1及び図2を参照して、本発明は、パワー・オーバー・イーサネットを用いて冗長電源の管理を行う方法及びその冗長電源装置である。そのうち、冗長電源装置1は、単一又は複数でバックアップ系を構成することができ、1つの実施例において、冗長電源装置1はツイストペアケーブルT(例えばCAT5/5e規格)を通じて複数のネットワーク機器2(例えばスイッチ、ルーター、サーバーなど)と電気的に接続することができ、且つ冗長電源装置1はPoE技術を使用し、ツイストペアケーブルTを通じて第1電力とデジタル情報を各ネットワーク機器2に伝達することができる。こうすることで、電力をバックアップする目的が実現されるだけでなく、同じ配線でデジタル情報の相互伝達も行うことができる。さらに、現在のツイストペアケーブルTにおけるインターフェイスのポートは、通常RJ45規格であり、その体積は比較的小さいため、配置における利便性が向上する。また、接続された複数のネットワーク機器2の同時管理が1台の冗長電源装置1によって実現される。
図1では4台のネットワーク機器2(即ち、2A、2B、2C、2D)が描かれているが、これらに限られず、実際の使用においては、冗長電源装置1にツイストペアケーブルTを接続するための複数のイーサネットポート11(即ち、11A、11B、11C、11D)を設けることができるが、一部のイーサネットポート11だけがネットワーク機器2と電気的に接続される(図3に示す通り)。また、冗長電源装置1が第1電力とデジタル情報をネットワーク機器2に伝達可能である場合には、冗長電源装置1とネットワーク機器2の両者が「オンライン状態(On Line)」を形成していることを示しており、そうでない場合には、冗長電源装置1とネットワーク機器2の両者が「オフライン状態(Off Line)」を形成していることを示しており、例えば図3のイーサネットポート11Dは、オフライン状態にある。
また、再び図1及び図2を参照して、当該実施例において、ネットワーク機器2には、電力検出ユニット21、電力バックアップポート23及び主電力ポート25が少なくとも設けられている。そのうち、電力検出ユニット21は、自身のネットワーク機器2の最大消費電力を検出し、且つ対応する電力需要情報を形成して、冗長電源装置1に送信することができる。電力バックアップポート23は、ツイストペアケーブルTを通じて対応するイーサネットポート11に直接又は間接的に接続することができ、それによりツイストペアケーブルTから送られる第1電力を受電することができ、且つ電力需要情報をツイストペアケーブルT経由で冗長電源装置1に送信することができる。また、主電力ポート25は、第2電力E1(例えば建築物のコンセント中の電力)を受電して、ネットワーク機器2の正常稼働を維持させることができ、通常の状況において、ネットワーク機器2は第2電力E1を主な電力源として使用する。
再び図1を参照して、冗長電源装置1は、複数のイーサネットポート11、バックアップ電源ユニット13及びマイクロコントローラ15を少なくとも含む。そのうち、各々のイーサネットポート11はツイストペアケーブルTを通じて各ネットワーク機器2とそれぞれ電気的に接続され、「オンライン状態(On Line)」において第1電力とデジタル情報をネットワーク機器2に伝達することができる。また、バックアップ電源ユニット13は各イーサネットポート11とそれぞれ電気的に接続され、対応するイーサネットポート11に各第1電力を出力することができ、当該実施例では、バックアップ電源ユニット13内に電力分配部131が設けられており、電力分配部131は各イーサネットポート11が必要とする電力パワーを分配することができる。即ち、本発明は、各イーサネットポート11に電力パワーを平均して分配し、各イーサネットポート11が出力する第1電力を等しくさせることができるだけでなく、各ネットワーク機器2の電力需要に基づき、各イーサネットポート11に分配する電力パワーを調整して、各イーサネットポート11が出力する第1電力を互いに異ならせることもできる。例えば、図1に描かれた第1電力表131A、131B、131C、131Dのうち、斜線部分は各イーサネットポート11が出力しなければならない第1電力の電力パワーを表しているが、第1電力表131A、131B、131C、131Dの態様は説明の便宜上、概念を示したに過ぎないことを理解されたい。
再び図1を参照して、当該実施例において、冗長電源装置1は、2つの外部電力L1、L2を受電して、そのうちの構成要素の稼働時に必要な電力を提供するとともに、バックアップ用の電力を提供することができる。そのうち、外部電力L1は交流電源(AC)(例えば建築物のコンセント中の電力)であり、外部電力L2は直流電源(DC)(例えばバッテリー)である。通常の状況において、冗長電源装置1は主に外部電力L1を自身が稼働する電力源とするが、冗長電源装置1が外部電力L1を受電できなくなった場合には(停電など)、代わりに外部電力L2を自身が稼働する電力源とすることで、正常稼働を維持する。但し、本発明の他の実施例において、冗長電源装置1は、単一の外部電力(L1又はL2)だけ、又は2つ以上の外部電力を受電することも可能であることを理解されたい。
また、再び図1を参照して、当該実施例において、バックアップ電源ユニット13内には、交流/直流変換回路133、直流調整回路135及びパワープール137(power pool)が設けられている。そのうち、交流/直流変換回路133は外部電力L1から送られる交流電流を直流電流に変換することができ、その後パワープール137に集めて、冗長電源装置1の稼働及びバックアップの用に供する。直流調整回路135は外部電力L2から送られる直流電流に対して昇圧又は降圧を行い、その後パワープール137に集めて、冗長電源装置1の稼働及びバックアップの用に供する。パワープール137は冗長電源装置1が提供可能な電力の総出力であり、電力分配部131と電気的に接続され、電力分配部131が各イーサネットポート11に必要な電力パワーを分配できるようにさせる。
再び図1を参照して、マイクロコントローラ15はバックアップ電源ユニット13及び各イーサネットポート11とそれぞれ電気的に接続され、且つ各イーサネットポート11に情報を送信し、且つ各イーサネットポート11から送られる情報(電力需要情報など)を受信することができる。当該実施例において、マイクロコントローラ15内には、処理ユニット150、接続検出ユニット151及び電力評価ユニット152が設けられている。ここで特に言及すべき点として、図1中では、上述の各ユニットがマイクロコントローラ15中に描かれているが、これらに限らず、本発明の他の実施例において、マイクロコントローラ15内に処理ユニット150だけを有することも可能であり、上述の他の各ユニット(接続検出ユニット151、電力評価ユニット152など)は、単独のチップ又は回路として設置してもよく、マイクロコントローラ15中に統合することだけに決して限定されず、処理ユニット150が他の各ユニットのデータを取得でき、且つ後述する効果を形成できさえすれば、本発明が保護を求めるマイクロコントローラ15とされる。
再び図1を参照して、接続検出ユニット151はイーサネットポート11の接続状況(オンライン状態、オフライン状態など)を検出し、且つ上述の検出結果を処理ユニット150に送信するためのものであり、これにより、各イーサネットポート11がネットワーク機器2に接続されているか否か(即ちオンライン状態)を処理ユニット150が知得できるようにして、バックアップ時に、現在オフライン状態にあるイーサネットポート11への給電(即ち、第1電力の出力)が行われないようにしている。当該実施例において、接続検出ユニット151は各イーサネットポート11を微小電流によって検出するが、例えば、インターフェイス検出回路の技術手段により、各イーサネットポート11が現在オンライン状態又はオフライン状態にあることを処理ユニット150が知得できるようにする。電力評価ユニット152は、各イーサネットポート11が提供しなければならない第1電力の電力パワーを計算するためのものであり、当該実施例では、マイクロコントローラ15(処理ユニット150)が各ネットワーク機器2から電力需要情報を受信すると、各ネットワーク機器2が必要とする電力パワー及びそれに接続されたイーサネットポート11を得ることができ、その後、電力評価ユニット152が、各イーサネットポート11が提供しなければならない電力パワーを算出すると、マイクロコントローラ15(処理ユニット150)が電力分配部131に各ネットワーク機器2へ出力する第1電力を調整させることができ、各第1電力をその対応するネットワーク機器2に必要な電力パワー(例えば第1電力表131A、131B、131C、131D)と一致させることができる。
再び図1及び図2を参照して、ネットワーク機器2が第2電力E1を受電可能な状況において、ネットワーク機器2は第2電力E1を稼働の主な電力源としている。このとき、各イーサネットポート11は待機状態であり、且つ第1電力を出力しない。第2電力E1が中断されたとマイクロコントローラ15が判断すると、マイクロコントローラ15が、バックアップ電源ユニット13に各ネットワーク機器2が対応するイーサネットポート11を通じて各ネットワーク機器2が必要とする第1電力を出力させて、各ネットワーク機器2が正常稼働を維持できるようにする。そのうち、マイクロコントローラ15は下記の方法によって第2電力E1が中断されたか否かを知得することができる。1つ目に、ネットワーク機器2は、バックアップ要求情報を冗長電源装置1(マイクロコントローラ15)に送信することができる。2つ目に、冗長電源装置1(マイクロコントローラ15)は、第2電力E1の有無を検出することができる。その後、第2電力E1の給電が再び回復すると、ネットワーク機器2が冗長電源装置1(マイクロコントローラ15)に電源断要求情報を送信し、冗長電源装置1(マイクロコントローラ15)がバックアップ電源ユニット13に各第1電力の出力を停止させ、且つ各イーサネットポート11は次回第2電力E1が中断されるまで待機状態に回復する。
ネットワーク機器2の稼働能力の違いによって、ネットワーク機器2毎に必要な電力パワーも異なるため、全てのネットワーク機器2が必要とする電力パワーの総合が、バックアップ電源ユニット13(即ちパワープール137)の総出力を超えた場合に、本発明の冗長電源装置1は、重要性の高いネットワーク機器2に対して優先的に第1電力を出力することができ、これにより、出力電力が定格出力(総出力)を超えたためにバックアップ系がクラッシュしてしまうという事態の発生が回避される。上述の効果を達成できるようにするため、再び図1を参照して、当該実施例では、マイクロコントローラ15内に優先情報テーブル153が設けられている。そのうち、優先情報テーブル153には、各イーサネットポート11又は各ネットワーク機器2が有する優先レベルが記載される。上述の優先レベルの設定方法は以下の通りである。
(a1)ユーザーが冗長電源装置1又は端末装置(例えばスマートフォン、デスクトップパソコンなど)が提供する操作インターフェイスにより、イーサネットポート11毎に優先レベルを手動で設定すると、後続で各イーサネットポート11に接続されたネットワーク機器2は、対応する優先レベルを具備することができる。例えば、イーサネットポート11A〜11Dの優先レベルが11A>11B>11C>11Dと設定された場合、イーサネットポート11Aに接続されたネットワーク機器2の優先レベルは、イーサネットポート11Cに接続されたネットワーク機器2よりも高くなる。
(a2)ユーザーが冗長電源装置1又は端末装置(例えばスマートフォン、デスクトップパソコンなど)が提供する操作インターフェイスにより、ネットワーク機器2毎に優先レベルを手動で設定すると、ネットワーク機器2がどのイーサネットポート11に接続されても、元々設定された優先レベルに影響されないようにすることができる。
(a3)冗長電源装置1は、ネットワーク機器2毎の優先レベルを自動設定することができる。例えば、冗長電源装置1は、ONVIF標準規格又は他のプロトコルによってネットワーク機器2の種類を識別し、デフォルトでのネットワーク機器2の重要性に基づき、ネットワーク機器2の優先レベルを設定することができる。或いは、冗長電源装置1は、ネットワーク機器2の消費電力量、接続順序などに基づき、ネットワーク機器2の優先レベルを設定することができる。
このようにすることで、本発明の冗長電源装置1は、バックアップ系を形成した後に、接続された全てのネットワーク機器2に必要な電力パワーが自身の提供できる総出力を超えていないかどうか能動的に計算することができ、全てのネットワーク機器2に必要な総電力パワーがバックアップ電源ユニット13(即ちパワープール137)の総出力を超えている場合、冗長電源装置1が優先情報テーブル153の内容に基づき、第1電力を優先レベルの高いネットワーク機器2へ優先的に提供し、優先レベルの低いネットワーク機器2が第1電力を受電できなくさせる。
上述の実施例において、冗長電源装置1は、現在既にオンライン状態にある各ネットワーク機器2の優先レベルに従って第1電力を送るが、本発明の他の実施例では、冗長電源装置1がバックアップしている途中でユーザーが新たなネットワーク機器2を追加した場合でも、冗長電源装置1は同じように優先レベルに基づいて第1電力を提供することができる。図面が複雑になり過ぎないよう、図3〜図5は一部の構成要素を省略しているが、冗長電源装置1の構成は図1に示した通りである。図3を参照して、別の実施例において、冗長電源装置1は、ネットワーク機器2A、2B、2Cとオンライン状態を形成しており、第2電力E1がある事情によって給電できない場合、冗長電源装置1が各ネットワーク機器2A、2B、2Cに第1電力を出力する。図4を参照して、ユーザーが新たなネットワーク機器2Dをイーサネットポート11Dに接続してオンライン状態が形成されると、マイクロコントローラ15が新たなネットワーク機器2Dに必要な電力パワー及び対応する優先レベルを読み取ることができる。また、仮にバックアップ電源ユニット13の給電可能な総出力がネットワーク機器2A、2B、2C、2Dの総電力パワーを上回る場合、マイクロコントローラ15がバックアップ電源ユニット13にイーサネットポート11Dを通じて対応する第1電力を出力させる。反対に、バックアップ電源ユニット13の給電可能な総出力ではネットワーク機器2A、2B、2C、2Dの総電力パワーに対する給電が不十分であるとマイクロコントローラ15が判断した場合には、マイクロコントローラ15がネットワーク機器2A、2B、2C、2Dの優先レベルを取得し、仮に新たなネットワーク機器2Dの優先レベルが最も低いなら、冗長電源装置1は新たなネットワーク機器2Dに対して第1電力を出力しない(図4に示されている点線の通り)。ここで特に言及すべき点として、上述の「優先レベルが最も低い」とは、現在既に第1電力を受電しているネットワーク機器2と比較した場合のことを言い、第1電力を受電していないネットワーク機器2は含まれない。
図5を参照して、さらに1つの実施例において、冗長電源装置1は、ネットワーク機器2A、2B、2Dとオンライン状態を形成しており、第2電力E1がある事情によって給電できない場合、冗長電源装置1が各ネットワーク機器2A、2B、2Dに第1電力を出力する。再び図4を参照して、ユーザーが新たなネットワーク機器2Cをイーサネットポート11Cに接続してオンライン状態が形成されると、マイクロコントローラ15が新たなネットワーク機器2Cに必要な電力パワー及び対応する優先レベルを読み取る。また、バックアップ電源ユニット13の給電可能な総出力ではネットワーク機器2A、2B、2C、2Dの総電力パワーに対する給電が不十分であるとマイクロコントローラ15が判断した場合には、マイクロコントローラ15がネットワーク機器2A、2B、2C、2Dの優先レベルを取得し、仮に新たなネットワーク機器2Cの優先レベルが最も低くない場合には、冗長電源装置1が新たなネットワーク機器2Cに対して対応する第1電力を出力し、且つ優先レベルが新たなネットワーク機器2Cよりも低い他のイーサネットポート11又は他のネットワーク機器2に対する給電を優先レベルに従って低い方から高い方へ逐一停止する。例えば、ネットワーク機器2Dの優先レベルが新たなネットワーク機器2Cよりも低い場合、冗長電源装置1が第1電力の出力を停止する(図4に示されている点線の通り)。
本発明の方法を明確に開示できるよう、以下で本発明の冗長電源装置1の処理工程のみに関する説明を行う。図1、図2及び図6を参照されたい。
(301)冗長電源装置1が、第2電力E1が中断されているか否かを判断し、中断されているならば、工程(302)へ進み、中断されていないならば、工程(301)へ戻る。
(302)冗長電源装置1が、自身の給電可能な総出力が現在既に接続されている全てのネットワーク機器2の総電力パワー以上か否かを判断し、総電力パワー以上であるならば、工程(303)へ進み、総電力パワー以上でないならば、工程(306)へ進む。
(303)冗長電源装置1が、各ネットワーク機器2が必要とする第1電力を出力し、工程(304)へ進む。
(304)冗長電源装置1が、電源断要求情報を受信したか否かを判断し、電源断要求情報を受信したならば、工程(305)へ進み、電源断要求情報を受信していないならば、工程(303)へ戻る。
(305)冗長電源装置1が、対応するネットワーク機器2への各第1電力の出力を停止する。
(306)冗長電源装置1が、優先情報テーブル153の内容に基づき、ネットワーク機器2の高い方から低い方へ順に第1電力を提供し、出力する全ての第1電力の総電力パワーが自身の給電可能な総出力を超えそうになった時点で、残りの給電していないネットワーク機器2に対する第1電力の出力を停止する。
上述の工程(301)の後、ユーザーが新たなネットワーク機器2を冗長電源装置1に接続し、オンライン状態が形成された後の冗長電源装置1には下記の処理工程がさらに含まれる。図1、図2及び図7を参照されたい。
(307)冗長電源装置1が、自身の給電可能な総出力が現在既に接続されている全てのネットワーク機器2(元々接続されているネットワーク機器2と新たなネットワーク機器2)の総電力パワー以上か否かを判断し、総電力パワー以上であるならば、工程(303)へ進み、総電力パワー以上でないならば、工程(308)へ進む。
(308)冗長電源装置1が、新たなネットワーク機器2の優先レベルが最も低いか否かを判断し、優先レベルが最も低いならば、工程(309)へ進み、優先レベルが最も低くないならば、工程(310)へ進む。
(309)冗長電源装置1が、新たなネットワーク機器2に対して第1電力を出力しない。
(310)冗長電源装置1が、出力する全ての第1電力の総電力パワーが自身の給電可能な総出力を超えないようになるまで、優先レベルに従って他のネットワーク機器への給電を低い方から高い方へ逐一停止する。
また、使用上の安全性を向上できるよう、再び図1を参照して、冗長電源装置1にはさらにセーフティ検出ユニット154が設けられており、当該実施例において、セーフティ検出ユニット154はマイクロコントローラ15中に統合されているが、これに限らない。セーフティ検出ユニット154は、例えば、冗長電源装置1の全体温度、マイクロコントローラ15の温度、冗長電源装置1の内部回路が短絡していないか否かなど、冗長電源装置1の現在の環境状態を検出し、且つ上述の環境状態をマイクロコントローラ15に伝達する。また、現在の環境状態が異常状態(例えば温度が閾値を超える、短絡が発生するなど)にあるとマイクロコントローラ15が判断した場合には、例えばマイクロコントローラ15が警告音を発する、自身の稼働を停止する、又は警告メッセージをユーザーに送信するなど、マイクロコントローラ15がセーフティプログラムを実行することができる。
また、1台の冗長電源装置では使用において故障してしまう事態が発生する可能性もあるため、ユーザーは複数台の冗長電源装置1A、1Bでバックアップ系を構成することができる(図8に示すデュアルバックアップ電源メカニズムなど)。そのうち、2台の冗長電源装置1A、1B中にはさらにマスタースレーブ式検出ユニット155A、155Bが設けられており、マスタースレーブ式検出ユニット155A、155Bは、2台の冗長電源装置1A、1Bに相互コミュニケーションを行えるようにさせることができ、且つメインとサブのバックアップ装置をどれにするか決定する。例を挙げると、再び図8を参照して(図面が複雑になり過ぎないよう、図8は一部の構成要素のみを描いている)、2台の冗長電源装置1A、1B中のイーサネットポート11Aは、電力結合器(Power combiner)4Aを介してネットワーク機器2Aと電気的に接続することができ、2台の冗長電源装置1A、1B中のイーサネットポート11Bは、もう1つの電力結合器4Bを介してネットワーク機器2Bと電気的に接続することができ、冗長電源装置1Aがメインのバックアップ装置となった後に、ネットワーク機器2A、2Bが第2電力E1を受電できない場合には、冗長電源装置1Aが各ネットワーク機器2A、2Bに第1電力を送ることができるが、冗長電源装置1Aが故障又は機能停止した後には、冗長電源装置1Bが代わってネットワーク機器2A、2Bに第1電力を送る。
再び図8を参照して、当該実施例において、各電力結合器4A、4Bは差圧方式で、現在冗長電源装置1A、1Bのどちらが第1電力を送っているかを識別して、第1電力を対応するネットワーク機器2A、2Bに送ることができる。例を挙げると、冗長電源装置1Aのイーサネットポート11Aは基準出力電圧値を出力し、冗長電源装置1Bのイーサネットポート11Aは待機出力電圧値を出力し、且つ待機出力電圧値は基準出力電圧値よりも低く、基準出力電圧値と待機出力電圧値の設定により、電力結合器4A、4Bが、現在は冗長電源装置1Aが第1電力を送るべきであると識別するが、冗長電源装置1Aが故障すると、イーサネットポート11Aの出力電圧が停止して、待機出力電圧値よりもずっと低くなる。このとき、電力結合器4A、4Bが、現在は冗長電源装置1Bが第1電力を送るべきであると識別し、また、マスタースレーブ式検出ユニット155Aは冗長電源装置1Aが現在故障していることをマスタースレーブ式検出ユニット155Bに通知し、冗長電源装置1Bが自身の出力電圧を基準出力電圧値まで高める。
上述は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明が主張する請求項の範囲を限定するものではなく、当業者であれば本発明が開示した技術内容に基づいて同等の効果が得られる改変を容易に想到し得るものであり、すべて本発明の保護範囲を逸脱しない。
1、1A、1B 冗長電源装置
11、11A、11B、11C、11D イーサネットポート
13 バックアップ電源ユニット
131 電力分配部
131A、131B、131C、131D 第1電力表
133 交流/直流変換回路
135 直流調整回路
137 パワープール
15 マイクロコントローラ
150 処理ユニット
151 接続検出ユニット
152 電力評価ユニット
153 優先情報テーブル
154 セーフティ検出ユニット
155A、155B マスタースレーブ式検出ユニット
2、2A、2B、2C、2D ネットワーク機器
21 電力検出ユニット
23 電力バックアップポート
25 主電力ポート
4A、4B 電力結合器
T ツイストペアケーブル
E1 第2電力
L1、L2 外部電力
301〜310 工程

Claims (17)

  1. パワー・オーバー・イーサネットを用いて冗長電源の管理を行う方法であって、冗長電源装置に使用され、前記冗長電源装置は複数のツイストペアケーブルを通じて複数のネットワーク機器とそれぞれ電気的に接続されて、第1電力及びデジタル情報を各前記ネットワーク機器にそれぞれ伝達することができ、前記冗長電源装置は、複数のイーサネットポート、バックアップ電源ユニット及びマイクロコントローラを含み、そのうち、各前記イーサネットポートは、各前記ツイストペアケーブルを通じて各前記ネットワーク機器とそれぞれ電気的に接続されることでオンライン状態を形成し、且つ各前記第1電力及びデジタル情報を対応する各前記ネットワーク機器に伝達することができ、前記バックアップ電源ユニットは各前記イーサネットポートとそれぞれ電気的に接続されて、対応する各前記イーサネットポートに各前記第1電力を出力することができ、前記マイクロコントローラは各前記バックアップ電源ユニットにそれぞれ電気的に接続され、且つ各前記ネットワーク機器からの電力需要情報を受信して、各前記ネットワーク機器が必要とする電力パワーを取得することができ、
    前記マイクロコントローラが、各前記ネットワーク機器が元々受電していた第2電力が中断されたと判断すると、前記バックアップ電源ユニットに、対応するイーサネットポートを通じて各前記ネットワーク機器へ必要な各前記第1電力を出力させ、そのうち、各前記第1電力は、各前記ネットワーク機器に必要な電力パワーに相当する工程と、
    前記マイクロコントローラが、各前記ネットワーク機器から電源断要求情報を受信した状態において、前記バックアップ電源ユニットに各前記第1電力の出力を停止させる工程と、を前記冗長電源装置に実行させるものである、冗長電源の管理を行う方法。
  2. 前記マイクロコントローラ内には優先情報テーブルが設けられており、前記優先情報テーブルには、各前記イーサネットポート又は各前記ネットワーク機器が有する優先レベルが記載される、請求項1に記載の冗長電源の管理を行う方法。
  3. 前記冗長電源装置が既に既存の各前記ネットワーク機器に各前記第1電力を出力している状態において、前記マイクロコントローラが、新たなネットワーク機器がイーサネットポートのうちの1つに電気的に接続されたと判断した後に、前記新たなネットワーク機器に必要な電力パワー及び対応する優先レベルを読み取る、請求項2に記載の冗長電源の管理を行う方法。
  4. 前記マイクロコントローラが、前記バックアップ電源ユニットの総出力では既存の各前記ネットワーク機器及び前記新たなネットワーク機器に必要な総電力パワーに対する給電が不十分であると判断し、且つ前記新たなネットワーク機器の対応する優先レベルが最も低い場合、前記冗長電源装置は前記新たなネットワーク機器に対して対応する第1電力を出力しない、請求項3に記載の冗長電源の管理を行う方法。
  5. 前記マイクロコントローラが、前記バックアップ電源ユニットの総出力では既存の各前記ネットワーク機器及び前記新たなネットワーク機器に必要な総電力パワーに対する給電が不十分であると判断し、且つ前記新たなネットワーク機器の対応する優先レベルが最も低くない場合、前記冗長電源装置は前記新たなネットワーク機器に対して対応する第1電力を出力し、且つ優先レベルが前記新たなネットワーク機器よりも低い他のイーサネットポート又は他のネットワーク機器については、優先レベルに従って、他のイーサネットポート又は他のネットワーク機器への給電を低い方から高い方へ逐一停止する、請求項3に記載の冗長電源の管理を行う方法。
  6. 前記冗長電源装置は、さらに複数の接続検出ユニットを含み、各前記接続検出ユニットが各前記イーサネットポートの接続状況を検出し、前記マイクロコントローラに各前記イーサネットポートの接続状況を取得させることにより、前記バックアップ電源ユニットが現在オフライン状態にあるイーサネットポートへ給電しないようにさせる、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の冗長電源の管理を行う方法。
  7. 前記冗長電源装置は、さらにセーフティ検出ユニットを含み、前記セーフティ検出ユニットは、前記冗長電源装置の現在の環境状態を検出し、前記マイクロコントローラに前記冗長電源装置の現在の環境状態を取得させ、前記マイクロコントローラは、現在の環境状態が異常状態にあると判断した場合に、セーフティプログラムを実行する、請求項6に記載の冗長電源の管理を行う方法。
  8. 前記冗長電源装置には、さらにマスタースレーブ式検出ユニットが設けられ、且つ電力結合器を介して各前記ネットワーク機器と電気的に接続されており、さらにもう1つの冗長電源装置が前記電力結合器を介して各前記ネットワーク機器と電気的に接続されており、前記冗長電源装置は、前記マスタースレーブ式検出ユニットにより前記もう1つの冗長電源装置と相互コミュニケーションを行って、自身がメインバックアップ装置又はサブバックアップ装置であることを確認し、メインバックアップ装置が対応する各前記ネットワーク機器に第1電力を送ることができない場合には、サブバックアップ装置が代わって第1電力を対応する各前記ネットワーク機器に送り、さらに前記電力結合器は、差圧方式によって現在第1電力を送っている対応する冗長電源装置を識別し、第1電力を対応する各前記ネットワーク機器に送ることができる、請求項6に記載の冗長電源の管理を行う方法。
  9. パワー・オーバー・イーサネットを用いて冗長電源の管理を行う冗長電源装置であって、複数のツイストペアケーブルを通じて複数のネットワーク機器とそれぞれ電気的に接続されて、第1電力及びデジタル情報を各前記ネットワーク機器にそれぞれ伝達することができ、前記冗長電源装置は、
    各前記ツイストペアケーブルを通じて各前記ネットワーク機器とそれぞれ電気的に接続されることでオンライン状態を形成し、さらに各前記第1電力及びデジタル情報を対応する各前記ネットワーク機器に伝達し、且つ各前記ネットワーク機器から送られる電力需要情報を受信する、複数のイーサネットポートと、
    各前記イーサネットポートとそれぞれ電気的に接続されて、対応する各前記イーサネットポートに各前記第1電力を出力することができる、バックアップ電源ユニットと、
    各前記バックアップ電源ユニット及び各前記イーサネットポートとそれぞれ電気的に接続され、且つ各前記電力需要情報を受信して、各前記ネットワーク機器が必要とする電力パワーを取得し、マイクロコントローラが、各前記ネットワーク機器が元々受電していた第2電力が中断されたと判断した状態において、前記バックアップ電源ユニットに対応するイーサネットポートを通じて各前記ネットワーク機器へ必要な各前記第1電力を出力させるが、そのうち、各前記第1電力は、各前記ネットワーク機器に必要な電力パワーに相当し、前記マイクロコントローラが、各前記ネットワーク機器から電源断要求情報を受信した状態において、前記バックアップ電源ユニットに各前記第1電力の出力を停止させる、前記マイクロコントローラと、を含む、冗長電源装置。
  10. 前記マイクロコントローラ内には優先情報テーブルが設けられており、前記優先情報テーブルには、各前記イーサネットポート又は各前記ネットワーク機器が有する優先レベルが記載される、請求項9に記載の冗長電源装置。
  11. 前記冗長電源装置が既に既存の各前記ネットワーク機器に各前記第1電力を出力している状態において、前記マイクロコントローラが、新たなネットワーク機器がイーサネットポートのうちの1つに電気的に接続されたと判断した後に、前記新たなネットワーク機器に必要な電力パワー及び対応する優先レベルを読み取る、請求項10に記載の冗長電源装置。
  12. 前記マイクロコントローラが、前記バックアップ電源ユニットの総出力では既存の各前記ネットワーク機器及び前記新たなネットワーク機器に必要な総電力パワーに対する給電が不十分であると判断し、且つ前記新たなネットワーク機器の対応する優先レベルが最も低い場合、前記冗長電源装置は前記新たなネットワーク機器に対して対応する第1電力を出力しない、請求項11に記載の冗長電源装置。
  13. 前記マイクロコントローラが、前記バックアップ電源ユニットの総出力では既存の各前記ネットワーク機器及び前記新たなネットワーク機器に必要な総電力パワーに対する給電が不十分であると判断し、且つ前記新たなネットワーク機器の対応する優先レベルが最も低くない場合、前記冗長電源装置は前記新たなネットワーク機器に対して対応する第1電力を出力し、且つ優先レベルが前記新たなネットワーク機器よりも低い他のイーサネットポート又は他のネットワーク機器については、優先レベルに従って、他のイーサネットポート又は他のネットワーク機器への給電を低い方から高い方へ逐一停止する、請求項11に記載の冗長電源装置。
  14. 前記冗長電源装置は2つの外部電力を受電し、そのうち1つの外部電力は交流電源であり、もう1つの外部電力は直流電源であり、前記バックアップ電源ユニットは、
    電力分配部と電気的に接続されたパワープールと、
    前記外部電力から送られる交流電流を受電し、且つ対応する直流電流に変換した後、前記パワープールに集める交流/直流変換回路と、
    もう1つの外部電力から送られる直流電流を受電し、且つ前記直流電流に対して昇圧又は降圧を行った後、前記パワープールに集める直流調整回路と、を含む、請求項9〜請求項13のいずれか1項に記載の冗長電源装置。
  15. 前記冗長電源装置は、さらに複数の接続検出ユニットを含み、各前記接続検出ユニットが各前記イーサネットポートの接続状況を検出し、前記マイクロコントローラに各前記イーサネットポートの接続状況を取得させることにより、前記バックアップ電源ユニットが現在オフライン状態にあるイーサネットポートへ給電しないようにさせる、請求項14に記載の冗長電源装置。
  16. 前記冗長電源装置は、さらにセーフティ検出ユニットを含み、前記セーフティ検出ユニットは、前記冗長電源装置の現在の環境状態を検出し、前記マイクロコントローラに前記冗長電源装置の現在の環境状態を取得させ、前記マイクロコントローラは、現在の環境状態が異常状態にあると判断した場合に、セーフティプログラムを実行する、請求項15に記載の冗長電源装置。
  17. 前記冗長電源装置には、さらにマスタースレーブ式検出ユニットが設けられ、前記マスタースレーブ式検出ユニットによりもう1つの冗長電源装置と相互コミュニケーションを行って、自身がメインバックアップ装置又はサブバックアップ装置であることを確認する、請求項15に記載の冗長電源装置。
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