JP2021117648A - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法 Download PDF

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崇寛 津野
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Abstract

【課題】ユーザの利便性を高めることができる情報処理装置を得る。【解決手段】本発明の情報処理装置は、携帯端末と無線接続を行うことにより携帯端末から供給された給電電力に基づいて、携帯端末と無線通信を行う第1の通信部と、携帯端末によりアクセス可能な第1の記憶領域、および携帯端末によるアクセスが制限された第2の記憶領域を有する記憶部と、装置電力に基づいて動作する第1の期間において、記憶部の第2の記憶領域に第1の認証情報を書き込む記憶制御部と、第1の期間より後の、給電電力に基づいて動作する第2の期間において、第1の通信部が、携帯端末から送信された第2の認証情報を受信した場合に、記憶部に記憶された第1の認証情報、および第2の認証情報に基づいて認証処理を行う認証処理部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理を行う情報処理装置、そのような情報処理装置を備えた情報処理システム、およびそのような情報処理システムにおいて用いられる情報処理方法に関する。
情報処理装置には、RFID(radio frequency identifier)タグを備えたものがある。例えば、特許文献1には、RFIDタグを備え、装置の電源が投入されていない状態において、リーダライタを用いて、このRFIDタグの情報を書き換えることができる画像形成装置が開示されている。
特開2003−216450号公報
ところで、電子機器では、ユーザの利便性が高いことが望まれており、情報処理装置においても、さらなるユーザの利便性の向上が期待されている。
ユーザの利便性を高めることができる情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法を提供することが望ましい。
本発明の一実施の形態における情報処理装置は、第1の通信部と、記憶部と、記憶制御部と、認証処理部とを備えている。第1の通信部は、携帯端末と無線接続を行うことにより携帯端末から供給された給電電力に基づいて、携帯端末と無線通信を行うように構成される。記憶部は、携帯端末によりアクセス可能な第1の記憶領域、および携帯端末によるアクセスが制限された第2の記憶領域を有する。記憶制御部は、装置電力に基づいて動作する第1の期間において、記憶部の第2の記憶領域に第1の認証情報を書き込むように構成される。認証処理部は、第1の期間より後の、給電電力に基づいて動作する第2の期間において、第1の通信部が、携帯端末から送信された第2の認証情報を受信した場合に、記憶部に記憶された第1の認証情報、および第2の認証情報に基づいて認証処理を行うように構成される。
本発明の一実施の形態における情報処理システムは、情報処理装置と、携帯端末とを備えている。情報処理装置は、第1の通信部と、記憶部と、記憶制御部と、認証処理部とを有している。第1の通信部は、携帯端末と無線接続を行うことにより携帯端末から供給された給電電力に基づいて、携帯端末と無線通信を行うように構成される。記憶部は、携帯端末によりアクセス可能な第1の記憶領域、および携帯端末によるアクセスが制限された第2の記憶領域を有する。記憶制御部は、装置電力に基づいて動作する第1の期間において、記憶部の第2の記憶領域に第1の認証情報を書き込むように構成される。認証処理部は、第1の期間より後の、給電電力に基づいて動作する第2の期間において、第1の通信部が、携帯端末から送信された第2の認証情報を受信した場合に、記憶部に記憶された第1の認証情報、および第2の認証情報に基づいて認証処理を行うように構成される。携帯端末は、第2の通信部を有している。第2の通信部は、第1の通信部と無線通信を行うことにより給電電力を供給し、第1の通信部に第2の認証情報を送信するように構成される。
本発明の一実施の形態における情報処理方法は、情報処理装置の装置電力に基づいて動作する第1の期間において、情報処理装置の記憶部における、携帯端末によりアクセス可能な第1の記憶領域、および携帯端末によるアクセスが制限された第2の記憶領域のうちの第2の記憶領域に第1の認証情報を書き込むことと、第1の期間より後に、携帯端末が情報処理装置と無線接続を行うことにより、携帯端末が情報処理装置に対して給電電力を供給することと、情報処理装置が給電電力に基づいて動作する第2の期間において、携帯端末が情報処理装置に対して第2の認証情報を送信することと、第2の期間において、情報処理装置が、第2の認証情報を受信した場合に、記憶部に記憶された第1の認証情報、および第2の認証情報に基づいて認証処理を行うこととを含む。
本発明の一実施の形態における情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法によれば、情報処理装置に、携帯端末によりアクセス可能な第1の記憶領域、および携帯端末によるアクセスが制限された第2の記憶領域を有する記憶部を設け、装置電力に基づいて動作する第1の期間において、記憶部の第2の記憶領域に第1の認証情報を書き込み、第1の期間より後の、給電電力に基づいて動作する第2の期間において、第1の通信部が、携帯端末から送信された第2の認証情報を受信した場合に、記憶部に記憶された第1の認証情報、および第2の認証情報に基づいて認証処理を行うようにしたので、ユーザの利便性を高めることができる。
第1の実施の形態に係る画像形成システムの一構成例を表すブロック図である。 図1に示した画像形成装置の一動作例を表すフローチャートである。 図1に示した携帯端末の一動作例を表すフローチャートである。 図1に示した画像形成装置の一動作例を表す他のフローチャートである。 図1に示した画像形成システムの一動作例を表すフローチャートである。 図1に示した画像形成装置の一動作例を表す他のフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例に係る画像形成システムの一構成例を表すブロック図である。 図7に示した画像形成装置の一動作例を表すフローチャートである。 第2の実施の形態の変形例に係る画像形成システムの一構成例を表すブロック図である。 図9に示した画像形成装置の一動作例を表すフローチャートである。 図9に示した画像形成装置の一動作例を表す他のフローチャートである。 図9に示した携帯端末の一動作例を表すフローチャートである。 図9に示した画像形成装置の一動作例を表す他のフローチャートである。 図9に示した画像形成システムの一動作例を表すフローチャートである。 図9に示した携帯端末に表示される画面の一例を表す説明図である。 第3の実施の形態の変形例に係る画像形成システムの一構成例を表すブロック図である。 図16に示した画像形成装置の一動作例を表すフローチャートである。 図16に示した携帯端末の一動作例を表すフローチャートである。 図16に示した画像形成装置の一動作例を表す他のフローチャートである。 図16に示した画像形成システムの一動作例を表すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報処理システム(画像形成システム1)の一構成例を表すものである。なお、本発明の実施の形態に係る情報処理装置および情報処理方法は、本実施の形態により具現化されるので、併せて説明する。画像形成システム1は、画像形成装置10と、携帯端末40とを備えている。
画像形成装置10は、紙などの記録媒体に対して画像を形成するプリンタである。画像形成装置10は、NFC(Near Field Communication)ユニット20を有している。このNFCユニット20のNFCタグ22は、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23と、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24とを有している。記憶領域23には、画像形成装置10を識別するための識別情報IDが記憶され、記憶領域24には、認証情報PW1が記憶される。NFCユニット20は、画像形成装置10の装置電源がオフである場合において、例えば画像形成装置10の管理者であるユーザが携帯端末40をNFCユニット20にかざすことにより、この携帯端末40から供給された給電電力に基づいて起動することができるようになっている。
携帯端末40は、例えば画像形成装置10の管理者が使用する端末であり、例えばタブレット端末である。携帯端末40は、NFC通信部43を有している。NFC通信部43は、画像形成装置10のNFCタグ22に、画像形成装置10の装置設定を示す設定情報INFを書き込む。NFC通信部43は、管理者であるユーザが携帯端末40を画像形成装置10のNFCユニット20にかざすことにより、このNFCユニット20に給電電力を供給することができるようになっている。
この構成により、画像形成装置10は、例えば初回起動時に、あらかじめ記憶された識別情報IDに基づいて所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成し、この識別情報IDをNFCタグ22の記憶領域23に書き込むとともに、この認証情報PW1をNFCタグ22の記憶領域24に書き込む。そして、その後、画像形成装置10の装置電源がオフである場合に、管理者であるユーザが携帯端末40を画像形成装置10のNFCユニット20にかざすことにより、NFCユニット20には、携帯端末40のNFC通信部43から給電電力が供給され、NFCユニット20が起動する。携帯端末40は、画像形成装置10におけるNFCタグ22の記憶領域23から識別情報IDを読み出し、この識別情報IDに基づいて、画像形成装置10における認証情報PW1を生成するアルゴリズムと同じアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成し、この認証情報PW2を画像形成装置10のNFCユニット20に送信する。画像形成装置10のNFCユニット20は、記憶領域24に記憶された認証情報PW1および携帯端末40から送信された認証情報PW2を照合することにより認証処理を行う。そして、認証処理が成功した場合には、携帯端末40は、画像形成装置10の装置設定についての情報を含む設定情報INFを、画像形成装置10のNFCタグ22に書き込む。そして、画像形成装置10は、その後に装置電源が投入されたときに、NFCタグ22に書き込まれた設定情報INFに基づいて、画像形成装置10の装置設定を行う。このように、画像形成装置10では、携帯端末40から供給された設定情報INFに基づいて画像形成装置10の装置設定を行うようになっている。
(画像形成装置10)
画像形成装置10は、NFCユニット20と、通信部11と、表示操作部12と、画像形成部13と、記憶部14と、制御部30とを有している。通信部11、表示操作部12、画像形成部13、記憶部14、および制御部30は、画像形成装置10の装置電源がオンである場合に、この装置電源の装置電力に基づいて動作するようになっている。
NFCユニット20は、近距離無線通信を行うように構成される。NFCユニット20は、ユーザが携帯端末40をこのNFCユニット20にかざした場合に、携帯端末40のNFC通信部43(後述)と無線接続され、このNFC通信部43から給電電力が供給される。給電方式は、例えば電磁誘導方式であってもよいし、電波反射方式であってもよい。これにより、NFCユニット20は、画像形成装置10の装置電源がオフである場合に、この給電電力に基づいて起動し、動作することができる。また、NFCユニット20は、画像形成装置10の装置電源がオンである場合には、この装置電源の装置電力に基づいて動作することができるようになっている。NFCユニット20は、NFC通信部21と、NFCタグ22と、制御部25とを有している。
NFC通信部21は、携帯端末40のNFC通信部43から供給された給電電力に基づいて、携帯端末40との間で近距離無線通信により通信を行うように構成される。
NFCタグ22は、不揮発性の記憶部であり、情報を記憶するように構成される。NFCタグ22は、2つの記憶領域23,24を有している。
記憶領域23は、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域である。この記憶領域23には、識別情報IDが記憶される。識別情報IDは、画像形成装置10を識別するための情報であり、この例では、画像形成装置10のシリアル番号である。識別情報IDは、記憶部14にあらかじめ記憶されており、制御部25のタグ制御部27(後述)により、この記憶領域23に書き込まれるようになっている。
また、この記憶領域23には、後述するように、設定情報INFが記憶される。設定情報INFは、画像形成装置10の装置設定についての情報を含んでいる。具体的には、設定情報INFは、例えば、通信設定、言語設定、電力モード設定、媒体設定などについての情報を含む。通信設定は、通信部11が通信を行う際に使用されるIP(Internet Protocol)アドレスなどのネットワーク設定である。言語設定は、表示操作部12が情報を表示する際に使用される言語の設定である。電力モード設定は、省電力モードなどの各種電力モードの設定である。媒体設定は、画像形成部13が画像を形成する記録媒体の種類やサイズなどの設定である。設定情報INFは、携帯端末40から近距離無線通信により送信され、この記憶領域23に書き込まれるようになっている。
記憶領域24は、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域である。この記憶領域24には、認証情報PW1が記憶される。認証情報PW1は、携帯端末40が設定情報INFをNFCタグ22に書き込む際の認証処理において使用されるパスワードである。この認証情報PW1は、記憶部14に記憶された識別情報IDに基づいて、制御部30の認証情報生成部32(後述)により生成され、制御部25のタグ制御部27(後述)により、この記憶領域24に書き込まれるようになっている。
制御部25は、NFCユニット20の動作を制御するように構成される。制御部25は、例えば、プロセッサやRAM(Random Access Memory)などを用いて構成される。制御部25は、装置電力および給電電力に基づいて動作することができるようになっている。制御部25は、NFC通信制御部26と、タグ制御部27と、認証処理部28とを有している。NFC通信制御部26は、NFC通信部21の動作を制御するように構成される。タグ制御部27は、NFCタグ22に対する情報の書込動作、およびNFCタグ22からの情報の読出動作を行うように構成される。認証処理部28は、NFCタグ22の記憶領域24に記憶された認証情報PW1および携帯端末40から送信された認証情報PW2を照合することにより、認証処理を行うように構成される。
通信部11は、例えば有線LAN(Local Area Network)、無線LANなどを用いて通信を行うように構成される。なお、これに限定されるものではなく、例えば、通信部11は、例えばUSB(Universal Serial Bus)を用いて通信を行うようにしてもよい。通信部11は、例えば、パーソナルコンピュータ(図示せず)から送信された印刷データを受信するようになっている。
表示操作部12は、ユーザの操作を受け付けるとともに、画像形成装置10の動作状態などを表示するように構成される。表示操作部12は、例えば各種ボタン、タッチパネル、液晶ディスプレイ、各種インジケータなどを用いて構成される。
画像形成部13は、記録媒体に画像を形成する画像形成動作を行うように構成される。画像形成部13は、例えば、イメージドラムユニット、LED(Light Emitting Diode)ヘッド、定着部などを有する。画像形成部13は、制御部30からの指示に基づいて、通信部11が受信した印刷データに基づいて、トナー像を形成し、そのトナー像を記録媒体に転写し、記録媒体上のトナー像を定着させることにより、記録媒体に画像を形成するようになっている。
記憶部14は、不揮発性の記憶部であり、例えばファームウェアや、各種設定情報を記憶するように構成される。記憶部14は、例えば半導体メモリを用いて構成される。記憶部14は、装置設定情報SETと、管理者認証情報PWAと、識別情報IDとを記憶している。
装置設定情報SETは、画像形成装置10の装置設定に関する情報である。この装置設定情報SETは、例えば携帯端末40によりNFCタグ22に書き込まれた設定情報INFに基づいて、制御部30の装置設定管理部34(後述)により生成され、記憶部14に記憶される。また、この装置設定情報SETは、例えば管理者であるユーザが表示操作部12を操作することにより、制御部30の装置設定管理部34(後述)により生成され、記憶部14に記憶されるようになっている。
管理者認証情報PWAは、画像形成装置10を管理する管理者であるユーザが使用する認証情報である。例えば、ユーザは、表示操作部12を操作してこの管理者認証情報PWAを入力することにより、例えば、画像形成装置10の各種設定を変更することができるようになっている。この管理者認証情報PWAは、例えば、画像形成装置10の初回起動時に、ユーザが表示操作部12を操作することにより入力され、記憶部14に記憶されるようになっている。
識別情報IDは、画像形成装置10を識別するための情報であり、この例では、画像形成装置10のシリアル番号である。識別情報IDは、例えば工場出荷時にあらかじめ記憶部14に記憶されるようになっている。
制御部30は、画像形成装置10の動作を制御するように構成される。制御部30は、例えば、プロセッサやRAMなどを用いて構成される。制御部30は、初期化処理部31と、認証情報生成部32と、タグ情報解析部33と、装置設定管理部34とを有している。
初期化処理部31は、画像形成装置10の装置電源が投入される度に、所定の初期化処理を行うように構成される。
認証情報生成部32は、記憶部14に記憶された識別情報IDに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成するように構成される。
タグ情報解析部33は、NFCタグ22に書き込まれた情報を解析するように構成される。具体的には、タグ情報解析部33は、例えば、携帯端末40によりNFCタグ22に書き込まれた設定情報INFを解析するようになっている。
装置設定管理部34は、画像形成装置10の装置設定を管理するように構成される。具体的には、装置設定管理部34は、携帯端末40によりNFCタグ22に書き込まれた設定情報INFに基づいて、画像形成装置10の装置設定を行うことにより、装置設定情報SETを生成し、生成した装置設定情報SETを記憶部14に記憶させる。また、装置設定管理部34は、管理者であるユーザによる表示操作部12に対する操作に基づいて、画像形成装置10の装置設定を行うことにより、装置設定情報SETを生成し、生成した装置設定情報SETを記憶部14に記憶させるようになっている。
(携帯端末40)
携帯端末40は、NFC通信部43と、通信部41と、表示操作部42と、記憶部44と、制御部50とを有している。
NFC通信部43は、近距離無線通信を行うように構成される。NFC通信部43は、ユーザが携帯端末40を画像形成装置10のNFCユニット20にかざした場合に、このNFCユニット20と無線接続され、このNFCユニット20に対して給電電力を供給する。そして、NFC通信部43は、NFCユニット20との間で、近距離無線通信により通信を行うようになっている。
通信部41は、例えば無線LAN、LTE(Long Term Evolution)などを用いて通信を行うように構成される。
表示操作部42は、ユーザの操作を受け付けるとともに、携帯端末40の動作状態などを表示するように構成される。表示操作部42は、例えばタッチパネルや液晶ディスプレイなどを用いて構成される。
記憶部44は、不揮発性の記憶部であり、例えばオペレーティングシステム、各種アプリケーションソフトウェア、各種設定情報を記憶するように構成される。記憶部44は、例えば半導体メモリを用いて構成される。記憶部44は、装置設定データDTを記憶している。装置設定データDTは、画像形成装置10における通信設定、言語設定、電力モード設定、媒体設定などについての設定データを、例えば複数セット分含んでいる。
制御部50は、携帯端末40の動作を制御するように構成される。制御部50は、例えば、プロセッサやRAMなどを用いて構成される。制御部50は、NFC通信制御部51を有している。NFC通信制御部51は、NFC通信部43の動作を制御するように構成される。
制御部50は、アプリケーションソフトウェアAP1を実行するように構成される。アプリケーションソフトウェアAP1は、ユーザが画像形成装置10の装置設定を行う際に使用するソフトウェアである。アプリケーションソフトウェアAP1は、UI(User Interface)処理部52と、タグ情報生成部53と、タグ情報解析部54と、認証情報生成部55とを有している。
UI処理部52は、表示操作部42の動作を制御することにより、表示操作部42に情報を表示させ、表示操作部42にユーザ操作を受け付けさせるように構成される。
タグ情報生成部53は、NFC通信部43が画像形成装置10のNFCタグ22に書き込むべき情報を生成するように構成される。具体的には、タグ情報生成部53は、記憶部44に記憶された装置設定データDTに含まれる複数セット分の設定データのうちの1つをユーザに選択させ、ユーザにより選択された設定データに基づいて、設定情報INFを生成するようになっている。
タグ情報解析部54は、NFC通信部43が画像形成装置10のNFCタグ22から読み出した情報を解析するように構成される。具体的には、タグ情報解析部54は、NFC通信部43がNFCタグ22から読み出した識別情報IDを解析するようになっている。
認証情報生成部55は、NFC通信部43が画像形成装置10のNFCタグ22から読み出した識別情報IDに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成するように構成される。認証情報生成部55が認証情報PW2を生成する際に使用するアルゴリズムは、画像形成装置10の認証情報生成部32が認証情報PW1を生成する際に使用するアルゴリズムと同じである。よって、認証情報生成部55が生成した認証情報PW2は、画像形成装置10の認証情報生成部32が生成した認証情報PW1と同じになることが期待される。
この構成により、画像形成装置10の装置電源がオフである場合において、ユーザが携帯端末40を画像形成装置10のNFCユニット20にかざすと、携帯端末40は、画像形成装置10におけるNFCタグ22の記憶領域23から識別情報IDを読み出し、この識別情報IDに基づいて認証情報PW2を生成し、この認証情報PW2を画像形成装置10のNFCユニット20に送信する。画像形成装置10のNFCユニット20は、認証情報PW1および認証情報PW2を照合することにより認証処理を行う。そして、認証処理が成功した場合には、携帯端末40は、設定情報INFを画像形成装置10のNFCタグ22に書き込む。画像形成装置10は、その後に装置電源が投入されたときに、NFCタグ22に書きまれた設定情報INFに基づいて、画像形成装置10の装置設定を行う。このように、画像形成装置10では、携帯端末40から供給された設定情報INFに基づいて画像形成装置10の装置設定を行うことができるので、ユーザの利便性を高めることができるようになっている。
ここで、画像形成装置10は、本発明における「情報処理装置」の一具体例に対応する。NFC通信部21は、本発明における「第1の通信部」の一具体例に対応する。NFCタグ22は、本発明における「記憶部」の一具体例に対応する。記憶領域23は、本発明における「第1の記憶領域」の一具体例に対応する。記憶領域24は、本発明における「第2の記憶領域」の一具体例に対応する。タグ制御部27は、本発明における「記憶制御部」の一具体例に対応する。認証情報PW1は、本発明における「第1の認証情報」の一具体例に対応する。認証情報PW2は、本発明における「第2の認証情報」の一具体例に対応する。識別情報IDは、本発明における「第1の情報」の一具体例に対応する。認証情報生成部32は、本発明における「第1の認証情報生成部」の一具体例に対応する。記憶部14は、本発明における「装置記憶部」の一具体例に対応する。装置設定管理部34は、本発明における「設定部」の一具体例に対応する。設定情報INFは、本発明における「設定情報」の一具体例に対応する。画像形成部13は、本発明における「画像形成部」の一具体例に対応する。
携帯端末40は、本発明における「携帯端末」の一具体例に対応する。NFC通信部43は、本発明における「第2の通信部」の一具体例に対応する。認証情報生成部55は、本発明における「第2の認証情報生成部」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の画像形成システム1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1を参照して、画像形成システム1の全体動作概要を説明する。画像形成装置10において、認証情報生成部32は、例えば初回起動時に、記憶部14に記憶された識別情報IDに基づいて所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成し、タグ制御部27は、この識別情報IDをNFCタグ22の記憶領域23に書き込むとともに、この認証情報PW1をNFCタグ22の記憶領域24に書き込む。
そして、その後の、画像形成装置10の装置電源がオフである場合に、管理者であるユーザが携帯端末40においてアプリケーションソフトウェアAP1を起動し、携帯端末40を画像形成装置10のNFCユニット20にかざす。これにより、携帯端末40のNFC通信部43が画像形成装置10のNFCユニット20に給電電力を供給し、このNFCユニット20が起動する。携帯端末40において、NFC通信部43は、画像形成装置10におけるNFCタグ22の記憶領域23から識別情報IDを読み出し、認証情報生成部55は、この識別情報IDに基づいて認証情報PW2を生成し、NFC通信部43がこの認証情報PW2を画像形成装置10のNFCユニット20に送信する。画像形成装置10において、認証処理部28は、記憶領域24に記憶された認証情報PW1および携帯端末40から送信された認証情報PW2を照合することにより認証処理を行い、NFC通信部21は、携帯端末40に対して認証処理の結果を通知する。認証処理が成功した場合には、携帯端末40のNFC通信部43は、画像形成装置10の装置設定についての情報を含む設定情報INFを画像形成装置10のNFCユニット20に送信し、NFCユニット20のタグ制御部27は、この設定情報INFをNFCタグ22に書き込む。
そして、画像形成装置10の装置設定管理部34は、その後に装置電源が投入されたときに、NFCタグ22に書き込まれた設定情報INFに基づいて、画像形成装置10の装置設定を行うことにより装置設定情報SETを生成する。
(詳細動作)
以下に、画像形成システム1の詳細動作について説明する。
(認証情報PW1の生成動作)
まず、画像形成装置10が、初回起動時において、NFCタグ22に識別情報IDおよび認証情報PW1を書き込む動作について説明する。なお、画像形成装置10は、例えば、管理者認証情報PWAがデフォルト値であるかどうかに基づいて、初回起動時であるか否かの判断を行ってもよいし、例えば、初めての起動であるかどうかのフラグ情報を記憶部14に記憶しておき、このフラグ情報に基づいて、初回起動時であるか否かの判断を行ってもよい。
図2は、初回起動時における画像形成装置10の一動作例を表すものである。
ユーザによる装置電源の投入操作に基づいて、制御部30の初期化処理部31は、所定の初期化処理を行う(ステップS101)。
次に、制御部30の認証情報生成部32は、記憶部14に記憶されている識別情報IDに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成する(ステップS102)。
次に、NFCユニット20のタグ制御部27は、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23に、記憶部14に記憶されている識別情報IDを書き込む(ステップS103)。
次に、NFCユニット20のタグ制御部27は、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24に、ステップS102において生成された認証情報PW1を書き込む(ステップS104)。
以上で、このフローは終了する。
(設定情報INFのNFCタグ22への書込動作)
次に、ユーザが携帯端末40を操作することにより、携帯端末40が画像形成装置10のNFCタグ22に設定情報INFを書き込む動作について説明する。
図3は、携帯端末40の一動作例を表すものであり、図4は、画像形成装置10の一動作例を表すものであり、図5は、認証処理が成功した場合における画像形成システム1の一動作例を表すものである。なお、図5において、ユーザの行動をカッコ内に記載している。この動作では、画像形成装置10の装置電源はオフである。
まず、図3,5に示したように、携帯端末40の制御部50は、表示操作部42に対するユーザ操作に基づいて、アプリケーションソフトウェアAP1を起動する(ステップS111,S151)。
次に、携帯端末40は、画像形成装置10のNFCタグ22に書き込むべき設定情報INFを生成する(ステップS112,S152)。具体的には、表示操作部42は、UI処理部52からの指示に基づいて、記憶部44に記憶された装置設定データDTに含まれる複数セット分の設定データのリストを表示するとともに、画像形成装置10に設定すべき装置設定の選択操作をユーザに促すメッセージを表示する。ユーザは、画像形成装置10に設定すべき装置設定を選択する。表示操作部42は、ユーザの選択操作を受け付ける。これにより、装置設定データDTに含まれる複数セット分の設定データのうちの、画像形成装置10に設定すべき装置設定に係る設定データが選択される。そして、携帯端末40のタグ情報生成部53は、選択された設定データに基づいて設定情報INFを生成する。
次に、携帯端末40の表示操作部42は、携帯端末40を画像形成装置10のNFCユニット20にかざすことをユーザに促すメッセージを表示する(ステップS113,S153)。ユーザは、このメッセージに基づいて、携帯端末40をNFCユニット20にかざす。
これにより、図4,5に示したように、画像形成装置10のNFCユニット20は、無線通信により起動する(ステップS131,S154)。具体的には、携帯端末40のNFC通信部43は、画像形成装置10のNFCユニット20と無線接続され、このNFCユニット20に対して給電電力を供給する。画像形成装置10のNFCユニット20は、携帯端末40のNFC通信部43と無線接続されることにより、このNFC通信部43から給電電力が供給される。このようにして、NFCユニット20は、無線通信により起動する。すなわち、画像形成装置10の装置電源はオフであるので、NFCユニット20は、携帯端末40のNFC通信部43から供給された給電電力に基づいて動作する。
次に、図3,5に示したように、携帯端末40のNFC通信部43は、NFC通信制御部51からの指示に基づいて、画像形成装置10のNFCユニット20に対して、識別情報IDの読出要求を行う(ステップS114,S155)。図5に示したように、NFCユニット20のNFC通信部21は、この読出要求を受け取る。
図4,5に示したように、画像形成装置10のタグ制御部27は、この読出要求に基づいて、NFCタグ22の記憶領域23から識別情報IDを読み出し、NFC通信部21は、NFC通信制御部26からの指示に基づいて、読み出した識別情報IDを携帯端末40のNFC通信部43に送信する(ステップS132,S156,S157)。図3,5に示したように、携帯端末40のNFC通信部43は、この識別情報IDを受信する(ステップS115)。
次に、図3,5に示したように、携帯端末40のタグ情報解析部54は、受信した識別情報IDを解析し、認証情報生成部55は、この識別情報IDに基づいて、画像形成装置10の認証情報生成部32が認証情報PW1を生成する際に使用するアルゴリズムと同じアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成する(ステップS116,S158)。
次に、携帯端末40のNFC通信部43は、NFC通信制御部51からの指示に基づいて、画像形成装置10のNFCユニット20に対して、認証情報PW2を送信するとともに、認証要求を行う(ステップS117,S159)。図4,5に示したように、画像形成装置10のNFC通信部21は、認証情報PW2を受信するとともに、認証要求を受け取る(ステップS133)。画像形成装置10のタグ制御部27は、この認証情報PW2を、NFCタグ22の記憶領域23に一旦記憶する。
次に、図4,5に示したように、画像形成装置10の認証処理部28は、この認証要求に基づいて、NFCタグ22の記憶領域24に記憶された認証情報PW1と、携帯端末40から送信された認証情報PW2とを照合することにより認証処理を行う(ステップS134,S160)。具体的には、認証処理部28は、NFCタグ22の記憶領域24に記憶された認証情報PW1と、携帯端末40から送信され、NFCタグ22の記憶領域23に一旦記憶された認証情報PW2とを照合することにより認証処理を行う。
図4に示したように、この認証処理が失敗した場合(ステップS135において“N”)には、画像形成装置10のNFC通信部21は、NFC通信制御部26からの指示に基づいて、携帯端末40のNFC通信部43に対して、認証失敗通知を行う(ステップS136)。図3に示したように、携帯端末40のNFC通信部43が、この認証失敗通知を受け取った場合(ステップS118において“N”)には、携帯端末40の表示操作部42は、UI処理部52からの指示に基づいて、認証処理が失敗した旨のメッセージを表示する(ステップS119)。以上で、このフローは終了する。
図4に示したように、認証処理が成功した場合(ステップS135において“Y”)には、画像形成装置10のNFC通信部21は、携帯端末40のNFC通信部43に対して、認証成功通知を行う(ステップS137,S161)。図3に示したように、携帯端末40のNFC通信部43が、この認証成功通知を受け取った場合(ステップS118において“Y”)には、図3,5に示したように、NFC通信部43は、NFC通信制御部51からの指示に基づいて、画像形成装置10のNFCユニット20に対して、ステップS112,S152において生成した設定情報INFを送信するとともに、書込要求を行う(ステップS120,S162)。図4,5に示したように、画像形成装置10のNFC通信部21は、設定情報INFを受信するとともに、書込要求を受け取る(ステップS138)。
そして、図4,5に示したように、画像形成装置10のタグ制御部27は、この書込要求に基づいて、受信した設定情報INFを、NFCタグ22の記憶領域23に書き込む(ステップS139,S163)。以上で、このフローは終了する。
(装置設定実行動作)
次に、画像形成装置10が、NFCタグ22に書き込まれた設定情報INFに基づいて装置設定を行う動作について説明する。
図6は、2回目以降の起動時における画像形成装置10の一動作例を表すものである。
ユーザによる装置電源の投入操作に基づいて、制御部30の初期化処理部31は、所定の初期化処理を行う(ステップS161)。
次に、NFCユニット20のタグ制御部27は、NFCタグ22の記憶領域23に、設定情報INFが書き込まれているかどうかを確認する(ステップS162)。設定情報INFが書き込まれていない場合(ステップS163において“N”)には、このフローは終了する。
ステップS163において、設定情報INFが書き込まれている場合(ステップS163において“Y”)には、NFCユニット20のタグ制御部27は、NFCタグ22の記憶領域23から設定情報INFを読み出し(ステップS164)、制御部30のタグ情報解析部33は、この設定情報INFを解析する。
次に、制御部30の装置設定管理部34は、この設定情報INFに基づいて、画像形成装置10の装置設定を行う(ステップS165)。これにより、装置設定管理部34は、装置設定情報SETを生成し、生成した装置設定情報SETを記憶部14に記憶させる。
そして、制御部30の装置設定管理部34は、NFCタグ22の記憶領域23における設定情報INFを削除する(ステップS166)。
以上で、このフローは終了する。
このように、画像形成システム1では、図2に示したように、画像形成装置10が装置電源の装置電力に基づいて動作する期間において、画像形成装置10のタグ制御部27が、NFCタグ22における、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24に認証情報PW1を書き込むようにした。そして、図3〜5に示したように、その後の、NFCユニット20が携帯端末40から供給された給電電力に基づいて動作する期間において、NFC通信部21が携帯端末40から送信された認証情報PW2を受信した場合に、画像形成装置10の認証処理部28が、NFCタグ22に記憶された認証情報PW1および携帯端末40から送信された認証情報PW2に基づいて認証処理を行うようにした。これにより、画像形成システム1では、例えば、この認証処理が成功してから、携帯端末40はNFCタグ22に対して情報を書き込むことができるようにすることができるので、セキュリティを高めることができる。言い換えれば、このような処理を行うアプリケーションソフトウェアAP1がインストールされた携帯端末40は、NFCタグ22に対して情報を書き込むことができ、例えば、このようなアプリケーションソフトウェアAP1がインストールされていない携帯端末は、NFCタグ22に対して情報を書き込むことはできないので、セキュリティを高めることができる。その結果、画像形成システム1では、ユーザの利便性を高めることができる。
また、画像形成システム1では、画像形成装置10の認証情報生成部32が、画像形成装置10の記憶部14に記憶された識別情報IDに基づいて認証情報PW1を生成し、画像形成装置10のタグ制御部27が、NFCタグ22における、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23に識別情報IDを書き込むとともに、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24に認証情報PW1を書き込むようにした。そして、その後の、NFCユニット20が携帯端末40から供給された給電電力に基づいて動作する期間において、携帯端末40のNFC通信部43が、このNFCタグ22から識別情報IDを読み出し、携帯端末の認証情報生成部55が、読み出された識別情報IDに基づいて認証情報PW2を生成し、NFC通信部43がこの認証情報PW2を画像形成装置10のNFCユニット20に送信するようにした。これにより、例えば、ユーザがパスワードを入力する手間を省くことができるため、ユーザの利便性を高めることができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、画像形成装置が装置電源の装置電力に基づいて動作する期間において、画像形成装置のタグ制御部が、NFCタグにおける、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域に認証情報PW1を書き込むようにした。そして、その後の、NFCユニットが携帯端末から供給された給電電力に基づいて動作する期間において、NFCユニットのNFC通信部が携帯端末から送信された認証情報PW2を受信した場合に、画像形成装置の認証処理部が、NFCタグに記憶された認証情報PW1および携帯端末から送信された認証情報PW2に基づいて認証処理を行うようにした。これにより、ユーザの利便性を高めることができる。
本実施の形態では、画像形成装置の認証情報生成部が、画像形成装置の記憶部に記憶された識別情報に基づいて認証情報PW1を生成し、画像形成装置のタグ制御部が、NFCタグにおける、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域に識別情報を書き込むとともに、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域に認証情報PW1を書き込むようにした。そして、その後の、NFCユニットが携帯端末から供給された給電電力に基づいて動作する期間において、携帯端末のNFC通信部が、このNFCタグから識別情報を読み出し、携帯端末の認証情報生成部が、読み出された識別情報に基づいて認証情報PW2を生成し、携帯端末のNFC通信部がこの認証情報PW2を画像形成装置のNFCユニットに送信するようにした。これにより、ユーザの利便性を高めることができる。
[変形例1]
上記実施の形態では、記憶部14に記憶された識別情報IDに基づいて認証情報PW1,PW2を生成したが、これに限定されるものではない。以下に、時間の経過に応じて順次生成される情報VALに基づいて認証情報PW1,PW2を生成する例について、詳細に説明する。
図7は、本変形例に係る画像形成システム1Aの一構成例を表すものである。画像形成システム1Aは、画像形成装置10Aと、携帯端末40Aとを備えている。
画像形成装置10Aは、NFCユニット20Aと、記憶部14Aと、制御部30Aとを有している。
NFCユニット20Aは、NFCタグ22を有している。NFCタグ22における、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23には、情報VALが記憶される。この情報VALは、制御部30Aの情報生成部35A(後述)により生成され、この記憶領域23に書き込まれるようになっている。
記憶部14Aは、装置設定情報SETと、管理者認証情報PWAとを記憶している。すなわち、上記実施の形態に係る記憶部14(図1)は、装置設定情報SETと、管理者認証情報PWAと、識別情報IDとを記憶するようにしたが、この記憶部14Aは、装置設定情報SETと、管理者認証情報PWAとを記憶している。
制御部30Aは、情報生成部35Aと、認証情報生成部32Aとを有している。情報生成部35Aは、時間の経過に応じて情報VALを順次生成するように構成される。具体的には、情報生成部35Aは、例えば、1日に1回の割合で、情報VALを生成する。情報VALは、例えば、ランダムに配置された数字や文字を含んでいてもよい。認証情報生成部32Aは、情報生成部35Aが生成した情報VALに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成するように構成される。
携帯端末40Aは、制御部50Aを有している。制御部50Aは、アプリケーションソフトウェアAP1Aを実行するように構成される。アプリケーションソフトウェアAP1Aは、認証情報生成部55Aを有している。認証情報生成部55Aは、NFC通信部43が画像形成装置10AのNFCタグ22から読み出した情報VALに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成するように構成される。
ここで、画像形成装置10Aは、本発明における「情報処理装置」の一具体例に対応する。情報生成部35Aは、本発明における「情報生成部」の一具体例に対応する。情報VALは、本発明における「第1の情報」の一具体例に対応する。認証情報生成部32Aは、本発明における「第1の認証情報生成部」の一具体例に対応する。携帯端末40Aは、本発明における「携帯端末」の一具体例に対応する。認証情報生成部55Aは、本発明における「第2の認証情報生成部」の一具体例に対応する。
図8は、画像形成装置10Aの一動作例を表すものである。画像形成装置10Aは、例えば、1日に1回の割合で、以下の処理を行う。まず、制御部30Aの情報生成部35Aは、情報VALを生成する(ステップS191)。次に、制御部30Aの認証情報生成部32Aは、情報生成部35Aが生成した情報VALに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成する(ステップS192)。次に、NFCユニット20Aのタグ制御部27は、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23に、情報生成部35Aが生成した情報VALを書き込む(ステップS193)。次に、NFCユニット20Aのタグ制御部27は、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24に、ステップS192において生成された認証情報PW1を書き込む(ステップS194)。以上で、このフローは終了する。
その後、ユーザが携帯端末40Aを操作することにより、携帯端末40Aが画像形成装置10AのNFCタグ22に設定情報INFを書き込む。この動作は、上記実施の形態の場合(図3〜5)において、識別情報IDを情報VALに置き換えたものである。そして、その後に、上記実施の形態の場合(図6)と同様に、画像形成装置10Aは、NFCタグ22に書き込まれた設定情報INFに基づいて装置設定を行う。
このように、画像形成システム1Aでは、時間の経過に応じて順次生成される情報VALに基づいて認証情報PW1,PW2を生成するようにしたので、セキュリティを高めることができる。すなわち、例えば、固定された情報に基づいて認証情報PW1,PW2を生成するように画像形成システムを構成した場合には、その固定された情報に基づいて生成された認証情報を知っているユーザが、例えばアプリケーションソフトウェアAP1Aがインストールされていない携帯端末にその認証情報を入力することにより、その携帯端末がその認証情報をNFCタグ22に書き込むことができるおそれがある。一方、画像形成システム1Aでは、情報VALは時間の経過に応じて変化するので、アプリケーションソフトウェアAP1Aがインストールされた携帯端末40Aは、変化した情報VALに基づいて認証情報PW2を生成することができる。すなわち、アプリケーションソフトウェアAP1Aがインストールされていない携帯端末は、変化した情報VALに基づいて認証情報PW2を生成することができない。よって、画像形成システム1Aでは、セキュリティを高めることができる。
なお、この例では、識別情報IDの代わりに情報VALを用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、識別情報IDおよび情報VALの両方を用いてもよい。本変形例に係る画像形成システム1Bは、画像形成装置10Bと、携帯端末40Bとを備えている。
画像形成装置10Bは、NFCユニット20Bと、制御部30Bと、記憶部14とを有している。NFCユニット20Bは、NFCタグ22を有している。NFCタグ22における、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23には、識別情報IDおよび情報VALが記憶される。制御部30Bは、情報生成部35Aと、認証情報生成部32Bとを有している。情報生成部35Aは、時間の経過に応じて情報VALを順次生成するように構成される。認証情報生成部32Bは、記憶部14に記憶された識別情報IDおよび情報生成部35Aが生成した情報VALに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成するように構成される。
携帯端末40Bは、制御部50Bを有している。制御部50Bは、アプリケーションソフトウェアAP1Bを実行するように構成される。アプリケーションソフトウェアAP1Bは、認証情報生成部55Bを有している。認証情報生成部55Bは、NFC通信部43が画像形成装置10BのNFCタグ22から読み出した識別情報IDおよび情報VALに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成するように構成される。
この構成により、画像形成装置10Bでは、例えば、情報生成部35Aが、時間の経過に応じて情報VALを順次生成し、認証情報生成部32Bが、記憶部14に記憶された識別情報IDおよび情報生成部35Aが生成した情報VALに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成する。そして、NFCユニット20Bのタグ制御部27は、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23に、記憶部14に記憶された識別情報IDおよび情報生成部35Aが生成した情報VALを書き込み、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24に、認証情報生成部32Bが生成した認証情報PW1を書き込む。携帯端末40Bでは、NFC通信部43が、画像形成装置10BのNFCユニット20BのNFCタグ22の記憶領域23から、識別情報IDおよび情報VALを読み出し、認証情報生成部55Bは、この識別情報IDおよび情報VALに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成し、NFC通信部43は、この認証情報PW2をNFCユニット20Bに送信する。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る画像形成システム2について説明する。なお、上記第1の実施の形態に係る画像形成システム1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図9は、画像形成システム2の一構成例を表すものである。画像形成システム2は、画像形成装置110と、携帯端末140とを備えている。
画像形成装置110は、NFCユニット120と、記憶部114と、制御部130とを有している。
NFCユニット120は、NFCタグ22を有している。上記第1の実施の形態の場合(図1)では、NFCタグ22における、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23には、識別情報IDが記憶されるようにしたが、本実施の形態では、この記憶領域23には、識別情報IDは記憶されないようにしている。また、NFCタグ22における、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24には、認証情報PW1が記憶される。この認証情報PW1は、記憶部114に記憶された管理者認証情報PWAに基づいて、制御部130の認証情報生成部132(後述)により生成され、制御部25のタグ制御部27により、この記憶領域24に書き込まれるようになっている。
記憶部114は、装置設定情報SETと、管理者認証情報PWAとを記憶している。すなわち、上記第1の実施の形態に係る記憶部14(図1)は、装置設定情報SETと、管理者認証情報PWAと、識別情報IDとを記憶するようにしたが、この記憶部14Aは、装置設定情報SETと、管理者認証情報PWAとを記憶している。
制御部130は、認証情報生成部132を有している。認証情報生成部132は、記憶部114に記憶された管理者認証情報PWAに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成するように構成される。
携帯端末140は、制御部150を有している。制御部150は、アプリケーションソフトウェアAP2を実行するように構成される。アプリケーションソフトウェアAP2は、UI処理部52と、タグ情報生成部53と、認証情報生成部155とを有している。
認証情報生成部155は、管理者であるユーザが表示操作部42を操作することにより入力した、画像形成装置110の管理者認証情報に基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成するように構成される。ユーザは、画像形成装置110の記憶部114に記憶された管理者認証情報PWAと同じ認証情報を入力することが期待される。認証情報生成部155が認証情報PW2を生成する際に使用するアルゴリズムは、画像形成装置110の認証情報生成部132が認証情報PW1を生成する際に使用するアルゴリズムと同じである。よって、認証情報生成部155が生成した認証情報PW2は、画像形成装置110の認証情報生成部132が生成した認証情報PW1と同じになることが期待される。
ここで、画像形成装置110は、本発明における「情報処理装置」の一具体例に対応する。管理者認証情報PWAは、本発明における「第3の認証情報」の一具体例に対応する。認証情報生成部132は、本発明における「第1の認証情報生成部」の一具体例に対応する。携帯端末140は、本発明における「携帯端末」の一具体例に対応する。認証情報生成部155は、本発明における「第2の認証情報生成部」の一具体例に対応する。
次に、画像形成装置110が、初回起動時において、NFCタグ22に認証情報PW1を書き込む動作について説明する。
図10は、初回起動時における画像形成装置110の一動作例を表すものである。
ユーザによる装置電源の投入操作に基づいて、制御部130の初期化処理部31は、所定の初期化処理を行う(ステップS201)。
次に、制御部130の認証情報生成部132は、記憶部14に記憶されている管理者認証情報PWAに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成する(ステップS202)。初回起動時には、管理者認証情報PWAはデフォルト値であるので、認証情報生成部132は、デフォルト値である管理者認証情報PWAに基づいて認証情報PW1を生成する。
次に、NFCユニット120のタグ制御部27は、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24に、ステップS202において生成された認証情報PW1を書き込む(ステップS203)。以上で、このフローは終了する。
次に、管理者認証情報PWAが変更された場合に、画像形成装置110が、NFCタグ22に認証情報PW1を書き込む動作について説明する。
図11は、管理者認証情報PWAが変更された場合における画像形成装置110の一動作例を表すものである。
制御部130は、記憶部114に記憶された管理者認証情報PWAが変更されたかどうかを確認する(ステップS206)。管理者認証情報PWAが変更されていない場合(ステップS207において“N”)には、ステップS206に戻り、管理者認証情報PWAが変更されるまで、この動作を繰り返す。
ステップS207において、管理者認証情報PWAが変更された場合(ステップS207において“Y”)には、制御部130の認証情報生成部132は、記憶部14に記憶された変更後の管理者認証情報PWAに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成する(ステップS208)。
次に、NFCユニット120のタグ制御部27は、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24に、ステップS208において生成された認証情報PW1を書き込む(ステップS209)。以上で、このフローは終了する。
次に、ユーザが携帯端末140を操作することにより、携帯端末140が画像形成装置110のNFCタグ22に設定情報INFを書き込む動作について説明する。
図12は、携帯端末140の一動作例を表すものであり、図13は、画像形成装置110の一動作例を表すものであり、図14は、認証処理が成功した場合における画像形成システム2の一動作例を表すものである。この動作では、画像形成装置110の装置電源はオフである。
まず、図12,14に示したように、携帯端末140の制御部150は、表示操作部42に対するユーザ操作に基づいて、アプリケーションソフトウェアAP2を起動する(ステップS211,S251)。
次に、携帯端末140の表示操作部42は、UI処理部52からの指示に基づいて、ユーザに管理者認証情報を入力させる(ステップS212,S252)。
図15は、ユーザに管理者認証情報を入力させる入力画面の一例を表すものである。表示操作部42は、例えばこのような入力画面を表示する。そして、表示操作部42は、ユーザによる管理者認証情報の入力を受け付ける。
次に、携帯端末140は、上記第1の実施の形態の場合と同様に、画像形成装置110のNFCタグ22に書き込むべき設定情報INFを生成する(ステップS213,S253)。
次に、携帯端末140の表示操作部42は、携帯端末140を画像形成装置110のNFCユニット120にかざすことをユーザに促すメッセージを表示する(ステップS214,S254)。ユーザは、このメッセージに基づいて、携帯端末140をNFCユニット120にかざす。
これにより、図13,14に示したように、画像形成装置110のNFCユニット120は、無線通信により起動する(ステップS231,S255)。具体的には、携帯端末140のNFC通信部43は、画像形成装置110のNFCユニット120と無線接続され、このNFCユニット120に対して給電電力を供給する。画像形成装置110のNFCユニット120は、携帯端末140のNFC通信部43と無線接続されることにより、このNFC通信部43から給電電力が供給される。このようにして、NFCユニット120は、無線通信により起動する。
次に、図12,14に示したように、携帯端末140の認証情報生成部155は、ステップS212,S252において入力された管理者認証情報に基づいて、画像形成装置110の認証情報生成部132が認証情報PW1を生成する際に使用するアルゴリズムと同じアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成する(ステップS215,S256)。
次に、携帯端末140のNFC通信部43は、NFC通信制御部51からの指示に基づいて、画像形成装置110のNFCユニット120に対して、認証情報PW2を送信するとともに、認証要求を行う(ステップS216,S257)。図13,14に示したように、画像形成装置110のNFC通信部21は、認証情報PW2を受信するとともに、認証要求を受け取る(ステップS232)。
次に、図13,14に示したように、画像形成装置110の認証処理部28は、この認証要求に基づいて、NFCタグ22の記憶領域24に記憶された認証情報PW1と、携帯端末140から送信された認証情報PW2とを照合することにより認証処理を行う(ステップS233,S258)。
図13に示したように、この認証処理が失敗した場合(ステップS234において“N”)には、画像形成装置110のNFC通信部21は、NFC通信制御部26からの指示に基づいて、携帯端末140のNFC通信部43に対して、認証失敗通知を行う(ステップS235)。図12に示したように、携帯端末140のNFC通信部43が、この認証失敗通知を受け取った場合(ステップS217において“N”)には、携帯端末140の表示操作部42は、UI処理部52からの指示に基づいて、認証処理が失敗した旨のメッセージを表示する(ステップS218)。以上で、このフローは終了する。
図13に示したように、認証処理が成功した場合(ステップS234において“Y”)には、画像形成装置110のNFC通信部21は、NFC通信制御部26からの指示に基づいて、携帯端末140のNFC通信部43に対して、認証成功通知を行う(ステップS236,S259)。図12に示したように、携帯端末140のNFC通信部43が、この認証成功通知を受け取った場合(ステップS217において“Y”)には、図12,14に示したように、NFC通信部43は、NFC通信制御部51からの指示に基づいて、画像形成装置110のNFCユニット120に対して、ステップS213,S253において生成した設定情報INFを送信するとともに、書込要求を行う(ステップS219,S260)。図13,14に示したように、画像形成装置110のNFC通信部21は、設定情報INFを受信するとともに、書込要求を受け取る(ステップS237)。
そして、図13,14に示したように、画像形成装置110のタグ制御部27は、この書込要求に基づいて、受信した設定情報INFを、NFCタグ22の記憶領域23に書き込む(ステップS238,S261)。以上で、このフローは終了する。
そして、その後に、上記第1の実施の形態の場合(図6)と同様に、画像形成装置110は、NFCタグ22に書き込まれた設定情報INFに基づいて装置設定を行う。
このように、画像形成システム2では、図10,11に示したように、画像形成装置110が装置電源の装置電力に基づいて動作する期間において、画像形成装置110の認証情報生成部132が、記憶部114に記憶された管理者認証情報PWAに基づいて認証情報PW1を生成し、画像形成装置110のタグ制御部27が、NFCタグ22における、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24にこの認証情報PW1を書き込むようにした。そして、図12〜14に示したように、携帯端末140の認証情報生成部155が、ユーザにより入力された管理者認証情報に基づいて認証情報PW2を生成し、NFCユニット120が携帯端末140から供給された給電電力に基づいて動作する期間において、携帯端末140のNFC通信部43がこの認証情報PW2を画像形成装置110のNFCユニット120に送信するようにした。これにより、ユーザが正しい管理者認証情報を入力した場合に、例えば、携帯端末140はNFCタグ22に対して情報を書き込むことができるので、セキュリティを高めることができる。その結果、画像形成システム2では、ユーザの利便性を高めることができる。
以上のように本実施の形態では、画像形成装置が装置電源の装置電力に基づいて動作する期間において、画像形成装置の認証情報生成部が、記憶部に記憶された管理者認証情報に基づいて認証情報PW1を生成し、画像形成装置のタグ制御部が、NFCタグにおける、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域に認証情報PW1を書き込むようにした。そして、携帯端末の認証情報生成部が、ユーザにより入力された管理者認証情報に基づいて認証情報PW2を生成し、NFCユニットが携帯端末から供給された給電電力に基づいて動作する期間において、携帯端末のNFC通信部がこの認証情報PW2を画像形成装置のNFCユニットに送信するようにした。これにより、ユーザの利便性を高めることができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例2]
上記実施の形態では、管理者認証情報に基づいて認証情報PW1,PW2を生成したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば上記第1の実施の形態に係る技術と組み合わせ、管理者認証情報および識別情報IDの両方に基づいて認証情報PW1,PW2を生成してもよい。本変形例に係る画像形成システム2Aは、画像形成装置110Aと、携帯端末140Aとを備えている。
画像形成装置110Aは、NFCユニット120Aと、制御部130Aと、記憶部14とを有している。NFCユニット120Aは、NFCタグ22を有している。NFCタグ22における、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23には、識別情報IDが記憶される。制御部130Aは、認証情報生成部132Aを有している。認証情報生成部132Aは、記憶部14に記憶された識別情報IDおよび管理者認証情報PWAに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成するように構成される。
携帯端末140Aは、制御部150Aを有している。制御部150Aは、アプリケーションソフトウェアAP2Aを実行するように構成される。アプリケーションソフトウェアAP2Aは、認証情報生成部155Aを有している。認証情報生成部155Aは、NFC通信部43が画像形成装置110AのNFCタグ22から読み出した識別情報ID、およびユーザが表示操作部42を操作することにより入力した、画像形成装置110Aの管理者認証情報に基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成するように構成される。
この構成により、画像形成装置110Aでは、例えば、認証情報生成部132Aが、記憶部14に記憶された識別情報IDおよび管理者認証情報PWAに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成する。そして、NFCユニット120Aのタグ制御部27は、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23に、記憶部14に記憶された識別情報IDを書き込み、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24に、認証情報生成部132Aが生成した認証情報PW1を書き込む。携帯端末140Aでは、NFC通信部43が、画像形成装置110AのNFCユニット120AのNFCタグ22の記憶領域23から、識別情報IDを読み出し、認証情報生成部155Aは、この識別情報IDおよびユーザにより入力された管理者認証情報に基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成し、NFC通信部43は、この認証情報PW2をNFCユニット120Aに送信する。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態に係る画像形成システム3について説明する。なお、上記第1の実施の形態に係る画像形成システム1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図16は、画像形成システム3の一構成例を表すものである。画像形成システム3は、画像形成装置210と、携帯端末240と、サーバ260とを備えている。
画像形成装置210は、通信部11と、NFCユニット220と、記憶部114と、制御部230とを有している。
通信部11は、インターネットなどのネットワークNETを介してサーバ260との間で通信を行うように構成される。
NFCユニット220は、NFCタグ22を有している。上記第1の実施の形態の場合(図1)では、NFCタグ22における、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23には、識別情報IDが記憶されるようにしたが、本実施の形態では、この記憶領域23には、識別情報IDは記憶されないようにしている。また、NFCタグ22における、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24には、認証情報PW1が記憶される。この認証情報PW1は、通信部11がサーバ260から取得した情報Aに基づいて、制御部230の認証情報生成部232(後述)により生成され、制御部25のタグ制御部27により、この記憶領域24に書き込まれるようになっている。
記憶部114は、装置設定情報SETと、管理者認証情報PWAとを記憶している。
制御部230は、認証情報生成部232を有している。認証情報生成部232は、通信部11がサーバ260から取得した情報Aに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成するように構成される。
携帯端末240は、通信部41と、制御部250を有している。
通信部41は、インターネットなどのネットワークNETを介してサーバ260との間で通信を行うように構成される。
制御部250は、アプリケーションソフトウェアAP3を実行するように構成される。アプリケーションソフトウェアAP3は、UI処理部52と、タグ情報生成部53と、認証情報生成部255とを有している。認証情報生成部255は、通信部11がサーバ260から取得した情報Aに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成するように構成される。認証情報生成部255が認証情報PW2を生成する際に使用するアルゴリズムは、画像形成装置210の認証情報生成部232が認証情報PW1を生成する際に使用するアルゴリズムと同じである。よって、認証情報生成部255が生成した認証情報PW2は、画像形成装置210の認証情報生成部232が生成した認証情報PW1と同じになることが期待される。
サーバ260は、記憶部261を有している。記憶部261は、情報Aを記憶している。情報Aは、例えば、ランダムに配置された数字や文字を含んでいてもよい。この情報Aは、固定された情報であってもよいし、時間の経過に応じて変化する情報であってもよい。例えば、サーバ260が、時間の経過に応じて情報Aを順次生成し、生成された情報Aを記憶部261に記憶させてもよい。この場合、サーバ260は、例えば、1日に1回の割合で、情報Aを生成してもよい。
ここで、画像形成装置210は、本発明における「情報処理装置」の一具体例に対応する。通信部11は、本発明における「第1の情報取得部」の一具体例に対応する。情報Aは、本発明における「第1の情報」の一具体例に対応する。認証情報生成部232は、本発明における「第1の認証情報生成部」の一具体例に対応する。携帯端末1240は、本発明における「携帯端末」の一具体例に対応する。通信部41は、本発明における「第2の情報取得部」の一具体例に対応する。認証情報生成部255は、本発明における「第2の認証情報生成部」の一具体例に対応する。サーバ260は、本発明における「サーバ」の一具体例に対応する。
次に、画像形成装置210が、起動時において、NFCタグ22に認証情報PW1を書き込む動作について説明する。
図17は、起動時における画像形成装置210の一動作例を表すものである。
ユーザによる装置電源の投入操作に基づいて、制御部230の初期化処理部31は、所定の初期化処理を行う(ステップS301)。
次に、通信部11は、制御部230の認証情報生成部232からの指示に基づいて、サーバ260から情報Aを取得する(ステップS302)。具体的には、通信部11は、例えば、サーバ260に対して情報Aの送信要求を行い、サーバ260は、その送信要求に基づいて情報Aを画像形成装置210の通信部11に対して送信する。
次に、制御部230の認証情報生成部32は、ステップS302において取得した情報Aに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成する(ステップS303)。
次に、NFCユニット220のタグ制御部27は、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24に、ステップS203において生成された認証情報PW1を書き込む(ステップS304)。以上で、このフローは終了する。
次に、ユーザが携帯端末240を操作することにより、携帯端末240が画像形成装置210のNFCタグ22に設定情報INFを書き込む動作について説明する。
図18は、携帯端末240の一動作例を表すものであり、図19は、画像形成装置210の一動作例を表すものであり、図20は、認証処理が成功した場合における画像形成システム2の一動作例を表すものである。この動作では、画像形成装置210の装置電源はオフである。
まず、図18,20に示したように、携帯端末240の制御部250は、表示操作部42に対するユーザ操作に基づいて、アプリケーションソフトウェアAP3を起動する(ステップS311,S351)。
次に、携帯端末240の通信部41は、認証情報生成部255からの指示に基づいて、サーバ260から情報Aを取得する(ステップS312,S352)。具体的には、通信部41は、例えば、サーバ260に対して情報Aの送信要求を行い、サーバ260は、その送信要求に基づいて情報Aを携帯端末240の通信部41に対して送信する。
次に、携帯端末240は、上記第1の実施の形態の場合と同様に、画像形成装置210のNFCタグ22に書き込むべき設定情報INFを生成する(ステップS313,S353)。
次に、携帯端末240の表示操作部42は、携帯端末240を画像形成装置210のNFCユニット220にかざすことをユーザに促すメッセージを表示する(ステップS314,S354)。ユーザは、このメッセージに基づいて、携帯端末240をNFCユニット220にかざす。
これにより、図19,20に示したように、画像形成装置210のNFCユニット220は、無線通信により起動する(ステップS331,S355)。具体的には、携帯端末240のNFC通信部43は、画像形成装置210のNFCユニット220と無線接続され、このNFCユニット220に対して給電電力を供給する。画像形成装置210のNFCユニット220は、携帯端末240のNFC通信部43と無線接続されることにより、このNFC通信部43から給電電力が供給される。このようにして、NFCユニット220は、無線通信により起動する。
次に、図18,20に示したように、携帯端末240の認証情報生成部255は、ステップS312,S352において取得された情報Aに基づいて、画像形成装置210の認証情報生成部232が認証情報PW1を生成する際に使用するアルゴリズムと同じアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成する(ステップS315,S356)。
これ以降の動作は、上記第1の実施の形態の場合(図3〜5)と同様である。
そして、その後に、上記第1の実施の形態の場合(図6)と同様に、画像形成装置210は、NFCタグ22に書き込まれた設定情報INFに基づいて装置設定を行う。
このように、画像形成システム3では、図17に示したように、画像形成装置210が装置電源の装置電力に基づいて動作する期間において、画像形成装置210の認証情報生成部232が、通信部11がサーバ260から取得した情報Aに基づいて認証情報PW1を生成し、画像形成装置210のタグ制御部27が、NFCタグ22における、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24にこの認証情報PW1を書き込むようにした。そして、図18〜20に示したように、携帯端末240の認証情報生成部255が、通信部41がサーバ260から取得した情報Aに基づいて認証情報PW2を生成し、NFCユニット220が携帯端末240から供給された給電電力に基づいて動作する期間において、携帯端末240のNFC通信部43がこの認証情報PW2を画像形成装置210のNFCユニット220に送信するようにした。これにより、例えば、ユーザがパスワードを入力する手間を省くことができるため、ユーザの利便性を高めることができる。
以上のように本実施の形態では、画像形成装置が装置電源の装置電力に基づいて動作する期間において、画像形成装置の認証情報生成部が、サーバから取得した情報に基づいて認証情報PW1を生成し、画像形成装置のタグ制御部が、NFCタグにおける、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域にこの認証情報PW1を書き込むようにした。そして、携帯端末の認証情報生成部が、サーバから取得した情報に基づいて認証情報PW2を生成し、NFCユニットが携帯端末から供給された給電電力に基づいて動作する期間において、携帯端末のNFC通信部が、この認証情報PW2を画像形成装置のNFCユニットに送信するようにした。これにより、ユーザの利便性を高めることができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例3]
上記実施の形態では、サーバ260から取得した情報Aに基づいて認証情報PW1,PW2を生成したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば上記第1の実施の形態に係る技術と組み合わせ、サーバ260から取得した情報A、および識別情報IDの両方に基づいて認証情報PW1,PW2を生成してもよい。本変形例に係る画像形成システム3Aは、画像形成装置210Aと、携帯端末240Aとを備えている。
画像形成装置210Aは、NFCユニット220Aと、制御部230Aと、記憶部14とを有している。NFCユニット220Aは、NFCタグ22を有している。NFCタグ22における、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23には、識別情報IDが記憶される。制御部230Aは、認証情報生成部232Aを有している。認証情報生成部232Aは、記憶部14に記憶された識別情報ID、および通信部11がサーバ260から取得した情報Aに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成するように構成される。
携帯端末240Aは、制御部250Aを有している。制御部250Aは、アプリケーションソフトウェアAP3Aを実行するように構成される。アプリケーションソフトウェアAP3Aは、認証情報生成部255Aを有している。認証情報生成部255Aは、NFC通信部43が画像形成装置210AのNFCタグ22から読み出した識別情報ID、および通信部41がサーバ260から取得した情報Aに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成するように構成される。
この構成により、画像形成装置210Aでは、例えば、認証情報生成部232Aが、記憶部14に記憶された識別情報ID、および通信部11がサーバ260から取得した情報Aに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW1を生成する。そして、NFCユニット220Aのタグ制御部27は、無線通信により外部からアクセス可能な記憶領域23に、記憶部14に記憶された識別情報IDを書き込み、無線通信による外部からのアクセスが制限された記憶領域24に、認証情報生成部232Aが生成した認証情報PW1を書き込む。携帯端末240Aでは、NFC通信部43が、画像形成装置210AのNFCユニット220AのNFCタグ22の記憶領域23から、識別情報IDを読み出し、認証情報生成部255Aは、この識別情報IDおよび通信部41がサーバ260から取得した情報Aに基づいて、所定のアルゴリズムを用いて認証情報PW2を生成し、NFC通信部43は、この認証情報PW2をNFCユニット220Aに送信する。
以上、いくつかの実施の形態および変形例、ならびにそれらの具体的な応用例および電子機器への適用例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の各実施の形態では、画像形成装置に本技術を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば、様々な情報処理装置にこの技術を適用することができる。
1〜3…画像形成システム、10,10A,110…画像形成装置、11…通信部、12…表示操作部、13…画像形成部、14,14A,114…記憶部、20,20A,120,220…NFCユニット、21…NFC通信部、22…NFCタグ、23,24…記憶領域、25…制御部、26…NFC通信制御部、27…タグ制御部、28…認証処理部、30,30A,130,230…制御部、31…初期化処理部、32,32A,132,232…認証情報生成部、33…タグ情報解析部、34…装置設定管理部、35A…情報生成部、40,140…携帯端末、41…通信部、42…表示操作部、43…NFC通信部、44…記憶部、50,150,250…制御部、51…NFC通信制御部、52…UI処理部、53…タグ情報生成部、54…タグ情報解析部、55,55A,155,255…認証情報生成部、260…サーバ、261…記憶部、A…情報、AP1〜AP3,AP1A…アプリケーションソフトウェア、DT…装置設定データ、ID…識別情報、INF…設定情報、PWA…管理者認証情報、PW1,PW2…認証情報、SET…装置設定情報、VAL…情報。

Claims (16)

  1. 携帯端末と無線接続を行うことにより前記携帯端末から供給された給電電力に基づいて、前記携帯端末と無線通信を行う第1の通信部と、
    前記携帯端末によりアクセス可能な第1の記憶領域、および前記携帯端末によるアクセスが制限された第2の記憶領域を有する記憶部と、
    装置電力に基づいて動作する第1の期間において、前記記憶部の前記第2の記憶領域に第1の認証情報を書き込む記憶制御部と、
    前記第1の期間より後の、前記給電電力に基づいて動作する第2の期間において、前記第1の通信部が、前記携帯端末から送信された第2の認証情報を受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記第1の認証情報、および前記第2の認証情報に基づいて認証処理を行う認証処理部と
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記第1の期間において、第1の情報に基づいて、所定のアルゴリズムを用いて前記第1の認証情報を生成する第1の認証情報生成部をさらに備えた
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶制御部は、前記第1の期間において、前記第1の情報を、前記記憶部の前記第1の記憶領域に書き込む
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶制御部は、前記第2の期間において、前記記憶部の前記第1の記憶領域に記憶された前記第1の情報を読み出し、
    前記第1の通信部は、前記第2の期間において、前記記憶制御部が読み出した前記第1の情報を前記携帯端末に送信し、その後に、前記携帯端末から前記第1の情報に応じた前記第2の認証情報を受信する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の情報を記憶する装置記憶部をさらに備えた
    請求項3または請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1の情報は、前記情報処理装置を識別する識別情報を含む
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1の期間において、前記第1の情報を生成する情報生成部をさらに備えた
    請求項3または請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 第3の認証情報を記憶する装置記憶部をさらに備え、
    前記第1の情報は、前記装置記憶部に記憶された前記第3の認証情報を含む
    請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1の期間において、サーバから前記第1の情報を取得する第1の情報取得部をさらに備えた
    請求項2に記載の情報処理装置。
  10. 設定部をさらに備え、
    前記記憶制御部は、前記第2の期間において、前記認証処理が成功した後に、前記第1の通信部が、前記携帯端末から送信された、前記情報処理装置の装置設定を示す設定情報を受信した場合に、前記設定情報を前記記憶部の前記第1の記憶領域へ書き込み、
    前記設定部は、前記第2の期間より後の、前記装置電力に基づいて動作する第3の期間において、前記第1の記憶領域に書き込まれた前記設定情報に基づいて、前記情報処理装置の装置設定を行う
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 記録媒体に画像を形成する画像形成処理を行う画像形成部をさらに備え、
    前記設定情報は、前記画像形成処理の設定を含む
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 情報処理装置と、
    携帯端末と
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記携帯端末と無線接続を行うことにより前記携帯端末から供給された給電電力に基づいて、前記携帯端末と無線通信を行う第1の通信部と、
    前記携帯端末によりアクセス可能な第1の記憶領域、および前記携帯端末によるアクセスが制限された第2の記憶領域を有する記憶部と、
    装置電力に基づいて動作する第1の期間において、前記記憶部の前記第2の記憶領域に第1の認証情報を書き込む記憶制御部と、
    前記第1の期間より後の、前記給電電力に基づいて動作する第2の期間において、前記第1の通信部が、前記携帯端末から送信された第2の認証情報を受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記第1の認証情報、および前記第2の認証情報に基づいて認証処理を行う認証処理部と
    を有し、
    前記携帯端末は、前記第1の通信部と前記無線通信を行うことにより前記給電電力を供給し、前記第1の通信部に前記第2の認証情報を送信する第2の通信部を有する
    情報処理システム。
  13. 前記情報処理装置は、前記第1の期間において、第1の情報に基づいて、所定のアルゴリズムを用いて前記第1の認証情報を生成する第1の認証情報生成部をさらに有し、
    前記携帯端末は、前記第2の期間において、前記第1の情報に基づいて、前記所定のアルゴリズムを用いて前記第2の認証情報を生成する第2の認証情報生成部をさらに有し、
    前記情報処理装置の前記記憶制御部は、前記第1の期間において、前記第1の情報を、前記記憶部の前記第1の記憶領域に書き込み、前記第2の期間において、前記記憶部の前記第1の記憶領域に記憶された前記第1の情報を読み出し、
    前記情報処理装置の前記第1の通信部は、前記第2の期間において、前記記憶制御部が読み出した前記第1の情報を前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末の前記第2の通信部は、前記第2の期間において、前記携帯端末から送信された前記第1の情報を受信し、
    前記携帯端末の前記第2の認証情報生成部は、前記第2の期間において、前記第2の通信部が受信した前記第1の情報に基づいて前記第2の認証情報を生成し、
    前記携帯端末の前記第2の通信部は、前記第2の期間において、前記第2の認証情報生成部が生成した前記第2の認証情報を前記情報処理装置に送信する
    請求項12に記載の情報処理システム。
  14. 前記情報処理装置は、前記第1の期間において、第1の情報に基づいて、所定のアルゴリズムを用いて前記第1の認証情報を生成する第1の認証情報生成部をさらに有し、
    前記携帯端末は、
    ユーザによる第2の情報の入力操作を受け付ける操作部と、
    前記第2の情報に基づいて、前記所定のアルゴリズムを用いて前記第2の認証情報を生成する第2の認証情報生成部と
    をさらに有し、
    前記第2の通信部は、前記第2の期間において、前記第2の認証情報生成部が生成した前記第2の認証情報を前記情報処理装置に送信する
    請求項12に記載の情報処理システム。
  15. 前記情報処理装置は、
    前記第1の期間において、サーバから第1の情報を取得する第1の情報取得部と、
    前記第1の期間において、前記第1の情報に基づいて、所定のアルゴリズムを用いて前記第1の認証情報を生成する第1の認証情報生成部と
    をさらに有し、
    前記携帯端末は、
    前記サーバから前記第1の情報を取得する第2の情報取得部と、
    前記第2の情報取得部が取得した前記第1の情報に基づいて、前記所定のアルゴリズムを用いて前記第2の認証情報を生成する第2の認証情報生成部と
    をさらに有し、
    前記第2の通信部は、前記第2の期間において、前記第2の認証情報生成部が生成した前記第2の認証情報を前記情報処理装置に送信する
    請求項12に記載の情報処理システム。
  16. 情報処理装置の装置電力に基づいて動作する第1の期間において、前記情報処理装置の記憶部における、携帯端末によりアクセス可能な第1の記憶領域、および前記携帯端末によるアクセスが制限された第2の記憶領域のうちの前記第2の記憶領域に第1の認証情報を書き込むことと、
    前記第1の期間より後に、前記携帯端末が前記情報処理装置と無線接続を行うことにより、前記携帯端末が前記情報処理装置に対して給電電力を供給することと、
    前記情報処理装置が前記給電電力に基づいて動作する第2の期間において、前記携帯端末が前記情報処理装置に対して第2の認証情報を送信することと、
    前記第2の期間において、前記情報処理装置が、前記第2の認証情報を受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記第1の認証情報、および前記第2の認証情報に基づいて認証処理を行うことと
    を含む情報処理方法。
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