JP2021158632A - 通信システムおよび電子デバイス - Google Patents

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【課題】電子デバイスにおける無線ネットワークのアクセスポイントに接続するためのセットアップについて、セットアップ対象の電子デバイスをユーザが見失うことを抑制する技術を提供すること。【解決手段】アクセスポイント4の接続情報を記憶している電子デバイス1と電子デバイス2とが互いに通信可能である通信システム100において、電子デバイス1は、文字列などの出力要求を電子デバイス2に送信し、電子デバイス2は、受信した出力要求に基づく出力を行い、電子デバイス1は、出力要求を送信した後、ユーザの確認操作を待ち受け、確認操作を受け付けた場合、メモリ12に記憶している接続情報122を電子デバイス2に送信し、確認操作を受け付けなかった場合、接続情報122を電子デバイス2に送信しない。電子デバイス2は、電子デバイス1から接続情報122を受信した場合、アクセスポイント4に接続するセットアップを完了させる。【選択図】図3

Description

本明細書に開示される技術分野は、無線ネットワークに接続する通信システムおよび電子デバイスに関する。
近年、アクセスポイントを介して複数の電子デバイスを無線ネットワークに接続する通信システムが知られている。各電子デバイスを無線ネットワークに接続するには、各電子デバイスにおいて、接続情報を用いてその無線ネットワークのアクセスポイントに接続するセットアップが必要となる。セットアップに関する技術としては、例えば特許文献1がある。特許文献1では、第1の電子デバイス(コマンダ)が接続情報を記憶しており、その第1の電子デバイスが、無線ネットワークに未接続の第2の電子デバイス(プレイヤ)に対して接続情報を送信する構成が開示されている。
特開2012−227970号公報
特許文献1に開示されている技術のように、ある電子デバイスが接続情報を記憶し、その接続情報をセットアップが必要な他の電子デバイスに渡すことで、他の電子デバイスでのセットアップのためのユーザの作業が簡単になる。しかしながら、電子デバイスが多数ある場合やセットアップ対象の電子デバイスから離れた位置から接続情報を送信した場合など、接続情報の送信先の電子デバイスをユーザが見失うことがある。
本明細書は、電子デバイスにおける無線ネットワークのアクセスポイントに接続するためのセットアップについて、セットアップ対象の電子デバイスをユーザが見失うことを抑制する技術を開示する。
この課題の解決を目的としてなされた通信システムは、第1の電子デバイスと、第2の電子デバイスと、を備え、無線ネットワークによる無線通信を行う通信システムであって、前記第1の電子デバイスおよび前記第2の電子デバイスは、前記無線ネットワークとは異なるネットワークで互いに通信可能であり、前記第1の電子デバイスは、前記無線ネットワークのアクセスポイントに接続するための接続情報をメモリに記憶しており、前記第1の電子デバイスは、前記第2の電子デバイスに対して、特定の情報の出力を要求する出力要求を送信し、前記第2の電子デバイスは、前記出力要求を受信した場合、前記第2の電子デバイスの出力インタフェースによって前記特定の情報を出力し、前記第1の電子デバイスは、前記出力要求を送信した後に、前記第1の電子デバイスの入力インタフェースによって、前記出力要求を受信した前記第2の電子デバイスが前記特定の情報を出力していることを示すユーザの特定操作を待ち受け、前記特定操作を受け付けた場合、前記メモリに記憶されている前記接続情報を前記第2の電子デバイスに送信し、前記特定操作を受け付けなかった場合、前記接続情報を前記第2の電子デバイスに送信せず、前記第2の電子デバイスは、前記第1の電子デバイスから前記接続情報を受信した場合に、受信した前記接続情報を用いて、前記無線ネットワークの前記アクセスポイントに接続するセットアップを完了させる、ことを特徴としている。
本明細書に開示される通信システムは、第1の電子デバイス1から第2の電子デバイスに接続情報を受け渡す際、第1の電子デバイスが接続情報を送信する前に、第2の電子デバイスに対して特定の情報の出力を要求する。要求に応じて、第2の電子デバイスが特定の情報を出力することで、ユーザは第2の電子デバイスの位置を確認でき、セットアップ対象の第2の電子デバイスをユーザが見失うことを回避できる。また、第2の電子デバイスにて特定の情報が出力されたことを確認する特定操作を受け付けてから接続情報を送信することで、第2の電子デバイスの位置が分からないまま接続情報が送信されることを回避できる。
上記システムによって実現される制御方法、コンピュータプログラム、当該プログラムを実行する情報処理端末や電子デバイス、当該プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、電子デバイスにおける無線ネットワークのアクセスポイントに接続するためのセットアップについて、セットアップ対象の電子デバイスをユーザが見失うことを抑制する技術が実現される。
実施の形態にかかる通信システムの概略構成図である。 情報共有処理の手順を示すシーケンス図である。 情報共有処理の手順を示すシーケンス図である。 文字列情報の例を示す説明図である。 点滅パターンの例を示す説明図である。 セットアップ完了後の通信システムの概略構成図である。 通信システムの概略構成図である。 情報共有処理の手順を示すシーケンス図である。
以下、通信システムを具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、複数の電子デバイスを含み、アクセスポイントを利用した無線ネットワークによって無線通信を行う通信システムを開示するものである。
本形態の通信システム100は、図1に示すように、複数台の電子デバイスである電子デバイス1と、電子デバイス2と、無線ネットワークのアクセスポイント4と、を含む。
アクセスポイント4は、IEEEの802.11の規格およびそれに準ずる規格に基づいて、Wi−Fi(登録商標)方式の無線通信によって、各種の装置をインターネットやLAN等の無線ネットワークに接続するための通信機器である。各アクセスポイントには、それぞれ固有の接続情報が設定されている。アクセスポイント4を利用する装置は、アクセスポイント4の接続情報を用いて、アクセスポイント4に接続する手順であるセットアップを完了させる必要がある。
接続情報は、例えば、アクセスポイント4の識別子(以下、「SSID」(Service Set IDentifierの略)とする)と、そのSSIDに対応して予め設定されたパスワードとの組である。セットアップを行う装置は、SSIDによって指定されるアクセスポイント4に対して、対応して設定されているパスワードを送信し、アクセスポイント4から発行されるIPアドレスを取得することによりセットアップを完了させる。接続情報は、SSIDとパスワードとが組み合わされた1つの認証情報(Wi-Fi Easy Connectの接続情報)であっても良い。
本形態の電子デバイス1〜2は、いずれも、少なくとも無線通信機能を有している装置であり、例えば、複合機、プリンタ、スキャナ、FAX装置、ミシン、カメラ、である。各電子デバイス1〜2は、同種の装置であっても良いし、異種の装置であっても良い。また、各電子デバイス1〜2は、同種の装置であったとしても、同じモデルでも異なるモデルでも良い。なお、電子デバイス1〜2は、図示した構成の他、各装置の機能を実現するための構成を有している。例えば、プリンタであれば印刷のための構成を有しており、スキャナであれば画像を読み取るための構成を有している。
本形態の電子デバイス1は、図1に示すように、CPU11と、メモリ12と、を含むコントローラ10を備えている。また、電子デバイス1は、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)13と、通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)14と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。なお、図1中のコントローラ10は、電子デバイス1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際に電子デバイス1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
CPU11は、メモリ12から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。CPU11は、コンピュータの一例である。メモリ12は、電子デバイス1を起動するための起動プログラム、各種のアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」とする)等の各種のプログラムや、画像データ、文書データ等の各種のデータ、各種の設定情報が記憶される記憶領域である。メモリ12は、各種の処理が実行される際の作業領域としても利用される。
ユーザIF13は、ユーザに情報を報知する機能と、ユーザによる操作を受け付ける機能と、を含む。ユーザIF13は、例えば、タッチパネルであり、ユーザに情報を報知するための画面を表示するハードウェアと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアと、を含む。また、ユーザIF13は、情報を表示するディスプレイとユーザの操作を受け付けるボタンとの組み合わせであっても良い。ユーザIF13は、入力インタフェースおよび出力インタフェースの一例である。
通信IF14は、外部装置と通信を行うための各種のハードウェアを含む。通信IF14は、例えば、NFC(「Near Field Communication」の略)インタフェース(以下、「NFC−IF」とする)141と、無線LANインタフェース(以下、「無線LAN−IF」とする)142と、を含む。NFC−IF141は、ISO/IEC21481またはISO/IEC18092の国際標準規格に基づいて、NFC方式の無線通信を可能にするインタフェースである。無線LAN−IF142は、Wi−Fi方式の無線通信を可能にするインタフェースである。通信IF14は、さらに他の通信規格に対応する構成を含んでいても良く、例えば、Bluetooth(登録商標)や有線通信を行うハードウェアを含んでいても良い。
本形態の電子デバイス1のメモリ12には、図1に示すように、情報共有アプリ121と、接続情報122と、文字列情報123と、点滅パターン情報124と、が記憶されている。情報共有アプリ121は、複数の電子デバイス間でアクセスポイント4等の接続情報を共有するための処理を行うプログラムである。
接続情報122は、アクセスポイント4の接続情報を含む。接続情報122には、アクセスポイント4以外のアクセスポイントの接続情報も含まれていても良い。電子デバイス1は、アクセスポイント4の接続情報を取得済みであり、アクセスポイント4に接続するセットアップが完了している状態である。電子デバイス1は、第1の電子デバイスの一例である。文字列情報123は、ランダムな文字を所定の文字数だけ並べた文字列を複数種類含む情報である。点滅パターン情報124は、ランダムな点滅パターンを複数種類含む情報である。
電子デバイス2は、図1に示すように、CPU21と、メモリ22と、を含むコントローラ20を備えている。また、電子デバイス2は、ユーザIF23と、通信IF24と、を備え、これらがコントローラ20に電気的に接続されている。電子デバイス2のコントローラ20および通信IF24は、電子デバイス1のコントローラ10および通信IF14と同様の機能を有する。
ユーザIF23は、ユーザに報知する情報を出力する機能と、ユーザによる操作を受け付ける機能と、を含むものであり、電子デバイス1のユーザIF13と同様の構成であっても異なる構成であっても良い。ユーザIF23は、出力インタフェースの一例である。ユーザIF23は、情報を出力する機能として、文字や画像の表示が可能なディスプレイ(以下、「LCD」とする)、単に点灯と消灯との切り替えが可能な発光部(以下、「LED」とする)、音声の発生機能、等の少なくとも1つを有している。
本形態の電子デバイス2は、ソフトウェアアクセスポイントモード(以下、「ソフトAPモード」とする)を実行可能な装置である。電子デバイス2は、ソフトAPモードを実行することで、一時的にアクセスポイントと同様に機能できる。電子デバイス2は、電源オン時に自動的に、あるいは、ソフトAPモードの開始指示を受け付けて、ソフトAPモードの実行を開始する。電子デバイス2は、ソフトAPモード用の特定の文字列を含むSSID(Setup XXX)を記憶する。そして、電子デバイス2は、他の装置から、ソフトAPモードのSSIDに対して接続の要求を受信した場合、その装置との無線通信を開始する。電子デバイス1と電子デバイス2とはソフトAPモードにて互いに通信可能である。ソフトAPモードでの通信は、アクセスポイント4を利用した無線ネットワークとは異なるネットワークでの通信である。
なお、本形態では、電子デバイス1と電子デバイス2とは、例えば、同じベンダにて提供される装置である。電子デバイス1は、ソフトAPモードの電子デバイス2を検索する機能を有する。すなわち、電子デバイス1は、特定の文字列を含むSSID(Setup XXX)がソフトAPモード用のSSIDであることを予め記憶しており、そのソフトAPモードのSSIDを検索する。そして、電子デバイス1は、検索で見つかったソフトAPモードのSSIDに対して接続を要求する。電子デバイス1は、電子デバイス2の備えるソフトAPモードのSSIDやパスワードの情報をユーザの入力等によって取得しても良い。
電子デバイス2のメモリ22には、情報共有アプリ221が記憶されている。情報共有アプリ221は、電子デバイス1の情報共有アプリ121と協働し、他の電子デバイスとアクセスポイントの接続情報を共有するためのプログラムである。電子デバイス2は、接続情報を有していなくても良い。電子デバイス2は、第2の電子デバイスの一例である。
続いて、本形態の通信システム100において、電子デバイス1と電子デバイス2とで接続情報を共有させるための情報共有処理の手順について、図2と図3のシーケンス図を参照して説明する。図2と図3の図中、電子デバイス1の処理は、CPU11にて実行され、電子デバイス2の処理は、CPU21にて実行される。なお、本形態の情報共有処理は、例えば、アクセスポイント4を利用した無線ネットワークに新たに電子デバイス2を追加する際に、接続済みの電子デバイス1が有する接続情報122を適切な電子デバイス2に渡すために実行される。
まず、図2のシーケンス図を参照して情報共有処理の前半部を説明する。ユーザは、情報共有処理の開始に際して、新たにアクセスポイント4に接続する電子デバイス2の電源をONとし、ソフトAPモードを開始させる(S101)。これにより、電子デバイス2は、ソフトAPモードの実行を開始する(S102)。電子デバイス2が既にソフトAPモードとなっていれば、ユーザはS101をスキップし、電子デバイス2はS102をスキップする。
そして、ユーザは、電子デバイス1に情報共有アプリ121の起動を指示する(S103)。電子デバイス1は、情報共有アプリ121の実行により、まず、ソフトAPモードのデバイス検索を行う(S104)。電子デバイス1は、前述したように、ソフトAPモード用の特定の文字列を記憶しており、その特定の文字列を含むSSIDを検索する。あるいは、電子デバイス1は、ユーザの入力によって、電子デバイス2のソフトAPモードのSSIDを取得しても良い。電子デバイス2は、S104にて送信されるデバイス検索信号に応答する応答信号を送信する(S105)。
電子デバイス2の応答信号を受信した電子デバイス1は、電子デバイス2のソフトAPモードに対応するパスワードを電子デバイス2に送信する(S106)。ここで、電子デバイス1は、検索で複数のソフトAPモードのSSIDが見つかった場合に、いずれかをユーザに選択させてもよい。そして、選択されたSSIDに対応するパスワードをユーザに入力させても良い。これにより、電子デバイス2は、電子デバイス1と接続され、ソフトAPモードでの通信を開始する(S107)。
電子デバイス1は、電子デバイス2に情報共有を開始する指示、すなわち、情報共有アプリ221を起動する指示を送信する(S108)。電子デバイス2は、電子デバイス1の指示に基づいて、情報共有アプリ221を起動し(S109)、起動が完了したら、起動完了の情報を電子デバイス1に送信する(S110)。電子デバイス2は、情報共有アプリ221を起動することで、電子デバイス1からの各種の要求を受け付けることが可能になる。
電子デバイス1は、起動完了を受信した後、電子デバイス2にパネル情報を要求する(S111)。電子デバイス2は、S111の送信要求を受けて、自装置のパネル情報と公開鍵とを電子デバイス1に送信する(S112)。パネル情報は、電子デバイス2のユーザIF23の備える出力態様を示す情報であり、例えば、電子デバイス2の操作パネルの型番情報、電子デバイス2のモデル情報、である。パネル情報は、出力情報の一例である。電子デバイス1は、パネル情報に基づいて、電子デバイス2が画像表示を可能な装置であるか否かの情報を取得できる。公開鍵は、電子デバイス1が接続情報を暗号化する際に使用する情報であり、電子デバイス2にて生成される。公開鍵は、鍵情報の一例である。電子デバイス2は、生成した公開鍵に対応する秘密鍵をメモリ22に記憶する。
電子デバイス1は、電子デバイス2から受信したパネル情報に基づいて、電子デバイス2のユーザIF23が画像を表示可能なLCDを有しているか否かを判断する。電子デバイス2が画像を表示可能であると判断した場合([LCD有])、電子デバイス1は、指定した画像を電子デバイス2に表示させることで、電子デバイス2を確認する処理を行う。画像を表示可能なユーザIF23は、第1態様の出力インタフェースの一例である。なお、電子デバイス2のモデルが画像表示と画像表示以外の出力との両方が可能なモデルであっても、画像表示が可能であれば、電子デバイス1は、LCD有と判断する。画像を表示可能であれば、画像表示を優先的に用いることで、ユーザにとって音声出力やランプの点滅パターンよりも分かりやすいため、使い勝手が向上する。
具体的に、電子デバイス1は、電子デバイス2のユーザIF23に表示させる画像として、例えば、文字列を決定する(S121)。さらに、電子デバイス1は、決定した文字列の情報とその表示を指示する情報とを電子デバイス2に送信する(S122)。文字列の情報は、特定の情報の一例であり、S122にて送信される情報は、出力要求の一例である。S122は、出力要求送信処理の一例である。電子デバイス2は、受信した情報に基づいて、ユーザIF23に文字列を表示させる(S123)。S123は、出力処理の一例である。また、電子デバイス1は、電子デバイス2に送信した文字列を自装置のユーザIF13にも表示させる(S124)。
S121では、電子デバイス1は、例えば、メモリ12に記憶される文字列情報123から選択して表示させる文字列を決定する。あるいは、電子デバイス1は、ランダムに所定文字数の文字を生成し、生成した文字を並べて文字列を決定する。文字列情報123から選択すれば、文字列を生成する必要が無く、制御がシンプルである。また、文字列情報123に複数の文字列を記憶させることで、毎回同じ情報を利用する場合と比較して、文字列の情報の信頼度が向上する。一方、電子デバイス1が表示を要求する度にランダムに文字列を生成すれば、あらかじめ用意された文字列を繰り返し利用する場合と比較して、文字列の情報の信頼度がさらに向上する。
例えば、電子デバイス1が文字列として「ABC123」に決定し、その表示指示を電子デバイス2に送信した場合、図4(A)に示すように、電子デバイス1のユーザIF13に「ABC123」と表示され、電子デバイス2のユーザIF23にも、図4(B)に示すように、同じ文字列が表示される。ユーザは、両方の装置による出力結果を比較し、同じ内容を示しているか否かに基づいて、電子デバイス1から情報を受信している装置を確認できる。電子デバイス1でも文字列を表示することで、ユーザは、送信対象の電子デバイス2を見つけやすく、他にも電子デバイスが有る場合でも電子デバイス2を間違い難い。なお、電子デバイス1のユーザIF13の表示と、電子デバイス2のユーザIF23の表示とは、内容が一致していると判断できれば良く、例えば、フォントや文字サイズが異なっていても良い。
一方、電子デバイス2が画像の表示が不可能なモデルであると判断した場合、電子デバイス1は、画像を表示させる代わりに、電子デバイス2にて出力可能な形態で特定の情報を出力させることで、電子デバイス2を確認する処理を行う。例えば、電子デバイス2がLEDを備えるモデルであれば([LEDのみ])、電子デバイス1は、電子デバイス2にLEDを点灯させる。画像を表示可能なLCDを備えないユーザIF23は、第2態様の出力インタフェースの一例である。画像表示が不可能なモデルであっても、LEDは備えている場合が多く、出力態様に応じた信号を出力することで、様々なモデルに対応できる。
具体的に、電子デバイス1は、例えば、長い点灯と短い点灯とを組み合わせて、LEDの点滅パターンを決定する(S131)。さらに、電子デバイス1は、決定した点滅パターンでの点滅を指示する情報を電子デバイス2に送信する(S132)。点滅パターンの情報は、特定の情報の一例であり、S132にて送信される情報は、出力要求の一例である。S132は、出力要求送信処理の一例である。電子デバイス2は、受信した情報に基づいて、自装置のユーザIF23に含まれるLEDを点滅させる(S133)。S133は、出力処理の一例である。また、電子デバイス1は、電子デバイス2に送信した点滅パターンをユーザに知らせる情報を自装置のユーザIF13に表示させる(S134)。
S131では、電子デバイス1は、例えば、メモリ12に記憶される点滅パターン情報124から選択して指示する点滅パターンを決定する。あるいは、電子デバイス1は、ランダムに長短の配列を選択して点滅パターンを決定する。点滅パターン情報124から選択すれば、パターンを生成する必要が無く、制御がシンプルである。また、点滅パターン情報124に複数のパターンを記憶させることで、毎回同じパターンを利用する場合と比較して、点滅パターンの信頼度が向上する。一方、電子デバイス1が表示を要求する度にランダムに点滅パターンを決定すれば、あらかじめ用意されたパターンを繰り返し利用する場合と比較して、点滅パターンの信頼度がさらに向上する。
例えば、電子デバイス1が点滅パターンとして「長短短」の繰り返しを選択し、その表示指示を電子デバイス2に送信した場合、電子デバイス1のユーザIF13に、例えば、図5(A)に示すように、点滅パターンの長短の並びが図示して表示され、電子デバイス2は指示に基づいてLEDを点滅させる。電子デバイス1は、電子デバイス2と同じ点滅パターンでランプを点滅させても良い。ユーザは、電子デバイス1の出力結果と電子デバイス2の出力結果とを比較し、同じ内容を示しているか否かに基づいて、電子デバイス1から情報を受信している装置を確認できる。電子デバイス1でもパターンを表示することで、ユーザは、送信対象の電子デバイス2を見つけやすく、他にも電子デバイスが有る場合でも電子デバイス2を間違い難い。なお、同じ内容とは、パターンの一致/不一致を認識できる情報であれば良く、点滅パターンの図示やランプの点滅表示に限らず、「長」、「短」の文字の組み合わせでも良いし、ビープ音等の長短による出力でも良い。
電子デバイス1は、S124またはS134の後、ユーザによる操作を待ち受ける(S141)。S141は、待受処理の一例である。電子デバイス1は、ユーザIF13に、例えば、図4(A)に示したOKボタン131、図5(A)に示したOKボタン132、などの待ち受けボタンを表示させ、表示中のボタンへの入力を受け付けるまで待機する。電子デバイス1は、ユーザIF13に含まれるハードウェアボタンにて入力を受け付けても良い。
次に、図3のシーケンス図を参照して情報共有処理の後半部を説明する。電子デバイス1は、図2に示したようにS141にてユーザによる操作を待ち受ける。ユーザは、電子デバイス1の表示と電子デバイス2の表示とを比較して、電子デバイス2を確認した場合([確認])、確認済みを示す確認操作をユーザIF13にて行う(S201)。ユーザは、確認操作として、例えば、図4(A)や図5(A)に示したOKボタン131、132への操作を行う。確認操作は、特定操作の一例である。
確認操作を受けて電子デバイス1は、待ち受け状態を終了させ、図2のS112にて受信した公開鍵を使用して、メモリ12に記憶している接続情報122を暗号化する(S202)。さらに、電子デバイス1は、暗号化した接続情報122を電子デバイス2に送信する(S203)。S203は、接続情報送信処理の一例である。接続情報を暗号化することで、接続情報の受け渡しの際に別の電子デバイスに接続情報を奪われたとしても安全性を担保できる。電子デバイス1は、暗号化した接続情報122を送信するに際して、復号とアクセスポイント4へのセットアップの実行とを指示する情報も送信しても良い。
電子デバイス2は、受信した接続情報122を公開鍵の生成時に生成して記憶している秘密鍵を用いて復号する(S204)。電子デバイス2は、復号した接続情報122をアクセスポイント4に送信し、セットアップを要求する(S205)。S205は、セットアップ処理の一例である。
アクセスポイント4は、受信した接続情報122が適切であれば、電子デバイス2にIPアドレスを割り当て、割り当てたIPアドレスの情報を電子デバイス2に送信する(S206)。電子デバイス2は、アクセスポイント4からIPアドレスの情報を受信し、これによりセットアップが完了する。電子デバイス2は、セットアップの完了を示す完了情報として、アクセスポイント4から受信したIPアドレスの情報を電子デバイス1に送信する(S207)。電子デバイス1は、電子デバイス2からIPアドレスの情報を受信した場合、電子デバイス2によるセットアップが完了したと判断する。これにより、図6に示すように、電子デバイス2のメモリ22に接続情報222が記憶され、電子デバイス2は、アクセスポイント4を介して無線ネットワークに接続可能となる。
一方、ユーザは、電子デバイス1と電子デバイス2との情報共有をキャンセルする場合([キャンセル])、確認済みを示す操作を行う代わりに、キャンセルを示す操作を行う(S211)。例えば、複数の電子デバイスにてソフトAPモードが実行されている場合、接続情報の情報共有の対象の電子デバイスとは異なる電子デバイスに、電子デバイス1が接続される可能性がある。例えば、電子デバイス1のユーザが、文字列等を出力した電子デバイス2とは異なる電子デバイスとの情報共有を意図していた場合、あるいは、電子デバイス2のユーザが、接続情報の受信を意図していない状態で文字列等が出力されたことに気づいた場合、ユーザは電子デバイス2にて接続情報の受信をキャンセルすることができる。
電子デバイス2は、例えば、図4(B)に示したように、ユーザIF23に文字列を表示する際に、キャンセルを受け付けるボタン231をも表示して、キャンセルを示す操作を受け付ける。電子デバイス2は、ユーザIF23に含まれるハードウェアボタンにてキャンセルを受け付けても良い。電子デバイス2は、S203にて接続情報を受信する前に、キャンセルを示すキャンセル操作を受け付けた場合、キャンセルされたことを示す情報であるキャンセル要求を電子デバイス1に送信する(S212)。
なお、電子デバイス1でもキャンセルを受け付けても良い。例えば、電子デバイス1は、待ち受け状態の画面にキャンセルを受け付けるボタンを表示して、ユーザの操作を受け付けてもよい。また、電子デバイス1は、待ち受け状態を開始した後、所定の待機時間が経過しても確認操作を受け付けなかった場合、キャンセルされたものとして、情報共有アプリ121の処理を終了させても良い。
電子デバイス1は、S201の確認操作を受け付ける前に、電子デバイス2からキャンセル要求を受信した場合、または、自装置でキャンセルの指示を受け付けた場合、S141にて開始した待ち受け状態を中止する(S213)。電子デバイス1は、ユーザIF13の文字列や点滅パターンおよびOKボタンの表示を中止し、確認済みを示す操作を受け付けない。従って、電子デバイス1は、電子デバイス2に接続情報を送信しない。また、キャンセルを受け付けた電子デバイス2は、文字列の表示や点滅パターンの出力を中止する。電子デバイス2でのキャンセルを可能にすることで、意図しない送信によって接続情報が共有されることを回避でき、無線ネットワークの安全性が高まる。
電子デバイス2は、S207にて完了情報を送信した後、または、S212にてキャンセル要求を送信した後、情報共有アプリ221を終了させる(S221)。一方、電子デバイス1は、S207にて完了情報を受信した後、または、S213にて待ち受けを中止した後、電子デバイス2とのソフトAPモードでの通信を終了させる(S222)。さらに、電子デバイス1は、情報共有アプリ121を終了させても良い。また、電子デバイス1は、実行中の情報共有アプリ121にてさらに他の電子デバイスとの情報共有を行うことができても良く、その場合、終了するか他の電子デバイスを選択するかをユーザに問い合わせても良い。
また、電子デバイス2は、ソフトAPモードの実行を終了しても良い。電子デバイス2は、セットアップが完了した場合、アクセスポイント4に接続しても良い。また、電子デバイス1は、電子デバイス2から受信したIPアドレスの情報を用いて、アクセスポイント4を介したWi−Fi方式にて、電子デバイス2との無線通信を開始しても良い。
次に、通信システム100にさらに他の電子デバイス3が含まれる場合について、図7と図8を参照して説明する。図7に示すように、電子デバイス3は、電子デバイス1と同様の構成を有する装置であり、前述した情報共有処理を実行可能な装置である。電子デバイス3は、例えば、アクセスポイント4とは異なるアクセスポイント5の接続情報322を記憶している。
3台以上の電子デバイスを含む通信システムにおいて接続情報を共有させる情報共有処理の手順について、図8のシーケンス図を参照して説明する。図8中、電子デバイス1の処理は、CPU11にて実行され、電子デバイス2の処理は、CPU21にて実行され、電子デバイス3の処理は、CPU31にて実行される。また、図8の処理は、図2の処理に続いて実行されるものであり、図2のS101〜S112の処理は省略し、S121〜S141の処理は簡略化して示している。
前述したように、電子デバイス2は、電子デバイス1と接続され、電子デバイス1から文字列の表示指示などの出力指示を受信する(S301)。S301は、図2のS122またはS132と同じ処理である。電子デバイス2は、受信した指示に基づいて、出力を実行する(S302)。S302は、図2のS123またはS133と同じ処理である。そして、電子デバイス1は、待ち受け状態となる(S303)。S303は、図2のS141と同じ処理である。
複数の電子デバイスを含む通信システムの構築に際して、複数のユーザで手分けしてセットアップを行っている場合、例えば、電子デバイス1を使用するユーザとは異なるユーザが、電子デバイス1での情報共有処理が実行中であることを知らずに、電子デバイス3にて、電子デバイス2を対象として、接続情報の共有を行わせる処理を開始する可能性がある。電子デバイス2は、ソフトAPモードを実行中に他の電子デバイス3からデバイス検索を受信した場合、電子デバイス3とも接続される。
具体的には、電子デバイス3は、情報共有処理が開始されたことに応じて、デバイス検索の検索信号を送信する(S311)。電子デバイス2はすでにソフトAPモードとなっていることから、この検索信号に応答する(S312)。電子デバイス3は、電子デバイス2にパスワードを送信し(S313)、ソフトAPモードにて電子デバイス2と接続されると(S314)、電子デバイス2に情報共有処理の開始指示を送信する(S315)。電子デバイス2は、すでに情報共有アプリ221を実行中であることから、実行中を示す情報を電子デバイス3に送信する(S316)。さらに、電子デバイス3は、電子デバイス2にパネル情報を要求する(S317)。電子デバイス2は、パネル情報と公開鍵とを電子デバイス3に送信する(S318)。電子デバイス3は、S311〜S318において、図2の電子デバイス1によるS104〜S112の処理と同様の処理を行う。
さらに、電子デバイス3は、受信したパネル情報に基づいて文字列または点滅パターンを決定し、決定した情報とその出力指示とを電子デバイス2に送信する(S319)。つまり、電子デバイス3は、電子デバイス2を対象として情報共有処理を実行することにより、電子デバイス1と同様に、出力内容を指定して出力を指示する出力指示を電子デバイス2に送信可能である。これにより、電子デバイス2は、電子デバイス1から受け付けた出力指示に対応する情報を出力中に、電子デバイス3から、新たに別の出力指示を受け付ける。電子デバイス2は、両方の電子デバイスとの情報共有を並行して行うことは好ましくないことから、電子デバイス1との情報共有の処理をキャンセルし、電子デバイス3との情報共有の処理を進める。
具体的には、電子デバイス2は、S302による出力を実行中に新たな出力指示を受け付けた場合、実行中の出力を中断して(S320)、電子デバイス1に情報共有処理をキャンセルするキャンセル要求を送信する(S321)。S320は、中断処理の一例である。電子デバイス1は、キャンセル要求を受けて、待ち受けを中止する(S322)。S321〜S322は、図3のS212〜S213と同様の処理である。
電子デバイス2は、キャンセル要求を送信後、電子デバイス3から新たに受け付けた出力指示に対応する出力を開始する(S323)。また、電子デバイス3は、S319にて出力指示を送信した後、自装置のユーザIF33にも同じ内容の情報を表示して、待ち受け状態となる(S324)。以後の手順は、図3にて説明した手順の電子デバイス1を電子デバイス3に置き換えた手順と同様である。出力要求を複数受信した場合には、新たに受信した出力要求の方が優先度が高い傾向にあることから、新たに受信した出力要求に対応する出力を行うことで、使い勝手が良い。
なお、電子デバイス2は、出力指示に基づく出力を実行中に新たな出力指示を受け付けた場合、新たに受け付けた出力指示に対応する出力を行わず、実行中の出力を継続するとしても良い。つまり、電子デバイス2は、S319にて出力指示を受け付けた場合、S320とS321に代えて、電子デバイス3にキャンセル要求を送信してもよい。あるいは、電子デバイス2は、情報共有アプリ221を実行中に情報共有アプリの実行指示を受け付けた場合、S316の実行中を示す情報に代えて、実行できないことを示す情報を送信してもよい。このようにすれば、電子デバイス1は、待ち受け状態のままとなり、電子デバイス3は、情報共有処理を終了する。
あるいは、電子デバイス2は、情報共有処理を実行中に新たな出力指示を受け付けた場合、ユーザの指示に基づいていずれかを選択するとしても良い。例えば、電子デバイス2は、警告メッセージを出力し、いずれのデバイスからの出力指示を有効にするかをユーザに問い合わせても良い。あるいは、複数の表示を同時に出力できる場合には、電子デバイス2は、両方の出力指示に対応する表示を同時に行っても良い。つまり、電子デバイス2は、電子デバイス1の接続情報122と電子デバイス3の接続情報322との両方を受け取って、アクセスポイント4へのセットアップとアクセスポイント5へのセットアップとを完了させても良い。
以上、詳細に説明したように、本形態の通信システム100によれば、電子デバイス1から電子デバイス2に接続情報122を受け渡す際、電子デバイス1が接続情報122を送信する前に、電子デバイス2に対して文字列の表示または点滅パターンの出力を要求する。要求された出力を電子デバイス2が行うことで、ユーザは電子デバイス2の位置を確認でき、セットアップ対象の電子デバイス2をユーザが見失うことを回避できる。また、電子デバイス1は、電子デバイス2にて文字列の表示または点滅パターンの出力が実行されたことを確認する操作を受け付けてから接続情報122を送信するので、電子デバイス2の位置が分からないまま接続情報122が送信されることを回避できる。
なお、各実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、通信システム100を構成する装置の数は図示の例に限らず、2台以上の電子デバイスを含んでいればよい。
また、例えば、電子デバイス1は、NFC−IF141を有していなくても良い。電子デバイス2は、NFC−IF241を有していなくても良い。電子デバイス3は、NFC−IF341を有していなくても良い。
また、例えば、電子デバイス1のメモリ12に記憶される接続情報122に複数のアクセスポイントの接続情報が含まれる場合、電子デバイス1は、全ての接続情報122を電子デバイス2に渡すとしても良いし、接続情報122のうちの一部の接続情報のみを渡すとしても良い。電子デバイス1は、例えば、ユーザの選択を受け付けて、選択された接続情報のみを電子デバイス2に渡すとしても良い。また、電子デバイス1は、接続情報122を有していれば良く、アクセスポイント4と接続されていてもいなくても良い。
また、電子デバイス2に出力させる情報は、実施の形態に開示した例に限らない。例えば、電子デバイス2がLCDを備えている場合、文字列を表示させるとしたが、文字列に限らず、イラスト、図表、写真等を表示させても良いし、電子デバイス1にて操作を行っているユーザのユーザ名などの情報を表示させても良い。また、電子デバイス2がLCDを備えていない場合、LEDに点滅パターンを出力させるとしたが、点滅に限らず,単に点灯させても良い。また、カラー発光可能なLEDであれば、カラーパターンを出力させても良い。また、電子デバイス2に実行させる出力は、音声メッセージやビープ音の出力であっても良いし、表示と音声との併用であっても良い。また、電子デバイス2が、印刷機能を備える装置であれば、電子デバイス1は、出力要求として、選択した文字列の印刷を指示しても良い。その場合、電子デバイス2の印刷機能が出力インタフェースの一例であり、電子デバイス2での印刷物の作成が、特定の情報の出力の一例である。
また、実施の形態では、パネル情報を取得して送信する情報を切り替えるとしたが、これに限らない。例えば、電子デバイス2のモデルに限らず、画像表示用の文字列の情報とLEDの点滅パターンの情報との両方を含む出力要求を電子デバイス2に送信するとしてもよい。電子デバイス2は、受信した出力要求に含まれる情報のうち、自装置で出力可能な指示に基づいて、出力を実行するとしても良い。
また、実施の形態では、電子デバイス1でも、電子デバイス2に指示した出力と同じ内容の情報を表示するとしたが、表示しなくても良い。ただし、送信の対象となっている装置を確認するためには、表示する方がユーザに分かり易い。
また、例えば、電子デバイス2に出力させる情報をランダムに生成する構成の場合、電子デバイス1または電子デバイス3は、文字列情報123、323や、点滅パターン情報124、324を記憶している必要はない。
また、例えば、接続情報の暗号化はしなくても良い。ただし、暗号化を行うことで、無線ネットワークの安全性が高まる。
また、例えば、ソフトAPモードとなる装置は、電子デバイス2に限らず、電子デバイス1や電子デバイス3でも良い。また、電子デバイス1や電子デバイス3と電子デバイス2との通信方法は、ソフトAPモードでの通信に限らず、イーサネット通信等の有線ネットワークによる通信であっても良いし、NFC方式やBluetooth等による近距離通信でも良い。
また、例えば、実施の形態では、電子デバイス2がアクセスポイント4と接続するセットアップを完了していない装置であるとしたが、完了済みの装置であっても良い。その場合、電子デバイス2は、電子デバイス1から受け取った接続情報122に基づいて、再度セットアップを行うとよい。例えば、電子デバイス2がアクセスポイント4とは異なるアクセスポイントと接続するセットアップを完了している状態で、電子デバイス1からアクセスポイント4の接続情報を含む接続情報122を受け取った場合、電子デバイス2は、アクセスポイント4と接続するセットアップを完了させる。この場合、電子デバイス2は、他のアクセスポイントの接続情報を削除して、アクセスポイント4の接続情報のみを記憶しても良い。
また、実施の形態に開示されているシーケンス図において、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1、2、3 電子デバイス
4 アクセスポイント
11、21、31 CPU
13、23、33 ユーザIF
14、24、34 通信IF
100 通信システム
121、221、321 情報共有アプリ

Claims (12)

  1. 第1の電子デバイスと、第2の電子デバイスと、を備え、無線ネットワークによる無線通信を行う通信システムであって、前記第1の電子デバイスおよび前記第2の電子デバイスは、前記無線ネットワークとは異なるネットワークで互いに通信可能であり、前記第1の電子デバイスは、前記無線ネットワークのアクセスポイントに接続するための接続情報をメモリに記憶しており、
    前記第1の電子デバイスは、
    前記第2の電子デバイスに対して、特定の情報の出力を要求する出力要求を送信し、
    前記第2の電子デバイスは、
    前記出力要求を受信した場合、前記第2の電子デバイスの出力インタフェースによって前記特定の情報を出力し、
    前記第1の電子デバイスは、
    前記出力要求を送信した後に、前記第1の電子デバイスの入力インタフェースによって、前記出力要求を受信した前記第2の電子デバイスが前記特定の情報を出力していることを示すユーザの特定操作を待ち受け、前記特定操作を受け付けた場合、前記メモリに記憶されている前記接続情報を前記第2の電子デバイスに送信し、前記特定操作を受け付けなかった場合、前記接続情報を前記第2の電子デバイスに送信せず、
    前記第2の電子デバイスは、
    前記第1の電子デバイスから前記接続情報を受信した場合に、受信した前記接続情報を用いて、前記無線ネットワークの前記アクセスポイントに接続するセットアップを完了させる、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載する通信システムにおいて、
    前記第1の電子デバイスは、
    前記第2の電子デバイスの前記出力インタフェースの出力態様を示す出力情報を取得し、前記出力情報に示される出力態様に応じて決められた前記特定の情報の出力を要求する前記出力要求を送信する、
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項2に記載する通信システムにおいて、
    前記第2の電子デバイスには、
    前記出力インタフェースの出力態様として、画像表示を行う第1態様と、画像表示以外の出力を行う第2態様と、の両方が可能なモデルがあり、
    前記第1の電子デバイスは、
    前記第1態様と前記第2態様との両方が可能であることを示す前記出力情報を取得した場合、前記特定の情報の出力として前記第1態様での出力を要求する前記出力要求を送信する、
    ことを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する通信システムにおいて、
    前記第1の電子デバイスは、
    前記出力要求を送信した後、前記出力要求によって示される前記特定の情報を、前記第1の電子デバイスの出力インタフェースによって出力し、
    さらに前記第1の電子デバイスは、
    前記特定の情報を前記第1の電子デバイスの前記出力インタフェースによって出力した後、前記特定操作として、前記第2の電子デバイスの出力結果が前記第1の電子デバイスの出力結果と同じ内容であることを示す操作を受け付ける、
    ことを特徴とする通信システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する通信システムにおいて、
    前記第1の電子デバイスは、
    前記出力要求を送信する指示を受け付けたことに応じて前記特定の情報を生成し、生成された前記特定の情報の出力を要求する前記出力要求を送信し、
    前記第2の電子デバイスは、
    前記出力要求を受信した場合、前記第1の電子デバイスによって生成された前記特定の情報を出力する、
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する通信システムにおいて、
    前記第1の電子デバイスは、
    あらかじめ複数記憶されている前記特定の情報の中から選択し、選択された前記特定の情報の出力を要求する前記出力要求を送信し、
    前記第2の電子デバイスは、
    前記出力要求を受信した場合、前記第1の電子デバイスによって選択された前記特定の情報を出力する、
    ことを特徴とする通信システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する通信システムにおいて、
    前記第2の電子デバイスは、
    前記特定の情報を出力した後であって前記第1の電子デバイスから前記接続情報を受信する前に、キャンセルを示すキャンセル操作を受け付けた場合、前記セットアップのキャンセルを要求するキャンセル要求を前記第1の電子デバイスに送信し、
    前記第1の電子デバイスは、
    前記出力要求を送信した後であって前記特定操作を受け付ける前に、前記第2の電子デバイスから前記キャンセル要求を受信した場合、前記第2の電子デバイスに前記接続情報を送信せず、前記特定操作の待ち受けをキャンセルする、
    ことを特徴とする通信システム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する通信システムにおいて、
    前記出力要求を送信可能な前記第1の電子デバイスが複数あり、
    前記第2の電子デバイスは、
    前記複数の第1の電子デバイスのうちの1つからの前記出力要求に対応する前記特定の情報を出力中に、新たに別の前記第1の電子デバイスから前記出力要求を受信した場合に、出力中の前記特定の情報の出力を中断し、前記新たな出力要求に対応する前記特定の情報の出力を開始する、
    ことを特徴とする通信システム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載する通信システムにおいて、
    前記第2の電子デバイスは、
    暗号化に用いる鍵情報を前記第1の電子デバイスに送信し、
    前記第1の電子デバイスは、
    前記特定操作を受け付けた場合、前記第2の電子デバイスから受信した前記鍵情報を用いて暗号化された前記接続情報を前記第2の電子デバイスに送信し、
    前記第2の電子デバイスは、
    前記第1の電子デバイスから暗号化された前記接続情報を受信した場合に、受信した前記接続情報を前記第1の電子デバイスに送信した前記鍵情報に対応する情報を用いて復号し、復号した前記接続情報を用いて前記セットアップを完了させる、
    ことを特徴とする通信システム。
  10. 入力インタフェースと、
    メモリと、
    コンピュータと、
    を備える第1の電子デバイスにおいて、
    前記メモリには、無線ネットワークのアクセスポイントに接続するための接続情報が記憶されており、
    前記コンピュータは、
    第2の電子デバイスに対して、特定の情報の出力を要求する出力要求を、前記無線ネットワークとは異なるネットワークで送信する出力要求送信処理を実行し、前記第2の電子デバイスは、前記無線ネットワークとは異なる前記ネットワークで前記第1の電子デバイスと通信可能であり、前記出力要求を受信した場合、前記特定の情報を出力するデバイスであり、
    さらに前記コンピュータは、
    前記出力要求送信処理を実行した後、前記入力インタフェースによって、前記出力要求を受信した前記第2の電子デバイスが前記特定の情報を出力していることを示すユーザの特定操作を待ち受ける待受処理を実行し、
    さらに前記コンピュータは、
    前記特定操作を受け付けた場合、前記メモリに記憶されている前記接続情報を前記第2の電子デバイスに送信する接続情報送信処理を実行し、前記第1の電子デバイスから前記接続情報を受信した前記第2の電子デバイスは、受信した前記接続情報を用いて、前記無線ネットワークの前記アクセスポイントに接続するセットアップを完了させ、
    前記特定操作を受け付けなかった場合、前記接続情報送信処理を実行しない、
    ことを特徴とする電子デバイス。
  11. 出力インタフェースと、
    コンピュータと、
    を備える第2の電子デバイスにおいて、
    前記コンピュータは、
    第1の電子デバイスから特定の情報の出力を要求する出力要求を受信した場合、前記出力インタフェースによって特定の情報を出力する出力処理を実行し、前記第1の電子デバイスは、無線ネットワークのアクセスポイントに接続するための接続情報を記憶しており、前記無線ネットワークとは異なるネットワークで前記第2の電子デバイスと通信可能であり、前記出力要求を送信した後、前記第2の電子デバイスが前記特定の情報を出力していることを示すユーザの特定操作を待ち受け、前記特定操作を受け付けた場合、記憶されている前記接続情報を前記第2の電子デバイスに送信するデバイスであり、
    さらに前記コンピュータは、
    前記第1の電子デバイスから前記接続情報を受信した場合に、受信した前記接続情報を用いて、前記無線ネットワークの前記アクセスポイントに接続するセットアップを完了させるセットアップ処理を実行する、
    ことを特徴とする電子デバイス。
  12. 請求項11に記載する電子デバイスにおいて、
    前記コンピュータは、
    複数ある前記第1の電子デバイスのうちの1つからの前記出力要求に対応する前記出力処理の実行中に、新たに別の前記第1の電子デバイスから前記出力要求を受信した場合に、前記出力処理の実行を中断する中断処理を実行し、前記新たな出力要求に対応する前記特定の情報を出力する前記出力処理の実行を開始する、
    ことを特徴とする電子デバイス。
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