JP2021117545A - 指紋読み取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】指紋の形状を正確に検出できる指紋読み取り装置を提供する。【解決手段】指紋読み取り装置は、台座と、センサ基板と、フレキシブルプリント基板と、コネクタと、保護部材と、を備え、台座は、第1座面を有し、弾性変形可能な第1台座と、第2座面を有し、第1台座の両側に配置される一対の第2台座と、を有し、第1座面は、両側の第2座面から離間するにつれて次第に窪み量が増加して断面形状が円弧状を成し、センサ基板は、第1座面と一対の第2座面とに跨って配置され、フレキシブルプリント基板は、センサ基板の第1方向の一端部に固定され、コネクタは、第2座面に配置されてフレキシブルプリント基板と接続し、センサ基板のセンサ部は、第1座面に重ねられ、保護部材は、第1座面に向かって窪み、指が載置される指載置部を有し、指載置部は、センサ部を開放する開口部を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、指紋読み取り装置に関する。
指紋読み取り装置はセンサ基板を備え、このセンサ基板により指紋の形状を読み取る。下記特許文献1の指紋読み取り装置のセンサ基板は、断面視でC字又はU字状となっている。これにより、センサ基板と指との接触面積が大きくなり、センサ基板で読み取る指紋の範囲が大きくなる。
特許第5491356号公報
上記特許文献1の指紋読み取りセンサは、センサ基板に接触する指の力を制限する機構がない。このため、センサ基板に接触する指の力が強い場合、指紋の凹凸が潰れてしまい、指紋の形状を正確に検出できない。
本発明は、指紋の形状を正確に検出することをできる指紋読み取り装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る指紋読み取り装置は、座面を有する台座と、前記座面に配置されるセンサ基板、フレキシブルプリント基板、及びコネクタと、前記センサ基板、フレキシブルプリント基板、及びコネクタを覆う保護部材と、を備え、前記台座は、第1座面を有し、弾性変形可能な第1台座と、前記第1座面に連続する第2座面を有し、前記第1台座の両側に配置される一対の第2台座と、を有し、前記第1座面は、両側の前記第2座面から離間するにつれて次第に窪み量が増加して断面形状が円弧状を成し、前記センサ基板は、前記第1台座と一対の前記第2台座とが配置される第1方向に延在するとともに、前記第1座面と一対の前記第2座面とに跨って配置され、前記フレキシブルプリント基板は、前記センサ基板の前記第1方向の一端部に固定され、前記コネクタは、前記第2座面に配置されて前記フレキシブルプリント基板と接続し、前記センサ基板のセンサ部は、前記第1座面に重ねられ、前記保護部材は、前記第1座面に向かって窪み、指が載置される指載置部を有し、前記指載置部は、前記センサ部を開放する開口部を有している。
図1は、実施形態1に係る指紋読み取り装置を斜視した斜視図である。 図2は、実施形態1に係る指紋読み取り装置の断面図であり、詳細には、図6のII−II線矢視断面図である。 図3は、実施形態1に係る指紋読み取り装置であって、保護部材を取り外した状態を平面視した平面図である。 図4は、実施形態1に係る指紋読み取り装置であって、センサ基板を拡大した拡大図である。 図5は、実施形態1に係るガイド部の長尺部材を第1方向に切った場合の断面図であり、詳細には、図3のV−V線矢視断面である。 図6は、実施形態1に係る指紋読み取り装置の平面図である。 図7は、実施形態1に係る指紋読み取り装置を、保護部材の開口部の縁部に沿って切った断面図であり、詳細には、図3のVII−VII線矢視断面図である。 図8は、実施形態1に係る指紋読み取り装置の使用状態を示す断面図である。 図9は、実施形態2のガイド部の長尺部材を第1方向に切った断面図である。 図10は、実施形態3のセンサ基板を第1方向に切り、その断面の一部を拡大した拡大断面図である。 図11は、実施形態4に係る指紋読み取り装置の断面図である。 図12は、実施形態4に係る指紋読み取り装置の使用状態を示す断面図である。
本開示の指紋読み取り装置を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本開示の発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の構成要素には、同一の符号を付し、詳細な説明を適宜省略することがある。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る指紋読み取り装置を斜視した斜視図である。図2は、実施形態1に係る指紋読み取り装置の断面図であり、詳細には、図6のII−II線矢視断面図である。図3は、実施形態1に係る指紋読み取り装置であって、保護部材を取り外した状態を平面視した平面図である。図4は、実施形態1に係る指紋読み取り装置であって、センサ基板を拡大した拡大図である。図5は、実施形態1に係るガイド部の長尺部材を第1方向に切った場合の断面図であり、詳細には、図3のV−V線矢視断面である。図6は、実施形態1に係る指紋読み取り装置の平面図である。図7は、実施形態1に係る指紋読み取り装置を、保護部材の開口部の縁部に沿って切った断面図であり、詳細には、図3のVII−VII線矢視断面図である。図8は、実施形態1に係る指紋読み取り装置の使用状態を示す断面図である。
図1に示すように、指紋読み取り装置100は、直方体状を成している。指紋読み取り装置100の1つの面には、溝状の指載置部51が設けられている。指紋読み取り装置100は、指載置部51に乗せられた指Figの指紋の形状を読み取るための装置である。指紋読み取り装置100は、制御装置101と接続している。指紋読み取り装置100の作動は、制御装置101により制御されている。
図2に示すように、実施形態1の指紋読み取り装置100は、座面1aを有する台座1と、座面1aに配置されるセンサ基板2、フレキシブルプリント基板3、及びコネクタ4と、センサ基板2、フレキシブルプリント基板3、及びコネクタ4を覆う保護部材5と、を備える。また、図3に示すように、指紋読み取り装置100は、座面1aに配置される一対のスライド板6、7と、一対のガイド部8、9と、を備える。以下、台座1とセンサ基板2と保護部材5とが並ぶ方向を積層方向Zと呼ぶ。
台座1は、積層方向Zから視て、長方形状の部材である。台座1において保護部材5に対向する面は、センサ基板2等を載せる座面1aとなっている。
台座1は、第1台座11と、第1台座11の両側に配置される一対の第2台座12、13と、を備える。第1台座11は、弾性変形可能な材料により製造されている。第2台座12、13は、硬質な材料により製造されている。以下、第1台座11と一対の第2台座12、13とが配置される第1方向Xという。また、第1方向Xと積層方向Zとのそれぞれに直交する方向を第2方向Yという。
図2に示すように、第2座面12a、13aは、平坦面となっている。一方で、第1座面11aは、第2座面12a、13aよりも窪んでいる。また、第1座面11aは、両側の第2座面12aから離間するにつれて次第に窪み量が増加している。つまり、第1台座11の第1座面11aの断面形状は、第2方向Yから視て円弧状となっている。第1座面11aは、同形状(円弧状)で第2方向Yに延在している。
センサ基板2は、第2方向Yよりも第1方向Xの方に長く延在し、平面視で長方形状となっている。センサ基板2は、第1座面11a及び一対の第2座面12a、13aに跨って延在している。図3に示すように、センサ基板2は、基材21と、基材21に設けられたセンサ部22と、タイミングジェネレータ23と、駆動回路24と、マルチプレクサ25と、を備える。さらに、図4に示すように、センサ基板2は、基材21の強度を補強する補強板26と、基材21と補強板26を接着する接着層27と、基材21の第2面21eを覆う保護層28と、を備える。
基材21は、センサ部22が実装される基板である。基材21は、ポリイミド等の樹脂で製造された樹脂基板又は樹脂フィルムである。よって、基材21は、可撓性を有している。基材21の厚みは、10μm程度である。図3に示すように、基材21は、第2方向Yよりも第1方向Xに長く、長方形状となっている。基材21は、第1座面11a及び一対の第2座面12a、13aに跨って配置されている。よって、基材21は、第1座面11a及び一対の第2座面12a、13aに沿った形状となっている。
詳細には、図4に示すように、基材21の第1方向Xの中央部21aは、第1座面11aに沿って円弧状となっている。基材21の第1方向Xの一端部21bと他端部21cは、第2座面12a、13aに沿って平面状となっている。また、基材21は、台座1と対向する第1面21dと、保護部材5と対向する第2面21eと、を有している。
センサ部22は、相互静電容量式を採用している。図4に示すように、センサ部22は、送信電極Txと、受信電極Rxと、送信電極Txと受信電極Rxとの間に介在する絶縁層29と、を有する。センサ部22は、基材21の中央部21aに設けられている。このため、センサ部22は、第1座面11aに重ねられており、第1座面11aに沿って円弧状となっている。
図3に示すように、送信電極Txは、第2方向Yに延びている。複数の送信電極Txは、第1方向Xに等間隔で配列している。受信電極Rxは、第1方向Xに延びている。複数の受信電極Rxは、第2方向Yに等間隔で配列している。積層方向Zから視て、送信電極Txと受信電極Rxとは交差している。この交差部分のそれぞれが容量素子となる。
このセンサ部22によれば、駆動回路24から送信された駆動信号により送信電極Txが印加されると、容量素子の容量値に応じた電流(検出信号)が受信電極Rxから出力される。容量素子の静電容量は、接触又は近接する指紋の凹凸により変化する。よって、受信電極Rxから出力される電流の大きさから指紋の形状を読み取ることができる。
タイミングジェネレータ23は、フレキシブルプリント基板3の基準信号線31と接続している。タイミングジェネレータ23は、基準信号線31を介して、制御装置101から基準信号(交流信号)を受信する。タイミングジェネレータ23は、基準信号から所定の周波数の駆動信号を生成し、駆動回路24に送信する。駆動回路24は、駆動させる送信電極Txを時分割的に順次選択し、その選択した送信電極Txに駆動信号を供給する。マルチプレクサ25は、各受信電極Rxを順次選択してフレキシブルプリント基板3に送信する。
なお、駆動回路24に選択された一つの送信電極Txに対し、複数の受信電極Rxが交差している。よって、複数の受信電極Rxからマルチプレクサ25に向かって同時に複数の検出信号が送信される。そして、本実施形態では、各受信電極Rxは、マルチプレクサ25まで平行となっている。このため、一つの送信電極Txとの交差点からマルチプレクサ25までの距離が、各受信電極Rx間でほぼ同じとなっている。以上から、各受信電極から出力される検出信号の強度を均等とすることができる。
タイミングジェネレータ23とマルチプレクサ25は、基材21の第1方向Xの一端部21bに設けられている。よって、タイミングジェネレータ23とマルチプレクサ25は、第2座面13a上に位置している。一方、駆動回路24は、センサ部22に対して第2方向に配置され、基材21の中央部21aに設けられている。よって、特に図示しないが、駆動回路24も第1座面11aに沿って円弧状となっている。
図4に示すように、上記したセンサ部22は、基材21の第1面21dに設けられている。特に図示しないが、タイミングジェネレータ23と、駆動回路24と、マルチプレクサ25も、基材21の第1面21dに設けられている。よって、本実施形態において、基材21において第2面21eが保護部材5の方を向き、指Figと接触する接触面となっている。
保護層28は、基材21の第2面21eを保護するためのものである。保護層28は、基材21の第2面21eの全面を被覆している。保護層28は、例えばポリイミド樹脂などで形成されている。なお、保護層28の厚みは、10μm乃至100μm程度である。
補強板26は、例えばポリエチレンテレフタラート(PET)など、可撓性を有する材料で製造された板材である。補強板26は、基材21やセンサ部22よりも台座1寄りに配置されている。補強板26の厚みは、75μm程度である。接着層27は、フィルム状の両面接着シートである。光学粘着シートOCA(Optical Clear Adhesive)が挙げられる。接着層27の厚みは100μm程度である。接着層27は、補強板26と、基材21の第1面21d及びセンサ部22と、を接着している。なお、本開示で開示される補強板26と接着層27と保護層28の厚みは一例である。
図3に示すように、フレキシブルプリント基板3は、センサ基板2の第1方向の端部に固定され、第2座面13a上に配置されている。フレキシブルプリント基板3の端部3aは、コネクタ4に接続する端子となっている。フレキシブルプリント基板3は、シート状で絶縁性の基材30と、タイミングジェネレータ23と接続する基準信号線31と、マルチプレクサ25と接続する受信用配線32と、を備える。
コネクタ4は、制御装置101とセンサ基板2とを接続する部材である。本実施形態のコネクタ4は、固定電位(例えば、接地電位)に接続された第1配線41を備えている(図1参照)。さらに、コネクタ4は、第1配線41と保護部材5とを接続する第2配線55を有している。これにより、指Figが保護部材5に接触すると、指Figの電位が固定電位と同じになる。
制御装置101は、指紋検出時に基準信号をセンサ基板2に供給している。また、制御装置101は、センサ基板2から出力された検出信号に基づいて指紋の凹凸を検出し、指紋の形状を検出する回路を有している。
図3に示すように、スライド板6及びガイド部8は、第2台座12の第2座面12a上に配置されている。一方で、スライド板7及びガイド部9は、第2台座13の第2座面13a上に設けられている。スライド板6及びガイド部8と、スライド板7及びガイド部9とは、第1台座11を基準として対称的な形状となっている。よって、共通する構成に関し、スライド板6及びガイド部8を代表例に挙げて説明し、スライド板7及びガイド部9の説明を省略する。
スライド板6は、積層方向Zから視て長方形状の部材である。また、スライド板6の第2方向Yの長さは、センサ基板2の第2方向Yの長さよりも長い。スライド板6は、センサ基板2の端部と接着している。よって、スライド板6の第2方向Yの端部は、センサ基板2から第2方向Yに突出している。なお、スライド板7の方は、センサ基板2ではなく、コネクタ4と接着している。
ガイド部8は、第2方向Yに互いに離隔する一対の長尺部材81、81を備える。長尺部材81は、第1方向Xに延在する部材である。一対の長尺部材81、81の間には、スライド板6が配置される。図5に示すように、長尺部材81のスライド板6を向く側面には、切り欠き82が形成されている。切り欠き82は、第1方向Xに延在している。この切欠き82の内部には、スライド板6の第2方向の端部6aが入り込んでいる。よって、スライド板6は、第1方向にスライド自在にガイド部8に支持されている。また、スライド板6は、第2方向Y及び積層方向Zに位置ずれしないようにガイド部8に支持されている。
また、壁部83により、切欠き82の第1台座11の方が閉じている。一方で、開口部84により、切欠き82は、第1台座11と反対側が開放されている。この開口部84は、スライド板6の端部6aを切欠き82内に挿入させるためのものである。切欠き82内には、ばね部材85が配置されている。ばね部材85は、第1方向Xに弾性変形するように配置されている。ばね部材85は、壁部83とスライド板6の端部6aとの間に介在している。ばね部材85における第1方向Xの長さは、自然長であり、変形していない。言い換えると、ばね部材85は、スライド板6を第1台座11から離隔するように押圧する付勢力を有していない状態である。
図2に示すように、保護部材5は、積層方向Zから視て矩形枠状のスペーサ50を介して台座1に固定されている。図6に示すように、保護部材5は、第2方向Y及び第1方向Xに延在する板状のものである。保護部材5は、金属製の部品である。保護部材5は、積層方向Zから視て台座の座面1aと同じ四角形状となっている。保護部材5は、第1座面11aと対向する指載置部51と、第2座面12a、13aと対向する平板部52、53と、を備えている。
図7に示すように、指載置部51は、台座1に向かって窪んでいる。指載置部51の断面形状は、第2方向Yから視て円弧状となっている。つまり、指載置部51の断面形状は、第1座面11aに対応している。このような形状であれば、指載置部51の第1面51aに指Figを乗せるように案内できる(図6の一点鎖線参照)。指載置部51の第2面51bは、センサ基板2に当接している。このため、センサ基板2が第1座面11aから浮いた状態とならないように規制される。
平板部52、53は、センサ基板2、フレキシブルプリント基板3、及びコネクタ4と、積層方向Zに離間している。
図6に示すように、指載置部51には、積層方向Zに貫通する四角形状の開口部54が形成されている。指載置部51の開口部54は、センサ基板2のセンサ部22と積層方向に重なっている(図2の一点鎖線参照)。また、指載置部51の開口部54の大きさは、指先の一部のみが通過できる程度となっている(図7参照)。以上から、指先の一部のみが指載置部51の開口部54を通過して、センサ部22に接触できるようになっている。
次に、指紋読み取り装置100の使用方法の一例を説明する。図6に示すように、指Figを真っ直ぐに延ばし、指Figを指載置部51に乗せる。指Figの指先は、指載置部51の開口部54と重ねる。これにより、図8に示すように、指先の腹の一部のみが指載置部51の開口部54を通過する。そして、指先の腹の一部は、センサ部22と接触する。以上から、指Figの指先が指載置部51に当たるため、指先でセンサ部22を強く押圧する、ということを規制できる。また、指載置部51の開口部54を通過できる指先の腹の容量が小さく、一般的にセンサ基板2が受ける荷重は50gf以下に抑えられる。
なお、本実施形態では、指Figがセンサ部22に接触する前に保護部材5と接触する。よって、指Figは、保護部材5、第2配線55、及び第1配線41を介して固定電位と同じ電位となっている。
そして、指載置部51の開口部54を通過した指先の腹の一部は、センサ基板2を押圧する(矢印A1)。これにより、スライド板6、7は、ばね部材85を圧縮させながら第1台座11の方に移動する(矢印A2参照)。さらに、第1座面11aの窪み量が大きくなり、第1座面11aとセンサ部22は、指先の腹に倣った形状となる。よって、指Figとセンサ部22との接触面積が大きくなる。
そして、指紋の検出後は、指Figの腹による押圧が解除され、第1台座11は、元の形状に復帰する。第1台座11の第1座面11aは、センサ部22を持ち上げる。このため、スライド板6、7には、第1台座11から離隔するような力が作用する。そのほかに、スライド板6、7には、圧縮されたばね部材85により第1台座11から離隔するような力が作用する。この結果、スライド板6、7は、第1台座11から離隔するように移動し、元の位置に復帰する。
以上、実施形態1の指紋読み取り装置によれば、指先でセンサ部22を強く押圧する、ということが規制されている。このため、指紋の凹凸が潰れる、ということが回避される。また、第1台座11が変形し、センサ部22が指の腹に倣った形状となるため、広い範囲の指紋を検出することができる。そのほか、基材21のうち中央部21aは、第1座面11aに沿って変形するが、この範囲に変形しないコネクタ4が配置されていない。言い換えると、コネクタ4は、基材21の中央部21a以外に配置され、基材21の中央部21aの変形を妨げないようになっている。
また、一対のスライド板6、7と一対のガイド部8、9とを備えるため、センサ基板2の第2方向Yの位置ずれや、第2座面12a、13aからの浮き上がりを回避できる。
また、ばね部材85を備えるため、センサ基板2を確実に元の位置に復帰させることができる。
また、指Figに静電気が帯電していると、ノイズとしてセンサ部22に検出される可能性があるが、本実施形態では、指Figが保護部材5に接触して固定電位となっている。このため、指Figに帯電する静電気がノイズとしてセンサ部22に検出される可能性が低い。
つぎに、他の実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
(実施形態2)
図9は、実施形態2のガイド部の長尺部材を第1方向に切った断面図である。実施形態2に係る指紋読み取り装置100Aは、ばね部材85を備えていない点で、実施形態1の指紋読み取り装置100と相違する。実施形態2に係る指紋読み取り装置100Aによれば、指紋の検出が終了した場合、第1台座11が元の形状に弾性復帰する。そして、第1座面11aは、センサ基板2の中央部を保護部材5の方へ持ち上げる。スライド板6、7は、センサ基板2を介して、第1台座11から離隔するような荷重が作用する。このため、スライド板6、7は元の位置に復帰することができる。
(実施形態3)
図10は、実施形態3のセンサ基板を第1方向に切り、その断面の一部を拡大した拡大断面図である。実施形態3に係る取り指紋読み取り装置100Bは、センサ基板2に代えてセンサ基板2Bを備える点で、実施形態1の指紋読み取り装置100と相違する。センサ基板2Bのセンサ部22は、基材21の第1面21dでなく、第2面21eに設けられている。基材21の第1面21dには、接着層27を介して補強板26が接着されている。また、保護層28は、センサ部22と基材21とに跨って成膜されている。このようなセンサ基板2Bであっても、実施形態1と同様に指紋を検出することが可能である。
(実施形態4)
図11は、実施形態4に係る指紋読み取り装置の断面図である。図12は、実施形態4に係る指紋読み取り装置の使用状態を示す断面図である。実施形態4に係る指紋読み取り装置100Cは、スライド板6、7及びガイド部8、9を備えていない点で実施形態1の指紋読み取り装置100と相違する。また、実施形態4に係る指紋読み取り装置100Cは、複数の接着層90、91、92を備える点で、実施形態1の指紋読み取り装置100と相違する。
接着層90、91、92は、台座1の座面1aとセンサ基板2とを接着する両面テープである。接着層90は、第1座面11aの中央部と、センサ基板2の中央部2aと、を接着している。接着層91は、第2座面12aのうち第1座面11a寄りの部分と、センサ基板2の端部2bと、を接着している。接着層92は、第2座面13aのうち第1座面11a寄りの部分と、センサ基板2の端部2cと、を接着している。
また、センサ基板2は、実施形態1の場合よりも、センサ基板2の端部2b、2cとの第1方向Xの距離が近くなるように配置されている。このため、センサ基板2の中央部2aと端部2bとの間の部位は、第1座面11aから浮き上がっている。同様に、センサ基板2の中央部2aと端部2cとの間の部位は、第1座面11aから浮き上がっている。よって、センサ基板2と第1座面11aとの間には、隙間S1、S2が生じている。
これによれば、指載置部51の開口部54を通過する指Figの腹にセンサ基板2の中央部2aが押圧された場合、センサ基板2の中央部2aと端部2bとの間の部位の浮き上がり量が低減する。同様に、センサ基板2の中央部2aと端部2cとの間の部位の浮き上がり量が低減する。つまり、隙間S1、S2が小さくなる。このような指紋読み取り装置100Dによれば、センサ基板2がスライドしないため、いずれの方向にも位置ずれするおそれがない。
100、100A、100B、100C 指紋読み取り装置
101 制御装置
1 台座
1a 座面
2 センサ基板
3 フレキシブルプリント基板
4 コネクタ
5 保護部材
6、7 スライド板
8、9 ガイド部
11 第1台座
11a 第1座面
12、13 第2台座
12a、13a 第2座面
21 基材
21a 中央部
21b 一端部
21c 他端部
22 センサ部
23 タイミングジェネレータ
24 駆動回路
25 マルチプレクサ
26 補強板
27 接着層
28 保護層
41 第1配線
51 指載置部
52、53 平板部
55 第2配線
81 長尺部材
82 切り欠き
83 壁部
84 開口部
85 ばね部材
90、91、92 接着層
Tx 送信電極
Rx 受信電極
X 第1方向
Y 第2方向
Z 積層方向

Claims (4)

  1. 座面を有する台座と、
    前記座面に配置されるセンサ基板、フレキシブルプリント基板、及びコネクタと、
    前記センサ基板、フレキシブルプリント基板、及びコネクタを覆う保護部材と、
    を備え、
    前記台座は、
    第1座面を有し、弾性変形可能な第1台座と、
    前記第1座面に連続する第2座面を有し、前記第1台座の両側に配置される一対の第2台座と、
    を有し、
    前記第1座面は、両側の前記第2座面から離間するにつれて次第に窪み量が増加して断面形状が円弧状を成し、
    前記センサ基板は、前記第1台座と一対の前記第2台座とが配置される第1方向に延在するとともに、前記第1座面と一対の前記第2座面とに跨って配置され、
    前記フレキシブルプリント基板は、前記センサ基板の前記第1方向の一端部に固定され、
    前記コネクタは、前記第2座面に配置されて前記フレキシブルプリント基板と接続し、
    前記センサ基板のセンサ部は、前記第1座面に重ねられ、
    前記保護部材は、前記第1座面に向かって窪み、指が載置される指載置部を有し、
    前記指載置部は、前記センサ部を開放する開口部を有している
    指紋読み取り装置。
  2. 前記センサ基板の前記第1方向の他端部と、前記コネクタと、のそれぞれに固定される一対のスライド板と、
    前記第2座面に固定され、前記スライド板を前記第1方向にスライド自在に支持する一対のガイド部と、
    を備える
    請求項1に記載の指紋読み取り装置。
  3. 一対の前記ガイド部は、前記スライド板が前記第1座面の方にスライドした場合、前記スライド板を元の位置に復帰させるためのばね部材を備える
    請求項2に記載の指紋読み取り装置。
  4. 前記保護部材は、金属製であり、
    固定電位に接続された第1配線と、
    前記第1配線と前記保護部材とを接続する第2配線と、
    をさらに備える
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の指紋読み取り装置。
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