JP2023170940A - 押圧センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】個別検出領域に作用した圧力値を検出しつつ、正確な全荷重値を検出できる押圧センサを提供する。【解決手段】押圧センサは、押圧される入力面と、入力面に対し、押圧方向に順に重ねられた第1センサ及び第2センサと、を備えている。入力面には、圧力を検出する検出領域が設けられている。第1センサ及び第2センサのうち一方は、検出領域を分割した複数の個別検出領域が設けられ、個別検出領域に入力された圧力を検出する圧力分布センサである。第1センサ及び第2センサのうち他方は、少なくても2つ以上の個別検出領域と重なる包括検出領域が設けられ、包括検出領域に入力された圧力を検出する圧力センサである。【選択図】図4

Description

本発明は、押圧センサに関する。
下記特許文献に示すように、押圧センサは、複数のアレイ電極が設けられたアレイ基板を備えている。押圧センサの検出領域は、複数のアレイ電極に対応して複数の個別検出領域に分けられている。また、近年の押圧センサの空間分解能が高いため、検出領域の一部が押圧されると、1つの個別検出領域でなく、複数の個別検出領域で圧力が検出される。これにより、各個別検出領域に作用した圧力値の分布を示す圧力分布を得ることができる。
特開2018-146489号公報
上記特許文献の押圧センサによれば、アレイ電極間に入力された圧力を検出できない。また、押圧センサに利用されるセンサ層として、接触面積の増加に伴って抵抗値が小さくなる感圧層が挙げられる。このような感圧層を利用すると、ヒステリシスが生じるため、個別検出領域に検出された圧力値の信頼性が高くない。このため、各個別検出領域で検出された圧力値を足し合わせても、正確な全荷重値を求めることができない。
本発明は、各個別検出領域に作用した圧力値を検出しつつ、正確な全荷重値を検出できる押圧センサを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る押圧センサは、押圧される入力面と、前記入力面に対し、押圧方向に順に重ねられた第1センサ及び第2センサと、を備えている。前記入力面には、圧力を検出する検出領域が設けられている。前記第1センサ及び前記第2センサのうち一方は、前記検出領域を分割した複数の個別検出領域が設けられ、前記個別検出領域に入力された前記圧力を検出する圧力分布センサである。前記第1センサ及び前記第2センサのうち他方は、少なくても2つ以上の前記個別検出領域と重なる包括検出領域が設けられ、前記包括検出領域に入力された前記圧力を検出する圧力センサである。
図1は、実施形態1に係る押圧センサを模式的に示す斜視図である。 図2は、実施形態1の押圧センサの断面図である。 図3は、実施形態1の圧力分布センサの回路構成を示す回路図である。 図4は、実施形態1の押圧センサに圧力が入力された場合の断面図である。 図5は、実施形態2の押圧センサの構成を模式的に示す図である。 図6は、実施形態3の押圧センサの断面図である。 図7は、変形例1の押圧センサの断面図である。 図8は、変形例2の押圧センサの断面図である。 図9は、変形例3の押圧センサの断面図である。 図10は、実施形態4の検出電極と対向電極を平面視した図である。 図11は、変形例4の検出電極と対向電極を平面視した図である。 図12は、変形例5の検出電極と対向電極を平面視した図である。 図13は、平行型の電極を備える圧力センサ(変形例6と変形例7の圧力センサ)の断面図である。 図14は、変形例6の検出電極と共通電極とを平面視した図である。 図15は、変形例7の検出電極と共通電極とを平面視した図である。 図16は、ハイブリッド型の電極を備える圧力センサ(変形例8から変形例10の圧力センサ)の断面図である。 図17は、変形例8の検出電極と共通電極と中間電極を平面視した図である。 図18は、変形例9の検出電極と共通電極と中間電極を平面視した図である。 図19は、変形例10の検出電極と共通電極と中間電極を平面視した図である。 図20は、変形例11の圧力センサであって、圧力入力前の状態の断面図である。 図21は、変形例11の圧力センサであって、圧力入力後の状態の断面図である。 図22は、変形例12の圧力センサであって、圧力入力前の状態の断面図である。 図23は、変形例12の圧力センサであって、圧力入力後の状態の断面図である。 図24は、変形例13の圧力センサであって、圧力入力前の状態の断面図である。 図25は、変形例13の圧力センサであって、圧力入力後の状態の断面図である。 図26は、変形例14の圧力センサであって、圧力入力前の状態の断面図である。 図27は、変形例14の圧力センサであって、圧力入力後の状態の断面図である。 図28は、変形例15の圧力センサであって、圧力入力前の状態の断面図である。 図29は、変形例15の圧力センサであって、圧力入力後の状態の断面図である。
本開示の押圧センサを実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本開示の発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の構成要素には、同一の符号を付し、詳細な説明を適宜省略することがある。
また、本明細書及び特許請求の範囲において、ある構造体の上に他の構造体を配置する態様を表現するにあたり、単に「上に」と表記する場合、特に断りの無い限りは、ある構造体に接するように、直上に他の構造体を配置する場合と、ある構造体の上方に、さらに別の構造体を介して他の構造体を配置する場合との両方を含むものとする。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る押圧センサを模式的に示す斜視図である。押圧センサ1は、入力面1aに作用した圧力を検出する装置である。図1に示すように、押圧センサ1は、平板状を成している。そして、押圧センサ1の一面は、圧力が入力される入力面1aとなっている。また、押圧センサ1は、長方形状(矩形状)を成している。入力面1aは、圧力を検出可能な検出領域2と、検出領域2の外側を囲む周辺領域3と、に区分けされる。なお、図1において、検出領域2と周辺領域3と境界を分かり易くするため、境界線L1を引いている。また、以下の説明で、入力面1aに対し法線方向であり、かつ押圧センサ1に作用する圧力と同じ方向を押圧方向A1(図2参照)と称する。
押圧センサ1は、入力面1aと、入力面1aに対し、押圧方向A1(図2参照)に順に重ねられた第1センサ101及び第2センサ102と、を備えている。
第1センサ101は、圧力分布センサ50である。圧力分布センサ50は、検出領域2を分割した複数の個別検出領域4に入力された圧力を検出する装置である。なお、図1において、個別検出領域4同士の境界を分かり易くするため、境界線L2を引いている。
複数の個別検出領域4は、第1方向Dx及び第2方向Dyに配列している。第1方向Dxは、入力面1aと平行な方向である。第2方向Dyは、入力面1aと平行であり、第1方向Dxと交差する方向である。本実施形態において、第1方向Dxは、押圧センサ1の短辺と平行な方向である。また、第2方向Dyは、押圧センサ1の長辺と平行な方向である。つまり、第1方向Dxと第2方向Dyとは、互いに直交している。また、第1方向Dxと第2方向Dyとのそれぞれに直交する方向(入力面1aの法線方向)を、第3方向Dzを称する。
第2センサ102は、圧力センサ20である。圧力センサ20は、包括検出領域5に入力された圧力(荷重)を検出する装置である。包括検出領域5は、押圧方向A1から視て、少なくても2つ以上の個別検出領域4と重なっている。よって、圧力センサ20は、2つ以上の個別検出領域4に跨って入力された全荷重を検出する装置である。また、本実施形態において、包括検出領域5は、検出領域2と一致している。つまり、押圧方向A1から視て、検出領域2の全ての範囲が包括検出領域5と重なっている。次に、押圧センサ1の詳細について説明する。
図2は、実施形態1の押圧センサの断面図である。図2に示すように、押圧センサ1は、押圧方向A1から順に重ねられた、圧力分布センサ50、接着層49と、圧力センサ20と、を備えている。以下、押圧方向A1を下方と称し、押圧方向A1と反対方向を上方と称する場合がある。
圧力分布センサ50は、下方から順に配置された第1基板52と、アレイ層53と、第1センサ層60と、第1対向電極61と、第1保護層62と、を有している。なお、第1基板52とアレイ層53とが一体化したものをアレイ基板51という。
第1基板52と第1保護層62は、絶縁性と可撓性を備えている基板である。第1基板52と第1保護層62には、例えば樹脂基板又は樹脂フィルム等が用いられる。また、第1保護層62の上方の面は、入力面1aとなっている。
アレイ層53は、複数の駆動用トランジスタ54と、各駆動用トランジスタ54を駆動するための各種構成と、を備えている。なお、各種構成とは、図1に示すように、接続部7、ゲート線駆動回路8、信号線選択回路9、ゲート線11(図3参照)、及び信号線12(図3参照)である。
接続部7、ゲート線駆動回路8、及び信号線選択回路9は、アレイ層53において周辺領域3に配置されている。接続部7は、押圧センサ1の外部に配置された駆動IC(Integrated Circuit)と接続するためのものである。なお、駆動ICは、接続部7に接続するフレキシブルプリント基板やリジット基板の上に、COF(Chip On Film)として実装されてもよい。または、駆動ICは、第1基板52の周辺領域3にCOG(Chip On Glass)として実装されてもよい。
ゲート線駆動回路8は、駆動ICからの各種制御信号に基づいて複数のゲート線11(図3参照)を駆動する回路である。ゲート線駆動回路8は、複数のゲート線11を順次又は同時に選択し、選択されたゲート線11にゲート駆動信号を供給する。信号線選択回路9は、複数の信号線12(図3参照)を順次又は同時に選択するスイッチ回路である。信号線選択回路9は、例えばマルチプレクサである。信号線選択回路9は、駆動ICから供給される選択信号に基づき、選択された信号線12と駆動ICとを接続する。
図3は、実施形態1の圧力分布センサの回路構成を示す回路図である。図3に示すように、ゲート線11は、第1方向Dxに延在する。複数のゲート線11は、第2方向Dyに配列している。信号線12は、第2方向Dyに延在する。複数の信号線12は、第1方向Dxに配列している。そのほか、特に図示しないが、アレイ層53は、周辺領域3に沿って延在する共通配線を有している。共通配線は、接続部7を介して駆動ICに接続し、駆動ICから一定量の電流が供給されている。
駆動用トランジスタ54は、各個別検出領域4に1つずつ設けられている。図2に示すように、駆動用トランジスタ54は、半導体層54aと、ゲート絶縁膜54bと、ゲート電極54cと、ソース電極54dと、ドレイン電極54eと、を備えている。ソース電極54dは、アレイ電極55と電気的に接続している。ゲート電極54cは、ゲート線11と接続している。ドレイン電極54eは、信号線12と接続している。これにより、ゲート線11を走査すると、アレイ電極55の電気的状態、言い換えると、アレイ電極55に入力された電気信号(電流値)が信号線12経由で得られる。そして、信号線12経由で得られた電流値の大きさで、個別検出領域4に作用した圧力値を求めている。
また、アレイ基板51において第1センサ層60の方を向く第1面51aは、駆動用トランジスタ54等を被覆する絶縁層56により平坦化している。
アレイ電極55は、アレイ基板51の第1面51aに設けられている。アレイ電極55は、例えばITO(Indium Tin Oxide)などの金属材料で製造されている。アレイ電極55は、押圧方向A1から視て矩形状を成している(図1参照)。また、アレイ電極55の大きさは、個別検出領域4よりも小さい(図1参照)。つまり、個別検出領域4の外周側の一部は、アレイ電極55と重ならない不感領域4aを成している。不感領域4aは、押圧方向A1から視て枠状を成している。
第1対向電極61は、第1保護層62の下方の面に成膜されたベタ膜である。つまり、第1対向電極61は、押圧方向A1から視て、検出領域2の全域と重なる共通電極である。第1対向電極61には、図示しない配線により共通配線(不図示)と接続している。よって、第1対向電極61には、駆動ICから一定量の電流が供給されている。
第1センサ層60は、第1対向電極61の下方の面に設けられている。第1センサ層60は、押圧方向A1から視て、検出領域2の全域と重なっている。第1センサ層60は、導電性樹脂により製造されている。第1センサ層60の下方の面には、複数の凸部60aが設けられている。各凸部60aは、アレイ電極55及びアレイ基板51の第1面51aと離隔している。よって、アレイ電極55及び第1面51aと、第1センサ層60との間に空間が生じている。
この圧力分布センサ50によれば、入力面1aが押圧されると、第1センサ層60が押圧方向A1に移動し、第1センサ層60の凸部60aがアレイ電極55に接触する。これにより、アレイ電極55と第1対向電極61を電気的に接続し、アレイ電極55に電流が流れる。
また、第1センサ層60に作用する圧力が大きくなると、アレイ電極55に接触する凸部60aに数が増加し、アレイ電極55との接触面積が増加する。また、凸部60aは、アレイ電極55に押し付けられて平坦化することで、アレイ電極55との接触面積が増加する。このような理由から、第1センサ層60は、圧力の増加(接触面積の増加)に比例してアレイ電極55に入力する電流量が大きくなる。よって、電流値の大きさに基づいて圧力値を検出することができる。
圧力センサ20は、下から順に配置された、第2基板21と検出電極22と第2センサ層23と第2対向電極24と第2保護層25とを備えている。第2基板21は、絶縁性を有する基板である。例えば、ガラス基板、樹脂基板、又は樹脂フィルム等が挙げられる。第2保護層25は、絶縁性及び可撓性を備えている。第2保護層25には、例えば樹脂基板、又は樹脂フィルム等が用いられる。
検出電極22及び第2対向電極24は、金属材料で成膜された層である。検出電極22は、第2基板21の上側の面に成膜されたベタ膜である。また、第2対向電極24は、第2センサ層23の上側に成膜されたベタ膜である。第2対向電極24は、図示しない配線によって押圧センサ1の外部に配置された駆動ICから一定量の電流が供給されている。
第2センサ層23は、検出電極22と第2対向電極24との間に配置された感圧層である。第2センサ層23は、絶縁性が高い樹脂層の内部に導電性の微粒子が含まれた材料で製造されている。微粒子は、樹脂層の内部で分散し、互いに離隔している。よって、樹脂層が変形していない場合、第2センサ層23の抵抗値が高く、検出電極22と第2対向電極24とは電気的に接続されない。
一方、樹脂層が変形すると微粒子が接触又は近接し、第2センサ層23の抵抗値が小さくなる。これにより、検出電極22に電流が流れる。また、樹脂層の変形量が大きくなると、微粒子の接触する量が増加し、第2センサ層23の抵抗値が大きく低減する。よって、検出電極22に流れる電流が多くなる。よって、入力された圧力に比例して、検出電極22に入力される電流値が大きくなる。また、検出電極22に入力された電気信号(電流値)は、図示しない信号線により出力される。そして、電流値の大きさに基づき、包括検出領域5に入力された全荷重を求めている。なお、本実施形態では、圧力センサ20として、抵抗式の圧力センサを用いた例を示しているが、本開示は、例えば静電容量式や圧電式の圧力センサであってもよく、抵抗式の圧力センサに限定されない。
検出電極22と第2センサ層23と第2対向電極24は、押圧方向A1から視ると、検出領域2の全域と重なっている。このため、包括検出領域5は、検出領域2と一致しており、圧力センサ20は、検出領域2に入力された重量(全荷重)を検出する。
接着層49は、第1センサ101と第2センサ102を接着する層である。翻字し形態においては、接着層49は、圧力センサ20の第2保護層25と、圧力分布センサ50の第1基板52と、に接着している。接着層49として、例えば熱硬化性樹脂や、両面テープなどが挙げられる。
図4は、実施形態1の押圧センサに圧力が入力された場合の断面図である。次に、実施形態1の押圧センサ1の動作例を説明する。なお、図4において、駆動用トランジスタ54を省略している。図4に示すように、手指200により入力面1aが押圧されると、入力面1aに押圧方向A1の荷重が作用する。また、手指200は、隣り合う2つの個別検出領域4の境界(境界線L2)を押圧している。つまり、2つの個別検出領域4に跨って押圧方向A1の荷重が作用する。
そして、圧力分布センサ50の第1センサ層60が押圧方向A1に移動する。第1センサ層60がアレイ電極55と接触し、アレイ電極55に電流が流れる。また、本実施形態では、隣り合う2つのアレイ電極55のそれぞれに電流が流れる。この結果、2か所の個別検出領域4で圧力値が検出される。
また、アレイ電極55は、第1センサ層60から押圧方向A1の荷重を受け、下方に沈むように変形する。つまり、アレイ基板51の一部は、下方へ沈むように変形し、圧力センサ20に押圧方向A1の荷重が伝達される。これに伴い、接着層49と第2保護層25と第2対向電極24も下方に沈むように変形する。この結果、第2センサ層23の厚みが小さくなり、検出電極22に電流が流れる。
なお、図4に示すように、個別検出領域4のうち不感領域4aは、下方に第1センサ層60が配置されているものの、アレイ電極55が配置されていない。よって、不感領域4aに圧力が入力されても、第1センサ層60がアレイ基板51の第1面51aに接触するだけである。このため、不感領域4aに入力された圧力は、圧力分布センサ50により検出されない。
一方で、第1センサ層60が第1面51aを押圧する押圧荷重は、圧力センサ20に伝達される。この結果、第2センサ層23のうち不感領域4aと重なる範囲の厚みが小さくなり、検出電極22に電流が流れる。よって、圧力センサ20によって検出される圧力値には、不感領域4aに入力された荷重を含めた全荷重が検出される。
以上から、実施形態1の押圧センサ1によれば、圧力分布を検出しつつ、正確な全荷重値を検出することができる。
(実施形態2)
図5は、実施形態2の押圧センサの構成を模式的に示す図である。図5に示すように、実施形態2の押圧センサ1Aは、さらに情報処理部110を備えている点で、実施形態1の押圧センサ1と相違する。以下、相違点に絞って説明する。
情報処理部110は、圧力分布センサ50によって得られた各個別検出領域4の圧力値を補正する装置である。情報処理部110は、圧力分布センサ50の信号線12と圧力センサ20の信号線26に接続し、圧力分布センサ50と圧力センサ20の結果(電気信号)を得ている。
情報処理部110は、圧力分布センサ50と圧力センサ20の結果(電気信号)から、各個別検出領域4に作用した圧力値piと、包括検出領域5に作用した圧力値Wと、を求めている。また、情報処理部110は、下記の数1式により、補正係数Aを算出する。
Figure 2023170940000002
数1式中のpiは、圧力分布センサ50で得られた個別検出領域4毎の圧力値である。数1式中のsiは、各個別検出領域4の面積である。数1式中のWは、圧力センサ20で得られた全荷重である。数1式中のmは、押圧方向A1に交差する第1方向Dxに配列する個別検出領域4の数である。数1式中のnは、押圧方向A1と第1方向Dxの両方に交差する第2方向Dyに配列する個別検出領域4の数である。なお、各個別検出領域4の面積siは、予め測定された測定値が情報処理部110に記憶されている。
数1式について説明すると、数1式の左辺のうち補正係数Aを除く部分は、m×n個ある個別検出領域4の圧力値を足し合わせて合計圧力値を算出し、さらに各個別検出領域4の面積siを乗じて合計荷重を荷重している。なお、合計荷重は、本来であれば、検出領域2の全域に作用した全荷重値(数1式の右辺)と等しい。しかしながら、圧力分布センサ50では、不感領域4aに入力された圧力(荷重)が検出されない。また、第1センサ層60のヒステリシス特性を考慮する必要がある。よって、m×n個の個別検出領域4の圧力値を足し合わせ、さらに各個別検出領域4の面積siを乗じて合計荷重を求めても、全荷重値と等しくならない。
よって、情報処理部110は、圧力センサ20の結果から求められた全荷重値Wを合計圧力値で割り、補正係数Aを算出している。また、補正係数Aが求められた後、情報処理部110は、個別検出領域4の補正後の圧力値piを下記の数2式により求め、出力している。
Figure 2023170940000003
なお、数2式中のpiは、個別検出領域4における補正後の圧力値である。実施形態2によれば、個別検出領域4の圧力値は、不感領域4aに入力された圧力や、第1センサ層60のヒステリシス特性が考慮されており、正確性及び信頼性が向上する。
次に、圧力分布センサ50と圧力センサ20の接着関係や配置関係を変更した実施形態3と変形例1から変形例3を説明する。
(実施形態3)
図6は、実施形態3の押圧センサの断面図である。図6に示すように、実施形態3の押圧センサ1Bは、圧力分布センサ50と圧力センサ20との間に配置された接着層49を有していない点で、実施形態1と相違する。
また、実施形態3の押圧センサ1Bは、圧力分布センサ50の周辺領域に枠状の接着層49Bが設けられている点で、実施形態1と相違する。この接着層49Bの上端は、第1保護層62の下方の面と接着している。また、接着層49Bの下端は、圧力センサ20の第2保護層25の上方の面と接着している。これにより、圧力分布センサ50と圧力センサ20とが一体化している。
以上、実施形態3によれば、圧力分布センサ50と圧力センサ20は、第3方向Dzに重ねられて当接している。よって、実施形態1よりも第3方向Dzの厚みが小さい。また、圧力分布センサ50と圧力センサ20との間に接着層49が介在しないため、圧力センサ20に有効に圧力が入力される。
(変形例1)
図7は、変形例1の押圧センサの断面図である。図7に示すように、変形例1の押圧センサ1Cは、枠状の接着層49Bの下端が圧力センサ20の第2基板21に接続している点で、実施形態3と相違している。変形例1の押圧センサ1Cであっても、実施形態3と同等な作用効果を奏することができる。
(変形例2)
図8は、変形例2の押圧センサの断面図である。図8に示すように、変形例2の押圧センサ1Dは、接着層49と第2保護層25を有していない点で、実施形態1と相違する。つまり、変形例2の押圧センサ1Dでは、第1基板52の底面52aに、圧力センサ20の第2対向電極24に成膜されている。なお、底面52aは、押圧方向A1を向く第1センサ101の面である。
以上、変形例2によれば、第2センサ102は、第1電極(第2対向電極24)と、第1電極に対し押圧方向A1に配置され、第1電極と対向する第2電極(検出電極22)と、を有している。第1電極(第2対向電極24)は、第1センサ101の底面52aに設けられている。よって、実施形態1及び変形例1よりも第3方向Dzの厚みがより小さい。また、圧力分布センサ50と圧力センサ20との間に、接着層49と第2保護層が介在しないため、圧力センサ20に有効に圧力が入力される。
(変形例3)
図9は、変形例3の押圧センサの断面図である。図9に示すように、変形例3の押圧センサ1Eは、実施形態1と同様に、押圧方向A1に順に重ねられた第1センサ101と第2センサ102を有している。ただし、第1センサ101が圧力センサ20であり、第2センサ102が圧力分布センサ50である点で、実施形態1と相違する。変形例3によっても、実施形態1と同等な作用効果を得られる。なお、本変形例によれば、圧力センサ20の第2保護層25の上方の面が入力面1aとなる。
なお、実施形態1の圧力センサ20の検出電極22と第2対向電極24は、両方ともに検出領域2と同じ大きさとなっているが、本開示はこれに限定されない。言い換えると、包括検出領域5は、少なくとも2つ以上の個別検出領域4を含んでいればよい。以下、圧力センサ20における検出電極22と第2対向電極24を変形した変形例について説明する。また、以下の説明では、検出電極22と第2対向電極24のみを抽出して説明する。
(実施形態4)
図10は、実施形態4の検出電極と対向電極を平面視した図である。実施形態4の圧力センサ20Fにおいて、検出電極22Fは4つに分割されている。詳細には、検出電極22Fは、第1方向Dxに2列、第2方向Dyに2列となるように分割されている。一方で、第2対向電極24Fは、実施形態1と同様に検出領域2の全域に成膜されている。
この実施形態4によれば、押圧方向A1から視て、検出電極22Fと重なる範囲が包括検出領域5となる。つまり、包括検出領域5は、4つに分割されている。また、包括検出領域5は、2つ以上の個別検出領域4を含んでいる。以上から、実施形態4によれば、包括検出領域5と重なる範囲の全荷重が圧力センサ20Fにより検出される。
(変形例4)
図11は、変形例4の検出電極と対向電極を平面視した図である。変形例4の圧力センサ20Gの第2対向電極24Gは、4つの検出電極22Fに対応して、4つに分割している。この変形例4によれば、包括検出領域5は、検出電極22Fと重なる範囲であり、実施形態4と同等な効果を奏する。
(変形例5)
図12は、変形例5の検出電極と対向電極を平面視した図である。変形例5の圧力センサ20Hは、検出電極22Hと第1方向Dxに複数に分割している。第2対向電極24Hは、第2方向Dyに複数に分割している。よって、検出電極22Hと第2対向電極24Hは交差しており、いわゆるパッシブマトリックス型と呼ばれている。この変形例5によれば、検出電極22Hと第2対向電極24Hとが重なる範囲が包括検出領域5となる。つまり、包括検出領域5は、第1方向Dxと第2方向Dyとに配列し、マトリックス状に配置されている。以上から、変形例5においても、包括検出領域5と重なる領域に作用した全荷重を検出できる。
図13は、平行型の電極を備える圧力センサ(変形例6と変形例7の圧力センサ)の断面図である。以上、第3方向Dzに対向するように配置された対向型の電極(検出電極22と第2対向電極24)の変形例について説明したが、本開示は、対向型の電極に限定されない。本開示は、図13に示すように、検出電極22と共通電極27とが平面方向(第1方向Dxと第2方向Dyの両者に平行な方向)に配置される平行型の電極であってもよい。この平行型の電極によれば、電流は、第2センサ層23内を平面方向に流れる(図13の矢印を参照)。以下、平行型の電極の詳細を説明する。
(変形例6)
図14は、変形例6の検出電極と共通電極とを平面視した図である。変形例6の圧力センサ20Iの検出電極22Iと共通電極27Iは、第2方向Dyに延びる1つの電極と、その1つの電極から第1方向Dxに延びる複数の電極と、を有し、いわゆる櫛歯形状となっている。そして、検出電極22Iと共通電極27Iは、第1方向Dxに延びる電極が、第2方向Dyに交互に配置されている。
(変形例7)
図15は、変形例7の検出電極と共通電極とを平面視した図である。変形例7の圧力センサ20Jは、検出電極22Jと共通電極27Jが変形例6と同様に櫛歯形状となっている。また、変形例7において、検出電極22Jと共通電極27Jは、それぞれ4つに分割されている。
図16は、ハイブリッド型の電極を備える圧力センサ(変形例8から変形例10の圧力センサ)の断面図である。また、本開示は、対向型と平行型とを組み合わせたハイブリッド型の電極であってもよい。ハイブリッド型の電極は、図16に示すように、第2基板21の上方の面に、検出電極22と共通電極27が配置されている。また、第2保護層25の下方の面に、中間電極28が配置されている。中間電極28は、検出電極22と共通電極27に対向している。このハイブリッド型の電極を備える圧力センサは、圧力が入力されると、最初に共通電極27から中間電極28に電流が流れる。そして、電流は、中間電極28沿って平面方向に流れる。その後、第2センサ層23を介して検出電極22に電流が流れる。以下、ハイブリッド型の電極の詳細を説明する。
(変形例8)
図17は、変形例8の検出電極と共通電極と中間電極を平面視した図である。変形例8の圧力センサ20Kにおいて、検出電極22Kと共通電極27Kは、いわゆる櫛歯形状である。よって、変形例6の検出電極22Iと共通電極27Iと同一形状である。中間電極28Kは、検出領域2の全域に亘って延在するベタ膜である。よって、実施形態1の第2対向電極24と同一形状である。変形例8の圧力センサ20Kであれば、中間電極28Kを介して検出電極22Kに電流が流れる。
(変形例9)
図18は、変形例9の検出電極と共通電極と中間電極を平面視した図である。変形例9の圧力センサ20Lの検出電極22Lと共通電極27Lは、いわゆる櫛歯形状であり、4つに分割されている。よって、変形例7の検出電極22Jと共通電極27Jと同一形状である。なお、中間電極28Lは、検出領域2の全域に亘って延在するベタ膜であり、実施形態1の第2対向電極24と同一形状である。
(変形例10)
図19は、変形例10の検出電極と共通電極と中間電極を平面視した図である。変形例10の圧力センサ20Mにおいて、検出電極22Mと共通電極27Mは、変形例7の検出電極22Jと共通電極27Jと同一形状であり、4つに分割されている。中間電極28Mは、4つに分割されたベタ膜である。この4つの中間電極28Mは、第3方向Dzから視て検出電極22Mと共通電極27Mと重なっている。
次に、圧力センサ20の第2センサ層23について説明する。実施形態1の第2センサ層23は、樹脂層の内部に導電性の微粒子が含まれたものを使用しているが、本開示は、これに限定されない。以下、導電性樹脂により製造された変形例11、変形例12について説明する。
(変形例11)
図20は、変形例11の圧力センサであって、圧力入力前の状態の断面図である。図21は、変形例11の圧力センサであって、圧力入力後の状態の断面図である。図20に示すように、変形例11の圧力センサ20Nの第2センサ層23Nは、導電性樹脂により製造されている。第2センサ層23Nは、圧力入力前の状態で、検出電極22と接触していない。
図21に示すように、圧力が入力されると、第2センサ層23Nは、押圧方向A1に窪むように変形し、検出電極22と接触する。これにより、検出電極22に電流が流れる。また、圧力が大きくなり、第2センサ層23Nと検出電極22との接触面積が大きくなると、検出電極22に流れる電流も大きくなる。
(変形例12)
図22は、変形例12の圧力センサであって、圧力入力前の状態の断面図である。図23は、変形例12の圧力センサであって、圧力入力後の状態の断面図である。図22に示すように、変形例12の圧力センサ20Oの第2センサ層23Oは、導電性樹脂により製造されている。また、第2センサ層23Oには、検出電極22に向かって突出する凸部23aが複数設けられている。また、第2センサ層23Oにおいて複数の凸部23aのうち一部は、圧力入力前の状態で、検出電極22と接触している。ただし、接触している凸部23aの数が少なく、第2センサ層23Oは絶縁状態を保持している。
図23に示すように、圧力が入力されると、第2センサ層23Oが押圧方向A1に移動するように変形し、検出電極22と接触する凸部23aの数が増加する。この結果、第2センサ層23Oを介して、検出電極22に電流が流れる。また、圧力がさらに大きくなると、検出電極22と接触する凸部23aの数がさらに増加する。また、凸部23aがアレイ電極55に押し付けられて平坦化し、アレイ電極55との接触面積が増加する。これにより、検出電極22に流れる電流が大きくなる。
また、上記した実施形態及び変形例の圧力センサは、センサ層(感圧層)を備えているが、本開示はこれに限定されない。以下、センサ層を備えていない変形例13から変形例15について説明する。
(変形例13)
図24は、変形例13の圧力センサであって、圧力入力前の状態の断面図である。図25は、変形例13の圧力センサであって、圧力入力後の状態の断面図である。図24に示すように、変形例13の圧力センサ20Pは、第2基板21と、スペーサ30と、検出電極22Pと、第2対向電極24と、第2保護層25と、を備えている。
スペーサ30は、半球状を成している。スペーサ30は、検出電極22の上方の面に設けられ、第2対向電極24に向かって凸状となるように配置されている。スペーサ30は、第2保護層25よりも剛性が高い物質で製造され、変形し難くなっている。なお、スペーサ30は、導電性材料と絶縁性材料のうちどちらでもよい。スペーサ30は、第1方向Dx及び第2方向Dyに等間隔で複数配列している。
検出電極22Pは、第2基板21及びスペーサ30に成膜されている。また、検出電極22Pのうち、スペーサ30のうち最も第2対向電極24に向かって突出している部分(以下、頂点31と称する)が第2対向電極24と接触している。また、検出電極22Pの頂点31と第2対向電極24との接触面積が極小となっているため、検出電極22Pに電流が流れないようになっている。
図24に示すように、圧力が入力されると、第2保護層25及び第2対向電極24が下方に移動する。よって、第2保護層25及び第2対向電極24は、スペーサ30に押圧され、上方に向かって窪むように変形する。この結果、検出電極22Pと第2対向電極24の接触面積が大きくなり、検出電極22Pに電流が流れる。また、スペーサ30が半球状を成しているため、第2対向電極24の下方への移動量が大きくなると、検出電極22Pとの接触面積が大きくなる。よって、検出電極22Pに流れる電流量も大きくなる。
(変形例14)
図26は、変形例14の圧力センサであって、圧力入力前の状態の断面図である。図27は、変形例14の圧力センサであって、圧力入力後の状態の断面図である。図26に示すように、変形例14の圧力センサ20Qは、第2基板21と、検出電極22と、第2対向電極24Qと、スペーサ32と、第2保護層25と、を備えている。
スペーサ32は、円錐状を成している。スペーサ32は、第2保護層25の下方の面に設けられ、検出電極22に向かって凸状となるように配置されている。スペーサ32は、第2保護層25よりも剛性が低い物質で製造され、容易に変形する。スペーサ32の頂点33は、検出電極22に接触している。スペーサ32は、第1方向Dx及び第2方向Dyに等間隔で複数配列している。
第2対向電極24Qは、第2保護層25の下方の面とスペーサ32に成膜されている。第2対向電極24Qのうちスペーサ32の先端部に設けられた頂点33は、検出電極22と接触している。また、第2対向電極24Qの頂点33と、検出電極22との接触面積が極小となっているため、検出電極22に電流が流れないようになっている。
図27に示すように、圧力が入力されて第2保護層25が下方に移動すると、第2保護層25及び第2基板21との間でスペーサ32の先端部が潰れる。このため、第2対向電極24Qと検出電極22と、の接触面積が大きくなり、検出電極22に電流が流れる。圧力が大きくなると、スペーサ32の先端部の潰れ量が大きくなり、接触面積も大きくなる。よって、検出電極22Pに流れる電流量も大きくなる。
(変形例15)
図28は、変形例15の圧力センサであって、圧力入力前の状態の断面図である。図29は、変形例15の圧力センサであって、圧力入力後の状態の断面図である。図28に示すように、変形例15の圧力センサ20Rは、第2基板21と、検出電極22と、第2対向電極24と、第2保護層25と、を備えている。つまり、実施形態1の圧力センサ20から第2センサ層23を取り除いた状態となっている。
圧力が入力されていない状態では、検出電極22と第2対向電極24とが離隔し、検出電極22に電流が流れない。一方で、圧力が入力されると、第2保護層25と第2対向電極24が押圧方向A1に移動し、第2対向電極24が検出電極22と接触する。これにより、検出電極22に電流が流れる。また、圧力が大きくなり、第2対向電極24と検出電極22との接触面積が大きくなると、検出電極22に流れる電流も大きくなる。これにより、包括検出領域5に入力された圧力を検出することができる。
1、1A、1B、1C、1D、1E 押圧センサ
1a 入力面
2 検出領域
3 周辺領域
4 個別検出領域
5 包括検出領域
20、20F、20G、20H、20I、20J、20K、20L、20M、20N、20O、20P、20Q、20R 圧力センサ
21 第2基板
22、22F、22H、22J、22K、22L、22M 検出電極
23、23N、23O 第2センサ層
24、24G、24H 第2対向電極
25 第2保護層
27、27I、27J、27K、27L、27M 共通電極
28、28K、28L、28M 中間電極
30、32 スペーサ
49、49B 接着層
50 圧力分布センサ
51 アレイ基板
52 第1基板
53 アレイ層
54 駆動用トランジスタ
55 アレイ電極
60 第1センサ層
61 第1対向電極
62 第1保護層
101 第1センサ
102 第2センサ
110 情報処理部

Claims (7)

  1. 押圧される入力面と、
    前記入力面に対し、押圧方向に順に重ねられた第1センサ及び第2センサと、
    を備え、
    前記入力面には、圧力を検出する検出領域が設けられ、
    前記第1センサ及び前記第2センサのうち一方は、前記検出領域を分割した複数の個別検出領域が設けられ、前記個別検出領域に入力された前記圧力を検出する圧力分布センサであり、
    前記第1センサ及び前記第2センサのうち他方は、少なくても2つ以上の前記個別検出領域と重なる包括検出領域が設けられ、前記包括検出領域に入力された前記圧力を検出する圧力センサである
    押圧センサ。
  2. 前記第1センサは、前記圧力分布センサである
    請求項1に記載の押圧センサ。
  3. 前記第1センサは、前記圧力センサである
    請求項1に記載の押圧センサ。
  4. 前記第1センサと前記第2センサは、接着層により接着している
    請求項1に記載の押圧センサ。
  5. 前記第1センサは、前記押圧方向を向く底面を有し、
    前記第2センサは、
    第1電極と、
    前記第1電極に対し前記押圧方向に配置され、前記第1電極と対向する第2電極と、
    を有し、
    前記第1電極は、前記第1センサの前記底面に設けられている
    請求項1に記載の押圧センサ。
  6. 前記包括検出領域は、前記検出領域の全ての範囲と重なっている
    請求項1に記載の押圧センサ。
  7. 前記圧力分布センサの検出結果と前記圧力センサの検出結果を受け取る情報処理部を有し、
    前記情報処理部は、以下の数1式から補正係数を求め、以下の数2式から前記個別検出領域における補正後の圧力値を求める
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の押圧センサ。
    Figure 2023170940000004
    Figure 2023170940000005
    数1式及び数2式中のAは、補正係数である。
    数1式及び数2式中のpiは、圧力分布センサで得られた個別検出領域毎の圧力値である。
    数1式中のsiは、各個別検出領域の面積である。
    数1式中のmは、押圧方向に交差する第1方向に配列した個別検出領域の数である。
    数1式中のnは、押圧方向と第1方向の両方に交差するに第2方向に配列した個別検出領域の数である。
    数1式中のWは、圧力センサで得られた全荷重である。
    数2式中のpiは、個別検出領域における補正後の圧力値である。
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