JP2021117510A - 行動支援プログラム及びサーバ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ユーザが使用するユーザ端末を、
前記ユーザが行動時に利用することを希望する複数のサービスに係る情報である利用希望サービス情報を、送信手段によってチケットサーバへと送信させる利用希望サービス情報送信制御手段、
前記複数のサービスの利用に要するチケットを単一化した単一化チケットに係るデータを、前記チケットサーバから取得する単一化チケットデータ取得手段、
として機能させることを特徴とする。
前記単一化チケットは、前記複数のサービスの利用時に所定の読み取り機によって読み取らせることができる一次元又は二次元のコードであることを特徴とする。
前記ユーザ端末を、
前記ユーザが有する暗号通貨に係る情報である暗号通貨情報を、事業者が使用する事業者端末に備えられたブロックチェーン台帳に書き込ませるように暗号通貨サーバに指示する第一書き込み指示手段、
前記単一化チケットに係るサービスの利用に要する費用に応じて、前記ブロックチェーン台帳に書き込まれた前記暗号通貨情報を更新させるように前記チケットサーバに指示する決済指示手段、
としてさらに機能させることを特徴とする。
前記ユーザ端末を、
前記単一化チケットの所有者に係る情報を、事業者が使用する事業者端末に備えられたブロックチェーン台帳に書き込ませるように前記チケットサーバに指示する第二書き込み指示手段、
としてさらに機能させることを特徴とする。
前記ユーザ端末を、
前記単一化チケットの所有者の変更に応じて、前記ブロックチェーン台帳に書き込まれた前記単一化チケットの所有者に係る情報を更新させるように前記チケットサーバに指示する所有者変更指示手段、
としてさらに機能させることを特徴とする。
ユーザが使用するユーザ端末と通信回線を介して接続されたサーバ装置を、
前記ユーザが行動時に利用することを希望する複数のサービスに係る情報である利用希望サービス情報を取得する利用希望サービス情報取得手段、
前記複数のサービスの利用に要するチケットを単一化した単一化チケットに係るデータを、送信手段によって前記ユーザ端末へと送信させる単一化チケットデータ送信制御手段、
として機能させることを特徴とする。
ユーザが使用するユーザ端末と通信回線を介して接続され、
前記ユーザが行動時に利用することを希望する複数のサービスに係る情報である利用希望サービス情報を取得する利用希望サービス情報取得手段と、
前記複数のサービスの利用に要するチケットを単一化した単一化チケットに係るデータを、送信手段によって前記ユーザ端末へと送信させる単一化チケットデータ送信制御手段と、
を備えることを特徴とする。
チケット提供・情報管理システム100は、システムを利用するユーザUの行動及び事業者Bによるサービスの提供を支援するためのシステムであり、図1に示すように、チケット提供・情報管理システム100を提供する管理者たる企業等が管理する各種サーバ、すなわち、チケットの売買の管理等を行うチケットサーバ1、暗号通貨の発行等を行う暗号通貨サーバ2及びユーザUの行動履歴に係る情報の送信等を行う行動履歴サーバ3と、事業者Bがサービスを提供する各地に設定され、所定のチケットを読み取り可能に構成されたチケット読み取り装置4と、ユーザUにサービスを提供するシステムの参加者たる複数の事業者Bがそれぞれ保有する事業者端末5と、システムを利用するユーザUがそれぞれ保有するユーザ端末6と、を備えて構成されている。
なお、本発明において行動とは、例えば、娯楽目的の旅行やビジネス目的の出張等、何らかの目的のためにシステムのユーザが他の土地へと赴く必要がある場合を広く含むものとする。
なお、本実施形態においては、このように通信ネットワークNを介して接続された多数の事業者端末5を合わせてブロックチェーン情報共有基盤50という。
また、上記各サーバは、必ずしもチケット提供・情報管理システム100を提供する管理者たる企業等自らが保有することを要せず、例えば、クラウドサービスを提供する企業等が保有するPC、WS等の情報機器を利用してもよい。
また、事業者Bとは、チケット提供・情報管理システム100を介して、ユーザUに、交通機関、宿泊施設、飲食施設、保険等のサービスを販売の上、これらサービスを提供する者を指し、自然人、法人を問わない。
図1においてはB−1からB−8の8つの事業者を、図9においてはこれに新規加入事業者である事業者B−9を加えた9つの事業者を図示しているが、事業者の数は当然これに限られるものではない。なお、以下、特に特定せずにいずれかの事業者を指す場合には、単に事業者Bという。
チケットサーバ1は、例えば、PC、WS等の情報機器であり、後述のように、各事業者Bが提供するサービスの登録を受けると共に、当該サービスの提供に係るチケットをユーザUに提供する。
チケットサーバ1は、図2に示すように、例えば、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、を備えて構成されている。
この点は、本実施形態における他の装置において記憶されたプログラムについても同様である。
暗号通貨サーバ2は、例えば、PC、WS等の情報機器であり、後述のように、ユーザUの口座情報に基づく暗号通貨の発行等を行う。
暗号通貨サーバ2は、図3に示すように、チケットサーバ1と同様、例えば、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、を備えて構成されている。
行動履歴サーバ3は、例えば、PC、WS等の情報機器であり、後述のように、行動履歴データD14の事業者端末5への送信等を行う。
行動履歴サーバ3は、図4に示すように、チケットサーバ1等と同様、例えば、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、を備えて構成されている。
チケット読み取り装置4は、事業者Bがサービスを提供する各地に設置された装置であり、後述のように、単一化チケットデータD9に基づきユーザ端末6の表示部64に表示された一次元又は二次元のコードである単一化チケット(以下、単に「単一化チケット」という。)を読み取り、コード内容データD10を取得すると共に、当該ユーザによるサービス利用の可否を判別するための装置である。
また、例えば、提供サービスが飲食施設である場合においては、当該施設のレジの設置場所等に設置されることとなる。
また、例えば、提供サービスがホテル等の宿泊施設である場合においては、当該宿泊施設のフロント等に設置されることとなる。
事業者端末5は、例えば、事業者Bのそれぞれが保有するPC、WS等の情報機器であり、後述のように、各サーバから取得した情報のブロックチェーン台帳521への記憶等を行う。
なお、事業者端末5についても、必ずしも事業者B自らが保有することを要せず、例えば、クラウドサービスを提供する企業等が保有するPC、WS等の情報機器を利用してもよい。
事業者端末5は、図6に示すように、例えば、チケットサーバ1等と同様に、制御部51と、記憶部52と、通信部53と、を備えると共に、更に、表示部54と、操作部55と、を備えて構成されている。
ブロックチェーン台帳521には、後述のように、各事業者Bの情報である事業者データD1、各事業者Bがチケットサーバ1において提供するサービスに係るデータである提供サービスデータD3、各ユーザUの情報であるユーザデータD4、各ユーザUが有する暗号通貨の情報であるユーザ暗号通貨データD6、各ユーザUが有する単一化チケットの内容に係るデータであるチケット内容データD11、各ユーザUの行動履歴に係る情報である行動履歴データD14及び各事業者Bが有する暗号通貨の情報である事業者暗号通貨データD18の内容が、全て、ブロックが順に連結されたブロックチェーンの形式で記憶されている。
なお、操作部55は、上記のキーボード、タッチパネル等に限定されず、音声入力、テキスト入力等によってユーザUの意思を反映できるものであれば、種々の手段を用いることができる。
ユーザ端末6は、例えば、スマートフォン、タブレット等の通信端末であり、ユーザUによって携帯され、後述のように、ユーザUによる行動時に、チケットサーバ1から取得した単一化チケットデータD9に係る単一化チケットの表示等を行う。
ユーザ端末6は、図7に示すように、例えば、事業者端末5と同様に、制御部61と、記憶部62と、通信部63と、表示部64と、操作部65と、を備えて構成されている。
ユーザ端末6においては、後述のように、ユーザ端末用アプリケーション621に従って、制御部61によって、単一化チケットデータD9に係る単一化チケットの表示部64における表示等の処理が行われる。
通信ネットワークNは、例えば、インターネット、電話回線網、携帯電話通信網、無線LAN通信網等であり、図1に示すように、各事業者端末5とチケットサーバ1、暗号通貨サーバ2及び行動履歴サーバ3との間、各ユーザ端末6とチケットサーバ1及び暗号通貨サーバ2との間、チケットサーバ1と暗号通貨サーバ2との間、行動履歴サーバ3とチケット読み取り装置4との間、並びに各事業者端末5の間を接続する。
通信ネットワークNとしては、上記のように各装置間を繋ぎ、これらの間でデータの送受信を行うことが可能なものであれば特に限定されない。
以下、実施形態に係るチケット提供・情報管理システム100の使用時の流れについて説明する。チケット提供・情報管理システム100の動作は、図8に示すようにステップS1からS8の8つのステップからなり、図9に示すように各サーバ、端末間でデータの送受信が行われる。
チケット提供・情報管理システム100への参加を希望する事業者B(図9における事業者B−9)は、まず、加盟事業者登録を行う。
具体的には、事業者B−9(法人である場合は、その担当従業員)は、事業者端末5の操作部55を用いて、事業者名、代表者名等の当該事業者を特定するための所定の情報である事業者情報データD1−1及び当該事業者が使用する事業者端末5にアクセスするためのアドレス等からなる事業者端末5の情報である事業者端末データD1−2を含むデータである事業者データD1を入力する。
なお、承認処理としては、例えば、全ての既存の事業者Bの承認を要するようにする、システム提供者の承認のみで足りることとする等、任意の方法を採ることができる。
通信部13によって、ブロックチェーン台帳521の全記憶内容を受信したチケットサーバ1においては、制御部11が、事業者登録プログラム122に従って、通信部13から通信ネットワークNを介して、ブロックチェーン台帳521の全記憶内容を、送信用プログラムデータ記憶部129に記憶された各種プログラム(ブロックチェーン書き込みプログラム522、ブロックチェーンデータ出力プログラム523及び提供サービス登録プログラム524)と共に、通信部13から通信ネットワークNを介して、図9に示すように事業者データD1を送信した事業者端末5(図9における事業者B−9の事業者端末5)に送信し、通信部53によってこれらデータを受信した事業者端末5においては、制御部51が、受信したブロックチェーン台帳521の全記憶内容、ブロックチェーン書き込みプログラム522、ブロックチェーンデータ出力プログラム523及び提供サービス登録プログラム524を、記憶部52に記憶する。
事業者Bは、自らが提供するサービスを、チケット提供・情報管理システム100によってユーザUに提供したい場合には、当該サービスにつきチケットサーバ1への登録を行う。
具体的には、事業者Bは、事業者端末5の操作部55を用いて、サービス種別データD3−1、サービス内容データD3−2、価格データD3−3、提供事業者データD3−4を含む提供サービスデータD3を入力する。
サービス内容データD3−2は、提供するサービスの具体的内容に係るデータである。例えば、交通機関であれば、ある駅からある駅までの電車の乗車、ある空港からある空港までの飛行機の搭乗、電車・バス等の所定の交通機関の所定の期間内の乗り放題といった内容が登録され、飲食施設であれば、特定のメニューの提供といった内容が登録され、宿泊施設であれば、特定のプランによる特定の客室への宿泊といった内容が登録され、保険であれば特定の補償内容の傷害保険といった内容が含まれる。
価格データD3−3は、提供する各サービスに要する費用に係るデータである。
提供事業者データD3−4は当該サービスを提供する事業者の名称等に係るデータであり、事業者Bは通常自らに係る情報を入力することとなる。
通信部53によって提供サービスデータD3を受信した事業者端末5においては、制御部51が、ブロックチェーン書き込みプログラム522に従って、提供サービスデータD3を、ブロックチェーン台帳521に記憶する。
チケット提供・情報管理システム100の利用を希望するユーザUは、システムの利用開始前に、まず、ユーザ登録を行う。
具体的には、ユーザUは、まず、ユーザ端末6から、通信ネットワークNを介してチケットサーバ1にアクセスの上、チケットサーバ1の記憶部12の送信用プログラムデータ記憶部129に記憶されたユーザ端末用アプリケーション621のダウンロードを行う。ダウンロードされたユーザ端末用アプリケーション621は、制御部61によって、記憶部62に記憶される。
通信部53によってユーザデータD4を受信した事業者端末5においては、制御部51が、ブロックチェーン書き込みプログラム522に従って、ユーザデータD4を、ブロックチェーン台帳521に記憶する。
ユーザ登録が完了すると、続いて、ユーザUは、暗号通貨の発行を受ける。
具体的には、ユーザUは、ユーザ端末6の操作部65を用いて、発行希望金額データD5−1及び振替元銀行口座データD5−2を含む暗号通貨発行希望データD5を入力する。
発行希望金額データD5−1は、ユーザUが暗号通貨の発行を受ける希望金額に係るデータである。また、振替元銀行口座データD5−2は、ユーザUが暗号通貨の発行を受ける際に、振替元として利用する銀行口座の金融機関名、口座番号等に係るデータである。
これらのデータの入力は、例えば、ユーザ端末用アプリケーション621に従って、制御部61が、必要項目の入力欄が設けられた所定の入力フォームを表示部64に表示し、ユーザUが当該入力フォームに入力することによって行われるようにすればよい。
なお、このような暗号通貨の具体的な発行処理としては、公知の暗号通貨に係る任意の処理方法を用いることができ、特に限定されるものではない。
発行された暗号通貨に係るデータ(事業者暗号通貨データD18)は、当該データを記憶部52のブロックチェーン台帳521書き込む旨の事業者端末5への所定の指令を付して、通信部23から通信ネットワークNを介して、図9に示すように、全ての事業者端末5へと送信され、通信部53によって事業者暗号通貨データD18を受信した事業者端末5において、制御部51が、ブロックチェーン書き込みプログラム522に従って、受信した事業者暗号通貨データD18を、記憶部52に備えられたブロックチェーン台帳521に記憶することとなる。
チケット提供・情報管理システム100のユーザであるユーザUは、娯楽目的の旅行やビジネス目的の出張等の何らかの行動予定が近づくと、チケットサーバ1にアクセスの上、当該行動において使用するチケットを購入する。具体的には、以下の通りである。
ユーザUは、まず、ユーザ端末6から、通信ネットワークNを介してチケットサーバ1にアクセスの上、提供サービスデータベース121に記憶された多数の提供サービスデータD3を閲覧の上、その中から、当該行動において利用したい複数のサービスに係る提供サービスデータD3を選択する。
当該選択は、例えば、チケットサーバ1より、通信ネットワークNを介して、利用可能な提供サービスデータD3に係るサービスの一覧が記載された所定の選択画面に係るデータをユーザ端末6へと送信させ、これを受信したユーザ端末6において、制御部61が、当該画面を表示部64に表示させ、当該画面を確認したユーザUが、操作部65を用いて、利用を希望する提供サービスデータD3に係るサービスを選択することにより行えばよい。
通信部13によって利用希望サービスデータD7を受信したチケットサーバ1においては、制御部11が、チケット発行プログラム125に従って、通信部13から通信ネットワークNを介して、当該ユーザUの暗号通貨残高を確認する旨の所定の指示に係るデータ(暗号通貨残高確認指示データD8)を、図9に示すように暗号通貨サーバ2へと送信する。
通信部23によって、ユーザ暗号通貨データD6を受信した暗号通貨サーバ2においては、制御部21が、暗号通貨残高確認プログラム223に従って、通信部23から通信ネットワークNを介して、受信したユーザ暗号通貨データD6を、図9に示すようにチケットサーバ1へと送信する。
この場合、ユーザUはステップS4の暗号通貨の発行から再度行い、十分な金額の暗号通貨の発行を受けた上で、再度チケットの購入を行う必要がある。
受信したユーザ暗号通貨データD6の額が、利用希望サービスデータD7に含まれるユーザUが利用を希望するものとして選択したサービスに要する費用の総額以上であった場合、制御部11は、チケット発行プログラム125に従い、利用希望サービスデータD7に含まれるユーザUが購入を希望するものとして選択したサービスの全てで使用するチケットを単一化した単一化チケットのデータである単一化チケットデータD9を作成する。
コード化される具体的内容(コード内容データD10)としては、提供サービスデータD3に係るサービスのうち、利用希望サービスデータD7に含まれるサービスが提供される場所の全てにおいて、これをチケット読み取り装置4のチケット読み取り部44に読み取らせることで認証を受けることができるもの、すなわち、ユーザUが当該サービスにつき支払い済みであり、これを利用できることを示すことができるものであれば限定されないが、例えば、単一化チケットデータD9毎に振られたチケット番号に係るデータであるチケット番号データD10−1と、ユーザデータD4に含まれるユーザIDデータD4−2と一致するユーザUを識別できる情報である所有ユーザ識別データD10−2と、利用希望サービスデータD7に含まれる各サービスにつき、これを利用できる旨を示す所定の認証情報である認証データD10−3と、を含む。
また、単一化チケットデータD9としては、上記のように一次元又は二次元のコードの画像データが好ましいものの、これに限られず、例えば、ユーザ端末6に所定のICチップを搭載した上で、当該ICチップに記憶させることができると共に所定の接触型又は非接触型の読み取り機で読み出すことができるデータとして、単一化チケットデータD9を構成してもよい。
この場合、チケット読み取り装置4のチケット読み取り部44としても、これに対応した読み取り機を用い、ユーザUは、ユーザ端末6をこれにかざす所謂タッチ操作により、当該ICチップの記憶内容をチケット読み取り部44に読み取らせることとなる。
単一化チケットデータD9をユーザ端末6へと送信すると、続いて、チケットサーバ1の制御部11は、チケット発行プログラム125に従って、単一化チケットデータD9に係る単一化チケットの内容に係るデータであるチケット内容データD11を、当該データを記憶部52のブロックチェーン台帳521に書き込む旨の事業者端末5への所定の指令を付して、通信部13から通信ネットワークNを介して、図9に示すように、全ての事業者端末5へと送信する。
チケット内容データD11は、当該データに係る単一化チケットの発行を受けた所有者たるユーザUを特定できるデータ(例えば、ユーザIDデータD4−2)と、当該データに係る単一化チケットによって利用可能な提供サービスデータD3に係るサービス(ユーザUが利用希望サービスデータD7として選択したサービス)に関するデータを含む、単一化チケットデータD9に係るチケットの具体的内容に係るデータである。
また、ブロックチェーン台帳521に含まれるユーザ暗号通貨データD6についても、チケット内容データD11の記憶と同時に又はその他の所定の時点において、チケットサーバ1の指令に従い、購入した単一化チケットデータD9に係る単一化チケットの代金(チケット内容データD11に含まれるサービスの価格データD3−3に係る金額の合計額)に応じて引かれる形で、全ての事業者端末5において更新されることとなる。
当該指令を受信したチケットサーバ1においては、制御部11が、所有チケット確認プログラム126に従い、所定の事業者端末5から、当該ユーザUに係る全てのチケット内容データD11を取得の上、これをユーザ端末6へと送信し、これを受信したユーザ端末6においては、制御部61が、受信したデータに基づき、当該ユーザU所有する単一化チケットの一覧及びその内容を、表示部64に表示することとなる。
ユーザUは購入した単一化チケットデータD9に係るチケットの他のユーザUへの譲渡を希望する場合、ユーザ端末用アプリケーション621に従い、ユーザ端末6の操作部65を用いて、譲渡を希望する単一化チケットの情報(例えば、チケット番号データD10−1等を含む譲渡を希望する単一化チケットデータD9に係る単一化チケットを特定できる情報)である譲渡希望チケットデータD19−1と、譲渡先となる他のユーザUの情報(例えば、当該ユーザUのユーザデータD4に含まれる個人情報データD4−1等を含むユーザUを特定できる情報)である譲渡先データD19−2と、を含むチケット譲渡希望データD19を入力する。
チケット譲渡希望データD19の入力は、例えば、ユーザ端末用アプリケーション621に従って、制御部61が、必要項目の入力欄が設けられた所定の入力フォームを表示部64に表示するようにし、ユーザUが当該入力フォームに入力することによって行われるようにすればよい。
チケット譲渡希望データD19を受信したチケットサーバ1においては、制御部11が、チケット譲渡プログラム127に従い、当該データを、譲渡希望チケットデータD19−1に係る単一化チケットの所有者に係るデータを、譲渡先データD19−2に従い変更するようにしてブロックチェーン台帳521の更新を行う旨の事業者端末5への所定の指令を付して、通信部13から通信ネットワークNを介して、図9に示すように、全ての事業者端末5へと送信する。
ユーザUは、娯楽目的の旅行やビジネス目的の出張等の行動予定日において、単一化チケットデータD9に係る単一化チケットを利用して行動することとなる。具体的には、以下の通りである。
そこで、ユーザUは、実際の行動時においては、提供サービスデータD3に係るサービスの提供を受ける際に、ステップS5において受信した単一化チケットデータD9に係る一次元又は二次元のコード(単一化チケット)を、ユーザ端末6の表示部64に表示させ、これをチケット読み取り装置4のチケット読み取り部44に読み取らせながら行動する。
また、例えば、飲食施設においては、レジに設置されたチケット読み取り装置4のチケット読み取り部44に、入店時及び/又は退店時に単一化チケットをかざすようにする。
また、例えば、ホテル等の宿泊施設においては、フロントに設置されたチケット読み取り装置4のチケット読み取り部44に、チェックイン時及び/又はチェックアウト時に、単一化チケットをかざすようにする。
なお、読み取ったコード内容データD10に含まれる認証データD10−3に、当該サービスに係るデータが含まれておらず、ユーザUが当該サービスを利用不可であった場合、チケット読み取り装置4においては、例えば電車であれば、駅の改札と連動の上、これを閉じる等、当該ユーザUによる利用を阻止する所定の措置をとることとなる。
また、読み取り装置データベース322に記憶された読み取り装置データD13は、上記のように、各チケット読み取り装置4の設置事業者、設置場所、当該設置場所で提供されるサービスの種類等の情報が、各チケット読み取り装置4に係る読み取り装置識別データD12と紐付けて記憶されたデータであることから、制御部31は、受信した読み取り装置識別データD12に基づき、当該ユーザUが提供を受けたサービスの内容(サービスの提供を受けた場所、提供事業者、提供を受けたサービスの種類等)を特定することができる。
通信部53によって行動履歴データD14を受信した事業者端末5においては、制御部51が、ブロックチェーン書き込みプログラム522に従って、受信した行動履歴データD14を、ブロックチェーン台帳521に記憶する。
チケットサーバ1の制御部11は、例えば週単位、月単位等の所定の期間毎に、事業者B間でのチケット提供・情報管理システム100による売上額の分配を行う。具体的には、以下の通りである。
以下、本実施形態の効果につき、ユーザ側、事業者側に分けて説明する。
本実施形態に係るチケット提供・情報管理システム100によれば、ユーザUは、娯楽目的の旅行やビジネス目的の出張等の所定の行動に含まれる複数の行程において、ユーザ端末6に送信された単一化チケットデータD9に係る一つの単一化チケットを用いて行動できることから、個々の行程ごとに個別にチケットを所持して行動する必要がなくなり、ユーザUのチケット管理の負担を低減することができる。
また、チケットサーバ1にアクセスの上、提供サービスデータベース121から利用したいサービスを選択するのみで単一化チケットを取得できることから、チケットの取得も容易となる。
これによって、多様な種類のサービスで用いるチケットを一括化できることから、多様な行動計画において単一化チケットを利用することが可能となる。
また、全ての事業者端末5の記憶部52のブロックチェーン台帳521に同内容が記憶される暗号通貨により決済がなされることから、信頼性の高い決済が可能となる。
本実施形態に係るチケット提供・情報管理システム100によれば、ユーザUの行動履歴に係る行動履歴データD14を始めとした各種データは、ハッシュ化された上で、ブロックチェーン台帳521として、全ての事業者端末5において同一の内容のデータが保持されていることとなる。
したがって、各事業者B、システムを提供する管理者又はその他の第三者による改ざんを防止でき、信頼性の高い情報の管理を行うことが可能となる。
また、それ以前の全ての取引の履歴が、ブロックチェーン台帳521に残されていることから、参入以前に何らかの不正やデータの改ざんがなかったことも担保されており、新規参入の事業者Bにとっても、参入時のリスクを低減できる。
さらに、このような売上額の分配の方法によれば、銀行口座等を用いる場合のように手数料を掛けずに分配を実現することが可能となる。この点は、分配額が少額であり、手数料を掛けての分配が現実的でない場合において、特に大きなメリットとなる。
1 チケットサーバ(サーバ装置)
11 制御部(単一化チケットデータ送信制御手段)
12 記憶部
125 チケット発行プログラム(行動支援プログラム)
13 通信部(利用希望サービス情報取得手段)
2 暗号通貨サーバ
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
3 行動履歴サーバ
31 制御部
32 記憶部
321 行動履歴送信プログラム
33 通信部
4 チケット読み取り装置
41 制御部
42 記憶部
43 通信部
44 チケット読み取り部
5 事業者端末
51 制御部
52 記憶部
521 ブロックチェーン台帳
522 ブロックチェーン書き込みプログラム
524 提供サービス登録プログラム
53 通信部
54 表示部
55 操作部
6 ユーザ端末
61 制御部(利用希望サービス情報送信制御手段、第一書き込み指示手段、決済指示手段、第二書き込み指示手段、所有者変更指示手段)
62 記憶部
621 ユーザ端末用アプリケーション(行動支援プログラム)
63 通信部(送信手段、単一化チケットデータ取得手段)
64 表示部
65 操作部
U ユーザ
B 事業者
D3 提供サービスデータ
D6 ユーザ暗号通貨データ(暗号通貨情報)
D7 利用希望サービスデータ(利用希望サービス情報)
D9 単一化チケットデータ
D11 チケット内容データ
D14 行動履歴データ
D17 分配額データ
D18 事業者暗号通貨データ
ユーザが使用するユーザ端末と通信回線を介して接続されたサーバ装置を、
事業者がユーザに提供することを希望するサービスに係る情報である提供希望サービス情報を複数取得する提供希望サービス情報取得手段と、
前記提供希望サービス情報に係るサービスから前記ユーザが任意に選択した、前記ユーザが行動時に利用することを希望する複数のサービスに係る情報である利用希望サービス情報を取得する利用希望サービス情報取得手段、
前記利用希望サービス情報に含まれる複数のサービスの利用に要するチケットを単一化した単一化チケットに係るデータを、送信手段によって前記ユーザ端末へと送信させる単一化チケットデータ送信制御手段、
として機能させることを特徴とする。
前記提供希望サービス情報取得手段は、複数の種別のサービスに係る前記提供希望サービス情報を取得することを特徴とする。
前記提供希望サービス情報取得手段は、交通機関に加えて、少なくとも飲食施設又は宿泊施設のいずれかに係る前記提供希望サービス情報を取得することを特徴とする。
前記単一化チケットは、前記複数のサービスの利用時に所定の読み取り機によって読み取らせることができる一次元又は二次元のコードであることを特徴とする。
前記単一化チケットは、前記単一化チケットの識別情報と、前記単一化チケットの所有者であるユーザの識別情報と、前記利用希望サービス情報と一致する前記単一化チケットによって利用可能なサービスに係る情報と、を含むことを特徴とする。
前記サーバ装置を、
前記利用希望サービス情報と一致する前記単一化チケットによって利用可能なサービスに係る情報を、記憶手段に記憶させる記憶制御手段としてさらに機能させ、
前記単一化チケットは、前記単一化チケットの識別情報と、前記単一化チケットの所有者であるユーザの識別情報と、を含むことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の行動支援プログラムにおいて、
前記サーバ装置を、
前記単一化チケットの所有者に係る情報を、事業者が使用する事業者端末に備えられたブロックチェーン台帳に書き込ませる所有者情報書き込み指示手段、
前記単一化チケットの所有者の変更に応じて、前記ブロックチェーン台帳に書き込まれた前記単一化チケットの所有者に係る情報を更新させる所有者変更指示手段、
としてさらに機能させることを特徴とする。
ユーザが使用するユーザ端末と通信回線を介して接続され、
事業者がユーザに提供することを希望するサービスに係る情報である提供希望サービス情報を複数取得する提供希望サービス情報取得手段と、
前記提供希望サービス情報に係るサービスから前記ユーザが任意に選択した、前記ユーザが行動時に利用することを希望する複数のサービスに係る情報である利用希望サービス情報を取得する利用希望サービス情報取得手段と、
前記利用希望サービス情報に含まれる複数のサービスの利用に要するチケットを単一化した単一化チケットに係るデータを、送信手段によって前記ユーザ端末へと送信させる単一化チケットデータ送信制御手段と、
を備えることを特徴とする。
1 チケットサーバ(サーバ装置)
11 制御部(単一化チケットデータ送信制御手段、記憶制御手段、所有者情報書き込み指示手段、所有者変更指示手段)
12 記憶部
123 提供サービス登録プログラム(行動支援プログラム)
125 チケット発行プログラム(行動支援プログラム)
127 チケット譲渡プログラム(行動支援プログラム)
13 通信部(提供希望サービス情報取得手段、利用希望サービス情報取得手段、送信手段)
2 暗号通貨サーバ
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
3 行動履歴サーバ
31 制御部
32 記憶部
321 行動履歴送信プログラム
33 通信部
4 チケット読み取り装置
41 制御部
42 記憶部
43 通信部
44 チケット読み取り部
5 事業者端末
51 制御部
52 記憶部
521 ブロックチェーン台帳
522 ブロックチェーン書き込みプログラム
524 提供サービス登録プログラム
53 通信部
54 表示部
55 操作部
6 ユーザ端末
61 制御部
62 記憶部
621 ユーザ端末用アプリケーション
63 通信部
64 表示部
65 操作部
U ユーザ
B 事業者
D3 提供サービスデータ(提供希望サービス情報)
D6 ユーザ暗号通貨データ
D7 利用希望サービスデータ(利用希望サービス情報)
D9 単一化チケットデータ
D11 チケット内容データ
D14 行動履歴データ
D17 分配額データ
D18 事業者暗号通貨データ
Claims (7)
- ユーザが使用するユーザ端末を、
前記ユーザが行動時に利用することを希望する複数のサービスに係る情報である利用希望サービス情報を、送信手段によってチケットサーバへと送信させる利用希望サービス情報送信制御手段、
前記複数のサービスの利用に要するチケットを単一化した単一化チケットに係るデータを、前記チケットサーバから取得する単一化チケットデータ取得手段、
として機能させる行動支援プログラム。 - 前記単一化チケットは、前記複数のサービスの利用時に所定の読み取り機によって読み取らせることができる一次元又は二次元のコードであることを特徴とする請求項1に記載の行動支援プログラム。
- 前記ユーザ端末を、
前記ユーザが有する暗号通貨に係る情報である暗号通貨情報を、事業者が使用する事業者端末に備えられたブロックチェーン台帳に書き込ませるように暗号通貨サーバに指示する第一書き込み指示手段、
前記単一化チケットに係るサービスの利用に要する費用に応じて、前記ブロックチェーン台帳に書き込まれた前記暗号通貨情報を更新させるように前記チケットサーバに指示する決済指示手段、
としてさらに機能させる請求項1又は2に記載の行動支援プログラム。 - 前記ユーザ端末を、
前記単一化チケットの所有者に係る情報を、事業者が使用する事業者端末に備えられたブロックチェーン台帳に書き込ませるように前記チケットサーバに指示する第二書き込み指示手段、
としてさらに機能させる請求項1から3のいずれか一項に記載の行動支援プログラム。 - 前記ユーザ端末を、
前記単一化チケットの所有者の変更に応じて、前記ブロックチェーン台帳に書き込まれた前記単一化チケットの所有者に係る情報を更新させるように前記チケットサーバに指示する所有者変更指示手段、
としてさらに機能させる請求項4に記載の行動支援プログラム。 - ユーザが使用するユーザ端末と通信回線を介して接続されたサーバ装置を、
前記ユーザが行動時に利用することを希望する複数のサービスに係る情報である利用希望サービス情報を取得する利用希望サービス情報取得手段、
前記複数のサービスの利用に要するチケットを単一化した単一化チケットに係るデータを、送信手段によって前記ユーザ端末へと送信させる単一化チケットデータ送信制御手段、
として機能させる行動支援プログラム。 - ユーザが使用するユーザ端末と通信回線を介して接続され、
前記ユーザが行動時に利用することを希望する複数のサービスに係る情報である利用希望サービス情報を取得する利用希望サービス情報取得手段と、
前記複数のサービスの利用に要するチケットを単一化した単一化チケットに係るデータを、送信手段によって前記ユーザ端末へと送信させる単一化チケットデータ送信制御手段と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。
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