JP2021117059A - 計測装置 - Google Patents

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友一朗 永野
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Abstract

【課題】課題は、回路で生じるノイズによる影響を低減できる、計測装置を提供することである。【解決手段】計測装置10は、計測部40と、通信部50と、電源部60と、筐体20とを備える。計測部40は、センサ300からのセンシング情報に基づいて所定の物理量に関する計測情報を生成する。通信部50は、計測部40で生成された計測情報を送信する。電源部60は、計測部40及び通信部50に電力を供給する。筐体20は、前面20a及び後面20bを有する。筐体20は、計測部40、通信部50、及び電源部60を収容する。計測部40は、計測基板41を用いて構成される。通信部50は、計測基板41とは別の基板である通信基板51を用いて構成される。電源部60は、計測基板41及び通信基板51とは別の基板である電源基板61を用いて構成される。【選択図】 図5

Description

本開示は、一般に、計測装置に関する。本開示は、特に、分電盤に設置される計測装置に関する。
特許文献1は、電気機器の一種である、電力計測ユニット(計測装置)を開示する。特許文献1の電力計測ユニットは、分電盤内の所定箇所に設置されてセンサユニット(センサ)が設置された各回路の電力を計測する機能を有する。電力計測ユニットは、センサユニットと信号線、電線を用いて接続され、また、通信線を介してパソコンなどの外部の監視装置に電力計測値を出力する。
特開2014−199209号公報
課題は、回路で生じるノイズによる影響を低減できる、計測装置を提供することである。
本開示の一態様の計測装置は、計測部と、通信部と、電源部と、筐体とを備える。前記計測部は、センサからのセンシング情報に基づいて所定の物理量に関する計測情報を生成する。前記通信部は、前記計測部で生成された計測情報を送信する。前記電源部は、前記計測部及び前記通信部に電力を供給する。前記筐体は、所定方向の第1面及び第2面を有し、前記計測部、前記通信部、及び前記電源部を収容する。前記計測部は、計測基板を用いて構成される。前記通信部は、前記計測基板とは別の基板である通信基板を用いて構成される。前記電源部は、前記計測基板及び前記通信基板とは別の基板である電源基板を用いて構成される。
本開示の態様によれば、回路で生じるノイズによる影響を低減できる、という効果を奏し得る。
図1は、一実施形態の計測装置(電気機器)が設置された分電盤の概略図である。 図2は、上記計測装置の斜視図である。 図3は、上記計測装置の別の斜視図である。 図4は、上記計測装置の別の斜視図であって、本体から隠し部材を外した状態を示す。 図5は、上記計測装置の断面図である。 図6は、上記計測装置の別の断面図である。 図7は、上記計測装置の分解斜視図である。 図8は、上記計測装置の回路部の分解斜視図である。 図9は、上記計測装置の回路部の別の分解斜視図である。 図10は、上記計測装置の組み立て方法の説明図である。 図11は、上記計測装置の組み立て方法の別の説明図である。 図12は、上記計測装置の組み立て方法の別の説明図である。 図13は、上記計測装置の組み立て方法の別の説明図である。
(1)実施形態
(1−1)概要
本実施形態は、電気機器の一種である計測装置(計測ユニット)に関する。図1は、一実施形態の計測装置10が適用される分電盤100を示す。分電盤100は、外部電源である交流電源200からの電力を分配するために利用される。つまり、分電盤100は、交流電源200に電気的に接続される。交流電源は、一例として、商用電源である。図1では、分電盤100は、主幹開閉器(主幹ブレーカ)110と、複数の分岐開閉器(分岐ブレーカ)120とを備える。なお、分電盤100は、複数の分岐開閉器120を備えることは必須ではなく、1以上の分岐開閉器120を有していればよい。また、分電盤100は、主幹開閉器110及び複数の分岐開閉器120を収容するキャビネット130を備える。キャビネット130は、造営材(例えば建物の壁)に取り付けられる。造営材は、建物(戸建て住宅、集合住宅の住戸又はテナントビル等)内の部屋の壁に限らず、例えば、建物内の部屋の天井又は床であってもよい。
主幹開閉器110は、一次側端端子と、二次側端子と、一次側端子と二次側端子との間の電路に接続された接点とを備える。主幹開閉器110は、例えば接点に漏電電流又は過負荷電流等の過電流が流れる異常状態を検知すると、接点を開いて電路を遮断する。主幹開閉器110は従来周知の構成であってよいから詳細な説明は省略する。
分岐開閉器120は、配線用遮断器である。分岐開閉器120は、電源端子部(一次側接続部)と、負荷接続部(二次側接続部)とを備える。また、分岐開閉器120は、遮断回路を備える。遮断回路は、電源端子部と負荷接続部との間の電路に挿入される接点装置と、接点装置を操作するためのハンドルとを備える。電源端子部は、電源との接続に利用される。電源端子部は、主幹開閉器110との電気的接続に利用される。負荷接続部は、負荷との接続に利用される。負荷としては、電気機器との接続のための配線器具が挙げられる。配線器具としては、コンセント、引掛シーリング等がある。なお、分岐開閉器120は、熱動式引外し装置を有していてもよい。熱動式引外し装置は、例えば、バイメタル又はトリメタル等の熱動素子を含み、熱動素子が作動することにより、遮断回路の接点装置を開くように構成される。また、分岐開閉器120は、電磁式引外し装置を有していてもよい。電磁式引外し装置は、例えば、電磁石装置を含み、電磁石装置が作動することにより、遮断回路の接点装置を瞬時に開くように構成される。なお、分岐開閉器120は、配線用遮断器(ブレーカ)としての機能を有していなくてもよい。分岐開閉器120は、例えば、スイッチ、リレー又は解列器として用いられてもよい。
キャビネット130は、複数の取付部材140を備える。取付部材140は、分岐開閉器120をキャビネット130に固定するために利用される。本実施形態では、取付部材140は、DINレールである。
本実施形態の計測装置10は、分電盤100に設置される。計測装置10は、取付部材140に取り付けられることで、キャビネット130に固定される。また、計測装置10は、分電盤100の分岐開閉器120に電気的に接続されて、交流電源200からの電力を受け取る。また、計測装置10は、センサ300に電気的に接続されて、センサ300からセンシング情報を取得する。
特に、本実施形態の計測装置10は、図5及び図6に示すように、計測部40と、通信部50と、電源部60と、筐体20とを備える。計測部40は、センサ300からのセンシング情報に基づいて所定の物理量に関する計測情報を生成する。通信部50は、計測部40で生成された計測情報を送信する。電源部60は、計測部40及び通信部50に電力を供給する。筐体20は、所定方向の第1面20a及び第2面20bを有する。筐体20は、計測部40、通信部50、及び電源部60を収容する。計測部40は、計測基板41を用いて構成される。通信部50は、計測基板41とは別の基板である通信基板51を用いて構成される。電源部60は、計測基板41及び通信基板51とは別の基板である電源基板61を用いて構成される。
このように、本実施形態の計測装置10では、計測装置10の回路部を構成する計測部40、通信部50、及び電源部60がそれぞれ異なる基板(計測基板41、通信基板51、及び電源基板61)を用いて構成される。そのため、計測部40、通信部50、及び電源部60のいずれかの基板で発生したノイズが、他の基板に影響を及ぼす可能性を低減できる。特に、電源部60でのノイズが大きくなりやすく、このノイズの計測部40又は通信部50への影響の低減が期待できる。したがって、計測装置10によれば、回路(計測部40、通信部50、及び電源部60)で生じるノイズによる影響を低減できる。
(1−2)詳細
以下、本実施形態の計測装置10について、図面(主に図2〜図13)を参照して更に詳細に説明する。計測装置10は、図2〜図7に示すように、筐体20と回路部30とを備える。筐体20は、所定方向における反対側の両面である第1面20a及び第2面20bを有し、回路部30を収容する(図5〜図7参照)。本実施形態では、所定方向は筐体20の前後方向であって、第1面20aは筐体20の前面、第2面20bは筐体20の後面である。以下では、所定方向が前後方向である場合には、説明を分かりやすくするために、必要に応じて、筐体20の第1面20aを前面20aといい、筐体20の第2面20bを後面20bという。回路部30は、図7〜図9に示すように、計測部40と、通信部50と、電源部60と、支持体70とを含む。回路部30と筐体20とは、計測装置10の本体10aを構成する。図2及び図4に示すように、本体10aには、隠し部材80が取り付けられる。
(1−2−1)回路部
回路部30は、図7〜図9に示すように、計測部40と、通信部50と、電源部60と、支持体70とを含む。
計測部40は、センサ300からのセンシング情報(例えば、測定値)に基づいて所定の物理量に関する計測情報を生成する。本実施形態では、センサ300は、電流センサである。電流センサは、交流電源200からの供給電力、太陽電池、蓄電装置、及び燃料電池等の発電設備からの供給電力、及び負荷等での消費電力等の計測に利用される。この場合、所定の物理量としては、電力(単位W)が挙げられる。本実施形態の場合、計測部40は、センサ300からのセンシング情報(電流値)に基づいて所定の物理量(電力)に関する計測情報(電力計測情報)を生成する。
計測部40は、図8及び図9に示すように、計測基板41を用いて構成される。計測基板41は、プリント配線板等の電子部品が実装可能な基板である。計測基板41は、矩形の板状であり、厚み方向の第1面41aと第2面41bを有する。第1面41a及び第2面41bは実質的に平坦な面である。第1面41aは、電源部60側の面である。また、第1面41aは、計測基板41における筐体20の後面20b側の面である。第2面41bは、通信部50側の面である。また、計測基板41は、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の貫通孔411と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の位置決め凹部412と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の切り欠き413とを有する。貫通孔411は、ねじS31により計測部40を支持体70に固定するために用いられる。位置決め凹部412は、計測部40を支持体70に対して位置決めするために用いられる。本実施形態では、位置決め凹部412は、貫通孔である。切り欠き413は、計測基板41の縁に形成されている。切り欠き413は、計測部40を筐体20に対して位置決めするために用いられる。
計測部40は、電子部品を計測基板41に実装することによって、構成されている。計測部40は、センサ接続部42と、コネクタ43と、コネクタ(第1コネクタ)44と、インタフェース部45とを備える。センサ接続部42は、計測基板41に実装されてセンサ300(電流センサ)が電気的に接続される。センサ接続部42は、LANケーブルのプラグを接続可能なジャック421を含む。本実施形態では、センサ接続部42は、複数(図示例では3つ)のジャック421を含む。ジャック421は、計測基板41の第2面41bに実装される。特に、センサ接続部42は、計測基板41の端部に実装されている。コネクタ43は、計測部40と電源部60とを電気的に接続するために用いられる。コネクタ43は、計測基板41の第1面41aに実装される。コネクタ44は、計測部40と通信部50とを電気的に接続するために用いられる。コネクタ44は、計測基板41の第2面41bに実装される。インタフェース部45は、電気機器(計測装置10)の内部状態の確認と変更との少なくとも一方を行うために用いられる。内部状態の例としては、電気機器(計測装置10)のソフトウェアに関する情報(ソフトウェアのバージョン等)や、センシング情報から物理量を算出するためのパラメータ等の設定値が挙げられる。インタフェース45部は、通信ケーブルが接続可能なコネクタ451を含む。本実施形態では、インタフェース部45は、複数(図示例では3つ)のコネクタ451を含む。コネクタ451は、計測基板41の第2面41bに実装される。特に、インタフェース部45は、計測基板41の端部に実装されている。なお、センサ接続部42とインタフェース部45とは、計測基板41の反対側の端部にある。
通信部50は、計測部40で生成された計測情報を送信する。本実施形態では、通信部50は、無線通信によって計測部40で生成された計測情報を送信する。一例として、通信部50は、ゲートウェイ等の通信装置と無線通信が可能であって、計測情報を通信装置に送信する。通信装置に送信された計測情報は、通信装置から、予め設定された情報提示装置に無線通信又は有線通信によって送信される。そして、情報提示装置は、通信装置から受け取った計測情報を提示することができ、これによって、ユーザは、情報提示装置にて計測情報を確認することが可能となる。
通信部50は、図8及び図9に示すように、通信基板51を用いて構成される。通信基板51は、通信基板51は、プリント配線板等の電子部品が実装可能な基板である。また、通信基板51は、計測基板41とは別の基板である。通信基板51は、矩形の板状であり、厚み方向の第1面51aと第2面51bを有する。第1面51a及び第2面51bは実質的に平坦な面である。第1面51aは、計測部40側の面である。また、第1面51aは、通信基板51における筐体20の後面20b側の面である。第2面51bは、計測部40とは反対側の面である。また、通信基板51は、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の貫通孔511と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の位置決め凹部512と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の切り欠き513とを有する。貫通孔511は、ねじS33により通信部50を筐体20に固定するために用いられる。位置決め凹部512は、通信部50を筐体20に対して位置決めするために用いられる。本実施形態では、位置決め凹部512は、貫通孔である。切り欠き513は、通信部50を筐体20に対して位置決めするために用いられる。切り欠き513は、通信基板51の縁に形成されている。特に、切り欠き513は、通信基板51において、計測基板41の切り欠き413と対応する位置にある。
通信部50は、電子部品を通信基板51に実装することによって、構成されている。通信部50は、アンテナ52と、コネクタ(第2コネクタ)53と、操作部54とを備える。アンテナ52は、通信部50での無線通信に利用される。アンテナ52は、通信基板51の第2面51bに実装される。コネクタ53は、通信基板51の第1面51aに実装される。コネクタ53は、計測部40と通信部50とを電気的に接続するために用いられる。特に、コネクタ(第2コネクタ)53は、コネクタ(第1コネクタ)44と直接的に接続可能である。つまり、コネクタ53とコネクタ44とが相互に接続されることで、計測部40と通信部50とが電気的に接続される。操作部54は、通信部50による通信の設定に用いられる。本実施形態では、操作部54が操作されることで、通信部50は、無線通信の相手先の登録が可能となる。本実施形態では、操作部54は、プッシュスイッチである。
電源部60は、計測部40及び通信部50に電力を供給する。本実施形態では、電源部60は、入力電力を、入力電力より電圧が低い出力電力に変換して出力する。本実施形態では、入力電力は、交流電源200からの交流電力である。よって、入力電力の電圧は、実効値により評価する。また、出力電力は、計測部40及び通信部50の動作電力であって、直流電力である。このように、電源部60は、交流電源200からの入力電力(交流電力)に基づいて、計測部40及び通信部50の動作用の出力電力(直流電力)を生成し、出力する。
電源部60は、図8及び図9に示すように、電源基板61を用いて構成される。電源基板61は、プリント配線板等の電子部品が実装可能な基板である。また、電源基板61は、計測基板41及び通信基板51とは別の基板である。電源基板61は、矩形の板状であり、厚み方向の第1面61aと第2面61bを有する。第1面61a及び第2面61bは実質的に平坦な面である。第1面61aは、電源基板61における筐体20の後面20b側の面である。第2面61bは、計測部40側の面である。また、電源基板61は、1以上(本実施形態では複数、図示例では4つ)の貫通孔611と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の位置決め凹部612と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の切り欠き613とを有する。貫通孔611は、ねじS32により電源部60を支持体70に固定するために用いられる。位置決め凹部612は、電源部60を支持体70に対して位置決めするために用いられる。本実施形態では、位置決め凹部612は、貫通孔である。切り欠き613は、電源基板61の縁に形成されている。切り欠き613は、電源部60を筐体20に対して位置決めするために用いられる。
電源部60は、電子部品を電源基板61に実装することによって、構成されている。電源部60は、電源端子部62と、コネクタ63とを備える。電源端子部62は、電源基板61に実装されて外部電源(交流電源200)からの電源線が電気的に接続される。本実施形態では、電源端子部62は、電源線によって、分電盤100の分岐開閉器120に電気的に接続される。これによって、電源端子部62が交流電源200に電気的に接続される。電源端子部62は、電源基板61の第2面61bに実装される。特に、電源端子部62は、電源基板61の端部に位置する。コネクタ63は、電源部60と計測部40とを電気的に接続するために用いられる。コネクタ63は、電源基板61の第2面61bに実装される。特に、コネクタ63は、コネクタ43と接続可能である。つまり、コネクタ63とコネクタ43とが相互に接続されることで、計測部40と電源部60とが電気的に接続される。したがって、電源部60は、電源端子部62を介して交流電源200から得た電力(入力電力)を、計測部40及び電源部60を動作させるための出力電力に変換して、コネクタ63から出力することになる。コネクタ63から出力された出力電力は、コネクタ43を介して計測部40に供給され、更に、計測部40のコネクタ44及び通信部50のコネクタ53を介して、通信部50に供給される。このようにして、電源部60から計測部40及び通信部50に電力が供給される。
支持体70は、電気絶縁性を有する。より詳細には、支持体70は、電気絶縁性を有する樹脂材料の成形品である。支持体70は、計測部40と電源部60との間に配置される。これによって、支持体70がない場合よりも計測部40と電源部60との間の絶縁距離が長くなるようにしている。本実施形態では、計測部40の計測基板41及び電源部60の電源基板61は、支持体70に物理的に固定される。つまり、計測部40と電源部60とは、物理的に結合される。このように物理的に結合された計測部40及び電源部60は、回路部30において回路ブロック30aを構成する。回路ブロック30aは、一体として扱うことが可能な部品の集合体である。また、回路ブロック30aは、支持体70を有している。支持体70は、筐体20内で筐体20に物理的に固定される。特に、支持体70の筐体20への固定には、後述する結合部材25(図6、図8、及び図9参照)が用いられる。よって、回路ブロック30aは、筐体20に物理的に固定される。
支持体70は、図8及び図9に示すように、本体部71と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の固定部72と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の壁部73とを有する。本体部71は、矩形の板状であり、厚み方向の第1面71aと第2面71bとを有する。第1面71aは、電源部60側の面である。また、第1面71aは、本体部71における筐体20の後面20b側の面である。第2面71bは、計測部40側の面である。本体部71は、電源基板61において少なくとも入力電力が通る部分を覆う大きさに形成されている。つまり、本体部71は、電源基板61において少なくとも入力電力が通る部分を覆う保護部として機能する。ここで、本実施形態では、本体部71は、接続孔711を有する。接続孔711は、計測部40と電源部60との電気的な接続のために設けられる。接続孔711は、計測部40のコネクタ43を通す大きさである。つまり、支持体70は、計測部40と電源部60との間に配置されるが、計測部40と電源部60とは、接続孔711を利用してコネクタ43とコネクタ63とを直接的に接続することによって電気的に接続される。また、本体部71は、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の切り欠き712を有する。切り欠き712は、本体部71の縁に形成されている。切り欠き712は、支持体70を筐体20に対して位置決めするために用いられる。固定部72は、支持体70を筐体20に固定するために用いられる。固定部72は、結合部材25を通す孔721を有する。本実施形態では、支持体70は2つの固定部72を有しており、2つの固定部72は、本体部71において対角に位置する両角にある。壁部73は、結合部材25と計測部40又は電源部60との絶縁距離を、壁部73がない場合よりも長くする。本実施形態では、壁部73は、固定部72と本体部71との間にある。特に、壁部73は、本体部71の第1面71a側にある。
支持体70は、図9に示すように、1以上(本実施形態では複数、図示例では4つ)の固定凸部74と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の支持凸部75と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の位置決め凸部76とを更に有する。固定凸部74と支持凸部75と位置決め凸部76とは、本体部71の第1面71aに設けられる。固定凸部74は、電源部60を支持体70に固定するために用いられる。固定凸部74は、先端に、ねじS32に対応するねじ孔741を有する。4つの固定凸部74は、電源部60の電源基板61の4つの貫通孔611にそれぞれ対応する位置にある。支持凸部75は、本体部71と電源基板61との距離を一定に保つためのスペーサとして機能する。支持凸部75は、電源基板61が本体部71に固定される際に、電源基板61の第2面61bに当たることで、本体部71と電源基板61との距離を一定に保つ。位置決め凸部76は、電源部60を支持体70に対して位置決めするために用いられる。より詳細には、位置決め凸部76が電源部60の電源基板61の位置決め凹部612に嵌ることで、電源部60が支持体70に対して位置決めされる。ここで、2つの位置決め凸部76は、電源部60の電源基板61の2つの位置決め凹部612にそれぞれ対応する位置にある。
支持体70は、図8に示すように、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の固定凸部77と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の支持凸部78と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の位置決め凸部79とを更に有する。固定凸部77と支持凸部78と位置決め凸部79とは、本体部71の第2面71bに設けられる。固定凸部77は、計測部40を支持体70に固定するために用いられる。固定凸部77は、先端に、ねじS31に対応するねじ孔771を有する。2つの固定凸部77は、計測部40の計測基板41の2つの貫通孔411にそれぞれ対応する位置にある。支持凸部78は、本体部71と計測基板41との距離を一定に保つためのスペーサとして機能する。支持凸部78は、計測基板41が本体部71に固定される際に、計測基板41の第1面41aに当たることで、本体部71と計測基板41との距離を一定に保つ。位置決め凸部79は、計測部40を支持体70に対して位置決めするために用いられる。より詳細には、位置決め凸部79が計測部40の計測基板41の位置決め凹部412に嵌ることで、計測部40が支持体70に対して位置決めされる。ここで、2つの位置決め凸部79は、計測部40の計測基板41の2つの位置決め凹部412にそれぞれ対応する位置にある。
上述した回路部30では、図6に示すように、計測基板41、通信基板51、及び電源基板61は、それぞれ異なる基板である。そして、通信基板51は、計測基板41及び電源基板61よりも、筐体20の前面20a側にある。また、電源基板61は、計測基板41及び通信基板51よりも、筐体20の後面20b側にある。更に、計測基板41、通信基板51、及び電源基板61は、筐体20の前後方向に並ぶ。また、計測基板41、通信基板51、及び電源基板61は、互いに平行に配置される。
(1−2−2)筐体
筐体20は、図7に示すように、カバー21と、ボディ22と、取付部23と、保護部材24と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の結合部材25とを有する。
結合部材25は、カバー21とボディ22とを結合するための部材である。本実施形態では、結合部材25は、ねじ(雄ねじ)である。より詳細には、結合部材25は、ねじ部251と、頭部252とを有する。頭部252におけるねじ部251とは反対側の面である端面252aには、工具の先端を嵌めるための工具穴が形成されている。工具穴の形状としては、すりわり、十字穴、四角穴、六角穴、特殊穴が挙げられる。特殊穴は、プラスドライバやマイナスドライバ等の一般的な工具ではなく、特殊な工具に対応する穴である。特殊穴の例としては、トライウィングが挙げられる。本実施形態では、結合部材25は、トライウィングねじである。また、結合部材25は、金属製である。
カバー21及びボディ22は、筐体20において、回路部30を収容する部分を構成する。特に、カバー21は、筐体20の前面20aを有する部位である。ボディ22は、筐体20の後面20bを有する部位である。カバー21及びボディ22は、電気絶縁性を有する。より詳細には、カバー21及びボディ22は、電気絶縁性を有する樹脂材料の成形品である。
カバー21は、図7及び図10に示すように、一面(後面)が開口した箱状である。カバー21は、前壁部211と、側壁部212とを有する。前壁部211は、矩形の外周形状を有する。前壁部211は、長さ方向において、中央部211a、第1端部211b、及び第2端部211cの3つの部分に分かれている。中央部211aは、第1端部211b及び第2端部211cよりも前方に突出しており、これによって、カバー21の内底面に、収容空間211dが形成されている。収容空間211dは、主に、通信部50を収容するための空間である。側壁部212は、前壁部211の外周から後方に突出する。本実施形態では、前壁部211の外周形状が矩形であるから、側壁部212は、矩形の筒状である。側壁部212は、接続口(第1接続口)212aと、接続口(第2接続口)212bとを有する。第1接続口212aは、図2に示すように、電源端子部62を露出させるために設けられる。第1接続口212aは、側壁部212において第2端部211cに対応する部位にある。また、第2接続口212bは、図3に示すように、センサ接続部42を露出させるために設けられる。第2接続口212bは、側壁部212において第1端部211bに対応する部位にある。ここで、側壁部212において第1接続口212aの近傍(本実施形態では、前側)には、凹部212cが設けられている。凹部212cは、矩形の開口形状を有する。凹部212cの長さ方向は、カバー21の幅方向に一致する。凹部212cの底面には、開口部212dが形成されている。つまり、開口部212dは、第1接続口212aの近傍にある。開口部212dは、1以上(本実施形態では複数、図示例では3つ)の開口212eを備える。複数の開口212eは、凹部212cの長さ方向に沿って並んでいる。また、複数の開口212eは、各々、矩形状である。開口部212dは、回路部30のインタフェース部45を露出させる。より詳細には、開口部212dの複数の開口212eは、インタフェース部45の複数のコネクタ451をそれぞれ露出させる。本実施形態では、開口部212dは、インタフェース部45に一致して大きさではなく、インタフェース部45よりも大きく形成されている。これによって、開口部212dとインタフェース部45との隙間から、筐体20の内部を視認することを可能にしている。より詳細には、図13に示すように、開口部212dは、計測部40のコネクタ(第1コネクタ)44と通信部50のコネクタ(第2コネクタ)53との接続状態を視認可能とする。
カバー21は、図10に示すように、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の第1結合凸部213と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の固定凸部214と、1以上(本実施形態では1つ)の支持凸部215と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の位置決め凸部216とを更に有する。第1結合凸部213と固定凸部214と支持凸部215と位置決め凸部216とは、カバー21の内底面に設けられる。第1結合凸部213は、ボディ22をカバー21に結合するために用いられる。第1結合凸部213は、先端に、結合部材25に対応する孔213aを有する。孔213aは、結合部材25のねじ部251に対応するねじ孔である。2つの第1結合凸部213は、カバー21の内底面において対角上の両角部にある。固定凸部214は、通信部50をカバー21(すなわち筐体20)に固定するために用いられる。固定凸部214は、先端に、ねじS33に対応するねじ孔214aを有する。2つの固定凸部214は、通信部50の通信基板51の2つの貫通孔511にそれぞれ対応する位置にある。支持凸部215は、カバー21の前壁部211と通信基板51との距離を一定に保つためのスペーサとして機能する。支持凸部215は、通信基板51がカバー21に固定される際に、通信基板51の第2面51bに当たることで、カバー21の前壁部211と通信基板51との距離を一定に保つ。位置決め凸部216は、通信部50をカバー21に対して位置決めするために用いられる。より詳細には、位置決め凸部216が通信部50の通信基板51の位置決め凹部512に嵌ることで、通信部50がカバー21に対して位置決めされる。ここで、2つの位置決め凸部216は、通信部50の通信基板51の2つの位置決め凹部512にそれぞれ対応する位置にある。
また、カバー21は、図10に示すように、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の位置決め片217と、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の位置決め片218とを更に有する。位置決め片217及び位置決め片218は、カバー21の側壁部212の内側面に設けられる。位置決め片217は、通信部50をカバー21(すなわち、筐体20)に対して位置決めするために用いられる。より詳細には、位置決め片217が通信部50の通信基板51の切り欠き513に嵌ることで、通信部50がカバー21に対して位置決めされる。ここで、2つの位置決め片217は、通信部50の通信基板51の2つの切り欠き513にそれぞれ対応する位置にある。位置決め片218は、回路部30の回路ブロック30aをカバー21(すなわち、筐体20)に対して位置決めするために用いられる。より詳細には、位置決め片218が計測部40の計測基板41の切り欠き413、電源部60の電源基板61の切り欠き613、及び、支持体70の本体部71の切り欠き712に嵌ることで、回路ブロック30aがカバー21に対して位置決めされる。ここで、2つの位置決め片218は、計測部40の計測基板41の2つの切り欠き413、電源部60の電源基板61の2つの切り欠き613、及び、支持体70の本体部71の2つの切り欠き712にそれぞれ対応する位置にある。
また、カバー21は、図10に示すように、操作片219を更に有する。操作片219は、通信部50の操作部54を操作するために設けられる。操作片219は、前壁部211の中央部211aに形成されている。操作片219は、可撓性を有する。操作片219は、長さ方向の一端が固定端であり、長さ方向の他端が中央部211aに対して前後方向に移動可能な自由端である。操作片219は、操作部54の前方に位置しており、操作片219を押圧することで、操作部54も押圧されることになる。
ボディ22は、図7及び図12に示すように、一面(前面)が開口した箱状である。ボディ22は、後壁部221と、側壁部222とを有する。後壁部221は、矩形の外周形状を有する。図3に示すように、後壁部221は、長さ方向において、中央部231a、第1端部221b、及び第2端部221cの3つの部分に分かれている。第1端部221b及び第2端部221cは、中央部221aよりも後方に突出しており、これによって、ボディ22の底面に、取付空間221dが形成されている。取付空間221dは、後壁部221の幅方向の両側が開放されている。取付空間221dは、主に、取付部材140を配置するための空間である。また、後壁部221は、第1端部221bに幅方向の中央部に取付凹部221eを有する。取付凹部221eは、後壁部221の長さ方向の両側が開放されて、取付空間221dと繋がっている。側壁部222は、後壁部221の外周から後方に突出する。本実施形態では、後壁部221の外周形状が矩形であるから、側壁部222は、矩形の筒状である。
ボディ22は、図7に示すように、1以上(本実施形態では複数、図示例では2つ)の第2結合凸部223と、1以上(本実施形態では複数、図示例では5つ)の支持凸部224とを更に有する。第2結合凸部223と支持凸部224とは、ボディ22の内底面(後壁部221の前面)に設けられる。
第2結合凸部223は、ボディ22をカバー21に結合するために用いられる。また、第2結合凸部223は、第1結合凸部213とともに支持体70の固定にも利用される。特に、支持体70は、固定部72が第1結合凸部213と第2結合凸部223とで挟まれるようになっている。つまり、支持体70は、カバー21とボディ22とで挟まれて固定される。2つの第2結合凸部223は、ボディ22の内底面において対角上の両角部にある。より詳細には、2つの第2結合凸部223は、カバー21の2つの第1結合凸部213にそれぞれ対応する位置にある。図6に示すように、第2結合凸部223は、後壁部221の内底面から前方に突出する筒部223aと、筒部223aの軸方向の第1端(前端)に設けられる底部223bを備える。筒部223aは、円筒状である。筒部223aの内径は、結合部材25の頭部252の外径より大きい。筒部223aの軸方向の第2端(後端)は、後壁部221の外底面に解放されている。これによって、筐体20の後方から第2結合凸部223の筒部223aの内部に結合部材25を挿入することが可能である。底部223bは、結合部材25に対応する孔223cを有する。孔223cは、結合部材25のねじ部251を通すが、頭部252を通さない大きさである。また、第2結合凸部223の高さは、結合部材25の筐体20の後面20b側の端面252aが、電源基板61における筐体20の後面20b側の面である第1面61aよりも筐体20の前面20a側にあるように設定される。特に、本実施形態では、第2結合凸部223の高さは、結合部材25の端面252aが電源部60の全体よりも筐体20の前面20a側にあるように設定される。更に、第2結合凸部223の高さは、通信基板51における筐体20の後面20b側の面(第1面51a)が電源基板61における筐体20の後面20b側の面(第1面61a)よりも結合部材25の端面252aから遠くなるように設定される。
支持凸部224は、ボディ22の後壁部221と電源基板61との距離を一定に保つためのスペーサとして機能する。支持凸部224は、電源基板61がボディ22に固定される際に、電源基板61の第1面61aに当たることで、ボディ22の後壁部221と電源基板61との距離を一定に保つ。
取付部23は、計測装置10を取付部材140に取り付けるために用いられる。取付部23は、ボディ22の後壁部221の取付凹部221eに、後壁部221の長さ方向に沿って移動可能に取り付けられる。特に、取付部23は、取付凹部221eから取付空間221dに突出しない第1位置と、取付凹部221eから取付空間221dに突出する第2位置との間で移動可能である。つまり、取付部23を第1位置にした状態で、取付空間221dに取付部材140を配置し、取付部23を第1位置から第2位置にすることで、取付部材140がボディ22と取付部23とで挟まれる。これによって、計測装置10が取付部材140に取り付けられる。このように、筐体20は、後面20bに、計測装置10を取付部材140に取り付けるための取付部23を有する。
保護部材24は、カバー21に取り付けられる。より詳細には、保護部材24は、矩形状のシートである。保護部材24は、樹脂材料により形成され得る。保護部材24は、カバー21の前壁部211の中央部211aの前面に、中央部211aの全体を覆うように取り付けられる。保護部材24は、接着剤等を利用して、カバー21の前壁部211の中央部211aに取り付けられる。保護部材24は、保護部材24を介して操作片219を操作できる程度に可撓性を有する。
上述したように、筐体20は、回路部30を収容する。ここで、筐体20は、図2に示すように、回路部30の計測部40のセンサ接続部42を露出させる。また、筐体20は、図3に示すように、回路部30の計測部40のインタフェース部45と、回路部30の電源部60の電源端子部62とを露出させる。特に、筐体20は、電源端子部62を、インタフェース部45と同じ面に露出させる。本実施形態では、電源端子部62とインタフェース部45とは、筐体20の側面20cに露出する。特に、電源端子部62とインタフェース部45とは、筐体20の側面20cの特定部位に露出している。ここで、特定部位は、計測装置10の設置時に隠れる位置である。分電盤100のキャビネット130は、計測装置10の筐体20の前壁部211の中央部211aだけを露出させる。よって、筐体20の側面20cは、キャビネット130によって隠れる。この場合、特定部位は、筐体20の側面20cの全体であり得る。
また、筐体20において、図6に示すように、結合部材25の端面252aは、電源基板61における筐体20の後面20b側の面(第1面61a)よりも筐体20の前面20a側にある。特に、結合部材25の端面252aは、電源部60の全体よりも筐体20の前面20a側にある。また、電源基板61の厚さ方向は、結合部材25によってボディ22とカバー21とが結合する方向(すなわち、筐体20の前後方向)に一致する。更に、計測装置10では、計測部40は、結合部材25の端面252aよりも、筐体20の前面20a側にある。特に、計測基板41における筐体20の後面20a側の面(第1面41a)は、結合部材25の端面252aよりも、筐体20の前面20a側にある。また、計測基板41の厚さ方向は、結合部材25によってボディ22とカバー21とが結合する方向(すなわち、筐体20の前後方向)に一致する。更に、計測装置10では、図6に示すように、結合部材25の端面252aは、通信部50よりも筐体20の後面20b側にある。特に、結合部材25の端面252aは、通信基板51における筐体20の後面20b側の面(第1面51a)よりも筐体20の後面20b側にある。また、通信基板51の厚さ方向は、結合部材25によってボディ22とカバー21とが結合する方向(すなわち、筐体20の前後方向)に一致する。ここで、通信基板51における筐体20の後面20b側の面(第1面51a)は、電源基板61における筐体20の後面20b側の面(第1面61a)よりも、結合部材25の端面252aから遠い。
(1−2−3)隠し部材
隠し部材80は、電気機器である計測装置10の本体10aに取り外し可能に取り付けられる(図2参照)。本実施形態では、図4及び図5に示すように、隠し部材80は、筐体20の開口部212dを覆うように筐体20に取り付けられる。つまり、隠し部材80は、筐体20から露出するインタフェース部45を見えないように隠すための部材である。
より詳細には、隠し部材80は、覆い部81と、表示部82と、取付部83とを含む。覆い部81は、開口部212d(インタフェース部45)を覆うようにして筐体20に取り外し可能に取り付けられる。覆い部81は、筐体20のカバー21の凹部212cに収まる大きさの矩形状のシートである。覆い部81は、厚み方向の第1面81a及び第2面81bを有する。覆い部81は、第2面81bを開口部212d(インタフェース部45)側に向けて、筐体20に取り付けられる。また、覆い部81は、凹部212cに嵌る形状である。つまり、覆い部81は、開口部212dの複数の開口212eを包括的に覆い、これによって、開口部212d(インタフェース部45)全体を覆う。覆い部81の材料としては、樹脂材料及び金属材料が挙げられる。表示部82は、覆い部81におけるインタフェース部45とは反対側に設けられる。つまり、表示部82は、覆い部81の第1面81aに設けられる。表示部82は、電気機器(計測装置10)の内部状態に関する情報(内部情報)を表示するために用いられる。内部情報は、インタフェース部45を利用して確認された内部状態の確認情報と、インタフェース部45を利用して変更された内部状態の変更情報とから選択され得る。確認情報は、電気機器(計測装置10)のソフトウェアに関する現在の情報(現在のソフトウェアのバージョン等)や、センシング情報から物理量を算出するためのパラメータ等の現在の設定値が挙げられる。変更情報は、電気機器(計測装置10)のソフトウェアに関する変更後の情報(変更後のソフトウェアのバージョン等)や、センシング情報から物理量を算出するためのパラメータ等の変更後の設定値が挙げられる。なお、変更情報は、電気機器(計測装置10)のソフトウェアに関する情報(ソフトウェアのバージョン等)の履歴や、センシング情報から物理量を算出するためのパラメータ等の設定値の履歴を含み得る。本実施形態では、表示部82は、内部情報を表す固有部分を含む。固有部分は、文字や、色、形状で内部情報を表してよい。例えば、固有部分は、ソフトウェアのバージョンを表す文字列や、ソフトウェアのバージョンに対応する色、形状であってもよい。本実施形態では、固有部分は、ソフトウェアのバージョンを表す文字列である。取付部83は、覆い部81を筐体20に取り外し可能に取り付けるために用いられる。本実施形態では、取付部83は、接着剤を含む。より詳細には、取付部83は、覆い部81を筐体20から剥離可能とする接着層である。取付部83は、覆い部81における開口部212d(インタフェース部45)側に設けられる。つまり、取付部83は、覆い部81の第2面81bに設けられる。
隠し部材80は、インタフェース部45を利用する際には、筐体20から取り外される。これによって、作業者は、インタフェース部45を利用して処理を行うことが可能となる。この後、作業者は、インタフェース部45を利用して行った処理の内容に対応した隠し部材80を、筐体20に取り付ける。本実施形態では、インタフェース部45を利用して処理を行った場合には、隠し部材80が交換される。例えば、計測装置10のソフトウェアのバージョンが1.0である場合、計測装置10の筐体20には、表示部82が計測装置10のソフトウェアのバージョンが1.0であることを示す隠し部材80が取り付けられている。そして、作業者が計測装置10のソフトウェアのバージョンを1.0から2.0に変更する場合には、まず、筐体20から隠し部材80を取り外してインタフェース部45を利用可能とする。そして、作業者はインタフェース部45に通信ケーブルを接続して管理端末から計測装置10にアクセスして、ソフトウェアのバージョンアップを行う。この後に、作業者は、インタフェース部45から通信ケーブルを取り外す。この後に、作業者は、表示部82が計測装置10のソフトウェアのバージョンが2.0であることを示す隠し部材80を筐体20に取り付けて、隠し部材80でインタフェース部45を覆う。これによって、計測装置10の外観によって、計測装置10の内部状態に関する情報を確認することが可能となる。
(1−3)組み立て方法
以下に、図10〜図13を参照して、計測装置10の組み立て方法について説明する。
まず、図10に示すように、カバー21に通信部50を取り付ける。通信部50は、通信基板51の第2面51bをカバー21の前壁部211に向けた状態で、カバー21の収容空間211d内に配置される。このとき、カバー21の2つの位置決め片217が通信基板51の2つの切り欠き513にそれぞれ嵌る。また、カバー21の2つの位置決め凸部216が通信基板51の2つの位置決め凹部512に嵌る。これによって、通信部50がカバー21に対して位置決めされる。そして、ねじS33を通信基板51の貫通孔511を介してカバー21の固定凸部214のねじ孔214aに結合する。これによって、通信部50がカバー21に固定される。
次に、図11に示すように、回路ブロック30aをカバー21に収容する。回路ブロック30aは、予め、計測部40と、電源部60と、支持体70とを互いに結合することによって用意される。回路ブロック30aは、計測部40を通信部50に対向させて、カバー21に収容される。これによって、計測部40のコネクタ44が通信部50のコネクタ53に接続される。また、カバー21の2つの位置決め片218が、計測基板41の2つの切り欠き413、本体部71の2つの切り欠き712、及び電源基板61の2つの切り欠き613にそれぞれ嵌る。これによって、回路ブロック30aがカバー21に対して位置決めされる。また、回路ブロック30aの支持体70の固定部72の孔721からは、カバー21の第1結合凸部213の孔213aが露出する。
次に、図12に示すように、ボディ22をカバー21に結合する。まず、ボディ22をカバー21の後面の開口を覆うように配置する。次に、ボディ22の第2結合凸部223の内部に結合部材25を挿入する。そして、結合部材25のねじ部251を、第2結合凸部223の底部223bの孔223c及び支持体70の固定部72の孔721を通して、カバー21の第1結合凸部213のねじ孔213aに結合する。これによって、カバー21とボディ22とが結合部材25によって結合される。また、支持体70が結合部材25によって筐体20に物理的に固定される。つまり、回路ブロック30aも筐体20に物理的に固定される。
そして、カバー21とボディ22とを結合した後は、図13に示すように、筐体20の開口部212dを通して、計測部40のコネクタ(第1コネクタ)44と通信部50のコネクタ(第2コネクタ)53との接続状態を視認により確認する。
最後に、隠し部材80を筐体20に取り付ける。より詳細には、隠し部材80の覆い部81を、その第2面81bが開口部212d(インタフェース部45)に向くようにして、凹部212cに嵌める。そして、隠し部材80の取付部83によって、覆い部81が筐体20に取り外し可能に取り付けられる。表示部82が覆い部81において開口部212d(インタフェース部45)とは反対側にあることから、表示部82によって計測装置10の内部情報を確認可能である。
(2)変形例
本開示の実施形態は、上記実施形態に限定されない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。
一変形例では、計測装置10の構成部材の形状は、必ずしも、上記実施形態の形状に限定されず、計測装置10のデザインや仕様要求等に応じて適宜変更可能である。例えば、筐体20は、全体として、円形や多角形の箱状であり得る。また、計測装置10の構成部材の数は、構成部材の用途に応じて変更可能である。例えば、ねじS31〜S33の数は、適宜変更可能である。
一変形例では、回路部30は、計測基板41、通信基板51、及び電源基板61以外の基板を含み得る。つまり、回路部30は、計測部40、通信部50、及び電源部60に加えて他の回路要素を有し得る。また、計測基板41、通信基板51、及び電源基板61の並び順は特に限定されない。一例として、通信基板51は、必ずしも、計測基板41及び電源基板61よりも、筐体20の前面20a側にある必要はない。また、電源基板61は、必ずしも、計測基板41及び通信基板51よりも、筐体20の後面20b側にある必要はない。更に、計測基板41、通信基板51、及び電源基板61は、必ずしも、筐体20の前後方向に並んでいる必要はない。また、計測基板41、通信基板51、及び電源基板61は、互いに平行に配置されていなくてもよい。
一変形例では、計測部40は、電流センサ以外のセンサに対応するように構成されていてよい。つまり、センサ300は、電流センサに限定されない。例えば、センサ300は、温度センサ、湿度センサ、気体や液体等の流体の流量センサ、電磁波センサ、人感センサ、イメージセンサ、超音波センサ等の種々のセンサから選択され得る。計測部40は、センサ300に応じて処理内容が設定され得る。また、計測部40は、単一ではなく、複数の計測基板41により構成され得る。また、計測基板41の形状も適宜変更可能である。また、計測基板41において、貫通孔411と、位置決め凹部412と、切り欠き413とは任意の要素である。また、センサ接続部42は、必ずしも、LANケーブルのプラグを接続可能なジャック421を含む必要はなく、専用のコネクタやその他の種類のプラグに対応するコネクタを含んでもよい。また、コネクタ43,44は、対応するコネクタ63,53と直接的に接続される必要はなく、電線等を利用して間接的に接続されてよい。また、インタフェース部45は、計測基板41ではなく、通信基板51又は電源基板61に設けられていてもよい。要するに、インタフェース部45は、回路部30のいずれかの基板に設けられ得る。この場合において、インタフェース部45は、基板の端部にあることが好ましい。このようにすれば、インタフェース部45を筐体20から外部に露出させやすくなる。また、センサ接続部42、コネクタ43,44及びインタフェース部45の計測基板41上の位置は特に限定されない。なお、インタフェース部45は必ずしも設ける必要はない。この場合、隠し部材80も設けなくてよい。
一変形例では、通信部50は、有線通信によって計測部40で生成された計測情報を送信してもよい。通信部50が有線通信をする場合、アンテナ52及び操作部54は必須ではない。また、通信部50は、単一ではなく、複数の通信基板51により構成され得る。また、通信基板51の形状も適宜変更可能である。また、通信基板51において、貫通孔511と、位置決め凹部512と、切り欠き513とは任意の要素である。また、アンテナ52は、通信基板51とは独立の部品ではなく、通信基板51に印刷されていてもよい。また、操作部54は、通信基板51ではなく、計測基板41又は電源基板61に実装され得る。要するに、操作部54は、計測基板41、通信基板51、及び電源基板61のうちの特定の基板に実装されてよい。ここで、特定の基板は、筐体20に物理的に固定されることが好ましい。また、操作部54は、特定の基板が計測基板41、通信基板51、及び電源基板61のうちのどれであるかによって、異なる用途に用いられてよい。例えば、特定の基板が計測基板41であれば、操作部54は、計測部40による計測の設定に用いられてよい。また、特定の基板が電源基板61であれば、操作部54は、電源部60による給電の設定に用いられてよい。
一変形例では、電源部60は、交流電源200等の外部電源ではなく、計測装置10の内蔵バッテリから計測部40及び通信部50に電力を供給してもよい。また、電源部60は、単一ではなく、複数の電源基板61により構成され得る。また、電源基板61の形状も適宜変更可能である。また、電源基板61において、貫通孔611と、位置決め凹部612と、切り欠き613とは任意の要素である。また、電源部60は、計測部40を介さずに通信部50に電気的に接続されてもよい。
一変形例では、支持体70は、少なくとも、本体部71を有していればよい。例えば、支持体70は筐体20に直接的に固定されていなくてもよい。また、本体部71の形状も適宜変更可能である。また、本体部71において、接続孔711と、固定凸部74と、支持凸部75と、位置決め凸部76と、固定凸部77と、支持凸部78と、位置決め凸部79とは任意の要素である。また、支持体70も必須ではない。
一変形例では、筐体20は、必ずしも、取付部23及び保護部材24を備えている必要はない。また、所定方向は筐体20の左右方向であって、第1面20a及び第2面20bは筐体20の両側面でもあり得る。また、カバー21及びボディ22の構成は、回路部30の構成に応じて適宜変更可能される。例えば、カバー21及びボディ22は、必要に応じて、回路部30の一部を露出させる部位を有していてよい。逆に、回路部30の一部を露出させる必要がなければ、回路部30の一部を露出させるための部位は省略可能である。また、カバー21及びボディ22において、回路部30の固定や位置決め等に用いられる部位(例えば、固定凸部214や支持凸部215等)は、適宜省略可能である。
一変形例では、筐体20において、結合部材25の端面252aは、必ずしも、電源基板61における筐体20の後面20b側の面(第1面61a)よりも筐体20の前面20a側にある必要はない。また、計測部40は、必ずしも、結合部材25の端面252aよりも、筐体20の前面20a側にある必要はない。特に、計測基板41における筐体20の後面20a側の面(第1面41a)は、結合部材25の端面252aよりも、筐体20の前面20a側になくてもよい。更に、結合部材25の端面252aは、必ずしも、通信部50よりも筐体20の後面20b側にある必要はない。特に、結合部材25の端面252aは、通信基板51における筐体20の後面20b側の面(第1面51a)よりも筐体20の後面20b側になくてもよい。また、通信基板51における筐体20の後面20b側の面(第1面51a)は、電源基板61における筐体20の後面20b側の面(第1面61a)よりも、結合部材25の端面252aから遠くなくてもよい。
一変形例では、結合部材25は、ねじ(雄ねじ)ではなく、ボルトとナット等のその他の締結具であってもよい。また、結合部材25は、省略可能である。
一変形例では、隠し部材80は、少なくとも、覆い部81と表示部82とを有していればよい。覆い部81の形状も適宜変更可能である。また、表示部82は、内部情報の記入用の余白部分を含んでいてもよい。この場合には、インタフェース部45を利用して行った処理(内部状態の確認又は変更)に応じて、内部情報(確認情報又は変更情報)を表示部82に記入することが可能となる。なお、表示部82は、余白部分と固有部分との両方を含んでいてもよい。また、表示部82は内容を変更可能であってよく、このようにすれば、隠し部材80自体を交換しなくてよくなる。また、取付部83は、筐体20に物理的に結合される機械構造であってもよい。例えば、取付部83は、覆い部81の筐体20へのねじ止めや、覆い部81と筐体20との嵌合を可能とする機械構造を含んでよい。また、取付部83は、機械構造と接着剤との両方を含んでもよい。要するに、取付部83は、接着剤と、筐体20に物理的に結合される機械構造との少なくとも一方を含んでいればよい。
(3)態様
上記実施形態及び変形例から明らかなように、本開示は、下記の態様を含む。以下では、実施形態との対応関係を明示するためだけに、符号を括弧付きで付している。
第1の態様は、計測装置(10)であって、計測部(40)と、通信部(50)と、電源部(60)と、筐体(20)とを備える。前記計測部(40)は、センサ(300)からのセンシング情報に基づいて所定の物理量に関する計測情報を生成する。前記通信部(50)は、前記計測部(40)で生成された計測情報を送信する。前記電源部(60)は、前記計測部(40)及び前記通信部(50)に電力を供給する。前記筐体(20)は、所定方向の第1面(20a)及び第2面(20b)を有し、前記計測部(40)、前記通信部(50)、及び前記電源部(60)を収容する。前記計測部(40)は、計測基板(41)を用いて構成される。前記通信部(50)は、前記計測基板(41)とは別の基板である通信基板(51)を用いて構成される。前記電源部(60)は、前記計測基板(41)及び前記通信基板(51)とは別の基板である電源基板(61)を用いて構成される。この態様によれば、回路で生じるノイズによる影響を低減できる。
第2の態様は、第1の態様に基づく計測装置(10)である。第2の態様では、前記通信基板(51)は、前記計測基板(41)及び前記電源基板(61)よりも、前記筐体(20)の第1面(20a)側にある。この態様によれば、回路で生じるノイズによる影響を低減できる。
第3の態様は、第1又は第2の態様に基づく計測装置(10)である。第3の態様では、前記電源基板(61)は、前記計測基板(41)及び前記通信基板(51)よりも、前記筐体(20)の第2面(20b)側にある。この態様によれば、回路で生じるノイズによる影響を低減できる。
第4の態様は、第1〜第3の態様のいずれか一つに基づく計測装置(10)である。第4の態様では、前記計測基板(41)、前記通信基板(51)、及び前記電源基板(61)は、前記所定方向に並ぶ。この態様によれば、回路で生じるノイズによる影響を低減できる。
第5の態様は、第1〜第4の態様のいずれか一つに基づく計測装置(10)である。第5の態様では、前記計測基板(41)、前記通信基板(51)、及び前記電源基板(61)は、互いに平行に配置される。この態様によれば、回路で生じるノイズによる影響を低減できる。
第6の態様は、第1〜第5の態様のいずれか一つに基づく計測装置(10)である。第6の態様では、前記筐体(20)は、第2面(20b)に、前記計測装置(10)を取付部材(140)に取り付けるための取付部(23)を有する。この態様によれば、回路で生じるノイズによる影響を低減できる。
第7の態様は、第1〜第6の態様のいずれか一つに基づく計測装置(10)である。第7の態様では、前記計測装置(10)は、電気絶縁性を有し、前記筐体(20)内で前記筐体(20)に物理的に固定される支持体(70)を更に備える。前記計測基板(41)及び前記電源基板(61)は、前記支持体(70)に物理的に固定される。この態様によれば、回路で生じるノイズによる影響を低減できる。
第8の態様は、第7の態様に基づく計測装置(10)である。第8の態様では、前記支持体(70)は、前記計測基板(41)と前記電源基板(61)との間に配置される。この態様によれば、計測基板41と電源基板61との間でのノイズによる影響を低減できる。
第9の態様は、第8の態様に基づく計測装置(10)である。第9の態様では、前記電源部(60)は、入力電力を、前記入力電力より電圧が低い出力電力に変換して出力する。前記支持体(70)は、前記電源基板(61)において少なくとも入力電力が通る部分を覆う保護部(71)を有する。この態様によれば、電源基板(61)で生じるノイズによる影響を低減できる。
第10の態様は、第7〜第9の態様のいずれか一つに基づく計測装置(10)である。第10の態様では、前記計測基板(41)と前記電源基板(61)との少なくとも一方は、1以上の位置決め凹部(412,612)を有する。前記支持体(70)は、前記1以上の位置決め凹部(412,612)に嵌る1以上の位置決め凸部(76,79)を有する。この態様によれば、計測基板(41)及び電源基板(61)の支持体(70)への固定が容易になる。
第11の態様は、第1〜第10の態様のいずれか一つに基づく計測装置(10)である。第11の態様では、前記計測装置(10)は、前記計測基板(41)、前記通信基板(51)、及び前記電源基板(61)のうちの特定の基板に実装される操作部(54)を更に備える。前記特定の基板は、前記筐体(20)に物理的に固定される。この態様によれば、操作部(54)の操作によって特定の基板の位置がずれる可能性を低減できる。
第12の態様は、第11の態様に基づく計測装置(10)である。第12の態様では、前記特定の基板は、前記通信基板(51)である。前記操作部(54)は、前記通信部(50)による通信の設定に用いられる。この態様によれば、計測装置(10)の通信の設定が容易に行える。
第13の態様は、第1〜第12の態様のいずれか一つに基づく計測装置(10)である。第13の態様では、前記計測部(40)は、前記計測基板(41)に実装される第1コネクタ(44)を有する。前記通信部(50)は、前記通信基板(51)に実装されて前記第1コネクタ(44)に直接的に接続される第2コネクタ(53)を有する。前記筐体(20)は、前記第1コネクタ(44)と前記第2コネクタ(53)の接続状態を視認可能とする開口部(212d)を有する。この態様によれば、第1コネクタ(44)と第2コネクタ(53)の接続状態の確認が容易に行える。
第14の態様は、第1〜第13の態様のいずれか一つに基づく計測装置(10)である。第14の態様では、前記センサ(300)は、電流センサである。前記計測部(40)は、前記計測基板(41)に実装されて前記センサ(300)が電気的に接続されるセンサ接続部(42)を有する。前記筐体(20)は、前記センサ接続部(42)を露出させる接続口(212b)を有する。前記センサ接続部(42)は、LANケーブルのプラグを接続可能なジャック(421)を含む。この態様によれば、電流センサ(300)の計測装置(10)への接続が容易に行える。
第15の態様は、計測装置(10)であって、電流センサ(300)からのセンシング情報に基づいて電力に関する計測情報を生成する計測部(40)と、前記計測部(40)を収容する筐体(20)とを備える。前記計測部(40)は、計測基板(41)を用いて構成される。前記計測部(40)は、前記計測基板(41)に実装されて前記電流センサ(300)が電気的に接続されるセンサ接続部(42)を有する。前記筐体(20)は、前記センサ接続部(42)を露出させる接続口(212b)を有する。前記センサ接続部(42)は、LANケーブルのプラグを接続可能なジャック(421)を含む。この態様によれば、電流センサ(300)の計測装置(10)への接続が容易に行える。
10 計測装置(電気機器)
20 筐体
20a 第1面(前面)
20b 第2面(後面)
212b 接続口
212d 開口部
23 取付部
40 計測部
41 計測基板
42 センサ接続部
421 ジャック
44 コネクタ(第1コネクタ)
412 位置決め凹部
50 通信部
51 通信基板
53 コネクタ(第2コネクタ)
54 操作部
60 電源部
61 電源基板
612 位置決め凹部
70 支持体
71 本体部(保護部)
76,79 位置決め凸部
140 取付部材
300 センサ

Claims (14)

  1. センサからのセンシング情報に基づいて所定の物理量に関する計測情報を生成する計測部と、
    前記計測部で生成された計測情報を送信する通信部と、
    前記計測部及び前記通信部に電力を供給する電源部と、
    所定方向の第1面及び第2面を有し、前記計測部、前記通信部、及び前記電源部を収容する筐体と、
    を備え、
    前記計測部は、計測基板を用いて構成され、
    前記通信部は、前記計測基板とは別の基板である通信基板を用いて構成され、
    前記電源部は、前記計測基板及び前記通信基板とは別の基板である電源基板を用いて構成される、
    計測装置。
  2. 前記通信基板は、前記計測基板及び前記電源基板よりも、前記筐体の第1面側にある、
    請求項1の計測装置。
  3. 前記電源基板は、前記計測基板及び前記通信基板よりも、前記筐体の第2面側にある、
    請求項1又は2の計測装置。
  4. 前記計測基板、前記通信基板、及び前記電源基板は、前記筐体の前記所定方向に並ぶ、
    請求項1〜3のいずれか一つの計測装置。
  5. 前記計測基板、前記通信基板、及び前記電源基板は、互いに平行に配置される、
    請求項1〜4のいずれか一つの計測装置。
  6. 前記筐体は、第2面に、前記計測装置を取付部材に取り付けるための取付部を有する、
    請求項1〜5のいずれか一つの計測装置。
  7. 電気絶縁性を有し、前記筐体内で前記筐体に物理的に固定される支持体を更に備え、
    前記計測基板及び前記電源基板は、前記支持体に物理的に固定される、
    請求項1〜6のいずれか一つの計測装置。
  8. 前記支持体は、前記計測基板と前記電源基板との間に配置される、
    請求項7の計測装置。
  9. 前記電源部は、入力電力を、前記入力電力より電圧が低い出力電力に変換して出力し、
    前記支持体は、前記電源基板において少なくとも入力電力が通る部分を覆う保護部を有する、
    請求項8の計測装置。
  10. 前記計測基板と前記電源基板との少なくとも一方は、1以上の位置決め凹部を有し、
    前記支持体は、前記1以上の位置決め凹部に嵌る1以上の位置決め凸部を有する、
    請求項7〜9のいずれか一つの計測装置。
  11. 前記計測基板、前記通信基板、及び前記電源基板のうちの特定の基板に実装される操作部を更に備え、
    前記特定の基板は、前記筐体に物理的に固定される、
    請求項1〜10のいずれか一つの計測装置。
  12. 前記特定の基板は、前記通信基板であり、
    前記操作部は、前記通信部による通信の設定に用いられる、
    請求項11の計測装置。
  13. 前記計測部は、前記計測基板に実装される第1コネクタを有し、
    前記通信部は、前記通信基板に実装されて前記第1コネクタに直接的に接続される第2コネクタを有し、
    前記筐体は、前記第1コネクタと前記第2コネクタの接続状態を視認可能とする開口を有する、
    請求項1〜12のいずれか一つの計測装置。
  14. 前記センサは、電流センサであり、
    前記計測部は、前記計測基板に実装されて前記センサが電気的に接続されるセンサ接続部を有し、
    前記筐体は、前記センサ接続部を露出させる接続口を有し、
    前記センサ接続部は、LANケーブルのプラグを接続可能なジャックを含む、
    請求項1〜13のいずれか一つの計測装置。
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