JP2021115873A - 車両用外装部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】通電により発光が可能な車両用外装部品において、消灯時に意図せずに車両の外観印象を悪化させることを防止する。【解決手段】車両に搭載される車両用外装部品1であって、外部から進入する光を透過可能な透光領域を有すると共に必要に応じて透光領域に点灯が可能な透明ディスプレイ3と、透明ディスプレイ3の背面に配置されると共に少なくとも透光領域を背面側から覆いかつ光を遮蔽する背面板4とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用外装部品に関するものである。
従来から、車両に対しては様々な外装部品が装着されている。このような車両用外装部品としては、例えば、特許文献1には、電波透過性を有するレーダカバーが開示されている。また、特許文献2には、車両の外観印象を向上させるために車両のフロント部分に装着されるフロント用外装パーツが開示されている。近年、このような車両用外装部品を発光させることが提案されている。例えば、車両用外装部品を明るく発光させることによって照明として用いたり、車両用外装部品に小さな発光素子を集積配置して情報表示を行ったりすることが提案されている。
特開2011−46183号公報 特開2018−158647号公報
ところで、車両用外装部品を発光させるためには、車両用外装部品に対して通電を行う必要がある。つまり、車両用外装部品に対して通電が行われなければ車両用外装部品は発光しない。このため、車両が停車している場合等には、通常、車両用外装部品は消灯された状態となる。車両は、一般的に駐車場等に長時間に渡って駐車される。このような場合には、車両用外装部品が長時間に渡って消灯された状態が維持されることとなる。
現在、車両用外装部品の発光時の見せ方については積極的な提案がされているものの、発光する車両用外装部品が消灯時にどのような外観とすべきかの提案はなされていない。このため、消灯時に車両用外装部品の点灯可能領域が意図せずに周囲に対して浮き出したように視認され、車両の外観印象を悪化させるおそれがある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、通電により発光が可能な車両用外装部品において、消灯時に意図せずに車両の外観印象を悪化させることを防止することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、車両に搭載される車両用外装部品であって、外部から進入する光を透過可能な透光領域を有すると共に必要に応じて上記透光領域に点灯が可能な透明ディスプレイと、上記透明ディスプレイの背面に配置されると共に少なくとも上記透光領域を上記背面側から覆いかつ上記光を遮蔽する有色層とを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、少なくとも一部が外部に露出されると共に上記透明ディスプレイを保持する保持部を備え、上記有色層が上記保持部と同色であるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記透明ディスプレイ及び上記有色層が、電波を透過可能な電波透過領域を有するという構成を採用する。
第4の発明は、上記第2の発明において、上記保持部が、電波を透過可能な電波透過領域を有するという構成を採用する。
第5の発明は、上記第1〜第4いずれかの発明において、上記透明ディスプレイが、有機化合物からなる発光素子を有する有機エレクトロルミネッセンスディスプレイであるという構成を採用する。
本発明によれば、外部からの光を透過可能でかつ点灯可能な透明ディスプレイを有し、この透明ディスプレイの背面に光を遮蔽する有色層が設けられている。このため、透明ディスプレイが消灯されている状態では、外部からは透明ディスプレイを通じて有色層が視認される。つまり、本発明によれば、駐車中等の透明ディスプレイに対して通電されていない状態では、透明ディスプレイが消灯され、有色層が外部から視認されることとなる。したがって、本発明によれば、消灯時に有色層に付与された色や模様等を外部の者に視認させることができ、消灯時の外観を管理することが可能となる。よって、本発明によれば、通電により発光が可能な車両用外装部品において、消灯時に意図せずに車両の外観印象を悪化させることを防止することが可能となる。
本発明の第1実施形態における車両用外装部品の概略構成を示す正面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態における車両用外装部品の点灯時の状態を模式的に示す正面図である。 本発明の第2実施形態における車両用外装部品の模式的な断面図である。 本発明の第3実施形態における車両用外装部品の模式的な断面図である。 本発明の変形例における車両用外装部品の模式的な断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両用外装部品の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の車両用外装部品1の概略構成を示す正面図である。また、図2は、図1のA−A断面図である。本実施形態の車両用外装部品1は、車両に搭載される外装部品である。これらの図に示すように、本実施形態の車両用外装部品1は、支持部材2(保持部)と、透明ディスプレイ3と、背面板4(有色層)と、保護層5とを備えている。
支持部材2は、図2に示すように、本体部2aと、係止爪部2bとを有している。なお、本実施形態における支持部材2の形状等は一例であり、本体部2aの形状、係止爪部2bの有無は必要に応じて変更が可能である。
本実施形態において本体部2aは、図1に示すように透明ディスプレイ3を囲う板状の部位であり、透明ディスプレイ3を露出するための開口2cを中央部に有している。この本体部2aは、外縁形状が略楕円状とされており、断面形状が中央部が車両の外側に向けて膨出する湾曲された形状とされている。また、本体部2aは、開口2cの縁部に沿って本体部2aの背面側に突出する取付突部2dを有しており、取付突部2dに対して透明ディスプレイ3が取り付け可能とされている。このような支持部材2の本体部2aは、取付突部2dに取り付けられた透明ディスプレイ3を保持している。
係止爪部2bは、本体部2aの縁部にて本体部2aの背面から後方(車体側)に向けて突出された爪状の部位である。この係止爪部2bは、例えば車体に対して係止される。このような係止爪部2bが車体等に係止されることによって、車両用外装部品1が車両に対して固定される。
このような支持部材2は、本体部2aと係止爪部2bとが一体的に形成されており、全体として図2に示すように、樹脂によって形成された基部21に対してめっき層22が被覆された構造を有している。このような支持部材2は、射出成形によって基部21が形成され、めっき処理によってめっき層22が形成されている。本実施形態においてめっき層22は、クロムを含む金属によって形成されており、金属光沢を有する黒色とされている。このようなめっき層22は、外部から視認可能な本体部2aの表面にも設けられている。つまり、本実施形態においては、支持部材2は、外部から黒色として視認される。なお、本実施形態においては、めっき層22は多数の微細な亀裂を有していないベタ膜とされている。このため、本実施形態においては、支持部材2は電波透過性を有していない。なお、めっき層22に換えて、塗装によって形成された塗膜を設けるようにしても良い。また、基部21に色が原着されている場合には、めっき層22を設けない構成を採用することも可能である。
なお、このような支持部材2の基部21は、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)、AES(アクリロニトリル・エチレン・スチレン共重合合成樹脂)、ASA(アクリロニトリル・スチレン・アクリレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、有色のPC、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂、又はこれらの複合樹脂によって形成することができる。
透明ディスプレイ3は、外部から進入する光を透過可能な透過型のディスプレイであり、光を透過可能な領域(透光領域R)にて点灯することで情報表示が可能とされている。このような透明ディスプレイ3として、本実施形態においては、通電によって発光する透明な有機エレクトロニクスルミネッセンス素子を多数有する透明有機エレクトロニクスルミネッセンスディスプレイが設けられている。透明有機エレクトロニクスルミネッセンスディスプレイは、例えば、一対の透明基板の間に配置された有機エレクトロニクスルミネッセンス素子に対して、透明電極を介して電圧印加することで、有機エレクトロニクスルミネッセンス素子を発光させて表示を行う。
なお、透明ディスプレイ3は、不図示のドライバを有しており、外部からドライバに入力される制御信号に基づいて、透光領域Rに情報表示を行う。このようなドライバは、例えば支持部材2の本体部2aの背面に覆われた領域に配置され、車両用外装部品1の外部から視認されることはない。また、透明ディスプレイ3に表示する情報としては、例えば車両メーカー名や車種名等の文字情報が考えられるが、特に限定されるものではない。文字情報の他、車両メーカーや車種を示すマークを透明ディスプレイ3に表示させても良い。また、有機エレクトロニクスルミネッセンス素子の発光輝度を高め、透明ディスプレイ3を照明として用いることも可能である。
なお、本実施形態においては、いずれかの有機エレクトロニクスルミネッセンス素子が発光し、透光領域Rの少なくとも一部が点灯している状態を、車両用外装部品1が点灯している状態とする。一方、全ての有機エレクトロニクスルミネッセンス素子が発光していない状態を、車両用外装部品1が消灯している状態とする。
また、透明ディスプレイ3は、有機エレクトロニクスルミネッセンス素子ごとに設けられた透明電極同士の間に、電波を透過可能な電波透過領域を有するように構成することが可能である。このような場合には、透明ディスプレイ3は、正面側から見て、ミリ波等の電波を正背面方向に透過可能な領域を有することとなる。
背面板4は、透明ディスプレイ3の背面に当接された板状の部材である。この背面板4は、透明ディスプレイ3の透光領域Rを背面側から覆うように配置されている。本実施形態において背面板4は、支持部材2と同様に黒色とされている。つまり、本実施形態において背面板4は、支持部材2と同色とされている。なお、背面板4は、全体が黒色の樹脂によって形成されていても良いが、他色の樹脂の表面のみが黒色とされたものであっても良い。
この背面板4は、光を透過せずに遮蔽する。このような背面板4は、透明ディスプレイ3を通じて車両用外装部品1の外側から視認することができる。特に透明ディスプレイ3に何も表示されていない場合(有機エレクトロニクスルミネッセンス素子に通電されていない場合)に、車両用外装部品1の外部から視認しやすい状態となる。つまり、本実施形態において背面板4は、透明ディスプレイ3に何も表示されていない状態における車両用外装部品1の外観印象の形成に大きく寄与する。本実施形態においては、背面板4が支持部材2と同色とされている。このため、透明ディスプレイ3に何も表示されていない状態では、支持部材2と背面板4との境界が目立たなくなり、支持部材2と背面板4との一体感が向上し、車両用外装部品1の質感が向上される。
また、背面板4は、本実施形態において樹脂によって形成されている。このため、背面板4は電波が透過可能とされている。つまり、本実施形態においては、背面板4は、全体が電波透過領域とされている。本実施形態においては、図2に示すように透明ディスプレイ3と背面板4とが積層されており、上述のように透明ディスプレイ3及び背面板4の両方が電波透過領域を有している。したがって、透明ディスプレイ3と背面板4との積層方向から見て透明ディスプレイ3の電波透過領域と背面板4の電波透過領域とが重なっている領域では、透明ディスプレイ3と背面板4との積層方向に電波が透過可能とされている。
保護層5は、透明ディスプレイ3を正面側から覆う透明の層である。このような保護層5は、光を透過すると共に透明ディスプレイ3に異物が接触することを防止する。このような透明な保護層5を設けることによって、透明ディスプレイ3における表示の外部からの視認が妨げられることをなく、透明ディスプレイ3を保護することが可能となる。なお、透明ディスプレイ3が高い耐傷性を備える場合には、保護層5を省略することも可能である。
このような本実施形態の車両用外装部品1では、外部から指示が透明ディスプレイ3に入力されることによって、図3に示すように、透明ディスプレイ3に対して文字情報が表示される。なお、上述のように透明ディスプレイ3に表示される情報は必ずしも文字情報である必要はなく、マーク等であっても良い。また、有機エレクトロニクスルミネッセンス素子を高輝度で発光させることで、車両用外装部品1の照明として用いることも可能である。
以上のような本実施形態の車両用外装部品1は、外部から進入する光を透過可能な透光領域Rを有すると共に必要に応じて透光領域Rに点灯が可能な透明ディスプレイ3と、透明ディスプレイ3の背面に配置されると共に少なくとも透光領域Rを背面側から覆いかつ光を遮蔽する背面板4とを備えている。
このような本実施形態の車両用外装部品1によれば、透明ディスプレイ3が消灯されている状態では、外部からは透明ディスプレイ3を通じて背面板4が視認される。つまり、本実施形態の車両用外装部品1によれば、駐車中等の透明ディスプレイ3に対して通電されていない状態では、透明ディスプレイ3が消灯され、背面板4が外部から視認されることとなる。したがって、本実施形態の車両用外装部品1によれば、消灯時に背面板4に付与された色や模様等を外部の者に視認させることができ、消灯時の外観を管理することが可能となる。よって、本実施形態の車両用外装部品1によれば、消灯時に意図せずに車両の外観印象を悪化させることを防止することが可能となる。
また、本実施形態の車両用外装部品1においては、少なくとも一部(本実施形態においては本体部2aの表面)が外部に露出されると共に透明ディスプレイ3を保持する支持部材2を備え、背面板4が支持部材2と同色とされている。このため、支持部材2と背面板4との境界が目立たなくなり、支持部材2と背面板4との一体感が向上し、車両用外装部品1の質感が向上される。
また、本実施形態の車両用外装部品1においては、透明ディスプレイ3及び背面板4は、電波を透過可能な電波透過領域を有している。このため、透明ディスプレイ3と背面板4との積層方向から見て透明ディスプレイ3の電波透過領域と背面板4の電波透過領域とが重なっている領域では、透明ディスプレイ3と背面板4との積層方向に電波が透過可能とされている。よって、本実施形態の車両用外装部品1は、ミリ波等を用いるレーダユニットの前方に配置し、レーダカバーとして用いることが可能となる。
また、本実施形態の車両用外装部品1においては、透明ディスプレイ3が、有機化合物からなる発光素子を有する有機エレクトロルミネッセンスディスプレイとされている。このため、透明ディスプレイ3として液晶ディスプレイを用いる場合と比較して透明ディスプレイ3を薄型かつ高輝度化することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図4は、本実施形態の車両用外装部品1Aの概略構成を示す模式的な断面図である。この図に示すように、本実施形態の車両用外装部品1Aにおいては、支持部材2が、透明層23と、光輝性膜24と、支持層25とが積層された構造とされている。
透明層23は、透明のPC(ポリカーボネート)やPMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)等の透明合成樹脂によって形成することができる。また、透明層23の表側の面には、必要に応じて、傷付き防止のためのハードコート処理、又はウレタン系塗料のクリヤコート処理が施される。なお、耐傷性を備える透明合成樹脂であれば、これらの傷付き防止処理は不要である。
光輝性膜24は、電波透過性を有すると共に金属光沢を有する薄膜である。この光輝性膜24は、例えばスパッタリング法や真空蒸着法によって成膜されるインジウム(In)からなる金属製の薄膜とすることができる。このようなインジウム(In)からなる金属製の薄膜は、互いの間に隙間を有して配置される複数の島部を有する構造であり、多数の微細な隙間を有する不連続膜である。このようなインジウム(In)からなる金属製の薄膜は、これらの隙間を通じて電波を透過可能とされている。このような光輝性膜によって、支持部材2の本体部2aは金属色とされている。
また、光輝性膜24は、半導体と金属とを含む合金によって形成された薄膜とすることもできる。具体的には、シリコン(Si)やゲルマニウム(Ge)等の半導体と、アルミニウム(Al)やクロム(Cr)等の金属との合金によって光輝性膜24を形成することができる。このような合金によって形成された光輝性膜24は、金属と比較して自由電子の少ない半導体を含んでおり、電磁波を透過する性質を有している。また、光輝性膜24は、塗料を塗布して形成した塗装膜や、シート材を貼付して形成したシール層であっても良い。
なお、光輝性膜24に積層させるようにコート層を形成するようにしても良い。このようなコート層は、合成樹脂を用いたクリヤー塗装によって形成することができる。これによって、光輝性膜24の素地に対する密着度を向上させたり、光輝性膜24を保護したりすることができる。
支持層25は、光輝性膜24の背面に配置されており、係止爪部2bを有している。このような本実施形態においては、支持部材2の本体部2aが、透明層23と光輝性膜24と支持層25との積層構造体からなり、支持部材2の係止爪部2bが支持層25のみから形成されている。
このような本実施形態の車両用外装部品1Aにおいては、支持部材2の本体部2aが電波を透過することが可能となる。つまり、支持部材2は、全体が電波を透過可能な電波透過領域とされている。したがって、本実施形態の車両用外装部品1Aによれば、支持部材2を、ミリ波等を用いるレーダユニットの前方に配置し、レーダカバーとして用いることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においては、上記第1あるいは第2実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図5は、本実施形態の車両用外装部品1Bの概略構成を示す模式的な断面図である。この図に示すように、本実施形態の車両用外装部品1Bは、支持部材2が、透明層26と、光輝性膜27と、支持層28とを備えている。
透明層26は、上記第2実施形態の透明層23と同様に、透明のPC(ポリカーボネート)やPMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)等の透明合成樹脂によって形成することができる。本実施形態において透明層26は、図5に示すように、透光領域Rに対応した部位に、背面側(支持部材2側)に向けて突出した突部26aを有している。
光輝性膜27は、電波透過性を有すると共に金属光沢を有する薄膜である。本実施形態においては、光輝性膜27は、透明層26の背面であって突部26aを除いた領域に設けられている。このような光輝性膜27は、透明層26を介して、外部から視認することが可能となっている。
また、本実施形態においては、透明ディスプレイ3が透光領域Rのみならず、透明層26の背面の全体を覆うように設けられている。支持層28は、透明ディスプレイ3の背面の全体に配置されている。本実施形態においては、支持層28が上記実施形態における背面板4としての機能を有している。つまり、本実施形態においては、背面板4が支持層28と一体化されている。なお、支持層28が透明ディスプレイ3の背面の全体に配置されているため、例えば光輝性膜27を設けない構成を採用することも可能である。
このような本実施形態の車両用外装部品1Bにおいては、係止爪部2bを除いて、全体としての厚さ寸法が略同一とされている。このため、本実施形態の車両用外装部品1Bによれば、電波の減衰率が均一化され、レーダカバーとしての機能性が向上する。
なお、本実施形態においては、透明ディスプレイ3が透明層26の背面の全体を覆うように設けられた構成を採用した。しかしながら、外部から視認可能な部位は、透光領域Rに相当する部位のみであることから、透光領域Rに相当する部位を残して透明ディスプレイ3を小型化しても良い。このような場合には、電波の減衰率を均一化するために、透明ディスプレイ3の小型により空いたスペースを支持層28等で埋設することにより、車両用外装部品1Bの内部に空隙が形成されることを抑止することが好ましい。
このような本実施形態の車両用外装部品1Bにおいては、透明ディスプレイ3が消灯されている状態では、外部からは透明ディスプレイ3を通じて支持層28が視認される。つまり、本実施形態の車両用外装部品1Bによれば、駐車中等の透明ディスプレイ3に対して通電されていない状態では、透明ディスプレイ3が消灯され、支持層28が外部から視認されることとなる。したがって、本実施形態の車両用外装部品1Bによれば、消灯時に支持層28に付与された色や模様等を外部の者に視認させることができ、消灯時の外観を管理することが可能となる。よって、本実施形態の車両用外装部品1Bによれば、消灯時に意図せずに車両の外観印象を悪化させることを防止することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、透明ディスプレイ3が有機エレクトロニクスルミネッセンスディスプレイである構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、透明ディスプレイ3として透過型液晶ディスプレイや透過型無期エレクトロルミネッセンスディスプレイを用いることも可能である。
また、上記実施形態においては、透明ディスプレイ3の背面に配置されると共に少なくとも透光領域Rを背面側から覆いかつ光を遮蔽する有色層として背面板4を備える構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、塗装膜やシート材を有色層として用いることも可能である。
また、上記実施形態においては、背面板4の色が支持部材2の色と同一とされた構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。意図的に背面板4の色を支持部材2と異なる色とすることも可能である。例えば、背面板4の色を支持部材2の色と異なり、車両のボディーカラーと同一とする構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、支持部材2を備える構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、支持部材2を省略して透明ディスプレイ3を直接的に車体に固定する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、支持層25等によって透明ディスプレイ3を背面側から保持する構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図6の模式図に示すように、透明層29の背面に透明ディスプレイ3を配置し、透明ディスプレイ3の背面に背面板4を設置し、支持層25を備えない車両用外装部品1Cとすることも可能である。このような構成にて、例えば背面板4を車両のボディーカラーとすることによって、透明ディスプレイ3の消灯時には車両用外装部品1Cをボディーカラーに視認させることが可能となる。
1……車両用外装部品、1A……車両用外装部品、1B……車両用外装部品、1C……車両用外装部品、2……支持部材(保持部)、2a……本体部、2b……係止爪部、2c……開口、2d……取付突部、3……透明ディスプレイ、4……背面板(有色層)、21……基部、22……めっき層、23……透明層、24……光輝性膜、25……支持層、26……透明層、27……光輝性膜、28……支持層、29……透明層、R……透光領域

Claims (5)

  1. 車両に搭載される車両用外装部品であって、
    外部から進入する光を透過可能な透光領域を有すると共に必要に応じて前記透光領域に点灯が可能な透明ディスプレイと、
    前記透明ディスプレイの背面に配置されると共に少なくとも前記透光領域を前記背面側から覆いかつ前記光を遮蔽する有色層と
    を備えることを特徴とする車両用外装部品。
  2. 少なくとも一部が外部に露出されると共に前記透明ディスプレイを保持する保持部を備え、
    前記有色層が前記保持部と同色である
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用外装部品。
  3. 前記透明ディスプレイ及び前記有色層は、電波を透過可能な電波透過領域を有することを特徴とする請求項1または2記載の車両用外装部品。
  4. 前記保持部は、電波を透過可能な電波透過領域を有することを特徴とする請求項2記載の車両用外装部品。
  5. 前記透明ディスプレイは、有機化合物からなる発光素子を有する有機エレクトロルミネッセンスディスプレイであることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項に記載の車両用外装部品。
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