JP2021115152A - 頭部温浴用キャップおよび温浴装置 - Google Patents

頭部温浴用キャップおよび温浴装置 Download PDF

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【課題】頭部に対し簡便且つ効果的に温浴を行い得る頭部温浴用キャップおよび温浴装置を提供する。【解決手段】柔軟性と伸縮性を備えたシート状の素材により筒状に形成した頭部温浴用キャップ20を使用者の頭部に装着し、液体Wを貯留して温浴を行う。頭部温浴用キャップは、一方の端部が他方の端部より径を大きく設定され、大径部20aから小径部20bにかけて径が小さくなるよう形成される。【選択図】図5

Description

本発明は、頭部に対し温浴を行うためのキャップ、およびこれを用いた温浴装置に関する。
近年、美容や健康の増進等に対する意識の高まりを背景として、全身または身体の一部を温める温浴が従来に増して注目されている。温浴には、古典的な湯浴のほか、蒸気浴や砂浴、岩盤浴など様々な方式があり、これら各方式の温浴を好適に行うための技術も種々提案されている(例えば、下記特許文献1、2等参照)。
特開2007−7141号公報 特開2006−325743号公報
しかしながら、首から下の温浴に関しては、これを部分的にあるいは全体的に行うための技術が上記のように種々提案され、また実用化されているものの、頭部の温浴については限定的にしか行われていない。むろんこれは、身体の最上部に位置している頭部を湯水等の温浴媒体に接触させることが物理的に困難であること、また、利用者の顔面に温浴媒体がかかってしまう問題を回避することが困難であることによる。一方で、頭部は血管や毛穴が集中し、且つ毛髪と汗のために汚れが溜まりやすいことから、温浴を行った場合に特に効果が期待できる部位でもある。
本発明は、斯かる実情に鑑み、頭部に対し簡便且つ効果的に温浴を行い得る頭部温浴用キャップ、およびこれを用いた温浴装置を提供しようとするものである。
本発明は、柔軟性と伸縮性を備えたシート状の素材により筒状に形成され、使用者の頭部に装着し、液体を貯留して温浴を行い得るよう構成されたことを特徴とする頭部温浴用キャップにかかるものである。
本発明の頭部温浴用キャップは、一方の端部が他方の端部より径を大きく設定され、大径部から小径部にかけて径が小さくなるよう形成されることが好ましい。
本発明の頭部温浴用キャップは、スポンジゴムを素材として形成することができる。
また、本発明は、上述の頭部温浴用キャップと、液体に対し気体を混合して放出するよう構成された気液混合装置とを備えたことを特徴とする温浴装置にかかるものである。
本発明の温浴装置においては、液体として湯水を用いることができる。
本発明の温浴装置においては、気体として炭酸ガスを用いることができる。
本発明の頭部温浴用キャップおよび温浴装置によれば、頭部に対し簡便且つ効果的に温浴を行い得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施による頭部温浴用キャップの形態の一例を示す斜視図である。 図1の頭部温浴用キャップを開いた状態を示す斜視図である。 本発明の実施による気液混合装置の形態の一例を概略的に示す全体構成図である。 本実施例の気液混合装置の形態の一例を示す斜視図である。 本実施例の頭部温浴用キャップの使用状態を示す側面図である。 本実施例の頭部温浴用キャップの別の使用状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1、図2は本発明の実施による頭部温浴用キャップの形態の一例を示しており、図1は平面状に畳んだ状態、図2は立体状に開いた状態を示している。
本実施例の頭部温浴用キャップ20は、シート状の素材により形成され、全体として筒状の形状をなす物体である。頭部温浴用キャップ20の素材としては、伸縮性と柔軟性を備え、且つ後述するように内部に湯水等の液体を貯留できる限りにおいてどのような素材を用いてもよく、例えば布やゴム、樹脂、革等を使用することができるが、具体的な一例として、ダイビング用のウェットスーツに使用されるようなスポンジゴム生地が適している。人体に装着するのに適した伸縮性や柔軟性を有し、切断や縫製によって容易に成形でき、また、適度な弾力性があるために縫製部から液体が漏れるようなことがないためである。
頭部温浴用キャップ20は、図1、図2に示すように一方の端部が他方の端部より径が大きくなっており、径の大きい側の端部(大径部20aと称する)は内周が約52cm、径の小さい側の端部(小径部20bと称する)は内周が約32cmに設定されている。大径部20aから小径部20bにかけては、径が連続的に小さくなるよう滑らかな面をなしており、頭部温浴用キャップ20は全体として截頭円錐の円錐面に近い形状をなしている。大径部20aから小径部20bまでの距離は、約24cmである。
また、本実施例の場合、上述の頭部温浴用キャップ20を、図3、図4に示す如き気液混合装置1と共に温浴装置として使用することを想定している。
図3に示す如く、気液混合装置1は、入口(液体入口2a)から出口(液体出口2b)まで延び、液体である湯水Wが流通する流路を構成する液体流通管2と、該液体流通管2に対し気体Gを導く気体引込管3とを備えている。
液体入口2aには、図示しない配管が接続され、ここから液体流通管2に湯水Wが供給される。また、液体出口2bには、図示しないホースやシャワーヘッド等が接続され、液体流通管2を通った湯水Wがここから放出されるようになっている。
液体流通管2は、液体入口2aから液体出口2bに至る途中で枝管(第一の枝管4および第二の枝管5)に分岐し、該枝管4,5は、液体出口2bの手前で再び合流している。液体流通管2における枝管4,5への分岐箇所には、流路切換部6が設けられている。本実施例の場合、流路切換部6は、液体流通管2の分岐部に設けられた三方弁を備えており、液体入口2aから下流へ流れる湯水Wの流路を、第一の枝管4と第二の枝管5との間で切り替えられるようになっている。
第一の枝管4には、液体流通管2以外の配管は接続されないが、第二の枝管5には気体引込管3が接続され、ここで気体引込管3から供給される気体Gが湯水Wに混合されるようになっている。すなわち、流路切換部6は、湯水Wをそのまま液体出口2bから放出するか、湯水Wに気体Gを混合して放出するかを切り換える操作を行う部分である。流路切換部6による流路の切り換えは、液体流通管2の外側に設けた操作ハンドル6aにより操作できる。
気体引込管3は、入側の端部をガスボンベ7に接続され、出側の端部を液体流通管2の第二の枝管5に接続されている。ガスボンベ7には、例えば炭酸ガスが封入されており、気体引込管3は、気体である炭酸ガスGを液体流通管2へ引き込むようになっている。
気体引込管3の出側端部と、第二の枝管5との接続部は、気液混合部8として構成されている。気液混合部8は液体流通管2の途中に取り付けられて湯水Wの流路の一部を構成すると共に、気体引込管3から引き込まれる炭酸ガスGを湯水Wに混合する機能を備えている。湯水Wに混合された炭酸ガスGは、気液混合部8の出口側において微細な泡(マイクロバブル)となり、気液混合部8を通過した湯水Wは、炭酸ガスGのマイクロバブルを無数に含んだ状態で下流側に送り出される。
気体引込管3の途中には、内部を流通する炭酸ガスGの流量を一定量に調整する気体流量調整部としての定流量弁10が設けられている。一方、第二の枝管5の途中には、内部を流通する湯水Wの流量を一定量に調整する液体流量調整部としての定流量弁13が設けられている。すなわち、第二の枝管5に設けられた定流量弁13により、第二の枝管5内を一定の流量の湯水Wが流れるようになっていると同時に、気体引込管3に設けられた定流量弁10により、第二の枝管5に対して一定の流量の炭酸ガスGが供給されるようになっている。これにより、第二の枝管5に湯水Wを通す場合に、液体出口2bから供給される湯水W中の炭酸ガスGの濃度を自動的に規定値に保つことができる。
また、定流量弁10の下流側には圧力計11が設けられており、定流量弁10の下流側を流通する炭酸ガスGの圧力を検出できるようになっている。
気体引込管3の開閉は、液体流通管2における湯水Wの流路の切替と連動している。すなわち、気体引込管3の中途部(ここに示した例では、圧力計11と気体流路開閉弁12の間の部分)が流路切換部6の位置を通り、この流路切換部6の開閉操作により、湯水Wの流路を第一の枝管4または第二の枝管5の間で切り替えると同時に、気体引込管3内の炭酸ガスGの流路の開閉をも操作できるようになっている。そして、流路切換部6が湯水Wを第一の枝管4へ通す向きにある場合には気体引込管3内の流路を閉止する一方、流路切換部6が湯水Wを第二の枝管5へ通す向きにある場合には気体引込管3内の流路を開放するようになっている。こうして、湯水Wを第二の枝管5に流す間に限り、気液混合部8への炭酸ガスGが供給されるようになっている。
気液混合装置1を構成する各部は、図4に示す如く、全体が筐体14にまとめられる形に設置されている。筐体14は、全体として縦長の略直方体状の箱型の部材であり、正面から見て左側の内部に液体流通管2(図3参照)が配置され、また、右側の前面にガスボンベ7が収容されるようになっている。左側の前面における下部には、液体入口2aと液体出口2bが設けられている。
流路切換部6を構成する三方弁の弁体を含む本体部は、筐体14の内部、液体流通管2(図3参照)の途中に配置されている。流路切換部6の本体部と操作ハンドル6aとは、筐体14の正面を構成する部材を貫通して接続されており、筐体14の外側に突出した操作ハンドル6aにより、内側に位置する三方弁の弁体を操作し、湯水Wの流路を切り換えられるようになっている。
筐体14の向かって右側には、ガスボンベ7の外形に合わせてくぼみ16bが設けられておいる。くぼみ16bにおける上部には、ガスボンベ7の口部を取り付けるための取付部16aが設けられている。取付部16aは、下面にネジ穴を備えており、ここにガスボンベ7の口部をねじ込むことで、くぼみ16b内にガスボンベ7の全体を吊り下げて支持できるようになっている。
尚、ガスボンベ7としては、例えば家庭向けに販売されている飲料用の炭酸水製造器の替ボンベを使用することができる。
取付部16aの内部には、炭酸ガスGの図示しない流路が設けられており、該流路の入口は取付部16aの下面に開口する一方、出口は取付部16aの背面側に開口し、ここに気体引込管3の入口端が接続されるようになっている。
筐体14内の上部には、左右方向に関して中間部に圧力計11(図3参照)が設けられている。一方、筐体14の前面には、圧力計11の正面にあたる位置に覗き窓14aが設けられており、ここから内部の圧力計11の数値を読み取ることができるようになっている。
次に、上述した頭部温浴用キャップ20、ならびに該頭部温浴用キャップ20と気液混合装置1により構成される温浴装置の使用について説明する。
図5、図6は頭部温浴用キャップ20の使用状態の一例を示している。使用の際には、図2に示す如く頭部温浴用キャップ20を開いた状態とし、大径部20aまたは小径部20bに使用者の頭部を差し込むようにして、使用者の頭部に対し頭部温浴用キャップ20を装着する。図5は大径部20a側に、図6は小径部20b側に、それぞれ頭部を差し込んだ状態を図示している。上述の如く、頭部温浴用キャップ20は柔軟性と伸縮性のある素材で形成されており、大径部20aにおける内周が約52cm、小径部20bにおける内周が約32cmに設定されている。これに対し、一般的な成人の頭囲は平均しておよそ55cm〜57cm程度であるので、頭部温浴用キャップ20を周方向に伸ばすようにしながら大径部20aに頭部を差し込むと、図5に示す如く、頭部温浴用キャップ20の素材が伸びて使用者の頭部側面を被覆する形で、頭部温浴用キャップ20を装着することができる。またこの際、伸ばされた素材の反発力により、頭部温浴用キャップ20が使用者の頭部を締め付ける形で、該頭部温浴用キャップ20は使用者の頭部にぴったりと押し付けられる。
ここで、人間の頭囲には個人差があるため、平均値を大きく超える場合や下回る場合があることが想定されるが、頭部温浴用キャップ20の素材に柔軟性があることから、頭囲の大きい使用者であっても、頭部温浴用キャップ20の素材を適宜伸ばせば装着することが可能である。また、頭部温浴用キャップ20は、大径部20aから小径部20bにかけて径が連続的に小さくなるよう寸法を設計されているので、使用者の頭囲が小さい場合には、大径部20aから適当な深さまで頭部を押し込めば、使用者の頭囲に応じた径を有する部分で、頭部温浴用キャップ20が使用者の頭部を適度な締め付け力により締め付けつつ被覆することができる。また、使用者の頭囲が特に小さい場合には、図6に示す如く、小径部20b側から頭部を差し込むようにして使用してもよい。小径部20b側の素材が大きく引き伸ばされ、頭囲の小さい頭部であっても適当な弾発力によって締め付け、好適に被覆することができる。このように、本実施例の頭部温浴用キャップ20は、様々な寸法の頭部に対し適度な締め付け力で装着できるようになっている。
尚、大径部20aの内周は、頭部温浴用キャップ20の素材の物性にもよるが、30cm以上60cm以下の範囲に設定するとよい。また、小径部20bの内周は、20cm以上45cm以下の範囲に設定するとよい。周が大きすぎると、使用者の頭部に対して適当な弾発力を得られない可能性があり、また、適当な弾発力を得られる位置まで使用者の頭部を差し込んだ場合に、それより下方に位置する素材が使用者の目に被さって煩わしさが生じるおそれがある。逆に、周が小さすぎると、使用者が頭部に装着するにあたって頭部温浴用キャップ20を大きく広げなくてはならず、装着作業に支障が生じるほか、装着時に頭部温浴用キャップ20から使用者が受ける締め付け力が大きすぎて不快感を生じてしまう可能性がある。
また、筒状をなす頭部温浴用キャップ20の一端から他端までの距離は、20cm以上35cm以下の範囲に設定するとよい。この距離が小さすぎると、以下に述べるように湯水Wを貯留するにあたり、十分な量を確保することができないし、大きすぎると装着時や使用時に邪魔になってしまう。
頭部温浴用キャップ20を装着したら、頭部温浴用キャップ20内に湯水Wを貯留する。気液混合装置1(図1参照)の液体入口2aへ湯水Wを供給すると、湯水Wは液体流通管2を通って液体出口2bから放出される。この際、流路切換部6を操作することにより、湯水Wの流路を第一の枝管4と第二の枝管5との間で切り替えることができる。湯水Wを第一の枝管4に通す場合には、湯水Wはそのまま液体出口2bから放出されるが、第二の枝管5に通す場合は、気体引込管3から供給される炭酸ガスGが気液混合部8において混合されたうえで液体出口2bから放出される。
湯水Wは、使用者の頭部を底面とし、頭部温浴用キャップ20を側面とする空間に貯留される。十分な量の湯水Wが使用者の頭部に直接触れることにより、使用者は簡便に頭部の温浴を行うことができる。湯水Wにより頭部の血行が促進されると共に、毛穴が開いて汚れの除去も容易となる。無論、使用者は同時に、バスタブ等を用いて頭部以外の温浴を行ってもよい。
尚、頭部温浴用キャップ20は、使用者の頭部との間で厳密な液密を保つものではないので、使用中、湯水Wが自重により頭部温浴用キャップ20の内周面と頭部との隙間から少しずつ漏れ出すことも考えられるが、温浴を行う程度の時間であれば、十分な量の湯水Wを使用者の頭部に貯留しておくのに支障はない。また、湯水Wが漏れてきたら、上方から継ぎ足すこともできる。あるいは、湯水Wの漏れを抑えるために、大径部20aや小径部20bを取り巻くように括り紐を設けておき、頭部温浴用キャップ20を装着後、前記括り紐を締め付けるようにしてもよい。
ここで、頭部の温浴に際し、気体としての炭酸ガスGをマイクロバブルとして含む湯水Wを用いると、さらに美容・健康上の良好な効果を得ることができる。
マイクロバブルを含む湯水Wは、人体の洗浄や洗髪に使用した場合、高い洗浄効果を発揮する。すなわち、マイクロバブルが皮膚の毛穴等の凹凸に侵入すると、マイクロバブルを含む湯水Wの撹拌力により、皮脂等の汚れや薬剤等の付着物が細かく分解され、さらに静電気等の作用によりそれらがマイクロバブルに吸着され、湯水Wと共に洗い流される。こうして、石鹸やシャンプーのような洗剤を用いなくとも汚れを除去できるのである。
また、人体表面に付着したマイクロバブルが破裂する際、頭皮に物理的な刺激が加えられることにより、マッサージ効果も得ることができる。
さらに、本実施例のように気体Gとして炭酸ガスを用いると、血管の拡張によるデトックス効果や温熱効果も生じる。すなわち、炭酸ガスGを含む湯水Wを頭皮に接触させると、炭酸ガスが血管内へ吸収されて運動の直後と似た血液状態が生じ、これにより毛細血管がいっそう拡張されて、血管内の老廃物の排出が促進されるほか、血流の増加により体温も上昇する。また、炭酸ガスGの溶け込んだ湯水W(炭酸水)は酸性であるため、パーマネントやヘアカラー等に使用されるアルカリ性の薬剤を中和し、毛髪のクチクラを引き締めてごわつきを改善するといった作用もある。
こうしたマイクロバブルや炭酸ガスによる温浴の効果は、従来知られているところではあるが、頭部に対してこのようなマイクロバブルや炭酸ガスを用いた温浴を行おうとした場合、従来は例えば泡を含む湯水をシャワー等として放出し、頭部に直接当てるか、あるいはシャンプー等に泡を混ぜた形で頭部に留め置くか、といった方法が主であった。しかしながら、シャワーにより直接当てる方法では、気体として使用される炭酸ガスが多量に消費されてしまうし、シャンプー等に混ぜる方法では、泡を含む湯水をあまり多く頭部に触れさせておけないという弱点がある。本発明のように頭部温浴用キャップ20を用いれば、炭酸ガスGを節約しつつ、炭酸ガスGの泡を含む相当量の湯水Wを、使用者の頭部に接触させておくことができるのである。しかも、その際には使用者の頭部に頭部温浴用キャップ20を装着して湯水を貯留するだけで良いので、操作も非常に簡便である。また、湯水Wを頭部に留め置くために大掛かりな装置も必要ない。
尚、上記実施例においては、炭酸ガスによる頭部の温浴を行うために炭酸ガスを湯水に混合して放出する気液混合装置1を使用する場合を想定して説明したが、上述の頭部温浴用キャップ20を用いて温浴を行うにあたり、必ずしも気液混合装置1のような装置を使用する必要はない。例えば、飲料用に販売されているペットボトル詰めの炭酸水を湯水に浸けるなどして温め、上述の頭部温浴用キャップ20に貯留して温浴に用いるといった形での使用も可能である。また、近年においては、ガスボンベを備えて飲料用の炭酸水を製造する装置が家庭向けに実用化されているが、そういった装置で製造した炭酸水を上述の如き頭部温浴用キャップ20に適用し、温浴に用いることもできる。
以上のように、上記本実施例の頭部温浴用キャップ20は、柔軟性と伸縮性を備えたシート状の素材により筒状に形成され、使用者の頭部に装着し、液体Wを貯留して温浴を行い得るよう構成されている。このようにすれば、使用者の頭部に液体Wを貯留することで、簡便に温浴を行うことができる。
また、本実施例の頭部温浴用キャップ20は、一方の端部が他方の端部より径を大きく設定され、大径部20aから小径部20bにかけて径が小さくなるよう形成されている。このようにすれば、様々な寸法の頭部に対し適度な締め付け力で頭部温浴用キャップ20を装着することができる。
また、本実施例の頭部温浴用キャップ20は、スポンジゴムを素材として形成されている。
また、本実施例の温浴装置は、上述の頭部温浴用キャップ20と、液体Wに対し気体Gを混合して放出するよう構成された気液混合装置1とを備えている。
また、本実施例の温浴装置においては、液体Wとして湯水を用いている。
また、本実施例の温浴装置においては、気体Gとして炭酸ガスを用いている。
したがって、上記本実施例によれば、頭部に対し簡便且つ効果的に温浴を行い得る。
尚、本発明の頭部温浴用キャップおよび温浴装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 気液混合装置
20 頭部温浴用キャップ
20a 大径部
20b 小径部
G 気体(炭酸ガス)
W 液体(湯水)

Claims (6)

  1. 柔軟性と伸縮性を備えたシート状の素材により筒状に形成され、使用者の頭部に装着し、液体を貯留して温浴を行い得るよう構成されたことを特徴とする頭部温浴用キャップ。
  2. 一方の端部が他方の端部より径を大きく設定され、
    周の相対的に大きい大径部から周の相対的に小さい小径部にかけて径が小さくなるよう形成されたことを特徴とする請求項1に記載の頭部温浴用キャップ。
  3. スポンジゴムを素材として形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の頭部温浴用キャップ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の頭部温浴用キャップと、
    液体に対し気体を混合して放出するよう構成された気液混合装置と
    を備えたことを特徴とする温浴装置。
  5. 液体として湯水を用いることを特徴とする請求項4に記載の温浴装置。
  6. 気体として炭酸ガスを用いることを特徴とする請求項4または5に記載の温浴装置。
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