JP2021114163A - 改札機 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に設置することが可能で、且つ、利便性の高い改札機を提供する。【解決手段】本実施形態の改札機は、第1読取部と、第2読取部と、投入部と、を備えている。第1読取部は、媒体から光学的に情報を読み取る。第2読取部は、非接触媒体との無線通信により情報を読み取る。投入部は、第1読取部と第2読取部との間に位置し、磁気券が投入される。【選択図】 図3
Description
本発明の実施形態は、改札機に関する。
従来、鉄道の乗車券として、磁気券やIC(integrated circuit)カードが利用されている。近年では、鉄道の乗車券として、二次元コード等の情報が表示された媒体の実用化が進められている。
本実施形態の目的は、容易に設置することが可能で、且つ、利便性の高い改札機を提供することである。
一実施形態によれば、改札機は、第1読取部と、第2読取部と、投入部と、を備えている。第1読取部は、媒体から光学的に情報を読み取る。第2読取部は、非接触媒体との無線通信により情報を読み取る。投入部は、第1読取部と第2読取部との間に位置し、磁気券が投入される。
一実施形態によれば、改札機は、ドアと、第1読取部と、表示部と、を備えている。ドアは、筐体に回動可能に支持されている。第1読取部は、媒体から光学的に情報を読み取る。表示部は、通路情報を表示する。第1読取部は、通行方向において、ドアと表示部との間に位置している。
一実施形態によれば、改札機は、媒体から光学的に情報を読み取る第1読取部と、非接触媒体との無線通信により情報を読み取る第2読取部と、を備えている。第1読取部は、媒体が翳される第1読取面を有している。第2読取部は、非接触媒体が翳される第2読取面を有している。第1読取面の水平面に対する第1角度は、第2読取面の水平面に対する第2角度よりも大きい。
一実施形態によれば、改札機は、利用者の通路を規定する筐体と、磁気券の投入を受け付ける投入部と、媒体から光学的に情報を読み取る第1読取部と、非接触媒体との無線通信により情報を読み取る第2読取部と、を備えている。投入部は、通路の上流側において筐体の上面に設けられている。第1読取部は、筐体の上面に設けられ、投入部よりも通路の上流側に位置している。第2読取部は、筐体の上面に設けられ、投入部よりも通路の下流側に位置している。
一実施形態によれば、改札機は、利用者の通路を規定する筐体と、通路に面して筐体に回動可能に設けられたドアと、通路の上流側において筐体の端面に設けられ、通路情報を表示する表示部と、筐体の上面に設けられ、媒体から光学的に情報を読み取る第1読取部と、を備えている。ドアは、通路の下流側に位置する第1端部と、第1端部と反対側の第2端部と、を有し、第1端部側で筐体に支持されている。第1読取部は、第2端部よりも通路の上流側に位置し、表示部よりも通路の下流側に位置している。
一実施形態によれば、改札機は、利用者の通路を規定する筐体と、筐体の上面に設けられ、媒体から光学的に情報を読み取る第1読取部と、筐体の上面に設けられ、第1読取部よりも通路の下流側に位置し、非接触媒体との無線通信により情報を読み取る第2読取部と、を備えている。第1読取部は、媒体が翳される第1読取面を有している。第2読取部は、非接触媒体が翳される第2読取面を有している。第1読取面の水平面に対する第1角度は、第2読取面の水平面に対する第2角度よりも大きい。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る改札機について説明する。改札機は、例えば鉄道の駅などに設置され、利用者の通行を許可又は禁止する。
図1は、本実施形態に係る改札機10の一例を示す側面図である。図に示す第1方向X、第2方向Y、及び第3方向Zは、互いに直交している。第1方向Xは、改札機10によって規定される通路における通行方向Aに相当し、第2方向Yは改札機10の幅方向(あるいは改札機10によって規定される通路の幅方向)に相当し、第3方向Zは改札機10の高さ方向に相当する。
改札機10は、第1読取部11、第2読取部12、投入部13a、排出部13b、表示部14、ドア15(15a、15b)、センサ16、制御部17、筐体18、などを有している。
本実施形態におい、利用者の通路PWは、筐体18によって規定される。一例では、通路PWは、第1方向Xに沿って形成されている。すなわち、通路PWの第1方向Xの長さは、筐体18が設けられた領域の第1方向Xの長さに相当する。本実施形態において、通路PWの上流側とは、通路PWにおいて通行方向Aを示す矢印の先端と反対側に相当し、通路PWの下流側とは、通路PWにおいて通行方向A示す矢印の先端側に相当する。
第1読取部11は、媒体から光学的に情報を読み取る。ここでの情報とは、例えばバーコード、二次元コード等の券情報である。券情報としては、媒体固有の識別情報、利用者の識別情報、有効区間、有効期間、入場記録、出場記録などに関する各種情報が含まれる。媒体の形式は、特に限定されない。媒体は、情報が印刷された紙券であってもよいし、情報が表示可能なスマートフォン等の電子機器であってもよい。第1読取部11は、第1読取面11Aを有している。第1読取面11Aは、第1読取部11のうち、情報を有する媒体が翳される面に相当する。
第2読取部12は、非接触媒体との無線通信により情報を読み取る。非接触媒体は、一例では、IC(integrated circuit)チップが埋め込まれたICカードであってもよいし、スマートフォン等の電子機器であってもよい。第2読取部12は、第2読取面12Aを有している。第2読取面12Aは、第2読取部12のうち、情報を有する媒体が翳される面に相当する。
投入部13a及び排出部13bは、筐体18の上面に設けられている。投入部13aは、排出部13bよりも通行方向Aの上流側に位置している。媒体の一例である磁気方式の乗車券(以下、磁気券と称す)は、投入部13aから投入される。改札機10の内部において、投入部13aと排出部13bとの間には、磁気券を搬送する搬送機構、磁気券から磁気情報を読み取ったり磁気券に磁気情報を書き込んだりする磁気処理部、必要に応じて磁気券に情報を印刷する印刷部、必要に応じて磁気券に穿孔を施す穿孔部などが設けられているが、ここでは図示を省略する。投入部13aから投入された磁気券は、筐体18内を搬送されながら情報の読み取り及び書き込み、情報の印刷、穿孔などの各種処理が施され、必要に応じて排出部13bから排出される。投入部13aは、一例では、第1読取部11と第2読取部12との間に設けられている。第1読取部11は、第2読取部12よりも通行方向Aの上流側に位置している。
表示部14は、通路への進入の可否など含む通路情報を表示する。表示部14は、例えば複数の点光源を備える表示パネルと、表示パネルを制御する制御回路と、を備えている。表示部14は、改札機10において、通行方向Aの最も上流側に位置している。より具体的には、表示部14は、通路PWの上流側において、筐体18の端面に設けられている。
ドア15a及び15bは、通路PWに面して、筐体18に回動可能に支持されている。ドア15aは、通路PWの上流側に設けられ、ドア15bは、通路PWの下流側に設けられている。ドア15aは、通路PWの下流側に位置する第1端部Ea1と、第1端部Ea1と反対側の第2端部Ea2を有し、第1端部Ea1側において筐体18に支持されている。図示したようなドア15aが開いた状態において、第2端部Ea2は、第1端部Ea1よりも表示部14に近接している。
センサ16は、通路に接近する利用者の有無や、通路内の利用者の有無などを検知する。図示した例では、複数のセンサ16が通行方向に沿って配置されている。センサ16は、例えば、発光部及び受光部を内蔵した反射型センサや、発光部と受光部とが通路を挟んで対向配置された透過型センサなどである。
制御部17は、上記の第1読取部11、第2読取部12、表示部14、ドア15a、15bなどの各機構を制御する。具体的には後述する。
筐体18は、一例では、本体181、カバー部材182、183、及び184を含む。本体181は、ドア15a及び15bを支持するとともに、制御部17を収容している。本体181は、一例では、複数の部材によって形成されているが、1つの部材から形成されていてもよい。カバー部材182は、本体181の上に位置し、第2読取部12を収容している。一例では、投入部13a及び排出部13bは、カバー部材182に形成されている。カバー部材183は、通路PWの上流側において本体181の側面に取り付けられ、表示部14を収容している。図示した例では、カバー部材183は、ドア15aの第2端部Ea2よりも通路PWの上流側に位置している。カバー部材184は、カバー部材183の上に配置され、第1読取部11を収容している。カバー部材184は、カバー部材182の通路PWの上流側の側面に取り付けられている。
なお、第1読取部11を収容するカバー部材184及び第2読取部12を収容するカバー部材182が一体的に形成されてもよいし、第1読取部11を収容するカバー部材184及び表示部14を収容するカバー部材183が一体的に形成されてもよい。
図示した例では、第1読取部11は、配線WL1を介して制御部17と接続されている。第2読取部12は、配線WL2を介して制御部17と接続されている。表示部14は、配線WL4を介して制御部17と接続されている。また、第1読取部11と表示部14には、共通の電源線PLによって制御部17から電力が供給されている。
本実施形態において、投入部13aは、第1読取部11と第2読取部12との間に位置している。ここで、間とは、通行方向Aにおいて規定されるものであり、必ずしも互いに面している必要はない。例えば、第1読取部11、投入部13a、及び第2読取部12は、いずれも筐体18の上面に設けられるとともに、この順で通路PWの上流側から並んでいる。すなわち、第1読取部11は、投入部13aよりも通路PWの上流側に位置し、第2読取部12は、投入部13aよりも通路PWの下流側に位置している。
第3方向(高さ方向)Zに沿った位置に関して、第1読取部11は、投入部13aよりも下方に位置し、投入部13aは、第2読取部12よりも下方に位置している。また、第1読取面11A及び第2読取面12Aは、いずれも通路PWの上流側の高さが通行方向の下流側の高さよりも低くなるように水平面に対して傾いている。第1読取面11Aの水平面に対する角度(第1角度)θ1は、第2読取面12Aの水平面に対する角度(第2角度)θ2とは異なる。図示した例では、角度θ1は、角度θ2より大きい。ここで、水平面とは、第1方向X及び第2方向Yによって規定されるX−Y平面と平行な面である。
また、本実施形態において、表示部14を収容したカバー部材183は、本体181よりも通路PWの上流側に設けられ、第1読取部11を収容したカバー部材184は、カバー部材183の直上に配置されている。したがって、第1読取部11は、本体181に支持されたドア15aよりも通路PWの上流側に位置している。より具体的には、第1読取部11は、第1方向Xにおいて、ドア15aの第2端部Ea2と表示部14との間に位置している。換言すると、第1読取部11は、ドア15aの第2端部Ea2よりも通路PWの上流側に位置し、表示部14よりも通路PWの下流側に位置している。
図2は、図1に示す改札機10のブロック図である。改札機10は、第1読取部11、第2読取部12、表示部14、ドア15、センサ16、及び制御部17に加え、磁気券処理部13を備えている。
第1読取部11は、カメラ111と、照明装置112と、画像処理部113と、を備えている。照明装置112は、図1に示した第1読取面11Aに翳された媒体を照明する。カメラ111は、照明された媒体(特に媒体が有する情報)を撮影し、その画像を画像処理部113に出力する。画像処理部113は、カメラ111により撮影された画像から必要な情報を抽出し、抽出した情報を数値や文字等の情報に復号する。
第2読取部12は、アンテナ121と、通信制御部122と、を備えている。通信制御部122は、アンテナ121を介した電波の発信、及び、図1に示した第2読取面12Aに翳された媒体からアンテナ121を介して取得した電波に含まれる情報の復調などを行う。
磁気券処理部13は、上記の通り、搬送機構、磁気処理部、印刷部、穿孔部などを備えている。
制御部17は、読取処理部171、判定部172、ドア制御部173、表示制御部174、などを備えている。
読取処理部171は、例えばセンサ16の検出結果に基づいて利用者の通路への接近または通路内への進入を検知した場合、第1読取部11、第2読取部12、磁気券処理部13を駆動して、媒体を受け付ける。このとき、読取処理部171は、媒体の受付を排他的に行ってもよい。例えば、読取処理部171は、第1読取部11、第2読取部12、磁気券処理部13のいずれか1つが媒体を受け付けたと判断した場合に、媒体を受け付けなかった他の2つによる媒体の受付を一時的に停止する。このようにして読取処理部171は、第1読取部11、第2読取部12、磁気券処理部13によって媒体から読み取った情報を取得する。
判定部172は、読取処理部171によって取得された情報に基づいて、利用者の通路の通行の可否を判定する。ドア制御部173は、判定部172の判定結果に基づいて、ドア15の開閉を制御する。表示制御部174は、センサ16の検出結果や判定部172の判定結果などに基づいて、表示部14による表示を制御する。
図3は、図1に示す改札機10を拡大して示す斜視図である。図3は、改札機10の通行方向Aの上流側を示している。
第1読取面11Aは、一例ではガラス又は樹脂等の透明な材料によって形成されたカバー114の表面に相当する。カバー114は、カバー部材184に設けられた略長方形状の開口を塞ぐように設けられている。カバー114は、第1読取部11が備えるカメラなどを覆っている。なお、カバー114あるいは開口の形状は、図示した例に限定されず、楕円形状などの他の形状であってもよい。
第2読取面12Aは、一例では樹脂等の材料によって形成されたカバー124の表面に相当する。カバー124は、第2読取部12が備えるアンテナなどを覆っている。なお、カバー124の形状は、図示した例に限定されず、例えば長方形状や楕円形状などの他の形状であってもよい。カバー124は、一例では、カバー部材182と一体的に形成されているが、別部材として形成され、カバー部材182に設けられてもよい。
上述したように、第1読取部11を収容するカバー部材184と、表示部14を収容するカバー部材183とは、本体181よりも通行方向の上流側に設けられている。換言すると、第1読取部11と表示部14とは、本体181よりも通行方向の上流側に突出している。例えば、カバー部材184の端部E184は、カバー部材183の端部E183の直上に位置している。つまり、端部E183及び端部E184は、ツライチである(あるいは、同一平面に位置している)。
本実施形態において、カバー部材183の第1方向Xに沿った長さ(あるいは、本体181から通行方向Aの上流側に向かって突出した部分の長さ)L1は、本体181の端部E181と、カバー部材183の端部E183との第1方向Xに沿った距離に相当する。端部E181、E183、及びE184は、いずれも通行方向の上流側の端部である。
図において、二点鎖線で示すように、第2読取部12は、非接触媒体と通信可能な有効範囲(通信エリア)EAを有している。有効範囲EAは、一例では、第2読取面12Aの上方に半球状に広がっている。
第1読取面11Aと第2読取面12Aとは、第1読取面11Aに翳された媒体が有効範囲EAと重ならない程度に離間していることが望ましい。なお、図示した例では、投入部13aが第1読取面11Aと第2読取面12Aとの間に設けられているが、磁気券処理部を備えていない改札機10は、投入部13aを備えていない。
以上のような改札機10は、既存の改札機において通路情報を表示する表示部の周辺のみを交換することで、容易に実現することができる。すなわち、カバー部材183に収容された表示部14、及びカバー部材184に収容された第1読取部11を本体181に取り付けることで、既存の設備を大幅に変更することなく、媒体の情報の光学的な読取機能を有する本実施形態の改札機10が提供される。また、投入部13aと第2読取部12との位置関係は変更されないため、磁気券及び非接触媒体を使用する際であっても、利用者は、従来の使用感を損なうことなく改札機を利用できる。
図4は、図1に示す改札機10に媒体が翳された様子を模式的に示す図である。図に二点鎖線で示す媒体M1及びM2は、媒体の実際の大きさを示すものではなく、改札機10に翳された媒体M1及びM2と第1読取部11及び第2読取部12との相対的な位置関係の一例を模式的に示すものである。
第1読取部11は、第2読取部12よりも通行方向Aの上流側に位置し、且つ、第1読取面11Aは第2読取面12Aよりも水平面に対して傾いている。このような構成においては、第1読取部11に媒体M1が翳された際に、仮に媒体M1の一部(先端部)が第2読取部12側へ位置した場合であっても、媒体M1と第2読取部12とを離間させることができる。すなわち、投入部13aと第2読取部12との間の領域において、第2読取部12に近接する側での媒体M1と改札機10との距離D12は、投入部13aに近接する側での媒体M1と改札機10との距離D11より大きい。このため、第1読取部11に翳された媒体M1は、第2読取部12の通信エリアEAから十分に離間し、利用者が意図しない第2読取部12による媒体M1からの情報の読取を抑制することができる。
また、第2読取部12に媒体M2が翳された際に、仮に媒体M2の一部(後端部)が第1読取部11側へ位置した場合であっても、媒体M2と第1読取部11とを離間させることができる。すなわち、投入部13aと第1読取部11との間の領域において、第1読取部11に近接する側での媒体M2と改札機10との距離D21は、投入部13aに近接する側での媒体M2と改札機10との距離D22より大きい。このため、利用者が意図しない第1読取部11による媒体M2からの情報の読取を抑制することができる。
図5は、ワイドタイプの改札機20を拡大して示す斜視図である。ワイドタイプの改札機20が備えるドア25aの長さは、図3に示したドア15aの長さよりも大きい。ここで、長さとは、ドア25aが開いた状態における第1方向Xに沿った長さである。ドア25aは、本体281よりも通行方向Aの上流側に突出し、表示部24を収容するカバー部材283に重なっている。なお、カバー部材283の第1方向Xに沿った長さ(あるいは、本体281から通行方向Aの上流側に向かって突出した部分の長さ)L2は、図3に示したカバー部材183の第1方向Xに沿った長さL1とほぼ同等である。ここでの長さL2は、本体281の端部E281と、カバー部材283の端部E283との第1方向Xに沿った距離に相当する。
改札機20は、券媒体の情報を光学的に読み取る第1読取部21を備えていてもよい。この場合、図において二点鎖線で示すように、第1読取部21は、カバー部材283の上に取り付けることができる。この場合、第1読取部21は、カバー部材282に収容されてもよいし、カバー部材283に収容されてもよいし、カバー部材282及び283とは別のカバー部材284に収容されてもよい。
第1読取部21を備える場合、改札機20においても、図3に示した改札機10と同様に、第1読取部21、投入部23a、第2読取部22は、この順で通行方向Aの上流側から並ぶ。また、第1読取部21は、投入部23aよりも下方に位置し、投入部23aは、第2読取部22よりも下方に位置する。さらに、第1読取面21Aの水平面に対する角度は、第2読取面22Aの水平面に対する角度より大きい。
このような改札機20においても、改札機10と同様の効果が得られる。
図6は、改札機10及び20の使用例を示す平面図である。図6に示す例では、本実施形態の改札機10とワイドタイプの改札機20とが第2方向Yに沿って並んでいる。2つの改札機10は、同じ向きに配置され、一方向A1、すなわち第1方向Xの通行が可能な通路PW1を形成している。また、2つの改札機20は、互いに逆向きに配置され、双方向A1及びA2、すなわち第1方向Xの通行及び第1方向Xと逆方向の通行が可能な通路PW2を形成している。図6において、通行方向の上流側とは、第1読取部11が配置された側に相当する。
上記の通り、改札機10における本体181から突出した部分の長さL1と、改札機20における本体281から突出した部分の長さL2とはほぼ等しい。したがって、通行方向の上流側において、改札機10の端部、及び改札機20の端部の位置を揃えることができる。このため、外観の統一感を得られるとともに、利用者に対する安全性が向上する。
以上のように、本実施形態によれば、容易に設置することが可能で、且つ、利便性の高い改札機を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのものに限定されるものでなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
10…改札機、11…第1読取部、11A…第1読取面、12…第2読取部、12A…第2読取面、13a…投入部、14…表示部、15a,15b…ドア、16…センサ、17…制御部、18…筐体、181…本体、182,183,184…カバー部材。
Claims (11)
- 媒体から光学的に情報を読み取る第1読取部と、
非接触媒体との無線通信により情報を読み取る第2読取部と、
前記第1読取部と前記第2読取部との間に位置し、磁気券が投入される投入部と、
を備える改札機。 - 前記第1読取部は、前記投入部よりも下方に位置している、請求項1に記載の改札機。
- 前記第1読取部は、前記第2読取部よりも下方に位置している、請求項1又は2に記載の改札機。
- 前記第1読取部の第1読取面の水平面に対する第1角度は、前記第2読取部の第2読取面の水平面に対する第2角度とは異なっている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の改札機。
- 前記第1角度は、前記第2角度よりも大きい、請求項4に記載の改札機。
- 通路情報を表示する表示部をさらに備え、
前記第1読取部は、前記表示部の上方に位置している、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の改札機。 - 筐体に回動可能に支持されたドアと、
通路情報を表示する表示部と、
媒体から光学的に情報を読み取る第1読取部と、
を備え、
前記第1読取部は、通行方向において、前記ドアと前記表示部との間に位置している、改札機。 - 媒体から光学的に情報を読み取る第1読取部と、
非接触媒体との無線通信により情報を読み取る第2読取部と、
を備え、
前記第1読取部は、前記媒体が翳される第1読取面を有し、
前記第2読取部は、前記非接触媒体が翳される第2読取面を有し、
前記第1読取面の水平面に対する第1角度は、前記第2読取面の水平面に対する第2角度よりも大きい、改札機。 - 利用者の通路を規定する筐体と、
前記通路の上流側において前記筐体の上面に設けられ、磁気券の投入を受け付ける投入部と、
前記筐体の上面に設けられ、前記投入部よりも前記通路の上流側に位置し、媒体から光学的に情報を読み取る第1読取部と、
前記筐体の上面に設けられ、前記投入部よりも前記通路の下流側に位置し、非接触媒体との無線通信により情報を読み取る第2読取部と、
を備えた、改札機。 - 利用者の通路を規定する筐体と、
前記通路に面して前記筐体に回動可能に設けられたドアと、
前記通路の上流側において前記筐体の端面に設けられ、通路情報を表示する表示部と、
前記筐体の上面に設けられ、媒体から光学的に情報を読み取る第1読取部と、
を備え、
前記ドアは、前記通路の下流側に位置する第1端部と、前記第1端部と反対側の第2端部と、を有し、前記第1端部側で前記筐体に支持され、
前記第1読取部は、前記第2端部よりも前記通路の上流側に位置し、前記表示部よりも前記通路の下流側に位置している、改札機。 - 利用者の通路を規定する筐体と、
前記筐体の上面に設けられ、媒体から光学的に情報を読み取る第1読取部と、
前記筐体の上面に設けられ、前記第1読取部よりも前記通路の下流側に位置し、非接触媒体との無線通信により情報を読み取る第2読取部と、
を備え、
前記第1読取部は、前記媒体が翳される第1読取面を有し、
前記第2読取部は、前記非接触媒体が翳される第2読取面を有し、
前記第1読取面の水平面に対する第1角度は、前記第2読取面の水平面に対する第2角度よりも大きい、改札機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2020006782A JP2021114163A (ja) | 2020-01-20 | 2020-01-20 | 改札機 |
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Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JP2005309477A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-11-04 | Nippon Signal Co Ltd:The | 改札処理システム及びそれで用いられる非接触式自動改札機 |
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-
2020
- 2020-01-20 JP JP2020006782A patent/JP2021114163A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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