JP2021114117A - 情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多項式をハミルトニアンに変換したときの変数の増加を抑制することを課題とする。【解決手段】情報処理装置は、多項式の値を四捨五入する計算式に対して、前記多項式に含まれる複数の項毎にグループ化する。情報処理装置は、グループ化した各項の値それぞれに対して四捨五入を実行した四捨五入後の各値を加算する、計算式の近似式を生成する。情報処理装置は、近似式における四捨五入の実行単位である各項を用いて、計算式を低次多項式に変換する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
近年、例えば2次多項式であるハミルトニアンに初期点を与えて、それを熱で振動させることで最適解を探索するアニーリング計算を実行するアニーリング計算機が利用されている。このようなアニーリング計算機にある目的関数を入力して最小値を求める場合、目的関数をハミルトニアンに変換することが要求されるが、アニーリング計算機ごとに入力できるハミルトニアンの規模に制限があるので、その制限に収まるように変換が実行される。
具体的には、アニーリング計算機に入力するためには、2次多項式または1次多項式であることが要求され、高次元の多項式を2次多項式に変換する技術としては、次数削減法などが知られている。このため、目的関数に「多項式の値に対して四捨五入を実行する」計算式(多項式の値に対する四捨五入)が含まれている場合であっても、上記計算式を多項式で表現できれば、2次多項式に変換することができる。
例えば、上記「多項式の値に対して四捨五入を実行する」計算式を多項式に変換する技術としては、当該計算式に含まれるすべての変数に対して四捨五入後の値を計算し、その結果をもとに多項式に変換する技術が知られている。この手法を用いることにより、n個の2値変数を含む上記計算式をn次多項式に変換できる。
特開2000−183753号公報
しかしながら、上記技術では、四捨五入の計算式の中に含まれる変数が増えたとき、得られる多項式の次元が大きくなるので、次数削減法により2次多項式に変換したときの変数の数が増大する。この結果、変換後の2次多項式内の変数がアニーリング計算機の入力制限を超過し、2次多項式をアニーリング計算機に入力できなくなる場合がある。
例えば、次数削減法を用いることで、n次多項式を2次多項式に変換できるが、その代償として、無駄な変数が少なくともn−2個追加されるので、四捨五入のハミルトニアンの変数は少なくとも2n−2個となる。例えば、アニーリング計算機の一例として第2世代のデジタルアニーラ(登録商標)を用いる場合、変数に対して8192個の制限がある。上記「多項式の値に対して四捨五入を実行する」計算式の変数の数nを4100とすると、もともとの変数の数は、変数の制限を満たすが、2次多項式に変換後は、2n−2=8200−2=8198個の変数が含まれることになり、変数の制限を満たせなくなる。
一つの側面では、多項式をハミルトニアンに変換したときの変数の増加を抑制することができる情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
第1の案では、情報処理プログラムは、コンピュータに、多項式の値を四捨五入する計算式に対して、前記多項式に含まれる複数の項毎にグループ化する処理を実行させる。情報処理プログラムは、コンピュータに、前記グループ化した各項の値それぞれに対して四捨五入を実行した四捨五入後の各値を加算する、前記計算式の近似式を生成する処理を実行させる。情報処理プログラムは、コンピュータに、前記近似式における前記四捨五入の実行単位である各項を用いて、前記計算式を低次多項式に変換する処理を実行させる。
一実施形態によれば、多項式をハミルトニアンに変換したときの変数の増加を抑制することができる。
図1は、実施例1にかかる情報処理装置を説明する図である。 図2は、一般的な多項式変換を説明する図である。 図3は、実施例1にかかる情報処理装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 図4は、変換処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、切り上げ関数の多項式表現を説明する図である。 図6は、切り捨て関数の多項式表現を説明する図である。 図7は、ハードウェア構成例を説明する図である。
以下に、本願の開示する情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、各実施例は、矛盾のない範囲内で適宜組み合わせることができる。
[情報処理装置の説明]
図1は、実施例1にかかる情報処理装置10を説明する図である。図1に示す情報処理装置10は、アニーリング計算機30へ入力する目的関数に、アニーリング計算機30の制約条件を満たさない「多項式の値に対して四捨五入を実行する」計算式が含まれている場合に、制約条件を満たす形式に当該計算式を変換するコンピュータ装置の一例である。
なお、本実施例で説明するアニーリング計算機30の制約条件は、一例として、2次以下の多項式を処理対象とし、変数の数は8192個までを処理対象とする。なお、ここでは、目的関数に当該計算式が含まれている場合を例にして説明するが、目的関数が当該計算式のみで構成されていてもよい。
実施例1にかかる情報処理装置10は、アニーリング計算機30の制約条件を満たすために、「多項式の値に対して四捨五入を実行する」計算式を多項式に変換する。例えば、情報処理装置10は、目的関数に含まれる「多項式の値に対して四捨五入を実行する」計算式に対して、近似処理を実行することにより、近似式に変換する。続いて、情報処理装置10は、変換した近似式から多項式を生成する。このとき、情報処理装置10は、生成した多項式が3次元以上の多項式である場合には、次数削減法により、2次元多項式に変換する。
その後、情報処理装置10は、2次多項式(ハミルトニアン)に変換された「多項式の値に対して四捨五入を実行する」計算式を含む目的関数をアニーリング計算機30に出力する。そして、アニーリング計算機30は、目的関数に対してアニーリング計算を実行して、最小値を算出する。
ここで、一般的な多項式変換の問題点を説明する。図2は、一般的な多項式変換を説明する図である。図2では、xとxが0と1の値を取るときに、「[1.2x+2.4x]の四捨五入値を計算する式」を多項式で表現する例を考える。この場合、図2に示すように、「x=x=0」、「x=0かつx=1」、「x=1かつx=0」、「x=x=1」の4パターンを計算し、その計算結果にしたがって多項式[2(1−x)x+x(1−x)+4x]を生成する。
この変換手法を用いることにより、式(1)に示すように、変数の数がn個である「[1.2x+2.4x+・・・+3.2x]の四捨五入値を計算する式」をn次の多項式に変換することができる。
Figure 2021114117
そして、一般的な手法では、このようにして得られたn次多項式に対して、次数削減法により2次多項式に変換する。ここで、次数削減法について具体的に説明する。例えば、目的関数Hが式(2)に示すような3次以上の項を有するとき、新しい変数y=xn−1を導入して得られる新しい目的関数である式(3)は、元の目的関数(式(2))と最小値が一致することが知られている。このとき、g(x)=xn−1がg(x)yに変換され、次数が1つ削減される。
Figure 2021114117
Figure 2021114117
この次数削減法を用いることにより、n次多項式の1部分をn−1次多項式に変換することができるので、この手法を繰り返し用いることで、n次多項式を2次多項式に変換することができる。ただし、次数削減法を1回適用することで、無駄な変数が1つ増加する。つまり、n次多項式を2次多項式まで変換した場合、変数が少なくともn−2個追加されるので、四捨五入のハミルトニアンの変数は少なくとも2n−2個となる。ここで、nを4100とすると、もともとのn次多項式の変数の数は、次数の制約条件を満たすが、2次多項式に変換後は、2n−2=8200−2=8198個の変数が含まれることになり、変数の制約条件を満たせなくなる。
このように、四捨五入の計算式をn次多項式に変換した後に次数削減法により2次多項式に変換した場合、変数の制約条件を満たせない事象が発生し、アニーリング計算機30に入力できないことがある。
そこで、実施例1にかかる情報処理装置10は、問題によっては、四捨五入の正確な値ではなく近似値で充分であることを利用して、四捨五入を近似値にする代わりに多項式の次元を低くすることで、次数削減で増加する変数の数を少なくする。
[機能構成]
図3は、実施例1にかかる情報処理装置10の機能構成を示す機能ブロック図である。なお、アニーリング計算機30には、ハミルトニアン(2次多項式)を含む目的関数に対してアニーリング計算を実行する様々な計算機を採用することができる。
図3に示すように、情報処理装置10は、通信部11、記憶部12、制御部20を有する。通信部11は、他の装置との間の通信を制御する処理部であり、例えば通信インタフェースなどである。例えば、通信部11は、管理者の端末などから、「多項式の値に対して四捨五入を実行する」計算式を含む目的関数を受信する。また、通信部11は、当該計算式を変換した低次多項式を含む目的関数をアニーリング計算機30に送信する。
記憶部12は、各種データや制御部20が実行するプログラムなどを記憶する。例えば、記憶部12は、ハードディスクやメモリなどによって実現される。この記憶部12は、設定情報12aを記憶する。この設定情報12aは、アニーリング計算機30の制約条件などが定義される。なお、制約条件としては、例えば二次以下の多項式や変数の数(例えば8192個)などである。
制御部20は、情報処理装置10全体を司る処理部であり、例えばプロセッサなどで実現される。この制御部20は、取得部21、近似化部22、多項式化部23、次数削減部24、出力部25を有する。なお、取得部21、近似化部22、多項式化部23、次数削減部24、出力部25は、プロセッサが有する電子回路の一例やプロセッサが実行するプロセスの一例などで実現することもできる。
この制御部20は、各処理部を用いて、設定情報12aに記憶される制約条件を満たすように、アニーリング計算の対象である当該目的関数の変換を実行する。
取得部21は、四捨五入の式の一例である「多項式の値に対して四捨五入を実行する」計算式を含む目的関数を取得する処理部である。具体的には、取得部21は、管理者端末などからアニーリング計算の対象である当該目的関数を取得し、近似化部22に出力する。例えば、取得部21は、目的関数Hから、式(4)に示す「多項式の値に対して四捨五入を実行する」計算式である「[r+r+・・・r1010]の値を四捨五入する」計算式を取得する。なお、xは{0,1}とし、i=1〜10とする。
Figure 2021114117
近似化部22は、四捨五入を近似値に変換する近似化を実行する処理部である。上記例で説明すると、近似化部22は、目的関数Hから上記計算式(四捨五入の計算式)を抽出し、当該計算式を近似化する。具体的には、近似化部22は、上記計算式に対して、記多項式に含まれる複数の項毎にグループ化し、グループ化した各項の値それぞれに対して四捨五入を実行した四捨五入後の各値を加算する、計算式の近似式を生成する。
例えば、近似化部22は、[r+r+・・・+r1010]を、四捨五入[r]のように1項ずつグループ化して近似し、式(5)に示す近似式に変換する。そして、近似化部22は、生成した近似式を多項式化部23に出力する。
Figure 2021114117
多項式化部23は、近似式を多項式に変換する処理部である。上記例で説明すると、多項式化部23は、式(5)に示す近似式の各項を、式(6)に示すように変換する。例えば、多項式化部23は、式(5)の第1項である「[r]の値を四捨五入する」項を、「[r]を四捨五入した結果とxとを乗算する」項に変換する。このようにして、多項式化部23は、式(5)にある全10項について上記変換を実行し、変換した各項を加算する多項式(1次多項式)を生成する。
Figure 2021114117
Figure 2021114117
なお、多項式化部23は、上記手法以外の手法で多項式を生成することもできる。そして、多項式化部23は、生成した多項式が3次元以上の多項式である場合、生成した多項式を次数削減部24に出力する。一方、多項式化部23は、生成した多項式が1次多項式または2次多項式である場合、当該多項式を出力部25に出力する。
次数削減部24は、多項式化部23により生成された多項式の次数削減を実行する処理部である。例えば、次数削減部24は、式(2)および式(3)を用いて説明した次数削減法を、多項式が2次元多項式になるまで繰り返し実行する。そして、次数削減部24は、生成した2次多項式を出力部25に出力する。
出力部25は、多項式化部23または次数削減部24により生成された2次多項式または1次多項式を含む目的関数をアニーリング計算機30に出力する処理部である。すなわち、出力部25は、式(4)の計算式を変換した、アニーリング計算機30の制約条件を満たす式(7)の計算式を含む新たな目的関数Hをアニーリング計算機30に出力する。
[処理の流れ]
図4は、変換処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すように、取得部21によって目的関数が取得されると(S101:Yes)、近似化部22は、目的関数から変換対象に該当する計算式を抽出する(S102)。
続いて、近似化部22は、該当計算式を近似した近似式を生成し(S103)、多項式化部23は、近似式を多項式に変換する(S104)。
そして、変換された多項式が2次元以下の多項式である場合(S105:Yes)、出力部25は、変換された多項式を含む目的関数をアニーリング計算機30に出力する(S106)。
一方、変換された多項式が3次元以上の多項式である場合(S105:No)、次数削減部24が当該多項式の次数削減を実行し(S107)、出力部25が、2次元以下となった多項式を含む目的関数をアニーリング計算機30に出力する(S108)。
[効果]
上述したように、情報処理装置10は、「多項式の値に対して四捨五入を実行する」計算式、言い換えると「多項式の値に対する四捨五入」をアニーリング計算機30に入力できるように、当該四捨五入を多項式で表現することができる。したがって、情報処理装置10は、四捨五入を近似値にして多項式次数を減少させることができ、目的関数をハミルトニアンに変換したときの変数の増加を抑制できる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
[近似化]
上記実施例では、1項ずつ近似して近似式を生成し、近似式を1項ずつ変換する例を説明したが、これに限定されるものではなく、2項ずつ近似式に変換することもできる。例えば、近似化部22は、[r+r+・・・r1010]を、[r+r]のように2項ずつ近似して、式(8)に示す近似式に変換することもできる。
Figure 2021114117
そして、多項式化部23は、式(8)の第1項である「[r+r]の値を四捨五入する」項を、「[r+r]を四捨五入した結果と[x]とを乗算する」式と、[r]を四捨五入した結果と[x(1−x)]とを乗算する式と、[r]を四捨五入した結果と[(1−x)x]とを乗算する式とを全て加算した式」とに変換する。すなわち、多項式化部23は、式(8)の手法により生成された近似式を式(9)に示す変換式により多項式に変換し、変換後の各多項式を加算する式(10)に示す2次多項式を生成することもできる。
Figure 2021114117
Figure 2021114117
[切り上げ関数]
また、情報処理装置10は、切り上げ関数に対しても上述した処理を実行することにより、多項式化することができる。図5は、切り上げ関数の多項式表現を説明する図である。図5に示すように、情報処理装置10は、切り上げ関数として、「[r+r+・・・r1010]の四捨五入の値を切り上げる計算式」が入力された場合、「[r+r+・・・r1010+0.5]の四捨五入値の計算式」に変換した上で、実施例1と同様の手法を適用することで、切り上げ関数を多項式に変換することができる。
[切り捨て関数]
また、情報処理装置10は、切り捨て関数に対しても上述した処理を実行することにより、多項式化することができる。図6は、切り捨て関数の多項式表現を説明する図である。図6に示すように、情報処理装置10は、切り捨て関数として、「[r+r+・・・r1010]の四捨五入の値を切り捨てる計算式」が入力された場合、「[r+r+・・・r1010−0.5]の四捨五入値の計算式」に変換した上で、実施例1と同様の手法を適用することで、切り捨て関数を多項式に変換することができる。
[数値等]
上記実施例で用いたxの値、項の数、数値例、計算式、各種形式等は、あくまで一例であり、任意に変更することができる。また、情報処理装置10とアニーリング計算機30とを同じ筐体で実現することもできる。
[システム]
上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。なお、近似化部22は、グループ化部と生成部の一例であり、多項式化部23は、変換部の一例である。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
[ハードウェア]
次に、情報処理装置10のハードウェア構成例を説明する。図7は、ハードウェア構成例を説明する図である。図7に示すように、情報処理装置10は、通信装置10a、HDD(Hard Disk Drive)10b、メモリ10c、プロセッサ10dを有する。また、図7に示した各部は、バス等で相互に接続される。
通信装置10aは、ネットワークインタフェースカードなどであり、他のサーバとの通信を行う。HDD10bは、図3に示した機能を動作させるプログラムやDBを記憶する。
プロセッサ10dは、図3に示した各処理部と同様の処理を実行するプログラムをHDD10b等から読み出してメモリ10cに展開することで、図3等で説明した各機能を実行するプロセスを動作させる。例えば、このプロセスは、情報処理装置10が有する各処理部と同様の機能を実行する。具体的には、プロセッサ10dは、取得部21、近似化部22、多項式化部23、次数削減部24、出力部25等と同様の機能を有するプログラムをHDD10b等から読み出す。そして、プロセッサ10dは、取得部21、近似化部22、多項式化部23、次数削減部24、出力部25等と同様の処理を実行するプロセスを実行する。
このように、情報処理装置10は、プログラムを読み出して実行することで情報処理方法を実行する情報処理装置として動作する。また、情報処理装置10は、媒体読取装置によって記録媒体から上記プログラムを読み出し、読み出された上記プログラムを実行することで上記した実施例と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施例でいうプログラムは、情報処理装置10によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
10 情報処理装置
11 通信部
12 記憶部
12a 設定情報
20 制御部
21 取得部
22 近似化部
23 多項式化部
24 次数削減部
25 出力部

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    多項式の値を四捨五入する計算式に対して、前記多項式に含まれる複数の項毎にグループ化する処理と、
    前記グループ化した各項の値それぞれに対して四捨五入を実行した四捨五入後の各値を加算する、前記計算式の近似式を生成する処理と、
    前記近似式における前記四捨五入の実行単位である各項を用いて、前記計算式を低次多項式に変換する処理と
    を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 前記低次多項式が、前記計算式を含む目的関数の入力先である、アニーリング計算を実行する計算機の制約を満たさない場合に、前記低次多項式に対して次数削減法を所定回数繰り返して、前記制約を満たす低次多項式に変換する処理を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記グループ化する処理は、前記計算式の変数の取り得る値が0と1であるとき、前記多項式に含まれる先頭の項から1項ずつをグループ化する処理を含み、
    前記生成する処理は、グループ化した各項の値の四捨五入を実行して加算する前記近似式を生成する処理を含み、
    前記変換する処理は、前記近似式における四捨五入を実行する前記各項を1次の単項式に変換し、各1次の単項式を加算する1次多項式を生成する処理を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記グループ化する処理は、前記計算式の変数の取り得る値が0と1であるとき、前記多項式に含まれる先頭の項から2項ずつをグループ化する処理を含み、
    前記生成する処理は、グループ化した各項の値の四捨五入を実行して加算する前記近似式を生成する処理を含み、
    前記変換する処理は、前記近似式における四捨五入を実行する前記各項を2次の多項式に変換し、各2次の多項式を加算する2次多項式を生成する処理を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  5. コンピュータが、
    多項式の値を四捨五入する計算式に対して、前記多項式に含まれる複数の項毎にグループ化する処理と、
    前記グループ化した各項の値それぞれに対して四捨五入を実行した四捨五入後の各値を加算する、前記計算式の近似式を生成する処理と、
    前記近似式における前記四捨五入の実行単位である各項を用いて、前記計算式を低次多項式に変換する処理と
    を実行することを特徴とする情報処理方法。
  6. 多項式の値を四捨五入する計算式に対して、前記多項式に含まれる複数の項毎にグループ化するグループ化部と、
    前記グループ化した各項の値それぞれに対して四捨五入を実行した四捨五入後の各値を加算する、前記計算式の近似式を生成する生成部と、
    前記近似式における前記四捨五入の実行単位である各項を用いて、前記計算式を低次多項式に変換する変換部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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