JP2021114084A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

情報処理装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2021114084A
JP2021114084A JP2020005957A JP2020005957A JP2021114084A JP 2021114084 A JP2021114084 A JP 2021114084A JP 2020005957 A JP2020005957 A JP 2020005957A JP 2020005957 A JP2020005957 A JP 2020005957A JP 2021114084 A JP2021114084 A JP 2021114084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
document element
similarity
processor
interest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020005957A
Other languages
English (en)
Inventor
智行 清水
Satoyuki Shimizu
智行 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fujifilm Business Innovation Corp
Priority to JP2020005957A priority Critical patent/JP2021114084A/ja
Priority to US16/927,931 priority patent/US20210224533A1/en
Priority to CN202010920106.9A priority patent/CN113139046A/zh
Publication of JP2021114084A publication Critical patent/JP2021114084A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/30Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of unstructured textual data
    • G06F16/33Querying
    • G06F16/335Filtering based on additional data, e.g. user or group profiles
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/50Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of still image data
    • G06F16/54Browsing; Visualisation therefor
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/30Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of unstructured textual data
    • G06F16/34Browsing; Visualisation therefor
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/50Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of still image data
    • G06F16/58Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually
    • G06F16/583Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually using metadata automatically derived from the content
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/194Calculation of difference between files
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/40Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/41Analysis of document content
    • G06V30/414Extracting the geometrical structure, e.g. layout tree; Block segmentation, e.g. bounding boxes for graphics or text

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Library & Information Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Machine Translation (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】文書要素が変更された場合に、その文書要素に関連する別の文書要素の情報を、変更によるそれら両文書要素間の類似度の変化に応じて表示できるようにする。【解決手段】プロセッサは、注目する文書要素を指定して画面表示を指定された場合、その要素と関連する文書要素を関連表から求め、注目する文書要素と関連する各文書要素との類似度を計算する(S14)。プロセッサは、関連する文書要素ごとに、計算した類似度と、関連表に記録されている前回の類似度との差分を計算し(S16)、関連する各文書要素の情報を、例えばその差分が示す類似度の低下幅が大きい順に並べた画面を生成し、ユーザに提供する。【選択図】図9

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
ある文書の文書要素に類似する別の文書の文書要素を特定し、特定した文書要素の情報をユーザに通知するシステムがある。
例えば、特許文献1に記載された契約書分析システムは、複数の法令に含まれる複数の法律条文について、条文毎の文書ベクトルを生成する処理と、各条文の文書ベクトル同士を比較し、所定の閾値以上の類似性を有する複数の条文を合体させた条文グループを生成する処理と、各条文グループについて、条文グループ毎の文書ベクトルを生成する処理と、入力された契約書データについて、条項毎の文書ベクトルを生成する処理と、この条項毎の文書ベクトルと、上記条文グループ毎の文書ベクトルとを比較し、最も類似する条文グループに含まれる各法律条文を、当該契約条項の関連条文と特定する処理と、契約条項毎に関連条文を列記した分析結果画面を生成する。
特許第5383943号明細書
例えば、第1の文書要素に変更が加えられた場合に、その第1の文書要素に関連する第2の文書要素を、その変更に追従して変更する必要がある場合がある。このような場合、変更後の第1の文書要素が第2の文書要素と類似しなくなっている可能性がある。このため、文書要素に類似する別の文書要素を特定してユーザに通知する方式では、第1の文書要素の変更後に第2の文書要素を特定し、ユーザに通知することはできない。
本発明は、文書要素が変更された場合に、その文書要素に関連する別の文書要素の情報を、変更によるそれら両文書要素間の類似度の変化に応じて表示できるようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、プロセッサと、記憶装置と、を含み、前記プロセッサは、注目する文書要素に関連付けられた文書要素ごとに、当該関連付けられた文書要素と前記注目する文書要素との類似度の計算を実行し、前記関連付けられた文書要素と前記注目する文書要素との、前記計算により得られた類似度と、前記記憶装置に記憶されている過去の類似度と、に基づいて、前記関連付けられた文書要素についての表示制御を実行する、ことを特徴とする情報処理装置である。
請求項2に係る発明は、前記表示制御では、前記関連付けられた文書要素の一覧表示における表示順序が制御される、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に係る発明は、前記表示順序は、過去の類似度に対する前記計算により得られた類似度の変化に基づき求められる、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に係る発明は、前記表示順序は、過去の類似度に対する前記計算により得られた類似度の低下幅が大きい前記関連付けられた文書要素ほど上位となる順序である、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に係る発明は、前記プロセッサは、前記過去の類似度に対する前記計算により得られた類似度の低下幅が閾値以上である前記関連付けられた文書要素について、当該関連付けられた文書要素の前記注目する文書要素への関連付けを解除するためのユーザインタフェース部品を表示する制御を行う、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置である。
請求項6に係る発明は、前記プロセッサは、前記計算により得られた類似度が第2の閾値未満である前記関連付けられた文書要素について、当該関連付けられた文書要素の前記注目する文書要素への関連付けを解除するためのユーザインタフェース部品を表示するための制御を行う、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置である。
請求項7に係る発明は、前記表示順序は、過去の類似度に対する前記計算により得られた類似度の上昇幅が大きい前記関連付けられた文書要素ほど上位となる順序である、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項8に係る発明は、前記プロセッサは、前記注目する文書要素、前記関連付けられた文書要素及びそれ以外の文書要素を含む文書要素群に含まれる文書要素同士のペアごとに、そのペアに含まれる文書要素同士の類似度を計算し、ペアについて計算した類似度が閾値以上の場合に、そのペアに含まれる文書要素同士を関連付けるためのユーザインタフェース部品を表示する制御を行う、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置である。
請求項9に係る発明は、前記プロセッサは、文書要素が削除された場合に、その文書要素に対する他の文書要素の関連付けを解除する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置である。
請求項10に係る発明は、コンピュータが、注目する文書要素に関連付けられた文書要素ごとに、当該関連付けられた文書要素と前記注目する文書要素との類似度の計算を実行し、前記関連付けられた文書要素と前記注目する文書要素との、前記計算により得られた類似度と、前記記憶装置に記憶されている過去の類似度と、に基づいて、前記関連付けられた文書要素についての表示制御を実行する、よう機能させるためのプログラムである。
請求項1−3又は10に係る発明によれば、文書要素が変更された場合に、その文書要素に関連する別の文書要素の情報を、変更によるそれら両文書要素間の類似度の変化に応じて表示できる。
請求項4に係る発明によれば、類似度の低下幅が大きい関連する文書要素ほど、注目する文書要素との関連の維持のための対処の必要性が高いものとして目立たせることができる。
請求項5に係る発明によれば、注目する文書要素に対する類似度が大幅に下がった関連する文書要素について、次回から注目する文書要素との類似度の計算負荷を減らすべく、関連付けを解除することができる。
請求項6に係る発明によれば、注目する文書要素に対する類似度が低い関連する文書要素について、次回から注目する文書要素との類似度の計算負荷を減らすべく、関連付けを解除することができる。
請求項7に係る発明によれば、類似度の上昇幅が大きい関連する文書要素ほど目立たせることができる。
請求項8に係る発明によれば、関連付けを行うに相応しい文書要素のペアをユーザに知らせることができる。
請求項9に係る発明によれば、削除された文書要素についての他の文書要素と類似度の計算を試みる手間をなくすことができる。
文書サービスシステムを含む全体システムの構成を例示する図である。 文書サービスシステムが実装されたコンピュータのハードウエア構成を例示する図である。 文書を文書要素に分割すること、及び文書要素間の類似度を説明するための図である。 文書サービスシステムがユーザに提供する、変更された文書要素とこれに関連する文書要素との類似度の変化を示す画面の一例を示す図である。 文書サービスシステムがユーザに提供する、変更された文書要素とこれに関連する文書要素との類似度の変化を示す画面の別の一例を示す図である。 文書サービスシステムがユーザに提供する、変更された文書要素とこれに関連する文書要素との類似度の変化を示す画面の更に別の一例を示す図である。 文書サービスシステムがユーザに提供する、変更された文書要素とこれに関連する文書要素との類似度の変化を示す画面の更に別の一例を示す図である。 関連表の一部を例示する図である。 ユーザから注目する文書要素についての情報の表示を求められたときに文書サービスシステムが実行する処理手順を例示する図である。 関連表における、文書要素の変更による類似度の変化を示す図である。 関連表の保守のために文書サービスシステムが実行する処理手順を例示する図である。 保守の処理手順により生成される通知画面を例示する図である。
<全体システムの例>
図1に、本発明に係る情報処理装置の一実施形態である文書サービスシステム100を含んだ文書利用のための全体システムを例示する。
この例では、文書サービスシステム100は、ある会社の社内ネットワーク40に接続されている。社内ネットワーク40には、設計書管理システム10や社内規定管理システム20のように、社内の各種文書を管理するための1以上の文書管理システムが接続されている。また社内ネットワーク40には、ユーザが操作するパーソナルコンピュータ等のクライアント30が接続されている。
インターネット50上には、法令管理システム60や「XX」技術の標準文書を管理するXX標準管理システム70等の、各種の文書管理システムが存在する。社内ネットワーク40上の文書サービスシステム100やクライアント30等の装置は、それらインターネット50上の文書管理システムが持つ文書にアクセス可能である。
文書サービスシステム100は、社内ネットワーク40又はインターネット50上の各種の文書管理システム内の文書の変更を検知し、検知した変更についての情報をユーザに提供する。
ここで、「文書」とは、何らかのデータ形式のデータであり、そのデータ形式は特に限定されない。例えば、文書は、テキストデータ形式のデータであってもよいし、PDF形式等の各種の文書ファイル形式であってもよい。また文書は、様々なイメージデータ形式の画像データであってもよいし、動画データであってもよいし、HTML(Hypertext Markup Language)形式やXML(eXtensible Markup Language)形式等のような構造化文書形式のデータであってもよい。
文書は、1以上の文書要素から構成されている。例えば、文書が複数の章から構成されている場合、個々の章はその文書を構成する文書要素である。また、文書中の章が複数の節で構成されている場合、節は、章とは異なるレベルではあるが、その文書を構成する文書要素であり、章を1つの文書と見た場合、節はその文書(=章)を構成する文書要素である。また、特許法等の1つの法律を文書と捉えると、その法律を構成する個々の条や、各条を構成する個々の項は、その文書(=法律)を構成する文書要素である。HTMLで記述された文書の場合、開始タグとこれに対応する終了タグとで囲まれる部分が1つの文書要素である。
文書サービスシステム100は、各文書管理システムに登録された各文書を、それぞれ文書要素単位に分割し、文書要素ごとに管理する。文書の文書要素単位への分割は、従来技術を用いて行えばよい。
<ハードウエア構成の例>
文書サービスシステム100は、コンピュータにそのシステムの機能を表すプログラムを実行させることにより実現される。
ここで、文書サービスシステム100のベースとなるコンピュータは、例えば、図2に示すように、ハードウエアとして、プロセッサ102、ランダムアクセスメモリ(RAM)等のメモリ(主記憶装置)104、フラッシュメモリやSSD(ソリッドステートドライブ)、HDD(ハードディスクドライブ)等の不揮発性の記憶装置である補助記憶装置106を制御するコントローラ、各種の入出力装置108とのインタフェース、ローカルエリアネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース110等が、例えばバス112等のデータ伝送路を介して接続された回路構成を有する。文書サービスシステム100の各機能の処理内容が記述されたプログラムが、ネットワーク等を経由してコンピュータにインストールされ、補助記憶装置106に保存される。補助記憶装置106に記憶されたプログラムが、プロセッサ102によりメモリ104を用いて実行されることにより、文書サービスシステム100の各機能が実現される。
ここでプロセッサ102とは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、 ASIC:Application Specific Integrated Circuit、 FPGA:Field Programmable Gate Array、 プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また、プロセッサ102の動作は、1つのプロセッサ102によってなすのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサ102が協働してなすものであってもよい。また、プロセッサ102の各動作は、以下の実施形態において説明する順序のみに限定されるものではなく、適宜に変更してもよい。
なお、設計書管理システム10、社内規定管理システム20、クライアント30等の他の装置も、文書サービスシステム100と同様、コンピュータをベースとして構成されている。
<文書の変更に関する情報提供の例>
文書サービスシステム100は、図3に例示するように、個々の文書200、210、220を文書要素202、212、222に分け、文書要素同士の類似度を計算する。図示例では、「法令」という文書200の先頭の文書要素202と「社内文書A」という文書210の先頭の文書要素212との類似度は0.1であり、文書200の先頭の文書要素202と「社内文書B」という文書220の先頭の文書要素222との類似度は0.5である。
またこの実施形態では、文書サービスシステム100は、一つの例として、文書を社内の文書と社外の文書とに分類し、社内の文書の文書要素と社外の文書の文書要素との間の類似度を監視する。社内の文書とは、社内ネットワーク40上にある社内の文書管理システム、例えば設計書管理システム10及び社内規定管理システム20、が管理する文書である。一方、社外の文書とは、図1の例では、社内ネットワーク40の外の、例えばインターネット50上の文書管理システム、例えば法令管理システム60、が管理する文書である。図3の例では、文書210及び220が社内の文書であり、文書200が社外の文書である。この例では、文書サービスシステム100は、社内の各文書の各文書要素と社外の各文書の各文書要素との類似度の計算結果の前回の計算結果からの変化に応じて、ユーザに対して情報提供を行う。
すなわち、文書サービスシステム100は、内容に変更があった文書要素とその文書要素に関連がある他の文書要素との類似度の、その変更の前後での変化を示す表示画面をユーザに提供する。例えば、この画面には、変更された文書要素の変更内容の情報と、その文書要素と他の各文書要素との類似度の変化を示す情報が表示される。また、この画面には、注目する文書要素に対して関連がある他の文書要素が、注目する文書に対する類似度に応じてソートされて表示される。
例えば、図4に例示する画面300は、社外の文書310(文書名「特許法」)の文書要素320(要素名「第三十五条」)の内容が内容322から内容324へと変更された場合に文書サービスシステム100が提供する画面の一例である。変更のあった文書要素320が、注目する文書要素である。画面300は、左右2つの表示領域350及び360を含んでおり、左側の表示領域350には社外の文書要素の情報が、右側の表示領域360にはそれに関連する社内の文書要素の情報が、それぞれ表示される。左側の表示領域350には、変更された社外の文書要素320(すなわち、文書「特許法」の中の文書要素「第三十五条」)の情報が表示されている。右側の表示領域350には、その文書要素320に関連する社内の文書要素330及び340の情報が表示されている。文書要素330は、文書「発明考案等管理規定」の中の文書要素「第4条」である。文書要素330の文書要素名(すなわち「発明考案等管理規定−第4条」)には、社内規定管理システム20内の「発明考案等管理規定」の「第4条」へのリンクが埋め込まれている。文書要素330の文書要素名の右側には、その文書要素330と、左側の表示領域350に示された文書要素320と、の類似度の前回からの変化を示す類似度表示欄334が示される。この例では、それら2つの文書要素320と330との間の類似度は、前回は0.6であったのに対し、今回は0.1に下がっている。この類似度の低下は、注目する文書要素320の内容の変化に伴って生じたものである。
また、文書要素340の右側には、その文書要素340と左側の表示領域350の文書要素320との類似度の前回からの変化を示す類似度表示欄344が示される。文書要素320と340との間の類似度は、前回は0.7であったのに対し、今回は0.4に下がっている。
文書要素330(すなわち「発明考案等管理規定−第4条」)及び340(すなわち「○○文書−第XX条」)は、文書要素320(すなわち「特許法−第三十五条」)に対して関連を持っており、変更前の文書要素320に対する類似度がある程度高い。例えば、社内規定の条文である文書要素330は、法令の条文である文書要素320に関連する社内の定めを含んでおり、文書要素320の記載に似た記載が含まれるため、文書要素320に対する内容の類似度が比較的高くなっている。ところが、図示例では、法改正により文書要素320の内容のうち社内の文書要素330の内容に強く関連する部分が変更された結果、文書要素320に対する文書要素330の類似度は大きく低下した。社内規定の文書要素330の内容は、変更後の法令の文書要素320の内容にそぐわないものとなっている可能性が高い。このため、ユーザは、文書要素330の内容を変更後の文書要素320の内容に合わせて修正するか、あるいは文書要素330は変更後の文書要素320に関連のないものとして取り扱うか、等の対応が必要になる。前者の場合、ユーザは、例えば、文書要素330のリンクを用いて、社内規定管理システム20内のその文書要素330にアクセスし、その文書要素の内容を変更後の文書要素320の内容に合わせて編集する。
一方、後者の場合のためのユーザインタフェースとして、画面300内の文書要素330に対応する類似度表示欄334の下には、『次回から「特許法−第三十五条」との類似度を算出しない』と表記された関連削除ボタン336が表示される。関連削除ボタン336は、文書要素330(すなわち「発明考案等管理規定−第4条」)の、文書要素320(すなわち「特許法−第三十五条」)に対する関連付けを解除することを指示するためのGUI(グラフィカルユーザインタフェース)部品の一例である。
本実施形態では、計算量を低減するために、通常は、注目する文書要素との類似を計算する他の文書要素は、その注目する文書要素と関連があると関連表(詳細は後述)に登録済みであるとされているものに限る。社内及び社外の文書管理システムには多数の文書が登録されており、それら多数の文書に含まれる文書要素は膨大な数にのぼるので、注目する文書要素に対する他の全ての文書要素の類似度を計算すると、計算量は莫大なものとなる。そこで、本実施形態では、互いに関連がある文書要素のペア群を関連表に登録しておき、注目する文書要素に対する関連が関連表に登録されている文書要素に限って、その文書要素と注目する文書要素との類似度を計算する。一つの例では、何らかのタイミングで計算した文書要素間の類似度が閾値(すなわち、後述する図11の手順の第1閾値)以上である場合に、それら文書要素間に関連がある旨、関連表に登録する。
関連削除ボタン336は、そのボタン336に対応する文書要素330と文書要素320との関連を関連表から削除するために用いられる。ユーザが、画面へのタッチ操作、又はマウス等のポインティングデバイスの操作により、関連削除ボタン336を押下すると、文書サービスシステム100は、文書要素320と文書要素330との関連を示す情報を関連表から削除する。それら2つの文書要素320及び330の関連を関連表から削除することで、それら文書要素の一方について後述する図9の手順が実行される場合に、それら2つの文書要素320及び330については類似度の計算を実行する必要がなくなる。
関連削除ボタン336は、対応する文書要素330の注目する文書要素320に対する類似度の前回からの低下幅が所定の閾値以上である場合に表示される。例えば、その閾値が0.4である場合、図4の例では、文書要素330の類似度の低下幅は0.5であり、これは閾値0.4以上であるから、文書要素330に対応する関連削除ボタン336が表示される。これに対して、文書要素340の類似度の低下幅は0.3であり、これは閾値0.4未満であるから、文書要素340に対応する関連削除ボタンは表示されない。
図4の例では、表示領域360には、社外文書の文書要素320に関連する社内文書の文書要素330及び340を、前回からの類似度の低下幅が大きい順にソートして並べられている。表示領域360内の文書要素340の表示の下には、類似度の低下幅が更に少ない他の文書要素の情報が表示される。表示領域350及び360は、スクロール表示が可能である。
変更のあった文書要素320に対する文書要素330又は340の類似度の低下幅が大きいほど、その変更に対する文書要素330又は340側の対処の必要性が高いといえる。図4の例では、類似度の低下幅が大きい文書要素330、340、・・・の順にソートして表示することにより、文書要素320の内容の変更への対処の必要性が高いものほど先頭に近く表示され、ユーザの目にとまりやすくなる。
表示領域360に表示される文書要素330、340、・・・のソート順は、ソート順指定欄362に示される。ソート順指定欄362は、複数のソート順を例えばプルダウンメニュー形式で提示し、その中からユーザが希望するソート順の選択を受け付ける機能を持つ。
図4は、社外の文書要素320に関連のある社内の文書要素330、340を、前回から今回までの類似度の低下幅が大きい順にソートして表示したものであった。これに対して、図5に示すのは、ソート順を、前回から今回までの類似度の上昇幅が大きい順にしたものである。社外の文書要素320の変更の前後で、これに関連する社内の文書要素370及び375とその文書要素320との類似度は、0.5から0.8へ、及び0.7から0.9へ、それぞれ上昇している。類似度の上昇幅は、前者は0.3、後者は0.2である。
変更された文書要素320に対する類似度の上昇幅が大きい相手の文書要素370又は375は、文書要素320の変更の前後で、文書要素320に対する関連性が強くなった可能性があり、このような文書要素370等をユーザに知らせると、役に立つ場合がある。
例えば法令条文の改正を想定した私的な検討内容を示すメモが社内ネットワーク40内の文書管理システムに保存されている場合、そのメモは、改正前の条文に対しては類似度がさほど高くない。しかし、メモで想定していた改正の方向性が的確なものであれば、改正された後のその法令の条文とそのメモの類似度は高くなると考えられる。そこで、条文の改正後に類似度が高くなったメモをユーザに通知することで、ユーザはそのメモの存在を認識し、そのメモを用いて公式の社内文書を起草する等の対処が取れる。
そこで、図5の例では、ユーザがソート順指定欄362で、類似度の上昇幅が大きい順を選択することにより、画面300上では、類似度の上昇が大きい文書要素380、385ほど、先頭に近い位置に表示され、目立ちやすくなる。
図6には、ソート順指定欄362において、前回から今回までの類似度の変化量(すなわち前回と今回の類似度の差の絶対値)が少ない順が指定されている場合の画面300の例を示す。この例では、社外の文書要素320の変更の前後で、これと社内の文書要素380との類似度は変化がない。また、文書要素320と文書要素385との類似度は、0.01だけ上昇している。
このソート順を指定することにより、ユーザは、社外の文書要素320の変更の前後でも、その文書要素320に対する類似度の変化が少ない社内の文書要素を知る。そして、例えばこれらについては内容のチェックを後まわしにして、他の文書要素のチェックを行うなどの時間配分が可能になる。
図7に例示する画面300では、社外の文書の文書要素320は前回から変更がない。一方、社内の文書要素390は、前回の内容392から今回の内容394へと変更されている。この例では、表示領域350内には、文書要素320に変更がないことを示す表示326が示されている。この例では、文書要素320と文書要素390との類似度は、文書要素390の変更の前後で変化していない。
このように、文書サービスシステム100は、社内の文書要素390が変更された場合にも、その文書要素390と関連する社外の文書要素320や、それら文書要素同士の類似度の情報を示した画面300を提供する。
<文書サービスシステムが実行する処理>
次に、上述した画面300を提供するために文書サービスシステム100が実行する処理を例示する。
図8に、その処理のために文書サービスシステム100が管理している関連表の一部を例示する。
関連表は、互いに関連のある社外の文書要素と社内の文書要素とのペアを登録した表である。社外にも社内にも膨大な数の文書要素が存在しており、関連表に登録される互いに関連のある社外と社内の文書要素のペアの数は膨大なものとなる。図8には、関連表のうち、社外の文書要素「特許法−第三十五条」を含むペア群の情報を取り出して示している。関連表には、ペア毎に、そのペアを構成する2つの文書要素同士の類似度が登録される。例えば、社外の文書要素「特許法−第三十五条」と社内の文書要素「社内規定A−第X条」との類似度は0.8である。
関連表に登録されている文書要素のペアの類似度は、そのペアについての最新の類似度、すなわち前回の計算で求めた類似度である。
関連表は、例えば、文書サービスシステム100を構成するハードウエアのうちの補助記憶装置106に記憶されている。また、文書サービスシステム100の外部の装置に記憶されている関連表を、文書サービスシステム100から参照したり、修正したりしてもよい。
図9に、文書サービスシステム100が画面300を生成して提供するために実行する処理の手順を例示する。この手順は、ユーザが、自分の端末(例えばクライアント30)から文書サービスシステム100にアクセスし、文書サービスシステム100に対して注目する文書要素(以下「注目要素」とも呼ぶ)を指定して画面300の表示を指示した場合に実行される。
この手順では、まず文書サービスシステム100のプロセッサ102は、関連表から、その注目要素に関連のある文書要素(以下「関連要素」と呼ぶ)の情報を取得する(S10)。このステップでは、プロセッサ102は、注目要素を含むペアを関連表から検索し、検索結果の各ペアのうち注目要素の相手の文書要素を関連要素として特定する。次にプロセッサ102は、注目要素及びステップS10で求めた各関連要素の最新の内容を、それら文書要素の各々を記憶している文書管理システムから取得する(S12)。この取得の時点で各文書管理システムに保持されている文書要素の内容が、その文書要素の最新の内容である。
次にプロセッサ102は、取得した注目要素及び各関連要素の最新の内容から、関連要素毎に、その関連要素と注目要素との最新の類似度を計算する(S14)。ここで、文書要素同士の内容の類似度は、例えば、それら個々の文書要素に含まれる文字列をベクトル化し、得られた文書要素のベクトル同士の類似度合いを公知の手法(例えばコサイン類似度)で計算することで求めればよい。文書要素の文字列をベクトル化する方法としては、TF−IDF(Term Frequency−Inverse Document Frequency)やdoc2vec等の既存の手法を用いればよい。
次にプロセッサ102は、関連要素毎に、ステップS10で関連表から読み出した当該関連要素と注目要素との類似度(すなわち前回の類似度)と、S14で今回計算した類似度との差分を計算する(S16)。計算された注目要素と各関連要素との差分は、メモリ104に記憶される。
図10には、関連表のうち、注目要素である社外の文書要素「特許法−第三十五条」に関する部分の、その注目要素の変更前の状態400と変更後の状態410が示される。例えばその注目要素と関連要素「社内規定A−第X条」との類似度は、変更前の状態400では0.8であったのに対し、変更後の状態410では0.1であり、図9の手順のステップS16では、後者から前者を引いた差分−0.7が求められる。
次にプロセッサ102は、ソート順指定欄362に示されるソート順(デフォルトの順、又はユーザが指定した順)と、各関連要素についてS16で求めた類似度の差分とに基づき、表示領域360における各関連要素の表示順序を決定する(S18)。例えば、ユーザが指定したソート順が、類似度の低下幅が大きい順であれば、プロセッサ102は、類似度の差分が小さい順(すなわち差分が負ならその絶対値が大きい順)に関連要素を並べた順序を表示順序とする。次にプロセッサ102は、S18で決定した表示順序に従って関連要素を並べて示した画面300を生成し、その画面300をユーザの端末に提供する(S20)。この画面300は、表示領域350に注目要素の変更前の内容と変更後の内容を表示すると共に、表示領域360には関連要素群をS18で求めた表示順序に従って並べて表示したものである。また、プロセッサ102は、関連要素のうち注目要素との類似度の低下幅(すなわち負の差分の大きさ)が所定の閾値以上のものについては、画面300内に、その関連要素の表示に対応付けて関連削除ボタン336を表示する。
そしてプロセッサ102は、関連表における注目要素と各関連要素とのペアの類似度を、S14で計算した最新の類似度へと更新する(S22)。
図8に例示した関連表は文書要素のペア毎に最新の類似度の値を保持するものであったが、関連表が文書要素のペア毎に直近の複数回分の類似度の計算値を保持するものであってもよい。この場合、プロセッサ102は、ステップS22にて、関連表に対して、S14で計算した注目要素と各関連要素との類似度を最新の値として追加する。
図4〜図10を参照して説明した例では、プロセッサ102は、関連表に記憶された前回の類似度とS14で計算した今回の類似度との差分に基づいて、関連要素群の表示順序を決定した。しかし、これは一例に過ぎない。この代わりに、関連表に過去複数回分の類似度が記憶されている例では、プロセッサ102は、それら過去複数回分の類似度と今回の類似度が示す直近の類似度の変化の傾向(例えば変化率)に基づいて、関連要素群の表示順序を決定してもよい。例えば、直近の類似度の変化率が負であり且つその絶対値が大きい(すなわち低下率が大きい)順にソートして表示する表示モード等、変化率に応じてソートするいくつかの表示モードがあってもよい。
<関連表の保守>
次に、関連表の保守のための処理について説明する。
社外及び社内の文書管理システムに登録されている文書群は時間の経過に伴って変更されていく。ある時点では関連があるものと判断されていた文書要素のペアが、一方又は両方の文書要素の内容の変更によって関連がないとみなした方がよくなる場合がある。逆に、関連がなかった文書要素のペアが、一方又は両方の文書要素の内容の変更によって互いに関連するものとした方がよくなる場合もある。このように、文書要素の変更に伴って関連表に新たに登録すべきペアや関連表から削除すべきペアが生じる。文書要素群の変更を人間が監視し、関連表に登録すべきペアや削除すべきペアを特定することは現実的ではない。そこで、本実施形態では、文書サービスシステム100が、社内及び社外の文書管理システム群を監視し、関連表に新たに追加すべき文書要素のペアや関連表から削除すべき文書要素のペアを求め、ユーザに提案する。ユーザは、文書サービスシステム100からの提案の是非を判断し、関連表に対するペアの追加や削除を指示する。
図11に、この関連表の保守のための文書サービスシステム100の処理手順を例示する。この例では、文書サービスシステム100のプロセッサ102が、例えば定期的に、各文書管理システムに巡回する。プロセッサ102は、巡回先の文書管理システムに保持されている文書ごとに、その文書を処理対象として図11の処理手順を実行する。
この手順では、プロセッサ102は、処理対象の文書の最新データを取得し、取得した最新データを文書要素単位に分割する(S30)。
次にプロセッサ102は、その分割の結果求められた各文書要素の情報に基づき、内容が変更された文書要素、その文書に新たに追加された文書要素、及びその文書から削除された文書要素を特定する(S32)。
この特定のために、文書サービスシステム100は、例えば補助記憶装置106内に、その文書を前回取得した時点での各文書要素の内容を示すデータを記憶している。言い換えれば、文書サービスシステム100は、各文書管理システムが保持する文書の文書要素ごとに、図9の手順のS12又は図11の手順のS30で取得したその文書の最新の内容を示すデータを保持している。この各文書要素の内容を示すデータは、文書要素の内容そのものであってもよいし、その内容の特徴を示すデータ(例えばハッシュ値)であってもよい。
ステップS32では、プロセッサ102は、文書サービスシステム100に記憶されるその文書の前回取得時の文書要素群の中に、今回ステップS30で得られた文書要素(以下「文書要素A」と呼ぶ)に対応するものがあるか否かを判定する。この判定は、例えば、前回取得時の文書要素群の中に文書要素Aと同じ識別情報を持つものがあるか否かを調べることにより行う。例えば、文書要素が含まれる文書の文書名と、その文書要素の要素名(例えば条文の番号、又は当該文書要素の見出し)との組合せを、その文書要素の識別情報として用いてもよい。また、各文書要素に一意な識別情報を付与して管理する文書管理システム内の文書要素については、その識別情報を用いればよい。前回取得時の文書要素群の中に文書要素Aに対応するものがあると判定した場合、プロセッサ102は、文書要素Aとこれに対応する前回取得時の文書要素の内容同士を比較することにより、文書要素Aが変更されたか否かを判定する。また、前回取得時の文書要素群の中に文書要素Aと同じ識別情報を持つものがない場合、プロセッサ102は、文書要素Aはその文書に新規追加されたものと判定する。またプロセッサ102は、前回取得時の文書要素と同じ識別情報を持つものが、今回ステップS30で得られた文書要素の中にない場合、その文書要素は今回削除されたものと判定する。
プロセッサ102は、S32で特定した追加された文書要素、又は変更された文書要素ごとに、S34〜S44の処理を実行する。
S34でプロセッサ102は、処理対象である追加又は変更された文書要素(以下、当該要素と呼ぶ)の内容と、文書サービスシステム100が記憶している他の文書要素の各々の最新の内容との類似度を計算する。ここで、当該要素が社外のものであれば、類似度を計算する相手の文書要素を社内のものに限定し、当該要素が社内のものであれば、類似度を計算する相手の文書要素を社外のものに限定してもよい。
次にプロセッサ102は、当該要素を含むペアが関連表に含まれているか否かを判定する(S36)。当該要素を含むペアが関連表に含まれていない場合(S36の判定結果がNo)、プロセッサ102は、他の文書要素の中に、S34で計算した当該要素との類似度が所定の第1閾値以上であるものがあるかどうかを判定する(S38)。ステップS38の判定結果がYesの場合、プロセッサ102は、当該要素との類似度が第1閾値以上である他の文書要素ごとに、その他の文章要素と当該要素とのペアを関連表に追加する提案を示す提案データを生成し、メモリ104に記憶する(S40)。ステップS38の判定結果がNoの場合、プロセッサ102はS40をスキップする。
ステップS36の判定結果がYesの場合、プロセッサ102は、関連表内の当該要素を含むペアの中に、類似度の低下幅が所定の第2閾値以上であるものがあるかどうかを判定する(S42)。ステップS42の判定結果がYesの場合、プロセッサ102は、類似度の低下幅が所定の第2閾値以上のペアを関連表から削除する提案を示す提案データを生成し、メモリ104に記憶する(S44)。ステップS42の判定結果がNoの場合、プロセッサ102はS44をスキップする。ステップS42の判定で用いる第2閾値は、画面300に関連削除ボタン336を表示するか否かの判定に用いられる閾値と同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
またプロセッサ102は、S32で特定した削除された文書要素をそれぞれ処理対象とし、S46〜S48の処理を実行する。すなわちプロセッサ102は、関連表から処理対象の文書要素を含むペアを探し、そのようなペアが見つかれば、そのペアを関連表から削除する(S46)。そのペアを関連表から削除することにより、そのペアのうち削除されていない文書要素が図9の処理手順の注目要素に選ばれた場合に、削除された文書要素との類似度を計算するための処理(例えばステップS10〜S14)を試みる必要がなくなる。そして、プロセッサ102は、関連表から削除したペアを知らせる通知データを生成し、メモリ104に記憶する(S48)。処理対象の文書要素を含むペアが関連表にない場合は、プロセッサ102は、その文書要素についてはS46及びS48は実行しない。
ステップS40、S44、及びS48を実行した後、プロセッサ102は、今回の図11の処理手順の実行の中でメモリ104に記憶した提案データ及び通知データを表示した通知画面を生成する(S50)。生成された通知画面は、ユーザが文書サービスシステム100にログインした際に、そのユーザの端末に対して提供され、表示される。
図11の手順は、1文書を取得するごとにステップS50(すなわち通知画面の生成処理)を実行する例であったが、これは一例に過ぎない。別の例として、プロセッサ102は、例えば、文書サービスシステム100が監視している全ての文書管理システム内の全ての文書についてステップS30〜S48の処理を終えた後、ステップS50を実行してもよい。このほかにも、ステップS50を実行するタイミングの例には、1つの文書管理システム内の全ての文書についてステップS30〜S48の処理を実行するごと、又は所定数の文書についてステップS30〜S48の処理を実行するごと、あるいは所定時間の間に取得した文書についてステップS30〜S48の処理を実行するごと等、様々なものがあり得る。
図12に、ステップS50で生成される通知画面500を例示する。この例は、ある特定の時間に文書管理システム群から取得した文書に対してそれぞれS30〜S48の処理を実行した後、ステップS50を実行することにより生成されたものである。例示した通知画面500では、図11に示した処理のことを「定常スクリーニング」と呼んでいる。
通知画面500に示される表示項目510及び関連追加ボタン515は、ステップS40で生成された関連表への追加を提案する提案データの例である。表示項目510は、関連表に登録されていない文書要素「社内文書A−第XX条」と文書要素「法令a−第△条」のペアについて、両者の類似度が第1閾値以上であることが分かったことを示す記事を含む。関連追加ボタン515は、そのペアを関連表に追加する指示を受け付けるためのGUI部品の一例である。ユーザがタッチ操作等で関連追加ボタン515を押下すると、プロセッサ102がそのペアを関連表に追加する。
表示項目520は、ステップS48で生成された、関連表から削除したペアを知らせる通知データの例である。表示項目520は、文書要素「法令b−第1条」が削除されたため、その文書要素と文書要素「社内文書B−段落1」とのペアを関連表から削除したことを示す記事を含む。
表示項目530及び関連削除ボタン535は、ステップS44で生成された、関連表からの削除を提案する提案データの例である。表示項目510は、文書要素「社内文書C−段落1」と文書要素「法令c−第3条」のペアの、前回からの類似度の低下幅が第2閾値以上であることが分かったことを示す記事を含む。関連削除ボタン535は、そのペアを関連表から削除する指示を受け付けるためのGUI部品の一例である。ユーザがタッチ操作等で関連削除ボタン535を押下すると、プロセッサ102がそのペアを関連表から削除する。
図11の例では、類似度の値又は類似度の低下幅に基づいて、関連表に対する文書要素のペアの追加又は削除を提案したが、これは一例に過ぎない。例えば、文書サービスシステム100が、各ペアについて過去の図11又は図4の処理で計算した類似度を時系列順に複数回分保存し、これら過去複数回分の類似度の情報を利用してもよい。すなわち、これら過去複数回の類似度と、今回の図11の処理で求めた類似度と、が示す直近の類似度の変化の傾向に基づいて、ペアの追加又は削除を提案してもよい。例えば、今回までの直近の類似度が上昇傾向を示しているペアは、今回の類似度が第1閾値未満であっても、S40にて関連表への追加の提案データを生成してもよい。また例えば、今回までの直近の類似度が低下傾向を示しているペアは、前回からの類似度の低下幅が第2閾値未満であっても、S40にて関連表への追加の提案データを生成してもよい。
以上の例では、社外の文書要素と社内の文書要素との間の類似度の変化に応じて画面300を生成したが、社外と社内の区別なく、様々な文書要素間の類似度の変化に応じて画面300を生成してもよい。
10 設計書管理システム、20 社内規定管理システム、30 クライアント、40 社内ネットワーク、50 インターネット、60 法令管理システム、70 XX標準管理システム、100 文書サービスシステム、102 プロセッサ、104 メモリ、106 補助記憶装置、108 入出力装置、110 ネットワークインタフェース、112 バス、300 画面、310 文書、320,330,340 文書要素、334,344 類似度表示欄、336 関連削除ボタン、362 ソート順指定欄。

Claims (10)

  1. プロセッサと、記憶装置と、を含み、
    前記プロセッサは、
    注目する文書要素に関連付けられた文書要素ごとに、当該関連付けられた文書要素と前記注目する文書要素との類似度の計算を実行し、
    前記関連付けられた文書要素と前記注目する文書要素との、前記計算により得られた類似度と、前記記憶装置に記憶されている過去の類似度と、に基づいて、前記関連付けられた文書要素についての表示制御を実行する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示制御では、前記関連付けられた文書要素の一覧表示における表示順序が制御される、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示順序は、過去の類似度に対する前記計算により得られた類似度の変化に基づき求められる、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示順序は、過去の類似度に対する前記計算により得られた類似度の低下幅が大きい前記関連付けられた文書要素ほど上位となる順序である、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記過去の類似度に対する前記計算により得られた類似度の低下幅が閾値以上である前記関連付けられた文書要素について、当該関連付けられた文書要素の前記注目する文書要素への関連付けを解除するためのユーザインタフェース部品を表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記計算により得られた類似度が第2の閾値未満である前記関連付けられた文書要素について、当該関連付けられた文書要素の前記注目する文書要素への関連付けを解除するためのユーザインタフェース部品を表示するための制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示順序は、過去の類似度に対する前記計算により得られた類似度の上昇幅が大きい前記関連付けられた文書要素ほど上位となる順序である、請求項2に記載の情報処理装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記注目する文書要素、前記関連付けられた文書要素及びそれ以外の文書要素を含む文書要素群に含まれる文書要素同士のペアごとに、そのペアに含まれる文書要素同士の類似度を計算し、
    ペアについて計算した類似度が閾値以上の場合に、そのペアに含まれる文書要素同士を関連付けるためのユーザインタフェース部品を表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記プロセッサは、
    文書要素が削除された場合に、その文書要素に対する他の文書要素の関連付けを解除する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータが、
    注目する文書要素に関連付けられた文書要素ごとに、当該関連付けられた文書要素と前記注目する文書要素との類似度の計算を実行し、
    前記関連付けられた文書要素と前記注目する文書要素との、前記計算により得られた類似度と、前記記憶装置に記憶されている過去の類似度と、に基づいて、前記関連付けられた文書要素についての表示制御を実行する、
    よう機能させるためのプログラム。
JP2020005957A 2020-01-17 2020-01-17 情報処理装置及びプログラム Pending JP2021114084A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020005957A JP2021114084A (ja) 2020-01-17 2020-01-17 情報処理装置及びプログラム
US16/927,931 US20210224533A1 (en) 2020-01-17 2020-07-13 Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium storing program
CN202010920106.9A CN113139046A (zh) 2020-01-17 2020-09-04 信息处理装置、存储介质及信息处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020005957A JP2021114084A (ja) 2020-01-17 2020-01-17 情報処理装置及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021114084A true JP2021114084A (ja) 2021-08-05

Family

ID=76809258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020005957A Pending JP2021114084A (ja) 2020-01-17 2020-01-17 情報処理装置及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20210224533A1 (ja)
JP (1) JP2021114084A (ja)
CN (1) CN113139046A (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9477703B1 (en) * 2013-08-20 2016-10-25 Amazon Technologies, Inc. Item version similarity scoring system
US10733363B1 (en) * 2015-10-20 2020-08-04 Imdb.Com, Inc. Edition difference visualization
US11941344B2 (en) * 2016-09-29 2024-03-26 Dropbox, Inc. Document differences analysis and presentation
JP6959879B2 (ja) * 2018-02-08 2021-11-05 株式会社Screenホールディングス データ処理方法、データ処理装置、および、データ処理プログラム
US11314807B2 (en) * 2018-05-18 2022-04-26 Xcential Corporation Methods and systems for comparison of structured documents

Also Published As

Publication number Publication date
CN113139046A (zh) 2021-07-20
US20210224533A1 (en) 2021-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11928118B2 (en) Generating a correlation search
JP4881219B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法
US9286334B2 (en) Versioning of metadata, including presentation of provenance and lineage for versioned metadata
US8245148B2 (en) History display apparatus, history display system, history display method, and program
US9418065B2 (en) Tracking changes related to a collection of documents
US20190213229A1 (en) Optimistic data fetching and rendering
US10885042B2 (en) Associating contextual structured data with unstructured documents on map-reduce
US10216556B2 (en) Master database synchronization for multiple applications
CN111666280B (zh) 评论的排序方法、装置、设备和计算机存储介质
US20120124068A1 (en) Document management apparatus and method for controlling same
KR20210097221A (ko) 내장가능형 미디어 콘텐츠 검색 위젯
JP7456137B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
US10685085B2 (en) Method and system for implementing context based display of objects in web applications using link relationships
JP2021114084A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP5178903B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法
JP2021089664A (ja) 情報処理装置及びプログラム
US20200183607A1 (en) Trash commands for storage systems
JP2012133609A (ja) ファイル名作成装置
US20120016890A1 (en) Assigning visual characteristics to records
US20180032553A1 (en) Augmenting database schema using information from multiple sources
US20170300995A1 (en) System and method to optimize cluster inventory
JP5998835B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
US20220206934A1 (en) Test apparatus, test method and program
JP5757187B2 (ja) ファイル格納先候補決定装置、ファイル格納先候補の決定方法、ファイル格納先決定支援システム、並びにコンピュータ・プログラム
US20120192011A1 (en) Data processing apparatus that performs test validation and computer-readable storage medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240528