JP2021113661A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Ayako Kuroishi
絢子 黒石
聡 稲村
Satoshi Inamura
聡 稲村
史人 竹内
Norito Takeuchi
史人 竹内
明宏 戸田
Akihiro Toda
明宏 戸田
利幸 佐久間
Toshiyuki Sakuma
利幸 佐久間
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Abstract

【課題】除霜運転中に配管内の水が凍結することを確実に防止することと、エネルギーの損失を抑制することとを両立する上で有利になる貯湯式給湯装置を提供する。【解決手段】貯湯式給湯装置は、貯湯タンクと、冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒と、水との間で熱を交換する水冷媒熱交換器と、冷媒と、空気との間で熱を交換する空気熱交換器と、水を循環させる循環ポンプと、貯湯タンクの下部から循環ポンプ及び水冷媒熱交換器を通って貯湯タンクの下部に戻る水の回路である下部循環回路と、空気熱交換器に付着した霜を融かす除霜運転と、循環ポンプを作動させて下部循環回路の水を流れさせることにより水の凍結を予防する凍結予防運転とを制御する制御手段とを備える。循環ポンプが停止した状態で除霜運転が継続した時間が第一基準時間に達すると、循環ポンプを起動して凍結予防運転を除霜運転と並行して実行する。【選択図】図2

Description

本開示は、貯湯式給湯装置に関する。
下記特許文献1には、貯湯式給湯装置のヒートポンプユニットの除霜運転のときに、配管内の水の凍結を防止するために、循環ポンプを作動させて配管内の水を流れさせる技術が開示されている。
特開2014−105945号公報
上記従来の技術では、除霜運転中に循環ポンプが作動して水配管の水が流れると、ヒートポンプユニットから流出した低温の湯水が貯湯タンクの上部に流入する。その結果、貯湯タンク内の上部に貯留されている湯の温度が低下するので、エネルギーを損失する。また、貯湯タンク内の上部の湯を用いて給湯しているときに低温の湯水が貯湯タンクの上部に流入すると、給湯温度が変動する。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、除霜運転中に配管内の水が凍結することを確実に防止することと、エネルギーの損失を抑制することとを両立する上で有利になる貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本開示に係る貯湯式給湯装置は、貯湯タンクと、冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒と、水との間で熱を交換する水冷媒熱交換器と、冷媒と、空気との間で熱を交換する空気熱交換器と、水を循環させる循環ポンプと、貯湯タンクの下部から循環ポンプ及び水冷媒熱交換器を通って貯湯タンクの下部に戻る水の回路である下部循環回路と、空気熱交換器に付着した霜を融かす除霜運転と、循環ポンプを作動させて下部循環回路の水を流れさせることにより水の凍結を予防する凍結予防運転とを制御する制御手段と、を備え、循環ポンプが停止した状態で除霜運転が継続した時間が第一基準時間に達すると、循環ポンプを起動して凍結予防運転を除霜運転と並行して実行するものである。
本開示によれば、除霜運転中に配管内の水が凍結することを確実に防止することと、エネルギーの損失を抑制することとを両立する上で有利になる貯湯式給湯装置を提供することが可能となる。
実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。 実施の形態1において制御部が実行する除霜運転に関する処理の例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下の説明において、「水」との記載は、原則として、液体の水を意味し、低温の水から高温の湯までが含まれうるものとする。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯装置は、水を加熱するためのヒートポンプユニット2と、貯湯タンク1を内蔵した貯湯ユニット40とを備えており、外部から供給される電力により作動する。ヒートポンプユニット2と、貯湯ユニット40との間は、配管48と、配管49と、電気配線(図示省略)とを介して接続されている。
ヒートポンプユニット2は、冷媒を圧縮する圧縮機35と、冷媒と水との間で熱を交換する水冷媒熱交換器34と、冷媒を減圧させる減圧装置に相当する膨張弁37と、冷媒と空気との間で熱を交換する空気熱交換器36とを有する冷媒回路を備える。水と、圧縮機35により圧縮されて高温になった冷媒とが水冷媒熱交換器34にて熱を交換することで水が加熱される。水冷媒熱交換器34を通過した高圧冷媒は、膨張弁37により減圧されて気液二相の低圧冷媒となる。この低圧冷媒は、空気熱交換器36を通過する間に外気の熱を吸収して蒸発した後、圧縮機35に吸入される。ヒートポンプユニット2は、外気を空気熱交換器36へ送風する送風機をさらに備えていてもよい。
貯湯タンク1は、湯水を貯留する。貯湯タンク1の内部では、温度による水の比重の差によって、上側が高温で下側が低温になる温度成層を形成することができる。貯湯タンク1の外面には、貯湯タンク1の最上部からの容積が例えば0L、50L、100L、150L、170L、220Lとなる高さの位置に、第1の温度センサ5a、第2の温度センサ5b、第3の温度センサ5c、第4の温度センサ5d、第5の温度センサ5e、及び第6の温度センサ5fがそれぞれ設けられており、各位置で水温を検出する。これらの貯湯温度センサによって鉛直方向の水温の分布を検出することにより、貯湯タンク1内の残湯量及び蓄熱量を検出することができる。配管48には、水冷媒熱交換器34に流入する水の温度である入水温度を検出する第7の温度センサ5gが設けられている。上部温度センサ6は、ヒートポンプユニット2によって加熱されて貯湯タンク1の上部に戻される湯の温度を検出する。
貯湯ユニット40内には、循環ポンプ4、一般給湯混合弁7、給湯管8、給水管9、風呂給湯混合弁11、風呂用電磁弁13、風呂循環ポンプ14、入水切替弁17、給湯用流量センサ19、給湯用温度センサ20、風呂用流量センサ21、風呂用温度センサ22、給水温度センサ23、出湯切替弁26、中温戻し切替弁27、中温取出切替弁28、中温水経路30などがさらに備えられている。
本実施の形態の貯湯式給湯装置は、制御手段としての制御部24を備えている。制御部24は、貯湯式給湯装置に含まれる各構成要素と電気的に接続されており、貯湯式給湯装置の運転を制御する。制御部24は、例えば、少なくとも一つのメモリと、少なくとも一つのプロセッサとを備えていてもよい。図示の例では、貯湯ユニット40内に制御部24が設置されているが、ヒートポンプユニット2内に制御部24を設置してもよい。また、制御手段は、単一の制御部24からなる構成に限定されるものではなく、異なる場所に配置された複数の制御装置が通信により連携することで貯湯式給湯装置の運転を制御する構成でもよい。制御部24は、例えばエネルギー管理システムのような他の機器と通信可能でもよい。
本実施の形態において、制御部24は、ヒートポンプユニット2に設けられた外気温センサ38により検出される外気温度の情報を受信できる。この例に代えて、制御部24は、例えば空調装置のような他の機器により検出された外気温度の情報を通信によって受信してもよい。
一般給湯混合弁7及び風呂給湯混合弁11は、貯湯タンク1から給湯管8を通って供給される高温湯と、中温取出切替弁28から供給される水とを混合することにより、給湯先へ供給される湯の温度を調整する。風呂用電磁弁13が開くと、風呂給湯混合弁11から流出した湯が、第二給湯管18及び風呂側循環回路12を通って、浴室の浴槽(図示省略)へ供給される。浴槽以外の給湯先を以下「一般給湯先」と称する。一般給湯先は、例えば蛇口、シャワーなどである。一般給湯混合弁7から流出した湯は、第一給湯管10を通って、一般給湯先へ給湯する。
貯湯ユニット40内に熱交換器15が配置されている。熱交換器15は、貯湯タンク1またはヒートポンプユニット2から供給される熱媒体と、浴槽からの浴水との間で熱を交換する。風呂側循環回路12は、浴槽から熱交換器15へ浴水を引き込み、熱交換器15を通過した浴水を浴槽内に戻すことのできる経路である。風呂循環ポンプ14が作動すると、浴槽からの浴水が風呂側循環回路12を通過して浴槽に戻るように循環する。
入水切替弁17は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポートとを有する流路切替手段である。出湯切替弁26は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポート及びdポートとを有する流路切替手段である。中温戻し切替弁27は、入口となるaポートと、出口となるbポート、cポート、及びdポートとを有する流路切替手段である。
配管41は、貯湯タンク1の下部と入水切替弁17のaポートとの間を接続する。配管42は、入水切替弁17のcポートと循環ポンプ4の入口との間を接続する。配管48は、循環ポンプ4の出口と、水冷媒熱交換器34の水入口との間を接続する。配管49は、水冷媒熱交換器34の水出口と出湯切替弁26のbポートとの間を接続する。配管43は、出湯切替弁26のdポートと、中温戻し切替弁27のaポートとの間を接続する。配管44は、出湯切替弁26のcポートと、貯湯タンク1の下部との間を接続する。配管45は、中温戻し切替弁27のbポートと、貯湯タンク1の上部の間を接続する。配管46は、中温戻し切替弁27のdポートと、給湯管8の途中の位置との間を接続する。配管47は、中温戻し切替弁27のcポートと、貯湯タンク1の中間高さ部との間を接続する。
配管16は、貯湯タンク1の上部と、熱交換器15の熱媒体の入口との間を接続する。配管50は、熱交換器15の熱媒体の出口と、入水切替弁17のbポートとの間を接続する。配管51は、循環ポンプ4とヒートポンプユニット2とをつなぐ配管48の途中の位置から分岐し、出湯切替弁26のaポートに接続される。風呂熱回収配管31は、配管50の途中の位置から分岐して、中温水経路30の途中の位置に接続されている。
制御部24と、リモコン25との間は、有線通信または無線通信により、双方向に通信可能である。制御部24と、リモコン25とが、ネットワークを介して通信可能でもよい。リモコン25は、ユーザーインターフェースの例である。リモコン25は、ユーザーが操作する操作部と、情報を表示する表示部25aとを有する。リモコン25は、操作部及び表示部25aの両方の機能を有するタッチスクリーンを備えてもよい。ユーザーは、リモコン25を操作することで、貯湯式給湯装置を遠隔操作し、各種の設定などを行うことが可能である。リモコン25の表示部25aは、ユーザーに情報を報知する報知手段としての機能を有する。本実施の形態におけるリモコン25は、表示部25aを報知手段として備えるが、変形例として、例えば音声案内装置のような他の報知手段を備えてもよい。
本実施の形態において、リモコン25は、例えば台所、リビング、浴室などの壁に設置されたものでもよい。複数のリモコン25が制御部24に対して通信可能でもよい。リモコン25に代えて、またはリモコン25に加えて、例えばスマートフォンその他の携帯端末をユーザーインターフェースとして使用できるように構成してもよい。
本実施の形態の貯湯式給湯装置は、ヒートポンプユニット2で加熱された湯を貯湯タンク1に流入させる貯湯運転を実行できる。貯湯運転では、以下のようになる。ヒートポンプユニット2及び循環ポンプ4が運転される。貯湯タンク1の下部から取り出された水が、配管41、入水切替弁17、配管42、循環ポンプ4、及び配管48を通り、水冷媒熱交換器34内で加熱される。水冷媒熱交換器34から流出した高温の湯は、配管49、出湯切替弁26、配管43、中温戻し切替弁27、及び配管45を通って、貯湯タンク1の上部に流入する。
外気温度の低い冬季には、貯湯運転の実行中に、空気熱交換器36に霜が付着する場合がある。空気熱交換器36に霜が付着した場合には、制御部24は、貯湯運転を一時的に中断し、空気熱交換器36に付着した霜を融かすための除霜運転を実行する。除霜運転において、制御部24は、圧縮機35で圧縮された高温の冷媒ガスであるホットガスが空気熱交換器36へ流入するように制御する。例えば、制御部24は、除霜運転のときに膨張弁37を全開にすることで、ホットガスを空気熱交換器36へ流入させてもよい。また、圧縮機35から吐出された冷媒が空気熱交換器36に流入するように冷媒回路を切り替える冷媒回路切替弁(図示省略)を設け、除霜運転のときに、制御部24は、冷媒回路切替弁を切り替えて、圧縮機35から吐出された冷媒を空気熱交換器36に直接流入させてもよい。
冬季には、配管48及び配管49の内部に停滞している水が外気によって冷却されることで凍結する可能性がある。制御部24は、そのような水の凍結を予防するための凍結予防運転を実行可能である。本実施の形態における凍結予防運転では、貯湯タンク1の下部から循環ポンプ4及び水冷媒熱交換器34を通って貯湯タンク1の下部に戻る水の回路である下部循環回路の水を流れさせることにより、水の凍結を予防する。凍結予防運転のとき、制御部24は、出湯切替弁26のbポートがcポートに連通する状態にして、循環ポンプ4を作動させる。これにより、貯湯タンク1の下部から流出した水が、配管41、入水切替弁17、配管42、循環ポンプ4、配管48、水冷媒熱交換器34、及び配管44の順に流れ、貯湯タンク1の下部に流入する。この経路が下部循環回路に相当する。
貯湯運転の最中に所定の除霜開始条件が成立すると、制御部24は、貯湯運転を一時的に中断して除霜運転を開始する。除霜運転の開始後、第一基準時間が経過するまでは、制御部24は、循環ポンプ4を停止状態にする。配管48及び配管49内には貯湯運転中に水が流れていたので、除霜運転中に循環ポンプ4を停止して配管48及び配管49内の流れが止まっても、配管48及び配管49内の水がすぐに凍結することはない。第一基準時間は、配管48及び配管49内の流れが停止してから配管48及び配管49内の水が凍結するまでの時間よりも短い時間として、予め設定された時間である。本実施の形態であれば、除霜運転の開始後、第一基準時間が経過するまでは循環ポンプ4を停止状態にすることで、電力消費を低減できる。
除霜運転中に所定の除霜終了条件が成立すると、制御部24は、除霜運転を終了して貯湯運転に復帰する。低温多湿の環境でなければ、空気熱交換器36に付着する霜の量が比較的少ないので、霜の除去に要する時間は比較的短い。このような場合には、除霜運転の開始後、第一基準時間が経過する前に除霜終了条件が成立し、除霜運転が終了することが期待できる。このような場合には、除霜運転中に循環ポンプ4が作動することがないので、電力消費を低減できる。
その一方で、低温多湿の環境では、空気熱交換器36に付着する霜の量が多いので、霜の除去に要する時間が長くなる。このような場合には、除霜運転の開始から第一基準時間が経過しても、除霜終了条件が成立せず、除霜運転がさらに継続する可能性がある。循環ポンプ4が停止した状態で除霜運転が継続した時間が第一基準時間に達すると、制御部24は、循環ポンプ4を起動し、凍結予防運転を除霜運転と同時並行で実行する。これにより、低温多湿の環境下において除霜運転の継続時間が長くなった場合でも、配管48及び配管49内の水の凍結を確実に予防できる。
凍結予防運転において循環ポンプ4が作動すると、比較的低い温度の水が水冷媒熱交換器34から流出する。この低温水は、配管44を通って貯湯タンク1の下部に流入する。このため、貯湯タンク1内の上部に貯留された高温水の温度が低下することを防止できるので、エネルギーの損失を確実に抑制できる。また、貯湯タンク1の上部から給湯管8へ給湯していた場合でも、その給湯温度が変動することを確実に防止できる。
凍結予防運転において、制御部24は、循環ポンプ4が所定回転速度で回転するように制御する。配管48及び配管49内に停滞していた水が、貯湯タンク1から流出した新しい水に入れ替われば、配管48及び配管49内の水の凍結を十分に予防できる。制御部24は、除霜運転中に凍結予防運転が継続した時間が第二基準時間に達すると、循環ポンプ4を停止して凍結予防運転を終了してもよい。第二基準時間は、配管48及び配管49内に停滞していた水が、貯湯タンク1から流出した新しい水に入れ替われるのに必要な時間として、予め設定された時間である。上記のようにすることで、凍結予防運転が必要以上に長く継続することを確実に防止できるので、電力消費をさらに低減できる。
なお、制御部24は、外気温度などに応じて、第一基準時間の値を変更したり、第二基準時間の値を変更したりしてもよい。
除霜運転中に実行された凍結予防運転が終了した後も除霜運転がまだ継続している場合には、配管48及び配管49内に停滞した水が再び外気により冷却されて凍結する可能性がある。このような場合に、制御部24は、凍結予防運転の終了時から経過した時間が基準時間に達すると、循環ポンプ4を再び起動して、凍結予防運転を再度実行する。上記基準時間の値は、第一基準時間に等しい値でもよいし、第一基準時間とは異なる値でもよい。本実施の形態であれば、除霜運転が長く継続している場合には、上記のようにして凍結予防運転を間欠的に繰り返し実行できる。これにより、低温多湿の環境下において除霜運転の継続時間が長くなった場合でも、配管48及び配管49内の水の凍結を確実に予防できる。
凍結予防運転の実行中に除霜運転が停止した場合に、制御部24は、循環ポンプ4の作動を継続することで、下部循環回路の水を水冷媒熱交換器34によって加熱するようにしてもよい。除霜運転が停止した後も、水冷媒熱交換器34を通過していたホットガスによる余熱が水冷媒熱交換器34に残っている。このため、除霜運転の停止後に循環ポンプ4の作動を継続することで、水冷媒熱交換器34の余熱によって下部循環回路の水を加熱できる。それゆえ、配管48及び配管49内の水の凍結をより確実に予防できる。
図2は、実施の形態1において制御部24が実行する除霜運転に関する処理の例を示すフローチャートである。貯湯運転中に制御部24は、除霜開始条件が成立するかどうかを判断する。除霜開始条件が成立する場合には、制御部24は、図2のステップS1として、除霜運転を開始するとともに循環ポンプ4を停止する。次いで、ステップS2として、制御部24は、循環ポンプ4が停止した状態で除霜運転が継続した時間を計測するための第一タイマをリセットし、第一タイマをスタートさせる。また、制御部24は、出湯切替弁26のbポートがcポートに連通する状態に切り替える。
続いて、ステップS3として、制御部24は、除霜終了条件が満たされたかどうか、すなわち除霜中であるかどうかを判断する。除霜終了条件が満たされた場合、すなわち除霜が終了した場合には、ステップS10へ進み、制御部24は、除霜運転を終了する。これに対し、ステップS3で除霜終了条件が満たされていない場合、すなわち、まだ除霜中である場合には、ステップS4へ進み、制御部24は、第一タイマの計測時間が所定時間T1に達したかどうかを判断する。所定時間T1は第一基準時間に相当する。第一タイマの計測時間がまだ所定時間T1に達していない場合には、ステップS3に戻る。第一タイマの計測時間が所定時間T1に達した場合には、ステップS5へ進み、制御部24は、循環ポンプ4を起動して所定回転速度で回転させる。これにより、凍結予防運転が開始する。次いで、ステップS6へ進み、制御部24は、除霜運転中に凍結予防運転が継続した時間を計測するための第二タイマをリセットし、第二タイマをスタートさせる。
ステップS6からステップS7へ進み、制御部24は、除霜終了条件が満たされたかどうか、すなわち除霜中であるかどうかを判断する。除霜終了条件が満たされた場合、すなわち除霜が終了した場合には、ステップS10へ進み、制御部24は、除霜運転を終了する。これに対し、ステップS7で除霜終了条件が満たされていない場合、すなわち、まだ除霜中である場合には、ステップS8へ進み、制御部24は、第二タイマの計測時間が所定時間T2に達したかどうかを判断する。所定時間T2は第二基準時間に相当する。第二タイマの計測時間がまだ所定時間T2に達していない場合には、ステップS7に戻る。第二タイマの計測時間が所定時間T2に達した場合には、ステップS9へ進み、制御部24は、循環ポンプ4を停止して、凍結予防運転を終了する。ステップS9の後、制御部24は、ステップS2以下を再び実行する。
ステップS10で除霜運転を終了した後は、ステップS11へ進み、制御部24は、循環ポンプ4が停止しているかどうかを判断する。循環ポンプ4が動作中の場合には、制御部24は、ステップS8以下を再び実行する。循環ポンプ4が停止している場合には、制御部24は、本フローチャートの処理を終了する。
配管48及び配管49内の水が凍結する可能性が高い場合には、制御部24は、除霜運転よりも凍結予防運転を優先するために、例えば以下のようにしてもよい。除霜運転中に凍結予防運転を実行しているときに、外気温度または水冷媒熱交換器34への入水温度が所定温度以下になった場合に、制御部24は、除霜運転を一時的に停止して凍結予防運転を継続する。上記所定温度は、配管48及び配管49内の水が凍結する可能性が高いかどうかを判定するための基準値である。制御部24は、上記のようにして除霜運転を一時的に停止した場合には、水冷媒熱交換器34に流入する冷媒の温度が除霜運転中よりも高くなるようにヒートポンプユニット2の動作を制御する。これにより、水冷媒熱交換器34にて加熱された湯水が下部循環回路に流れるので、配管48及び配管49内の水が凍結する可能性が特に高い場合であっても、その凍結を確実に予防できる。
制御部24は、ヒートポンプユニット2のエラーを検出する機能を有する。例えば、制御部24は、ヒートポンプユニット2に備えられた機器からの信号に基づいて、ヒートポンプユニット2のエラーを検出できる。ヒートポンプユニット2のエラーが発生している場合に、制御部24は、凍結予防運転の実行を禁止してもよい。ヒートポンプユニット2のエラーが発生している場合には、水冷媒熱交換器34内の水を加熱できない可能性がある。水冷媒熱交換器34内の水を加熱できない状態で下部循環回路の水を循環させると、下部循環回路の水が外気によって冷却されることを促進する事態になる可能性がある。ヒートポンプユニット2のエラーが発生している場合に凍結予防運転の実行を禁止すれば、そのような事態を確実に防止できる。
上記の例に代えて、制御部24は、ヒートポンプユニット2のエラーが発生している場合に、凍結予防運転の実行を許容してもよい。ヒートポンプユニット2のエラーにより水冷媒熱交換器34内の水を加熱できないときでも、貯湯タンク1内に湯が十分にあるような場合には、凍結予防運転を実行した方が、配管48及び配管49内の水の凍結を防止する上で有利になる。このため、ヒートポンプユニット2のエラーが発生している場合に凍結予防運転の実行を許容することで、配管48及び配管49内の水の凍結をより確実に防止することが可能となる。
制御部24は、除霜運転の実行中に凍結予防運転を実行する場合に、その旨を報知手段により使用者に報知することが望ましい。例えば、制御部24は、除霜運転の実行中に凍結予防運転を実行するときに、リモコン25へ信号を送信し、除霜運転中の凍結予防運転の動作中であることが使用者に分かる文言を表示部25aに表示させてもよい。そのようにすることで、正常に動作していることを使用者が容易に理解することができ、誤動作だと使用者が誤解することを確実に防止できる。
1 貯湯タンク、 2 ヒートポンプユニット、 4 循環ポンプ、 5a 第1の温度センサ、 5b 第2の温度センサ、 5c 第3の温度センサ、 5d 第4の温度センサ、 5e 第5の温度センサ、 5f 第6の温度センサ、 5g 第7の温度センサ、 6 上部温度センサ、 7 一般給湯混合弁、 8 給湯管、 9 給水管、 10 第一給湯管、 11 風呂給湯混合弁、 12 風呂側循環回路、 13 風呂用電磁弁、 14 風呂循環ポンプ、 15 熱交換器、 16 配管、 17 入水切替弁、 18 第二給湯管、 19 給湯用流量センサ、 20 給湯用温度センサ、 21 風呂用流量センサ、 22 風呂用温度センサ、 23 給水温度センサ、 24 制御部、 25 リモコン、 25a 表示部、 26 出湯切替弁、 27 中温戻し切替弁、 28 中温取出切替弁、 30 中温水経路、 31 風呂熱回収配管、 34 水冷媒熱交換器、 35 圧縮機、 36 空気熱交換器、 37 膨張弁、 38 外気温センサ、 40 貯湯ユニット、 41 配管、 42 配管、 43 配管、 44 配管、 45 配管、 46 配管、 47 配管、 48 配管、 49 配管、 50 配管、 51 配管

Claims (8)

  1. 貯湯タンクと、
    冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記冷媒と、水との間で熱を交換する水冷媒熱交換器と、
    前記冷媒と、空気との間で熱を交換する空気熱交換器と、
    水を循環させる循環ポンプと、
    前記貯湯タンクの下部から前記循環ポンプ及び前記水冷媒熱交換器を通って前記貯湯タンクの下部に戻る水の回路である下部循環回路と、
    前記空気熱交換器に付着した霜を融かす除霜運転と、前記循環ポンプを作動させて前記下部循環回路の水を流れさせることにより水の凍結を予防する凍結予防運転とを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記循環ポンプが停止した状態で前記除霜運転が継続した時間が第一基準時間に達すると、前記循環ポンプを起動して前記凍結予防運転を前記除霜運転と並行して実行する貯湯式給湯装置。
  2. 前記凍結予防運転が継続した時間が第二基準時間に達すると、前記循環ポンプを停止して前記凍結予防運転を終了する請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記凍結予防運転が終了した後も前記除霜運転が継続している場合に、当該凍結予防運転の終了時から経過した時間が基準時間に達すると、前記循環ポンプを再び起動して前記凍結予防運転を実行する請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記凍結予防運転の実行中に前記除霜運転が停止した場合に、前記下部循環回路の水を前記水冷媒熱交換器によって加熱する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記除霜運転の実行中に前記凍結予防運転を実行しているときに、外気温度または前記水冷媒熱交換器に流入する水の温度が所定温度以下になった場合に、前記除霜運転を一時的に停止して前記凍結予防運転を継続する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記圧縮機、前記水冷媒熱交換器、及び前記空気熱交換器を含むヒートポンプユニットのエラーが発生している場合に、前記制御手段は、前記凍結予防運転の実行を禁止する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記圧縮機、前記水冷媒熱交換器、及び前記空気熱交換器を含むヒートポンプユニットのエラーが発生している場合に、前記制御手段は、前記凍結予防運転の実行を許容する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 前記除霜運転の実行中に前記凍結予防運転を実行する場合に、その旨を使用者に報知する報知手段をさらに備える請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
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